JP2017046156A - 画像投影装置、方法、及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】できるだけ少ないカメラ観測画像から効率的にLT行列を得ることができる。【解決手段】第nレイヤ(1≦n≦m)に分けられた4種類の照明パターンが、2次元座標(x、y)のx座標、y座標を二進数で表現したときの、x座標、y座標のnビット目が特定の値のパターンとなる画素からなるブロックを照明又は消灯するように、4m個の照明パターンを生成する。フレーム番号毎に、プロジェクタからフレーム番号に対応する照明パターンを出力させ、予め定められた閾値よりも大きい輝度値を有する画素をカメラ応答の画素として検出する。観測画像の画素毎に、フレーム番号毎にカメラ応答の画素として検出されたか否かを示すビットからなるビット列を格納したコードテーブルを生成する。観測画像の画素毎に、コードテーブルにおける画素のビット列に基づいて、画素に対応する照明パターンの画素を特定する。【選択図】図6

Description

本発明は、画像投影装置、方法、及びプログラムに係り、特に、被写体または任意の3次元空間からの反射光に関するカメラとプロジェクタ間のライト・トランスポート行列を推定するための画像投影装置、方法、及びプログラムに関する。
プロジェクタは極めてフレキシブルな画像出力デバイスであり、投影仕様の範囲内であれば個人スペース、会議ホール、巨大パブリックビューイング、及びビルの壁面などに合わせて自由サイズの映像表示を提供する。プロジェクタを使って平面スクリーンではない任意の構造物(以下、被写体と称する)へ投影するとき、被写体の形状を事前に計測して、その形状に合わせて所定画像が空間歪みの無いように投影する技術は、プロジェクション・マッピング(projection mapping)として知られている。任意スケールの映像投影のメリットを活かしたプロジェクション・マッピングは、エンターテインメント志向のイベントやイルミネーションによる広告表示などに利用されている。
プロジェクション・マッピングでは、所定画像を正確に投影するために、目視確認と手動操作によって1画素単位での位置合わせを行う場合がある。これに対して、プロジェクタ投影の状態をカメラによって把握し、所定画像を指定された位置に投影するために、プロジェクタ・カメラシステムが利用されている。プロジェクタ・カメラシステムは、プロジェクタとカメラが連動して、カメラからのフィードバック画像に応じて、プロジェクタから投影出力する画像を処理する。通常、平面なスクリーンにプロジェクション・マッピングする場合には、キャリブレーション作業において平面射影変換(plane-homography)を求める。平面射影変換を使うとプロジェクタ画面上の点から幾何的対応点としてカメラ画面上の点を算出することができるため、その対応関係に基づいて所定画像をスクリーン面の決められた場所に投影することができる。もし、空間構造に凹凸があったり曲がった構造である場合には、その空間構造を事前に把握しなければならない。例えば、非特許文献1では、レーザ計測を利用して、被写体の空間構造または凹凸形状を得る。その形状に合わせて所定画像を幾何的に変形させて、あたかも平面スクリーンへの投影に見えるよう指定個所に所定画像を投影する。あるいは、構造光(structured light)と呼ばれる幾何パターンをプロジェクタから投影し、カメラで観測した歪み画像から空間構造の奥行きの凹凸形状を計測する方式も利用できる。このように、従来技術は、レーザ計測またはプロジェクタ・カメラシステムを利用して外界または被写体の空間構造を把握し、奥行きの凹凸形状に合わせて指定個所へ所定画像を投影する。
これに対して、外界の空間構造を計測せずに、ライト・トランスポートを利用したプロジェクション・マッピングが非特許文献2で公開されている。ライト・トランスポート(light transport)とは、全てのプロジェクタ画素と全てのカメラ画素間の幾何的・光学的対応関係を表現したデータであり、図12に示すようにプロジェクタ画素の1点1点を順番に点灯させ、その画素からの照明光が光学的反射や屈折によって結び付くカメラ画素を検出することによって得られる。プロジェクタ画面の画素数がp×q画素でカメラ画面の画素数がu×v画素であるとき、各点光源のカメラ応答の画像Cjを列ベクトル化して並べた行列Tはuv×pq画素の巨大、かつ、スパースな行列であり、ライト・トランスポート行列(light transport matrix)と呼ばれる。非特許文献2では、この行列の転置TTを利用して、プロジェクタからの視点から観測されるであろう仮想画像(dual photography)を人工的に生成する方法が公知である。ライト・トランスポートは全てのプロジェクタ画素と全てのカメラ画素間の対応付けることができるため、高精度なプロジェクション・マッピングを可能とする。なお、以降では、ライト・トランスポートをLT、ライト・トランスポート行列をLT行列と略する。
本発明に関連して、レーザ計測を伴うプロジェクション・マッピング技術は非特許文献1に公開されており、プロジェクタからの照明パターンを利用してLTを計測する技術は非特許文献2公開されている。
J. Shimamura and K. Arakawa:"Location-Aware Projection with Robust 3-D Viewing Point Detection and Fast Image Deformation", Proc. ACM International Conference on Multimedia,pp.296-299, 2004. P. Sen, B. Chen, G. Garg, S.R. Marschner, M. Horowitz, M. Levoy, and H.P.A. Lensch: "Dual Photography",ACM Transactions on Graphics, vol.23, no.3, pp.745-755, 2005.
LTを利用したプロジェクション・マッピングは、レーザあるいは構造光による3次元計測に頼らずに、任意形状に対して所定画像を投影することができる。ただし、そのLTを計測するための作業に膨大な時間がかかるという問題がある。図12に示したように、プロジェクタ画面がp×q画素であるとき、各画素を点光源として使い、カメラ応答の画素を検出する作業を順番に繰り返すと、単純にp×q枚の画像を観測する必要がある。例えば、1,000×1,000画素の画像を点光源として使うと、1,000,000枚の画像を処理してLT行列を生成することになり、計算機コストが高くその処理に多くの時間がかかる。
本発明は、上記問題点を解決するために成されたものであり、プロジェクタ・カメラシステムの動作を活用したプロジェクション・マッピングにおいて、面倒な計測作業を回避し、できるだけ少ないカメラ観測画像から効率的にLT行列を得ることができる画像投影装置、方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る画像投影装置は、プロジェクタから出力するための照明パターンが、2×2の画素(mは正の整数)で構成されるとき、複数種類の照明パターンを4種類ずつm個のレイヤに分け、第nレイヤ(1≦n≦m)に分けられた4種類の照明パターンが、2次元座標(x、y)のx座標、y座標を二進数で表現したときの、x座標、y座標のnビット目が特定の値のパターンとなる画素からなるブロックを照明又は消灯するように、4m個の照明パターンを生成する照明パターン生成部と、フレーム番号毎に、プロジェクタから前記フレーム番号に対応する前記照明パターンを出力させ、前記出力された照明パターンをカメラにより撮影するように制御する同期制御部と、前記フレーム番号毎に前記カメラにより撮影した観測画像の各々について、予め定められた閾値よりも大きい輝度値を有する画素をカメラ応答の画素として検出し、観測画像の画素毎に、前記フレーム番号毎にカメラ応答の画素として検出されたか否かを示すビットからなるビット列を格納したコードテーブルを生成する照明パターン検出部と、観測画像の画素毎に、前記コードテーブルにおける前記画素のビット列に基づいて、前記画素に対応する前記照明パターンの画素を特定し、前記照明パターンの画素及び前記カメラ応答の画素間の対応関係を表すライト・トランスポート行列を推定するLT行列獲得部と、を含んで構成されている。
本発明に係る画像投影方法は、照明パターン生成部、同期制御部、照明パターン検出部、及びLT行列獲得部を含む画像投影装置における画像投影方法であって、前記照明パターン生成部が、プロジェクタから出力するための照明パターンが、2×2の画素(mは正の整数)で構成されるとき、複数種類の照明パターンを4種類ずつm個のレイヤに分け、第nレイヤ(1≦n≦m)に分けられた4種類の照明パターンが、2次元座標(x、y)のx座標、y座標を二進数で表現したときの、x座標、y座標のnビット目が特定の値のパターンとなる画素からなるブロックを照明又は消灯するように、4m個の照明パターンを生成し、前記同期制御部が、フレーム番号毎に、プロジェクタから前記フレーム番号に対応する前記照明パターンを出力させ、前記出力された照明パターンをカメラにより撮影するように制御し、前記照明パターン検出部が、前記フレーム番号毎に前記カメラにより撮影した観測画像の各々について、予め定められた閾値よりも大きい輝度値を有する画素をカメラ応答の画素として検出し、観測画像の画素毎に、前記フレーム番号毎にカメラ応答の画素として検出されたか否かを示すビットからなるビット列を格納したコードテーブルを生成し、前記LT行列獲得部が、観測画像の画素毎に、前記コードテーブルにおける前記画素のビット列に基づいて、前記画素に対応する前記照明パターンの画素を特定し、前記照明パターンの画素及び前記カメラ応答の画素間の対応関係を表すライト・トランスポート行列を推定する。
本発明に係るプログラムは、コンピュータを、上記の画像投影装置の各部として機能させるためのプログラムである。
本発明の画像投影装置、方法、及びプログラムによれば、第nレイヤ(1≦n≦m)に分けられた4種類の照明パターンが、2次元座標(x、y)のx座標、y座標を二進数で表現したときの、x座標、y座標のnビット目が特定の値のパターンとなる画素からなるブロックを照明又は消灯するように、4m個の照明パターンを生成し、フレーム番号毎に、プロジェクタから前記フレーム番号に対応する前記照明パターンを出力させ、予め定められた閾値よりも大きい輝度値を有する画素をカメラ応答の画素として検出し、観測画像の画素毎に、前記フレーム番号毎にカメラ応答の画素として検出されたか否かを示すビットからなるビット列を格納したコードテーブルを生成し、観測画像の画素毎に、前記コードテーブルにおける前記画素のビット列に基づいて、前記画素に対応する前記照明パターンの画素を特定することにより、プロジェクタ・カメラシステムの動作を活用したプロジェクション・マッピングにおいて、面倒な計測作業を回避し、できるだけ少ないカメラ観測画像から効率的にLT行列を得ることができる、という効果が得られる。
本発明の実施の形態に係る画像投影装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る画像投影装置における同期制御部の処理ルーチンを示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係る画像投影装置における照明パターン生成部の処理ルーチンを示すフローチャートである。 プロジェクタ画面の一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る画像投影装置における照明パターン検出部の処理ルーチンを示すフローチャートである。 コードテーブルの一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る画像投影装置におけるLT行列獲得部の処理ルーチンを示すフローチャートである。 LT行列の一例を表す図である。 カラー混合を考慮したLT行列の一例を表す図である。 本発明の第3の実施の形態に係る画像投影装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第4の実施の形態に係る画像投影装置の構成を示すブロック図である。 プロジェクタ・カメラシステムと被写体間のライト・トランスポートを得る一例を示す概念図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
<本発明の第1の実施の形態に係る画像投影装置の構成>
まず、本発明の第1の実施の形態に係る画像投影装置の構成について説明する。図1に示すように、画像投影装置100は、カメラ10と、プロジェクタ12と、演算部20と、出力部90と、を含んで構成されている。なお、第1の実施の形態においては、1台のプロジェクタと1台のカメラのプロジェクタ・カメラシステムを用いる。
カメラ10は、プロジェクタ12により投影された照明画像を観測し、RGBの観測画像を取得し、照明パターン検出部26に出力する。なお、第1の実施の形態においては、プロジェクタ12から出力する単色照明として、例えば、白色照明を用いる。
プロジェクタ12は、単色照明を用いて、照明パターン生成部24による出力指示に従って被写体を投影する。
演算部20は、プロジェクタ12とカメラ10のハンドリングを制御するための同期制御部22と、LTを得るために符号化された照明パターンを生成する照明パターン生成部24と、カメラから得た観測画像から照明パターンに応答した画素を検出して、照明パターンとの幾何的対応を処理する照明パターン検出部26と、その幾何対応とカメラ応答からLT行列を算出するLT行列獲得部28とを含んで構成されている。
この構成において、プロジェクタ12、カメラ10は必ずしも構成要素として接続している必要はなく、処理に必要なデータを取得すればよい。また、同期制御部22、照明パターン生成部24、照明パターン検出部26、及びLT行列獲得部28からそれぞれの矢印へのデータの流れは、ハードディスク、RAID装置、CD−ROMなどの記録媒体を利用する、または、ネットワークを介してリモートなデータ資源を利用する形態でもどちらでも構わない。
<同期制御部>
同期制御部22は、フレーム番号毎に、プロジェクタ12から照明パターンを出力させ、出力された照明パターンをカメラ10により撮影するように制御する。図2は同期制御部22のフロー図である。
同期制御部22の処理が開始されると、ステップS100において、照明パターン生成部24との連携によりプロジェクタ12からの照明を出力する準備をチェックした後、ステップS102で、プロジェクタ12から照明パターンを投影するためのフレーム番号fを同期信号として送出する。フレーム番号は処理開始と同時にf=0と初期化され、照明パターン生成部24から照明パターンを投影するたびに1ずつカウントされる。
次に、ステップS104で、照明パターン検出部26との連携によりカメラ10により画像キャプチャの準備をチェックして、ステップS106において、カメラ10により撮影するように制御してカメラ10から画像を取得してその観測画像を照明パターン検出部26へ転送する。
そして、ステップS108において、処理停止であるか否かを判定する。照明パターン生成部24から全ての照明パターンを投影した時点で処理停止とし、その停止命令があるまで、フレーム番号をカウントしながら、上記ステップS100へ戻り、上記の処理を続ける。
<照明パターン生成部>
照明パターン生成部24は、以下に説明するように、プロジェクタ12から投影するプロジェクタ画面における照明パターンを生成する。
まず、照明パターン生成部24を説明する前に、照明パターンを生成する規則を説明する。例として、プロジェクタ画面が2m×2m画素(mは正の整数)で構成されるときの照明パターンを説明する。複数種類の照明パターンはm個のレイヤに分けられており、第nレイヤ(1≦n≦m)では、2m-n×2m-n画素をブロックとした照明パターンが使われる。第1レイヤの照明パターンから第nレイヤまで切り替え、同一レイヤでは、4種類のブロックの照明、すなわち、ブロックA、ブロックB、ブロックC、ブロックDを順番に点灯する。プロジェクタ画面の上隅をプロジェクタ座標の原点(0,0)とすると、任意のプロジェクタ画素piの2次元座標(xi,yi)、0≦xi<2m、0≦yi<2mは、二進数により、
と表現することができる。第nレイヤにおける照明パターンは4種類のブロックの画素が照明となり、ブロック単位で順番に点灯・消灯する。式(1)において、ブロックAの照明パターンは、
を満たす全てのプロジェクタ画素が割り当てられ、ブロックBの照明パターンは、
を満たす全てのプロジェクタ画素が割り当てられ、ブロックCの照明パターンは、
を満たす全てのプロジェクタ画素が割り当てられ、ブロックDの照明パターンは、
を満たす全てのプロジェクタ画素が割り当てられる。
プロジェクタ画面が2m×2m画素のとき、レイヤ数mのブロックA、ブロックB、ブロックC、ブロックDを照明あるいは消灯すると、4m種類の照明パターンを生成することになる。各レイヤにおいて、各プロジェクタ画素を照明ONのときを1、照明OFFのときを0と与えると、全てのプロジェクタ画素の照明ON/OFFの状態は時系列の0/1バイナリ信号に置き換えることができる。上記で述べたように、4m種類の照明パターンに従って各プロジェクタ画素がON/OFFされるため、プロジェクタ画素piの時系列コードを4m次元のベクトルとして、

と与えることができる。4m次元ベクトルqiにおいて、4つのコード(cn1,cn2,cn3,cn4)は第nレイヤにおける照明ON/OFFの状態を表す。プロジェクタ画素piとプロジェクタ画素pjの4m次元ベクトルをそれぞれとqi、qjするとき、その内積は、
となることが明らかである。式(11)、(12)により、全てのプロジェクタ画素はユニークな時系列コードが割り当てられる。
照明パターン生成部24の照明パターンはブロックA、ブロックB、ブロックC、ブロックDの順番に制限されるものではなく、その順番を任意に入れ替えて使うこともできる。例えば、各レイヤにおいてブロックC、ブロックA、ブロックD、ブロックBの順番に照明パターンを生成するときは、第nレイヤの4つのコードを(cn3,cn1,cn4,cn2)に従って配置することにより、4m次元ベクトルqi
を得る。各画素は各ビットに応じて照明をON/OFFにすることで照明パターン生成部24の照明パターンに使うことができる。なお、以下の処理では、4m次元ベクトルをコードベクトルと呼ぶことにする。
上記の照明パターン生成の規則を前提として、照明パターン生成部24を説明する。図3は照明パターン生成部24のフロー図である。本処理フローが開始されると、まず、ステップS110において、対象とするプロジェクタ画素について上記式(6)〜(10)に従ってコードベクトルを生成する。次に、ステップS112で、プロジェクタ12から出力する照明画像の画素値を全て(R,G,B)= (0,0,0)に初期化する。
そして、ステップS114で、同期制御部22から初期化されたフレーム番号を受信すると、後述するステップS116〜S124で、照明パターンの画像を生成する。フレーム番号は照明する画像の管理番号となり、時系列番号を示すように初期値f=0から付与され、カメラ10で画像を観測するたびに同期制御部22においてf←f+1にカウントされる。同期制御部22からフレーム番号fを受信すると、ステップS116で、対象のプロジェクタ画素のコードベクトルを取り出し、ステップS118で、取り出したコードベクトルのf+1ビット目(照明ビット)を取り出し、ステップS120で、ビットの値が1であると判定されると、ステップS122において、照明パターンにおける対象のプロジェクタ画素の画素値を(R,G,B)=(255,255,255)にセットする。
ステップS124では、上記のステップS116〜S122の処理を全てのプロジェクタ画素について終了したか否かを判定し、上記のステップS116〜S122の処理を行っていないプロジェクタ画素が存在する場合には、上記ステップS116へ戻り、当該プロジェクタ画素について上記のステップS116〜S122の処理を行う。
上記のステップS116〜S122の処理を全てのプロジェクタ画素について行うと、第fフレームでの照明パターンの画像を得る。ステップS126では、その照明パターンの画像をプロジェクタ12から出力し、その照明パターンが被写体に投影される。
ステップS128では、処理を停止するか否かが判定され、処理を停止しない場合には、上記ステップS112へ戻り、以上の処理をフレーム番号fが4m−1になるまで繰り返し、被写体に照明パターンを投影する。
上記の処理により、第nレイヤ(1≦n≦m)に分けられた4種類の照明パターンが、2次元座標(x、y)のx座標、y座標を二進数で表現したときの、x座標、y座標のnビット目が特定の値のパターンとなる画素からなるブロックA,ブロックB、ブロックC、ブロックDを照明又は消灯するように、4m個の照明パターンを生成する。
なお、プロジェクタ画面が2m×2m画素(mは正の整数)で表現できない場合、以下のようにすればよい。図4は、プロジェクタ画面の対象画素が800×600画素の場合の図である。このとき、800×600画素を包含するできるだけ大きい2m×2m画素において、上記の処理を行う。この例では、1024×1024画素が包含する最大画素サイズなので、800×600画素を超える画素領域では無効画素であるため値0を常時セットしておき、210×210画素として上記の照明パターンを生成する。これにより、任意サイズのプロジェクタ画面に対応して照明パターンを生成する。
<照明パターン検出部>
照明パターン検出部26は、カメラ10において観測した、プロジェクタ12から投影された照明パターンに対する観測画像の各々について、赤色、青色、及び緑色(以下、RGBと称する)の色成分α毎に、予め定めた閾値よりも大きい輝度値を有する画素をカメラ応答の画素C’αiとして検出する。
具体的には、図5に、照明パターン検出部26の処理フローを示す。このフローに従って処理内容を説明する。まず、ステップS130で、カメラ応答に対する所定の閾値を設定し、ステップS142では、メモリ(図示省略)に記憶されている背景画像を読み込む。
そして、ステップS144では、同期制御部22からフレーム番号fを受信したか否かを判定する。フレーム番号fを受信した場合には、ステップS136へ移行し、画像を取得できる状態かのチェックを行い、ステップS138で、撮影可能状態であると判定されれば、ステップS140で、カメラ10から観測画像を取得する。
次に、ステップS142において、上記ステップS132で得られた背景画像との背景差分を処理する。ここで、背景画像とは、照明パターンが照明されていない状態、あるいは黒を投影したときの観測画像である。蛍光灯などの環境光の下では画像雑音が多く混入するため、所定の閾値として例えば10階調に設定しておき、ステップS144で、背景差分の処理画像においてこの値より大きい画素をカメラの応答画素として検出する。
照明パターン生成部24では、各レイヤにおいて4つのブロックの画素を順番に照明として使っているため、応答画素はその照明に対応して検出される。ただし、ブロックAとブロックBの境界付近に位置する画素では、ブロックAとブロックBからの双方の照明パターンに対して応答画素が検出される場合や、4つのブロック境界付近に位置する画素では、複数の照明パターンに対して応答画素が検出される場合がある。そこで、照明パターン検出部26では、各レイヤにおいて、各カメラ画素と1つの照明パターンを対応付ける。同じレイヤにおいて4種類の照明パターン(ブロックA,ブロックB、ブロックC、ブロックDに割り当てられたパターン)が投影されるため、ステップS146において、各カメラ画素について、同じレイヤの何れか1つの照明パターンに対して応答画素が検出されるように、各ブロックからの照明に対して最大の輝度値となる応答画素を検出する。
そして、ステップS148において、図6に示すコードテーブルを用意して、第1レイヤから第mレイヤについて、4種類の照明パターンに対し、最大輝度値の応答に対応する場合は1を、そうでない場合は0を書き込む。もし、4種類の照明パターンの何れに対しも、設定閾値を越えず何の応答も検出されない場合、プロジェクタ画素とのLTが存在しないとして、他のシンボル(例えば*記号)を書き込む。コードテーブルには、左端のコラムに対象となる全てのカメラ画素が書き込まれており、その画素に対して第1レイヤから第mレイヤにおいて検出したビット列が並ぶ。
ステップS150では、処理を停止するか否かが判定され、処理を停止しない場合には、上記ステップS134へ戻り、以上の処理をフレーム番号fが4m−1になり、処理停止の命令が出るまで繰り返し、全ての照明パターンから0と1のビット列をコードテーブルに書き込む。
プロジェクタ画面が2m×2m画素を使うときビット長は4mビットになる。コードテーブルでは、フレーム番号f=0からf=4m−1までの照明パターンに対して、各カメラ画素が各レイヤのどのブロックからの照明に応答したのかが記録される。時系列の照明パターンの画素ON/OFFの状態を示すバイナリパターンは全てのプロジェクタ画素にユニークに割り当てられているため、プロジェクタ画面のどの画素からの照明光に応答したかを特定する仕掛けとなっている。
<LT行列獲得部>
LT行列獲得部28は、照明パターン検出部26により生成されたコードテーブルと、RGBの色成分α毎に観測されたカメラ応答画像とに基づいて、RGBの色成分α毎に、照明パターンの画素及びカメラ応答の画素間の対応関係を表すLT行列を獲得する。
図7はLT行列獲得部28の処理フローである。プロジェクタ画面での対象画素数がM×M画素(本実施の形態ではM=2)、カメラ画面での対象画素がN×N画素であるとき、図8に示すようにLT行列の行方向のサイズはN2、列方向のサイズはM2と与えられる。一般的にLT行列は疎行列となり、疎行列の場合は大半の要素が0となることが知られている。行方向は2次元のプロジェクタ座標を一列に並べた1次元座標を表し、列方向は2次元のカメラ座標を一列に並べた1次元座標を表す。本実施の形態では、白色照明のパターンからLT行列を獲得するため、いわゆるプロジェクタ・カメラシステム間のカラー混合(color mixture)を考慮しない。この場合、LT行列の行列要素はプロジェクタ画素と結び付くカメラ画素のRGB応答値になる。
LT行列獲得部28は、処理を開始すると,ステップS160では、市販ソフトを使って疎行列のためのメモリ領域を確保して初期化する。図8では、Rの応答値を記録するためのLT行列Trr、Gの応答値を記録するためのLT行列Tgg、Bの応答値を記録するためのLT行列Tbbを確保する。
そして、ステップS162において、カメラ応答画像を観測する。例えば、全てのプロジェクタ画素のRGB値を(R,G,B)=(255,255,255)に与えて、それをプロジェクタ12から照明してカメラ10で観測する。上記の照明パターンとは異なり、LT行列の要素としてRGB応答値を得るための照明である。観測画像をカメラ応答画像として確保する。
そして、ステップS164において、上記図6のコードテーブルを取り出し、ステップS166において、コードテーブルの左端コラムのカメラ座標を(X1,Y1)から(Xu,Yv)の順に逐次読み出す。説明の都合上、座標(Xi,Yj)が読み出されたときの処理フローを説明する。コードテーブルの横方向には、各カメラ座標の画素が照明パターンに応答した0/1バイナリのビット列が記録されている。図6の例において、カメラ座標(Xi,Yj)に対して第1レイヤから第mレイヤまでのビット列は"0010 0010 0100"である。ステップS168では、ビット列から、4ビットずつ取り出してビット列の照合を行う。カメラ画素によって、あるレイヤに関して0/1バイナリではなく他のシンボル(例えば*記号)が書き込まれている場合(無応答ビット)がある。その場合はプロジェクタ画素を決定することができないため、ステップS170において、照合NGであると判定してステップS178へ移行し、処理対象から外す。
ステップS172では、上記ステップS168の照合結果に基づいて、座標(Xi,Yj)に対応するプロジェクタ座標を決定する。例えば、図6では,レイヤ1の欄から"0010"であるので、レイヤ1について"ブロックC"のプロジェクタ座標であることが容易に分かる。すなわち、式(6)で与えられる4m次元のコードベクトルにおいて、式(7)〜(10)ではc11=c12=c14=0、c13=1となるので、係数a1=1、b1=1を得る。次に、第2レイヤの欄は"0010"となっているので、係数a2=1、b2=1を得る。
この処理を第mレイヤまで続けて、全ての係数an,bn(1≦n≦m)を決定する。これらの係数を式(1)に代入して、カメラ座標(Xi,Yj)と幾何的対応で結びつくプロジェクタ座標を決定する。図6の座標(Xi,Yj)が、この処理を経てプロジェクタ座標(Xs,Yt)に決定されたとする。一方、ステップS174において、上記ステップS162で得られたカメラ応答画像のカメラ座標(Xi,Yj)の画素からRGBの応答値(Cr,Cg,Cb)を抽出する。ステップS176において、図8に示すように、LT行列Trrにおいてカメラ座標(Xi,Yj)とプロジェクタ座標(Xs,Yt)が示す行列要素に、上記ステップS174で抽出したRの応答値Crを書き込み、LT行列Tggにおいてカメラ座標(Xi,Yj)とプロジェクタ座標(Xs,Yt)が示す行列要素に、上記ステップS174で抽出したGの応答値Cgを書き込み、LT行列Tbbにおいてカメラ座標(Xi,Yj)とプロジェクタ座標(Xs,Yt)が示す行列要素に、上記ステップS174で抽出したBの応答値Cbを書き込む。
ステップS178では、処理を停止するか否かが判定され、処理を停止しない場合には、上記ステップS166へ戻り、以上の処理を全てのカメラ座標に対して繰り返し行い、LT行列を獲得して本処理を終了する。
上記実施の形態により、図12に示した状況において、未校正なプロジェクタ・カメラシステムを使って、未知の任意形状の表面にプロジェクタからの照明を投影したとき、プロジェクタ画面の各座標から照明した光線とカメラ画面の各座標の応答を結び付けるLTを効率的に獲得できる。本処理によれば、256×256=28×28画素のプロジェクタ画面を使うとき、LT行列を得るために各画素を点光源としてカメラ応答を記録する場合は65536枚の観測画像を必要とした。これに対して、本実施の形態では僅か4×8=32枚の観測画像からLT行列を獲得することができる。
また、LT行列はプロジェクタ画素と結び付くカメラ画素のRGB応答値を保有するため、リライティング(relighting)に応用することができる。リライティングとは、実際のプロジェクタとカメラの装置を使わずに、与えられた照明の下で被写体の形状に応じて観測画像を模擬的に生成する技法である。プロジェクション・マッピングのセットアップでは、臨場感の高い映像演出のために実空間における被写体の照明状態を事前に把握するときに役立てることができる。
例として、ある照明画像に対するリライティング画像を生成する処理を説明する。まず、その照明画像の2次元画素の配置を1列に並べ替えてベクトル化する。Rの照明画像のベクトルをPr、Gの照明画像のベクトルをPg、Bの照明画像のベクトルをPbとする。次に、行列演算:Cr=Trrr、Cg=Tggg、Cb=Tbbbにより、R応答に該当するベクトルCr、G応答に該当するベクトルCg、B応答に該当するベクトルCbをそれぞれ得る。照明画像をベクトルしたときの逆の処理で各ベクトルから2次元行列へ再配置すると、与えた照明に対するリライティング画像を得ることができる。
以上説明したように、本発明の第1の実施の形態に係る画像投影装置によれば、第nレイヤ(1≦n≦m)に分けられた4種類の照明パターンが、2次元座標(x、y)のx座標、y座標を二進数で表現したときの、x座標、y座標のnビット目が特定の値のパターンとなる画素からなるブロックを照明又は消灯するように、4m個の照明パターンを生成し、フレーム番号毎に、プロジェクタから当該フレーム番号に対応する照明パターンを出力させ、閾値よりも大きい輝度値を有する画素をカメラ応答の画素として検出し、観測画像の画素毎に、フレーム番号毎にカメラ応答の画素として検出されたか否かを示すビットからなるビット列を格納したコードテーブルを生成し、観測画像の画素毎に、コードテーブルにおける当該画素のビット列に基づいて、当該画素に対応するプロジェクタ画素を特定することにより、プロジェクタ・カメラシステムの動作を活用したプロジェクション・マッピングにおいて、面倒な計測作業を回避し、できるだけ少ないカメラ観測画像から効率的にLT行列を得ることができる。
また、プロジェクタ・カメラシステムを使って、少ないカメラ応答画像から効率的に凹凸や曲がった形状の空間構造のLTを獲得することができ、そのLT行列を使えばスクリーン平面上にあたかも投影されたかのように、その空間構造に画像を投影することができる。さらに、その画像提示を使った拡張現実や映像コミュニケーションを実現することが可能となる。
<第2の実施の形態に係る画像投影装置の概要>
次に、第2の実施の形態に係る画像投影装置の概要について説明する。
赤、緑、青のスペクトルは、可視光の波長帯において分布しているため、プロジェクタの照明光とカメラの受光センサにおいて、プロジェクタとカメラ間のカラー混合(color mixing あるいはcolor crosstalk)が発生する。本実施の形態では、上記図1の処理構成において、カラー照明を使って被写体を投影し、カラー混合を考慮したLT行列を獲得する。本実施の形態では、βチャネルからの照明をプロジェクタから投影し、αチャネルのカメラ応答を観測して、LT行列Tαβを獲得する例である。ここで、βはプロジェクタのRGBのいずれかの色を指し、αはカメラのRGBのいずれかの色を指す。その組み合わせにより、本実施の形態では9種類のLT行列:Tαβ、α,β∈{r、g、b}を獲得する。
本実施の形態では、上記の第1の実施形態に対して、プロジェクタがカラーの照明パターンを使う処理、その照明パターンに関するカメラ応答を観測する処理、並びに、9種類のLT行列を獲得する処理が異なる。これらの点に関する以外の処理内容は第1の実施の形態と同様に説明できるため、以下では、照明パターン生成と照明パターン検出に関する処理内容、並びに、カラー混合を考慮したLT行列獲得に関する処理内容を説明する。
<本発明の第2の実施の形態に係る画像投影装置の構成>
次に、本発明の第2の実施の形態に係る画像投影装置の構成について説明する。なお、第2の実施の形態に係る画像投影装置は、第1の実施の形態と同様の構成となるため、同一符号を付して説明を省略する。
第2の実施の形態に係る画像投影装置の照明パターン生成部24では、赤照明、緑照明、青照明の順番で、それぞれ4m個の照明パターンを設定する。同期制御部22からフレーム番号を受信すると、その番号がf≦4m−1のとき、赤の照明パターンを設定する。赤の照明パターンは、上記第1の実施の形態において説明した照明パターン生成の規則に従い、照明ONの画素を全て(R,G,B)=(255,0,0)とした画像であり、この照明パターンがプロジェクタ12から出力される。同期制御部22からのフレーム番号を受信するたびに、照明パターン生成の規則に従って赤の照明パターンを設定し、4m個の照明パターンの全てを投影し終わるまで繰り返す。
引き続いて、同期信号のフレーム番号を0にリセットし、同期制御部22からフレーム番号を受信すると、その番号がf≦4m−1のとき、緑の照明パターンを設定する。緑の照明パターンは、上記第1の実施の形態において説明した照明パターン生成の規則に従い、照明ONの画素を全て(R,B,G)=(0,255,0)とした画像であり、この照明パターンがプロジェクタ12から出力される。同期制御部22からのフレーム番号を受信するたびに、照明パターン生成の規則に従って緑の照明パターンを設定し、4m個の照明パターンの全てを投影し終わるまで繰り返す。
再び、同期信号のフレーム番号を0にリセットし、同期制御部22からフレーム番号を受信すると、その番号がf≦4m−1のとき、青の照明パターンを設定する。青の照明パターンは、上記第1の実施の形態において説明した照明パターン生成の規則に従い、照明ONの画素を全て(R,G,B)=(0,0,255)とした画像であり、この照明パターンがプロジェクタ12から出力される。同期制御部22からのフレーム番号を受信するたびに、照明パターン生成の規則に従って青の照明パターンを設定し、4m個の照明パターンの全てを投影し終わるまで繰り返す。
以上の処理によって、赤、緑、青照明を合わせて12m種類の照明パターンをフレーム番号に従って順番にプロジェクタ12から投影する。
照明パターン検出部26では、赤照明、緑照明、青照明の順番に応じて、そのカメラ応答画像を処理する。すなわち、同期制御部22からフレーム番号fを受信すると、事前に保有しておいた背景画像と赤の照明パターンに応答した観測画像との背景差分を処理する。各レイヤの4種類の照明パターンを被写体に投影したとき、各カメラ画素において、R応答、G応答、B応答において最大輝度値となる応答画素を検出する。
上記図6のコードテーブルはR応答、G応答、B応答について用意され、赤の照明パターンの各レイヤにおいて、ブロックA、ブロックB、ブロックC、ブロックDの4種類の照明パターンに対して最大輝度値となるビットに1を書き込む。ただし、当該レイヤにおいて、設定閾値を越えず何の応答も検出されない場合、プロジェクタ画素とのLTが存在しないとして、他のシンボル(例えば*記号)を書き込む。コードテーブルには、左端のコラムに対象となる全てのカメラ画素が書き込まれており、その画素に対して第1レイヤから第mレイヤにおいて検出したビット列が並ぶ。
上記の処理を、緑の照明パターン、青の照明パターンについて繰り返し、カラー混合を考慮したR応答、G応答、B応答に関するコードテーブルを保有する。
LT行列獲得部28では、カメラ応答画像の観測として、例えば、全てのプロジェクタ画素のRGB値を(R,G,B)=(255,0,0)に与えて、それをプロジェクタ12から照明してカメラ10でR応答の画像を観測し、次に全てのプロジェクタ画素のRGB値を(R,G,B)=(0,255,0)に与えて、それをプロジェクタ12から照明してカメラ10でG応答の画像を観測し、さらに全てのプロジェクタ画素のRGB値を(R,G,B)=(0,0,255)に与えて、それをプロジェクタ12から照明してカメラ10でB応答の画像を観測する。これら3つの画像をカメラ応答画像として確保する。
プロジェクタ画面での対象画素数がM×M画素(本実施の形態ではM=2m)、カメラ画面での対象画素がN×N画素であるとき、図9に示すように、M2×N2のLT行列:Tαβ、α,β∈{r、g、b}を用意する。第1の実施の形態と同様に、疎行列であることを考慮してLT行列のデータメモリを確保する。
赤の照明パターンを使ったLT行列の獲得について説明する。赤の照明パターンのR応答、G応答、B応答に関するコードテーブルから、第1の実施の形態と同様に各カメラ画素と対応づけられたプロジェクタ画素の座標を算出する。例えば、カメラ座標(Xi,Yj)について、プロジェクタ座標(Xs,Yt)が決定されたとする。その際、R応答のカメラ応答画像においてカメラ座標(Xi,Yj)の画素からRGBの応答値(Cr,Cg,Cb)を抽出する。次に、図9に示すように、LT行列Trrにおいてカメラ座標(Xi,Yj)とプロジェクタ座標(Xs,Yt)が示す行列要素にRの応答値Crを書き込み、LT行列Tgrにおいてカメラ座標(Xi,Yj)とプロジェクタ座標(Xs,Yt)が示す行列要素にGの応答値Cgを書き込み、LT行列Tbrにおいてカメラ座標(Xi,Yj)とプロジェクタ座標(Xs,Yt)が示す行列要素にBの応答値Cbを書き込む。この処理を全てのカメラ座標に対して行い、赤照明に関するLT行列:Trr,Tgr,Tbr を獲得する。
同様に、緑の照明パターンのR応答、G応答、B応答に関するコードテーブルとG応答のカメラ画像から緑照明に関するLT行列:Trg,Tgg,Tbgを獲得し、青の照明パターンのR応答、G応答、B応答に関するコードテーブルとB応答のカメラ画像から青照明に関するLT行列:Trb,Tgb,Tbbを獲得する.
なお、第2の実施の形態に係る画像投影装置の他の構成及び作用については、第1の実施の形態と同様であるため、説明を省略する。
以上説明したように、本発明の第2の実施の形態に係る画像投影装置によれば、プロジェクタ・カメラシステムの動作を活用したプロジェクション・マッピングにおいて、面倒な計測作業を回避し、できるだけ少ないカメラ観測画像から効率的にカラー混合を考慮したLT行列を得ることができる。
<第3の実施の形態に係る画像投影装置の概要>
次に、第3の実施の形態に係る画像投影装置について説明する。
第3の実施の形態においては、1台のカメラと1 台のプロジェクタをハンドリングする部品が分離されて動作する。
<本発明の第3の実施の形態に係る画像投影装置の構成>
次に、本発明の第3の実施の形態に係る画像投影装置の構成について説明する。なお、第1の実施の形態と同様の構成となる部分については、同一符号を付して説明を省略する。
図10に示すように、第3の実施の形態に係る画像投影装置300の演算部320は、カメラ10のハンドリングを制御するためのカメラ制御部330と、プロジェクタ12のハンドリングを制御するためのプロジェクタ制御部340とを備えている。
カメラ制御部330は、同期制御部22と、照明パターン検出部26と、LT行列獲得部28とを含んで構成されている。
プロジェクタ制御部340は、照明パターン生成部24を含んで構成されている。
なお、白色照明を使ってLT行列を獲得する場合には、同期制御部22、照明パターン生成部24、照明パターン検出部26、及びLT行列獲得部28の各処理は、第1の実施の形態と同様の処理に従う。
また、赤、緑、青照明を使ってLT行列を獲得する場合には、同期制御部22、照明パターン生成部24、照明パターン検出部26、及びLT行列獲得部28の各処理は、第2の実施の形態と同様の処理に従う。
<第4の実施の形態に係る画像投影装置の概要>
次に、第4の実施の形態に係る画像投影装置について説明する。
第4の実施の形態においては、N台のプロジェクタと1台のカメラのマルチプロジェクタ・システムを用いている点が第1の実施の形態と異なる。なお、第1の実施の形態に係る画像投影装置100と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。また、プロジェクタが切り替えられた場合、当該切り替え先のプロジェクタについて、白色照明を使ってLT行列を獲得する例では、第1の実施の形態と同様の処理を行い、赤、緑、青照明を使ってLT行列を獲得する例では、第2の実施の形態と同様の処理を行う。
<本発明の第4の実施の形態に係る画像投影装置の構成>
次に、本発明の第4の実施の形態に係る画像投影装置の構成について説明する。図11に示すように、本発明の第4の実施の形態に係る画像投影装置400は、カメラ10と、N台のプロジェクタ12−1〜プロジェクタ12−Nと、演算部20と、出力部90と、を含んで構成されている。
カメラ10は、切替部442において切り替えられたプロジェクタ12−1〜プロジェクタ12−Nのうちの何れか1つのプロジェクタにより投影された照明画像を観測し、照明パターン検出部26に出力する。
切替部442は、照明パターン生成部24と接続するプロジェクタをプロジェクタ12−1〜プロジェクタ12−Nのうちの1つに切り替える。なお、第4の実施の形態においては、切替部442は、スイッチや分岐装置などを利用する。
本実施の形態の構成において、プロジェクタ12−1〜12−N、カメラ10は必ずしも構成要素として接続している必要はなく、処理に必要なデータを取得すればよく、同期制御部22、照明パターン生成部24、照明パターン検出部26、LT行列獲得部28からそれぞれの矢印へのデータの流れは、ハードディスク、RAID 装置、CD-ROMなどの記録媒体を利用する、または、ネットワークを介してリモートなデータ資源を利用する形態でもどちらでも構わない。
本実施の形態は、プロジェクタ12−1〜12−Nのうちの何れか1台のプロジェクタとカメラ10を連動させて、各プロジェクタ12−1〜12−Nとカメラ10間のLT行列を獲得する。切替部442により、照明パターン生成部24とある1つのプロジェクタと接続すると、当該プロジェクタとカメラ10間のLT行列を獲得する。
なお、白色照明を使ってLT行列を獲得する場合には、同期制御部22、照明パターン生成部24、照明パターン検出部26、及びLT行列獲得部28の各処理は、第1の実施の形態と同様の処理に従う。
また、赤、緑、青照明を使ってLT行列を獲得する場合には、同期制御部22、照明パターン生成部24、照明パターン検出部26、及びLT行列獲得部28の各処理は、第2の実施の形態と同様の処理に従う。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。
また、本願明細書中において、プログラムが予めインストールされている実施形態として説明したが、当該プログラムを、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して提供することも可能であるし、ネットワークを介して提供することも可能である。
10 カメラ
12 プロジェクタ
20、320 演算部
22 同期制御部
24 照明パターン生成部
26 照明パターン検出部
28 LT行列獲得部
90 出力部
100、300、400 画像投影装置
330 カメラ制御部
340 プロジェクタ制御部
442 切替部

Claims (8)

  1. プロジェクタから出力するための照明パターンが、2×2の画素(mは正の整数)で構成されるとき、複数種類の照明パターンを4種類ずつm個のレイヤに分け、第nレイヤ(1≦n≦m)に分けられた4種類の照明パターンが、2次元座標(x、y)のx座標、y座標を二進数で表現したときの、x座標、y座標のnビット目が特定の値のパターンとなる画素からなるブロックを照明又は消灯するように、4m個の照明パターンを生成する照明パターン生成部と、
    フレーム番号毎に、前記プロジェクタから前記フレーム番号に対応する前記照明パターンを出力させ、前記出力された照明パターンをカメラにより撮影するように制御する同期制御部と、
    前記フレーム番号毎に前記カメラにより撮影した観測画像の各々について、予め定められた閾値よりも大きい輝度値を有する画素をカメラ応答の画素として検出し、
    観測画像の画素毎に、前記フレーム番号毎にカメラ応答の画素として検出されたか否かを示すビットからなるビット列を格納したコードテーブルを生成する照明パターン検出部と、
    観測画像の画素毎に、前記コードテーブルにおける前記画素のビット列に基づいて、前記画素に対応する前記照明パターンの画素を特定し、前記照明パターンの画素及び前記カメラ応答の画素間の対応関係を表すライト・トランスポート行列を推定するLT行列獲得部と、
    を含む画像投影装置。
  2. 前記照明パターン検出部は、観測画像の画素毎に、前記レイヤの各々において、前記レイヤの4種類の照明パターンのうちの何れか1つの照明パターンに対してカメラ応答の画素として検出されるように、最大輝度値となるカメラ応答の画素を検出するか、又は前記レイヤではカメラ応答の画素が検出されないと判断し、
    観測画像の画素毎に、前記フレーム番号毎にカメラ応答の画素として検出されたか否かを示すビット、又はカメラ応答の画素が検出されないことを示すシンボルからなるビット列を格納した前記コードテーブルを生成する請求項1記載の画像投影装置。
  3. 前記LT行列獲得部は、前記観測画像の画素に対応する前記照明パターンの画素を特定するとき、前記レイヤ毎に、前記画素のビット列から、前記レイヤの4種類の照明パターンに対応する4ビットを取り出し、第nレイヤについて取り出した4ビットに基づいて、x座標、y座標のnビット目の値を決定することにより、前記観測画像の画素に対応する前記照明パターンの画素を特定する請求項1又は2記載の画像投影装置。
  4. 前記照明パターン生成部は、複数の色成分βの各々に対し、前記4m個の前記色成分βの照明パターンを生成し、
    前記照明パターン検出部は、前記複数の色成分βの各々に対し、前記フレーム番号毎に前記カメラにより撮影した観測画像の各々について、前記カメラの複数の色成分α毎に、前記カメラ応答の画素を検出し、
    前記複数の色成分β及び前記複数の色成分αの組み合わせの各々について、前記コードテーブルを生成し、
    前記複数の色成分β及び前記複数の色成分αの組み合わせの各々について、観測画像の画素毎に、前記組み合わせの前記コードテーブルにおける前記画素のビット列に基づいて、前記画素に対応する前記照明パターンの画素を特定し、前記ライト・トランスポート行列を推定する請求項1〜請求項3の何れか1項記載の画像投影装置。
  5. 照明パターン生成部、同期制御部、照明パターン検出部、及びLT行列獲得部を含む画像投影装置における画像投影方法であって、
    前記照明パターン生成部が、プロジェクタから出力するための照明パターンが、2×2の画素(mは正の整数)で構成されるとき、複数種類の照明パターンを4種類ずつm個のレイヤに分け、第nレイヤ(1≦n≦m)に分けられた4種類の照明パターンが、2次元座標(x、y)のx座標、y座標を二進数で表現したときの、x座標、y座標のnビット目が特定の値のパターンとなる画素からなるブロックを照明又は消灯するように、4m個の照明パターンを生成し、
    前記同期制御部が、フレーム番号毎に、前記プロジェクタから前記フレーム番号に対応する前記照明パターンを出力させ、前記出力された照明パターンをカメラにより撮影するように制御し、
    前記照明パターン検出部が、前記フレーム番号毎に前記カメラにより撮影した観測画像の各々について、予め定められた閾値よりも大きい輝度値を有する画素をカメラ応答の画素として検出し、
    観測画像の画素毎に、前記フレーム番号毎にカメラ応答の画素として検出されたか否かを示すビットからなるビット列を格納したコードテーブルを生成し、
    前記LT行列獲得部が、観測画像の画素毎に、前記コードテーブルにおける前記画素のビット列に基づいて、前記画素に対応する前記照明パターンの画素を特定し、前記照明パターンの画素及び前記カメラ応答の画素間の対応関係を表すライト・トランスポート行列を推定する
    画像投影方法。
  6. 前記照明パターン検出部が前記コードテーブルを生成することでは、観測画像の画素毎に、前記レイヤの各々において、前記レイヤの4種類の照明パターンのうちの何れか1つの照明パターンに対してカメラ応答の画素として検出されるように、最大輝度値となるカメラ応答の画素を検出するか、又は前記レイヤではカメラ応答の画素が検出されないと判断し、
    観測画像の画素毎に、前記フレーム番号毎にカメラ応答の画素として検出されたか否かを示すビット、又はカメラ応答の画素が検出されないことを示すシンボルからなるビット列を格納した前記コードテーブルを生成する請求項5記載の画像投影方法。
  7. 前記LT行列獲得部が前記観測画像の画素に対応する前記照明パターンの画素を特定することでは、前記レイヤ毎に、前記画素のビット列から、前記レイヤの4種類の照明パターンに対応する4ビットを取り出し、第nレイヤについて取り出した4ビットに基づいて、x座標、y座標のnビット目の値を決定することにより、前記観測画像の画素に対応する前記照明パターンの画素を特定する請求項5又は6記載の画像投影方法。
  8. コンピュータを、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の画像投影装置の各部として機能させるためのプログラム。
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