JP2017033543A - 画像処理装置、画像処理システム、及び画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置、画像処理システム、及び画像処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電子情報端末からの操作イベントを適切に処理する。【解決手段】複数の電子情報端末20(20−1〜20−n)が通信ネットワークを介して接続されたインタラクティブホワイトボード40であって、画像を取得するキャプチャ部270と、複数の前記画像から所定形式の画像を生成するフレーム出力部430と、各電子情報端末20に配信された画像に対して行われた操作に関わる操作イベントを各電子情報端末20から受信する通信制御部240と、所定の機能を実行する機能実行部410とを備え、機能実行部は、ストロークを描画する処理を実行中に、ページ切り替え処理の実行を制限する。【選択図】図1

Description

本発明は画像処理装置、画像処理システム、及び画像処理方法に関する。
近年、画像処理装置として、インタラクティブホワイトボード(Interactive White board:IWB)と称される電子情報ボードが広く使用されている。このインタラクティブホワイトボードは、液晶パネル等のフラットパネルを用いたディスプレイと、ディスプレイの表示面における入力用の物体、例えば入力ペンあるいは指が接触した位置の座標を検知する座標検知装置であるタッチパネルと、座標検知装置から出力された座標データに基づいてディスプレイの表示面に書き込まれた文字や数字、図形を含む各種画像を表示させる制御装置とを組み合わせた構成を備える。この種の装置では、資料等を拡大表示できる他、入力ペン又は指でディスプレイの表示面に書き込みを行える。
また、インタラクティブホワイトボードでは、無線LAN(Local Area Network)等を介して、例えばタブレット型コンピュータ等の電子情報端末に接続して、この電子情報端末にインタラクティブホワイトボードのディスプレイに表示された画像を表示し、電子情報端末においても画像にストロークの書き込み等の操作を行うことができる。電子情報端末で実行された書き込み等の操作イベントは、インタラクティブホワイトボードに伝えられ、インタラクティブホワイトボードの操作イベントとして処理され、ストロークがディスプレイに表示される。
このようなインタラクティブホワイトボードでは、複数の電子情報端末を接続して画像を配信し、各電子情報端末においてストロークの描画等の操作を行い、各電子情報端末で実行した操作に基づいて、各電子情報端末での描画内容をインタラクティブホワイトボードにおける操作イベントとして、ディスプレイに表示したいという要望がある。
特許文献1には、サーバーから電子情報端末に映像を伝送するにあたり、サーバーが複数の画像をHTML(Hyper Text Markup Language)5のコンテンツとしてレンダリングし、そのレンダリング結果を圧縮データとして電子情報端末に配信する画像配信システムが開示されている。
インタラクティブホワイトボードのディスプレイには、各電子情報端末からストロークの描画を行える表示画面が複数のページで構成される。インタラクティブホワイトボードの表示画面のページを切り替えながら各電子情報端末のストロークを描画するものが知られている。このようなインタラクティブホワイトボードにおいてストロークの描画中にページが切り替わってしまうと、本来描画されるべきページのストロークがユーザの意図に反して複数のページに描画されるという問題がある。特許文献1には、上記問題の解決方法は記載されていない。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、ストロークの描画等の特定の処理が、ホワイトボードの表示画面のページを切り替えるといった他の処理の影響を受けることなく実行され、所望の処理結果を得られるようにした画像処理装置、画像処理システム、及び画像処理方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、複数の電子情報端末が通信ネットワークを介して接続された画像処理装置であって、画像を取得する画像取得手段と、複数の前記画像から所定形式の画像を生成する画像生成手段と、前記各電子情報端末に配信された画像に対して行われた操作に関わる操作イベントを前記各電子情報端末から受信する通信手段と、前記各操作イベントに付された識別情報に基づいて、前記操作イベントを行った電子情報端末を識別する電子情報端末識別手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、特定の処理が他の処理の影響を受けることなく実行され、所望の処理結果を得ることが可能となる。
本発明の一実施形態に係るインタラクティブホワイトボードシステムの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るインタラクティブホワイトボードのハードウェア構成を示すブロック図である。 インタラクティブホワイトボードの機能ブロック図である。 電子処理端末の機能ブロック図である。 画像の受信準備の手順を示すシーケンス図である。 圧縮データ配信の手順を示すシーケンス図である。 操作イベント入力の手順を示すシーケンス図である。 ページ切り替え指示があった場合の処理手順を示すフローチャートである。 ストロークの描画中にページ切り替え操作を制限する処理の手順を示すシーケンス図である。 ストロークの描画中にページ切り替え操作を制限する変形例に係る処理の手順を示すシーケンス図である。 ストロークの描画中にページ切り替え操作を制限する第2の処理の手順を示すシーケンス図である。 ストロークの描画中にページ切り替え操作を制限する第3の処理の手順を示すシーケンス図である。
本発明の実施形態に係る画像処理装置、画像処理システム、及び画像処理方法について説明する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
画像処理装置の一例であるインタラクティブホワイトボードは、ディスプレイとして液晶パネル等のフラットパネルを備え、ディスプレイの表示面における入力用の物体、例えば入力ペンあるいは指が接触した位置の座標を検知する座標検知装置であるタッチパネルと、座標検知装置から出力された座標データに基づいてディスプレイの表示面に書き込まれた文字、数字、又は図形を含む各種画像をディスプレイに表示させる制御装置とを備える。インタラクティブホワイトボードにおいては、資料等を拡大表示できる他、入力ペン又は指でディスプレイの表示面に書き込みを行える。インタラクティブホワイトボードは、ディスプレイの表示面に書き込まれた各種画像を電子処理端末に配信するものである。
<IWBシステム>
続いて、画像処理システムの一例であるインタラクティブホワイトボードシステム(IWBシステム)について説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るインタラクティブホワイトボードシステムの構成を示すブロック図である。本実施形態に係るインタラクティブホワイトボードシステムは、画像処理装置であるインタラクティブホワイトボード40と、このインタラクティブホワイトボード40に無線LAN(local area network)で接続された複数の電子情報端末20(20−1、20−2、…、20−n)とで構成される。無線LANは例えば社内ネットワークにおいて使用される。なお、インタラクティブホワイトボード40と、電子情報端末20との接続は無線LANに限らず、有線LAN、インターネット等、有線、無線を問わず各種の通信ネットワークを使用できる。
図2は本発明の一実施形態に係るインタラクティブホワイトボードのハードウェア構成を示すブロック図である。インタラクティブホワイトボード40は、CPU(Central Processing Unit)501、ROM(Read Only Memory)502、RAM(Random Access Memory)503、HDD(Hard Disc Drive)504、HDC(Hard Disk Controller)505、メディアドライブ507、ディスプレイ(画像表示装置)508、インターフェース(I/F)509、キーボード511、マウス512、マイク513、スピーカ514、GPU(Graphics Processing Unit)515を拡張バスライン520で接続した構成を有する。
CPU501は、インタラクティブホワイトボード40全体の動作を制御する。ROM502は、IPL(Initial Program Loader)等のCPU501の駆動に用いられるプログラムを記憶している。RAM503は、CPU501のワークエリアとして使用される。HDD504は、プログラム等の各種データを記憶している。HDC505は、CPU501の制御にしたがってHDD504に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。メディアドライブ507は、フラッシュメモリ等の記録メディア506に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。ディスプレイ508は、各種情報を表示するディスプレイ508、I/F509は、通信ネットワークを介してデータ送信又はドングルの接続を行う。GPU515には、GPU515の駆動に用いられるプログラムを記憶したROM516、GPU515のワークエリアとして使用されるRAM517が接続されている。拡張バスライン520は、上記各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等を備える。
更にインタラクティブホワイトボード40は、タッチパネル519を備える。このタッチパネル519により、入力ペン又は指のディスプレイ508における接触位置の座標を検出する。また、インタラクティブホワイトボード40において、ディスプレイ508は液晶ディスプレイ等、大画面のものである。インタラクティブホワイトボード40では、CPU501が所定のソフトウエアを実行することにより図1に示すホワイトボードアプリケーション400と、配信サービス200とを実現する。
図1に示す電子情報端末20は、ノート型パーソナルコンピュータ、タブレット型コンピュータ等であり、各種のOS(Operation System)、例えば、iOS、Android(登録商標)、windows(登録商標)、macOS(登録商標)に基づいて動作する。
次に図2に基づいてインタラクティブホワイトボードシステムの動作の概略について説明する。インタラクティブホワイトボード40において、ホワイトボードアプリケーション400は、入力ペン又は指によるディスプレイ50に対するストロークの書き込みや、ページの操作をタッチパネルで検出する。また、ホワイトボードアプリケーション400は、タッチパネルで検出された操作イベントに基づいてディスプレイ50にストローク51等を描画する。
また、ホワイトボードアプリケーション400は、電子情報端末20に配信するディスプレイ50の画像(ホワイトボード画像)を配信サービス200に送る(ステップS11)。配信サービス200は、ホワイトボードアプリケーション400から送られる複数の画像を圧縮データに変換し、各電子情報端末20に配信する(ステップS12)。この例では、1台のインタラクティブホワイトボード40から複数(n台)の電子情報端末20−1、20−2、…、20−nに同時に配信がなされる。
一方、電子情報端末20は、配信されたホワイトボード画像を表示し、この表示された画像に対してタッチ操作又はマウス操作を行うことができる。タッチ操作又はマウス操作に基づいて発生した操作イベントはインタラクティブホワイトボード40の配信サービス200に送信される(ステップS13)。
操作イベントを受信した配信サービス200は、ホワイトボードアプリケーション400に操作イベントを送出する(ステップS14)。操作イベントを受け取ったホワイトボードアプリケーション400は操作に応じた処理、即ちディスプレイ50へのストローク51等の描画を行う。ホワイトボードアプリケーション400に入力された操作イベントには座標情報が付随している。このため、ホワイトボードアプリケーション400は、座標情報からストロークを生成してディスプレイ50の画像に描画を行う。よって、電子情報端末20は遠隔操作によりインタラクティブホワイトボード40のディスプレイ50にストローク等を描画することができる。
また、操作イベントを処理した結果は画像として電子情報端末20に再度配信されるので、電子情報端末20を使用しているユーザはインタラクティブな操作をすることが可能である。
更に、配信サービス200は、電子情報端末20を識別する端末IDを付与して操作イベントをホワイトボードアプリケーション400に送出するので、ホワイトボードアプリケーション400は、操作イベントが何れの電子情報端末20のものかを判別することができる。このため、複数の電子情報端末20による操作が混乱することがない。
次にインタラクティブホワイトボード40の構成について説明する。図3はインタラクティブホワイトボードの機能ブロック図である。インタラクティブホワイトボード40は、上述のようにホワイトボードアプリケーション400と、配信サービス200とを備える。
ホワイトボードアプリケーション400は、配信サービス200と連携してインタラクティブホワイトボード40のユーザにホワイトボードとしての機能を提供するものである。ホワイトボードアプリケーション400は、インタラクティブホワイトボード40の機能を実現し、電子情報端末20に配信すべき画像を生成する。ホワイトボードアプリケーション400は、機能実行部410と、アプリケーション入出力部420と、フレーム出力部430と、画像表示制御部440と、タッチパネル制御部450とを備える。
機能実行部410は、インタラクティブホワイトボード固有の機能を実行するモジュールである。即ち図2に示したディスプレイ50に表示するホワイトボード画像又は描画コマンドに基づくストロークを描画する。
アプリケーション入出力部420は配信サービス入出力部210が出力したデータ、例えば操作イベントを受信する。また、アプリケーション入出力部420は、受信したデータを機能実行部410が処理できる形式に変換して送出するイベント処理手段として機能する。更に、アプリケーション入出力部420は、配信サービス入出力部210にサービス開始、停止等のデータを送信する。
フレーム出力部430は、電子情報端末20に配信する画像を出力する生成手段として機能する。例えばRGBビットマップである画像を、H.264/AVC形式で圧縮したデータとして出力する。
画像表示制御部440は、機能実行部410からの描画信号を受けて、ディスプレイ50の画像表示を制御する。
タッチパネル制御部450は、タッチパネルからの検出信号を受けて、機能実行部410に出力する。
配信サービス200はインタラクティブホワイトボードシステムにおけるインタラクティブホワイトボード40側の画像配信に関わるモジュールの総称である。配信サービス200は、配信サービス入出力部210と、配信制御部220と、配信情報管理部230と、通信制御部240と、エンコーダー制御部250と、エンコーダー部260と、キャプチャ部270とを備える。配信制御部220、配信情報管理部230及び通信制御部240は、配信モジュール280を構成し、エンコーダー制御部250、及びエンコーダー部260はコーデックモジュール290を構成する。
配信サービス入出力部210は、アプリケーション入出力部420が出力する例えばサービスの開始、停止データ等のデータを受信する。また、配信サービス入出力部210は、アプリケーション入出力部420に操作イベント等のデータを送信する。
配信情報管理部230は、配信に関するエンコード設定、接続中の電子情報端末20の情報を管理する。通信制御部240は、通信手段として機能する。配信制御部220は、配信全体の制御、コーデックモジュール290の起動、終了指示を行う。
エンコーダー制御部250は、配信制御部220から指定されたフレームレートでフレーム画像を取得し、取得したフレーム画像をエンコーダー部260に送出する。エンコーダー部260は、取得した画像から圧縮データを生成する。
キャプチャ部270は、画像取得手段として機能し、ホワイトボードアプリケーション400のフレーム出力部430が出力するフレーム画像を取得する。
次に電子情報端末20について説明する。電子情報端末20は、基本的には図2に示したインタラクティブホワイトボードと同様のハードウェア構成を有しているため、ハードウェアについての説明は省略する。
図4はインタラクティブホワイトボードシステムを構成する電子処理端末の機能ブロック図である。電子情報端末20は、GUI部310と、配信情報管理部320と、全体制御部330と、通信制御部340と、再生制御部350と、デコーダー部360とを備える。
GUI部310は、ユーザーインターフェース(UI)を表示する。全体制御部330は通信の開始、切断指示など、全体の制御を行う。配信情報管理部320は、配信に関する情報、例えばエンコード設定を保持する。通信制御部340は、インタラクティブホワイトボード40との通信制御、インタラクティブホワイトボード40の配信サービス200とデータの送受信を行う。再生制御部350は、圧縮データをデコーダー部に投入する。デコーダー部360は、圧縮データを伸長して表示する。
次に、インタラクティブホワイトボードシステムにおける処理について説明する。動作は、画像の受信準備、圧縮データの配信、操作イベントの入力の順になされる。
図5はインタラクティブホワイトボードシステムにおける画像の受信準備の手順を示すシーケンス図である。図5は電子情報端末20がインタラクティブホワイトボード40の配信サービス200に接続し、画像を受信する準備が完了するまでの処理の流れを示している。
まず、電子情報端末20の通信制御部340は、配信サービス200の通信制御部240にエンコードパラメーターの取得要求を送信する(ステップS10)。配信サービス200の通信制御部240は、エンコードパラメーターの取得要求を受信すると、配信情報管理部230からエンコードパラメーターを取得し、電子情報端末20にレスポンスとして送信する(ステップS20)。
次いで、電子情報端末20の通信制御部240は配信サービス200の通信制御部240にUpload用セッション確立要求を行う(ステップS30)。更に配信サービス200の通信制御部240はUpload用のセッションの確立の要求を受信すると、Upload用のセッションの確立の完了のレスポンスを送信する(ステップS40)。ここで、Upload用のセッションは、電子情報端末20から配信サービス200に操作イベントなどを送信するためのネットワーク接続であり、常時接続状態を維持している。
そして、電子情報端末20の通信制御部340は配信サービス200の通信制御部240にDownload用のセッションの確立の要求を行う(ステップS50)。配信サービス200の通信制御部240はDownload用のセッションの確立の要求を受信すると、Download用のセッションの確立の完了のレスポンスを送信する(ステップS60)。ここで、Download用のセッションは、配信サービス200から電子情報端末20に画像などを送信するためのネットワーク接続のことであり、常時接続状態を維持している。
Download用のセッションの確立が完了すると電子情報端末20の画像の受信準備は完了する。また、本実施形態では、Download用とUpload用のセッションを分けているが、これらは、分けることなく実施できる。
次にインタラクティブホワイトボード40から電子情報端末20への圧縮データの配信手順について説明する。図6はインタラクティブホワイトボードシステムにおける圧縮データ配信の手順を示すシーケンス図である。
ホワイトボードアプリケーション400のフレーム出力部430は画像として配信したいホワイトボード画像を配信サービス200のキャプチャ部270に送出する(ステップS300)。ホワイトボード画像の送出方法としては、例えばフレーム出力部430がキャプチャ部270に直接画像を送信する方法を採用しても良い。或いは、フレーム出力部430とキャプチャ部270が共有する画像保存用バッファーを設けておき、フレーム出力部430が画像保存用バッファーに画像を書き込み、キャプチャ部270が画像保存用バッファーの画像を取得するようにしてもよい。
次いで、配信サービス200のキャプチャ部270が取得した画像はエンコーダー部260で圧縮されたフレームデータにエンコードされる(ステップS310)。エンコーダー部260はエンコードが完了すると通信制御部240に圧縮されたフレームデータを送出し、通信制御部240は電子情報端末20に圧縮データを送信する(ステップS320)。このとき、通信制御部240は接続中の全ての電子情報端末20に圧縮データを送信するので、接続中の電子情報端末20は同じホワイトボード画像を共有することができる。
上述したステップS300、S310、S320は画像の1フレーム分を配信する一連の処理を示しており、この一連の処理を繰り返す(ステップS330、S340、S350・・・)ことで継続的にホワイトボード画像から生成した圧縮データを配信することができる。
ここで、インタラクティブホワイトボード40から各電子情報端末20に配信されるホワイトボード画像はホワイトボードアプリケーション400がディスプレイ50(図1参照)に表示した画面そのものではなく、ストロークなどが描画されているキャンバス画像であり、ホワイトボード操作用のUI、具体的にはペンモードの変更ボタンや消しゴムボタン等は含まれていない。
この設定は必要に応じて変更することができる。本実施形態では、ホワイトボードアプリケーション400が出力する任意の画像を配信することができるので、UIを含まない画像を配信することも可能である。このように本実施形態では、電子情報端末20の使用者に不必要な画像を表示させないことができる。
次に電子情報端末20における操作イベント入力の手順について説明する。図7はインタラクティブホワイトボードシステムにおける操作イベント入力の手順を示すシーケンス図である。図7は電子情報端末20の利用者が電子情報端末20に表示されているホワイトボード画像に対して、マウス操作を行った場合の処理の流れを示している。
まず、電子情報端末20は操作イベントの種類、発生座標などが含まれる操作イベント情報を配信サービス200の通信制御部240に送信する(ステップS400)。通信制御部240は受信した操作イベント情報を配信サービス入出力部210に送出し、配信サービス入出力部210は電子情報端末20を識別する端末ID(例えば1、2、…、n)を付与して操作イベントの情報をアプリケーション入出力部420に送出する。
次いで、アプリケーション入出力部420は操作イベントの情報を受信すると、機能実行部410が実行できる形式の機能実行コマンド、例えばストロークの描画コマンドに変換して、機能実行部410に送出する(ステップS420)。アプリケーション入出力部420は操作イベントの情報に付された端末ID毎に操作イベントの情報を処理して、端末ID毎に機能実行コマンドを生成する。即ち、アプリケーション入出力部420は電子情報端末を識別する電子情報端末識別手段として機能する。
機能実行部410はアプリケーション入出力部420から渡された機能実行コマンドを実行する(ステップS430)。例えば機能実行部410は、機能実行コマンドであるストロークの描画コマンドを実行することにより、ストロークをインタラクティブホワイトボード40のディスプレイ50に描画する。
これにより、複数の電子情報端末20(20−1〜20−n)でなされた操作イベントが、電子端末毎の操作イベントとして区別されてホワイトボードアプリケーション400で実行される。
以上のように、電子情報端末20の利用者が電子情報端末20に表示されているホワイトボード画像に対して、マウス操作等の操作を行った場合、ホワイトボードアプリケーション400が動作しているインタラクティブホワイトボード40のディスプレイ50にストローク51が表示され、表示された結果が画像として電子情報端末20に表示される。また、操作イベント情報には端末IDが付与されているためアプリケーション入出力部は電子情報端末20毎、つまりユーザ毎にストロークの描画コマンドを生成することができる。
よって、複数のユーザが同時に操作イベントを送信しても、ストロークは乱れることなく、操作イベントを入力した全ての使用者が意図したとおりのストロークが描画される。
また、ストロークが表示されたホワイトボードの画像は他の電子情報端末20にも配信されるため、インタラクティブホワイトボード40で資料を表示し、その画像を複数のユーザで共有し、複数のユーザで資料に書き込みを行うことが可能になる。
本実施形態に係るインタラクティブホワイトボードによれば、複数の電子情報端末からの操作イベントを区別して適切に処理できる。
<IWBシステムの変形例>
次にインタラクティブホワイトボードシステムの変形実施形態について説明する。変形例に係るインタラクティブホワイトボードシステムにおいて、電子情報端末20は、操作イベントに識別情報である自身の端末ID(例えば1、2、3、…、n)を付与する。即ち、電子情報端末20は、図4中に仮想線で示したように、識別情報付与手段である識別情報付与部370を備える。識別情報付与部370が付与した端末IDは、操作イベントとともにインタラクティブホワイトボード40に送信される。
一方、インタラクティブホワイトボード40においては、配信サービス入出力部210(図3参照)は端末IDを付与しない。また、インタラクティブホワイトボード40のアプリケーション入出力部420は、電子情報端末20からの端末IDに基づいて操作イベントがどの電子情報端末20で実行されかを判断する。その後の処理は、実施形態2に係るインタラクティブホワイトボード40と同一である。
本例によっても、複数の電子情報端末20(20−1〜20−n)でなされた操作イベントが、電子端末毎の操作イベントとして区別されてホワイトボードアプリケーション400で実行される。よって、複数の電子情報端末からの操作イベントを区別して適切に処理できる。
本実施形態によっても、電子情報端末20の利用者が電子情報端末20に表示されているホワイトボード画像に対して、マウス操作等の操作を行った場合、ホワイトボードアプリケーション400が動作しているインタラクティブホワイトボード40のディスプレイ50にストローク51が表示され、表示された結果が画像として電子情報端末20に表示される。また、操作イベント情報には端末IDが付与されているためアプリケーション入出力部420は電子情報端末20毎、つまりユーザ毎にストローク描画コマンドを生成することができる。
よって、複数のユーザが同時に操作イベントを送信しても、ストロークは乱れることなく、操作イベントを入力した全ての使用者が意図したとおりのストロークが描画される。
また、ストロークが表示されたホワイトボードの画像は他の電子情報端末20にも配信されるため、インタラクティブホワイトボード40で資料を表示し、その画像を複数のユーザで共有し、複数のユーザで資料に書き込みを行うことが可能になる。
<第1実施形態>
ストロークの描画中にインタラクティブホワイトボード40でページの切り替え指示が発生した場合について考える。なお、前提として、インタラクティブホワイトボード40では、ホワイトボード画像(背景)が複数のページから構成されており、適宜ページを切り替えて線画等の書き込みが可能である。ページの切り替え処理は、インタラクティブホワイトボード40のタッチパネル制御部450は、タッチパネルからのページ切り替え指示に関わる検出信号を受けて、ページの切り替えコマンドを生成して機能実行部410に出力することにより実行される。
なお、ページの切り替えは、いずれかの電子情報端末20から送出されたページの切り替え指示に基づいて実行されてもよい。この場合、アプリケーション入出力部420が電子情報端末20からページの切り替えに関わる操作イベントを受信すると、機能実行部410が実行できる形式のページの切り替えコマンドを生成して機能実行部410に送出する。
従来技術における不具合について説明する。ユーザが、ある電子情報端末20からホワイトボード画像のページ1に対して線画を書き込んでいるときに、インタラクティブホワイトボード40での操作により、ホワイトボード画像がページ2に切り替えられたと仮定する。その結果、連続した一筆の線画がユーザの意図に反して異なるページに分割して描画されてしまう。また、一筆の線画が順次連続的に描画されてなる一連の線画がユーザの意図に反して異なるページに分割して描画されてしまう。
このように従来のインタラクティブホワイトボードでは、書き込み途中のストロークがユーザの意図しないページに描画されてしまうという問題があった。
そこで、本発明の第1実施形態では、一筆のストロークの書き込み中におけるページの操作を禁止して、ユーザの意図通りのストロークの描画を実現する。
ページの操作を禁止するため、図3に示す機能実行部410は、ページ切り替えの可否を示す情報であるページの切り替えの禁止フラグを保持する。ページの切り替えの禁止フラグON(1)はページの切り替えを禁止することを意味し、ページの切り替えの禁止フラグOFF(0)はページの切り替えを許容することを意味する。なお、ページの切り替えの禁止フラグは、図2に示すRAM503又はHDD504内の所定の領域に記憶される。
図8は、ページの切り替え指示があった場合の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、機能実行部410が実行する処理を示している。
まず、機能実行部410は、ページの切り替えの指示の有無を判断する(ステップS500)。ページの切り替えの指示があった場合(ステップS500:YES)は、ページの切り替えの禁止フラグの状態を確認する(ステップS510)。ページの切り替えの禁止フラグがON、即ちページの切り替えが禁止されている場合(ステップS510:YES)、機能実行部410はページの切り替えの指示を無視し、ページの切り替え処理を実行しない(ステップS520)。ページ切り替え禁止フラグがOFF、即ちページ切り替えが許容されている場合(ステップS510:NO)、機能実行部410はページの切り替えの指示に従ってページを切り替える処理を実行する(ステップS530)。
図9は、インタラクティブホワイトボードシステムにおけるストロークの描画中にページの切り替え操作を制限する処理の手順を示すシーケンス図である。この図は、一筆のストロークが描画中である場合にページの切り替えを禁止する処理手順を示している。
ここで、一筆のストロークは複数の(一組の)マウスイベントから生成される。一筆のストロークは、1つのMouse_Downイベント、任意の数のMouse_Moveイベント、及び1つのMouse_Downイベントから生成される。Mouse_Downイベントは電子ペン等による線画等の描画開始時に発生するイベントであり、ストロークの始点座標の情報が付随している。Mouse_Moveイベントはストロークの中間座標の情報が付随している。Mouse_Downイベントは電子ペン等による線画等の描画の終了時に発生するイベントであり、ストロークの終点座標の情報が付随している。
図9に戻り、まず電子情報端末20は操作イベント情報の一つであるマウスダウンイベントを配信サービス200の通信制御部240に送信する(ステップS600)。
通信制御部240は受信したマウスダウンイベントを配信サービス入出力部210に送出し、配信サービス入出力部210は電子情報端末20を識別する端末ID(例えば1、2、…、n)を付与してマウスダウンイベントをホワイトボードアプリケーション400のアプリケーション入出力部420に送出する(ステップS605)。
次いで、アプリケーション入出力部420はマウスダウンイベントを受信すると、マウスダウンイベントを機能実行部410が実行できる形式の機能実行コマンドに変換して、機能実行部410に送出する(ステップS610)。アプリケーション入出力部420はマウスイベントに付された端末ID毎にマウスイベントを処理して、端末ID毎に機能実行コマンドを生成する。本例のマウスダウンイベントはストロークの描画開始に関わる操作イベントであるので、アプリケーション入出力部420は機能実行コマンドとしてストロークの始点描画コマンドを生成する。
機能実行部410は、ストロークの始点の描画コマンドを受信した場合に、まずページの切り替えの禁止フラグをONにする(ステップS615)。
次いで機能実行部410はアプリケーション入出力部420から渡されたストロークの始点描画コマンドを実行する(ステップS620)。ここでは、ディスプレイ50(図1参照)にストロークの始点を描画する。
マウスダウンイベントに続いて電子情報端末20は、マウスムーブイベントを配信サービス200の通信制御部240に送信する(ステップS625)。通信制御部240は受信したマウスムーブイベントを配信サービス入出力部210に送出し、配信サービス入出力部210は電子情報端末20を識別する端末ID(例えば1、2、…、n)を付与してマウスムーブイベントをホワイトボードアプリケーション400のアプリケーション入出力部420に送出する(ステップS630)。アプリケーション入出力部420は受信したマウスムーブイベントを機能実行部410が実行できる形式の機能実行コマンド、ここではストロークの中間点描画コマンドに変換して、機能実行部410に送出する(ステップS635)。
機能実行部410はアプリケーション入出力部420から渡されたストロークの中間点描画コマンドを実行する(ステップS640)。ここでは、ディスプレイ50(図1参照)にストロークの中間点を描画する。
ステップS625〜S640までの処理は、電子情報端末20がマウスムーブイベントを送信する度に繰り返し実行される。
最後に電子情報端末20は、マウスアップイベントを配信サービス200の通信制御部240に送信する(ステップS645)。
通信制御部240は受信したマウスアップイベントを配信サービス入出力部210に送出し、配信サービス入出力部210は電子情報端末20を識別する端末ID(例えば1、2、…、n)を付与してマウスアップイベントをホワイトボードアプリケーション400のアプリケーション入出力部420に送出する(ステップS650)。
次いで、アプリケーション入出力部420はマウスアップイベントを受信すると、機能実行部410が実行できる形式の機能実行コマンドに変換して、機能実行部410に送出する(ステップS655)。アプリケーション入出力部420はマウスイベントに付された端末ID毎にマウスイベントを処理して、端末ID毎に機能実行コマンドを生成する。本例のマウスアップイベントはストロークの描画終了に関わる操作イベントであるので、アプリケーション入出力部420は機能実行コマンドとしてストロークの終点描画コマンドを生成する。
機能実行部410はアプリケーション入出力部420から渡されたストロークの終点の描画コマンドを実行する(ステップS660)。ここでは、ディスプレイ50(図1参照)にストロークの終点を描画する。
最後に機能実行部410は、ページの切り替えの禁止フラグをOFFにする(ステップS665)。
以上の処理により、一筆のストロークの描画中にページの切り替えが禁止され、書き込み中のストロークがユーザの意図しないページに反映されてしまうという不具合を防止する。
<第1実施形態の変形例>
ここで、ステップS610とステップS615は入れ替えて実行してもよい。図10は、インタラクティブホワイトボードシステムにおけるストロークの描画中にページの切り替えの操作を制限する変形例に係る処理の手順を示すシーケンス図である。図9と同一のステップには同一のステップ番号を付してその説明を省略する。
まず、ステップS600、S605処理が実行される。
次いで、アプリケーション入出力部420は、ストロークの描画に関わるマウスダウンイベントを受信すると、機能実行部410に対してページの切り替えの禁止フラグをONにするよう通知する(ステップS700)。
機能実行部410は、ページの切り替えの禁止フラグをONにする旨の通知を受信すると、ページ切り替え禁止フラグをONにする(ステップS615)。
アプリケーション入出力部420は、マウスダウンイベントを機能実行部410が実行できる形式の機能実行コマンドに変換して、機能実行部410に送出する(ステップS610)。アプリケーション入出力部420はマウスイベントに付された端末ID毎にマウスイベントを処理して、端末ID毎に機能実行コマンドを生成する。本例のマウスダウンイベントはストロークの描画開始に関わる操作イベントであるので、アプリケーション入出力部420は機能実行コマンドとしてストロークの始点描画コマンドを生成する。
機能実行部410はアプリケーション入出力部420から渡されたストロークの始点の描画コマンドを実行する(ステップS620)。ここでは、ディスプレイ50(図1参照)にストロークの始点を描画する。
以降の処理は、図9と同一であるので、説明を省略する。
本実施形態によっても、一筆のストロークの描画中にページの切り替えが禁止され、書き込み中のストロークがユーザの意図しないページに反映されてしまうという不具合を防止することができる。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態として、いずれかの電子情報端末から送信された操作イベントに基づくストロークの描画処理を実行中にページ切り替え処理を制限する処理の一例について説明する。
本例における機能実行部410(図3参照)は、ストロークの始点の描画コマンドと終点描画コマンドの数を計数する手段としてカウンタを備える。このカウンタは、いずれかの電子情報端末から送信されたマウスダウンイベントに基づくストロークの始点の描画コマンドを受信するごとに1を加算する。その一方でカウンタは、いずれかの電子情報端末から送信されたマウスアップイベントに基づくストロークの終点の描画コマンドを受信するごとに1を減算する。
カウンタに0以外の数値(例:1、2、3…)が代入されている場合、機能実行部410はいずれかの電子情報端末20から送信されたマウスイベントに基づく一筆のストロークを少なくとも一つ描画中であるため、ページの切り替えの禁止フラグをOFFにしない。一方、カウンタに代入されている数値が0である場合は、全ての一筆のストロークの描画が完了しているため、機能実行部410はページの切り替えの禁止フラグをOFFにする。
図11は、ストロークの描画中にページの切り替えの操作を制限する第2の処理の手順を示すシーケンス図である。図9と同一のステップには同一のステップ番号を付してその説明を省略する。
まず、ステップS600、S605、S610の処理が実行される。
機能実行部410は、ストロークの始点の描画コマンドを受信した場合に、ページの切り替えの禁止フラグをONにする(ステップS615)。
次いで機能実行部410は、カウンタに1を加算する(ステップS800)。
更に機能実行部410は、アプリケーション入出力部420から渡されたストロークの始点の描画コマンドを実行する(ステップS620)。ここでは、ディスプレイ50(図1参照)にストロークの始点を描画する。
ステップS625〜S655の処理が実行される。
機能実行部410は、アプリケーション入出力部420から渡されたストロークの終点の描画コマンドを実行する(ステップS660)。ここでは、ディスプレイ50(図1参照)にストロークの終点を描画する。
次いで機能実行部410は、カウンタから1を減算する(ステップS805)。
最後に機能実行部410は、カウンタに代入されている数値を確認する。カウンタに数値0が入っている場合は一筆のストロークを描画中ではないため、機能実行部410はページの切り替えの禁止フラグをOFFにする(ステップS665)。
機能実行部410は、以上の処理を実行することで、ストロークの描画に関わる操作イベントが複数の端末から同時に送信される場合であっても、一筆の線画がユーザの意図に反して異なるページに分割して描画されるといった事態を回避できる。
<第3実施形態>
本発明の第3実施形態は、マウスアップイベントに基づくストロークの終点の描画から一定時間経過後にページの切り替えのフラグをOFFにするものである。上記処理を実行するために機能実行部410は、上記一定時間を計時するタイマ手段を備えている。図12は、インタラクティブホワイトボードシステムにおけるストロークの描画中にページ切り替え操作を制限する第3の処理の手順を示すシーケンス図である。この図は、一筆のストロークが順次連続的に描画されてなる一連のストロークが描画中である場合にページの切り替えを禁止する処理例を示している。以下、図9と同一のステップには、同一のステップ番号を付してその説明を省略する。
まず、ステップS600〜S655の処理が実行される。
機能実行部410はアプリケーション入出力部420から渡されたストロークの終点の描画コマンドを実行する(ステップS660)。ここでは、ディスプレイ50(図1参照)にストロークの終点を描画する。
機能実行部410は、タイマ手段による計時を開始し、一定時間が経過するまで待機する(ステップS900)。
新たなストローク始点描画コマンドを受信することなく一定時間が経過した場合に機能実行部410は、ページの切り替えの禁止フラグをOFFにする(ステップS665)。
なお、一定時間が経過する前に新たなマウスダウンイベントが発生した場合(ステップS600、S605、S610が実行された場合)、機能実行部410はページの切り替えの禁止フラグをOFFにすることなくステップS620の処理を実行する。ステップS620の実行後は、順次ステップS625以下の処理が実行される。
以上の処理により、一筆のストロークが複数個連続的に描画される一連のストロークの描画中におけるページの切り替えが禁止され、書き込み中のストロークがユーザの意図しないページに反映されてしまうという不具合を防止する。ステップS900で機能実行部410が待機する時間は、予めインタラクティブホワイトボード40に固定的に設定されていてもよいし、図2に示すキーボード511、マウス512、又はタッチパネル519や、電子情報端末20を介してユーザから設定可能に構成されてもよい。
以上説明した各実施形態に示した各処理は、互いに矛盾しない限り適宜組み合わせて実行することができる。
また、以上説明した画像処理装置において実行される画像処理方法について、その処理手順をコンピュータプログラムとして記述し、このエラー通知プログラムを予めジョブ実行装置である画像形成装置のROMに格納して画像形成装置に実行させることによって実現可能である。また、上記プログラムは、CD−ROM(Compact Disc - Read Only Memory)やDVD−ROM(DVD - Read Only Memory)等のコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録することによって、或いはインターネット上の所定の領域に格納した上記プログラムをダウンロードさせることによって、配布することが可能である。
<本発明の実施態様例の構成、作用、効果>
<第1態様>
本態様は、複数の電子情報端末20(20−1〜20−n)が通信ネットワークを介して接続されたインタラクティブホワイトボード40であって、画像を取得するキャプチャ部270と、複数の画像から所定形式の画像を生成するフレーム出力部430と、各電子情報端末20に配信された画像に対して行われた操作に関わる操作イベントを各電子情報端末20から受信する通信制御部240と、所定の機能に係る処理を実行する機能実行部410と、を備え、機能実行部410は、操作イベントに基づく特定の処理を実行中に、他の処理の実行を制限することを特徴とする。
本態様によれば、特定の処理が他の処理の影響を受けることなく実行されるので、所望の処理結果を得ることが可能となる。
<第2態様>
本態様において機能実行部410は、マウスイベントに基づいてストロークを描画する処理を実行中に、ページ切り替え処理の実行を制限することを特徴とする。
本態様によれば、ストロークの描画中にページ切り替えが禁止されるので、書き込み中のストロークがユーザの意図しないページに反映されてしまうという不具合を防止する。特に本態様では、一筆のストロークがユーザの意図しないページに反映されてしまうという不具合を防止することができる。
<第3態様>
本態様において機能実行部410は、マウスイベントに基づいてストロークを描画する処理を実行後、所定時間が経過するまでページ切り替え処理の実行を制限することを特徴とする。
本態様によれば、ストロークの描画後、所定時間が経過するまでページ切り替えが禁止されるので、書き込み中のストロークがユーザの意図しないページに反映されてしまうという不具合を防止する。特に本態様では、一筆のストロークが複数個連続的に描画される一連のストロークがユーザの意図しないページに反映されてしまうという不具合を防止することができる。
<第4態様>
本態様は、各操作イベントに付された識別情報に基づいて、操作イベントを行った電子情報端末20を識別するアプリケーション入出力部420を備えたことを特徴とする。
本態様において電子情報端末20からの操作イベントは、アプリケーション入出力部420により識別情報に基づいてどの電子情報端末20からのものかが判定される。これにより、複数の電子情報端末からの操作イベントを適切に処理できる。
<第5態様>
本態様は、識別情報に基づいて各操作イベントを電子情報端末毎に処理するアプリケーション入出力部420を備えたことを特徴とする。
本態様によれば、各操作イベントを電子情報端末毎に処理する。これにより、複数の電子情報端末からの操作イベントを区別して処理できる。
<第6態様>
本態様は、操作イベントにどの電子情報端末20が操作を行ったかを示す端末IDを付与する配信サービス入出力部210を備えることを特徴とする。
本態様によれば、配信サービス入出力部210において操作イベントに端末IDを付することができる。これにより、複数の電子情報端末からの操作イベントを適切に処理できる。
<第7態様>
本態様は、インタラクティブホワイトボード40と、インタラクティブホワイトボード40と無線LANを介して接続された電子情報端末20と、を備えたことを特徴とするインタラクティブホワイトボードシステムである。
本態様によれば、インタラクティブホワイトボード40と電子情報端末20と無線LANで接続してインタラクティブホワイトボードシステムを構成する。これにより、インタラクティブホワイトボード40及び電子情報端末20での操作イベントに基づく処理をインタラクティブホワイトボード40及び電子情報端末20で共有できる。
<第8態様>
本態様は、インタラクティブホワイトボード40と、通信ネットワークを介して接続された電子情報端末20と、を備え、電子情報端末20は操作イベントに端末IDを付与する識別情報付与部370を備えることを特徴とする。
本態様によれば、インタラクティブホワイトボード40と電子情報端末20と無線LANで接続してインタラクティブホワイトボードシステムを構成し、電子情報端末20の識別情報付与部370から操作イベントに端末IDを付与する。これにより、インタラクティブホワイトボード40はどの電子情報端末20での操作イベントかを認識して処置することができる。
<第9態様>
本態様は、複数の電子情報端末20と無線LANを介して接続されたインタラクティブホワイトボード40における画像処理方法であって、画像を取得するステップと、複数の画像から所定形式の画像を生成するステップと、各電子情報端末に配信された画像に対して行われた操作に関わる操作イベントを各電子情報端末から受信するステップと、所定の機能に係る処理を実行するイベント実行ステップと、を含み、イベント実行ステップでは、操作イベントに基づく特定の処理を実行中に、他の処理の実行を制限することを特徴とする。
本態様によれば、特定の処理が他の処理の影響を受けることなく実行されるので、所望の処理結果を得ることが可能となる。
20:電子情報端末、40:インタラクティブホワイトボード(画像処理装置)、400:ホワイトボードアプリケーション、410:機能実行部(イベント実行手段)、420:アプリケーション入出力部(電子情報端末識別手段、イベント処理手段)、430:フレーム出力部(画像生成手段)、200:配信サービス、210:配信サービス入出力部(識別情報付与手段)、220:配信制御部、230:配信情報管理部、240:通信制御部(通信手段)、250:エンコーダー制御部、260:エンコーダー部、270:キャプチャ部(画像取得手段)、370:識別情報付与部(識別情報付与手段)
特開2014−200076公報

Claims (9)

  1. 複数の電子情報端末が通信ネットワークを介して接続された画像処理装置であって、
    画像を取得する画像取得手段と、
    複数の前記画像から所定形式の画像を生成する画像生成手段と、
    前記各電子情報端末に配信された前記画像に対して行われた操作に関わる操作イベントを前記各電子情報端末から受信する通信手段と、
    前記各操作イベントに付された識別情報に基づいて、前記操作イベントを行った電子情報端末を識別する電子情報端末識別手段と、を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 所定の機能に係る処理を実行するイベント実行手段を備え、
    前記イベント実行手段は、前記操作イベントに基づく特定の処理を実行中に、他の処理の実行を制限することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記イベント実行手段は、マウスイベントに基づいてストロークを描画する処理を実行中に、ページ切り替え処理の実行を制限することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記イベント実行手段は、マウスイベントに基づいてストロークを描画する処理を実行後、所定時間が経過するまでページ切り替え処理の実行を制限することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  5. 前記識別情報に基づいて前記各操作イベントを前記電子情報端末毎に処理するイベント処理手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の画像処理装置。
  6. 前記操作イベントに前記識別情報を付与する識別情報付与手段を備えることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の画像処理装置。
  7. 請求項1乃至6の何れか一項に記載の画像処理装置と、通信ネットワークを介して接続された前記電子情報端末と、を備えたことを特徴とする画像処理システム。
  8. 請求項1乃至5の何れか一項に記載の画像処理装置と、通信ネットワークを介して接続された前記電子情報端末と、を備え、
    前記電子情報端末は、前記操作イベントに識別情報を付与する識別情報付与手段を備えることを特徴とする画像処理システム。
  9. 複数の電子情報端末と通信ネットワークを介して接続された画像処理装置における画像
    処理方法であって、
    画像を取得するステップと、
    複数の前記画像から所定形式の画像を生成するステップと、
    前記各電子情報端末に配信された前記画像に対して行われた操作に関わる操作イベントを前記各電子情報端末から受信するステップと、
    前記各操作イベントに付された識別情報に基づいて、前記操作イベントを行った電子情報端末を識別するステップと、を実行することを特徴とする画像処理方法。
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