JP2017032601A - 自動伴奏データ生成装置および自動伴奏データ生成プログラム - Google Patents

自動伴奏データ生成装置および自動伴奏データ生成プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】専門的な知識および熟練を要することなく自動伴奏データを容易に生成することを可能にする自動伴奏データ生成装置および自動伴奏データ生成プログラムを提供する。
【解決手段】楽曲データ取得部1は、楽曲データを取得する。構造情報取得部2は、取得された楽曲データについて構造解析により分割された複数の区間および各区間に対応する構造情報を取得する。セクション割り当て部4は、取得された構造情報に基づいて自動伴奏データの複数のセクションの各々に複数の区間のいずれかを割り付ける。伴奏パターンデータ生成部5は、楽曲データから各セクションに割り当てられた区間のデータ部分を抽出し、抽出したデータ部分に基づいて各セクションに対応付けられた伴奏パターンデータを生成する。自動伴奏データ生成部9は、1つ以上の伴奏パターンデータが対応付けられた複数のセクションを組み合わせることにより自動伴奏データを生成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動伴奏データを生成する自動伴奏データ生成装置および自動伴奏データ生成プログラムに関する。
自動伴奏機能を備えた電子楽器では、自動伴奏データを用いてユーザの演奏に合わせた自動伴奏を行うことができる。自動伴奏データは伴奏スタイルデータと呼ばれ、ジャズ、ロック、クラシック等の音楽ジャンルごとに複数種類の自動伴奏データが用意されている。各自動伴奏データには、イントロセクション、メインセクション、エンディングセクション等の複数のセクションが用意され、各セクションは雰囲気の異なる複数のバリエーションタイプを有する。さらに、各セクションは、コードトラック、ベーストラック、ドラムトラック、フレーズトラック等の複数のトラック(パート)により構成される。各トラックには、自動伴奏データの基となる伴奏パターンデータが対応付けられている。各伴奏パターンデータは、あるコードを基準とした1小節から数小節の長さのMIDI(Musical Instrument Digital Interface)形式の音符列またはオーディオ形式のフレーズデータである。
ユーザの演奏に伴って供給されたコード情報に適合するように、各伴奏パターンデータが読み出され、必要に応じて音高変換が行われることにより、自動伴奏が行われる(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−203216号公報
伴奏パターンデータは使用者の演奏が続く間に何度も繰り返し読み出されるため、伴奏パターンデータの作成者は、演奏の録音または演奏データの打ち込み等により伴奏パターンデータの最終部分と開始部分とが自然につながるように音符列またはフレーズデータを作成し、編集する必要がある。楽曲データの一部を切り出すことにより伴奏パターンデータを作成する場合には、伴奏パターンデータの最終部分と開始部分とが自然につながるような位置で切り出しを行う必要がある。そのため、伴奏パターンデータの作成および編集には、専門的な知識および熟練を要する。
本発明の目的は、専門的な知識および熟練を要することなく自動伴奏データを容易に生成することを可能にする自動伴奏データ生成装置および自動伴奏データ生成プログラムを提供することである。
(1)本発明に係る自動伴奏データ生成装置は、自動伴奏データを生成する自動伴奏データ生成装置であって、楽曲データを取得する楽曲データ取得手段と、取得された楽曲データについて構造解析により分割された複数の区間および各区間に対応する構造情報を取得する構造情報取得手段と、取得された構造情報に基づいて、自動伴奏データの複数のセクションの各々に複数の区間のいずれかを割り当てる割り当て手段と、楽曲データから各セクションに割り当てられた区間のデータ部分を抽出し、抽出したデータ部分に基づいて各セクションに対応付けられる伴奏パターンデータを生成する伴奏パターンデータ生成手段と、1つ以上の伴奏パターンデータが対応付けられた複数のセクションを組み合わせることにより自動伴奏データを生成する自動伴奏データ生成手段とを備える。
その自動伴奏データ生成装置によれば、取得された楽曲データを用いて各セクションに対応付けられる伴奏パターンデータが生成されるので、音符列またはフレーズデータの作成作業を自ら行う必要がない。また、楽曲データは構造解析により情景の流れに従った複数の区間に分割されるので、各セクションに楽曲の進行上の役割に応じた区間を割り当て、その区間のデータ部分に基づいて伴奏パターンデータを生成することができる。それにより、伴奏パターンデータの編集作業が不要となり、または伴奏パターンデータの編集作業が軽減される。したがって、専門的な知識および熟練を要することなく自動伴奏データを容易に生成することができる。
(2)割り当て手段は、予め定められた規則に基づいて各セクションに複数の区間のいずれかを割り当ててもよい。この場合、規則を任意に定めることにより各セクションへの区間の割り当ての方法を任意に設定および変更することができる。それにより、各セクションに割り当てられる伴奏パターンデータの長さまたは盛り上がりの程度等の傾向を、生成する自動伴奏データごとに調整することができる。
(3)自動伴奏データ生成装置は、各セクションに割り当てられた区間を表示する表示手段をさらに備え、割り当て手段は、使用者の操作に基づいて、各セクションに割り当てられた区間を変更可能に構成されてもよい。この場合、使用者は、各セクションへの区間の割り当ての結果を視認しつつ、各セクションへの区間の割り当てを任意に変更することができる。それにより、使用者は、好みに合った自動伴奏データを得ることができる。
(4)本発明に係る自動伴奏データ生成プログラムは、楽曲データを取得するステップと、取得された楽曲データについて構造解析により分割された複数の区間および各区間に対応する構造情報を取得するステップと、取得された構造情報に基づいて、自動伴奏データの複数のセクションの各々に複数の区間のいずれかを割り当てるステップと、楽曲データから各セクションに割り当てられた区間のデータ部分を抽出し、抽出したデータ部分に基づいて各セクションに対応付けられる伴奏パターンデータを生成するステップと、1つ以上の伴奏パターンデータが対応付けられた複数のセクションを組み合わせることにより自動伴奏データを生成するステップとを、コンピュータに実行させるものである。
その自動伴奏データ生成プログラムによれば、取得された楽曲データを用いて各セクションに対応付けられる伴奏パターンデータが生成されるので、音符列またはフレーズデータの作成作業を自ら行う必要がない。また、楽曲データは構造解析により情景の流れに従った複数の区間に分割されるので、各セクションに楽曲の進行上の役割に応じた区間を割り当て、その区間のデータ部分に基づいて伴奏パターンデータを生成することができる。それにより、伴奏パターンデータの編集作業が不要となり、または伴奏パターンデータの編集作業が軽減される。したがって、専門的な知識および熟練を要することなく自動伴奏データを容易に生成することができる。
本発明によれば、専門的な知識および熟練を要することなく自動伴奏データを容易に生成することができる。
自動伴奏データ生成装置の機能的な構成を示すブロック図である。 図1の伴奏データ生成装置のハードウエア構成の一例を示すブロック図である。 自動伴奏データの構成を示すブロック図である。 図1の自動伴奏データ生成装置による自動伴奏データ生成処理を示すフローチャートである。 自動伴奏データ生成処理の一例を示す説明図である。
以下、本発明の一実施の形態に係る自動伴奏データ生成装置および自動伴奏データ生成プログラムについて図面を用いて説明する。
(1)自動伴奏データ生成装置の構成
図1は自動伴奏データ生成装置100の機能的な構成を示すブロック図である。図1の自動伴奏データ生成装置100は、楽曲データ取得部1、構造情報取得部2、割り当て規則取得部3、セクション割り当て部4および伴奏パターンデータ生成部5を備える。また、自動伴奏データ生成装置100は、表示部6、セクションデータ登録部7、割り当て変更部8、自動伴奏データ生成部9および自動伴奏データ設定部10をさらに備える。自動伴奏データ生成装置100の各部の動作については後述する。
図2は図1の自動伴奏データ生成装置100のハードウエア構成の一例を示すブロック図である。図2の自動伴奏データ生成装置100は、例えば、パーソナルコンピュータ、タブレット端末または携帯電話からなる。自動伴奏データ生成装置100は、CPU(中央演算処理装置)110、ROM(リードオンリメモリ)120、RAM(ランダムアクセスメモリ)130、記憶装置140、表示装置150、入力装置160および出力装置170を含む。
ROM120は、例えば不揮発性メモリからなり、システムプログラムおよび自動伴奏データ生成プログラム等のコンピュータプログラムを記憶する。RAM130は、例えば揮発性メモリからなり、CPU110の作業領域として用いられるとともに、各種データを一時的に記憶する。CPU110は、ROM120に記憶された自動伴奏データ生成プログラムをRAM130上で実行することにより後述の自動伴奏データ生成処理を行う。これにより、図1の各ブロックの機能が実現される。なお、図1の各構成要素の一部または全てが電子回路等のハードウエアにより構成されてもよい。
記憶装置140は、ハードディスク、光学ディスク、磁気ディスクまたはメモリカード等の記録媒体を含む。記憶装置140には、例えば、後述する楽曲データ、セクション割り当て規則、自動伴奏データ等の各種データ、または上記の自動伴奏データ生成プログラムが記憶される。本実施の形態では、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に格納された自動伴奏データ生成プログラムまたは通信網に接続されたサーバから配信された自動伴奏データ生成プログラムがROM120または記憶装置140にインストールされてもよい。さらに、サーバに格納された自動伴奏データ生成プログラムがRAM130上で実行されてもよい。
表示装置150は、液晶表示装置または有機EL(エレクトロルミネッセンス)表示装置等からなる。入力装置160は、マウス、キーボード、マイクまたは電子楽器等を含む。使用者は、マウスまたはキーボード等を操作することにより、各種操作、データの設定および入力等を行うことができ、マイクまたは電子楽器を用いて楽曲データを入力することができる。また、表示装置150および入力装置160がタッチパネルディスプレイとして一体化されてもよい。出力装置170は、スピーカまたはヘッドフォン等の音声出力装置を含む。
自動伴奏データ生成装置100は、CPU110の代わりにDSP(Digital Signal Processor)を備えてもよく、またはCPU110に加えてDSPを備えてもよい。また、本実施の形態に係る自動伴奏データ生成装置100が電子音楽装置に設けられてもよい。
(2)自動伴奏データの構成
図1および図2の自動伴奏データ生成装置100は、楽曲データから自動伴奏データを生成する機能を有する。図3は自動伴奏データの構成を示すブロック図である。
図3に示すように、ジャズ、ロック、クラッシック等の音楽ジャンルのカテゴリーごとに一または複数の自動伴奏データADが用意される。図3には、ジャズのカテゴリーに対応する自動伴奏データADが示される。各自動伴奏データADには、複数のセクションが用意される。セクションは、楽曲の進行上の異なる役割を果たす各部分を意味する。本実施の形態では、複数のセクションとして、楽曲の先頭に挿入されるイントロセクション、楽曲の本体部であるメインセクション、小節または楽節のつなぎ目部分等に挿入されるフィルインセクション、および楽曲の末尾に挿入されるエンディングセクションが用意される。各セクションは、雰囲気または盛り上がり度の異なる複数のバリエーションタイプを有する。バリエーションタイプは、雰囲気または盛り上がり度に応じてアルファベット“A”(普通(静か))、“B”(少し派手)、“C”(派手)、および “D”(かなり派手)等で表される。本実施の形態では、各セクションは、役割を表す用語とバリエーションタイプを表すアルファベットとの組み合わせで表現される。
例えば、図3では、セクションIA,IBが「イントロA」および「イントロB」と表現され、セクションMA〜MDが「メインA」、「メインB」、「メインC」および「メインD」と表現され、セクションFA〜FDが「フィルインA」、「フィルインB」、「フィルインC」および「フィルインD」と表現され、セクションEA,EBが「エンディングA」および「エンディングB」と表現されている。
各自動伴奏データADは、複数のセクションにそれぞれ対応する複数のセクションデータSDを含む。各セクションは、ベーストラック、フレーズトラック、リズミックコード(コード刻み)トラック、パッドコード(コード伸ばし)トラック、リズムトラック等の複数のトラック(伴奏パート)により構成される。各トラックには、伴奏パターンデータおよび付随情報が対応付けられる。付随情報は、トラック名、基準コード情報および音高変換規則(音高変換テーブル情報、音域、コード変更時の再発音規則等)を含む。以下、各トラックに対応付けられる伴奏パターンデータおよび付随情報をトラックデータTDと呼ぶ。
伴奏パターンデータは、基準コード情報により示されるコードを基準とした1小節から数小節の長さのMIDI(Musical Instrument Digital Interface)形式の音符列またはオーディオ形式のフレーズデータである。
各セクションデータSDは、セクションを特定するためのセクション特定情報SIおよび複数のトラックに対応するトラックデータTDにより構成される。セクション特定情報SIは、例えば、セクション名およびセクションデータ長等を含む。
(3)自動伴奏データ生成装置100の動作
以下、図4および図5を参照しながら図1および図2の自動伴奏データ生成装置100の動作を説明する。図4は図1の自動伴奏データ生成装置100による自動伴奏データ生成処理を示すフローチャートである。図5は自動伴奏データ生成処理の一例を示す説明図である。
図2の記憶装置140には、MIDI形式のデータまたはオーディオ形式のデータ(音の波形を示すサンプリングデータ列)からなる楽曲データが記憶される。楽曲データは、ユーザの演奏操作に基づく楽曲データであってもよく、ユーザにより作成された楽曲データであってもよい。
図1の自動伴奏データ設定部10は、図2の入力装置160を用いたユーザの操作に基づいて、これから生成する自動伴奏データの設定を行う(図4のステップS1)。具体的には、自動伴奏データの名前、テンポ、拍子および音楽ジャンル等の設定が行われる。
図1の楽曲データ取得部1は、図2の記憶装置140に記憶された一または複数の楽曲データを取得する(ステップS2)。楽曲データ取得部1が図1の入力装置160を通して一または複数の楽曲データを取得し、またはインターネット等の通信網を経由して楽曲データを取得してもよい。
図1の構造情報取得部2は、楽曲データ取得部1により取得された複数の楽曲データに構造解析を行うことにより楽曲データを情景の流れに従った複数の区間に分割するとともに各区間の構造情報を取得する(ステップS3)。MIDI形式の楽曲データの構造解析には、特許第2806351号に記載された方法を用いることができる。オーディオ形式の楽曲データの構造解析には、Emiru Tsunoo et al. “RHYTHM MAP: EXTRACTION OF UNIT RHYTHMIC PATTERNS AND ANALYSIS OF RHYTHMIC STRUCTURE FROM MUSIC ACOUSTIC SIGNALS,” in ICASSP 2009, pp. 185-188に記載された方法を用いることできる。
図5の例では、構造解析により楽曲データMD1が複数の区間T0〜T10に分割されている。構造解析により各区間のタイプが判別される。区間のタイプは、各区間の構造の種類を示し、例えば音楽的な盛り上がりの程度により分類される。図5の例では、区間T1および区間T6のデータ部分(音符列またはフレーズデータ)は互いに類似すると判定され、区間T1,T6のタイプが“I”とされる。区間T2のデータ部分はタイプ“I”とされたデータ部分に類似しないと判定され、区間T2のタイプは“II”とされる。区間T3および区間T5のデータ部分は互いに類似しかつタイプ“I”および“II”とされたデータ部分と類似しないと判定され、区間T3,T5のタイプは“III”とされる。同様に、区間T4のタイプは“IV”とされ、区間T7,T9のタイプは“V”とされ、区間T8のタイプは“VI”とされる。また、構造解析により複数の区間T0〜T10にそれぞれ対応する構造情報STが得られる。各構造情報STは、タイプ、元曲情報、開始位置、終了位置、および盛り上がり度(起伏度数)等を含む。元曲情報は当該区間を含む楽曲データのファイル名、パス、番号等のコンテンツを特定できる情報であり、開始位置は楽曲データにおける当該区間の開始位置を示し、終了位置は楽曲データにおける当該区間の終了位置を示し、盛り上がり度は感情的な盛り上がりを数値で示す。区間T1〜T9の開始位置はそれぞれ時点t1〜t9であり、区間T1〜T9の終了位置はそれぞれt2〜t10である。楽曲データMD1は、時点t0〜t1にイントロ部を有し、時点t10〜t11にエンディング部を有する。
図2の記憶装置140には、予め定められたセクション割り当て規則が記憶される。図1の割り当て規則取得部3は、記憶装置140に記憶されたセクション割り当て規則を取得し、または入力装置160を用いてユーザにより入力されたセクション割り当て規則を取得する(ステップS4)。メインセクションについてのセクション割り当て規則の一例は以下のとおりである。
〈1〉セクションMD,MC,MB,MAに楽曲データの区間を長い区間の順に割り当てる。
〈2〉同じ長さの区間を割り当てる場合、セクションMA,MBに対しては、より前方の時間位置の区間を割り当て、セクションMAに対してセクションMBよりも前方の時間位置の区間を割り当てる。セクションMC,MDに対しては、より後方の時間位置の区間を割り当て、セクションMDに対してセクションMCよりも後方の時間位置の区間を割り当てる。あるいは、盛り上がり度に基づいてセクションMA,MB,MC,MDに同じ長さの区間をそれぞれ割り当ててもよい。
〈3〉区間の長さよりも区間のタイプの違いを優先して各セクションへ区間を割り当てる。
〈4〉可能な限り多くの種類のセクションを採用するが、構造解析により得られたタイプの数がセクションMA,MB,MC,MDの数よりも少ない場合には、セクションMD,MC,MBの順に削除する。例えば、構造解析により3個のタイプが得られた場合、セクションMDを削除する。
〈5〉楽曲データのイントロ部およびエンディング部をイントロセクションおよびエンディングセクションに割り当ててもよい。バリエーションの採用により複数のイントロセクションおよび複数のエンディングセクションが必要な場合には、複数の楽曲データのイントロ部およびエンディング部を複数のイントロセクションおよび複数のエンディングセクションに割り当ててもよい。
図1のセクション割り当て部4は、各区間に対応する構造情報および取得されたセクション割り当て規則に基づいて、各セクションに楽曲データのいずれかの区間を割り当てる(ステップS5)。
図5の例では、区間T4、区間T8、区間T3、区間T1,T2の順に長さが減少する。また、区間T1,T2は同じ長さを有する。したがって、上記の〈1〉および〈2〉より、セクションMD,MC,MB,MAに区間T4,T8,T3,T1がそれぞれ割り当てられる。
図1の表示部6は、セクション割り当て部4による各セクションへの区間の割り当ての結果(以下、セクション割り当て結果と呼ぶ。)を図2の表示装置150に表示させる(ステップS6)。例えば、表示部6は、図5の説明図の内容を表示装置150に表示させる。ユーザは、図2の入力装置160を用いて図2の表示装置150に表示されたセクション割り当て結果の確定指示を与えることができる。また、ユーザは、図2の入力装置160を用いて図2の表示装置150に表示されたセクション割り当て結果の変更操作を行うことができる。
図1のセクション割り当て部4はユーザによるセクション割り当て結果の確定指示が検出されたか否かを判定し(ステップS7)、確定指示が検出された場合にはステップS10に進み、確定指示が検出されない場合にはセクション割り当て結果の変更操作が検出されたか否かを判定する(ステップS8)。変更操作が検出されない場合にはステップS7に戻り、変更操作が検出された場合には変更操作に基づいてセクション割り当て結果を変更し(ステップS9)、ステップS7に戻る。
ステップS10において、セクション割り当て部4は、図2の記憶装置140に各セクションデータSDの記憶領域を確保する(ステップS10)。各セクションデータSDの記憶領域は、一または複数のトラックデータTDの記憶領域を含む。
図1の伴奏パターンデータ生成部5は、構造情報に基づいて楽曲データから各セクションに割り当てられた区間のデータ部分を抽出する(ステップS11)。具体的には、伴奏パターンデータ生成部5は、楽曲データから構造情報の開始位置および終了位置により示される区間のデータ部分を抽出する。さらに、伴奏パターンデータ生成部5は、抽出されたデータ部分に基づいて伴奏パターンデータを生成する(ステップS12)。この場合、伴奏パターンデータは、抽出されたデータ部分と同一であってもよく、または抽出されたデータ部分にタイムストレッチ処理またはクオンタイズ処理(MIDI形式の楽曲データの場合)等により必要な修正を行うことにより得られるデータであってもよい。さらに、伴奏パターンデータ生成部5は、生成した伴奏パターンデータを図2の記憶装置140に確保された記憶領域に記憶する(ステップS13)。この場合、各伴奏パターンデータは、セクションデータSDの記憶領域のうち該当するトラックデータTDの記憶領域に記憶される。
次に、セクションデータ登録部7は、入力装置160を用いたユーザの操作に基づいて、セクションデータSDの登録を行う(ステップS14)。具体的には、セクションデータ登録部7は、セクション特定情報SIをセクションデータSDの記憶領域に記憶するとともに、トラックデータTDの記憶領域にトラック名、音高変換規則等の情報を記憶する。次に、自動伴奏データ生成部9は、複数のセクションデータSDを組み合わせることにより自動伴奏データADを生成する(ステップS15)。
(4)実施の形態の効果
本実施の形態に係る自動伴奏データ生成装置100によれば、取得された楽曲データが構造解析により情景の流れに従った複数の区間に分割されるので、各セクションに楽曲の進行上の役割に応じた区間を割り当て、その区間のデータ部分に基づいて伴奏パターンデータを生成することができる。それにより、使用者は音符列またはフレーズデータの作成作業を自ら行う必要がなく、伴奏パターンデータの編集作業が不要となりまたは軽減される。したがって、専門的な知識および熟練を要することなく自動伴奏データを容易に生成することができる。
また、使用者は、セクション割り当て規則を任意に定めることにより各セクションへの区間の割り当ての方法を任意に設定および変更することができる。それにより、各セクションに割り当てられる伴奏パターンデータの長さまたは盛り上がりの程度等の傾向を、生成する自動伴奏データごとに調整することができる。さらに、使用者は、表示装置150により表示されたセクション割り当て結果を視認しつつ、セクション割り当て結果を任意に変更することができる。それにより、使用者は、好みに合った自動伴奏データを得ることができる。
(5)他の実施の形態
上記の実施の形態における説明では、1つの楽曲データから複数のセクションに対応付けられる複数のデータ部分が抽出されるが、複数の楽曲データから複数のセクションに対応付けられる複数のデータ部分が抽出されてもよい。この場合、抽出される複数のデータ部分にトラック単位でMIDI形式のデータ部分とオーディオ形式のデータ部分とが混在してもよい。
複数の楽曲データから複数のセクションに対応付けられる複数のデータ部分が抽出される場合、構造解析は、楽曲データごと、または複数の楽曲データが連結された状態で行われてもよい。特に、構造解析による盛り上がり度等を利用したい場合には、複数の楽曲データの全体に構造解析が行われることが好ましい。
セクションの種類は上記実施の形態におけるセクションに限定されず、ブレーク、ソロ等の他のセクションが用いられてもよい。また、上記実施の形態では、セクションが楽曲の進行上での役割を表す用語と盛り上がり度を表すアルファベットとの組み合わせにより表現されるが、本発明はこれに限定されない。各セクションが他の形式で表現されてもよい。
上記実施の形態では、各セクションに対応付けられた伴奏パターンデータを含む複数のセクションデータSDが自動伴奏データADとして記憶装置140に記憶されるが、複数の伴奏パターンデータが自動伴奏データ生成装置100とは別の場所(例えばサーバ)に記憶され、複数の伴奏パターンデータの記憶場所を示す情報が複数のセクションデータSDとして記憶装置140に記憶されてもよい。
各セクションへの区間の割り当ての際に、楽曲データの構造解析により得られた全種類の構造情報が用いられてもよく、または楽曲データの構造解析により得られた構造情報のうちユーザにより選択された構造情報が用いられてもよい。また、上記実施の形態の形態では、構造情報取得部2が構造解析により楽曲データを複数の区間に分割するとともに各区間に対応する構造情報を取得しているが、予め楽曲データの構造解析が行われ、楽曲データとともに区間ごとの構造情報が記憶装置140等に記憶されてもよい。この場合、構造情報取得部2は、記憶装置140等から区間ごとの構造情報を取得する。
(6)請求項の各構成要素と実施の形態の各部との対応
以下、請求項の各構成要素と実施の形態の各部との対応の例について説明するが、本発明は下記の例に限定されない。請求項の各構成要素として、請求項に記載されている構成または機能を有する他の種々の要素を用いることができる。
上記実施の形態では、楽曲データ取得部1が楽曲データ取得手段の例であり、構造情報取得部2が構造情報取得手段の例であり、セクション割り当て部4が割り当て手段の例であり、伴奏パターンデータ生成部5が伴奏パターンデータ生成手段の例であり、自動伴奏データ生成部9が自動伴奏データ生成手段の例であり、表示部6または表示装置150が表示手段の例である。
本発明は、自動伴奏データを生成するため等に利用することができる。
1…楽曲データ取得部,2…構造情報取得部,3…割り当て規則取得部,4…セクション割り当て部,5…伴奏パターンデータ生成部,6…表示部,7…セクションデータ登録部,8…割り当て変更部,9…自動伴奏データ生成部,10…自動伴奏データ設定部,100…自動伴奏データ生成装置,110…CPU,120…ROM,130…RAM,140…記憶装置,150…表示装置,160…入力装置,170…出力装置,AD…自動伴奏データ,SD…セクションデータ,ST…構造情報

Claims (4)

  1. 自動伴奏データを生成する自動伴奏データ生成装置であって、
    楽曲データを取得する楽曲データ取得手段と、
    取得された楽曲データについて構造解析により分割された複数の区間および各区間に対応する構造情報を取得する構造情報取得手段と、
    取得された構造情報に基づいて、前記自動伴奏データの複数のセクションの各々に前記複数の区間のいずれかを割り当てる割り当て手段と、
    前記楽曲データから各セクションに割り当てられた区間のデータ部分を抽出し、抽出したデータ部分に基づいて各セクションに対応付けられる伴奏パターンデータを生成する伴奏パターンデータ生成手段と、
    1つ以上の伴奏パターンデータが対応付けられた複数のセクションを組み合わせることにより前記自動伴奏データを生成する自動伴奏データ生成手段とを備える、自動伴奏データ生成装置。
  2. 前記割り当て手段は、予め定められた規則に基づいて各セクションに前記複数の区間のいずれかを割り当てる、請求項1記載の自動伴奏データ生成装置。
  3. 各セクションに割り当てられた区間を表示する表示手段をさらに備え、
    前記割り当て手段は、使用者の操作に基づいて、各セクションに割り当てられた区間を変更可能に構成される、請求項2記載の自動伴奏データ生成装置。
  4. 自動伴奏データ生成プログラムであって、
    楽曲データを取得するステップと、
    取得された楽曲データについて構造解析により分割された複数の区間および各区間に対応する構造情報を取得するステップと、
    取得された構造情報に基づいて、前記自動伴奏データの複数のセクションの各々に前記複数の区間のいずれかを割り当てるステップと、
    前記楽曲データから各セクションに割り当てられた区間のデータ部分を抽出し、抽出したデータ部分に基づいて各セクションに対応付けられる伴奏パターンデータを生成するステップと、
    1つ以上の伴奏パターンデータが対応付けられた複数のセクションを組み合わせることにより前記自動伴奏データを生成するステップとを、
    コンピュータに実行させる、自動伴奏データ生成プログラム。
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