JP2017034426A - 制御システム,計時デバイスおよび処理方法 - Google Patents

制御システム,計時デバイスおよび処理方法 Download PDF

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    • G04G15/006Time-pieces comprising means to be operated at preselected times or after preselected time intervals for operating at a number of different times

Abstract

【課題】端末管理者のトークンやアーカイブ,トークン用パスワードの管理に要する工数を軽減し、又、端末装置のセキュリティレベルを更に向上させる。
【解決手段】上下反転された時点からの時間経過の度合いを現示する計時デバイス30と、計時デバイス30が動作状態に変化したと判断される場合に、計時デバイス30とは異なる所定の装置21,22,23,24に対して、所定の信号により特定される制御シナリオに応じた制御信号の送信を開始し、受信した所定の信号により、計時デバイス30が非動作状態に変化したと判断される場合に、所定の装置21,22,23に対する制御の終了を示す信号を送信する送信部109とを有するコンピュータ10とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、制御システム,計時デバイスおよび処理方法に関する。
例えば、砂時計のように、時間インターバルの開始時から開口部を通流した媒体の量によって、時間インターバルに通過した媒体の量によって時間インターバルを表示する時間表示装置が知られている。
特表2003−528327号公報
しかしながら、このような従来の時間表示装置は、単に時間の経過を表示するものでしかなく、環境を構成する機器等に対して時間の経過に応じた制御を行なうことはできない。
1つの側面では、本発明は、環境を構成する装置に対して時間の経過に応じた制御を行なうことができるようにすることを目的とする。
このため、この制御システムは、自装置の上下反転を検知する検知部と前記検知部による前記検知がなされた場合に、自装置の識別情報または、自装置が上下反転された時点から計時する時間幅を特定する情報を含む所定の信号を無線送信する無線送信部とを有する、上下反転された時点からの時間経過の度合いを現示する計時デバイスと、前記所定の信号を受信する受信部と、前記受信部が受信した前記所定の信号により、前記計時デバイスが動作状態に変化したと判断される場合に、前記計時デバイスとは異なる所定の装置に対して、前記所定の信号により特定される制御シナリオに応じた制御信号の送信を開始し、前記受信部が受信した前記所定の信号により、前記計時デバイスが非動作状態に変化したと判断される場合に、前記所定の装置に対する制御の終了を示す信号を送信する送信部とを有するコンピュータとを有する。
一実施形態によれば、環境を構成する装置に対して時間の経過に応じた制御を行なうことができる。
第1実施形態の一例としての環境制御システムの構成を模式的に示す図である。 第1実施形態の一例としての環境制御システムにおける計時デバイスの外観を例示する斜視図である。 第1実施形態の一例としての環境制御システムにおける計時デバイスの側面図である。 第1実施形態の一例としての環境制御システムにおける計時デバイスのハードウェア構成図である。 第1実施形態の一例としての環境制御システムにおける計時デバイスの機能構成図である。 第1実施形態の一例としての環境制御システムにおける管理サーバのハードウェア構成を例示する図である。 第1実施形態の一例としての環境制御システムの計時デバイスにおける処理を説明するフローチャートである。 第1実施形態の一例としての環境制御システムの管理サーバにおける処理を説明するフローチャートである。 第2実施形態の一例としての環境制御システムの構成を模式的に示す図である。
以下、図面を参照して本制御システム,計時デバイスおよび処理方法に係る実施の形態を説明する。ただし、以下に示す実施形態はあくまでも例示に過ぎず、実施形態で明示しない種々の変形例や技術の適用を排除する意図はない。すなわち、本実施形態を、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形(実施形態及び各変形例を組み合わせる等)して実施することができる。又、各図は、図中に示す構成要素のみを備えるという趣旨ではなく、他の機能等を含むことができる。
(1)第1実施形態
(1−1)構成
図1は第1実施形態の一例としての環境制御システム1の構成を模式的に示す図である。
環境制御システム1は、空間に配置された装置を制御することで、空間における環境を任意な状態に設定する。
環境制御システム1は、図1に示すように、1つ以上の計時デバイス30と管理サーバ10とを備える。
(1−1−1)部屋
図1においては、環境制御の対象の空間の例として複数の部屋2が示されており、環境制御システム1は、これらの部屋(施設)2の環境を管理する。計時デバイス30は各部屋2にそれぞれ1つずつ配置されている。
部屋2は、複数の利用者によって共用され、各利用者は割り当てられた時間内で部屋2を利用する。
図1に例示する環境制御システム1においては、複数の部屋2は互いに同様の構成を有しており、各部屋2には、照明機器21,プロジェクタ22,スクリーン22a,音響機器23および空調機器24がそれぞれ備えられている。
照明機器21,プロジェクタ22,音響機器23および空調機器24は、それぞれ後述する管理サーバ10と無線もしくは有線で通信可能に接続されている。
そして、管理サーバ10は、これらの照明機器21,プロジェクタ22,音響機器23および空調機器24の動作を制御する。すなわち、これらの照明機器21,プロジェクタ22,音響機器23および空調機器24が、本環境制御システム1における制御対象機器(所定の機器)である。
照明機器21は部屋2内に光を照射する装置である。また、照明機器21は、明るさを任意に変更可能な調光機能と、色合いを任意に変更可能な調色機能とを備える。照明機器21における調光機能および調色機能は、後述する管理サーバ10の照明制御部104によって制御される。なお、照明機器21における調光機能および調色機能は既知の手法により実現することができ、その説明は省略する。
プロジェクタ22は、映像(画像)を投影することにより表示する映像投影装置である。本環境制御システム1においては、プロジェクタ22は、各部屋2の壁面等に備えられたスクリーン22aに映像を投影する。
なお、プロジェクタ22が投影する映像には、動画像と静止画像とが含まれるものであり、以下、映像もしくは画像という場合には動画像と静止画像とが含まれるものとする。
プロジェクタ22が投影する映像は、例えば、管理サーバ10のコンテンツ再生部105から投影指示とともに送信され、プロジェクタ22は、管理サーバ10からの指示に従って、映像の投影を行なう。
なお、プロジェクタ22に、コンピュータや映像再生装置を接続し、プロジェクタ22がこれらの装置によって再生される画像や映像を投影してもよい。また、管理サーバ10は、プロジェクタ22に接続されたこれらのコンピュータや映像再生装置を制御して、プロジェクタ22に映像を投影させてもよい。
音響機器23は、音を出力する装置である。本環境制御システム1においては、音響機器23は、各部屋2の壁面等に備えられた図示しないスピーカー等を介して、音楽や効果音(以下、音楽等という場合がある)を出力(再生)する。音響機器23が再生する音楽や効果音は、例えば、管理サーバ10のコンテンツ再生部105から再生指示とともに送信され、音響機器23は、管理サーバ10からの指示に従って、音楽や効果音を出力させる。なお、音響機器23に、コンピュータや音楽再生装置を接続し、音響機器23がこれらの装置によって再生される音楽や効果音を出力してもよい。また、管理サーバ10は、音響機器23に接続されたこれらのコンピュータや音楽再生装置を制御して、音響機器23に音楽や効果音を出力させてもよい。
空調機器24は、部屋2の気温や湿度を調整する機器である。空調機器24は、管理サーバ10の空調制御部106に従って、部屋2内を任意の気温や湿度に設定・維持する。なお、部屋2に気温や湿度を任意に入力可能な操作パネルを備え、空調機器24はこの操作パネルによって行なわれた入力操作に応じて、部屋2内の温度や湿度を設定・維持してもよい。
これらの照明機器21,プロジェクタ22,音響機器23および空調機器24には、それぞれを特定可能な識別情報(識別子)が設定されており、後述する管理サーバ10の機器管理部110によって管理されている。
また、各部屋2には、計時デバイス30が備えられる。
(1−1−2)計時デバイス
図2は第1実施形態の一例としての環境制御システム1における計時デバイス30の外観を例示する斜視図、図3はその側面図、図4はそのハードウェア構成図、図5はその機能構成図である。
計時デバイス30は、利用者が部屋2を利用する時間を測定するために用いる。また計時デバイス30は、部屋2の利用者が部屋2の環境(演出)を好みや利用目的に応じて設定するために用いられる。
計時デバイス30は、図3に示すように、第1容器301a,第2容器301bおよびカバー302を備える。第1容器301aおよび第2容器301bは、それぞれ中空で、例えば略円錐形を有し、これらの各先端位置において連結されており、これにより、第1容器301aと第2容器301bとが連通している。すなわち、第1容器301aと第2容器301bとは中央がくびれた管を構成する。
また、少なくとも第1容器301aはガラスや透明樹脂等の透過性を有する材質で構成されており、その内部で砂等が落下している様子を視認可能な状態になっている。そして、第1容器301aおよび第2容器301bの内部には粉粒体の一例としての砂310が封入される。これにより、第1容器301aおよび第2容器301bは砂時計を構成する。
以下、第1容器301aが上方に位置した姿勢を正立状態といい、第2容器301bが上方に位置した状態を倒立状態という。
利用者が、部屋2の利用開始時に、正立状態の計時デバイス30を上下反転させ、倒立状態にすることで、第1容器301aへの砂310の落下が開始される。すなわち、正立状態の計時デバイス30を上下反転させて倒立状態にすることが、計時デバイス30による計時開始に相当する。すなわち、計時デバイス30は、倒立状態がその動作状態であると言える。
第2容器301bは、第1容器301aと同様にガラスや透明樹脂等の透過性を有する材質で構成されていてもよい。そして、第2容器301bの中にどの位の砂等が溜まっているかを視認可能な状態にしてもよい。また第2容器301bは、例えば擦りガラスや半透明樹脂等のように光は透過するが容器内は見えないような半透過性を有する材質で構成されていてもよい。そして、第2容器301bの中に光源を設け、動作状態、すなわち、第2容器301bが上側にある時、第2容器301bを光らせる等、動作状態であることが一目でわかるような状態にしてもよい。
一方、利用者が、倒立状態の計時デバイス30を上下反転させ、正立状態にすることで、第1容器301aへの砂310の落下が停止する。すなわち、倒立状態の計時デバイス30を上下反転させて正立状態にすることが、計時デバイス30による計時終了に相当する。すなわち、計時デバイス30は、正立状態がその非動作状態であると言える。
本環境制御システム1においては、利用者は、部屋2の使用中には計時デバイス30を倒立状態にし、部屋2の使用を終了する際に、計時デバイス30を正立状態にすることが約束付けられるものとする。
すなわち、利用者が計時デバイス30を倒立状態にすることで、部屋2の使用が開始されることを意味し、計時デバイス30を正立状態に戻すことで、部屋2の使用が終了することを意味するのである。
また、計時デバイス30において、第2容器301bから落下して第1容器301aに堆積した砂310の量が、計時デバイス30を上下反転させて倒立状態にしてからの経過時間を表す。従って、計時デバイス30は、上下反転された時点からの時間経過の度合いを現示する。
部屋2の利用者は、計時デバイス30による計時開始後、第1容器301aに堆積した砂310の量で、経過時間を把握することができる。
なお、計時デバイス30においては、部屋2の一般的な使用時間(例えば1〜2時間程度)を経過するまでに、砂310が第1容器301aに落ち切らないように、第1容器301aと第2容器301bとの間の連通口径や砂310の量を設定することが望ましい。
また、本環境制御システム1においては、第1容器301aおよび第2容器301bに砂310を封入する例を示しているが、これに限定されるものではなく、流体が封入されればよい。すなわち、砂に代えて、粉粒体として他の粉末を封入してもよく、また、粉粒体に代えて液体を封入してもよく、種々変形して実施することができる。
また、第1容器301aと第2容器301bとの連結位置には、砂310の移動(流通)を任意に調節可能な流量調節部306が配置されている。流量調節部306は、第1容器301aと第2容器301bとを連結する開口の大きさを任意に変更可能な弁やシャッター等の機構(図示省略)を有する。
この流量調節部306が、例えば第1容器301aと第2容器301bとの間の開口を閉鎖することで、第1容器301aと第2容器301bとの間における砂310の移動が抑止され、砂310の落下が停止される。また、流量調節部306が、第1容器301aと第2容器301bとの連通部分の開口を大きくすることで、第1容器301aと第2容器301bとの間における砂310の流量が増加する。これにより、一方の容器(例えば第2容器301b)から他方の容器(例えば第1容器301a)への砂310の移動に要する時間を短縮することができる。例えば、流量調節部306により計時すべき時間長にあわせて開口の大きさを制御し、計時すべき時間長の終了時点で、全ての砂等が第2容器301bから第1容器301aへ落下し終えるようにしてもよい。また例えば、倒立状態から正立状態に変更された場合、すなわち、動作状態から非動作状態に変更された場合に、流量調節部306により開口を最大化させて、第1容器301aへ落下した砂等が迅速に第2容器301b内へ戻るようにしてもよい。
また、第2容器301bやカバー302には図示しないLED(Light Emitting Diode)が備えられ、倒立状態においては、このLEDが点灯するようになっている。これにより、利用者は、計時デバイス30が倒立状態であるか正立状態であるかを容易に把握することができる。
カバー302には、流量調節部306による開口の大きさを任意に操作するための図示しない操作スイッチが配置されており、オペレータがこの操作スイッチを操作することで、第1容器301aと第2容器301bとの間における砂310の移動を任意に操作することができる。
また、流量調節部306による開口の大きさは、マイコン部307からの制御により変更することもできる。
カバー302は、第1容器301aと第2容器301bとの連結部分を環囲するように構成されている。また、このカバー302には、図4に示す、加速度センサ303,LED304,入力スイッチ305,マイコン部307,BLE〔Bluetooth(登録商標) Low Energy〕モジュール308およびメモリ309等が配置されている。
加速度センサ303は、例えば3軸加速度センサであり、重力や傾きを検出することができる。これにより、加速度センサ303は、例えば、重力方向の検知や計時デバイス30の姿勢変化を検知する。
例えば、オペレータが計時デバイス30を180度回転させると、加速度センサ303は、計時デバイス30が上下反転されたことを検知する(上下反転検知,回転検知)。さらに、加速度センサ303は、外部から計時デバイス30に与えられた衝撃を検知することもできる。加速度センサ303による検出結果はマイコン部307に入力される。
入力スイッチ305は、オペレータが入力操作を行なうものであり、例えば、ボタンスイッチである。オペレータは、この入力スイッチ305を用いて、例えば、演出モードの入力操作(設定入力)を行なう。
演出モードは、部屋2内の環境に対して行なわれる演出の種類を示す。本環境制御システム1においては、複数(本実施形態では4種類)の演出モードを備え、オペレータが入力スイッチ305を用いて、これらの複数種類の演出モードの中からいずれかのモードを選択する。本実施形態においては、以下に示す4種類の演出モードが用意されるものとする。
演出モード1:森
演出モード2:海
演出モード3:カフェ
演出モード4:図書館
部屋2においては、照明機器21,プロジェクタ22および音響機器23を用いて、上述した演出モードに応じた演出が行なわれる。
具体的には、演出モード1(森)においては、例えば、プロジェクタ22によりスクリーン22aに森の風景の画像(静止画)や映像(動画)が投影されるとともに、音響機器23から小鳥のさえずりや木々のざわめき等の効果音が流される。
演出モード2(海)においては、例えば、プロジェクタ22によりスクリーン22aに海辺の風景の画像や映像が投影されるとともに、音響機器23から波音等の効果音が流される。また、照明機器21により部屋2内を明るくするよう調整される。
演出モード3(カフェ)においては、例えば、プロジェクタ22によりスクリーン22aにカフェ内の風景の画像や映像が投影されるとともに、音響機器23からジャズやクラッシック等の音楽がBGMとして再生される。また、照明機器21により部屋2内を薄暗く、且つ暖色系の色合いの光で照らすことで、部屋2内を落ち着いた雰囲気にするよう調整される。
演出モード4(図書館)においては、例えば、プロジェクタ22によりスクリーン22aに図書館内の風景の画像や映像が投影される一方で、音響機器23からの音楽や効果音の出力は抑止される。また、照明機器21により部屋2内を薄暗く、落ち着いた雰囲気にするよう調整される。
また、オペレータは、入力スイッチ305を用いて、計時時間の設定入力を行なう。計時時間は、上述した演出モードが実現される期間であり、オペレータが部屋2を使用する時間(例えば、30分,60分,90分,120分)を入力する。後述する管理サーバ10においては、この計時時間が経過するまで測定(計時)が行なわれる。従って、入力スイッチ305を介して入力される計時時間は、当該計時デバイス30が上下反転された時点から計時する時間幅に相当する。
さらに、オペレータは、入力スイッチ305を用いて、入力のリセットを行なうこともできる。
入力スイッチ305により入力された演出モードおよび計時時間は、図示しないメモリ(ステータス管理部37;図5参照)の所定の領域に格納される。
なお、入力スイッチ305の具体的な仕様は形状、入力方法等は、適宜変更して実施することができ、その詳細な説明は省略する。例えば、入力スイッチ305として、複数のスイッチを備えるとともに、各スイッチにそれぞれ機能を割り当て、入力操作が行なわれたスイッチに対応する機能についての入力が行なわれたと判断してもよい。また、一のスイッチに複数の機能を割り当てるとともに、複数種類の入力操作(例えば、ボタンの押下時間や押下回数)にそれぞれ機能を割り当て、スイッチに対して行なわれる操作に対応する機能についての入力が行なわれたと判断してもよい。また、第1容器301a,第2容器301bに対してカバー302を回転可能にし、角度に応じ複数種類の入力機能を割り当ててもよい。この場合は、ユーザがカバー302を回転することで、もしくは、第1容器301a,第2容器301bの方をカバー302に対して回転することで入力されることになる回転角度に応じて、個別の入力信号が生成されることになる。
入力スイッチ305には、上述した流量調節部306の操作スイッチとして機能するものも含まれる。
LED304は、マイコン部307による制御に従って発光する。カバー302には、1つ以上のLEDが備えられる。本環境制御システム1においては、LED304が所定の色で発光したり、所定のパターンで明滅したり、また、複数備えられたLED304のうち特定のLED304が発光したりすることで、種々の情報を提示する機能を実現する。
例えば、カバー302に複数色(例えば、赤,黄色,青,緑の4色)のLED304を備え、上述した入力スイッチ305によって入力された演出モードに応じて、後述するマイコン部307がこれらの複数色のいずれかのLED304を発光させることで、選択された演出モードの状態を表す。
また、例えば、カバー302に、複数のLED304を並べて配置し、オペレータが入力スイッチ305によって入力した計時時間に応じた数のLED304を発光させることで、設定された計時時間を表す。
BLEモジュール308は、管理サーバ10との間で無線通信を行なう通信モジュールであり、後述する管理サーバ10のBLEモジュール19との間でBLEによる通信を行なう。
メモリ309には、データやプログラムが格納される。メモリ309の所定の領域には、例えば、計時デバイス30を特定する識別情報(識別子)や、入力スイッチ305により入力された演出モードおよび計時時間が記憶される。
マイコン部307は、計時デバイス30の機能を制御するものであり、図5に示す、加速度センサ判断部31,入力判断部32,イベント発生判断部33,計時処理部34,BLE処理部35,LED処理部36およびステータス管理部37としての機能を実現する。
マイコン部307は、集積回路に実装された処理装置であり、例えば、図示しないCPU(Central Processing Unit)コアを備える。
そして、CPUコアが、メモリ309に記録されたプログラムを実行することにより、図5に示す、加速度センサ判断部31,入力判断部32,イベント発生判断部33,計時処理部34,BLE処理部35,LED処理部36およびステータス管理部37として機能する。
なお、マイコン部307のCPUコアに実行させる処理内容を記述したプログラムを、メモリカード等の非一時的な可搬型記録媒体に記録しておくこともできる。可搬型記録媒体に格納されたプログラムは、例えばCPUコアからの制御により、メモリ309に読み出された後、実行可能になる。また、CPUコアが、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み出して実行することもできる。
加速度センサ判断部31は、加速度センサ303から入力される検出結果に基づき、計時デバイス30の姿勢や状態変化を判断する。
例えば、加速度センサ303は、計時デバイス30が180度回転されて上下反転されたことを判断する(上下反転判断)。すなわち、加速度センサ303は、自装置の上下反転を検知する検知部として機能する。
また、加速度センサ判断部31は、計時デバイス30における第1容器301a側と第2容器301b側とのいずれが上方に位置する姿勢であるかを判断する(姿勢検知,上下判断)。
本環境制御システム1においては、正立状態の計時デバイス30を上下反転させて倒立状態にすることが計時開始を意味する入力操作に相当する。このような入力操作に応じて、第2容器301bから第1容器301aへの砂310の移動が行なわれる。
一方、倒立状態の計時デバイス30を180度回転させて正立状態にすることが計時停止を意味する入力操作に相当する。このような入力操作に応じて、第1容器301aから第2容器301bへの砂310の移動が行なわれる。
加速度センサ判断部31により行なわれた判断結果は、イベント発生判断部33に入力される。
入力判断部32は、入力スイッチ305を介して行なわれる入力操作を判断する。例えば、入力判断部32は、入力スイッチ305が押下されたことを判断するプッシュ判断や、長押しされたことを判断する長押し判断等を行なう。
入力判断部32による判断結果は、イベント発生判断部33に入力される。
イベント発生判断部33は、加速度センサ判断部31および入力判断部32から入力される判断結果に基づき、各種イベントの発生を判断する。
例えば、イベント発生判断部33は、入力判断部32によって判断された入力スイッチ305の入力操作や、加速度センサ判断部31による判断結果に基づき、計時デバイス30における種々のイベントの発生を判断する。
例えば、イベント発生判断部33は、入力スイッチ305を介して演出モードや計時時間の設定入力が行なわれたことを判断する。
また、イベント発生判断部33は、計時デバイス30が上下反転(180度回転)され、計時デバイス30が倒立状態となったことを加速度センサ判断部31から入力された場合に、計時開始されたことを判断する。
一方、イベント発生判断部33は、計時デバイス30が上下反転され、計時デバイス30が正立状態となったことを加速度センサ判断部31から入力された場合に、計時停止されたことを判断する。
また、イベント発生判断部33は、入力スイッチ305を介してリセット入力が行なわれたことを判断する。
計時処理部34は計時を行なう。例えば、計時処理部34は、イベント発生判断部33により計時開始されたと判断されてからの経過時間を測定する。計時処理部34は、例えば、経過時間が設定入力された計時時間に到達すると、流量調節部306により第1容器301aと第2容器301bとの間の開口を閉鎖することで、砂310の落下を停止させる。
LED処理部36は、LED304による発光を制御する。例えば、LED処理部36は、イベント発生判断部33が、入力スイッチ305を介して演出モードの設定入力が行なわれたことを判断した場合に、入力された演出モードに応じたLED304を点等させる制御を行なう。
また、LED処理部36は、イベント発生判断部33が、入力スイッチ305を介して計時時間の設定入力が行なわれたことを判断した場合に、入力された計時時間に応じたLED304を点等させる制御を行なう。
ステータス管理部37は、計時デバイス30の状態を管理する。例えば、ステータス管理部37は、メモリ309に設定されている演出モードや計時時間を読み出すことにより、計時デバイス30に設定されている状態を確認する。
BLE処理部(送信部)35は、管理サーバ10との間における無線通信を制御する。例えば、BLE処理部35は、入力スイッチ305から入力された演出モードおよび計時時間を、管理サーバ10に送信する。
BLE処理部35は、イベント発生判断部33により、計時デバイス30が上下反転され、計時デバイス30が倒立状態となったことを判断すると、ステータス管理部37により確認された、当該計時デバイス30に設定されている演出モードおよび計時時間を示す情報を、当該計時デバイス30の識別情報とともに管理サーバ10に送信する。
なお、計時時間を示す情報は、計時時間そのものであってもよく、また、計時時間に相当する他の情報であってもよく、種々変形して実施することができる。
すなわち、BLE処理部35は、自装置である計時デバイス30の正立状態において、加速度センサ303による、上下反転の検知がなされ、倒立状態となったことが検知された場合に、自装置の識別情報と演出モードと計時時間を示す情報とを含む計時開始通知信号(通知信号,計時開始通知,第一の所定の信号)を管理サーバ10に無線送信する。
さらに、BLE処理部35は、倒立状態であった計時デバイス30が上下反転されて、計時デバイス30が正立状態となったこと、すなわち、計時停止されたことをイベント発生判断部33により判断されると、計時停止されたことを示す計時停止通知信号(計時停止通知,第二の所定の信号)を、管理サーバ10に対して無線送信する。
これにより、BLE処理部35は、加速度センサ303によって計時デバイス30の更なる上下反転が検知されると、計時開始通知信号とは異なる、計時停止通知信号(計時停止通知,第二の所定の信号)を送信する。
(1−1−3)管理サーバ
図6は第1実施形態の一例としての環境制御システム1の管理サーバ10のハードウェア構成を例示する図である。
まず、図6を参照しながら、本第1実施形態の環境制御システム1における管理サーバ10のハードウェア構成について説明する。
管理サーバ10は、サーバ機能を備えたコンピュータ(情報処理装置)であり、例えば、プロセッサ11,RAM(Random Access Memory)12,HDD(Hard Disk Drive)13,グラフィック処理装置14,入力インタフェース15,光学ドライブ装置16,機器接続インタフェース17,ネットワークインタフェース18およびBLEモジュール19を構成要素として有する。これらの構成要素11〜18は、バス20を介して相互に通信可能に構成される。
プロセッサ(処理部)11は、管理サーバ10全体を制御する。プロセッサ11は、マルチプロセッサであってもよい。プロセッサ11は、例えばCPU(Central Processing Unit),MPU(Micro Processing Unit),DSP(Digital Signal Processor),ASIC(Application Specific Integrated Circuit),PLD(Programmable Logic Device),FPGA(Field Programmable Gate Array)のいずれか一つであってもよい。また、プロセッサ11は、CPU,MPU,DSP,ASIC,PLD,FPGAのうちの2種類以上の要素の組み合わせであってもよい。
RAM(記憶部)12は、管理サーバ10の主記憶装置として使用される。RAM12には、プロセッサ11に実行させるOS(Operating System)プログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM12には、プロセッサ11による処理に必要な各種データが格納される。アプリケーションプログラムには、管理サーバ10によって本実施形態の環境制御を実現するためにプロセッサ11によって実行される環境制御プログラムが含まれてもよい。
HDD(記憶部)13は、内蔵したディスクに対して、磁気的にデータの書き込み及び読み出しを行なう。HDD13は、管理サーバ10の補助記憶装置として使用される。HDD13には、OSプログラム,アプリケーションプログラム、及び各種データが格納される。なお、補助記憶装置としては、フラッシュメモリ等の半導体記憶装置(SSD:Solid State Drive)を使用することもできる。
グラフィック処理装置14には、モニタ14aが接続されている。グラフィック処理装置14は、プロセッサ11からの命令に従って、画像をモニタ14aの画面に表示させる。モニタ14aとしては、CRT(Cathode Ray Tube)を用いた表示装置や液晶表示装置等が挙げられる。
入力インタフェース15には、キーボード15aおよびマウス15bが接続されている。入力インタフェース15は、キーボード15aやマウス15bから送られてくる信号をプロセッサ11に送信する。なお、マウス15bは、ポインティングデバイスの一例であり、他のポインティングデバイスを使用することもできる。他のポインティングデバイスとしては、タッチパネル,タブレット,タッチパッド,トラックボール等が挙げられる。
光学ドライブ装置16は、レーザ光等を利用して、光ディスク16aに記録されたデータの読み取りを行なう。光ディスク16aは、光の反射によって読み取り可能にデータを記録された可搬型の非一時的な記録媒体である。光ディスク16aには、DVD(Digital Versatile Disc),DVD−RAM,CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory),CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)等が挙げられる。
機器接続インタフェース17は、管理サーバ10に周辺機器を接続するための通信インタフェースである。例えば、機器接続インタフェース17には、メモリ装置17aやメモリリーダライタ17bを接続することができる。メモリ装置17aは、機器接続インタフェース17との通信機能を搭載した非一時的な記録媒体、例えばUSB(Universal Serial Bus)メモリである。メモリリーダライタ17bは、メモリカード17cへのデータの書き込み、またはメモリカード17cからのデータの読み出しを行なう。メモリカード17cは、カード型の非一時的な記録媒体である。
ネットワークインタフェース18は、図示しないネットワークに接続される。ネットワークインタフェース18は、ネットワークを介して、他のコンピュータまたは通信機器との間でデータの送受信を行なう。
BLEモジュール19は、計時デバイス30との間で無線通信を行なう通信モジュールであり、計時デバイス30のBLEモジュール308との間でBLEによる通信を行なう。
なお、管理サーバ10は、例えばコンピュータ読み取り可能な非一時的な記録媒体に記録されたプログラム(環境制御プログラム等)を実行することにより、本実施形態の環境制御機能を実現する。管理サーバ10に実行させる処理内容を記述したプログラムは、様々な記録媒体に記録しておくことができる。例えば、管理サーバ10に実行させるプログラムをHDD13に格納しておくことができる。プロセッサ11は、HDD13内のプログラムの少なくとも一部をRAM12にロードし、ロードしたプログラムを実行する。
また、管理サーバ10(プロセッサ11)に実行させるプログラムを、光ディスク16a,メモリ装置17a,メモリカード17c等の非一時的な可搬型記録媒体に記録しておくこともできる。可搬型記録媒体に格納されたプログラムは、例えばプロセッサ11からの制御により、HDD13にインストールされた後、実行可能になる。また、プロセッサ11が、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み出して実行することもできる。
次に、図1を参照しながら、本実施形態の環境制御機能を有する管理サーバ(情報処理装置,コンピュータ)10の機能構成について説明する。
管理サーバ10は、各部屋2の環境を制御する機能を果たす。このため、管理サーバ10は、図1に示すように、少なくとも受信部101,タイマ102,演出管理部103,演出制御部109,機器管理部110および演出データ格納部108としての機能を有している。
そして、図6に示すプロセッサが、上述した環境制御プログラムを実行することで、タイマ102,演出管理部103,演出制御部109,機器管理部110および中継部107としての機能を果たす。
中継部107は、受信部101,タイマ102,演出管理部103および演出制御部109の間において、各種データ等の授受を中継する。この中継部107としての機能は、例えば、図6に示すバス20により実現される。
受信部101は、計時デバイス30から送信される、計時デバイス30の識別情報と演出モードと計時時間を示す情報とを含む計時開始通知信号(通知信号)を受信する。また、受信部101は、計時デバイス30から送信される、計時デバイス30による計時停止を通知する計時停止通知信号を受信する。
タイマ102は、受信部101が計時開始通知信号を受信してからの時間を計時する。タイマ102は、受信部101が計時デバイス30から計時開始通知信号を受信すると計時を開始し、その計時開始通知信号に含まれる計時時間が経過したことを検知すると、演出制御部109に対して通知を行なう。
本環境制御システム1においては、複数の計時デバイス30が備えられており、タイマ102はこれらの複数の計時デバイス30毎に計時を行なう。
機器管理部110は、計時デバイス30と制御対象機器とを対応付けて管理する。具体的には、機器管理部110は、計時デバイス30の識別情報に対して、当該計時デバイス30が配置されている部屋2に備えられた1以上の制御対象機器(照明機器21,プロジェクタ22,音響機器23および空調機器24)の識別情報をそれぞれ対応付けて管理する。
これにより、受信部101よって受信された計時デバイス30の識別情報に基づき、演出制御部109が制御を行なう対象である照明機器21,プロジェクタ22,音響機器23および空調機器24を特定することができる。
演出データ格納部108は、1つ以上の演出データ(制御シナリオ)を格納する。演出データは、部屋2に設定される環境を構成するための情報であり、部屋2に備えられる機器は、この演出データに従って制御される。
演出データは前述した演出モードに対応して備えられる。本環境制御システム1においては、前述の如く4種類の演出モード1〜4が用意され、演出データ格納部108は、これらの4種類の演出モード1〜4に対応する、4種類の演出データを少なくとも格納する。
各演出データには、照明制御情報、プロジェクタ制御情報,音響制御情報、および空調制御情報が含まれる。
照明制御情報は、照明機器21の調光機能と調色機能とを用いて部屋2の照明の状態を所望の明るさや色調にするための制御情報であり、例えば、照明機器21に対して設定される、明るさを制御する調光情報と色合いを制御する調色情報とを備える。
プロジェクタ制御情報は、部屋2のスクリーン22aにプロジェクタ22によって所定の映像を投射させるための制御情報であり、プロジェクタ22により投影される映像のデータのファイル名やデータの格納位置等の情報を備える。なお、プロジェクタ制御情報として、投影される映像データそのものを含んでもよい。
音響制御情報は、部屋2の音響機器23に所定の音楽や効果音等を再生させるための制御情報であり、音響機器23により再生される音楽や効果音のデータ(音響データ)のファイル名やデータの格納位置等の情報を備える。なお、音響制御情報として、再生される音響データそのものを含んでもよい。また、上述した映像データの一部として音響データが備えられていてもよい。
空調制御情報は、例えば、空調制御部106に設定されるべき温度や湿度,風量等の情報である。なお、空調制御部106に関する制御情報は、これに限定されるものではなく、種々変形して実施することができる。例えば、空調制御部106からは空調機器24に対するオン/オフの制御だけを行ない、空調機器24の設定温度や湿度、風量等は空調機器24側に設定された値を用いてもよい。
演出データは前述した演出モード毎に備えられ、演出データ格納部108には、演出モードを特定する情報に対応させて、演出モードに応じて適宜設定された照明制御情報、プロジェクタ制御情報,音響制御情報および空調制御情報が、それぞれ関連付けられている。
また、各演出データは、計時時間に応じて複数備えられている。すなわち、複数の計時時間(例えば、30分,60分,90分,120分)のそれぞれに応じた演出データが備えられる。
例えば、演出モード3(カフェ)の計時時間60分用の演出データにおいては、最初の30分間は音響機器23から静かな音楽や効果音が流れ、30分経過後には比較的テンポが速い音楽等が流れるよう、音響機器23が制御される。
一方で、演出モード3(カフェ)の計時時間90分用の演出データにおいては、最初の60分間は音響機器23から静かな音楽や効果音が流れ、60分経過後には比較的テンポが速い音楽等が流れるよう、音響機器23が制御される。
また、これらのような音響機器23から再生する音楽等の切り換えに同期させて、部屋2内の照明を、落ち着いた暖色系の色合い、且つ、暗めの状態から、明るい状態に切り替えるよう、照明機器21が制御される。
このような演出を行なうことにより、部屋2を例えば、会議目的に使用する場合に、序盤は落ち着いた雰囲気の中で静かに会議が進行し、会議終了時刻の30分前からは白熱した議論が展開されるような雰囲気に移行させることができ、限られた部屋2の利用可能時間を有効に用いることができる。
なお、計時時間満了5分前に、蛍の光やチャイム等の終了を知らせる音楽等を再生するとともに、部屋2の照明を最も明るくすることで、部屋2の利用可能時間の終了を利用者に知らせてもよい。
なお、上述した例において、計時時間の途中の所定のタイミングで音響機器23から出力される音楽等を変更するためには、演出制御部109(コンテンツ再生部105)は、演出データに従って、所定の時間(例えば、30分経過時と55分経過時)が経過した各タイミングで音楽等を変更させるための音響制御情報を送信する。
同様に、計時時間の途中の所定のタイミング(例えば、30分経過時と55分経過時)で照明機器21の明るさや色合いを変更するためには、例えば、演出制御部109(照明制御部104)は、演出データに従って、30分経過時点と55分経過時とのそれぞれのタイミングで明るさや色合いを変更させるための照明制御情報を送信する。即ち、演出制御部109は、演出データに従って、所定の装置に対して計時時間幅内で複数回送信する各制御信号の種類および送信タイミングを制御する。
上記例においては、演出データにより、音響機器23から再生する音楽等を経過時間に応じて変更させる例を示したが、これに限定されるものではない。
演出データは、例えば、プロジェクタ22によって投影する映像を経過時間に応じて変更させてもよく、また、空調機器24による部屋2内の温度を、経過時間に応じて変更させてもよく、種々変更して実施することができる。
なお、演出データによる経過時間に応じた制御対象機器に対する制御は種々変形して実施することができる。
演出管理部103は、受信部101が計時デバイス30から受信した通知情報に含まれる演出モードおよび計時時間に基づき、これらの演出モードおよび計時時間に対応する演出データを演出データ格納部108から読み出す。
演出管理部103は、読み出した演出データを、中継部107を介して演出制御部109に受け渡す。
演出制御部109は、演出データを用いて、部屋2に備えられた機器を制御することで、部屋2を演出モードに応じた環境に設定する。
部屋2の環境は、計時デバイス30が上下反転されて倒立状態になってから、この計時デバイス30によって設定入力された計時時間が経過するまで、または、再度計時デバイス30が上下反転されて正立状態になるまでの間、演出データに応じて設定・維持される。
演出制御部109は、照明制御部106,照明制御部104およびコンテンツ再生部105としての機能を備え、部屋2に備えられた照明機器21,空調機器24,プロジェクタ22および音響機器23の複数の機器(制御対象機器)をそれぞれ制御する。
演出制御部109は、演出データとタイマ102より測定される経過時間とに基づき、制御対象機器に対する制御を行なう。
空調制御部106は、部屋2に備えられた空調機器24を制御する。例えば、空調制御部106は、受信部101が計時デバイス30から計時開始通知信号を受信すると、その計時デバイス30が配置された部屋2の空調機器24を起動し、空調を行なわせる。この際、空調制御部106は、演出管理部103から受け渡された演出データに含まれる空調制御情報を空調機器24に送信し、この空調制御情報を用いて空調機器24を機能させる。
また、空調制御部106は、演出データに従い、空調機器24に対して適宜制御信号を送信することで、経過時間に応じて部屋2の温度や湿度を切り替えてもよい。
そして、空調制御部106は、タイマ102から計時時間が経過したことを受信すると、空調機器24に対して空調の停止を指示する停止指示信号を送信することで、空調を停止させる。
また、空調制御部106は、受信部101が計時デバイス30から計時停止通知信号を受信した場合にも、空調機器24による空調を停止させる。
照明制御部104は、部屋2に備えられた照明機器21を制御する。例えば、照明制御部104は、受信部101が計時デバイス30から計時開始通知信号を受信すると、その計時デバイス30が配置された部屋2の照明機器21を点灯させ、部屋2内に光を照射させる。この際、照明制御部104は、演出管理部103から受け渡された演出データに含まれる照明制御情報を照明機器21に送信し、この照明制御情報を用いて照明機器21の明るさや色合いを制御して点灯させる。
また、照明制御部104は、演出データに従い、照明機器21に対して適宜制御信号を送信することで、経過時間に応じて部屋2の明るさや色合いを切り替える。
そして、空調制御部106は、タイマ102から計時時間が経過したことを受信すると、照明機器21に対して点灯の停止を指示する消灯指示信号(停止指示信号)を送信することで、照明機器21を消灯させる。
また、照明制御部104は、受信部101が計時デバイス30から計時停止通知信号を受信した場合にも、照明機器21を消灯させる。
コンテンツ再生部105は、部屋2に備えられたプロジェクタ22および音響機器23を制御して映像データや音声データを再生させる。例えば、コンテンツ再生部105は、受信部101が計時デバイス30から計時開始通知信号を受信すると、その計時デバイス30が配置された部屋2のプロジェクタ22に、プロジェクタ制御情報によって特定される映像データを通知し再生(投影)させる。
また、コンテンツ再生部105は、計時デバイス30が配置された部屋2の音響機器23に、音響制御情報によって特定される音声データを通知し再生させる。
コンテンツ再生部105は、演出データに従い、プロジェクタ22に対して適宜映像データや制御信号を送信することで、経過時間に応じて投影させる映像を切り替えてもよい。また、コンテンツ再生部105は、演出データに従い、音響機器23に対して音声データや適宜制御信号を送信することで、経過時間に応じて部屋2に再生する音楽等を切り替えてもよい。
そして、コンテンツ再生部105は、タイマ102から計時時間が経過したことを受信すると、プロジェクタ22および音響機器23に対して映像データや音声データの再生停止を指示する停止指示信号を送信することで、映像データや音声データの再生を停止させる。
また、照明制御部104は、倒立状態であった計時デバイス30が上下反転され計時停止されたことを示す計時停止通知が、計時デバイス30から送信された場合にも、プロジェクタ22および音響機器23を停止させる。
このように、演出制御部(送信部)109は、受信部101が受信した計時開始通知信号により、計時デバイス30が動作状態に変化したと判断される場合に、部屋2に備えられた照明機器21,空調機器24,プロジェクタ22および音響機器23に対して、演出モードに応じた演出データ(制御信号)の送信を開始する。
そして、演出制御部(送信部)109は、受信部101が受信した計時停止通知信号により、計時デバイス30が非動作状態に変化したと判断される場合に、前述した照明機器21,空調機器24,プロジェクタ22および音響機器23に対する制御の終了を示す信号を送信する。
(1−2)動作
上述の如く構成された第1実施形態の一例としての環境制御システム1における計時デバイス30における処理を、図7に示すフローチャート(ステップA1〜A5)に従って説明する。なお、初期状態において、計時デバイス30は正立状態で載置されているものとする。
部屋2の利用者による入力スイッチ305の操作を受け付けることで、計時デバイス30の演出モードと計時時間との入力を受け付ける(ステップA1)。計時時間は、例えば、部屋2の利用時間である。
また、この際、LED処理部36は、入力された演出モードおよび計時時間に応じてLED304を点灯させる。
計時デバイス30において、入力された演出モードおよび計時時間はメモリ309の所定の領域に格納される。
利用者により演出モードおよび計時時間の入力を行なった計時デバイス30が上下反転されて倒立状態にされたことを、計時デバイス30が検出する。倒立状態にされた計時デバイス30は、例えばテーブル等に載置される。加速度センサ303からの入力に基づき、イベント発生判断部33は、計時デバイス30が倒立状態となったことを判断するとともに、計時開始されたことを判断する(ステップA2)。
ステータス管理部37がメモリ309から演出モードおよび計時時間を読み出し、BLE処理部35が、これらの演出モードおよび計時時間を当該計時デバイス30を特定する識別情報とともに、計時開始通知情報として管理サーバ10に送信する(ステップA3)。
イベント発生判断部33は、加速度センサ303からの入力を監視し、当該計時デバイス30が正立状態に戻されたか否かを確認する(ステップA4)。
計時デバイス30が正立状態でない場合には(ステップA4のNOルート参照)、ステップA4の処理を繰り返し行なう。そして、イベント発生判断部33が計時デバイス30が正立状態となったことを検知すると(ステップA4のYESルート参照)、BLE処理部35が、計時停止されたことを示す計時停止通知信号を、管理サーバ10に対して無線送信して(ステップA5)、処理を終了する。
次に、第1実施形態の一例としての環境制御システム1の管理サーバ10における処理を図8に示すフローチャート(ステップB1〜B7)に従って説明する。
管理サーバ10において、受信部101が計時デバイス30から通知情報として送信された、演出モード,計時時間および計時デバイス30の識別情報を受信する(ステップB1)。
演出管理部103は、計時開始通知信号として受信した演出モードおよび計時時間に対応する演出データを、演出データ格納部108に格納された複数の演出データの中から選択して読み出す(ステップB2)。タイマ102が計時を開始する(ステップB3)。
機器管理部110は、受信部101が受信した計時開始通知信号の送信元の計時デバイス30に対応する照明機器21,空調機器24,プロジェクタ22および音響機器23を確認し、演出制御部109に通知する。
演出制御部109は、演出データ格納部108から読み出された演出データを用いて、部屋2に備えられた、照明機器21,プロジェクタ22,音響機器23および空調機器24に対する制御を行なう(ステップB4)。なお、演出制御部109は、計時時間幅内で、所定の装置に対して演出データに従って複数回送信する各制御信号の種類および送信タイミングの制御を行なう。
すなわち、空調制御部106は、機器管理部110から通知された空調機器24に対して、演出管理部103から取得した演出データの空調制御情報を送信することで、この調機器24を制御する。
同様に、照明制御部104は、機器管理部110から通知された照明機器21に対して、演出管理部103から取得した演出データの照明制御情報を用いて照明機器21の明るさや色合いを制御して点灯させる。
また、コンテンツ再生部105は、機器管理部110から通知されたプロジェクタ22に対して、演出管理部103から取得した演出データのプロジェクタ制御情報を用いて映像データを通知し再生(投影)させる。
さらに、コンテンツ再生部105は、機器管理部110から通知された音響機器23に対して、演出管理部103から取得した演出データの音響制御情報を用いて音声データを通知し再生(投影)させる。
演出制御部109は、タイマ102からの入力を監視し、計時時間が経過した否かを確認する(ステップB5)。計時時間が経過していない場合には(ステップB5のNOルート参照)、ステップB6に移行する。
ステップB6においては、演出制御部109は、受信部101が、計時デバイス30から計時停止通知信号を受信したか否かを確認する。確認の結果、計時停止通知信号を受信していない場合には(ステップB6のNOルート参照)、ステップB5に戻る。
一方、計時時間が経過した場合(ステップB5のYESルート参照)、および受信部101が計時デバイス30から計時停止通知信号を受信した場合には(ステップB6のYESルート参照)、演出制御部109は、制御対象機器の制御を停止して(演出停止;ステップB7)、処理を終了する。
(1−3)効果
このように、第1実施形態の一例としての環境制御システム1によれば、利用者により、希望する演出モードと計時時間とが入力され、倒立状態にされた計時デバイス30が、管理サーバ10に対して計時開始通知信号を送信する。
管理サーバ10においては、演出制御部109が、受信した計時開始通知信号に基づいて選択された演出データを用いて、部屋2の制御対象機器を演出モードに応じて機能させる。これにより、部屋2の環境を容易に設定することができ、利便性が高い。
また、演出制御部109が、計時時間に応じて予め備えられた演出データ(動作制御シナリオ)に従って、部屋2の制御対象機器に対して、時間経過に応じた制御の切り換えを行なう。これにより、部屋2において制御対象機器を用いた演出を利用者に対して提供することができ、利用者が部屋2を効率的に用いることができる。
利用者は、演出モードと計時時間の入力だけを行なえばよく、その後、計時デバイス30を上下反転させて倒立状態にするだけで、計時デバイス30から管理サーバ10に対して通知情報が送信されるので、簡単な操作で部屋2の環境設定を行なうことができる。例えば、小さな子供等の複雑な操作が困難な者であっても容易に操作することができる。また、言語種類に依存せずに操作を行なうことができ利便性が高い。
また、計時デバイス30において第1容器301aおよび第2容器301bが砂310を内蔵した砂時計を構成している。これにより、利用者は、計時デバイス30を倒立状態にしてからの経過時間を視認により容易に把握することができる。
さらに、計時デバイス30は計時開始通知信号に、計時デバイス30固有の識別情報を含めて送信することで、計時開示通知信号を送信した計時デバイス30を特定することができる。これにより、この計時デバイス30が設置された部屋2、すなわち、環境制御を行なう部屋2を容易に特定することができる。
従って、環境制御を行なう対象の部屋2が複数ある場合であっても、各部屋2の環境を容易に制御することができる。
(2)第2実施形態
図9は第2実施形態の一例としての環境制御システム1の構成を模式的に示す図である。
(2−1)構成
第2実施形態の一例として環境制御システム1は、図9に示すように、部屋管理システム40と通信可能に接続されるとともに、第1実施形態の環境制御システム1に加えて、スケジュール連携部111を備える。なお、その他の部分は第1実施形態の環境制御システム1と同様に構成されている。また、図中、既述の符号と同一の符号は同様の部分を示しているので、その説明は省略する。
部屋管理システム40は、複数の部屋2の使用状況を管理するシステムである。部屋管理システム40は、各部屋2が使用中であるか否かを管理するとともに、各部屋2の将来の利用予約の有無を管理する。
例えば、部屋管理システム40は、各部屋2について、“使用中”もしくは“未使用”のいずれかの状態を示す情報を管理する。
また、部屋管理システム40は、各部屋2について、“使用中”もしくは“未使用”の状態を示す情報を、部屋2の状態の確認を希望する利用者に提示する。
利用者は、例えば、利用を希望する部屋2について、この部屋管理システム40に問合せを行なうことで、希望する部屋2が“使用中”もしくは“未使用”のいずれの状態であるか知ることができる。
また、部屋管理システム40は各部屋2の予約管理機能もそなえており、利用者は、利用を希望する部屋2について、その利用希望日時を入力することで、希望する部屋2の利用予約等を行なうことができる。
例えば、利用者が部屋2を利用するためには、部屋管理システム40によって予め使用を希望する日時に対して部屋2を予約する。
このように、部屋管理システム40は、制御対象機器が配置された部屋(施設)2が使用中であるか否かの状態を管理する制御部として機能する。
そして、利用者は、部屋2を使用するタイミングで、部屋管理システム40において、部屋2について使用中を示す状態に変更するための入力を行なう。
その後、利用者は、部屋2の使用が終了したタイミングで、部屋管理システム40において、部屋2について未使用を示す状態に変更するための入力を行なう。
スケジュール連携部111は、本環境制御システム1と部屋管理システム40との連携を行なう。
具体的には、スケジュール連携部111は、受信部101が計時デバイス30から計時開始通知信号を受信すると、部屋管理システム40に対して、その計時デバイス30が配置された部屋2の使用状況を“使用中”である旨を示す状態に更新する指示を送信する。
この更新指示を受信した部屋管理システム40は、当該部屋2の使用状況を“使用中”に更新する。
また、スケジュール連携部111は、倒立状態であった計時デバイス30から計時停止通知信号を受信すると、部屋管理システム40に対して、その計時デバイス30が配置された部屋2の使用状況を“未使用”である旨を示す状態に更新する指示を送信する。
この更新指示を受信した部屋管理システム40は、当該部屋2の使用状況を“未使用”に更新する。
なお、部屋管理システム40について、外部(本環境制御システム1のスケジュール連携部111)から、部屋2の使用状況を“使用中”もしくは“未使用”に変更することは、既知の種々の手法を用いて実現することができ、その詳細な説明は省略する。
第1実施形態において示したように、本環境制御システム1においては、正立状態の計時デバイス30を上下反転させて倒立状態にすることが計時開始を意味する入力操作に相当する。
(2−2)動作
上述の如く構成された第2実施形態の一例としての環境制御システム1において、部屋2の利用者による入力スイッチ305の操作を受け付けることで、計時デバイス30の演出モードと計時時間との入力を受け付ける。また、この際、LED処理部36は、入力された演出モードおよび計時時間に応じてLED304を点灯させる。
利用者により、演出モードおよび計時時間の入力を行なった計時デバイス30が上下反転されて倒立状態にされたことを、計時デバイス30が検出する。倒立状態にされた計時デバイス30は、例えばテーブル等に載置される。イベント発生判断部33が計時デバイス30が正立状態となったことを検知すると、BLE処理部35が、計時停止されたことを示す計時停止通知信号を、管理サーバ10に対して無線送信する。
管理サーバ10においては、受信部101が計時デバイス30から計時停止通知信号として送信された、演出モード,計時時間および計時デバイス30の識別情報を受信する。そして、演出管理部103が、計時開始通知信号として受信した演出モードに対応する演出データを、演出データ格納部108に格納された複数の演出データの中から選択して読み出す。
機器管理部110は、受信部101が受信した計時開始通知信号の送信元の計時デバイス30に対応する照明機器21,空調機器24,プロジェクタ22および音響機器23を確認し、演出制御部109に通知する。
演出制御部109は、演出データ格納部108から読み出された演出データを用いて、部屋2に備えられた、照明機器21,プロジェクタ22,音響機器23および空調機器24に対する制御を行なう。
また、スケジュール連携部111は、受信部101が計時デバイス30から計時停止通知信号を受信すると、部屋管理システム40に対して、その計時デバイス30が配置された部屋2の使用状況を“使用中”である旨を示す状態に更新する指示を送信する。
この更新指示を受信した部屋管理システム40は、当該部屋2の使用状況を“使用中”に更新する。
その後、受信部101が計時デバイス30から計時停止通知信号を受信した場合には、演出制御部109は、制御対象機器の制御を停止する。また、スケジュール連携部111は、倒立状態であった計時デバイス30から計時停止通知信号を受信すると、部屋管理システム40に対して、その計時デバイス30が配置された部屋2の使用状況を“未使用”である旨を示す状態に更新する指示を送信する。
この更新指示を受信した部屋管理システム40は、当該部屋2の使用状況を“未使用”に更新する。
(2−3)効果
このように、第2実施形態の一例としての環境制御システム1によれば、部屋2において利用者により計時デバイス30が倒立状態にされ、計時デバイス30から計時開始通知信号が送信されると、スケジュール連携部111が部屋管理システム40に対して、その計時デバイス30が配置された部屋2の使用状況を“使用中”である旨を示す状態に更新する指示を送信する。
この更新指示を受信した部屋管理システム40は、当該部屋2の使用状況を“使用中”に更新する。
また、その後、部屋2において利用者が計時デバイス30を正立状態にし、計時デバイス30から計終了通知信号が送信されると、スケジュール連携部111が部屋管理システム40に対して、その計時デバイス30が配置された部屋2の使用状況を“未使用”である旨を示す状態に更新する指示を送信する。
この更新指示を受信した部屋管理システム40は、当該部屋2の使用状況を“未使用”に更新する。
このように、第2実施形態の一例としての環境制御システム1によれば、第1実施形態と同様の作用効果を奏する他、更に以下の効果を奏する。
すなわち、部屋2の利用者が計時デバイス30を倒立状態にするだけで、スケジュール連携部111が、部屋管理システム40に対して、その計時デバイス30が配置された部屋2の使用状況を“使用中”である旨を示す状態に更新させる。
また、その後、部屋2の利用者が計時デバイス30を正立状態にするだけで、スケジュール連携部111が、部屋管理システム40に対して、その計時デバイス30が配置された部屋2の使用状況を“未使用”である旨を示す状態に更新させる。
これらにより、部屋2の利用者が部屋管理システム40において、各部屋2について、“使用中”を示す状態に変更するための入力および、“未使用”を示す状態に変更するための入力を行なう必要がない。
これにより利用者の利便性が向上する。また、部屋管理システム40において管理される部屋2の状態を部屋2の利用状況に応じて迅速に更新することができる。これにより、部屋管理システム40において、部屋2が使用されていない状態になると、迅速に“未使用”状態が設定され、部屋2を有効に利用することができる。
また、部屋管理システム40において、利用者が部屋2を予約しているにもかかわらず使用しない、所謂「空予約」を阻止することができ、これによっても部屋2を有効に使用することができる。
(3)その他
そして、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、部屋2に、制御対象機器として照明機器21,プロジェクタ22,音響機器23,空調機器24がそなえられ、演出制御部109がこれらの機器を制御しているが、これに限定されるものではない。例えば、部屋2にアロマディフューザ等の他の電子機器を備え、演出制御部109がこれらの電子機器を制御してもよい。
また、計時デバイス30においては、例えば、液晶式のタッチパネルを備え、このタッチパネルが入力スイッチ305とLED304としての機能の少なくとも一部を実現してもよい。また、計時デバイス30は、図2等に示した形状以外でも、計時開始または終了の指示信号、さらに望ましくは、演出モードや計時時間の情報を管理サーバ10に送信できるものであれば適用可能である。例えば、計時デバイス30を人形のような形状とし、人形に対して、握手する、押す、なでる、抱き上げて再び置く、等の所定の操作が行なわれたことを検出した場合に、計時開始の指示信号を送信するようにしてもよい。また、人形に対する操作の違いにより、演出モードや計時時間の入力を受け付けるようにしてもよい。
さらに、上述した各実施形態においては、計時デバイス30と管理サーバ10とがBLEによる無線通信により接続された例を示しているが、これに限定されるものではない。計時デバイス30と管理サーバ10とは、例えば、Bluetooth(登録商標)やWIFI(Wireless Fidelity:登録商標)等の他の無線通信手法により接続されてもよく、種々変形して実施することができる。
また、上述した開示により本実施形態を当業者によって実施・製造することが可能である。
(4)付記
(付記1)
自装置の上下反転を検知する検知部と
前記検知部による前記検知がなされた場合に、自装置の識別情報または、自装置が上下反転された時点から計時する時間幅を特定する情報を含む所定の信号を無線送信する無線送信部と
を有する、上下反転された時点からの時間経過の度合いを現示する計時デバイスと、
前記所定の信号を受信する受信部と、
前記受信部が受信した前記所定の信号により、前記計時デバイスが動作状態に変化したと判断される場合に、前記計時デバイスとは異なる所定の装置に対して、前記所定の信号により特定される制御シナリオに応じた制御信号の送信を開始し、前記受信部が受信した前記所定の信号により、前記計時デバイスが非動作状態に変化したと判断される場合に、前記所定の装置に対する制御の終了を示す信号を送信する送信部と
を有するコンピュータと、
を有することを特徴とする、制御システム。
(付記2)
前記所定の装置は、少なくとも、前記デバイスが配置されている空間に対する空調機器、音響機器、照明機器のいずれかであることを特徴とする、付記1記載の制御システム。
(付記3)
前記所定の装置は、前記デバイスが配置されている空間に対する空調機器、音響機器、照明機器のうちの2以上の機器であることを特徴とする、付記1又は2記載の制御システム。
(付記4)
前記計時デバイスは、粉粒体または液体を用いて前記時間経過の度合いを現示することを特徴とする、付記1〜3のいずれか1項に記載の制御システム。
(付記5)
前記無線送信部が送信する前記信号は、前記計時デバイスの識別子であり、
前記コンピュータの送信部は、前記受信部が受信した前記計時デバイスの識別子と対応付けて記憶している1以上の前記所定の装置に対して、前記制御信号の送信を開始することを特徴とする、付記1〜4のいずれか1項に記載の制御システム。
(付記6)
前記無線送信部が送信する前記所定の信号は、制御シナリオを特定可能な情報を含み、
前記コンピュータの送信部は、前記受信部が受信した前記所定の信号に基づいて特定した、前記コンピュータに記憶されている複数の制御シナリオのうちのいずれかの制御シナリオに応じた前記制御信号の送信を開始することを特徴とする、付記1〜5のいずれか1項に記載の制御システム。
(付記7)
前記コンピュータはさらに、所定の装置が配置された施設が使用中であるか否かの状態を管理する制御部を有し、前記受信部が受信した前記所定の信号により、前記計時デバイスが動作状態に変化したと判断される場合に、前記施設の状態を、使用中である旨を示す状態に更新することを特徴とする、付記1〜6のいずれか1項に記載の制御システム。
(付記8)
前記受信部が受信した前記所定の信号により、前記計時デバイスが非動作状態に変化したと判断される場合に、前記施設の状態を、未使用である旨を示す状態に更新することを特徴とする、付記7記載の制御システム。
(付記9)
上下反転された時点からの時間経過の度合いを現示する計時デバイスにおいて、
前記計時デバイスの上下反転を検知する検知部と、
前記検知部による前記検知がなされた場合に、前記計時デバイスの識別情報または、該計時デバイスが上下反転された時点から計時する時間幅を特定する信号を無線送信する無線送信部と、
を有することを特徴とする、計時デバイス。
(付記10)
上下反転された時点からの時間経過の度合いを現示する計時デバイスにおいて、
前記計時デバイスの上下反転を検知する検知部と、
前記検知部による前記検知がなされた場合に、所定の装置に対する動作制御を行なう制御装置に対して、動作制御の開始を促す信号を無線送信する無線送信部と、
を有することを特徴とする、計時デバイス。
(付記11)
前記計時デバイスは、粉粒体または液体を用いて前記時間経過の度合いを現示することを特徴とする、付記9又は10記載の計時デバイス。
(付記12)
前記検知部は重力方向を検知する加速度センサを備えることを特徴とする、付記9〜11のいずれか1項に記載の計時デバイス。
(付記13)
前記検知部によって、前記計時デバイスの更なる上下反転が検知されると、前記無線送信部は、前記信号と同一の信号、または異なる第二の所定の信号を送信することを特徴とする、付記9〜12のいずれか1項に記載の計時デバイス。
(付記14)
計時デバイスから計時の開始に応じて送信される信号を受信し、
時間幅に対応づけて動作制御シナリオを記憶する記憶部を参照して、受信した前記信号に基づいて特定された時間幅に応じた動作制御シナリオを特定し、
特定した前記動作制御シナリオに従って、所定の装置に対して前記時間幅内で複数回送信する各制御信号の種類および送信タイミングを制御する、
ことを特徴とするコンピュータにおける処理方法。
(付記15)
前記コンピュータはさらに、所定の装置が配置された施設が使用中であるか否かの状態を管理し、
前記信号の受信に応じて、前記施設の状態を、使用中である旨を示す状態に更新することを特徴とする、付記14記載の処理方法。
(付記16)
前記計時の開始に応じて送信される信号は、時間幅を特定する情報を含むことを特徴とする、付記14又は15記載の処理方法。
1 環境制御システム
2 部屋
10 管理サーバ
11 プロセッサ(処理部)
12 RAM(記憶部)
13 HDD(記憶部)
14 グラフィック処理装置
14a モニタ(表示部)
15 入力インタフェース
15a キーボード(入力部)
15b マウス(入力部)
16 光学ドライブ装置
16a 光ディスク
17 機器接続インタフェース
17a メモリ装置
17b メモリリーダライタ
17c メモリカード
18 ネットワークインタフェース
19 BLEモジュール
20 バス
101 受信部
102 タイマ
103 演出管理部
104 照明制御部
105 コンテンツ再生部
106 空調制御部
107 中継部
108 演出データ格納部
109 演出制御部
110 機器管理部
21 照明機器
22 プロジェクタ
22a スクリーン
23 音響機器
24 空調機器
30 計時デバイス
31 加速度センサ判断部
32 入力判断部
33 イベント発生判断部
34 計時処理部
35 BLE処理部
36 LED処理部
37 ステータス管理部
301a 第1容器
301b 第2容器
302 カバー
303 加速度センサ
304 LED
305 入力スイッチ
306 流量調節部
307 マイコン部
308 BLEモジュール
309 メモリ
310 砂
40 部屋管理システム

Claims (10)

  1. 自装置の上下反転を検知する検知部と
    前記検知部による前記検知がなされた場合に、自装置の識別情報または、自装置が上下反転された時点から計時する時間幅を特定する情報を含む所定の信号を無線送信する無線送信部と
    を有する、上下反転された時点からの時間経過の度合いを現示する計時デバイスと、
    前記所定の信号を受信する受信部と
    前記受信部が受信した前記所定の信号により、前記計時デバイスが動作状態に変化したと判断される場合に、前記計時デバイスとは異なる所定の装置に対して、前記所定の信号により特定される制御シナリオに応じた制御信号の送信を開始し、前記受信部が受信した前記所定の信号により、前記計時デバイスが非動作状態に変化したと判断される場合に、前記所定の装置に対する制御の終了を示す信号を送信する送信部と
    を有するコンピュータと、
    を有することを特徴とする、制御システム。
  2. 前記所定の装置は、前記デバイスが配置されている空間に対する空調機器、音響機器、照明機器のいずれかであることを特徴とする、請求項1記載の制御システム。
  3. 前記所定の装置は、前記デバイスが配置されている空間に対する空調機器、音響機器、照明機器のうちの2以上の機器であることを特徴とする、請求項1又は2記載の制御システム。
  4. 前記計時デバイスは、粉粒体または液体を用いて前記時間経過の度合いを現示することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の制御システム。
  5. 前記無線送信部が送信する前記信号は、前記計時デバイスの識別子であり、
    前記コンピュータの送信部は、前記受信部が受信した前記計時デバイスの識別子と対応付けて記憶している1以上の前記所定の装置に対して、前記制御信号の送信を開始することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の制御システム。
  6. 前記無線送信部が送信する前記所定の信号は、制御シナリオを特定可能な情報を含み、
    前記コンピュータの送信部は、前記受信部が受信した前記所定の信号に基づいて特定した、前記コンピュータに記憶されている複数の制御シナリオのうちのいずれかの制御シナリオに応じた前記制御信号の送信を開始することを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の制御システム。
  7. 前記コンピュータはさらに、所定の装置が配置された施設が使用中であるか否かの状態を管理する制御部を有し、前記受信部が受信した前記所定の信号により、前記計時デバイスが動作状態に変化したと判断される場合に、前記施設の状態を、使用中である旨を示す状態に更新することを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の制御システム。
  8. 前記受信部が受信した前記所定の信号により、前記計時デバイスが非動作状態に変化したと判断される場合に、前記施設の状態を、未使用である旨を示す状態に更新することを特徴とする、請求項7記載の制御システム。
  9. 上下反転された時点からの時間経過の度合いを現示する計時デバイスにおいて、
    前記計時デバイスの上下反転を検知する検知部と、
    前記検知部による前記検知がなされた場合に、前記計時デバイスの識別情報または、該計時デバイスが上下反転された時点から計時する時間幅を特定する信号を無線送信する無線送信部と、
    を有することを特徴とする、計時デバイス。
  10. 計時デバイスから計時の開始に応じて送信される信号を受信し、
    時間幅に対応づけて動作制御シナリオを記憶する記憶部を参照して、受信した前記信号に基づいて特定された時間幅に応じた動作制御シナリオを特定し、
    特定した前記動作制御シナリオに従って、所定の装置に対して前記時間幅内で複数回送信する各制御信号の種類および送信タイミングを制御する、
    ことを特徴とするコンピュータにおける処理方法。
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