JP2017026726A - 錘部材および打撃用パッド - Google Patents

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【課題】パッド本体の揺れの周期の設定の自由度を向上できる錘部材を提供する。【解決手段】打撃される打面22aを有して揺動自在に支持体10に支持されるパッド本体20に接触する接触部31がパッド本体20に力を加える。パッド本体20の打面22aに対する裏面から離れる方向へ接触部31から延びて錘部32が形成される。パッド本体20の裏面側に錘部32の重心G2が位置するので、パッド本体20の揺動中心Cを支点として、パッド本体20及び錘部材30の合成重心G12が振り子のように運動する。パッド本体20から離れたところに錘部32の重心G2が位置するので、パッド本体20の揺動中心Cからパッド本体20及び錘部材30の合成重心G12までの距離を比較的自由に設定できる。その結果、パッド本体20の揺れの周期の設定の自由度を向上できる。【選択図】図1

Description

本発明は錘部材および打撃用パッドに関し、パッド本体の揺れの周期の設定の自由度を向上できる錘部材および打撃用パッドに関するものである。
従来、スタンドに揺動可能に支持される打撃用パッドへの打撃を検出して楽音を発生する電子打楽器は、アコースティックシンバル等のアコースティック楽器の音色を模擬することが多い。また、打撃を検出するセンサを備えていない練習用の打楽器もある。打楽器の中には、打撃の感触(以下「打撃感」と称す)をアコースティック楽器の打撃感に近づけようとするものがある(特許文献1)。特許文献1は、パッド本体の裏面に錘を取り付けてパッド本体の一部を重くすることで、パッド本体の慣性モーメントを調整でき、パッド本体の打撃感を調整できる。慣性モーメントが大きくなると、パッド本体の揺れの周期が少し長くなる。
特開2015−28518号公報
しかし、特許文献1は、慣性モーメントを大きくするために、パッド本体の揺動中心からパッド本体の重心までの距離や錘の質量を大きくするには限界があるので、パッド本体の揺れの周期を長くするには限界がある。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、パッド本体の揺れの周期の設定の自由度を向上できる錘部材および打撃用パッドを提供することを目的とする。
課題を解決するための手段および発明の効果
この目的を達成するために、請求項1記載の錘部材によれば、打撃される打面を有して揺動自在に支持体に支持されるパッド本体に接触する接触部がパッド本体に力を加える。パッド本体の打面に対する裏面から離れる方向へ接触部から延びて錘部が形成される。パッド本体の裏面側に錘部の重心が位置するので、パッド本体の揺動中心を支点として、パッド本体および錘部材の合成重心が振り子のように運動する。パッド本体から離れたところに錘部の重心が位置するので、特許文献1に比べてパッド本体の揺動中心からパッド本体および錘部材の合成重心までの距離を自由に設定できる。その結果、パッド本体の揺れの周期の設定の自由度を向上できる効果がある。
請求項2記載の錘部材によれば、位置調整部により接触部から延びる方向に沿って錘部の重心の位置が調整されるので、パッド本体へ近づく方向、又は、パッド本体から離れる方向へ錘部の重心の位置を調整できる。パッド本体の揺動中心からパッド本体および錘部材の合成重心までの距離を変更できると共に、揺動中心まわりの慣性モーメントを変更できるので、請求項1の効果に加え、パッド本体の揺れの周期および打撃感を調整できる効果がある。
請求項3記載の錘部材によれば、錘角度調整部により接触部に対する錘部が延びる方向の角度が調整される。支持体にパッド本体を支持した場合、請求項1又は2の効果に加え、支持体に対するパッド本体または錘部の傾きを調整できる効果がある。
請求項4記載の打撃用パッドによれば、打撃される打面を有して揺動自在に支持体に支持されるパッド本体に、請求項1から3のいずれかに記載の錘部材がパッド本体に接触してパッド本体に力を加える。パッド本体の裏面側に、且つ、パッド本体から離れたところに重心が位置するので、パッド本体の揺動中心から、パッド本体および錘部材の合成重心である打撃用パッドの重心までの距離を比較的自由に設定できる。その結果、請求項1から3のいずれかと同様の効果がある。
請求項5記載の打撃用パッドによれば、パッド本体の重心がパッド本体の揺動中心から離れて位置し、パッド本体の揺動中心を挟んでパッド本体の重心位置の反対側に錘部材の重心が位置する。パッド本体および錘部材の合成重心を揺動中心の鉛直下方に近づけることができるので、打撃用パッドをバランスよく揺らすことができる。これにより、請求項4の効果に加え、打撃用パッドの揺れ方をアコースティック楽器に近づけることができる効果がある。
請求項6記載の打撃用パッドによれば、パッド本体の打面角度調整部により錘部が延びる方向に対する打面の角度が調整される。そのため、請求項4又は5の効果に加え、錘部材により支持体に対するパッド本体の傾きが決定された場合でも、打面角度調整部により奏者の好みに応じて打面の角度を調整できる効果がある。
(a)は本発明の第1実施の形態における電子打楽器の斜視図であり、(b)は電子打楽器の側面図である。 (a)は打撃用パッドの底面図であり、(b)は錘部材の側面図である。 第2実施の形態における電子打楽器の斜視図である。 (a)は錘部材の平面図であり、(b)は図4(a)の矢印IVb方向から見た錘部材の正面図である。 (a)は第3実施の形態における電子打楽器の部分断面図であり、(b)は打撃用パッドの底面図である。 第4実施の形態における電子打楽器の側面図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、添付図面を参照して説明する。まず、図1(a)、図1(b)及び図2(a)を参照して、電子打楽器1について説明する。図1(a)は本発明の第1実施の形態における電子打楽器1の斜視図であり、図1(b)は電子打楽器1の側面図であり、図2(a)は打撃用パッド2の底面図である。本明細書では、打撃用パッド2を支持体10に支持させた状態において、奏者側(図1(b)左側)を電子打楽器1の前方側とし、奏者から見た電子打楽器1よりも遠方(図1(b)右側)を電子打楽器1の後方とし、奏者から見た左右方向(図1(b)紙面垂直方向)をそれぞれ電子打楽器1の左右方向とし、奏者から見た上下方向(図1(b)上下方向)を電子打楽器1の上下方向とする。
図1(a)及び図1(b)に示すように、電子打楽器1は、電子シンバルであり、支持体10と、支持体10に揺動自在に支持される打撃用パッド2とを備えている。支持体10は、打撃用パッド2を支える支柱であり、打撃用パッド2を揺動可能に支持して下方へ延びる支持部11と、支持部11と接続する丸棒状の第1接続部12と、第1接続部12と接続すると共にスタンド(図示せず)に取り付けられて鉛直方向に軸を向けて自立する丸棒状の第2接続部13とを備えている。なお、支持体10(第2接続部13)自体を自立可能に構成することも可能である。
支持部11は、打撃用パッド2のカップ部21の中心部に設けられる支持孔21a(図2(a)参照)を貫通する丸棒状の部材である。支持部11が貫通する円筒状の弾性体11a,11bにより打撃用パッド2を上下で挟み、支持部11の上端に取り付けられる蝶ナット11cにより弾性体11a,11b間を締め付ける。支持部11と支持孔21aとの間には隙間が設けられるので、支持孔21aの中心を揺動中心Cとして、前後左右に揺動自在に打撃用パッド2が支持部11に支持される。蝶ナット11cの締め付け力を調整することで、打撃用パッド2の揺れの大小を調整できる。
支持部11は下端が球形状に形成され、第1接続部12の上端に設けられる第1固定具14により支持部11の下端が挟まれる。第1固定具14は、奏者側に蝶ねじ14aが設けられている。蝶ねじ14aを締めることで第1接続部12に支持部11が固定され、蝶ねじ14aを緩めることで第1接続部12に対する支持部11の傾きを変更できる。第1固定具14は支持部11の軸が鉛直方向へ向くように設定される。そのため、蝶ナット11cの締め付け力を調整することで、支持孔21aの軸方向を鉛直方向(カップ部21の裏面を水平)にできる。
第1接続部12は、第2接続部13の上端に設けられる第2固定具15により支持される。第2固定具15は、蝶ねじ15aにより第2接続部13に対する第1接続部12の傾きと、蝶ねじ15bにより第2接続部13に対する第1接続部12の固定位置とを調整できる。第2固定具15は、鉛直方向へ延びる第2接続部13の上端から第1接続部12が後方へ上昇傾斜するように設定される。
図1(a)、図1(b)及び図2(a)に示すように、打撃用パッド2は、支持体10に揺動自在に支持される扇状のパッド本体20と、パッド本体20の下面(裏面)にねじ3で締結されて固定される錘部材30とを備えている。ねじ3によりパッド本体20と錘部材30とが固定されるので、錘部材30を容易に着脱できる。必要に応じて錘部材30を着脱できると共に、裏面がねじ止めされている従来のパッド本体にそのねじを利用して錘部材30を取り付けることができる。
パッド本体20は、上面(表面)がドーム状に盛り上がった形状を有するカップ部21と、カップ部21の下縁部から外側へ向かって奏者側に設けられる扇板状の被打撃部22とを備え、カップ部21と被打撃部22とが一体に形成される。パッド本体20は、重心G1が揺動中心Cよりも奏者側、且つ、下方に位置する。
カップ部21は、中心部を上下方向(鉛直方向)に貫通する支持孔21aが設けられ、裏面には支持孔21aから側方へ向かって形成される溝21bが設けられる。支持部11の弾性体11bが側方へ向かって峰が延びる楔状に形成されることで、溝21bと弾性体11bとが互いに嵌め合わされる。これにより、支持体10に対するパッド本体20の回転を防止できる。
被打撃部22は、カップ部21の中心部(揺動中心C)よりも奏者側に中心が位置する扇形の部位であり、カップ部21から離れるに従って緩やかに下降傾斜する表面が、スティックなどで打撃される打面22aである。被打撃部22は、弾性を有するカバー22bにより打面22aと裏面の周縁部とが形成され、裏面のカバー22bよりもカップ部21側(揺動中心C側)の位置にケース23が設けられる。カバー22bは、打面22aを打撃したときの打音を抑制するための部材である。なお本実施の形態では、支持孔21aの軸方向が鉛直方向であるときの打面22aの状態を水平とする。
ケース23は、打面22aへの打撃を感知して信号を出力するピエゾセンサ24と、ピエゾセンサ24からの信号を出力端子(図示せず)から外部機器である音源装置(図示せず)などに出力する信号出力部(図示せず)とが内部に設けられる。このようにして電子打楽器1は、打面22aへの打撃を検出して、その信号に応じた打奏音を音源装置で生成してスピーカ(図示せず)から発生させる。
次に図2(a)に加え、図2(b)を参照して錘部材30について説明する。図2(b)は錘部材30の側面図である。錘部材30は、カップ部21の裏面に接触してねじ3により固定される薄板状の接触部31と、接触部31から下方へ延びる錘部32とを備えている。なお、本実施の形態では、接触部31の質量と比べて錘部32の質量が十分に大きいものとし、錘部32の重心を錘部材30の重心G2として説明する。
接触部31は、鉄鋼製の部材であり、板厚方向へ貫通してねじ3が通る6つの貫通孔(図示せず)が周方向に互いに離れて設けられる円環状の円環部31aと、円環部31aに対して垂直に円環部31aの後端縁から下方へ垂れ下がる垂下部31bとを備えている。円環部31aは、内径が弾性体11bの外径よりも大きく形成されるので、ねじ3を締結してカップ部21の裏面に接触部31を固定した状態で、カップ部21の溝21bと弾性体11bとを嵌め合わせることができる。垂下部31bは、円環部31aに対して垂直なので、円環部31aをカップ部21に固定した状態では、支持孔21aの軸方向(鉛直方向)に平行である。
錘部32は、鉄鋼製の部材であり、上端が垂下部31bの後面に溶接される丸棒状のアーム33と、アーム33が貫通してアーム33の軸方向に沿って矢印A方向に移動可能に設けられる直方体状の可動部(位置調整部)34とを備えている。錘部32は、水平方向においてカップ部21に近接するので、打撃用パッド2が揺れたときに錘部材30が後方へ飛び出す量を少なくできる。これにより、電子打楽器1を室内に設置する場合、電子打楽器1を壁に近づけることができる。
アーム33は、垂下部31bの後面に溶接されるので、円環部31aをカップ部21に固定した状態では、支持孔21aの軸方向(鉛直方向)に延びる。可動部34は、アーム33に先端が当接するつまみねじ34aが締められている。可動部34は、つまみねじ34aを締めることでアーム33に対して固定され、つまみねじ34aを緩めることでアーム33に対して移動する。錘部32は、接触部31から鉛直方向へ離れたところに重心G2が位置し、可動部34の移動によりアーム33の軸方向(鉛直方向)に沿って重心G2が移動する。例えば、図2(b)の二点鎖線で示す位置に可動部34を移動させた場合には可動部34の重心が点G2から点G2aまで移動する。
以上のような電子打楽器1によれば、錘部材30により打撃用パッド2の慣性モーメントを大きくできる。打撃用パッド2は、揺動中心Cに対して奏者の反対側(揺動中心Cよりも後方)に錘部材30が設けられるので、蝶ナット11cの締め付け力を調整して打撃用パッド2を揺動できるようにすれば、揺動中心Cよりも打撃用パッド2の奏者側を奏者が打撃した場合、打撃用パッド2の打撃の感触(打撃感)を重くできる。
打撃用パッド2は、揺動中心Cの奏者側にパッド本体20の重心G1が位置し、水平方向において(底面視において)揺動中心Cを挟んで重心G1の反対側に錘部材30の重心G2が位置する。重心G1、重心G2及び揺動中心Cは、底面視において同一の直線上に存在するので、打撃用パッド2の左右方向のバランスを確保できる。
打撃用パッド2の重心G12(図1(b)参照)であるパッド本体20と錘部材30との合成重心は、重心G1と重心G2とを結ぶ線分上に位置する。本実施の形態では、重心G12は揺動中心Cの鉛直下方(支持孔21aの軸方向)に位置する。そのため、打撃用パッド2が支持体10に揺動自在に支持されたとき、揺動中心Cを支点としてパッド本体20と錘部材30とが釣り合う。打撃用パッド2から弾性体11a,11bへ掛かる力を前後左右で均一にできるので、打撃用パッド2をバランスよく揺らすことができる。その結果、打撃用パッド2の揺れ方をアコースティック楽器に近づけることができる。なお、揺動中心Cの鉛直下方に重心G12が位置する場合に限らず、重心G12を揺動中心Cの鉛直下方に近づける程、打撃用パッド2をバランスよく揺らすことができる。
打撃用パッド2は、接触部31から離れたところ(パッド本体20から離れたところ)に重心G2が位置するので、揺動中心Cから重心G12までの距離を大きくできる。特許文献1のようにパッド本体20の裏面に錘を取り付ける場合、パッド本体20と錘との合成重心をせいぜいパッド本体20の裏面側に近づけるのが限界である。この場合、揺動中心Cからパッド本体20と錘との合成重心までの距離を大きくするには限界があるので、パッド本体20の揺れの周期を長くできない。一方、本実施の形態では、パッド本体20から離れたところに重心G2が位置するので、特許文献1のようにパッド本体20の裏面に錘を取り付ける場合に比べて、揺動中心Cから重心G12までの距離を自由に設定できる。その結果、打撃用パッド2(パッド本体20)の揺れの周期の設定の自由度を向上できる。
打撃用パッド2は、揺動中心Cの下方に重心G12が位置するので、奏者が打撃用パッド2を強く打撃して打撃用パッド2が大きく揺れても打撃用パッド2のバランスを崩れ難くできる。さらに、錘部材30により、揺動中心Cから重心G12までの鉛直方向の距離を大きくできるので、打撃用パッド2のバランスを向上できる。
錘部材30は、可動部34の移動により、アーム33の軸方向に沿って重心G2の位置を調整できるので、揺動中心Cから重心G12までの距離を変更できると共に、揺動中心Cまわりの慣性モーメントを変更できる。これにより、打撃用パッド2(パッド本体20)の揺れの周期および打撃感を調整できる。
カップ部21の裏面に垂直にアーム33が設けられ、パッド本体20及び錘部材30の釣り合いによりカップ部21の裏面が水平に保たれるので、アーム33が鉛直下方へ延びる。そのため、アーム33の軸方向に沿って可動部34を鉛直方向へ移動させても、重心G2は水平方向にほとんど移動しない。揺動中心Cから重心G2までの水平距離がほとんど変化しないので、パッド本体20と錘部材30との釣り合いを保ちつつ、揺動中心Cから重心G12までの距離を変更できると共に、揺動中心Cまわりの慣性モーメントを変更できる。よって、パッド本体20と錘部材30との釣り合いを保ちつつ、打撃用パッド2(パッド本体20)の揺れの周期および打撃感を調整できる。
打面22aを水平に保った状態で、アーム33が鉛直方向よりも奏者側に傾く(アーム33が前方へ向かって下降傾斜する)ように錘部材30がパッド本体20に取り付けられる場合、打撃用パッド2が揺動したときに錘部材30が後方へ飛び出す量を少なくできるが、支持体10とアーム33とが近づいて接触し易くなる。打面22aを水平に保った状態で、アーム33が鉛直方向よりも後方側に傾く(アーム33が後方へ向かって下降傾斜する)ように錘部材30がパッド本体20に取り付けられる場合、支持体10とアーム33とが離れて接触し難くできるが、打撃用パッド2が揺動したときに錘部材30が後方へ飛び出す量が多くなる。打面22aを水平に保った状態で、アーム33が鉛直方向へ延びるように錘部材30がパッド本体20に取り付けられることで、錘部材30が後方へ飛び出す量を少なくできると共に、支持体10とアーム33とを接触し難くできる。その結果、電子打楽器1を壁に近づけて配置できると共に、錘部材30と第1接続部12との接触音を抑制できる。
第1接続部12は、第1固定具14及び第2固定具15により錘部32から水平方向へ離れるように下方へ延び、揺動中心Cと錘部32との水平距離より、第1接続部12と錘部32との水平距離が大きくなる。揺動中心Cを支点として打撃用パッド2が揺れるときに、錘部材30を第1接続部12に接触し難くできるので、錘部材30と第1接続部12との接触音を抑制できると共に、打撃用パッド2の揺れが阻害されることを抑制できる。
第1固定具14は、奏者側に蝶ねじ14aが設けられるので、蝶ねじ14aが第1固定具14の後方側に設けられる場合と比較して、揺動中心Cを支点として打撃用パッド2が揺れるときに、錘部材30を第1固定具14に接触し難くできる。これにより、錘部材30と第1固定具14との接触音を抑制できると共に、打撃用パッド2の揺れが阻害されることを抑制できる。
次に、図3、図4(a)及び図4(b)を参照して、第2実施の形態における電子打楽器40について説明する。第1実施の形態では、接触部31から1つの錘部32が下方へ延びる場合について説明した。これに対し第2実施の形態では、接触部51から2つの錘部32が下方へ延びる場合について説明する。なお、第1実施の形態と同一の部分については、同一の符号を付して以下の説明を省略する。
図3は、第2実施の形態における電子打楽器40の斜視図であり、図4(a)は錘部材50の平面図であり、(b)は図4(a)の矢印IVb方向から見た錘部材50の正面図である。図3に示すように、電子打楽器40は、鉛直方向に延びて自立可能に構成される支持体41と、支持体41に揺動自在に支持される打撃用パッド42とを備えている。支持体41は、打撃用パッド42のカップ部21の中心部に設けられる支持孔21aを貫通する丸棒状の支柱である。支持体41が貫通する円筒状の弾性体11a,11bにより打撃用パッド42を上下で挟み、支持体41の上端に取り付けられる蝶ナット11cにより弾性体11a,11b間を締め付ける。これにより、支持孔21aの中心を揺動中心Cとして、前後左右に揺動自在に打撃用パッド42が支持体41に支持される。
打撃用パッド42は、支持体41に揺動自在に支持される円形状のパッド本体43と、パッド本体43の裏面にねじ3で締結されて固定される錘部材50とを備えている。パッド本体43は、表面がドーム状に盛り上がった形状を有するカップ部21と、カップ部21の下縁部から外側へ向かって奏者側(揺動中心Cよりも奏者側)に設けられる扇板状の被打撃部22と、被打撃部22よりも後方側であってカップ部21の下縁部から外側へ向かって設けられる扇板状のフレーム44とを備えている。
フレーム44は、パッド本体43の形状をアコースティックシンバルの形状に近づけるための部材であり、被打撃部22とでカップ部21の中心部(揺動中心C)よりも奏者側に中心が位置する円形に形成される。フレーム44は、打撃を検出するセンサやカバーを有していないので、被打撃部22に比べて十分に軽い。そのため、パッド本体43の重心G1は、第1実施の形態におけるパッド本体20の重心G1の位置と同様に揺動中心Cよりも前方に位置する。
図4(a)及び図4(b)に示すように、錘部材50は、カップ部21の裏面に接触してねじ3により固定される薄板状の接触部51と、接触部51から下方へ延びる2つの錘部32とを備えている。接触部51は、鉄鋼製の部材であり、板厚方向へ貫通してねじ3が通る6つの貫通孔52aが周方向に互いに離れて設けられる円環状の円環部52と、円環部52に対して垂直に円環部52の後端縁から下方へ垂れ下がる垂下部53と、垂下部53の側縁から側方へ突出する一対の突出部54とを備えている。
一対の突出部54には、それぞれ錘部32のアーム33が溶接される。2つの錘部32が正面視において中央から左右方向へそれぞれ離れているので、打撃用パッド42が前後方向へ揺動したときに錘部32を支持体41に接触し難くできる。その結果、錘部32と支持体41との接触音を抑制できると共に、打撃用パッド42の揺れが阻害されることを抑制できる。
本実施の形態における錘部32の重心G2は、2つの錘部32の合成重心であり、2つの錘部32の中央に位置する。本実施の形態における打撃用パッド42は、第1実施の形態における打撃用パッド2と比較して、重心G1、重心G2、揺動中心Cの位置関係が略同一であるが、錘部32が2つ設けられるために重心G12が揺動中心Cから重心G2側へ近づく。そのため、揺動中心Cの鉛直下方に重心G12が位置するように打撃用パッド42が傾こうとするが、蝶ナット11cの締め付け力を調整することで、打撃用パッド42の傾きを抑制できる。また、重心G2は、少なくとも一方の錘部32の可動部34をA方向に移動させることで、アーム33の軸方向(鉛直方向)に移動させることができる。
次に、図5(a)及び図5(b)を参照して、第3実施の形態における電子打楽器60について説明する。第1実施の形態では、カップ部21と被打撃部22とが一体に形成される場合について説明した。これに対し第3実施の形態では、カップ部21に対して被打撃部22の角度が調整可能に形成される場合について説明する。なお、第1実施の形態と同一の部分については、同一の符号を付して以下の説明を省略する。
図5(a)は第3実施の形態における電子打楽器60の部分断面図であり、図5(b)は打撃用パッド61の底面図である。図5(a)は内部構造を省略した被打撃部22の断面が図示されている。図5(a)及び図5(b)に示すように、電子打楽器60は、支持体10と、支持体10に揺動自在に支持される打撃用パッド61とを備えている。打撃用パッド61は、支持体10に揺動自在に支持されるパッド本体62と、パッド本体62の裏面にねじ3で締結されて固定される錘部材70とを備えている。
パッド本体62は、表面がドーム状に盛り上がった形状を有するカップ部21と、カップ部21の下縁部から外側へ向かって奏者側(揺動中心Cよりも奏者側)に設けられる扇板状の被打撃部22とを備えている。カップ部21と被打撃部22とが打面角度調整部63により矢印B方向へ折り曲げ可能に連結される。打面角度調整部63は、ボタンを押している間のみカップ部21に対する被打撃部22の角度を調整できるヒンジである。パッド本体62及び錘部材70が釣り合う場合、又は、蝶ナット11cの締め付けによりカップ部21の傾きを調整した場合、支持部11(支持体10)に対するカップ部21の傾きが決定される。第1実施の形態では、カップ部21と被打撃部22とが一体に形成されるので、支持部11に対する打面22aの角度が決定される。一方、本実施の形態では、打面角度調整部63によりカップ部21に対する被打撃部22の角度を調整できるので、奏者の好みに応じて打面22aの角度を調整できる。
錘部材70は、カップ部21の裏面に接触してねじ3により固定される薄板状の接触部71と、接触部71から下方へ延びる錘部73とを備え、接触部71の後端縁に設けられる位置調整部72により錘部73が支持される。接触部71は、円環状の鉄鋼製の部材であり、板厚方向へ貫通してねじ3が通る6つの貫通孔(図示せず)が周方向に互いに離れて設けられる。
錘部73は、鉄鋼製の部材であり、位置調整部72に支持される丸棒状のアーム74と、アーム74の下端に固定される直方体状の固定部75とを備えている。固定部75は、錘部73の重心G2をアーム74の下端側に位置させるための部材である。固定部75によりパッド本体62から重心G2までの距離を大きくできるので、揺動中心Cから重心G12までの距離を大きくできると共に、揺動中心Cまわりの慣性モーメントを大きくできる。よって、打撃用パッド61(パッド本体62)の揺れの周期を長くできると共に、打撃用パッド61の打撃感を重くできる。
位置調整部72は、アーム74が貫通して、アーム74に先端が当接するつまみねじ72aが締められている。つまみねじ72aを緩めることで位置調整部72に対する錘部73の固定位置を調整できる。これにより、アーム74の軸方向に沿って重心G2の位置を調整できるので、揺動中心Cから重心G12までの距離を変更できると共に、揺動中心Cまわりの慣性モーメントを変更できる。その結果、打撃用パッド61(パッド本体62)の揺れの周期および打撃感を調整できる。
次に、図6を参照して、第4実施の形態における電子打楽器80について説明する。第1実施の形態では、円環部31aに対して垂直に円環部31aの後端縁から下方へ垂れ下がる垂下部31bにアーム33が固定される場合について説明した。これに対し第4実施の形態では、接触部83に対してアーム33の角度が調整可能に形成される場合について説明する。なお、第1実施の形態と同一の部分については、同一の符号を付して以下の説明を省略する。
図6は第4実施の形態における電子打楽器80の側面図である。図6に示すように、電子打楽器80は、支持体10と、支持体10に揺動自在に支持される打撃用パッド81とを備えている。打撃用パッド81は、支持体10に揺動自在に支持されるパッド本体20と、パッド本体20の裏面にねじ3で締結されて固定される錘部材82とを備えている。
錘部材82は、カップ部21の裏面に接触してねじ3により固定される薄板状の接触部83と、接触部83から下方へ延びる錘部32とを備え、接触部83の後端縁に設けられる錘角度調整部84により錘部32が支持される。接触部83は、円環状の鉄鋼製の部材であり、板厚方向へ貫通してねじ3が通る6つの貫通孔が周方向に互いに離れて設けられる。
錘角度調整部84は、ボタンを押している間のみ接触部83に対するアーム33の軸方向の角度を調整できるヒンジである。パッド本体20及び錘部材82が釣り合ってアーム33が鉛直下方へ延びるようにパッド本体20に錘部材82が取り付けられる状態から、錘角度調整部84でアーム33を接触部83へ向かって傾けると、錘部材82の重心G2が奏者側に移動する。これにより、打撃用パッド81の重心G12が奏者側に移動する。蝶ナット11cの締め付け力が弱い場合には、揺動中心Cの鉛直下方に重心G12が位置するように打撃用パッド81が揺動中心Cまわりに矢印C方向へ回転する。従って、錘角度調整部84で接触部83に対するアーム33の角度を変更することにより、奏者の好みに応じて打面22aの角度を調整できる。
一方、蝶ナット11cの締め付け力が強い場合には、打撃用パッド81が揺動中心Cまわりに回転することを抑制できるので、アーム33が鉛直方向よりも奏者側に傾く(アーム33が前方へ向かって下降傾斜する)。錘角度調整部84により、打撃用パッド81が揺動したときに錘部材82が後方へ飛び出す量を少なくできるので、電子打楽器80を壁に近づけて配置することができる。
以上、実施の形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。例えば、上記第1実施の形態では、電子打楽器1が電子シンバルである場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、打撃を検出するセンサを備えていない練習用の打楽器に本発明を適用することは当然可能である。
上記第1,3,4実施の形態ではパッド本体20,62が扇状である場合について、第2実施の形態ではパッド本体43が円形状である場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、パッド本体の形状は適宜変更可能である。例えば、楕円形状や多角形状のパッド本体が挙げられる。
上記第1実施の形態では、被打撃部22の裏面のケース23にピエゾセンサ24が設けられる場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、ピエゾセンサ24の代わりに電磁誘導型のセンサや静電容量型のセンサを用いることは当然可能である。また、ピエゾセンサ24に加えて、複数の振動センサをパッド本体20に設けることも可能である。例えば、被打撃部22の周縁部や、カバー22bの内側、カップ部21にそれぞれ振動センサを設けることで、打撃した場所に応じて打奏音を変えることができる。
上記各実施の形態では、揺動中心Cよりも後方側に錘部材30,50,70,82の重心G2が位置する場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、接触部と錘部との固定位置を変更すること、又は、接触部の寸法や形状を変更することで、錘部材の重心G2の位置は変更可能である。
上記各実施の形態では、薄板状の接触部31,51,71,83を介してカップ部21に錘部32,73を固定する場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、接触部を介して被打撃部22に錘部32,73を固定することは当然可能である。また、接触部は薄板状に限らず、継手やねじなどの接触部でパッド本体20,43,62に錘部32,73を直接固定することも可能である。
また、接触部をパッド本体20,43,62に接触させ、接触した状態を維持するように弾性体11a,11b間にパッド本体20,43,62及び接触部を挟むことも可能である。この場合、弾性体11a,11bによりパッド本体20,43,62と接触部とが一体的に揺動できる。また、パッド本体20,43,62を上下に貫通する貫通孔を設け、その貫通孔にアームを通した状態で、貫通孔よりも寸法の大きな接触部を貫通孔よりも上方位置でアームに設けることも可能である。パッド本体20,43,62の貫通孔よりも接触部の寸法が大きいので、接触部を介して錘部材の重さ(力)がパッド本体20,43,62に加えられ、パッド本体20,43,62と接触部とが略一体的に揺動できる。
上記各実施の形態では、パッド本体20,43,62の重心G1が揺動中心Cよりも奏者側にある場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、揺動中心Cよりも後方側に重心G1が位置するパッド本体に本発明を適用することは当然可能である。この場合、パッド本体の揺動中心Cよりも奏者側に錘部材を設けることで、パッド本体と錘部材とが釣り合うことができる。また、揺動中心Cの鉛直方向に重心G1が位置するパッド本体に本発明を適用することも可能である。この場合、パッド本体の揺動中心Cよりも後方側に錘部材を設け、パッド本体の揺動中心Cよりも奏者側に錘部材とは別の錘を設けることで、錘を設けたパッド本体と錘部材とが釣り合うことができる。
上記第1,3,4実施の形態では接触部31,71,83に錘部32,73が1つ設けられる場合について、上記第2実施の形態では接触部51に錘部32が2つ設けられる場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、錘部32,73を3つ以上設けることは当然可能である。また、錘部材30,50,70,82を複数設けることも可能である。これらの場合、錘部材の重心とは、全ての錘部の合成重心である。また、複数の錘部材の質量をそれぞれ異ならせることで、パッド本体20,43,62と複数の錘部材との釣り合い、及び、打撃用パッド2,42,61,81の打撃感を調整できる。
上記各実施の形態では、接触部31,51,71,83がパッド本体20,43,62にねじ3で締結される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、パッド本体20,43,62に接触部31,51,71,83を溶接または接着すること、パッド本体20,43,62と接触部31,51,71,83とを一体に成形することは当然可能である。また、接触部31,51に錘部32を溶接する場合に限らず、接触部31,51に錘部32を接着すること、接触部31,51と錘部32とを一体に成形すること、接触部31,51と錘部32とをねじやボルト及びナットで締結することも可能である。
上記各実施の形態では、錘部材30,50,70,82(錘部32,73)が鉄鋼製の部材である場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、その他の金属材料や、セラミックス材料、樹脂材料、それらの合成材料を錘部に用いることは当然可能である。支持体10,41やパッド本体20,43,62を構成する材料も、金属材料や、セラミックス材料、樹脂材料、それらの合成材料を用いることが可能である。パッド本体20,43,62及び錘部材30,50,70,82の質量を変更することで、パッド本体20,43,62と錘部材30,50,70,82との釣り合い、及び、打撃用パッド2,42,61,81の打撃感を調整できる。なお、質量(サイズや比重)の異なる可動部を複数用意しておき、可動部を交換することで錘部材の質量を変更し、パッド本体20,43,62と錘部材との釣り合い、及び、打撃用パッドの打撃感を調整できる。
また、アーム33,74よりも可動部34又は固定部75を比重の大きな材料で構成することも可能である。こうした場合、錘部32,73の重心G2の位置が可動部34又は固定部75の位置に大きく影響される。可動部34又は固定部75の比重がアーム33,74の比重以下である場合に比べて、アーム33,74の下端に可動部34又は固定部75が位置する場合の重心G2の位置をパッド本体20,43,62から遠くできると共に、可動部34の移動量に対する重心G2の移動量を大きくできる。その結果、アーム33,74の長さを抑えつつ、打撃用パッド2,42,61,81の揺れの周期を長くできて打撃感を重くできると共に、打撃用パッド2,42,61,81の揺れの周期および打撃感の調整可能な範囲を広げられる。
さらに、錘部32,73及び支持体10,41の少なくとも一方を合成樹脂で形成すること、又は、錘部32,73及び支持体10,41の少なくとも一方の表面をゴムなどの弾性体でコーティングすることで、錘部32,73と支持体10,41との接触音を抑制できる。
上記第1,2,4実施の形態では、可動部(位置調整部)34の移動により重心G2が移動する場合について、上記第3実施の形態では位置調整部72により錘部73を移動させて重心G2が移動する場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。錘部32,73又はアーム33,74の端部に継手や磁石、ねじなどの接合部(位置調整部)を設け、複数の錘部32,73又はアーム33,74を長さ方向に接合することで、重心G2の位置を変えることができる。また、アーム33に複数の可動部34を設け、可動部34の個数を変更することでも重心G2の位置を変えることができる。
上記各実施の形態では、アーム33,74が丸棒状である場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、角棒状のアームを用いることは当然可能である。この場合、アームの軸を中心に可動部34が回転することを抑制できる。また、中空パイプ状のアームを用いることも可能であり、丸棒状や角棒状のアームに比べて中空パイプ状のアームの比重を小さくできる。
なお、上記各実施の形態のいずれかの一部または全部を、他の実施の形態の一部または全部と組み合わせることは可能である。また、上記各実施の形態のうちの一部の構成を省略することも可能である。例えば、上記第3実施の形態における打面角度調整部63を備える電子打楽器60に、上記第4実施の形態における錘角度調整部84を適用することは当然可能である。また、上記第1,2,4実施の形態における可動部34(位置調整部)を備える電子打楽器1,40,80に、上記第3実施の形態における位置調整部72を適用することは当然可能である。また、上記第1,2,4実施の形態における可動部34、上記第3実施の形態における固定部75を省略することも可能である。
1,40,60,80 電子打楽器(打楽器)
2,42,61,81 打撃用パッド
10,41 支持体
11 支持部
12 第1接続部(接続部)
20,43,62 パッド本体
22a 打面
30,50,70,82 錘部材
31,51,71,83 接触部
32,73 錘部
34 可動部(位置調整部)
63 打面角度調整部
72 位置調整部
84 錘角度調整部

Claims (6)

  1. 打撃される打面を有して揺動自在に支持体に支持されるパッド本体に接触して前記パッド本体に力を加える接触部と、
    前記パッド本体の前記打面に対する裏面から離れる方向へ前記接触部から延びて形成されると共に前記裏面側の前記パッド本体から離れたところに重心が位置する錘部とを備えていることを特徴とする錘部材。
  2. 前記接触部から延びる方向に沿って前記錘部の重心の位置を調整する位置調整部を備えていることを特徴とする請求項1記載の錘部材。
  3. 前記接触部に対する前記錘部が延びる方向の角度を調整する錘角度調整部を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の錘部材。
  4. 打撃される打面を有して揺動自在に支持体に支持されるパッド本体と、
    前記パッド本体に接触して前記パッド本体に力を加える請求項1から3のいずれかに記載の錘部材とを備えていることを特徴とする打撃用パッド。
  5. 前記パッド本体は、重心が揺動中心から離れて位置し、
    前記錘部材は、重心が、前記パッド本体の揺動中心を挟んで前記パッド本体の重心の反対側に位置することを特徴とする請求項4記載の打撃用パッド。
  6. 前記パッド本体は、前記錘部が延びる方向に対する前記打面の角度を調整する打面角度調整部を備えていることを特徴とする請求項4又は5に記載の打撃用パッド。
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