JP2017042962A - 着脱される記録媒体のデータを消去する情報処理装置およびその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】完全消去が実行されていない状態の着脱可能な記録媒体を、情報処理装置から取り外してしまった場合、ユーザに完全消去操作を促すことが可能な情報処理装置およびその制御方法を提供する。
【解決手段】情報処理装置は、記録媒体が情報処理装置から物理的に取り外されたことを検知した場合、取り外された記録媒体は記録しているデータの完全消去処理が行なわれた記録媒体であるかを判定する。そして、データの完全消去処理が行なわれていないと判定された場合、ユーザに完全消去処理の実行を促す通知をする。
【選択図】図5

Description

本発明は、情報処理装置に着脱される記録媒体のデータ消去に関する技術である。
PC、デジカメ、プリンタ等の情報処理装置は、各種データ保存用の記録媒体が情報処理装置本体に着脱可能な構成となっているケースが多い。このような情報処理装置本体に着脱可能な記録媒体の例としては、SDカード、USBメモリ等が挙げられる(以下、総称してメディアと呼ぶ)。
例えばプリンタでは、プリンタ本体に着脱可能なメディアとしてSDカードが使用されるケースが多い。SDカードは、印刷の際にユーザ認証を必要とする文書(以下セキュアプリント文書とする)の保存や、各種帳票等の定型文書の保存に使用される。従ってSDカードには機密情報やユーザの個人情報を含むデータが保存されていることになる。
一般的にメディアに保存されているデータは、ユーザによってデータ削除やメディアのフォーマット操作が行われると、ファイルシステムから消去される。しかしファイルシステムからデータが消去されても、保存されていたデータの実体はメディア上に残存しているケースが多い。前述した機密情報や個人情報を含むデータの実体がメディア上に残存している状態でメディアが廃棄された場合、機密情報や個人情報が外部の第三者に漏洩してしまう危険性がある。
廃棄されたメディアからの情報漏洩を防止するには、メディアを廃棄する前にメディア上のデータを「完全消去」する必要がある。ここで言う「完全消去」とは、データを上書きするなどの処理により、メディア上に残存するデータの実体を消去することを指している。一般的にメディアの完全消去は、ユーザ操作によって実行される。ユーザが意識的にメディアの完全消去操作を行った後にメディアを廃棄した場合は、なんら問題はない。しかしメディア廃棄の際に、ユーザが完全消去操作をうっかり忘れてしまい、完全消去が実行されていない状態のメディアを情報処理装置本体から取り外してしまうことが考えられる。その場合、メディア上のデータの実体が消去されていない状態で、メディアが廃棄されてしまうことになり、前述したような機密情報や個人情報が外部の第三者に漏洩してしまう危険性がある。
このような情報漏洩を防止する技術として、特許文献1にはユーザによるメディア取り外し操作を検知すると、メディアに対してデータ上書きによる完全消去を実行する技術が開示されている。特許文献1の技術では、ユーザがメディアを取り外そうとしてメディア挿抜スイッチを押すと、メディア上データの完全消去を行い、完全消去処理が終了するまでSDカードをカードスロットに保持する。そして、完全消去処理が終了した後にSDカードがカードスロットから取り外される。従ってユーザが完全消去操作をうっかり忘れてしまった場合であっても、ユーザがメディアを情報処理装置から取り外す際に、メディア上のデータを完全消去することが可能である。
特開2015−79525号公報
しかし特許文献1の技術では、メディアのデータの完全消去処理が終了するまで、メディアが情報処理装置本体に装着された状態を保持し、完全消去処理終了後にメディアの装着状態を解除し、メディアを取り外し可能な状態にする機構が必要とされる。そのような機構を情報処理装置に備えることは、コストアップを招く。
本発明に係る情報処理装置は、記録媒体を着脱可能な情報処理装置であって、前記情報処理装置に装着されている前記記録媒体が前記情報処理装置から物理的に取り外されたことを検知する検知手段と、前記検知手段で検知があった場合、前記取り外された記録媒体は記録しているデータの完全消去処理が行なわれた記録媒体であるかを判定する判定手段と、前記取り外された記録媒体はデータの完全消去処理が行なわれていない記録媒体であると判定された場合、ユーザに前記完全消去処理の実行を促す通知をする通知手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、完全消去処理が実行されていない状態のメディアがユーザによって情報処理装置本体から取り外されてしまった場合に、ユーザに完全消去操作を促すことが可能となる。従って、ユーザが完全消去操作をし忘れていることをユーザに認識させることができる。
本実施形態におけるプリンタの構成を示すブロック図である。 SDカードがSDカードコネクタに装着された状態を示す概略の外観図である。 SDカードの着脱検知を説明するための簡易ブロック図である。 広く市販されているSDカードの構成を示す簡易ブロック図である。 本実施形態におけるプリンタの動作を説明するフローチャートである。 SDカード完全消去操作の際、プリンタの操作部に表示される画面の一例である。 SDカードのデータ完全消去を促すメッセージ表示の一例である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。ただし、この実施形態に記載されている図面はあくまで例示であり、この発明の範囲をそれらにのみ限定する主旨のものではない。
図1は本実施形態における情報処理装置の一例としてのプリンタの構成を示すブロック図である。本実施形態ではプリンタを例に挙げて説明するが、本実施形態で説明する情報処理装置はプリンタに限定されるものではなく、例えば、PC、デジカメ等他の情報処理装置であってもよい。すなわち、メディアを着脱可能な情報処理装置であればいずれの形態の装置であってもよい。
図1に示すプリンタ101は、CPU111、FLASHメモリ112、RAM113、操作部114を含む。また、割り込み制御部115、画像処理部116、ビデオ制御部117、ネットワーク(NW)制御部118、SDカードコネクタ119、SDカード制御部120、主電源スイッチ121を含む。SDカードコネクタには着脱可能なメディアとしてSDカード102が着脱される。本実施形態ではプリンタ101に着脱可能なメディアがSDカードである場合について以降の説明を行うが、メディアの種類はSDカードに限定されるものではなく、着脱可能なメディアであればいずれの種類のメディアであってもよい。
CPU111は、FLASHメモリ112やRAM113に格納された各種制御プログラムに基づき、プリンタ101の各部を制御する。FLASHメモリ112は、各種制御プログラムやフォントデータ等が格納されている。更にFLASHメモリ112はプリンタ101の各種設定情報や各種ステータス情報等の保存に用いられる。後述するSDカードの完全消去フラグもFLASHメモリ112に格納される。RAM113は、各種制御プログラム格納領域に加え、CPU111のワークメモリ領域や、印刷する画像データを展開する領域等に使用される。
操作部114は、LCD、LED、スイッチ、ブザー等(全て図示省略)から構成され、プリンタ101に対するユーザ入力及びユーザに対する情報出力を制御する。画像処理部116は、プリンタ101が受信した印刷ジョブに基づき印刷画像のラスタライズを行う。ビデオ制御部117は、印刷画像のラスタデータをプリンタエンジン(図示省略)に出力する。NW制御部118は、プリンタ101にネットワーク接続される他の情報処理装置(図示省略)とのデータ送受信を制御する。
SDカードコネクタ119は、SDカードを装着するコネクタである。ユーザはSDカード102をSDカードコネクタ119に装着する。SDカードコネクタ119の開口部、即ちSDカード102の挿入口は、プリンタ101の筺体部分に配置される。SDカード制御部120は、SDカードコネクタ119に装着されたSDカード102に対するデータのリード/ライトを制御する。本実施形態におけるプリンタ101は、セキュアプリント文書や定型文書の保存にSDカード102を使用する。主電源スイッチ121は、プリンタ101の主電源のスイッチであり、ユーザは主電源スイッチ121を押下することによって、プリンタ101の電源ON/OFFを制御する。プリンタ101は他にも部位を備えているが、説明の簡便化のため、図示と説明を省略する。
本実施形態におけるプリンタ101は、主電源ON時の高速起動モードを有する。主電源ON時の高速起動(以下クイック起動とする)とは、プリンタ101の主電源スイッチ121が押されてからプリンタ101が使用可能なスタンバイ状態になるまでの起動時間を短縮するモードである。本実施形態において、ユーザは操作部114を適宜操作することにより、本プリンタ101のクイック起動を有効にするか否かを設定可能であるものとする。
クイック起動モードが有効に設定されている場合において、スタンバイあるいはスリープ状態のプリンタ101の主電源スイッチ121がユーザによって押されると、プリンタ101はクイックOFF状態へと移行する。クイックOFF状態ではCPU111はスリープの状態となる。詳細は後述する。なお、CPU111のスリープと区別するため、本実施形態ではプリンタ101本体のスリープを「ディープスリープ」とし、CPU111のスリープを単に「スリープ」と表現を使い分けして以降の説明を行う。なお、プリンタ101本体がスリープの状態にある場合、CPU111はジョブ受信やスリープ復帰操作を制御可能な状態であり、CPU111はスリープ状態ではない。
本実施形態においては、最初にクイックOFF状態の場合におけるSDカードが取り外される場合を例に挙げて説明する。そこで、まずクイックOFF状態について簡単に説明をする。
クイックOFF状態とは、RAM113上に展開されていたプログラム及びデータ等を保持しながらも、プリンタ101のその他の部位の電力を可能な限り低減した状態である。RAM113上に展開されていたプログラム及びデータ等を保持しておくことで起動時に速やかに起動することができる。本実施形態におけるプリンタ101はクイックOFF状態において、プリンタ101の各部への電源供給を停止することによって、電力を低減するものとする。電力低減方法は電源供給停止に限定されるものではなく、他の方法であってもよい。本実施形態においては、プリンタ101の操作部114、画像処理部116、ビデオ制御部117、NW制御部118、SDカード制御部120への電源供給が停止される。更にはプリンタエンジン(図示省略)への電源供給も停止される。この電源供給停止によって、操作部114が備えるLCDやLED(ともに図示省略)も非表示の状態となる。更には操作部114が備える各種ボタン(図示省略)入力も不可の状態となる。NW制御部118への電源供給も停止されるため、ネットワーク経由のジョブ受信も不可の状態となる。
一方CPU111、FLASHメモリ112、RAM113及び割り込み制御部115は、クイックOFF状態であっても電源供給される。但しCPU111は、割り込み制御部115からの割り込みのみ検知可能な状態へとスリープ移行する。具体的にはCPU111内の割り込み検知に必要な部分にのみクロックを供給し、その他の部分へのクロック供給を停止し、割り込みのみ検知可能な低電力状態へとスリープ移行する。なお、スリープ状態に移行することをスリープ移行と称し、スリープ状態から復帰することをスリープ復帰と称する。
以上説明してきた状態がプリンタ101のクイックOFF状態である。クイックOFF状態ではプリンタ101の操作部114は非表示、ボタン入力不可状態であり、ジョブ受信もできないため、ユーザからはプリンタ101が機能を停止した電源OFF状態であるように見える。
次にプリンタ101のクイック起動について説明する。クイックOFF状態にあるプリンタ101の主電源スイッチ121がユーザによって押されると、割り込み制御部115は主電源スイッチ121の押下を検知し、CPU111に対して割り込み信号を出力する。プリンタ101のCPU111は割り込み信号を検知すると、前述した低電力状態からスリープ復帰する。スリープ復帰するとCPU111はクロック供給を停止していた部分へのクロック供給を再開し、通常の動作が可能な状態となる。通常動作開始後CPU111は、RAM113上に保持されていたプログラムに従って起動処理を行う。そしてクイックOFF状態において、電源供給が停止されていた操作部114、画像処理部116、ビデオ制御部117、NW制御部118、SDカード制御部120への電源供給を再開する。更にはプリンタエンジンへの電源供給も再開する。このような一連の起動処理が完了すると、プリンタ101はスタンバイ状態へ移行し、ユーザはプリンタ101を使用可能になる。以上がプリンタ101のクイック起動である。
図2はSDカード102がSDカードコネクタ119に装着された状態を示す概略の外観図である。同図においてSDカード102の点線部分は、SDカード102がSDカードコネクタ119内に隠れている部分を示している。SDカードコネクタ119は、SDカードコネクタ端子群201とCard Detect端子202とを有する。SDカードコネクタ端子群201は、具体的には制御信号用のCommand端子、Clock端子、データ用のDATA0〜DATA3端子、電源用端子、GND用端子から構成される。Card Detect端子202はSDカード102がSDカードコネクタ119に装着されているか否かを検知するための端子であり、その詳細については後述する。
図2は、SDカード102がSDカードコネクタ119に装着された状態を示している。この状態において、SDカード102が備えるCommand端子、Clock端子、DATA0〜DATA3端子、電源用端子、GND用端子(全て図示省略)は、SDカードコネクタ119のSDカードコネクタ端子群201の対応する各端子に接触している。このSDカード102がSDカードコネクタ119に装着された状態から、ユーザがSDカード102を図2の矢印方向にプッシュすると、SDカードコネクタ119からSDカード102が排出される。換言すれば、ユーザがSDカード102を矢印方向にプッシュすると、SDカードコネクタ119はSDカード102のホールド状態を解除する。ホールド状態が解除されると、ユーザはSDカード102をSDカードコネクタ119から取り外すことが可能となる。SDカード102のホールド状態が解除されると、SDカードコネクタ119のSDカードコネクタ端子群201と前述したSDカード102の端子(図示省略)とは非接触状態となる。図2を用いて説明してきたSDカードコネクタ119の作用/機能は、広く普及している市販の汎用SDカードコネクタが備えている作用/機能である。
図3はプリンタ101が備える割り込み制御部115の動作を説明するための簡易ブロック図である。同図に示すようにSDカードコネクタ119から割り込み制御部115に対して、Card Detect信号301が出力される。SDカードコネクタ119にはSDカード102の着脱を検知するためのスイッチ(以下着脱検知スイッチ302とする)が設けられている。着脱検知スイッチ302は、広く普及している市販の汎用SDカードコネクタが備えているものである。図3に示すように、着脱検知スイッチ302の一方の端子はCard Detect端子202に接続されており、もう一方の端子はSDカードコネクタ119が実装されたプリント基板上のGNDに接続されている。またCard Detect信号301は、プリント基板上で電源にプルアップされている。着脱検知スイッチ302は、SDカード102の装着時は接続(ON)、未装着時は開放(OFF)状態となる。従ってSDカードコネクタ119にSDカード102が装着されると、Card Detect端子202はGNDに接続され、電気的にLowレベルとなる。逆にSDカード102が取り外されると、Card Detect端子202はオープンとなり、電気的にHighレベルとなる。割り込み制御部115は、このようなCard Detect信号のレベルに基づいてSDカードの着脱を検知することができる。
また主電源スイッチ121から割り込み制御部115に対して、主電源スイッチ押下信号303が出力される。本実施形態では、ユーザが主電源スイッチ121を押す度に、主電源スイッチ押下信号303にLowレベルのパルス信号が出力されるものとする。
なお、割り込み制御部115には、前述したCard Detect信号301、主電源スイッチ押下信号303の他にもプリンタ101内の各部位から所定の信号が入力されるが、説明の簡便化のため図3では前記他の信号の図示を省略する。
割り込み制御部115は、入力されたCard Detect信号301または主電源スイッチ押下信号303を基に、CPU割り込み信号304を生成し、CPU111に対して出力する。
割り込み制御部115は、割り込み要因レジスタ305を備えている。割り込み要因レジスタ305は、割り込み制御部115が検知した割り込み要因を特定可能なレジスタである。入力されたCPU割り込み信号304によって割り込みを検知したCPU111は、割り込み要因レジスタ305の値を取得することによって割り込み要因を特定可能である。例えば、クイックOFF状態でスリープ移行しているCPU111は、割り込み要因レジスタ305の値を取得することで、割り込み要因がCard Detect信号301のレベル変化の検知に基づくものであると特定することができる。つまり、CPU111は、SDカードの着脱が割り込み要因であると特定することができる。
図3を用いてプリンタ101からSDカード102が取り外された場合の各部の動作を説明する。SDカード102の取り外しによって、Card Detect信号301はLowレベルからHighレベルへと変化する。割り込み制御部115は前記Card Detect信号301のLowレベルからHighレベルへの変化を検知する。前記変化を検知した割り込み制御部115はCPU割り込み信号304を出力する。CPU割り込み信号304によって、CPU111は割り込みを検知し、割り込み要因レジスタ305の値を取得する。CPU111は取得した値から、割り込み要因がCard Detect信号301のLowレベルからHighレベルへの変化であることを特定する。換言すれば、前述の一連の動作によって、CPU111はSDカード102が取り外されたタイミングを検知する。CPU111は、SDカード102がこれから取り外されるということを検知するのではなく、実際に取り外されたことを検知する。SDカード102が取り外されたタイミングの検知処理を「SDカード取り外し割り込み」として以降の説明を行う。
次に図3を用いてプリンタ101の主電源スイッチ121が押下された場合の各部の動作を説明する。ユーザによって主電源スイッチ121が押されると、主電源スイッチ押下信号303にLowレベルのパルス信号が出力される。割り込み制御部115は主電源スイッチ押下信号303のLowレベルのパルス信号を検知する。このパルス信号を検知した割り込み制御部115はCPU111に対してCPU割り込み信号304を出力する。CPU割り込み信号304によって、CPU111は割り込みを検知し、取得した割り込み要因レジスタ305の値から割り込み要因が主電源スイッチ121の押下であることを検知する。
図4は広く市販されているSDカード102の構成を示す簡易ブロック図である。同図に示すように、SDカード102は、SDカードインターフェイス(以下SDカードI/Fとする)401、SDカードコントローラ402、メモリ403を有する。図示は省略するが、SDカードI/F401は、前述のようにCommand端子、Clock端子、DATA0〜DATA3端子、電源用端子、GND用端子から構成される。SDカードI/F401からSD I/Fバス404経由で、SDカードコントローラ402に対してコマンドやデータの入出力が行われる。メモリ403は例えばFLASHメモリのような不揮発性メモリであり、SDカードコントローラ402は、メモリ制御バス405経由で、メモリ403に対するデータリード/ライトやデータ消去を制御する。本実施形態におけるSDカード102は、予めデータ完全消去コマンドが用意されているものとする。SDカードI/F401から完全消去コマンドがSDカードコントローラ402に入力されると、SDカードコントローラ402はメモリ403のデータ完全消去を行う。本実施形態ではSDカードコントローラ402は、ランダムな値をメモリ403上の既存データに対して上書きすることにより完全消去を行うものとするが、完全消去の方法はこれに限定されるものではない。
図5はプリンタ101の動作を説明するフローチャートである。図6はSDカード完全消去操作の際、プリンタ101の操作部114に表示される画面の一例である。図6の画面については後述する。図7はプリンタ101の操作部114に表示される、SDカードのデータ完全消去を促すメッセージ表示の一例である。図7のメッセージ表示については後述する。
図1〜7を用いて本実施形態のSDカードの完全消去に関して説明する。本実施形態は、SDカードの完全消去が行なわれるまでSDカードを保持する思想、言い換えれば、SDカードの完全消去が行なわれた後で初めてSDカードの取り外しを許容する思想の技術ではない。本実施形態は、SDカードの完全消去が行なわれていない状態においてもSDカードの取り外し自体は一旦そのまま許容する。この取り外し(つまり、カードが実際に取り外されたこと)を検知すると、完全消去が行なわれていない状態のSDカードの取り外しをしたことをユーザに通知する。そして、この通知を確認したユーザによる操作によってデータの完全消去を改めて行わせるという思想の技術である。
本実施形態におけるプリンタ101はSDカード完全消去機能を有する。SDカード完全消去は、プリンタ101の管理者が、プリンタ101の操作部114の所定ボタン(図示省略)を適宜操作することによって実行可能である。図6に、SDカード完全消去操作の際、プリンタ101の操作部114に表示される画面の一例を示す。管理者がプリンタ101にログインし所定の操作を行うと、図6の示す管理者メニュー画面601が表示される。SDカード完全消去を実行する場合、管理者は管理者メニュー画面601の中から「SDカードメンテナンス」を選択し操作部114が備えるOKボタン(図示省略)を押す。OKボタン押下後、プリンタ101の操作部114にはSDカードメンテナンス画面602が表示される。管理者はSDカードメンテナンス画面602の中から「完全消去」を選択しOKボタンを押す。OKボタン押下後、操作部114には完全消去実行確認メッセージ603が表示される。完全消去実行確認メッセージは、管理者に対し、SDカードのデータ完全消去を実行するか否かを確認するメッセージである。完全消去実行確認メッセージ603を見た管理者は、完全消去実行確認メッセージ603の「はい」を選択してOKボタンを押す。OKボタンの押下によって、SDカードのデータ完全消去実行がプリンタ101に対して指示される。本実施形態では管理者のみがSDカード完全消去を実行可能であるものとして以降の説明を行うが、管理者権限を持たない普通のユーザがSDカード完全消去を実行可能であってもよい。
管理者はプリンタ101に装着されていたSDカードを廃棄する場合や、SDカードのデータを完全消去したい場合、SDカード完全消去操作を実行する。プリンタ101のCPU111は、操作部114におけるSDカード完全消去操作入力を検知すると、SDカード制御部120経由でSDカード102に対して完全消去コマンドを発行する。SDカードは、完全消去コマンドをSDカードI/F401において受信する。SDカードI/F401から、SD I/Fバス404を介して、完全消去コマンドを受信したSDカードコントローラ402は、メモリ403のデータ完全消去を行う。完全消去が完了した場合、SDカードコントローラ402は処理が完了した通知をCPU111に通知する。その後プリンタ101のCPU111はFLASHメモリ112上の完全消去実行済フラグの値を0から1に変更する。完全消去実行済フラグとは、プリンタ101に装着されているSDカード102に対して、完全消去が実行されたか否かを示すフラグである。
プリンタ101のCPU111はSDカード102の装着を検知した場合、装着されたSDカード102から取得したID(メーカID、製品名及びシリアル番号)と紐付けて完全消去実行済フラグの初期値0をFLASHメモリ112上に保存する。そして前述したようにSDカード102に対する完全消去を実行した場合、CPU111は完全消去実行済フラグの値を0から1に変更する。つまり、完全消去実行済みフラグの値が0の場合には、完全消去が未実行であり、1の場合は完全消去が実行済みであることを示す。なお、ここではフラグを例に挙げて説明したが、完全消去処理の実行が行なわれたか否かを示す情報であればいずれの形態のデータでもよい。
次に図5のフローチャートを用いて、管理者によって、クイックOFF状態のプリンタ101からSDカード102が取り外された場合の本実施形態のプリンタ101の動作について説明する。なお本実施形態において、FLASHメモリ112、RAM113のいずれかの記憶手段に格納されたプログラムをCPU111が実行することにより、プリンタ101は図5のフローチャートに示す動作を行うものとする。
管理者がSDカード102を廃棄または交換するなどしようとして、プリンタ101からSDカード102を取り外すと、SDカード取り外し割り込みが発生する。SDカード取り外し割り込みは、先に図3を用いて説明したものである。ステップS501においてプリンタ101のCPU111はSDカード取り外し割り込みを検知する。
次に、ステップS502においてSDカード取り外し割り込みを検知したCPU111はスリープ復帰処理を行う。具体的には、CPU111内のクロック供給を停止していた部分へのクロック供給を再開し、CPU111は通常動作を開始する。CPU111のスリープ復帰処理を行なう理由は、後述するようにFLASHメモリ112上の完全消去済み実行フラグの値を参照するためである。
続いてステップS503においてCPU111は、SDカード102に対するデータ完全消去が実行済か否かを判定する。具体的には、CPU111はFLASHメモリ112上の完全消去実行済フラグの値を参照し、値が1の場合、完全消去実行済であると判定し、値が0の場合、完全消去が実行されていないと判定する。
まずステップS503において、SDカード102に対するデータ完全消去が実行されていないとCPU111が判定した場合(S503のNo)の処理について説明する。例えば管理者が完全消去操作をうっかり忘れてしまった場合、SDカード102に対するデータ完全消去は実行されていない。従ってこの場合、完全消去実行済フラグの値は0のままである。このような場合、CPU111は完全消去が実行されていないと判定する。完全消去が実行済みでない場合、ステップS504に進む。
ステップS504においてCPU111は、SDカード制御部120の起動処理を行う。具体的には、CPU111は電源供給が停止されていたSDカード制御部120への電源供給を再開し、SDカード制御部120を動作可能な状態にする。
続いてステップS505においてCPU111は、操作部114の起動処理を行う。具体的には、CPU111は電源供給が停止されていた操作部114への電源供給を再開し、操作部114を動作可能な状態にする。
その後、ステップS506においてCPU111は、操作部114にSDカードのデータ完全消去を促すメッセージを表示する。ステップS506で表示されるメッセージ表示の一例を図7に示す。図7に示すメッセージ表示とともに、プリンタ101が備えるブザー(図示省略)を鳴らす形態であってもよい。図7は、SDカードの完全消去処理が行なわれていないことを示すメッセージを含む。また、SDカードの完全消去操作をユーザに促すメッセージを含む。図7に示すように、SDカードの完全消去処理が行なわれていないことを示すメッセージとSDカードの完全消去操作をユーザに促すメッセージとの両方を表示してもよいし、いずれかを表示してもよい。
操作部114に表示された、図7に示すメッセージを見た管理者(SDカードを取り外した管理者)は、自分がSDカード102の完全消去を実行していないことに気付く。そして管理者は、取り外したSDカード102を再びプリンタ101のSDカードコネクタ119に装着し、図7に示すメッセージ内容に従い、操作部114のOKボタン(図示省略)を押すことになる。
ステップS507においてCPU111は操作部114におけるOKボタン押下を検知すると、ステップS508に進み、CPU111は操作部114に完全消去実行確認メッセージを表示する。
ステップS508で表示される完全消去実行確認メッセージは、SDカードのデータ完全消去を実行するか否かを確認するメッセージであり、先に説明した図6の完全消去実行確認メッセージ603と同様のものである。完全消去実行確認メッセージ603に示すような完全消去実行確認メッセージを見た管理者は、操作部114の所定のボタン(図示省略)を適宜操作し、SDカードのデータ完全消去実行をプリンタ101に対して指示する。完全消去実行確認メッセージ603を用いて説明すると、管理者は完全消去実行確認メッセージ603の「はい」の部分を選択してOKボタンを押す。このOKボタンの押下によって、SDカードのデータ完全消去実行がプリンタ101に対して指示される。
ステップS509においてプリンタ101のCPU111は、S508の完全消去実行確認メッセージ表示後の完全消去実行指示を検知する。具体的には、CPU111は前述のデータ完全消去指示を操作部114において検知する。
ステップS510においてCPU111は、SDカード102に対して、データ完全消去コマンドを発行する。具体的には、CPU111の制御に基づき、SDカード制御部120がデータ完全消去コマンドをSDカード102に対して送信する。完全消去コマンドをSDカード制御部120から受信したSDカード102は、自身が備えるSDカードコントローラ402によって、メモリ403のデータ完全消去を行う。
その後ステップS511においてCPU111は、FLASHメモリ112上の完全消去実行済フラグの値を0から1に変更する。
このように本実施形態では、データの完全消去が実行されていないSDカード102がプリンタ101から取り外されてしまった場合、プリンタ101の操作部114にSDカードのデータ完全消去を実行するように促すメッセージを表示することが可能となる。このメッセージ表示によって、SDカードをプリンタ101から取り外した管理者は、SDカードの完全消去操作を忘れたことに気付くこととなる。そして管理者がSDカードをプリンタに再度装着してSDカードのデータ完全消去を実行することによって、SDカードからのデータ漏洩を防止することが可能となる。
なお、本実施形態ではプリンタ101の操作部114にメッセージを表示することによって、管理者にSDカードのデータ完全消去実行を促したが、他の手段であってもよい。例えばプリンタ101が音声出力手段を備えている場合は、音声メッセージでデータ完全消去実行を促してもよい。すなわち、SDカードが完全消去された状態でないまま取り外しがされたことをユーザに通知する手法であればいずれの形態であってもよい。本実施形態では、SDカードが完全消去されない状態でSDカードの取り外しを物理的に防止する機構を設けるのではなく、完全消去操作を忘れたユーザに一旦はSDカードの取り外しを行なわせることを許容する。その上で、ユーザに対して速やかに完全消去されていないことを通知する処理を行なう。このような形態によれば、SDカードの取り外しを防止する機構を設けることなく、ユーザにSDカードの完全消去操作を促すことができる。
次にステップS503におけるSDカード102に対するデータ完全消去実行済か否かの判定において、CPU111が完全消去実行済と判断した場合について説明する(S503のYes)。SDカード102を廃棄しようとした管理者が、SDカード102をプリンタ101から取り外す前に完全消去操作を実行している場合がこの場合に相当する。この場合、続いてステップS512においてCPU111は完全消去実行済フラグを消去する。具体的には、CPU111はFLASHメモリ112上に保存されているSDカード102のID及びこのIDに対応する完全消去実行済フラグの値を消去する。
続いてステップS513においてCPU111はスリープ状態に移行する。その結果プリンタ101はクイックOFF状態となる。CPU111がSDカード102のデータ完全消去実行済と判断した場合、前述したステップS504〜S511の処理は省略される。この場合管理者は既にSDカード102のデータ完全消去を実行済であるため、SDカードのデータ完全消去を促すメッセージ表示が不要なことは言うまでもない。なお、ここではメッセージ表示を行わない例を説明したが、例えば、取り外したSDカードは完全消去が実行済みであるメッセージを表示する処理を行なってもよい。そして、その後S513のスリープ移行処理を行なってもよい。その場合、ステップS512の後に、ステップS505と同様に操作部起動処理を行い、取り外したSDカードは完全消去済みであることを表示する処理でもよい。
以上説明した例においては、クイックOFF状態のプリンタ101からSDカード102が取り外された場合のプリンタ101の動作について説明してきた。しかしながら本実施形態はクイックOFF状態の場合に限定されるものではない。
次にクイックOFF状態ではなく、ディープスリープ状態のプリンタ101からSDカード102が取り外された場合の動作について説明する。この場合の動作は、基本的には図5を用いて説明したクイックOFF状態のプリンタ101からSDカード102が取り外された場合の動作と同様である。但しディープスリープ状態では、プリンタ101のNW制御部118は電源が供給され、ジョブ受信が可能な状態である。ディープスリープ状態では、操作部114は一部電源が供給され、所定ボタン押下によるスリープ復帰操作が可能な状態である。ディープスリープ状態では、CPU111はジョブ受信やスリープ復帰操作を制御可能な状態であり、割り込みのみ検知可能な低電力状態ではない。従ってディープスリープ状態のプリンタ101からSDカード102が取り外された場合の動作は、図5のフローチャートにおけるCPU111のスリープ復帰処理(S502)、スリープ移行処理(S513)が省略された動作となる。
次にスタンバイ状態のプリンタ101からSDカード102が取り外された場合の動作について説明する。この場合の動作も、基本的には図5を用いて説明したクイックOFF状態のプリンタ101からSDカード102が取り外された場合の動作と同様である。但しスタンバイ状態ではプリンタ101の各部に電源が供給されており、CPU111もスリープしていない。従って図5のフローチャートにおけるCPU111のスリープ復帰処理(S502)、スリープ移行処理(S513)、SDカード制御部起動処理(S504)、操作部起動処理(S505)が省略された動作となる。
以上説明してきたように、ディープスリープあるいはスタンバイ状態のプリンタ101から、データ完全消去が実行されていないSDカードが取り外された場合も、操作部114にSDカードのデータ完全消去実行を促すメッセージを表示することが可能となる。
次にデータ完全消去が実行されたSDカード102が一旦プリンタ101から取り外された後、再度プリンタ101に装着された場合のプリンタ101の動作について説明する。完全消去が実行されたSDカード102がプリンタ101から取り外された場合、図5を用いて先に説明したように、FLASHメモリ112上のSDカード102のID及びこのIDに対応する完全消去実行済フラグの値は消去されている(S512)。再度SDカード102がプリンタ101に装着され、プリンタ101のCPU111は、前記SDカード102の装着を検知すると、再度SDカード102のID及びこのIDに対応する完全消去実行済フラグの初期値0をFLASHメモリ112に保存する。その後の動作は図5を用いて説明してきた一連の動作と同様である。従ってデータ完全消去が実行されたSDカード102が一旦プリンタから取り外された場合であっても、管理者あるいはユーザは、SDカード102を再度プリンタ101に装着して使用することが可能である。
次にデータ完全消去が実行されたSDカード102が、プリンタ101から取り外されることなく、引き続きプリンタ101に装着されたままの場合の動作について説明する。前述したように、SDカード102のデータ完全消去実行後、完全消去実行済フラグの値は1となる。管理者あるいはユーザは、SDカード102を取り外すことなく再度プリンタ101でSDカード102を使用したい場合、操作部114を適宜操作し、SDカード102のフォーマットを行う。前記フォーマット後、プリンタ101はSDカード102にセキュアプリント文書や定型文書などのデータを保存可能となる。フォーマット後、ユーザ操作によって最初にセキュアプリント文書や定型文書などのデータがSDカード102に保存された場合、プリンタ101のCPU111は、1であった完全消去実行済フラグの値を0に変更する。以降再びSDカード102のデータ完全消去が実行されるまでは、完全消去実行済フラグの値は0のままとなる。従ってデータ完全消去が実行されたSDカード102が、プリンタ101から取り外されることなく、引き続きプリンタ101に装着されたままの場合であっても、管理者あるいはユーザは、SDカード102を再度使用することが可能である。
上記の実施形態においては、SDカードにはセキュアプリント文書や定型文書などのデータが保存される例を説明した。しかしながら、SDカードに含まれるデータはこれに限られるものではなく、文書、画像データ、音声データなど、いずれの形態のデータであってもよいことはもちろんである。
<その他の実施例>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。

Claims (12)

  1. 記録媒体を着脱可能な情報処理装置であって、
    前記情報処理装置に装着されている前記記録媒体が前記情報処理装置から物理的に取り外されたことを検知する検知手段と、
    前記検知手段で検知があった場合、前記取り外された記録媒体は記録しているデータの完全消去処理が行なわれた記録媒体であるかを判定する判定手段と、
    前記取り外された記録媒体はデータの完全消去処理が行なわれていない記録媒体であると判定された場合、ユーザに前記完全消去処理の実行を促す通知をする通知手段と
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 記録媒体を着脱可能な情報処理装置であって、
    前記情報処理装置に装着されている前記記録媒体が前記情報処理装置から物理的に取り外されたことを検知する検知手段と、
    前記検知手段で検知があった場合、前記取り外された記録媒体は記録しているデータの完全消去処理が行なわれた記録媒体であるかを判定する判定手段と、
    前記取り外された記録媒体はデータの完全消去処理が行なわれていない記録媒体であると判定された場合、ユーザに前記完全消去処理が行なわれていないことを通知する通知手段と
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  3. 前記検知手段は、前記情報処理装置のCPUがスリープ状態の場合に前記検知を行なうことが可能であり、
    前記判定手段は、スリープ状態の場合において、
    前記検知手段で検知があった場合、スリープ状態から復帰して前記判定を行ない、
    前記取り外された記録媒体は記録しているデータの完全消去処理が行なわれていない記録媒体であると判定した場合、前記通知手段をスリープ状態から復帰させることを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記判定手段は、前記取り外された記録媒体はデータの完全消去処理が行なわれていた記録媒体であると判定した場合、前記通知手段をスリープ状態から復帰させずに、自身をスリープ状態に移行することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記判定手段は、前記情報処理装置の前記CPUであることを特徴とする請求項3または4に記載の情報処理装置。
  6. 前記記録媒体が前記情報処理装置に装着された場合、前記記録媒体に記録されるデータの完全消去操作が行われていないことを示す情報を記憶する記憶手段をさらに有し、
    前記記録媒体に完全消去処理が行なわれた場合、前記記憶手段に記憶されている前記情報は、前記記録媒体に記録されるデータの完全消去操作が行われたことを示す情報に書き換えられ、
    前記判定手段は、前記記憶手段に記憶された情報に基づいて前記判定を行なうことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記判定手段は、前記取り外された記録媒体はデータの完全消去処理が行なわれていた記録媒体であると判定した場合、前記記憶手段に記憶されている前記情報を削除することを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 記録媒体を着脱可能な情報処理装置であって、
    前記情報処理装置に装着されている記録媒体に記録されるデータの完全消去操作が行われたか否かを示す情報を記憶する記憶手段と、
    前記記録媒体が取り外されたタイミングで前記記憶手段に記憶されている情報を参照し、ユーザに前記情報に基づくメッセージを通知する通知手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  9. 記録媒体を着脱可能な情報処理装置の制御方法であって、
    前記情報処理装置に装着されている前記記録媒体が前記情報処理装置から物理的に取り外されたことを検知する検知ステップと、
    前記検知ステップで検知があった場合、前記取り外された記録媒体は記録しているデータの完全消去処理が行なわれた記録媒体であるかを判定する判定ステップと、
    前記取り外された記録媒体はデータの完全消去処理が行なわれていない記録媒体であると判定された場合、ユーザに前記完全消去処理の実行を促す通知をする通知ステップと
    を有することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  10. 記録媒体を着脱可能な情報処理装置の制御方法であって、
    前記情報処理装置に装着されている前記記録媒体が前記情報処理装置から物理的に取り外されたことを検知する検知ステップと、
    前記検知ステップで検知があった場合、前記取り外された記録媒体は記録しているデータの完全消去処理が行なわれた記録媒体であるかを判定する判定ステップと、
    前記取り外された記録媒体はデータの完全消去処理が行なわれていない記録媒体であると判定された場合、ユーザに前記完全消去処理が行なわれていないことを通知する通知ステップと
    を有することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  11. 記録媒体を着脱可能な情報処理装置の制御方法であって、
    前記情報処理装置に装着されている記録媒体に記録されるデータの完全消去操作が行われたか否かを示す情報を記憶する記憶手段から、前記記録媒体が取り外されたタイミングで前記情報を参照し、ユーザに前記情報に基づくメッセージを通知する通知ステップを有することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  12. コンピュータを、請求項1から8のいずれか一項に記載の情報処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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