JP2017039144A - アーク溶接システムおよびアーク溶接方法 - Google Patents

アーク溶接システムおよびアーク溶接方法 Download PDF

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Abstract

【課題】溶接軌跡の溶接線からのずれを良好に補正すること。
【解決手段】実施形態に係るアーク溶接システムは、電圧検出部と、送給部と、多関節ロボットと、動作制御部と、判定部と、補正部とを備える。電圧検出部は、消耗電極である溶接ワイヤと溶接対象であるワークとの間の電圧を検出する。送給部は、溶接ワイヤをワークに対して前進および後退させる動作を繰り返す。多関節ロボットには、送給部が設けられる。動作制御部は、所定の軌道を跨いで所定の振幅で往復させながら軌道に沿ってワークに対して移動させる動作を多関節ロボットに行わせる。判定部は、電圧検出部によって検出された電圧に基づいて軌道があらかじめ定められた溶接線からずれたか否かを判定する。補正部は、判定部によって軌道が溶接線からずれたと判定された場合に、軌道を補正する。
【選択図】図5

Description

開示の実施形態は、アーク溶接システムおよびアーク溶接方法に関する。
従来、溶接対象となるワークにおいて複数の母材が接する線(以下、「溶接線」という)に沿ってアーク溶接する際に、溶接ワイヤをウィービング動作させながら溶接線に沿って移動させるアーク溶接システムが知られている。ここで、ウィービング動作とは、かかる溶接線を跨いで溶接ワイヤを所定の振幅で往復させる動作のことを指す。
また、上記したウィービング動作を伴うアーク溶接において、ウィービング動作に伴う溶接電流の変化に基づいて溶接軌跡の溶接線からのずれを補正する技術が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2012−240064号公報
しかしながら、溶接ワイヤをワークに対して前進および後退させる動作を繰り返しつつアーク溶接を行う場合、溶接電流の変化がウィービング動作に連動しないため、溶接電流の変化に基づいて溶接線からのずれを検出することはできない。
具体的には、溶接ワイヤを前進および後退させる動作を繰り返しつつウィービング動作を行うとワークと溶接ワイヤとの距離が絶えず変化するので、電流変化からウィービング動作の中心線(振幅が0の点を結んだ線)をみつけることが難しいためである。
実施形態の一態様は、溶接軌跡の溶接線からのずれを良好に補正することができるアーク溶接システムおよびアーク溶接方法を提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係るアーク溶接システムは、電圧検出部と、送給部と、多関節ロボットと、動作制御部と、判定部と、補正部とを備える。電圧検出部は、消耗電極である溶接ワイヤと溶接対象であるワークとの間の電圧を検出する。送給部は、溶接ワイヤをワークに対して前進および後退させる動作を繰り返す。多関節ロボットには、送給部が設けられる。動作制御部は、所定の軌道を跨いで所定の振幅で往復させながら軌道に沿ってワークに対して移動させる動作を多関節ロボットに行わせる。判定部は、電圧検出部によって検出された電圧に基づいて軌道があらかじめ定められた溶接線からずれたか否かを判定する。補正部は、判定部によって軌道が溶接線からずれたと判定された場合に、軌道を補正する。
実施形態の一態様によれば、溶接軌跡の溶接線からのずれを良好に補正することが可能なアーク溶接システムおよびアーク溶接方法を提供することができる。
図1は、アーク溶接方法の概要を示す図である。 図2は、アーク溶接システムの全体構成を示す図である。 図3は、アーク溶接装置のブロック図である。 図4は、アーク溶接装置における制御部および記憶部のブロック図である。 図5は、ロボットコントローラのブロック図である。 図6は、溶接線に対する軌道のずれがない場合のワークとウィービング動作との関係を示す図である。 図7は、溶接線に対する軌道のずれがない場合のウィービング動作と溶接電圧との関係を示す図である。 図8は、溶接線に対する軌道のずれがある場合のワークとウィービング動作との関係を示す図である。 図9は、溶接線に対する軌道のずれがある場合のウィービング動作と溶接電圧との関係を示す図である。 図10は、ロボットコントローラが実行する処理手順を示すフローチャート(その1)である。 図11は、ロボットコントローラが実行する処理手順を示すフローチャート(その2)である。
以下、添付図面を参照して、本願の開示するアーク溶接システムおよびアーク溶接方法の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
また、以下に示す実施形態では、「平行」、「同値」、「同じ」、「対称」といった表現を用いる場合があるが、厳密にこれらの状態を満たすことを要しない。すなわち、上記した各表現は、製造精度、設置精度、処理精度、検出精度などのずれを許容するものとする。
まず、実施形態に係るアーク溶接方法の概要について図1を用いて説明する。図1は、アーク溶接方法の概要を示す図である。図1に示すワークWは、たとえば、2つの板状の母材が接する溶接線100に沿って溶接される。ここで、図1には、ワークWをY軸の負方向から正方向へ向かう向きにみた拡大図をあわせて示している。なお、以下の説明では、かかる溶接線100が直線である場合について説明するが、溶接線100は、曲線や、直線と曲線との組み合わせであってもよい。
また、本実施形態では、2つの母材が鋭角に接する側から溶接を行うものとする。また、図1では、かかる鋭角を2等分するようにワークWから溶接ワイヤ200側へ向かう向きを正方向とするZ軸、溶接線100と平行で溶接向きを正方向とするY軸を含んだ3次元の直交座標系を示している。かかる直交座標系は、以下の説明で用いる他の図面においても示す場合がある。なお、後述するウィービング動作は、XY平面と平行な平面上で行われるものとする。
図1に示すように、溶接トーチ13は、ワークW側へ溶接ワイヤ200を突出させる。溶接ワイヤ200は、溶接ワイヤ200とワークWとの間に印加された電流で溶融して消耗するいわゆる消耗電極として用いられる。
溶接トーチ13は、上記した溶接線100に対応する軌道110に沿って移動する。ここで、溶接トーチ13は、軌道110に沿って移動しつつ、同図に示すX軸と平行な方向に往復するウィービング動作を行う。このため、軌道110に沿った移動と、ウィービング動作とが合成され、溶接トーチ13は、同図に示すサインカーブ状のウィービング軌跡111をとる。なお、ウィービング軌跡111に沿って形成される溶接跡が溶接軌跡に相当する。
また、本実施形態に係るアーク溶接方法では、溶接ワイヤ200をワークWに対して前進させる動作(図1のZ軸負方向へ前進させる動作)と、後退させる動作(Z軸正方向へ後退させる動作)を繰り返す。これにより、本実施形態に係るアーク溶接では、溶接ワイヤ200とワークWとが短絡する短絡状態と、両者間にアークを発生させるアーク状態とを繰り返し発生させる。
なお、以下の説明では、溶接ワイヤ200を前進させる動作と、後退させる動作とをあわせて「進退動作」という場合がある。図1には、かかる進退動作の向きを、両矢印の進退方向112として示している。
ところで、図1の拡大図に示した形状のワークWを、ウィービング動作を行いつつアーク溶接する場合、溶接線100からZ軸正方向へ向かう位置に軌道110があることが好ましい。
しかし、溶接トーチ13とワークWとの間でX軸についての相対位置に誤差が生じた場合には、このような理想的な軌道から軌道110がずれてしまう。なお、図1の拡大図には、参考のため、溶接トーチ13の軌道110が、溶接線100よりもX軸正方向へずれた場合を示している。
ここで、仮に、溶接ワイヤ200の進退動作を伴わない溶接を行う場合には、溶接ワイヤ200と、ワークWとの距離の変化は、図1に示したようなワークWの凹部の形状によって定まる。このため、かかる場合には、溶接ワイヤ200とワークWとの間に印加される溶接電流の変化に応じて軌道110を補正することが行われていた。
ところが、上記したように、溶接ワイヤ200の進退動作でアーク溶接を行う場合、かかる進退動作に伴って溶接電流が絶えず変化する。このため、溶接電流に基づいて軌道110の補正を行うことは困難である。
そこで、本実施形態に係るアーク溶接方法では、溶接ワイヤ200とワークWとの間の電圧(以下、「溶接電圧」という)に基づいて溶接線100と軌道110とのずれがあるか否かを判定することとした。そして、両者にずれがあると判定された場合には、軌道110を溶接線100へ近づける補正を行うこととした。
特に、定電圧特性を有する溶接電源を用いて電流制御を行う場合、アーク溶接に伴う電圧変化が小さいため、溶接電圧の変化を溶接線100と軌道110とのずれの判定に用いることは行われていなかった。しかしながら、溶接ワイヤ200の進退動作でアーク溶接を行う場合には、溶接電圧の変化が大きいことが判明したため、本実施形態に係るアーク溶接方法では、溶接電圧に基づいてずれの判定や、ずれの補正を行うこととした。
このように、本実施形態に係るアーク溶接方法によれば、軌道110の溶接線100からのずれを良好に補正することができる。なお、本実施形態に係るアーク溶接方法のさらに具体的な内容は、以下に示すアーク溶接システムの説明においてあわせて説明することとする。
次に、本実施形態に係るアーク溶接システムの全体構成について図2を用いて説明する。図2は、アーク溶接システム1の全体構成を示す図である。図2に示すように、アーク溶接システム1は、多関節ロボット10と、ロボットコントローラ20と、アーク溶接装置30とを備える。
なお、同図には、溶接対象となるワークWと、多関節ロボット10へ溶接ワイヤ200を供給するワイヤ貯蔵部201と、アーク溶接に用いるシールドガスを供給するガスボンベ202とをあわせて示している。また、同図では、アーク溶接システム1の説明に用いる構成要素のみを示しており、一般的な構成要素についての記載を省略している。
まず、多関節ロボット10の構成について説明する。多関節ロボット10は、ロボットアーム11と、関節部12と、溶接トーチ13と、送給部14とを備える。多関節ロボット10は、関節部12を介してロボットアーム11がそれぞれ接続され、複数のロボットアーム11および関節部12を有する多関節のロボットである。また、先端側のロボットアーム11には、溶接トーチ13が取り付けられ、基端側のロボットアーム11は、基台などを介して接地面に固定される。
関節部12は、サーボモータなどのアクチュエータや、アクチュエータの回転を減速する減速機が取り付けられており、ロボットコントローラ20からの指令に基づいてアクチュエータを駆動させることでロボットアーム11の位置や姿勢を変化させる動作を行う。
すなわち、多関節ロボット10は、ロボットコントローラ20からの指令に基づいて溶接トーチ13の位置や姿勢を変化させる。これにより、多関節ロボット10は、溶接トーチ13を軌道110に沿ってウィービング動作させる(図1のウィービング軌跡111参照)。
溶接トーチ13は、送給部14を介して送給される溶接ワイヤ200を通過させる貫通孔を有しており、先端の開口から溶接ワイヤ200を突出させる。また、溶接トーチ13は、アーク溶接装置30から供給される電力を溶接ワイヤ200に当接するコンタクトチップ(図示せず)を介して溶接ワイヤ200へ提供する。
送給部14は、アーク溶接装置30からの指令に基づいて溶接ワイヤ200を溶接トーチ13側へ送り出す動作および溶接トーチ13側から引き込む動作を行う。これにより、送給部14は、溶接ワイヤ200を進退動作させる(図1の進退方向112参照)。なお、以下では、溶接ワイヤ200を溶接トーチ13側へ送り出す動作を「正送」、溶接トーチ13側から引き込む動作を「逆送」という場合がある。
次に、図3および図4を用いてアーク溶接装置30の構成について説明する。図3は、アーク溶接装置30のブロック図である。
図3に示すように、アーク溶接装置30は、一次整流回路30aと、スイッチング回路30bと、変圧器30cと、二次整流回路30dと、リアクトル30eとを備える。また、アーク溶接装置30は、制御部31と、記憶部32と、電圧検出部33と、電流検出部34とを備える。アーク溶接装置30は、溶接トーチ13およびワークWへ溶接用の電力を供給する。
なお、制御部31および記憶部32は、後述するロボットコントローラ20の制御部21および記憶部22と同様にコンピュータや記憶デバイスを用いて構成することができる。
なお、図3には、アーク溶接装置30との接続関係をわかりやすくするために、アーク溶接装置30へ交流電力を供給する商用電源40と、ロボットコントローラ20と、溶接トーチ13と、送給部14と、溶接ワイヤ200と、ワークWとをあわせて示している。
一次整流回路30aは、商用電源40と接続され、商用電源40から供給される交流電力を整流する。そして、一次整流回路30aは、整流した電力をスイッチング回路30bへ供給する。
スイッチング回路30bは、一次整流回路30aから供給される電力に対してPWM(Pulse Width Modulation)制御を行い、任意の電流波形や任意の電圧波形を生成する。そして、スイッチング回路30bは、生成した電流波形や電圧波形を変圧器30cへ出力する。
変圧器30cは、スイッチング回路30bから供給された電力を変圧し、変圧後の電力を二次整流回路30dへ出力する。二次整流回路30dは、変圧器30cから出力される供給電力を整流する。なお、二次整流回路30dの2つの出力端のうち一方は、ワークWに接続される。
リアクトル30eは、二次整流回路30dの2つの出力端のうち他方に接続され、二次整流回路30dによって整流された供給電力を平滑化する。なお、リアクトル30eの下流側に溶接トーチ13が接続される。
制御部31は、ロボットコントローラ20と通信しつつ、アーク溶接装置30の全体制御を行うとともに、送給部14の送給速度を制御する。なお、制御部31の具体的な内容については、図4を用いて後述する。記憶部32は、たとえば、不揮発性メモリであり、制御部31が用いる情報を記憶する。なお、記憶部32が記憶する具体的な内容については、図4を用いて後述する。
電圧検出部33は、二次整流回路30dの2つの出力端にそれぞれ接続され、溶接トーチ13とワークWとの間の電圧(以下、「溶接電圧」という)を検出する。なお、電圧検出部33は、検出結果を制御部31へ出力する。
電流検出部34は、リアクトル30eの下流側に接続され、溶接トーチ13とワークWとの間の電流(以下、「溶接電流」という)を検出する。なお、電流検出部34は、検出結果を制御部31へ出力する。
次に、アーク溶接装置30における制御部31および記憶部32の詳細について図4を用いて説明する。図4は、アーク溶接装置30における制御部31および記憶部32のブロック図である。
図4に示すように、制御部31は、検出部31aと、指示部31bと、送給調整部31cと、電力調整部31dとを備える。また、記憶部32は、送給速度情報32aと、溶接情報32bとを記憶する。なお、図4には、制御部31との接続関係をわかりやすくするために、ロボットコントローラ20と、送給部14と、電圧検出部33と、電流検出部34と、スイッチング回路30bとをあわせて示している。
検出部31aは、溶接ワイヤ200とワークWとの間が短絡状態であるかアーク状態であるかを検出する。具体的には、検出部31aは、電圧検出部33が検出した電圧値が所定値以下の間は短絡状態を検出し、所定値より大きい間はアーク状態を検出する。そして、検出部31aは、検出結果を指示部31bへ出力する。
指示部31bは、検出部31aの検出結果に基づき、溶接ワイヤ200の送給状態を調整するように送給調整部31cへ指示する。具体的には、指示部31bは、検出部31aがアーク状態を検出すると溶接ワイヤ200を正送するように送給調整部31cへ指示する。一方、指示部31bは、検出部31aが短絡状態を検出すると溶接ワイヤ200を逆送するように送給調整部31cへ指示する。
また、指示部31bは、検出部31aの検出結果に基づき、溶接ワイヤ200とワークWとの間の電力を調整するように電力調整部31dへ指示する。具体的には、指示部31bは、検出部31aが短絡状態を検出すると溶接電流を徐々に増加させるように電力調整部31dへ指示する。一方、指示部31bは、検出部31aがアーク状態を検出すると、電流値が最大となる溶接電流を所定の期間にわたって維持した後、徐々に減少させるように電力調整部31dへ指示する。
送給調整部31cは、記憶部32の送給速度情報32aおよび指示部31bの指示に基づき、送給部14の送給向きおよび送給速度を調整する。ここで、送給速度情報32aは、たとえば、正送の送給速度、逆送の送給速度の経時変化をあらかじめ定めた情報である。なお、正送の送給速度を一定速度としたり、逆送の送給速度を一定速度としたりすることとしてもよい。
送給調整部31cは、指示部31bから溶接ワイヤ200を正送するように指示された場合には、送給速度情報32aにおける正送の送給速度に関する情報に基づく送給速度指示を送給部14へ出力する。一方、送給調整部31cは、指示部31bから溶接ワイヤ200を逆送するように指示された場合には、送給速度情報32aにおける逆送の送給速度に関する情報に基づく送給速度指示を送給部14へ出力する。
電力調整部31dは、記憶部32の溶接情報32bおよび指示部31bの指示に基づき、溶接ワイヤ200とワークWとの間の電流や電圧を調整する。ここで、溶接情報32bは、電流変化や電圧変化のプロファイルをあらかじめ定めた各種パラメータを含んだ情報である。なお、電力調整部31dは、生成した電流調整信号や電圧調整信号をスイッチング回路30bへ出力する。この際、電力調整部31dは、電圧を定電圧に保つ信号をスイッチング回路30bへ出力することができる。
次に、ロボットコントローラ20の構成について図5を用いて説明する。図5は、ロボットコントローラ20のブロック図である。図5に示すように、ロボットコントローラ20は、制御部21と、記憶部22とを備える。
制御部21は、動作制御部21aと、判定部21bと、補正部21cとを備え、記憶部22は、教示情報22aを記憶する。なお、図5には、ロボットコントローラ20との接続関係をわかりやすくするために、多関節ロボット10と、アーク溶接装置30とをあわせて示している。
ここで、ロボットコントローラ20は、たとえば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、入出力ポートなどを有するコンピュータや各種の回路を含む。
コンピュータのCPUは、たとえば、ROMに記憶されたプログラムを読み出して実行することによって、制御部21の動作制御部21a、判定部21bおよび補正部21cとして機能する。
また、動作制御部21a、判定部21bおよび補正部21cの少なくともいずれか一つまたは全部をASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアで構成することもできる。
記憶部22は、たとえば、RAMやHDDに対応する。RAMやHDDは、教示情報22aを記憶することができる。なお、ロボットコントローラ20は、有線や無線のネットワークで接続された他のコンピュータや可搬型記録媒体を介して上記したプログラムや各種情報を取得することとしてもよい。
制御部21は、ロボットコントローラ20の全体制御および多関節ロボット10の動作制御を行う。なお、本実施形態では、送給部14の制御をアーク溶接装置30が行う場合について示したが、送給部14の制御をロボットコントローラ20が行うこととしてもよい。すなわち、アーク溶接装置30の送給調整部31cをロボットコントローラ20の制御部21に設けることとしてもよい。
動作制御部21aは、記憶部22の教示情報22aに基づいて多関節ロボット10の動作を制御する。具体的には、動作制御部21aは、多関節ロボット10に取り付けられた溶接トーチ13(図2参照)にウィービング動作を行わせつつ、溶接線100に沿って移動させる動作を多関節ロボット10に指示することでアーク溶接を行わせる。
ここで、教示情報22aは、多関節ロボット10へ動作を教示する段階で作成され、多関節ロボット10の動作経路を規定するプログラムである「ジョブ」を含んだ情報である。動作制御部21aは、教示情報22aに基づいて多関節ロボット10を動作させることで溶接トーチ13を移動させ、アーク溶接を実行させる。
判定部21bは、動作制御部21aから受け取ったウィービング動作の動作状況と、電圧検出部33の検出結果とに基づいて溶接トーチ13の軌道110(図1参照)が、溶接線100(図1参照)からずれたか否かを判定する。
具体的には、判定部21bは、軌道110に沿ったウィービング動作における軌道110の右側(X軸正方向)と、左側(X軸負方向)とのうち、電圧が低い側に軌道110がずれていると判定する。なお、判定部21bが行う判定処理の詳細については、図6〜図9を用いて後述する。
補正部21cは、判定部21bが、溶接トーチ13の軌道110(図1参照)が、溶接線100(図1参照)からずれたと判定した場合に、ずれた向きと逆側へ軌道110を戻すように動作制御部21aに対して指示する。
具体的には、補正部21cは、判定部21bが、電圧が低い側に軌道110がずれていると判定するので、電圧が高い側へ軌道110を戻すように補正する。たとえば、図1に示したように、軌道110が溶接線100の右側(X軸正方向)にずれている場合には、補正部21cは、軌道110を左側(X軸負方向)へ戻すように動作制御部21aへ指示する。
ここで、補正部21cは、軌道110の補正をあらかじめ定められた補正量ずつ行う。なお、かかる補正量の大きさを適宜定めておくことで、補正によって軌道110が過度に補正されて波打つ事態を防止することができる。すなわち、軌道110の補正をあらかじめ定められた補正量ずつ行うことで軌道110の補正を滑らかに行うことができる。
次に、上記した判定部21bが行う判定処理の詳細について図6〜図9を用いて説明する。以下では、溶接線100に対する軌道110のずれがない場合について、図6および図7を用いて説明し、両者にずれがある場合について、図8および図9を用いて説明することとする。
まず、溶接線100に対する軌道110のずれがない場合について図6および図7を用いて説明する。図6は、溶接線100に対する軌道110のずれがない場合のワークWとウィービング動作との関係を示す図である。また、図7は、溶接線100に対する軌道110のずれがない場合のウィービング動作と溶接電圧との関係を示す図である。
図6に示すように、溶接トーチ13は、XY平面と平行な平面において振幅Aでウィービング動作を行っているものとする。この場合、ウィービング動作の中心Cは、溶接線100からZ軸正方向へ向かう直線上に存在する。
なお、中心Cは、軌道110に対応する。また、同図には、ウィービング動作の右端Rと、左端Lとを示すとともに、各端における溶接トーチ13の位置を破線で示している。また、図1を用いて既に説明したように、溶接トーチ13から突出する溶接ワイヤ200は、ワークWに対して進退方向112に沿って進退する。
このように、溶接線100に対する軌道110のずれがない場合、溶接トーチ13とワークWとの距離は、右端Rと左端Lとで同じになる。このため、図7に示すように、ウィービング動作における右端R側における溶接電圧の最小ピーク値71と、左端L側における溶接電圧の最小ピーク値72とは同値となる。
具体的には、図7に示すように、溶接トーチ13が中心Cを通過するタイミングt0,t1,t2,t3,t4で、溶接電圧は、最大ピーク値をとる。これは、図6に示したように、中心Cで、溶接トーチ13とワークWとの距離が最大となるためである。
一方、図7に示したように、溶接トーチ13が右端Rおよび左端Lを通過する際には、溶接電圧は、最小ピーク値をとる。そして、右端Rに対応する最小ピーク値71と、左端Lに対応する最小ピーク値72とには差はみられない。
これは、図6に示したように、ワークWの形状が中心Cと溶接線100とを結ぶ線について対称であるので、中心CがワークWの凹みの中央に位置する場合には、溶接トーチ13とワークWとの距離が右端Rと左端Lとで最小かつ同値となるためである。
ここで、図6に示したように、溶接ワイヤ200はワークWに対する進退動作を繰り返す。このため、実際の溶接電圧は、細かい変動を繰り返しながら、図7に示した溶接電圧の変動曲線に沿って変化するが、図7では、説明をわかりやすくするために、かかる細かい変動を省略している。また、図7では、溶接トーチ13の位置の経時変化が、いわゆるサインカーブ状である場合を例示しているが、任意の形状であっても構わない。
次に、溶接線100に対する軌道110のずれがある場合について図8および図9を用いて説明する。図8は、溶接線100に対する軌道110のずれがある場合のワークWとウィービング動作との関係を示す図である。また、図9は、溶接線100に対する軌道110のずれがある場合のウィービング動作と溶接電圧との関係を示す図である。なお、図8および図9では、軌道110が溶接線100よりもX軸正方向へずれた場合をあらわしており、図6および図7における中心Cの位置を、参考のため、中間位置100aとして示している。
図8に示すように、軌道110が溶接線100よりもX軸正方向へずれた場合、溶接トーチ13とワークWとの距離は、右端Rのほうが左端Lよりも小さくなる。このため、図9に示すように、右端R側における溶接電圧の最小ピーク値91は、左端L側における溶接電圧の最小ピーク値92よりも小さくなる。
そこで、上記したロボットコントローラ20の判定部21b(図5参照)は、ウィービング動作における右端R側の最小ピーク値91と、左端L側の最小ピーク値92とを比較し、比較結果に基づいて溶接線100と軌道110とがずれているか否かを判定することとした。
たとえば、図9に示すように、判定部21bは、最小ピーク値91と最小ピーク値92との差分dが予め定められた閾値よりも大きい場合に、溶接線100と軌道110とがずれていると判定する。また、判定部21bは、最小ピーク値91と最小ピーク値92とのうち小さいほうに軌道110がずれていると判定する。
たとえば、図9に示したように、最小ピーク値92のほうが最小ピーク値91よりも大きい場合には、ウィービング動作における右端R側に軌道110がずれていると判定する。逆に、最小ピーク値91のほうが最小ピーク値92よりも大きい場合には、ウィービング動作における左端L側に軌道110がずれていると判定する。
なお、判定部21bは、最小ピーク値91と最小ピーク値92との比を用いて判定を行うこととしてもよい。たとえば、最小ピーク値91を最小ピーク値92で除した値から1を引いた値の絶対値が、予め定められた閾値よりも大きい場合に、判定部21bは、溶接線100と軌道110とがずれていると判定する。
そして、判定部21bは、最小ピーク値91を最小ピーク値92で除した値が1よりも大きい場合には、ウィービング動作における左端L側に軌道110がずれていると判定し、1よりも小さい場合には、右端R側に軌道110がずれていると判定する。
ところで、これまでは、判定部21bが、最小ピーク値91と最小ピーク値92との比較に基づいて溶接線100と軌道110とのずれを判定する場合について説明した。しかしながら、これに限らず、判定部21bが、ウィービング動作における右端R側における溶接電圧の積算値と、左端L側における溶接電圧の積算値との比較に基づいてかかる判定を行うこととしてもよい。
具体的には、図9に示したように、判定部21bは、ウィービング動作における右端R側における溶接電圧の積算値93と、左端L側における溶接電圧の積算値94とを比較する。そして、積算値93と積算値94との差があらかじめ定められた閾値よりも大きい場合に、判定部21bは、溶接線100と軌道110とがずれていると判定する。そして、判定部21bは、積算値93と積算値94とのうち小さいほうに軌道110がずれていると判定する。
図9に示した場合では、積算値93のほうが積算値94よりも小さいので、判定部21bは、右端R側に軌道110がずれていると判定する。逆に、積算値93のほうが積算値94よりも大きい場合には、判定部21bは、左端L側に軌道110がずれていると判定する。
このように、判定部21bは、ウィービング動作における右端R側の電圧と、左端L側の電圧のうち、電圧が低い側に軌道110がずれていると判定する。そして、補正部21cは、電圧が高い側に軌道110を戻すように補正する。ここで、「電圧が高い」という表現は、「溶接電圧の最小ピーク値が高い」、「溶接電圧の積算値が高い」、あるいは、「対応するタイミングにおける溶接電圧が高い」といった意味を含むものとする。
なお、補正部21cは、判定部21bから軌道110のずれがある旨の通知を受けるたびに補正を実行してもよいし、同じ側にずれた旨の通知を所定回数連続して受けた場合に補正を実行してもよい。たとえば、補正部21cは、判定部21bから軌道110が右端R側にずれた旨の通知を2回続けて受けた場合に、補正を実行する。このようにすることで、ノイズ等の影響を抑えつつ軌道110の補正を行うことができる。
次に、図5に示したロボットコントローラ20が実行する処理手順について図10および図11を用いて説明する。図10は、ロボットコントローラ20が実行する処理手順を示すフローチャート(その1)であり、図11は、ロボットコントローラ20が実行する処理手順を示すフローチャート(その2)である。
なお、図10では、判定部21bが、溶接電圧の最小ピーク値に基づいて判定を行う場合について、図11では、判定部21bが、溶接電圧の積算値に基づいて判定を行う場合について、それぞれ説明する。
まず、判定部21bが、溶接電圧の最小ピーク値に基づいて判定を行う場合について説明する。図10に示すように、判定部21bは、隣り合う最小ピーク値の差分が閾値よりも大きいか否かを判定する(ステップS101)。そして、かかる差分が閾値よりも大きい場合には(ステップS101,Yes)、判定部21bは、ウィービング動作における右端R側と左端L側のどちらが大きいかを含めて補正部21cへ通知する。
かかる通知を受けた補正部21cは、最小ピーク値が大きい側(右端R側および左端L側のいずれか)へ、溶接トーチ13の軌道110を補正し(ステップS102)、処理を終了する。
ここで、補正部21cは、あらかじめ定められた補正値だけ軌道110を補正する。なお、ステップS101の判定条件を満たさなかった場合には(ステップS101、No)、ステップS102の処理を行うことなく処理を終了する。また、図9を用いて既に説明したように、判定部21bは、最小ピーク値同士の比を閾値と比較することとしてもよい。
次に、判定部21bが、溶接電圧の積算値に基づいて判定を行う場合について説明する。図11に示すように、判定部21bは、ウィービング動作における中心Cの各側(右端R側および左端L側のそれぞれ)で、溶接電圧の積算値を算出する(ステップS201)。
つづいて、判定部21bは、積算値同士の差分が閾値よりも大きいか否かを判定する(ステップS202)。そして、かかる差分が閾値よりも大きい場合には(ステップS202,Yes)、判定部21bは、ウィービング動作における右端R側と左端L側のどちらが大きいかを含めて補正部21cへ通知する。
かかる通知を受けた補正部21cは、積算値が大きい側(右端R側および左端L側のいずれか)へ、溶接トーチ13の軌道110を補正し(ステップS203)、処理を終了する。
ここで、補正部21cは、あらかじめ定められた補正値だけ軌道110を補正する。なお、ステップS202の判定条件を満たさなかった場合には(ステップS202、No)、ステップS203の処理を行うことなく処理を終了する。また、図9を用いて既に説明したように、判定部21bは、積算値同士の比を閾値と比較することとしてもよい。
上述してきたように、本実施形態に係るアーク溶接システム1は、電圧検出部33と、送給部14と、多関節ロボット10と、動作制御部21aと、判定部21bと、補正部21cとを備える。電圧検出部33は、消耗電極である溶接ワイヤ200と溶接対象であるワークWとの間の電圧を検出する。送給部14は、溶接ワイヤ200をワークWに対して前進および後退させる動作(進退動作)を繰り返す。
また、多関節ロボット10には、送給部14が設けられる。動作制御部21aは、送給部14から送給される溶接ワイヤ200を、所定の軌道110を跨いで所定の振幅Aで往復させながら軌道110に沿ってワークWに対して移動させる動作を多関節ロボット10に行わせる。判定部21bは、電圧検出部33によって検出された電圧に基づいて軌道110があらかじめ定められた溶接線100からずれたか否かを判定する。補正部21cは、判定部21bによって軌道110が溶接線100からずれたと判定された場合に、軌道110を補正する。
したがって、本実施形態に係るアーク溶接システム1によれば、溶接ワイヤ200の進退動作およびウィービング動作を行いつつアーク溶接を行う場合であっても、軌道110の溶接線100からのずれを良好に補正することができる。
なお、上述した実施形態では、溶接トーチ13をワークWに対して移動する場合について説明したが、溶接トーチ13をワークWに対して相対的に移動させることとすれば足りる。たとえば、ポジショナなどのワークWを保持する装置を動作させることによってワークWを移動させたり、溶接トーチ13およびワークWの双方を移動させたりすることとしてもよい。
また、上述した実施形態では、判定部21bによる判定結果に応じて補正部21cが軌道110の補正を行う場合について説明したが、補正部21cを省略することとしてもよい。すなわち、軌道110の補正を行うかわりに、エラー報知を行ったり、溶接中止を行ったりすることとしてもよい。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 アーク溶接システム
10 多関節ロボット
11 ロボットアーム
12 関節部
13 溶接トーチ
14 送給部
20 ロボットコントローラ
21 制御部
21a 動作制御部
21b 判定部
21c 補正部
22 記憶部
22a 教示情報
30 アーク溶接装置
30a 一次整流回路
30b スイッチング回路
30c 変圧器
30d 二次整流回路
30e リアクトル
31 制御部
31a 検出部
31b 指示部
31c 送給調整部
31d 電力調整部
32 記憶部
32a 送給速度情報
32b 溶接情報
33 電圧検出部
34 電流検出部
40 商用電源
100 溶接線
110 軌道
111 ウィービング軌跡
200 溶接ワイヤ
201 ワイヤ貯蔵部
202 ガスボンベ
W ワーク
C 中心
R 右端
L 左端

Claims (6)

  1. 消耗電極である溶接ワイヤと溶接対象であるワークとの間の電圧を検出する電圧検出部と、
    前記溶接ワイヤを前記ワークに対して前進および後退させる動作を繰り返す送給部と、
    前記送給部が設けられる多関節ロボットと、
    前記送給部から送給される前記溶接ワイヤを、所定の軌道を跨いで所定の振幅で往復させながら当該軌道に沿って前記ワークに対して移動させる動作を前記多関節ロボットに行わせる動作制御部と、
    前記電圧検出部によって検出された電圧に基づいて前記軌道があらかじめ定められた溶接線からずれたか否かを判定する判定部と、
    前記判定部によって前記軌道が前記溶接線からずれたと判定された場合に、前記軌道を補正する補正部と
    を備えることを特徴とするアーク溶接システム。
  2. 前記判定部は、
    前記電圧検出部によって検出された電圧の経時変化における隣り合う最小ピーク値同士の比較結果に基づいて前記軌道が前記溶接線からずれたか否かを判定すること
    を特徴とする請求項1に記載のアーク溶接システム。
  3. 前記判定部は、
    前記溶接ワイヤを往復させる動作において前記溶接ワイヤが前記軌道の一方側に位置する区間における前記電圧の積算値と、他方側に位置する区間における前記電圧の積算値との比較結果に基づいて前記軌道が前記溶接線からずれたか否かを判定すること
    を特徴とする請求項1に記載のアーク溶接システム。
  4. 前記補正部は、
    前記軌道の両側のうち前記電圧検出部によって検出された電圧が高い側へ当該軌道をずらす補正を行うこと
    を特徴とする請求項1、2または3に記載のアーク溶接システム。
  5. 前記補正部は、
    前記軌道をずらす補正を行う際に、あらかじめ定められた補正量ずつ当該軌道をずらすこと
    を特徴とする請求項4に記載のアーク溶接システム。
  6. 前進および後退を繰り返しつつ送給される溶接ワイヤを、所定の軌道を跨いで所定の振幅で往復させながら当該軌道に沿ってワークに対して相対的に移動させる移動工程と、
    前記溶接ワイヤおよび前記ワーク間の電圧に基づいて前記軌道があらかじめ定められた溶接線からずれたか否かを判定する判定工程と、
    前記判定工程において前記軌道が前記溶接線からずれたと判定された場合に、前記軌道を補正する補正工程と
    を含むことを特徴とするアーク溶接方法。
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