JP2017040689A - 搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献2には、トナー収容部の外面に対向配置されるとともにこのトナー収容部の軸方向に沿った移動経路上を移動可能に設けられ、このトナー収容部が引き抜かれる際に画像形成装置側に設けられた突出部により移動が規制されこのトナー収容部に対して相対的に移動することでこのトナー収容部の下部側に位置する特定箇所を覆う覆い部材が記載されている。
本発明の請求項3に係る搬送装置は、請求項1または2に記載の構成において、前記制限部材を複数具備することを特徴とする。
本発明の請求項4に係る搬送装置は、請求項1から3のいずれか1項に記載の構成において、前記制限部材は、少なくとも1つが、前記収容器の挿入方向において前記保持部材と重なる位置に配置されることを特徴とする。
本発明の請求項5に係る搬送装置は、請求項1から4のいずれか1項に記載の構成において、前記保持部材は、前記蓋のうち、前記被挿入空間の周方向における中央よりも一方の領域内の部分を保持し、前記制限部材は、少なくとも1つが、前記保持部材が配置された前記領域内に配置されることを特徴とする。
また、本発明の請求項6に係る画像形成装置は、前記粉体として現像剤を搬送する、請求項1から5までのいずれか1項に記載の搬送装置と、前記搬送装置から排出された前記現像剤を用いて媒体上に画像を形成する画像形成部と、を具備することを特徴とする。
請求項3に係る発明によれば、制限部材を複数個有しない場合に比べて、保持された蓋の姿勢が安定する。
請求項4に係る発明によれば、収容器の挿入方向において制限部材が保持部材と重なる位置に配置されていない場合に比べて、蓋の姿勢が安定する。
請求項5に係る発明によれば、保持部材が配置された領域内に制限部材が配置されていない場合に比べて、収容器の挿入方向から見た蓋が回転し難い。
1−1.画像形成装置の全体構成
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置9の全体構成を示す図である。図1(a)に示す通り、画像形成装置9は、搬送装置1と、収容器2と、を有する。また、図1に図示しないが、画像形成装置9は、搬送装置1から排出された現像剤を用いて媒体上に、例えば電子写真方式などにより画像を形成する画像形成部を有する。画像形成装置9は、搬送装置1の上方に収容器2が挿入される被挿入空間を有する。
搬送装置1は、収容器2から供給された現像剤を受入れて内部空間を搬送し画像形成部に排出する。
(1)外観
図2は、画像形成装置9に収容器2が挿入されていないときの搬送装置1の外観を示す図である。図3は、画像形成装置9に収容器2が挿入されたときの搬送装置1の外観を示す図である。以下、図において、各構成が配置される空間をxyz右手系座標空間として表す。また、図に示す座標記号のうち、円の中に点を描いた記号は、紙面奥側から手前側に向かう矢印を表し、円の中に交差する2本の線を描いた記号は、紙面手前側から奥側に向かう矢印を表す。空間においてx軸に沿う方向をx軸方向という。また、x軸方向のうち、x成分が増加する方向を+x方向といい、x成分が減少する方向を−x方向という。y、z成分についても、上記の定義に沿ってy軸方向、+y方向、−y方向、z軸方向、+z方向、−z方向を定義する。
図4は、壁材15を+z方向から−z方向に見た図である。壁材15は、被挿入空間の周面に沿って配置された平板であって、収容器2が被挿入空間に挿入されたときに収容器2の重量を支える。ただし、壁材15は重力方向に垂直な平面に沿って配置されている必要はなく、図1に示す通り、被挿入空間に挿入された収容器2の下方側にあればよい。図2および図3で示す通り、壁材15の面がxy平面に平行であるとする。また、+y方向は、収容器2の挿入方向とする。図2および図3に図示しないが、壁材15から見て被挿入空間の側が+z方向である。収容器2の開口部20および蓋21は、壁材15に対向するように配置される。すなわち、開口部20および蓋21は、収容器2の側面における−z方向に設けられている。
制止部材11は、壁材15に設けられた部材であって、収容器2が+y方向に移動して被挿入空間に挿入される途中で、開口部20(図1(b))を閉鎖する蓋21(図3)を+y方向に移動させないよう制止する部材である。図5は、収容器2が+y方向に移動して被挿入空間に収容されるまでの様子をx軸方向に見た断面図である。図5(a)に示す収容器2が+y方向に挿入され、図5(b)に示す通り、蓋21の+y方向側の端部(先端)が制止部材11に突き当たると、蓋21は制止され、この位置より+y方向に移動できなくなる。そのため、図5(c)に示す通り、収容器2は、蓋21以外の部分が+y方向に進み、蓋21は制止部材11に突き当たった位置に留まる。このとき、開口部20は蓋21よりも+y方向に進むため開放される。
図6は、保持部材12を+z方向から−z方向に見た図である。図6に示す通り保持部材12は、例えば壁材15から+z方向に突出する突出部121の周りを切り欠くことにより形成される部材である。切り欠きにより残った板状の部分は、突出部121と壁材15とを繋ぎ、突出部121を支持する支持部材122となる。蓋21と突出部121とが接触することによって、この支持部材122が−z方向に撓む。支持部材122は、突出部121に力がかかると主に根本の領域1220が変形する。
図9は、図4における矢視IX−IXから壁材15を+y方向に見た図である。図9に示す通り、側板16a,16b(以下、これらを区別しない場合、単に「側板16」と表記する)は、壁材15から+z方向に伸びる板材で設けられており、蓋21が壁材15に沿って+y方向に移動する際に、この蓋21をx軸方向の両側から挟んで案内する。側板16aは、蓋21が+x方向に移動することを制限し、側板16bは、蓋21が−x方向に移動することを制限する。
なお、図9に示す通り、制限部材13は、x軸方向において保持部材12と重ならなくてもよい。
受入側蓋19は、図2に示す通り、蓋21が制止部材11によって制止されていないときに、受入口10を閉鎖する。図13は、受入側蓋19を示す図である。受入側蓋19には、受入口10を閉鎖する板材190と、この板材190の上に+z方向に突出した突出部191と、この突出部191から+x方向および−x方向にそれぞれ伸びて、いずれも−y方向に湾曲した2本のアーム192と、が設けられている。また、上述した側板16a,16bには、+x方向側および−x方向側のアーム192をそれぞれ案内する2つのガイド161a,161b(以下、これらを区別しない場合、単に「ガイド161」と表記する)が設けられている。2つのガイド161は、いずれも+y方向に進むほど互いの距離が離れるように傾斜しており、−y方向の端部には切り欠きが設けられている。
以上が実施形態の説明であるが、この実施形態の内容は以下のように変形し得る。また、以下の変形例を組み合わせてもよい。
上述した実施形態において、搬送装置1は、制限部材を複数具備していたが、1つの制限部材だけを具備していてもよい。制限部材は、1つであっても、蓋21が保持部材12によって+z方向に押されるときに、+z方向へ移動可能な範囲を制限できればよい。
上述した実施形態において、制限部材13は、収容器2が挿入方向において保持部材12と重なる位置に配置されていたが、全ての制限部材は、収容器2が挿入方向において保持部材12と重なる位置に配置されていなくてもよい。制限部材は、収容器2が挿入方向と逆の方向に引き抜かれるときに、開口部20が開放されている間は保持部材12に押されている蓋21が収容器2に伴って移動することを制限できればよい。
上述した実施形態において、保持部材12は、蓋21のうち、収容器2の被挿入空間の周方向における中央よりも一方の領域内の部分を保持し、制限部材13は、保持部材12が配置された領域内に配置されていたが、制限部材13と保持部材12とは、上述した共通の領域内になくてもよい。
上述した実施形態において、搬送装置1は、収容器2から供給された現像剤を受入れて内部空間を搬送し画像形成装置9の画像形成部に排出していたが、現像剤以外の粉体を搬送してもよい。この場合、搬送装置1は、画像形成装置9に用いられなくてもよい。
Claims (6)
- 粉体を収容し、側面に開口部と、該開口部を閉鎖する蓋と、が設けられた筒状の収容器が挿入される被挿入空間の周面に沿って、該開口部に対向するように配置された壁材と、
前記壁材に設けられ、前記収容器が挿入方向へ挿入されるときに、前記蓋の該挿入方向への移動を制止して前記開口部を開放する制止部材と、
前記壁材において、前記収容器の挿入方向における前記制止部材よりも奥側に設けられ、前記制止部材によって前記開口部が開放されたときに、該開口部から前記粉体を受入れる受入口と、
前記壁材から前記収容器に向かって突出し、前記前記収容器が前記挿入方向と逆の方向に引き抜かれるときに、前記蓋を保持して該蓋の前記逆の方向への移動を制止する保持部材と、
前記壁材に設けられ、前記蓋が該壁材から前記収容器に向かって移動できる範囲を制限する制限部材と、
前記受入口から受入れられた前記粉体を搬送する搬送部材と、
を具備することを特徴とする搬送装置。 - 前記壁材に設けられた側板であって、前記蓋の前記挿入方向に沿った両側から該蓋を案内する側板を有し、
前記制限部材は、前記保持部材で保持された状態の前記蓋と前記収容器の間に位置するように前記側板のうち少なくとも一方の側の側板から伸びる
ことを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。 - 前記制限部材を複数具備する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の搬送装置。 - 前記制限部材は、少なくとも1つが、前記収容器の挿入方向において前記保持部材と重なる位置に配置される
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の搬送装置。 - 前記保持部材は、前記蓋のうち、前記被挿入空間の周方向における中央よりも一方の領域内の部分を保持し、
前記制限部材は、少なくとも1つが、前記保持部材が配置された前記領域内に配置される
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の搬送装置。 - 前記粉体として現像剤を搬送する、請求項1から5までのいずれか1項に記載の搬送装置と、
前記搬送装置から排出された前記現像剤を用いて媒体上に画像を形成する画像形成部と、
を具備することを特徴とする画像形成装置。
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