JP2017042046A - 電圧変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回路素子の電圧降下、回路素子の温度変化及びバラツキによる影響を受けず、降圧変換及び昇圧変換がシームレスに切替わる電圧変換装置の提供。
【解決手段】入力電圧を降圧変換した出力電圧及び降圧目標電圧の差を検出し、検出した差に基づき、降圧用スイッチング素子をPWM制御するPWM信号を作成する降圧用PWM信号作成回路と、入力電圧を昇圧変換した出力電圧及び昇圧目標電圧の差を検出し、検出した差に基づき、昇圧用スイッチング素子をPWM制御するPWM信号を作成する昇圧用PWM信号作成回路と、降圧用PWM信号作成回路が制御目標とする降圧目標電圧を、昇圧用PWM信号作成回路が制御目標とする昇圧目標電圧より所定量高くする手段とを備え、昇圧用PWM信号作成回路及び降圧用PWM信号作成回路は、出力電圧が昇圧目標電圧より高く、且つ降圧目標電圧より低い場合に、PWM信号を作成する構成である。
【選択図】図1

Description

本発明は、降圧する為に、入力電圧をPWM(Pulse Width Modulation)制御によりスイッチングする降圧用スイッチング素子と、昇圧する為に、入力電圧及び固定電位間をPWM制御によりスイッチングする昇圧用スイッチング素子とを備え、入力電圧を目標電圧に降圧変換又は昇圧変換して出力する電圧変換装置に関するものである。
図8は、従来の電圧変換装置の構成例を示す回路図である。この電圧変換装置は、直流の入力電圧Vinが、Nチャネル型MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)2のドレインに与えられ、FET2のソースは、コイル1の一方の端子、及びダイオード4のカソードに接続されている。ダイオード4のアノードは接地され、コイル1の他方の端子は、Nチャネル型MOSFET3のドレイン、及びダイオード5のアノードに接続されている。
FET3のソースは接地され、ダイオード5のアノードは、平滑コンデンサC3の正極に接続され、平滑コンデンサC3の負極は接地されている。FET2,3の各ゲートは、制御部6に個別に接続され、FET2,3は、制御部6により、それぞれPWM制御される。平滑コンデンサC3の両端子間から、この電圧変換装置の出力電圧Vout が出力され、入力電圧Vin及び出力電圧Vout は、制御部6で検出され読込まれる。
このような構成の電圧変換装置では、制御部6は、所望の入出力電圧比Vout /Vinによる出力電圧Vout を得る為に、図9に示すようなデューティ比の降圧用PWM信号及び昇圧用PWM信号をFET2及び3のゲートに与える。即ち、入出力電圧比がVout /Vin<1であり、入力電圧Vinを降圧する場合、降圧用PWM信号のデューティ比は、入出力電圧比Vout /Vinに応じて定められ、入出力電圧比Vout /Vinが1に近付けば、100%に近付いて行く。この場合、昇圧用PWM信号のデューティ比は0%であり、FET3はオフになっている。
入出力電圧比がVout /Vin>1であり、入力電圧Vinを昇圧する場合、昇圧用PWM信号のデューティ比は、入出力電圧比Vout /Vinに応じて定められ、入出力電圧比Vout /Vinが1より大きくなる程、0%より大きくなって行く。この場合、降圧用PWM信号のデューティ比は100%であり、FET2はオンになっている。
特許文献1には、入力電圧が出力電圧よりも大幅に高い期間、すなわち操作量が所定値a以下の期間では、第2の半導体スイッチ素子を常時オフ制御し、第1の半導体スイッチ素子を所定のオンデューティでオンオフ制御する降圧モードとする電源回路が記載されている。入力電圧が出力電圧よりも大幅に低い期間、すなわち操作量が所定値b以上の期間では、第1の半導体スイッチ素子を常時オン制御し、第2の半導体スイッチ素子を所定のオンデューティでオンオフ制御する昇圧モードとする。入力電圧と出力電圧との電位差が小さい期間、すなわち操作量がaより大きくbより小さい期間では、第1,第2の半導体スイッチ素子をそれぞれ適当なオンデューティで制御する昇降圧モードとする。これにより、簡易な制御方法により入力電圧と出力電圧との差に応じたスイッチング制御を行う。
特許文献2には、同一のチョークコイルにそれぞれ接続される降圧用チョッパトランジスタ及び昇圧用チョッパトランジスタと、入力電圧と所要出力電圧との大小を比較判別する入力電圧判別回路と、この入力電圧判別回路からの出力に応じて降圧用及び昇圧用チョッパトランジスタを択一的に動作させる切替回路とを備えた電源装置が開示されている。
特開2012−29362号公報 特開昭62−18970号公報
上述した従来の電圧変換装置では、例えば、降圧変換から昇圧変換に切替わる際は、図10Aに示すように、降圧用PWM信号のデューティ比が100%に到達するのと同時に、昇圧用PWM信号のデューティ比が0%から増加し始めるのが理想的である。また、そのとき、出力電圧Vout が、図10Bに示すように滑らかに増加し、出力電流が、図10Cに示すように切れ目変動無く(シームレスに)流れ続けるのが理想的である。
降圧変換から昇圧変換への切替えの判断は、入力電圧Vin及び出力電圧Vout を比較することにより可能であるが、出力電圧Vout の電圧変換装置内の回路素子による電圧降下(図10B)、回路素子の温度変化及びバラツキを考慮する必要があるという問題がある。例えば、図11Aに示すように、降圧変換から昇圧変換への切替えが早過ぎる場合、いきなり昇圧されて、図11Bに示すように、出力電圧が不連続的に高くなる部分PAが発生する。また、図12Aに示すように、降圧変換から昇圧変換への切替えが遅過ぎる場合、遅過ぎる分、昇圧されないので、図12Bに示すように、出力電圧が高くならない部分PBが発生する。
本発明は、上述したような事情に鑑みてなされたものであり、降圧変換及び昇圧変換を切替える際に、回路素子の電圧降下、回路素子の温度変化及びバラツキによる影響を受けず、降圧変換及び昇圧変換がシームレスに切替わる電圧変換装置を提供することを目的とする。
本発明に係る電圧変換装置は、それぞれ降圧及び昇圧する為に、入力電圧並びに入力電圧及び固定電位間をそれぞれPWM制御によりスイッチングする降圧用スイッチング素子及び昇圧用スイッチング素子を備え、入力電圧を目標電圧に降圧変換又は昇圧変換して出力する電圧変換装置において、入力電圧を降圧変換した出力電圧及び降圧目標電圧の差を検出し、検出した差に基づき、前記降圧用スイッチング素子をPWM制御するPWM信号を作成する降圧用PWM信号作成回路と、入力電圧を昇圧変換した出力電圧及び昇圧目標電圧の差を検出し、検出した差に基づき、前記昇圧用スイッチング素子をPWM制御するPWM信号を作成する昇圧用PWM信号作成回路と、前記降圧用PWM信号作成回路が制御目標とする降圧目標電圧を、前記昇圧用PWM信号作成回路が制御目標とする昇圧目標電圧より所定量高くする手段とを備え、前記昇圧用PWM信号作成回路及び降圧用PWM信号作成回路は、前記出力電圧が前記昇圧目標電圧より高く、且つ前記降圧目標電圧より低い場合に、PWM信号を作成することを特徴とする。
この電圧変換装置では、スイッチングする降圧用スイッチング素子及び昇圧用スイッチング素子が、それぞれ降圧及び昇圧する為に、入力電圧並びに入力電圧及び固定電位間をそれぞれPWM制御によりスイッチングし、入力電圧を目標電圧に降圧変換又は昇圧変換して出力する。降圧用PWM信号作成回路が、入力電圧を降圧変換した出力電圧及び降圧目標電圧の差を検出し、検出した差に基づき、降圧用スイッチング素子をPWM制御するPWM信号を作成する。昇圧用PWM信号作成回路が、入力電圧を昇圧変換した出力電圧及び昇圧目標電圧の差を検出し、検出した差に基づき、昇圧用スイッチング素子をPWM制御するPWM信号を作成する。高くする手段が、降圧用PWM信号作成回路が制御目標とする降圧目標電圧を、昇圧用PWM信号作成回路が制御目標とする昇圧目標電圧より所定量高くする。昇圧用及び降圧用PWM信号作成回路の夫々は、出力電圧が昇圧目標電圧より高く、且つ降圧目標電圧より低い場合であっても、PWM信号を作成する。これにより、昇圧用PWM信号作成回路が作成したPWM信号のデューティ比が下限値より大きい状態、及び降圧用PWM信号作成回路が作成したPWM信号のデューティ比が上限値より小さい状態が同時的に生起する。
本発明に係る電圧変換装置によれば、降圧変換及び昇圧変換を切替える際に、回路素子の電圧降下、回路素子の温度変化及びバラツキによる影響を受けず、降圧変換及び昇圧変換がシームレスに切替わる電圧変換装置を実現することができる。
本発明に係る電圧変換装置の実施の形態の構成を示す回路図である。 本発明に係る電圧変換装置の目標電圧及びデューティ比を説明する為の特性図である。 電圧変換装置の動作を説明する為の説明図である。 本発明に係る電圧変換装置の動作を説明する為の説明図である。 本発明に係る電圧変換装置の動作を説明する為の説明図である。 本発明に係る電圧変換装置の動作を説明する為の説明図である。 本発明に係る電圧変換装置の実施の形態の制御部の内部構成を示す回路図である。 従来の電圧変換装置の構成例を示す回路図である。 従来の電圧変換装置のデューティ比を説明する為の特性図である。 従来の電圧変換装置の動作の例を説明する為の説明図である。 従来の電圧変換装置の動作の例を説明する為の説明図である。 従来の電圧変換装置の動作の例を説明する為の説明図である。
以下に、本発明をその実施の形態を示す図面に基づき説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明に係る電圧変換装置の実施の形態1の構成を示す回路図である。この電圧変換装置は、直流の入力電圧Vinが、Nチャネル型MOSFET2のドレインに与えられ、FET2のソースは、コイル1の一方の端子、及びダイオード4のカソードに接続されている。ダイオード4のアノードは接地され、コイル1の他方の端子は、Nチャネル型MOSFET3のドレイン、及びダイオード5のアノードに接続されている。
FET3のソースは接地され、ダイオード5のアノードは、平滑コンデンサC3の正極に接続され、平滑コンデンサC3の負極は接地されている。FET2のゲートは、降圧用PWM信号作成回路8に、FET3のゲートは、昇圧用PWM信号作成回路7に接続され、FET2,3は、降圧用PWM信号作成回路8、昇圧用PWM信号作成回路7によりそれぞれPWM制御される。平滑コンデンサC3の両端子間から、この電圧変換装置の出力電圧Vout が出力され、入力電圧Vin及び出力電圧Vout は、マイクロコンピュータを備えた制御部10で検出され読込まれる。また、出力電圧Vout は、降圧用PWM信号作成回路8及び昇圧用PWM信号作成回路7に与えられる。
昇圧用PWM信号作成回路7は、反転入力端子に抵抗R1を通じて出力電圧Vout が与えられ、非反転入力端子に制御部10から目標電圧ref1(昇圧目標電圧)が与えられるエラーアンプ13と、三角波信号W1を発振作成する三角波作成回路12とを備えている。また、反転入力端子に三角波作成回路12から三角波信号W1を与えられ、非反転入力端子にエラーアンプ13の出力信号が与えられ、出力信号をFET3のゲートへ与えるコンパレータ11を備えている。エラーアンプ13には、直列接続された抵抗R3及びコンデンサC1と抵抗R4とが並列接続された負帰還回路が外付けされ、エラーアンプ13のゲインは小さい。
降圧用PWM信号作成回路8は、反転入力端子に抵抗R2を通じて出力電圧Vout が与えられ、非反転入力端子に制御部10から目標電圧ref2(降圧目標電圧)が与えられるエラーアンプ23と、三角波信号W2を発振作成する三角波作成回路22とを備えている。また、反転入力端子に三角波作成回路22から三角波信号W2を与えられ、非反転入力端子にエラーアンプ23の出力信号が与えられ、出力信号をFET2のゲートへ与えるコンパレータ21を備えている。エラーアンプ23には、直列接続された抵抗R5及びコンデンサC2と抵抗R6とが並列接続された負帰還回路が外付けされ、エラーアンプ23のゲインは小さい。
制御部10は、昇圧用PWM信号作成回路7における目標電圧ref1、及び降圧用PWM信号作成回路8における目標電圧ref2を、所定量の差を付加して、ref1<ref2となるように制御する。但し、目標電圧ref1,ref2の差は、三角波信号W1、W2の波高値に比べて十分小さいものとする。これにより、図2に示すように、昇圧用PWM信号作成回路7が作成したPWM信号のデューティ比が下限値(0%)より大きい状態、及び降圧用PWM信号作成回路8が作成したPWM信号のデューティ比が上限値(100%)より小さい状態が同時的に生起し、この生起した状態で、昇圧変換及び降圧変換の切替えが行われる。
昇圧用PWM信号作成回路7及び降圧用PWM信号作成回路8が、それぞれ個別に作動する場合、目標電圧refが同じであれば、図3に示すように、昇圧用PWM信号及び降圧用PWM信号の各デューティ比の増減が同調する為、両回路全体では、ゲイン増幅し、発振を起こす虞がある。目標電圧ref1,ref2を、所定量の差を付加して、ref1<ref2となるように制御することにより、この発振を防止することができる。
このような構成の電圧変換装置では、出力電圧Vout の変化に対し、エラーアンプ13,23の出力信号の変化が時間遅れを伴って作動するようにすることで、昇圧用PWM信号及び降圧用PWM信号の各デューティ比が少しずつ変化する。出力電圧Vout が目標電圧ref1,ref2より高い場合、エラーアンプ13,23の出力が低下し、各デューティ比も低下するが、これに対して、出力電圧Vout が低下して行き、各デューティ比が増加する方向に反転する。(デューティ比が0%迄下ってしまう前に、出力電圧Vout が目標電圧を下回り、デューティ比が増加する方向に転じる。)
出力電圧Vout が目標電圧ref1,ref2より低い場合、昇圧用PWM信号作成回路7及び降圧用PWM信号作成回路8は、何れもデューティ比を増加させ、出力電圧Vout を上昇させる方向に作動する。出力電圧Vout が目標電圧ref1,ref2より高い場合、昇圧用PWM信号作成回路7及び降圧用PWM信号作成回路8は、何れもデューティ比を減少させ、出力電圧Vout を下降させる方向に作動する。出力電圧Vout が目標電圧ref1,ref2より低い場合も高い場合も、出力電圧Vout が目標電圧ref1,ref2へ向かうように作動し、いずれの場合も、出力電圧Vout が目標電圧ref1,ref2間に入る。
出力電圧Vout が、図4Aに示すように、目標電圧ref1,ref2間にある場合、出力電圧Vout が目標電圧ref1近辺であれば、昇圧用PWM信号作成回路7のエラーアンプ13の出力変化が鈍るが、出力電圧Vout は目標電圧ref2より低い為、降圧用PWM信号作成回路8はデューティ比を増加させる(図4B)。降圧用PWM信号作成回路8がデューティ比を増加させると、出力電圧Vout が目標電圧ref1よりも更に高くなり、昇圧用PWM信号作成回路7はデューティ比を減少させる(図4C)。
一方、出力電圧Vout が、図4Aに示すように、目標電圧ref1,ref2間にある場合に、出力電圧Vout が目標電圧ref2近辺であれば、降圧用PWM信号作成回路8のエラーアンプ23の出力変化が鈍るが、出力電圧Vout は目標電圧ref1より高い為、昇圧用PWM信号作成回路7はデューティ比を減少させる(図4C)。昇圧用PWM信号作成回路7がデューティ比を減少させると、出力電圧Vout が目標電圧ref2よりも更に低くなり、降圧用PWM信号作成回路8はデューティ比を増加させる(図4B)。
このように、出力電圧Vout が目標電圧ref1,ref2間にある場合、昇圧用PWM信号作成回路7及び降圧用PWM信号作成回路8のそれぞれのデューティ比は、増減が互いに逆方向になる。エラーアンプ13,23のゲインが大きい場合、この動きを続けて行くと、昇圧用PWM信号作成回路7のデューティ比が減少し切るか、降圧用PWM信号作成回路8のデューティ比が増加し切るかが択一的に生じ、そのときの入力電圧Vin及び目標電圧ref1,ref2の大小関係に従い、昇圧動作又は降圧動作に収束する。
入力電圧Vinが目標電圧ref2より高い場合、昇圧用PWM信号作成回路7のデューティ比が下限値(例えば0%)で、降圧用PWM信号作成回路8のデューティ比がある値で、出力電圧Vout と目標電圧ref2とが平衡状態になる。電圧変換装置は降圧動作を実行している状態となる。入力電圧Vinが目標電圧ref1より低い場合、降圧用PWM信号作成回路8のデューティ比が上限値(例えば100%)で、昇圧用PWM信号作成回路7のデューティ比がある値で、出力電圧Vout と目標電圧ref1とが平衡状態になる。電圧変換装置は昇圧動作を実行している状態となる。
以上により、出力電圧Vout が目標電圧ref1,ref2間にあるとき、図5に示すように、昇圧用PWM信号及び降圧用PWM信号の各デューティ比は、増減が互いに逆方向になり、また、出力電圧Vout の変化が遅くなる(ゲイン低減)ので、電圧変換装置が発振するのを防止することができる。昇圧用PWM信号及び降圧用PWM信号のデューティ比の何れかが、上限値又は下限値に達したところで、その他方の目標値に準じた出力電圧Vout で動作が安定し、これにより、図6に示すように、降圧変換及び昇圧変換をシームレスに切替えることができる。
尚、昇圧用PWM信号作成回路7及び降圧用PWM信号作成回路8が個別に作動する場合、ある出力電圧Vout を得る為の昇圧用PWM信号及び降圧用PWM信号の各デューティ比の組合せは、無数に存在することになる。しかし、上記の方法で、昇圧用PWM信号のデューティ比の下限値を0%,降圧用PWM信号のデューティ比の上限値を100%とすれば、この問題も解決できる。
昇圧用PWM信号のデューティ比をDboost、降圧用PWM信号のデューティ比をDdropとすると、入力電圧Vin及び出力電圧Vout の関係は、下式で表される。
Vout=Vin×Ddrop×1/(1−Dboost)
例えば、Ddrop=100%,Dboost=50%の場合でも、Ddrop=50%,Dboost=75%の場合でも、Vout =Vin×2を得ることができる。デューティ比が100%又は0%でない状態では、FET2,3はスイッチングを行っており、そのような場合(50%、75%等)は、無用なスイッチングロスが発生する為、デューティ比が100%又は0%となっていることが望ましい。
(実施の形態2)
図7は、本発明に係る電圧変換装置の実施の形態2の制御部10の内部構成を示す回路図である。この制御部10は、入力電圧Vin及び出力電圧Vout が個別に与えられ読込むマイクロコンピュータ(以下、マイコンと記載)24を備えている。マイコン24は、読込んだ入力電圧Vin及び出力電圧Vout に基づき、目標電圧を設定し、その目標電圧を得る為のPWM信号を作成し、作成したPWM信号によりNPN型トランジスタTrをスイッチングする。
トランジスタTrのエミッタは接地され、コレクタは抵抗R14,R11を通じて制御電源に接続されている。制御電源及び接地端子間には、抵抗R11、R12、R13の分圧回路、抵抗R11、R12、R16、コンデンサC4の分圧回路、抵抗R11、R15、コンデンサC5の分圧回路が構成されている。目標電圧ref1は、コンデンサC4の正極から得られ、エラーアンプ13の非反転入力端子に与えられる。目標電圧ref2は、コンデンサC5の正極から得られ、エラーアンプ23の非反転入力端子に与えられる。
マイコン24は、作成したPWM信号によりトランジスタTrをスイッチングして所要の電圧を分圧回路内で作成し、作成した電圧に基づき、所定量の差を有する目標電圧ref1,ref2が、それぞれの分圧回路で作成される。その他の構成及び動作は、上述した実施の形態1の構成及び動作と同様であるので、説明を省略する。
1 コイル
2,3 FET
4,5 ダイオード
7 昇圧用PWM信号作成回路
8 降圧用PWM信号作成回路
10 制御部(所定量高くする手段)
11,21 コンパレータ
12,22 三角波作成回路
13,23 エラーアンプ
C3 平滑コンデンサ

Claims (1)

  1. それぞれ降圧及び昇圧する為に、入力電圧並びに入力電圧及び固定電位間をそれぞれPWM制御によりスイッチングする降圧用スイッチング素子及び昇圧用スイッチング素子を備え、入力電圧を目標電圧に降圧変換又は昇圧変換して出力する電圧変換装置において、
    入力電圧を降圧変換した出力電圧及び降圧目標電圧の差を検出し、検出した差に基づき、前記降圧用スイッチング素子をPWM制御するPWM信号を作成する降圧用PWM信号作成回路と、
    入力電圧を昇圧変換した出力電圧及び昇圧目標電圧の差を検出し、検出した差に基づき、前記昇圧用スイッチング素子をPWM制御するPWM信号を作成する昇圧用PWM信号作成回路と、前記降圧用PWM信号作成回路が制御目標とする降圧目標電圧を、前記昇圧用PWM信号作成回路が制御目標とする昇圧目標電圧より所定量高くする手段と
    を備え、
    前記昇圧用PWM信号作成回路及び降圧用PWM信号作成回路は、前記出力電圧が前記昇圧目標電圧より高く、且つ前記降圧目標電圧より低い場合に、PWM信号を作成する
    ことを特徴とする電圧変換装置。
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