JP2017037675A - 販売登録装置およびその制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 複数種の証票を任意に、かつそれら複数種の証票のそれぞれの事情に応じた適切な枚数ずつ発行可能とする。
【解決手段】 実施形態の販売登録装置は、複数種の証票のそれぞれに関して、商品の買上数量とは無関係な規定枚数を発行枚数とするか、商品の買上数量と同枚数を発行枚数とするかを記述した枚数設定データを記憶する記憶デバイスにアクセス可能であり、発行手段、決定手段および発行制御手段を備える。発行手段は、複数種の証票を任意に発行する。決定手段は、複数種のうちの少なくとも1種の証票を発行すべき商品の販売登録に応じて、当該商品の買い上げに伴う証票の発行枚数を、枚数設定データと商品の買上数量とに基づいて決定する。発行制御手段は、商品の買い上げに伴って発行すべき証票を、決定手段により決定された発行枚数だけ発行するように発行手段を制御する。
【選択図】 図1
【解決手段】 実施形態の販売登録装置は、複数種の証票のそれぞれに関して、商品の買上数量とは無関係な規定枚数を発行枚数とするか、商品の買上数量と同枚数を発行枚数とするかを記述した枚数設定データを記憶する記憶デバイスにアクセス可能であり、発行手段、決定手段および発行制御手段を備える。発行手段は、複数種の証票を任意に発行する。決定手段は、複数種のうちの少なくとも1種の証票を発行すべき商品の販売登録に応じて、当該商品の買い上げに伴う証票の発行枚数を、枚数設定データと商品の買上数量とに基づいて決定する。発行制御手段は、商品の買い上げに伴って発行すべき証票を、決定手段により決定された発行枚数だけ発行するように発行手段を制御する。
【選択図】 図1
Description
本発明の実施形態は、販売登録装置およびその制御プログラムに関する。
POS(point-of-sale)端末などにおいて、保証書や引換券などの複数種の証票を任意に発行できるようにすることは考えられている。そしてこれまでは、証票の発行枚数は、証票の種類に拘わらずに同じ条件で決定することが想定されていた。
しかしながら、例えば保証書は、一般的には商品の個々に対応づけて発行することが望まれる。対して例えば引換券は、同一種の商品についての買上数量が複数であっても、1枚を発行すれば良い場合も多い。
前述した想定によると、複数種の証票を任意に発行できるようにした場合には、それぞれの証票に適する枚数を適切に発行することが困難であった。
このような事情から、複数種の証票を任意に、かつそれら複数種の証票のそれぞれの事情に応じた適切な枚数ずつ発行できることが望まれていた。
本発明が解決しようとする課題は、複数種の証票を任意に、かつそれら複数種の証票のそれぞれの事情に応じた適切な枚数ずつ発行できる販売登録装置およびその制御プログラムを提供することである。
実施形態の販売登録装置は、複数種の証票のそれぞれに関して、商品の買上数量とは無関係な規定枚数を発行枚数とするか、商品の買上数量と同枚数を発行枚数とするかを記述した枚数設定データを記憶する記憶デバイスにアクセス可能であり、発行手段、決定手段および発行制御手段を備える。発行手段は、複数種の証票を任意に発行する。決定手段は、買い上げに伴って複数種の証票のうちの2種類以上を発行すべき商品のそれぞれに関して、複数種の全ての証票に関して商品の買上数量とは無関係な規定枚数を発行枚数とする第1のモード、複数種の全ての証票に関して商品の買上数量と同枚数を発行枚数とする第2のモード、あるいは枚数設定データに基づく発行枚数とする第3のモードのいずれかを表すパラメータに基づき、パラメータが第3のモードを表す場合にのみ枚数設定データと商品の買上数量とに基づいて発行枚数を決定する。発行制御手段は、商品の買い上げに伴って発行すべき証票を、決定手段により決定された発行枚数だけ発行するように発行手段を制御する。
以下、実施の形態の一例を図面を用いて説明する。なお、本実施の形態では、販売登録装置としての機能を備えたPOS端末を例に説明する。
図1はPOS端末101のブロック図である。
POS端末101は、POSシステム100の一要素である。POSシステム100は、他にサーバ102を含む。なおPOSシステム100には、POS端末101が複数含まれることが一般的である。またPOSシステム100には、サーバ102が複数含まれる場合もある。
POS端末101は、買上商品の登録、買上金額の算出、決済、あるいはポイント処理などのような商品販売に係わる各種のデータ処理を行う。
サーバ102は、POS端末101が設置されているのと同じ店舗に備えられたいわゆる店舗サーバや、POS端末101が設置されているのと同じ店舗を含んだ複数の店舗を総括する本部に備えられたいわゆる本部サーバである。サーバ102は、POS端末101およびその他のPOS端末(図示せず)でそれぞれ生成された販売データを集計したり、各POS端末で使用するデータを管理したりする。POS端末101とサーバ102とは、通信ネットワーク200によって接続される。通信ネットワーク200としては、例えばLAN(local area network)またはインターネットが単独で、あるいはLANおよびインターネットを組み合わせて利用される。サーバ102としては、既存の汎用のコンピュータ装置をハードウェアとして利用できる。そして、上記のコンピュータ装置に上記の各種の機能を実現するためのプログラムを実行させることによりサーバ102としての機能を実現できる。
POS端末101は、CPU(central processing unit)1、ROM(read-only memory)2、RAM(random-access memory)3、補助記憶ユニット4、時計ユニット5、モードスイッチ6、ドロワ開放ユニット7、入出力ポート(I/O)8、通信インタフェース(通信I/F)9,10,11,12,13、14,15、スキャナ16、キーボード17、オペレータ用表示器18、客面表示器19、プリンタ20、カードリーダ21、リーダ/ライタ22、通信デバイス23およびバスライン24を含む。なお、バスライン24は、アドレスバスおよびデータバスなどを含み、CPU1、ROM2、RAM3、補助記憶ユニット4、時計ユニット5、入出力ポート8、通信インタフェース9〜15および通信デバイス23を互いに接続する。
CPU1は、コンピュータの中枢部分に相当する。CPU1は、ROM2およびRAM3に記憶されたオペレーティングシステム、ミドルウェアおよびアプリケーションプログラムに基づいて、POS端末101としての各種の動作を実現するべく各部を制御する。
ROM2は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。ROM2は、上記のオペレーティングシステムを記憶する。ROM2は、上記のミドルウェアやアプリケーションプログラムを記憶する場合もある。またROM2は、CPU1が各種の処理を行う上で参照するデータを記憶する場合もある。
RAM3は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。RAM3は、CPU1が各種の処理を行う上で参照するデータを記憶する。さらにRAM3は、CPU1が各種の処理を行う上で一時的に使用するデータを記憶しておく、いわゆるワークエリアとして利用される。RAM3の記憶領域の一部は、商品リストエリアとして使用される。
補助記憶ユニット4は、上記コンピュータの補助記憶部分に相当する。補助記憶ユニット4は、例えばHDD(hard disk drive)やSSD(solid state drive)などであり、CPU1が各種の処理を行う上で使用するデータや、CPU1での処理によって生成されたデータを保存する。補助記憶ユニット4は、図2に示すように、単品マスタ41、枚数設定データ42および決定方法パラメータ43を記憶する。
単品マスタ41は、POS端末101での買上登録の対象となる商品に関する情報を記述したデータテーブルである。
図3は単品マスタ41を構成するデータレコード41aの構成を模式的に示す図である。
データレコード41aは、商品コード、商品名、売価、第1〜第3の区分の各情報を含む。
商品コードは、POS端末101での買上登録の対象となる商品の個々を識別するためのコードである。商品名は、上記商品の名称である。売価は、上記商品の売価である。第1〜第3の区分は、1会計の締めが終了したことに応じて発行する証票の種類をそれぞれ示す。ここで証票とは、商取引の内容を表した一般的なレシート(以下、通常レシートと称する)とは別の、例えば保証書、引換券、引換券(店控)、クーポン、サービス券、あるいは予約券などを指すこととする。なお、本実施形態においては、後述するようにレシート用紙を使用して証票を発行するため、当該証票をレシート券と称する。
第1〜3の区分としては、1〜3番目に発行するレシート券を識別する番号がそれぞれ記述される。本実施形態においては、5種類のレシート券を発行可能であることとし、それらの番号はNo.1〜5とする。なお第1〜3の区分としては他に、レシート券を発行しないことを表す0の値が記述され得る。かくして第1〜3の区分としては、0〜5のいずれかの値が記述される。
第1〜第3の区分のそれぞれの値は、例えばPOSシステム100が利用される店舗の事情に応じて任意に定められる。そして第1〜第3の区分のそれぞれの値は、操作者の指示に応じてCPU1により適宜に変更される。具体的には、CPU1は、オペレータ用表示器18に表示したGUI(graphical user interface)上にて、該当する商品の買い上げに伴ってレシート券を発行するか否かと、発行するレシート券の種類との指定を受け付けて、その指定に応じた値を第1〜第3の区分として書き込む。
さらに具体的には、該当する商品の買い上げに伴ってレシート券を発行しない場合には、CPU1は第1〜第3の区分にいずれも0をセットする。レシート券を発行することが指定されたならば、CPU1は1〜3番目のそれぞれに発行するレシート券の種類の指定を受け付けて、その指定された種類の番号を各区分に書き込む。ただし、3番目のレシート券を発行しない場合には、CPU1は第3の区分に0をセットし、さらに2番目のレシート券を発行しない場合には、CPU1は第2の区分に0をセットする。
図4は枚数設定データ42の構成を模式的に示す図である。
枚数設定データ42は、第1〜第5のコードを含む。第1〜第5のコードは、それぞれ0または1の値をとる。第1〜第5のコードは、No.1〜5のレシート券のそれぞれについての発行枚数についての設定を表す。0は、買上数量に拘わらずに規定枚数(任意の数であるが、本実施形態では1枚とする)を発行枚数とすることを表す。1は、買上数量と同枚数を発行枚数とすることを表す。
第1〜第5のコードのそれぞれの値は、例えばPOSシステム100が利用される店舗の事情に応じて任意に定められる。そして第1〜第5のコードのそれぞれの値は、操作者の指示に応じてCPU1により適宜に変更される。具体的には、CPU1は、オペレータ用表示器18に表示したGUI上にて、No.1〜5のレシート券のそれぞれについて、買上数量に拘わらずに規定枚数(任意の数であるが、本実施形態では1枚とする)を発行枚数とするか、あるいは買上数量と同枚数を発行枚数とするかの指定を受け付けて、その指定に応じた値を枚数設定データ42中に書き込む。
かくして補助記憶ユニット4は、枚数設定データを記憶する記憶デバイスとして使用される。
決定方法パラメータ43は、レシート券の発行枚数の決定方法を表す。決定方法パラメータ43は、0〜2のうちの1つの値をとる。0は、買上数量に拘わらずに規定枚数(任意の数であるが、本実施形態では1枚とする)を発行枚数として決定することを表す。1は、買上数量と同枚数を発行枚数として決定することを表す。2は、枚数設定データ42および買上数量に基づいて発行枚数を決定することを表す。
決定方法パラメータ43は、例えばPOSシステム100が利用される店舗の事情に応じて任意に定められる。そして決定方法パラメータ43の値は、操作者の指示に応じてCPU1により適宜に変更される。具体的には、CPU1は、オペレータ用表示器18に表示したGUI上にて、買上数量に拘わらずに規定枚数(任意の数であるが、本実施形態では1枚とする)を発行枚数として決定するか、買上数量と同枚数を発行枚数として決定するか、あるいは枚数設定データ42および買上数量に基づいて発行枚数を決定するかの指定を受け付けて、その指定に応じた値を決定方法パラメータ43としてセットする。かくしてCPU1は、変更手段として機能する。
ROM2または補助記憶ユニット4に記憶されるアプリケーションプログラムには、後述するレシート発行処理に関して記述した制御プログラムを含む。POS端末101の譲渡は一般的に、制御プログラムがROM2または補助記憶ユニット4に記憶された状態にて行われる。しかし、POS端末101が制御プログラムがROM2または補助記憶ユニット4に記憶されない状態で譲渡されるとともに、磁気ディスク、光磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリなどのようなリムーバブルな記録媒体に記録して、あるいはネットワークを介して制御プログラムが譲渡され、この制御プログラムが上記の別途に譲渡されたPOS端末101のROM2、RAM3または補助記憶ユニット4に書き込まれても良い。
時計ユニット5は、定常的に計時動作を行い、日付および時刻を表した日時情報を生成する。時計ユニット5には、例えばTOD(time of day)時計が利用できる。
モードスイッチ6は、特定の鍵によって回転可能な鍵穴の向きを検出し、その検出結果をモード信号として出力する。鍵穴の向きには業務モードがそれぞれ割り付けられており、モード信号はこれらの動作モードのいずれが選択されているかを示す信号となる。業務モードは、登録、点検および精算などの各モードを含む。ちなみに登録モードは、スキャナ16またはキーボード17によりPLUコードが入力されると、このPLUコードで識別される商品の販売または提供に係るデータ処理を行う。点検モードは、登録モードでの処理により生成された販売データから得られた売上集計データをレポート出力する。精算モードは、点検モードと同様に売上集計データをレポート出力した後に、この売上集計データをクリアする。
ドロワ開放ユニット7は、ドロワを自動的に開放する。
入出力ポート8は、モードスイッチ6が出力するモード信号をモードデータに変換してRAM3に書き込み、またCPU1からドロワ開放が指示されたことに応じてドロワ開放ユニット7を駆動するための駆動信号をドロワ開放ユニット7に対して出力する。
通信インタフェース9〜15には、スキャナ16、キーボード17、オペレータ用表示器18、客面表示器19、プリンタ20、カードリーダ21がそれぞれ接続される。通信インタフェース9〜15は、これら接続されたデバイスとCPU1との通信をインタフェースする。通信インタフェースとしては、例えばRS(recommended standard)−232C、PS/2、USB(universal serial bus)、VGA(video graphics array)、DVI(digital video interface)、LVDS(low voltage differential signaling)、IEEE(institute of electrical and electronic engineers)1284(いわゆるセントロニクス仕様)などの周知の規格に準拠したデバイスを適宜に利用できる。典型的には、通信インタフェース9にはUSBが、通信インタフェース10にはPS/2またはUSBが、通信インタフェース11にはUSB、VGA、DVIまたはLVDSが、通信インタフェース12にはRS−232C、USB、VGA、DVIまたはLVDSが、通信インタフェース13にはIEEE1284またはUSBが、通信インタフェース14,15にはRS−232CまたはUSBが適用される。
スキャナ16は、商品、伝票あるいは割引券に印刷されたバーコードを読み取って、そのバーコードが表す情報を出力する。スキャナ16には、固定タイプおよびハンディタイプのいずれか、またはその双方を含み得る。
キーボード17は、オペレータによる操作の内容を表したコマンドを出力する。
オペレータ用表示器18は、例えばLCD(liquid crystal display)であり、CPU1の制御の下に任意の画像を表示可能である。オペレータ用表示器18は、オペレータに対して提示するべき各種の情報を表した画像を表示するために利用される。
客面表示器19は、例えばLCDまたは蛍光管表示器であり、CPU1の制御の下に任意の画像を表示可能である。客面表示器19は、顧客に対して提示するべき各種の情報を表した画像を表示するために利用される。
プリンタ20は、例えばサーマルプリンタやドットインパクトプリンタなどであり、レシート用紙に対して各種の文字列や画像などを印刷することにより、通常レシートやレシート券を発行する。
カードリーダ21は、クレジットカードに記録されたクレジットデータを読み取る。
リーダ/ライタ22は、ポイントカードに記録されたポイントデータを読み取る。リーダ/ライタ22は、ポイントデータをポイントカードに書き込む。
通信デバイス23は、通信ネットワーク200を介してサーバ102と通信する。通信デバイス23としては、例えば既存のLAN通信デバイスを適用できる。
次に以上のように構成されたPOS端末101の動作について説明する。
買上商品の登録処理、精算処理、あるいは決済処理などのようなPOSシステムにおける一般的な処理は、既存のPOSシステムと同様にして行われて良い。そして、一会計に関する締めが終了したならばCPU1は、ROM2または補助記憶ユニット4に記憶される制御プログラムに従ってレシート発行処理を開始する。なお、以下に説明する処理の内容は一例であって、同様な結果を得ることが可能な様々な処理を適宜に利用できる。
図5はレシート発行処理のフローチャートである。
Act1においてCPU1は、上記の一会計での買上商品のうちで、今回のレシート発行処理において未選択である商品を1つ選択する。なお、ここで選択した商品を、以下においては選択商品と称する。
Act2においてCPU1は、選択商品が特定商品であるか否かを確認する。特定商品とは、その商品の買い上げに伴ってレシート券の発行が必要となる商品のことである。具体的にCPU1は、単品マスタ41における選択商品に関するデータレコード(以下、着目レコードと称する)41aに含まれた第1の区分が0ではない場合に、当該商品が特定商品であると判定する。そしてこの場合にCPU1は、Act2にてYESと判定し、Act3へと進む。
Act3においてCPU1は、第1のポップアップ表示を開始するべく、オペレータ用表示器18を制御する。第1のポップアップ表示の対象となる画像は、例えば補助記憶ユニット4に予め保存される。第1のポップアップ表示は、レシート券および通常レシートの発行中であることを操作者に対して報知するものである。
Act4においてCPU1は、変数mに1をセットする。
Act5においてCPU1は、決定方法パラメータ43の値を確認する。そして決定方法パラメータ43の値が2であった場合にCPU1は、Act6へと進む。
Act6においてCPU1は、第mの区分に記述された値をnと表す場合の第nのコードの値を確認する。そして該当する値が0であった場合にCPU1は、Act7へと進む。なお、決定方法パラメータ43の値が0であるとAct5にて判定した場合にCPU1は、このAct6をパスして、Act5からAct7へと進む。
Act7においてCPU1は、発行枚数を1枚に設定する。
ところで、第nのコードの値が1であった場合にCPU1は、Act6からAct8へと進む。なお、決定方法パラメータ43の値が1であるとAct5にて判定した場合にCPU1は、Act6をパスして、Act5からAct8へと進む。
Act8においてCPU1は、発行枚数を選択商品の買上数量と同枚数として設定する。
かくして、決定方法パラメータ43の値が2に設定されているならば、発行すべきレシート券の種類に関して枚数設定データ42の設定に従って、発行枚数が決定される。これに対して、決定方法パラメータ43の値が0または1に設定されているならば、発行すべきレシート券の種類に拘わらずに発行枚数が固定される。つまりCPU1は、決定手段として機能する。
Act9においてCPU1は、No.nのレシート券を、Act7またはAct8で設定した発行枚数だけ発行するようにプリンタ20を制御する。かくして、プリンタ20が発行手段として機能し、CPU1が発行制御手段として機能する。
Act10においてCPU1は、変数mが3(単品マスタ41のデータレコード41aに含まれる区分の数)に到達しているか否かを確認する。そして変数mが1または2であるためにNOと判定したならばCPU1は、Act11へと進む。
Act11においてCPU1は、変数mの値を1つ増加する。
Act12においてCPU1は、着目レコードに含まれた第mの区分の値が0であるか否かを確認する。そしてここでNOと判定したならばCPU1は、Act5以降の処理を繰り返す。
かくして、第2の区分として1〜5のいずれかの値が記述されているならば、その値をnと表す場合のNo.nのレシート券の発行が行われる。そしてこのときの発行枚数は、決定方法パラメータ43および第nのコードの値に基づいて改めて決定される。
さて、変数mが3に到達しているためにAct10にてYESと判定したならばCPU1は、Act10からAct13へと進む。つまり、第1〜第3の区分に従って3種類のレシート券をそれぞれ発行し終えたならば、CPU1はAct13へと進む。
一方、第mの区分の値が0であるためにAct12にてYESと判定したならばCPU1は、Act13へと進む。第2の区分の値として0が設定されて1種類のレシート券のみを発行することが定められている場合に当該1種類のレシート券を発行し終えた場合と、第3の区分の値として0が設定されて2種類のレシート券のみを発行することが定められている場合に当該2種類のレシート券を発行し終えた場合とにおいて、CPU1はAct12からAct13へと進む。つまり、選択商品に関連して発行すべきレシート券の発行が完了したならば、CPU1はAct13へと進む。
Act13においてCPU1は、買上商品の全てを選択商品として選択済みであるか否かを確認する。そして、未選択の商品があるためにNOと判定したならばCPU1は、Act1以降の処理を繰り返す。つまりCPU1は、未選択の別の買上商品を選択商品として上述の処理を繰り返す。
ところで、選択商品が特定商品ではない場合には、CPU1はAct2にてNOと判定し、Act14へと進む。
Act14においてCPU1は、買上商品の全てを選択商品として選択済みであるか否かを確認する。そして、未選択の商品があるためにNOと判定したならばCPU1は、Act1以降の処理を繰り返す。しかしながら、買上商品の全てを選択商品として選択済みであるためにYESと判定したならばCPU1は、Act15へと進む。
Act15においてCPU1は、買上商品の中に特定商品が全く無かったか否かを確認する。これは例えば、初期状態でリセット状態にあるフラグをAct2からAct3側へと進んだのちにAct1に戻るまでの任意のタイミングでセットしておくことにより、このフラグがセットされているか否か確認することによって実現することができる。そして特定商品が全く無かったためにYESと判定したならばCPU1は、Act16へと済む。
Act16においてCPU1は、第2のポップアップ表示を開始するべく、オペレータ用表示器18を制御する。第2のポップアップ表示の対象となる画像は、例えば補助記憶ユニット4に予め保存される。第2のポップアップ表示は、通常レシートの発行中であることを操作者に対して報知するものである。
そしてこののちにCPU1は、Act17へと進む。なお、買上商品の中に特定商品が1つでも有ったためにAct15にてNOと判定したならばCPU1は、Act16をパスしてAct17へと進む。
なお、買上商品のそれぞれを選択商品としての上記の処理が全て終了したのちにAct13へと進んだ場合にCPU1は、Act13にてYESと判定することになる。そしてこの場合にCPU1は、Act17へと進む。
Act17においてCPU1は、通常レシートを発行するようにプリンタ20を制御する。
Act18においてCPU1は、実施中の第1または第2のポップアップ表示を終了する。そしてCPU1は、これをもって今回のレシート発行処理を終了する。
以上のようなレシート発行処理の結果としてPOS端末101では、決定方法パラメータ43の値を2としておけば、1つの特定商品に関して発行する複数種類のレシート券のそれぞれの発行枚数を、枚数設定データ42における設定に従って異ならせることができる。
以下に、POS端末101におけるレシート券の発行の具体的な利用例について説明する。
No.1のレシート券を保証書、No.2のレシート券を引換券、No.3のレシート券を引換券(店控)とする。保証書は、同一の商品についての買上数量が複数である場合には、1点毎に1枚を発行する必要があることとする。引換券および引換券(店控)は、同一の商品についての買上数量に拘わらずに1枚を発行すれば良いこととする。
この場合、枚数設定データ42における第1〜第3のコードは、1,0,0にそれぞれ設定しておく。
図6はレシート券の発行結果のいくつかの例を示す図である。
図6では、上記の条件の下で、買上数量が3つである1つの買上商品に関するレシート券の発行結果を表している。
発行結果61,62,63は、第1〜第3の区分として1,0,0がそれぞれ設定された商品についての発行結果を示す。これら発行結果61,62,63では、第1の区分の値のみが1であるので、No.1のレシート券である保証書のみが発行されている。決定方法パラメータ43の値Pが2である場合における発行結果63では、第1のコードが1に設定されているために、保証書は買上数量と同枚数の3枚が発行される。
発行結果64,65,66は、第1〜第3の区分として1,2,0がそれぞれ設定された商品についての発行結果を示す。これら発行結果64,65,66では、第1の区分の値が1であることに応じてNo.1のレシート券である保証書が発行され、第2の区分の値が2であることに応じてNo.2のレシート券である引換券が発行されている。決定方法パラメータ43の値Pが2である場合における発行結果66では、第1および第2のコードが1,0に設定されているために、保証書は買上数量と同枚数の3枚が発行され、引換券は買上数量に拘わらずに1枚が発行される。
発行結果67,68,69は、第1〜第3の区分として1,2,3がそれぞれ設定された商品についての発行結果を示す。これら発行結果67,68,69では、第1の区分の値が1であることに応じてNo.1のレシート券である保証書が発行され、第2の区分の値が2であることに応じてNo.2のレシート券である引換券が発行され、第3の区分の値が3であることに応じてNo.3のレシート券である引換券(店控)が発行されている。決定方法パラメータ43の値Pが2である場合における発行結果69では、第1〜第3のコードが1,0,0に設定されているために、保証書は買上数量と同枚数の3枚が発行され、引換券および引換券(店控)は買上数量に拘わらずに1枚ずつが発行される。
このように、決定方法パラメータ43の値を2と設定しておけば、レシート券の種類に応じて発行枚数を異ならせることが可能であり、レシート券の種類毎の適切な枚数を発行することができる。
また本実施形態によれば、決定方法パラメータ43の値を0と設定しておけば、発行結果61,64,67のように、全てのレシート券を1枚ずつ発行することができる。また決定方法パラメータ43の値を1と設定しておけば、発行結果62,65,68のように、全てのレシート券を買上数量と同じ枚数ずつ発行することができる。これによりPOS端末101によれば、ユーザニーズに応じた柔軟な運用が可能である。
ところで本実施形態においては、同じ商品が買い上げられた場合でも、その商品に関して発行されるレシート券の枚数が設定に応じて変化する。つまり、レシート券の発行に要する時間が変化してしまう。しかしながらPOS端末101によれば、レシート券および通常レシートを発行している期間には、オペレータ用表示器18にてポップアップ表示を行うので、レシート券および通常レシートの発行が継続しているのか、それとも終了したのかを操作者に認識させることができる。
しかもPOS端末101では、レシート券と通常レシートとを発行する場合と、通常レシートのみを発行する場合とで、ポップアップ表示の内容を異ならせているので、レシート券の発行がなされるのか否かを操作者に認識させることができる。
このように、ポップアップ表示による報知動作をCPU1の制御の下にオペレータ用表示器18が行っているのであり、オペレータ用表示器18が報知デバイスとして、またCPU1が報知制御手段としてそれぞれ機能する。
この実施形態は、次のような種々の変形実施が可能である。
単品マスタ41、枚数設定データ42および決定方法パラメータ43は、その一部が別の記憶デバイスに記憶されても良い。また単品マスタ41、枚数設定データ42および決定方法パラメータ43の全てが、それぞれ別々の記憶デバイスに記憶されても良い。そして、それらの記憶デバイスは、POS端末101に内蔵されていなくても良い。例えば、単品マスタ41は、サーバ102に内蔵または外付けされた記憶デバイスに記憶されても良い。
証票は、レシート用紙を利用したレシート券には限らず、証票用の用紙を利用して発行しても良い。そしてこの場合には、レシート発行用のプリンタ20とは別の印刷デバイスを備えて、この印刷デバイスにより証票を発行しても良い。
レシート券の発行中と通常レシートの発行中とでポップアップ表示を異ならせても良い。
通常レシートを先に発行し、その後にレシート券を発行しても良い。
1つの商品に関してレシート券は1種類のみを発行することとしても良い。
電子キャッシュレジスタなどの、POS端末以外の販売登録装置においても前記実施形態と同様に実施が可能である。
報知動作は、ポップアップ表示とは異なる形態の各種の可視表示や、音声ガイダンスなどの出力などにより行っても良い。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
複数種の証票のそれぞれに関して、商品の買上数量とは無関係な規定枚数を発行枚数とするか、商品の買上数量と同枚数を発行枚数とするかを記述した枚数設定データを記憶する記憶デバイスにアクセス可能であり、
前記複数種の証票を任意に発行する発行手段と、
買い上げに伴って前記複数種のうちの少なくとも1種の証票を発行すべき商品が販売登録されたことに応じて、当該商品の買い上げに伴う前記証票の発行枚数を、前記記憶デバイスに記憶された前記枚数設定データと前記商品の買上数量とに基づいて決定する決定手段と、
前記商品の買い上げに伴って発行すべき前記証票を、前記決定手段により決定された発行枚数だけ発行するように前記発行手段を制御する発行制御手段とを具備したことを特徴とする販売登録装置。
[付記2]
前記決定手段は、買い上げに伴って複数種の前記証票のうちの2種類以上を発行すべき商品が販売登録されたことに応じて、これら2種類以上の証票のそれぞれの発行枚数を個別に決定し、
前記発行制御手段は、発行すべき2種類以上の証票のそれぞれを前記決定手段によりそれぞれ決定された発行枚数ずつ発行するように前記発行手段を制御することを特徴とする付記1に記載の販売登録装置。
[付記3]
前記決定手段は、買い上げに伴って複数種の前記証票のうちの2種類以上を発行すべき商品のそれぞれに関して、複数種の全ての前記証票に関して商品の買上数量とは無関係な規定枚数を発行枚数とする第1のモード、複数種の全ての前記証票に関して商品の買上数量と同枚数を発行枚数とする第2のモード、あるいは前記枚数設定データに基づく発行枚数とする第3のモードのいずれかを表すパラメータに基づき、前記パラメータが前記第3のモードを表す場合にのみ前記枚数設定データと前記商品の買上数量とに基づいて前記発行枚数を決定し、前記パラメータが前記第1のモードを表す場合には前記商品の買上数量とは無関係な規定枚数を発行枚数として決定し、前記パラメータが前記第2のモードを表す場合には前記商品の買上数量と同枚数を発行枚数として決定することを特徴とする付記1または2に記載の販売登録装置。
[付記4]
前記枚数設定データの記述内容を操作者による操作に応じて変更する変更手段をさらに備えることを特徴とする付記3に記載の販売登録装置。
[付記5]
前記発行手段が前記証票を発行している期間中に、前記証票の発行中であることを操作者に対して報知するための報知動作を実行するように報知デバイスを制御する報知制御手段をさらに備えることを特徴とする付記1乃至4のいずれか一項に記載の販売登録装置。
[付記6]
複数種の証票のそれぞれに関して、商品の買上数量とは無関係な規定枚数を発行枚数とするか、商品の買上数量と同枚数を発行枚数とするかを記述した枚数設定データを記憶する記憶デバイスにアクセス可能なコンピュータを、
買い上げに伴って前記複数種のうちの少なくとも1種の証票を発行すべき商品が販売登録されたことに応じて、当該商品の買い上げに伴う前記証票の発行枚数を、前記記憶デバイスに記憶された前記枚数設定データと前記商品の買上数量とに基づいて決定する決定手段と、
前記複数種の証票を任意に発行する発行手段を、前記商品の買い上げに伴って発行すべき前記証票を、前記決定手段により決定された発行枚数だけ発行するように制御する発行制御手段として機能させるための制御プログラム。
以下に、本願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
複数種の証票のそれぞれに関して、商品の買上数量とは無関係な規定枚数を発行枚数とするか、商品の買上数量と同枚数を発行枚数とするかを記述した枚数設定データを記憶する記憶デバイスにアクセス可能であり、
前記複数種の証票を任意に発行する発行手段と、
買い上げに伴って前記複数種のうちの少なくとも1種の証票を発行すべき商品が販売登録されたことに応じて、当該商品の買い上げに伴う前記証票の発行枚数を、前記記憶デバイスに記憶された前記枚数設定データと前記商品の買上数量とに基づいて決定する決定手段と、
前記商品の買い上げに伴って発行すべき前記証票を、前記決定手段により決定された発行枚数だけ発行するように前記発行手段を制御する発行制御手段とを具備したことを特徴とする販売登録装置。
[付記2]
前記決定手段は、買い上げに伴って複数種の前記証票のうちの2種類以上を発行すべき商品が販売登録されたことに応じて、これら2種類以上の証票のそれぞれの発行枚数を個別に決定し、
前記発行制御手段は、発行すべき2種類以上の証票のそれぞれを前記決定手段によりそれぞれ決定された発行枚数ずつ発行するように前記発行手段を制御することを特徴とする付記1に記載の販売登録装置。
[付記3]
前記決定手段は、買い上げに伴って複数種の前記証票のうちの2種類以上を発行すべき商品のそれぞれに関して、複数種の全ての前記証票に関して商品の買上数量とは無関係な規定枚数を発行枚数とする第1のモード、複数種の全ての前記証票に関して商品の買上数量と同枚数を発行枚数とする第2のモード、あるいは前記枚数設定データに基づく発行枚数とする第3のモードのいずれかを表すパラメータに基づき、前記パラメータが前記第3のモードを表す場合にのみ前記枚数設定データと前記商品の買上数量とに基づいて前記発行枚数を決定し、前記パラメータが前記第1のモードを表す場合には前記商品の買上数量とは無関係な規定枚数を発行枚数として決定し、前記パラメータが前記第2のモードを表す場合には前記商品の買上数量と同枚数を発行枚数として決定することを特徴とする付記1または2に記載の販売登録装置。
[付記4]
前記枚数設定データの記述内容を操作者による操作に応じて変更する変更手段をさらに備えることを特徴とする付記3に記載の販売登録装置。
[付記5]
前記発行手段が前記証票を発行している期間中に、前記証票の発行中であることを操作者に対して報知するための報知動作を実行するように報知デバイスを制御する報知制御手段をさらに備えることを特徴とする付記1乃至4のいずれか一項に記載の販売登録装置。
[付記6]
複数種の証票のそれぞれに関して、商品の買上数量とは無関係な規定枚数を発行枚数とするか、商品の買上数量と同枚数を発行枚数とするかを記述した枚数設定データを記憶する記憶デバイスにアクセス可能なコンピュータを、
買い上げに伴って前記複数種のうちの少なくとも1種の証票を発行すべき商品が販売登録されたことに応じて、当該商品の買い上げに伴う前記証票の発行枚数を、前記記憶デバイスに記憶された前記枚数設定データと前記商品の買上数量とに基づいて決定する決定手段と、
前記複数種の証票を任意に発行する発行手段を、前記商品の買い上げに伴って発行すべき前記証票を、前記決定手段により決定された発行枚数だけ発行するように制御する発行制御手段として機能させるための制御プログラム。
1…CPU、2…ROM、3…RAM、4…補助記憶ユニット、18…オペレータ用表示器、20…プリンタ、41…単品マスタ、42…枚数設定データ、43…決定方法パラメータ、100…POSシステム、101…POS端末、102…サーバ、200…通信ネットワーク。
実施形態の販売登録装置は、複数種の第1の証票のそれぞれに関して、商品の買上数量とは無関係な規定枚数を発行枚数とするか、商品の買上数量と同枚数を発行枚数とするかを記述した枚数設定データを記憶する記憶デバイスにアクセス可能であり、発行手段、決定手段および発行制御手段を備える。発行手段は、複数種の第1の証票及び取引の内容を表した、前記第1の証票とは別の第2の証票を任意に発行する。決定手段は、買い上げに伴って複数種のうちの少なくとも1種の第1の証票を発行すべき商品が販売登録されたことに応じて、当該商品の買い上げに伴う第1の証票の発行枚数を、記憶デバイスに記憶された枚数設定データと商品の買上数量とに基づいて決定する。発行制御手段は、商品の買い上げに伴って発行すべき第1の証票を、決定手段により決定された発行枚数だけ発行するように発行手段を制御する。決定手段は、買い上げに伴って複数種の第1の証票のうちの2種類以上を発行すべき商品が販売登録されたことに応じて、これら2種類以上の第1の証票のそれぞれの発行枚数を個別に決定する。制御手段はさらに、発行制御手段は、発行すべき2種類以上の第1の証票のそれぞれを決定手段によりそれぞれ決定された発行枚数ずつ発行するように発行手段を制御する。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願の基礎出願である特願2013−235450の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
複数種の証票のそれぞれに関して、商品の買上数量とは無関係な規定枚数を発行枚数とするか、商品の買上数量と同枚数を発行枚数とするかを記述した枚数設定データを記憶する記憶デバイスにアクセス可能であり、
前記複数種の証票を任意に発行する発行手段と、
買い上げに伴って前記複数種のうちの少なくとも1種の証票を発行すべき商品が販売登録されたことに応じて、当該商品の買い上げに伴う前記証票の発行枚数を、前記記憶デバイスに記憶された前記枚数設定データと前記商品の買上数量とに基づいて決定する決定手段と、
前記商品の買い上げに伴って発行すべき前記証票を、前記決定手段により決定された発行枚数だけ発行するように前記発行手段を制御する発行制御手段とを具備したことを特徴とする販売登録装置。
[付記2]
前記決定手段は、買い上げに伴って複数種の前記証票のうちの2種類以上を発行すべき商品が販売登録されたことに応じて、これら2種類以上の証票のそれぞれの発行枚数を個別に決定し、
前記発行制御手段は、発行すべき2種類以上の証票のそれぞれを前記決定手段によりそれぞれ決定された発行枚数ずつ発行するように前記発行手段を制御することを特徴とする付記1に記載の販売登録装置。
[付記3]
前記決定手段は、買い上げに伴って複数種の前記証票のうちの2種類以上を発行すべき商品のそれぞれに関して、複数種の全ての前記証票に関して商品の買上数量とは無関係な規定枚数を発行枚数とする第1のモード、複数種の全ての前記証票に関して商品の買上数量と同枚数を発行枚数とする第2のモード、あるいは前記枚数設定データに基づく発行枚数とする第3のモードのいずれかを表すパラメータに基づき、前記パラメータが前記第3のモードを表す場合にのみ前記枚数設定データと前記商品の買上数量とに基づいて前記発行枚数を決定し、前記パラメータが前記第1のモードを表す場合には前記商品の買上数量とは無関係な規定枚数を発行枚数として決定し、前記パラメータが前記第2のモードを表す場合には前記商品の買上数量と同枚数を発行枚数として決定することを特徴とする付記1または2に記載の販売登録装置。
[付記4]
前記枚数設定データの記述内容を操作者による操作に応じて変更する変更手段をさらに備えることを特徴とする付記3に記載の販売登録装置。
[付記5]
前記発行手段が前記証票を発行している期間中に、前記証票の発行中であることを操作者に対して報知するための報知動作を実行するように報知デバイスを制御する報知制御手段をさらに備えることを特徴とする付記1乃至4のいずれか一項に記載の販売登録装置。
[付記6]
複数種の証票のそれぞれに関して、商品の買上数量とは無関係な規定枚数を発行枚数とするか、商品の買上数量と同枚数を発行枚数とするかを記述した枚数設定データを記憶する記憶デバイスにアクセス可能なコンピュータを、
買い上げに伴って前記複数種のうちの少なくとも1種の証票を発行すべき商品が販売登録されたことに応じて、当該商品の買い上げに伴う前記証票の発行枚数を、前記記憶デバイスに記憶された前記枚数設定データと前記商品の買上数量とに基づいて決定する決定手段と、
前記複数種の証票を任意に発行する発行手段を、前記商品の買い上げに伴って発行すべき前記証票を、前記決定手段により決定された発行枚数だけ発行するように制御する発行制御手段として機能させるための制御プログラム。
以下に、本願の基礎出願である特願2013−235450の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
複数種の証票のそれぞれに関して、商品の買上数量とは無関係な規定枚数を発行枚数とするか、商品の買上数量と同枚数を発行枚数とするかを記述した枚数設定データを記憶する記憶デバイスにアクセス可能であり、
前記複数種の証票を任意に発行する発行手段と、
買い上げに伴って前記複数種のうちの少なくとも1種の証票を発行すべき商品が販売登録されたことに応じて、当該商品の買い上げに伴う前記証票の発行枚数を、前記記憶デバイスに記憶された前記枚数設定データと前記商品の買上数量とに基づいて決定する決定手段と、
前記商品の買い上げに伴って発行すべき前記証票を、前記決定手段により決定された発行枚数だけ発行するように前記発行手段を制御する発行制御手段とを具備したことを特徴とする販売登録装置。
[付記2]
前記決定手段は、買い上げに伴って複数種の前記証票のうちの2種類以上を発行すべき商品が販売登録されたことに応じて、これら2種類以上の証票のそれぞれの発行枚数を個別に決定し、
前記発行制御手段は、発行すべき2種類以上の証票のそれぞれを前記決定手段によりそれぞれ決定された発行枚数ずつ発行するように前記発行手段を制御することを特徴とする付記1に記載の販売登録装置。
[付記3]
前記決定手段は、買い上げに伴って複数種の前記証票のうちの2種類以上を発行すべき商品のそれぞれに関して、複数種の全ての前記証票に関して商品の買上数量とは無関係な規定枚数を発行枚数とする第1のモード、複数種の全ての前記証票に関して商品の買上数量と同枚数を発行枚数とする第2のモード、あるいは前記枚数設定データに基づく発行枚数とする第3のモードのいずれかを表すパラメータに基づき、前記パラメータが前記第3のモードを表す場合にのみ前記枚数設定データと前記商品の買上数量とに基づいて前記発行枚数を決定し、前記パラメータが前記第1のモードを表す場合には前記商品の買上数量とは無関係な規定枚数を発行枚数として決定し、前記パラメータが前記第2のモードを表す場合には前記商品の買上数量と同枚数を発行枚数として決定することを特徴とする付記1または2に記載の販売登録装置。
[付記4]
前記枚数設定データの記述内容を操作者による操作に応じて変更する変更手段をさらに備えることを特徴とする付記3に記載の販売登録装置。
[付記5]
前記発行手段が前記証票を発行している期間中に、前記証票の発行中であることを操作者に対して報知するための報知動作を実行するように報知デバイスを制御する報知制御手段をさらに備えることを特徴とする付記1乃至4のいずれか一項に記載の販売登録装置。
[付記6]
複数種の証票のそれぞれに関して、商品の買上数量とは無関係な規定枚数を発行枚数とするか、商品の買上数量と同枚数を発行枚数とするかを記述した枚数設定データを記憶する記憶デバイスにアクセス可能なコンピュータを、
買い上げに伴って前記複数種のうちの少なくとも1種の証票を発行すべき商品が販売登録されたことに応じて、当該商品の買い上げに伴う前記証票の発行枚数を、前記記憶デバイスに記憶された前記枚数設定データと前記商品の買上数量とに基づいて決定する決定手段と、
前記複数種の証票を任意に発行する発行手段を、前記商品の買い上げに伴って発行すべき前記証票を、前記決定手段により決定された発行枚数だけ発行するように制御する発行制御手段として機能させるための制御プログラム。
Claims (5)
- 複数種の証票のそれぞれに関して、商品の買上数量とは無関係な規定枚数を発行枚数とするか、商品の買上数量と同枚数を発行枚数とするかを記述した枚数設定データを記憶する記憶デバイスにアクセス可能であり、
前記複数種の証票を任意に発行する発行手段と、
買い上げに伴って前記複数種の証票のうちの2種類以上を発行すべき商品のそれぞれに関して、複数種の全ての前記証票に関して商品の買上数量とは無関係な規定枚数を発行枚数とする第1のモード、複数種の全ての前記証票に関して商品の買上数量と同枚数を発行枚数とする第2のモード、あるいは前記枚数設定データに基づく発行枚数とする第3のモードのいずれかを表すパラメータに基づき、前記パラメータが前記第3のモードを表す場合にのみ前記枚数設定データと前記商品の買上数量とに基づいて前記発行枚数を決定し、前記パラメータが前記第1のモードを表す場合には前記商品の買上数量とは無関係な規定枚数を発行枚数として決定し、前記パラメータが前記第2のモードを表す場合には前記商品の買上数量と同枚数を発行枚数として決定する決定手段と、
前記商品の買い上げに伴って発行すべき前記証票を、前記決定手段により決定された発行枚数だけ発行するように前記発行手段を制御する発行制御手段とを具備したことを特徴とする販売登録装置。 - 前記決定手段は、買い上げに伴って複数種の前記証票のうちの2種類以上を発行すべき商品が販売登録されたことに応じて、これら2種類以上の証票のそれぞれの発行枚数を個別に決定し、
前記発行制御手段は、発行すべき2種類以上の証票のそれぞれを前記決定手段によりそれぞれ決定された発行枚数ずつ発行するように前記発行手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の販売登録装置。 - 前記枚数設定データの記述内容を操作者による操作に応じて変更する変更手段をさらに備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の販売登録装置。
- 前記発行手段が前記証票を発行している期間中に、前記証票の発行中であることを操作者に対して報知するための報知動作を実行するように報知デバイスを制御する報知制御手段をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の販売登録装置。
- 複数種の証票のそれぞれに関して、商品の買上数量とは無関係な規定枚数を発行枚数とするか、商品の買上数量と同枚数を発行枚数とするかを記述した枚数設定データを記憶する記憶デバイスにアクセス可能なコンピュータを、
買い上げに伴って前記複数種の証票のうちの2種類以上を発行すべき商品のそれぞれに関して、複数種の全ての前記証票に関して商品の買上数量とは無関係な規定枚数を発行枚数とする第1のモード、複数種の全ての前記証票に関して商品の買上数量と同枚数を発行枚数とする第2のモード、あるいは前記枚数設定データに基づく発行枚数とする第3のモードのいずれかを表すパラメータに基づき、前記パラメータが前記第3のモードを表す場合にのみ前記枚数設定データと前記商品の買上数量とに基づいて前記発行枚数を決定し、前記パラメータが前記第1のモードを表す場合には前記商品の買上数量とは無関係な規定枚数を発行枚数として決定し、前記パラメータが前記第2のモードを表す場合には前記商品の買上数量と同枚数を発行枚数として決定する決定手段と、
前記複数種の証票を任意に発行する発行手段を、前記商品の買い上げに伴って発行すべき前記証票を、前記決定手段により決定された発行枚数だけ発行するように制御する発行制御手段として機能させるための制御プログラム。
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