JP2017038138A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮像素子への外部からの入射光の集光具合を高精度で判断することができるとともに、赤外線撮像部以外の撮像部を備える撮像装置にも対応することができる入射光調整技術を提供する。
【解決手段】撮像装置は、レンズユニット4の撮影光学系を通過した被写体光束を光電変換して電気信号に変換する撮像素子5と、撮像素子5に入射する光量を減光する減光手段と、減光手段を制御する制御手段44と、撮像素子5の被写体側に向けて撮影光路外に配置され、撮像素子5の温度を検出する温度検出手段41と、を備える。制御手段44は、温度検出手段41により検出された撮像素子5の温度があらかじめ定められた設定値以上で、かつ設定値以上の温度があらかじめ定められた設定時間を経過した場合に、減光手段を制御して撮像素子5へ入射する光量を減光させる(S105,109,111,104)。
【選択図】図12

Description

本発明は、デジタルカメラ等の撮像装置に関し、特に監視カメラ等における入射光量調整技術の改良に関する。
監視カメラ等の撮像装置では、屋外等に設置した場合、撮像素子に対して太陽光等の強い光が入射すると、撮像素子の温度が上昇して撮像素子に悪影響を及ぼす可能性がある。特に監視カメラは、常に固定された状態で使用されるため、設置時に強い光が入射しなくても、天候、季節、時間によって太陽光の位置や強さが変わり、予期せずして撮像素子の温度が上昇することが懸念される。
このような問題に対して、例えば、像振れ補正手段と、撮像素子の温度情報を取得する温度取得手段と、撮像素子の電気信号から画像における輝度レベルを取得する輝度レベル取得手段とを備える撮像装置が提案されている(特許文献1)。この提案では、温度取得手段で取得した温度が一定値以上である場合、撮像素子上で最も輝度レベルが高い位置を集光位置として検出して、集光による撮像素子への影響が軽減される位置へ集光位置を移動させるように制御している。
また、A/D変換した赤外線信号が予め定められた閾値以上になったときに、赤外線撮像部への外部からの入射光を遮断又は絞るためにシャッタ機構又は光学絞り機構を駆動させる技術が開示されている(特許文献2)。
特開2014−74826号公報 特開2008−278036号公報
しかし、上記特許文献1では、CMOSセンサで撮像した画像の輝度値から太陽光の集光位置を検出するため、集光位置の検出結果の信頼性が低く、CMOSセンサに悪影響を及ぼす光の入射か否かを判断するのがむずかしい。また、上記特許文献2では、赤外線撮像部以外の撮像部を備える撮像装置では、対応することができない。
そこで、本発明は、撮像素子への外部からの入射光の集光具合を高精度で判断することができるとともに、赤外線撮像部以外の撮像部を備える撮像装置にも対応することができる入射光調整技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、レンズユニットの撮影光学系を通過した被写体光束を光電変換して電気信号に変換する撮像素子と、前記撮像素子に入射する光量を減光する減光手段と、前記減光手段を制御する制御手段と、前記撮像素子の被写体側に向けて撮影光路外に配置され、前記撮像素子の温度を検出する温度検出手段と、を備え、前記制御手段は、前記温度検出手段により検出された前記撮像素子の温度があらかじめ定められた設定値以上で、かつ前記設定値以上の温度があらかじめ定められた設定時間を経過した場合に、前記減光手段を制御して前記撮像素子へ入射する光量を減光させることを特徴とする。
また、本発明は、レンズユニットの撮影光学系を通過した被写体光束を光電変換して電気信号に変換する撮像素子と、前記撮像素子に入射する光量を減光する減光手段と、前記減光手段を制御する制御手段と、前記撮像素子の被写体側に向けて撮影光路外に配置され、前記撮像素子の温度を検出する温度検出手段と、撮像装置の位置情報を記憶する記憶手段と、日付及び時刻を計時する計時手段と、前記記憶手段に記憶した前記位置情報、及び前記計時手段により計時された計時情報に基づいて太陽の位置を求める位置演算手段と、前記位置演算手段で求めた太陽の位置情報に基づいて、前記撮像素子に太陽光が入射しているかを判断する入射演算手段と、を備え、前記制御手段は、前記温度検出手段により検出された前記撮像素子の温度があらかじめ定められた設定値以上で、かつ前記設定値以上の温度があらかじめ定められた設定時間を経過し、更に、前記入射演算手段により前記撮像素子に太陽光が入射していると判断された場合に、前記減光手段を制御して前記撮像素子へ入射する光量を減光させることを特徴とする。
また、本発明は、レンズユニットの撮影光学系を通過した被写体光束を光電変換して電気信号に変換する撮像素子と、前記撮像素子の保護ガラスの撮影光路外に設けられ、前記撮像素子の温度を検出する複数の接触温度センサと、前記複数の接触温度センサのうちのいずれかの接触温度センサにより検出された温度があらかじめ定められた設定値以上で、かつ前記設定値以上の温度があらかじめ定められた設定時間を経過した場合に、第1の減光手段を制御して前記撮像素子へ入射する光量を減光させ、前記複数の接触温度センサのすべてで検出された温度があらかじめ定められた設定値以上で、かつ前記設定値以上の温度があらかじめ定められた設定時間を経過した場合に、前記第1の減光手段より減光する光量が大きい第2の減光手段を制御して前記撮像素子へ入射する光量を減光させる制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、撮像素子への外部からの入射光の集光具合を高精度で判断することができるとともに、赤外線撮像部以外の撮像部を備える撮像装置であっても対応することができる。
本発明の撮像装置の第1の実施形態である監視カメラの分解斜視図である。 レンズユニットを正面側から見た分解斜視図である。 赤外線カットフィルタが撮影光路に進入したときの赤外線温度センサの配置を光軸方向像面側から見た図である。 赤外線カットフィルタが撮影光路から退避したときの赤外線温度センサの配置を光軸方向像面側から見た図である。 赤外線温度センサの測定対象である撮像素子に対する角度と撮像素子の出力との関係を示すグラフ図である。 撮像素子の要部概略断面図である。 監視カメラの制御系を説明するブロック図である。 絞り羽根の絞り動作による監視カメラの減光状態を示す断面図である。 図3のA−A線断面図である。 図4のB−B線断面図である。 チルト動作による監視カメラの減光状態を示す図である。 監視カメラにおける減光動作を説明するフローチャート図である。 本発明の撮像装置の第2の実施形態である監視カメラにおける減光動作を説明するフローチャート図である。 本発明の撮像装置の第3の実施形態である監視カメラにおける撮像素子ユニットの断面図である。 (a)は撮像素子ユニットを正面側(被写体側)から見た図、(b)は(a)に示す撮像素子ユニットから遮光シートを取り外した状態を示す図である。 監視カメラの制御系を説明するブロック図である。 監視カメラにおける減光動作を説明するフローチャート図である。 本発明の撮像装置の第4の実施形態である監視カメラにおける減光動作を説明するフローチャート図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の撮像装置の第1の実施形態である監視カメラの分解斜視図である。
本実施形態の監視カメラは、図1に示すように、ドームカバー2、ドーム3、レンズユニット4、撮像素子5、及びパン/チルトローテーションユニット6を備える。
レンズユニット4の正面側には、ドーム3が装着され、レンズユニット4の背面側には、撮像素子5が装着されている。撮像素子5は、CCDセンサやCMOSセンサ等で構成され、レンズユニット4の撮影光学系を通過した被写体光束を光電変換して電気信号を出力する。また、撮像素子5の背面側には、パン/チルトローテーションユニット6が配置され、ドーム3の正面側には、ドームカバー2が配置されている。
そして、ドームカバー2は、パン/チルトローテーションユニット6との間に、ドーム3及び撮像素子5が装着されたレンズユニット4を挟んだ状態でビス1等によりパン/チルトローテーションユニット6に固定される。パン/チルトローテーションユニット6は、パン/チルトローテーション方向に回転可能に壁部や天井等に支持固定される。
次に、図2乃至図4を参照して、レンズユニット4について説明する。図2は、レンズユニット4を正面側から見た分解斜視図である。
図2に示すように、レンズユニット4は、正面側固定枠8と背面側固定枠18とがビス7等により結合されている。正面側固定枠8と背面側固定枠18との間には、フォーカスレンズを構成する1群レンズL1を保持する1群可動枠9、及び変倍系レンズを構成する2群レンズL2を保持する2群可動枠14が設けられている。
1群可動枠9は、1群ガイドバー11に沿って光軸方向に移動可能に支持されるとともに、1群可動枠9に形成したU溝が1群ガイドバー12に係合することで1群可動枠9の回転が規制される。また、1群可動枠9には、不図示の1群ラックが固定される。1群ラックは、バネにより光軸方向及び回転方向に付勢された状態で1群可動枠9に固定され、背面側固定枠18にビス28等により固定されたステッピングモータ26のネジ部に係合する。ステッピングモータ26のネジ部の回転によって1群ラックが1群可動枠9とともに光軸方向に移動する。
1群可動枠9と2群可動枠14との間には、レンズユニット4を通過する光量を規制する絞りユニット13が配置され、絞りユニット13は、ビス等により背面側固定枠18に固定される。
2群可動枠14は、2群ガイドバー16に沿って光軸方向に移動可能に支持されるとともに、2群可動枠14に形成したU溝が2群ガイドバー17に係合して2群可動枠14の回転が規制される。また、2群可動枠14には、2群ラック15が固定される。2群ラック15は、バネにより光軸方向及び回転方向に付勢された状態で2群可動枠14に固定され、背面側固定枠18にビス29等により固定されたステッピングモータ27のネジ部に係合する。ステッピングモータ27のネジ部の回転によって2群ラック15が2群可動枠14とともに光軸方向に移動する。
ステッピングモータ26,27には、FPC25が電気的に接続され、FPC25を介した通電によってステッピングモータ26,27が駆動される。FPC25には、フォトインタラプタ23,24が半田付け等により固定されている。
フォトインタラプタ23は、1群可動枠9の移動領域に配置され、フォトインタラプタ23の出力とステッピングモータ26の回転数とに基づき1群可動枠9の光軸方向の位置を制御する。フォトインタラプタ24は、2群可動枠14の移動領域に配置され、フォトインタラプタ24の出力とステッピングモータ27の回転数とに基づき2群可動枠14の光軸方向の位置を制御する。
撮像素子ユニット30は、撮像素子5と板金部材が一体化されたユニットであり、ビス31によってセンサホルダ21に保持され、レンズユニット4と一体化されている。センサホルダ21は、ビス22によって背面側固定枠18に固定されている。
図3は、赤外線カットフィルタ20が撮影光路に進入したときの赤外線温度センサ41の配置を光軸方向像面側から見た図である。図4は、赤外線カットフィルタ20が撮影光路から退避したときの赤外線温度センサ41の配置を光軸方向像面側から見た図である。
図3及び図4に示すように、赤外線カットフィルタ20は、保持枠40に保持されている。保持枠40は、2群可動枠14とセンサホルダ21との間に配置され、メータ19によって、赤外線カットフィルタ20が撮影光路に進入する位置と撮影光路から退避する位置との間を光軸に対して直交する方向に移動可能とされている。赤外線カットフィルタ20を撮影光路に進入させることで、被写体の撮影が可能となる。なお、本実施例では保持枠40は赤外線カットフィルタ20及び光路を遮光する遮光部を備える構成としたが、これに限定されない。例えば、可視光に加えて赤外線又は紫外線を透過するガラス等からなるダミーガラスを更に設けるようにしてもよい。ダミーガラスを撮影光路に進入させることで、夜間等の低照度環境での撮影の際に撮像素子5が露光可能な光量を増加させることが可能となる。
赤外線カットフィルタ20が撮影光路から退避した状態(図4)では、保持枠40により撮影光路が閉じられて撮像素子5が遮光される。赤外線温度センサ41は、撮影光路外で撮像素子5の撮像面に対して斜めに傾けて配置(図9参照)されて、撮像素子5の温度を検出する。赤外線温度センサ41は、外光による赤外線の影響を受けないように、撮像素子5と保持枠40との間、即ち、保持枠40の像面側に配置されている。赤外線温度センサ41は、本発明の温度検出手段の一例に相当する。
次に、図5を参照して、赤外線温度センサ41の傾きと撮像素子5との関係について説明する。図5は、赤外線温度センサ41の測定対象である撮像素子5に対する角度と撮像素子5の出力(センサ出力)との関係を示すグラフ図である。
図5に示すように、赤外線温度センサ41の撮像素子5に対する角度が0°に近いほど赤外線温度センサ41の応答性がよくなり、正確な温度の検出が可能となる。つまり、赤外線温度センサ41の撮像素子5に対する角度が極力小さくなるように撮像素子5の近傍かつ撮影光路近傍の位置が望ましい。
また、図3及び図4に示すように、赤外線カットフィルタ20の撮影光路への進入/撮影光路からの退避により撮像素子5と赤外線温度センサ41との距離が変化する。ここで、赤外線温度センサ41を赤外線カットフィルタ20の図の左下隅部に配置することで、撮像素子5からの赤外線を赤外線温度センサ41で受光することができる。そのため、図5の特性を考慮することで、赤外線カットフィルタ20の撮影光路への進入/撮影光路からの退避の両方で赤外線温度センサ41により撮像素子5の温度が検出可能となる。
なお、撮像素子5の裏側のパッケージ基板に赤外線温度センサを取り付けると、不図示のセンサ基板やセンサ板金へ熱が逃げ、赤外線温度センサ上で撮像素子5の温度が焼きつきの起こる温度になる前に、焼きつきが起きてしまう可能性がある。本実施形態では、前述したように、撮像素子5の温度を直接検出することで、このような不具合を回避することができる。
次に、図6を参照して、撮像素子5の内部構造について説明する。図6は、撮像素子5の要部概略断面図である。図6に示すように、撮像素子5は、マイクロレンズ80、カラーフィルタ81、及びフォトダイオード82を有する。レンズユニット4を通過した被写体光束は、マイクロレンズ80によって特定の大きさに区切られながらカラーフィルタ81を通じてフォトダイオード82へ入射する。
フォトダイオード82は、光の強弱しか検知できず、階調表現や色調表現ができないため、カラーフィルタ81によって特定の範囲の波長だけを通し、その輝度情報83を色データに変換する。撮像素子5に強い光が入射して温度上昇すると、まずカラーフィルタ81が変色する。これが撮像素子5の焼き付きである。
図7は、監視カメラの制御系を説明するブロック図である。図7に示すように、監視カメラは、屋外等に設置されるカメラ本体32と、カメラ本体32を操作する操作ユニット42とを備え、カメラ本体32と操作ユニット42とは、通信手段53を介して通信可能に接続されている。
カメラ本体32は、操作ユニット42での操作に応じてパン/チルト機構等を制御するカメラ制御部44を有する。カメラ制御部44には、赤外線温度センサ41、緯度・経度記憶部48a、チルト駆動部33、パン駆動部45、絞り駆動部46、及び赤外線カットフィルタ駆動部47が接続される。絞り駆動部46は、絞りユニット13に含まれ、赤外線カットフィルタ駆動部47は、メータ19に含まれる。
チルト駆動部33、及びパン駆動部45は、それぞれカメラ本体32のチルト角度、及びパン位置を検出する検出手段を有しており、その検出結果は、カメラ制御部44に通知される。緯度・経度記憶部48aは、カメラ本体32が設置された位置の緯度及び経度を記憶し、カメラ制御部44は、緯度・経度記憶部48aに記憶された位置情報を随時読み出すことができるようになっている。
操作ユニット42は、操作ユニット制御部49を有する。操作ユニット制御部49には、操作部48、計時部50、太陽の位置演算部51、表示部52、及び太陽の入射演算部43が接続されている。操作ユニット制御部49は、カメラ制御部44に対して操作部48でのユーザ操作に基づき、カメラ本体32の所定の動作を指示する。
具体的には、パン駆動部45及びチルト駆動部33によるパン・チルト動作、絞り駆動部46による絞り羽根37(図8参照)の開閉動作、赤外線カットフィルタ20の撮影光路への進入/撮影光路からの退避動作を指示する。ユーザは、カメラ本体32で撮影された画像をLCD等の表示部52で確認しながら、操作部48を操作して所望の被写体を撮影することができる。
計時部50は、日付(月日)及び時刻を計時する。太陽の位置演算部51は、天体の運行を計算するプログラムにしたがい、カメラ本体32の緯度・経度記憶部48aに記憶した位置情報や計時部50からの計時情報に基づいて太陽の現在位置や運行軌道等を求める。太陽の入射演算部43は、太陽の位置演算部51での演算結果に基づいて撮像素子5に太陽光(光源)が入射するか否かを判断する。
図8は、絞り羽根37の絞り動作による監視カメラの減光状態を示す断面図である。図9は、図3のA−A線断面図であり、赤外線カットフィルタ20が撮影光路に進入したときの赤外線温度センサ41の配置を示す断面図である。図10は、図4のB−B線断面図であり、赤外線カットフィルタ20が撮影光路から退避したときの赤外線温度センサ41の配置を示す断面図である。図11は、チルト動作による監視カメラの減光状態を示す図である。なお、図11では、説明の便宜上、ドーム3の図示は省略している。
次に、図8乃至図12を参照して、監視カメラにおける減光動作について説明する。図12は、監視カメラにおける減光動作を説明するフローチャート図である。図12の処理は、カメラ本体32の不図示のROM等の記憶部に記憶されたプログラムが不図示のRAMに展開されてカメラ制御部44のCPU等により実行される。
図12において、ステップS101では、カメラ制御部44は、撮像素子5へ入射する赤外線38(図9参照)から赤外線温度センサ41によって検出された撮像素子5の温度を取得し、ステップS102に進む。
ステップS102では、カメラ制御部44は、ステップS101で取得した撮像素子5の温度が設定値以上で、かつ設定値以上の温度が計時部50による計時により設定時間を経過したかを判断し、経過した場合は、ステップS103に進む。ここでの設定値及び設定時間は、撮像素子5の耐熱性等を考慮してあらかじめ定められているものとする。
ステップS103では、カメラ制御部44は、入射演算部43によって撮像素子5に太陽光36(図8参照)が入射したか否かを判断し、入射した場合は、ステップS104に進む、そうでない場合は、ステップS107に進む。
ステップS104では、カメラ制御部44は、入射演算部43によって太陽光36が撮像素子5の中心に入射したか否かを判断し、太陽光36が撮像素子5の中心に入射した場合は、ステップS105に進み、そうでない場合は、ステップS111に進む。
ステップS105では、カメラ制御部44は、図8に示すように、絞り駆動部46により絞り羽根37を絞り動作させて撮像素子5に入射する太陽光36を減少させ、ステップS106に進む。
ステップS106では、カメラ制御部44は、赤外線温度センサ41による撮像素子5の検出温度が設定値未満で、かつ設定値未満の温度が計時部50による計時により設定時間を経過したかを判断する。そして、カメラ制御部44は、撮像素子5の検出温度が設定値未満で、かつ設定値未満の温度が計時部50による計時により設定時間を経過した場合は、ステップS116に進み、そうでない場合は、ステップS108に進む。
ステップS107では、カメラ制御部44は、赤外線温度センサ41による撮像素子5の検出温度と入射する太陽光36との関係に相関がないため、撮像素子5の故障が疑われると判定し、表示部52に警告を表示して、ステップS101に戻る。
ステップS108では、カメラ制御部44は、赤外線温度センサ41による撮像素子5の検出温度が低下しない状態が計時部50による計時により一定時間を経過したかを判断する。そして、カメラ制御部44は、一定時間を経過した場合は、更なる遮光動作を行うために、ステップS109に進み、そうでない場合は、ステップS106に戻る。
ステップS109では、カメラ制御部44は、赤外線カットフィルタ駆動部47によって、保持枠40を図9の状態から図10の状態になるようになるように駆動し、ステップS110に進む。
ステップS110では、カメラ制御部44は、赤外線温度センサ41による撮像素子5の検出温度が設定値未満で、かつ入射演算部43により太陽光36が撮像素子5以外に入射していると判断された場合、ステップS116に進む。
ステップS111では、カメラ制御部44は、チルト駆動部33及びパン駆動部45を制御してパン/チルト機構を駆動し、図11に示すように、撮像素子5に入射する太陽光36を減少させて、ステップS112に進む。
ステップS112では、カメラ制御部44は、赤外線温度センサ41による撮像素子5の検出温度が設定値未満で、かつ設定値未満の温度が計時部50による計時により設定時間を経過したかを判断する。そして、カメラ制御部44は、撮像素子5の検出温度が設定値未満で、かつ設定値未満の温度が計時部50による計時により設定時間を経過した場合は、ステップS116に進み、そうでない場合は、ステップS113に進む。
ステップS113では、カメラ制御部44は、赤外線温度センサ41による撮像素子5の検出温度が低下しない状態が計時部50による計時により一定時間を経過したかを判断する。そして、カメラ制御部44は、一定時間を経過した場合は、更なる遮光動作を行うために、ステップS114に進み、そうでない場合は、ステップS112に戻る。
ステップS114では、カメラ制御部44は、赤外線カットフィルタ駆動部47によって、保持枠40を図9の状態から図10の状態になるようになるように駆動し、ステップS115に進む。
ステップS115では、カメラ制御部44は、赤外線温度センサ41による撮像素子5の検出温度が設定値未満で、かつ入射演算部43により太陽光36が撮像素子5以外に入射していると判断された場合、ステップS116に進む。
ステップS116では、カメラ制御部44は、赤外線カットフィルタ駆動部47、チルト駆動部33、パン駆動部45、及び絞り駆動部46を処理開始時の状態に戻してステップS101に戻る。
以上説明したように、本実施形態では、撮像素子5への外部からの入射光の集光具合を高精度で判断することができるとともに、赤外線撮像部以外の撮像部を備える撮像装置にも対応することができる。
(第2の実施形態)
次に、図13を参照して、本発明の撮像装置の第2の実施形態である監視カメラについて説明する。なお、上記第1の実施形態に対して重複又は相当する部分については、図及び符号を流用しつつその説明を省略する。
図13は、監視カメラにおける減光動作を説明するフローチャート図である。図13の処理は、カメラ本体32の不図示のROM等の記憶部に記憶されたプログラムが不図示のRAMに展開されてカメラ制御部44のCPU等により実行される。なお、本実施形態では、赤外線温度センサ41は、サーミスタを搭載しており、カメラ本体32の内部の雰囲気温度も検出できるものとする。
図13において、ステップS201では、カメラ制御部44は、撮像素子5へ入射する赤外線38(図9参照)から赤外線温度センサ41によって検出された撮像素子5の温度を取得し、ステップS202に進む。
ステップS202では、カメラ制御部44は、赤外線温度センサ41によって検出されたカメラ本体32の内部の雰囲気温度を取得し、ステップS303に進む。
ステップS203では、カメラ制御部44は、ステップS201で取得した撮像素子5の温度が設定値以上で、かつ設定値以上の温度が計時部50による計時により設定時間を経過したかを判断し、経過した場合は、ステップS204に進む。
ステップS204では、カメラ制御部44は、入射演算部43によって撮像素子5に太陽光36(図8参照)が入射したか否かを判断し、入射した場合は、ステップS205に進む、そうでない場合は、ステップS208に進む。
ステップS205では、カメラ制御部44は、入射演算部43によって太陽光36が撮像素子5の中心に入射したか否かを判断し、太陽光36が撮像素子5の中心に入射した場合は、ステップS206に進み、そうでない場合は、ステップS212に進む。
ステップS206では、カメラ制御部44は、図8に示すように、絞り駆動部46により絞り羽根37を絞り動作させて撮像素子5に入射する太陽光36を減少させ、ステップS207に進む。
ステップS207では、カメラ制御部44は、赤外線温度センサ41により検出した撮像素子5の温度とカメラ本体32の雰囲気温度との差が設定値未満で、かつ設定値未満の温度差が計時部50による計時により設定時間を経過したかを判断する。そして、カメラ制御部44は、温度差が設定値未満で、かつ設定値未満の温度差が計時部50による計時により設定時間を経過した場合は、ステップS217に進み、そうでない場合は、ステップS209に進む。
ステップS208では、カメラ制御部44は、赤外線温度センサ41による撮像素子5の検出温度と入射する太陽光36との関係に相関がないため、撮像素子5の故障が疑われると判定し、表示部52に警告を表示して、ステップS201に戻る。
ステップS209では、カメラ制御部44は、赤外線温度センサ41による撮像素子5の検出温度が低下しない状態が計時部50による計時により一定時間を経過したかを判断する。そして、カメラ制御部44は、一定時間を経過した場合は、更なる遮光動作を行うために、ステップS210に進み、そうでない場合は、ステップS207に戻る。
ステップS210では、カメラ制御部44は、赤外線カットフィルタ駆動部47によって、保持枠40を図9の状態から図10の状態になるようになるように駆動し、ステップS211に進む。
ステップS211では、カメラ制御部44は、赤外線温度センサ41により検出した撮像素子5の温度とカメラ本体32の雰囲気温度との差が設定値未満で、入射演算部43が撮像素子5以外に太陽光36が入射していると判断した場合、ステップS217に進む。
ステップS212では、カメラ制御部44は、チルト駆動部33及びパン駆動部45を駆動して、図11に示すように、撮像素子5に入射する太陽光36を減少させ、ステップS213に進む。
ステップS213では、カメラ制御部44は、赤外線温度センサ41により検出した撮像素子5の温度とカメラ本体32の雰囲気温度との差が設定値未満で、かつ設定値未満の温度差が計時部50による計時により設定時間を経過したかを判断する。そして、カメラ制御部44は、温度差が設定値未満で、かつ設定値未満の温度差が計時部50による計時により設定時間を経過した場合は、ステップS217に進み、そうでない場合は、ステップS214に進む。
ステップS214では、カメラ制御部44は、赤外線温度センサ41による撮像素子5の検出温度が低下しない状態が計時部50による計時により一定時間を経過したかを判断する。そして、カメラ制御部44は、一定時間を経過した場合は、更なる遮光動作を行うために、ステップS215に進み、そうでない場合は、ステップS203に戻る。
ステップS215では、カメラ制御部44は、赤外線カットフィルタ駆動部47によって、保持枠40を図9の状態から図10の状態になるようになるように駆動し、ステップS216に進む。
ステップS216では、カメラ制御部44は、赤外線温度センサ41により検出した撮像素子5の温度とカメラ本体32の雰囲気温度との差が設定値未満で、入射演算部43が撮像素子5以外に太陽光36が入射していると判断した場合、ステップS217に進む。
ステップS217では、カメラ制御部44は、赤外線カットフィルタ駆動部47、チルト駆動部33、パン駆動部45、及び絞り駆動部46を処理開始時の状態に戻してステップS201に戻る。その他の構成、及び作用効果は、上記第1の実施形態と同様である。
(第3の実施形態)
次に、図14乃至図17を参照して、本発明の撮像装置の第3の実施形態である監視カメラについて説明する。なお、上記第1の実施形態に対して重複又は相当する部分については、図及び符号を流用して説明する。
図14は、撮像素子ユニット30の断面図である。図15(a)は撮像素子ユニット30を正面側(被写体側)から見た図、図15(b)は図15(a)に示す撮像素子ユニット30から遮光シート56を取り外した状態を示す図である。
図14及び図15(b)に示すように、撮像素子ユニット30の保護ガラス55の被写体側面の四隅には、それぞれフレキシブルタイプの接触温度センサ54が撮影光路外に位置して取り付けられている。遮光シート56は、図15(a)に示すように、枠状に形成され、複数(本実施形態では、4箇所)の接触温度センサ54と保護ガラス55の一部を覆うように取り付けられている。
図14に示すように、撮像素子5は、センサ基板57に実装され、センサ基板57は、パッケージ基板58に実装されている。パッケージ基板58には、接着剤等によってセンサ板金59が固定されている。センサ板金59は、図2に示すように、ビス31によってセンサホルダ21に固定されて、レンズユニット4と一体化されている。4箇所の接触温度センサ54によって撮像素子5のどの部分の温度が高いかを判別することができる。
図16は、監視カメラの制御系を説明するブロック図である。図16に示すように、監視カメラは、屋外等に設置されるカメラ本体32と、カメラ本体32を操作する操作ユニット42とを備え、カメラ本体32と操作ユニット42とは、通信手段53を介して通信可能に接続されている。
カメラ本体32は、操作ユニット42での操作に応じてパン・チルト動作等を制御するカメラ制御部44を有する。カメラ制御部44には、接触温度センサ54、チルト駆動部33、パン駆動部45、絞り駆動部46、及び赤外線カットフィルタ駆動部47が接続される。絞り駆動部46は、絞りユニット13に含まれ、赤外線カットフィルタ駆動部47は、メータ19に含まれる。なお、チルト駆動部33、パン駆動部45、絞り駆動部46、及び赤外線カットフィルタ駆動部47については、上記第1の実施形態(図7)と同様であるため、その説明を省略する。
操作ユニット42は、操作ユニット制御部49を有する。操作ユニット制御部49には、操作部48、表示部52及び計時部50が接続されている。なお、操作部48、表示部52及び計時部50については、上記第1の実施形態(図7)と同様であるため、その説明を省略する。
次に、図17を参照して、監視カメラにおける減光動作について説明する。図17は、監視カメラにおける減光動作を説明するフローチャート図である。図17の処理は、カメラ本体32の不図示のROM等の記憶部に記憶されたプログラムが不図示のRAMに展開されてカメラ制御部44のCPU等により実行される。
図17において、ステップS301では、カメラ制御部44は、接触温度センサ54によって検出された撮像素子5の温度を取得し、ステップS302に進む。
ステップS302では、カメラ制御部44は、ステップS301で取得した撮像素子5の温度が設定値以上で、かつ設定値以上の温度が計時部50による計時により設定時間を経過したかを判断し、経過した場合は、ステップS303に進む。
ステップS303では、カメラ制御部44は、4箇所の接触温度センサ54の全てで撮像素子5の温度が設定値以上となった場合、ステップS304に進み、そうでない場合は、ステップS309に進む。
ステップS304では、カメラ制御部44は、絞り駆動部46により絞り羽根37を絞り動作させて撮像素子5に入射する太陽光36を減少させ、ステップS305に進む。絞り駆動部46により絞り羽根37を絞り動作は、本発明の第1の減光手段の一例に相当する。
ステップS305では、カメラ制御部44は、4箇所の接触温度センサ54の全てで撮像素子5の温度が設定値未満で、かつ設定値未満の温度が計時部50による計時により設定時間を経過したかを判断する。そして、カメラ制御部44は、4箇所の接触温度センサ54の全てで撮像素子5の温度が設定値未満で、かつ設定値未満の温度が計時部50による計時により設定時間を経過した場合は、ステップS314に進み、そうでない場合は、ステップS306に進む。
ステップS306では、カメラ制御部44は、接触温度センサ54による撮像素子5の検出温度が低下しない状態が計時部50による計時により一定時間を経過したかを判断する。そして、カメラ制御部44は、一定時間を経過した場合は、更なる遮光動作を行うために、ステップS307に進み、そうでない場合は、ステップS305に戻る。
ステップS307では、カメラ制御部44は、赤外線カットフィルタ駆動部47によって、保持枠40を図3の状態から図4の状態になるようになるように駆動し、ステップS308に進む。
ステップS308では、カメラ制御部44は、4箇所の接触温度センサ54の全てで撮像素子5の温度が設定値未満で、かつ設定値未満の温度が計時部50による計時により設定時間を経過したかを判断する。そして、カメラ制御部44は、4箇所の接触温度センサ54の全てで撮像素子5の温度が設定値未満で、かつ設定値未満の温度が計時部50による計時により設定時間を経過した場合は、ステップS314に進む。
ステップS309では、カメラ制御部44は、チルト駆動部33及びパン駆動部45を制御してパン/チルト機構を駆動し、図11に示すように、撮像素子5に入射する太陽光36を減少させて、ステップS310に進む。パン/チルト機構は、本発明の第2の減光手段の一例に相当する。
ステップS310では、カメラ制御部44は、4箇所の接触温度センサ54の全てで撮像素子5の温度が設定値未満で、かつ設定値未満の温度が計時部50による計時により設定時間を経過したかを判断する。そして、カメラ制御部44は、4箇所の接触温度センサ54の全てで撮像素子5の温度が設定値未満で、かつ設定値未満の温度が計時部50による計時により設定時間を経過した場合は、ステップS314に進み、そうでない場合は、ステップS311に進む。
ステップS311では、カメラ制御部44は、接触温度センサ54による撮像素子5の検出温度が低下しない状態が計時部50による計時により一定時間を経過したかを判断する。そして、カメラ制御部44は、一定時間を経過した場合は、更なる遮光動作を行うために、ステップS312に進み、そうでない場合は、ステップS310に戻る。
ステップS312では、カメラ制御部44は、赤外線カットフィルタ駆動部47によって、保持枠40を図3の状態から図4の状態になるようになるように駆動し、ステップS313に進む。
ステップS313では、カメラ制御部44は、4箇所の接触温度センサ54の全てで撮像素子5の温度が設定値未満で、かつ設定値未満の温度が計時部50による計時により設定時間を経過したかを判断する。そして、カメラ制御部44は、4箇所の接触温度センサ54の全てで撮像素子5の温度が設定値未満で、かつ設定値未満の温度が計時部50による計時により設定時間を経過した場合は、ステップS314に進む。
ステップS314では、カメラ制御部44は、赤外線カットフィルタ駆動部47、チルト駆動部33、パン駆動部45、及び絞り駆動部46を処理開始時の状態に戻してステップS301に戻る。その他の構成、及び作用効果は、上記第1の実施形態と同様である。
(第4の実施形態)
次に、図18を参照して、本発明の撮像装置の第4の実施形態である監視カメラについて説明する。なお、上記第3の実施形態に対して重複又は相当する部分については、図及び符号を流用しつつその説明を省略する。
図18は、監視カメラにおける減光動作を説明するフローチャート図である。図18の処理は、カメラ本体32の不図示のROM等の記憶部に記憶されたプログラムが不図示のRAMに展開されてカメラ制御部44のCPU等により実行される。なお、本実施形態では、FPC25(図2参照)にカメラ本体32の内部の雰囲気温度を検出するサーミスタが取り付けられている。
図18において、ステップS401では、カメラ制御部44は、接触温度センサ54によって検出された撮像素子5の温度を取得し、ステップS402に進む。
ステップS402では、カメラ制御部44は、FPC25(図2参照)に取り付けられたサーミスタによって検出されたカメラ本体32の内部の雰囲気温度を取得し、ステップS403に進む。
ステップS403では、カメラ制御部44は、ステップS401で取得した撮像素子5の温度が設定値以上で、かつ設定値以上の温度が計時部50による計時により設定時間を経過したかを判断し、経過した場合は、ステップS404に進む。
ステップS404では、カメラ制御部44は、4箇所の接触温度センサ54の全てで撮像素子温度が設定値以上である場合は、ステップS405に進み、そうでない場合は、ステップS410に進む。
ステップS405では、カメラ制御部44は、絞り駆動部46により絞り羽根37を絞り動作させて撮像素子5に入射する太陽光36を減少させ、ステップS406に進む。
ステップS406では、カメラ制御部44は、4箇所の接触温度センサ54の全ての撮像素子5の検出温度とカメラ本体32の雰囲気温度との差が設定値未満で、かつ設定値未満の温度差が計時部50による計時により設定時間を経過したかを判断する。そして、カメラ制御部44は、温度差が設定値未満で、かつ設定値未満の温度差が計時部50による計時により設定時間を経過した場合は、ステップS415に進み、そうでない場合は、ステップS407に進む。
ステップS407では、カメラ制御部44は、接触温度センサ54による撮像素子5の検出温度が低下しない状態が計時部50による計時により一定時間を経過したかを判断する。そして、カメラ制御部44は、一定時間を経過した場合は、更なる遮光動作を行うために、ステップS408に進み、そうでない場合は、ステップS406に戻る。
ステップS408では、カメラ制御部44は、赤外線カットフィルタ駆動部47によって、保持枠40を図3の状態から図4の状態になるようになるように駆動し、ステップS409に進む。
ステップS409では、カメラ制御部44は、4箇所の接触温度センサ54の全ての撮像素子5の検出温度とカメラ本体32の雰囲気温度との差が設定値未満で、かつ設定値未満の温度差が計時部50による計時により設定時間を経過したかを判断する。そして、カメラ制御部44は、温度差が設定値未満で、かつ設定値未満の温度差が計時部50による計時により設定時間を経過した場合は、ステップS415に進む。
ステップS410では、カメラ制御部44は、チルト駆動部33及びパン駆動部45を駆動して、図11に示すように、撮像素子5に入射する太陽光36を減少させ、ステップS411に進む。
ステップS411では、カメラ制御部44は、4箇所の接触温度センサ54による全ての撮像素子5の検出温度とカメラ本体32の雰囲気温度との差が設定値未満で、かつ設定値未満の温度差が計時部50による計時により設定時間を経過したかを判断する。そして、カメラ制御部44は、温度差が設定値未満で、かつ設定値未満の温度差が計時部50による計時により設定時間を経過した場合は、ステップS415に進み、そうでない場合は、ステップS412に進む。
ステップS412では、カメラ制御部44は、接触温度センサ54による撮像素子5の検出温度が低下しない状態が計時部50による計時により一定時間を経過したかを判断する。そして、カメラ制御部44は、一定時間を経過した場合は、更なる遮光動作を行うために、ステップS413に進み、そうでない場合は、ステップS411に戻る。
ステップS413では、カメラ制御部44は、赤外線カットフィルタ駆動部47によって、保持枠40を図3の状態から図4の状態になるようになるように駆動し、ステップS414に進む。
ステップS414では、カメラ制御部44は、4箇所の接触温度センサ54による全ての撮像素子5の検出温度とカメラ本体32の雰囲気温度との差が設定値未満で、かつ設定値未満の温度差が計時部50による計時により設定時間を経過したかを判断する。そして、カメラ制御部44は、温度差が設定値未満で、かつ設定値未満の温度差が計時部50による計時により設定時間を経過した場合は、ステップS415に進む。
ステップS415では、カメラ制御部44は、赤外線カットフィルタ駆動部47、チルト駆動部33、パン駆動部45、及び絞り駆動部46を処理開始時の状態に戻してステップS401に戻る。その他の構成、及び作用効果は、上記第3の実施形態と同様である。
なお、本発明は、上記各実施形態に例示したものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムをネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
5 撮像素子
20 赤外線カットフィルタ
32 カメラ本体
33 チルト駆動部
40 保持枠
41 赤外線温度センサ
44 カメラ制御部
45 パン駆動部
46 絞り駆動部
47 赤外線カットフィルタ駆動部
50 計時部

Claims (14)

  1. レンズユニットの撮影光学系を通過した被写体光束を光電変換して電気信号に変換する撮像素子と、
    前記撮像素子に入射する光量を減光する減光手段と、
    前記減光手段を制御する制御手段と、
    前記撮像素子の被写体側に向けて撮影光路外に配置され、前記撮像素子の温度を検出する温度検出手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記温度検出手段により検出された前記撮像素子の温度があらかじめ定められた設定値以上で、かつ前記設定値以上の温度があらかじめ定められた設定時間を経過した場合に、前記減光手段を制御して前記撮像素子へ入射する光量を減光させることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記減光手段による減光動作には、遮光動作が含まれることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記減光手段は、前記レンズユニットに設けられた絞り手段であることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記減光手段は、前記撮像装置の向きを変えるパン/チルト機構であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の撮像装置。
  5. 前記温度検出手段は、前記撮像装置の内部の雰囲気温度を検出する手段を備え、
    前記制御手段は、前記温度検出手段よって検出された前記撮像素子の温度と前記雰囲気温度との温度差があらかじめ定められた設定値以上で、かつ前記設定値以上の温度差があらかじめ定められた設定時間を経過した場合に、前記減光手段を制御して前記撮像素子へ入射する光量を減光させることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の撮像装置。
  6. 前記温度検出手段は、赤外線温度センサであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の撮像装置。
  7. 前記赤外線温度センサは、光軸方向に赤外線カットフィルタと前記撮像素子との間に挟まれた位置に、前記撮像素子の撮像面に対して斜めに傾けて配置されていることを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
  8. 前記赤外線温度センサは、前記赤外線カットフィルタを保持する保持枠に設けられ、
    前記保持枠は、前記赤外線カットフィルタを前記撮影光路に進入させる位置と前記赤外線カットフィルタを前記撮影光路から退避させて前記撮影光路を遮光する位置との間を移動可能に設けられて、前記減光手段を構成することを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
  9. レンズユニットの撮影光学系を通過した被写体光束を光電変換して電気信号に変換する撮像素子と、
    前記撮像素子に入射する光量を減光する減光手段と、
    前記減光手段を制御する制御手段と、
    前記撮像素子の被写体側に向けて撮影光路外に配置され、前記撮像素子の温度を検出する温度検出手段と、
    撮像装置の位置情報を記憶する記憶手段と、
    日付及び時刻を計時する計時手段と、
    前記記憶手段に記憶した前記位置情報、及び前記計時手段により計時された計時情報に基づいて太陽の位置を求める位置演算手段と、
    前記位置演算手段で求めた太陽の位置情報に基づいて、前記撮像素子に太陽光が入射しているかを判断する入射演算手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記温度検出手段により検出された前記撮像素子の温度があらかじめ定められた設定値以上で、かつ前記設定値以上の温度があらかじめ定められた設定時間を経過し、更に、前記入射演算手段により前記撮像素子に太陽光が入射していると判断された場合に、前記減光手段を制御して前記撮像素子へ入射する光量を減光させることを特徴とする撮像装置。
  10. 前記温度検出手段は、前記撮像装置の内部の雰囲気温度を検出する手段を備え、
    前記制御手段は、前記温度検出手段により検出された前記撮像素子の温度と前記雰囲気温度との温度差があらかじめ定められた設定値以上で、かつ前記設定値以上の温度差があらかじめ定められた設定時間を経過し、更に、前記入射演算手段により前記撮像素子に太陽光が入射していると判断された場合に、前記減光手段を制御して前記撮像素子へ入射する光量を減光させることを特徴とする請求項9に記載の撮像装置。
  11. 前記制御手段は、前記温度検出手段により検出された前記撮像素子の温度と前記雰囲気温度との温度差があらかじめ定められた設定値以上で、かつ前記設定値以上の温度差があらかじめ定められた設定時間を経過し、更に、前記入射演算手段により前記撮像素子に太陽光が入射していると判断されない場合に、警告を発することを特徴とする請求項10に記載の撮像装置。
  12. レンズユニットの撮影光学系を通過した被写体光束を光電変換して電気信号に変換する撮像素子と、
    前記撮像素子の保護ガラスの撮影光路外に設けられ、前記撮像素子の温度を検出する複数の接触温度センサと、
    前記複数の接触温度センサのうちのいずれかの接触温度センサにより検出された温度があらかじめ定められた設定値以上で、かつ前記設定値以上の温度があらかじめ定められた設定時間を経過した場合に、第1の減光手段を制御して前記撮像素子へ入射する光量を減光させ、
    前記複数の接触温度センサのすべてで検出された温度があらかじめ定められた設定値以上で、かつ前記設定値以上の温度があらかじめ定められた設定時間を経過した場合に、前記第1の減光手段より減光する光量が大きい第2の減光手段を制御して前記撮像素子へ入射する光量を減光させる制御手段と、を備えることを特徴とする撮像装置。
  13. 前記第1の減光手段は、前記レンズユニットに設けられた絞り手段であり、前記第2の減光手段は、パン/チルト機構であることを特徴とする請求項12に記載の撮像装置。
  14. 前記撮像装置の内部の雰囲気温度を検出する検出手段と、
    前記撮像素子へ入射する光を遮光する遮光手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記複数の接触温度センサのすべてで検出された前記撮像素子の温度と前記検出手段により検出された前記雰囲気温度との温度差があらかじめ定められた設定値以上で、かつ前記設定値以上の温度差があらかじめ定められた設定時間を経過した場合に、前記遮光手段を制御して前記撮像素子へ入射する光を遮光することを特徴とする請求項12又は13に記載の撮像装置。
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