JP2017043261A - 収容物の分散化構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】荷台を傾斜させて飼料用作物をホッパーに移し替える際に、山積状態とならないように分散化させてホッパーに落下させるようにする。
【解決手段】荷台5を傾斜させて飼料用作物を移し替える際、その荷台5の傾斜する後部壁面53の後部上端部に分散部7を設けるようにする。この分散部7は、末広がり状に傾斜する複数の板状体72を起立させ、これによって左右方向に飼料用作物を分散化させる。また、この板状体72の上辺部72Hは、荷台5の傾斜する後部壁面53の傾斜角度と同等か小さくしておき、荷台5を傾斜させた際に、後部壁面53に沿って落下する飼料用作物のうち、細断されていない大きな飼料用作物を板状体72の上辺部72Hに当ててそのまま後方に落下させ、また、小さく細断された作物については、板状体72の壁面に当てて左右に分散化させる。
【選択図】図6

Description

本発明は、荷台に収容された収容物を他の荷台に移し替える際に、その収容物を広範囲に分散化させて移し替えられるようにした収容物の分散化構造に関するものである。
一般に、ダンプ機構を有する車両の荷台に収容された飼料、粒状体、堆肥などの収容物は、他の荷台に移し替えられ、その移し替えられた先の他の荷台側で所定の処理を行えるようにすることがある。
このようなケースの一例として、例えば、細断された飼料用作物をダンプ機構を有する車両の荷台に積んでおき、そこからダンプ機構を用いて傾斜させてロールベーラーのホッパーに移し替えていくような場合がある。そして、このようにロールベーラーに飼料用作物を移し替えた後は、そのホッパー内で飼料用作物をアジテーターを用いて定量的に繰り出し、ロール成形部まで搬送させて円柱状のロールベールを形成するようにしていく(特許文献1)。
特開2008−011735号公報
ところで、このように荷台に収容された収容物を他の荷台に移し替える場合、傾斜する荷台の上端の開口部から収容物を落とし込むようになるが、このとき、その落とし込まれた収容物は、図11に示すように中央が盛り上がった山積状態となってしまう。
しかるに、このように収容物が山積状態に収容されると、その荷台の収容容積が小さくなってしまう。また、例えば、上述のようにホッパーから定量的に飼料用作物を繰り出してロールベールを成形するような場合においては、山積状態で飼料用作物が収容されると、ホッパー内で飼料用作物の存在する部分と存在しない部分が混在してしまうことになり、アジテーターを使って均一に飼料用作物を吐き出すことができなくなる。そして、このように不均一な状態で飼料用作物が吐き出されると、ロールベールの成形時に外形形状が変形してしまうといった問題を生じてしまう。
そこで、本発明は上記課題に着目してなされたものであり、荷台を傾斜させて収容物を落下させる際に、山積状態とならないように収容物を分散化させて落下させるようにした分散化構造を提供することを目的とする。
すなわち、本発明は上記課題を解決するために、荷台を傾斜させることによって当該荷台に収容された収容物を落下させるようにした荷台構造において、当該荷台に収容された収容物を分散化させて落下させるための分散部を設けるようにしたものである。
このように構成すれば、収容物を分散化させて他の荷台に移し替えることができるため、当該他の荷台で収容物を平坦化させて積載量を大きくすることができる。また、このような収容物としてロールベールを成形する飼料用作物である場合、移し替えられた先の荷台から均一にロール成形部まで飼料用作物を吐き出すことができるようになるため、ロールベールの外形形状を整えることができる。
また、このような発明において、前記分散部を、角度の同じ、または、異なる複数の板状体を設けて構成する。
このように構成すれば、荷台を傾斜させた際に、荷台から落下する収容物を板状体で傾斜方向に分散化させることができるようになる。
さらに、前記分散部を、上辺部を下辺部よりも中央部側に傾斜させた複数の板状体を設けて構成するとともに、当該複数の板状体を左右対称に設けるようにする。
このように構成すれば、荷台から落下する収容物を左右方向と前後方向に分散化させて落下させることができるようになる。
また、前記板状体を、傾斜壁面を有する荷台の上端部に設けるとともに、当該板状体の上辺部を荷台の傾斜壁面の傾斜角度と同等以下の角度に設定する。
このように構成すれば、荷台を傾斜させた際に、大きな収容物については板状体の上辺部に当てて後方に落下させることができ、一方、小さな収容物については板状体の上辺部の隙間から真下に落下させ、壁面に当てて左右に分散化させることができるようになる。
また、前記荷台の上部開口部を覆うカバー体を設け、当該カバー体を、傾斜された荷台の前部上方部分を中心に回動可能に取り付けるようにする。
このように構成すれば、荷台を大きく傾斜させた際に、荷台から直接収容物が分散部を飛び越して落下してしまうのを防止することができ、確実に分散部に収容物を当てて分散化させることができるようになる。
また、前記カバー体を、所定角度以上に荷台を傾斜させた際に、荷台の上部開口部から離れるにように取り付ける。
このように構成すれば、荷台の傾斜角が小さい場合は、カバー体に当てて直接収容物を分散部に当てることができ、傾斜角が大きくなった場合は、残量の少ない収容物をカバー体に当てることなく、分散部を介して他の容器に移し替えることができるようになる。
本発明によれば、荷台を傾斜させることによって当該荷台に収容された収容物を落下させるようにした荷台構造において、当該荷台に収容された収容物を分散化させて落下させるための分散部を設けるようにしたので、当該他の荷台で収容物を平坦化させて積載量を大きくすることができる。また、このような収容物としてロールベールを成形する飼料用作物である場合、移し替えられた先の荷台から均一にロール成形部まで飼料用作物を吐き出させることができるようになるため、ロールベールの外形形状を整えることができる。
本発明の一実施の形態における収穫機を示す図 同形態における収穫機の刈取部を示す平面図 同形態における収穫機の搬送部と細断部を示す図 同形態における荷台の動作原理を示す図 同形態における荷台の動作原理を示す図 同形態における荷台を傾斜させた斜視図 他の実施の形態における分散部を示す斜視図 他の実施の形態における荷台と分散部を示す平面図 同形態で分散化された飼料用作物を受け取るロールベーラーを示す図 同形態で荷台の収容物を分散化させてホッパーに移し替えた状態図 従来例における収容物を移し替えた状態図
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照しながら説明する。
この実施の形態における収容物の分散化構造は、図1に示すように、稲やトウモロコシなどの飼料用作物を細断して荷台5に収容できるようにした収穫機1に適用されるものであって、その飼料用作物を収容した荷台5を傾斜させ、図9に示すようなロールベーラー8のホッパー81に移し替えられるようにしたものである。そして、そのロールベーラー8のホッパー81から飼料用作物を定量的に繰り出して円柱状のロールベールを形成できるようにしている。なお、この実施の形態では、収穫機1を例に挙げて説明するが、これ以外の収容物を収容して他の容器に移し替えるものとして、例えば、無数の小さな収容物として、砂や石などの粒状物を他の荷台に移し替えるような場合にも適用することができる。以下、本実施の形態における収穫機1の構造について詳細に説明する。
まず、この収穫機1は、図1に示すように、機体の前方に設けられた刈取部2と、この刈取部2で刈り取られた飼料用作物を細断する細断部4と、この細断部4で細断された飼料用作物を吹き上げて放出するシューター45とを備え、そのシューター45の後方に、ダンプ機構6によって傾斜可能に構成された荷台5を設けて、そこで荷受できるようにしたものである。そして、その放出された飼料用作物をダンプ機構6を用いて傾斜させてロールベーラー8(図9)に移し替え、そこでロールベールを成形できるようにしたものである。
この刈取部2は、図2に示すように、左右一対のドラム21によって構成されており、それらのドラム21を互いに内向きに回転させることによって、その外周部分に設けられた刃22で飼料用作物を刈り取れるようにしている。また、このドラム21の刃22の上方には、間欠的な作物保持用の爪23が設けられていて、その爪23に作物の株元付近を挟み込んで内側に引き込めるようにしている。このように作物が内側に引き込まれると、ドラム21の上側に設けられたバー24に作物が当たり、作物が水平な状態で株元から内側に引き込まれていくようになる。
搬送部3は、この刈取部2で刈り取られた作物を水平な状態にして下流側の細断部4まで搬送させるものであって、図3に示すように、ここでは上下一対の搬送ローラ31a〜31dを上流側と下流側に設け、これによって飼料用作物を束ねた状態で株元から細断部4に搬送させていくようにしている。
細断部4は、この搬送部3によって水平方向に搬送された飼料用作物を一定幅刻みで細断するように構成される。この細断部4は、シリンダ44の外周部分に設けられた複数の回転刃41と、その前方に設けられた固定刃42とを設け、回転刃41と固定刃42で作物を挟み込んで細断できるようになっている。また、シリンダ44には複数の羽根43が設けられており、その回転時における風圧によって、細断された作物を上方に吹き上げられるようにしている。この吹き上げられた飼料用作物はシューター45を介して後方の荷台5側へと放出される。
荷台5は、図1などに示されるように、この細断された飼料用作物を収容できるようにしたものであって、起立した前部壁面51や側壁面52や傾斜した後部壁面53などを有するようなボックス状に形成されている。この後部壁面53の傾斜角度としては、後述するダンプ機構6によって最大に傾斜させた際に、後部壁面53から飼料用作物を滑り落とせるような角度となっている。また、この荷台5の上部開口部54には、シューター45から放出された飼料用作物を外部に飛散させないようにしたカバー体55が設けられる。このカバー体55は、図6に示すように、フレーム55aに小さな網目状のネット55bを取り付けて構成されるものであって、図1に示すように、シューター45の出口側を開口させるとともに、後端側を下方へ向けて傾斜させた屈曲部55cを設け、これによって荷台5を大きく傾斜させた際に、この屈曲部55cに飼料用作物を当てて確実に分散部7に当てられるようにしている。このカバー体55の前端側は、図1などに示すように、荷台5の前方の高い位置の回動軸55dに回動可能に取り付けられており、自重によって後端側を回動させられるようにしている。
ダンプ機構6は、荷台5の前方を持ち上げて後方に向けて傾斜させられるように構成されており、左右に設けられた油圧シリンダ61を伸ばすことによって、荷台5の後部上端部に設けられた回動軸62を中心に傾動させるようにしている。
そして、この実施の形態では、この荷台5の後部上端部に分散部7を設けるようにしている。この分散部7は、荷台5の後部上端部からロールベーラー8のホッパー81側に飼料用作物を分散化させた状態で落下させるようにしたものであって、ここでは、図6に示すように、荷台5の後部上端部に沿って設けられた水平面状のプレート71と、このプレート71から起立する複数の板状体72を設けて構成されている。この板状体72は、プレート71上の中心線CL7を中心に後方に向かってそれぞれ末広がりとなるような傾斜角を持って取り付けられている。この板状体72としては、上辺部72Hを荷台5の傾斜する後部壁面53の傾斜角度と同じか、あるいは、それよりも小さい角度となるようにしており、これによって荷台5を傾斜させた際に、細断されていない比較的大きな飼料用作物を板状体72の上辺部72Hに当てて飼料用作物をそのまま後方に落下させ(図6の破線)、また、細断された小さな飼料用作物については板状体72の上辺部72Hの隙間から真下に落下させ、板状体72の壁面に当てて左右に分散化させて落下させるようにしている(図6の実線)。なお、このように板状体72の上辺部72Hを後部壁面53の傾斜角度と同じか、それよりも小さい角度としておくと、飼料用作物が後部壁面53に沿って落下してきた際に、板状体72に引っ掛かりなく落下させることができるようになる。
ここでは、板状体72の角度としては、右側と左側でそれぞれ平行となるように傾斜させているが、図7(a)に示すように、両外側に向かって傾斜角θが大きくなるように傾斜させてもよい。また、図7(b)に示すように、板状体72の上部傾斜部分をL字状に屈曲した屈曲片73を設けるようにしてもよい。このような屈曲片73を設けるようにすれば、その屈曲片73に飼料用作物を当てることで、そこから遠方に飼料用作物を落下させることができるようになる。この場合、高さ寸法の高い位置の近傍にのみ設けるようにしてもよく、あるいは、その屈曲片73を三角形状をなす斜辺のすべてに設けるようにしてもよい。
また、この分散部7として、図8に示すような構造を用いることができる。この分散部7は、平行四辺形をなす複数の板状体72の上辺部72Hを荷台5の後部壁面53と同一面上に配置し、後部壁面53の中心線CL5に対して平行または後部壁面53の後端から後方へ向かって角度αで開くように左右対称に配置する。また、プレート71の平面に沿った中心線をCL7とした場合、板状体72の上辺部72Hを下辺部72Lに対して中心線CL7側に傾ける(角度θ)とともに各板状体72を左右対称に配置するようにしたものである。このとき、上辺部72Hについては、他の実施の形態と同様に、荷台5の後端部53の傾斜角度と同じか、あるいは、それよりも小さな角度としているため、これによって荷台5を傾斜させた際に、細断されていない比較的大きな飼料作物を板状体72の上辺部72Hに当てて飼料作物をそのまま後方に落下させ、また、切断された小さな飼料作物については板状体72の上辺部72Hの隙間から真下に落下させて、板状体72の壁面に当てて左右に分散化させるようにすることもできる。
このように構成された収穫機1の作用について説明する。
まず、機体を走行させることによって圃場の飼料用作物を刈取部2で刈り取り、中央に寄せた状態で株元から搬送部3に取り込んでいく。そして、その搬送部3で水平状態にして細断部4まで導き、そこで、回転する回転刃41で株元から細断していく。このように細断された飼料用作物は、回転する複数の羽根43の風圧などによって吹き上げられ、シューター45を介して荷台5の後方に勢い良く放出される。
このように放出された飼料用作物は、順次カバー体55で覆われた荷台5の内部に収容されていく。
そして、このように飼料用作物を収容して荷台5が満杯状態になると、機体をロールベーラー8の近くまで走行させ、ホッパー81に飼料用作物を移し替えるようにする。
この移し替えの際には、収穫機1のダンプ機構6を駆動させて荷台5の前方を持ち上げるように油圧シリンダ61を伸ばして、荷台5を傾斜させる(図4(a)から図(b)の状態)。すると、荷台5に収容された飼料用作物はカバー体55に当たり、その重量によってカバー体55を持ち上げながら分散部7の板状体72の上辺部72Hに当たるようになる。一方、小さく細断された飼料用作物については、上辺部72Hの間を落下して板状体72に当たり、板状体72の傾斜角度に沿った方向に分散されて落下していく(図6の実線)。また、あまり細断されていない大きな飼料用作物などについては、板状体72の上辺部72Hに当たった状態で後方へと落下していく(図6の破線)。
そして、更に荷台5を大きく傾斜させていくと、荷台5の飼料用作物が少なくなり、その重量によってカバー体55を押し上げることが難しくなるが、カバー体55の回動軸55dが荷台5の上端開口部よりも高い位置に取り付けられているため、図5に示すように、自然とカバー体55が上部開口部54から開くようになる。そして、このようにカバー体55が開いた状態で、荷台5の上方から収容物が分散部7に当たらずに飛び越して行くことを防止し、確実に分散部7に当てて飼料用作物を分散化させるようにする。
このように飼料用作物が図9に示すロールベーラー8のホッパー81に移し替えられると、ホッパー81では、図10に示すように、ほぼ平坦に近い状態で均一化されて飼料用作物が収容される。
次に、この状態でホッパー81の搬送部82を駆動させて飼料用作物を後方のアジテーター83まで搬送させる。このアジテーター83は、飼料用作物を押し戻すように回転し、下方側に設けられたアジテーター83と搬送部82との隙間から定量的に飼料用作物を吐き出していく。そして、その吐き出された飼料用作物をロール成形部84まで搬送させ、そこで周回するタイトバー85の上に載せて自転させる。すると、次々に搬送されてくる飼料用作物を巻き込んで外形寸法を大きくしていく。そして、そのロールベールが所定の大きさになった場合、ネット86を繰り出してロールベールの外周に巻き付け、所定回数巻き付けた後に、そのネット86を切断して、後部チャンバーを開放させて後方に放出する。
このように上記実施の形態によれば、荷台5を傾斜させることによって当該荷台5に収容された飼料用作物を落下させるようにした構造において、当該荷台5に収容された飼料用作物を分散化させて落下させるための分散部7を設けるようにしたので、ロールベーラー8のホッパー81で飼料用作物を平坦化させて収容することができ、積載量を大きくすることができる。また、ホッパー81で平坦に飼料用作物を収容することができるため、均一にロール成形部84まで飼料用作物を繰り出すことができるため、ロールベールの外形形状を整えることができる。
また、このような分散部7に、角度の同じ、または、異なる複数の板状体72を設けるようにしたので、荷台5を傾斜させた際に、荷台5から落下する飼料用作物を板状体72で傾斜方向に沿って分散化させることができるようになる。
さらに、分散部7を、上辺部72Hを下辺部72Lよりも中央部CL側に傾斜させた複数の板状体72を設けて構成するとともに、前記複数の板状体72を左右対称に設けるようにしたので、荷台5から落下する収容物を左右方向と前後方向に分散化させて落下させることができるようになる。
また、荷台5の後部壁面53を傾斜させるとともに、前記板状体72の上辺部72Hをこの後部壁面53の傾斜角度と同じにするか、もしくは、小さくするように傾斜させるようにしたので、細断されていない飼料用作物については、その板状体72の上辺部72Hに当ててそのまま後方に落下させ、また、小さく細断された作物については板状体72の壁面に当てて左右に分散化させることができるようになる。
また、前記荷台5の上部開口部54を覆うカバー体55を設け、当該カバー体55を、傾斜された荷台5の上方部分を中心に回動可能に取り付けるようにしたので、荷台5を大きく傾斜させた際に、荷台5の上方から飼料用作物が分散部7を飛び越して落下するのを防止することができ、確実に分散部7に収容物を当てて分散化させることができるようになる。
また、前記カバー体55を、所定角度以上に荷台5を傾斜させた際に、荷台5の上部開口部54から離れるにように取り付けるようにしたので、荷台5の傾斜角が小さい場合は、カバー体55に当てて飼料用作物を分散部7に当てることができ、傾斜角が大きくなった場合は、残量の少ない飼料用作物をカバー体55に当てることなく、分散部7を介してホッパー81に移し替えることができるようになる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。
例えば、上記実施の形態では、荷台5の上部開口部54の後端側に分散部7を取り付けるようにしたが、後部壁面53を開閉可能に構成し、その後部壁面53を開放させて底面に沿って収容物を落とし込むようにする場合は、その底面の後端部分の後縁に沿って同様の分散部7を取り付けるようにしてもよい。
また、分散部7として、プレート71に板状体72を起立させて構成するようにしたが、これに限らず、収容物を移し替える際に分散化させるようなものであれば、どのような機構的・構造的なものであってもよい。
さらに、上記実施の形態では、荷台5に分散部7を固定的に取り付けるようにしたが、これに限らず、この分散部7を着脱可能に取り付けるようにしてもよい。
また、この実施の形態では荷台5に収容物を収容して分散化させるようにしたが、この「荷台」とは、収容物を収容する容器を意味するものであって、例えば、ショベルカーのショベル、車両に載置されていない箱形容器なども含むものである。
また、この実施の形態ではロールベーラー8のホッパー81に飼料用作物を移し替える場合について説明したが、トラックの荷台などに移し替える場合にも適用することができる。
また、この実施の形態で板状体72の上辺部72Hを後部壁面53の傾斜角度よりも同等以下にしたが、後部壁面が湾曲するように傾斜している場合は、その後部上端部の接線の傾斜角度よりも小さくしておくようにするとよい。
1・・・収穫機
2・・・刈取部
21・・・ドラム
22・・・刃
23・・・爪
24・・・バー
3・・・搬送部
31・・・搬送ローラ
4・・・細断部
41・・・回転刃
42・・・固定刃
43・・・羽根
44・・・シリンダ
45・・・シューター
5・・・荷台
51・・・前部壁面
52・・・側壁面
53・・・後部壁面
54・・・上部開口部
55・・・カバー体
55a・・・フレーム
55b・・・ネット
55c・・・屈曲部
55d・・・回動軸
6・・・ダンプ機構
61・・・油圧シリンダ
62・・・回動軸
7・・・分散部
71・・・プレート
72・・・板状体
72H・・・上辺部
72L・・・下辺部
73・・・屈曲片
8・・・ロールベーラー
81・・・ホッパー
82・・・搬送部
83・・・アジテーター
84・・・ロール成形部
85・・・タイトバー
86・・・ネット

Claims (6)

  1. 荷台を傾斜させることによって当該荷台に収容された収容物を落下させるようにした荷台構造において、
    当該荷台に収容された収容物を分散化させて落下させるための分散部を設けるようにしたことを特徴とする荷台構造。
  2. 前記分散部が、角度の同じ、または、異なる複数の板状体を設けて構成されたものである請求項1に記載の荷台構造。
  3. 前記分散部が、上辺部を下辺部よりも中央部側に傾斜させた複数の板状体を設けて構成されるものである請求項2に記載の荷台構造。
  4. 前記板状体が、荷台の傾斜壁面の上辺部に設けられるものであり、
    当該板状体の上辺部を荷台の傾斜壁面の傾斜角度と同等以下の角度に設定するようにした請求項2に記載の荷台構造。
  5. 前記荷台の上部開口部を覆うカバー体を設け、
    当該カバー体を、傾斜された荷台の上方部分を中心に回動可能に取り付けるようにした請求項1に記載の荷台構造。
  6. 前記カバー体が、所定角度以上に荷台を傾斜させた際に、荷台の上部開口部から離れるにように取り付けられたものである請求項5に記載の荷台構造。
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