JP2017037229A - 電子楽器 - Google Patents

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Abstract

【課題】演奏音や演奏操作用のユーザインタフェースのカスタマイズが可能な電子楽器を提供する。【解決手段】各々ユーザの演奏操作を受け付ける1または複数の演奏操作入力モジュールを着脱自在なモジュールインタフェース部と、モジュールインタフェース部に装着された演奏操作入力モジュールに対して為された演奏操作に応じて演奏音信号を生成する演奏音信号生成処理を実現するための音源ソフトウェアを各々少なくとも1つ記憶した1または複数の音源サーバ装置と通信する通信インタフェース部と、ユーザにより指定された特徴を有する演奏音信号を生成する音源ソフトウェアを記憶した音源サーバ装置から当該音源ソフトウェアを取得し、当該音源ソフトウェアにしたがって演奏音信号生成処理を実行する制御部と、を有することを特徴とする電子楽器を提供する。【選択図】 図5

Description

本発明は、電子楽器に関する。
電子楽器では、ユーザの操作に応じた演奏音が電気的に合成され、出力される。従来の電子楽器では、音源としてMIDI(Musical Instrument
Digital Interface)音源チップやFM(Frequency Modulation)音源チップ、PCM(Pulse Code Modulation)音源チップなどの半導体チップが用いられていた。電子楽器の中には、予めインストールされたファームウェア(ソフトウェア)にしたがって音源チップを作動させることで、予め定められた複数種の音色のうちユーザにより選択された音色の演奏音を奏でることができるように構成されたものもあった。また、この種の電子楽器の中には、音色の選択だけでなく、演奏音に様々な音響効果(例えば、ピッチベンド)を付与したり、高音域や中音域、低音域等の帯域毎に音響効果の程度をきめ細かく調整したりすることが可能なものもあり、このような音響効果の付与や調整もファームウェアにしたがって行われる。
特開2005−070172号公報
以上説明したように、電子楽器の中には多様な音色の演奏音を出力可能で、かつ、その出力の際に様々な音響効果を付与することが可能なものがある。しかし、電子楽器の出力可能な演奏音の種類や演奏音に付与可能な音響効果の種類等はその電子楽器に搭載されている音源とファームウェアとにしたがって定まる。したがって、電子楽器を購入した後で、その電子楽器の出力可能な音色や付与可能な音響効果の種類等が嗜好に合わない場合には、ユーザは電子楽器を買い替えるしかなかった。また、電子楽器には、演奏操作や音響効果調整用のユーザインタフェースとしてピアノ鍵盤を模したキーボード等や、スライダやボリューム等が設けられているが、これらユーザインタフェースが嗜好に合わない場合もユーザは電子楽器を買い替えるしかなかった。
この発明は以上のような事情に鑑みてなされたものであり、演奏音の音色やユーザインタフェースをユーザの嗜好に即してカスタマイズ可能な電子楽器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、以下のモジュールインタフェース部と、制御部とを有する電子楽器を提供する。モジュールインタフェース部には、操作子が各々設けられた1または複数の演奏操作入力モジュールが着脱自在に装着される。制御部は、演奏音信号を発生させる処理と当該演奏音信号に音響効果を付与する処理の少なくとも一方を含む演奏音信号生成処理を、モジュールインタフェース部に装着された演奏操作入力モジュールに対して為された操作に応じて実行する。演奏操作入力モジュールに設けられている操作子の具体例としては、鍵盤を構成する白鍵や黒鍵を模した操作子やギター等の撥弦楽器やバイオリン等の擦弦楽器の弦を模した操作子、或いはスライダやボリュームを模した操作子等が挙げられる。本発明によれば、電子楽器のユーザは、自身の好みに応じた1または複数の演奏操作入力モジュールを当該電子楽器に装着することで演奏操作用のユーザインタフェースをカスタマイズすることができる。
より好ましい態様においては、演奏音信号生成処理を制御部に実現させる音源ソフトウェアを少なくとも1つ記憶した1または複数の音源サーバ装置と通信する通信インタフェース部を有し、制御部は、1または複数の音源サーバ装置の何れかから上記通信インタフェース部を介して音源ソフトウェアを取得し、当該音源ソフトウェアにしたがって演奏音信号生成処理を実行する。このような態様においては、音源ソフトウェアを入れ替えることで演奏音のカスタマイズが可能になる。音源ソフトウェアの具体的な構成としては、種々の態様が考えられる。例えば、楽器の演奏音の音波形を表す波形データを音高と対応付けて格納した演奏音データベースと、演奏操作によりユーザにより指定された音高に対応する波形データを当該演奏音データベースから読み出し、演奏操作により付与を指示された音響効果に応じた信号処理を施して出力する処理を制御部に実行させる読出し制御プログラムとの組み合わせが考えられる。また、FM音源チップ等のハードウェア音源の動作を制御部にシミュレートさせるプログラムを音源ソフトウェアとして用いることも考えられる。
音源サーバ装置から音源ソフトウェアを取得するための通信については、webブラウザを利用して実現することが考えられる。この場合、音源ソフトウェアをwebブラウザの提供するプログラム実行環境において実行されるwebアプリケーションとしておくことが好ましい。また、音源ソフトウェアの取得態様については他の態様も考えられる。例えば、CD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)やUSB(Universal Serial Bus)メモリ、SDメモリなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体を装着するとともに該記録媒体に記録されているデータを読み出す記録媒体インタフェース部を上記電子楽器に設け、音源ソフトウェアが予め格納された記録媒体を当該データ読み出し部に装着し、制御部には、記録媒体インタフェース部経由で当該記録媒体から音源ソフトウェアを読み出す処理をユーザの指示に応じて実行させる態様が考えられる。
特許文献1には、電子楽器にソフトウェアをダウンロードする際に要するダウンロード時間を短縮する技術が開示されている。しかし、特許文献1に開示の技術は、電子楽器の演奏操作用のユーザインタフェースのカスタマイズを可能にする技術ではない。よって、本願発明は特許文献1に開示の技術とは異なる技術である。
音源ソフトウェアを演奏音データベースと読み出し制御プログラムの組み合わせにより構成するのではなく、読み出し制御プログラムのみで構成しても良い。この場合、読み出し制御プログラムにしたがって作動している制御部には、音源サーバ装置の演奏音データベースから電気通信回線等を経由して波形データを読み出す処理を実行させるようにすれば良い。演奏音データベースと読み出し制御プログラムの組み合わせにより音源ソフトウェアを構成する態様であれば、ユーザの演奏操作毎に音源サーバ装置とのデータ通信を行う必要はなく、演奏操作の実行から発音までの遅延を短縮することができる。一方、読み出し制御プログラムのみで音源ソフトウェアを構成する態様であれば、音源ソフトウェアの取得に要するダウンロード時間を短縮することができる。
音源ソフトウェアを音源サーバ装置から取得する態様においては、1または複数の音源サーバ装置の各々には、音源ソフトウェアに対応付けて当該音源ソフトウェアにしたがって生成される演奏音信号の特徴を示すタグ情報を記憶させておき、制御部には、所望の特徴を示すタグ情報の入力をユーザに促し、ユーザの入力した情報を1または複数の音源サーバ装置の各々に通信インタフェース部を介して送信し、当該タグ情報に対する返信として送信されてくる音源ソフトウェアを当該通信インタフェース部を介して受信し、記憶させるようにしても良い。このような態様によれば、音源ソフトウェアの検索が容易になる。
音源ソフトウェアの特徴を示すタグ情報の具体例としては、音源ソフトウェアの名称や型番を示す文字列が挙げられる。また、タグ情報として、音源ソフトウェアにしたがって奏でられる音色での演奏に適した楽曲のジャンルを示す文字列等を用いても良い。また、音源ソフトウェアにしたがって再現される演奏音の音色を表す文字列等を上記タグ情報として用いても良い。上記音色を表す文字列の具体例としては、音源ソフトウェアにしたがって演奏音が再現される楽器の名称や型番を表す文字列、当該楽器を使用して演奏される著名な楽曲の名称を示す文字列、当該楽器を使用している著名な演奏家の名称や当該楽器の著名な設置場所(音楽ホール等)の名称を表す文字列等、或いはこれら文字列の組み合わせが挙げられる。また、音源ソフトウェアにしたがって再現される演奏音の特徴(聴感的な特徴、或いは数値等により計量化された特徴)を示す文字列をタグ情報として用いても良い。
また、別の好ましい態様としては、操作子が各々設けられた1または複数の演奏操作入力モジュールと、1または複数の演奏操作入力モジュールに対して為された操作に応じて演奏音信号を発生させる処理と当該演奏音信号に音響効果を付与する処理の少なくとも一方を含む演奏音信号生成処理を音源ソフトウェアにしたがって実行する制御部とを有することを特徴とする電子楽器、を提供する態様が考えられる。このような電子楽器によれば、音源ソフトウェアの入れ替えにより演奏音のカスタマイズが可能になる。
本発明の一実施形態の電子楽器10の外観を示す斜視図である。 電子楽器10の使用態様の一例を示す図である。 電子楽器10への音源ソフトウェアのダウンロードを説明するための図である。 電子楽器10のハードウェア構成の一例を示す図である。 同電子楽器10のソフトウェア構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、この発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態の電子楽器10の外観を示す斜視図である。
図1に示すように、電子楽器10は、ユーザに演奏操作を行わせるための入力装置として、演奏操作入力モジュール110a、110b1〜b8および110c1〜110c11を有する。演奏操作入力モジュール110a、110b1〜b8および110c1〜110c11の各々には、演奏操作用の操作子が設けられている。なお、本実施形態における演奏操作には、電子楽器10に対してある音高の演奏音の発音開始や発音終了を指示する操作の他に、演奏音の音量を調整する操作や演奏音に付与する音響効果の程度を調整する操作等が含まれる。
図1に示すように演奏操作入力モジュール110aはピアノ鍵盤を模した入力装置であり、黒鍵および白鍵の各々が演奏操作用の操作子である。電子楽器10のユーザは、演奏操作入力モジュール110aに設けられた各鍵を押下することで演奏音の音高および当該演奏音の発音開始を電子楽器10に指示することができ、押鍵を解除することで演奏音の発音終了を指示することができる。本実施形態では、演奏音の音高、発音開始および発音終了をユーザに指示させるための演奏操作入力モジュールとしてピアノ鍵盤を模した入力装置を用いたが、ギター等の撥弦楽器やバイオリン等の擦弦楽器、トランペット等の管楽器を模した入力装置を用いても良い。例えば、撥弦楽器や擦弦楽器を模した入力装置であれば、弦を模した操作子により演奏音の音高、発音開始および発音終了を指示させれば良い。また、管楽器を模した入力装置であれば、管楽器の唄口やバルブ等を模した操作子により演奏音の音高、発音開始および発音終了を指示させれば良い。
演奏操作入力モジュール110b1〜110b8の各々には、演奏操作用の操作子としてボリューム(ポテンションメータ)を模した操作子が4個設けられている。本実施形態では、演奏操作入力モジュール110b1〜110b8の各々には、互いに異なる周波数帯域が対応付けられており、ボリュームを模した4個の操作子の各々は当該周波数帯域を4分割した各周波数帯域に対応付けられている。電子楽器10のユーザは、例えば、演奏操作入力モジュール110b1に設けられている操作子を操作することで、電子楽器10から出力される演奏音のうち当該操作子に対応する帯域に属する信号成分の音量を調整することができる。以下において、演奏操作入力モジュール110b1〜110b8の各々を区別する必要がない場合には「演奏操作入力モジュール110b」と表記する。本実施形態の演奏操作入力モジュール110bにはボリュームを模した操作子が4個設けられているが、演奏操作入力モジュール110bに設けられている操作子の数は1〜3個であっても良く、5個以上であっても良い。
演奏操作入力モジュール110c1〜110c11には、演奏操作用の操作子としてスライダを模した操作子が設けられている。本実施形態では、演奏操作入力モジュール110c1〜110c11の各々には互いに異なる音響効果が対応付けられている。例えば、演奏操作入力モジュール110c1にはピッチベンドが対応付けられており、電子楽器10のユーザは、演奏操作入力モジュール110c1の操作子を操作することで演奏音に付与するピッチベンドの程度を調整することができる。演奏操作入力モジュール110c1〜110c11についても、各々を区別する必要がない場合には「演奏操作入力モジュール110c」と表記する。本実施形態の演奏操作入力モジュール110cにはスライダを模した操作子が1つ設けられているが、2個以上の操作子を設けても良い。本実施形態では、演奏音に付与する音響効果の度合いを調整するための操作子として、ボリュームやスライダを模した操作子を用いるが、スイッチを模した操作子であっても良い。
以下においては、演奏操作入力モジュール110a、110bおよび110cの各々を区別する必要がない場合には「演奏操作入力モジュール110」と表記する。図1では詳細な図示を省略したが、電子楽器10は、演奏操作入力モジュール110の他に、表示部と、音出力部と、電子楽器10のユーザに各種設定操作を行わせるための設定操作入力部と、を含んでいる。表示部は、例えば液晶ディスプレイなどの表示装置であり、設定操作の実行を促す画像等を表示する。音出力部は例えばスピーカであり、ユーザの演奏操作に応じた演奏音を出力する。設定操作入力部は、テンキーやマウス等である。
本実施形態では、電子楽器10に対して演奏操作入力モジュール110が着脱自在に構成されている。このため、電子楽器10のユーザは、電子楽器10に装着する演奏操作入力モジュール110の種類や数(すなわち、演奏操作用のユーザインタフェース)を自身の嗜好に応じてカスタマイズすることができる。例えば、演奏操作入力モジュール110aを取り外して(図2(a)参照)、他の演奏操作入力モジュール(例えば、バイオリン等の弦楽器を模した演奏操作入力モジュール)を装着するといった具合である。また、図1に示す各演奏操作入力モジュール110のなかに電子楽器10のユーザが使用しないものが含まれている場合には、当該使用しない演奏操作入力モジュール110を取り外して除去しても良い。例えば図2(b)には、演奏操作入力モジュール110b1および演奏操作入力モジュール110c1を除去した場合について例示されている。また、図1に示す電子楽器10にさらに演奏操作入力モジュール110を装着しても勿論良い。
加えて、本実施形態の電子楽器10は、音源の役割を果たすハードウェア(所謂音源チップ等)を有さず、この点にも本実施形態の特徴が現れている。本実施形態の電子楽器10では、音源がソフトウェアで実現されている。以下、音源の役割を果たすソフトウェアのことを「音源ソフトウェア」と呼ぶ。電子楽器10のユーザは、自身の嗜好や演奏しようとする楽曲の種類に応じた音源ソフトウェアを電子楽器10にインストールすることで、自身の嗜好に即した音色或いは演奏しようとする楽曲の種類に応じた音色の演奏音を電子楽器10に出力させることや、所望の音響効果の付与(すなわち、演奏音のカスタマイズ)をすることができる。音源ソフトウェアには、楽器の演奏音の音波形を表す波形データを音高と対応付けて格納した演奏音データベースと、演奏操作によりユーザにより指定された音高に対応する波形データを当該演奏音データベースから読み出し、演奏操作により付与を指示された音響効果に応じた信号処理を施して出力する処理を電子楽器10に実行させる読出し制御プログラムとが含まれている。本実施形態の音源ソフトウェアは、演奏音データベースと読出し制御プログラムとで構成されていた。しかし、FM音源チップ等のハードウェア音源の動作をCPU(Central
Processing Unit)にシミュレートさせるプログラムを音源ソフトウェアとして用いても良い。
音源ソフトウェアを電子楽器10にインストールする方法については種々の態様が考えられるが、本実施形態ではインターネットなどの電気通信回線経由の通信により上記インストールが実現される。より詳細に説明すると、本実施形態では、図3に示すように、音源ソフトウェアと当該音源ソフトウェアの特徴を示すタグ情報とを対応付けて複数組格納した音源サーバ装置30が電気通信回線20に予め接続されている。音源サーバ装置30は、webサーバ機能を備えたコンピュータ装置であり、電気通信回線20を介して受信したタグ情報に対応する音源ソフトウェアを当該タグ情報の送信元へ返信する機能を有する。
タグ情報の具体例としては、電子楽器10を音源ソフトウェアにしたがって作動させることで放音される演奏音の音色を表す文字列や、その音色での演奏に適した楽曲のジャンルを示す文字列等が挙げられる。図3に示す例では、AAAというタグ情報(以下、「タグ情報AAA」と表記)に対応付けて音源ソフトウェアAが音源サーバ装置30に記憶されており、BBBというタグ情報(以下、「タグ情報BBB」と表記)に対応付けて音源ソフトウェアBが音源サーバ装置30に記憶されている。本実施形態におけるタグ情報は、楽曲のジャンルを示す文字列である。具体的には、タグ情報AAAはクラシックを表し、タグ情報BBBはジャズを表す。本実施形態における音源ソフトウェアAはクラシック曲の演奏に適した音色のピアノ演奏音を電子楽器10に再現させるソフトウェアであり、音源ソフトウェアBはジャズの演奏に適した音色のピアノ演奏音を電子楽器10に再現させるソフトウェアである。
本実施形態の電子楽器10にはwebブラウザが予めインストールされている。webブラウザとは、WWWに準拠したデータ通信をコンピュータに実現させるソフトウェアである。本実施形態では、図3に示すように電子楽器10を電気通信回線20に接続し、音源サーバ装置30との間の通信をwebブラウザにしたがって電子楽器10に行わせることで、音源サーバ装置30に記憶されている音源ソフトウェアの検索、当該音源サーバ装置30からの音源ソフトウェアの取得(ダウンロード)、および取得した音源ソフトウェアの電子楽器10へのインストールが実現される。なお、webブラウザによる検索を容易にするため、上記タグ情報と、そのタグ情報に対応する音源ソフトウェアおよびその格納場所を示す情報(所謂URI)とを対応付けて、検索エンジン等に予め登録しておいても良い。
また、本実施形態においてwebブラウザは、音源ソフトウェア(より正確には音源ソフトウェアに含まれる読出し制御プログラム)の実行にも利用される。つまり、本実施形態の音源ソフトウェアは、webブラウザの提供するプログラム実行環境において実行されるwebアプリケーションである。本実施形態において音源ソフトウェアをwebアプリケーションとしたのは、ブラウザ以外のプログラム実行環境(例えば、Java(登録商標)におけるJVM)を必要とせず、OS(Operating System)や電子楽器10の機種等に対する依存性が生じないようにするためである。
図4は、電子楽器10のハードウェア構成の一例を示す図である。
図4に示すように電子楽器10は、音出力部120、設定操作入力部130、制御部140、通信インタフェース(以下、「I/F」と表記)部150、モジュールI/F部160、記憶部170、表示部190およびこれら構成要素間のデータ授受を仲介するバス180を有する。
モジュールI/F部160には演奏操作入力モジュール110が着脱自在に装着される。モジュールI/F部160の具体例としては、USBI/FやシリアルI/F等が挙げられる。モジュールI/F部160は、自身に接続されている演奏操作入力モジュール110と制御部140との間のデータの授受を仲介する。モジュールI/F部160を介して演奏操作入力モジュール110から制御部140に与えられるデータの具体例としては、当該演奏操作入力モジュール110に設けられている操作子に対するユーザの操作内容を表す操作内容データが挙げられる。
制御部140は例えばCPUである。制御部140は記憶部170(より正確には不揮発性記憶部174)に記憶されている各種プログラムを実行することで電子楽器10の制御中枢として機能する。通信I/F部150は例えばNIC(Network Interface Card)であり、電気通信回線20に接続される。通信I/F部150は、電気通信回線20から受信したデータを制御部140に引き渡す一方、制御部140から与えられたデータを電気通信回線20へ送出する。
記憶部170は、図4に示すように、揮発性記憶部172と不揮発性記憶部174とを有する。揮発性記憶部172は例えばRAM(Random Access Memory)である。揮発性記憶部172は各種ソフトウェアを実行する際のワークエリアとして利用される。不揮発性記憶部174は例えばハードディスクやフラッシュROMである。不揮発性記憶部174には、音源サーバ装置30からダウンロードした音源ソフトウェアが格納される。また、不揮発性記憶部174には、図4に示すように、OSを制御部140に実現させるためのOSソフトウェア174aとブラウザランタイム174bが予め格納されている。図5は、電子楽器10におけるソフトウェア構成(各ソフトウェア間の階層関係)を示す図である。図5を参照しつつ、OSソフトウェア174aとブラウザランタイム174bについて説明する。
図5に示すように、OSソフトウェア174aには、カーネルと、ドライバソフトウェアと、webブラウザとが含まれる。ドライバソフトウェアとは、モジュールI/F部160に接続された演奏操作入力モジュール110や設定操作入力部130、通信I/F部150の作動制御を制御部140に行わせるためのソフトウェアである。カーネルとは、webブラウザ等の他のソフトウェア(カーネル以外のソフトウェア)の実行制御を制御部140に行わせるプログラムである。制御部140は、電子楽器10の電源(図4では図示略)投入を契機としてカーネルを不揮発性記憶部174から揮発性記憶部172に読み出し、その実行を開始する。カーネルにしたがって作動している制御部140は、モジュールI/F部160を介してその接続先の演奏操作入力モジュール110と通信してその種別を識別し、演奏操作入力モジュール110に対応するドライバソフトウェアを揮発性記憶部172に読み出す。なお、モジュールI/F部160に接続されている演奏操作入力モジュール110の種別の識別については、プラグアドンプレイ等の既存技術を適宜用いるようにすれば良い。以降、制御部140は、揮発性記憶部172に読み出したドライバソフトウェアにしたがって演奏操作入力モジュール110の作動制御を行う。なお、設定操作入力部130等の作動制御についても同様である。
各種ドライバソフトウェアの読出しを完了し、カーネルにしたがって作動している制御部140は、設定操作入力部130を介して与えられるユーザの指示に応じたプログラムを実行することができる。例えば、設定操作入力部130を介してwebブラウザの実行を指示されると、webブラウザとブラウザランタイム174bを不揮発性記憶部174から揮発性記憶部172に読み出し、webブラウザの実行を開始する。webブラウザにしたがって作動している制御部140は、設定操作入力部130に対するユーザの操作に応じて各種情報を検索し取得する機能、webアプリケーションを実行する機能等が付与される。ブラウザランタイム174bは、各種のwebアプリケーションに共通する機能を実現するサブルーチンの集合体であり、webアプリケーションの実行過程で制御部140によって適宜参照される。
前述したように、本実施形態では、音源サーバ装置30からの音源ソフトウェアの取得、および当該音源ソフトウェアの実行の際にwebブラウザが利用される。音源ソフトウェアは、webブラウザの提供するプログラム実行環境において実行されるwebアプリケーションである。前述したように音源ソフトウェアには読出し制御プログラムと演奏音データベースとが含まれている。音源ソフトウェアに含まれている読出し制御プログラムは、演奏操作入力モジュール110から受け取った操作内容データを、ある音高の音の発音開始を指示するノートオン信号やピッチベンド等の音響効果の付与を指示する信号等の制御信号に変換する第1の処理、当該制御信号の表す音高の波形データを演奏音データベースから読み出す第2の処理、および当該波形データに音響効果等を付与して音出力部120へ出力する第3の処理、を制御部140に実行させるプログラムである。本実施形態では、上記第1の処理〜第3の処理のうちの第1および第3の処理はサブルーチン化されてブラウザランタイム174bに含まれており、音源ソフトウェアにはこれら各サブルーチンを呼び出すコードが含まれている。
以上が電子楽器10の構成である。
以上説明した構成としたため、電子楽器10のユーザは自身の嗜好に即した音源ソフトウェアを音源サーバ装置30から電子楽器10にダウンロードし、制御部140を当該音源ソフトウェアにしたがって作動させることで、演奏音をカスタマイズすることができる。例えば、クラシック曲の演奏音を行うのであれば、電子楽器10のユーザはタグ情報AAAに対応する音源ソフトウェアを音源サーバ装置30から電子楽器10にダウンロードし、その音源ソフトウェアにしたがって制御部140を作動させる。この場合、電子楽器10のユーザが演奏操作入力モジュール110cを操作すると、その操作に応じてクラシック曲に適した音色の演奏音が音出力部120から出力される。また、ジャズの楽曲の演奏を行うのであれば、電子楽器10のユーザはタグ情報BBBに対応する音源ソフトウェアを音源サーバ装置30から電子楽器10にダウンロードし、その音源ソフトウェアにしたがって制御部140を作動させる。この場合、電子楽器10のユーザが演奏操作入力モジュール110cを操作すると、その操作に応じてジャズに適した音色の演奏音が音出力部120から出力される。
また、本実施形態の電子楽器10では、演奏操作入力モジュール110の着脱が可能であるため、電子楽器10のユーザは自身の嗜好に即して演奏操作用のユーザインタフェースをカスタマイズすることができる。具体的には、電子楽器10のユーザは自身の嗜好に応じた操作感が得られるように電子楽器10に装着する演奏操作入力モジュール110を差し替えることができる。例えば、ボリュームによる操作を好まないユーザであれば演奏操作入力モジュール110bの全てを演奏操作入力モジュール110cに差し替えるといった具合である。
このように本実施形態によれば、演奏音と演奏操作用のユーザインタフェースをカスタマイズ可能な電子楽器10を提供することが可能になる。以上本発明の一実施形態について説明したが、この実施形態に以下の変形を加えても勿論良い。
(1)上記実施形態では、音源ソフトウェアを演奏音データベースと当該演奏音データベースと対になる読出し制御プログラムとで構成する場合について説明した。しかし、読出し制御プログラムのみで音源ソフトウェアを構成しても良い。この場合、当該読出し制御プログラムにしたがって作動している制御部140には、電気通信回線20経由で音源サーバ装置30の演奏音データベースから波形データを読み出す処理を演奏音信号生成処理として実行させるようにすれば良い。このような態様においては、上記実施形態に比較して演奏音データベースを含まない分だけ音源ソフトウェアのデータサイズが小さくなり、音源サーバ装置30から電子楽器10への音源ソフトウェアのダウンロードに要する時間を上記実施形態よりも短縮できるといったメリットがある。
また、本態様においては、ユーザの演奏操作毎に音源サーバ装置30とのデータ通信が発生するため、演奏操作の実行から発音までに遅延が発生する虞がある、といったデメリットが生じ得る。音源ソフトウェアを演奏音データベースと当該演奏音データベースと対になる読出し制御プログラムとで構成するのか、それとも後者のみで構成するのかについては、上記ダウンロード時間の短縮と上記遅延の有無の何れが優先されるのかに応じて決定すれば良い。なお、電子楽器10の不揮発性記憶部174の記憶容量を充分に確保できない場合には、音源ソフトウェアを読み出し制御プログラムのみで構成する態様の方が好ましい。また、音源サーバ装置30から電子楽器10へ音源ソフトウェアをダウンロードするのではなく、音源ソフトウェアを利用するための情報(例えば、URI)を音源サーバ装置30から電子楽器10に返信するようにしても良い。例えば上記情報としてURLを用いる態様であれば、演奏操作入力モジュール110に対する操作内容を表す操作内容データをURI宛てに送信し、この操作内容データに対する返信として音源サーバ装置30から返信されている波形データに応じた音を電子楽器10に出力させるといった所謂ASP(Application Service Provider)形式の通信サービスを提供することが可能になる。
(2)上記実施形態では、音源ソフトウェアがwebアプリケーションであったが、音源ソフトウェアをブラウザによるプログラム実行環境を前提としないアプリケーションプログラムとしても良い。例えばJVMなどの他の実行環境を前提としたアプリケーションプログラムであっても良く、また、C言語やC++などでソースコードが記述されたアプリケーションプログラム(OS以外にプログラム実行環境を必要としないアプリケーションプログラム)であっても良い。ただし、前者の態様であれば、JVMなどの他のプログラム実行環境を制御部140に実現させるためのソフトウェアを電子楽器10に予めインストールしておく必要があり、後者の態様であれば、OS毎(或いは電子楽器10の機種毎等のハードウェア毎)に音源ソフトウェアを作成しておくことが必要となる。
また、上記実施形態のように音源ソフトウェアをwebアプリケーションとする場合には、演奏音データベースのデータ構造や読み出し制御プログラムの仕様(演奏音データベースへのアクセス仕様やブラウザランタイムへのアクセス仕様)を一般に公開しても良い。このような態様によれば、一般のユーザが自由に音源ソフトウェアを作成し、他者がダウンロード可能なように公開することが可能になり、電子楽器10のユーザが利用可能な音源ソフトウェアの豊富化を促すことができる。
(3)上記実施形態では、電気通信回線20に1台の音源サーバ装置30が接続されていたが、複数台の音源サーバ装置30が電気通信回線経由20に接続されていても良い。同様に、電気通信回線20に複数台の電子楽器10が接続されても良い。要は、演奏操作用の操作子が各々設けられた1または複数の演奏操作入力モジュール110を各々着脱自在な1または複数の電子楽器10と、電子楽器10と通信する1または複数の音源サーバ装置30とを電気通信回線20に接続して通信システムを構成し、電子楽器10と各音源サーバ装置30に以下の処理を実行させるようにすれば良い。各音源サーバ装置30には、電子楽器10に装着された演奏操作入力モジュール110に対して為された演奏操作に応じて演奏音信号を生成する演奏音信号生成処理を当該電子楽器に実現させる音源ソフトウェアと当該音源ソフトウェアにしたがって生成される音の特徴を示すタグ情報の組を少なくとも1組記憶させておく。そして、各音源サーバ装置30には、電子楽器10から受信したタグ情報が自装置に記憶されている場合には当該タグ情報に対応する音源ソフトウェアを当該電子楽器10へ送信する処理を実行させる。一方、電子楽器10には、ユーザにより入力されたタグ情報を1または複数の音源サーバ装置30の各々へ送信させる。さらに電子楽器10には、当該タグ情報に対する返信として送信されてくる音源ソフトウェア(すなわち、タグ情報に対応する音源ソフトウェア)を受信させ、当該音源ソフトウェアにしたがって演奏音信号生成処理を実行させる。
(4)上記実施形態では、電気通信回線20経由で音源ソフトウェアを制御部140に取得させた。しかし、通信I/F部150に代えて(或いは通信I/F部150の他に)、CD−ROMやUSBメモリ、SDメモリなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体から当該記録媒体に記録されているデータを読み出す記録媒体I/Fを電子楽器10に設け、音源ソフトウェアが予め格納された記録媒体を当該記録媒体I/Fに装着し、制御部140には、当該記録媒体I/F経由で当該記録媒体から音源ソフトウェアを読み出す処理をユーザの指示に応じて実行させるようにしても良い。また、上記記録媒体I/FをモジュールI/F部160とは別個に設けるのではなく、モジュールI/F部160に記録媒体I/Fの役割を兼ねさせても良い。要は、演奏操作用の操作子が各々設けられた1または複数の演奏操作入力モジュール110を着脱自在なモジュールI/F部160と、モジュールI/F部160に装着された演奏操作入力モジュールに対して為された演奏操作に応じて演奏音信号を生成する演奏音信号生成処理を実現するための音源ソフトウェアをユーザの指示に応じて取得し、取得した音源ソフトウェアにしたがって演奏音信号生成処理を実行する制御部140と、を組み合わせて電子楽器を構成する態様であれば良い。
(5)上記実施形態では、ユーザインタフェースのカスタマイズと演奏音のカスタマイズの両方が可能な電子楽器について説明したが、何れか一方のみのカスタマイズを可能としても良い。例えば、音源がハードウェアで実現されている電子楽器であっても、演奏操作用の操作子が各々設けられた1または複数の演奏操作入力モジュール110を着脱自在なモジュールI/F部160を設けるようにすれば、ユーザインタフェースのカスタマイズが可能となる。要するに、演奏操作用の操作子が各々設けられた1または複数の演奏操作入力モジュールを着脱自在なモジュールインタフェース部と、モジュールインタフェース部に装着された演奏操作入力モジュールに対して為された操作に応じて、演奏音信号を発生させる処理と当該演奏音信号に音響効果を付与する処理の少なくとも一方を含む演奏音信号生成処理を実行する制御部とを有する電子楽器であれば、演奏用のユーザインタフェースのカスタマイズは可能である。
また、演奏操作入力モジュール110が電子楽器10に対して着脱できないように設けられている場合であっても、演奏操作入力モジュール110に対して為された操作に応じて演奏音信号を発生させる処理と当該演奏音信号に音響効果を付与する処理の少なくとも一方を含む演奏音信号生成処理を音源ソフトウェアにしたがって制御部140に実行させるようにすれば、演奏音のカスタマイズが可能となる。このように、電子楽器10に対して演奏操作入力モジュール110を着脱できない構成とする場合には、モジュールI/F部160を省略しても良い。要するに、演奏操作用の操作子が各々設けられた1または複数の演奏操作入力モジュールと、1または複数の演奏操作入力モジュールに対して為された操作に応じて演奏音信号を発生させる処理と当該演奏音信号に音響効果を付与する処理の少なくとも一方を含む演奏音信号生成処理を音源ソフトウェアにしたがって実行する制御部と、を有することを特徴とする電子楽器であれば、演奏音のカスタマイズは可能である。
10…電子楽器、20…電気通信回線、30…音源サーバ装置、110…演奏操作入力モジュール、120…音出力部、130…設定操作入力部、140…制御部、150…通信I/F部、160…モジュールI/F部、170…記憶部、172…揮発性記憶部、174…不揮発性記憶部、180…バス、190…表示部。

Claims (4)

  1. 操作子が各々設けられた1または複数の演奏操作入力モジュールを着脱自在なモジュールインタフェース部と、
    前記モジュールインタフェース部に装着された演奏操作入力モジュールに対して為された操作に応じて、演奏音信号を発生させる処理と当該演奏音信号に音響効果を付与する処理の少なくとも一方を含む演奏音信号生成処理を実行する制御部と、
    を有することを特徴とする電子楽器。
  2. 前記演奏音信号生成処理を前記制御部に実現させる音源ソフトウェアを少なくとも1つ記憶した1または複数の音源サーバ装置と通信する通信インタフェース部を有し、
    前記制御部は、前記1または複数の音源サーバ装置の何れかから前記通信インタフェース部を介して音源ソフトウェアを取得し、当該音源ソフトウェアにしたがって前記演奏音信号生成処理を実行する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子楽器。
  3. 前記制御部は、
    音の特徴を示すタグ情報を前記通信インタフェース部を介して前記1または複数の音源サーバ装置の各々に送信し、当該タグ情報に対応する音源ソフトウェアを前記通信インタフェース部を介して受信する
    ことを特徴とする請求項2に記載の電子楽器。
  4. 操作子が各々設けられた1または複数の演奏操作入力モジュールと、
    前記1または複数の演奏操作入力モジュールに対して為された操作に応じて演奏音信号を発生させる処理と当該演奏音信号に音響効果を付与する処理の少なくとも一方を含む演奏音信号生成処理を音源ソフトウェアにしたがって実行する制御部と、
    を有することを特徴とする電子楽器。
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