JP2017029353A5 - - Google Patents

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吸収性物品
本発明は、生理用ナプキン、パンティライナー、失禁パッド等の吸収性物品に係り、詳しくは上層シートと下層シートとの間に高吸水性ポリマーが配置されたポリマーシートを備えた吸収性物品に関する。
従来より、前記吸収性物品として、ポリエチレンシートまたはポリエチレンシートラミネート不織布などの不透液性裏面シートと、不織布または透液性プラスチックシートなどの透液性表面シートとの間に、体液を吸収し保持する機能を備えた吸収体を介在したものが知られている。
この種の吸収性物品にも幾多の改良が重ねられ、前記吸収体として、2層のシート間に高吸水性ポリマーを配置したポリマーシートを有するものが提案されている。例えば、下記特許文献1においては、吸水性シートとして、第1シート、第2シート、及び両シート間に接着剤により固着された吸水性樹脂粉末を具備し、前記第1シートと第2シートとの間には、吸水性樹脂粉末の存在域が複数形成されており、複数の該存在域は、それぞれ前記吸水性シートの長手方向に延び且つ該吸水性シートの幅方向に所定間隔を置いて並列に配されており、隣接する前記存在域の間、及び前記吸水性シートの幅方向両端部は、前記吸水性樹脂粉末の存在しない非存在域となっており、該非存在域において前記第1シートと第2シートとが接合されており、前記非存在域の一部がシート剥離領域となっており、該シート剥離領域は、前記第1シートと第2シートとが前記吸水性樹脂粉末の吸液・膨潤によって剥がれるようになされている吸収性物品が開示されている。
また、下記特許文献2においては、第1シート及び第2シートの間に吸水性ポリマーを配置した構造を有する吸収体であって、前記第1シート及び第2シートが所定の凹凸形状からなり、突出部の内部空間に間隙部を残して吸水性ポリマーが充填されているものが開示されている。
更に、下記特許文献3においては、吸収剤収容ポケットを有する第1シート層と、吸収剤収容ポケット中に収容された超吸収剤材料の集合体と、第1シート層上に配置された第2シート層と、各ポケットの間に配置された結合ビードとを有し、前記第1シート層は超吸収剤材料の集合体の所でプリーツを形成し、このプリーツが上記で形成したポケットの外周の周りを越えた帯域に存在する吸収性物品が開示されている。
特開2009−61230号公報 特開2014−117472号公報 特開2014−530693号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の吸収性物品では、隣接する存在域の間が非存在域で区画され、吸水性樹脂粉末の吸液・膨潤によってシート剥離領域の第1シートと第2シートとが剥がれると、存在域同士が連通するように構成されているため、吸水性樹脂粉末が吸水して膨潤したとき、隣り合う吸水性樹脂粉末同士が結合して、所謂「ゲルブロッキング」を生じ、所望の吸水力を発現できなくなるおそれがある。また、上記特許文献2に記載の吸収体では、突出部の内部空間に間隙部を残して吸水性ポリマーが充填されているため、吸液前の吸水性ポリマーが内部空間内を移動して偏りを生じやすく、吸液後の厚みに偏りが生じる場合があった。更に、上記特許文献3に記載の吸収性物品では、吸収剤収容ポケットの外周にプリーツが形成され、超吸収剤材料の膨潤によりプリーツが拡大するようになされているが、プリーツが拡大する前に超吸収剤材料がゲルブロッキングを起こして吸液不能になる場合もあるとともに、吸液前にプリーツが緩んで収容された超吸収剤材料の偏りを生じる場合もあった。
そこで本発明の主たる課題は、吸液前のポリマーの移動や偏りをなくし、ポリマーが効率良く吸液できる吸収性物品を提供することにある。
上記課題を解決するために請求項1に係る本発明として、肌側に配置された上層シートと非肌側に配置された下層シートとの間に、高吸水性ポリマーが介在されたポリマーシートを含む吸収性物品であって、
前記ポリマーシートは、前記上層シートと下層シートとを接合する第1接合部によって内部に前記高吸水性ポリマーが封入された複数のポリマー封入セルに区画されるとともに、各ポリマー封入セルの中央部に、前記上層シートと下層シートとを接合する第2接合部によって前記高吸水性ポリマーが介在しないポリマー非存在領域が形成され、
前記ポリマー封入セルは、前記上層シートと下層シートとの間において、前記第1接合部によって外周が囲まれるとともに、中央部に前記第2接合部によって区画された前記ポリマー非存在領域が配置された環状の空間部であり、
前記第2接合部の接合強度は、前記第1接合部の接合強度より小さく設定されており、前記高吸水性ポリマーが吸液して膨潤したときに、前記第1接合部より前記第2接合部の接合が優先的に剥離するようになっていることを特徴とする吸収性物品が提供される。
上記請求項1記載の発明では、前記ポリマーシートとして、上層シートと下層シートとを接合する第1接合部によって内部に高吸水性ポリマーが封入された複数のポリマー封入セルに区画されるとともに、各ポリマー封入セルの中央部に、前記上層シートと下層シートとを接合する第2接合部によって前記高吸水性ポリマーが介在しないポリマー非存在領域が形成され、且つ前記ポリマー封入セルは、前記上層シートと下層シートとの間において、前記第1接合部によって外周が囲まれるとともに、中央部に前記第2接合部によって区画された前記ポリマー非存在領域が配置された環状の空間部である構造を成している。そして、前記第2接合部の接合強度は、前記第1接合部の接合強度より小さく設定されており、前記高吸水性ポリマーが吸液して膨潤したときに、前記第1接合部より第2接合部の接合が優先的に剥離するようになっている。従って、吸液前にはポリマー封入セルに封入された高吸水性ポリマーの移動や偏りが防止できるとともに、高吸水性ポリマーの吸液・膨潤時には、第2接合部の接合が剥離してポリマー封入セルの空間がポリマー非存在領域にまで拡大するため、その分だけ高吸水性ポリマーが膨潤しやすくなり、ポリマー封入セル内で効率良く吸液できるようになる。
請求項2に係る本発明として、前記第2接合部は、前記ポリマー非存在領域の領域内を全面的に接合しているか、領域内を部分的に接合しているか、領域の外周のみを連続線又は間欠線で接合しているかのいずれとかとされる請求項1記載の吸収性物品が提供される。
上記請求項2記載の発明では、ポリマー非存在領域を形成する第2接合部は、吸液前の意図しない剥離を確実に防止するため、ポリマー非存在領域の領域内を全面的に接合してもよいし、吸液して膨潤したときに第2接合部の接合が確実に剥離するように、領域内を部分的に、又は領域の外周のみを連続線又は間欠線で接合してもよいことを規定している。
請求項3に係る本発明として、前記各ポリマー封入セルは、隣接するポリマー封入セルと前記第1接合部を境界線として隣接配置されている請求項1、2いずれかに記載の吸収性物品が提供される。
上記請求項3記載の発明では、隣接するポリマー封入セルと第1接合部を境界線として隣接配置しているため、ポリマー封入セルが隙間なく設けられ、吸液性に優れるようになる。
請求項4に係る本発明として、前記各ポリマー封入セルは、それぞれ個別の第1接合部によって囲まれ、隣接するポリマー封入セルとの間に隙間を空けて隣接配置されている請求項1,2いずれかに記載の吸収性物品が提供される。
上記請求項4記載の発明は、各ポリマー封入セルがそれぞれ個別の第1接合部によって囲まれ、隣接するポリマー封入セルとの間に隙間を空けて隣接配置しているため、ポリマー封入セル内の高吸水性ポリマーが膨潤してポリマーシートの厚みが厚くなったとき、隣接するポリマー封入セルとの間の隙間がバッファーゾーンとなってポリマーシート全体の歪みが防止できるようになる。
請求項5に係る本発明として、前記ポリマー非存在領域から前記第1接合部まで延びる第3接合部によって前記ポリマー封入セルが複数に分割され、
前記第3接合部の接合強度が、前記第1接合部の接合強度より小さく、且つ前記第2接合部の接合強度より大きく設定されている請求項1〜4いずれかに記載の吸収性物品が提供される。
上記請求項5記載の発明では、前記第3接合部によってポリマー封入セルを複数に分割することによって、高吸水性ポリマーがポリマー封入セル内を移動して偏るのがより確実に防止できるようになる。このときの接合強度は、第2接合部<第3接合部<第1接合部の関係が好ましい。
請求項6に係る本発明として、前記ポリマーシートの非肌側又は肌側に、吸水性の繊維集合体を含む繊維集合体層が配置されている請求項1〜5いずれかに記載の吸収性物品が提供される。
上記請求項6記載の発明では、前記ポリマーシートと繊維集合体層とを組み合わせることにより、体液の吸収性をより一層高めている。
以上詳説のとおり本発明によれば、吸液前のポリマーの移動や偏りがなくなり、ポリマーが効率良く吸液できる吸収性物品が提供できるようになる。
本発明に係る生理用ナプキン1の一部破断展開図である。 図1のII−II線矢視図である。 ポリマーシート4の一部破断展開図である。 図3のIV−IV線矢視図である。 図3のV−V線矢視図である。 (A)は従来のポリマーシート、(B)は本発明に係るポリマーシート4の吸液前後の状態を示す平面図である。 他の形態例に係るポリマー封入セル14を示す平面図である。 (A)〜(C)は、ポリマー封入セル14を示す平面図である。 (A)、(B)は他の形態例に係るポリマー封入セル14を示す平面図、(C)は(A)のC−C線矢視図である。 ポリマーシート4の製造装置を示す側面図である。 (A)〜(D)は、ポリマーシート4の製造手順を示す断面図である。 他の形態例に係るポリマーシート4の製造手順を示す断面図である。 他の形態例に係る生理用ナプキン1の断面図(その1)である。 他の形態例に係る生理用ナプキン1の断面図(その2)である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。
〔生理用ナプキン1の基本構成〕
本発明に係る生理用ナプキン1は、図1及び図2に示されるように、ポリエチレンシート、ポリプロピレンシートなどからなる不透液性裏面シート2と、経血やおりものなどを速やかに透過させる透液性表面シート3と、これら両シート2,3間に介在された2層のシート間に高吸水性ポリマーが配置された構造からなるポリマーシート4と、表面両側部にそれぞれ長手方向に沿って配設されたサイド不織布7,7とから構成されている。また、前記ポリマーシート4の周囲において、そのナプキン長手方向の前後端縁部では、前記不透液性裏面シート2、透液性表面シート3の外縁部がホットメルトなどの接着剤やヒートシール等の接着手段によって接合され、またその両側縁部ではポリマーシート4の側縁よりも側方に延出している前記不透液性裏面シート2と前記サイド不織布7とがホットメルトなどの接着剤やヒートシール等の接着手段によって接合され、外周にポリマーシート4の存在しない外周フラップ部が形成されている。
以下、さらに前記生理用ナプキン1の構造について詳述すると、
前記不透液性裏面シート2は、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂シートなどの少なくとも遮水性を有するシート材が用いられるが、この他にポリエチレンシート等に不織布を積層したラミネート不織布や、さらには防水フィルムを介在して実質的に不透液性を確保した上で不織布シート(この場合には防水フィルムと不織布とで不透液性裏面シートを構成する。)などを用いることができる。近年はムレ防止の観点から透湿性を有するものが用いられる傾向にある。この遮水・透湿性シート材は、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を溶融混練してシートを成形した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シートである。
次いで、前記透液性表面シート3は、有孔または無孔の不織布や多孔性プラスチックシートなどが好適に用いられる。不織布を構成する素材繊維としては、たとえばポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維とすることができ、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等の適宜の加工法によって得られた不織布を用いることができる。これらの加工法の内、スパンレース法は柔軟性、スパンボンド法はドレープ性に富む点で優れ、サーマルボンド法及びエアスルー法は嵩高で圧縮復元性が高い点で優れている。不織布の繊維は、長繊維または短繊維のいずれでもよいが、好ましくはタオル地の風合いを出すため短繊維を使用するのがよい。また、エンボス処理を容易とするために、比較的低融点のポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系繊維のものを用いるのがよい。また、融点の高い繊維を芯とし融点の低い繊維を鞘とした芯鞘型繊維やサイド−バイ−サイド型繊維、分割型繊維等の複合繊維を好適に用いることもできる。前記透液性表面シート3は、後段で詳述するポリマーシート4の上層シート10が肌当接面層を構成する場合には、設けなくてもよい。
前記不透液性裏面シート2と透液性表面シート3との間に介在されるポリマーシート4は、肌側に配置された上層シート10と非肌側に配置された下層シート11との間に高吸水性ポリマー12が配置された構造を有している。
前記上層シート10としては、有孔または無孔の不織布や多孔性プラスチックシートが用いられる。不織布を構成する素材繊維としては、前記透液性表面シート3と同様に、たとえばポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維とすることができる。前記不織布の加工法は問わないが、高吸水性ポリマー12の脱落を防止するため、スパンボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法など、得られた製品の繊維密度が大きくなる加工法とするのが好ましい。前記多孔性プラスチックシートの開孔径は、高吸水性ポリマー12の脱落を防止するため、高吸水性ポリマー12の外形より小さくするのが好ましい。また、後段で詳述するように、上層シート10は所定の凹凸加工が成されるため、熱可塑性を有する素材を含むのが好ましい。
前記下層シート11としては、有孔または無孔の不織布や多孔性プラスチックシートの他に、遮水性を有するシート材を用いることが可能である。前記上層シート10と同様に、不織布の加工法は問わないが、高吸水性ポリマー12の脱落を防止するため、スパンボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法など、得られた製品の繊維密度が大きくなる加工法とするのが好ましい。前記多孔性プラスチックシートの開孔径は、高吸水性ポリマー12の脱落を防止するため、高吸水性ポリマー12の外形より小さくするのが好ましい。前記遮水性のシート材としては、前記不透液性裏面シート2と同様の素材を用いることができる。
前記高吸水性ポリマー12としては、たとえばポリアクリル酸塩架橋物、自己架橋したポリアクリル酸塩、アクリル酸エステル−酢酸ビニル共重合体架橋物のケン化物、イソブチレン・無水マレイン酸共重合体架橋物、ポリスルホン酸塩架橋物や、ポリエチレンオキシド、ポリアクリルアミドなどの水膨潤性ポリマーを部分架橋したもの等が挙げられる。これらの内、吸水量、吸水速度に優れるアクリル酸またはアクリル酸塩系のものが好適である。前記吸水性能を有する高吸水性ポリマーは製造プロセスにおいて、架橋密度および架橋密度勾配を調整することにより吸水力と吸水速度の調整が可能である。
一方、本生理用ナプキン1の表面側の両側部にはそれぞれ、長手方向に沿ってかつナプキン1のほぼ全長に亘ってサイド不織布7,7が設けられ、このサイド不織布7,7の一部が側方に延在されるとともに、同じく側方に延在された不透液性裏面シート2の一部とによってウイング状フラップW、Wが形成されている。
前記サイド不織布7としては、重要視する機能の点から撥水処理不織布または親水処理不織布を使用することができる。たとえば、経血やおりもの等が浸透するのを防止する、あるいは肌触り感を高めるなどの機能を重視するならば、シリコン系、パラフィン系、アルキルクロミッククロリド系撥水剤などをコーティングした撥水処理不織布を用いることが望ましい。また、前記ウイング状フラップW、Wにおける経血等の吸収性を重視するならば、合成繊維の製造過程で親水基を持つ化合物、例えばポリエチレングリコールの酸化生成物などを共存させて重合させる方法や、塩化第2スズのような金属塩で処理し、表面を部分溶解し多孔性とし金属の水酸化物を沈着させる方法等により合成繊維を膨潤または多孔性とし、毛細管現象を応用して親水性を与えた親水処理不織布を用いるようにすることが望ましい。
前記サイド不織布7の内方側は、図2に示されるように、前記サイド不織布7をほぼ二重に折り返すとともに、この二重シート内部に、その高さ方向中間部に両端または長手方向の適宜の位置が固定された1または複数の、図示例では2本の糸状弾性伸縮部材8,8が配設され、その収縮力によって前記二重シート部分を肌側に起立させた立体ギャザーBS、BSが形成されている。
〔ポリマーシート4について〕
以下、前記ポリマーシート4について詳細に説明する。前記ポリマーシート4は、図3〜図5に示されるように、肌側(透液性表面シート3側)に配置された上層シート10と、非肌側(不透液性裏面シート2側)に配置された下層シート11との間の所定領域に、高吸水性ポリマー12が介在された構造を成している。
前記ポリマーシート4は、上層シート10と下層シート11とを接合する第1接合部13によって内部に前記高吸水性ポリマー12が封入された複数のポリマー封入セル14、14…に区画されるとともに、各ポリマー封入セル14の中央部に、上層シート10と下層シート11とを接合する第2接合部15によって前記高吸水性ポリマー12が介在しないポリマー非存在領域16が形成されている。前述の高吸水性ポリマー12が介在しないとは、上層シート10と下層シート11との間に高吸水性ポリマー12が全く存在しない状態、或いは高吸水性ポリマー12の散布時に繊維間に入り込むなどして多少存在するが、高吸水性ポリマー12が封入されたポリマー封入セル14に比べて格段に少ない状態のことを意味する。
前記第2接合部15の接合強度は、前記第1接合部13の接合強度より小さく設定されており、高吸水性ポリマー12が吸液して膨潤したときに、第1接合部13より第2接合部15の接合が優先的に剥離するようになっている。すなわち、第1接合部13の接合強度>第2接合部15の接合強度となっている。
従って、図6(A)に示されるように、周囲の接合部によって区画された従来のセルに比べて、本発明に係るポリマー封入セル14では、同図6(B)に示されるように、中央部に第2接合部15によりポリマー非存在領域16が形成され、このポリマー非存在領域16の周囲を囲むように形成されているため、ポリマー封入セル14内での高吸水性ポリマー12の移動や偏りが防止できるようになる。
また、高吸水性ポリマー12が吸液して膨潤したときには、従来の構造では、図6(A)に示されるように、吸液して膨潤した高吸水性ポリマーの圧力によって接合部の接合が剥がれるものの、直ぐ隣のセルにも高吸水性ポリマーが充填されているため、膨潤した高吸水性ポリマーの逃げ場が無く、その場に高吸水性ポリマーが停滞することによってゲルブロッキングが生じやすかった。これに対して本発明では、同図6(B)に示されるように、高吸水性ポリマー12が存在しないポリマー非存在領域16との接合部である第2接合部15の接合が優先的に剥離するため、ポリマー封入セル14の空間がポリマー非存在領域16にまで拡大し、膨潤した高吸水性ポリマー12がポリマー非存在領域16に入り込んで、その分だけ高吸水性ポリマー12が膨潤しやすくなる。従って、ゲルブロッキングなどによる吸液障害が生じにくく、ポリマー封入セル14内での吸液が効率良く行われるようになる。
前記第1接合部13及び第2接合部15としては、ホットメルト接着剤などの接着剤による接着手段を用いるのが好ましいが、ヒートシールや超音波シールなどの融着による接合手段を用いることも可能である。
前記第1接合部13と第2接合部15との接合強度の調整は、接着剤による接着手段を用いる場合には、単位面積当たりの塗布量や塗布パターンの長さを調整することにより行うことができ、融着による接合手段を用いる場合には、融着面積や融着温度の調整により行うことができる。
前記第1接合部13と第2接合部15の接合強度は何れも、高吸水性ポリマー12が吸液して膨潤したときに、上層シート10及び下層シート11が破れない程度の強度、すなわち上層シート10及び下層シート11の引張強度より小さな強度に設定されている。具体的には、第1接合部13の接合強度は、0.5〜2N/25mm程度が好ましく、第2接合部15の接合強度は、0.2〜1N/25mm程度が好ましい。また、これらの接合強度の差は、0.3N/25mm以上設けるのが好ましい。前記接合強度は、25mmの幅に切り取った前記接合部によって接合されたシート材を300mm/minの速度で引っ張る引張試験を行ったときの引張強度から測定できる。
前記第1接合部13は、図3に示されるように、上層シート10及び下層シート11に対して、ほぼ等間隔で配置された複数の連続した長手方向線と幅方向線とからなる格子状の接合部である。これにより、各ポリマー封入セル14が矩形状、好ましくは正方形状に区画されている。前記第1接合部13の平面パターンとしては、円形、楕円形、多角形などそれぞれ個別的に区画したものを、独立的に格子状又は千鳥状に配置してもよい。
前記第1接合部13は、図3に示されるように、上層シート10と下層シート11とを連続して接合した連続線で構成してもよいし、図9に示されるように、上層シート10と下層シート11との接合部と、非接合部とを交互に配置した間欠線で構成してもよい。間欠線で構成する場合には、高吸水性ポリマー12が非接合部から移動するのを防止するため、非接合部の長さを接合部の長さより短くするのが好ましい。
前記ポリマー封入セル14は、上層シート10と下層シート11との間において、前記第1接合部13によって外周が囲まれるとともに、中央部に第2接合部15によって区画されたポリマー非存在領域16が配置された環状の空間部である。
各ポリマー封入セル14は、図3に示されるように、隣接するポリマー封入セル14との間に隙間を空けることなく第1接合部13を境界線として隣接配置することができる。これによって、高吸水性ポリマー12がポリマーシート4に対してほぼ隙間なく配置されるようになり、吸液効果を高めることができる。
一方、図7に示されるように、各ポリマー封入セル14がそれぞれ個別の独立した第1接合部13によって囲まれ、隣接するポリマー封入セル14との間に隙間17を空けて隣接配置してもよい。これによって、ポリマー封入セル14内の高吸水性ポリマー12が膨潤してポリマーシート4の厚みが厚くなったとき、隣接するポリマー封入セル14、14間の隙間17がバッファーゾーンとなってシートの歪みが吸収され、ポリマーシート4全体が歪むのが防止できるようになる。前記隙間17の幅は、小さすぎるとシートの歪みが吸収できないし、大きすぎると吸液効果が低下するため、ポリマー封入セル14の幅の10%〜30%程度とするのが好ましい。
前記第2接合部15によって区画されるポリマー非存在領域16は、図8に示されるように、(A)方形状、(B)菱形、(C)円形のパターンで形成することが可能であり、この他に、多角形、楕円など種々のパターンで配置することが可能である。吸液前の高吸水性ポリマー12の移動を防止するという観点から、ポリマー非存在領域16の平面形状は、方形状や菱形など、角を有する形状で形成するのが好ましい。
前記ポリマー非存在領域16は、高吸水性ポリマー12が吸液して膨潤した際に十分な拡大空間が得られるように、ポリマー封入セル14に対して所定の大きさで設けられている。具体的には、ポリマー非存在領域16の外形の長さは、ポリマー封入セル14の外形の長さに対して20%〜50%の大きさで形成するのが好ましい。
前記第2接合部15は、図8に示されるように、ポリマー非存在領域16の領域内を全面的に接合してもよいし、図9(A)に示されるように、複数のドット状などのように領域内を部分的に接合してもよいし、図9(B)に示されるように、ポリマー非存在領域16の外周のみを連続線又は間欠線(図示例は間欠線)で接合してもよい。第2接合部15の接合強度を弱くするという点において図9(B)に示される領域の外周のみを間欠線で接合するパターンが好ましい。
ところで、図9に示されるように、前記ポリマー封入セル14に、ポリマー非存在領域16から第1接合部13まで延びるとともに、上層シート10と下層シート11とを接合する第3接合部18を設けることによって、前記ポリマー封入セル14が複数に分割されるようにしてもよい。これによって、吸液前の高吸水性ポリマー12がポリマー封入セル14内を移動して偏るのが防止できるようになる。前記第3接合部18は、ポリマー封入セル14を2等分〜8等分、図示例では4等分するように設けるのが好ましい。
前記第3接合部18の接合強度は、第1接合部13の接合強度より小さく、且つ第2接合部15の接合強度より大きくなるように設定するのが好ましい。すなわち、第1接合部13>第3接合部18>第2接合部15の関係で接合強度を設定するのが好ましい。これにより、第2接合部15、第3接合部18、第1接合部13の順に接合が剥離しやすくなり、吸液して膨潤した高吸水性ポリマー12のポリマー非存在領域16への移動がスムーズに行われるようになる。前記第3接合部18の接合強度は、具体的には、0.4〜1N/25mm程度が好ましい。前記第3接合部18は、連続線又は間欠線(図示例では間欠線)で設けることができる。
ところで、前記ポリマー封入セル14に充填される高吸水性ポリマー12の重量は、20〜300g/m、好ましくは80〜200g/mとするのがよい。
前記ポリマーシート4を製造するには、図10及び図11に示されるように、前記ポリマー封入セル14に対応する多数の凸状部21a、21a…が配列されるとともに、前記ポリマー非存在領域16に対応する多数の凹状部21b、21b…が配列された第1エンボスロール21と、前記凸状部21aに対応する多数の凹状部22a、22a…が配列されるとともに、前記凹状部21bに対応する多数の凸状部22b、22b…が配列された第2エンボスロール22との間に、上層シート10を通過させることにより、前記凸状部21aと凹状部22aとの噛み合わせによって前記ポリマー封入セル14を形成するとともに、前記凹状部21bと凸状部22bとの噛み合わせによって前記ポリマー非存在領域16を形成する製造装置20を用いるのが好ましい。
その後、前記上層シート10が配置された前記第2エンボスロール22の表面に高吸水性ポリマー12を散布し、ポリマー封入セル14に対応する凹状部22aに高吸水性ポリマー12を収容するとともに、第2エンボスロール22とフラットロール23との間に、別経路から搬送された下層シート11を積層した状態で通過させることにより、前記第1接合部13及び第2接合部15によって前記上層シート10と下層シート11とを接合し一体化させる。これらの接合は、前記第2エンボスロール22の凸部に対応する上層シート10の外面にホットメルト接着剤等を塗布しておき下層シート11と接着するか、前記フラットロール23との噛み合わせ時に前記第2エンボスロール22の凸部を加熱又は超音波放射により、前記上層シート10と下層シート11とを融着させることにより行われる。
前記第2エンボスロール22の凹状部22aの底部に吸引口を設けることによって、エンボス時に上層シート10を吸引しエンボスしやすくするとともに、高吸水性ポリマー12の散布時に吸引してポリマーの落下を防止することができる。また、高吸水性ポリマー12の散布後、スクレーパーなどで表面を均すことによって、ポリマー封入セル14に収容される高吸水性ポリマー12の量を調整してもよい。
しかる後、長手方向に連続するポリマーシート4、4…を、前記ポリマー封入セル14が設けられない上層シート10と下層シート11との接合部にて裁断する。
ポリマー非存在領域16の他の形態例として、図12(A)に示されるように、前記ポリマー非存在領域16に対応する位置に、前記ポリマー封入セル14より低い高さで肌側に膨出する凸部16aを形成しておき、同図12(B)に示されるように、第2接合部15を部分的に設ける際に、第2接合部15に対応する部位だけ窪むように形成するようにしてもよい。これにより、高吸水性ポリマー12が吸液して膨潤し、第2接合部15の接合が剥離した際に、上層シート10が肌側に膨出しやすくなり、高吸水性ポリマー12がポリマー非存在領域16に入り込みやすくなる。なお、高吸水性ポリマー12を散布する際に前記凸部16aに高吸水性ポリマー12が入り込まないように、この部分には吸引せずに、ポリマー封入セル14のみ吸引しながら散布するようにするのが好ましい。
前記ポリマーシート4は、図2に示されるように、透液性表面シート3と不透液性裏面シート2との間に、単体で介在させてもよいし、図13及び図14に示されるように、前記ポリマーシート4の非肌側又は肌側に配置したパルプなどの吸水性の繊維集合体を含む繊維集合体層30との積層体として介在させてもよい。前記繊維集合体層30は、少なくとも吸水性の繊維集合体で構成され、高吸水性ポリマーを混入してもよい。
図13では、ポリマーシート4の非肌側に繊維集合体層30を配置し、これらポリマーシート4と繊維集合体層30との積層体を透液性表面シート3と不透液性裏面シート2との間に介在させている。これにより、上層のポリマーシート4を透過した体液が下層の繊維集合体層30に吸収され保持されるようになる。この場合、ポリマーシート4を構成する下層シート11としては、透水性のシート材を用いるのが好ましい。
図14では、ポリマーシート4の肌側に繊維集合体層30を配置し、これらポリマーシート4と繊維集合体層30との積層体を透液性表面シート3と不透液性裏面シート2との間に介在させている。これにより、繊維集合体層30で拡散した体液をポリマーシート4で速やかに吸収できるようになる。この場合、図14に示されるように、前記繊維集合体層30の幅方向中央部に長手方向に沿って貫通するスリット31を設けてもよい。これにより、このスリット31が体液の一時貯留空間として作用し、このスリット31に沿って体液を長手方向に拡散させつつ、ポリマーシート4において体液を拡散できるので、拡散性に優れ効率良く速やかにポリマーシート4に吸収させることが可能となる。
前記ポリマーシート4と繊維集合体層30との積層体とした場合、ポリマーシート4は、繊維集合体層30の全面に配置する必要はなく、例えば、排血口部を含むナプキン中央領域のみに配置したり、排血口部を囲む環状領域のみに配置したりすることが可能である。この場合、繊維集合体層30は、前記外周フラップ部を残した生理用ナプキン1の外周部まで配置されている。
また、図示しないが、前記透液性表面シート3は必ずしも必須の要素ではなく、ポリマーシート4の上層シート10を肌当接面層として機能させた場合には、透液性表面シート3を配置しなくてもよい。これにより、生理用ナプキン1が更に薄型化できるとともに、資材数の減少によりコスト削減が可能となる。
1…生理用ナプキン、2…不透液性裏面シート、3…透液性表面シート、4…ポリマーシート、7…サイド不織布、10…上層シート、11…下層シート、12…高吸水性ポリマー、13…第1接合部、14…ポリマー封入セル、15…第2接合部、16…ポリマー非存在領域、17…隙間、18…第3接合部

Claims (6)

  1. 肌側に配置された上層シートと非肌側に配置された下層シートとの間に、高吸水性ポリマーが介在されたポリマーシートを含む吸収性物品であって、
    前記ポリマーシートは、前記上層シートと下層シートとを接合する第1接合部によって内部に前記高吸水性ポリマーが封入された複数のポリマー封入セルに区画されるとともに、各ポリマー封入セルの中央部に、前記上層シートと下層シートとを接合する第2接合部によって前記高吸水性ポリマーが介在しないポリマー非存在領域が形成され、
    前記ポリマー封入セルは、前記上層シートと下層シートとの間において、前記第1接合部によって外周が囲まれるとともに、中央部に前記第2接合部によって区画された前記ポリマー非存在領域が配置された環状の空間部であり、
    前記第2接合部の接合強度は、前記第1接合部の接合強度より小さく設定されており、前記高吸水性ポリマーが吸液して膨潤したときに、前記第1接合部より前記第2接合部の接合が優先的に剥離するようになっていることを特徴とする吸収性物品。
  2. 前記第2接合部は、前記ポリマー非存在領域の領域内を全面的に接合しているか、領域内を部分的に接合しているか、領域の外周のみを連続線又は間欠線で接合しているかのいずれとかとされる請求項1記載の吸収性物品。
  3. 前記各ポリマー封入セルは、隣接するポリマー封入セルと前記第1接合部を境界線として隣接配置されている請求項1、2いずれかに記載の吸収性物品。
  4. 前記各ポリマー封入セルは、それぞれ個別の第1接合部によって囲まれ、隣接するポリマー封入セルとの間に隙間を空けて隣接配置されている請求項1,2いずれかに記載の吸収性物品。
  5. 前記ポリマー非存在領域から前記第1接合部まで延びる第3接合部によって前記ポリマー封入セルが複数に分割され、
    前記第3接合部の接合強度が、前記第1接合部の接合強度より小さく、且つ前記第2接合部の接合強度より大きく設定されている請求項1〜4いずれかに記載の吸収性物品。
  6. 前記ポリマーシートの非肌側又は肌側に、吸水性の繊維集合体を含む繊維集合体層が配置されている請求項1〜5いずれかに記載の吸収性物品。
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