JP2017040961A - 日常生活における人と物の移動支援装置 - Google Patents

日常生活における人と物の移動支援装置 Download PDF

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慎平 松本
延幸 大東
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延幸 大東
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Abstract

【課題】地域の中で地域住民同士が助け合いながら交通弱者を支援できるような仕組み創りが急務である.【解決手段】インターネットを介して,人や物の移動に関するスケジュールや要望を登録できるシステムを構築し,最適化アルゴリズムで複数利用者の移動スケジュールを適合させることにより,複数の利用者が予定を合わせて人や物の移動を可能とする効率的な移動スケジュールを自動生成し,日常生活必需活動を一人で行うことが困難な交通弱者の地域住民同時での共助を容易に可能としたものである.【選択図】図1

Description

本発明は,インターネットを通して,外出や物品の運搬といった日常生活における移動に関する利用者の要望を利用者同士で助け合うための移動支援システムに係り,特に,最適化アルゴリズムに基づく効率的な移動スケジュール計画と提供方式に関する.
移動手段に関する効率化や,移動の助け合いを目的として,個人間で自動車を共有するライドシェアリングやカープーリング,カーシェアリングといったサービスが普及し始めている.
ライドシェアリングを支援する仕組みとして,1台の車に複数人で乗り合わせ,移動にかかる実費の効率化を支援するnotteco(非特許文献1)のような長距離移動を対象としたサービスや,一般人が自家用車で人を乗せて運ぶことができる機会を提供するLyft(非特許文献2)と呼ばれるサービスが展開されている. 同様に,非本業の運転手が自家用車でタクシー業務を行うためのサービスであるuberXや,複数の乗客で相乗りすることで移動の効率化を図るためのサービスであるUberPoolがUber社(非特許文献3)により展開されている.Uber社は,「みんなのUber」と名付けられたライドシェアの検証プログラムを開始させるなど,サービスの提供だけではなく,都市交通の効率化に関する研究にも着手している.
相乗り情報を提供し乗り物の相乗りを促す技術として,下記の(特許文献1)に記載の技術が開示されている.この文献には,相乗り情報を記憶させ,相乗り希望者によって指示された検索情報に基づいて検索結果を返答し,相乗りの合意が成立した場合,この合意結果に応じた処理を行う仕組みが開示されている.同様に,(特許文献2)では,出発点・到着点の情報,出発時刻・到着時刻等の情報を共有して,メンバー間のメールでの情報交換をすることで乗り合いを仲介するための仕組みが開示されている.
高齢者や過疎地域の居住者など,移動を制約される交通弱者と呼ばれる人の支援に向けて,ライドシェアリングの仕組みに基づく移動の助け合いは有効であると考えられている.交通弱者は,普段の外出や買い物など,日常生活の多くの局面で不自由を強いられている.交通弱者を支援するため,公共交通機関の効果的な提供を目的としてライドシェアリングの仕組みを取り入れたサービスとして,オンデマンド型乗合タクシー車両やコミュニティバスなどがあり,これらは各所で試験的に導入されている.
交通弱者に対して情報機器を用いて支援をするシステムとしては,携帯端末を用いた,親が子供の買物を支援するサービスのシステム(特許文献3)や,同じく携帯端末を利用した,高齢者や子供が買物を行う際に交通安全の視点からナビゲーションを行うサービスのシステム(特許文献4)が存在する.
特開2000−90397公報 特開2003−281237公報 特開2014−55779公報 特開2014−20783公報
notteco, [online] , [平成27年7月22日検索], インターネット<https://notteco.jp/> lyft, [online] , [平成27年7月22日検索], インターネット<https://www.lyft.com/> uber, [online] , [平成27年7月22日検索], インターネット<https://www.uber.com/> 経済産業省 買い物弱者について [online] , [平成27年2月22日検索], インターネット<http://www.meti.go.jp/policy/economy/distribution/kaimonoshien2010.html>
しかしながら,現在普及しているライドシェアリングのサービスは,長距離移動を目的としたものや,自家用車を市街地間移動のタクシーの代わりとして機能させることを目的としたものであり,交通弱者の日常生活の共助を目的としたものではない.
また,現在普及しているライドシェアリングのサービスは,待ち合わせ場所として市街地に近い場所でなければ合意は成立しにくく,郊外団地や過疎地に居住する交通弱者を対象としたサービスではない.
また,現在普及しているライドシェアリングのサービスは,移動に関する要望や予定のみを共有するサービスであり,日常生活における必要物品の運搬に関する要望をあげる機能や,物品の運搬を共助するサービスは提供されていない.
オンデマンドバスやコミュニティバスは,地域住民同士の移動に関する要望に応じてサービスを提供できるが,特定の運営団体により提供されるサービスであり,専用車両の台数や運転手の数に限りがあるため,外出日時や場所といった個々の要望にきめ細かく対応することは難しい.
また,現在普及しているオンデマンドバスやコミュニティバスは,移動に関するサービスのみで,日常生活における必要物品の運搬の手助けを支援するサービスは提供されていない.
現在普及しているオンデマンドバスやコミュニティバス,ライドシェアリングのサービス全てにおいては,複数利用者の人や物に関する移動のスケジュールや要望を踏まえて,支援する側の全利用者にとってできるかぎり負担が少なく,かつ支援される側の利用者の要望を効率的に叶えることができる移動スケジュールを自動決定する最適化アルゴリズムは提供されていない.
交通弱者の典型として,買い物弱者という言葉は従来から広く知られている.(非特許文献4)によると,日本全国の買物弱者数は約700万人程度となり,その数は増加傾向にあると言われている.地域の中で地域住民同士が助け合いながら買い物弱者を支援できるような仕組み創りが急務である.
交通弱者を効率的かつ継続的に支援できるようにするためには,特定の運営団体かサービスを提供するのではなく,地域住民同士により助け合うことができる仕組みが必要である.
交通弱者に対して,情報技術を利用して支援を行うシステムは既に存在するが,利用者に対してナビゲーションを行う等の,単一の利用者に対する情報提供による支援のシステムにとどまっている.少子高齢化による交通弱者の増加に対応するためには,複数の利用者相互に対して情報共有を行い交通行動の共助を支援するシステムが必要である.
本発明は,前記の課題を解決するため,インターネットを介して,人や物の移動に関するスケジュールや要望を登録できるシステムを構築し,最適化アルゴリズムで複数利用者の移動スケジュールを適合させることにより,複数の利用者が予定を合わせて人や物の移動を可能とする効率的な移動スケジュールを自動生成し,日常生活必需活動を一人で行うことが困難な交通弱者の地域住民同時での共助を容易に可能としたものである.
本発明は,パーソナルコンピュータや高機能携帯電話といったインターネット利用可能な電子機器を利用者側端末装置として用意し,また,汎用的なオペレーティングシステムと電子機器で構成されたデータベースを有するサーバ装置を用意し,利用者側端末装置,サーバ装置,インターネット通信網によりシステムを構成するものである.
本発明は,買い物や施設等への外出といった日常生活における人や物の移動に関する予定をサーバ装置に通知できる機能,人や物の移動に関する要望をサーバ装置に通知できる機能,利用者の情報を利用者同士で共有できる機能,テキストメッセージやビデオメッセージで利用者同士がコミュニケーションできる機能により,インターネットを介して,各利用者の情報を収集できるようにしたものである.
本発明は,事前に登録された各種情報,たとえば,各利用者のプロファイルや居住地,利用者同士の友人関係,買い物や外出などの移動に関する予定と支援可能な条件,人や物に関する移動の要望,外出先の位置情報や店舗といった情報を最適化アルゴリズムに与えることにより,ある利用者が外出のついでに他の利用者の買い物の要望を叶えることや,ある利用者が自家用車で外出するついでに他の利用者の外出の要望を相乗り形式で叶えることが可能な移動スケジュールを自動生成し,インターネットを介して,各利用者に移動スケジュールを提案できるものである.
本発明は,徒歩,自転車,二輪車,自動車といった,移動の手段を問わずに移動の予定を登録できるものである.
本発明は,物品の移動については,配送,配達のどちらか,あるいは両方共の共助に対応でき,人に移動についても同様に,往路,復路のどちらか,あるいは両方ともの共助に対応できるものである.
本発明は,動物の散歩の代行や,付き添い,また,目的のない散歩,あるいは移動の付き添いといったものであっても利用できるものである.
本発明は,移動スケジュール生成の際,過去の利用履歴や利用者のプロファイルなどから,各利用者の予定や要望にあいまい性や余裕があるものと考え,利用者の各種制約条件を自動的に緩和しながら移動スケジュールを生成できるものである.
本発明は,最適化アルゴリズムによって提案された移動スケジュールを電子メールや専用アプリケーションの通知機能により利用者に伝達できるようにしたものである.
本発明は,自動生成された移動スケジュールが受け入れ可能かどうかを利用者自身で判断でき,受け入れ不可能である場合は,このことをサーバ装置に簡単な手順で通知できると共に,受け入れ不可の通知を受け取ったサーバ装置は,移動スケジュールをただちに再計画できるものである.
本発明は,一度移動スケジュールが計画された後に新たな予定や要望が追加された場合,これら新規登録されたデータを用いることでより効率的な移動スケジュールが生成できる場合であれば,移動スケジュールをただちに再計画し,関係する全利用者に速やかに通知できるものである.
本発明は,検索条件を設定することで,他利用者の移動に関する予定や要望を一覧で表示でき,手動により,他利用者の予定に対して要望を依頼することや,他利用者の要望に対して移動を提示することができるものである.
本発明は,パーソナルコンピュータや高機能携帯電話といったインターネット利用可能な電子機器に搭載されたウェブブラウザアプリケーションから閲覧可能なウェブページをサーバ装置内に用意することで,ナビゲーション以外のシステムの全サービスを利用できるようにしたものである.
本発明は,高機能携帯電話に対応した専用アプリケーションから,システムの全サービスを利用できるようにしたものである.
本発明は, 全利用者の操作履歴やコミュニケーション履歴,予定や要望のデータ一式(以下,これらを総称してログデータと述べる)をサーバ装置内のデータベースで全て記録し管理できるようにしたものである.
自動二輪や自動車を使った,人や物に関わる移動の高効率化を行うことができるため,二酸化炭素排出量や駐車場代などの抑制,渋滞緩和,といった,都市交通の合理化や環境保全に寄与できる.
小さい子供や高齢者などの徒歩移動の付き添いにより,安全で安心な地域社会形成に寄与できる.
外出に関する抵抗を減らすことができるため,商店街などの街中心部の活性化に寄与できる.
地域住民同士が触れ合う機会を提供することができるため,地域コミュニティ再生の契機として働かせることができる.
一人で移動することが困難な交通弱者を地域住民同士で容易に共助可能な機会を提供できる.
物品の移動に対する抵抗を減らすことができるため,地域住民同士での物品の貸し借りや共有が促進されるため,各自の経済的負担を低減できるばかりでなく,余分な物品購入を減らすことができ,その結果,持続可能な社会の実現に向けて貢献できる.
本発明の利用履歴を分析することで,公共交通機関の導入や,道路整備計画などに対しての検討材料を提供できる.
インターネットを介して利用者同士を現実世界で結び付けることで,利用者はどのような使い方をするのか,また,どのようなコミュニティがどのように形成されていくのか,といった点に関して,新たな知見を社会関係研究の分野に提供できる.
図1は,日常生活における人と物の移動支援装置を図式化したものである.
以下,本発明の実施の形態を図1に基づいて説明する.
利用者側端末装置は,
(1)表示装置,(2)移動の予定管理・設定・送信部,(3)移動の要望管理・設定・送信部,(4)利用者情報管理・設定・送信部,(5)要望・予定の検索提示部,(6)要望・予定の依頼送信部,(7)移動スケジュール決定通知部,(8)移動スケジュール詳細情報提示部,(9)移動スケジュール可否・送信部,(10)結果報告部,(11)予定通知・ナビゲーション部,(12)コミュニケーション部,によって構成する.
サーバ装置は,
(13)要望・予定情報更新部,(14)検索インデックス生成部,(15)移動スケジュール計画部,(16)利用者認証部,(17)データ受信部,(18)データ送信部,(19)記憶装置, によって構成する.
他の利用者に対する共助が可能な利用者は,利用者側端末装置の(1)表示装置を用いて,(2)移動の予定管理・設定・送信部により,人や物の移動に関する予定を共助の条件,たとえば,移動元,移動先,おおよその出発時刻や到着希望時刻,自家用車の場合は何人まで同乗可能か,あるいは,物品の運搬の場合,どれくらいの量の運搬が可能か,といった情報を登録し,必要に応じて,登録した情報を編集,削除,追加し,その後,送信操作が行われた後,登録されたデータ一式は, (20)インターネットを介して,認証情報と供にサーバ装置に送信される.
サーバ装置は,利用者側端末装置から送信されたデータ一式を認証情報と共に受信すると,(17)データ受信部は (16)利用者認証部を呼び出し,認証情報を照合し,正規の利用者であることを認証した後に,データ一式をサーバ装置の(19)記憶装置に記録する.
他の利用者の共助を希望する利用者は,利用者側端末装置の(1)表示装置を用いて,(3)移動の要望管理・設定・送信部により,人や物の移動に関する要望を入力し,条件,たとえば,到着希望時刻や場所,必要物品をおおよその金額と共に提示おおよその出発時刻や到着希望時刻,自家用車の場合は何人まで同乗可能か,あるいは,物品の運搬の場合,どれくらいの量の運搬が可能か,といった情報を登録し,必要に応じて,登録した情報を編集,削除,追加し,その後,送信操作が行われた後,登録されたデータ一式は, (20)インターネットを介して,認証情報と供にサーバ装置に送信される.
利用者の個人情報を管理する場合,各利用者は,利用者側端末装置の(1)表示装置を用いて, (4)利用者情報管理・設定・送信部により,住所,氏名,年齢など個人の情報を入力し,必要に応じて,登録した情報を編集,削除,追加し,その後,送信操作が行われた予定は, (20)インターネットを介して,認証情報と供にサーバ装置に送信される.
他利用者の移動の予定や要望の登録情報を確認する場合,各利用者は,利用者側端末装置の(1)表示装置を用いて, (5)要望・予定検索提示部により,入力フォームに対して,移動の予定や希望日時,利用者個人情報,移動に関する制約など各種条件を設定し,検索操作を行うと,(20)インターネットを介して,認証情報と供にサーバ装置の(17)データ受信部に検索クエリを送信し,サーバ装置は,検索クエリを処理した後,サーバ装置の(19)記憶装置から条件に該当するデータのみを抽出し,(18)データ送信部が利用者側端末装置の(5)要望・予定検索提示部に対して,(20)インターネットを介してデータ一式を送信することで,他利用者の移動の予定や要望に関する登録情報の検索結果を提示する.
他利用者の移動の予定や要望に対して希望の意思表示を手動で行う場合,各利用者は,利用者側端末装置の(1)表示装置を用いて, (5)要望・予定検索提示部により表示された検索結果一覧の中から,必要に応じて詳細情報を確認し,他利用者に対して共助が可能な要望や,あるいは,他利用者に対して共助を希望する予定が見付かった場合は,(6)要望・予定の適合設定・送信部により,共助が可能であることや,あるいは,共助の希望,いった意識表示と,関係する情報,たとえば,条件に対する緩和の可否や制約条件の通知,個人的なメッセージなどを付与し,その後,送信操作が行われた後,登録されたデータ一式は, (20)インターネットを介して,認証情報と供にサーバ装置に送信される.
サーバ装置の(19)記録装置において,ある利用者の移動の予定や要望に対して希望者が確認された場合,(18)データ送信部より(20)インターネットを介して利用者側端末装置の(7)移動スケジュール決定通知部に通知を行い,通知を受け取った利用者は,(1)表示装置を用いて,(8)移動スケジュール詳細情報提示部より,共助の相手や共助の詳細な条件を確認した後,(9)移動スケジュール可否・送信部により,共助の可否を設定し,また,共助を受託しない場合はその理由を付加して,(20)インターネットを介して,認証情報と供にサーバ装置の(17)データ受信部にデータを送信する.
サーバ装置の(19)記録装置において,共助の成立が確認された場合,共助が成立した情報が利用者側端末装置の(5)要望・予定検索提示部に表示されないよう,同様に,この情報が(15)移動スケジュール計画部により,移動スケジュール自動計画の際に利用できないようにするよう,(13)要望・予定情報更新部により,利用者の予定や要望の情報を更新し,同時に,(14)検索インデックス生成部により,検索インデックスを再構成し,その後,管理対象データを再構成して,(19)記憶装置にデータを記録すると共に,共助が成立したことを対象の利用者に通知するため,(18)データ送信部より,(20)インターネットを介して,利用者側端末装置の(11)予定通知・ナビゲーション部に共助に関する情報を送信する.
利用者同士が実際に待ち合わせて共助を行う際,(11)予定通知・ナビゲーション部は,予定時刻前に何度かアラートを行い,実際に移動を行う際には,(11)予定通知・ナビゲーション部により,待ち合わせの時間や場所,移動経路といった情報を(1)表示装置に提示し,同時に,現在位置情報のデータに基づいて,移動元から経由する拠点,移動先まで,共助に関する全ての移動をナビゲーションにより支援する.
利用者同士の共助が終了した際,(10)結果報告部により,お互いの利用者に対する評価を行い,(20)インターネットを介して,認証情報と供にサーバ装置の(17)データ受信部にデータを送信する.
利用者同士が自由に交流を行う場合,(12)コミュニケーション部は,(20)インターネットを介して,認証情報と供にサーバ装置の(17)データ受信部にデータを送信し,また,サーバ装置の(18)データ送信部から,必要な情報を(19)記憶装置から取得することで,テキストメッセージでのコミュニケーションの場を利用者に提供し,加えて,友達リスト,グループ,スケジュール管理といった,一般的なソーシャルネットワーキングサービスが提供する機能と共に,利用者同士の共助の活動履歴や繋がりを可視化する機能も提供する.
各利用者により情報の更新が行われた場合や,期限切れの要望や予定が確認された場合, (13)要望・予定情報更新部は,(19)記憶装置から対象のデータを収集し,データの更新を行い,同時に,(14)検索インデックス更新部により検索インデックスを更新し,以上の結果を(19)記憶装置に反映させると共に,必要に応じて,(20)インターネットを介して,(18)データ送信部から,データの更新を利用者に通知する.
サーバ装置の(19)記録装置において,ある利用者の移動の予定や要望の情報が更新されたことを確認した場合,(15)移動スケジュール計画部を呼び出し,最適化アルゴリズムで複数利用者の移動スケジュールを適合させ,複数の利用者が予定を合わせて人や物の移動を可能とする効率的な移動スケジュールを自動生成し, (18)データ送信部より,(20)インターネットを介して,生成された移動スケジュールを利用者側端末装置の(7)移動スケジュール決定通知部に通知を行い,通知を受け取った利用者は,(1)表示装置を用いて,(8)移動スケジュール詳細情報提示部より,共助の相手や共助の詳細な条件を確認した後,(9)移動スケジュール可否・送信部により,共助の可否を設定し,また,共助を受託しない場合はその理由を付加して,(20)インターネットを介して,認証情報と供にサーバ装置の(17)データ受信部にデータを送信する.
都市近郊の住宅団地は特定の年齢層が居住している場合が多く,高齢化が急速に進む可能性がある.住宅団地住民の交通は各自のマイカーのみに依存している場合が多く,高齢化の更なる進展によっては交通弱者問題が深刻になる可能性がある.本発明は,住民同士で移動の支援を可能とする機会を容易に提供できる.本発明は,住民同士で移動予定を情報共有できるような機能や,移動中の住民の現在位置をリアルタイムに把握できるようにするための機能を提供する装置である.これらにより,人や物の移動に関する相互扶助の機会を提供する.そして,移動の高効率化や地域コミュニティの再生に寄与する.
(1)表示装置,
(2)移動の予定管理・設定・送信部,
(3)移動の要望管理・設定・送信部,
(4)利用者情報管理・設定・送信部,
(5)要望・予定の検索提示部,
(6)要望・予定の依頼送信部,
(7)移動スケジュール決定通知部,
(8)移動スケジュール詳細情報提示部,
(9)移動スケジュール可否・送信部,
(10)結果報告部,
(11)予定通知・ナビゲーション部,
(12)コミュニケーション部,
(13)要望・予定情報更新部,
(14)検索インデックス生成部,
(15)移動スケジュール計画部,
(16)利用者認証部,
(17)データ受信部,
(18)データ送信部,
(19)記憶装置
(20)インターネット

Claims (2)

  1. 利用者側端末装置構成として,表示装置,移動の予定管理・設定・送信部,移動の要望管理・設定・送信部,利用者情報管理・設定・送信部,要望・予定の検索提示部,要望・予定の依頼送信部,移動スケジュール決定通知部,移動スケジュール詳細情報提示部,移動スケジュール可否・送信部,結果報告部,予定通知・ナビゲーション部,コミュニケーション部,ならびに,サーバ装置構成として,要望・予定情報更新部,検索インデックス生成部,移動スケジュール計画部,利用者認証部,データ受信部,データ送信部,記憶装置, とを備え, 他の利用者に対する共助が可能な利用者は,利用者側端末装置の表示装置を用いて,移動の予定管理・設定・送信部により,人や物の移動に関する予定を共助の条件,たとえば,移動元,移動先,おおよその出発時刻や到着希望時刻,自家用車の場合は何人まで同乗可能か,あるいは,物品の運搬の場合,どれくらいの量の運搬が可能か,といった情報を登録し,必要に応じて,登録した情報を編集,削除,追加し,その後,送信操作が行われた後,登録されたデータ一式は, インターネットを介して,認証情報と供にサーバ装置に送信し,サーバ装置は,利用者側端末装置から送信されたデータ一式を認証情報と共に受信すると,データ受信部は 利用者認証部を呼び出し,認証情報を照合し,正規の利用者であることを認証した後に,データ一式をサーバ装置の記憶装置に記録し,他の利用者の共助を希望する利用者は,利用者側端末装置の表示装置を用いて,移動の要望管理・設定・送信部により,人や物の移動に関する要望を入力し,条件,たとえば,到着希望時刻や場所,必要物品をおおよその金額と共に提示おおよその出発時刻や到着希望時刻,自家用車の場合は何人まで同乗可能か,あるいは,物品の運搬の場合,どれくらいの量の運搬が可能か,といった情報を登録し,必要に応じて,登録した情報を編集,削除,追加し,その後,送信操作が行われた後,登録されたデータ一式は, インターネットを介して,認証情報と供にサーバ装置に送信し, 利用者の個人情報を管理する場合,各利用者は,利用者側端末装置の表示装置を用いて, 利用者情報管理・設定・送信部により,住所,氏名,年齢など個人の情報を入力し,必要に応じて,登録した情報を編集,削除,追加し,その後,送信操作が行われた予定は, インターネットを介して,認証情報と供にサーバ装置に送信し,他利用者の移動の予定や要望の登録情報を確認する場合,各利用者は,利用者側端末装置の表示装置を用いて, 要望・予定検索提示部により,入力フォームに対して,移動の予定や希望日時,利用者個人情報,移動に関する制約など各種条件を設定し,検索操作を行うと,インターネットを介して,認証情報と供にサーバ装置のデータ受信部に検索クエリを送信し,サーバ装置は,検索クエリを処理した後,サーバ装置の記憶装置から条件に該当するデータのみを抽出し,データ送信部が利用者側端末装置の要望・予定検索提示部に対して,インターネットを介してデータ一式を送信することで,他利用者の移動の予定や要望に関する登録情報の検索結果を提示し,他利用者の移動の予定や要望に対して希望の意思表示を手動で行う場合,各利用者は,利用者側端末装置の表示装置を用いて, 要望・予定検索提示部により表示された検索結果一覧の中から,必要に応じて詳細情報を確認し,他利用者に対して共助が可能な要望や,あるいは,他利用者に対して共助を希望する予定が見付かった場合は,要望・予定の適合設定・送信部により,共助が可能であることや,あるいは,共助の希望,いった意識表示と,関係する情報,たとえば,条件に対する緩和の可否や制約条件の通知,個人的なメッセージなどを付与し,その後,送信操作が行われた後,登録されたデータ一式は, インターネットを介して,認証情報と供にサーバ装置に送信し,サーバ装置の記録装置において,ある利用者の移動の予定や要望に対して希望者が確認された場合,データ送信部よりインターネットを介して利用者側端末装置の移動スケジュール決定通知部に通知を行い,通知を受け取った利用者は,表示装置を用いて,移動スケジュール詳細情報提示部より,共助の相手や共助の詳細な条件を確認した後,移動スケジュール可否・送信部により,共助の可否を設定し,また,共助を受託しない場合はその理由を付加して,インターネットを介して,認証情報と供にサーバ装置のデータ受信部にデータを送信し,サーバ装置の記録装置において,共助の成立が確認された場合,共助が成立した情報が利用者側端末装置の要望・予定検索提示部に表示されないよう,同様に,この情報が移動スケジュール計画部により,移動スケジュール自動計画の際に利用できないようにするよう,要望・予定情報更新部により,利用者の予定や要望の情報を更新し,同時に,検索インデックス生成部により,検索インデックスを再構成し,その後,管理対象データを再構成して,記憶装置にデータを記録すると共に,共助が成立したことを対象の利用者に通知するため,データ送信部より,インターネットを介して,利用者側端末装置の予定通知・ナビゲーション部に共助に関する情報を送信し,利用者同士が実際に待ち合わせて共助を行う際,予定通知・ナビゲーション部は,予定時刻前に何度かアラートを行い,実際に移動を行う際には,予定通知・ナビゲーション部により,待ち合わせの時間や場所,移動経路といった情報を表示装置に提示し,同時に,現在位置情報のデータに基づいて,移動元から経由する拠点,移動先まで,共助に関する全ての移動をナビゲーションにより支援し,利用者同士の共助が終了した際,結果報告部により,お互いの利用者に対する評価を行い,インターネットを介して,認証情報と供にサーバ装置のデータ受信部にデータを送信し,利用者同士が自由に交流を行う場合,コミュニケーション部は,インターネットを介して,認証情報と供にサーバ装置のデータ受信部にデータを送信し,また,サーバ装置のデータ送信部から,必要な情報を記憶装置から取得することで,テキストメッセージでのコミュニケーションの場を利用者に提供し,加えて,友達リスト,グループ,スケジュール管理といった,一般的なソーシャルネットワーキングサービスが提供する機能と共に,利用者同士の共助の活動履歴や繋がりを可視化する機能も提供し,各利用者により情報の更新が行われた場合や,期限切れの要望や予定が確認された場合, 要望・予定情報更新部は,記憶装置から対象のデータを収集し,データの更新を行い,同時に,検索インデックス更新部により検索インデックスを更新し,以上の結果を記憶装置に反映させると共に,必要に応じて,インターネットを介して,データ送信部から,データの更新を利用者に通知し,サーバ装置の記録装置において,ある利用者の移動の予定や要望の情報が更新されたことを確認した場合,移動スケジュール計画部を呼び出し,最適化アルゴリズムで複数利用者の移動スケジュールを適合させ,複数の利用者が予定を合わせて人や物の移動を可能とする効率的な移動スケジュールを自動生成し, データ送信部より,インターネットを介して,生成された移動スケジュールを利用者側端末装置の移動スケジュール決定通知部に通知を行い,通知を受け取った利用者は,表示装置を用いて,移動スケジュール詳細情報提示部より,共助の相手や共助の詳細な条件を確認した後,移動スケジュール可否・送信部により,共助の可否を設定し,また,共助を受託しない場合はその理由を付加して,インターネットを介して,認証情報と供にサーバ装置のデータ受信部にデータを送信する,ようにしたので,インターネットを介して,人や物の移動に関するスケジュールや要望を登録できる機能を提供し,買い物や通院など移動に関わる日常生活必需活動を一人で行うことが困難な交通弱者が,他の地域住民と移動に関する予定を合わせ,日常生活の地域内での相互扶助の機会を提供することができる, ことを特徴とする日常生活における人と物の移動支援装置.
  2. 請求項1に加え,移動スケジュール生成の際,過去の利用履歴や利用者のプロファイルなどから,各利用者の予定や要望にあいまい性や余裕があるものと考え,利用者の各種制約条件を自動的に緩和しながら移動スケジュールを生成できることを特徴とする装置.
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