JP2017041755A - オーディオシステム、オーディオ機器およびオーディオ機器設定方法 - Google Patents

オーディオシステム、オーディオ機器およびオーディオ機器設定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】2つのオーディオ機器を組み合わせて同期再生を行う場合にステレオ再生を行わせるオーディオシステムを提供する。【解決手段】オーディオシステム10は、相互に通信可能な2台以上のオーディオ機器4−11〜4−15を有する。オーディオシステム10中の2台のオーディオ機器を、一方を親機、他方を子機とするステレオペアとして設定するステレオペア設定手段を有する。親機は、2チャンネルのオーディオ信号を、子機に送信するとともに、そのうち一方のチャンネルのオーディオ信号を(子機への送信に要する時間だけ)遅延して再生する。子機は、親機から2チャンネルのオーディオ信号を受信し、そのうち他方のチャンネルのオーディオ信号を再生する。【選択図】図1

Description

この発明は、複数のオーディオ機器がネットワークで接続されたオーディオシステム、該オーディオシステムを構成するオーディオ機器、および、その設定方法に関する。
リビング、寝室などの各部屋に配置されたオーディオ機器などの複数の再生デバイスをLANなどのネットワーク(ホームネットワーク)に接続し、携帯端末装置において各オーディオ機器における楽曲等のコンテンツの再生などを制御するオーディオシステムがある(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のオーディオシステムでは、ユーザが、携帯端末装置において同期再生グループを設定し、同一グループに所属する複数のオーディオ機器に同一コンテンツの同期再生を行わせる構成が記載されている。
特開2015−100085号公報
上述のようなオーディオシステムでは、複数のオーディオ機器で同期再生を行わせることが可能であるが、各オーディオ機器で再生出力される音声は同一となってしまっていた。たとえば、2つのオーディオ機器が所属するグループにおいて同期再生させる場合、再生したいコンテンツがステレオ信号の場合であっても、各オーディオ機器が単一のスピーカユニット(モノラルスピーカ)しか有していない場合、各オーディオ機器ではモノラル出力しかすることができなかった。
この発明は、2つのオーディオ機器を組み合わせて同期再生を行う場合にステレオ再生を行わせることができるオーディオシステム、オーディオ機器およびその設定方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の側面によって提供されるオーディオシステムは、相互に通信可能な2台以上のオーディオ機器を有する。オーディオシステム中の2台のオーディオ機器を、一方を親機、他方を子機とするステレオペアとして設定するステレオペア設定手段を有する。親機は、2チャンネルのオーディオ信号を、子機に送信するとともに、そのうち一方のチャンネルのオーディオ信号を(子機への送信に要する時間だけ)遅延して再生する。子機は、親機から2チャンネルのオーディオ信号を受信し、そのうち他方のチャンネルのオーディオ信号を再生する。
上記発明において、2台のオーディオ機器は、それぞれのネットワーク上の接続形態、または、割り当てられたオーディオ信号のチャンネルに基づいて親機または子機として設定されてもよい。
上記発明において、ステレオペア設定手段は、2台のオーディオ機器に設けられた操作部と、各操作部に対するぞれぞれ所定の操作を検出する操作検出手段と、を含んでもよい。2チャンネルのオーディオ信号は、左チャンネルおよび右チャンネルからなるオーディオ信号であってよく、各操作部に対してされた操作に応じて、2台のオーディオ機器への左/右チャンネルの割り当てが決定されてもよい。
上記発明において、ステレオペア設定手段は、左/右チャンネルのうち第一のチャンネル(たとえば左チャンネル)を割り当てる操作が行われたオーディオ機器がペア設定要求を送信し、左/右チャンネルのうち第二のチャンネル(たとえば右チャンネル)を割り当てる操作が行われたオーディオ機器がこのペア設定要求を受信することで、ステレオペアが設定されてもよい。
上記発明において、2台のオーディオ機器は、ステレオペアの設定中それぞれに割り当てられた再生チャンネルを報知する報知部をさらに備えてもよい。
上記発明において、前記親機および子機に加えて第3のオーディオ機器で、同一のオーディオ信号を同期再生させるグループを形成するグループ形成手段を有してもよい。第3のオーディオ機器は、2チャンネルのオーディオ信号を、親機およびおよび子機に送信するとともに、この2チャンネルのオーディオ信号を遅延して再生する。親機は、第3のオーディオ機器から2チャンネルのオーディオ信号を受信し、そのうち一方のチャンネルのオーディオ信号を再生する。子機は、第3のオーディオ機器から2チャンネルのオーディオ信号を受信し、そのうち他方のチャンネルのオーディオ信号を再生する。
本発明の第2の側面によって提供されるオーディオ機器は、複数の他のオーディオ機器がネットワークで接続され、同一のオーディオ信号を再生するペアとなる他のオーディオ機器の設定、および、右チャンネルおよび左チャンネルのいずれか一方を再生チャンネルとする設定を含むペア設定の入力を受け付ける操作部と、他のオーディオ機器とデータ通信を行う第一通信制御部と、ペア設定された他のオーディオ機器に対する親子関係を所定の基準に基づいて決定する決定部と、親子関係を含むペア設定に関連するペア設定情報を記憶する第一記憶部と、オーディオ信号を再生する音声再生部と、を備える。第一通信制御部は、親機である場合には子機となる他のオーディオ機器にオーディオ信号を送信し、子機である場合には親機となる他のオーディオ機器から該オーディオ信号を受信する。音声再生部は、ペア設定中、オーディオ信号から再生チャンネルのオーディオ信号を抽出し、抽出したオーディオ信号を、親機である場合には所定時間だけ遅延させた遅延再生を行い、子機である場合には該所定時間だけ遅延させない非遅延再生を行う。
本発明の第3の側面によって提供されるオーディオ機器の設定方法は、相互に通信可能な2台のオーディオ機器に左/右チャンネルのオーディオ信号を分担して再生させる方法であり、2台のオーディオ機器が、第1および第2の所定操作を受け付ける第1ステップ、2台のオーディオ機器のうち第1の所定操作が行われた機器が、左/右チャンネルのうち第1のチャンネルを分担する旨のペア設定要求を送信する第2ステップ、2台のオーディオ機器のうち第2の所定操作が行われた機器が、ペア設定要求を受信して、左/右チャンネルのうち第2のチャンネルを分担する旨の返信を送信する第3ステップ、2台のオーディオ機器の一方が、他方のオーディオ機器に対して左/右チャンネルのオーディオ信号を送信し、2台のオーディオ機器がそれぞれ分担するチャンネルのオーディオ信号を再生する第4ステップ、を有することを特徴とする。
この発明によれば、2つのオーディオ機器を組み合わせて同期再生を行う場合にステレオ再生を行わせることができる。
この発明が適用されるオーディオシステムの構成を示す図 携帯電話機のブロック図 オーディオ機器のブロック図 システム管理テーブルの一例を示す図 ステレオペア設定された2つのオーディオ機器のブロック図 オーディオ機器の制御部のステレオ再生処理(遅延再生処理)を示すフローチャート オーディオ機器の制御部のステレオ再生処理(非遅延再生処理)を示すフローチャート オーディオ機器の制御部のRchのステレオペア設定処理を示すフローチャート オーディオ機器の制御部のLchのステレオペア設定処理を示すフローチャート オーディオ機器の制御部のステレオペア解除処理を示すフローチャート システム管理テーブルの一例を示す図 同期再生時におけるグループに所属するオーディオ機器間のオーディオ信号の送信形態を説明する説明図 同期再生時におけるグループに所属するオーディオ機器間のオーディオ信号の送信形態を説明する説明図 携帯電話機の操作画面の一例を示す図 携帯電話機の操作画面の一例を示す図 携帯電話機の制御部のグループ設定処理を示すフローチャート
図1は、本発明が適用されるオーディオシステム10の構成を示す図である。オーディオシステム10は、有線LAN2および無線LANを含むネットワークで接続された複数のオーディオ機器4(4−11〜4−15)およびコントローラ1として機能する多機能携帯電話機1を有している。各オーディオ機器4およびコントローラ1は、ネットワークを介して相互にオーディオ信号およびコマンドメッセージの送受信を行う。なお、オーディオシステム10を構成する各オーディオ機器4は、有線LAN機能および2つの無線LAN機能を有している。
オーディオシステム10は、オーディオ機器4−11〜4−15のうちグループ設定されたオーディオ機器において同一コンテンツの同期再生が可能である。コンテンツは、各オーディオ機器4−11〜4−15が有するCD、ハードディスクなどに記憶されている楽曲データやFM放送などから受信する楽曲データがオーディオソースとなる。楽曲データのファイル形式は、例えば、MP3、WAV、SoundVQ(登録商標)、WMA(登録商標)、AACなどである。
また、オーディオシステム10は、オーディオ機器4−11〜4−15のうちペア設定(ステレオペア設定)されたオーディオ機器において同一コンテンツの同期再生におけるステレオ再生が可能である。たとえば、オーディオ機器4−13,4−14がステレオペア設定された場合、ステレオ再生として、同一コンテンツの楽曲データ(オーディオ信号)に含まれる右チャンネルのオーディオ信号がオーディオ機器4−13のスピーカ61から出力され、左チャンネルのオーディオ信号がオーディオ機器4−14のスピーカ61から出力される。なお、ステレオペア設定は、同期再生のグループ設定とは異なる処理である。以下、ステレオペア設定におけるステレオでの同期再生をステレオ再生とし、グループ設定における同期再生を同期再生と表現して区別する。なお、グループ設定および同期再生については後述する。
オーディオシステム10を構成する各オーディオ機器4は、上述したように有線LAN機能および2つの無線LAN機能を有している。オーディオ機器4は、2つの無線LAN機能の一方を用いてアクセスポイントを起動することができる。オーディオ機器4によって起動されたアクセスポイントは内部アクセスポイント4Aと呼ばれる。内部アクセスポイント4Aには、下位のオーディオ機器4が接続される。内部アクセスポイント4Aは、通常は(後述のイニシャル接続時以外は)ステルスモードで動作しており、他の機器からはその存在を検出されないようになっている。もう一方の無線LAN機能は、無線LANの子機として機能し、上位のオーディオ機器4の内部アクセスポイント4A、または、外部アクセスポイント3のいずれかに接続される。
有線LAN2には、アクセスポイント(外部アクセスポイント)3およびオーディオ機器4−11が接続されている。オーディオ機器4−12,4−13および4−14は、それぞれ上位のオーディオ機器4−11,4−12の内部アクセスポイント4A−11,44A−12に無線LANで接続されている。オーディオ機器4−15は、外部アクセスポイント3に接続されている。また、コントローラ1は、外部アクセスポイント3を介して各オーディオ機器4と通信する。
有線LAN2は、たとえばEthernet(登録商標:IEEE802.3)が用いられればよく、無線LANは、Wi−Fi(IEEE802.11g)が用いられればよい。
各オーディオ機器4は、有線LAN2に対する接続の形態に応じてルート機器、ノード機器、リーフ機器、および、ブランチ機器と呼ばれる。ルート機器は、有線LAN2に直接(ケーブルで)接続されている最上位の機器である。図1では、オーディオ機器4−11がルート機器である。ルート機器は、オーディオシステム10の構築時に最初に登録されたオーディオ機器であり、オーディオシステム10の基点となる。ルート機器は、下位のオーディオ機器4をネットワークに接続してオーディオシステム10に参加させるための内部アクセスポイント4Aを起動する。
ノード機器は、無線LANによってルート機器(ルート機器の内部アクセスポイント4A)に接続されている中位の機器である。図1では、オーディオ機器4−12がノード機器である。ノード機器は、下位のオーディオ機器4をネットワークに接続してオーディオシステム10に参加させるための内部アクセスポイント4Aを起動する。
リーフ機器は、無線LANによってノード機器(ノード機器の内部アクセスポイント4A)に接続されている下位の機器である。図1では、オーディオ機器4−13,4−14がリーフ機器である。
このオーディオシステムでは、高品質のオーディオ信号の伝送のため、ルート機器には2台までのノード機器の接続が許可される。また、各ノード機器には2台までのリーフ機器の接続が許可される。また、内部アクセスポイント4Aを用いた接続の階層は、ルート機器−ノード機器−リーフ機器の3階層までとする。したがって、ルート機器を頂点とする無線LANのツリーにより、ルート機器を含めて7台までのオーディオ機器を接続することができる。ただし本発明において、ツリーの階層の数、および、各オーディオ機器4に接続可能な下位の機器の台数は、この実施形態に限定されない。
ブランチ機器は、上記のツリーとは別に外部アクセスポイント3に無線LANで接続され有線LAN2を経由してオーディオシステム10内の他のオーディオ機器4と通信するオーディオ機器4である。図1では、オーディオ機器4−15がブランチ機器である。オーディオシステム10において、ブランチ機器の台数に制限はない。なお、リーフ機器およびブランチ機器は、内部アクセスポイント4Aを起動しない。
携帯電話機1はオーディオシステム制御プログラム70(図2参照)が起動されることによりオーディオシステムコントローラ(以下、コントローラ)1として機能する。携帯電話機1(コントローラ1)は、オーディオシステム10に所属するオーディオ機器4とネットワークを介して通信する。コントローラ1は、この通信により、そのオーディオシステム10内で再生されるオーディオソース(たとえば、どのオーディオ機器4の楽曲をどのオーディオ機器4に配信するかなど)やその音量などを制御する。さらに、コントローラ1として、同期再生を行うグループ設定も行う。
次に、図2のブロック図を参照して、携帯電話機1の構成を説明する。携帯電話機1は、いわゆるスマートフォンと言われる多機能電話機である。携帯電話機1は、携帯通信網である3G/4G通信機能、無線LAN(Wi−Fi)通信機能、および、Bluetooth(登録商標)通信機能を有している。携帯電話機1は、アプリケーションプログラムであるオーディオシステム制御プログラム70を起動することにより、コントローラ1として機能し、アクセスポイント3経由でオーディオシステム10のオーディオ機器4と通信し、ユーザの操作に応じたコマンドメッセージをオーディオ機器4に送信してオーディオシステムを制御する。
携帯電話機1は、バス26上に、制御部20、操作部30、メディアインタフェース31、Wi−Fi通信回路32、3G/4G通信回路33、および、Bluetooth(登録商標)通信部34を有している。制御部20は、CPU21、ROM(フラッシュメモリ)22、RAM23、画像プロセッサ24および音声プロセッサ25を含んでいる。画像プロセッサ24には、ビデオRAM(VRAM)40が接続され、VRAM40には表示部41が接続されている。表示部41は液晶のディスプレイを含んでいる。ディスプレイには、待ち受け画面や電話番号などが表示される。また、コントローラ1として機能する場合は、オーディオ機器4を制御するための画面が表示される。音声プロセッサ25には、D/Aコンバータを含むアンプ42が接続され、アンプ42にはスピーカ16が接続されている。
画像プロセッサ24は、待ち受け画面や電話番号等などの種々の映像を生成するGPU(Graphics Processing Unit,グラフィックス・プロセッシング・ユニット)を備えている。画像プロセッサ24は、オーディオシステム制御プログラム70が起動された場合には、CPU21の指示に従ってオーディオコントローラの画像を生成し、これをVRAM40上に展開する。VRAM40上に展開された画像は表示部41に表示される。
音声プロセッサ25は、通話音声をエンコード/デコードするDSP(Digital Signal Processor:デジタル・シグナル・プロセッサ)を有している。音声プロセッサ25は、デコード/生成した音声をアンプ42に出力する。アンプ42は、この音声信号を増幅してスピーカ16に出力する。
無線LAN通信回路32は、ルータ2との間でIEEE802.11gなどの規格で無線通信を行い、アクセスポイント3を介してオーディオ機器4と通信する。3G/4G通信回路33は、携帯電話通信網を介して、音声通話およびデータ通信を行う。Bluetooth通信部34は、他のBluetooth対応機器と通信し、例えばオーディオ信号の送受信等を行う。
操作部30は、表示部41上に形成されたタッチパネル31(図11参照)を含み、タッチパネル上のタッチ操作、フリック操作を検出する。オーディオシステム制御プログラム70が起動されると、表示部41には、セットアップボタン、スキャンボタンなどの複数の操作子が表示される。操作部30は、タッチパネル31でユーザのタッチ操作およびその座標を検出し、どの操作子が操作されたかを判断する。
メディアインタフェース31にはメモリカード15が接続される。メモリカード15は、たとえばマイクロSDカードである。オーディオシステム制御プログラム70は、メモリカード15またはROM22に保存される。この実施形態では、図2に示したように、オーディオシステム制御プログラム70はメモリカード15に保存されるものとする。なお、オーディオシステム制御プログラム70は、3G/4Gまたは無LANのデータ通信によってダウンロードされてもよく、ROM22またはメモリカード15に予め記憶されていてもよい。また、メモリカード15には、オーディオシステム10の構成(システム管理テーブル)を記憶する記憶エリア71が設定される。
ROM22には、この携帯電話機1の通話やアプリケーションプログラムを実行するための基本プログラムが記憶されている。また、ROM22はフラッシュメモリであり、基本プログラムのほか、ダウンロードされたアプリケーションプログラムなどを記憶することも可能である。RAM23には、CPU20がオーディオシステム制御プログラム70を実行する際に使用されるワークエリアが設定される。
次に図3を参照してオーディオ機器4の構成について説明する。オーディオ機器4は、制御部50、オーディオ処理部51、操作部59、メモリ60、点灯回路61、LED62、およびスピーカ63を有するとともに、2つの無線LAN通信部(RFモジュール)56、57および有線LAN通信部58を有している。操作部59は、コネクトボタン59A、再生/停止ボタン59B、ボリュームアップボタン59Cおよびボリュームダウンボタン59Dを有している。制御部50は、CPUおよびメモリを含み、オーディオシステムプログラム50Aを記憶している。制御部50は、オーディオシステムプログラム50Aにより、オーディオ処理部51、無線LAN通信部56、57、有線LAN通信部58、および点灯回路61の動作を制御する。また、制御部50は、コネクトボタン59Aが押下されたとき、このオーディオ機器4をネットワーク(オーディオシステム10)に接続するための動作であるイニシャル接続動作を実行する。イニシャル接続動作については詳細説明は省略する。
さらに、制御部50は、再生/停止ボタン59Bが押下されたときオーディオ処理部51などを制御してオーディオソースの再生動作を実行する。また、制御部50は、ボリュームアップボタン59Cおよびボリュームダウンボタン59Dが押下されたときオーディオ処理部51を制御してオーディオソースの音量のアップおよびダウンを行う。また、制御部50は、再生/停止ボタン59Bとボリュームアップボタン59Cとが同時に長押し(たとえば3秒間押下)されたとき、Rch(右チャンネル)用のステレオペア設定を実行する。さらに、制御部50は、再生/停止ボタン59Bとボリュームダウンボタン59Dとが同時に長押し(たとえば3秒間押下)されたとき、Lch(左チャンネル)用のステレオペア設定を実行する。ステレオペア設定については後述する。
また、オーディオシステムプログラム50Aを実行することにより、コンテンツの同期再生を制御するマスタとなる同期再生コントローラとしても機能する。
無線LAN通信部56は、IEEE802.11gなどの無線LAN規格でアクセスポイント3および上位のオーディオ機器4と無線通信を行う。また、他の無線LAN通信部57は、アクセスポイント(内部アクセスポイント4A)として起動され、下位のオーディオ機器を有線LAN2に中継する。たとえば、オーディオ機器4−11の無線LAN通信部57であれば、下位のオーディオ機器4−12を有線LAN2に中継する。また、無線LAN通信部57は、このオーディオ機器4のイニシャル接続時にもイニシャル接続用の仮アクセスポイントとして起動され、コントローラ1(携帯電話機1)と通信する。イニシャル接続時の動作は後述する。なお、2つの無線LAN通信部56、57は、1つのハードウェアを時分割で動作させて実現してもよい。
有線LAN通信部58は、ケーブルコネクタを有し、IEEE802.3などの通信規格で有線LAN2−アクセスポイント3を介した通信を行う。アクセスポイント3には、携帯電話機1をハードウェアとするコントローラ1が接続されており、制御部50は、有線LAN2または無線LANを経由してコントローラ1と通信し、動作状態を送信したり、コマンドメッセージを受信したりする。また、制御部50は、同期再生を行う際、ネットワークを経由して他のオーディオ機器4と必要なデータの送受信を行う。
内部アクセスポイント4AのSSIDおよびパスワードは、無線LAN通信部57のMACアドレスから割り出し可能な文字列にされている。たとえば、MACアドレスをオクテット表現したものをSSIDとし、下3オクテット(機種ID+シリアル番号)をパスワードとするなどである。これにより、新たにオーディオシステムに参加するオーディオ機器は、SSIDに基づいて、すなわち、MACアドレスのベンダーIDおよび機種IDに基づいて、内部アクセスポイント4Aを発見することができ、且つ、自らパスワードを生成してその内部アクセスポイント4Aに接続することができる。これにより、内部アクセスポイント4Aに接続する場合の、ユーザによるSSID、パスワードの入力を省略することができる。なお、内部アクセスポイント4AのSSID、パスワードの生成方式は上記のものに限定されない。
オーディオ処理部51は、チューナ52、オーディオ回路53、バッファ54およびパワーアンプ55を有している。チューナ52は、FM放送またはインターネットからオーディオ信号を受信してオーディオ回路53に入力する。オーディオ回路53は、入力されたオーディオ信号に対してイコライズ、音量調整などの処理を行う。また、オーディオ回路53は、ステレオペア設定中、ぺアとなる他のオーディオ機器4とのステレオ再生のため、入力されたオーディオ信号からRchおよびLchのオーディオ信号を分離する。
たとえば、このオーディオ機器4がステレオペア設定においてRch設定であった場合、オーディオ回路53は、入力されたオーディオ信号からRchのオーディオ信号を分離する。
そして、オーディオ回路53は、処理したオーディオ信号を、バッファ54を経由して、または、バッファ54を経由せずにパワーアンプ55に出力する。バッファ54を経由するか否かは、このオーディオ機器4の同期再生のグループの所属状態(マスタ/スレーブ設定)、ステレオペア設定の状態(親機/子機設定)に応じて決定される。詳細は後述する。
また、オーディオ回路53は、同期再生などのため他のオーディオ機器4に送信するべく、処理したオーディオ信号を通信部56,57,58に出力可能である。さらに、オーディオ回路53は、同期再生などのため他のオーディオ機器4から送信されたオーディオ信号も通信部56,57,58を経由して入力される。
バッファ54は、オーディオ信号を一時的に記憶するメモリであり、ステレオペア設定中において、パワーアンプ55への出力を所定時間だけ遅延させて、ぺアとなる他のオーディオ機器4との再生を同期させる。遅延時間は、オーディオ再生における他のオーディ機器4との通信遅延時間分が設定される。
パワーアンプ55は、入力されたオーディオ信号を増幅し、外部接続されているスピーカ63に出力する。スピーカ61は、たとえばモノラルスピーカであり、入力されたオーディオ信号を音響として放音する。メモリ60は、たとえばEEPROMであり、オーディオシステム10の構成(システム管理テーブル)などの情報を記憶する。
また、点灯回路61は、LED62を点灯させる。たとえば、オーディオ機器4の起動中に点灯し、起動している状態をユーザに報知する。本実施形態では、オーディオ機器4の起動中、再生/停止ボタン59Bのみを長押し(たとえば3秒間)することによって、このオーディオ機器4のステレオペア設定の再生チャンネルの状態を報知する点灯が行われる。Rch設定の場合、短い点滅間隔でLED62が点滅し、Lchの場合、Rchの場合よりも長い点滅間隔でLED62が点滅する。制御部50は、後述するシステム管理テーブルのステレオペア設定の情報に基づいて上記点滅動作を制御する。したがって、制御部50、点灯回路61およびLED62は、本発明の報知部に対応する。なお、再生チャンネルの報知は、LED62を用いなくてもよく、たとえばスピーカ62から再生チャネルを特定できる態様の音響を放音するようにしてもよい。
なお、オーディオ機器4−11〜4−15は、それぞれ異なる機器であってよいが、通信機能およびオーディオ信号処理機能の基本的な構成は図3に示したものである。
図4はシステム管理テーブルの一例を示す図である。オーディオシステム10を構成する各オーディオ機器4およびコントローラ1はそれぞれシステム管理テーブルを記憶している。システム管理テーブルには、オーディオシステム10に所属するオーディオ機器4の接続位置、機種、上下のMACアドレス、内部アクセスポイントのSSID、ステレオペア設定、および、グループ設定などが書き込まれる。接続位置は、上述した有線LAN2に対する接続形態であり、ルート、ノード、リーフまたはブランチの値を持つ。上下のMACアドレスは、2つの無線LAN通信部56,57のMACアドレスであり、無線LANにおいて機器を識別する情報となる。
ステレオペア設定(ペア設定情報)は、ステレオ再生するペアとなる2つのオーディオ機器4に関する情報となる。具体的には、ペア番号、親子関係および再生チャンネル(Rch,Lch)の情報が書き込まれる。ペア番号は、いずれのオーディオ機器4がペアであるかを特定する番号である。親子関係は、ペアとなる2つのオーディオ機器4のいずれが親機であるか子機であるかを特定する情報である。再生チャンネルは、ペアとなる2つのオーディオ機器4のいずれがRchのオーディオ信号を再生するか、Lchのオーディオ信号を再生するかを特定する情報である。本実施形態では、これらの情報が数値情報として(ペア番号,再生チャンネル,親子関係)の順に記述されている。
たとえば、図4では、ペア番号1のリーフ1,2(オーディオ機器4−13,4−14)がステレオペア設定されている状態が例示されている。オーディオ機器4−13が親機のRchとして設定され、オーディオ機器4−14が子機のLchとして設定されている。オーディオ機器4−13,4−14は、ステレオペア設定に基づいて親機のオーディオソース(コンテンツ)をステレオ再生する。
また、親機/子機の設定は、各オーディオ機器4の接続位置によって決定される。接続位置には優先順位が対応付けられている。この実施形態では、優先度の高い順からルート(有線接続)、ブランチ(アクセスポイントなどルータ接続)、ノード、リーフとなっている。したがって、接続位置が本発明の優先順位情報に対応する。なお、優先順位が等しい場合は、たとえばRch設定のオーディオ機器4を親機とすればよい。また、優先順位は、適宜設定すればよく、また優先順位に基づいて親機/子機の設定を行わなくてもよい。例えば、ユーザ側で親機および子機の設定入力を行うようにしてもよい。
次に、グループ設定は、オーディオシステム10において、同期再生を行うグループに所属するオーディオ機器4に関する情報となる。上述したステレオペア設定は、ペアとなる2つのオーディオ機器4が組み合わせられたステレオでの同期再生であるが、グループに所属するオーディオ機器4による同期再生は、単に同一のオーディオソースでの同期再生である。なお、図4では、グループ設定されているオーディオ機器4がない状態が例示されている。
次に、外部アクセスポイント情報は、コントローラ1またはブランチ機器4が接続している外部アクセスポイントに関する情報であり、この外部アクセスポイントのSSID、パスワードなどが書き込まれる。なお、システム管理テーブルの記憶内容は図4に示したものに限定されない。
システム管理テーブルは、オーディオシステム10を制御するコントローラ1が作成し、各オーディオ機器4に配信する。したがって、各オーディオ機器4−11〜15の制御部50は、図4のシステム管理テーブルを記憶している。
コントローラ1は、最初のオーディオ機器4−11をルート機器として登録することでオーディオシステム10を構築し、その後このオーディオシステム10に2台目以降のオーディオ機器4−12などを追加することができる。また、コントローラ1は、ユーザからグループの登録の操作入力があった場合に、グループ設定を更新し、各オーディオ機器4に送信する。
なお、ステレオペア設定については、コントローラ1を操作しての登録ではなく、ペアとしたいオーディオ機器4に対する操作によって行われる。コントローラ1は、新たに設定されたステレオペア設定の情報を、親機となるオーディオ機器4から受信することで、システム管理テーブルのステレオペア設定を更新し、各オーディオ機器4送信する。
次に、図5のブロック図を参照してステレオ再生について説明する。図5では、図4で例示されているようにオーディオ機器4−13が、親機およびRch設定であり、オーディオ機器4−14が、子機およびLch設定となっている。以下、親機4−13、子機4−14とする場合がある。なお、親機4−13および子機4−14は、グループに所属していない状態である。
ステレオ再生では、親機4−13が有するオーディオソースのオーディオ信号の再生が行われる。たとえば、親機4−13のチューナ52で受信したFM放送のオーディオ信号をステレオ再生する。FM放送のオーディオ信号には、RchおよびLchの2チャンネルのオーディオ信号が含まれる。以下、2チャンネルのオーディオ信号が含まれる場合は、オーディオ信号(R/L)とし、1チャンネルのオーディオ信号だけの場合は、オーディオ信号(R)またはオーディオ信号(L)とする場合がある。
親機4−13において、チューナ52からオーディオ信号(R/L)を受信したオーディオ回路53は、入力されたオーディオ信号(R/L)に対してイコライズ、音量調整などの処理を行って2つに分配する。そして、親機4−13のオーディオ回路53は、そのうちの一つのオーディオ信号(R/L)に対してRchのオーディオ信号(R)を分離してバッファ54に出力する。また、親機4−13のオーディオ回路53は、分配したオーディオ信号(R/L)を無線LAN通信部56に出力する。親機4−13の無線LAN通信部56は、オーディオ信号(R/L)を、子機4−14(無線LAN通信部56)にデータ送信する。
子機4−14の無線LAN通信部56は、受信したオーディオ信号(R/L)を、オーディオ回路53に出力する。子機4−14のオーディオ回路53は、オーディオ信号(R/L)に対してLchのオーディオ信号(L)を分離して、バッファ54を経由せず、パワーアンプ55に出力する。
親機4−13では、バッファ54による遅延によって、オーディオ信号(R)のスピーカ66からの出力タイミングを、子機4−14のスピーカ61からの出力タイミングに同期させている。すなわち、親機4−13から子機4−14へのオーディオ信号の送信による遅延時間分(所定時間)がバッファ54によって調整される。したがって、最終的に、親機4−13および子機4−14のスピーカ61,61からRchおよびLchの音響が同期した状態で出力される。なお、ステレオ再生におけるバッファ54経由での再生を遅延再生とし、バッファ54経由しない再生を非遅延再生とする。
図6は、上述のステレオ再生処理を示すフローチャートを示す。図6(A)は、遅延再生処理をフローチャートであり、図6(B)は非遅延再生処理を示すフローチャートである。ステレオ再生処理は、たとえば、ユーザがコントローラ1を操作し、指定されたオーディオソースの再生操作コマンドをコントローラ1から親機が受信した場合に実行される。なお、コントローラ1において、ステレオペア設定中の子機は再生操作の対象としては除外される。
上述と同様に、オーディオ機器4−13を親機4−13(Rch)とし、オーディオ機器4−14を子機4−14(Lch)とし、親機4−13のFM放送のオーディオソース(オーディオ信号)を再生する例について、ステレオ再生処理を説明する。
親機4−13は、FM放送のオーディオ信号(R/L)を受信し(ステップS10)、2つに分配する(ステップS11)。次に、親機4−13は、分配した一方のオーディオ信号(R/L)をRchについて分離すると共に、受信したオーディオ信号(R/L)を子機4−13に送信する(ステップS12)。その後、親機4−13は、分離したオーディオ信号(R)をバッファ54経由でパワーアンプ55に向けて出力する(ステップS13)。
一方、子機4−14は、親機4−13から受信したオーディオ信号(R/L)を受信し(ステップS20)、オーディオ信号(R/L)をLchについて分離する(ステップS21)。その後、子機4−14は、分離したオーディオ信号(L)を、バッファ54を経由せずにパワーアンプ55に向けて出力する(ステップS22)。
そして、親機4−13および子機4−14は、再生が停止されるまで上記処理を繰り返し実行してステレオ再生を行う。なお、親機をLch、子機をRchの設定としてもよい。
次に、図7に示すフローチャートを参照してステレオペア設定処理について説明する。図7(A)は、Rchのステレオペア設定処理を示すフローチャートである。図7(B)は、Lchのステレオペア設定処理を示すフローチャートである。各ステレオペア設定処理では、ペアとなる2つのオーディオ機器4を特定し、親機および子機の設定およびR/Lchの設定が行われる。
Rchのステレオペア設定処理は、Rchでステレオペア設定させたいオーディオ機器4の再生/停止ボタン59Bおよびボリュームアップボタン59Cを同時に長押しした場合に実行が開始される。一方、Lchのステレオペア設定処理は、Lchでステレオペア設定させたいオーディオ機器4の再生/停止ボタン59Bおよびボリュームダウンボタン59Dを同時に長押しした場合に実行される。すなわち、ステレオペア設定におけるR/Lchの設定は、上述したようにいずれの組合せのボタンを長押しするかによってステレオペア設定処理の開始時に決定される。
以下、オーディオ機器4−13の再生/停止ボタン59Bおよびボリュームアップボタン59Cを同時に長押しし、オーディオ機器4−14の再生/停止ボタン59Bおよびボリュームダウンボタン59Dを同時に長押しした場合を例として説明する。
オーディオ機器4−13は、システム管理テーブルから自身の接続位置(優先順位情報)およびMACアドレス1(識別情報)、他のオーディオ機器4−11,4−12,4−15のMACアドレス1を取得する(ステップS30)。そして、オーディオ機器4−13は、取得した接続位置およびMACアドレス1を含む待受通知を、オーディオシステム10内の他のオーディオ機器4−11,4−12,4−15に向けてマルチキャストで送信する(ステップS31)。
一方、オーディオ機器4−14は、マルチキャストで送信された待受通知を受信し(ステップS40)、受信した接続位置と、自身の接続位置とを比較して親子関係を決定する(ステップS41)。オーディオ機器4−13,4−14では、同じリーフで優先順位としては同じであるため、Rch設定となるオーディオ機器4−13が親機に決定される。
次に、オーディオ機器4−14は、自身のシステム管理テーブルを更新する(ステップS42)。具体的には、ステレオペア設定の情報が更新される。その後、オーディオ機器4−14は、親子関係および自身のMACアドレス1を含む応答通知(ACK)を、ユニキャストでオーディオ機器4−13に送信する(ステップS43)。この時、オーディオ機器4−14のイコライザなどのパラメータを合わせて送信してもよい。
その後、オーディオ機器4−13は、応答通知を受信し(ステップS32)、上述と同様にステレオペア設定の情報について自身のシステム管理テーブルを更新する(ステップS33)。このようにして、システム管理テーブルにおけるステレオ設定が図4に示すような情報に更新される。
たとえば、上述のステレオペア設定処理後、親機4−13は、コントローラ1に更新情報を送信すればよい。また、コントローラ1は、各オーディオ機器4に更新後のシステム管理テーブルを送信すればよい。これにより、オーディオシステム10内でのシステム管理テーブルを同期できる。
なお、オーディオ機器4−13は、ステップS31においてマルチキャストでの送信を行っているが、たとえば5分間繰り返してマルチキャスト送信を行って、応答通知がなければタイムアウトとして処理を終了すればよい。また、オーディオ機器4−14においても、たとえば、Lchのステレオペア設定処理を開始して5分間、待受通知を受信しなかった場合にはタイムアウトとして処理を終了すればよい。
また、R/Lchのステレオペア設定処理は、タイムアウトとならないタイミングで開始すれば、いずれが先に開始されてもよい。
さらに、上述のステレオペア設定処理では、優先順位情報を待受通知に含めて送信して相手のオーディオ機器4において親子関係を決定しているが、各オーディオ機器が全てのオーディオ機器4の優先順位情報を記憶している場合には、各オーディオ機器で親子関係を決定するようにしてもよい。この場合、待受通知に接続位置の情報を含めなくてもよい。また、応答通知に親子関係を含めなくてもよい。
次に、図8に示すフローチャートを参照してステレオペア解除処理について説明する。ステレオペア解除処理では、現在設定されているステレオペア設定が解除(リセット)される。この処理は、親機または子機で解除操作を行うことで開始される。たとえば、親機または子機の再生/停止ボタン59Bおよびボリュームアップボタン59Cを同時に長押しした場合に長押しされた親機(または子機)によって実行が開始される。以下、上述の図10の例を用いて子機4−14が再生/停止ボタン59Bおよびボリュームアップボタン59Cを同時に長押しした場合について説明する。
子機4−14は、解除通知をユニキャストで親機4−13に送信する(ステップS50)。次に、子機4−14は、自身のシステム管理テーブルを更新する(ステップS51)。具体的には、親機4−13および子機4−14に関するステレオペア設定の情報が削除される。
一方、親機4−13は、解除通知を受信し(ステップS60)、上述と同様に自身のシステム管理テーブルを更新する(ステップS61)。なお、解除通知を送信してきた子機4−14へは応答通知は必要ない。これにより、親機4−13および子機4−14がネットワークから切断されて通信不能である場合であっても、互いのステレオペア設定を解除することができる。
たとえば、親機4−13がネットワークから切断されていた場合、子機4−14からの解除通知を受信できないが、図8に示すように子機4−14自身は、設定を解除できる。一方、親機4−13では、別途、ユーザが親機4−13の再生/停止ボタン59Bおよびボリュームアップボタン59Cを同時に長押しすることで設定が解除される。
次に、図9〜図11を参照してグループ設定および同期再生について説明する。図9は、システム管理テーブルを示す図である。図10は、同期再生時におけるグループに所属するオーディオ機器4間のオーディオ信号の送信形態を説明する説明図である。図11は、コントローラ1のグループ設定時の操作画面の一例を示す図である。
上述したようにシステム管理テーブルにおけるグループ設定は、オーディオシステム10において、同期再生を行うグループに所属するオーディオ機器4に関する情報となる。具体的には、図10に示すようなグループ番号、マスタ/スレーブの情報が含まれる。グループ番号は、オーディオ機器4が所属するグループを特定する情報である。マスタ/スレーブは、自身が同期再生におけるマスタであるか、スレーブであるかを特定する情報である。
マスタは、グループ全体へのオーディオソース(コンテンツ)の供給(オーディオ信号の配信)および同期再生の制御を担当するとともに、また自身も同期再生の1機器として機能する。たとえば、マスタは、各オーディオ機器4(スレーブ)が同期再生できるように、再生開始タイミングなどを各スレーブに通知する。スレーブは、同期再生マスタの指示にしたがって受信したオーディオソース(オーディオ信号)を再生する。たとえば、図9では、オーディオ機器4−12〜4−14がグループ1に所属し、マスタとしてオーディ機器4−13が設定され、スレーブとしてオーディオ機器4−12,4−14が設定されている。
なお、同期再生の制御は、特開2015−100085号公報に記載されているような一般的な技術を適用すればよく、詳細な説明は省略する。また、本実施形態では、1のグループにおいて所属できるオーディオ機器4の台数は2以上である。
本実施形態では、グループに所属するオーディオ機器4として、ステレオペア設定されている親機及び子機を含めてもよい。この場合、親機および子機においては、グループに所属する他のオーディオ機器4とのコンテンツの同期再生を、ステレオ再生で行う。なお、親機および子機は、ユーザからは一体のオーディオ機器として認識され、親機または子機の単独で1のグループに所属させることはできない。
また、ステレオペア設定がされているオーディオ機器4がグループに所属する場合、マスタとなるオーディオ機器4が、ステレオペア設定の親機である場合(図10(A))と、ステレオペア設定されていないオーディオ機器4である場合(図10(B))とで、マスタから配信(送信)されるオーディオ信号は同様であるが、再生処理が異なってくる。
具体的には、親機がマスタである場合には親機は遅延再生を行うが、親機がスレーブである場合には親機は遅延再生を行わず、子機と同様の非遅延再生を行う。また、親機がスレーブである場合には、親機は子機にオーディオ信号(R/L)を送信しない。なお、本実施形態では、子機がマスタになることはない。親機および子機は、ユーザからは一体のオーディオ機器として認識され、ユーザはグループ設定において子機をマスタに設定することができないためである。
たとえば、図10(A)に示すように、マスタが親機4−13(オーディオ機器4−13)である場合について説明する。図10(A)に示すグループは、マスタが親機4−13であり、スレーブがオーディオ機器4−12および子機4−14(オーディオ機器4−14)となっている。
マスタである親機4−13は、無線LAN通信部56から同期再生の対象であるコンテンツとなるオーディオ信号(R/L)を3つに分配して、スレーブのオーディオ機器4−12および子機4−14に配信(送信)する。また、親機4−13は、分配した1のオーディオ信号(R/L)からRchのオーディオ信号(R)を分離し、バッファ54経由でパワーアンプ55に出力する(遅延再生)。
一方、オーディオ機器4−12および子機4−14は、マスタである親機4−13に指定された同期再生の開始時間に再生を開始する。なお、子機4−14も、受信したオーディオ信号(R/L)からオーディオ信号(L)を分離し、バッファ54経由せずパワーアンプ55に出力する(非遅延再生)。これにより、親機4−13および子機4−14のスピーカ65,65からは、RchおよびLchの音響が出力(ステレオ出力)される。なお、オーディオ機器4−12のスピーカ65からは、受信したオーディオ信号(R/L)が、たとえばダウンミックスされてバッファ54を経由せずにパワーアンプ55に出力(モノラル出力)される。
次に、図10(B)に示すように、マスタが親機ではないオーディオ機器4−11である場合について説明する。図10(B)に示すグループは、マスタが親機4−11であり、スレーブがオーディオ機器4−12,親機4−13(オーディオ機器4−13)および子機4−14(オーディオ機器4−14)となっている。
マスタであるオーディオ機器4−12は、無線LAN通信部56から同期再生の対象であるコンテンツとなるオーディオ信号(R/L)を4つに分配して、スレーブのオーディオ機器4−12、親機4−13および子機4−14に配信(送信)する。また、オーディオ機器4−12は、分配した1のオーディオ信号(R/L)を、たとえばダウンミックスしてバッファ54を経由せずにパワーアンプ55に出力(モノラル出力)する。
一方、オーディオ機器4−12、親機4−13および子機4−14は、マスタであるオーディオ機器4−11に指定された同期再生の開始時間に再生を開始する。この場合、親機4−13および子機4−14は、それぞれ受信したオーディオ信号(R/L)からオーディオ信号(R)およびオーディオ信号(L)を分離し、バッファ54経由せずパワーアンプ55に出力(ステレオ出力)する(非遅延再生)。また、親機4−13は、オーディオ信号(R/L)を、子機4−14には送信しない。
次に、図11を参照してグループ設定について説明する。グループ設定は、ユーザがコントローラ1のタッチパネル31を操作して行うことができる。図11(A)は、グループ設定におけるマスタとなるオーディオ機器4を選択する操作画面(表示部41)である。図11(B)は、グループ設定におけるスレーブとなるオーディオ機器4を選択する操作画面(表示部41)である。
グループに所属させるオーディオ機器4の選択は、最初にマスタとなる1のオーディオ機器4をユーザに選択させる。その後、スレーブとなる1以上のオーディオ機器4をユーザに選択させる。そして、最終的に確定ボタン(不図示)を選択することでグループ設定が完了する。
マスタおよびスレーブを選択する操作画面には、オーディオ機器4の機種名が表示される。なお、本実施形態では、ステレオペア設定されているオーディオ機器4は、親機の機種名のみが表示される。たとえば、親機4−13および子機4−14である場合、親機4−13の機種名「スピーカ」のみが表示され、子機4−14の機種名は表示されない。この場合、ユーザがステレオペア設定中を特定できるように表示してもよい。たとえば、親機4−13の機種名を「スピーカ(ペア)」と表示してもよい。そして、ステレオペア設定が解除された場合には、オーディオ機器4−13の機種名を「スピーカ」に戻し、さらにオーディオ機器4−14の機種名「スピーカ」を表示する。
次に、図12を参照して上述したグループ設定処理について説明する。グループ設定処理は、ユーザがコントローラ1を操作して図11(A)に示すような操作画面を表示させた際にコントローラ1によって実行される。
コントローラ1は、最初に図11(A)に示すようなマスタを選択するための操作画面を表示させ(ステップS70)、マスタとなるオーディオ機器4がユーザによって選択されるまで待機する(ステップS71)。マスタとなるオーディオ機器4が選択された場合(ステップS71でYES)、コントローラ1は、図11(B)に示すようなスレーブを選択するための操作画面を表示させ(ステップS72)、スレーブとなるオーディオ機器4がユーザによって選択されるまで待機する(ステップS73)。
スレーブとなる1つのオーディオ機器4が選択された場合(ステップS73でYES)、コントローラ1は、選択されたオーディオ機器4を識別できるように操作画面の表示を更新する(ステップS74)。たとえば、図11(B)に示すように、選択されたオーディオ機器4のチェックボックスにチェックマークを表示させる。その後、コントローラ1は、確定ボタン(アイコン画像)が操作されるまで(ステップS75)、ステップS73、S74を繰り返し実行する。
そして、確定ボタンが操作された場合(ステップS75でYES)、コントローラ1は、システム管理テーブルを更新する(ステップS76)。具体的には、グループ設定の情報が更新される。なお、グループに所属するオーディオ機器4として親機が選択されている場合には、子機もグループのスレーブとして所属するオーディオ機器4としてシステム管理テーブルのグループ設定の情報が更新される。たとえば、図9に示すように、グループ1として親機4−13が選択された場合、子機4−14もグループ1のスレーブとして所属するようにグループ設定の情報が更新される。
その後、更新されたシステム管理テーブルが、コントローラ1から各オーディオ機器4に送信される。
以上のように、2つのオーディオ機器4を組み合わせて同期再生を行う場合にステレオ再生を行わせることができる。したがって、オーディオシステム10の機能性を向上させることができる。
上述の実施形態では、1のステレオペアの設定のみが行われていたが、複数のステレオペアを設定してもよい。
また、上述の実施形態では、図7に示すようにステレオペアとなる相手(他のオーディオ機器)を探索する構成であるが、特にこれに限定されるものではない。ユーザが手動で再生チャンネルや親子関係などのステレオペア設定を行ってもよい。また、ステレオペア設定を携帯電話機で行ってもよい。
上述の実施形態では、オーディオシステムに所属するオーディオ機器の全てがステレオペア設定の対象であるとして説明したが、ステレオペア設定の対象とならないオーディオ機器が含まれていてもよい。
1 携帯電話機(コントローラ)
4(4−11〜4−15) オーディオ機器
15 メモリカード
20 制御部(携帯電話機)
41 表示部
50 制御部(オーディオ機器)
50A オーディオシステムプログラム
51 オーディオ処理部
54 バッファ
56,57 無線LAN通信部
58 有線LAN通信部
59 操作部
61 スピーカ
70 オーディオシステム制御プログラム

Claims (8)

  1. 相互に通信可能な2台以上のオーディオ機器を有するオーディオシステムであって、
    該オーディオシステム中の2台のオーディオ機器を、一方を親機、他方を子機とするステレオペアとして設定するステレオペア設定手段を有し、
    前記親機は、2チャンネルのオーディオ信号を、前記子機に送信するとともに、そのうち一方のチャンネルのオーディオ信号を遅延して再生し、
    前記子機は、前記親機から前記2チャンネルのオーディオ信号を受信し、そのうち他方のチャンネルのオーディオ信号を再生する
    オーディオシステム。
  2. 2台のオーディオ機器は、それぞれの前記ネットワーク上の接続形態、または、割り当てられたオーディオ信号のチャンネルに基づいて、親機または子機として設定される請求項1に記載のオーディオシステム。
  3. 前記ステレオペア設定手段は、前記2台のオーディオ機器に設けられた操作部と、各操作部に対するぞれぞれ所定の操作を検出する操作検出手段と、を含み、
    前記2チャンネルのオーディオ信号は、左チャンネルおよび右チャンネルからなるオーディオ信号であり、前記各操作部に対してされた操作に応じて、前記2台のオーディオ機器への前記左/右チャンネルの割り当てが決定される
    請求項1または請求項2に記載のオーディオシステム。
  4. 前記ステレオペア設定手段は、前記左/右チャンネルのうち第一のチャンネルを割り当てる操作が行われたオーディオ機器がペア設定要求を送信し、前記左/右チャンネルのうち第二のチャンネルを割り当てる操作が行われたオーディオ機器が該ペア設定要求を受信することで、前記ステレオペアが設定される請求項3に記載のオーディオシステム。
  5. 前記2台のオーディオ機器は、前記ステレオペアの設定中、それぞれに割り当てられた再生チャンネルを報知する報知部を、さらに備えた請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のオーディオシステム。
  6. 前記親機および子機に加えて第3のオーディオ機器で、同一のオーディオ信号を同期再生させるグループを形成するグループ形成手段を有し、
    前記第3のオーディオ機器は、2チャンネルのオーディオ信号を、前記親機およびおよび子機に送信するとともに、この2チャンネルのオーディオ信号を遅延して再生し、
    前記親機は、前記第3のオーディオ機器から前記2チャンネルのオーディオ信号を受信し、そのうち一方のチャンネルのオーディオ信号を再生し、
    前記子機は、前記第3のオーディオ機器から前記2チャンネルのオーディオ信号を受信し、そのうち他方のチャンネルのオーディオ信号を再生する
    請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のオーディオシステム。
  7. 複数の他のオーディオ機器がネットワークで接続されたオーディオ機器であって、
    同一のオーディオ信号を再生するペアとなる他のオーディオ機器の設定、および、右チャンネルおよび左チャンネルのいずれか一方を再生チャンネルとする設定を含むペア設定の入力を受け付ける操作部と、
    前記他のオーディオ機器とデータ通信を行う第一通信制御部と、
    前記ペア設定された他のオーディオ機器に対する親子関係を所定の基準に基づいて決定する決定部と、
    前記親子関係を含む前記ペア設定に関連するペア設定情報を記憶する第一記憶部と、
    前記コンテンツのオーディオ信号を再生する音声再生部と、
    を備え、
    前記第一通信制御部は、親機である場合には子機となる他のオーディオ機器に前記オーディオ信号を送信し、子機である場合には親機となる他のオーディオ機器から該オーディオ信号を受信し、
    前記音声再生部は、前記ペア設定中、前記オーディオ信号から、前記再生チャンネルのオーディオ信号を抽出し、該抽出したオーディオ信号を、親機である場合には所定時間だけ遅延させた遅延再生を行い、子機である場合には該所定時間だけ遅延させない非遅延再生を行う、
    オーディオ機器。
  8. 相互に通信可能な2台のオーディオ機器に左/右チャンネルのオーディオ信号を分担して再生させる方法であって、
    前記2台のオーディオ機器が、第1および第2の所定操作を受け付ける第1ステップ、
    前記2台のオーディオ機器のうち、前記第1の所定操作が行われた機器が、前記左/右チャンネルのうち第1のチャンネルを分担する旨のペア設定要求を送信する第2ステップ、
    前記2台のオーディオ機器のうち、前記第2の所定操作が行われた機器が、前記ペア設定要求を受信して、前記左/右チャンネルのうち第2のチャンネルを分担する旨の返信を送信する第3ステップ、
    前記2台のオーディオ機器の一方が、他方のオーディオ機器に対して左/右チャンネルのオーディオ信号を送信し、前記2台のオーディオ機器が、それぞれ分担するチャンネルのオーディオ信号を再生する第4ステップ、
    を有するオーディオ機器設定方法。

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