JP2017028638A - 撮像システム、撮像装置、撮像システムの制御方法、プログラムおよび記憶媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明は被写体側のユーザが撮像範囲内で確認できない場合、被写体側のユーザが有する携帯端末(スマートフォンなど)に撮像範囲内にいない旨の報知をして、被写体側のユーザに撮像範囲内へ移動するように促し、余分な周囲画像を撮像することなくユーザを撮像範囲へ誘導することができること
【解決手段】
撮像手段を有する撮像装置と、第1の顔情報を記憶する記憶手段を有する撮像装置と通信可能な携帯端末とを有する撮像システムにおいて、撮像装置は、撮像手段で撮像した画像から第2の顔情報を検出し、検出された第2の顔情報を携帯端末に送信する。携帯端末は、送信された第2の顔情報を受信し、受信した第2の顔情報と第1の顔情報とを照合する。照合の結果、第2の顔情報に第1の顔情報と類似する情報が含まれているかを判断し、第2の顔情報に第1の顔情報と類似する情報が含まれていないと判断された場合、ユーザに報知することを特徴とする。
【選択図】図3
【解決手段】
撮像手段を有する撮像装置と、第1の顔情報を記憶する記憶手段を有する撮像装置と通信可能な携帯端末とを有する撮像システムにおいて、撮像装置は、撮像手段で撮像した画像から第2の顔情報を検出し、検出された第2の顔情報を携帯端末に送信する。携帯端末は、送信された第2の顔情報を受信し、受信した第2の顔情報と第1の顔情報とを照合する。照合の結果、第2の顔情報に第1の顔情報と類似する情報が含まれているかを判断し、第2の顔情報に第1の顔情報と類似する情報が含まれていないと判断された場合、ユーザに報知することを特徴とする。
【選択図】図3
Description
本発明は、撮像時に撮像範囲にいないユーザへ報知する撮像システム、撮像システムの制御方法およびプログラムに関するものである。
撮像装置で撮像する際に、被写体側のユーザは写っているつもりでも実際には撮影されないことが良くある。例えば、被写体側のユーザは撮像装置の撮影画角内に入っているつもりでも、実際は撮影画角から外れていて、撮像する側のユーザもその事に気付かず撮像されてしまう場合などである。
この問題を解決する方法として、特許文献1には、主撮影画像とその周囲画像である周囲撮影画像とを取得し、それらの画像から顔領域の配置を判定して、被写体全員の顔領域が主撮影画像に含まれない場合は、主撮影画像内への移動を促す報知をスピーカで実行する撮影制御技術が開示されている。
しかしながら、特許文献1に記載の撮影制御技術では、主撮影画像より広い範囲の周囲撮影画像を取得しなければならず、本来は不必要であるはずの周囲画像まで取得しなければならない。そのため、光学ズームでは主撮影画像より広角の範囲(周囲)をも撮影するが、主撮影画像は、より広角で撮影された画像のデジタルズーム画像を取得する形となってしまい、カメラ本来の精度での撮像画像を取得することができない。また、広角側の撮影をする場合(たとえば、広角一杯の撮影など)、より広角の画像である周囲画像を取得することができない。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明は被写体側のユーザが撮像範囲内で確認できない場合、被写体側のユーザが有する携帯端末(スマートフォンなど)に撮像範囲内にいない旨の報知をして、被写体側のユーザに撮像範囲内へ移動するように促し、余分な周囲画像を撮像することなくユーザを撮像範囲へ誘導することができることを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、撮像手段を有する撮像装置と、第1の顔情報を記憶する記憶手段を有する前記撮像装置と通信可能な携帯端末とを有する撮像システムにおいて、前記撮像装置は、前記撮像手段で撮像した画像から第2の顔情報を検出する顔情報検出手段と、前記顔情報検出手段で検出された第2の顔情報を前記携帯端末に送信する送信手段とを有し、前記携帯端末は、前記送信手段により送信された第2の顔情報を受信する受信手段と、前記記憶手段に記憶された第1の顔情報と、前記受信手段により受信した第2の顔情報とを照合する顔情報照合手段と、前記顔情報照合手段による照合の結果、前記第2の顔情報に前記第1の顔情報と類似する情報が含まれているかを判断する判断手段と、前記判断手段により、前記第2の顔情報に前記第1の顔情報と類似する情報が含まれていないと判断された場合、ユーザに報知する報知手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、被写体側のユーザが撮像範囲内で確認できない場合、被写体側のユーザが有する携帯端末(スマートフォンなど)に撮像範囲内にいない旨の報知をして、被写体側のユーザに撮像範囲内へ移動するように促し、余分な周囲画像を撮像することなくユーザを撮像範囲へ誘導することができる効果を有する。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。まず、図1を参照して、本発明を実施する撮像装置100のハードウェア構成について説明する。
撮像装置100は、いわゆるデジタルカメラから成り、撮影用のレンズ101、撮像素子(以下、「CCD」と称する)102、カメラ信号処理部(以下、「ADC」と称する)103、画像処理部104、システムコントローラ110、バッファメモリ111、フラッシュROM112、インターフェース回路(以下、「I/F回路」と称する)113、カードホルダ114、メモリカード115、ディスプレイドライバ116、および操作部120を備える。
レンズ101は、レンズ等であり、対物レンズ、ズームレンズ、およびフォーカスレンズなどで構成される。ズームレンズおよびフォーカスレンズについては、不図示の駆動機構により光軸方向へ駆動される。撮像素子102は、レンズ101から入射した撮像光を結像し、電気信号(アナログ信号)に変換して出力するCCDイメージセンサで構成される。
カメラ信号処理部(ADC)103は、撮像素子102から受けた電気信号にデジタル変換やホワイトバランス調整などの信号処理を行なって、デジタル信号に変換する機能を有する。システムコントローラ110は、画像処理部104、バッファメモリ111、フラッシュROM112、I/F回路113、ディスプレイドライバ116、サウンドドライバ118、LEDドライバ128、および操作部120に接続されている
画像処理部104は、前処理部105、YC処理部106、電子ズーム処理部107、圧縮部108、および伸長部109を備え、カメラ信号処理部103から出力されるデジタル信号から画像データを生成し、各種画像処理を行う機能を有する。
前処理部105は、入力される画像データに基づく画像のホワイトバランスを調整するホワイトバランス処理や画像のガンマ補正処理を行う機能を有する。ホワイトバランス処理は、画像の色合いを、実物の色合いに近くなるように調整したり、光源(蛍光灯や太陽光など)に合った適正な色に調整したりする処理である。ガンマ補正処理は、画像のコントラストを調整する処理である。なお、前処理部105は、ホワイトバランス処理およびガンマ補正処理以外の画像処理を実行することも可能である。
YC処理部106は、入力される画像データに基づく画像を、輝度情報「Y」と、輝度信号と青色の色差情報「Cb」と、輝度信号と赤色の色差情報「Cr」とに分離する機能を有する。電子ズーム処理部107は、画像の一部(例えば中央部)を所定の大きさでトリミングし、トリミングした画像を信号処理で元画像の大きさに拡大する機能を有する。
電子ズーム処理部107は、例えば、撮影された1600×1200ドットの画像から中央の1024×768ドットの画像を切り出し、データ補間を行いながら1600×1200ドットのサイズに拡大することができる。
圧縮部108は、画像データをJPEG(Joint Photographic Expert Group)方式などの圧縮形式によって圧縮する機能を有する。伸長部109は、圧縮されている画像データを伸長する機能を有する。例えば、画像データをJPEG方式で圧縮する場合、まず、画像データの高周波成分と低周波成分の割合を数値化する離散コサイン変換処理が行われる(DCT処理)。次に、画像の階調やグラデーションを表現する段階を数値(量子化ビット数)で表現する量子化処理が行われる。最後に、ハフマン符号化処理で画像データが圧縮される。
具体的には、画像データの信号文字列が一定のビット毎に区切られ、出現頻度が高い文字列に対してより短い符号が与えてられてゆく。なお、圧縮処理を行わないで画像データを記録する方式の場合は、圧縮部108および伸長部109を省略することができる。また、画像データの圧縮形式は、JPEG方式に限らず、GIF(Graphical Interchange Format)形式などであっても、同様に処理を行うことができる。
バッファメモリ111には、画像処理部104で画像処理が行われる際に、一時的に画像データが保存される。フラッシュROM112には、撮像装置100の各種設定情報や、後述する指定された構図情報等が保存される。I/F回路113は、システムコントローラ110から出力される画像データを、メモリカード115に記録可能なデータ形式に変換する。また、I/F回路113は、メモリカード115から読み出された画像データ等を、システムコントローラ110で処理可能なデータ形式に変換する。
カードホルダ114は、記録媒体であるメモリカード115を撮像装置100に着脱可能にする機構を備えると共に、メモリカード115との間でデータ通信が可能な電気接点を備える。また、カードホルダ114は、撮像装置100で利用される記録媒体の種類に応じた構造を有する。メモリカード115は、フラッシュメモリなどの半導体記憶素子を内蔵し、カードホルダ114に着脱可能なカード型の記録媒体である。メモリカード115には、撮像装置100で撮影された画像データを記録することができる。
ディスプレイドライバ116は、システムコントローラ110から出力される画像データをディスプレイ117で表示可能な信号に変換する。具体的には、ディスプレイドライバ116は、システムコントローラ110から出力されるデジタルの画像データをアナログ画像信号に変換する処理を行い、次に画像サイズをディスプレイ117の表示可能エリアのサイズに適したサイズに変換する処理を行う。
サウンドドライバ118は、システムコントローラ110から出力される音声データをスピーカ219で鳴動可能な信号に変換する処理を行う。LED(Light Emitting Diode)ドライバ128は、システムコントローラ110から出力される命令に従いランプ129の制御を行う。
操作部120は、電源スイッチ121、モードダイヤル122、撮影ボタン123、タッチパネルキー124、ズームボタン125、および閲覧(再生)ボタン126を備え、ユーザからの操作入力を受け付けて、操作内容に応じた信号をシステムコントローラ110に出力する。なお、操作部120には、図示の操作ボタン以外の操作ボタン類も含まれるが、それらの説明は省略する。
モードダイヤル(選択ボタン)122は、撮影動作のモードを切り替えるための回転可能なダイヤルである。ユーザはモードダイヤル122を操作することで、複数の撮影動作モードを選択することが可能である。なお、本発明の実施形態で、モードダイヤルは、ダイヤル式機構として記載をするが、例えば、ダイヤルではなくスライド式のボタンであってもよい。つまり、モードダイヤル122について、その機構はダイヤルに限定されず、カメラのモードを切り替えられるための機構を備えていることが本質である。
また、撮影動作モードの例として、構図を用いて撮影を行う場合、その構図の指示入力を受付けることが可能なモード等があるが、尚、このようなモードへの切替方法については、ダイヤルに限定されず、ディスプレイ117上のタッチパネル(不図示)などによる切替方法であってもよい。
閲覧ボタン126は、撮影した画像データを閲覧する閲覧モード(再生モード)に切り替えるためのボタンである。閲覧ボタン126が押下されると、撮影モードから閲覧モードに移行する。なお、閲覧モードへの切替方法については、前述のように、閲覧ボタン126の押下に限定されず、ディスプレイ117上のタッチパネルなどによる移行方法であってもよい。
閲覧モードでは、システムコントローラ110が、I/F回路113を介して、カードホルダ114に装着されているメモリカード115から設定情報と画像データを読み出す。設定情報は、現在装着されているメモリカード115に記録されている画像の枚数および記録されている画像データの容量などである。読み出される画像データは、例えば、画像1枚分の画像データまたはサムネイルデータである。なお、メモリカード115から読み出される画像データは、上述したように所定の圧縮形式で圧縮されている。
メモリカード115から読み出された画像データは、I/F回路113およびシステムコントローラ110を介して、ディスプレイドライバ116へ入力される。ディスプレイドライバ116は、入力された画像データをディスプレイ117に表示させる。
タッチパネルキー124は、ディスプレイ上に表示される操作キーであり、ユーザが撮像装置100に対する所定の指示や機能選択を行うためのキーである。ユーザは、タッチパネルキー124により、撮像装置100に対する各種設定情報やユーザ認証情報などの操作入力を行うことができる。
また、タッチパネルキー124により、ディスプレイ117にメニュー画面や撮像装置100に対して各種設定情報を設定するための画面を表示したり、撮像装置100が有する所定の機能を選択することができる。
さらに、タッチパネルキー124により、撮像装置100で撮影された画像データをディスプレイ117上にプレビュー表示させることができる。プレビュー表示とは、撮像装置100で撮影した画像を、その直後にディスプレイ117に表示させる機能である。
なお、プレビュー表示については、ディスプレイ117上に撮影した画像を1枚のみ表示する構成に限定されず、サムネイル画像を含む複数の画像を表示するように構成してもよい。また、プレビュー表示の切り替えについては、タッチパネルキー124の押下に限らず、他のボタンの押下などの一般的な方法を利用して切り替えられる構成にしてもよい。また、プレビュー表示画面で、プレビュー表示画像の削除や編集などが行えるように構成してもよい。
レンズ制御部127は、レンズ101のレンズに対して、ズーム、フォーカス、絞り等の制御を行う。また、撮像装置100は、被写体を撮像して画像データを得る撮影モードと当該撮影モードで得た画像データを表示する閲覧(再生)モードとを備える。
なお、音声についてはマイクやスピーカを用いることで、撮像装置100と同様に記録、及び再生が可能である。また、映像(動画)記録時には、通常音声記録も同時に行われ、圧縮部108および伸長部109で、映像と音声が多重化される。
また、撮像装置100における撮影動作について図1を用いて説明する。まず、ユーザが電源スイッチ121を操作し、撮像装置100の電源をONにする。すると、撮像装置100に内蔵されているバッテリー(不図示)から各回路へ電源供給されて、撮像装置100の起動処理(レンズバリアを開く動作制御およびマイクロコンピューターのリセット処理など)が行われる。
撮像装置100は、電源OFF時に電源スイッチ121が押下されると電源ONとなり、自動的に撮影モードとなるように構成されている。また、電源OFF時に閲覧ボタンが押下されると電源ONとなり、自動的に閲覧モードとなるように構成されている。
撮像装置100が撮影モードに移行すると、光学画像がレンズ101を介して撮像装置100内へ入射し、撮像素子(CCD)102に結像される。CCD102は、入射される光学画像を電気信号に変換して、カメラ信号処理部(ADC)103へ出力する。ADC103は、入力される電気信号(アナログ信号)をデジタル信号に変換する。ADC103から出力されるデジタル信号は画像処理部104に入力される。
画像処理部104内の前処理部105では、入力されるデジタル信号に基づき画像データを生成し、ホワイトバランス処理およびガンマ補正処理などが行われる。画像処理部104内のYC処理部106では、画像データが輝度信号Yと色差信号CrおよびCbとに分離され、色差信号CrおよびCbの情報量を減らす処理が行われる。
色差信号CrおよびCbの情報量の削減処理は、例えば、画像の主走査方向の色情報を間引く「4:2:2ダウンサンプリング処理」や、画像の縦横方向の色情報を間引く「4:1:1ダウンサンプリング処理」などがある。なお、前処理部105およびYC処理部106で画像処理を行う際は、画像データを一時的にバッファメモリ111に保存し、随時バッファメモリ111に保存されている画像データを読み出しながら画像処理が行われる。
画像処理部104から出力される画像データ(非圧縮)はシステムコントローラ110に入力される。システムコントローラ110は、画像処理部104から出力される画像データを、ディスプレイドライバ116へ出力する。
ディスプレイドライバ116は、入力される画像データ(デジタル信号)をアナログ画像信号に変換すると共に、アナログ画像信号に基づく画像のサイズをディスプレイ117で表示可能なサイズに調整する。
また、ディスプレイドライバ116は、ディスプレイ117に画像を表示させるよう制御する。このとき、ディスプレイ117に表示される画像は、CCD102、ADC103、および画像処理部104で、連続的に信号処理されて生成される画像(スルー画像)である。
ディスプレイ117にスルー画像が表示されている状態で、ユーザが希望のタイミングで撮影ボタン123を操作すると、システムコントローラ110は画像処理部104に制御信号を出力する。画像処理部104に制御信号が入力されると、圧縮部108は、前処理部105およびYC処理部106で画像処理された画像データをバッファメモリ111へ保存し、圧縮処理を行う。
具体的には、画像データの高周波成分と低周波成分の割合を数値化する離散コサイン変換処理(DCT処理)や、画像の階調やグラデーションを表現する段階を量子化ビット数で表現する量子化処理や、画像データの信号文字列を一定のビット毎に区切り、出現頻度が高い文字列に対して、より短い符号を与えてゆくハフマン符号化処理などが実行される。圧縮された画像データは、システムコントローラ110およびディスプレイドライバ116を介してディスプレイ117に表示される。また、圧縮された画像データは、カードホルダ114を介してメモリカード115に記録される。
撮影ボタン123が操作される前にズームボタン125が操作されると、システムコントローラ110は光学ズーム処理や電子ズーム処理を実行し、画像の大きさを拡大または縮小させることができる。そして、ズームボタン125の操作後、撮影ボタン123が操作されると、拡大または縮小された画像の画像データがメモリカード115へ記録される。
次に、図2を参照して、本発明に係る携帯端末200のハードウェア構成について説明する。
本発明の携帯端末200は、例えば、携帯情報端末(PDA)や、スマートフォンのように、タッチパネル210などを備えている。タッチパネル210は、液晶パネルのような表示制御部と、タッチパッドのような位置入力制御部とを組み合わせた電子部品である。
CPU201は、システムバス204に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。
また、ROM202あるいはフラッシュメモリ214(記憶手段)には、CPU201の制御プログラムであるBIOS(Basic Input/OutputSystem)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、当該携帯端末200が実行する機能を実現するために必要な、後述する各種プログラム等が記憶されている。RAM203は、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をRAM203にロードして、プログラムを実行することで各種動作を実現するものである。また、携帯端末200には、GPS衛星からの信号を受信して現在位置情報を取得可能なGPS受信手段215(位置情報取得手段)が設けられており、CPU201は、GPS受信手段215からのGPS座標情報(位置情報)の取得制御を行う。
また、入力コントローラ205は、タッチパネル210、マイク211、カメラ212からの入力を制御する。タッチパネル210からはユーザのタッチ操作に関する入力を制御し、マイク211からは音声の入力を制御し、更にカメラ212(撮像手段)からは撮像された静止画、動画の入力を制御する。出力コントローラ206は、タッチパネル210への画像出力、スピーカー213への音声出力を制御する。
タッチパネル210は、ユーザからのタッチ操作を検知すると共に、前述した出力コントローラ206から送られた映像(画像)を表示する。タッチパネル210は、表示器と位置入力装置とが一体となった部品である。複数の箇所に対するタッチ操作(以下、マルチタッチ)も検知可能である。
メモリコントローラ(MC)207は、ブートプログラム、ブラウザソフトウエア、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、各種データ等を記憶するフラッシュメモリ214へのアクセスを制御する。本実施形態においては、フラッシュメモリとして説明を行うが、ハードディスク(HD)やフレキシブルディスク(FD)或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるカード型メモリ等の記憶媒体であってもよい。
通信I/Fコントローラ209は、ネットワークを介して、外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いたインターネット通信等が可能である。なお、携帯端末200は、他にもBluetooth(登録商標)通信やや赤外線通信などの無線通信機能等を備えていてもよい。そして、このようなネットワークを介して、携帯端末200は、撮像装置100と通信を行うことができる。
尚、CPU201は、例えばRAM203内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、タッチパネル210上での表示を可能としている。
本実施形態の携帯端末200が後述する各種処理を実行するために用いられる各種プログラム等はフラッシュメモリ214に記録されており、必要に応じてRAM203にロードされることによりCPU201によって実行可能である。さらに、本実施形態に係わるプログラムが用いる定義ファイルや各種情報テーブルもフラッシュメモリ214に格納しておくことができる。
次に、図3のシステムブロック図を参照して、本発明のシステム構成を説明する。
図3は、本発明の一実施形態を示すシステムの全体構成を示すシステム構成図の一例である。
撮像装置100は、図1で説明した撮像機能を有する装置の例である。なお、撮像装置100は、図1により説明した撮像装置の機能の全てを有していなくても良い。
携帯端末200a、bは、図2で説明したユーザが有するスマートフォンなどの携帯端末の例である。撮像装置100と、携帯端末200a、bは、無線LANやWi−Fi(登録商標)などによりお互いに通信可能である。携帯端末200a、bは、顔画像などを保存・管理でき、撮像装置100から画像情報を受信し、受信した撮像画像から顔画像などを抽出して、顔照合などの画像解析処理を行う。なお、前記顔画像の抽出や顔照合などの画像解析処理は、携帯端末200で処理してもよいし、撮像装置100で処理してもよい。
次に、図4のフローチャートを参照して、携帯端末200が事前に顔情報と撮像装置の撮像情報を登録する処理の手順について説明する。
図4は、本発明の携帯端末200における第1の制御処理手順の一例を示すフローチャートであり、図3に示した携帯端末200のそれぞれのCPU201(図2の201)の制御の下、処理が実行される。なお、S401〜S405は各処理ステップを示す。
図4のフローチャートは、携帯端末200において、本発明のアプリケーションを起動すると開始される。
図4のステップS401において、携帯端末200のCPU201は、携帯端末200の図示しない被写体チェック機能項目がONにされたかを確認する。被写体チェック機能がONされていれば、次のステップS402へと処理を移行する。
ステップS402において、携帯端末200のCPU201は、携帯端末200のフラッシュメモリ214にユーザの顔情報が登録されているかを判断する。顔情報が登録されていれば、ステップS404へと処理を遷移し、顔情報が登録されていなければ、ステップS403へと処理を遷移する。
ステップS403へと処理を遷移すると、携帯端末200のCPU201は、ユーザに顔情報を登録するように促す画面を表示し、ユーザの顔情報を登録する。図7を参照して、顔情報の登録を促すイメージを説明する。
図7は、本発明の携帯端末200におけるタッチパネル210に表示される画面イメージを示す図である。
図7の700は、顔情報を登録する際の画面イメージを説明するための図であり、701は顔情報の登録を促すために携帯端末200のタッチパネル210に表示される画面イメージである。701のように、タッチパネル210の下部702に「顔情報を登録してください。」というメッセージを表示し、ユーザの顔情報がカメラ212から入力されるのを待つ。
ユーザが携帯端末200のカメラ212からユーザの顔情報を撮像し、顔情報が入力されると、703のイメージのように顔情報を表示し、ユーザの登録ボタン704の押下を待つ。703のような画面イメージで登録するとユーザが判断した場合は、ユーザにより登録ボタン704が押下され、携帯端末200のCPU201は、撮像された顔画像の特徴部分を抽出し、顔情報として登録する。なお、顔情報の抽出や登録処理は既存の技術であるので説明は省略する。図4のフローチャートの説明に戻る。
ステップS403において、顔情報が登録されるか、もしくはステップS402において既に顔情報が登録されている場合、ステップS404へと処理を遷移する。ステップS404において、携帯端末200のCPU201は、これから撮像処理が行われる撮像装置100が選択されているかの判断を行う。撮像装置100が選択されている場合は、次の携帯端末処理(図6)へと処理を遷移し、撮像装置100が選択されていない場合は、ステップS405へと処理を遷移する。
ステップS405へと処理を遷移すると、携帯端末200のCPU201は、ユーザに撮像装置100を選択するように促す画面を表示し、撮像装置100の選択を受け付ける。図7と図12を参照して、撮像装置100の選択を促すイメージ及びデータ構成を説明する。
図7の710は、撮像装置100を選択する際の画面イメージを説明するための図であり、711は撮像装置100の選択を促すために携帯端末200のタッチパネル210に表示される画面イメージである。711のように、タッチパネル210上に携帯端末200が検出した撮像装置100のリストを表示し、ユーザからの撮像装置100の選択の入力を待つ。撮像装置100のリストは、撮像装置100との無線LANやBluetooth(登録商標)などの通信を元に、通信する撮像装置100の情報を取得し、携帯端末200のタッチパネル210に表示する(711)。複数の撮像装置100との通信を元に取得する撮像装置100の情報を図12を参照して説明する。
図12は、携帯端末200が取得する撮像装置100のリストの例である。無線通信などで情報を取得する撮像装置100には、それぞれにユニークなデバイスIDが割り振られており、また、それぞれの撮像装置100にはユーザが識別可能なように「カメラの名前」が定義されている。携帯端末200は、各撮像装置100から前記デバイスIDと「カメラの名前」を取得し、図7の711のようにタッチパネル210に表示する。
ユーザは表示された撮像装置リスト711から1台もしくは複数台を選択する。1代を選択した例が712のリスト表示例である。711では、712のように「ケンタのカメラ」が選択されたことを示しており、「ケンタのカメラ」712の選択後、713の表示イメージに遷移し、「ケンタのカメラ」が選択されていることを示している。以後、本発明の実施例では、713で選択された撮像装置と通信することを前提とする。図4のフローチャートの説明に戻る。
以上の処理により、図4の本発明のアプリケーションを起動時の処理を終了する。
次に、図5のフローチャートを参照して、撮像装置100の本発明での撮像処理手順について説明する。
図5は、本発明の撮像装置100における第2の制御処理手順の一例を示すフローチャートであり、図3に示した撮像装置100のシステムコントローラ110(図1の110)の制御の下、処理が実行される。なお、S501〜S509は各処理ステップを示す。
図5のフローチャートは、撮像装置100において、ユーザが撮像を開始しようとして撮像装置を起動すると開始される。
図5のステップS501において、撮像装置100のシステムコントローラ110は、撮像装置100の図示しない被写体チェック機能項目がONにされているかを確認する。被写体チェック機能がONされていれば、次の処理へと移行する。
次の処理は、並行処理になり、ステップS502〜S505は撮像処理、ステップS506は携帯端末からの問合せ受付処理となる。まず、ステップS502〜S505の撮像処理について説明する。
ステップS502において、撮像装置100のシステムコントローラ110は、ユーザからのフォーカス合わせの指示を受け付ける。具体的には、ユーザが撮像装置のシャッタボタンの半押しをするなどの操作により、撮像画像の焦点を合わせる処理を行う。
次に、ステップS503において、撮像装置100のシステムコントローラ110は、フォーカスの合った撮像画像の取得処理を行い、メモリカード115内に記憶する。
次に、ステップS504において、撮像装置100のシステムコントローラ110は、取得した被写体画像情報から顔情報として検出する領域を特定し、顔情報を特定する。
次に、ステップS505において、撮像装置100のシステムコントローラ110は、検出された顔情報の領域を被写体画像とは別に顔情報として取得し、メモリカード115内に記憶する。
以上のステップS502〜S505の撮像処理を図8を参照して、処理のイメージで説明する。
図8は、本発明の撮像装置100におけるディスプレイ117に表示される画面イメージなどを示す図である。
図8の800は、撮像装置100において、フォーカスが合わされた状態に表示される画面イメージである。ステップS503において、ディスプレイ117上に表示されている画面805には、フォーカスがあっている画像が表示され、フォーカスが合っている画像情報をメモリカード115内に一時的に記憶する。
次に、ステップS504において、図8の805のような被写体画像を取得した撮像装置100のシステムコントローラ110は、図8の801から804のように顔情報を検出する処理を行う。顔検出の方法としては、Viola−Jones法など、様々なアルゴリズムが提案されているが、本発明の本質とは異なることから詳細な説明は割愛する。検出した結果の領域を810の811から814のように検出する。
次に、ステップS505において、検出された顔情報の領域をそれぞれメモリカード115内に記憶する。図8の例では、検出した結果の領域である811から814の範囲をメモリカード115などに記憶する。以上のステップS502〜S505の撮像処理を図8を参照して説明した。
一方、ステップS502〜S505の処理と並行して行われるステップS506の処理を以下で説明する。
ステップS506において、撮像装置100のシステムコントローラ110は、携帯端末200からの顔情報問合せ受付処理を実行する。撮像装置100は、携帯端末200から顔情報問合せを受け付けると、以後のステップS508で、ステップS505で取得した顔情報を携帯端末200に送信する。携帯端末200に取得した顔情報を送信するかどうかを判断するための判断基準を得るために、ステップS506は、ステップS502〜S505の処理の間、待機している処理になる。問合せを受け付けた撮像装置100は、問合せを送信した携帯端末200の識別情報(IPアドレスやデバイスIDなど)を一時的に記憶しておき、ステップS508において、その識別情報の携帯端末200に顔情報を送信する。以下に並行処理後の手順を説明する。
ステップS502〜S505が終了すると、次にステップS507へと処理を移行し、ステップS507において、撮像装置100のシステムコントローラ110は、ステップS506の処理において、携帯端末200から顔情報問合せを受け付けたかどうかを判断する。携帯端末200から顔情報問合せを受け付けている場合は、ステップS508へと処理を移行し、顔情報問合せを受け付けていない場合は、ステップS509へと処理を移行し、通常の撮像処理を行う。
ステップS508へと処理を移行した場合、撮像装置100のシステムコントローラ110は、ステップS506で記憶した携帯端末200の識別情報から、その識別情報の携帯端末200にステップS505で取得した顔情報を送信する処理を行う。
ステップS508の処理後、もしくはステップS507で顔情報問い合せを受け付けていない場合、ステップS509へと処理を移行し、通常の撮像処理を行い、撮像装置100の処理を終える。
次に、図6のフローチャートを参照して、携帯端末200において、ユーザが撮像装置の撮像範囲内にいない場合にその旨を報知する報知処理手順について説明する。
図6は、本発明の携帯端末200における第3の制御処理手順の一例を示すフローチャートであり、図3に示した携帯端末200a,bのCPU(図2の201)の制御の下、処理が実行される。なお、S601〜S606は各処理ステップを示す。
図6のフローチャートは、携帯端末200において、ユーザが本発明を実行するアプリケーションを起動すると開始される。なお、事前に図4のフローチャートの処理は実行しているものとする。
まず、図6のステップS601において、携帯端末200のCPU201は、携帯端末200の図示しない被写体チェック機能項目がONにされているかを確認する。被写体チェック機能がONされていれば、次の処理へと移行する。
次にステップS602において、携帯端末200のCPU201は、撮像装置100に撮像されている顔情報を取得するために、撮像装置100へ顔情報の問合せを行う。
顔情報の問合せは、撮像装置100の処理手順である図5のステップS506で受信され、その後、ステップS508で顔情報が送信される。
ステップS603において、携帯端末200のCPU201は、撮像装置100のステップS508で送信された顔情報を取得(受信)する。
次に、ステップS604において、携帯端末200のCPU201は、ステップS603で取得した顔情報と、ステップS403で登録されている顔情報とを比較する。顔情報の比較方法としては、顔の特徴点を直接幾何学的に比較する方法や、顔画像を統計的に数値化してその数値を登録されているテンプレートと比較する方法などが提案されているが、本発明の本質とは異なることから詳細な説明は割愛する。
ステップS604において、登録されている顔情報と撮像されて抽出された顔情報とを比較し、登録されている顔情報と一致もしくは類似する顔情報が抽出された顔情報にあるかどうかをステップS605で判断する。
比較の結果、一致する顔情報がある場合は、携帯端末200のCPU201はステップS607へと処理を移行し、過去にステップS606で報知された情報を解除、もしくは何も報知せずに本発明の処理を終了する。この状態は、撮像されたいユーザが撮像範囲内に写っている(入っている)状態なので、携帯端末200に何ら通知する必要はない。
一方、ステップS605において、登録されている顔情報が撮像されて抽出された顔情報に含まれていない場合、次のステップS606へと処理を遷移する。この状態は、撮像されたいユーザが撮像範囲内に写っていない(入っていない)状態であり、ステップS606の処理では、携帯端末200はユーザに対して、撮像範囲内に入っていない旨の通知を行う処理を実行し、その後、携帯端末200における本発明の一連の処理を終える。
ステップS606において、携帯端末200のCPU201は、ユーザに撮影範囲に入っていないことを報知する。報知の例を図11を参照して説明する。
図11は、本発明の携帯端末200におけるタッチパネル210に表示される画面イメージを示す図である。
図11の1100は、撮像された画像内に、携帯端末200に登録されている顔情報と一致する顔情報が存在しない場合に表示されるタッチパネル210のイメージである。1101のように、携帯端末200に登録されている顔情報を表示し、1102のように、撮像範囲内にないことをユーザに通知する。図11を表示する際に、携帯端末200を
以上の処理により、撮像されるユーザ(被写体側ユーザ)が撮像範囲に入っていない場合に、ユーザの所有する携帯端末200に通知することにより、ユーザに撮影範囲に入るように促すことができ、撮影範囲に入ると通知されなくすることができる。
以上の処理の具体例を図9、図10を参照して説明する。
図9は、913から916の携帯端末4台から撮像装置901に図6のステップS602の問合せがあった際のイメージを説明する図である。
図9の913〜916の携帯端末4台では、事前にそれぞれ顔情報923〜926と撮像装置901とが登録されている。
撮像装置901は、撮像された画像910から、ステップS504の顔検出処理により検出された顔情報902内の903〜905を抽出、取得し、各携帯端末913〜916に送信する(ステップS508)。
受信した携帯端末913〜916は、登録されているそれぞれの顔情報と受信した複数の顔情報とを比較し(ステップS604)、顔情報の特徴点が一致する顔情報がある場合(図9では、903〜905の例)はステップS607のように、ユーザには何も報知しない(913〜915のように何も通知しない)。
一方、906のように、916に対応する顔情報926が検出されなかった場合は、携帯端末916は、ユーザに報知するために、920の図面に記載のように音声や振動(ヴァイブレーション機能など)、図11の1100のような画面表示などの処理を行う。これらの処理により、例えば顔情報926のユーザが撮像装置901の画角から外れている場合に、携帯端末916への通知があることにより、画角に入っていないことを理解でき、顔情報926のユーザは撮像の画角に入る位置まで移動することができる。
顔情報926のユーザが撮像の画角内に入った場合のイメージを図10を参照して説明する。
図10は、1013から1016の携帯端末4台から撮像装置1001に図6のステップS602の問合せがあった際のイメージを説明する図である。
1013〜1016の携帯端末4台でも、事前にそれぞれ顔情報1023〜1026と撮像装置1001とが登録されている。
撮像装置1001で撮像された画像1010から、ステップS504の顔検出処理で検出された顔情報1002の内の1003〜1006を抽出、取得して各携帯端末1013〜1016に送信する。
受信した携帯端末1013〜1016は、図9と同じように、登録されているそれぞれの顔情報と受信した複数の顔情報とを比較し、顔情報の特徴点が一致する顔情報がある場合(図10では、1003〜1006の例)はステップS607のように、ユーザには何も報知しない。すなわち、図9の926のユーザは、図10の撮像画像1010では、1006のように顔情報が検出されているので、1026と1006との比較から、携帯端末1016もユーザへは通知されなくなる(ステップS607)。
以上の処理により、被写体側のユーザが撮像範囲内で確認できない場合、被写体側のユーザが有する携帯端末(スマートフォンなど)に撮像範囲内にいない旨の報知をして、被写体側のユーザに撮像範囲内へ移動するように促し、余分な周囲画像を撮像することなくユーザを撮像範囲へ誘導することができる。
上記実施形態では、撮像装置と携帯端末とに適用する場合を説明したが、携帯端末の構成を撮像装置に持たせることにより、撮像装置のみで実施することも可能である。なお、その際は携帯端末への撮像装置からの報知方法は、電子メールによる通知でも電子メッセージ機能でも良い。その際は撮像装置は携帯端末への報知方法(電子メールアドレスや電子メッセージ機能に必要なIPアドレス)などを記憶していても良い。
なお、特に図示しないが、記録媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバ−ジョン情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、インスト−ルするプログラムやデータが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
本実施形態における図4,図5,図6に示す機能が外部からインスト−ルされるプログラムによって、ホストコンピュ−タにより遂行されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記録媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記録媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコ−ドを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ−タ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコ−ドを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコ−ド自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコ−ドを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコ−ドを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,DVD−ROM,磁気テ−プ,不揮発性のメモリカ−ド,ROM,EEPROM,シリコンディスク等を用いることができる。
また、コンピュ−タが読み出したプログラムコ−ドを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコ−ドの指示に基づき、コンピュ−タ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムコ−ドが、コンピュ−タに挿入された機能拡張ボ−ドやコンピュ−タに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコ−ドの指示に基づき、その機能拡張ボ−ドや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのソフトウェアによって表されるプログラムを格納した記録媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
さらに、本発明を達成するためのソフトウェアによって表されるプログラムをネットワーク上のサーバ,データベ−ス等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
なお、上述した各実施形態およびその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
100 撮像装置
200a,b 携帯端末
200a,b 携帯端末
Claims (7)
- 撮像手段を有する撮像装置と、第1の顔情報を記憶する記憶手段を有する前記撮像装置と通信可能な携帯端末とを有する撮像システムにおいて、
前記撮像装置は、
前記撮像手段で撮像した画像から第2の顔情報を検出する顔情報検出手段と、
前記顔情報検出手段で検出された第2の顔情報を前記携帯端末に送信する送信手段とを有し、
前記携帯端末は、
前記送信手段により送信された第2の顔情報を受信する受信手段と、
前記記憶手段に記憶された第1の顔情報と、前記受信手段により受信した第2の顔情報とを照合する顔情報照合手段と、
前記顔情報照合手段による照合の結果、前記第2の顔情報に前記第1の顔情報と類似する情報が含まれているかを判断する判断手段と、
前記判断手段により、前記第2の顔情報に前記第1の顔情報と類似する情報が含まれていないと判断された場合、ユーザに報知する報知手段と
を有することを特徴とする撮像システム。 - 前記記憶手段は、前記撮像装置を特定する情報を記憶しており、
前記携帯端末は、
前記記憶手段に記憶されている特定の情報を有する撮像装置に、前記第2の顔情報を受信するために顔情報の送信を命令する顔情報送信命令手段と、を有し、
前記送信手段は、前記顔情報送信命令手段を受信して、前記顔情報検出手段で検出された前記第2の顔情報を前記携帯端末に送信することを特徴とする請求項1に記載の撮像システム。 - 前記記憶手段には、複数の前記撮像装置を特定する情報を記憶しており、
前記携帯端末は、
前記記憶手段が有する複数の前記撮像装置を特定する情報から一つを選択する選択手段と、を有し、
前記顔情報送信命令手段は、前記選択手段により選択された特定の情報を有する撮像装置に、顔情報の送信を命令することを特徴とする請求項2に記載の撮像システム。 - 携帯端末と通信可能な撮像手段を有する撮像装置であって、
第1の顔情報と、前記携帯端末と通信するための情報とを記憶する記憶手段と、
前記撮像手段で撮像された画像から第2の顔情報を検出する顔情報検出手段と、
前記記憶手段に記憶された第1の顔情報と、前記顔情報検出手段で検出された第2の顔情報とを照合する顔情報照合手段と
前記顔情報照合手段による照合の結果、前記第2の顔情報に前記第1の顔情報と類似する情報が含まれているかを判断する判断手段と、
前記判断手段により、前記第2の顔情報に前記第1の顔情報と類似する情報が含まれていないと判断された場合、前記記憶手段から取得される前記携帯端末と通信するための情報より、前記携帯端末に報知を命令する報知命令手段とを有することを特徴とする撮像装置。 - 撮像工程を有する撮像装置と、第1の顔情報を記憶する記憶手段を有する前記撮像装置と通信可能な携帯端末とを制御する撮像システムの制御方法であって、
前記撮像装置を、
前記撮像工程で撮像した画像から第2の顔情報を検出する顔情報検出工程と、
前記顔情報検出工程で検出された第2の顔情報を前記携帯端末に送信する送信工程として制御し、
前記携帯端末を、
前記送信工程により送信された第2の顔情報を受信する受信工程と、
前記記憶手段に記憶された第1の顔情報と、前記受信工程により受信した第2の顔情報とを照合する顔情報照合工程と
前記顔情報照合工程による照合の結果、前記第2の顔情報に前記第1の顔情報と類似する情報が含まれているかを判断する判断工程と、
前記判断工程により、前記第2の顔情報に前記第1の顔情報と類似する情報が含まれていないと判断された場合、ユーザに報知する報知工程として制御することを特徴とする撮像システムの制御方法。 - 請求項5に記載された撮像システムの制御方法を実行するためのプログラム。
- 請求項6に記載された撮像システムの制御方法を実行するためのプログラムをコンピュータが読み取り可能に記憶した記憶媒体。
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