JP2017037689A - 半導体装置およびスイッチセルの書き換え方法 - Google Patents

半導体装置およびスイッチセルの書き換え方法 Download PDF

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幸秀 辻
Yukihide Tsuji
幸秀 辻
宗弘 多田
Munehiro Tada
宗弘 多田
直樹 伴野
Naoki Tomono
直樹 伴野
岡本 浩一郎
Koichiro Okamoto
浩一郎 岡本
阪本 利司
Toshitsugu Sakamoto
利司 阪本
信 宮村
Makoto Miyamura
信 宮村
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Abstract

【課題】対を成す2つの抵抗変化素子を用いた相補型スイッチセルを有する半導体装置において、スイッチセルの書き換え効率を改善する。
【解決手段】抵抗変化層と前記抵抗変化層を挟む2つの電極とを有するバイポーラ型の第1スイッチと第2スイッチとを有する相補型のスイッチセルと、前記第1スイッチと前記第2スイッチのスイッチしやすさの判定結果を受けて、前記第1スイッチと前記第2スイッチをスイッチしにくい順にスイッチさせる書き込み回路3と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置に関し、特に、抵抗変化素子を用いた再構成可能な半導体集積回路を用いた半導体装置に関する。
半導体集積回路は、半導体基板に形成されたトランジスタ層と、トランジスタ同士を接続するために半導体基板上に形成された配線層とを備えている。トランジスタや配線のパターンが集積回路の設計段階で決められている場合は、半導体集積回路の製造後にトランジスタの接続を変更することは困難である。一方で、FPGA(Field Programmable Gate Array)などの再構成可能なプログラマブル論理集積回路は、演算動作や配線の接続などの回路情報をメモリに記憶しておくことで、製造後に演算動作や配線の接続の変更を可能にしている。
回路情報の記憶を行うメモリの素子としては、SRAM(Static Random Access Memory)セル、アンチフューズ、フローティングゲートMOS(Metal−Oxide−Semiconductor)トランジスタなどが挙げられる。しかしながら、これらの素子はトランジスタと同じ層に形成されているため、チップ面積が大きくなり製造コストが上昇する。また、論理演算回路同士の接続を変更するための配線スイッチの面積が大きくなるため、チップ面積に占める論理演算回路の割合が低下する。このため、FPGAに実装される回路の動作速度の低下や動作電力の増大を招いてしまう。
非特許文献1には、回路情報を記憶するメモリの素子に抵抗変化素子を用いたプログラマブル論理集積回路が開示されている。抵抗変化素子は、製造後に配線接続の再構成を可能にするため、回路の仕様の変更や不具合の修正を可能にする。また、抵抗変化素子は不揮発であるため、起動時に回路情報をロードする手間を不要にする。さらに、抵抗変化素子は配線層に形成されるため、チップ面積の縮小や低電力化を可能にする。
特許文献1には、抵抗変化素子の構造が開示されている。特許文献1が開示する抵抗変化素子は、電界の印加によりイオンが動く固体電解質材料(イオン伝導体)中での、金属イオンの移動と電気化学反応とを利用している。
図14Aは、特許文献1が開示する抵抗変化素子の構造を、図14Bは抵抗変化素子のシンボリック表現を、図14Cは抵抗変化素子を抵抗変化させる方法を、各々示す。図14Aのように、抵抗変化素子は、イオン伝導層と、イオン伝導層に接して対向面に設けられた第1電極(TR1)及び第2電極(TR2)とから構成される。第1電極(TR1)からはイオン伝導層に金属イオンが供給され、第2電極(TR2)からは金属イオンは供給されない。
図14Cに示すように、印加電圧の極性を変えることでイオン伝導層の抵抗値を変化させる、すなわち、書き換えることができる。低抵抗状態(オン状態)と高抵抗状態(オフ状態)の抵抗比は10の5乗、もしくはそれ以上となる。これにより図14Aの抵抗変化素子は、2つの配線間を電気的に接続、あるいは切断するスイッチとして機能する。
特許文献2と特許文献3と特許文献4には、図14Aの抵抗変化素子を用いたスイッチセルが開示されている。図15は、このスイッチセルの構造を示す。スイッチセルは、対を成す2つの抵抗変化素子と1つのトランジスタとから成る相補型構造である。この相補型構造により、1つの抵抗変化素子と1つのトランジスタとから成るスイッチセルよりも、低電圧での書き換えの信頼性が向上するとしている。よって、相補型構造のスイッチセルは、配線による信号伝送線上での常時動作に際して有利であるとしている。
特開2005−101535号公報 国際公開第2012/043502号 国際公開第2013/190742号 国際公開第2014/030393号
M.Miyamura,et al,"First demonstration of logic mapping on nonvolatile programmable cell using complementary atom switch,"IEEE IEDM Dig.Tech.Papers,pages 10.6.1−10.6.4,2012.
しかしながら、特許文献2から4に開示された図5に示す相補型構造のスイッチセルは、以下の課題を有している。すなわち、対を成す2つの抵抗変化素子のパターンを製造する際には、例えば、露光装置によるパターンの露光ずれが生じる。その結果、2つの抵抗変化素子に寸法差が生じる。この寸法差は2つの抵抗変化素子の抵抗変化特性に差を生じさせる。
図14Aの抵抗変化素子において、高抵抗状態から低抵抗状態に変化させる動作を「セット動作」、低抵抗状態から高抵抗状態に変化させる動作を「リセット動作」と呼ぶ。上記の抵抗変化特性の差は、例えば、セット動作しやすい素子としにくい素子とをもたらす。セット動作しにくい素子とは、より高い印加電圧もしくはより長い電圧印加時間を必要とする素子である。よって、セット動作しにくい一方の素子をセットしている間に、他方の素子はすでにセットされていて低抵抗状態にありながら、ディスターブを受けて高抵抗状態に戻ってしまうという問題が生じる。これによりセット動作の失敗率が増大し書き換え効率が低下する。さらに、再度セット動作を必要とすることによる時間の増大や、利便性の低下や、テストコストの増加などの弊害が生じている。リセット動作の場合も同様である。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、対を成す2つの抵抗変化素子を用いた相補型スイッチセルを有する半導体装置において、スイッチセルの書き換え効率を改善することにある。
本発明の半導体装置は、抵抗変化層と前記抵抗変化層を挟む2つの電極とを有するバイポーラ型の第1スイッチと第2スイッチとを有する相補型のスイッチセルと、前記第1スイッチと前記第2スイッチのスイッチしやすさの判定結果を受けて、前記第1スイッチと前記第2スイッチをスイッチしにくい順にスイッチさせる書き込み回路と、を有する。
本発明のスイッチセルの書き換え方法は、抵抗変化層と前記抵抗変化層を挟む2つの電極とを有するバイポーラ型の第1スイッチと第2スイッチとを有する相補型のスイッチセルの書き換え方法において、前記第1スイッチと前記第2スイッチのスイッチしやすさの判定結果を受け、前記判定結果に基づいて前記第1スイッチと前記第2スイッチをスイッチしにくい順にスイッチさせる。
本発明によれば、対を成す2つの抵抗変化素子を用いた相補型スイッチセルを有する半導体装置において、スイッチセルの書き換え効率を改善することができる。
本発明の第1の実施形態の半導体装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態の半導体装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態の半導体装置のスイッチの構成を示す図である。 本発明の第2の実施形態の半導体装置のスイッチの構成をシンボリック表現した図である。 本発明の第2の実施形態の半導体装置のスイッチを切り替える動作方法を示す図である。 本発明の第2の実施形態の半導体装置のスイッチセルの構成を示す図である。 本発明の第2の実施形態の半導体装置のクロスバースイッチの構成を示す図である。 本発明の第2の実施形態の半導体装置のスイッチセルのスイッチのセット動作を説明する図である。 本発明の第2の実施形態の半導体装置のスイッチセルの具体例の構成を示す断面図と平面図である。 本発明の第2の実施形態の半導体装置のスイッチセルのパターンずれを説明する平面図である。 本発明の第2の実施形態の半導体装置のスイッチセルの寸法の異なるスイッチのスイッチ失敗率とセット電圧との関係を示す図である。 本発明の第2の実施形態の半導体装置のスイッチセルの寸法の異なるスイッチのスイッチする順序を変えてセット動作失敗率を比較した図である。 本発明の第2の実施形態の半導体装置のスイッチセルのスイッチ動作を説明する図である。 本発明の第2の実施形態の半導体装置のスイッチセルのスイッチ動作を説明する図である。 本発明の第2の実施形態の半導体装置のスイッチセルのスイッチのオフ抵抗とセット電圧との関係を示す図である。 本発明の第2の実施形態の半導体装置のスイッチセルの別の具体例の構成を示す断面図である。 本発明の第2の実施形態の半導体装置のスイッチセルのスイッチしやすさを判定するテストセルの構成と動作を説明する図である。 関連する抵抗変化素子の構成を示す図である。 関連する抵抗変化素子の構成をシンボリック表現した図である。 関連する抵抗変化素子を切り替える動作方法を示す図である。 関連するスイッチセルの構成を示す図である。
以下、図を参照しながら、本発明の実施形態を詳細に説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい限定がされているが、発明の範囲を以下に限定するものではない。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態の半導体装置の構成を示すブロック図である。本実施形態の半導体装置1は、抵抗変化層と前記抵抗変化層を挟む2つの電極とを有するバイポーラ型の第1スイッチと第2スイッチとを有する相補型のスイッチセル2と、前記第1スイッチと前記第2スイッチのスイッチしやすさの判定結果を受けて、前記第1スイッチと前記第2スイッチをスイッチしにくい順にスイッチさせる書き込み回路3と、を有する。
本実施形態のスイッチセルの書き換え方法は、抵抗変化層と前記抵抗変化層を挟む2つの電極とを有するバイポーラ型の第1スイッチと第2スイッチとを有する相補型のスイッチセルの書き換え方法において、前記第1スイッチと前記第2スイッチのスイッチしやすさの判定結果を受け、前記判定結果に基づいて前記第1スイッチと前記第2スイッチをスイッチしにくい順にスイッチさせる。
本実施形態によれば、対を成す2つの抵抗変化素子を用いた相補型スイッチセルを有する半導体装置において、スイッチセルの書き換え効率を改善することができる。
(第2の実施形態)
図2は、本発明の第2の実施形態の半導体装置の構成を示すブロック図である。本実施形態の半導体装置11は、第1スイッチと第2スイッチとトランジスタとを有するスイッチセルを有するクロスバースイッチ12を有する。さらに、前記第1スイッチと前記第2スイッチのスイッチしやすさの判定結果を受けて、前記第1スイッチと前記第2スイッチをスイッチしにくい順にスイッチさせる書き込み回路13と、を有する。
前記第1スイッチと前記第2スイッチは、各々、抵抗変化層と前記抵抗変化層を挟む2つの電極とを有するバイポーラ型を有する。さらに、前記第1スイッチと前記第2スイッチの各々一方の前記電極同士が、前記抵抗変化素子の極性が相互に対向するように接続し、前記電極同士の接続に前記トランジスタのソースもしくはドレインが接続している。よって、スイッチセルは、対を成す2つの抵抗変化素子と1つのトランジスタとから成る相補型構造である。
書き込み回路13は、前記第1スイッチと前記第2スイッチがスイッチする印加電圧の高低、もしくは、電圧印加時間の長短に基づくスイッチしやすさの判定結果を受けてスイッチさせる。また、書き込み回路13は、前記第1スイッチと前記第2スイッチの寸法、もしくは組成、もしくは抵抗値、に基づくスイッチしやすさの判定結果を受けてスイッチさせる。
半導体装置11は、印加電圧もしくは電圧印加時間に基づいて、前記第1スイッチと前記第2スイッチのスイッチしやすさを判定する前記スイッチセルを有するテストセルを有することができる。また、前記テストセルは、前記スイッチセルを複数有し、所定の印加電圧と電圧印加時間でスイッチする前記第1スイッチと前記第2スイッチの各々の割合によって、スイッチしやすさを判定することもできる。書き込み回路13は、前記テストセルの判定結果を受けて、前記第1スイッチと前記第2スイッチをスイッチさせる。
半導体装置11は、クロスバースイッチ12内に、前記スイッチセルを複数有する組を有し、書き込み回路13は、前記判定結果を受けて、前記組ごとに第1スイッチと前記第2スイッチのスイッチしにくい順にスイッチさせることができる。前記組は、配線単位、ブロック単位、チップ単位で組とすることができる。
半導体装置11は、前記判定結果を記憶する記憶部を有することができる。また、半導体装置11は、前記判定結果を外部記憶装置に記憶することもできる。書き込み回路13は、前記記憶部もしくは前記外部記憶装置から、前記判定結果を受けることができる。
本実施形態の半導体装置11を、以下に詳細に説明する。
図3Aは、スイッチ(第1スイッチ、第2スイッチ)の構造を、図3Bは、スイッチのシンボリック表現を、図3Cは、スイッチを切り替える方法を、各々示す。図3Aに示すように、スイッチ20は、抵抗変化層21と、抵抗変化層21に接して対向面に設けられている第1電極22(TR1)および第2電極23(TR2)と、を有する抵抗変化素子である。
スイッチ20は、抵抗変化層21に、遷移金属酸化物を用いたReRAM(Resistance Random Access Memory)や、イオン伝導体を用いたNanoBridge(登録商標)などとすることができる。すなわち、スイッチ20は、一定以上の電圧を所定時間以上印加することで抵抗が変化し保持される抵抗変化素子であればよい。また、信号を継続的に通過させて使用する際のディスターブ耐性が高いという観点から、抵抗変化素子は、抵抗変化をさせるための電圧の印加方向に極性があるバイポーラ型が望ましい。
抵抗変化層21にイオン伝導体を用いる場合、第1電極21(TR1)からは抵抗変化層21に金属イオンが供給され、第2電極23(TR2)からは金属イオンは供給されないとする。これによりスイッチ20をバイポーラ型とすることができる。例えば、第1電極21(TR1)として銅(Cu)を有する金属を、第2電極23(TR2)としてルテニウム(Ru)を、各々用いることができる。すなわち、スイッチ20は、抵抗変化層21にイオン伝導体中での金属イオンの移動と電気化学反応とを利用した金属析出型のスイッチである。
図3Cに示すように、スイッチ20は、第1電極22(TR1)と第2電極23(TR2)とで、抵抗変化層21に印加する電圧の極性を変えることで、抵抗変化層21の抵抗値を変化させて電極間の導通状態を制御する。抵抗変化層21の低抵抗状態(オン状態と呼ぶ)と高抵抗状態(オフ状態と呼ぶ)の抵抗比は、例えば、10の5乗、もしくはそれ以上とすることができる。これにより、スイッチ20は、電気的に接続あるいは切断するスイッチとして機能する。
スイッチ20をオフ状態からオン状態に変化させる動作をセット動作、オン状態からオフ状態に変化させる動作をリセット動作と呼ぶ。
図4は、スイッチセルの構造を示す。スイッチセル10は、対を成す2つのスイッチ(第1スイッチ20a、第2スイッチ20b)と、1つのトランジスタ24とを有する相補型構造を有する。第1スイッチ20aと第2スイッチ20bは、図3Aや図3Bに示すスイッチ20の抵抗変化素子の構造を有する。さらに、第1スイッチ20aと第2スイッチ20bの各々一方の電極同士が、抵抗変化素子の極性が相互に対向するように接続し、前記電極同士の接続にトランジスタ24のソースもしくはドレインが接続している。
スイッチセル10は、第1スイッチ20a側の電極22a(T1)、第2スイッチ20b側の電極22b(T2)、トランジスタ24のゲート電極25(TG)、ソース電極26(TS)(もしくはドレイン電極)を有する。
図5は、スイッチセル10を有するクロスバースイッチの構成を示す。クロスバースイッチにおけるスイッチセルは、縦方向の信号用配線(RV)と横方向の信号用配線(RH)の各クロスポイント近傍に配置され、これら配線に電極T1と電極T2とで各々接続する。また、所定のクロスポイントのスイッチセルをオン/オフする際に、別のクロスポイントに存在するスイッチセルへの誤書き込み(ディスターブ)を防ぐために、スイッチセル内のトランジスタを制御する制御用配線(SV)と制御用配線(GH)とも、ソース電極TS(もしくはドレイン電極)とゲート電極TGとで各々接続する。
図5に示すように、クロスバースイッチでは少なくとも4種類の配線(RV、RH、SV、GH)が、縦もしくは横方向に走破する。セルの書き込み選択性から、信号用の配線RVと配線RHとは、および、制御用の配線SVと配線GHとは、お互いにねじれの関係にある。ねじれの関係は、例えば直交とすることができる。配線RVと配線RHとは、スイッチである抵抗変化素子に電圧を印加する書き込み回路(図示省略)に接続する。また、配線SVと配線GHとは、スイッチセルを選択するトランジスタを制御する制御回路(図示省略)に接続する。スイッチセル内のトランジスタはシリコン基板上に、スイッチ(抵抗変化素子)は配線層内に形成される。
クロスバースイッチ内の所定のスイッチセルを書き込む際には、まず、配線SVと配線GHの直交性を利用して所定のスイッチセルを選択する。選択されたスイッチセルでは、トランジスタを介し、書き込み回路から配線RVと配線RHとを経由して、電圧および電流が供給される。この電圧および電流により、スイッチセル内の2つのスイッチの書き込みがそれぞれ行われる。
このとき、2つのスイッチを同時には書き込むことはしない。これは、第1スイッチと第2スイッチとが、書き込み特性に差を有する場合があるためである。すなわち、一方のスイッチが他方のスイッチよりも先にオフ状態からオン状態に変化したとする。すると、オン状態となった一方のスイッチとトランジスタとが接続するノードの電位が増加し、オフ状態にある他方のスイッチの電極間の電圧が低下してしまい、他方のスイッチをオン状態にできなくなる。よって、第1スイッチと第2スイッチを一方ずつ、順々に書き込む。
図6は、クロスバースイッチ内のスイッチセルの第1スイッチと第2スイッチの各々の書き込み動作を、セット動作を例に説明する図である。第1スイッチをオフ状態からオン状態にする場合(セット動作−1)、T1をセット電圧V(SET)とし、TSを接地電位GNDとし、T2をフローティング状態とし、所定の時間保つ。フローティング状態は、信号用配線RHの端子上に配置されるトランスミッションゲートを利用するか、書き込み回路をハイインピーダンス(High−Z)状態にすることで、実現できる。第2スイッチをオフ状態からオン状態にする場合(セット動作−2)も、セット動作−1と同様である。
なお、リセット動作の場合は、図3Cに示すように、T1とT2に印加する電圧の極性をGNDに対して逆にして、図6の動作を行えばよい。
図7Aは、スイッチセルのスイッチ部分の具体例としての断面構造を示す断面図と、A−A’平面での平面構造を示す平面図である。スイッチセルは、シリコン基板(図示省略)上の絶縁層101内に形成された銅配線102(電極T1)と銅配線103(電極T2)を有する。絶縁層101には、酸化シリコン膜などを用いることができる。銅配線102、103には、TiN膜などのバリア膜を側面と底面とに設けた銅めっき膜を用いることができる。
スイッチセルは、絶縁層101や銅配線102、103の上に開口部105を有する絶縁層104を有し、開口部105を介して、銅配線102、103と接する抵抗変化層106、さらには抵抗変化層106に接する電極層107を有する。絶縁層104には、酸化シリコン膜などを用いることができる。抵抗変化層106は、固体電解質材料(イオン伝導体)であって、酸化物や硫化物や有機物などを用いることができる。あるいは酸化欠損タイプの抵抗変化素子でも良い。例えば、Al、Ti、Ta、Si、Hf、Zrなどを含む酸化物や、Ge、As、TeSなどを含むカルコゲナイド化合物や、炭素と酸素とシリコンを含む有機ポリマー膜などを用いることができる。あるいはそれらの積層構造であっても良い。電極層107には、ルテニウムを用いることができる。
以上の構造により、図7A内の破線で囲まれた領域に、第1スイッチ110と第2スイッチ111とが形成される。
スイッチセルは、さらに、電極層107に接する銅配線108(ノード)を有し、抵抗変化層106と電極層107と銅配線108とを埋める絶縁層109を有する。銅配線108には、TiN膜などのバリア膜を介した銅めっき膜を用いることができる。絶縁層109には、酸化シリコン膜などを用いることができる。
銅配線102(電極T1)と銅配線103(電極T2)は、書き込み回路(図示省略)に接続する。銅配線108はスイッチセル内のトランジスタ(図示省略)のソースもしくはドレインに接続する。
以上のスイッチセルのスイッチ部分を形成する材料は、上記に限定されることなく、スイッチの特性を満足する範囲で変更が可能である。
図7A中の平面図は、スイッチセルの製造時のパターンずれの生じていない理想的な構造を示している。よって、A−A’平面で抵抗変化層106に接続する銅配線102(電極T1)と銅配線103(電極T2)の部分は、同じ寸法である。しかしながら、製造時には通常、パターンずれが生じるため、図7Bに示すように、A−A’平面で抵抗変化層106に接続する銅配線102(電極T1)と銅配線103(電極T2)の部分は、同じ寸法にはならない。この寸法の違いにより、第1のスイッチ110と第2のスイッチ111のスイッチ特性には差が生じる。
図8は、図7Bの銅配線102(電極T1)、銅配線103(電極T2)を有する第1スイッチ110、第2スイッチ111の、オフ状態からオン状態にするセット動作でのスイッチ失敗率の、セット電圧V(SET)依存性を示す。第2スイッチ111は第1スイッチ110に比べて、同じセット電圧でも低いスイッチ失敗率を示し、スイッチしやすいスイッチであることが分かる。第2スイッチ111では、抵抗変化層106に接する銅配線103の面積が、第1スイッチ110の銅配線102に比べて大きい。よって、電流の流れる実効的な抵抗変化層106の面積が大きいために、金属析出による導通の機会が増えることでスイッチしやすい特性を有していると考えられる。
図9は、スイッチセルが、図8のようにスイッチしやすいスイッチ(第2スイッチ)とスイッチしにくいスイッチ(第1スイッチ)とを有する場合に、スイッチする順序を変えてセット動作の失敗率を比較した結果を示す。図9のように、発明者は、スイッチしにくい第1スイッチを先にスイッチし、次に、スイッチしやすい第2スイッチをスイッチすることで、セット動作失敗率を大幅に低減できることを確認した。
スイッチしにくいスイッチではより高い印加電圧もしくはより長い電圧印加時間を要する。よって、スイッチしやすいスイッチを先にスイッチした後に、スイッチしにくいスイッチをスイッチした場合、既にスイッチさせたスイッチしやすいスイッチはより強くディスターブを受ける。そのため、スイッチしやすいスイッチは再びスイッチして元に戻ってしまうことが考えられる。しかしながら、図9に示すような大幅なセット動作失敗率の低減がもたらされることは予想されていなかった。
本実施形態の半導体装置11の書き込み回路13は、予め、図8に示すような、第1スイッチと第2スイッチのスイッチしやすさを判定した結果に基づいて、第1スイッチと第2スイッチをスイッチしにくい順にスイッチさせる。
図10Aは、半導体装置11であるデバイスが、第1スイッチと第2スイッチのスイッチしやすさを判定した結果に基づいて、第1スイッチと第2スイッチを、スイッチしにくい順にスイッチさせる動作を説明する図である。まず、第1スイッチと第2スイッチの書き換え順序情報<1>が、予めサーバなどの情報機器で構築され、デバイス内の記憶部であるメモリに保存される。なお、書き換え順序情報<1>は、他のサーバなどで構築されネットワークを通して図10A中のサーバが受け取るようにしても良い。
ここで、書き換え順序情報<1>は、クロスバースイッチを形成するスイッチセルの有する第1スイッチと第2スイッチを書き換える順序を指定する情報である。この情報は、スイッチの製造時にパターンごとに行われる形状チェックにおいて、例えば、図7Bに示すようなスイッチのパターンの寸法や面積の、全てのスイッチに対する測定値を有する。予め図8のように寸法や面積の大きいスイッチの方がスイッチしやすいことを確認しておくことで、この測定値に基づいて、第1スイッチと第2スイッチを書き換える順序を指定する情報を構築することができる。
なお、第1スイッチと第2スイッチのスイッチしやすさに差がない場合は、予め、第1スイッチから書き換える、などと決めておけばよい。
書き込み回路は、論理集積回路の配線接続の再構成を行う接続構成情報<2>に基づいて、クロスバースイッチのスイッチセル内のスイッチを書き換える際に、メモリから書き換え順序情報<1>を読み出す。書き込み回路は、書き換え順序情報<1>に基づいて、スイッチセルごとに第1スイッチと第2スイッチをスイッチしにくい順にスイッチさせる。
図10Bは、図10Aとは別の動作の方法を示し、予めサーバなどの情報機器で構築された書き換え順序情報<1>を、サーバ内の記憶部に保存する場合を示す。デバイス内のメモリには、予めデバイスID<3>が記憶されている。サーバは、デバイスのメモリからデバイスID<3>を読み出すと、デバイスIDに対応した書き換え順序情報<1>を書き込み回路に送る。なお、サーバは、サーバとは別の外部記憶装置に書き換え順序情報<1>を保存しておいても良い。
書き込み回路は、論理集積回路の配線接続の再構成を行う接続構成情報<2>に基づいて、クロスバースイッチのスイッチセル内のスイッチを書き換える際に、書き換え順序情報<1>をサーバから受ける。書き込み回路は、書き換え順序情報<1>に基づいて、スイッチセルごとに第1スイッチと第2スイッチをスイッチしにくい順にスイッチさせる。
なお、スイッチのパターンの寸法や面積の測定は、必ずしも全てのスイッチに対して行われる必要はない。例えば、クロスバースイッチ内の、複数のスイッチセルの組ごとに代表スイッチセルを指定し、代表スイッチセルのスイッチのパターン測定によってスイッチしやすさを判定してもよい。書き込み回路は、代表スイッチセルの属する組の内のスイッチセルのスイッチを、代表スイッチセルの判定結果に基づいてスイッチする。なお、上記の組とは、配線単位、ブロック単位、チップ単位などの組とすることができる。
なお、書き換え順序情報は、スイッチのパターンの寸法や面積には限定されない。例えば、図11は、製造後のスイッチセルの各スイッチのオフ状態での抵抗(オフ抵抗)と、セット電圧V(SET)との関係を示す。オフ抵抗はリーク電流に対応するものである。図11のように、オフ抵抗が高いほどセット電圧は高くなり、スイッチしにくいスイッチとなることが分かる。すなわち、スイッチのオフ抵抗を測定しておくことによって、書き換え順序情報を構築することができる。
また、図12に示すように、スイッチセルを構成する対を成す2つのスイッチを積層構造とすることができる。この場合、第1スイッチ20aと第2スイッチ20bを構成する各々の抵抗変化層21は、別々の工程で形成される。そのため、各々の抵抗変化層21は膜厚や組成が異なる場合がある。製造時には各々の抵抗変化層の膜厚や組成をモニタリングすることができる。よって、膜厚や組成とスイッチしやすさとの関係を予め確認しておくことによって、膜厚や組成によって書き換え順序情報を構築することができる。
本実施形態の半導体装置11は、印加電圧もしくは電圧印加時間に基づいて、第1スイッチと第2スイッチのスイッチしやすさを判定するテストセルを有することができる。書き込み回路13は、この判定結果を受けて、クロスバースイッチ12内のスイッチセルをスイッチさせることができる。
図13は、テストセルの構成とその動作を説明するための図である。まず、テスト動作では、ソース電極TSを接地電位(GND)とし、電極T1と電極T2に同じセット電圧を印加する。セット電圧を低電圧から高電圧に掃引することで、第1スイッチと第2スイッチのスイッチしやすい方のスイッチが、高抵抗状態(オフ状態)から低抵抗状態(オン状態)に遷移する。この遷移のタイミングは、書き込み回路の電流をモニタすることで検知することができる。この遷移を確認した後、電圧の掃引を中止する。これにより、第1スイッチと第2スイッチのスイッチしやすい方のスイッチはオン状態となり、もう一方のスイッチはオフ状態のままとなる。
次に、評価動作では、電極T1を読出電圧(VDD)、電極T2を接地電位(GND)とする。第1スイッチがオン状態の場合、ソース電極TSからはVDDが出力される。一方、第2スイッチがオン状態の場合、ソース電極TSからはGND電位が出力される。VDD(もしくはGND電位)が出力される場合は、第2スイッチ(もしくは第1スイッチ)がオフ状態のままであり、書き込みにくいスイッチであると判定できる。よって、ソース電極TSからの出力電圧に従って、テストセルでのスイッチの書き込みやすさを判定できる。
テストセルは、スイッチセルを複数有し、所定の印加電圧と電圧印加時間でスイッチする第1スイッチと第2スイッチの各々の割合に基づいて、スイッチしやすさを判定することもできる。
テストセルは、クロスバースイッチ12に内臓することもできるし、クロスバースイッチから独立して設けることもできる。また、テストセルはクロスバースイッチ内のスイッチセルの組に対応して、組ごとに設けることができる。
本実施形態によれば、対を成す2つの抵抗変化素子を用いた相補型スイッチセルを有する半導体装置において、スイッチセルの書き換え効率を改善することができる。
本発明は上記実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものである。
また、上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
付記
(付記1)
抵抗変化層と前記抵抗変化層を挟む2つの電極とを有するバイポーラ型の第1スイッチと第2スイッチとを有する相補型のスイッチセルと、
前記第1スイッチと前記第2スイッチのスイッチしやすさの判定結果を受けて、前記第1スイッチと前記第2スイッチをスイッチしにくい順にスイッチさせる書き込み回路と、を有する半導体装置。
(付記2)
前記スイッチセルは、トランジスタを有し、前記第1スイッチと前記第2スイッチの各々一方の前記電極同士が、前記抵抗変化素子の極性が相互に対向するように接続し、前記電極同士の接続に前記トランジスタのソースもしくはドレインが接続している、付記1記載の半導体装置。
(付記3)
前記書き込み回路は、前記第1スイッチと前記第2スイッチがスイッチする印加電圧の高低、もしくは、電圧印加時間の長短、に基づく前記判定結果を受けてスイッチさせる、付記1または2記載の半導体装置。
(付記4)
前記書き込み回路は、前記第1スイッチと前記第2スイッチの寸法、もしくは組成、もしくは抵抗値、に基づく前記判定結果を受けてスイッチさせる、付記1から3の内の1項記載の半導体装置。
(付記5)
印加電圧もしくは電圧印加時間に基づいて前記第1スイッチと前記第2スイッチのスイッチしやすさを判定するテストセルを有し、
前記書き込み回路は、前記テストセルの判定結果を受けてスイッチさせる、付記1から4の内の1項記載の半導体装置。
(付記6)
前記テストセルは、前記スイッチセルを複数有し、所定の印加電圧と電圧印加時間でスイッチする前記第1スイッチと前記第2スイッチの各々の割合によってスイッチしやすさを判定する、付記5記載の半導体装置。
(付記7)
前記スイッチセルを複数有する組を有し、
前記書き込み回路は、前記判定結果を受けて、前記組ごとに第1スイッチと前記第2スイッチのスイッチしにくい順にスイッチさせる、付記1から6の内の1項記載の半導体装置。
(付記8)
前記判定結果を記憶する記憶部を有する、付記1から7の内の1項記載の半導体装置。
(付記9)
前記判定結果を外部記憶装置に記憶する、付記1から8の内の1項記載の半導体装置。
(付記10)
前記抵抗変化層は、金属析出型を有する、付記1から9の内の1項記載の半導体装置。
(付記11)
抵抗変化層と前記抵抗変化層を挟む2つの電極とを有するバイポーラ型の第1スイッチと第2スイッチとを有する相補型のスイッチセルの書き換え方法において、
前記第1スイッチと前記第2スイッチのスイッチしやすさの判定結果を受け、前記判定結果に基づいて前記第1スイッチと前記第2スイッチをスイッチしにくい順にスイッチさせる、スイッチセルの書き換え方法。
(付記12)
前記スイッチセルはトランジスタを有し、前記第1スイッチと前記第2スイッチの各々一方の前記電極同士を、前記抵抗変化素子の極性が相互に対向するように接続し、前記電極同士の接続に前記トランジスタのソースもしくはドレインを接続する、付記11記載のスイッチセルの書き換え方法。
(付記13)
前記第1スイッチと前記第2スイッチがスイッチする印加電圧の高低、もしくは、電圧印加時間の長短、に基づく前記判定結果を受けてスイッチさせる、付記11または12記載のスイッチセルの書き換え方法。
(付記14)
前記第1スイッチと前記第2スイッチの寸法、もしくは組成、もしくは抵抗値、に基づく前記判定結果を受けてスイッチさせる、付記11から13の内の1項記載のスイッチセルの書き換え方法。
(付記15)
印加電圧もしくは電圧印加時間に基づいて前記第1スイッチと前記第2スイッチのスイッチしやすさを判定するテストセルによる判定結果を受けてスイッチさせる、付記11から14の内の1項記載のスイッチセルの書き換え方法。
(付記16)
前記テストセルは前記スイッチセルを複数有し、所定の印加電圧と電圧印加時間でスイッチする前記第1スイッチと前記第2スイッチの各々の割合によってスイッチしやすさを判定する、付記15記載のスイッチセルの書き換え方法。
(付記17)
前記スイッチセルを複数有する組ごとに前記判定結果を受け、前記組ごとに第1スイッチと前記第2スイッチのスイッチしにくい順にスイッチさせる、付記11から16の内の1項記載のスイッチセルの書き換え方法。
(付記18)
前記判定結果を記憶する、付記11から17の内の1項記載のスイッチセルの書き換え方法。
(付記19)
前記判定結果を外部記憶装置に記憶する、付記11から18の内の1項記載のスイッチセルの書き換え方法。
(付記20)
前記抵抗変化層は、金属析出型を有する、付記11から19の内の1項記載のスイッチセルの書き換え方法。
1、11 半導体装置
2 スイッチセル
12 クロスバースイッチ
3、13 書き込み回路
10 スイッチセル
20 スイッチ
20a 第1スイッチ
20b 第2スイッチ
21 抵抗変化層
22 第1電極
22a、22b 電極
23 第2電極
24 トランジスタ
25 ゲート電極
26 ソース電極
101、104、109 絶縁層
102、103、108 銅配線
105 開口部
106 抵抗変化層
107 電極層
110 第1スイッチ
111 第2スイッチ

Claims (10)

  1. 抵抗変化層と前記抵抗変化層を挟む2つの電極とを有するバイポーラ型の第1スイッチと第2スイッチとを有する相補型のスイッチセルと、
    前記第1スイッチと前記第2スイッチのスイッチしやすさの判定結果を受けて、前記第1スイッチと前記第2スイッチをスイッチしにくい順にスイッチさせる書き込み回路と、を有する半導体装置。
  2. 前記スイッチセルは、トランジスタを有し、前記第1スイッチと前記第2スイッチの各々一方の前記電極同士が、前記抵抗変化素子の極性が相互に対向するように接続し、前記電極同士の接続に前記トランジスタのソースもしくはドレインが接続している、請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記書き込み回路は、前記第1スイッチと前記第2スイッチがスイッチする印加電圧の高低、もしくは、電圧印加時間の長短、に基づく前記判定結果を受けてスイッチさせる、請求項1または2記載の半導体装置。
  4. 前記書き込み回路は、前記第1スイッチと前記第2スイッチの寸法、もしくは組成、もしくは抵抗値、に基づく前記判定結果を受けてスイッチさせる、請求項1から3の内の1項記載の半導体装置。
  5. 印加電圧もしくは電圧印加時間に基づいて前記第1スイッチと前記第2スイッチのスイッチしやすさを判定するテストセルを有し、
    前記書き込み回路は、前記テストセルの判定結果を受けてスイッチさせる、請求項1から4の内の1項記載の半導体装置。
  6. 前記テストセルは、前記スイッチセルを複数有し、所定の印加電圧と電圧印加時間でスイッチする前記第1スイッチと前記第2スイッチの各々の割合によってスイッチしやすさを判定する、請求項5記載の半導体装置。
  7. 前記スイッチセルを複数有する組を有し、
    前記書き込み回路は、前記判定結果を受けて、前記組ごとに第1スイッチと前記第2スイッチのスイッチしにくい順にスイッチさせる、請求項1から6の内の1項記載の半導体装置。
  8. 抵抗変化層と前記抵抗変化層を挟む2つの電極とを有するバイポーラ型の第1スイッチと第2スイッチとを有する相補型のスイッチセルの書き換え方法において、
    前記第1スイッチと前記第2スイッチのスイッチしやすさの判定結果を受け、前記判定結果に基づいて前記第1スイッチと前記第2スイッチをスイッチしにくい順にスイッチさせる、スイッチセルの書き換え方法。
  9. 前記第1スイッチと前記第2スイッチがスイッチする印加電圧の高低、もしくは、電圧印加時間の長短、に基づく前記判定結果を受けてスイッチさせる、請求項8記載のスイッチセルの書き換え方法。
  10. 印加電圧もしくは電圧印加時間に基づいて前記第1スイッチと前記第2スイッチのスイッチしやすさを判定するテストセルによる判定結果を受けてスイッチさせる、請求項8または9記載のスイッチセルの書き換え方法。
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