JP2017041696A - 伝送システム、再生制御方法、伝送端末、及びプログラム - Google Patents

伝送システム、再生制御方法、伝送端末、及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2017041696A
JP2017041696A JP2015161140A JP2015161140A JP2017041696A JP 2017041696 A JP2017041696 A JP 2017041696A JP 2015161140 A JP2015161140 A JP 2015161140A JP 2015161140 A JP2015161140 A JP 2015161140A JP 2017041696 A JP2017041696 A JP 2017041696A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
transmission
delay time
relay device
transmission terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015161140A
Other languages
English (en)
Inventor
戸田 勝之
Katsuyuki Toda
勝之 戸田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2015161140A priority Critical patent/JP2017041696A/ja
Publication of JP2017041696A publication Critical patent/JP2017041696A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

【課題】一の拠点から送信されたコンテンツデータが他の複数の拠点にて再生されるタイミングのばらつきを抑える伝送システム、再生制御方法、伝送端末及びプログラムを提供する。
【解決手段】3以上の伝送端末10と、中継装置30とを有し、中継装置を介して、3以上の伝送端末の間でコンテンツデータを送信可能なように接続させる伝送システムにおいて、伝送端末毎の、中継装置との間のデータ伝送に要する遅延時間を測定する遅延時間測定部18と、測定した伝送端末毎の遅延時間に基づいて、3以上の伝送端末のうちの一の伝送端末から送信されるコンテンツデータを受信する他の伝送端末に応じた待機時間を算出する待機時間算出部19と、を備える。他の伝送端末は、当該コンテンツデータを受信すると、他の伝送端末に応じて算出された待機時間を経過した後で再生する。
【選択図】図4

Description

本発明は、伝送システム、再生制御方法、伝送端末、及びプログラムに関する。
近年、出張経費及び出張時間を削減する要請に伴い、インターネット等の通信ネットワークを介して会議を行う会議システムが普及している。このような会議システムでは、複数の端末の間で通話を開始すると、画像データや音声データ等の通話データの送受信が行われ、会議を実現することができる。また、3つの端末以上の多拠点で会議を行う技術も知られている。
特許文献1には、多拠点での会議を記録再生するシステムにおいて、一の拠点のユーザが行った発言に対する他の拠点のユーザの頷きや首傾げ等の反応が遅れて出力されないよう、全拠点の動画データを同期して記憶する技術が開示されている。
遠隔会議の映像データや音声データ等のコンテンツデータの中継を行う中継装置を用いて多拠点で会議を行う場合、一の拠点から送信されたコンテンツデータが他の複数の拠点にて再生されるタイミングは、ネットワークの遅延により他の複数の拠点間でばらつきが生じる。中継装置とのネットワーク上の距離が遠い拠点における再生のタイミングは、当該距離が近い拠点における再生タイミングよりも遅くなる。そのため、会議における発話が競合し、発言の中断や譲り合いが発生するという問題が生じる。
そこで、一の拠点から送信されたコンテンツデータが他の複数の拠点にて再生されるタイミングのばらつきを抑える技術を提供することを目的とする。
第1の伝送端末、第2の伝送端末、第3の伝送端末、及び中継装置を有し、前記中継装置を介して、前記第1の伝送端末、前記第2の伝送端末、及び前記第3の伝送端末の間でコンテンツデータを送受信する伝送システムにおいて、前記第1の伝送端末と前記中継装置との間のデータ伝送に要する第1の遅延時間、前記第2の伝送端末と前記中継装置との間のデータ伝送に要する第2の遅延時間、及び前記第3の伝送端末と前記中継装置との間のデータ伝送に要する第3の遅延時間を測定する遅延時間測定部と、前記第1の遅延時間、前記第2の遅延時間、及び前記第3の遅延時間に基づいて、前記1の伝送端末と前記2の伝送端末とが前記第3の伝送端末から送信されたコンテンツデータの再生を開始する前に待機する時間である第1の待機時間と第2の待機時間を算出する待機時間算出部と、を備え、前記1の伝送端末は、前記第3の伝送端末から送信されたコンテンツデータを、当該コンテンツデータを受信してから前記第1の待機時間を経過した後で再生し、前記2の伝送端末は、前記第3の伝送端末から送信されたコンテンツデータを、当該コンテンツデータを受信してから前記第2の待機時間を経過した後で再生する。
開示の技術によれば、一の拠点から送信されたコンテンツデータが他の複数の拠点にて再生されるタイミングのばらつきを抑えることが可能となる。
本発明の一実施形態に係る伝送システムの概略図である。 本発明の一実施形態に係る伝送端末のハードウェア構成図である。 本発明の一実施形態に係る中継装置、伝送管理システム、プログラム提供システム、又はメンテナンスシステムのハードウェア構成図である。 本発明の一実施形態に係る伝送システムを構成する各端末、装置及びシステムの機能ブロック図である。 再生同期管理テーブルを示す概念図である。 端末から中継装置に通知する遅延時間等の情報の一例を示す図である。 中継管理テーブルを示す概念図である。 端末管理テーブルを示す概念図である。 セッション管理テーブルを示す概念図である。 多拠点で会議をする場合の、画像、音声のストリームを説明する図である。 他の複数の拠点から受信した画像、音声データの再生を同期させる処理を示したシーケンス図である。 会議を行う各端末の遅延時間に基づいて、待機時間を算出する処理のフローチャートである。 会議を行う拠点と、中継装置との間のネットワークの遅延時間の例を示す図。 本実施例を適用しない場合の、一の拠点から送信された画像、音声が、他の拠点で再生されるまでの時間を説明する図である。 本実施例を適用した場合の、一の拠点から送信された画像、音声が、他の拠点で再生されるまでの時間を説明する図である。 本実施例を適用した場合の、各拠点から送信された画像、音声が、他の拠点で再生されるまでの時間を説明する図である。 遅延時間が最も大きい拠点が会議から退出した場合の、再生速度を調整する処理を示したシーケンス図である。 通信の開始を要求する処理を示したシーケンス図である。 通信の開始の要求を許可する処理を示したシーケンス図である。 通話データの中継を要求する処理を示したシーケンス図である。 通話データ用セッションへの参加を要求する処理を示したシーケンス図である。 通話データ用セッションからの退出を要求する処理を示したシーケンス図である。
<<実施形態の全体構成>>
以下、図1乃至図22を用いて、本発明の一実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る伝送システム1の概略図であり、まずは図1を用いて、本実施形態の概略を説明する。
伝送システムには、伝送管理システムを介して一方の伝送端末から他方の伝送端末に一方向でコンテンツデータを伝送するデータ提供システムや、伝送管理システムを介して複数の伝送端末間で情報や感情等を相互に伝達するコミュニケーションシステムが含まれる。このコミュニケーションシステムは、コミュニケーション管理システム(「伝送管理システム」に相当)を介して複数のコミュニケーション端末(「伝送端末」に相当)間で情報や感情等を相互に伝達するためのシステムであり、テレビ会議システムやテレビ電話システム、音声会議システム、音声電話システム、PC(Personal Computer)画面共有システム等が例として挙げられる。
本実施形態では、コミュニケーションシステムの一例としてのテレビ会議システム、コミュニケーション管理システムの一例としてのテレビ会議管理システム、及びコミュニケーション端末の一例としてのテレビ会議端末を想定した上で、伝送システム、伝送管理システム、及び伝送端末について説明する。即ち、本発明の伝送端末及び伝送管理システムは、テレビ会議システムに適用されるだけでなく、コミュニケーションシステム、又は伝送システムにも適用される。
図1に示す伝送システム1は、複数の伝送端末(10aa、10ab、…)、各伝送端末(10aa、10ab、…)用のディスプレイ(120aa、120ab、…)、複数の中継装置(30a、30b、30c、30d、30e)、及び伝送管理システム50、プログラム提供システム90、及びメンテナンスシステム100によって構築されている。
なお、本実施形態では、伝送端末(10aa、10ab、…)のうち任意の伝送端末を示す場合には「伝送端末10」を用い、ディスプレイ(120aa、120ab、…)のうち任意のディスプレイを示す場合には「ディスプレイ120」を用い、中継装置(30a、30b、30c、30d、30e)のうち任意の中継装置を示す場合には「中継装置30」を用いる。
伝送端末10は、コンテンツデータの一例としての画像データ及び音声データの送受信を行う。なお、以下では、「伝送端末」を単に「端末」として表し、「伝送管理システム」を単に「管理システム」として表す。即ち、本実施形態における通話には、音声データの送受信だけでなく、画像データの送受信も含まれる。即ち、本実施形態における端末10は、画像データ及び音声データの送受信を行う。但し、端末10は画像データの送受信を行わず、音声データの送受信を行うようにしてもよい。
本実施形態では、画像データの画像が動画の場合について説明するが、動画だけでなく静止画であってもよい。また、画像データの画像には、動画と静止画の両方が含まれてもよい。
中継装置30は、複数の端末10の間で、画像データ及び音声データの中継を行う。なお、中継装置30は、画像データ及び音声データを中継する際、データの圧縮や、コーデックの変換、アドレスの変換等の処理を行う構成としてもよい。
管理システム50は、端末10及び中継装置30を一元的に管理する。
また、図1に示されている複数のルータ(70a、70b、70c、70d、70ab、70cd)は、画像データ及び音声データの最適な経路の選択を行う。なお、本実施形態では、ルータ(70a、70b、70c、70d、70ab、70cd)のうち任意のルータを示す場合には「ルータ70」を用いる。
プログラム提供システム90は、端末10に各種機能又は各種手段を実現させるための端末用プログラムが記憶された、不図示のHD(Hard Disk)を備えており、端末10に、端末用プログラムを送信することができる。また、プログラム提供システム90のHDには、中継装置30に各種機能又は各種手段を実現させるための中継装置用プログラムも記憶されており、中継装置30に、中継装置用プログラムを送信することができる。更に、プログラム提供システム90のHDには、管理システム50に各種機能又は各種手段を実現させるための伝送管理用プログラムも記憶されており、管理システム50に、伝送管理用プログラムを送信することができる。
メンテナンスシステム100は、端末10、中継装置30、管理システム50、及びプログラム提供システム90のうちの少なくとも1つの維持、管理、又は保守を行うためのコンピュータである。例えば、メンテナンスシステム100が国内に設置され、端末10、中継装置30、管理システム50、又はプログラム提供システム90が国外に設置されている場合、メンテナンスシステム100は、通信ネットワーク2を介して遠隔的に、端末10、中継装置30、管理システム50、及びプログラム提供システム90のうちの少なくとも1つの維持、管理、保守等のメンテナンスを行う。また、メンテナンスシステム100は、通信ネットワーク2を介さずに、端末10、中継装置30、管理システム50、及びプログラム提供システム90のうちの少なくとも1つにおける機種番号、製造番号、販売先、保守点検、又は故障履歴の管理等のメンテナンスを行う。
また、端末(10aa、10ab、10ac、10a…)、中継装置30a、及びルータ70aは、LAN2aによって通信可能に接続されている。端末(10ba、10bb、10bc、10b…)、中継装置30b、及びルータ70bは、LAN2bによって通信可能に接続されている。また、LAN2a及びLAN2bは、ルータ70abが含まれた専用線2abによって通信可能に接続されており、所定の地域A内で構築されている。例えば、地域Aは日本であり、LAN2aは東京の事業所内で構築されており、LAN2bは大阪の事業所内で構築されている。
一方、端末(10ca、10cb、10cc、10c…)、中継装置30c、及びルータ70cは、LAN2cによって通信可能に接続されている。端末(10da、10db、10dc、10d…)、中継装置30d、及びルータ70dは、LAN2dによって通信可能に接続されている。また、LAN2c及びLAN2dは、ルータ70cdが含まれた専用線2cdによって通信可能に接続されており、所定の地域B内で構築されている。例えば、地域Bはアメリカであり、LAN2cはニューヨークの事業所内で構築されており、LAN2dはワシントンD.C.の事業所内で構築されている。地域A及び地域Bは、それぞれルータ(70ab、70cd)からインターネット2iを介して通信可能に接続されている。
また、管理システム50、及びプログラム提供システム90は、インターネット2iを介して、端末10、及び中継装置30と通信可能に接続されている。管理システム50、及びプログラム提供システム90は、地域A又は地域Bに設置されていてもよいし、これら以外の地域に設置されていてもよい。
また、中継装置30eは、通信ネットワーク2を介して端末10と通信可能に接続されている。この中継装置30eは、常時稼動しており、地域A又は地域Bのローカルエリア内の通信量の影響を受けにくくするために、これら以外の地域に設置されている。これにより、端末10が他のローカルエリアに設置された端末と通話する場合に、通話データを中継するための中継装置として中継装置30eが用いられる。また、同一のローカルエリアの端末間で通話を行う際に、このローカルエリアに設置された中継装置が稼動していない場合にも、緊急用の中継装置として中継装置30eが用いられる。
なお、本実施形態では、LAN2a、LAN2b、専用線2ab、インターネット2i、専用線2cd、LAN2c、及びLAN2dによって、本実施形態の通信ネットワーク2が構築されている。この通信ネットワーク2には、有線だけでなく無線による通信が行われる箇所があってもよい。
また、図1において、各端末10、各中継装置30、管理システム50、各ルータ70、プログラム提供システム90、及びメンテナンスシステム100の下に示されている4組の数字は、一般的なIPv4におけるIPアドレスを簡易的に示している。例えば、端末10aaのIPアドレスは「1.2.1.3」である。また、IPv4ではなく、IPv6を用いてもよいが、説明を簡略化するため、IPv4を用いて説明する。
<<実施形態のハードウェア構成>>
次に、本実施形態のハードウェア構成を説明する。図2は、本発明の一実施形態に係る端末10のハードウェア構成図である。図2に示されているように、本実施形態の端末10は、端末10全体の動作を制御するCPU(Central Processing Unit)101、端末用プログラムを記憶したROM(Read Only Memory)102、CPU101のワークエリアとして使用されるRAM(Random Access Memory)103、画像データや音声データ等の各種データを記憶するフラッシュメモリ104、CPU101の制御にしたがってフラッシュメモリ104に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するSSD(Solid State Drive)105、フラッシュメモリ等の記録メディア106に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアドライブ107、端末10の宛先を選択する場合などに操作される操作ボタン108、端末10の電源のON/OFFを切り換えるための電源スイッチ109、後述の通信ネットワーク2を利用してデータ伝送をするためのネットワークI/F(Interface)111を備えている。
また、端末10は、CPU101の制御に従って被写体を撮像して画像を得る内蔵型のカメラ112、このカメラ112の駆動を制御する撮像素子I/F113、音声を出力する内蔵型のスピーカ115、CPU101の制御に従ってマイク114及びスピーカ115との間で音声信号の入出力を処理する音声入出力I/F116、CPU101の制御に従って外付けのディスプレイ120に画像データを伝送するディスプレイI/F117、各種の外部機器を接続するための外部機器接続I/F118、端末10の各種機能の異常を知らせるアラームランプ119、及び上記各構成要素を図2に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン110を備えている。
ディスプレイ120は、被写体の画像や操作用アイコン等を表示する液晶や有機ELによって構成された表示部である。また、ディスプレイ120は、ケーブル120cによってディスプレイI/F117に接続される。このケーブル120cは、アナログRGB(VGA)信号用のケーブルであってもよいし、コンポーネントビデオ用のケーブルであってもよいし、HDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface)やDVI(Digital VideoInteractive)信号用のケーブルであってもよい。
カメラ112は、レンズや、光を電荷に変換して被写体の画像(映像)を電子化する固体撮像素子を含み、固体撮像素子として、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)や、CCD(Charge Coupled Device)等が用いられる。
外部機器接続I/F118には、USB(Universal Serial Bus)ケーブル等によって、外付けカメラ、外付けマイク、及び外付けスピーカ等の外部機器がそれぞれ接続可能である。外付けカメラが接続された場合には、CPU101の制御に従って、内蔵型のカメラ112に優先して、外付けカメラが駆動する。同じく、外付けマイクが接続された場合や、外付けスピーカが接続された場合には、CPU101の制御に従って、それぞれが内蔵型のマイク114や内蔵型のスピーカ115に優先して、外付けマイクや外付けスピーカが駆動する。
なお、記録メディア106は、端末10に対して着脱自在な構成となっている。また、CPU101の制御にしたがってデータの読み出し又は書き込みを行う不揮発性メモリであれば、フラッシュメモリに限らず、EEPROM(Electrically Erasable andProgrammable ROM)等を用いてもよい。
更に、上記端末用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア106等の、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。
図3は、本発明の一実施形態に係る中継装置のハードウェア構成図である。中継装置30は、中継装置30全体の動作を制御するCPU201、中継装置用プログラムを記憶したROM202、CPU201のワークエリアとして使用されるRAM203、各種データを記憶するHD(Hard Disk)204、CPU201の制御にしたがってHD204に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するHDD(Hard Disk Drive)205、フラッシュメモリ等の記録メディア206に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアドライブ207、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの各種情報を表示するディスプレイ208、後述の通信ネットワーク2を利用してデータ伝送をするためのネットワークI/F209、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたキーボード211、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行うマウス212、着脱可能な記録媒体の一例としてのCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)213に対するデータの読み出し又は書き込みを制御するCD−ROMドライブ214、及び、上記各構成要素を図3に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン210を備えている。
なお、上記中継装置用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア206やCD−ROM213等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。
また、管理システム50は、上記中継装置30と同様のハードウェア構成を有している。但し、ROM202には、管理システム50を制御するための管理システム用プログラムが記録されている。この場合も、管理システム用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア206やCD−ROM213等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。
更に、プログラム提供システム90は、上記中継装置30と同様のハードウェア構成を有している。但し、ROM202には、プログラム提供システム90を制御するためのプログラム提供用プログラムが記録されている。この場合も、プログラム提供用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア206やCD−ROM213等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。
また、メンテナンスシステム100は、上記中継装置30と同様のハードウェア構成を有している。但し、ROM202には、メンテナンスシステム100を制御するためのメンテナンス用プログラムが記録されている。この場合も、メンテナンス用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア206やCD−ROM213等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。
なお、上記着脱可能な記録媒体の他の例として、CD−R(Compact Disc Recordable)、DVD(Digital Versatile Disk)、ブルーレイディスク等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
<<実施形態の機能構成>>
次に、本実施形態の機能構成について説明する。
図4は、本実施形態の伝送システム1を構成する各端末、装置及びシステムの機能ブロック図である。図4では、端末10、中継装置30、及び管理システム50が、通信ネットワーク2を介してデータ通信することができるように接続されている。また、図1に示されているプログラム提供システム90、及びメンテナンスシステム100は、テレビ会議の通信において直接関係ないため、図4では省略されている。
<端末の機能構成>
次に、端末10の機能又は手段について説明する。端末10は、送受信部11、操作入力受付部12、ログイン要求部13、撮像部14、音声入力部15a、音声出力部15b、表示制御部16、記憶・読出処理部17、遅延時間測定部18、待機時間算出部19、及び再生同期部20を有している。これら各部は、ROM102に記憶されているプログラムが、CPU101に実行させる処理によって動作することで実現される機能又は手段である。また、端末10は、図2に示されているRAM103によって構築される揮発性記憶部1100、及び図2に示されているフラッシュメモリ104によって構築される不揮発性記憶部1000を有している。
(再生同期管理テーブル)
不揮発性記憶部1000には、図5に示されているような再生同期管理テーブルによって構成されている再生同期管理DB(Data Base)1001が構築される。再生同期管理テーブルでは、端末ID、遅延時間、及び待機時間が関連付けられて管理される。
例えば、図5に示されている再生同期管理テーブルにおいて、端末IDが「01aa」の端末(端末10aa)と、端末IDが「01bb」の端末(端末10bb)と、端末IDが「01cb」の端末(端末10cb)と、端末IDが「01db」の端末(端末10db)との間で、通話を行っていることが示されている。また、端末IDが「01aa」、「01bb」、「01cb」、「01db」の各端末10の遅延時間が、それぞれ50ms、100ms、150ms、200msであることが示されている。
<端末の各機能部>
次に、端末の各部を詳細に説明する。端末10の送受信部11は、図2に示されているネットワークI/F111によって実現され、通信ネットワーク2を介して他の端末、装置又はシステムと各種データ(情報)の送受信を行う。
操作入力受付部12は、利用者からの、図2に示されている操作ボタン108、及び電源スイッチ109等の操作による各種入力を受け付ける。例えば、利用者が、図2に示されている電源スイッチ109をONにすると、図4に示されている操作入力受付部12が電源ONを受け付けて、電源をONにする。
ログイン要求部13は、上記電源ONの受け付けを契機として、送受信部11から通信ネットワーク2を介して管理システム50に、ログインを要求する旨を示すログイン要求情報、及び要求元としての端末10の現時点のIPアドレスを自動的に送信する。また、利用者が電源スイッチ109をONの状態からOFFにすると、送受信部11は、管理システム50へ、電源をOFFする旨の状態情報を送信してから、操作入力受付部12が電源を完全にOFFにする。これにより、管理システム50側では、端末10が電源ONから電源OFFになったことを把握することができる。
撮像部14は、図2に示されているカメラ112、及び撮像素子I/F113によって撮像された画像データを取得する。音声入力部15aは、図2に示されている音声入出力I/F116によって実現され、マイク114によって利用者の音声が音声信号に変換された後、この音声信号に係る音声データを入力する。音声出力部15bは、図2に示されているCPU101からの命令、並びに図2に示されている音声入出力I/F116によって実現され、音声データに係る音声信号をスピーカに出力し、スピーカ115から音声を出力させる。
表示制御部16は、図2に示されているディスプレイI/F117を用いて、外付けのディスプレイ120に対して画像データを送信するための制御を行う。表示制御部16は、要求元としての端末10が所望の宛先としての端末10とテレビ会議の通話を開始する前に、送受信部11による受信の開始後に受信された状態情報を反映させて各宛先名が含まれた宛先リストをディスプレイ120に表示させる。
また、記憶・読出処理部17は、一例として図2に示すSSD105を用いて、不揮発性記憶部1000に各種データを記憶したり、不揮発性記憶部1000に記憶された各種データを読み出す処理を行う。この不揮発性記憶部1000には、端末10を識別するための端末ID(Identification)、及びパスワード等が記憶される。更に、記憶・読出処理部17は、揮発性記憶部1100に各種データを記憶したり、揮発性記憶部1100に記憶された各種データを読み出す処理も行う。この揮発性記憶部1100には、宛先端末との通話を行う際に受信される画像データ及び音声データが、受信される度に上書き記憶される。上書きされる前の画像データによってディスプレイ120に画像が表示され、上書きされる前の音声データによってスピーカ115から音声が出力される。
なお、本実施形態の端末ID、及び後述の中継装置IDは、それぞれ端末10、及び中継装置30を一意に識別するために使われる言語、文字、記号、又は各種のしるし等の識別情報を示す。また、端末ID、及び中継装置IDは、上記言語、文字、記号、及び各種のしるしのうち、少なくとも2つが組み合わされた識別情報であってもよい。
遅延時間測定部18は、3つの端末以上(多拠点)での会議(通話)を開始する際、既存の会議へ参加する際、3つの端末以上での会議を行っている間の所定間隔毎、及び遅延時間が最も大きい端末が会議から退出した際に、中継装置30との間のネットワークの遅延時間を測定する。遅延時間測定部18は、送受信部11を用いて、例えばICMPを用いたPingにより中継装置30にエコーリクエストを送信し、そのレスポンスが戻ってくるまでの時間であるラウンドトリップタイム(RTT; Round Trip Time)を求める。そして、求めたラウンドトリップタイムの半分の値を遅延時間とし、再生同期管理テーブルに、自端末の端末IDに対応付けて記録する。
遅延時間測定部18は、図6に示すように、自端末が参加している会議を識別するセッションID、自端末の端末ID、現在時刻(time)、測定した遅延時間(delay)、自端末の再生同期モード(delay_adustment)等の情報を、送受信部11を用いて、中継装置30に通知する。なお、再生同期モードは、操作入力受付部12等を用いて利用者がONまたはOFFに設定し、OFFと設定されている場合は、その端末10については、他の端末10において、後述する待機時間の算出や、再生同期等の処理は行われない。会議にて発言をせず、聴講のみを行う等の場合に、再生同期モードをOFFとすることができる。なお、自端末の再生同期モードがOFFと設定されている場合は、遅延時間(delay)を0msとして通知する構成としてもよい。
待機時間算出部19は、中継装置30から、会議に参加している他の端末10の遅延時間を通知されると、再生同期管理テーブルに、会議に参加している他の端末10の端末IDに対応付けて、通知された遅延時間を記録する。そして、待機時間算出部19は、待機時間の算出処理を行う。待機時間の算出処理では、再生同期管理テーブルに記録されている、会議に参加している各端末10の遅延時間に基づいて、他の端末10毎に、他の端末10から画像、音声を受信してから再生するまでの間(再生を開始する前)に待機する待機時間が算出される。そして、算出された待機時間が、再生同期管理テーブルに格納される。なお、待機時間の算出処理の詳細は後述する。
再生同期部20は、再生同期管理テーブルを参照し、待機時間算出部19により格納された会議に参加している他の端末10毎の待機時間を取得する。
再生同期部20は、会議に参加している他の端末10から画像、音声データを受信すると、当該他の端末10に対応付けられた待機時間だけ待機した後、再生を行う。
再生同期部20は、再生同期管理テーブルから取得した他の端末10毎の待機時間が変更されていた場合、他の端末10毎の、元の待機時間と、今回算出した待機時間との差を変更値として算出する。そして、再生同期部20は、会議に参加している他の端末10から画像、音声データを受信すると、当該他の端末10に対応付けられた変更値が解消されるまでの間、再生速度を調整して再生を行う。例えば、中継装置とのネットワーク上の距離が遠い端末10が会議から退出し、その際の変更値が50msであれば、1%の早送りを行い、1秒間で10ms分多くのデータを再生することにより、5秒間で変更値が解消されるように再生する。また、例えば中継装置とのネットワーク上の距離が遠い端末10が会議に途中参加し、その際の変更値が−50ms(待機時間が50ms増加)であれば、1%のスロー再生を行い、1秒間で10ms分少ないデータを再生することにより、5秒間で変更値が解消されるように再生する。
<中継装置の機能構成>
次に、中継装置30の機能又は手段について説明する。中継装置30は、送受信部31、中継処理部32、遅延情報管理部33、及び記憶・読出処理部34を有している。これら各部は、ROM202に記憶されているプログラムが、CPU201に実行させる処理によって実現される機能又は手段である。また、中継装置30は、図3に示されているHD204により構築され、中継装置30の電源をOFFにしても各種データや情報の記憶が維持される不揮発性記憶部3000を有している。
(中継管理テーブル)
不揮発性記憶部3000には、図7に示されているような中継管理テーブルによって構成されている中継管理DB3001が構築される。中継管理テーブルでは、セッションID、端末ID、端末10のIPアドレス、及び遅延時間が関連付けられて管理される。
図7では、セッションID「se1」を用いて実行されたセッションにおいて、端末IDが「01aa」、「01bb」、「01cb」、「01db」の各端末の間で、画像データ及び音声データを中継することが示されている。また、例えば、端末IDが「01aa」の端末のIPアドレスは「1.2.1.3」であることが示されている。また、端末IDが「01aa」、「01bb」、「01cb」、「01db」の各端末10の遅延時間が、それぞれ50ms、100ms、150ms、200msであることが示されている。
<中継装置の各機能部>
次に、中継装置30の各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、中継装置30の各部を説明するにあたって、図3に示されている各構成要素のうち、中継装置30の各部を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
図4に示されている中継装置30の送受信部31は、図3に示されているネットワークI/F209を用いて、通信ネットワーク2を介して他の端末、装置、又はシステムと各種データ(または情報)の送受信を行う。
中継処理部32は、端末10からセッションID、端末ID及び端末10のアドレスを通知されると、中継管理テーブルに、セッションID、端末ID及び端末10のアドレスを対応付けて格納する。中継処理部32は、端末10から、画像、音声データのパケットを受信すると、中継管理テーブルを参照し、同じセッションに含まれる他の端末10のアドレスに、受信した画像、音声データのパケットを転送(中継)する。
遅延情報管理部33は、端末10から遅延時間と端末IDを通知されると、中継管理テーブルに、端末IDに対応付けて、遅延時間を格納する。
遅延情報管理部33は、中継管理テーブルにおいて、一つのセッションに含まれる各端末10の遅延時間が格納されると、一つのセッションに含まれる各端末10に、他の端末10の端末IDと遅延時間を通知する。例えば、図7のように、セッションIDがse1であるセッションに、端末10aa、10bb、10cb、10dbが含まれる場合、端末10aaに対しては、他の端末10bb、10cb、10dbの遅延時間を通知する。端末10bbに対しては、他の端末10aa、10cb、10dbの遅延時間を通知する。端末10cb、10dbに対しても、同様に他の端末10の遅延時間を通知する。
記憶・読出処理部34は、一例として図3に示すHDD205を用いて、不揮発性記憶部3000に各種データを記憶したり、不揮発性記憶部3000に記憶された各種データを読み出す処理を行う。
<管理システムの機能構成>
次に、管理システム50の機能又は手段について説明する。管理システム50は、送受信部51、状態管理部52、セッション管理部53、記憶・読出処理部54を有している。これら各部は、ROM202に記憶されているプログラムが、CPU201に実行させる処理によって実現される機能又は手段である。また、管理システム50は、図3に示されているHD204により構築され、管理システム50の電源をOFFにしても各種データや情報の記憶が維持される不揮発性記憶部5000を有している。更に、管理システム50は、図3に示されているRAM203によって構築される揮発性記憶部5100を有している。
(端末管理テーブル)
また、不揮発性記憶部5000には、図8に示されているような端末管理テーブルによって構成されている端末管理DB5001が構築されている。この端末管理テーブルでは、各端末10の端末ID毎に、各端末10を宛先とした場合の宛先名、各端末10の稼動状態、他の端末との通信状態、後述のログイン要求情報が管理システム50で受信された受信日時、及び端末10のIPアドレスが関連付けられて管理される。例えば、図8に示されている端末管理テーブルにおいて、端末IDが「01aa」の端末10aaは、端末名が「日本 東京事業所 AA端末」で、稼動状態が「ONライン」で、通信状態が他の端末と通信しておらず待受け中の状態を示す「None」で、管理システム50でログイン要求情報が受信された日時が「2009年11月10日の13時40分」で、この端末10aaのIPアドレスが「1.2.1.3」であることが示されている。なお、通信状態には、他の端末を呼び出し中の状態を示す「Calling」、他の端末から呼び出されている状態を示す「Ringing」、他の端末との通話の要求を許可したか、他の端末との通話の要求が許可された状態を示す「Accepted」、他の端末と通話中の状態を示す「Busy」等が含まれる。
(セッション管理テーブル)
また、この不揮発性記憶部5000には、図9に示されているようなセッション管理テーブルによって構成されているセッション管理DB5002が構築されている。このセッション管理テーブルでは、端末間で通話データが通信されるセッションを識別するためのセッションID毎に、画像データ及び音声データの中継に使用される中継装置30の中継装置ID、要求元端末の端末ID、宛先端末の端末IDが関連付けられて管理される。例えば、図9に示されているセッション管理テーブルにおいて、セッションID「se1」を用いて実行されたセッションで選択された中継装置30a(中継装置ID「111a」)は、端末IDが「01aa」の要求元端末(端末10aa)と、端末IDが「01bb」の宛先端末(端末10bb)と、端末IDが「01cb」の宛先端末(端末10cb)と、端末IDが「01db」の宛先端末(端末10db)との間で、画像データ及び音声データを中継していることが示されている。
(管理システムの各機能部)
次に、管理システム50の各機能部について詳細に説明する。なお、以下では、管理システム50の各部を説明するにあたって、図3に示されている各構成要素のうち、管理システム50の各部を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
送受信部51は、図3に示されているネットワークI/F209を用いて、通信ネットワーク2を介して他の端末、装置又はシステムと各種データ(または情報)の送受信を行う。
状態管理部52は、ログイン要求してきた要求元端末の稼動状態を管理すべく、端末管理テーブル(図8参照)に、この要求元端末の端末ID、要求元端末の稼動状態、管理システム50でログイン要求情報が受信された受信日時、及び要求元端末のIPアドレスを関連付けて記憶して管理する。
セッション管理部53は、不揮発性記憶部5000のセッション管理テーブル(図9参照)に、セッションID、要求元端末の端末ID、及び宛先端末の端末IDを関連付けて記憶して管理する。また、セッション管理部53は、セッション管理テーブルに対して、セッションID毎に、中継装置30の中継装置IDを記憶して管理する。
記憶・読出処理部54は、図3に示されているHDD205を用いて、不揮発性記憶部5000に各種データを記憶したり、不揮発性記憶部5000に記憶された各種データを読み出す処理を行う
<<実施形態の処理または動作>>
以上が、本実施形態に係る伝送システム1の構成及び機能(又は手段)の説明であり、続いて、図10乃至図22を用いて、本実施形態に係る伝送システム1における処理手順を説明する。
3つ以上の端末間で会議(通話)をする場合、図10に示すように、各端末10からの画像、音声データが、管理システム50によって選択された一の中継装置30に送信される。そして、中継装置30は、その会議に参加している各端末10に、他の端末10から受信した画像、音声データを転送する。それにより、多地点接続装置(MCU)を用いて、各端末10の画像を1つの画像に合成してから配信する構成と比較して、各端末10において、自端末の画像を他端末からの画像より小さく表示したり、画面上の任意の位置に表示したりすること等が可能となる。
図10の例では、拠点Aの端末10aaから送信された画像、音声データは、中継装置30により、拠点B、C、・・・、Nの端末10bb、10cb、・・・、10dbへ配信(転送)される。つまり、N台の端末10が参加する会議では、中継装置30に送信される画像、音声データのストリームはN本である。中継装置30から各端末10に配信される画像、音声データのストリームはN−1本である。そのため、中継装置30は、会議全体では、N×(N−1)本の配信を行う。
続いて、図11を用いて、本実施形態に係る伝送システム1で、3つ以上の端末10の多拠点での会議(通話)を行う際の、他の複数の端末10から受信した画像、音声データの再生を同期させる処理を説明する。
図11のように、端末10aa、10bb、10cb、10dbの多拠点で会議を行う際、端末10aaは、中継装置30との間のネットワークの遅延時間を測定する(ステップS1−1)。そして、測定した遅延時間と自身の端末IDを、中継装置30に通知する(ステップS2−1)。
中継装置30は、セッション管理テーブルに、通知された端末IDに対応付けて、遅延時間を記録する(ステップS3−1)
他の端末10bb、10cb、10dbと、中継装置30との間でも、ステップS1−1〜ステップS3−1と同様の処理が行われる(ステップS1−2〜ステップS3−2、ステップS1−3〜ステップS3−3、ステップS1−4〜ステップS3−4)。
中継装置30は、各端末10に、他の端末10の遅延時間を通知する(ステップS4−1、ステップS4−2、ステップS4−3、ステップS4−4)。
端末10aaは、通知された他の端末10bb、10cb、10dbの遅延時間と、自端末10aaの遅延時間に基づき、他の端末10bb、10cb、10dbからの画像、音声データを受信してから再生させるまでに待機する待機時間を算出する(ステップS5−1)。端末10aaは、他の端末10bb、10cb、10dbのいずれかから画像、音声データを受信すると、他の端末10bb、10cb、10db毎に算出した待機時間のうち、当該画像、音声データの送信元の端末に対応する待機時間の間、待機した後、再生を行う(ステップS6−1)。他の端末10bb、10cb、10dbでも、ステップS5−1、ステップS6−1と同様の処理が行われる(ステップS5−2、ステップS5−3、ステップS5−4、ステップS6−2、ステップS6−3、ステップS6−4)。
なお、上述した図11の各処理は、後述する端末10と中継装置30との間の通話データ用セッションsedが確立する前に行う構成としてもよいし、確立した後に行う構成としてもよい。例えば、後述する図19のステップS53、ステップS54、図21のステップS108で、端末10が中継装置30eと接続する際に、上述した図11の各処理を行う構成としてもよい。あるいは、後述する図20のステップS75−1、ステップS75−2で、端末10と中継装置30との間の通話データ用セッションsedが確立される前、または後に、上述した図11の各処理を行う構成としてもよい。
続いて、図12を用いて、図11のステップS5−1、ステップS5−2、ステップS5−3、ステップS5−4で、会議を行う各端末10の待機時間算出部19で行われる待機時間の算出処理の詳細について説明する。なお、以下では、自端末を10−1とし、会議を行う他の端末を10−2、・・・10−nとする。
待機時間算出部19は、自端末10−1の再生同期モードがONに設定されているか判断する(ステップS10)。ONでなければ(ステップS10でNO)、処理を終了する。
ONであれば(ステップS10でYES)、再生同期管理テーブルを参照し、会議に参加している他の複数の端末10−2、・・・10−nのうち、先頭の端末10(以下で「端末10S」と称する)を選択する(ステップS11)。会議に参加している各端末10−1、・・・10−nの遅延時間のうち、選択した端末10Sの遅延時間以外で、最も大きい遅延時間を抽出する(ステップS12)。
抽出した最も大きい遅延時間と、自端末10−1の遅延時間の差を待機時間として算出する(ステップS13)。算出した待機時間を、選択した端末10Sから受信した画像、音声データを再生するまでの待機時間として、選択した端末10Sに対応付けて再生同期管理テーブルに記録する(ステップS14)。
会議に参加している他の複数の端末10−2、・・・10−nのうち、まだ選択されていない端末10が存在するか判断し(ステップS15)、存在すれば(ステップS15でYES)、まだ選択されていない端末10を端末10Sとして選択し(ステップS16)、上述のステップS12の処理を行う。
存在しなければ(ステップS15でNO)、処理を終了する。
それにより、一の端末(拠点)から送信されたコンテンツデータが他の複数の端末(拠点)にて再生されるタイミングのばらつきを抑えることができるため、円滑な会議を行うことができる。
次に、図13を例として、本実施例を適用しない場合とした場合の違いについて説明する。図13の例では、会議を行う拠点A、B、C、Dに設置された端末を端末10aa、10bb、10cb、10dbとし、各端末と中継装置30との間のネットワークの遅延時間が、それぞれ50ms、100ms、150ms、200msであるとする。
本実施例を適用しない場合は、図14のように、拠点Aの端末10aaが画像、音声データを送信してから拠点Bの端末10bbで再生されるまでの時間は、端末10aaから中継装置30までの遅延時間50msに中継装置30から端末10bbまでの遅延時間100msを加えた150msとなる。
同様に、拠点Aの端末10aaが画像、音声データを送信してから、拠点Cの端末10cb、拠点Dの端末10dbで再生されるまでの時間は、それぞれ、50+150=200ms、50+200=250msとなる。
本実施例を適用した場合は、拠点Bの端末10bbが、拠点Aの端末10aaからの画像、音声データを受信してから再生するまでに待機する待機時間は、次のように算出される。図12のステップS12で、拠点Dの200msが最も大きい遅延時間として抽出され、図12のステップS13で、抽出された200msと、自端末10bbの遅延時間である100msの差により、待機時間として100msが算出される。
それにより、図15のように、拠点Aの端末10aaが画像、音声データを送信してから、拠点Bの端末10bbで再生されるまでの時間は、端末10aaから中継装置30までの遅延時間50msに、中継装置30から端末10bbまでの遅延時間100msを加えた150msに、算出された待機時間である100msが加えられた250msとなる。同様に、拠点Aの端末10aaが画像、音声データを送信してから、拠点Cの端末10cb、拠点Dの端末10dbで再生されるまでの時間も、250msとなる。
続いて、図16を用いて、図13に示す遅延時間の場合に、各端末10から送信された画像、音声データが、他の端末10で再生されるまでの時間を説明する。図16に示すように、拠点B、C、Dの端末10bb、10cb、10dbが画像、音声データを送信してから、他の拠点の端末10で再生されるまでの時間は、それぞれ、300ms、350ms、350msとなる。
本実施例を適用した場合は、最も遅延時間が大きい端末に合わせて、他の端末が再生を待機する。そのため、各端末が画像、音声データを送信してから、他の複数の端末で再生されるまでの時間が等しくなる。
なお、図12のステップS12、ステップS13の代わりに、次のようなステップS12−2、ステップS13−2の処理を行う構成としてもよい。会議に参加している端末10−1、・・・10−nのうち、最も大きい遅延時間と、2番目に大きい遅延時間とを抽出する(ステップS12−2)。最も大きい遅延時間及び2番目に大きい遅延時間との合計値と、自端末10−1の遅延時間及び選択した端末10Sの遅延時間の合計値との差を待機時間として算出する(ステップS13−2)。それにより、会議に参加する全ての端末について、画像、音声データを送信してから、他の複数の端末10で再生されるまでの時間が等しくなる。例えば、図13のような場合、各端末10から送信された画像、音声データが、他の複数の端末10で再生されるまでの時間は、全て350msとなる。
続いて、図17を用いて、本実施形態に係る伝送システム1で、遅延時間が最も大きい端末10が会議から退出した場合の、再生速度を調整する処理を説明する。
遅延時間測定部18は、3つの端末以上での会議(通話)を開始する際のみならず、既存の会議へ参加する際、3つの端末10以上での会議を行っている間の所定間隔毎、及び遅延時間が最も大きい端末10の端末が会議から退出した際に、遅延時間を測定する。そのため、会議の途中で遅延時間が変更し、待機時間を変更する場合、待機時間を一度に変更すると、他の端末からの画像、音声データの途切れや停止が発生する。そのため、本実施形態では、会議の途中で待機時間の変更が発生した場合、再生速度を調整する。
図17のように、端末10aa、10bb、10cb、10dbの4つの端末10での会議から、遅延時間が最も大きい端末10dbが会議から退出(コンテンツデータの送受信を停止)した際、端末10aaは、中継装置30との間のネットワークの遅延時間を測定する(ステップS21−1)。なお、端末10aaは、会議から他の端末10dbが退出すると、管理システム50からその旨を通知される。端末10aaは、再生同期管理テーブルを参照し、退出した端末10dbの遅延時間が、会議に参加している各端末10のうち、最も大きいか否かを判断することにより、遅延時間が最も大きい端末10が会議から退出したことを把握する。
測定した遅延時間と自身の端末IDを、中継装置30に通知する(ステップS22−1)。
中継装置30は、セッション管理テーブルに、通知された端末IDに対応付けて、遅延時間を記憶する(ステップS23−1)。
他の端末10bb、10cbと、中継装置30との間でも、ステップS21−1〜ステップS23−1と同様の処理が行われるステップS21−2〜ステップS23−2、ステップS21−3〜ステップS23−3)。
中継装置30は、各端末10に、他の端末10の遅延時間を通知する(ステップS24−1、ステップS24−2、ステップS24−3、ステップS24−4)。
端末10aaは、通知された他の端末10bb、10cbの遅延時間と、自端末10aaの遅延時間に基づき、他の端末10bb、10cbからの画像、音声データを受信してから再生させるまでに待機する待機時間を算出する(ステップS25−1)。
端末10aaは、他の端末10bb、10cbから画像、音声データを受信すると、他の端末10bb、10cb毎に算出した待機時間の間待機した後、元の待機時間と、今回算出した待機時間との差である変更値が解消されるまでの間、所定の速さで早送り再生を行う(ステップS26−1)。
端末10aaは、変更値が解消されると、他の端末10bb、10cb毎に算出した待機時間の間待機した後、再生を行う(ステップS27−1)。
他の端末10bb、10cbでも、ステップS25−1〜ステップS27−1と同様の処理が行われる(ステップS25−2〜ステップS27−2、ステップS25−3〜ステップS27−3)。
図17の処理により、例えば図13に示す遅延時間の場合、端末10dbが退出すると、拠点Aの端末10aaからの画像、音声を受信してから再生するまでの間に拠点Bの端末10bb、拠点Cの端末10cbにて待機する待機時間は、それぞれ、50ms短縮される。したがって、拠点Aの端末10aaが音声データを送信してから、拠点Bの端末10bb、拠点Cの端末10cbで再生されるまでの時間は、200msに短縮される。
拠点Bの端末10bb、拠点Cの端末10cbでは、それぞれ50msの遅れ(変更値)を取り戻す(解消する)ため、50msのデータを飛ばすのではなく、人間には関知するのが難しい程度の早送り再生で数秒かけて遅れを取り戻す。例えば1%の早送りを行い、1秒間で10ms分多くのデータを再生し、5秒で50msの遅れを取り戻すよう、再生速度を調整する。
以下で、図18乃至図22を用いて、多拠点の会議を開始する場合や、会議から退出する場合の処理を説明する。
図18を用いて、端末が他の端末との通信の開始を要求する場合の処理を説明する。以下では、要求元端末(端末10aa)の利用者が、宛先端末(端末10bb、10cb、10db)と通話を開始することを選択した場合について説明する。
まず、要求元端末(端末10aa)の利用者が操作ボタン108を押下して宛先端末(端末10bb)と宛先端末(端末10cb)と宛先端末(端末10db)とを選択すると、操作入力受付部12は、端末10bb、端末10cb及び端末10dbとの通話を開始する要求を受け付ける(ステップS41)。そして、端末10aaの送受信部11は、要求元端末(端末10aa)の端末ID「01aa」、宛先端末(端末10bb)の端末ID「01bb」、宛先端末(端末10cb)の端末ID「01cb」、宛先端末(端末10db)の端末ID「01db」、及び通話の開始を要求する旨を示す変更要求情報「Invite」が含まれる開始要求情報を、管理システム50へ送信する(ステップS42)。これにより、管理システム50の送受信部51は、上記開始要求情報を受信すると共に、送信元である要求元端末(端末10aa)のIPアドレス「1.2.1.3」を把握することになる。
そして、状態管理部52は、開始要求情報に含まれる要求元端末(端末10aa)の端末ID「01aa」、宛先端末(端末10bb)の端末ID「01bb」、宛先端末(10cb)の端末ID「01cb」、及び宛先端末(端末10db)の端末ID「01db」に基づき、端末管理テーブル(図8参照)において、端末ID「01aa」が含まれるレコードの通信状態のフィールド部分を「Calling」に変更し、端末ID「01bb」、端末ID「01cb」、及び端末ID「01db」がそれぞれ含まれるレコードの通信状態のフィールド部分を「Ringing」に変更する(ステップS43)。
セッション管理部53は、要求元端末(端末10aa)によって要求された各宛先端末との間の通信を実行するためのセッション(通話データ用セッションsed)を識別するためのセッションID「se1」を生成する(ステップS44)。セッションIDが生成されると、セッション管理部53は、セッションID「se1」及び、宛先端末の数「3」を含むレコードを揮発性記憶部5100に記憶する。
続いて、管理システム50は、要求元端末の端末ID、宛先端末の端末ID、中継装置30から通知された中継装置30の稼動状態等に基づいて、通話を中継するための中継装置30の選択を行う(ステップS45)。なお、中継装置30の選択は、例えば、管理システム50において、予め、各端末10に対応付けて中継装置30を記憶しておき、要求元端末IDに対応付けられた中継装置30と、宛先端末の端末IDに対応付けられた中継装置30のうち、稼働している中継装置30を選択する構成としてもよい。
中継装置30の選択処理が完了すると、セッション管理部53は、不揮発性記憶部5000のセッション管理テーブル(図9参照)において、セッションID「se1」が含まれるレコードの要求元端末ID、宛先端末ID、中継装置IDのフィールド部分に、要求元端末(端末10aa)の端末ID「01aa」、宛先端末(端末10bb)の端末ID「01bb」、宛先端末(端末10cb)の端末ID「01cb」、及び宛先端末(端末10db)の端末ID「01db」、選択された中継装置30の中継装置ID「111e」を記憶して管理する(ステップS46)。
次に、送受信部51は、通信ネットワーク2を介して、要求元端末(端末10aa)へ、セッション管理部53で生成されたセッションIDと、選択部56cで選択された中継装置30eに接続するために用いられる中継装置接続情報を送信する(ステップS47)。この中継装置接続情報には、中継装置30eのIPアドレス「1.1.1.3」、認証情報、ポート番号等を含めることができる。これにより、端末10aaは、セッションID「se1」におけるセッションの実行において、通話データの中継に用いられる中継装置30eに接続するために用いられる中継装置接続情報を把握することができる。
次に、送受信部51は、要求元端末(端末10aa)の端末ID「01aa」、宛先端末との通話の開始を要求する旨を示す変更要求情報「Invite」、セッションID「se1」が含まれる開始要求情報、中継装置30eに接続するために用いられる上記の中継装置接続情報、及び管理システム50のIPアドレスをすべての宛先端末(10bb、10cb、10db)へ送信する(ステップS48−1、S48−2、S48−3)。これにより、宛先端末(端末10bb、10cb、10db)の送受信部51は、上記開始要求情報を受信すると共に、通話データの中継に用いられる中継装置30eに接続するために用いられる中継装置接続情報、及び送信元である管理システム50のIPアドレス「1.1.1.2」を把握することになる。
続いて、図19を用いて、上記の開始要求情報を受信した宛先端末(端末10db)の利用者が、操作ボタン108を押下することにより、要求元端末(端末10aa)との間の通信の開始を許可する旨の応答が受け付けられた場合の処理について説明する。宛先端末(端末10db)の操作ボタン108によって、要求元端末(端末10aa)との間の通信の開始を許可する旨の応答が受け付けられる(ステップS49)。次に、宛先端末(端末10db)の送受信部11は、宛先端末(端末10db)の端末ID「01db」、要求元端末(端末10aa)の端末ID「01aa」、通信の開始を許可する旨を示す変更要求情報「Accept」、セッションID「se1」が含まれる開始応答情報を、管理システム50へ送信する(ステップS50)。
管理システム50の送受信部51がこの開始応答情報を受信すると、状態管理部52は、要求元端末(端末10aa)の端末ID「01aa」及び宛先端末(端末10db)の端末ID「01db」に基づき、端末管理テーブル(図8参照)において、上記端末ID「01aa」及び端末ID「01db」がそれぞれ含まれるレコードの通信状態のフィールド部分を「Accepted」に変更する(ステップS51)。
送受信部51は、宛先端末(端末10db)の端末ID「01db」、宛先端末との通話の開始の要求を許可する旨を示す変更要求情報「Accept」、セッションID「se1」が含まれる開始応答情報を要求元端末(端末10aa)へ送信する(ステップS52)。この開始応答情報を受信すると、要求元端末(端末10aa)は、送受信部11によってセッションID「se1」と、ステップS47で取得した中継装置接続情報とを中継装置30eに送信することにより、中継装置30eと接続する(ステップS53)。一方、宛先端末(端末10db)は、送受信部11によってセッションID「se1」と、ステップS48−1で取得した中継装置接続情報とを中継装置30eに送信することにより、中継装置30eと接続する(ステップS54)。
なお、他の宛先端末(端末10bb、端末10cb)においても、図19の端末10dbと同様の処理を行うことにより、要求元端末(端末10aa)と宛先端末(端末10db、端末10bb、端末10cb)での多拠点での会議が行われることとなる。
続いて、図20を用いて、中継装置30eが要求元端末(端末10aa)と宛先端末(端末10db)との間で通信される通話データの中継を開始する処理を説明する。
まず、要求元端末(端末10aa)は、中継装置30eと接続した後(ステップS53参照)の所定のタイミングで、送受信部11によって、要求元端末(端末10aa)の端末ID「01aa」、セッションID「se1」、及び中継の開始を要求する旨を示す変更要求情報「Join」が含まれる中継要求情報を管理システム50へ送信する(ステップS71−1)。
管理システム50の送受信部51が中継要求情報を受信すると、状態管理部52は、中継要求情報に含まれる要求元端末(端末10aa)の端末ID「01aa」に基づき、端末管理テーブル(図8参照)において、上記端末ID「01aa」が含まれるレコードの通信状態のフィールド部分を「Busy」に変更する(ステップS72−1)。
管理システム50は、要求元端末(端末10aa)の端末ID「01aa」、及びセッションID「se1」が含まれる中継開始要求情報を中継装置30eへ送信する(ステップS73−1)。この中継開始要求情報を受け付けると、中継装置30eは、中継の開始を許可する旨を示す通知情報「OK」を含む中継開始許可情報を、管理システム50へ送信する(ステップS74−1)。この応答を受信すると管理システム50の送受信部51は、この中継開始許可情報を要求元端末(端末10aa)に送信する(ステップS75−1)。これにより、要求元端末(端末10aa)と中継装置30eとの間の通話データ用セッションsedが確立される(ステップS76−1)。
一方、宛先端末(端末10db)は、中継装置30eと接続した後(ステップS54参照)の所定のタイミングで、送受信部11によって、宛先端末(端末10db)の端末ID「01db」、セッションID「se1」、及び中継の開始を要求する旨を示す変更要求情報「Join」が含まれる中継要求情報を管理システム50へ送信する(ステップS71−2)。
続いて、管理システム50及び中継装置30eによってステップS72−1、S73−1、S74−1、S75−1と同様の処理が実行されることにより、宛先端末(端末10db)と中継装置30eとの間の通話データ用セッションsedが確立される(ステップS72−2、S73−2、S74−2、S75−2、S76−2)。要求元端末(端末10aa)と中継装置30eとの間の通話データ用セッションsed及び宛先端末(端末10aa)と中継装置30eとの間の通話データ用セッションsedが確立されると、中継装置30eは、端末(10aa、10db)の間で、画像データ、並びに、音声データを中継することができる。これにより、端末(10aa、10db)は、テレビ会議を開始することができる。
なお、他の宛先端末(端末10bb、端末10cb)においても、図20の端末10dbと同様の処理を行うことにより、中継装置30eは、端末(10aa、10db、端末10bb、端末10cb)の多拠点間で、画像データ、並びに、音声データを中継することができる。これにより、端末(10aa、10db、端末10bb、端末10cb)は、多拠点のテレビ会議を開始することができる。
続いて、図21を用いて、要求元端末(端末10aa)と宛先端末(端末10db)との間で通話データ用セッションが確立された後に、宛先端末(端末10cb)がこの通話データ用セッションに参加する場合の処理を説明する。
まず、要求元端末(端末10aa)の利用者が、宛先端末(端末10cb)を指定して操作ボタン108を押下することにより、宛先端末(端末10cb)が通話データ用セッションsedに参加するためにセッションIDを宛先端末10cbに通知することを要求する旨の情報が受け付けられる(ステップS101)。次に、要求元端末(端末10aa)の送受信部11は、要求元端末(端末10aa)の端末ID「01aa」、宛先端末(端末10cb)の端末ID「01cb」、及びセッションID「se1」が含まれる、セッションID通知要求情報を管理システム50へ送信する(ステップS102)。管理システム50がこのセッションID通知要求情報を受信すると、送受信部51は、要求元端末(端末10aa)の端末ID「01aa」、及びセッションID「se1」が含まれる、セッションID通知情報を端末10cbに送信する(ステップS103)。
宛先端末(端末10cb)は、上記のセッションID通知情報を受信すると、この通話データ用セッションsedへの参加要求を受け付ける(ステップS104)。ここでは、宛先端末(端末10cb)の利用者が操作ボタン108を押下すことにより、この通話データ用セッションへの参加を要求する旨が受け付けられる。これにより、宛先端末(端末10cb)の送受信部11は、宛先端末(端末10cb)の端末ID「01cb」、通話データ用セッションに参加することを要求する旨を示す変更要求情報「Call」及びセッションID「se1」が含まれるセッション参加要求情報を管理システム50に送信する(ステップS105)。
このセッション参加要求情報を受信すると、管理システム50の状態管理部52は、セッション参加要求情報に含まれる参加を要求する端末(端末10cb)の端末ID「01cb」に基づき、端末管理テーブル(図8参照)において、上記端末ID「01cb」が含まれるレコードの通信状態のフィールド部分を「Accepted」に変更する(ステップS106)。
セッション管理部53は、不揮発性記憶部5000のセッション管理テーブル(図9参照)において、セッションID「se1」が含まれるレコードの宛先端末のフィールド部分に参加を要求する端末(端末10cb)の端末ID「01cb」を追加する。
次に、管理システム50の送受信部51は、通話データ用セッションsedに参加する端末(端末10cb)の端末ID「01cb」、及びセッションID「se1」が含まれる参加通知を、既に通話データ用セッションsedを開始している要求元端末(端末10aa)及び宛先端末(端末10db)に送信する(ステップS107−1、S107−2)。これにより、要求元端末(端末10aa)及び宛先端末(端末10db)は、宛先端末(端末10db)が通話データ用セッションに参加する旨を把握することができる。また、管理システム50の送受信部51は、通話データ用セッションsedに参加するセッションID「se1」、及び中継装置30eに接続するために用いられる中継装置接続情報が含まれる参加許可通知を、通話データ用セッションsedを開始する宛先端末(端末10cb)に送信する(ステップS107−3)。
端末10cbは、この参加許可通知を受信すると送受信部11によってセッションID「se1」と、参加許可通知に含まれる中継装置接続情報とを中継装置30eに送信することにより中継装置30eと接続する(ステップS108)。更に、端末10cbは、中継装置30eと接続した後の所定のタイミングで、送受信部11によって、端末10cbの端末ID「01cb」、セッションID「se1」、及び中継の開始を要求する旨を示す変更要求情報「Join」が含まれる中継要求情報を管理システム50へ送信する。続いて、管理システム50及び中継装置30eによってステップS72−1、S73−1、S74−1、S75−1と同様の処理が実行されることにより、端末10cbと中継装置30eとの間の通話データ用セッションsedが確立される。この通話データ用セッションsedが確立されると、中継装置30eは、端末(10aa、10cb、10db)の間で、画像データ、並びに、音声データを中継することができる。これにより、端末(10aa、10cb、10db)は、テレビ会議を開始することができる。
なお、端末(10aa、10cb、10db)の間で多拠点の通話データ用セッションが確立された後に、宛先端末(端末10bb)がこの通話データ用セッションに参加する場合の処理も、上述した図21の処理と同様である。
続いて、図22を用いて、要求元端末(端末10aa)と宛先端末(端末10cb、10db)との間で通話データ用セッションが確立された後に、要求元端末(端末10aa)がこの通話データ用セッションから退出する処理を説明する。
まず、要求元端末(端末10aa)の利用者が操作ボタン108を押下すことにより、通話データ用セッションから退出する要求が受け付けられる(ステップS111)。そして、要求元端末(端末10aa)の送受信部11は、要求元端末(端末10aa)の端末ID「01aa」、通話データ用セッションから退出する要求を示す変更要求情報「Leave」、及びセッションID「se1」が含まれる、セッション退出要求情報を管理システム50へ送信する(ステップS112)。
当該セッション退出要求情報を受信すると、管理システム50の状態管理部52は、セッション退出要求情報に含まれる要求元端末(端末10aa)の端末ID「01aa」に基づき、端末管理テーブル(図8参照)において、上記端末ID「01aa」が含まれるレコードの通信状態のフィールド部分を「None」に変更する(ステップS113)。
セッション管理部53は、不揮発性記憶部5000のセッション管理テーブル(図9参照)において、セッションID「se1」が含まれるレコードの要求元端末のフィールド部分から要求元端末(端末10aa)の端末ID「01aa」を削除する(ステップS114)。管理システム50は、要求元端末(端末10aa)の端末ID「01aa」、及びセッションID「se1」が含まれるセッションの退出を要求する旨の通知を、中継装置30eへ送信する(ステップS115)。これにより、中継装置30eは、要求元端末(端末10aa)との間の通話データ用セッションを停止するとともに、要求元端末(端末10aa)との間の接続を切断する。続いて、中継装置30eは、要求元端末(端末10aa)の端末ID「01aa」、セッションID「se1」が含まれる退出の要求を許可する旨の通知を、管理システム50へ送信する(ステップS116)。
管理システム50が退出の要求を許可する旨の通知を受信すると、送受信部51は、要求元端末(端末10aa)の端末ID「01aa」、変更要求情報「Leave」、セッションID「se1」、退出の要求を許可する旨の通知情報「OK」が含まれるセッション退出許可情報を要求元端末(端末10aa)に送信する(ステップS117)。セッション退出許可情報を受信すると、端末10aaは、図2に示されている電源スイッチ109を押下することにより、電源OFFの要求を受け付ける(ステップS118)。電源OFFの要求が受け付けられると、送受信部11は端末10aaの端末ID「01aa」と管理システム50との間の接続を切断する旨の通知情報と含む切断要求情報を管理システム50へ送信する(ステップS119)。
管理システム50の送受信部51がこの切断要求情報を受信すると、状態管理部52は、切断要求情報に含まれる要求元端末(端末10aa)の端末ID「01aa」に基づき、端末管理テーブル(図8参照)において、上記端末ID「01aa」が含まれるレコードの通信状態のフィールド部分の記録を削除する(ステップS120)。続いて、送受信部51は、切断の要求を許可する旨の切断許可情報を要求元端末(端末10aa)に送信する(ステップS121)。これにより、管理システム50は、要求元端末(端末10aa)との間の管理データ用セッションを停止するとともに、要求元端末(端末10aa)との間の接続を切断する。
切断許可情報を受け付けると、要求元端末(端末10aa)は、電源OFFを実行して処理を完了する(ステップS122)。端末10cb、端末10dbも、端末10aaのステップS111乃至S121の処理と同様にして通話データ用セッションsedから退出して端末間の通話を完了することができる。
なお、端末(端末10aa、端末10bb、端末10cb、10db)との間で通話データ用セッションが確立された後に、いずれかの端末がこの通話データ用セッションから退出する処理も、上述した図22の処理と同様である。
<変形例>
遅延時間を測定する際のラウンドトリップタイムは、ICMPの代わりに、映像、音声データを送受信するプロトコルと同じ、例えばRTP(Real-time Transport Protocol)等のプロトコルを用いて、エコーリクエスト及びそのレスポンスを送受信して求める構成としてもよい。その場合、端末10の送受信部11は、例えばRTP等による、エコーリクエストの送信と、レスポンスの受信を行う構成とし、中継装置30の送受信部31は、例えばRTP等による、エコーリクエストの受信と、レスポンスの送信を行う構成としてもよい。それにより、端末10と中継装置30との間が、例えばNGN(Next Generation Network)等のように、映像、音声データのようなリアルタイム性が要求される通信パケットは優先的に転送し、ICMPのような網管理のための通信パケットはベストエフォートで転送する網で接続されている場合であっても、映像、音声データの遅延時間を測定できる。
遅延時間測定部18は、端末10が備える代わりに、中継装置30に設けた構成としてもよい。その場合、中継装置30が、会議に参加する各端末10毎の遅延時間を測定し、中継管理テーブルに記録する構成としてもよい。
待機時間算出部19は、端末10が備える代わりに、中継装置30または管理システム50に設けた構成としてもよい。その場合、中継装置30または管理システム50が、会議に参加する各端末10毎に、他の端末10毎の待機時間を算出して通知し、各端末10が、中継装置30から通知された他の端末10毎の待機時間を再生同期管理テーブルに記録する構成としてもよい。待機時間算出部19を管理システム50に設ける場合は、セッション管理テーブルにて、端末IDに対応付けて、通知された遅延時間を格納する構成としてもよい。
待機時間算出部19及び再生同期部20は、端末10が備える代わりに、中継装置30に設けた構成としてもよい。その場合、中継装置30が、送信元の端末10から画像、音声データを受信した際、送信元の端末10及び送信先の端末10に応じた待機時間の間待機した後、送信先の端末10に転送する構成としてもよい。
なお、本実施形態のように、中継装置30は受信した画像、音声データを即時に転送し、端末10にて再生を待機させる構成とした場合、中継装置30にて送信を待機させる構成と比較して、以下の効果を奏する。中継装置30が、受信した画像、音声データを即時に転送するため、中継装置30が画像、音声データを受信した後のネットワークの混雑状況等の変化の影響を受けにくくなり、各拠点での再生が一層同期し易くなる。
上記各実施形態における管理システム50、及びプログラム提供システム90は、単一のコンピュータによって構築されてもよいし、各部(機能又は手段)を分割して任意に割り当てられた複数のコンピュータによって構築されていてもよい。また、プログラム提供システム90が単一のコンピュータによって構築されている場合には、プログラム提供システム90によって送信されるプログラムは、複数のモジュールに分けて送信されるようにしてもよいし、分けないで送信されるようにしてもよい。更に、プログラム提供システム90が複数のコンピュータによって構築されている場合には、複数のモジュールが分けられた状態で、各コンピュータから送信されるようにしてもよい。
また、上記本実施形態の端末用プログラム、中継装置用プログラム、及び伝送管理用プログラムが記憶された記録媒体、並びに、これらプログラムが記憶されたHD204、及びこのHD204を備えたプログラム提供システム90は、いずれもプログラム製品(Program Product)として、国内又は国外へ、上記端末用プログラム、中継装置用プログラム、及び伝送管理用プログラムが利用者等に提供される場合に用いられる。
また、図8、及び図9では、受信日時について管理しているが、これに限るものではなく、受信日時のうち少なくとも受信時間を管理すればよい。
更に、上記実施形態では、図8で端末のIPアドレスを管理することとしたが、これに限るものではなく、通信ネットワーク2上で中継装置30を特定するための中継装置特定情報、又は通信ネットワーク2上で端末10を特定するための端末特定情報であれば、それぞれのFQDN(Fully Qualified Domain Name)を管理してもよい。この場合、周知のDNS(Domain Name System)サーバによって、FQDNに対応するIPアドレスが取得されることになる。なお、「通信ネットワーク2で中継装置30を特定するための中継装置特定情報」だけでなく、「通信ネットワーク2上における中継装置30への接続先を示した中継装置接続先情報」、又は「通信ネットワーク2上における中継装置30への宛先を示した中継装置宛先情報」と表現してもよい。同じく、「通信ネットワーク2で端末10を特定するための端末特定情報」だけでなく、「通信ネットワーク2上における端末10への接続先を示した端末接続先情報」、又は「通信ネットワーク2上における端末10への宛先を示した端末宛先情報」と表現してもよい。
本実施形態において、「テレビ会議」は、「ビデオ会議」と置き換え可能な用語として用いられている。
また、上記実施形態では、伝送システム1の一例として、テレビ会議システムの場合について説明したが、これに限るものではなく、IP(Internet Protocol)電話や、インターネット電話等の電話システムであってもよい。また、伝送システム1は、カーナビゲーションシステムであってもよい。この場合、例えば、端末10の一方が自動車に搭載されたカーナビゲーション装置に相当し、端末10の他方が、カーナビゲーションを管理する管理センターの管理端末若しくは管理サーバ、又は他の自動車に搭載されているカーナビゲーション装置に相当する。更に、伝送システム1は、音声会議システム、又はPC(Personal Computer)画面共有システムであっても良い。
更に、伝送システム1は、携帯電話機の通信システムであってもよい。この場合、例えば、端末10は携帯電話機に相当する。
また、上記実施形態では、コンテンツデータの一例として、画像データ及び音声データについて説明したが、これに限るものではなく、触覚(touch)データであってもよい。この場合、一方の端末側でユーザが接触した感覚が、他方の端末側に伝達される。更に、コンテンツデータは、嗅覚(smell)データであってもよい。この場合、一方の端末側の匂い(臭い)が、他の端末側に伝達される。また、コンテンツデータは、画像データ、音声データ、触覚データ、及び嗅覚データのうち、少なくとも1つのデータであればよい。
また、上記実施形態では、伝送システム1によってテレビ会議をする場合について説明したが、これに限るものではなく、打ち合わせ、家族間や友人間等の一般的な会話、又は、一方向での情報の提示に使用されても構わない。
10 伝送端末
11 送受信部
16 表示制御部
17 記憶・読出処理部
18 遅延時間測定部
19 待機時間算出部
20 再生同期部
30 中継装置
31 送受信部
32 中継処理部
33 遅延情報管理部
34 記憶・読出処理部
50 管理システム
51 送受信部
52 状態管理部
53 セッション管理部
54 記憶・読出処理部
1001 再生同期管理DB
3001 中継管理DB
5001 端末管理DB
5002 セッション管理DB
特開2010−219733号公報

Claims (8)

  1. 第1の伝送端末、第2の伝送端末、第3の伝送端末、及び中継装置を有し、前記中継装置を介して、前記第1の伝送端末、前記第2の伝送端末、及び前記第3の伝送端末の間でコンテンツデータを送受信する伝送システムであって、
    前記第1の伝送端末と前記中継装置との間のデータ伝送に要する第1の遅延時間、前記第2の伝送端末と前記中継装置との間のデータ伝送に要する第2の遅延時間、及び前記第3の伝送端末と前記中継装置との間のデータ伝送に要する第3の遅延時間を測定する遅延時間測定部と、
    前記第1の遅延時間、前記第2の遅延時間、及び前記第3の遅延時間に基づいて、前記1の伝送端末と前記2の伝送端末とが前記第3の伝送端末から送信されたコンテンツデータの再生を開始する前に待機する時間である第1の待機時間と第2の待機時間を算出する待機時間算出部と、
    を備え、
    前記1の伝送端末は、前記第3の伝送端末から送信されたコンテンツデータを、当該コンテンツデータを受信してから前記第1の待機時間を経過した後で再生し、
    前記2の伝送端末は、前記第3の伝送端末から送信されたコンテンツデータを、当該コンテンツデータを受信してから前記第2の待機時間を経過した後で再生する、
    伝送システム。
  2. 前記待機時間算出部は、前記第1の遅延時間、及び前記第2の遅延時間のうちの大きい方と、前記第1の遅延時間との差に基づいて、前記第1の待機時間を算出し、前記第1の遅延時間、及び前記第2の遅延時間のうちの大きい方と、前記第2の遅延時間との差に基づいて、前記第2の待機時間を算出する、
    請求項1記載の伝送システム。
  3. 第4の伝送端末をさらに含み、前記中継装置を介して、前記第1の伝送端末、前記第2の伝送端末、前記第3の伝送端末、及び前記第4の伝送端末の間でコンテンツデータを送受信し、
    前記遅延時間測定部は、前記第4の伝送端末と前記中継装置との間のデータ伝送に要する第4の遅延時間を測定し、
    前記待機時間算出部は、前記第4の伝送端末が当該送受信を停止する場合と、前記第1の遅延時間、前記第2の遅延時間、前記第3の遅延時間、及び前記第4の遅延時間のうち、前記第4の遅延時間が最も大きい場合に、前記第1の待機時間と前記第2の待機時間を再度算出する、
    請求項1または2に記載の伝送システム。
  4. 前記1の伝送端末は、前記第1の待機時間が変更された場合、前記第3の伝送端末から送信されたコンテンツデータを受信すると、前記変更の前後の差が解消されるまでの間、再生速度を調整して再生する、
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載の伝送システム。
  5. 前記遅延時間測定部は、前記コンテンツデータを送受信するプロトコルと同じプロトコルを用いて、前記第1の遅延時間、前記第2の遅延時間、及び前記第3の遅延時間を測定する、
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載の伝送システム。
  6. 第1の伝送端末、第2の伝送端末、第3の伝送端末、及び中継装置を有し、前記中継装置を介して、前記第1の伝送端末、前記第2の伝送端末、及び前記第3の伝送端末の間でコンテンツデータを送受信する伝送システムが、
    前記第1の伝送端末と前記中継装置との間のデータ伝送に要する第1の遅延時間、前記第2の伝送端末と前記中継装置との間のデータ伝送に要する第2の遅延時間、及び前記第3の伝送端末と前記中継装置との間のデータ伝送に要する第3の遅延時間を測定する遅延時間測定ステップと、
    前記第1の遅延時間、前記第2の遅延時間、及び前記第3の遅延時間に基づいて、前記1の伝送端末と前記2の伝送端末とが前記第3の伝送端末から送信されたコンテンツデータの再生を開始する前に待機する時間である第1の待機時間と第2の待機時間を算出する待機時間算出ステップと、
    前記1の伝送端末が、前記第3の伝送端末から送信されたコンテンツデータを、当該コンテンツデータを受信してから前記第1の待機時間を経過した後で再生するステップと、
    前記2の伝送端末とが、前記第3の伝送端末から送信されたコンテンツデータを、当該コンテンツデータを受信してから前記第2の待機時間を経過した後で再生するステップと、
    を実行する再生制御方法。
  7. 伝送端末であって、
    第1の端末と中継装置との間の第1の遅延時間、第2の端末と前記中継装置との間のデータ伝送に要する第2の遅延時間、及び前記伝送端末と前記中継装置との間のデータ伝送に要する第3の遅延時間に基づいて、待機時間を算出する待機時間算出部と、
    前記中継装置を介して第1の端末からのコンテンツデータを受信した際、前記待機時間を経過した後、前記コンテンツデータを再生する再生同期部と、
    を備える伝送端末。
  8. 伝送端末に、
    第1の端末と中継装置との間の第1の遅延時間、第2の端末と前記中継装置との間のデータ伝送に要する第2の遅延時間、及び前記伝送端末と前記中継装置との間のデータ伝送に要する第3の遅延時間に基づいて、待機時間を算出する手順と、
    前記中継装置を介して第1からの端末のコンテンツデータを受信すると、前記待機時間の経過後に、前記コンテンツデータを再生する手順と、
    を実行させるプログラム。
JP2015161140A 2015-08-18 2015-08-18 伝送システム、再生制御方法、伝送端末、及びプログラム Pending JP2017041696A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015161140A JP2017041696A (ja) 2015-08-18 2015-08-18 伝送システム、再生制御方法、伝送端末、及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015161140A JP2017041696A (ja) 2015-08-18 2015-08-18 伝送システム、再生制御方法、伝送端末、及びプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017041696A true JP2017041696A (ja) 2017-02-23

Family

ID=58206710

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015161140A Pending JP2017041696A (ja) 2015-08-18 2015-08-18 伝送システム、再生制御方法、伝送端末、及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017041696A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190100717A (ko) * 2018-02-21 2019-08-29 (주)형지엘리트 딜레이 타임 저감 기반 화상 회의 시스템, 그리고 이의 운영방법
WO2020022167A1 (ja) * 2018-07-27 2020-01-30 ソニー株式会社 音声通信端末、音声通信端末の情報処理方法、プログラム、配信サーバおよび配信サーバの情報処理方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190100717A (ko) * 2018-02-21 2019-08-29 (주)형지엘리트 딜레이 타임 저감 기반 화상 회의 시스템, 그리고 이의 운영방법
KR102035561B1 (ko) 2018-02-21 2019-10-23 (주)형지엘리트 딜레이 타임 저감 기반 화상 회의 시스템, 그리고 이의 운영방법
WO2020022167A1 (ja) * 2018-07-27 2020-01-30 ソニー株式会社 音声通信端末、音声通信端末の情報処理方法、プログラム、配信サーバおよび配信サーバの情報処理方法
JPWO2020022167A1 (ja) * 2018-07-27 2021-08-02 ソニーグループ株式会社 音声通信端末、音声通信端末の情報処理方法、プログラム、配信サーバおよび配信サーバの情報処理方法
US11563856B2 (en) 2018-07-27 2023-01-24 Sony Corporation Voice communication terminal, information processing method for voice communication terminal, distribution server, and information processing method for distribution server
JP7342867B2 (ja) 2018-07-27 2023-09-12 ソニーグループ株式会社 音声通信端末、音声通信端末の情報処理方法、プログラムおよび配信サーバの情報処理方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5998383B2 (ja) 伝送管理システム、伝送システム、伝送管理方法、及びプログラム
JP6182902B2 (ja) 伝送端末、伝送システム及びプログラム
JP5953689B2 (ja) 伝送管理システム、伝送システム、及び伝送管理システム用プログラム
JP6051782B2 (ja) 通信システムおよびプログラム
JP5811334B2 (ja) 伝送管理システム、伝送管理方法、プログラム、及び伝送システム
JP6372156B2 (ja) 接続制御システム、通信端末、通信システム、プログラム、及び接続制御方法
JP2012191598A (ja) 接続制御システム、伝送システム、及び接続制御システム用プログラム
JP5924119B2 (ja) 伝送管理システム、伝送システム、及び伝送管理システム用プログラム
JP6074915B2 (ja) 伝送管理システム、伝送システム、伝送管理方法、及び伝送管理システム用プログラム
JP6064367B2 (ja) 伝送管理システム、伝送システム、及び伝送管理システム用プログラム
JP5928148B2 (ja) 伝送管理システム、伝送システム、及び伝送管理システム用プログラム
JP2016082455A (ja) 伝送システム、伝送端末、伝送方法及び伝送プログラム
JP2016167813A (ja) 伝送管理システム、伝送システム、伝送管理用プログラム、プログラム提供システム、及びメンテナンスシステム
JP5831320B2 (ja) 伝送管理システム、伝送システム、及び伝送管理システム用プログラム
JP2015219844A (ja) セッション制御システム、通信端末、通信システム、プログラム、及びセッション制御方法
JP2016163222A (ja) 通信システム、通信方法、中継装置、およびプログラム
JP2016167658A (ja) 情報処理装置、情報処理プログラム、及び情報処理システム並びに情報処理方法
JP5953932B2 (ja) 中継装置選択装置、伝送システム、及び中継装置選択装置用プログラム
JP2017041696A (ja) 伝送システム、再生制御方法、伝送端末、及びプログラム
JP6365541B2 (ja) 管理システム、プログラム、伝送システム、管理方法及び記憶媒体
JP5899710B2 (ja) 伝送システム
JP2016167676A (ja) 通信端末装置、通信管理システム、通信方法、及びプログラム
JP2017092648A (ja) 管理システム、通信開始方法、及びプログラム
JP6128177B2 (ja) 伝送システム、伝送方法、及びプログラム
JP6229756B2 (ja) システム、管理システム、及び管理方法