JP2017027512A - 情報処理装置、出力システム、出力方法およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、出力システム、出力方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】作成された処方箋等の第1文書と連携して注意喚起または服薬指導文書等の第2文書を作成し、出力する。
【解決手段】情報処理装置10は、第1情報の操作入力、および第1情報についての出力動作指令の操作入力を受け付ける入力手段201と、出力動作指令の操作入力が受け付けられた場合、第1情報に基づく第1出力データを生成する第1生成手段203と、第1出力データから特定情報を抽出する抽出手段205と、記憶手段に記憶された文書情報データベースに特定情報に対応する第2情報が存在するか否かを検索する検索手段206と、第2情報が存在する場合、文書情報データベースから第2情報を取得する取得手段207と、第1出力データを出力させるための出力先として第1出力先を選択し、第2情報に基づくデータを出力させるための出力先として第2出力先を選択する選択手段209と、を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、情報処理装置、出力システム、出力方法およびプログラムに関する。
患者は、病院で医師から診察を受け、その診断結果に基づいて薬が処方される際には、病院で受け取る場合でも、院外の薬局で受け取る場合でも、必ず医師が作成する処方箋が発行され、それに基づいて調剤が行われ、薬が患者に渡される。薬を処方するための処方箋は、決められた書式があり、手入力でも作成が可能だが、電子カルテシステムのような医療向けシステムを利用することにより、医師が診察室の端末から薬の情報を入力すると、端末に接続されたプリンタから処方箋を出力することができる。
処方する薬の中には、その効用および副作用について、服用時または服用後に注意が必要な薬がある。医師は、薬を処方する場合には、患者に対してその薬について説明する義務を負っており、注意喚起をする必要があり、例えば、そのために注意事項または指導内容を記載した文書を用いて説明を行う。しかし、薬の種類に応じた適切な注意または指導事項の説明は医師の義務であるが、処方対象となる全ての薬剤についてすべての説明事項を覚えておくのは困難である。そのため、医師または薬剤師が薬の情報を入力すると、患者への説明事項をPC(Personal Computer)の画面上に表示したり、または説明事項を紙へ印刷する指導文書作成システムが既に知られている。このようなシステムの一例として、患者または処方薬に合せた注意喚起または服薬指導文書を作成するために、注意喚起文または服薬指導文を医薬品コードと対応させてデータベースに登録し、システムに医薬品コードおよび患者の個人情報を入力することにより注意喚起文または服薬指導文を出力するシステムが提案されている(特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に記載されたシステムは、医師または薬剤師がシステムへの問い合わせを行うために、薬剤情報を入力することが必要なため、業務上の手間が多く、処方箋(第1文書)の発行と連携できないという問題があった。また、注意喚起または服薬指導文書(第2文書)を作成する際には、処方箋の発行と連携できないため、医師または薬剤師は、処方箋の作成とは独立に薬剤情報を入力する必要があるため、入力漏れ等の人為的ミスによって、注意喚起事項または服薬指導事項の患者への伝達漏れが発生する可能性があるという問題もあった。
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであって、作成された処方箋等の第1文書と連携して注意喚起または服薬指導文書等の第2文書を作成することができる情報処理装置、出力システム、出力方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、第1情報の操作入力、および第1情報についての出力動作指令の操作入力を受け付ける入力手段と、出力動作指令の操作入力が受け付けられた場合、第1情報に基づく第1出力データを生成する第1生成手段と、第1出力データから特定情報を抽出する抽出手段と、記憶手段に記憶された文書情報データベースに特定情報に対応する第2情報が存在するか否かを検索する検索手段と、第2情報が存在する場合、文書情報データベースから第2情報を取得する取得手段と、第1出力データを出力させるための出力先として第1出力先を選択し、第2情報に基づくデータを出力させるための出力先として第2出力先を選択する選択手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、作成された処方箋等の第1文書と連携して注意喚起または服薬指導文書等の第2文書を作成することができる。
図1は、実施の形態に係る出力システムの全体構成の一例を示す図である。 図2は、実施の形態に係る情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 図3は、実施の形態に係る情報処理装置のソフトウェア構成の一例を示す図である。 図4は、実施の形態に係る情報処理装置の機能ブロックの構成の一例を示す図である。 図5は、条件とアクションとで構成されるルールを定義したルールテーブルの一例を示す図である。 図6は、処方箋の書式を示す図である。 図7は、薬剤情報の抽出対象となる処方箋における指定領域を示す図である。 図8は、処方箋および指導文書についての設定情報を示す文書設定テーブルの一例を示す図である。 図9は、データベースサーバが記憶する指導文書テーブルの構成の一例を示す図である。 図10は、実施の形態に係る出力システムの印刷動作の一例を示すフローチャートである。 図11は、実施の形態の変形例における処方箋の印刷の可否を確認するための印刷確認画面を示す図である。
以下に、図1〜11を参照しながら、本発明に係る情報処理装置、出力システム、出力方法およびプログラムの実施の形態を詳細に説明する。また、以下の実施の形態によって本発明が限定されるものではなく、以下の実施の形態における構成要素には、当業者が容易に想到できるもの、実質的に同一のもの、およびいわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、以下の実施の形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換、変更および組み合わせを行うことができる。
[実施の形態]
(出力システムの全体構成)
図1は、実施の形態に係る出力システムの全体構成の一例を示す図である。図1を参照しながら、出力システム1の全体構成の概略を説明する。
図1に示すように、出力システム1は、情報処理装置10と、第1プリンタ20(第2出力先)と、第2プリンタ21(第1出力先)と、データベースサーバ30(外部装置)と、を有する。情報処理装置10、第1プリンタ20、第2プリンタ21、およびデータベースサーバ30は、それぞれネットワーク40を介して、通信可能となるように接続されている。
情報処理装置10は、処方箋、および処方箋に示される薬剤についての注意喚起事項または服薬指導事項(以下、単に「指導事項」という)が記載された文書(以下、単に「指導文書」という)の印刷データを生成し、ネットワーク40を介して、第1プリンタ20または第2プリンタ21に対して印刷指令を行うPC等の情報処理端末である。
第1プリンタ20は、情報処理装置10からの印刷指令に従って、情報処理装置10により生成された指導文書の印刷データを印刷出力する画像形成装置である。第1プリンタ20は、図1に示すように、例えば、医師が使用する情報処理装置10が設置された診察室である診察エリアAに設置されているものとする。
第2プリンタ21は、情報処理装置10からの印刷指令に従って、情報処理装置10により生成された処方箋の印刷データを印刷出力する画像形成装置である。第2プリンタ21は、図1に示すように、例えば、病院の受付のエリアである受付エリアBに設置されているものとする。
なお、第1プリンタ20および第2プリンタ21は、それぞれ、印刷機能のみを有したプリンタであっても、印刷機能を含む複合機(MFP:Multi Function Peripherals)であってもよい。ここで、複合機とは、コピー機能、印刷機能、スキャナ機能、およびファクシミリ機能のうち少なくとも2つの機能を有する画像形成装置である。
データベースサーバ30は、薬剤と、薬剤に対する指導事項の情報とを関連付けたデータベースである指導文書DB31(文書情報データベース)を有するサーバ装置である。データベースサーバ30は、情報処理装置10からの照会に応じて、薬剤に対する指導事項の情報を応答する。
ネットワーク40は、例えば、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)またはインターネット等のネットワークである。ネットワーク40は、例えば、TCP(Transmission Control Protocol)/IP(Internet Protocol)等の通信プロトコルでデータ通信が行われる。なお、ネットワーク40は、有線で構成されたネットワークに限定されるものではなく、全部または一部が無線LAN等による無線通信によって実現されるものとしてもよい。
なお、図1においては、出力システム1は、1台の情報処理装置10を有するものとしているが、これに限定されるものではなく、2台以上の情報処理装置を有するものとしてもよい。また、図1においては、出力システム1は、第1プリンタ20および第2プリンタ21の2台の画像形成装置を有するものとしているが、これに限定されるものではなく、3台以上の画像形成装置を有するものとしてもよい。
また、図1に示す出力システム1の構成例では、データベースサーバ30は、ネットワーク40を介して情報処理装置10と通信可能となっているが、これに限定されるものではなく、例えば、情報処理装置10およびデータベースサーバ30は、互いのネットワークポートを介して直接接続されるものとしてもよい。
(情報処理装置のハードウェア構成)
図2は、実施の形態に係る情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。図2を参照しながら、情報処理装置10のハードウェア構成について説明する。
図2に示すように、本実施の形態に係る情報処理装置10は、CPU501と、ROM502と、RAM503と、通信I/F504と、補助記憶装置505と、表示装置506と、入力装置507と、を備えている。
CPU501は、情報処理装置10全体の動作を制御する装置である。ROM502は、情報処理装置10用のファームウェア等のプログラムを記憶している不揮発性記憶装置である。RAM503は、CPU501のワークエリアとして使用される揮発性記憶装置である。
通信I/F504は、ネットワーク40を介して第1プリンタ20、第2プリンタ21およびデータベースサーバ30等と通信するためのインターフェースである。通信I/F504は、例えば、NIC(Network Interface Card)である。図2では、ネットワーク40の図示を省略し、データベースサーバ30と通信可能に接続されている例を示している。
補助記憶装置505は、OS(Operating System)およびアプリケーションプログラム等の各種ソフトウェア、および各種データを記憶するHDD(Hard Disk Drive)またはSSD(Solid State Drive)等の記憶装置である。
表示装置506は、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字または画像等の各種情報を表示するLCD(Liquid Crystal Display)、プラズマディスプレイ、または有機EL(Electro−Luminescence)ディスプレイ等の表示装置である。入力装置507は、文字および数字等の入力、各種指示の選択、ならびにカーソルの移動等の操作を行うためのマウスまたはキーボード等の入力デバイスである。
上述のCPU501、ROM502、RAM503、通信I/F504、補助記憶装置505、表示装置506、および入力装置507は、アドレスバスおよびデータバス等のバス508によって互いに通信可能に接続されている。
なお、ROM502および補助記憶装置505に記憶された情報処理装置10用のプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルによって、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)等の記録メディアのようにコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。
また、データベースサーバ30は、例えば、上述の図2に示した情報処理装置10と同様のハードウェア構成を備えていればよい。この場合、図1に示したデータベースサーバ30の指導文書DB31は、補助記憶装置505に記憶されているものとすればよい。
(情報処理装置のソフトウェア構成)
図3は、実施の形態に係る情報処理装置のソフトウェア構成の一例を示す図である。図3を参照しながら、情報処理装置10のソフトウェア構成について説明する。
図3に示すように、本実施の形態に係る情報処理装置10は、文書作成アプリケーション51、仮想プリンタドライバ52、第1実プリンタドライバ53、第2実プリンタドライバ54、プラグイン55(プラグイン55a、出力制御プラグイン55b)、およびプラットフォームAPI(Application Program Interface)56等の各種ソフトウェアがインストールされている。
文書作成アプリケーション51は、例えば、公知の電子カルテシステム(の一部)によって実現される処方箋等の文書を作成するためのアプリケーションである。文書作成アプリケーション51は、ユーザによる入力装置507を介した印刷指令を受け付ける。
仮想プリンタドライバ52は、文書作成アプリケーション51により作成されるデータ(以下、「アプリケーションデータ」という)を、機種に依存しない中間印刷データに変換するデバイスドライバである。ここで、中間印刷データとは、第1プリンタ20および第2プリンタ21等の出力装置の機種に依存しない印刷データであり、XPS(XML Paper Specification)またはPDF(Portable Document Format)等の形式のデータである。
第1実プリンタドライバ53は、図1に示す第1プリンタ20の印刷出力動作を制御するデバイスドライバである。第1実プリンタドライバ53は、アプリケーションデータまたは中間印刷データを、第1プリンタ20が印刷できるPDL(Page Description Language)形式のデータに変換する。ここで、PDLとして、例えば、PCL(Printer Control Language)またはPostScript等がある。
第2実プリンタドライバ54は、図1に示す第2プリンタ21の印刷出力動作を制御するデバイスドライバである。第2実プリンタドライバ54は、アプリケーションデータまたは中間印刷データを、第2プリンタ21が印刷できるPDL形式のデータに変換する。
プラグイン55は、図3に示すプラットフォーム57上で動作するソフトウェアであり、文書作成アプリケーション51等のアプリケーションの機能を拡張するためのプログラムである。図3に示す例では、プラグイン55として、プラグイン55aおよび出力制御プラグイン55bがインストールされている。
プラグイン55aは、例えば、文書作成アプリケーション51の機能を拡張するためのプラグインである。出力制御プラグイン55bは、後述する図4に示す本実施の形態に係る情報処理装置10の各機能部を実現するためのプラグインである。
プラットフォームAPI56は、プラグイン55が、プラットフォーム57の機能を利用するためのインターフェースである。プラットフォームAPI56は、プラグイン55からの要求をプラットフォーム57が受け取るために設けられた予め定義されたインターフェースであり、関数またはクラス等により構成される。
プラットフォーム57は、文書作成アプリケーション51等のアプリケーションまたはプラグイン55を機能させるために必要な、基盤となるハードウェアまたはミドルウェアである。図3に示す例では、プラットフォーム57として、表示制御部57aおよび通信部57bが一例として備えられている。表示制御部57aは、後述する図4に示す表示制御手段213に相当し、図2に示した表示装置506の表示動作を制御する。通信部57bは、図2に示す通信I/F504に相当する。
なお、図3に示すソフトウェアの構成は一例であって、これに限定するものではなく、後述する図4に示す情報処理装置10の各機能部を実現する構成であればよい。
(情報処理装置の機能ブロック構成)
図4は、実施の形態に係る情報処理装置の機能ブロックの構成の一例を示す図である。図5は、条件とアクションとで構成されるルールを定義したルールテーブルの一例を示す図である。図6は、処方箋の書式を示す図である。図7は、薬剤情報の抽出対象となる処方箋における指定領域を示す図である。図8は、処方箋および指導文書についての設定情報を示す文書設定テーブルの一例を示す図である。図9は、データベースサーバが記憶する指導文書テーブルの構成の一例を示す図である。図4〜9を参照しながら、情報処理装置10の機能ブロックの構成および動作について説明する。
図4に示すように、本実施の形態に係る情報処理装置10は、入力手段201と、作成手段202と、第1生成手段203(第1生成手段、生成手段)と、条件判定手段204と、抽出手段205と、検索手段206と、取得手段207と、第2生成手段208と、出力先選択手段209(選択手段)と、第3生成手段210と、第4生成手段211と、設定手段212と、表示制御手段213と、通信手段214と、記憶手段215と、表示手段216と、を有する。
入力手段201は、ユーザからの操作入力を受け付ける機能部である。入力手段201は、図2に示す入力装置507によって実現される。
作成手段202は、入力手段201により受け付けられたユーザ(医師等)による薬剤等の処方箋の発行に必要な操作入力の情報に基づいて、処方箋情報(アプリケーションデータ)(第1情報)を作成する機能部である。ここで、処方箋の発行に必要な情報とは、例えば、患者の情報(氏名および保険の情報等)、処方薬の情報(薬剤の名称、1回量および処方量等)、および処方箋を発行する者の情報(医師名および病院名等)等である。作成手段202は、図3に示す文書作成アプリケーション51が、図2に示すCPU501により実行されることによって実現される。
第1生成手段203は、作成手段202によって作成された処方箋情報から、中間印刷データである処方箋中間印刷データ(第1出力データ)を生成する機能部である。第1生成手段203は、生成した処方箋中間印刷データを記憶手段215に記憶させるものとしてもよい。第1生成手段203は、図3に示す仮想プリンタドライバ52が、図2に示すCPU501により実行されることによって実現される。
条件判定手段204は、印刷に関わるルールに基づいた印刷動作(以下、「ルールベース印刷」という)を行う場合に、印刷に関わるルールにおける条件を満たすか否かを判定する機能部である。具体的には、条件判定手段204は、図5に示すルールテーブル1000(ルール情報)に含まれる条件を満たすか否かを判定する。このルールテーブル1000は、記憶手段215に記憶されているものとすればよい。条件判定手段204は、図3に示す出力制御プラグイン55bが、図2に示すCPU501により実行されることによって実現される。
ルールベース印刷におけるルールは、図5のルールテーブル1000が示すように、条件およびアクションによって構成される。例えば、ルールテーブル1000は、条件判定手段204によって条件「指導文書の出力完了」が満たされた場合、アクション『プリンタ「Printer−B」で処方箋を出力』で示される動作が実行されることを示す。また、ルールテーブル1000の「実行したら終了」の列は、対応するルールのアクションが実行された後、そのルールの直下のルールを実行するか否かを示す。例えば、「実行したら終了」が「終了しない」に設定されている場合、対応するルールのアクションが実行された後にルールベース印刷の動作を終了せずに、そのルールの直下のルールを実行する。ルールテーブル1000の例では、アクション『プリンタ「Printer−A」で指導文書を出力』が実行された後、ルールベース印刷の動作は終了せずに、条件判定手段204は、次のルールの条件「指導文書の出力完了」の判定を行う。
なお、ルールベース印刷における図5のルールテーブル1000に示したルールは一例であり、他のルールがルールテーブル1000に設定されているものとしてもよい。例えば、ルールベース印刷におけるルールの条件の種類としては、ルールテーブル1000に示したもののほか、印刷設定、ドキュメント名、ドキュメントのページ数、および時間・曜日等が挙げられる。また、ルールベース印刷におけるルールのアクションの種類としては、ルールテーブル1000に示したもののほか、印刷設定の変更、およびメッセージ通知等が挙げられる。
抽出手段205は、第1生成手段203により生成された処方箋中間印刷データから、薬剤情報(特定情報)を抽出する機能部である。XPS等の形式である処方箋中間印刷データの処方箋書式は、例えば、図6に示す処方箋1500のように所定の書式となる。具体的には、抽出手段205は、第1生成手段203により生成されたXPS等の形式の処方箋中間印刷データ(図6に示す処方箋1500)から、処方薬の情報が記載されている部分として位置指定された領域(図7に示す処方箋1500における指定領域1501)に含まれる文字列を薬剤情報として抽出する。処方箋1500における指定領域1501の位置情報は、例えば、図8に示す文書設定テーブル1010の「処方箋指定領域」によって設定されているものとすればよい。例えば、指定領域1501は、図8に示すように、左上座標(x1,y1)および右下座標(x2,y2)によって定まる矩形領域によって特定される。この文書設定テーブル1010は、記憶手段215に記憶されているものとすればよい。この場合、抽出手段205は、図8に示す文書設定テーブル1010を参照し、「処方箋指定領域」で指定された矩形領域である指定領域1501を特定し、この指定領域1501に含まれる文字列を薬剤情報として抽出する。抽出手段205は、図3に示す出力制御プラグイン55bが、図2に示すCPU501により実行されることによって実現される。
検索手段206は、抽出手段205により処方箋中間印刷データから薬剤情報が抽出された場合、データベースサーバ30に問い合わせを行い、指導文書DB31に含まれる図9に示す指導文書テーブル1020の薬剤名を取得して、薬剤情報に含まれる薬剤と一致するか否かを検索する機能部である。データベースサーバ30の指導文書DB31は、少なくとも、図9に示す指導文書テーブル1020と、指導文書テーブル1020の「文書データ」で示されるパスに存在する指導文書情報(第2情報)と、を含む。具体的には、検索手段206は、例えば、複数行で構成される文字列である薬剤情報を各行に分割し、分割した行ごとに、指導文書DB31から取得した薬剤名が含まれるか否かを検索する。したがって、検索手段206は、薬剤情報から、指導文書DB31の複数の薬剤名を見つける場合もあり得る。検索手段206は、検索の結果、薬剤情報に指導文書DB31の薬剤名が含まれる場合、その薬剤名の情報を、取得手段207に送る。検索手段206は、図3に示す出力制御プラグイン55bが、図2に示すCPU501により実行されることによって実現される。
なお、上述では、検索手段206は、データベースサーバ30から薬剤名を取得して、薬剤情報にその薬剤名が含まれるか否かを検索しているが、これに限定するものではない。すなわち、検索手段206から薬剤情報を受信したデータベースサーバ30が、受信した薬剤情報に、指導文書DB31の指導文書テーブル1020の薬剤名が含まれるか否かを検索するものとしてもよい。この場合、検索手段206は、データベースサーバ30による検索の結果、薬剤情報に含まれる薬剤名を取得するものとすればよい。
取得手段207は、検索手段206から薬剤情報に含まれる指導文書DB31の薬剤名を受け取り、データベースサーバ30に問い合わせを行い、指導文書DB31の指導文書テーブル1020において、受け取った薬剤名に対応する「文書データ」が示すパスから、その薬剤名に応じた指導文書情報を取得する機能部である。取得手段207は、図3に示す出力制御プラグイン55bが、図2に示すCPU501により実行されることによって実現される。
第2生成手段208は、取得手段207によって取得された指導文書情報と、その指導文書情報に対応する薬剤名と、患者の情報等とを組み合わせて文書情報(以下、「統合指導文書情報」という)を作成し、統合指導文書情報から、中間印刷データである指導文書中間印刷データ(第2出力データ)を生成する機能部である。また、第2生成手段208は、検索手段206により複数の薬剤名が検索され、取得手段207により複数の指導文書情報が取得された場合、上述の図8に示す文書設定テーブル1010を参照し、「指導文書集約」の設定内容が「YES」となっている場合、複数の薬剤名、およびそれぞれの薬剤に対応する複数の指導文書情報を集約して、1の統合指導文書情報を作成する。一方、第2生成手段208は、「指導文書集約」の設定内容が「NO」となっている場合、薬剤名、およびその薬剤名に対応する指導文書情報ごとに、統合指導文書情報を作成する。すなわち、この場合、複数の統合指導文書情報が作成される。第2生成手段208は、図3に示す仮想プリンタドライバ52および出力制御プラグイン55bが、図2に示すCPU501により実行されることによって実現される。上述のように、統合指導文書情報に患者の情報を含めることによって、患者に対して直接的に注意喚起を促すという効果があり、さらに、複数の統合指導文書情報が作成されても取り違いが起こらないという効果もある。なお、第2生成手段208は、統合指導文書情報から、中間印刷データである指導文書中間印刷データを生成するものとしているが、中間印刷データを作成することは必ずしも必要ではなく、統合指導文書情報を出力するのみとしてもよい。
出力先選択手段209は、上述したルールテーブル1000に示すルールに従って、アプリケーションデータまたは中間印刷データの出力先となるプリンタを選択する機能部である。具体的には、条件判定手段204により、ルールテーブル1000における条件のうち、取得手段207により指導文書情報が取得され、かつ、情報処理装置10に割り当てられたIPアドレスが「192.168.**.**」であると判定された場合、出力先選択手段209は、第2生成手段208により生成された指導文書中間印刷データを、プリンタ名が「Printer−A」である第1プリンタ20に指導文書を出力させるために、第3生成手段210に送る。なお、図5に示すような、情報処理装置10に割り当てられたIPアドレスが「192.168.**.**」であるか否かという条件の代わりに、情報処理装置10にログインしているユーザが特定のユーザ(指導文書に基づいて説明義務を負うユーザ)であるか否かという条件であってもよい。このような条件にすることによって、指導文書に基づいて説明義務を負うユーザ(医師等)が印刷動作(ルールベース印刷)に対して、指導文書を確実に印刷出力することができる。
また、条件判定手段204により、第1プリンタ20が指導文書の印刷出力を完了したと判定された場合、出力先選択手段209は、第1生成手段203により生成された処方箋中間印刷データを、プリンタ名が「Printer−B」である第2プリンタ21に処方箋を出力させるために、第4生成手段211に送る。なお、図5に示すような、指導文書の印刷出力を完了したか否かという条件の代わりに、「条件なし」という条件としてもよい。すなわち、この場合、ルールベース印刷が実行された場合に、指導文書の出力の完了を待たずに、アクション『プリンタ「Printer−B」で処方箋を出力』で示される動作が実行される。
出力先選択手段209は、図3に示す出力制御プラグイン55bが、図2に示すCPU501により実行されることによって実現される。
第3生成手段210は、出力先選択手段209から受け取った指導文書中間印刷データから、PDL形式の実印刷データである指導文書実印刷データを生成する機能部である。第3生成手段210は、生成した指導文書実印刷データを、通信手段214を介して、第1プリンタ20に送信し、指導文書として印刷出力させる。第3生成手段210は、図3に示す第1実プリンタドライバ53が、図2に示すCPU501により実行されることによって実現される。
第4生成手段211は、出力先選択手段209から受け取った処方箋中間印刷データから、PDL形式の実印刷データである処方箋実印刷データを生成する機能部である。第4生成手段211は、生成した処方箋実印刷データを、通信手段214を介して、第2プリンタ21に送信し、処方箋として印刷出力させる。第4生成手段211は、図3に示す第2実プリンタドライバ54が、図2に示すCPU501により実行されることによって実現される。
設定手段212は、入力手段201により受け付けられたユーザによる操作入力に従って、図5に示すルールテーブル1000および図8に示す文書設定テーブル1010の設定内容を編集する機能部である。このように、設定手段212によりルールテーブル1000の条件およびアクションの編集を可能とすることにより、特定の文書の出力条件、および出力先を任意に変更することができ、出力システム1が適用される環境が変化した場合等に、変化した環境に合せて出力条件または出力先を変更することが可能となる。設定手段212は、図3に示す出力制御プラグイン55bが、図2に示すCPU501により実行されることによって実現される。
なお、設定手段212は、管理者権限を有するユーザ(管理者)のみによる入力手段201の操作入力に従って、ルールテーブル1000および文書設定テーブル1010の設定内容を編集するものとしてもよい。これによって、ルールベース印刷の動作仕様に詳しくないユーザがルールテーブル1000等を編集することにより、ルールベース印刷の意図しない動作が発生する事態を抑制することができる。
表示制御手段213は、表示手段216の表示動作を制御する機能部である。表示制御手段213は、例えば、作成手段202により作成された処方箋情報(または処方箋中間印刷データ)、または、第2生成手段208により作成された統合指導文書情報(または指導文書中間印刷データ)の内容を、表示手段216に表示させる。表示制御手段213は、図2に示す補助記憶装置505に記憶されたプログラムが、図2に示すCPU501により実行されることによって実現される。
通信手段214は、情報処理装置10が、ネットワーク40を介して第1プリンタ20、第2プリンタ21およびデータベースサーバ30等とデータ通信するための機能部である。通信手段214は、図2に示す通信I/F504によって実現される。
記憶手段215は、各種情報を記憶する機能部である。記憶手段215は、例えば、図5に示すルールテーブル1000および図8に示す文書設定テーブル1010等を記憶する。
表示手段216は、表示制御手段213の制御に従ってGUI等を表示する機能部である。表示手段216は、図2に示す表示装置506によって実現される。
(出力システムの印刷動作)
図10は、実施の形態に係る出力システムの印刷動作の一例を示すフローチャートである。図10を参照しながら、出力システム1の印刷動作(ルールベース印刷)の流れを説明する。
<ステップS11>
ユーザ(医師等)は、入力手段201を介して処方箋の発行に必要な操作入力を行う。作成手段202は、ユーザの操作入力の情報に基づいて、処方箋情報(アプリケーションデータ)を作成する。そして、ステップS12へ移行する。
<ステップS12>
ユーザ(医師等)によって、入力手段201を介して、処方箋情報についての印刷動作(ルールベース印刷)を実行するための操作入力が行われた場合(ステップS12:Yes)、ステップS13へ移行する。印刷動作を実行するための操作入力が行われない場合(ステップS12:No)、待機する。
<ステップS13>
第1生成手段203は、作成手段202によって作成された処方箋情報から、中間印刷データである処方箋中間印刷データを生成する。そして、ステップS14へ移行する。
<ステップS14>
抽出手段205は、第1生成手段203により生成された処方箋中間印刷データ(図6に示す処方箋1500)から、処方薬の情報が記載されている部分として位置指定された領域(図7に示す指定領域1501)に含まれる文字列を薬剤情報として抽出する。そして、ステップS15へ移行する。
<ステップS15>
条件判定手段204は、処方箋中間印刷データにおける所定位置(例えば、図6に示す処方箋1500の最上部位置)にキーワード「処方せん」が記載されており、かつ、抽出手段205により処方箋1500の指定領域1501から文字列(薬剤情報)が抽出された場合、すなわち、ルールテーブル1000の最上段のルールの条件を満たすと判定した場合、その旨を検索手段206に通知する。検索手段206は、条件判定手段204からルールテーブル1000の最上段のルールの条件が満たされた旨の通知を受けると、データベースサーバ30に問い合わせを行い、指導文書DB31に含まれる図9に示す指導文書テーブル1020の薬剤名を取得して、薬剤情報に含まれる薬剤と一致するか否かを検索する。そして、ステップS16へ移行する。
なお、条件判定手段204は、ルールテーブル1000の最上段のルールの条件を満たすか否かの判定を行う場合、上述のように、処方箋中間印刷データにおける所定位置にキーワード「処方せん」が記載されているか否かを判定しているが、これに限定されるものではない。すなわち、条件判定手段204は、例えば、記憶手段215に記憶された処方箋中間印刷データのファイルの名称に「処方箋」または「処方せん」等が含まれるか否かを判定するものとしてもよい。
<ステップS16>
検索手段206による検索の結果、薬剤情報に指導文書DB31の薬剤名が含まれる場合、すなわち、薬剤情報に含まれる薬剤に対応する指導文書情報が指導文書DB31に存在する場合(ステップS16:Yes)、ステップS17へ移行する。一方、薬剤情報に指導文書DB31の薬剤名が含まれない場合、すなわち、薬剤情報に含まれる薬剤に対応する指導文書情報が指導文書DB31に存在しない場合(ステップS16:No)、ステップS19へ移行する。
<ステップS17>
取得手段207は、検索手段206から薬剤情報に含まれる指導文書DB31の薬剤名を受け取り、データベースサーバ30に問い合わせを行い、指導文書DB31の指導文書テーブル1020において、受け取った薬剤名に対応する「文書データ」が示すパスから、その薬剤名に応じた指導文書情報を取得する。そして、第2生成手段208は、取得手段207によって取得された指導文書情報と、その指導文書情報に対応する薬剤名と、患者の情報等とを組み合わせて統合指導文書情報を作成し、統合指導文書情報から、中間印刷データである指導文書中間印刷データを生成する。そして、ステップS18へ移行する。
<ステップS18>
条件判定手段204は、取得手段207により指導文書情報が取得され、かつ、情報処理装置10に割り当てられたIPアドレスが「192.168.**.**」であると判定された場合、すなわち、ルールテーブル1000の中段のルールの条件を満たすと判定した場合、その旨を出力先選択手段209に通知する。出力先選択手段209は、条件判定手段204からルールテーブル1000の中段のルールの条件が満たされた旨の通知を受けると、第2生成手段208により生成された指導文書中間印刷データを、プリンタ名が「Printer−A」である第1プリンタ20に指導文書を出力させるために、第3生成手段210に送る。第3生成手段210は、出力先選択手段209から受け取った指導文書中間印刷データから、PDL形式の実印刷データである指導文書実印刷データを生成し、その指導文書実印刷データを、通信手段214を介して第1プリンタ20に送信する。第1プリンタ20は、受信した指導文書実印刷データに基づいて、指導文書を印刷出力する。
<ステップS19>
条件判定手段204は、第1プリンタ20による指導文書の印刷出力が完了した場合、すなわち、ルールテーブル1000の最下段のルールの条件を満たすと判定された場合、その旨を出力先選択手段209に通知する。出力先選択手段209は、条件判定手段204からルールテーブル1000の最下段のルールの条件が満たされた旨の通知を受けると、第1生成手段203により生成された処方箋中間印刷データを、プリンタ名が「Printer−B」である第2プリンタ21に処方箋を出力させるために、第4生成手段211に送る。第4生成手段211は、出力先選択手段209から受け取った処方箋中間印刷データから、PDL形式の実印刷データである処方箋実印刷データを生成し、その処方箋実印刷データを、通信手段214を介して第2プリンタ21に送信する。第2プリンタ21は、受信した処方箋実印刷データに基づいて、処方箋を印刷出力する。
ただし、ステップS16において、薬剤情報に含まれる薬剤に対応する指導文書情報が指導文書DB31に存在しない場合、処方箋のみを印刷出力する必要がある。したがって、例えば、図5に示すルールテーブル1000の最下段のルールの条件「指導文書の出力完了」の代わりに、「(指導文書情報取得不可)OR(指導文書の出力完了)」のように設定しておけばよい。これによって、条件判定手段204は、ステップS16において、検索手段206による検索の結果、薬剤情報に含まれる薬剤に対応する指導文書情報が指導文書DB31に存在しない場合、ルールテーブル1000の最下段のルールの条件を満たすと判定することができる。
以上のステップS11〜S19の動作によって、出力システム1の印刷動作(ルールベース印刷)が実行される。
以上のように、第1生成手段203は、作成手段202により作成された処方箋情報から、処方箋中間印刷データを生成し、抽出手段205は、処方箋中間印刷データから、処方薬の情報が記載されている部分として位置指定された指定領域1501に含まれる文字列を薬剤情報として抽出する。そして、検索手段206は、抽出手段205により処方箋1500の指定領域1501から文字列(薬剤情報)が抽出された場合、データベースサーバ30に問い合わせを行い、指導文書DB31に含まれる指導文書テーブル1020の薬剤名を取得して、薬剤情報に含まれる薬剤と一致するか否かを検索する。そして、取得手段207は、検索手段206による薬剤情報に含まれる指導文書DB31の薬剤名を受け取り、データベースサーバ30に問い合わせを行い、指導文書DB31の指導文書テーブル1020において、受け取った薬剤名に対応する「文書データ」が示すパスから、その薬剤名に応じた指導文書情報を取得する。そして、第3生成手段210は、指導文書情報に基づいて、PDL形式の実印刷データである指導文書実印刷データを生成し、その指導文書実印刷データを、第1プリンタ20に送信し、第1プリンタ20は、受信した指導文書実印刷データに基づいて、指導文書を印刷出力する。これによって、注意喚起または服薬指導文書(指導文書)を作成するために、薬剤情報を入力する必要がなく、作成された処方箋と連携し指導文書を作成することができる。また、これにより、薬剤情報を入力する必要がないので、業務上の作業負担を軽減することができる。さらに、処方箋と連携して自動で指導文書を作成することができるので、指導事項の患者への伝達漏れの発生を抑制することができる。
また、上述のように、指導文書については、医師がいる診察室である診察エリアAに設置された第1プリンタ20によって印刷出力され、処方箋については、病院の受付のエリアである受付エリアBに設置された第2プリンタ21によって印刷出力するものとしている。このように、ルールベース印刷の技術に基づくルールにしたがって、印刷データの種類、または、印刷データの印刷実行を指令したユーザに応じて、印刷データの出力先を変えるものとしている。これによって、印刷データの種類に応じて、印刷出力されるべき場所で印刷出力させることができるので、印刷出力された文書を持ち運ぶ等の業務上の手間を軽減することができ、業務の効率化を図ることができる。
なお、情報処理装置10の検索手段206は、上述のように、薬剤情報に含まれる薬剤についてデータベースサーバ30に問い合わせを行っているが、これに限定されるものではない。例えば、指導文書DB31は、情報処理装置10の補助記憶装置505に記憶されているものとしてもよく、この場合、検索手段206は、薬剤情報に含まれる薬剤について、補助記憶装置505の指導文書DB31に対して検索を行えばよい。
また、取得手段207は、データベースサーバ30の指導文書DB31から指導文書情報を取得し、第2生成手段208は、指導文書情報等から、中間印刷データである指導文書中間印刷データを生成するものとしているが、これに限定されるものではない。すなわち、指導文書DB31は、指導文書についての情報を、中間印刷データの状態の指導文書中間印刷データ、または、実印刷データの状態である指導文書実印刷データを記憶しているものとしてもよい。この場合、取得手段207によって取得された指導文書についての情報が指導文書中間印刷データである場合、第2生成手段208による処理をスキップして、第3生成手段210は、この指導文書中間印刷データから指導文書実印刷データを生成するものとすればよい。また、取得手段207によって取得された指導文書についての情報が指導文書実印刷データである場合、第2生成手段208による処理をスキップして、第3生成手段210は、この指導文書実印刷データをそのまま第1プリンタ20に送信するものとすればよい。この場合、第2生成手段208により統合指導文書情報から、中間印刷データである指導文書中間印刷データが生成される必要がないので、情報処理装置10における印刷動作の処理負荷を軽減することができる。
また、印刷対象が、処方箋か指導文書かによって、出力先を変えているが、これに限定されるものではなく、必要に応じて、処方箋および指導文書が同一のプリンタから印刷出力されるものとしてもよい。これは、設定手段212によりルールテーブル1000のルールの条件を設定変更することによって実現することができる。
さらに、上述した出力システム1の印刷動作(ルールベース印刷)における印刷対象として、処方箋および指導文書のような医療系文書に焦点を当てて説明したが、これに限定されるものではない。すなわち、医療系文書に限らず、ルールに応じて印刷に関する動作を規定するルールベース印刷が適用できる環境であれば、どのような文書についても出力システム1によるルールベース印刷を行うことができる。
(変形例)
図11は、実施の形態の変形例における処方箋の印刷の可否を確認するための印刷確認画面を示す図である。図11を参照しながら、本実施の形態の変形例に係る出力システム1の印刷動作について説明する。
上述の実施の形態では、図10に示す出力システム1の印刷動作のフローチャートにおいて、条件判定手段204は、第1プリンタ20による指導文書の印刷出力が完了した場合、その旨を出力先選択手段209に通知し、出力先選択手段209は、処方箋中間印刷データを、第2プリンタ21に処方箋を出力させるために第4生成手段211に送るものとしていた。この場合、医師による指導文書に基づく患者への指導事項の伝達の後、患者の意思によっては処方された薬剤の引き渡しが必要ないと判断される場合もあり得る。このような場合には、第2プリンタ21から処方箋を印刷出力する必要もなくなる。そこで、本変形例では、図10のステップS18での第1プリンタ20の指導文書の印刷出力と同時に、例えば、情報処理装置10の表示制御手段213は、図11に示す印刷確認画面1100を表示手段216に表示させる。印刷確認画面1100は、指導文書が出力され、その指導文書に基づいて患者に指導事項を伝達した後、処方箋の出力を許可するか否かを確認するための画面である。
そして、医師が指導事項を伝達した後、処方箋を印刷出力する必要があると判断した場合、印刷確認画面1100の「許可」ボタンを、入力手段201を介して押下操作する。「許可」ボタンが押下された場合、図10のステップS19の処理が実行される。一方、医師が指導事項を伝達した後、処方箋を印刷出力する必要がないと判断した場合、印刷確認画面1100の「キャンセル」ボタンを、入力手段201を介して押下操作する。「キャンセル」ボタンが押下された場合、図10のステップS19の処理をスキップし、処方箋の印刷は行われない。上述の動作を実現するためには、設定手段212により、図5に示すルールテーブル1000の最下段のルールの条件を、例えば、「(指導文書完了)AND(印刷確認画面の「許可」ボタン押下)」のように設定変更するものとすればよい。
以上のように、指導文書を印刷出力した際に、印刷確認画面1100を表示させ、医師による処方箋の印刷の可否を確認することによって、処方箋が必要ない場合に、処方箋の印刷出力をキャンセルすることができる。
なお、上述の実施の形態における情報処理装置10の条件判定手段204、抽出手段205、検索手段206、取得手段207、第2生成手段208、出力先選択手段209、および設定手段212の少なくともいずれかがプログラムの実行によって実現される場合、そのプログラムは、図2に示すROM502等に予め組み込まれて提供されるものとしてもよい。
また、上述の実施の形態の出力システム1で実行されるプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R(Compact Disc−Recordable)、DVD(Digital Versatile Disc)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。また、上述の実施の形態の出力システム1で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、上述の実施の形態の出力システム1で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。上述の実施の形態の出力システム1で実行されるプログラムは、上述の各機能部の少なくともいずれかを含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU501が上述のROM502または補助記憶装置505からプログラムを読み出して実行することにより、上述の各部が主記憶装置(RAM503等)上にロードされて生成されるようになっている。
1 出力システム
10 情報処理装置
20 第1プリンタ
21 第2プリンタ
30 データベースサーバ
31 指導文書DB
40 ネットワーク
51 文書作成アプリケーション
52 仮想プリンタドライバ
53 第1実プリンタドライバ
54 第2実プリンタドライバ
55 プラグイン
55a プラグイン
55b 出力制御プラグイン
56 プラットフォームAPI
57 プラットフォーム
57a 表示制御部
57b 通信部
201 入力手段
202 作成手段
203 第1生成手段
204 条件判定手段
205 抽出手段
206 検索手段
207 取得手段
208 第2生成手段
209 出力先選択手段
210 第3生成手段
211 第4生成手段
212 設定手段
213 表示制御手段
214 通信手段
215 記憶手段
216 表示手段
501 CPU
502 ROM
503 RAM
504 通信I/F
505 補助記憶装置
506 表示装置
507 入力装置
508 バス
1000 ルールテーブル
1010 文書設定テーブル
1020 指導文書テーブル
1100 印刷確認画面
1500 処方箋
1501 指定領域
A 診察エリア
B 受付エリア
特開2003−223510号公報

Claims (12)

  1. 第1情報の操作入力、および前記第1情報についての出力動作指令の操作入力を受け付ける入力手段と、
    前記入力手段により前記出力動作指令の操作入力が受け付けられた場合、前記第1情報に基づく第1出力データを生成する第1生成手段と、
    前記第1出力データから特定情報を抽出する抽出手段と、
    記憶手段に記憶された文書情報データベースに前記特定情報に対応する第2情報が存在するか否かを検索する検索手段と、
    前記検索手段による検索の結果、前記第2情報が存在する場合、前記文書情報データベースから該第2情報を取得する取得手段と、
    前記第1出力データを出力させるための出力先として第1出力先を選択し、前記第2情報に基づくデータを出力させるための出力先として第2出力先を選択する選択手段と、
    を備えた情報処理装置。
  2. 前記第1出力先および前記第2出力先は、それぞれ画像形成装置であり、
    前記選択手段は、前記第1出力データを印刷出力させるための出力先として前記第1出力先を選択し、前記第2情報に基づくデータを印刷出力させるための出力先として、前記第1出力先が設置された場所とは異なる場所に設置された前記第2出力先を選択する請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記記憶手段は、外部装置に備えられ、
    前記外部装置とデータ通信する通信手段を、さらに備えた請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記記憶手段は、条件と、前記条件を満たす場合の動作とを関連付けるルール情報を記憶し、
    前記選択手段は、前記ルール情報に基づいて、前記第1出力先および前記第2出力先それぞれの選択を行う請求項1または2に記載の情報処理装置。
  5. 前記ルール情報の前記条件、および該条件を満たす場合の動作の内容を変更して設定する設定手段を、さらに備えた請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記第1情報は、処方箋情報であり、
    前記特定情報は、前記処方箋情報に含まれる薬剤情報であり、
    前記第2情報は、前記薬剤情報に対応する指導文書情報である請求項1〜5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記選択手段は、前記第2出力先の選択後、前記入力手段により前記第1出力先による出力の許可を示す操作入力を受け付けた場合に、前記第1出力先の選択を行う請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記第2情報と、前記処方箋情報に対応する患者の情報とを統合して第2出力データを生成する第2生成手段を、さらに備え、
    前記選択手段は、前記第2情報に基づくデータとしての前記第2出力データを出力させるための出力先として前記第2出力先を選択する請求項6または7に記載の情報処理装置。
  9. 前記取得手段により前記特定情報に対応する前記第2情報が複数取得された場合、複数の前記第2情報を統合して第2出力データを生成する第2生成手段を、さらに備え、
    前記選択手段は、前記第2情報に基づくデータとしての前記第2出力データを出力させるための出力先として前記第2出力先を選択する請求項1〜7のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  10. 請求項1に記載の情報処理装置と、
    前記記憶手段を備えた外部装置と、
    を含み、
    前記情報処理装置は、前記外部装置とデータ通信する通信手段を、さらに備えた出力システム。
  11. 第1情報の操作入力、および前記第1情報についての出力動作指令の操作入力を受け付ける入力ステップと、
    前記出力動作指令の操作入力を受け付けた場合、前記第1情報に基づく第1出力データを生成する生成ステップと、
    前記第1出力データから特定情報を抽出する抽出ステップと、
    記憶手段に記憶された文書情報データベースに前記特定情報に対応する第2情報が存在するか否かを検索する検索ステップと、
    前記検索ステップにおける検索の結果、前記第2情報が存在する場合、前記文書情報データベースから該第2情報を取得する取得ステップと、
    前記第1出力データを出力させるための出力先として第1出力先を選択し、前記第2情報に基づくデータを出力させるための出力先として第2出力先を選択する選択ステップと、
    を有する出力方法。
  12. コンピュータに、
    第1情報の操作入力、および前記第1情報についての出力動作指令の操作入力を受け付ける入力手段により前記出力動作指令の操作入力が受け付けられた場合、前記第1情報に基づく第1出力データを生成する生成手段と、
    前記第1出力データから特定情報を抽出する抽出手段と、
    記憶手段に記憶された文書情報データベースに前記特定情報に対応する第2情報が存在するか否かを検索する検索手段と、
    前記検索手段による検索の結果、前記第2情報が存在する場合、前記文書情報データベースから該第2情報を取得する取得手段と、
    前記第1出力データを出力させるための出力先として第1出力先を選択し、前記第2情報に基づくデータを出力させるための出力先として第2出力先を選択する選択手段と、
    して機能させるためのプログラム。
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