JP2017041033A - システム、情報処理方法、情報処理装置およびプログラム - Google Patents

システム、情報処理方法、情報処理装置およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】クラウドシステム経由で印刷する際に、セキュリティ低下を抑制することができるシステム、情報処理方法、情報処理装置およびプログラムを提供する。
【解決手段】対応情報記憶手段112と機能利用要求受付手段116と判断手段114と承認画面表示制御手段117と機能実行手段118とを備える。対応情報記憶手段は、ユーザが所定の機能を利用する権限の状態を示す権限情報を記憶する。機能利用要求受付手段は、機能利用要求を情報端末から受け付ける。判断手段は、機能利用要求に含まれるユーザ識別情報に対応付けられた権限情報が示す状態を判断する。承認画面表示制御手段は、所定の機能を利用する権限が与えられていないと判断された場合、第1のユーザの情報端末に対して、承認画面を表示させる制御を行う。機能実行手段は、機能利用要求を認める指示を承認画面で受け付けた場合は、該機能利用要求に応じた所定の機能を実行する。
【選択図】図3

Description

本発明は、システム、情報処理方法、情報処理装置およびプログラムに関する。
近年、同じ空間内に存在する会議参加者が持参したモバイル端末をネットワークに接続し、参加者間において会議に用いられる情報をリアルタイムに共有できる会議支援システムが普及している。このような会議支援システムにおいては、会議で用いられる情報のセキュリティ強化のために、参加者のモバイル端末から会議支援システムの外部ネットワークへの接続は制限されている。
また、モバイル端末からインターネットを経由して、クラウドシステムにファイルを記憶させ、インターネット経由でクラウドシステムから取得したファイルをMFPで印刷するクラウド印刷システムが知られている。これは、クラウドシステムに登録した個人情報に紐付けて利用するシステムである(例えば特許文献1参照)。
上記会議支援システムではセキュリティ上、会議で用いられる情報を上記クラウドシステムに記憶させることができないため、MFPが接続されていない会議支援システムにおいては、会議で用いられる情報をクラウドシステム経由で印刷することができないという問題がある。
本発明は、上記課題に鑑み、外部ネットワークへの接続を制限している会議支援システムで共有されている情報をクラウドシステム経由で印刷することができるとともに、セキュリティ低下を抑制することができるシステム、情報処理方法、情報処理装置およびプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、ネットワークに接続され、かつ、第1のユーザおよび第2のユーザが利用する複数の情報端末と、前記ネットワークを介して各前記情報端末と接続される情報処理装置と、を含むシステムであって、前記情報端末のユーザを識別するユーザ識別情報と、前記第1のユーザおよび前記第2のユーザのうちの何れであるかを示す属性情報と、所定の機能を利用する権限の状態を示す権限情報と、を少なくとも対応付けた対応情報を記憶する対応情報記憶手段と、前記ユーザ識別情報を含み、かつ、前記所定の機能の利用を要求する機能利用要求を前記情報端末から受け付ける機能利用要求受付手段と、前記機能利用要求受付手段で受け付けた前記機能利用要求に含まれる前記ユーザ識別情報に対応付けられた前記権限情報が示す状態を判断する判断手段と、前記判断手段により、前記所定の機能を利用する権限が与えられていないと判断された場合、前記第1のユーザの前記情報端末に対して、受け付けた前記機能利用要求を認めるか否かの指示を受け付けるための承認画面を表示させる制御を行う承認画面表示制御手段と、前記機能利用要求を認める指示を前記承認画面で受け付けた場合は、該機能利用要求に応じた前記所定の機能を実行する機能実行手段と、を備えるシステムである。
本発明によれば、外部ネットワークへの接続を制限している会議支援システムで共有されている情報をクラウドシステム経由で印刷することができるとともに、セキュリティ低下を抑制することができる。
図1は、システムの構成の一例を示す図である。 図2は、データ処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 図3は、データ処理装置が有する機能の一例を示す図である。 図4は、対応情報記憶手段に記憶された情報の一例を示す図である。 図5は、印刷画面の一例を示す図である。 図6は、入出力の設定を受け付ける画面の一例を示す図である。 図7は、印刷の実行指示を受け付ける画面の一例を示す図である。 図8は、承認画面の一例を示す図である。 図9は、否認画面の一例を示す図である。 図10は、完了画面の一例を示す図である。 図11は、メールアドレス入力画面の一例を示す図である。 図12は、モバイル端末のハードウェア構成の一例を示す図である。 図13は、モバイル端末が有する機能の一例を示す図である。 図14は、クラウドサーバのハードウェア構成の一例を示す図である。 図15は、クラウドサーバが有する機能の一例を示す図である。 図16は、ユーザ情報記憶手段に記憶された情報の一例を示す図である。 図17は、MFPのハードウェア構成の一例を示す図である。 図18は、MFPが有する機能の一例を示す図である。 図19は、データ処理装置の動作例を示すフローチャートである。 図20は、データ処理装置の動作例を示すフローチャートである。 図21は、主催者端末の動作例を示すフローチャートである。 図22は、印刷利用権限を有する参加者のモバイル端末が、印刷の実行を指示する操作を受け付けた場合の動作手順の一例を示す図である。 図23は、印刷利用権限の設定が未設定の参加者のモバイル端末が、印刷の実行を指示する操作を受け付けた場合の動作手順の一例を示す図である。 図24は、主催者が今回の印刷要求を認めない指示を出す場合の動作手順の一例を説明する図である。 図25は、参加者の要求に応じてクラウド印刷システムにアップロードされた画像データを印刷する場合の動作手順の一例を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明に係るシステム、情報処理方法、情報処理装置およびプログラムの実施形態を詳細に説明する。
図1は、本実施形態のシステム構成の一例を示す図である。図1に示すように、本実施形態では、「システム」の一例である会議支援システム100と、「第2システム」の一例であるクラウド印刷システム200が構築される。
会議支援システム100は、データ処理装置10、「情報端末」の一例であるモバイル端末20を備える。データ処理装置10は、「ネットワーク」の一例である会議用ネットワーク30に接続されている。また、会議用ネットワーク30にはネットワーク制御装置40が接続されている。ネットワーク制御装置40は例えばアクセスポイントであり、ネットワーク制御装置40が発する電波の届く範囲を「結界」と称する場合がある。ネットワーク制御装置40は、Bluetooth(登録商標)やWiFi(Wireless Fidelity)などの無線通信技術を利用して、結界に存在するモバイル端末20(会議参加者が利用するモバイル端末20)を会議用ネットワーク30に接続するための仲介手段である。説明の便宜上、図1では、2台のモバイル端末20が例示されているが、これに限らず、ネットワーク制御装置40を介して会議用ネットワークに接続されるモバイル端末20の台数は任意である。説明の便宜上、以下では、「第1のユーザ」の一例である会議の主催者が利用するモバイル端末20を「主催者端末20A」、「第2のユーザ」の一例である会議の参加者が利用するモバイル端末20を「参加者端末20B」と称する場合がある。両者を区別しない場合は、単に「モバイル端末20」と称する。
クラウド印刷システム200は、「サーバ」の一例であるクラウドサーバ50と、「機器」の一例であるMFP(Multifunction Peripheral)60とを備え、これらは「第2ネットワーク」の一例であるクラウド用ネットワーク70を介して接続される。なお、MFP60は、コピー機能、スキャナ機能、プリンタ機能、ファクス機能などの複数の異なる機能を有する装置である。また、図1の例では、ネットワーク制御装置40はクラウド用ネットワーク70に接続され、データ処理装置10は、ネットワーク制御装置40を経由してクラウドサーバ50と通信することができる。
次に、会議支援システム100に含まれる各装置の具体的な内容を説明する。まず、データ処理装置10の具体的な構成を説明する。データ処理装置10は、会議全体を管理し、会議の資料等のデータを一元管理する装置である。図2は、データ処理装置10のハードウェア構成の一例を示す図である。図2に示すように、データ処理装置10は、CPU(Central Processing Unit)101、RAM(Random Access Memory)102、ROM(Read Only Memory)103、HDD(Hard Disk Drive)104、機器I/F105、ネットワークI/F108を有し、これらはバス109で互いに接続されている。また、機器I/F105には、表示部106および操作部107が接続されている。
CPU101は演算手段であり、データ処理装置10全体の動作を統括的に制御する。RAM102は、情報の高速な読み書きが可能な揮発性の記憶媒体であり、CPU101が情報を処理する際の作業領域として用いられる。ROM103は、読み出し専用の不揮発性記憶媒体であり、ファームウェア等のプログラムが格納されている。HDD104は、情報の読み書きが可能な不揮発性の記憶媒体であり、OS(Operating System)や各種の制御プログラム、アプリケーション・プログラム等が格納される。
機器I/F105は、表示部106および操作部107の各々をバス109に接続するためのインタフェースである。表示部106は、各種の情報を表示するための視覚的ユーザーインタフェースであり、例えばLCD(Liquid Crystal Display)などで構成される。操作部107は、キーボードやマウス等、ユーザがデータ処理装置10に対して各種の情報を入力するためのユーザーインタフェースである。ネットワークI/F108は、データ処理装置10を会議用ネットワーク30に接続するためのインタフェースである。
図3は、データ処理装置10が有する機能の一例を示す図である。説明の便宜上、図3では、本実施形態に関する機能を主に例示しているが、データ処理装置10が有する機能は、これらに限られるものではない。図3に示すように、データ処理装置10は、会議情報記憶手段111と、対応情報記憶手段112と、印刷画面要求受付手段113と、判断手段114と、印刷画面表示制御手段115と、印刷要求受付手段116と、承認画面表示制御手段117と、機能実行手段118とを有する。
会議情報記憶手段111は、会議の資料等のデータ(画像データ等)、会議の開始時間や終了時間、会議への参加/退出などの会議に関する情報(会議情報)を記憶する。
対応情報記憶手段112は、会議用ネットワーク30に接続されたモバイル端末20のユーザ(つまり会議参加者)を識別するユーザ識別情報(例えばユーザ名)と、主催者および参加者のうちの何れであるかを示す属性情報と、所定の機能の一例である印刷機能(この例ではクラウド印刷システム200が提供する印刷機能)を利用する権限(以下、「印刷利用権限」と称する場合がある)の状態を示す権限情報と、を少なくとも対応付けた対応情報を記憶する。
図4は、対応情報記憶手段112に記憶される情報の一例を示す図である。図4の例では、各対応情報は、ユーザ識別情報と、属性情報と、権限情報と、主催者および参加者のうちの何れのユーザ情報を利用するのかを示す利用情報とを紐付けた情報である。ユーザ情報は、クラウド印刷システム200が提供する機能を利用する権限を有するユーザを識別するための情報であり、この例では、ユーザIDとパスワードの組み合わせであるが、これに限られるものではない。また、図4の例では、権限情報は、印刷利用権限を有することを示す「有」、印刷利用権限が無いことを示す「無」、印刷利用権限の設定が未設定であることを示す「未設定」の3つの状態のうちの何れかを示す。
図3の説明を続ける。印刷画面要求受付手段113は、「入力画面要求受付手段」の一例であり、ユーザ識別情報を含み、かつ、後述の印刷要求の入力を行うための印刷画面(「入力画面」の一例)を要求する印刷画面要求をモバイル端末20から受け付ける。図5は、印刷画面の一例を示す図である。
判断手段114は、対応情報記憶手段112に記憶された対応情報を参照して、印刷画面要求受付手段113で受け付けた印刷画面求に含まれるユーザ識別情報に対応付けられた権限情報が示す状態を判断する。印刷画面要求受付手段113で受け付けた印刷画面求に含まれるユーザ識別情報に対応付けられた権限情報が印刷機能利用権限を有することを示す場合、または、印刷利用権限の設定が未設定であることを示す場合、印刷画面要求を送信してきたモバイル端末20に対して、有効な状態の印刷画面(印刷要求の入力を受け付け可能な状態の印刷画面)を表示させることを印刷画面表示制御手段115へ指示する。一方、印刷画面要求受付手段113で受け付けた印刷画面要求に含まれるユーザ識別情報に対応付けられた権限情報が、印刷利用権限が無いことを示す場合、印刷画面要求を送信してきたモバイル端末20に対して、無効な状態の印刷画面(印刷要求の入力を受け付け不能な状態の印刷画面)を表示させることを印刷画面表示制御手段115へ指示する。この例においては、有効な状態の印刷画面の場合は、図5に示す「印刷」というアイコンを押下する操作を受け付けると、例えば図6に示すような入出力の設定を受け付ける画面に遷移する。そして、入出力の設定を受け付けると(入出力の設定が完了すると)、例えば図7に示すような印刷の実行指示を受け付ける画面に遷移する。一方、無効な状態の印刷画面の場合、図5に示す「印刷」というアイコンを押下する操作を受け付けても、画面は遷移しないという具合である。
図3の説明を続ける。印刷画面表示制御手段115は、「入力画面表示制御手段」の一例であり、判断手段114の指示に応じて、印刷画面要求を送信してきたモバイル端末20に対して、有効な状態の印刷画面または無効な状態の印刷画面を表示させる制御を行う。要するに、印刷画面表示制御手段115は、印刷画面要求受付手段113で受け付けた印刷画面求に含まれるユーザ識別情報に対応付けられた権限情報が印刷機能利用権限を有することを示す場合、または、印刷利用権限の設定が未設定であることを示す場合、印刷画面要求を送信してきたモバイル端末20に対して、有効な状態の印刷画面を表示させる制御を行う。具体的には、モバイル端末20に対して、データ処理装置10が予め保持している有効な状態の印刷画面を送信する制御を行う。また、印刷画面表示制御手段115は、印刷画面要求受付手段113で受け付けた印刷画面要求に含まれるユーザ識別情報に対応付けられた権限情報が、印刷利用権限が無いことを示す場合、印刷画面要求を送信してきたモバイル端末20に対して、無効な状態の印刷画面を表示させる制御を行う。具体的には、モバイル端末20に対して、データ処理装置10が予め保持している無効な状態の印刷画面を送信する制御を行う。なお、これに限らず、例えばモバイル端末20に対して、印刷画面を送信しない制御を行ってもよい。この態様も、「モバイル端末20に対して、無効な状態の印刷画面を表示させる制御」の一例に含まれる。
印刷要求受付手段116は、「機能利用要求受付手段」の一例であり、ユーザ識別情報を含み、かつ、印刷機能の利用を要求する印刷要求をモバイル端末20から受け付ける。この例では、判断手段114は、対応情報記憶手段112に記憶された対応情報を参照して、印刷要求受付手段116で受け付けた印刷要求に含まれるユーザ識別情報に対応付けられた権限情報の状態を判断する。印刷要求受付手段116で受け付けた印刷要求に含まれるユーザ識別情報に対応付けられた権限情報が、印刷利用権限の設定が未設定であることを示す場合(すなわち、印刷利用権限が与えられていない場合)、主催者端末20Aに対して、受け付けた印刷要求を認めるか否かの指示を受け付けるための承認画面を表示させることを承認画面表示制御手段117へ指示する。承認画面の具体例については後述する。
また、判断手段114は、対応情報記憶手段112に記憶された対応情報を参照して、印刷要求受付手段116で受け付けた印刷要求に含まれるユーザ識別情報に対応付けられた権限情報が印刷利用権限を有していることを示し、かつ、該ユーザ識別情報に対応付けられた利用情報が主催者のユーザ情報を利用することを示す場合は、主催者のユーザ情報に紐付くメールアドレスを用いて、受け付けた印刷要求の対象となるデータを添付したメールをクラウドサーバ50へ送信することを機能実行手段118へ指示する。この例では、印刷要求は、会議情報記憶手段111のうち該印刷要求の対象となる画像データの格納位置を示すファイルパスを含んでいる。また、データ処理装置10は、主催者のユーザ情報に紐付くメールアドレスを予め把握している。例えば主催者のユーザ情報がクラウドサーバ50に登録される際に、クラウドサーバ50から、主催者のユーザ情報に紐付くメールアドレスの通知を受けることができる。ここでは、主催者のユーザ情報は、予めクラウドサーバ50に登録されていることを前提とする。
また、判断手段114は、対応情報記憶手段112に記憶された対応情報を参照して、印刷要求受付手段116で受け付けた印刷要求に含まれるユーザ識別情報に対応付けられた権限情報が印刷利用権限を有していることを示し、かつ、該ユーザ識別情報に対応付けられた利用情報が参加者のユーザ情報を利用することを示す場合は、印刷要求を送信してきたモバイル端末20に対して、メールアドレスの入力を受け付けるメールアドレス入力画面を表示させる制御を行い、メールアドレス入力画面で受け付けたメールアドレスを用いて、受け付けた印刷要求の対象となるデータを添付したメールをクラウドサーバ50へ送信することを機能実行手段118へ指示する。メールアドレス入力画面の具体例については後述する。
承認画面表示制御手段117は、判断手段114からの指示に応じて、主催者端末20Aに対して、承認画面を表示させる制御を行う。具体的には、主催者端末20Aに対して、データ処理装置10が予め保持している承認画面を送信する制御を行う。要するに、承認画面表示制御手段117は、判断手段114により、印刷利用権限が与えられていないと判断された場合、主催者端末20Aに対して、受け付けた印刷要求を認めるか否かの指示を受け付けるための承認画面を表示させる制御を行う。また、この例では、承認画面表示制御手段117は、モバイル端末20から、承認画面で受け付けた指示を示す入力信号を受け取り、その受け取った入力信号を機能実行手段118へ渡す。
図8は、承認画面の一例を示す図である。図8の例では、承認画面には、認めるか否かの対象となる印刷要求(受け付けた印刷要求)を特定可能な情報として、該印刷要求を送信してきたモバイル端末20のユーザ識別情報(図8の例では「Guest4」)と、該印刷要求の対象となるデータを特定可能な情報(図8の例では「会議資料.pdf」というファイル名)とが表示される。また、承認画面には、印刷要求を認める指示を受け付けるためのアイコン301と、印刷要求を認めない指示を受け付けるためのアイコン302と、今後も同様に処理するか否かの指示を受け付けるためのチェックボックス303と、利用するユーザ情報として主催者のユーザ情報を選択するか否かの指示を受け付けるためのチェックボックス304と、参加者のユーザ情報を選択するか否かの指示を受け付けるためのチェックボックス305とが表示される。
この例では、主催者端末20Aのユーザ(主催者)が、チェックボックス303およびチェックボックス304の各々にチェックを入れるとともにチェックボックス305にはチェックを入れず、かつ、アイコン301を押下した場合は、受け付けた印刷要求(今回の印刷要求)を送信してきたモバイル端末20に対して印刷利用権限を与え(今後も印刷要求を認めることになる)、かつ、主催者のユーザ情報を利用させる指示を承認画面で受け付けたことになり、承認画面表示制御手段117は、該指示を示す入力信号を主催者端末20Aから受け取る。
また、例えば主催者端末20Aのユーザ(主催者)が、チェックボックス303およびチェックボックス305の各々にチェックを入れるとともにチェックボックス304にはチェックを入れず、かつ、アイコン301を押下した場合は、受け付けた印刷要求を送信してきたモバイル端末20に対して印刷利用権限を与え、かつ、参加者のユーザ情報を利用させる指示を承認画面で受け付けたことになり、承認画面表示制御手段117は、該指示を示す入力信号を主催者端末20Aから受け取る。
また、例えば主催者端末20Aのユーザ(主催者)が、チェックボックス304にチェックを入れるとともにチェックボックス303およびチェックボックス305の各々にはチェックを入れず、かつ、アイコン301を押下した場合は、受け付けた印刷要求に限って(今回の印刷要求に限って)認め、かつ、主催者のユーザ情報を利用させる指示を承認画面で受け付けたことになり、承認画面表示制御手段117は、該指示を示す入力信号を主催者端末20Aから受け取る。
また、例えば主催者端末20Aのユーザ(主催者)が、チェックボックス305にチェックを入れるとともにチェックボックス303およびチェックボックス304の各々にはチェックを入れず、かつ、アイコン301を押下した場合は、受け付けた印刷要求に限って(今回の印刷要求に限って)認め、かつ、参加者のユーザ情報を利用させる指示を承認画面で受け付けたことになり、承認画面表示制御手段117は、該指示を示す入力信号を主催者端末20Aから受け取る。
また、例えば主催者端末20Aのユーザ(主催者)が、チェックボックス303にチェックを入れ、かつ、アイコン302を押下した場合は、受け付けた印刷要求を送信してきたモバイル端末20に対しては印刷利用権限を与えない指示を承認画面で受け付けたことになり、承認画面表示制御手段117は、該指示を示す入力信号を主催者端末20Aから受け取る。
また、例えば主催者端末20Aのユーザ(主催者)が、チェックボックス303にチェックを入れず、かつ、アイコン302を押下した場合は、受け付けた印刷要求に限って(今回の印刷要求に限って)認めない指示を承認画面で受け付けたことになり、承認画面表示制御手段117は、該指示を示す入力信号を主催者端末20Aから受け取る。
図3の説明を続ける。機能実行手段118は、判断手段114からの指示、または、承認画面表示制御手段117から受け取った入力信号に応じて、各種の制御を行う。
承認画面表示制御手段117から受け取った入力信号に応じた制御は以下のとおりである。機能実行手段118は、印刷要求を認める指示を承認画面で受け付けた場合は、該印刷要求に応じた機能(この例では印刷機能)を実行する。また、機能実行手段118は、印刷要求を認めない指示を承認画面で受け付けた場合は、該印刷要求を送信してきたモバイル端末20に対して、印刷要求は否認されたことを通知する制御を行う。例えば図9に示すような、印刷要求は否認されたことを示す否認画面をモバイル端末20に表示させる制御を行うこともできる。なお、機能実行手段118は、受け付けた印刷要求に限って認めない指示を承認画面で受け付けた場合は、対応情報の変更は行わない。一方、受け付けた印刷要求を送信してきたモバイル端末20に対しては印刷利用権限を与えない指示を承認画面で受け付けた場合は、該受け付けた印刷要求(今回の印刷要求)に含まれるユーザ識別情報に対応付けられた権限情報を、印刷利用権限が無いことを示す状態に変更する制御を行う。
また、機能実行手段118は、受け付けた印刷要求に限って認める指示を承認画面で受け付けた場合は、対応情報を変更することなく、該印刷要求に応じた機能を実行する。また、機能実行手段118は、受け付けた印刷要求を送信してきたモバイル端末20に対して印刷利用権限を与える指示を承認画面で受け付けた場合は、受け付けた印刷要求に含まれるユーザ識別情報に対応付けられた権限情報を、印刷利用権限を有することを示す状態に変更し、該印刷要求に応じた機能を実行する。
また、機能実行手段118は、印刷要求を認める指示(この例では、受け付けた印刷要求に限って認める指示、または、受け付けた印刷要求を送信してきたモバイル端末20に対して印刷利用権限を与える指示)とともに主催者のユーザ情報を利用させる指示を承認画面で受け付けた場合は、主催者のユーザ情報に紐付くメールアドレスを用いて、受け付けた印刷要求の対象となるデータを添付したメールをクラウドサーバ50へ送信する制御を行う。この例では、機能実行手段118は、主催者のユーザ情報に紐付くメールアドレスを送信元とし、会議情報記憶手段111のうち、受け付けた印刷要求に含まれるファイルパスで特定される位置から読み出した画像データ(印刷要求の対象となるデータ)を添付したメールをクラウドサーバ50へ送信する制御を行う。機能実行手段118は、メール送信後、印刷要求の要求元のモバイル端末20に対して、図10に示すような、印刷要求の対象となる画像データのアップロードが完了したことを示す完了画面を送信する。
また、機能実行手段118は、印刷要求を認める指示(この例では、受け付けた印刷要求に限って認める指示、または、受け付けた印刷要求を送信してきたモバイル端末20に対して印刷利用権限を与える指示)とともに参加者のユーザ情報を利用させる指示を承認画面で受け付けた場合は、印刷要求を送信してきたモバイル端末20に対して、メールアドレスの入力を受け付けるメールアドレス入力画面を表示させる制御を行い、メールアドレス入力画面で受け付けたメールアドレスを用いて、受け付けた印刷要求の対象となるデータを添付したメールをクラウドサーバ50へ送信する制御を行う。この例では、機能実行手段118は、データ処理装置10が予め保持しているメールアドレス入力画面をモバイル端末20に送信し、該モバイル端末20から、メールアドレス入力画面で受け付けたメールアドレスを示す入力信号を受信することができる。
図11は、メールアドレス入力画面の一例を示す図である。この例では、クラウド印刷システム200を利用するためには、予めクラウドサーバ50にユーザ情報を登録する必要があり、ユーザ情報の登録を完了したユーザに対しては、その登録したユーザ情報に紐付くメールアドレスがクラウドサーバ50から通知される。メールアドレス入力画面が表示されたモバイル端末20のユーザは、自身のユーザ情報に紐付くメールアドレスを入力することができる。
一方、判断手段114からの指示に従った、機能実行手段118の制御は以下のとおりである。機能実行手段118は、印刷要求受付手段116で受け付けた印刷要求に含まれるユーザ識別情報に対応付けられた権限情報が印刷利用権限を有していることを示し、かつ、該ユーザ識別情報に対応付けられた利用情報が主催者のユーザ情報を利用することを示す場合は、主催者のユーザ情報に紐付くメールアドレスを用いて、該印刷要求の対象となるデータを添付したメールをクラウドサーバ50へ送信する制御を行う。
また、機能実行手段118は、印刷要求受付手段116で受け付けた印刷要求に含まれるユーザ識別情報に対応付けられた権限情報が印刷利用権限を有していることを示し、かつ、該ユーザ識別情報に対応付けられた利用情報が参加者のユーザ情報を利用することを示す場合は、該印刷要求を送信してきたモバイル端末20に対して、メールアドレスの入力を受け付けるメールアドレス入力画面を表示させる制御を行い、メールアドレス入力画面で受け付けたメールアドレスを用いて、該印刷要求の対象となるデータを添付したメールをクラウドサーバ50へ送信する制御を行う。
以上に説明した印刷画面要求受付手段113、判断手段114、印刷画面表示制御手段115、印刷要求受付手段116、承認画面表示制御手段117、および、機能実行手段118の各々の機能は、CPU101がROM103等に格納されたプログラムを実行することにより実現される。なお、これに限らず、印刷画面要求受付手段113、判断手段114、印刷画面表示制御手段115、印刷要求受付手段116、承認画面表示制御手段117、および、機能実行手段118のうちの少なくとも一部の機能が専用のハードェア回路で実現されてもよい。また、以上に説明した会議情報記憶手段111および対応情報記憶手段112は、例えばROM103等により実現することができる。
次に、モバイル端末20の具体的な構成を説明する。図12は、モバイル端末20のハードウェア構成の一例を示す図である。モバイル端末20は、例えばスマートフォンやタブレットなどの可搬型の多機能デバイス(スマートデバイス)で構成される。図12に示すように、モバイル端末20は、CPU(Central Processing Unit)201、RAM(Random Access Memory)202、ROM(Read Only Memory)203、HDD(Hard Disk Drive)204、機器I/F205、無線通信I/F208を有し、これらはバス209で互いに接続されている。また、機器I/F205には、表示部206および操作部207が接続されている。
CPU201は演算手段であり、モバイル端末20全体の動作を統括的に制御する。RAM202は、情報の高速な読み書きが可能な揮発性の記憶媒体であり、CPU201が情報を処理する際の作業領域として用いられる。ROM203は、読み出し専用の不揮発性記憶媒体であり、ファームウェア等のプログラムが格納されている。HDD204は、情報の読み書きが可能な不揮発性の記憶媒体であり、OS(Operating System)や各種の制御プログラム、アプリケーション・プログラム等が格納される。
機器I/F205は、表示部206および操作部207の各々をバス209に接続するためのインタフェースである。表示部206は、各種の情報を表示するための視覚的ユーザーインタフェースであり、例えばLCD(Liquid Crystal Display)などで構成される。操作部207は、キーボードやマウス等、ユーザがモバイル端末20に対して各種の情報を入力するためのユーザーインタフェースである。無線通信I/F208は、モバイル端末20がネットワーク制御装置40と無線通信を行うためのインタフェースである。
図13は、モバイル端末20が有する機能の一例を示す図である。説明の便宜上、図13では、本実施形態に関する機能を主に例示しているが、モバイル端末20が有する機能は、これらに限られるものではない。図13に示すように、モバイル端末20は、表示制御手段211と、印刷画面要求生成手段212と、印刷画面要求送信手段213と、印刷要求生成手段214と、印刷要求送信手段215とを有する。
表示制御手段211は、各種の情報やデータ処理装置10から受け取った各種の画面(上述の印刷画面、メールアドレス入力画面、および、承認画面等)を表示部206に表示する制御を行う。主催者端末20Aの場合、表示制御手段211は、データ処理装置10から受信した承認画面(図8参照)を表示部206に表示する制御を行い、承認画面で受け付けた指示を示す入力信号をデータ処理装置10へ送信する制御を行う。また、参加者端末20Bの場合、表示制御手段211は、データ処理装置10から受信したメールアドレス入力画面(図11参照)を表示部206に表示する制御を行い、メールアドレス入力画面で受け付けたメールアドレスを示す入力信号をデータ処理装置10へ送信する制御を行う。
印刷画面要求生成手段212は、モバイル端末20のユーザの操作に応じて、印刷画面要求を生成する。例えば表示部206に表示されるホーム画面上の「印刷」を示すアイコンを押下する操作を受け付けた場合、印刷画面要求生成手段212は、ユーザ識別情報を含み、かつ、印刷画面を要求する印刷画面要求を生成する形態であってもよい。印刷画面要求送信手段213は、印刷画面要求生成手段212により生成された印刷画面要求をデータ処理装置10へ送信する。
印刷要求生成手段214は、ユーザの操作に応じて、印刷要求を生成する。例えば図7に示す印刷画面上の「印刷開始」を示すアイコンを押下する操作(印刷の実行を指示する操作)を受け付けた場合、ユーザ識別情報を含み、かつ、印刷機能の利用を要求する印刷要求を生成する形態であってもよい。印刷要求送信手段215は、印刷要求生成手段214により生成された印刷要求をデータ処理装置10へ送信する。
以上に説明した表示制御手段211、印刷画面要求生成手段212、印刷画面要求送信手段213、印刷要求生成手段214、および、印刷要求送信手段215の各々の機能は、CPU201がROM203等に格納されたプログラムを実行することにより実現される。なお、これに限らず、表示制御手段211、印刷画面要求生成手段212、印刷画面要求送信手段213、印刷要求生成手段214、および、印刷要求送信手段215のうちの少なくとも一部の機能が専用のハードェア回路で実現されてもよい。
次に、クラウド印刷システム200に含まれる各装置の具体的な内容を説明する。まず、クラウドサーバ50の具体的な構成を説明する。図14は、クラウドサーバ50のハードウェア構成の一例を示す図である。図14に示すように、クラウドサーバ50は、CPU(Central Processing Unit)501、RAM(Random Access Memory)502、ROM(Read Only Memory)503、HDD(Hard Disk Drive)504、機器I/F505、ネットワークI/F508を有し、これらはバス509で互いに接続されている。また、機器I/F505には、表示部506および操作部507が接続されている。
CPU501は演算手段であり、クラウドサーバ50全体の動作を統括的に制御する。RAM502は、情報の高速な読み書きが可能な揮発性の記憶媒体であり、CPU501が情報を処理する際の作業領域として用いられる。ROM503は、読み出し専用の不揮発性記憶媒体であり、ファームウェア等のプログラムが格納されている。HDD504は、情報の読み書きが可能な不揮発性の記憶媒体であり、OS(Operating System)や各種の制御プログラム、アプリケーション・プログラム等が格納される。
機器I/F505は、表示部506および操作部507の各々をバス509に接続するためのインタフェースである。表示部506は、各種の情報を表示するための視覚的ユーザーインタフェースであり、例えばLCD(Liquid Crystal Display)などで構成される。操作部507は、キーボードやマウス等、ユーザがクラウドサーバ50に対して各種の情報を入力するためのユーザーインタフェースである。ネットワークI/F508は、クラウドサーバ50をクラウド用ネットワーク70に接続するためのインタフェースである。
図15は、クラウドサーバ50が有する機能の一例を示す図である。説明の便宜上、図15では、本実施形態に関する機能を主に例示しているが、クラウドサーバ50が有する機能は、これらに限られるものではない。図15に示すように、クラウドサーバ50は、ユーザ情報記憶手段511と、データ記憶手段512と、記憶制御手段513と、データ要求受付手段514と、データ送信制御手段515とを有する。
ユーザ情報記憶手段511は、クラウド印刷システム200が提供する機能を利用する権限を有するユーザを識別するためのユーザ情報を予め保持している。図16は、ユーザ情報記憶手段511に記憶された情報の一例を示す図であり、クラウド印刷システム200が提供する機能を利用する権限を有するユーザごとに、ユーザIDとパスワードの組み合わせで構成されるユーザ情報を登録する。クラウドサーバ50は、ユーザ情報記憶手段511にユーザ情報を登録する際に、該ユーザ情報に紐付くメールアドレスを生成し、生成したメールアドレスを、該ユーザ情報で識別されるユーザ(該ユーザのモバイル端末20)へ通知する。例えばユーザ情報記憶手段511は、クラウド印刷システム200が提供する機能を利用する権限を有するユーザごとに、ユーザ情報とメールアドレスとを紐付けて記憶する形態であってもよい。
データ記憶手段512は、MFP60が印刷機能を提供する際に用いるデータを記憶する。記憶制御手段513は、データ処理装置10から受信したメールの送信元のメールアドレスに紐付くユーザ情報と、ユーザ情報記憶手段511に記憶された何れかのユーザ情報とが一致する場合は、該受信したメールに添付されたデータとユーザ情報とを紐付けてデータ記憶手段512に記憶する。なお、例えばデータ処理装置10から受信したメールの中に、該メールの送信元のメールアドレスに紐付くユーザ情報が予め含まれる形態であってもよい。また、例えばユーザ情報記憶手段511は、クラウド印刷システム200が提供する機能を利用する権限を有するユーザごとに、ユーザ情報とメールアドレスとを紐付けて記憶する形態であってもよく、記憶制御手段513は、ユーザ情報記憶手段511の中に、データ処理装置10から受信したメールの送信元のメールアドレスと一致するメールアドレスが存在するか否かを確認してもよい。一致するメールアドレスが存在する場合は、データ処理装置10から受信したメールの送信元のメールアドレスに紐付くユーザ情報と、ユーザ情報記憶手段511に記憶された何れかのユーザ情報とが一致すると判断することができる。
データ要求受付手段514は、ユーザ情報を含み、かつ、データを要求するデータ要求をMFP60から受け付ける。データ送信制御手段515は、データ記憶手段512に記憶されたデータのうち、データ要求受付手段514で受け付けたデータ要求に含まれるユーザ情報に紐付けられた1以上のデータをMFP60へ送信する制御を行う。また、この例では、データ送信制御手段515は、データ要求受付手段514で受け付けたデータ要求に含まれるユーザ情報と一致するユーザ情報がユーザ情報記憶手段511に登録されていない場合は、認証失敗を示す認証失敗画面をMFP60に表示させる制御を行う。この例では、データ送信制御手段515は、予めクラウドサーバ50が保持している認証失敗画面をMFP60へ送信する制御を行う。
以上に説明した記憶制御手段513、データ要求受付手段514、および、データ送信制御手段515の各々の機能は、CPU501がROM503等に格納されたプログラムを実行することにより実現される。なお、これに限らず、記憶制御手段513、データ要求受付手段514、および、データ送信制御手段515のうちの少なくとも一部の機能が専用のハードェア回路で実現されてもよい。また、以上に説明したユーザ情報記憶手段511およびデータ記憶手段512は、例えばROM503等により実現できる。
次に、MFP60の具体的な構成を説明する。図17は、MFP60のハードウェア構成の一例を示す図である。図17に示すように、MFP60は、CPU601と、ROM602と、RAM603と、入力部604と、ネットワークI/F605と、エンジン部606とを備え、これらはバスを介して接続される。
CPU601は、ROM602等に記憶されているプログラムをRAM603上に読み出して実行し、MFP60の動作を統括的に制御する。入力部604は、MFP60に対する各種入力を行うものであり、タッチパネル、及びキースイッチなどが挙げられる。ネットワークI/F605は、MFP60をネットワークに接続するためのインタフェースである。
エンジン部606は、コピー機能、スキャナ機能、ファクス機能、および、プリンタ機能を実現させるための、汎用的な情報処理及び通信以外の処理を行うハードウェアである。例えば、原稿の画像をスキャンして読み取るスキャナ(画像読取部)、用紙等のシート材への印刷を行うプロッタ(画像形成部)、ファクス通信を行うファクス部などを備えている。
図18は、MFP60が有する機能の一例を示す図である。説明の便宜上、図18では、本実施形態に関する機能を主に例示しているが、MFP60が有する機能は、これらに限られるものではない。図18に示すように、MFP60は、ユーザ情報受付手段611と、データ要求生成手段612と、データ要求送信手段613と、表示制御手段614と、印刷制御手段615とを有する。
ユーザ情報受付手段611は、ユーザ情報を受け付ける。印刷を行おうとするユーザは、ユーザIDとパスワードをMFP60の操作パネル(入力部604)に入力し、ユーザ情報受付手段611は、その入力されたユーザ情報を受け付ける。
データ要求生成手段612は、ユーザ情報受付手段611で受け付けたユーザ情報を含み、該ユーザ情報に紐付くデータを要求するデータ要求を生成する。データ要求送信手段613は、データ要求生成手段612により生成されたデータ要求をクラウドサーバ50へ送信する。
表示制御手段614は各種の画面を入力部604に表示する制御を行う。例えばデータ要求に対する応答として受信したデータの一覧を含む画面を表示することもできるし、データ要求に含まれるユーザ情報の認証に失敗した場合にクラウドサーバ50から受け取る認証失敗画面を表示することもできる。
印刷制御手段615は、データ要求に対する応答として受信したデータの一覧を含む画面を介して、何れかのデータの印刷を実行する指示を受け付けた場合、該データの印刷を実行するようエンジン部606を制御する。
以上に説明したユーザ情報受付手段611、データ要求生成手段612、データ要求送信手段613、表示制御手段614、および、印刷制御手段615の各々の機能は、CPU601がROM602等に格納されたプログラムを実行することにより実現される。なお、これに限らず、ユーザ情報受付手段611、データ要求生成手段612、データ要求送信手段613、表示制御手段614、および、印刷制御手段615のうちの少なくとも一部の機能が専用のハードェア回路で実現されてもよい。
図19は、上述の印刷画面要求を受け付けた場合のデータ処理装置10の動作例を示すフローチャートである。データ処理装置10は、対応情報記憶手段112に記憶された対応情報を参照して、受け付けた印刷画面要求に含まれるユーザ識別情報に対応付けられた属性情報が主催者を示すか否かを確認する(ステップS1)。ステップS1の結果が肯定の場合(ステップS1:Yes)、この例では主催者は必ず印刷利用権限を有するように設定されるので(つまり、該ユーザ識別情報に対応付けられた権限情報は「有」を示すので)、印刷画面要求を送信してきたモバイル端末20に対して、有効な状態の印刷画面を表示させる制御を行う(ステップS2)。具体的な内容は上述したとおりである。
上述のステップS1の結果が否定の場合(ステップS1:No)、データ処理装置10は、受け付けた印刷画面要求に含まれるユーザ識別情報に対応付けられた権限情報が「無」を示すか否かを確認する(ステップS3)。ステップS3の結果が否定の場合(ステップS3:No)、処理はステップS2に移行する。ステップS3の結果が肯定の場合(ステップS3:Yes)、印刷画面要求を送信してきたモバイル端末20に対して、無効な状態の印刷画面を表示させる制御を行う(ステップS4)。具体的な内容は上述したとおりである。
上述したように、有効な状態の印刷画面が表示されたモバイル端末20においては、ユーザの操作に応じて画面が遷移していき、上述の印刷要求を生成してデータ処理装置10へ送信する。図20は、上述の印刷要求を受け付けた場合のデータ処理装置10の動作例を示すフローチャートである。データ処理装置10は、対応情報記憶手段112に記憶された対応情報を参照して、受け付けた印刷要求に含まれるユーザ識別情報に対応付けられた権限情報が「未設定」を示すか否かを確認する(ステップS11)。
以下、ステップS11の結果が否定の場合(ステップS11:No)、つまり権限情報が「有」を示す場合を説明する。この場合、データ処理装置10は、受け付けた印刷要求に含まれるユーザ識別情報に対応付けられた利用情報が主催者のユーザ情報を利用することを示すか否かを確認する(ステップS12)。ステップS12の結果が肯定の場合(ステップS12:Yes)、主催者のユーザ情報に紐付くメールアドレスを用いて、受け付けた印刷要求に含まれるファイルバスで特定される画像データを添付したメールをデータ処理装置10へ送信する(ステップS14)。ステップS12の結果が否定の場合(ステップS12:No)、印刷要求を送信してきたモバイル端末20に対して、メールアドレス入力画面を表示させる制御を行い(ステップS13)、メールアドレス入力画面で受け付けたメールアドレスを用いて、受け付けた印刷要求に含まれるファイルバスで特定される画像データを添付したメールをデータ処理装置10へ送信する(ステップS14)。
次に、ステップS11の結果が肯定の場合(ステップS11:Yes)を説明する。この場合、データ処理装置10は、主催者端末20Aに対して承認画面を表示させる制御を行う(ステップS15)。上述したように、この例では、データ処理装置10は、主催者端末20Aに対して承認画面を送信する制御を行い、承認画面で受け付けた指示を示す入力信号を主催者端末20Aから受信する。
ここで、承認画面を受信した場合の主催者端末20Aの動作例を説明する。図21は、この場合の主催者端末20Aの動作例を示すフローチャートである。まず主催者端末20Aは承認画面を表示する(ステップS21)。次に、印刷要求を認める指示を受け付けたか否かを確認する(ステップS22)。この例では、図8に示すアイコン301を押下する操作を受け付けたか否かを確認する。
以下、ステップS22の結果が肯定の場合(ステップS22:Yes)を説明する。この場合、今回の印刷要求に限って認める指示を受け付けたか否かを確認する(ステップS23)。この例では、図8に示すチェックボックス303にチェックを入れる操作を受け付けていないか否かを確認する。ステップS23の結果が否定の場合(ステップS23:No)、主催者のユーザ情報を利用する指示を受け付けたか否かを確認する(ステップS24)。この例では、図8に示すチェックボックス304にチェックを入れる操作を受け付けたか否かを確認する。ステップS24の結果が肯定の場合(ステップS24:Yes)、今回の印刷要求を送信してきたモバイル端末に対して印刷利用権限を与え、かつ、主催者のユーザ情報を利用させる指示を示す入力信号をデータ処理装置10へ送信する(ステップS25)。ステップS24の結果が否定の場合(ステップS24:No)、つまり、図8に示すチェックボックス305にチェックを入れる操作を受け付けた場合、今回の印刷要求を送信してきたモバイル端末20に対して印刷利用権限を与え、かつ、参加者のユーザ情報を利用させる指示を示す入力信号をデータ処理装置10へ送信する(ステップS26)。
一方、上述のステップS23の結果が肯定の場合(ステップS23:Yes)も同様に、主催者のユーザ情報を利用する指示を受け付けたか否かを確認する(ステップS27)。ステップS27の結果が肯定の場合(ステップS27:Yes)、今回の印刷要求に限って認め、かつ、主催者のユーザ情報を利用させる指示を示す入力信号をデータ処理装置10へ送信する(ステップS28)。ステップS27の結果が否定の場合(ステップS27:No)、今回の印刷要求に限って認め、かつ、参加者のユーザ情報を利用させる指示を示す入力信号をデータ処理装置10へ送信する(ステップS29)。
次に、上述のステップS22の結果が否定の場合(ステップS22:No)を説明する。この場合、今回の印刷要求に限って認めない指示を受け付けたか否かを確認する(ステップS30)。この例では、図8に示すチェックボックス303にチェックを入れる操作を受け付けていないか否かを確認する。ステップS30の結果が肯定の場合(ステップS30:Yes)、主催者のユーザ情報を利用する指示を受け付けたか否かを確認する(ステップS31)。ステップS31の結果が肯定の場合(ステップS31:Yes)、今回の印刷要求に限って認めず、かつ、主催者のユーザ情報を利用させる指示を示す入力信号をデータ処理装置10へ送信する(ステップS32)。ステップS31の結果が否定の場合(ステップS31:No)、今回の印刷要求に限って認めず、かつ、参加者のユーザ情報を利用させる指示を示す入力信号をデータ処理装置10へ送信する(ステップS33)。
一方、上述のステップS30の結果が否定の場合(ステップS30:No)も同様に、主催者のユーザ情報を利用する指示を受け付けたか否かを確認する(ステップS34)。ステップS34の結果が肯定の場合(ステップS34:Yes)、今回の印刷要求を送信してきたモバイル端末20に対して印刷利用権限を与えず、かつ、主催者のユーザ情報を利用させる指示を示す入力信号をデータ処理装置10へ送信する(ステップS35)。ステップ34の結果が否定の場合(ステップS34:No)、今回の印刷要求を送信してきたモバイル端末20に対して印刷利用権限を与えず、かつ、参加者のユーザ情報を利用させる指示を示す入力信号をデータ処理装置10へ送信する(ステップS36)。
図20に戻って説明を続ける。ステップS15の後、データ処理装置10は、主催者端末20Aから受信した入力信号に基づく対応情報の設定を行う(ステップS16)。例えば、今回の印刷要求を送信してきたモバイル端末20に対して印刷利用権限を与える指示を示す入力信号を受信した場合は、該印刷要求に含まれるユーザ識別情報に対応付けられた権限情報を「有」を示す権限情報に変更する。また、例えば今回の印刷要求を送信してきたモバイル端末20に対して印刷利用権限を与えない指示を示す入力信号を受信した場合は、該印刷要求に含まれるユーザ識別情報に対応付けられた権限情報を「無」を示す権限情報に変更するという具合である。
そして、データ処理装置10は、今回の印刷要求を認める指示を示す入力信号を受信していた場合(ステップS17:Yes)、受信した入力信号に基づいて、主催者のユーザ情報を利用するか否かを確認する(ステップS14)。以降の処理は上述したとおりである。一方、今回の印刷要求を認めない指示を示す入力信号を受信していた場合(ステップS17:No)、処理は終了する。
図22は、印刷利用権限を有する参加者のモバイル端末(参加者端末)20Bが、印刷の実行を指示する操作を受け付けた場合の動作手順の一例を示す図である。図22に示すように、まずモバイル端末20Bは、受け付けた操作に応じて上述の印刷要求を生成する(ステップS41)。次に、モバイル端末20Bは、ステップS41で生成した印刷要求をデータ処理装置10へ送信する(ステップS42)。印刷要求を受信したデータ処理装置10は、対応情報記憶手段112に記憶された対応情報を参照して、該印刷要求に含まれるユーザ識別情報に対応付けられた権限情報を確認する(ステップS43)。この例では、該印刷要求に含まれるユーザ識別情報に対応付けられた権限情報は「有」を示すことになる。
以下、モバイル端末20Bから受信した印刷要求に含まれるユーザ識別情報に対応付けられた利用情報が、参加者のユーザ情報を利用することを示す場合と、主催者のユーザ情報を利用することを示す場合とに分けて説明する。まず、参加者のユーザ情報を利用することを示す場合を例に挙げて説明する。この場合、データ処理装置10は、上述のメールアドレス入力画面をモバイル端末20Bへ送信する(ステップS44)。モバイル端末20Bは、データ処理装置10から受信したメールアドレス入力画面を表示し(ステップS45)、メールアドレスの入力を受け付ける。そして、メールアドレス入力画面で受け付けたメールアドレスを示す入力信号をデータ処理装置10へ送信する(ステップS46)。データ処理装置10は、モバイル端末20Bから受信した入力信号が示すメールアドレスを用いて、上記印刷要求の対象となる画像データを添付したメールをクラウドサーバ50へ送信する(ステップS47)。
次に、主催者のユーザ情報を利用することを示す場合を例に挙げて説明する。この場合、データ処理装置10は、主催者のユーザ情報に紐付くメールアドレスを用いて、上記印刷要求の対象となる画像データを添付したメールをクラウドサーバ50へ送信する(ステップS47)。
ステップS47の後、または、ステップS47と並行して、データ処理装置10は、上述の完了画面をモバイル端末20Bへ送信する(ステップS48)。モバイル端末20Bは、データ処理装置10から受信した完了画面を表示する(ステップS49)。
また、クラウドサーバ50は、データ処理装置10から受信したメールの送信元のメールアドレスに紐付くユーザ情報と、ユーザ情報記憶手段511に登録済みの何れかのユーザ情報とが一致するか否かを確認する(ステップS50)。一致する場合は、該受信したメールに添付されたデータとユーザ情報とを紐付けてデータ記憶手段512に記憶する(ステップS51)。一致しない場合は、該受信したメールを破棄する。
図23は、印刷利用権限の設定が未設定の参加者のモバイル端末(参加者端末)20Bが、印刷の実行を指示する操作を受け付けた場合の動作手順の一例を示す図である。ステップS61〜ステップS63の処理内容は、図22に示すステップS41〜ステップS43の処理内容と同様である。この例では、ステップS63の結果、モバイル端末20Bから受信した印刷要求に含まれるユーザ識別情報に対応付けられた権限情報は「未設定」を示すことになる。
データ処理装置10は、上述の承認画面を主催者のモバイル端末20Aへ送信する(ステップS64)。主催者のモバイル端末20Aは、データ処理装置10から受信した承認画面を表示し(ステップS65)、今回の印刷要求を認めるか否か等の指示を受け付ける。そして、承認画面で受け付けた指示を示す入力信号をデータ処理装置10へ送信する(ステップS66)。具体的な内容は上述したとおりである。データ処理装置10は、主催者のモバイル端末20Aから受信した入力信号に基づく対応情報の設定を行う(ステップS67)。具体的な内容は上述したとおりである。
以下、データ処理装置10がモバイル端末20Aから受信した入力信号が、今回の印刷要求を認める指示を示す場合を例に挙げて説明する。ここでは、受信した入力信号が、参加者のユーザ情報を利用する指示を示す場合と、主催者のユーザ情報を利用する指示を示す場合とに分けて説明する。まず、参加者のユーザ情報を利用する指示を示す場合を例に挙げて説明する。この場合、データ処理装置10は、上述のメールアドレス入力画面をモバイル端末20Bへ送信する(ステップS68)。モバイル端末20Bは、データ処理装置10から受信したメールアドレス入力画面を表示し(ステップS69)、メールアドレスの入力を受け付ける。そして、メールアドレス入力画面で受け付けたメールアドレスを示す入力信号をデータ処理装置10へ送信する(ステップS70)。データ処理装置10は、モバイル端末20Bから受信した入力信号が示すメールアドレスを用いて、今回の印刷要求の対象となる画像データを添付したメールをクラウドサーバ50へ送信する(ステップS71)。
次に、モバイル端末20Aから受信した入力信号が、主催者のユーザ情報を利用する指示を示す場合を例に挙げて説明する。この場合、データ処理装置10は、主催者のユーザ情報に紐付くメールアドレスを用いて、今回の印刷要求の対象となる画像データを添付したメールをクラウドサーバ50へ送信する(ステップS71)。
ステップS71の後のステップS72〜ステップS75の処理内容は、図22に示すステップS48〜ステップS51の処理内容と同様である。
次に、図24を用いて、データ処理装置10がモバイル端末20Aから受信した入力信号が、今回の印刷要求を認めない指示を示す場合の動作手順の一例を説明する。図24に示すステップS81〜ステップS87の処理内容は、図23に示すステップS61〜ステップS67の処理内容と同様である。ステップS87において、モバイル端末20Aから受信した入力信号が、今回の印刷要求を送信してきたモバイル端末20Bに対して印刷利用権限を与えない指示を示す場合は、今回の印刷要求に含まれるユーザ識別情報に対応付けられた権限情報を「無」を示す権限情報に変更するという具合である。
ステップS87の後、データ処理装置10は、上述の否認画面をモバイル端末20Bへ送信する(ステップS88)。モバイル端末20Bは、データ処理装置10から受信した否認画面を表示する(ステップS89)。
図25は、参加者の要求に応じてクラウド印刷システム200にアップロードされた画像データを印刷する場合の動作手順の一例を示す図である。まず、MFP60は、参加者によるユーザ情報(この例ではユーザIDとパスワード)の入力を受け付ける(ステップS91)。次に、MFP60は、ステップS91で受け付けたユーザ情報を含む上述のデータ要求をクラウドサーバ50へ送信する(ステップS92)。クラウドサーバ50は、MFP60から受信したデータ要求に含まれるユーザ情報と、ユーザ情報記憶手段511に登録済みの何れかのユーザ情報とが一致するか否かを確認する(ステップS93)。
以下、MFP60から受信したデータ要求に含まれるユーザ情報と、ユーザ情報記憶手段511に登録済みの何れかのユーザ情報とが一致する場合と、一致しない場合とに分けて説明する。まず、一致する場合(認証成功の場合)を例に挙げて説明する。この場合、クラウドサーバ50は、データ記憶手段512に記憶されたデータのうち、MFP60から受信したデータ要求に含まれるユーザ情報に紐付けられた1以上のデータ(ユーザ情報に紐付くデータ一覧)をMFP60へ送信する(ステップS94)。MFP60は、クラウドサーバ50から受信したデータ一覧を含む画面を表示する(ステップS95)。そして、クラウドサーバ50から受信したデータ一覧を含む画面を介して、何れかのデータの印刷を実行する指示を受け付けた場合、該データの印刷を実行する(ステップS96)。
次に、MFP60から受信したデータ要求に含まれるユーザ情報と、ユーザ情報記憶手段511に登録済みの何れかのユーザ情報とが一致しない場合(認証失敗の場合)を例に挙げて説明する。この場合、クラウドサーバ50は、上述の認証失敗画面をMFP60に送信する(ステップS97)。MFP60は、クラウドサーバ50から受信した認証失敗画面を表示する(ステップS98)。
以上に説明したように、本実施形態のデータ処理装置10は、モバイル端末20から受け付けた印刷要求に含まれるユーザ識別情報に対応付けられた権限情報が、印刷利用権限が与えられていないことを示す場合、主催者端末20Aに対して、その受け付けた印刷要求を認めるか否かの指示を受け付けるための承認画面を表示させる制御を行い、印刷要求を認める指示を承認画面で受け付けた場合は、該印刷要求に応じた印刷機能を実行する。これにより、外部ネットワークへの接続を制限している会議支援システム100で共有されている情報をクラウド印刷システム100経由で印刷することができるとともに、セキュリティ低下を抑制することができる。
以上、本発明に係る実施形態について説明したが、本発明は、上述の各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上述の実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
また、上述した実施形態の会議支援システム100やクラウド印刷システム200で実行されるプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)、USB(Universal Serial Bus)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよいし、インターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。また、各種プログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
10 データ処理装置
20 モバイル端末
30 会議用ネットワーク
40 ネットワーク制御装置
50 クラウドサーバ
60 MFP
70 クラウド用ネットワーク
100 会議支援システム
111 会議情報記憶手段
112 対応情報記憶手段
113 印刷画面要求受付手段
114 判断手段
115 印刷画面表示制御手段
116 印刷要求受付手段
117 承認画面表示制御手段
118 機能実行手段
200 クラウド印刷システム
211 表示制御手段
212 印刷画面要求生成手段
213 印刷画面要求送信手段
214 印刷要求生成手段
215 印刷要求送信手段
511 ユーザ情報記憶手段
512 データ記憶手段
513 記憶制御手段
514 データ要求受付手段
515 データ送信制御手段
611 ユーザ情報受付手段
612 データ要求生成手段
613 データ要求送信手段
614 表示制御手段
615 印刷制御手段
特開2007−21777号公報

Claims (14)

  1. ネットワークに接続され、かつ、第1のユーザおよび第2のユーザが利用する複数の情報端末と、前記ネットワークを介して各前記情報端末と接続される情報処理装置と、を含むシステムであって、
    前記情報端末のユーザを識別するユーザ識別情報と、前記第1のユーザおよび前記第2のユーザのうちの何れであるかを示す属性情報と、所定の機能を利用する権限の状態を示す権限情報と、を少なくとも対応付けた対応情報を記憶する対応情報記憶手段と、
    前記ユーザ識別情報を含み、かつ、前記所定の機能の利用を要求する機能利用要求を前記情報端末から受け付ける機能利用要求受付手段と、
    前記機能利用要求受付手段で受け付けた前記機能利用要求に含まれる前記ユーザ識別情報に対応付けられた前記権限情報が示す状態を判断する判断手段と、
    前記判断手段により、前記所定の機能を利用する権限が与えられていないと判断された場合、前記第1のユーザの前記情報端末に対して、受け付けた前記機能利用要求を認めるか否かの指示を受け付けるための承認画面を表示させる制御を行う承認画面表示制御手段と、
    前記機能利用要求を認める指示を前記承認画面で受け付けた場合は、該機能利用要求に応じた前記所定の機能を実行する機能実行手段と、を備える、
    システム。
  2. 前記機能実行手段は、前記機能利用要求を認めない指示を前記承認画面で受け付けた場合は、前記機能利用要求を送信してきた前記情報端末に対して、前記機能利用要求は否認されたことを通知する制御を行う、
    請求項1に記載のシステム。
  3. 前記機能実行手段は、受け付けた前記機能利用要求に限って認める指示を前記承認画面で受け付けた場合は、前記対応情報を変更することなく、該機能利用要求に応じた前記所定の機能を実行する、
    請求項1または2に記載のシステム。
  4. 前記機能実行手段は、受け付けた前記機能利用要求を送信してきた前記情報端末に対して前記所定の機能を利用する権限を与える指示を前記承認画面で受け付けた場合は、該受け付けた前記機能利用要求に含まれる前記ユーザ識別情報に対応付けられた前記権限情報を、前記所定の機能を利用する権限を有することを示す状態に変更し、該機能利用要求に応じた前記所定の機能を実行する、
    請求項1または2に記載のシステム。
  5. 前記所定の機能は、前記ネットワークとは別の第2ネットワークに接続された機器が提供する機能であり、
    前記第2ネットワークを介して前記機器と接続されるサーバは、前記サーバと前記機器とを含む第2システムが提供する機能を利用する権限を有するユーザを識別するためのユーザ情報を予め保持しているユーザ情報記憶手段を備え、
    前記対応情報は、前記ユーザ識別情報と、前記属性情報と、前記権限情報と、前記第1のユーザおよび前記第2のユーザのうちの何れの前記ユーザ情報を利用するのかを示す利用情報とを紐付けた情報である、
    請求項1乃至4のうちの何れか1項に記載のシステム。
  6. 前記機能実行手段は、
    前記機能利用要求を認める指示とともに前記第1のユーザの前記ユーザ情報を利用させる指示を前記承認画面で受け付けた場合は、前記第1のユーザの前記ユーザ情報に紐付くメールアドレスを用いて、受け付けた前記機能利用要求の対象となるデータを添付したメールを前記サーバへ送信する制御を行う、
    請求項5に記載のシステム。
  7. 前記機能実行手段は、
    前記機能利用要求を認める指示とともに前記第2のユーザの前記ユーザ情報を利用させる指示を前記承認画面で受け付けた場合は、前記機能利用要求を送信してきた前記情報端末に対して、メールアドレスの入力を受け付けるメールアドレス入力画面を表示させる制御を行い、前記メールアドレス入力画面で受け付けたメールアドレスを用いて、受け付けた前記機能利用要求の対象となるデータを添付したメールを前記サーバへ送信する制御を行う、
    請求項5に記載のシステム。
  8. 前記機能実行手段は、
    前記機能利用要求受付手段で受け付けた前記機能利用要求に含まれる前記ユーザ識別情報に対応付けられた前記権限情報が前記所定の機能を利用する権限を有していることを示し、かつ、前記ユーザ識別情報に対応付けられた前記利用情報が前記第1のユーザの前記ユーザ情報を利用することを示す場合は、前記第1のユーザの前記ユーザ情報に紐付くメールアドレスを用いて、受け付けた前記機能利用要求の対象となるデータを添付したメールを前記サーバへ送信する制御を行う、
    請求項5に記載のシステム。
  9. 前記機能実行手段は、
    前記機能利用要求受付手段で受け付けた前記機能利用要求に含まれる前記ユーザ識別情報に対応付けられた前記権限情報が前記所定の機能を利用する権限を有していることを示し、かつ、前記ユーザ識別情報に対応付けられた前記利用情報が前記第2のユーザの前記ユーザ情報を利用することを示す場合は、前記機能利用要求を送信してきた前記情報端末に対して、メールアドレスの入力を受け付けるメールアドレス入力画面を表示させる制御を行い、前記メールアドレス入力画面で受け付けたメールアドレスを用いて、受け付けた前記機能利用要求の対象となるデータを添付したメールを前記サーバへ送信する制御を行う、
    請求項5に記載のシステム。
  10. 前記サーバは、
    前記機器が前記所定の機能を提供する際に用いるデータを記憶するデータ記憶手段と、
    受信したメールの送信元のメールアドレスに紐付く前記ユーザ情報と、前記ユーザ情報記憶手段に記憶された何れかの前記ユーザ情報とが一致する場合は、該受信したメールに添付されたデータと前記ユーザ情報とを紐付けて前記データ記憶手段に記憶する記憶制御手段と、
    前記ユーザ情報を含み、かつ、データを要求するデータ要求を前記機器から受け付けるデータ要求受付手段と、
    前記データ記憶手段に記憶されたデータのうち、前記データ要求受付手段で受け付けた前記データ要求に含まれる前記ユーザ情報に紐付けられた1以上のデータを前記機器へ送信する制御を行うデータ送信制御手段と、を備える、
    請求項6乃至9のうちの何れか1項に記載のシステム。
  11. 前記ユーザ識別情報を含み、かつ、前記機能利用要求の入力を行うための入力画面を要求する入力画面要求を前記情報端末から受け付ける入力画面要求受付手段と、
    前記入力画面要求受付手段で受け付けた前記入力画面要求に含まれる前記ユーザ識別情報に対応付けられた前記権限情報が、前記所定の機能を利用する権限を有することを示す場合、または、前記所定の機能を利用する権限の設定が未設定であることを示す場合、前記入力画面要求を送信してきた前記情報端末に対して、有効な状態の前記入力画面を表示させる制御を行う一方、前記入力画面要求受付手段で受け付けた前記入力画面要求に含まれる前記ユーザ識別情報に対応付けられた前記権限情報が、前記所定の機能を利用する権限が無いことを示す場合、前記入力画面要求を送信してきた前記情報端末に対して、無効な状態の前記入力画面を表示させる制御を行う入力画面表示制御手段と、を備える、
    請求項1乃至10のうちの何れか1項に記載のシステム。
  12. 第1のユーザまたは第2のユーザが利用する情報端末から、該情報端末のユーザを識別するユーザ識別情報を含み、かつ、所定の機能の利用を要求する機能利用要求を受け付ける機能利用要求受付ステップと、
    前記ユーザ識別情報と、前記第1のユーザおよび前記第2のユーザのうちの何れであるかを示す属性情報と、前記所定の機能を利用する権限の状態を示す権限情報と、を少なくとも対応付けた対応情報を記憶する記憶手段に記憶された前記対応情報を参照して、前記機能利用要求受付ステップで受け付けた前記機能利用要求に含まれる前記ユーザ識別情報に対応付けられた前記権限情報が示す状態を判断する判断ステップと、
    前記判断ステップにより、前記所定の機能を利用する権限が与えられていないと判断された場合、前記第1のユーザの前記情報端末に対して、受け付けた前記機能利用要求を認めるか否かを指示するための承認画面を表示させる制御を行う承認画面表示制御ステップと、
    前記機能利用要求を認める指示を前記承認画面で受け付けた場合は、該機能利用要求に応じた前記所定の機能を実行する機能実行ステップと、を含む、
    情報処理方法。
  13. ネットワークを介して、第1のユーザおよび第2のユーザが利用する複数の情報端末と接続される情報処理装置であって、
    前記情報端末のユーザを識別するユーザ識別情報と、前記第1のユーザおよび前記第2のユーザのうちの何れであるかを示す属性情報と、前記所定の機能を利用する権限の状態を示す権限情報と、を少なくとも対応付けた対応情報を記憶する対応情報記憶手段と、
    前記ユーザ識別情報を含み、かつ、前記所定の機能の利用を要求する機能利用要求を前記情報端末から受け付ける機能利用要求受付手段と、
    前記機能利用要求受付手段で受け付けた前記機能利用要求に含まれる前記ユーザ識別情報に対応付けられた前記権限情報が示す状態を判断する判断手段と、
    前記判断手段により、前記所定の機能を利用する権限が与えられていないと判断された場合、前記第1のユーザの前記情報端末に対して、受け付けた前記機能利用要求を認めるか否かの指示を受け付けるための承認画面を表示させる制御を行う承認画面表示制御手段と、
    前記機能利用要求を認める指示を前記承認画面で受け付けた場合は、該機能利用要求に応じた前記所定の機能を実行する機能実行手段と、を備える、
    情報処理装置。
  14. ネットワークを介して、第1のユーザおよび第2のユーザが利用する複数の情報端末と接続される情報処理装置に、
    前記情報端末から、該情報端末のユーザを識別するユーザ識別情報を含み、かつ、所定の機能の利用を要求する機能利用要求を受け付ける機能利用要求受付ステップと、
    前記ユーザ識別情報と、前記第1のユーザおよび前記第2のユーザのうちの何れであるかを示す属性情報と、前記所定の機能を利用する権限の状態を示す権限情報と、を少なくとも対応付けた対応情報を記憶する記憶手段に記憶された前記対応情報を参照して、前記機能利用要求受付ステップで受け付けた前記機能利用要求に含まれる前記ユーザ識別情報に対応付けられた前記権限情報が示す状態を判断する判断ステップと、
    前記判断ステップにより、前記所定の機能を利用する権限が与えられていないと判断された場合、前記第1のユーザの前記情報端末に対して、受け付けた前記機能利用要求を認めるか否かを指示するための承認画面を表示させる制御を行う承認画面表示制御ステップと、
    前記機能利用要求を認める指示を前記承認画面で受け付けた場合は、該機能利用要求に応じた前記所定の機能を実行する機能実行ステップと、を実行させるためのプログラム。
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