JP2017042112A - 核酸増幅基板、該基板を用いた核酸増幅方法、及び核酸検出キット - Google Patents
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Abstract
Description
一つ目は、Affimetrix社のGeneChipであり、フォトリソグラフィ技術と固相反応化学技術を使用して、基板上で20−25merのオリゴヌクレオチドを人工的に合成することにより作成される。このオリゴヌクレオチドは、あらかじめ遺伝子の特異的な塩基配列を特定するためにコンピュータを用いて位置や長さなどがデザインされている。特定遺伝子と完全に相補的になるようデザインされたプローブパーフェクトマッチ(PM)だけでなく、ミスマッチ(MM)と呼ばれる非特異的な塩基配列もプローブとして配置することによって、非特異的なクロスハイブリダイゼーションの定量値をシグナル値から減算できる。このマイクロアレイを利用する場合、1種類のサンプルからmRNAを抽出し、逆転写によって合成したcDNAをビオチン標識して、基板上のDNAとハイブリダイゼーションを行い、Affimetrix社製の専用スキャナーで蛍光強度を読み取る。この蛍光色素に特有の波長を持つ光を照射し、発光量の割合を測定することで、mRNAの発現量を計測することができる(例えば、特許文献1参照)。
天然核酸分子を架橋構造化した人工の合成核酸であるブリッジド核酸は、天然核酸の「形の自由度」を束縛して標的となるDNAやRNAに対する結合親和性を高め、さらにヌクレアーゼ(核酸分解酵素)耐性をも獲得したものである。
これらの人工核酸BNAを天然オリゴヌクレオチド中に組み入れたBNA含有オリゴ核酸は、一本鎖DNAやRNAのみならず、二本鎖DNAに対して選択的で高い結合親和性を有する。特に、本発明者らが開発した3’−amino−2’,4’−BNA、5’−amino−2’,4’−BNA、2’,4’−BNACOC、2’,4’−BNANCなどの第2世代以降のBNA類を含有するオリゴ核酸は、一本鎖RNA及び二本鎖DNAに対して卓越した結合親和性を獲得した優れた人工核酸であり、ヌクレア−ゼ耐性も非常に高い特性を有する(例えば、特許文献3参照)。
さらに、特許文献3に記載されているような、ブリッジド核酸を含有するオリゴヌクレオチドをスポットしたDNAチップの開発も進められているが、これも先ほどと同様にスポットするオリゴヌクレオチドを標的とする核酸によって変える必要があり、大量生産に不向きであり、オーダーメイド対応が難しい。
また、標的となるmRNAを鋳型とした逆転写反応と、該逆転写反応において作製されたcDNAの検出を別の工程において行うため、操作が煩雑となり、コンタミネーションのリスクがある。
(1)基板および該基板に固定されたプローブを備えた核酸増幅基板であって、前記プローブは、
前記基板に固定された第1のオリゴ核酸と、
5’末端領域に前記第1のオリゴ核酸にハイブリダイズし得る配列からなる核酸Aと、3’末端領域に標的核酸増幅用のフォワードプライマーとなり得る配列からなる核酸Bと、を備え、少なくとも前記核酸Aにブリッジド核酸を含む第2のオリゴ核酸と、
を有することを特徴とする核酸増幅基板。
(2)前記基板は1つ以上の区画を有し、1つの区画には1種類の前記プローブが1つ以上固定される(1)に記載の核酸増幅基板。
(3)前記第2のオリゴ核酸中のブリッジド核酸の割合が、66%以上である(1)又は(2)に記載の核酸増幅基板。
(4)前記基板に固定された第1のオリゴ核酸がDNAである(1)〜(3)のいずれか一つに記載の核酸増幅基板。
(5)前記標的核酸がgDNA又はcDNAである(1)〜(4)のいずれか一つに記載の核酸増幅基板。
(7)プローブが固定された基板および標的核酸増幅用のリバースプライマーを備えた核酸検出キットであって、前記プローブは、
前記基板に固定された第1のオリゴ核酸と、
5’末端領域に前記核酸にハイブリダイズし得る配列からなる核酸Aと、3’末端領域に標的核酸増幅用のフォワードプライマーとなり得る配列からなる核酸Bと、を備え、少なくとも核酸Aにブリッジド核酸を含む第2のオリゴ核酸と、
を有することを特徴とする核酸検出キット。
(8)前記第2のオリゴ核酸中のブリッジド核酸の割合が、66%以上である(7)に記載の核酸検出キット。
(9)前記基板に固定された第1のオリゴ核酸がDNAである(7)又は(8)に記載の核酸検出キット。
(10)前記標的核酸がgDNA又はcDNAである(7)〜(9)のいずれか一つに記載の核酸検出キット。
1.第一実施形態
図1は、本発明に係る核酸増幅基板の第1実施形態の模式図である。本実施形態の核酸増幅基板10は、基板1および基板1に固定されたプローブ2を備えた核酸増幅基板であって、プローブ2は、基板1に固定された第1のオリゴ核酸3と、5’末端領域に第1のオリゴ核酸にハイブリダイズし得る配列からなる核酸A(核酸5)と、3’末端領域に標的核酸増幅用のフォワードプライマーとなり得る配列からなる核酸B(核酸6)と、を有し、少なくとも核酸A(核酸5)にブリッジド核酸を含む第2のオリゴ核酸4と、を有する。
また、従来では基板上に固定化する核酸と標的核酸を特異的に認識する核酸は同一であり、区画ごとに異なる塩基配列からなる核酸を固定する必要があったため、大量生産には不向きであり、オーダーメイド対応することが困難であった。
しかしながら、本実施形態では、標的核酸を特異的に認識し増幅するのは第2のオリゴ核酸の役割であるため、第1のオリゴ核酸3は統一規格化された塩基配列からなるものを基板1上に固定化することができ、第1のオリゴ核酸3が固定化された基板1を容易に大量生産することが可能となる。また、使用する第2のオリゴ核酸を変更することで容易にオーダーメイド対応することが可能となる。
第1のオリゴ核酸3において、第2のオリゴ核酸4中の核酸A(核酸5)と相補的な塩基配列からなる核酸3aの長さは13塩基以上が好ましく、18塩基以上がさらに好ましい。また、第2のオリゴ核酸4中の核酸B(核酸6)が、標的核酸とハイブリダイズするためには、分子的な自由度が必要であることから、第1のオリゴ核酸3中の基板に固定された核酸3bの長さは、特に限定されないが、3〜50塩基が好ましく、5〜25塩基がより好ましい。
また、ブリッジド核酸は、天然の核酸と比較してTm値(二本鎖DNAの50%がかい離して一本鎖DNAになる温度の値)が、1〜3℃高い。さらに、ブリッジド核酸はハイブリダイズし得る配列を有する核酸との親和性が高く、DNA分解酵素やRNA分解酵素に認識されにくい。
このため、核酸A(核酸5)中にブリッジド核酸を含むことで、第1のオリゴ核酸3および第2のオリゴ核酸4のハイブリダイズは耐熱性および優れた親和性を有する。また、核酸B(核酸6)がブリッジド核酸を含む場合においては、標的核酸と選択的にハイブリダイズし、増幅させることができる。
また、核酸A(核酸5)の長さは、第1のオリゴ核酸3中の核酸3aと同様に、13塩基以上が好ましく、18塩基以上がさらに好ましい。
次に、本発明の核酸増幅基板を用いた核酸増幅方法について、詳細に説明する。まず、標的核酸を含む核酸試料と、核酸増幅反応液と、を核酸増幅基板に接触させる。
また、本発明の核酸増幅方法において、反応液中の標的核酸の含有量は、102〜106分子に相当する量含まれていることが好ましく、例えば、ヒトの遺伝子では0.3ng〜3μg程度である。標的核酸の量が多すぎると非特異的増幅の頻度が増すので、標的核酸の含有量は、100μLあたり0.5μg以下に抑えることが好ましい。
また、核酸増幅効率の観点から、標的核酸増幅用のフォワードプライマーとなり得る配列からなる核酸Bおよび標的核酸増幅用のリバースプライマーは、増幅産物の塩基数が50〜1000となるように設計されることが好ましく、50〜300となるように設計されることがより好ましい。また、標的核酸増幅用のフォワードプライマーとなり得る配列からなる核酸Bおよび標的核酸増幅用のリバースプライマーのTm値は、50〜66℃であることが好ましく、55〜60℃であることが好ましい。なお、核酸Bが、少なくとも1塩基の変異を認識し、ブリッジド核酸を含む核酸Cを有する場合には、ブリッジド核酸1塩基に対して1〜3℃高くなるため、Tm値はブリッジド核酸の数に応じて通常のプライマーの温度よりも高くなる。
次いで、標的核酸のセンス鎖の3’末端領域に標的核酸増幅用のフォワードプライマーとなり得る配列からなる核酸B(核酸6)がアニール(ハイブリダイズ)し、DNAポリメラーゼにより伸長反応が行われ、標的核酸の増幅産物X(増幅産物9)が合成される(図3(c)参照)。また、標的核酸のアンチセンス鎖の3’末端領域に標的核酸増幅用のリバースプライマーがアニールし、DNAポリメラーゼにより伸長反応が行われ、標的核酸の増幅産物Y(増幅産物11)が合成される(図3(c)参照)。
以後、標的核酸の増幅産物Xが合成される工程と、増幅産物Yが合成される工程と、を繰り返すことにより、標的核酸の増幅産物が多数得られる。
核酸増幅反応終了後、標的核酸の増幅産物X(増幅産物9)は、5’末端領域に第2のオリゴ核酸4を有し、この第2のオリゴ核酸4中の核酸A(核酸5)はブリッジド核酸を含み、第1のオリゴ核酸3と特異的にハイブリダイズしているため、基板上に保持される(図3(d)参照)。一方、標的核酸の増幅産物Yは遊離の状態で多数存在する(図3(d)参照)。必要に応じて、後述の検出工程を実施する。
サイクリングプローブについては、適当な業者に設計・合成を委託する等して取得することができる。
本実施形態の核酸検出キットは、プローブが固定された基板および標的核酸増幅用のリバースプライマーを備えた核酸検出キットであって、前記プローブは、前記基板に固定された第1のオリゴ核酸と、5’末端領域に前記第1のオリゴ核酸にハイブリダイズし得る配列からなる核酸Aと、3’末端領域に標的核酸増幅用のフォワードプライマーとなり得る配列からなる核酸Bと、を有し、少なくとも前記核酸Aにブリッジド核酸を含む第2のオリゴ核酸と、を有する。
また、核酸増幅効率の観点から、標的核酸増幅用のフォワードプライマーとなり得る配列からなる核酸Bおよび標的核酸増幅用のリバースプライマーは、増幅産物の塩基数が50〜5000となるように設計されることが好ましく、100〜2000となるように設計されることがより好ましい。また、標的核酸増幅用のフォワードプライマーとなり得る配列からなる核酸Bおよび標的核酸増幅用のリバースプライマーのTm値は、50〜66℃であることが好ましく、55〜60℃であることが好ましい。なお、核酸Bが、少なくとも1塩基の変異を認識し、ブリッジド核酸を含む核酸Cを備える場合には、ブリッジド核酸1塩基に対して1〜3℃高くなるため、Tm値はブリッジド核酸の数に応じて通常のプライマーの温度よりも高くなる。
標的核酸増幅用のリバースプライマーを標識する標識物質としては、例えば、蛍光色素、蛍光ビーズ、量子ドット、ビオチン、抗体、抗原、エネルギー吸収性物質、ラジオアイソトープ、化学発光体、酵素等が挙げられる。蛍光色素としては、FAM(カルボキシフルオレセイン)、JOE(6−カルボキシ−4’,5’−ジクロロ2’ ,7’−ジメトキシフルオレセイン)、FITC(フルオレセインイソチオシアネート)、TET(テトラクロロフルオレセイン)、HEX(5'−ヘキサクロロ−フルオレセイン−CEホスホロアミダイト)、Cy3、Cy5、Alexa568、Alexa647等が挙げられる。
また、増幅産物の標識に用いられる標識物質としては、上述した、蛍光色素、蛍光ビーズ、量子ドット、ビオチン、抗体、抗原、エネルギー吸収性物質、ラジオアイソトープ、化学発光体、酵素等が挙げられる。これらの中でも、標識物質としては、蛍光色素が好ましく、インターカレーターがより好ましい。インターカレーターとしては、蛍光やUVで検出可能な、二本鎖DNAにインターカレートして蛍光を発する物質であれば特に限定されることなく、例えば、エチジウムブロマイド、アクリジンオレンジ、SYBER Green、SYBER Gold等が挙げられる。cDNAを鋳型にした核酸合成を行う場合には、これらインターカレーター16を核酸合成の反応溶液中に添加するだけで、増幅産物と蛍光試薬とがインターカーレーションし、蛍光検出が可能となる。上述した標識物質を使用することで、標的核酸を定量的に検出することが可能となる。
(2本鎖BNA/DNAオリゴの合成)
以下、表1に記載の(I)〜(IV)のセンス鎖およびアンチセンス鎖を設計し、合成した。各センス鎖において、大文字で記載されたA,T,G,Cがブリッジド核酸であり、A,Gは、BNA−NC(N−Me)、C,Tは、BNA−NC(N−H)である。
各センス鎖およびアンチセンス鎖をそれぞれ2.5μMとなるよう、バッファー中に添加した。バッファーの組成は、10mM Tris−HCl(pH8.3)、50mM KCl、1.5 mM MgCl2である。サーマルサイクラー(Applied Biosystems社Veriti)を用い、95℃、5分間熱変性後、25℃まで1分間に1℃ずつ温度を下げながら、各センス鎖およびアンチセンス鎖をアニーリングさせた。
30℃から98℃まで1分間に1℃ずつ温度を上昇させ、0.2℃ごとに吸光度(260 nm)を測定した。図4は、2本鎖BNA/DNAの温度上昇による吸光度(260nm)の変化を示したグラフである。また、各2本鎖BNA/DNAオリゴのTm値を表2に示した。
したがって、オリゴ鎖が長く、さらにBNAの含有量が多いものほどTm値が高く、結合力が強いことが推察される。
(BNA/DNAオリゴの合成)
以下、表3に記載の第1のオリゴ核酸、第2のオリゴ核酸及びReverse primerを設計し、合成した。第2のオリゴ核酸において、大文字で記載されたA,T,Cがブリッジド核酸であり、Aは、BNA−NC(N−Me)、C,Tは、BNA−NC(N−H)である。さらに、第2のオリゴ核酸において、5’末端から数えて1番目から15番目までの15塩基が核酸Aであり、第1のオリゴ核酸とアニーリングし、5’末端から数えて16番目から39番目までの24塩基が核酸Bであり、鋳型のセンス鎖(後述のAllele1のセンス鎖の塩基配列のうち、145番目から168番目までの24塩基)に対して相補的なForward primerである。また、Reverse primerは、鋳型のアンチセンス鎖(後述のAllele1のアンチセンス鎖の塩基配列のうち、199番目から220番目までの21塩基)に対して相補的なReverse primerである。
合成した第1のオリゴ核酸と第2のオリゴ核酸とを混合し、室温で30分間インキュベーションし、アニーリングさせた。続いて、アニーリングの確認のために、第1のオリゴ核酸、第2のオリゴ核酸及びアニーリング後の2本鎖BNA/DNAオリゴを非変性ポリアクリルアミドゲル電気泳動した。さらに、電気泳動後の非変性ポリアクリルアミドゲルに紫外線(波長約254nm)を照射して撮影した。結果を図5に示した。
図5から、合成した第1のオリゴ核酸と第2のオリゴ核酸とがアニーリングし、二本鎖オリゴ核酸を形成していることが確かめられた。
1℃から100℃まで1分間に1℃ずつ温度を上昇させ、1℃ごとに吸光度(260 nm)を測定した。図6は、2本鎖BNA/DNAの温度上昇による吸光度(260nm)の変化を示したグラフである。また、Tm値74℃のコントロール2本鎖オリゴについても同様に実験を行った。
以上のことから、2本鎖BNA/DNAでは測定範囲内(1℃〜100℃)で2本鎖が解離しないことが確認された。
鋳型として、配列番号12(センス鎖)及び配列番号13(アンチセンス鎖)の塩基配列からなる2本鎖DNAテンプレート(Allele1)と、配列番号14(センス鎖)及び配列番号15(アンチセンス鎖)の塩基配列からなる2本鎖DNAテンプレート(Allele2)との混合物60ngを使用した。Allele2はAllele1の131番目から145番目の15塩基が欠損した配列である。以下の表4のようにAllele1及びAllele2の混合比率を変更したテンプレートを5種類準備し、それぞれについてPCR反応を行った。括弧内のコピー数は3pgのgDNAに1コピー含まれると想定した際の理論値である。
Claims (10)
- 基板および該基板に固定されたプローブを備えた核酸増幅基板であって、前記プローブは、
前記基板に固定された第1のオリゴ核酸と、
5’末端領域に前記第1のオリゴ核酸にハイブリダイズし得る配列からなる核酸Aと、3’末端領域に標的核酸増幅用のフォワードプライマーとなり得る配列からなる核酸Bと、を備え、少なくとも前記核酸Aにブリッジド核酸を含む第2のオリゴ核酸と、
を有することを特徴とする核酸増幅基板。 - 前記基板は1つ以上の区画を備え、1つの区画には1種類の前記プローブが1つ以上固定される請求項1に記載の核酸増幅基板。
- 前記第2のオリゴ核酸中のブリッジド核酸の割合が、66%以上である請求項1又は2に記載の核酸増幅基板。
- 前記第1のオリゴ核酸がDNAである請求項1〜3のいずれか一項に記載の核酸増幅基板。
- 前記標的核酸がgDNA又はcDNAである請求項1〜4のいずれか一項に記載の核酸増幅基板。
- 請求項1〜5のいずれか一項に記載の核酸増幅基板を用いた核酸増幅方法。
- プローブが固定された基板および標的核酸増幅用のリバースプライマーを備えた核酸検出キットであって、前記プローブは、
前記基板に固定された第1のオリゴ核酸と、
5’末端領域に前記第1のオリゴ核酸にハイブリダイズし得る配列からなる核酸Aと、3’末端領域に標的核酸増幅用のフォワードプライマーとなり得る配列からなる核酸Bと、を備え、少なくとも前記核酸Aにブリッジド核酸を含む第2のオリゴ核酸と、
を有することを特徴とする核酸検出キット。 - 前記第2のオリゴ核酸中のブリッジド核酸の割合が、66%以上である請求項7に記載の核酸検出キット。
- 前記第1のオリゴ核酸がDNAである請求項7又は8に記載の核酸検出キット。
- 前記標的核酸がgDNA又はcDNAである請求項7〜9のいずれか一項に記載の核酸検出キット。
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