JP2017034917A - 永久磁石埋込同期機 - Google Patents

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Abstract

【課題】良好な耐減磁性がもたらされるように設計された永久磁石埋込同期機を提供する。【解決手段】永久磁石埋込同期機1は、回転軸3に回転自在に支持されたロータ4と、エアギャップを介してロータ4に対向するステータ2と、を備える。ロータ4は、異方性を有する板状の永久磁石10が挿入された埋設孔6を複数含むロータコア7を含む。回転軸3に平行な方向から見たとき、永久磁石10は、永久磁石10の厚さ方向に対して磁化容易軸が傾斜している中間部9と、上記厚さ方向に対して磁化容易軸が実質的に平行である端部8と、を有する。【選択図】図1

Description

本開示は、永久磁石埋込同期機に関し、特にロータに永久磁石が挿入された永久磁石埋込同期機に関するものである。
永久磁石埋込同期機は、永久磁石を有するロータと、コイルを有するステータとを備える同期機である。特許文献1には、永久磁石埋込同期機(特許文献1では永久磁石埋込電動機)の一例が記載されている。図30に示す特許文献1の永久磁石埋込電動機101は、ステータ114と、エアギャップを介してステータ114に対向するロータ120とを有している。ロータ120は、ロータコア122を含んでいる。ロータコア122の埋設孔124には、永久磁石130が埋設されている。永久磁石130は、エアギャップに近い近接部分132と、近接部分132よりもエアギャップから遠い遠方部分134とを有している。近接部分132では、磁化容易軸が永久磁石130の厚さ方向に対して大きく傾斜している。
特開2009−254143号公報
本発明者の検討によれば、特許文献1の技術には、永久磁石の耐減磁性(永久減磁が起こり難いという性質)の観点から改善の余地がある。
上記改善を図るべく、本開示は、
回転軸に回転自在に支持されたロータと、エアギャップを介して前記ロータに対向するステータと、を備えた永久磁石埋込同期機であって、
前記ロータは、異方性を有する板状の永久磁石が挿入された埋設孔を複数含むロータコアを含み、
前記回転軸に平行な方向から見たとき、前記永久磁石は、前記永久磁石の厚さ方向に対して磁化容易軸が傾斜している中間部と、前記厚さ方向に対して磁化容易軸が実質的に平行である端部と、を有する、永久磁石埋込同期機を提供する。
本開示は、永久磁石の耐減磁性の観点から優れている。
実施形態1における永久磁石埋込同期機の断面図 永久磁石の永久減磁の発生が懸念される状況を説明するための図 実施形態1における磁化容易軸を説明するための図 実施形態1における磁化容易軸を説明するための図 シミュレーションで設定した磁化容易軸を説明するための図 シミュレーションで設定した磁化容易軸を説明するための図 シミュレーションで設定した磁化容易軸を説明するための図 シミュレーションで設定した磁化容易軸を説明するための図 シミュレーションで設定した磁化容易軸を説明するための図 シミュレーションで設定した磁化容易軸を説明するための図 シミュレーション結果を表すグラフ シミュレーション結果を表すグラフ シミュレーション結果を表すグラフ 実施形態2における永久磁石埋込同期機の断面図 実施形態2における磁化容易軸を説明するための図 実施形態2における磁化容易軸を説明するための図 実施形態3における永久磁石埋込同期機の断面図 実施形態3における磁化容易軸を説明するための図 実施形態4における永久磁石埋込同期機の断面図 実施形態4における磁化容易軸を説明するための図 変形例3−1におけるロータの断面図 変形例3−1における磁化容易軸を説明するための図 変形例4−1におけるロータの断面図 変形例4−1における磁化容易軸を説明するための図 変形例3−2におけるロータの断面図 変形例3−2における磁化容易軸を説明するための図 ロータ端板の平面図と側面図 ロータおよび一対の端板の側面図と断面図 ロータおよび一対の端板の平面図と断面図 従来の永久磁石埋込電動機を示す断面図
図30に示す特許文献1の永久磁石埋込電動機101では、近接部分132において、磁化容易軸が永久磁石130の厚さ方向に対して大きく傾斜している。特許文献1では、この構成が、永久磁石の局所的な減磁防止を図る上で有利であると説明されている。
ところで、永久磁石は、ロータコアの埋設孔に挿入された状態で完全に固定されるようにも思われるが、実際にはそうではない。実際は、埋設孔を規定するロータコアの壁面と永久磁石との間には隙間が存在する(永久磁石の表面は平滑ではない場合が多いので隙間をゼロにすることは難しい)。隙間によって、永久磁石の位置が適切な位置からずれる。位置ずれが発生すると、磁化容易軸の向きが設計からずれる(ここで言う「ずれ」は、ロータを基準としたときのずれであり、ロータの径方向と磁化容易軸との間の角度の設計値からのずれ(誤差)とも言える)。引用文献1では、磁化容易軸の向きのずれが耐減磁性に及ぼす影響については議論されていない。本発明者の検討によれば、引用文献1に記載されているように近接部分において磁化容易軸を永久磁石の厚さ方向に対して大きく傾斜させる設計を採用すると、磁化容易軸の向きの設計からの誤差(上記のずれ)が耐減磁性を大幅に悪化させる。磁化容易軸の向きの設計からの誤差は、他の要因でも生じ得る。磁化容易軸の向きの設計からの誤差をゼロにすることは難しいので、磁化容易軸の向きの誤差がゼロである場合のみならず、誤差が存在する場合であっても永久減磁が生じ難い設計を採用することが望まれる。このような観点から、特許文献1の永久磁石埋込電動機には、改善の余地がある。
以上に鑑み、本開示は、良好な耐減磁性がもたらされるように、特に、磁化容易軸の向きに誤差があっても耐減磁性が大幅に悪化することがないように設計された永久磁石埋込同期機を提供することを目的とする。
すなわち、本開示の第1態様は、
回転軸に回転自在に支持されたロータと、エアギャップを介して前記ロータに対向するステータと、を備えた永久磁石埋込同期機であって、
前記ロータは、異方性を有する板状の永久磁石が挿入された埋設孔を複数含むロータコアを含み、
前記回転軸に平行な方向から見たとき、前記永久磁石は、前記永久磁石の厚さ方向に対して磁化容易軸が傾斜している中間部と、前記厚さ方向に対して磁化容易軸が実質的に平行である端部と、を有する、永久磁石埋込同期機を提供する。
第1態様のように磁化容易軸の傾斜角度を設定することは、耐減磁性確保に有利である。特に、第1態様によれば、磁化容易軸の向きがずれても、耐減磁性が大幅には悪化し難い。
本開示の第2態様は、第1態様に加え、
前記回転軸に平行な方向から見たとき、前記中間部は、前記厚さ方向に対して磁化容易軸が傾斜している第1中間部と、前記第1中間部と隣り合う第2中間部であって前記厚さ方向に対して磁化容易軸が前記第1中間部とは逆向きに傾斜している第2中間部とを有する永久磁石埋込同期機を提供する。
第2態様は、第1態様を実現する好例である。
本開示の第3態様は、第2態様に加え、
前記回転軸に平行な方向から見たとき、前記第1中間部において、前記厚さ方向に対する磁化容易軸の傾斜角度は前記第2中間部に近づくにつれて大きくなり、前記第2中間部において、前記傾斜角度は前記第1中間部に近づくにつれて大きくなる永久磁石埋込同期機を提供する。
第3態様は、第1態様を実現する好例である。
本開示の第4態様は、第1態様〜第3態様のいずれか1つに加え、
前記永久磁石がラジアル配向磁石となるように、磁化容易軸の向きが設定されている永久磁石埋込同期機を提供する。
ラジアル配向磁石は、同期機用途の磁石として実績がある。
本開示の第5態様は、第3態様に加え、
前記永久磁石がラジアル配向磁石となるように、磁化容易軸の向きが設定されており、
前記回転軸に平行な方向から見たとき、前記端部は、前記第1中間部から見て前記第2中間部とは反対側に位置する第1端部と、前記第2中間部から見て前記第1中間部とは反対側に位置する第2端部と、を有し、
前記第1中間部および前記第1端部の磁化容易軸は、前記第1中間部から見て前記第1端部側において収束するように設定されており、
前記第2中間部および前記第2端部の磁化容易軸は、前記第2中間部から見て前記第2端部側において収束するように設定されている永久磁石埋込同期機を提供する。
第5態様のように磁化容易軸を設定することは、耐減磁性確保の観点のみならず、永久磁石埋込同期機のトルク確保の観点からも有利である。
本開示の第6態様は、第1態様〜第5態様のいずれか1つに加え、
前記永久磁石は隣り合う第1磁石片および第2磁石片を含み、
前記回転軸に平行な方向から見たとき、前記第1磁石片と前記第2磁石片との間にはスペースが形成されている永久磁石埋込同期機を提供する。
第6態様によれば、第1磁石片と第2磁石片との間のスペース分の永久磁石の材料を削減できる。すなわち、第6態様は、省資源化の観点から有利である。
本開示の第7態様は、第6態様に加え、
前記回転軸に平行な方向から見たとき、前記第1磁石片は前記第2磁石片の側において前記厚さ方向に対して傾斜した第1斜面を有し、前記第2磁石片は前記第1磁石片の側において前記厚さ方向に対して傾斜した第2斜面を有し、前記第1磁石片において前記第1斜面に沿わされた磁化容易軸が存在し、前記第2磁石片において前記第2斜面に沿わされた磁化容易軸が存在する永久磁石埋込同期機を提供する。
第7態様によれば、永久磁石の素材を削減しつつ永久磁石埋込同期機のトルクを確保することができる。
本開示の第8態様は、第6態様または第7態様に加え、
前記永久磁石埋込同期機は、前記回転軸が延びる方向から前記ロータコアを挟み込む一対の端板を有し、
一対の前記端板は、非磁性材からなり、前記スペースへと突出する突起を有する永久磁石埋込同期機を提供する。
一対の端板が第8態様の突起を有していれば、永久磁石の大きな位置ずれが生じ難い。すなわち、第8態様によれば、磁化容易軸の向きの大きなずれが生じ難い。
本開示の第9態様は、第8態様に加え、
一対の前記端板は、バランスウェイトの機能を有している永久磁石埋込同期機を提供する。
第9態様によれば、永久磁石埋込同期機の動作が安定し易い。
本明細書では、「同期機」は、電動機、発電機、および電動機と発電機とを組み合わせた電気機械の全てを含む。従って、本明細書における「永久磁石埋込同期機」は、「電動機」または「発電機」の一方に限定されない。
以下、添付の図面を参照しつつ本開示の実施形態について説明するが、以下は本開示の実施形態の例示に過ぎず、本開示を制限する趣旨ではない。
(実施形態1)
図1は、実施形態1における永久磁石埋込同期機の断面図である。図1に示す永久磁石埋込同期機1は、ステータ2とロータ4とを備えている。ステータ2は、ヨーク部12とティース部11とを有している。ティース部11には、巻線13が巻回されている。図面の見易さを考慮して図1では一部の巻線13のみを示しているが、実際には各ティース部11に巻線13が巻回されている。ロータ4は、略円筒形状を有している。ロータ4は、略円筒状のエアギャップを介してステータ2と対向している。ロータ4は、略円筒形状の回転軸3に回転自在に支持されている。ロータ4は、ロータコア7を含んでいる。ロータコア7は、永久磁石10が挿入され組み付けられた埋設孔6を複数含んでいる。埋設孔6は、回転軸3の周囲で周方向に延びている。埋設孔6は、回転軸3に平行な方向から見たとき、直線状に延びている。永久磁石10は、異方性を有する磁石であり、板状であり、磁極部を構成している。回転軸3に平行な方向から見たとき、永久磁石10は一対の長辺および一対の短辺を有しており、一対の短辺は永久磁石10の厚さ方向に実質的に平行である(永久磁石10の厚さ方向に対する一対の短辺の傾斜角度は、例えば0〜3°(具体的には0〜1.5°)である)。永久磁石10の磁化容易軸は、永久磁石10の永久減磁が生じ難いように設定されている。
ここで、永久磁石10の永久減磁の発生が懸念される状況を、図2を参照しながら説明する。図2に示すように、永久磁石埋込同期機1の運転中には、N極となるように電流が流れる巻線13NとN極の磁極部を構成する永久磁石10Nとが対向するとともにS極となるように電流が流れる巻線13SとS極の磁極部を構成する永久磁石10Sとが対向するタイミングがある。このタイミングにおいて、巻線13Nから巻線13Sへと流れる大きな磁束が、永久磁石10Nにおける永久磁石10S側の部分と永久磁石10Sにおける永久磁石10N側の部分とを通過する。永久磁石10Nおよび永久磁石10Sの上記両部分において逆磁界が作用することとなる。図2において、環状ブロック矢印Fは巻線13Nから巻線13Sへと流れる磁束を模式的に示し、領域OMFは大きな逆磁界が作用している領域を示す。大きな逆磁界が作用している領域において、永久減磁の発生が懸念される(以下、このような永久減磁を局所的な永久減磁と称することがある)。
本発明者の検討によれば、このような局所的な永久減磁の程度は、永久磁石10Nおよび永久磁石10Sのうち大きな逆磁界が作用する部分の磁化容易軸の向きに依存する。また、上述のように、現実には埋設孔6を規定するロータコア7の壁面と永久磁石10との間には隙間があり、この隙間は磁化容易軸の向きの誤差(ロータの径方向と磁化容易軸との間の角度の設計値からの誤差)の原因となり、この誤差は局所的な永久減磁を大きくしうる。これを考慮し、本実施形態では、図1の細矢印に示すように永久磁石10の磁化容易軸が設定されている(図1では磁化容易軸の向きを分かり易く示すためのブロック矢印も用いられているが、細矢印の方がより正確に磁化容易軸の向きを表している)。すなわち、本実施形態では、回転軸3に平行な方向から見たとき(回転軸3に垂直な断面において)、永久磁石10は、永久磁石10の厚さ方向に対して磁化容易軸が傾斜している中間部9と、上記厚さ方向に対して磁化容易軸が実質的に平行である端部8と、を有している(図3参照)。このように磁化容易軸の向き(配向)を設定すれば、局所的な永久減磁を抑制できる。また、そのように磁化容易軸を設定すれば、磁化容易軸の向きに誤差が存在する場合であっても、局所的な永久減磁が大きくなり難い。また、中間部9において磁化容易軸が傾斜していることは中間部9を通る磁束の強化に有利であり、このこともまた、永久磁石10の永久減磁抑制に寄与する。図1に示すように、本実施形態では、磁化容易軸がステータ2とは反対側に向かっている永久磁石10と、磁化容易軸がステータ2側に向かっている永久磁石10とが交互に並んでいる。なお、図3において両矢印(ブロック矢印)が用いられてるのは、これら両方の永久磁石10の磁化容易軸をまとめて説明するためである。
着磁を考慮すると、本実施形態の設計が優れていることはより明らかとなる。すなわち、典型的には、永久磁石は、ロータコアの埋設孔に挿入された状態で着磁磁界が与えられることによって着磁される。上述のように、埋設孔を規定するロータコアの壁面と永久磁石との間には隙間が存在するので、永久磁石の位置は、適切な位置からずれる。位置ずれが発生すると、磁化容易軸の向きと着磁磁界の向きが一致しなくなる。この不一致は、着磁不足(不完全な着磁)を招く。しかしながら、本実施形態の設計によれば、この不一致に伴う端部8の着磁不足を招き難い。具体的に、着磁ヨークを用いてロータの径方向(位置ずれがないときの永久磁石の厚さ方向)に着磁磁界を発生させることは比較的容易であるので、磁化容易軸の向き(配向)が永久磁石の厚さ方向に実質的に平行である部分については、位置ずれが原因で磁化容易軸の向きに若干の誤差が生じ磁化容易軸の向きと着磁磁界の向きとの間に若干の不一致が生じたとしても、この不一致に基づく着磁磁界の磁化容易軸向き成分の減少分を容易にカバーできる(カバーするに足りる大きさの着磁磁界を確保し易い)。すなわち、本実施形態によれば、端部8における保磁力が確保され易いと言える。端部8における保磁力確保は、耐減磁性確保の観点から重要である。なお、着磁ヨークの代わりに永久磁石埋込同期機のステータを用いて着磁を行っても同様である。
なお、本明細書において、「厚さ方向に対して磁化容易軸が実質的に平行である端部8」は、端部8において永久磁石10の厚さ方向に対する磁化容易軸の傾斜角度が0〜3°(具体的には0〜1.5°)である場合を含む。永久磁石10の上記一対の短辺に対して、端部8における磁化容易軸は0〜3°(具体的には0〜1.5°)傾斜していてもよい。中間部9は、端部8よりもステータ2に接近している。中間部9における上記傾斜角度は、端部8における上記傾斜角度よりも大きい。中間部9における上記傾斜角度の最大値は例えば5〜35°(具体的には10〜30°)である。これらは、後述の実施形態および変形例においても同様である。
具体的に、本実施形態では、回転軸3に平行な方向から見たとき、中間部9は、永久磁石10の厚さ方向に対して磁化容易軸が傾斜している第1中間部9aと、第1中間部9aと隣り合う第2中間部9bであって上記厚さ方向に対して磁化容易軸が第1中間部9aとは逆向きに傾斜している第2中間部9bとを有している。
また、本実施形態では、回転軸3に平行な方向から見たとき、第1中間部9aにおいて、永久磁石10の厚さ方向に対する磁化容易軸の傾斜角度は第2中間部9bに近づくにつれて大きくなり、第2中間部9bにおいて、上記傾斜角度は第1中間部9aに近づくにつれて大きくなる。
また、本実施形態では、永久磁石10がラジアル配向磁石(ラジアル配向を有する磁石)となるように、磁化容易軸の向きが設定されている。つまり、磁化容易軸の向きが、回転軸3に直交する向きとされている。
より具体的には、本実施形態では、回転軸3に平行な方向から見たとき、端部8は、第1中間部9aから見て第2中間部9bとは反対側に位置する第1端部8aと、第2中間部9bから見て第1中間部9aとは反対側に位置する第2端部8bと、を有している。第1中間部9aおよび第1端部8aの磁化容易軸は、第1中間部9aから見て第1端部8a側かつ永久磁石10から見てステータ2側において収束するように設定されている。図4のC1は、第1中間部9aおよび第1端部8aの磁化容易軸の収束点を示す。第2中間部9bおよび第2端部8bの磁化容易軸は、第2中間部9bから見て第2端部8b側かつ永久磁石10から見てステータ2側において収束するように設定されている。図4のC2は、第2中間部9bおよび第2端部8bの磁化容易軸の収束点を示す。このように磁化容易軸を設定することは、耐減磁性確保の観点のみならず、永久磁石埋込同期機1のトルク確保の観点からも有利である。
本実施形態では、ティース部11にコイルを巻回する方式として、集中巻方式が採用されている。ただし、ティース部11にコイルを巻回する方式として、分布巻方式が採用されていてもよく、他の方式が採用されていてもよい。また、本実施形態では、ロータ4が有する磁極の数(ロータ4の極数)は6であり、ティース部11の数は9である。ただし、ロータ4の極数およびティース部11の数は特に限定されない。
本実施形態では、一体物の永久磁石10を用いている。ただし、永久磁石10は、複数に分割されていてもよい。向かい合う傾斜配向を有する2分割された永久磁石は、簡便に作製されうる。
(シミュレーション)
本実施形態の効果を確認するために、シミュレーションを行った。シミュレーションでは、永久磁石の減磁率と、永久磁石埋込同期機のトルク比とを計算した。永久磁石の減磁前の磁束量をW0とし、永久磁石の減磁後の磁束量をW1としたとき、永久磁石の減磁率は(W0−W1)/W0×100である。減磁率のデータは、永久磁石に大きな逆磁界が作用しているタイミング(永久磁石が図2に示す永久磁石10Nまたは永久磁石10Sの状態にあるタイミング)で取得したものである。この減磁率が大きいことは、大きな永久減磁が発生し易いことを意味する。永久磁石における磁化容易軸の全てが永久磁石の厚さ方向に平行である場合における永久磁石埋込同期機のトルクをT0とし、モデリングした永久磁石埋込同期機のトルクをT1としたとき、トルク比は、T1/T0×100である。
シミュレーションでは、図5〜図10に示す永久磁石をモデリングした。図5〜7の符号10’および図8〜10の符号10は、永久磁石を表す。図5のモデルは、永久磁石全体にわたって磁化容易軸が永久磁石の厚さ方向に平行な従来モデルである。図6および図7のモデルは、回転軸に平行な方向から見たとき、永久磁石が、永久磁石の厚さ方向に対して磁化容易軸が平行である中間部と、上記厚さ方向に対して磁化容易軸が傾斜してる端部と、を有している従来モデルである。具体的に、図6のモデルでは、永久磁石がラジアル配向磁石であり、ラジアル配向の中心点が永久磁石から見てエアギャップ側にある。図7のモデルでは、永久磁石がラジアル配向磁石であり、ラジアル配向の中心点が永久磁石から見てエアギャップとは反対側にある。図8〜図10のモデルは、本実施形態に係るモデルである。具体的に、図9のモデルにおける中間部の磁化容易軸の傾斜角度(永久磁石の厚さ方向に対する傾斜角度)は、図8のモデルにおける中間部の磁化容易軸の傾斜角度よりも大きい。図10のモデルにおける中間部の磁化容易軸の傾斜角度は、図9のモデルにおける中間部の磁化容易軸の傾斜角度よりも大きい。より具体的に、図8、図9および図10のモデルにおいて、中間部の磁化容易軸の傾斜角度の最大値は、それぞれおよそ19°、22°および26°である。図8、図9および図10のモデルにおいて、端部の磁化容易軸の傾斜角度は、0°である。なお、各シミュレーションでは、永久磁石以外については、図1に示す本実施形態と同じ条件を採用した。
シミュレーション結果を図11に示す。図11の横軸は、永久磁石の減磁率である。図11の縦軸は、永久磁石埋込同期機のトルク比である。点91,92,93,94,95および96は、それぞれ図5のモデル、図6のモデル、図7のモデル、図8のモデル、図9のモデルおよび図10のモデルを用いたシミュレーションで得た減磁率およびトルク比を表す。点91,92,93,94,95および96は、減磁率がそれぞれ2.8%、2.4%、1.3%、0.99%、0.74%および0.51%であることを表している。点91,92,93,94,95および96は、トルク比がそれぞれ100%、98.1%、96.7%、96.5%、95.8%および95.0%であることを表している。点94〜96が表す減磁率は、点91〜点93が表す減磁率よりも小さい。また、点94〜96が表すトルク比は、点91〜点93が表すトルク比と比べても遜色ないレベルにある。シミュレーション結果から、本実施形態のように磁化容易軸を設定することは、耐減磁性確保の観点と永久磁石埋込同期機のトルク確保の観点の双方から有利であることが分かる。
さらに、シミュレーションでは、図6のモデルおよび図9のモデルの磁化容易軸に誤差がある場合、それらの誤差がどの程度減磁率に影響するかを分析した。具体的に、図6のモデルにおける永久磁石の磁化容易軸の傾きを以下のように変更した。すなわち、図6に示す6つの永久磁石10’のうち図2の永久磁石10Nとなるもの(1つ置きで計3つ)を図6の断面で反時計方向に2°回転させた。また、図6に示す6つの永久磁石10’のうち図2の永久磁石10Sとなるもの(1つ置きで計3つ)を図6の断面で時計方向に2°回転させた。それ以外は、図6のモデルを用いたシミュレーションと同じ条件でシミュレーションを実施した。図12の点92Eは、このシミュレーションで得た減磁率を表す。点92Eが表す減磁率は、2.6%である。図13に示すように、点92Eが表す減磁率は、点92が表す減磁率よりも0.21%大きい。また、図9のモデルにおける永久磁石の磁化容易軸の傾きを以下のように変更した。すなわち、図9に示す6つの永久磁石10のうち図2の永久磁石10Nとなるもの(1つ置きで計3つ)を図9の断面で反時計方向に2°回転させた。また、図9に示す6つの永久磁石10のうち図2の永久磁石10Sとなるもの(1つ置きで計3つ)を図9の断面で時計方向に2°回転させた。それ以外は、図9のモデルを用いたシミュレーションと同じ条件でシミュレーションを実施した。図12の点94Eは、このシミュレーションで得た減磁率を表す。点94Eが表す減磁率は、1.06%である。図13に示すように、点94Eが表す減磁率は、点94が表す減磁率よりも0.07%大きい。図13に示すシミュレーション結果から、図9のモデルを用いた場合には、図6のモデルを用いた場合よりも、磁化容易軸の傾斜角度の誤差が減磁率を悪化させ難い(傾斜角度の誤差による減磁率のばらつきが小さい)と言える。シミュレーション結果から、本実施形態に従って磁化容易軸を設計すれば、磁化容易軸の傾斜角度に誤差(ロータの径方向と磁化容易軸との間の角度の設計値からの誤差)があっても、永久磁石が永久減磁し難いことが分かる。
(実施形態2)
以下、実施形態2の永久磁石埋込同期機について説明する。なお、実施形態2では、実施形態1と同様の部分については同一符号を付し、説明を省略することがある。この点は、後述の実施形態および変形例についても同様である。
図14は、実施形態2における永久磁石埋込同期機21の断面図である。実施形態2のロータ24は、実施形態1のロータ4とは異なる。実施形態2の永久磁石20は、実施形態1の永久磁石10とは異なる。
図15に示すように、回転軸3に平行な方向から見たとき、永久磁石20は、永久磁石20の厚さ方向に対して磁化容易軸が傾斜している中間部29と、上記厚さ方向に対して磁化容易軸が実質的に平行である(上記厚さ方向に対する磁化容易軸の傾斜角度の例が0〜3°(具体的には0〜1.5°)である)端部28と、を有している。回転軸3に平行な方向から見たとき、中間部29は、永久磁石20の厚さ方向に対して磁化容易軸が傾斜している第1中間部29aと、第1中間部29aと隣り合う第2中間部29bであって上記厚さ方向に対して磁化容易軸が第1中間部29aとは逆向きに傾斜している第2中間部29bとを有している。回転軸3に平行な方向から見たとき、第1中間部29aにおいて、永久磁石20の厚さ方向に対する磁化容易軸の傾斜角度は第2中間部29bに近づくにつれて大きくなり、第2中間部29bにおいて、上記傾斜角度は第1中間部29aに近づくにつれて大きくなる。永久磁石20がラジアル配向磁石(ラジアル配向を有する磁石)となるように、磁化容易軸の向きが設定されている。これらの点で、永久磁石20は、永久磁石10と共通している。
ただし、本実施形態では、回転軸3に平行な方向から見たとき、端部28は、第1中間部29aから見て第2中間部29bとは反対側に位置する第1端部28aと、第2中間部29bから見て第1中間部29aとは反対側に位置する第2端部28bと、を有している。第1中間部29aおよび第1端部28aの磁化容易軸は、第1中間部29aから見て第1端部28a側かつ永久磁石20から見てステータ2とは反対側において収束するように設定されている。図16のC1は、第1中間部29aおよび第1端部28aの磁化容易軸の収束点を示す。第2中間部29bおよび第2端部28bの磁化容易軸は、第2中間部29bから見て第2端部28b側かつ永久磁石20から見てステータ2とは反対側において収束するように設定されている。図16のC2は、第2中間部29bおよび第2端部28bの磁化容易軸の収束点を示す。
実施形態2は、実施形態1に比べ、磁化容易軸の向きに着磁ヨークからの磁束の向きを合わせ易い。つまり、実施形態2は、着磁が容易である点で有利である。
(実施形態3)
図17は、実施形態3における永久磁石埋込同期機31の断面図である。実施形態3のロータ34は、実施形態1のロータ4とは異なる。実施形態3の永久磁石30は、実施形態1の永久磁石10とは異なる。
図18に示すように、回転軸3に平行な方向から見たとき、永久磁石30は、永久磁石30の厚さ方向に対して磁化容易軸が傾斜している中間部39と、上記厚さ方向に対して磁化容易軸が実質的に平行である(上記厚さ方向に対する磁化容易軸の傾斜角度の例が0〜3°(具体的には0〜1.5°)である)端部38と、を有している。回転軸3に平行な方向から見たとき、中間部39は、永久磁石30の厚さ方向に対して磁化容易軸が傾斜している第1中間部39aと、第1中間部39aと隣り合う第2中間部39bであって上記厚さ方向に対して磁化容易軸が第1中間部39aとは逆向きに傾斜している第2中間部39bとを有している。回転軸3に平行な方向から見たとき、第1中間部39aにおいて、永久磁石30の厚さ方向に対する磁化容易軸の傾斜角度は第2中間部39bに近づくにつれて大きくなり、第2中間部39bにおいて、上記傾斜角度は第1中間部39aに近づくにつれて大きくなる。永久磁石10がラジアル配向磁石(ラジアル配向を有する磁石)となるように、磁化容易軸の向きが設定されている。本実施形態では、回転軸3に平行な方向から見たとき、端部38は、第1中間部39aから見て第2中間部39bとは反対側に位置する第1端部38aと、第2中間部39bから見て第1中間部39aとは反対側に位置する第2端部38bと、を有している。第1中間部39aおよび第1端部38aの磁化容易軸は、第1中間部39aから見て第1端部38a側かつ永久磁石30から見てステータ2側において収束するように設定されている。第2中間部39bおよび第2端部38bの磁化容易軸は、第2中間部39bから見て第2端部38b側かつ永久磁石30から見てステータ2側において収束するように設定されている。これらの点で、永久磁石30は、永久磁石10と共通している。
ただし、永久磁石30は、隣り合う第1磁石片30aおよび第2磁石片30bを含んでいる。回転軸3に平行な方向から見たとき、第1磁石片30aは、第2磁石片30bの側において、永久磁石30の厚さ方向に対して傾斜した第1斜面35aを有している。第2磁石片30bは、第1磁石片30aの側において、永久磁石30の厚さ方向に対して傾斜した第2斜面35bを有している。第1磁石片30aと第2磁石片30bとの間(具体的には、第1斜面35aと第2斜面35bとの間)には、スペース36sが形成されている。この構成によれば、スペース36sの分の永久磁石30の材料を削減できる。すなわち、実施形態3は、省資源化の観点から有利である。また、本実施形態のように中間部39における磁化容易軸を永久磁石30の厚さ方向に対して傾斜させる場合、スペース36sに相当する部分を仮に永久磁石で充填したとしても、充填部分では磁化容易軸に沿う長さが短くなるので、充填部分は耐減磁性を悪化させる原因となりうる。従って、スペース36sを形成することは、減磁対策にもなりうる。また、複数個(本実施形態では2個)の互いに独立した磁石片によって永久磁石を構成することには、永久磁石に配向を与え易くするというメリットもあり、このメリットは磁化容易軸の向きのずれの抑制に繋がる。
また、第1磁石片30aにおいて第1斜面35aに沿わされた磁化容易軸が存在する。第2磁石片30bにおいて第2斜面35bに沿わされた磁化容易軸が存在する。この構成によれば、永久磁石30の素材を削減しつつ、永久磁石埋込同期機31のトルクを確保することができる。なお、先の説明から理解されるように、磁化容易軸の向きを所望の向きに完全に一致させることは容易ではない(つまり、ロータの径方向と磁化容易軸との間の角度の設計値からのずれをゼロにすることは容易ではない)。しかし、第1斜面35aに沿わされた位置および第2斜面35bに沿わされた位置における磁化容易軸が所望の向きからずれていても、このことは耐減磁性悪化の原因にはなり難い。すなわち、トルク確保のために、上記構成を実現するための設計を採用する価値は十分にある。一例では、「第1磁石片30aにおいて第1斜面35aに沿わされた磁化容易軸が存在する」は、第1磁石片30aをその厚さ方向に横断する磁化容易軸のうち最も第2磁石片30b側にあるものが、第1斜面35aに対して0〜3°(具体的には0〜1.5°)傾斜している様を表す。一例では、「第2磁石片30bにおいて第2斜面35bに沿わされた磁化容易軸が存在する」は、第2磁石片30bをその厚さ方向に横断する磁化容易軸のうち最も第1磁石片30a側にあるものが、第2斜面35bに対して0〜3°(具体的には0〜1.5°)傾斜している様を表す。この点は、後述の実施例および変形例においても同様である。
(実施形態4)
図19は、実施形態4における永久磁石埋込同期機41の断面図である。実施形態4のロータ44は、実施形態2のロータ24とは異なる。実施形態4の永久磁石40は、実施形態2の永久磁石20とは異なる。
図20に示すように、回転軸3に平行な方向から見たとき、永久磁石40は、永久磁石40の厚さ方向に対して磁化容易軸が傾斜している中間部49と、上記厚さ方向に対して磁化容易軸が実質的に平行である(上記厚さ方向に対する磁化容易軸の傾斜角度の例が0〜3°(具体的には0〜1.5°)である)端部48と、を有している。回転軸3に平行な方向から見たとき、中間部49は、永久磁石40の厚さ方向に対して磁化容易軸が傾斜している第1中間部49aと、第1中間部49aと隣り合う第2中間部49bであって上記厚さ方向に対して磁化容易軸が第1中間部49aとは逆向きに傾斜している第2中間部49bとを有している。回転軸3に平行な方向から見たとき、第1中間部49aにおいて、永久磁石40の厚さ方向に対する磁化容易軸の傾斜角度は第2中間部49bに近づくにつれて大きくなり、第2中間部49bにおいて、上記傾斜角度は第1中間部49aに近づくにつれて大きくなる。永久磁石40がラジアル配向磁石(ラジアル配向を有する磁石)となるように、磁化容易軸の向きが設定されている。回転軸3に平行な方向から見たとき、端部48は、第1中間部49aから見て第2中間部49bとは反対側に位置する第1端部48aと、第2中間部49bから見て第1中間部49aとは反対側に位置する第2端部48bと、を有している。第1中間部49aおよび第1端部48aの磁化容易軸は、第1中間部49aから見て第1端部48a側かつ永久磁石40から見てステータ2とは反対側において収束するように設定されている。第2中間部49bおよび第2端部48bの磁化容易軸は、第2中間部49bから見て第2端部48b側かつ永久磁石40から見てステータ2とは反対側において収束するように設定されている。これらの点で、永久磁石40は、永久磁石20と共通している。
ただし、永久磁石40は、隣り合う第1磁石片40aおよび第2磁石片40bを含んでいる。回転軸3に平行な方向から見たとき、第1磁石片40aは、第2磁石片40bの側において、永久磁石40の厚さ方向に対して傾斜した第1斜面45aを有している。第2磁石片40bは、第1磁石片40aの側において、永久磁石40の厚さ方向に対して傾斜した第2斜面45bを有している。第1磁石片40aと第2磁石片40bとの間(具体的には、第1斜面45aと第2斜面45bとの間)には、スペース46sが形成されている。第1磁石片40aにおいて第1斜面45aに沿わされた磁化容易軸が存在する。第2磁石片40bにおいて第2斜面45bに沿わされた磁化容易軸が存在する。これらの構成に基づく効果は、実施形態3で述べたとおりである。
(変形例3−1)
図21は、変形例3−1におけるロータ54の断面図である。変形例3−1の埋設孔56は、実施形態3の埋設孔6とは異なる。変形例3−1のロータコア57は、実施形態3のロータコア7とは異なる。変形例3−1の永久磁石50は、実施形態3の永久磁石30とは異なる。図示は省略するが、変形例3−1のステータは、実施形態3のステータ2と同じである(以下では、変形例3−1のステータもステータ2と称する)。
図22に示すように、回転軸3に平行な方向から見たとき、永久磁石50は、永久磁石50の厚さ方向に対して磁化容易軸が傾斜している中間部59と、上記厚さ方向に対して磁化容易軸が実質的に平行である(上記厚さ方向に対する磁化容易軸の傾斜角度の例が0〜3°(具体的には0〜1.5°)である)端部58と、を有している。回転軸3に平行な方向から見たとき、中間部59は、永久磁石50の厚さ方向に対して磁化容易軸が傾斜している第1中間部59aと、第1中間部59aと隣り合う第2中間部59bであって上記厚さ方向に対して磁化容易軸が第1中間部59aとは逆向きに傾斜している第2中間部59bとを有している。回転軸3に平行な方向から見たとき、第1中間部59aにおいて、永久磁石50の厚さ方向に対する磁化容易軸の傾斜角度は第2中間部59bに近づくにつれて大きくなり、第2中間部59bにおいて、上記傾斜角度は第1中間部59aに近づくにつれて大きくなる。永久磁石50がラジアル配向磁石(ラジアル配向を有する磁石)となるように、磁化容易軸の向きが設定されている。本実施形態では、回転軸3に平行な方向から見たとき、端部58は、第1中間部59aから見て第2中間部59bとは反対側に位置する第1端部58aと、第2中間部59bから見て第1中間部59aとは反対側に位置する第2端部58bと、を有している。永久磁石50は、隣り合う第1磁石片50aおよび第2磁石片50bを含んでいる。回転軸3に平行な方向から見たとき、第1磁石片50aと第2磁石片50bとの間には、スペース56sが形成されている。これらの点で、永久磁石50は、永久磁石30と共通している。
ただし、埋設孔6とは異なり、埋設孔56は、回転軸3に平行な方向から見たとき、回転軸3に向かって突出するV字状に延びている。第1磁石片50aおよび第2磁石片50bは、そのような埋設孔56に挿入されることで、回転軸3に向かって突出するV字状をなしている(念のために説明すると、この例では、回転軸3に平行な方向から見たときの永久磁石50の厚さ方向が第1磁石片50aの部分と第2磁石片50bの部分とで異なる)。この構成は、永久磁石50を通る磁束の強化および高いマグネットトルクの確保に有利である。また、この構成によれば、ステータ2側から永久磁石(磁極)50に至る広い磁路を確保でき、高い磁気的突極性を確保でき、高いリラクタンストルクを確保できる。また、永久磁石50の外周側でロータコア57が構成する広い磁路は、永久磁石50まで作用する逆磁界を減少させるので、耐減磁性確保にも寄与する。
(変形例4−1)
図23は、変形例4−1におけるロータ64の断面図である。変形例4−1の埋設孔66は、実施形態4の埋設孔6とは異なる。変形例4−1のロータコア67は、実施形態4のロータコア7とは異なる。変形例4−1の永久磁石60は、実施形態4の永久磁石40とは異なる。図示は省略するが、変形例4−1のステータは、実施形態3のステータ2と同じである(以下では、変形例4−1のステータもステータ2と称する)。
図24に示すように、回転軸3に平行な方向から見たとき、永久磁石60は、永久磁石60の厚さ方向に対して磁化容易軸が傾斜している中間部69と、上記厚さ方向に対して磁化容易軸が実質的に平行である(上記厚さ方向に対する磁化容易軸の傾斜角度の例が0〜3°(具体的には0〜1.5°)である)端部68と、を有している。回転軸3に平行な方向から見たとき、中間部69は、永久磁石60の厚さ方向に対して磁化容易軸が傾斜している第1中間部69aと、第1中間部69aと隣り合う第2中間部69bであって上記厚さ方向に対して磁化容易軸が第1中間部69aとは逆向きに傾斜している第2中間部69bとを有している。回転軸3に平行な方向から見たとき、第1中間部69aにおいて、永久磁石60の厚さ方向に対する磁化容易軸の傾斜角度は第2中間部69bに近づくにつれて大きくなり、第2中間部69bにおいて、上記傾斜角度は第1中間部69aに近づくにつれて大きくなる。永久磁石60がラジアル配向磁石(ラジアル配向を有する磁石)となるように、磁化容易軸の向きが設定されている。本実施形態では、回転軸3に平行な方向から見たとき、端部68は、第1中間部69aから見て第2中間部69bとは反対側に位置する第1端部68aと、第2中間部69bから見て第1中間部69aとは反対側に位置する第2端部68bと、を有している。永久磁石60は、隣り合う第1磁石片60aおよび第2磁石片60bを含んでいる。第1磁石片60aは、第2磁石片60bの側において、永久磁石60の厚さ方向に対して傾斜した第1斜面65aを有している。第2磁石片60bは、第1磁石片60aの側において、永久磁石60の厚さ方向に対して傾斜した第2斜面65bを有している。第1磁石片60aと第2磁石片60bとの間(具体的には、第1斜面65aと第2斜面65bとの間)には、スペース66sが形成されている。第1磁石片60aにおいて第1斜面65aに沿わされた磁化容易軸が存在する。第2磁石片60bにおいて第2斜面65bに沿わされた磁化容易軸が存在する。これらの点で、永久磁石60は、永久磁石40と共通している。
ただし、埋設孔6とは異なり、埋設孔66は、回転軸3に平行な方向から見たとき、回転軸3に向かって突出するV字状に延びている。第1磁石片60aおよび第2磁石片60bは、そのような埋設孔66に挿入されることで、回転軸3に向かって突出するV字状をなしている。これらの構成の効果は、変形例3−1で述べたとおりである。
(変形例3−2)
図25は、変形例3−1におけるロータ74の断面図である。変形例3−2の永久磁石70は、変形例3−1の永久磁石50とは異なる。図示は省略するが、変形例3−2のステータは、変形例3−1のステータ2と同じである(以下では、変形例3−2のステータもステータ2と称する)。
ただし、図26に示すように、永久磁石70に含まれる第1磁石片70aおよび第2磁石片70bの間には、スペースがない。
変形例3−2では、変形例3−1と異なり、磁石70に含まれる第1磁石片70aおよび第2磁石片70bの間にスペースがない。しかも、第1磁石片70aのうち第2磁石片70bに面する部分と第2磁石片70bのうち第1磁石片70aに面する部分とでは磁化容易軸の向きが同じであるため、これら両部分が互いの磁力を打ち消すことがない。このため、変形例3−2の構成は、耐減磁性確保の観点から有利である。
(端板の構成)
図27〜図29に、実施形態3の永久磁石埋込同期機31が有しうる一対の端板17(ロータ端板17aおよび17bによって構成されている)の例を示す。図27(a)は、ロータ端板17aの平面図である。図27(b)は、ロータ端板17aの側面図である。図28(a)は、ロータ34および一対の端板17の側面図である。図28(b)は、図28(a)のA−A断面図である。図29(a)はロータ34および一対の端板17の平面図である。図29(b)は、図29(a)のB−B断面図(回転軸3を通る断面)である。
図27〜図29に示す一対の端板17は、回転軸3が延びる方向からロータコア7を挟み込んでいる。一対の端板17の各々は、円盤型である。一対の端板17は、非磁性材からなっている。一対の端板17は、第1斜面35aと第2斜面35bとの間(永久磁石30を構成する第1磁石片30aと第2磁石片30bとの間)のスペース36sへと突出する突起18を有している。
突起18は、永久磁石30の大きな位置ずれを防止するストッパーとして機能する。従って、突起18によれば、磁化容易軸の向きの大きなずれが生じ難い。また、先に説明したとおり、永久磁石30(第1磁石片30aと第2磁石片30b)は、埋設孔6に挿入された状態で着磁磁界が与えられることによって着磁される。着磁の際に、一対の端板17でロータコア7を挟み込んだ状態で永久磁石に着磁磁界を与えれば、突起18は永久磁石30の大きな位置ずれを防止するストッパーとして機能するので、着磁不足が生じ難い。また、突起18があれば、永久磁石30(第1磁石片30aと第2磁石片30b)を誤って表裏を逆にして埋設孔6に挿入することが防止される。すなわち、永久磁石30を誤って表裏を逆にして埋設孔6に挿入すると永久磁石30がその特性に基づく所望の作用を発揮できないおそれがあるが、突起18によればそのような事態を回避できる。また、一対の端板17は、バランスウェイトの機能も有している。この機能によれば、永久磁石埋込同期機31の動作を安定させることができる。
なお、図27〜図29の例では、ロータ端板17aが有する突起18の数は、6である。この数は、ロータ34の極数と同じである。ただし、ロータ端板17aが有する突起18の数は、ロータ34の極数と異なっていてもよい。例えば、1つの埋設孔6に3個の磁石片からなる永久磁石を配置する場合は、ロータ端板17aは1つの埋設孔6に対して2つの突起18を突出させてもよい。また、2個の磁石片からなる永久磁石が配置された埋設孔6が4つあり、一体物の永久磁石が配置された埋設孔6が4つある場合、ロータ端板17aが有する突起18の数は、前者の4つの埋設孔6用の1×4=4個のみで足りる。ロータ端板17bが有する突起18の数についても同様である。
改めて断るまでもないが、実施形態4、変形例3−1および変形例3−2にも、突起18を有する一対の端板17を適用できる。実施形態4、変形例3−1および変形例3−2の永久磁石埋込同期機にも、スペース36sと同様のスペースが存在するためである。また、一対の端板17から突起18を省略した一対の端板は、実施形態3、実施形態4、変形例3−1および変形例3−2のみならず、実施例1、実施例2および変形例3−2にも適用可能である。
本開示にかかる永久磁石埋込同期機は、小型高出力の電動機、発電機等に使用できる。
1,21,31,41 永久磁石埋込同期機
2 ステータ
3 回転軸
4,24,34,44,54,64,74 ロータ
6,56,66 埋設部
7,57,67 ロータコア
8,28,38,48,58,68 端部
8a,28a,38a,48a,58a,68a 第1端部
8b,28b,38b,48b,58b,68b 第2端部
9,29,39,49,59,69,79 中間部
9a,29a,39a,49a,59a,69a 第1中間部
9b,29b,39b,49b,59b,69b 第2中間部
10,10’,10N,10S,20,30,40,50,60,70 永久磁石
11 ティース部
12 ヨーク部
13,13,13S 巻線
17 一対の端板
17a,17b ロータ端板
18 突起
30a,40a,50a,60a、70a 第1磁石片
30b,40b,50b,60b、70b 第2磁石片
35a,45a,65a 第1斜面
35b,45b,65b 第2斜面
36s,46s,56s,66s スペース
101 永久磁石埋込電動機
114 ステータ
122 ロータコア
124 埋設孔
130 永久磁石
132 近接部分
133 遠方部分

Claims (9)

  1. 回転軸に回転自在に支持されたロータと、エアギャップを介して前記ロータに対向するステータと、を備えた永久磁石埋込同期機であって、
    前記ロータは、異方性を有する板状の永久磁石が挿入された埋設孔を複数含むロータコアを含み、
    前記回転軸に平行な方向から見たとき、前記永久磁石は、前記永久磁石の厚さ方向に対して磁化容易軸が傾斜している中間部と、前記厚さ方向に対して磁化容易軸が実質的に平行である端部と、を有する、永久磁石埋込同期機。
  2. 前記回転軸に平行な方向から見たとき、前記中間部は、前記厚さ方向に対して磁化容易軸が傾斜している第1中間部と、前記第1中間部と隣り合う第2中間部であって前記厚さ方向に対して磁化容易軸が前記第1中間部とは逆向きに傾斜している第2中間部とを有する、請求項1に記載の永久磁石埋込同期機。
  3. 前記回転軸に平行な方向から見たとき、前記第1中間部において、前記厚さ方向に対する磁化容易軸の傾斜角度は前記第2中間部に近づくにつれて大きくなり、前記第2中間部において、前記傾斜角度は前記第1中間部に近づくにつれて大きくなる、請求項2に記載の永久磁石埋込同期機。
  4. 前記永久磁石がラジアル配向磁石となるように、磁化容易軸の向きが設定されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の永久磁石埋込同期機。
  5. 前記永久磁石がラジアル配向磁石となるように、磁化容易軸の向きが設定されており、
    前記回転軸に平行な方向から見たとき、前記端部は、前記第1中間部から見て前記第2中間部とは反対側に位置する第1端部と、前記第2中間部から見て前記第1中間部とは反対側に位置する第2端部と、を有し、
    前記第1中間部および前記第1端部の磁化容易軸は、前記第1中間部から見て前記第1端部側において収束するように設定されており、
    前記第2中間部および前記第2端部の磁化容易軸は、前記第2中間部から見て前記第2端部側において収束するように設定されている、請求項3に記載の永久磁石埋込同期機。
  6. 前記永久磁石は隣り合う第1磁石片および第2磁石片を含み、
    前記回転軸に平行な方向から見たとき、前記第1磁石片と前記第2磁石片との間にはスペースが形成されている、請求項1〜5のいずれか一項に記載の永久磁石埋込同期機。
  7. 前記回転軸に平行な方向から見たとき、前記第1磁石片は前記第2磁石片の側において前記厚さ方向に対して傾斜した第1斜面を有し、前記第2磁石片は前記第1磁石片の側において前記厚さ方向に対して傾斜した第2斜面を有し、前記第1磁石片において前記第1斜面に沿わされた磁化容易軸が存在し、前記第2磁石片において前記第2斜面に沿わされた磁化容易軸が存在する、請求項6に記載の永久磁石埋込同期機。
  8. 前記永久磁石埋込同期機は、前記回転軸が延びる方向から前記ロータコアを挟み込む一対の端板を有し、
    一対の前記端板は、非磁性材からなり、前記スペースへと突出する突起を有する、請求項6または7に記載の永久磁石埋込同期機。
  9. 一対の前記端板は、バランスウェイトの機能を有している、請求項8に記載の永久磁石埋込同期機。
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