JP2017044296A - フレーム構造体 - Google Patents

フレーム構造体 Download PDF

Info

Publication number
JP2017044296A
JP2017044296A JP2015168879A JP2015168879A JP2017044296A JP 2017044296 A JP2017044296 A JP 2017044296A JP 2015168879 A JP2015168879 A JP 2015168879A JP 2015168879 A JP2015168879 A JP 2015168879A JP 2017044296 A JP2017044296 A JP 2017044296A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame structure
tape
operation data
target
remote controller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015168879A
Other languages
English (en)
Inventor
祥平 武井
Shohei Takei
祥平 武井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2015168879A priority Critical patent/JP2017044296A/ja
Publication of JP2017044296A publication Critical patent/JP2017044296A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Endoscopes (AREA)

Abstract

【課題】取扱性が高いフレーム構造体を提供する。【解決手段】有端状又は無端状のテープ12と、このテープ12を折り曲げてガイドローラ41および摺動ローラ51に巻回することで構成される複数の折曲部23、23a〜23hを、少なくとも1つの集約箇所Fで集約する第1ジョイント部14および第2ジョイント部15と、テープを長さ方向に移動させる1つ以上のモータ17と、モータ17を制御するモータ制御部18と、を備え、集約箇所Fを頂部に含む四面体の三次元フレーム構造がテープ12により形成されており、モータ制御部18は、操作データを受信する操作データ受信手段と、操作データに応じて目標座標を設定する目標座標設定手段と、を有し、目標座標に基づいてテープ12上で隣り合う折曲部23、23の間の距離が変化して三次元フレーム構造を構成する頂上部Aが目標座標に移動するように、モータ17を制御する。【選択図】図2

Description

本発明は、三次元フレーム構造を形成するフレーム構造体に関する。
従来から、三次元のフレーム構造体として、例えば、美術分野においてワイヤを用いて三次元のフレーム構造体を作製するワイヤフレームアートが知られている。
ところが、この種のフレーム構造体では、十分な強度や剛性を確保するため、断面が円形状でかつ径が大きいワイヤが用いられることが一般的である。このため、サイズが大きいフレーム構造体を使用又は運搬する際に、取扱性がきわめて低下するという問題がある。
そこで、本発明は、運搬効率が高いフレーム構造体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のフレーム構造体は、有端状又は無端状のテープと、前記テープを折り曲げてなる複数の折曲部を、少なくとも1つの集約箇所で集約する集約手段と、前記テープを長さ方向に移動させる1つ以上のテープ移動手段と、前記テープ移動手段を制御する制御手段と、を備え、前記集約箇所を頂部に含む三次元フレーム構造の一部又は全部が前記テープにより形成されており、前記制御手段は、三次元フレーム構造を変形操作するための操作データを受信する操作データ受信手段と、前記受信した操作データに応じて、三次元空間における1つ以上の目標座標を設定する目標座標設定手段と、を有し、前記設定した目標座標に基づいて前記テープ上で隣り合う前記折曲部の間の距離が変化して前記三次元フレーム構造を構成する頂部のうち少なくとも1つの頂部が前記目標座標に移動するように、前記テープ移動手段を制御する。
テープを折り曲げた折曲部を少なくとも1つの集約箇所で集約し、集約箇所を頂部に含む三次元フレーム構造がテープにより形成されているため、テープ上で隣り合う折曲部の間の距離を変更することにより、三次元フレーム構造を使用に適した形状に容易に変形することができる。
また、テープの曲げ剛性の異方性により三次元フレーム構造を容易に変形可能な外力作用方向が存在することとなる。このような外力作用方向を利用して、リモートコントローラなど外部から受信した操作データに応じて目標座標を設定し、設定した目標座標に応じて三次元フレーム構造を収納および展開に適した形状に容易に変形することができる。
また、前記操作データ受信手段は、三次元フレーム構造を構成する頂部のうち少なくとも1つの頂部の座標位置を指示するデータを、前記操作データとして受信し、前記目標座標設定手段は、前記操作データにより指示される座標位置を、前記目標座標に設定することが好ましい。
例えばリモートコントローラからの遠隔操作により、フレーム構造体の使用者がフレーム構造体に近づくことなく三次元フレーム構造を構成する頂部を目標座標に移動することができる。つまり、フレーム構造体の使用者に、利便性の高い操作環境を提供することができる。
また、前記操作データ受信部は、リモートコントローラから、三次元空間における前記リモートコントローラの位置座標を示すデータを、前記操作データとして受信し、前記目標座標設定手段は、前記操作データが示すリモートコントローラの位置座標の変化に応じて、前記目標座標を設定することが好ましい。
リモートコントローラの位置情報の変化に応じて目標座標を設定することで、例えばリモートコントローラの位置情報の変化、言い換えれば、リモートコントローラを保持する使用者の移動に、三次元フレーム構造の頂部を追従させることができる。このようにしてリモートコントローラを保持する使用者とフレーム構造体との間で擬似的なコミュニケーションするような、言い換えればインタラクティブな演出を実現することができる。
また、前記操作データ受信部は、リモートコントローラから、三次元空間における前記リモートコントローラの位置座標を示すデータを、前記操作データとして受信し、前記目標座標設定手段は、前記操作データが示すリモートコントローラの位置座標と前記三次元フレーム構造の少なくとも1つの頂部の座標と距離に応じて、前記目標座標を設定することが好ましい。
リモートコントローラの位置座標と三次元フレーム構造の頂部の座標とに応じて、例えばリモートコントローラと頂部との距離に応じてテープを移動させることで、三次元フレーム構造を所定の形状に変形する。例えばリモートコントローラと三次元フレーム構造の頂部との距離が近いほど三次元フレーム構造を大きく変形させることにより、リモートコントローラを保持する使用者とフレーム構造体との間で擬似的なコミュニケーションするような、言い換えればインタラクティブな演出を実現することができる。
このように、本発明によれば、取扱性が高いフレーム構造体を提供することができる。
本実施形態に係るフレーム構造体を示す斜視図である。 図1のフレーム構造体を示す上面図である。 図1のフレーム構造体が1本のテープから構成されていることを模式的に示した図である。 図1に示す第1ジョイント部を拡大した平面図である。 図1に示す第2ジョイント部を拡大した斜視図である。 折曲点算出部の処理内容について説明するための図である。 駆動電流出力部が行う処理の具体例について説明するための図である。 モータ制御部が行う処理内容を説明するフローチャートである。 第1変形例に係るモータ制御部が行う処理内容を説明するフローチャートである。 第1変形例に係るモータ制御部により実現される三次元フレーム構造の動作例を示した図である。 第2変形例に係るモータ制御部が行う処理内容を説明するフローチャートである。 第2変形例に係るモータ制御部により実現される三次元フレーム構造の動作例を示した図である。
以下、本発明の実施形態に係るフレーム構造体について図面を参照して説明する。なお、以下の実施形態では、曲げ剛性の異方性がある帯状のテープを用いて長さを測定する巻
尺のテープを折り曲げて三次元フレーム構造を形成するフレーム構造体について説明する。
(1.基本構造)
はじめに、図1等を参照して、本実施形態に係るフレーム構造体1の基本構成について説明する。
本実施形態に係るフレーム構造体1は、図1および図2に示すように、帯状のテープ12と、テープ12同士を結束する結束部材13と、テープ12の一部を集約する第1ジョイント部14および第2ジョイント部15a〜15c(集約手段)と、テープ12を繰り出し可能に巻き取るための巻取部16(巻取手段)と、を含んで構成されている。
テープ12は、有端状で長さ方向に沿って湾曲させることが可能な金属製の材質で構成されている。このテープ12は、はじめは巻取部16に巻き取られており、先端部21が巻取部16に係合可能に構成されている。まず、テープ12を繰り出し、図1および図2に示すように、稜線部22a〜22f(以下、総称して稜線部22ともいう。)と、折曲部23a〜23h(以下、総称して折曲部23ともいう。)と、底辺部24a〜24c(以下、総称して底辺部24ともいう。)を形成する。そして、先端部21を巻取部16に係合し、既に繰り出された先端部21から基端部25までの範囲のテープ12により、四面体の三次元フレーム構造を形成する。
より具体的には、図3に示すように、テープ12の先端部21を長さ方向C(矢印C方向)に繰り出して稜線部22a、折曲部23a、底辺部24a、折曲部23b、稜線部22b、折り曲げ部23cを形成する。同様に、長さ方向Cに繰り出して稜線部22c、折曲部23d、底辺部24b、折曲部23e、稜線部22d、折曲部23fを形成する。さらに、長さ方向Cに繰り出して稜線部22e、折曲部23g、底辺部24c、折曲部23h、稜線部22fを形成することにより、帯状の一本のテープ12により三次元フレーム構造を形成する。なお、折曲部23における曲率あるいは折り曲げ角度は任意(鋭角、鈍角、又は直角)である。以下では、長さ方向Cのうち、巻取部16から先端部21側にテープ12を繰り出す方向を、繰り出し方向Cfと呼ぶ。これに対して、長さ方向Cのうち、先端部21から巻取部16側にテープ12を繰り込む方向を、繰り込み方向Cbと呼ぶ。
図1から図3に示すように、底辺部24は、テープ12が1重に配置されており、稜線部22aと稜線部22f、稜線部22bと稜線部22c、稜線部22dと稜線部22eは、テープ12が2重に配置される。そして、四面体の頂上部Aの近傍と底面頂部Bの近傍の2箇所で結束部材13により結束して互いの稜線部22を平行に成型する。
さらに、上記構成からなるフレーム構造体1は、使用者Uによるリモートコントローラ19の操作に応じて、三次元フレーム構造を変形可能に構成されている。具体的には、フレーム構造体1は、テープ12を長さ方向Cに移動させるモータ17a、17b、17d、17e、17g、17h(テープ移動手段)と、各モータ17a、17b、17d、17e、17g、17hを独立して駆動制御するモータ制御部18(制御手段)と、を更に含んで構成される。
図2および図4に示すように、第1ジョイント部14は、テープ12により形成された四面体の頂上部Aに配置されており、並列に配置された2つのガイドローラ41a、41b(以下、総称してガイドローラ41ともいう。)と、ガイドローラ41a、41bをそれぞれ回動可能に連結する連結部材42とから構成されている。なお、図4は、図1で示す矢印D方向からの部分拡大平面図である。
ガイドローラ41は、円柱形状を有しており、周面上にテープ12を巻回することにより折曲部23cと折曲部23fを形成する。
連結部材42は、金属製の材質で構成されている。この連結部材42は、上面視すると三叉形状を有しており、ガイドローラ41の周面上でテープ12が摺動可能にガイドローラ41の回転軸と連結する軸連結部43と、巻取部16と連結する巻取連結部44とから構成されている。この軸連結部43と巻取連結部44により、2つのガイドローラ41と巻取部16とを連結する。
図2および図5に示すように、第2ジョイント部15a〜15c(以下、総称して第2ジョイント部15ともいう。)は、テープ12により形成された四面体の底面頂部Bにそれぞれ配置されており、テープ12を厚み方向から挟持する一対の駆動ローラ51a、51b、51d、51e、51g、51h(以下、総称して一対の駆動ローラ51ともいう。)と、一対の駆動ローラ51をそれぞれ回動可能に支持する3つの摺動ガイド52a〜52c(以下、総称して摺動ガイド52ともいう。)から構成されている。
一対の駆動ローラ51a、51b、51d、51e、51g、51hは、円柱形状を有しており、周面上にテープ12を巻回することにより折曲部23a、23b、23d、23e、23g、23hをそれぞれ形成する。この一対の駆動ローラ51は、上面視すると上下方向に一対配置されるとともに四面体の底面頂部Bに各2つ上下方向に配置されている。
また、一対の駆動ローラ51a、51b、51d、51e、51g、51hは、モータ17a、17b、17d、17e、17g、17hによりそれぞれ回転駆動が可能である。駆動ローラ51が回転することによりテープ12の繰り出しおよび繰り込みを行う。また、また、駆動ローラ51は、ロータリエンコーダなど、ローラの回転量を検出する検出機構を内蔵し、検出した回転量をテープ12の移動量として、モータ制御部18に通知する。
摺動ガイド52は、四面体の底面頂部Bに各1つ配置され、一対の駆動ローラ51hと一対の駆動ローラ51aは摺動ガイド52aが、一対の駆動ローラ51bと一対の駆動ローラ51dは摺動ガイド52bが、一対の駆動ローラ51eと一対の駆動ローラ51gは摺動ガイド52cがそれぞれ回動可能に支持する。
また、摺動ガイド52は、側面視すると略逆T字形状を有しており、両側面側にテープ12の折曲部22が位置する垂直板部53と、垂直板部53とともに一対の駆動ローラ51を回動可能に支持する水平板部54とから構成されている。この垂直板部53および水平板部54により、一対の駆動ローラ51に繰り込まれるテープ12の折れ曲がりを強制する。
図2に示すように、モータ17a、17b、17d、17e、17g、17h(以下、総称してモータ17ともいう。)は、上述したように、一対の駆動ローラ51a、51b、51d、51e、51g、51hを回転駆動して、テープ12を長さ方向C、すなわち繰り出し方向Cf、または繰り込み方向Cbに移動する。
モータ制御部18は、CPU、メインメモリ、ストレージ、入出力インタフェースなどから構成されるコンピュータであって、制御用プログラムがインストールされることで、モータ17に駆動電流を出力してモータ17を駆動して駆動ローラ51の回転方向と回転量を制御する機能を実現する。具体的には、モータ制御部18は、図2に示すように、リ
モートコントローラ19から操作データを受信する操作データ受信部180(操作データ受信手段)と、操作データに応じて目標座標を設定する目標座標設定部181と、目標座標に基づいて、当該目標座標に頂部が位置する三次元フレーム構造を形成可能な折曲点(以下、目標折曲点)を算出する折曲点算出部182と、モータ17を駆動する駆動電流出力を出力する駆動電流出力部183と、を有する。
操作データ受信部180は、リモートコントローラ19から、三次元フレーム構造を変形操作するための操作データを受信する。三次元フレーム構造を変形操作するための操作データとして、具体的に、操作データ受信部180は、テープ12により形成された四面体の頂上部Aの位置座標を指示するデータを受信する。また、本実施形態では、次のようにして三次元空間を規定する。例えば図6に示すように、X軸とY軸をそれぞれ互いに直行する水平方向とし、Z軸を鉛直方向とする。また、第2ジョイント部15a〜15cが接地する底面上の任意の点を原点(0,0,0)とする。上記のように規定した三次元空間において、操作データにより指示される位置座標を(xt、yt、zt)とする。なお、本実施形態では、頂上部Aに対して位置座標を指示するものとするが、これに限らず例えば底面頂部Bに対しても位置座標を指示してもよい。
目標座標設定部181は、操作データが指示する位置座標(xt、yt、zt)を目標座標に設定して、設定した目標座標を折曲点に通知する。なお、操作データを複数回受信した場合には、最後に受信した操作データが指示する位置座標を目標座標に設定に設定すればよい。
折曲点算出部182は、目標座標設定部181により設定された目標座標に基づいて、図2に示す実空間に対応した仮想的な三次元空間上に、図6(A)に示すような、頂部P1〜頂部P4からなり頂部P1が目標座標に位置する四面体を作図する。そして、折曲点算出部182は、作図した四面体に対応する三次元フレーム構造を形成可能なテープ12の目標折曲点を算出する。具体的には、折曲点算出部182は、図6(B)に示すように、先端部Sから基端部Eまでのテープ全長TLと、先端部Sを基準とした各目標折曲点C1〜C8の位置情報(長さ)を算出する。ここで、先端部Sは先端部21に対応し、基端部Eは基端部25に対応し、目標折曲点C1〜C8は、それぞれ折曲部23a〜23hに対応する。実際にテープ12を用いて形成される四面体では、第1ジョイント部14および第2ジョイント部15a〜15cなどの取付位置に起因して、三次元フレーム構造の折曲部23と、仮想的に作図した四面体から得られる折曲点とが完全に一致しない。このため、折曲点算出部182は、作図した四面体に対応する三次元フレーム構造を形成可能なテープ12の目標折曲点を、第1ジョイント部14および第2ジョイント部15a〜15cなどの取付位置等に基づいて補正して、目標折曲点として算出すればよい。
なお、目標折曲点は、上述した幾何学的な計算処理により取得することに限定されない。例えば、目標座標と目標折曲点との対応関係を示す情報(折曲点情報)をストレージなどの記憶手段に予め記憶しておき、当該ストレージにアクセスして目標座標と対応関係にある折曲点を目標折曲点として駆動電流出力部183に通知してもよい。
駆動電流出力部183は、折曲点算出部182により算出されたテープ全長TLとなり、かつ、折曲部23a〜23hが目標折曲点C1〜C8となるように、モータ17を駆動する駆動電流出力を出力する。具体的に、駆動電流出力部183は、駆動ローラ51から通知される実回転量から実際の折曲点を検出して、当該折曲点と目標折曲点との差分が収束するように駆動ローラ51を回転することにより、正確にテープ12の移動量ないし折曲点を制御する。
ここで、モータ17を駆動する一例を図8を用いて説明する。まず、本例では図7(A
)に示すように、頂上部Aと底面頂部Bとからなる四面体を、頂部P1〜頂部P4からなり頂部P1が目標座標に位置する四面体に変形するものとする。
このような変形を行うため、図8に示すように、タイミングT1において、駆動電流出力部183は、モータ17a、17hを駆動して、折曲部23aに対応する折曲点C01(B)を目標折曲点C1(P2)に変化させるのと同時に、基端部25に対応する点E0(A)を点E(P1)に変化させる。
次に、タイミングT2において、駆動電流出力部183は、折曲部23aと基端部25を固定した状態で、モータ17aを駆動して、折曲部23bに対応する折曲点C02(B)を目標折曲点C2(P3)に変化させる。
次に、タイミングT3において、駆動電流出力部183は、折曲部23a、23bと基端部25を固定した状態でモータ17b、17dを駆動して、折曲部23cに対応する折曲点C03(A)を目標折曲点C3(P1)に変化させるのと同時に、折曲部23dに対応する折曲点C04(B)を目標折曲点C4(P3)に変化させる。
次に、タイミングT4において、駆動電流出力部183は、折曲部23a〜23dと基端部25を固定した状態でモータ17dを駆動して、折曲部23eに対応する折曲点C05(B)を目標折曲点C5(P4)に変化させる。
次に、タイミングT5において、駆動電流出力部183は、折曲部23a〜23eと基端部25を固定した状態でモータ17e、17gを駆動して、折曲部23fに対応する折曲点C06(A)を目標折曲点C6(P1)に変化させるのと同時に、折曲部23gに対応する折曲点C07(B)を目標折曲点C7(P4)に変化させる。このような折曲部23f、23gの変化に連動して、折曲部23hに対応する折曲点C08(B)が、目標折曲点C8(P2)に変化することとなる。
上記のタイミングT1〜T5に従って、折曲部23に対応する折曲点が変化することで、図8(A)に示すように、四面体の頂上部Aを、目標座標P1(xt、yt、zt)に変化することとなる。
(2.収納方法)
次に、図1から図3を参照して、フレーム構造体1の収納方法について説明する。フレーム構造体1の収納方法の一例では、底辺部24a〜24cの両端から略等距離にある点を折り曲げ、三次元フレーム構造を高さ方向に引き伸ばすことにより、四面体の三次元フレーム構造を縦長状に折り畳む。
上述したように、テープ12の曲げ剛性には異方性があるため、図1に示す底辺部24を折り曲げることができ、また、ガイドローラ41や一対の駆動ローラ51の周面上をテープ12が摺動するため、四面体の三次元フレーム構造を縦長状に変形し、筒状容器に収納することができる。
なお、結束部材13を外し、ガイドローラ41や一対の駆動ローラ51の周面上に巻回されたテープ12を解いてから、一気にテープ12を巻き取ることも可能である。
図1および図2に示すように、折曲部23cと折曲部23fは、ガイドローラ41の周面上にテープ12を巻回することにより形成している。また、折曲部23a、23b、23d、23e、23g、23hは、一対の駆動ローラ51の周面上にテープ12を巻回することにより形成している。このため、ガイドローラ41や一対の駆動ローラ51の周面
上に巻回されたテープ12を解くことにより、形成した折曲部23を含むテープ12を容易に巻取部16の内部に巻き取ることができる。
(3.展開方法)
次に、フレーム構造体1の展開方法について説明する。フレーム構造体1の展開方法の一例として、底辺部24a〜24cの両端から略等距離にある点を折り曲げ、四面体の三次元フレーム構造を縦長状に折り畳むことにより収納した場合は、テープ12の復元力により展開することができる。また、テープ12を巻き取ることにより四面体の三次元フレーム構造を巻取部16の内部に収納した場合は、図1に示すように新たに組み立てて展開する。
(4.処理工程)
上述したように構成されたフレーム構造体において、図8に従って、モータ制御部18の具体的な処理工程を説明する。
ステップS81において、操作データ受信図180は、テープ12により形成された四面体の頂上部Aの位置座標を指示する操作データを受信して、ステップS92に進む。
ステップS82において、目標座標設定部181は、操作データが指示する位置座標(xt、yt、zt)を目標座標に設定して、ステップS83に進む。
ステップS83において、折曲点算出部182は、目標座標設定部181により設定された目標座標に基づいて、上述したように、先端部Sから基端部Eまでのテープ全長TLと、先端部Sを基準とした各目標折曲点C1〜C8の位置情報を算出して、ステップS84に進む。
ステップS84において、駆動電流出力部183は、上述した図7(B)に示したように、タイミングT1〜T5に分けてモータ17を駆動して、折曲部23a〜23hを目標折曲点に順次変化させて、図7(A)に示すように四面体の頂上部Aを目標座標P1、つまり、操作データにより指示する位置座標(xt、yt、zt)に変化させて、図8に示す処理を終了する。
上記のように、図8に示す処理によれば、リモートコントローラ19により外部から受信した操作データに応じて目標座標を設定し、設定した目標座標に応じて三次元フレーム構造を収納および展開に適した形状に容易に変形することができる。
また、図8に示す処理によれば、リモートコントローラ19からの遠隔操作により、フレーム構造体の使用者Uがフレーム構造体に近づくことなく、リモートコントローラ19を操作することで、三次元フレーム構造を構成する頂部を目標座標に移動することができる。つまり、フレーム構造体の使用者Uに、利便性の高い操作環境を提供することができる。
なお、操作データは、頂上部Aの位置座標を指示するデータに限らず、例えば、次の第1乃至第2変形例のように、リモートコントローラ19の位置情報を操作データとして扱ってもよい。
(第1変形例)
第1変形例について、図9に示すフローチャートに沿って説明する。
ステップS91において、操作データ受信部180は、操作データとして、三次元空間
におけるリモートコントローラ19の位置座標(xu、yu、zu)を示すデータを受信して、ステップS92に進む。
ステップS92において、目標座標設定部180は、操作データが示すリモートコントローラ19の位置座標(xu、yu、zu)の変化に応じて、目標座標を設定する。具体的には、図12に示すように、リモートコントローラ19の使用者Uが矢印Y方向に移動して、位置座標(xu、yu、zu)が変化した場合、目標座標設定部180は、現在の頂上部A1の位置座標から矢印Y方向の延長上にある座標Tを目標座標に設定して、ステップS93に進む。ここで、現在の頂上部A1の位置座標から目標座標までの距離は、例えば、リモートコントローラ19の位置座標の変化量に比例して長くすることで、リモートコントローラ19の動きをより忠実に模擬することができる点で好ましい。
ステップS94において、折曲点算出部182は、目標座標設定部181により設定された目標座標に基づいて、上述したように、先端部Sから基端部Eまでのテープ全長TLと、先端部Sを基準とした各目標折曲点C1〜C8の位置情報を算出して、ステップS94に進む。
ステップS94において、駆動電流出力部183は、上述した図7(B)に示したように、タイミングT1〜T5に分けてモータ17を駆動して、折曲部23a〜23hを目標折曲点に順次変化させて、四面体の頂上部Aを目標座標Tに変化させて、図10に示す処理を終了する。
上記のように、図9に示す処理によれば、リモートコントローラの位置座標(xu、yu、zu)の変化に応じて目標座標を設定することで、リモートコントローラ19の位置情報の変化に三次元フレーム構造の頂部を追従させることができる。このようにしてリモートコントローラ19を保持する使用者Uとフレーム構造体との間で擬似的なコミュニケーションするような、言い換えればインタラクティブな演出を、フレーム構造体に行わせることができる。
(第2変形例)
第2変形例について、図11に示すフローチャートに沿って説明する。
ステップS111において、操作データ受信部180は、操作データとして、例えば図12(A)及び図12(B)に示すように、三次元空間におけるリモートコントローラ19の位置座標(xu、yu、zu)を示すデータを受信して、ステップS112に進む。
ステップS112において、目標座標設定部181は、操作データが示すリモートコントローラの位置座標(xu、yu、zu)から頂上部Aの座標までの距離を算出して、ステップS113に進む。例えば図12(A)及び図12(B)に示すように、リモートコントローラ19の位置座標(xu、yu、zu)から頂上部Aの位置座標までの距離d1、d2が、それぞれ目標座標設定部181により算出される。
ステップS113において、目標座標設定部181は、算出した距離に応じて目標座標を設定して、ステップS114に進む。図12(A)及び図12(B)に示す例に当てはめると、距離d1より短い距離d2の場合は、図12(A)に示す場合よりも頂上部Aがより長く移動するような目標座標Tを設定する。このようにして、リモートコントローラと三次元フレーム構造である四面体の頂上部Aとの距離が近いほど三次元フレーム構造を大きく変形させることができる。
ステップS114において、折曲点算出部182は、目標座標設定部181により設定
された目標座標に基づいて、上述したように、先端部Sから基端部Eまでのテープ全長TLと、先端部Sを基準とした各目標折曲点C1〜C8の位置情報を算出して、ステップS115に進む。
ステップS115において、駆動電流出力部183は、上述した図7(B)に示したように、タイミングT1〜T5に分けてモータ17を駆動して、折曲部23a〜23hを目標折曲点に順次変化させて、四面体の頂上部Aを目標座標Tに変化させて、図12に示す処理を終了する。
上述したように、図11に示す処理によれば、リモートコントローラ19の位置情報と三次元フレーム構造の頂部とに応じて、例えばリモートコントローラ19と頂上部Aとの距離に応じてテープを移動させることで、三次元フレーム構造を所定の形状に変形する。このようにして、例えばリモートコントローラ19と三次元フレーム構造の頂上部Aとの距離が近いほど三次元フレーム構造を大きく変形させることにより、リモートコントローラ19を保持する使用者Uとフレーム構造体との間で擬似的なコミュニケーションするような、言い換えればインタラクティブな演出を、フレーム構造体に行わせることができる。
(5.その他)
なお、モータ17は、駆動ローラ51を駆動するのに代えて、例えば底面部24の間に新たに設けたローラを駆動することで、テープ12を移動させてもよい。言い換えれば、底面部24aの間を駆動点としてテープ12を移動してもよい。このようにモータが駆動するローラの配置位置は特定の位置に限定されないが、特に、モータ17が、四面体の頂部又はその近傍に配置されている駆動ローラ51を駆動することが好ましい。つまり、モータ17が、底面頂部B又はその近傍に配置されていることにより、底面部24をできるだけ短くする、言い換えれば、テープ上で隣り合う折曲部の間の距離をできるだけ短くすることができる。この結果、三次元フレーム構造を、使用に適したより小さい形状に容易に変形することができる。
また、上述したように構成されたフレーム構造体1の「集約箇所F」は、機械的な固い結合でも緩い結合でもよい。
上述したように構成されたフレーム構造体1は、駆動ローラ51が回転することによりテープ12の繰り出しおよび繰り込みが可能であるため、繰り出しおよび繰り込みによりテープ12を移動、第1ジョイント部14および第2ジョイント部15の位置を移動することにより、三次元フレーム構造を所定の形状に変形することができる。例えば、直稜四面体の形状、垂心四面体の形状、当面四面体の形状等、様々な四面体の形状に形成することができる。
また、上述したように構成されたフレーム構造体1のテープ12は、曲げ剛性に異方性があるので、長さ方向に沿って容易に折曲可能である一方、幅方向に沿って折り曲げるのが難しい。つまり、テープ12を折り曲げまたは捻り曲げることにより、三次元フレーム構造を変形自在にすることができる。
さらに、上述したように構成されたフレーム構造体1は、第2ジョイント部15の数を増加することにより、四面体のみならず、四角錐の形状、五角錐の形状、六角錐の形状等の様々な角錐の形状にも形成することができる。さらに、立方体を含む、五面以上を有する任意の立体にも形成することができる。
(6.他の実施形態)
上述したフレーム構造1では、フレーム構造体の全部が1本のテープ12により形成される場合を図示して説明したが、複数本のテープ12を組み合わせることで1つの三次元フレーム構造をなしてもよい。すなわち、1本のテープによりフレーム構造体の一部を形成する形状であってもよい。
上述したフレーム構造体1では、稜線部22の結束がそれぞれ2箇所である場合を図示して説明したが、平行に成型する稜線部22に対して少なくとも1箇所で結束されていればよく、強度の確保のため2箇所以上で結束されていてもよい。
また、上述したフレーム構造体1では、テープ12を繰り出しおよび巻き取る巻取部16は、四面体の頂上部に配置されている場合を図示して説明したが、フレーム構造体の重心を安定させるため、四面体の底面側に配置してもよい。
さらに、上述したフレーム構造体1では、駆動ローラ51は、モータ17により回転駆動する場合について説明したが、駆動ローラ51のうちの少なくとも1つの一対の駆動ローラ51がモータにより回転駆動するように構成してもよい。さらに、一対の駆動ローラ51のうち一方の駆動ローラ51のみがモータにより回転駆動するように構成してもよい。このように構成しても三次元フレーム構造を容易に変形することができる。
また、上述したフレーム構造体1では、連結部材42は、金属製の材質で構成されている場合について説明したが、連結部材42の材質は適宜変更が可能である。
そして、上述したフレーム構造体1では、複数の折曲部23a〜23hが第1ジョイント部14または第2ジョイント部15により集約され、集約された集約箇所Fの全てを頂部(頂上部Aまたは底面頂部B)とする四面体となっている場合について説明したが、折曲部23(23a〜23h)のいずれかが集約箇所Fに集約していなくてもよく、集約箇所Fの全てが頂部とならなくてもよい。なお、集約箇所Fは、上述したように、機械的に固い結合でも緩い結合でもよい。
上述したフレーム構造体1は様々な用途で使用することができる。例えば、空間演出、デザイン家具、舞台装置、建築、産業機械、宇宙産業等で使用することができ、用途は問わない。
1 フレーム構造体
12 テープ
13 結束部材
14 第1ジョイント部
15a〜15c 第2ジョイント部
16 巻取部
17、17a、17b、17d、17e、17g、17h モータ
18 モータ制御部
180 操作データ受信部
181 目標座標設定部
182 折曲点算出部
183 駆動電流出力部
19 リモートコントローラ
21 先端部
22a〜22f 稜線部
23a〜23h 折曲部
24a〜24c 底辺部
25 基端部
41a、41b ガイドローラ
42 連結部材
43 軸連結部
44 巻取連結部
51a〜51f 駆動ローラ
52a〜52c 摺動ガイド
53 垂直板部
54 水平板部
A 頂上部
B 底面頂部
F 集約箇所
U 使用者

Claims (4)

  1. 有端状又は無端状のテープと、
    前記テープを折り曲げてなる複数の折曲部を、少なくとも1つの集約箇所で集約する集約手段と、
    前記テープを長さ方向に移動させる1つ以上のテープ移動手段と、
    前記テープ移動手段を制御する制御手段と、を備え、
    前記集約箇所を頂部に含む三次元フレーム構造の一部又は全部が前記テープにより形成されており、
    前記制御手段は、三次元フレーム構造を変形操作するための操作データを受信する操作データ受信手段と、前記受信した操作データに応じて、三次元空間における1つ以上の目標座標を設定する目標座標設定手段と、を有し、
    前記設定した目標座標に基づいて前記テープ上で隣り合う前記折曲部の間の距離が変化して前記三次元フレーム構造を構成する頂部のうち少なくとも1つの頂部が前記目標座標に移動するように、前記テープ移動手段を制御する、フレーム構造体。
  2. 前記操作データ受信手段は、三次元フレーム構造を構成する頂部のうち少なくとも1つの頂部の座標位置を指示するデータを、前記操作データとして受信し、
    前記目標座標設定手段は、前記操作データにより指示される座標位置を、前記目標座標に設定する、請求項1に記載のフレーム構造体。
  3. 前記操作データ受信部は、リモートコントローラから、三次元空間における前記リモートコントローラの位置座標を示すデータを、前記操作データとして受信し、
    前記目標座標設定手段は、前記操作データが示すリモートコントローラの位置座標の変化に応じて、前記目標座標を設定する、請求項1に記載のフレーム構造体。
  4. 前記操作データ受信部は、リモートコントローラから、三次元空間における前記リモートコントローラの位置座標を示すデータを、前記操作データとして受信し、
    前記目標座標設定手段は、前記操作データが示すリモートコントローラの位置座標と前記三次元フレーム構造の少なくとも1つの頂部の座標と距離に応じて、前記目標座標を設定する、請求項1に記載のフレーム構造体。
JP2015168879A 2015-08-28 2015-08-28 フレーム構造体 Pending JP2017044296A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015168879A JP2017044296A (ja) 2015-08-28 2015-08-28 フレーム構造体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015168879A JP2017044296A (ja) 2015-08-28 2015-08-28 フレーム構造体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017044296A true JP2017044296A (ja) 2017-03-02

Family

ID=58211668

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015168879A Pending JP2017044296A (ja) 2015-08-28 2015-08-28 フレーム構造体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017044296A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN208421695U (zh) 电子设备
US9727053B2 (en) Information processing apparatus, control method for information processing apparatus, and recording medium
JP4697558B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
JP2015509473A5 (ja)
JP6598454B2 (ja) 教示データの作成方法、作成装置、及び作成プログラム
CN105827986A (zh) 一种自动多维拍摄系统和全景图片采集生成系统
CN101865667B (zh) 线束外观检查用图像的生成装置及生成方法
CN106933227B (zh) 一种引导智能机器人的方法以及电子设备
CN102236414A (zh) 三维显示空间中的图片操作方法和系统
US20180100740A1 (en) Method and apparatus for planning path
JP2017044296A (ja) フレーム構造体
CN107885277A (zh) 一种调节显示屏角度的方法、装置、移动终端及存储介质
US9292932B2 (en) Three dimension measurement method, three dimension measurement program and robot device
JP2018084729A (ja) 表示装置、画像処理装置及びプログラム
WO2017033332A1 (ja) フレーム構造体
KR101306287B1 (ko) 플렉서블 디스플레이의 변형 인지 장치
CN113414819B (zh) 一种基板材料的处理方法、系统、电子设备及存储介质
CN202054501U (zh) 一种卷料收放料机
CN104070965B (zh) 卷帘组件
CN104902183B (zh) 全景拍照方法及装置
ITMO20100025A1 (it) Apparato per realizzare antenne per dispositivi di identificazione a radiofrequenza
CN104427176A (zh) 显示装置、图像形成装置及显示控制方法
JP2011040038A5 (ja) 情報処理装置、情報処理装置の制御方法およびプログラム
JP2017044297A (ja) フレーム構造体
CN203269151U (zh) 一种卷轴