JP2017027200A - Icカードおよびデータオブジェクトの読出し方法 - Google Patents

Icカードおよびデータオブジェクトの読出し方法 Download PDF

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Abstract

【課題】効率的に複数のTLV構造のデータオブジェクトを読み出すことのできるICカードを提供する。
【解決手段】ICカード1は,TLV構造のデータオブジェクト11を読み出すGETDATAコマンドを処理するコマンド処理手段10を備え,コマンド処理手段10は,読出し対象とするTLV構造のデータオブジェクト11を指定する指定タグ値に,任意の値を示すワイルドカードが含まれているか確認し,指定タグ値にワイルドカードが含まれている場合,ワイルドカードの部分を除くビットパターンが指定タグ値と一致するタグ値を有するTLV構造のデータオブジェクト11をメモリから検索し,検索したTLV構造のデータオブジェクト11を読出し対象に設定する処理を行う。
【選択図】図2

Description

本発明は,ICカードに記憶したデータオブジェクトの読出しに係る発明で,更に詳しくは,データオブジェクトを読み出す一つのコマンドで複数のデータオブジェクトを読み出せるようにした発明である。
近年、ICカードの用途は広がり、個人データやトランザクションデータなど,ICカードの用途に応じた様々なデータがICカードのメモリに記録される。 ICカードに記録するデータのデータ形式は数種類あり、その一つに,TLV(Tag-Length-Value)構造のデータオブジェクトがある。
TLV構造のデータオブジェクトは,Tagフィールド,Lengthフィールド,Valueフィールドの3つから構成され,TagフィールドおよびLengthフィールドが必須(Mandatory)である。Tagフィールドには,TLV構造のデータオブジェクトの名前をエンコードしたタグ値が記述され,Lengthには,TLV構造のデータオブジェクトに記憶するデータのデータ長が記述され,そして,Valueフィールドには,TLV構造のデータオブジェクトに記憶するデータのデータ値が記述される。
TLV構造のデータオブジェクトを記憶するICカードは、コマンドパラメータによって指定されたタグ値に対応するTLV構造のデータオブジェクトをメモリから読み出すコマンドとしてGETDATAコマンドを備える。GETDATAコマンドを利用して,ICカードからTLV構造のデータオブジェクトを読み出す際、読出し対象とするTLV構造のデータオブジェクトのタグ値を指定したGETDATAコマンドのコマンドメッセージをICカードへ送信するが,ICカードに記憶させるTLV構造のデータオブジェクトの数は増加傾向にあり,GETDATAコマンドにより,効率的に複数のTLV構造のデータオブジェクトを読み出せることが望まれている。
ICカードに記憶したデータオブジェクトに効率的にアクセスできる発明として,例えば,特許文献1において,データオブジェクトを階層構造でICカードのメモリに記憶しておき,カレントになっている階層とこの階層の下位層を検索範囲として,拡張コマンドで指定されたデータオブジェクトを検索し、検索されたデータオブジェクトに対して,拡張コマンドに対応する処理を実行する発明が開示されている。
特開2011−191808号公報
しかしながら,上記の発明は、拡張コマンドで指定された一つのデータオブジェクトに対して効率的にアクセスする発明で、効率的に複数のTLV構造のデータオブジェクトを読み出す発明ではない。
そこで,本発明は,効率的に複数のTLV構造のデータオブジェクトを読み出すことのできるICカードおよび方法を提供することを課題とする。
上述した課題を解決する第1の発明は,TLV構造のデータオブジェクトを読み出すコマンドのコマンドメッセージに記述され,読出し対象とするTLV構造のデータオブジェクトを指定する指定タグ値に,任意の値を示すワイルドカードが含まれているか確認し,前記指定タグ値に前記ワイルドカードが含まれている場合,前記ワイルドカードの部分を除くビットパターンが前記指定タグ値と一致するタグ値を有するTLV構造のデータオブジェクトをメモリから検索し,検索したTLV構造のデータオブジェクトを読出し対象に設定する処理を行うコマンド処理手段を備えたことを特徴とするICカードである。
更に,第2の発明は,第1の発明に記載したICカードにおいて,読出し対象に設定されたTLV構造のデータオブジェクトが前記コマンドのレスポンスデータからわかるようにした発明で,第2の発明において,前記コマンド処理手段は,読出し対象に設定したTLV構造のデータオブジェクトを連結したデータを前記コマンドのレスポンスデータとして生成する。
更に,第3の発明は,第1の発明または第2の発明に記載したICカードにおいて,TLV構造のデータオブジェクトのタグ値に利用されないFFhを前記ワールカードとして用いるようにした発明で,第3の発明において,前記コマンド処理手段は,1バイトのデータであるFFhを前記ワイルドカードとして扱い,前記ワイルドカードの部分を除くビットパターンが前記指定タグ値と一致するか確認する際,前記指定タグ値とタグ値をOR演算した結果が前記指定タグ値と一致するか確認する。
更に,第4の発明は,ICカードのコマンド処理手段が,TLV構造のデータオブジェクトを読み出すコマンドのコマンドメッセージに記述され,読出し対象とするTLV構造のデータオブジェクトを指定する指定タグ値に,任意の値を示すワイルドカードが含まれているか確認するステップa,前記コマンド処理手段が,前記指定タグ値に前記ワイルドカードが含まれている場合,前記ワイルドカードの部分を除くビットパターンが前記指定タグ値と一致するタグ値を有するTLV構造のデータオブジェクトをメモリから検索するステップb,前記コマンド処理手段が,前記ステップbで検索したTLV構造のデータオブジェクトを読出し対象に設定するステップc,を順に実行することを特徴とするデータオブジェクトの読出し方法である。
更に,第5の発明は,第4の発明に記載したデータオブジェクトの読出し方法において,前記コマンド処理手段は,前記ステップcにおいて,読出し対象に設定したTLV構造のデータオブジェクトを連結したデータを前記コマンドのレスポンスデータとして生成することを特徴とする。
更に,第6の発明は,第4の発明または第5の発明に記載したICカードにおいて,前記コマンド処理手段は,1バイトのデータであるFFhを前記ワイルドカードとして扱い,前記ステップbにおいて,前記ワイルドカードの部分を除くビットパターンが前記指定タグ値と一致するか確認する際,前記指定タグ値とタグ値をOR演算した結果が前記指定タグ値と一致するか確認することを特徴とする。
上述した本発明によれば,前記ワイルドカードを含む前記指定タグ値を用いることで,前記ワイルドカードを含む前記指定タグ値にタグ値が適合する複数のTLV構造のデータオブジェクトを一括して読出し対象に指定できるため,効率的に複数のTLV構造のデータオブジェクトを読み出すことができるようになる。
本実施形態に係るICカードのハードウェア構成を説明する図。 本実施形態に係るICカードのソフトウェア構成を説明する図。 GETDATAコマンドを説明する図。 ICカードが備えるコマンド処理手段の動作を説明する図。 データオブジェクトを検索する処理の詳細を説明する図。
ここから,本発明の好適な実施形態を記載する。なお,以下の記載は本発明の技術的範囲を束縛するものでなく,理解を助けるために記述するものである。
図1は,本実施形態に係るICカード1のハードウェア構成を説明する図である。ICカード1とは,プラスチックなどのカード基材にICチップ1aを埋め込んだ媒体である。図1では,ICカード1は,コンタクト端子1gを介して外部の端末装置と物理的に接触して通信する接触型としているが,リーダライタと非接触で通信する非接触型であってもよい。また,図1では,ICカード1の外形は,ISO/IEC 7816のID−1型であるが, ETSI TS 102 221で規格化されている小型の外形(Plug-in UICC,Mini-UICC,4FF)でもよい。
また,図1に図示したように,ICカード1に埋め込まれるICチップ1aは,データの入出力を行うI/O1b各種演算を行うCPU(Central Processing Unit)1c,一時的にデータを記憶する際に用いるメモリであるRAM(Random Access Memory)1e,ICカード1が備えるコマンドのプログラムなどを記憶するROM(Read-Only Memory)1dに加え,ICカード1の用途に応じたプログラムやデータなどを記憶する電気的に書き換え可能な不揮発性メモリ(NVM: Nonvolatile Memory)1fを備える。
図2は,本実施形態に係るICカード1のソフトウェア構成を説明する図である。図2に図示したように,本実施形態に係るICカード1は,複数(ここでは,8個)のTLV構造のデータオブジェクト11(以下,単に,「データオブジェクト」と記す。)と,データオブジェクト11にアクセスするための情報を記したデータオブジェクトテーブル12をNVM1fに記憶する。
ICカード1が記憶するそれぞれのデータオブジェクト11のタグ値はそれぞれ異なり,図2では, 5F00h(hは,16進表記を意味する文字),5F01h,5F20h,5F21h,9F36h,9F13h,9F17h,9F4Fhである。なお,ICカード1が記憶するそれぞれのデータオブジェクト11は,Valueフィールドのデータ値がデータオブジェクト11になっていない基本型(Primitive)であってもよく,Valueフィールドのデータ値がデータオブジェクト11になっている構造型(Constructed)でもよい。
ICカード1が記憶するデータオブジェクトテーブル12には,データオブジェクト11にアクセスするための情報として,データオブジェクト11毎にデータオブジェクト定義情報120が記憶される。図2において,ICカード1は8個のデータオブジェクト11を記憶しているため,データオブジェクトテーブル12には8個のデータオブジェクト定義情報120が記述され,それぞれのデータオブジェクト定義情報120は,データオブジェクト定義情報120を識別する定義情報番号,データオブジェクト定義情報120に対応するデータオブジェクト11のアドレス(開始アドレスと終了アドレス)を含む。なお,図2において,データオブジェクト11の脇に括弧で括っている数字は,データオブジェクト11が対応するデータオブジェクト定義情報120の定義情報番号を示す。
図2に図示したように,本実施形態に係るICカード1は,CPUを動作させるプログラムで実現される機能として,一つまたは複数のデータオブジェクト11のValueフィールドを読み出すときに用いられるGETDATAコマンドに係る処理を少なくとも実行するコマンド処理手段10を備える。
図3は,GETDATAコマンドを説明する図である。図3(a)では,GETDATAコマンドのコマンドメッセージを図示している。図3(a)に図示したように,GETDATAコマンドのコマンドメッセージは,1バイトのCLA,1バイトのINS,2バイトのコマンドパラメータ(P1,P2),及び,1バイトまたは3バイトのLeから構成される。コマンドメッセージのCLAは,セキュアメッセージの適用の有無やロジカルチャネル番号を表し,例えば,CLSの値は80hである。INSはコマンドの種別を表し,例えば,INSの値はCAhである。コマンドメッセージのコマンドパラメータは,読出し対象となるデータオブジェクト11の指定タグ値を示す。なお,コマンドパラメータの一つであるP1は,読出し対象となるデータオブジェクト11の指定タグ値の上位バイトを示し,コマンドパラメータの一つであるP2は,読出し対象となるデータオブジェクト11の指定タグ値の下位バイトを示す。また,Leは,レスポンスデータの長さの期待値を表し,Leが00hの場合,256バイトの範囲内でデータオブジェクト11を読み出すことが示され,Leが000000hの場合,65536バイトの範囲内でデータオブジェクト11を読み出すことが示される。なお,図3(a)で図示したコマンドメッセージの構造は一つの例にしか過ぎず,コマンドのデータ長を示すLcおよびコマンドのデータを記述するデータフィールドを含ませた構造であってもよい。
図3(b)では,GETDATAコマンドのレスポンスメッセージの構造を図示している。図3(a)に図示したように,本実施形態に係るGETDATAコマンドのレスポンスメッセージは,レスポンスデータに対応する長さのレスポンスデータフィールド,2バイトのステータスワード(SW1,SW2)から構成される。レスポンスデータフィールドには,読出し対象となるデータオブジェクト11に係るレスポンスデータが記述され,ステータスワードによって,GETDATAコマンドの実行結果(正常終了,異常終了など)が示される。
ここから,ICカード1が備えるコマンド処理手段10の動作を説明する。図4は,ICカード1が備えるコマンド処理手段10の動作を説明する図である。ICカード1は,ICカード1のI/O1b利用して外部端末からコマンドメッセージを受信すると,コマンドメッセージのINSから実行するコマンドを特定し,特定したコマンドがGETDATAコマンドの場合,コマンド処理手段10を呼び出して,GETDATAコマンドに係る処理を実行する(S1)。ICカード1のコマンド処理手段10は,GETDATAコマンドに係る処理として,まず,コマンドメッセージのコマンドパラメータで示される指定タグ値に対応するデータオブジェクト11をICカード1のNVM1fから検索する(S2)。次に,ICカード1のコマンド処理手段10は,GETDATAコマンドに係る処理として,検索したデータオブジェクト11の内容をレスポンスデータとして含むGETDATAコマンドのレスポンスメッセージをRAM1eなどに生成して(S3),この手順は終了する。なお,ICカード1のコマンド処理手段10が生成したGETDATAコマンドのレスポンスメッセージは,ICカード1のI/O1bを利用して,レスポンスメッセージを端末装置に返信される。
一般的には,コマンドメッセージのコマンドパラメータで示される指定タグ値によって一つのデータオブジェクト11が指定され,コマンドメッセージの指定タグ値と完全一致するタグ値を有する一つのデータオブジェクト11が検索されるが,本実施形態に係るICカード1は,GETDATAコマンドメッセージのコマンドパラメータによって複数のデータオブジェクト11を指定できるように,読出し対象とするデータオブジェクト11を指定する指定タグ値の記述にワイルドカードを用いることができるように構成されている。
本実施形態において,ワイルドカードは,任意の1バイトの値を示すデータである。ワイルドカードの値としては,データオブジェクト11のタグ値に用いない値を用いることが望ましく,例えば,FFhをワイルドカードとして用いるとよい。
ICカード1のコマンド処理手段10は,GETDATAコマンドのコマンドメッセージのコマンドパラメータに記述された指定タグ値にワイルドカードが含まれる場合,ワイルドカードを1バイトの任意の値として取り扱い,ワイルドカードを除いた部分のビットパターンが指定タグ値と一致するタグ値を有するデータオブジェクト11を全て検索する。例えば,コマンドパラメータの下位バイトであるP2がワイルドカードの場合,GETDATAコマンドは,ワイルドカードを除いた部分のビットパターン,すなわち,タグ値の上位バイトが,コマンドパラメータの上位バイトであるP1と一致するデータオブジェクト11を検索する。なお,指定タグ値にワイルドカードを用いると,読出し対象になるデータオブジェクト11とその読出し順序がICカード1毎に異なる可能性があるので,データオブジェクト11そのものを含ませたレスポンスデータを作成するとよい。
図5は,データオブジェクト11を検索する処理の詳細を説明する図である。データオブジェクト11を検索する処理において,ICカード1のコマンド処理手段10は,まず、定義情報番号を示す変数nを初期化する(S10)。次に,ICカード1のコマンド処理手段10は,変数nを一つインクリメントする(S11)。次に,ICカード1のコマンド処理手段10は,データオブジェクトテーブル12を参照して,この時点の変数nと一致する定義情報番号に対応するデータオブジェクト定義情報120を特定する(S12)。次に,ICカード1のコマンド処理手段10は,特定したデータオブジェクト定義情報120を利用して,特定したデータオブジェクト定義情報120に対応するデータオブジェクト11にアクセスし,この時点の変数nと一致する定義情報番号に対応するデータオブジェクト11のタグ値を取得する(S13)。次に,ICカード1のコマンド処理手段10は,コマンドメッセージのコマンドパラメータに記述された指定タグ値にワイルドカードが含まれるか確認する(S14)。
コマンドメッセージのコマンドパラメータに記述された指定タグ値にワイルドカードが含まれるか否かにより,それ以降の処理が変わるため,まず,指定タグ値にワイルドカードが含まれない場合について説明する。指定タグ値にワイルドカードが含まれない場合,ICカード1のコマンド処理手段10は,取得したタグ値と指定タグ値に完全一致するか確認する(S15)。データオブジェクト11のタグ値がコマンドメッセージの指定タグ値に完全一致するか否かは,AND演算を用いて確認できる。取得したタグ値と指定タグ値とのAND演算を行い,その結果が指定タグ値と一致すれば,取得したタグ値は指定タグ値と完全一致すると判断できる。取得したタグ値が指定タグ値と完全一致した場合,ICカード1のコマンド処理手段10は,S13にてタグ値を取得したデータオブジェクト11を読出し対象として(S16),この手順は終了する。また,取得したタグ値が指定タグ値と完全一致しない場合,ICカード1のコマンド処理手段10は,この時点の変数nが,データオブジェクトテーブル12の最後の定義情報番号と一致するか確認し(S19),最後の定義情報番号でなければ,変数nを一つインクリメントする処理(S11)に戻り,最後の定義情報番号であれば,この手順は終了する。
次に,指定タグ値にワイルドカードが含まれる場合について説明する。指定タグ値にワイルドカードが含まれる場合,ICカード1のコマンド処理手段10は,取得したタグ値において,ワイルドカードを除いた部分のビットパターンが指定タグ値と一致するか確認する(S17)。ワイルドカードを除いた部分のビットパターンが指定タグ値と一致した場合,ICカード1のコマンド処理手段10は,S13にてタグ値を取得したデータオブジェクト定義情報120に対応するデータオブジェクト11を読出し対象に追加し(S18),ワイルドカードを除いた部分のビットパターンが指定タグ値と一致しない場合,ICカード1のコマンド処理手段10は,S13にてタグ値を取得したデータオブジェクト定義情報120に対応するデータオブジェクト11を読出し対象に追加しない。次に,ICカード1のコマンド処理手段10は,この時点の変数nが,データオブジェクトテーブル12の最後の定義情報番号と一致するか確認し(S19),最後の定義情報番号でなければ,変数nを一つインクリメントする処理(S11)に戻り,最後の定義情報番号であれば,この手順は終了する。
なお,ワイルドカードにFFhを用いる場合,ワイルドカードの部分を除くビットパターンが指定タグ値と一致するか否かは,OR演算を用いて確認できる。FFhをワイルドカードとしている指定タグ値とタグ値とのOR演算を行うことで,ワイルドカードの部分をFFhに置き換えたタグ値が得られるため,その結果が指定タグ値と一致すれば,ワイルドカードの部分を除くビットパターンが指定タグ値と一致すると判断できる。例えば,指定タグ値が9FFFhの場合,ワイルドカードの部分を除くビットパターンは9F××h(××は任意の値)になるため,タグ値の上位バイトが9Fhのデータオブジェクト11(図2では,タグ値が9F36h,9F13h,9F17hおよび9F4Fhの4つのデータオブジェクト11)が読出し対象となり,ICカード1のコマンド処理手段10は,これらのデータオブジェクト11を連結したレスポンスデータを含むレスポンスメッセージを生成することになる。
1 ICカード
10 コマンド処理手段
11 (TLV構造の)データオブジェクト
12 データオブジェクトテーブル
120 データオブジェクト定義情報

Claims (6)

  1. TLV構造のデータオブジェクトを読み出すコマンドのコマンドメッセージに記述され,読出し対象とするTLV構造のデータオブジェクトを指定する指定タグ値に,任意の値を示すワイルドカードが含まれているか確認し,前記指定タグ値に前記ワイルドカードが含まれている場合,前記ワイルドカードの部分を除くビットパターンが前記指定タグ値と一致するタグ値を有するTLV構造のデータオブジェクトをメモリから検索し,検索したTLV構造のデータオブジェクトを読出し対象に設定する処理を行うコマンド処理手段を,
    備えたことを特徴とするICカード。
  2. 前記コマンド処理手段は,読出し対象に設定したTLV構造のデータオブジェクトを連結したデータを前記コマンドのレスポンスデータとして生成することを特徴とする,請求項1に記載したICカード。
  3. 前記コマンド処理手段は,1バイトのデータであるFFhを前記ワイルドカードとして扱い,前記ワイルドカードの部分を除くビットパターンが前記指定タグ値と一致するか確認する際,前記指定タグ値とタグ値をOR演算した結果が前記指定タグ値と一致するか確認することを特徴とする,請求項1または請求項2に記載したICカード。
  4. ICカードのコマンド処理手段が,TLV構造のデータオブジェクトを読み出すコマンドのコマンドメッセージに記述され,読出し対象とするTLV構造のデータオブジェクトを指定する指定タグ値に,任意の値を示すワイルドカードが含まれているか確認するステップa,前記コマンド処理手段が,前記指定タグ値に前記ワイルドカードが含まれている場合,前記ワイルドカードの部分を除くビットパターンが前記指定タグ値と一致するタグ値を有するTLV構造のデータオブジェクトをメモリから検索するステップb,前記コマンド処理手段が,前記ステップbで検索したTLV構造のデータオブジェクトを読出し対象に設定するステップc,を順に実行することを特徴とするデータオブジェクトの読出し方法。
  5. 前記ステップcにおいて,前記コマンド処理手段は,読出し対象に設定したTLV構造のデータオブジェクトを連結したデータを前記コマンドのレスポンスデータとして生成することを特徴とする,請求項4に記載したデータオブジェクトの読出し方法。
  6. 前記コマンド処理手段は,1バイトのデータであるFFhを前記ワイルドカードとして扱い,前記ステップbにおいて,前記ワイルドカードの部分を除くビットパターンが前記指定タグ値と一致するか確認する際,前記指定タグ値とタグ値をOR演算した結果が前記指定タグ値と一致するか確認することを特徴とする,請求項4または請求項5に記載したデータオブジェクトの読出し方法。
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