JP2017035826A - 積層布帛、シームテープ及びリペアパッチ、並びに医療用外衣 - Google Patents

積層布帛、シームテープ及びリペアパッチ、並びに医療用外衣 Download PDF

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Abstract

【課題】洗濯及び湿熱滅菌処理を繰り返しても膜が界面剥離し難く、一定水準の血液バリア性及びウイルスバリア性を有する医療用外衣向け積層布帛の提供。
【解決手段】ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂を主体とする感熱性樹脂膜1、接着剤2、防水膜3、接着剤4及び基布5の順で積層一体化された積層布帛11であって、基布5はポリエステル布帛であり、接着剤2はいずれもポリカーボネート系ポリウレタン樹脂を主体とする接着剤であり、防水膜3はポリカーボネート系ポリウレタン樹脂を主体とするポリウレタン膜であり、積層布帛11は、工業洗濯・湿熱滅菌処理を50回繰り返した後において、ASTM F1670に合格する人工血液バリア性とASTM F1671に合格するウイルスバリア性とを有する積層布帛11。積層布帛11からなるシームテープ及びリペアパッチであり,医療用の生地が縫製され、その縫い目をシームテープが貼着される医療用外衣。
【選択図】図1

Description

本発明は、医療用途に好適な積層布帛、及びそれを用いてなるシームテープ、リペアパッチ、さらには当該シームテープ、リペアパッチを備えてなる医療用外衣に関するものである。
従来より、スキーや登山等に用いる防水性衣料製品は、防水性生地を用いて縫製され、その縫い目に防水性シームテープを貼着してなるものが知られている(特許文献1)。特許文献1では、防水性シームテープは、どのような防水性衣料製品にも適用しうるものとして提案されている。
防水性衣料製品は、スキーや登山等に用いられるだけでなく、医療用外衣にも用いられている。すなわち、手術の際に用いる医療用外衣は、看者の血液、細菌又はウイルス等が付着してもそれが内部に侵入しないように、防水性生地を用いて縫製されているのである。そして、医療用外衣の縫い目には、従来の防水性衣料製品と同様に、防水性シームテープが貼着されている。
医療用外衣の場合、スキーや登山等に用いる防水性衣料製品と異なるのは、洗濯及び滅菌処理が使用毎に頻繁に繰り返されることにある。医療用外衣に洗濯及び滅菌処理が毎日のように繰り返されると、生地に貼着されているシームテープが剥離し、縫い目箇所の防水性能(耐水圧)が低下する。したがって、洗濯耐久性及び滅菌処理耐久性に優れた医療用外衣とするためには、シームテープと生地との接着強力を高くする必要がある。
そこで、この点を改良する発明として、特許文献2に、生地との貼着面に感熱性ポリカーボネート系ポリウレタン接着剤を使用したシームテープ及びリペアパッチと、それらを貼着した医療用外衣とが提案されている。
特開2008−255267号公報 特開2013−47397号公報
上記特許文献2によれば、当該医療用外衣は、洗濯、滅菌処理を繰り返しても、シームテープ等の貼着箇所における耐水圧が低下し難く、一定水準の耐久性を満たすことが実施例で実証されている。
しかし、シームテープ等は、通常、生地に貼着させるための接着剤と、その接着剤を支えるための基布と、必要に応じて防水膜、透湿膜なども備えており、洗濯及び湿熱滅菌処理が繰り返されると、当然のことながらシームテープ等本体にも少なからず影響が及ぶ。したがって、シームテープ等を貼着した外衣の耐久性を検討するときは、シームテープ等内部の界面剥離についても併せて検討する必要がある。しかし、特許文献2記載の発明では、シームテープ等本体と生地との接着強力については検討されているものの、シームテープ等内部の接着強力については検討されていない。
本発明者らは、シームテープ等内部の界面剥離について検討したところ、シームテープ等内部の膜が界面剥離すると、そこを起点にして血液やウイルス等が浸入し易くなり、医療用外衣として衛生的に使用することが困難となることを見出した。さらに、外衣の耐水圧は、シームテープ等本体と生地とが強く接着していれば、シームテープ等内部に多少界面剥離が生じても、大きく低下することはなく、単に外衣としての防水性能が良好だからといって直ちに当該界面剥離が生じていないとまではいえないということを見出した。
したがって、本発明の課題は、洗濯及び湿熱滅菌処理を繰り返しても膜が界面剥離し難く、一定水準の血液バリア性及びウイルスバリア性を有し、シームテープやリペアパッチとしたときや、それらを備える医療用外衣として使用したときなどに、衛生的かつ耐久性よく使用できる積層布帛を提供することにある。
本発明は、積層布帛内の感熱性樹脂膜と防水膜との接着強力を強化することにより上記課題を解決したものである。すなわち、本発明は、ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂を主体とする感熱性樹脂膜、接着剤、防水膜、接着剤及び基布の順で積層一体化された積層布帛であって、前記した基布はポリエステル布帛であり、前記した接着剤はいずれもポリカーボネート系ポリウレタン樹脂を主体とする接着剤であり、前記した防水膜はポリカーボネート系ポリウレタン樹脂を主体とするポリウレタン膜であり、前記積層布帛は、工業洗濯・湿熱滅菌処理を50回繰り返した後において、ASTM F1670に合格する人工血液バリア性とASTM F1671に合格するウイルスバリア性とを有することを特徴とする積層布帛に関するものである。
また、本発明の積層布帛は、シームテープ及びリペアパッチに好適に使用できるものである。そして、かかるシームテープ又はリペアパッチは、各種生地の縫い目又は損傷部に適用でき、そのシームテープ又はリペアパッチを備えた生地は医療用外衣として好適に使用できるものである。特に本発明では、積層布帛と生地との接着強力を向上させるために、積層布帛と生地間の接着剤として特定組成の感熱性樹脂膜を用いると共に、積層布帛と生地の構成を近似させ、その剛性等に差異が生じにくいようにして、積層布帛と生地間に過大な外力が負荷されにくいようにした。さらに、積層布帛内部の界面剥離を抑えるために、感熱性樹脂膜と防水膜とを特定組成の接着剤で貼着した。
本発明の積層布帛では、感熱性樹脂膜と防水膜との間を接着するにあたり、ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂を主体とする接着剤を使用する。これにより、感熱性樹脂膜と防水膜との界面における接着強力を上げている。さらに本発明では、感熱性樹脂膜と防水膜との間の接着剤と、防水膜と基布との間の接着剤とを同じ組成のものとすることにより、局部的に接着強力の弱い部分を減らし、積層布帛全体として界面剥離し難いものとしている。このため、耐久性に優れる血液バリア性及びウイルスバリア性を発揮する。
さらに、本発明の積層布帛は、防水膜、接着剤及び感熱性樹脂膜のいずれにも、ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂を主体とするものを用いているので、布帛全体として滅菌処理(高圧湿熱滅菌)に対する耐久性にも優れるという効果を奏する。
そして、本発明の積層布帛は、シームテープ及びリペアパッチに好適であり、それらを備えた医療用外衣としても好適に使用できる。本発明にかかる医療用外衣に用いられている生地及びシームテープ等は、いずれも、ポリエステル布帛、ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂を主体とする接着剤及びポリカーボネート系ポリウレタン樹脂を主体とするポリウレタン膜を積層一体化したものである。したがって、生地とシームテープ等の剛性が同等であり、特に洗濯時に生地とシームテープ間に過大な外力が負荷されにくいため、シームテープ等が剥離しにくく、洗濯耐久性に優れるという効果を奏する。
また、生地及びシームテープ等が同様の構成及び性能を持っているため、生地のみが高性能であるとか、シームテープのみが高性能であるといったことはない。すなわち、医療用外衣に用いられている一部の素材が過剰品質になることを防止しうるという効果を奏する。なお、シームテープを例にあげて説明したが、リペアパッチの場合も、これと同様の効果を奏する。
本発明の一例にかかる積層布帛の模式的横断面図である。 本発明の一例にかかる医療用外衣に用いる生地の模式的横断面図である。 本発明の一例にかかる医療用外衣の縫い目の箇所を示した模式的横断面図である。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明の積層布帛11は、ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂を主体とする感熱性樹脂膜1、接着剤2、防水膜3、接着剤4及び基布5の順で積層一体化されたものである。
感熱性樹脂膜1は、熱可塑性ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂を主体とするものであり、例えば、溶剤に溶解させたポリカーボネート系ポリウレタン樹脂溶液を離型紙表面に公知の手段で塗布し、溶剤を蒸発させることにより形成できる。樹脂膜1を形成した後は、接着剤2を介して防水膜3に貼合して積層一体化すればよい。
感熱性樹脂膜1の厚みは、好ましくは50〜200μmであり、より好ましくは60〜150μmである。ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂を主体とする感熱性樹脂膜1は、例えば、図3に例示するように、積層布帛中の樹脂膜1を生地12の縫い目13又は生地12表面に向けて貼着されるから、接着開始温度が120〜170℃程度のものを用いるのが好ましい。
感熱性樹脂膜1はポリカーボネート系ポリウレタン樹脂のみで構成されていてもよいが、洗濯耐久性及び滅菌処理耐久性に影響のない、例えば0〜30質量%の範囲で、その他のポリエステル系ポリウレタン樹脂又はポリエーテル系ポリウレタン樹脂等を混合してもよい。すなわち、ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂の接着開始温度よりも低い接着開始温度を持つ熱可塑性ポリエステル系ポリウレタン樹脂等を混合しておくことによって、熱溶融して接着する際の流動性を高めることができる。これにより、例えば積層布帛11をシームテープ又はリペアパッチとして使用する際、これらを生地12の縫い目13又は生地12表地に貼着するとき、接着対象となる部位の凹凸に沿って感熱性樹脂膜1が追随して隙間を埋め、より接着強力を高める効果が期待される。なお、生地12の表地がポリエステル布帛であるため、他の樹脂としてポリエステル系ポリウレタン樹脂を用いるのが好ましい。
防水膜3は、ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂を主体とするポリウレタン膜である。一般的に、ポリカーボネート系ポリウレタンプレポリマーを高分子量化するタイプのポリウレタン膜が用いられる。ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂が用いられる理由は、滅菌処理(高圧湿熱滅菌)に対して耐久性が良好だからである。また、言うまでもなく、ポリウレタン膜はポリカーボネート系ポリウレタン樹脂のみではなく、その他の前記したポリウレタン樹脂が混合されていてもよい。防水膜3は従来公知の方法で得られ、たとえば、溶剤に溶解させたポリカーボネート系ポリウレタン樹脂溶液を離型紙表面に塗布し、溶剤を蒸発させることにより得ることができる。
防水膜3の厚みは、5〜30μm程度が一般的であり、好ましくは7〜20μmである。5μm未満では、防水性の耐久性に難点があり、30μmを超えると、防水性が過度に付与されるのみで、逆に透湿性、風合い及びコストに難点を生じやすい。
接着剤2及び4は、ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂を主体とする接着剤である。一般的に、ポリカーボネート系ポリウレタンポリオールを、ジフェニルメタンジイソシアネート等のイソシアネート系架橋剤で架橋するタイプの接着剤が用いられる。これは、架橋硬化によって耐久性が向上するからである。接着剤2及び4は、全面に設けられていてもよく、ドット状で設けられてもよい。中でも洗濯耐久性や滅菌耐久性、さらにはウイルスバリア性や血液バリア性等を考慮すると、全面接着とすることが好ましい。ただし、接着剤2及び4が全面状に設けられていると、一般に透湿性が阻害され易くなる。しかしながら、積層布帛を医療用のシームテープ又はリペアパッチとした場合に限れば、それらは医療用外衣に部分的に適用されるに過ぎないから、シームテープ又はリペアパッチの透湿性が阻害されたとしても、外衣全体としての透湿性が大きく損なわれる訳ではないから、接着剤を全面接着としても何ら差し支えない。
ここで、接着剤4の厚みとしては10〜60μm程度でよく、15〜50μmが好ましい。10μm未満では、基布の表面形状にもよるが、基布と防水膜とを強固に接着することが困難となり易い。一方、60μmを超える厚みとしたところで、さらなる耐久性の向上には寄与し難く、かつ、風合い硬化を招きやすいので好ましくない。
接着剤2及び4においてポリカーボネート系ポリウレタン樹脂が用いられる理由は、これが医療用外衣に適用される滅菌処理(高圧湿熱滅菌)に対して耐久性が良好だからである。接着剤2及び4は、ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂のみではなく、その他のポリウレタン樹脂が混合されていてもよい。その他のポリウレタン樹脂としては、公知のポリエーテル系ポリウレタン樹脂、ポリエステル系ポリウレタン樹脂又はポリエーテルエステル系ポリウレタン樹脂が用いられる。
本発明では、感熱性樹脂膜1と防水膜3とを接着剤2を用いて貼着している点に特徴がある。感熱性樹脂膜は、前記のように、例えば、溶剤に溶解させたポリカーボネート系ポリウレタン樹脂溶液を離型紙上に公知の手段で塗布し、溶剤を蒸発させることにより得られる。この場合、感熱性樹脂膜1と防水膜3とを直接的に貼着するのであれば、感熱性樹脂膜形成後、加熱により防水膜3に貼合すれば、両膜を簡単に積層一体化できるし、感熱性樹脂膜を押出ラミネートすることによっても、両膜を直接的に貼着できる。しかし、両膜を直接的に貼着した場合、両膜は同種の樹脂組成に由来する親和力のみで貼着する。この場合、ある程度の接着強力は期待できるものの、洗濯及び湿熱滅菌処理が繰り返されると、両膜の剛性等の違いが顕在化し、防水膜と感熱性樹脂膜とが界面剥離することとなる。そうすると、界面剥離した箇所から血液やウイルス等が浸入し、結果、積層布帛を衛生的に使用することが困難となる。そこで本発明では、感熱性樹脂膜と防水膜とを接着強力に優れる接着剤を用いて貼着する。これにより、洗濯、滅菌処理による負荷を過度に受けた場合でも両膜の剥離を抑えることができる。
接着剤2の厚みとしては、5〜40μm程度でよく、8〜30μmが好ましい。5μm未満では、両膜を強固に貼着することが困難となる傾向にあり、40μmを超えると、積層布帛の風合いが硬くなる傾向にある。
そして、基布5は、ポリエステル布帛からなるものである。具体的には、ポリエステルマルチフィラメント糸を用いた編織物やポリエステル繊維よりなる不織布等が用いられる。中でも、防塵性の向上や洗濯、滅菌処理に対する耐久性確保等の点から、ポリエステルフィラメント糸を用いた織編物であることが好ましい。もちろん、ポリエステルの耐久性を阻害しない範囲で、綿やレーヨン等を混合しても差し支えない。さらに、従来公知の方法に基づき撥水処理してもよい。撥水処理することにより、防水性能が向上する。
本発明の積層布帛は、シームテープ及びリペアパッチに好適であり、それらを備えた医療用外衣としても好適に使用できる。特にシームテープ又はリペアパッチとして使用する場合、基布5の構成としては、貼着すべき生地12中の表地6の構成に近づけるのが好ましい。例えば、表地6がトリコット編地であれば、基布5もトリコット編地とすることが好ましい。これにより、基布5及び表地6の伸縮挙動が近づき、医療用外衣全体として洗濯、滅菌処理の耐久性が高まることになる。なお、シームテープを生地12に接着する際は、シームテープのタテ方向に張力が大きく加わることになる。しかるに、基布5として編地を用いる場合には、引張仕上げするなどしてタテ方向の伸度を抑えた編地を用いることが好ましい。
さらに、積層布帛11をシームテープ又はリペアパッチとしたとき、シームテープ又はリペアパッチの貼着対象となる生地12としては、図2に例示にするように、例えば、表地6、接着剤7、防水膜8、接着剤9及び裏地10の順で積層一体化されたものを使用するとよい。表地6及び裏地10としては、例えばポリエステル布帛が用いられる。すなわち、基布5と同様のものが用いられる。また、ポリエステル布帛を用いる理由も、基布5の場合と同様である。また基布5と同様に、表地6、裏地10を従来公知の方法に基づき撥水処理してもよい。撥水処理することにより、防水性能が向上する。
生地12において、接着剤7及び9は、好ましくはポリカーボネート系ポリウレタン樹脂を主体とする接着剤である。すなわち、接着剤2及び接着剤4と同様のものが用いられる。ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂を主体とする接着剤を用いる理由も、接着剤2及び接着剤4と同様である。なお、接着剤7及び9は、ウイルスバリア性や血液バリア性を考慮して全面に設けられていてもよく、生地の透湿性を阻害しないようにドット状で設けられてもよい。また、これらの組み合わせで片側を全面接着、反対側をドット接着としてもよい。
防水膜8は、ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂を主体とするポリウレタン膜である。すなわち、防水膜3と同様のものが用いられる。ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂が用いられる理由も、防水膜3の場合と同様である。
そして、生地12が縫製され外衣となる。縫製による縫い目13は従来公知の方法で形成すればよい。縫い目13の防水性能を向上させるためには、図3に示したような肩倒しステッチ縫いや2本針折り伏せ縫いによる方法を採用するのが好ましい。そして、縫い目13の表地6側から縫い目13を完全に覆うようにしてシームテープ(図3の場合では積層布帛11)が貼着される。
シームテープの貼着は、シームテープに設けられたポリカーボネート系ポリウレタン樹脂を主体とする感熱性樹脂膜1の溶融固化によって行う。これによって、防水性に優れた医療用外衣となるのである。なお、リペアパッチの場合は、医療用外衣の損傷部を覆うようにして、感熱性樹脂膜1の溶融固化によって貼着すればよい。
本発明の積層布帛は、以上のように、洗濯及び湿熱滅菌処理を繰り返しても膜が界面剥離し難く、血液バリア性の耐久性及びウイルスバリア性の耐久性に優れている。両耐久性を評価するときの目安として、洗濯及び湿熱滅菌処理を以下のようにして行う。
まず、工業洗濯機(スガ試験機株式会社製、型番「LM−W型」)に積層布帛を1.5kg投入した後、ピュアー石鹸(株式会社不動化学製)1kg/Lと苛性ソーダ0.8g/Lと水とを加えることにより、前記積層布帛と洗濯液との浴比が1:40となるように調製する。前記浴比を調製した後、前記積層布帛を73℃で20分間洗濯し、排液する。前記排液後、40℃の水で前記積層布帛を30分間湯洗し、排液する。前記排液後、25℃の水で前記積層布帛を15分間オーバーフローすすぎし、排液、遠心脱水する。前記遠心脱水後、前記工業洗濯機から前記積層布帛を取り出し、前記積層布帛を60℃で20分間タンブル乾燥する。以上の工程が工業洗濯に相当する。
次に、工業洗濯後の積層布帛を高温蒸気滅菌器(株式会社平山製作所製、型番「HV50型」)に投入し、135℃で8分間湿熱滅菌処理する。前記湿熱滅菌処理後、前記高温蒸気滅菌器から前記積層布帛を取り出し、60℃で20分間タンブル乾燥する。以上の工程が湿熱滅菌処理に相当する。
以下、本発明を実施例に基づいて説明するが、本発明は実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
[生地の準備]
ポリエチレンテレフタレートフィラメント糸56dtex36fを整経し、28ゲージトリコット編機を用いて、1−0/2−1/2−3/1−2の筬振りで閉じ目のシングルアトラストリコット編地を編成した。得られた生機を通常の方法により、精練、染色した後、仕上密度が65コース/2.54cm×43ウェール/2.54cmとなるように仕上げセットした。得られたトリコット編地を表地として準備した。
次に、離型紙(リンテック株式会社製「EV130TPO」)の離型面に、下記処方1の樹脂溶液(固形分23質量%)をコンマコータにて塗布量60g/mで塗布後、100℃で3分間の乾燥により、厚みが約14μmの防水膜を形成した。その後、この防水膜上に、下記処方2の接着剤(固形分52質量%、粘度3000mPa・s/ 25℃)をドット状グラビアロール(ドット径0.75mm、32メッシュ、接着面積88%、深度0.08mm)にて、略全面に塗布量が約70g/mとなるように塗布し、100℃×2分間で乾燥して、厚みが約40μmの接着剤層を形成した。
続いて、この接着剤層と前記表地の裏面とが当接するようにして積層し、圧力250kPaで貼合した後、離型紙を剥離し、40℃で5日間エージングし、表地、接着剤及び防水膜の順で積層一体化されたラミネート布を得た。
<処方1>
レザミンCUS1500 100質量部
(大日精化工業(株)製、固形分30質量%のポリエーテルカーボネート系ポリウレタン樹脂)
レザロイドLU4347NT 2質量部
(大日精化工業(株)製、固形分21質量%のポリエーテルカーボネート系ポリウレタンマット剤)
メチルエチルケトン 30質量部
<処方2>
レザミンUD8373 100質量部
(大日精化工業(株)製、固形分70質量%、ポリカーボネート系ポリウレタン接着剤)
レザミンUD架橋剤 12質量部
(大日精化工業(株)製、固形分75質量%のイソシアネート樹脂)
メチルエチルケトン 40質量部
前記ラミネート布の防水膜表面に、前記処方2の接着剤を用いて、ドット状グラビアロール(ドット径0.75mm、32メッシュ、接着面積88%、深度0.07mm)にて、略全面に塗布量が約60g/mとなるように塗布し、100℃×2分間で乾燥して、厚みが約30μmの接着剤層を形成した。続いて、この接着剤層と裏地とが当接するようにして積層し、圧力250kPaで貼合した後、40℃で4日間エージングし、表地、接着剤、防水膜、接着剤及び裏地の順で積層一体化された生地を得た。なお、裏地としては、表地同様、得られたトリコット編地を使用した。
[シームテープの準備]
前記のシングルアトラストリコット編地を仕上げセットする際、経緯方向に引張仕上げして密度58コース/2.54cm×36ウェール/2.54cmに仕上げた編地を基布として準備した。
次に、離型紙(リンテック株式会社製「EV130TPO」)の離型面に、上記処方1の樹脂溶液をコンマコータにて塗布量45g/mで塗布後、100℃で3分間の乾燥により、厚みが約10μmの防水膜を形成した。その後、この防水膜上に、上記処方2の接着剤をドット状グラビアロール(ドット径0.75mm、32メッシュ、接着面積88%、深度0.1mm)にて、略全面に塗布量が約90g/mとなるように塗布し、100℃×3分間で乾燥して、厚みが約50μmの接着剤層を形成した。続いて、この接着剤層と前記基布の裏面とが当接するようにして積層し、圧力250kPaで貼合した後、離型紙を剥離し、40℃で3日間エージングし、基布、接着剤及び防水膜の順で積層一体化されたラミネート布を得た。
一方、新たに用意した離型紙(リンテック株式会社製「EV130TPO」)の離型面に、コンマコータにて下記処方3の樹脂溶液(固形分40質量%、粘度7000mPa・s/25℃)を塗布量が250g/mとなるように塗布した。その後、80℃で3分間乾燥後、続いて、120℃で2分間乾燥し、厚みが約80μmの熱可塑性ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂を主体とする感熱性樹脂膜を形成した。
<処方3>
セイカボンドHS−540S3 100質量部
(大日精化工業(株)製、接着開始温度130〜140℃、固形分50質量%のポリカーボネート系ポリウレタン樹脂)
N,N−ジメチルホルムアミド 10質量部
酢酸エチル 15質量部
そして、前記ラミネート布の防水膜上に、上記処方2の接着剤を用いて、ドット状グラビアロール(ドット径0.75mm、32メッシュ、接着面積88%、深度0.04mm)にて、略全面に塗布量が約30g/mとなるように塗布し、100℃×3分間で乾燥して、厚みが15μmの接着剤層を形成した。続いて、このラミネート布上の接着剤層と前記感熱性樹脂膜とが当接するようにして積層し、圧力250kPaで貼合した後、離型紙を剥離し、40℃で3日間エージングし、基布、接着剤、透湿防水膜、接着剤及び感熱性樹脂膜の順で積層された積層布帛を得た。その後、積層布帛の幅を20mmに調整し、シームテープとした。
[医療用外衣の作成]
上記生地を用いて外衣を縫製した。縫製における縫い目は、図3に示した肩倒しステッチ縫いで形成されたものである。ミシン糸は20番地のポリエステル紡績糸を用いた。そして、縫い目の箇所に図3に示した状態でシームテープを貼着して医療用外衣を得た。シームテープの貼着は、ホットエアーマシン(クインライト電子精工株式会社製)にて行った。ホットエアーマシンの条件は、押え圧490kPa、ノズル圧98kPa、熱風温度550℃及び速度3m/分とした。
(実施例2)
[リペアパッチの準備]
実施例1でシームテープを得た方法と同一の方法で、50mm角のリペアパッチを得た。
[リペアパッチの貼着]
実施例1で得られた医療用外衣の生地の箇所にクロスカット部位を設けた。クロスカット部位は、長さ30mmの切断線が中央で交差した形態である。この部位を覆うようにしてリペアパッチを小型プレスマシンで貼着した。貼着条件は、温度190℃、時間1分及び圧力300kPaとした。
(比較例1)
[生地の準備]
実施例1と同一の方法により、生地を準備した。
[シームテープの準備]
実施例1[シームテープの準備]において、防水膜と感熱性樹脂膜との接着に接着剤を使用せず、防水膜表面と感熱性樹脂膜とを直接当接することでシームテープを得た。すなわち、前記ラミネート布の防水膜上に、前記感熱性樹脂膜を直接当接するようにして積層し、温度130℃、圧力300kPaで貼合すること以外は、実施例1と同一の方法によりシームテープを得た。
[医療用外衣の作成]
この生地とシームテープを用い、実施例1と同一の方法で医療用外衣を得た。
(比較例2)
[リペアパッチの準備]
比較例1でシームテープを得た方法と同一の方法で、50mm角のリペアパッチを得た。
[リペアパッチの貼着]
実施例1で得られた医療用外衣の生地の箇所にクロスカット部位を設け、この部位を覆うようにして実施例2と同条件にてリペアパッチを小型マシンで貼着した。
実施例1及び2、比較例1及び2で得られた医療用外衣に、以下の条件で工業洗濯及び湿熱滅菌処理を行った。
[工業洗濯]
工業用洗濯機(スガ試験機株式会社製、型番「LM−W型」)を用いて、次の条件で洗濯した。
・浴比:1:40(1.5kg:60L)
・洗剤:ピュアー石鹸(株式会社不動化学製)1kg/Lに苛性ソーダ0.8g/Lを添加してpHを10に調整して用いた。
・工程:洗い(73℃×20分間)→湯洗(40℃×30分間)→オーバーフローすすぎ(25℃×15分間)→脱水→タンブル乾燥(60℃×20分間)
[湿熱滅菌]
高圧蒸気滅菌器(株式会社平山製作所製、型番「HV50型」)を用いて、次の条件で滅菌処理した。
・工程:滅菌(135℃×8分間)→タンブル乾燥(60℃×20分間)
上記した洗濯1回につき、滅菌処理を1回行い、各50回行った。
実施例1及び2にかかる医療用外衣は、洗濯及び滅菌処理を50回繰り返しても、シームテープ本体又はリペアパッチ本体を貼着した箇所の剥離はほとんど見られなかった。さらに、シームテープ内部又はリペアパッチ内部において、感熱性樹脂膜と防水膜との間の剥離は、ほとんど認められなかった。また、シームテープ又はリペアパッチが貼着した箇所について、ASTM F1670人工血液バリア性及びASTM F1671ウイルスバリア性の評価を行ったところ、いずれも浸透は見られず、合格の判定であった。
一方、比較例1及び2にかかる医療用外衣は、洗濯及び滅菌処理を50回繰り返した後でも、シームテープ本体又はリペアパッチ本体を貼着した箇所の剥離はほとんど認められなかった。しかし、シームテープ内部又はリペアパッチ内部における感熱性樹脂膜と防水膜との界面では、一部剥離が認められた。そして、シームテープ又はリペアパッチが貼着した箇所について、ASTM F1670人工血液バリア性及びASTM F1671ウイルスバリア性の評価を行ったところ、両評価とも不合格という判定であった。この結果から、シームテープ又はリペアパッチにおける感熱性樹脂膜と防水膜の間の剥離がウイルスバリア性等の低下を引き起したものと考えられる。以上の結果から、実施例1及び2にかかる医療用外衣は、洗濯耐久性及び滅菌処理耐久性に優れており、人工血液バリア性、ウイルスバリア性にも優れていることが判る。
1 ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂を主体とする感熱性樹脂膜
2 ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂を主体とする接着剤
3 ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂を主体とするポリウレタン膜
4 ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂を主体とする接着剤
5 ポリエステル系布帛よりなる基布
6 ポリエステル系布帛よりなる表地
7 ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂を主体とする接着剤
8 ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂を主体とするポリウレタン膜
9 ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂を主体とする接着剤
10 ポリエステル系布帛よりなる裏地
11 積層布帛
12 生地
13 縫い目

Claims (5)

  1. ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂を主体とする感熱性樹脂膜、接着剤、防水膜、接着剤及び基布の順で積層一体化された積層布帛であって、前記した基布はポリエステル布帛であり、前記した接着剤はいずれもポリカーボネート系ポリウレタン樹脂を主体とする接着剤であり、前記した防水膜はポリカーボネート系ポリウレタン樹脂を主体とするポリウレタン膜であり、前記積層布帛は、下記の工業洗濯・湿熱滅菌処理を50回繰り返した後において、ASTM F1670に合格する人工血液バリア性とASTM F1671に合格するウイルスバリア性とを有することを特徴とする積層布帛。
    (工業洗濯・湿熱滅菌処理)
    工業洗濯機(スガ試験機株式会社製、型番「LM−W型」)に積層布帛を1.5kg投入した後、ピュアー石鹸(株式会社不動化学製)1kg/Lと苛性ソーダ0.8g/Lと水とを加えることにより、前記積層布帛と洗濯液との浴比が1:40となるように調製する。前記浴比を調製した後、前記積層布帛を73℃で20分間洗濯し、排液する。前記排液後、40℃の水で前記積層布帛を30分間湯洗し、排液する。前記排液後、25℃の水で前記積層布帛を15分間オーバーフローすすぎし、排液、遠心脱水する。前記遠心脱水後、前記工業洗濯機から前記積層布帛を取り出し、前記積層布帛を60℃で20分間タンブル乾燥する。以上の工程が工業洗濯に相当する。
    次に、工業洗濯後の積層布帛を高温蒸気滅菌器(株式会社平山製作所製、型番「HV50型」)に投入し、135℃で8分間湿熱滅菌処理する。前記湿熱滅菌処理後、前記高温蒸気滅菌器から前記積層布帛を取り出し、60℃で20分間タンブル乾燥する。以上の工程が湿熱滅菌処理に相当する。
  2. 請求項1記載の積層布帛からなるシームテープ。
  3. 請求項1記載の積層布帛からなるリペアパッチ。
  4. 表地、接着剤、防水膜、接着剤及び裏地の順で積層一体化されてなる生地が縫製されてなり、かつ、縫い目に請求項2記載のシームテープが貼着されてなる医療用外衣において、前記した表地及び裏地はいずれもポリエステル布帛であり、前記した接着剤はいずれもポリカーボネート系ポリウレタン樹脂を主体とする接着剤であり、前記した防水膜はポリカーボネート系ポリウレタン樹脂を主体とするポリウレタン膜であり、前記シームテープが前記感熱性樹脂膜の溶融固化により前記表地表面に貼着されていることを特徴とする医療用外衣。
  5. 表地、接着剤、防水膜、接着剤及び裏地の順で積層一体化されてなる生地が縫製されてなり、かつ、生地の損傷部に請求項3記載のリペアパッチが貼着されてなる医療用外衣において、前記した表地及び裏地はいずれもポリエステル布帛であり、前記した接着剤はいずれもポリカーボネート系ポリウレタン樹脂を主体とする接着剤であり、前記した防水膜はポリカーボネート系ポリウレタン樹脂を主体とするポリウレタン膜であり、前記リペアパッチが前記感熱性樹脂膜の溶融固化により前記表地表面に貼着されていることを特徴とする医療用外衣。
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