JP2017036111A - Conveyance belt for optical inspection - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、光検査用搬送ベルトに関する。 The present invention relates to an optical inspection conveyor belt.
搬送ベルト上に載置された食品、医薬品、電子部品などの対象物に対し、搬送ベルトの裏面から光を照射して外観や異物の有無などの検査が行われている。例えば外観検査を行なう際には、ベルト上を明るくして異物混入や製品の欠けなどの異常を目視で検査するために、光透過性を有する搬送ベルトが用いられる。 An object such as food, medicine or electronic component placed on the conveyor belt is irradiated with light from the back surface of the conveyor belt to inspect the appearance and the presence of foreign matter. For example, when performing an appearance inspection, a light-transmitting conveyor belt is used to brighten the belt and visually inspect abnormalities such as foreign matter contamination and product chipping.
対象物を目視検査する場合の視認性に着目して、90%以上の高い光透過率を有する芯体帆布の上に、透明熱可塑性樹脂で形成される表面カバー層を設けた搬送ベルトが提案されている(例えば、特許文献1参照)。 Focusing on the visibility when visually inspecting an object, a conveyor belt is proposed in which a surface cover layer formed of a transparent thermoplastic resin is provided on a core canvas having a high light transmittance of 90% or more. (For example, refer to Patent Document 1).
高い光透過率を有する芯体帆布の上に、透明な表面カバー層が設けられた搬送ベルトにおいては、裏面から照射された光がほぼ確実に搬送ベルトを通過する。このような光は、直接光に近く、眩しいほどの明るさも備えており対象物の検査のためには有効である。しかしながら、直接光に近い眩しすぎる光は、対象物を検査する作業者にとっては視覚的に負担となって疲労増大の要因となる。 In the transport belt in which the transparent surface cover layer is provided on the core canvas having high light transmittance, the light irradiated from the back surface almost certainly passes through the transport belt. Such light is close to direct light and has a dazzling brightness, which is effective for inspection of an object. However, too bright light close to direct light is a visual burden for an operator who inspects an object and causes increased fatigue.
そこで本発明は、対象物を目視検査する作業者の視覚的な負担を軽減できる光検査用搬送用ベルトを提供することを目的とする。 Therefore, an object of the present invention is to provide an optical inspection transport belt that can reduce the visual burden on an operator who visually inspects an object.
本発明に係る光検査用搬送ベルトは、対象物を一側表面に載置し、他側表面から照射された光を透過させて対象物を検査するための光検査用搬送ベルトであって、透光性熱可塑性材料で形成された第1弾性層と、前記第1弾性層の上に設けられた芯体帆布と、前記芯体帆布の上に透光性熱可塑性材料で形成され、前記対象物が載置される第2弾性層とを備え、前記第1弾性層及び前記第2弾性層の少なくとも一方は乱反射面を有することを特徴とする。 The conveyance belt for optical inspection according to the present invention is a conveyance belt for optical inspection for inspecting an object by placing the object on one side surface and transmitting light irradiated from the other side surface, A first elastic layer formed of a light-transmitting thermoplastic material, a core canvas provided on the first elastic layer, and formed of a light-transmitting thermoplastic material on the core canvas; A second elastic layer on which an object is placed, and at least one of the first elastic layer and the second elastic layer has an irregular reflection surface.
本発明の光検査用搬送ベルトによれば、透光性熱可塑性材料で形成された第1弾性層が乱反射面を有しているので、この乱反射面に照射された光は乱反射する。乱反射によって光が拡散されることから、第1弾性層の上の芯体帆布を経て、芯体帆布の上の第2弾性層を通過する光の眩しさが抑えられる。これによって、第2弾性体上に載置された対象物を目視検査する作業者の視覚的な負担を軽減することができる。 According to the conveyance belt for optical inspection of the present invention, since the first elastic layer formed of the translucent thermoplastic material has the irregular reflection surface, the light irradiated on the irregular reflection surface is irregularly reflected. Since light is diffused by irregular reflection, glare of light passing through the second elastic layer on the core canvas through the core canvas on the first elastic layer is suppressed. Thereby, the visual burden on the operator who visually inspects the object placed on the second elastic body can be reduced.
なお、本発明の光検査用搬送ベルトは、第1弾性層に加えて第2弾性層も透光性熱可塑性材料で形成されているので、本来、十分な透光性を備えている。従って、第1弾性層の乱反射面で乱反射することによって光検査用搬送ベルトを通過する光の眩しさが抑えられたところで、光検査用搬送ベルトを通過する光の量は保たれており、対象物の光検査には何ら支障をきたすことはない。 In addition, since the conveyance belt for optical inspection of the present invention is formed of a light-transmitting thermoplastic material in addition to the first elastic layer, it is inherently sufficiently light-transmitting. Therefore, when the glare of light passing through the optical inspection transport belt is suppressed by irregular reflection at the irregular reflection surface of the first elastic layer, the amount of light passing through the optical inspection transport belt is maintained, and the target There is no hindrance to the optical inspection of things.
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
1.全体構成
図1に示す光検査用搬送ベルト10は、透光性熱可塑性材料で形成された第1弾性層(以下、下側弾性層と称する)12と、芯体帆布14と、透光性熱可塑性材料で形成された第2弾性層(以下、上側弾性層と称する)16とが順次積層された構造を有する。光検査用搬送ベルト10は、上側弾性層16が表面(外周側)となって、下側弾性層12が裏面(内周側)となる。光検査用搬送ベルト10を用いて対象物を検査する際には、表面に対象物を載置し、裏面から光が照射される。
1. 1 is a first elastic layer (hereinafter referred to as a lower elastic layer) 12 formed of a light-transmitting thermoplastic material, a
<下側弾性層>
下側弾性層12は、光検査用搬送ベルト10の内周側に設けられるので、光を照射して対象物を検査する際に光源側となる。下側弾性層12の下側表面の少なくとも一部は乱反射面12aである。本実施形態においては、目付け加工を施して形成された目付け加工面を乱反射面12aとして用いる。目付け加工面は、凹部と凸部とが縦横交互に設けられた凹凸を有することが好ましい。この場合、凹凸のピッチは特に規定されないが、例えば1.0〜1.8mm程度とすることができる。また、凹凸における凸部の高さは、例えば0.2〜0.7mm程度とすることができる。
<Lower elastic layer>
Since the lower
光検査に必要とされる透光性と、対象物の搬送に必要とされるベルトの強度および耐久性とを確保できるように、下側弾性層12の厚さは0.2〜1.0mm程度であることが好ましい。
The thickness of the lower
下側弾性層12は、透光性熱可塑性材料から形成される。透光性熱可塑性材料としては、例えば、ポリウレタン、ポリエチレン・ポリプロピレンなどのポリオレフィン、ポリエステルからなる熱可塑性エラストマーが挙げられる。下側弾性層12を形成する熱可塑性エラストマーは、目的の透光性を確保するため、無色で透光性の外観を呈し、顔料や染料、固体充填剤など光を隠蔽する成分を含まないことが望まれる。下側弾性層12を形成する熱可塑性エラストマーは、特に、加工性や強度に優れたポリウレタンエラストマーであって、無黄変タイプのポリウレタンエラストマーが好ましい。さらに、下側弾性層12を形成する熱可塑性エラストマーは、フェニル基を含まない無黄変ポリウレタンエラストマーであることが好ましい。
The lower
<上側弾性層>
上側弾性層16は、基本的には上述した下側弾性層12と同様の材料を用いて、同様の厚さで形成することができる。上側弾性層16においても、上側表面の少なくとも一部は乱反射面とすることが好ましい。本実施形態においては、上側弾性層16の上側表面は、梨地加工を施して形成された梨地面を乱反射面16aとして用いる。梨地面の粗さは、Ry=30〜90μm程度とすることができる。
<Upper elastic layer>
The upper
<芯体帆布>
芯体帆布14は、光透過性が高すぎず、適度に低減された光透過率を有することが望まれる。こうした芯体帆布14を用いることによって、上述した下側弾性層12の乱反射面12aによる効果がよりいっそう高められる。
<Core canvas>
It is desired that the
芯体帆布14は、経糸と緯糸を交差させて織られた織布である。芯体帆布14としては、経糸と緯糸とをほぼ直角に交差して織られた平織布を使用することができる。平織布は、経糸密度55〜59本/25.4mm、緯糸密度25〜29本/25.4mmに織られたものが好ましい。
The
芯体帆布14の厚さは、0.45〜0.65程度であることが好ましい。このような厚さを有する芯体帆布14は、対象物の搬送に必要なベルトの強度や耐久性とともに、適切な光透過性を備えることができる。
The thickness of the
芯体帆布14を構成する経糸および緯糸が細すぎる場合には、ベルト張力が低下して、対象物の搬送に支障が生じるおそれがある。しかも、細すぎる経糸および横糸を含む芯体帆布14は、光が透過しやすいので光透過率を制御することができない。一方、経糸および緯糸が太すぎる場合には、光の透過を過度に阻害するおそれがある。経糸の繊度(糸の太さ)が770〜1430dtex程度で、緯糸の繊度が460〜860dtex程度であれば、十分なベルト張力と適度に低減された光透過率とを両立することができる。ここで、dtex(デシテックス)とは、10,000メートルの糸の質量をグラム単位で表したものである。
If the warp and the weft constituting the
芯体帆布14を構成する経糸、緯糸の材質としては、例えば、ポリエステル、ビニロン、ポリ乳酸、およびポリウレタンなどの合成繊維が挙げられる。こうした合成繊維は、透明、半透明あるいは白色の外観を呈することが好ましい。
Examples of the material of the warp and the weft constituting the
より具体的には、芯体帆布14としては、ポリエステルフィラメント、繊度1100dtex、撚度150±10S、150±10Zの繊維を経糸とし、ポリエステルモノフィラメント、繊度660dtex(Φ0.25)の繊維を緯糸として用いて、経糸密度55〜59本/25.4mm、緯糸密度25〜29本/25.4mmで織られ、経糸がS、Zが交互の平織布を用いることができる。芯体帆布14を構成する繊維として、スパン糸を使用することも可能である。
More specifically, as the
芯体帆布14には、下側弾性層12および上側弾性層16と接合するために、透光性熱可塑性材料からなる接着層15が形成されている。
An
2.製造方法
光検査用搬送ベルト10は、下側弾性層12と芯体帆布14とが固着するととともに、芯体帆布14と上側弾性層16とが固着して剥離しないような方法であれば、任意の方法により製造することができる。
2. Manufacturing Method The optical
下側弾性層12は、例えばカレンダー加工等により、所定の透光性熱可塑性エラストマーを所定の目付け用帆布上に塗布してシート状の材料を作製し、得られたシート状の材料を芯体帆布14の下面に転写して配置することができる。本実施形態においては、下側弾性層12の作製に用いられる目付け用帆布としては平織布、緯糸畝織布が挙げられるが、平織布が好ましい。
The lower
上側弾性層16は、下側弾性層12と同様の透光性熱可塑性エラストマーを用いて離型紙上にシート状の材料を作製し、得られたシート状の材料を芯体帆布14の上面に転写して配置することができる。上側弾性層16の作製に用いられる離型紙は特に限定されず、一般的な離型紙を用いることができる。
The upper
芯体帆布14には、接着剤をコーティングにより塗布して接着層15を形成する。接着剤は、下側弾性層12、上側弾性層16について説明したような透光性熱可塑性材料を有機溶媒に溶解して調製することができる。接着剤としては、例えば、透光性無黄変ポリウレタンエラストマーをメチルエチルケトン/シクロヘキサン/テトラヒドロフランの混合溶媒に溶解させたものが用いられる。
An adhesive is applied to the
下側弾性層12および上側弾性層16の転写にあたっては、シート状の材料を芯体帆布14の上面および下面に配置して積層体を得る。積層体の上表面は離型紙となり、下表面は目付け用帆布となる。この積層体を加熱圧着して、所定の厚さに加工する。加熱圧着後の積層体の厚さは、例えば1.1±0.15mm程度とすることができる。加熱圧着を行うことによって、芯体帆布14の下面には下側弾性層12が固着され、芯体帆布14の上面には上側弾性層16が固着される。
In transferring the lower
上表面の離型紙および下表面の目付け用帆布を剥離して、順次積層された下側弾性層12と芯体帆布14と上側弾性層16とを備えた本実施形態の光検査用搬送ベルト10が得られる。本実施形態の光検査用搬送ベルト10の下側弾性層12の下側表面は、目付け用帆布の凹凸が反映された目付け加工面からなる乱反射面12aである。本実施形態においては、上側弾性層16の上側表面は、梨地面からなる乱反射面16aである。
The release belt on the upper surface and the fabric canvas on the lower surface are peeled and the lower
このようにして得られた光検査用搬送ベルト10は、適用される装置等に応じて所望の寸法とすることができる。例えば、幅は450±5mm程度、長さは30±5m程度とすることができる。本実施形態の光検査用搬送ベルト10は、両端部をフィンガー継手により継ぎ合せて無端状に加工して、対象物の光検査に用いることができる。
The
3.作用及び効果
本実施形態に係る光検査用搬送ベルト10においては、透光性熱可塑性材料で形成された下側弾性層12は乱反射面12aを有している。光検査を行なう際には、光検査用搬送ベルト10の上側弾性層16上に対象物を載置し、下側弾性層12側から光が照射される。本実施形態の光検査用搬送ベルト10においては、照射された光が下側弾性層12の乱反射面12aで乱反射する。
3. Action and Effect In the optical
下側弾性層12の乱反射面12aで光が乱反射することによって、光検査用搬送ベルト10の厚さ方向に進入する光が拡散するので明るさの分布の幅が広がる。芯体帆布14上の上側弾性層16を通過する光は、やわらかい光となって眩しさが抑えられる。これによって、上側弾性層16上に載置された対象物を目視検査する作業者の視覚的な負担を軽減することができる。下側弾性層12および上側弾性層16は透光性であるので、光が拡散しても光検査用搬送ベルト10を通過する光の量は保たれており、眩しさが抑えられても光検査に必要な明るさを保つことができる。
When light diffusely reflects on the
上側弾性層16の上側表面においても乱反射が生じた場合には、乱反射面16aによって光はさらに拡散されることから、作業者に届く光の眩しさをよりいっそう抑えることができる。
When irregular reflection occurs also on the upper surface of the upper
芯体帆布14が適度に低減された光透過率を有する場合には、作業者に届く光の量を低減することができるので、対象物を目視検査する作業者の視覚的な負担を軽減する効果は、さらに高いものとなる。
When the
4.実施例
以下、樹脂シートを具体例として挙げて説明するが、本発明は以下の具体例のみに限定されるものではない。
4). Examples Hereinafter, the resin sheet will be described as specific examples, but the present invention is not limited to the following specific examples.
[実施例1]
透光性熱可塑性材料としての透光性無黄変ポリウレタンエラストマーを、カレンダー加工により0.3mmの厚さで目付け用帆布にシート状に塗布し、表面に離型紙を配置した。用いた目付け用帆布は、以下の仕様の帆布(1)である。
[Example 1]
A translucent non-yellowing polyurethane elastomer as a translucent thermoplastic material was applied in a sheet shape to a fabric for fabric weighting with a thickness of 0.3 mm by calendering, and a release paper was arranged on the surface. The fabric for basis weight used is a canvas (1) having the following specifications.
帆布(1)は、ポリエステルフィラメント、繊度1100dtex、撚度150±10S、150±10Zの繊維を経糸とし、ポリエステルモノフィラメントを、繊度1100dtex(Φ0.32)の繊維を緯糸として用いて、経糸密度67〜75本/50mm、緯糸密度50〜58本/50mmで織られ、経糸がS、Z交互の平織布である。 The canvas (1) uses a polyester filament, a fiber having a fineness of 1100 dtex, a twist of 150 ± 10 S, and 150 ± 10 Z as a warp, and a polyester monofilament using a fiber of a fineness of 1100 dtex (Φ0.32) as a weft, and a warp density of 67 to 75. This is a plain woven fabric in which the warp is 50/50 mm, the weft density is 50 to 58/50 mm, and the warp is S and Z alternately.
目付け用帆布と離型紙とに挟まれたシート状の材料は、一般的な方法により固化させ、目付け用帆布および離型紙を剥離して実施例1の樹脂シートを得た。 The sheet-like material sandwiched between the fabric for canvas and the release paper was solidified by a general method, and the fabric for fabric and the release paper were peeled off to obtain the resin sheet of Example 1.
実施例1の樹脂シートをマイクロスコープにより観察した結果、樹脂シートの下面には、目付け加工面からなる乱反射面が確認された。目付け加工面には、剥離された目付け用帆布の織目の痕による凹凸が生じていた。凹凸のピッチは1.4mm程度であり、凸部の高さは0.25mm程度であった。樹脂シートの上面は、梨地面からなる乱反射面であり、表面粗さがRy=49μmであった。 As a result of observing the resin sheet of Example 1 with a microscope, an irregular reflection surface composed of a weighted surface was confirmed on the lower surface of the resin sheet. On the basis weight processing surface, irregularities due to the traces of the texture of the peeled basis weight canvas were generated. The pitch of the unevenness was about 1.4 mm, and the height of the convex portion was about 0.25 mm. The upper surface of the resin sheet was an irregular reflection surface made of a satin surface, and the surface roughness was Ry = 49 μm.
[実施例2]
離型紙を帆布(1)に変更して、目付け用帆布でシート状の材料の両面を挟んだ以外は実施例1と同様にして、実施例2の樹脂シートを得た。実施例2の樹脂シートにおいては、上面および下面に、実施例1と同様の凹凸を有する目付け加工面からなる乱反射面が確認された。
[Example 2]
A resin sheet of Example 2 was obtained in the same manner as in Example 1 except that the release paper was changed to the canvas (1) and both sides of the sheet-like material were sandwiched between the fabrics for weighting. In the resin sheet of Example 2, irregular reflection surfaces composed of a weighted surface having the same unevenness as in Example 1 were confirmed on the upper surface and the lower surface.
[実施例3]
透光性無黄変ポリウレタンエラストマーを塗布する帆布(1)を離型紙に変更して、離型紙でシート状の材料の両面を挟んだ以外は実施例1と同様にして、実施例3の光検査用搬送ベルトを得た。実施例3の樹脂シートにおいては、上面および下面が梨地面からなる乱反射面であった。
[Example 3]
The light of Example 3 is the same as Example 1 except that the canvas (1) to which the translucent non-yellowing polyurethane elastomer is applied is changed to release paper, and both sides of the sheet-like material are sandwiched by the release paper. An inspection conveyor belt was obtained. In the resin sheet of Example 3, the upper surface and the lower surface were irregular reflection surfaces composed of a satin surface.
[比較例]
実施例1と同様の透光性無黄変ポリウレタンエラストマーを用い、目付け用帆布および離型紙を使用し、プレス加工によって比較例の樹脂シートを作製した。比較例の樹脂シートの表面は鏡面である。
[Comparative example]
A light-transmitting non-yellowing polyurethane elastomer similar to that in Example 1 was used, and a fabric sheet for release and a release paper were used, and a resin sheet of a comparative example was produced by pressing. The surface of the resin sheet of the comparative example is a mirror surface.
実施例、比較例の各樹脂シートについて、以下のような光透過率測定試験を行った。 About each resin sheet of an Example and a comparative example, the following light transmittance measurement tests were done.
<光透過率測定試験>
光透過率測定試験にあたっては、実施例、比較例の各樹脂シート30について、樹脂シート裏面に設置した光源から光を照射し、樹脂シート30を通過する光の透過率を光透過性として測定した。
<Light transmittance measurement test>
In the light transmittance measurement test, each
具体的には、図2に示す光透過率測定試験用装置20を用いて、無端状とした樹脂シート30をプーリ22に巻きかけた状態で、シート裏面に設置した光源24から光を照射し、測定器26を用いて樹脂シート30表面の照度を測定した。光源24としては、LEDパネル((株)ミスミ製 LEDXC120−W)を用い、測定器26としては、照度計((株)マザーツール製 LX1128SD)を用いた。光源24の照度E0と、測定器26により測定された樹脂シート30表面の照度E1とを用いて、下記式により光透過率Tを算出した。
光透過率T=(E1/E0)×100(%)
Specifically, the light transmittance
Light transmittance T = (E1 / E0) × 100 (%)
測定環境は、室温23℃、相対湿度50%、部屋全体の明るさ760ルクスである。光源24は照度4090ルクスに調整し、樹脂シート30と測定器26との間の距離は0mmとした。
The measurement environment is a room temperature of 23 ° C., a relative humidity of 50%, and a room brightness of 760 lux. The
樹脂シートの下面が目付け加工面であって、上面が梨地面である実施例1においては、樹脂シート表面の照度E1は3910ルクスであり、光透過率Tは95.6%であった。 In Example 1 in which the lower surface of the resin sheet is a weighted surface and the upper surface is a matte surface, the illuminance E1 on the surface of the resin sheet was 3910 lux, and the light transmittance T was 95.6%.
これに対して、表面が鏡面からなる比較例の場合には、樹脂シート表面の照度E1は4010ルクスであり、光透過率Tは98%を超えていた。この結果と比較すると、実施例1の樹脂シートは、下面を目付け加工面からなる乱反射面とし、上面を梨地面からなる乱反射面としたことによって、光透過率Tが低下したことがわかる。 On the other hand, in the case of the comparative example whose surface is a mirror surface, the illuminance E1 on the surface of the resin sheet was 4010 lux, and the light transmittance T exceeded 98%. Compared with this result, it can be seen that the light transmittance T of the resin sheet of Example 1 was lowered by setting the lower surface to the irregular reflection surface made of the weighted surface and the upper surface to the irregular reflection surface made of the matte surface.
両面を目付け加工面からなる乱反射面とした実施例2の樹脂シートでは、樹脂シート表面の照度E1は3840ルクスであり、光透過率Tは、93.9%であった。また、両面を梨地面からなる乱反射面とした実施例3の樹脂シートでは、樹脂シート表面の照度E1は3970ルクスであり、光透過率Tは97.1%であった。実施例2、実施例3においても、実施例1と同様に光透過率Tは低下していた。 In the resin sheet of Example 2 in which both surfaces are irregular reflection surfaces composed of a weighted surface, the illuminance E1 of the resin sheet surface is 3840 lux, and the light transmittance T is 93.9%. Further, in the resin sheet of Example 3 in which both surfaces are irregular reflection surfaces made of a satin surface, the illuminance E1 on the resin sheet surface was 3970 lux, and the light transmittance T was 97.1%. In Example 2 and Example 3, as in Example 1, the light transmittance T was decreased.
このように、樹脂シートの下面および上面の2つの乱反射面を通過した光は、拡散されて表面の光透過率が低下することが確認された。下側弾性層12と上側弾性層16とで芯体帆布14が挟まれた光検査用搬送ベルト10においても、下側弾性層12および上側弾性層16が乱反射面を有する場合には、ベルトを通過する光が拡散されてベルト表面における光透過率は低下することになる。これによって、光検査用搬送ベルト10上の対象物を検査する作業者の負担を軽減することが可能となる。
Thus, it was confirmed that the light that passed through the two irregular reflection surfaces of the lower surface and the upper surface of the resin sheet was diffused and the light transmittance of the surface was lowered. Even in the optical
5.変形例
本発明は、ここに記載された実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨の範囲内で適宜変更することが可能である。
5). Modifications The present invention is not limited to the embodiments described herein, and can be modified as appropriate within the scope of the gist of the present invention.
上記実施形態においては、下側弾性層12及び上側弾性層16の両方に乱反射面を形成する場合について説明したが、いずれか一方、例えば上側弾性層16のみに乱反射面を形成することとしてもよい。
In the above embodiment, the case where the irregular reflection surface is formed on both the lower
上記実施形態においては、下側弾性層12の下側表面における乱反射面は、目付け用帆布を用いて形成された目付け加工面としたが、離型紙を用いて形成された梨地面としてもよい。乱反射が生じればよいことから、乱反射面12aの形成方法は特に限定されない。例えば、下側弾性層12の下側表面を平坦に形成した後、粗面化処理を施すことによって乱反射面を形成することもできる。
In the above embodiment, the irregular reflection surface on the lower surface of the lower
上側弾性層16に乱反射面を設ける場合には、乱反射面は梨地面の他、目付け用帆布を用いて形成された目付け加工面としてもよい。
When the irregular reflection surface is provided on the upper
また、上記実施形態においては、下側弾性層12および上側弾性層16を形成するための透光性熱可塑性材料として透光性熱可塑性エラストマーについて説明したが、透光性熱可塑性樹脂を用いることもできる。
Moreover, in the said embodiment, although the translucent thermoplastic elastomer was demonstrated as a translucent thermoplastic material for forming the lower
接着層15についても同様に、透光性熱可塑性材料として透光性熱可塑性樹脂を用いることができる。接着層15は、接着剤を芯体帆布14に塗布する他に、芯体帆布14を接着剤に浸漬することによって形成してもよい。場合によっては、芯体帆布14に固着された下側弾性層12および上側弾性層16の芯体帆布14側の領域を、接着層15として機能させることもできる。
Similarly, for the
芯体帆布14は平織布に限定されず、綾織布または朱子織布等を用いることもできる。
The
また、本発明の光検査用搬送ベルト10を無端状にする際には、両端部をスカイバー継手により継ぎ合せてもよい。
Moreover, when making the
10 光検査用搬送ベルト
12 下側弾性層
12a、16a 乱反射面
14 芯体帆布
16 上側弾性層
20 光透過率測定試験用装置
22 プーリ
24 光源
26 測定器
30 樹脂シート
DESCRIPTION OF
Claims (3)
透光性熱可塑性材料で形成された第1弾性層と、
前記第1弾性層の上に設けられた芯体帆布と、
前記芯体帆布の上に透光性熱可塑性材料で形成され、前記対象物が載置される第2弾性層とを備え、
前記第1弾性層及び前記第2弾性層の少なくとも一方は乱反射面を有することを特徴とする光検査用搬送ベルト。 An inspection belt for inspecting an object by placing the object on one surface and transmitting the light irradiated from the other surface,
A first elastic layer formed of a translucent thermoplastic material;
A core canvas provided on the first elastic layer;
A second elastic layer that is formed of a light-transmitting thermoplastic material on the core canvas and on which the object is placed;
At least one of the first elastic layer and the second elastic layer has an irregular reflection surface.
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