JP2017026675A - ヘッドアップディスプレイ - Google Patents
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Abstract
【課題】運転者の視線や顔向きを検知する検出装置の精度を高く保持したまま、全体のシステムを小型化できるヘッドアップディスプレイを提供する。【解決手段】ヘッドアップディスプレイ100は、第1の画像として運転者150が視認する虚像160を生成するプロジェクタ110と、プロジェクタ110から出射した映像光を入射して中間像を形成し中間像を虚像光線として出射するスクリーン120と、スクリーン120より出射した虚像光線を拡大投写する虚像光学系130で構成される。虚像光学系130は、ダッシュボード11の開口部12より虚像光線170を出射し、ウィンドシールド140により反射することで、運転者150に結像する。これにより運転者150は、第2の画像である景色に重畳して、虚像160をウィンドシールド140越しに視認することが可能となる。【選択図】図2
Description
本開示は、自家用車などの車両に搭載されるヘッドアップディスプレイに関し、特に運転者の視線及び顔向きを精度よく検出するための構造に関する。
運転中の運転者の状態を検出するため、赤外光照明装置と赤外光撮像装置で構成される顔検出装置が知られている。一方、運転者の視界中に虚像表示にて情報を重畳することで、安全性と利便性を向上するヘッドアップディスプレイにおいて、重畳する情報をAR(拡張現実)表示するために、運転者の視線や顔向きを検出し、その算出結果をコンテンツにフィードバックする提案がされている。
ここで、顔検出装置を備えるヘッドアップディスプレイとしては、例えば特許文献1に開示されるような、虚像を表示するミラーの背面に、赤外光照明装置と赤外光撮像装置を備える構成が提案されている。かかる構成では、可視域を反射して赤外光を透過するミラー部材を備え、検出用の赤外光をミラー背面より透過にて、画像を描画する画像光に合成、運転者へ照明を行う。撮像時には、運転者で反射する赤外光を照明時と反対の光路を経て、ミラー部材の背面に備える撮像用の赤外光カメラで検出する。
また、特許文献2では、撮像部のみをヘッドアップディスプレイの虚像光学系に一体化し、検出用の赤外光照明装置は別体として車室内に備える構成が開示されている。
本開示は、赤外光照射と撮像により、運転者の視線や顔向きを検知するヘッドアップディスプレイにおいて、検出装置の精度を高く保ったまま、全体のシステムの小型化を図ったヘッドアップディスプレイを提供する。
本開示は、コンバイナを有する移動体に搭載されるヘッドアップディスプレイであって、映像光を出射する投写映像光源装置と、投写映像光源装置から出射した映像光を入射して中間像を形成し、中間像を虚像光線として出射するスクリーンと、スクリーンより出射した虚像光線の光路を変更する光路変更部材と、光路変更部材で導かれる虚像光線を運転者に導くコンバイナと、赤外光を出射する赤外光照明装置と、赤外光によって照明される運転者の顔を撮像するイメージセンサとを備え、赤外光はスクリーンで拡散され、拡散した赤外光の光路が、投写映像光源装置から運転者までの光路と同じ光路上になるように赤外光照明装置が配置されている。
本開示によれば、赤外光照射と撮像により、運転者の視線や顔向きを検知するヘッドアップディスプレイにおいて、検出装置の精度を高く保ったまま、全体のシステムの小型化を図かることが可能となる。
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために、提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
また、以下、本開示の実施の形態に係るヘッドアップディスプレイの図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。
ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。従って、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
[実施の形態1]
図1は、実施の形態1のヘッドアップディスプレイ100が搭載される移動体の一例である車両10の断面図である。
[実施の形態1]
図1は、実施の形態1のヘッドアップディスプレイ100が搭載される移動体の一例である車両10の断面図である。
ヘッドアップディスプレイ100は、図1に示すようにダッシュボード11の内部に配置される。
ヘッドアップディスプレイ100は、出射される映像表示光である虚像光線170を、コンバイナとして機能するウィンドシールド140により反射させることで、虚像160として運転者150に視認させる映像表示装置である。
ウィンドシールド140は、背景の景色である第2の画像と、ヘッドアップディスプレイ100から出射される映像光である第1の画像を重畳する役割を持つ半透過型の光学素子として機能する。この場合、第2の画像は運転者からウィンドシールド140を通して見える前方の景色であり、第1の画像はヘッドアップディスプレイ100から出射して結像する虚像160であり、運転者150は、この前方の景色に虚像160が重畳して重なった映像を視認する。
本開示の実施の形態では、コンバイナは車両10のウィンドシールド140であるが、ハーフミラーなどの、ウィンドシールド140とは独立して配置されるものでもよい。
(全体構成)
図2は、本開示の実施の形態1に係るヘッドアップディスプレイ100の構成を示す図である。
(全体構成)
図2は、本開示の実施の形態1に係るヘッドアップディスプレイ100の構成を示す図である。
ヘッドアップディスプレイ100は、第1の画像として運転者150が視認する虚像160を生成する投写映像光源装置であるプロジェクタ110と、プロジェクタ110から出射した映像光を入射して中間像を形成し中間像を虚像光線として出射するスクリーン120と、スクリーン120より出射した虚像光線を拡大投写する1つ以上の光学部品で構成される虚像光学系130とで構成される。本実施の形態における虚像光学系130は平面ミラー130Aと凹面ミラー130Bで構成する拡大光学系であり、これら平面ミラー130Aと凹面ミラー130Bは、光路変更部材の一例である。また、プロジェクタ110から出射される映像光、及び虚像光の光路は、図1、及び図2において点線で示す。
虚像光学系130は、ヘッドアップディスプレイ100の収容筐体であるダッシュボード11(図1参照)の開口部12より虚像光線170を出射し、コンバイナであるウィンドシールド140により反射することで、運転者150に結像する。これにより運転者150は、第2の画像である景色に重畳して、虚像160をウィンドシールド140越しに視認することが可能となる。なお、運転者150の着座位置差に起因する座高位置調整のため、虚像光学系130に備える凹面ミラー130Bは回転可能な機構を有する。凹面ミラー130Bを回転することでウィンドシールド140における反射位置を変更し、運転者150に結像する高さを調整することが可能となる。
また、運転者150の顔を検出する装置を備えており、検出光である赤外光を出射する赤外光照明装置210をスクリーン120の入射側に備える。赤外光照明装置210から出射する赤外光(赤外光の光路を破線で示す)は、映像光のスクリーン120に到達するまでの光路上に備える赤外光反射ミラー220によって、映像光と同一光路に合成される。ここで、赤外光が映像光と同じ光路(または、同一光路上)にあるとは、必ずしも赤外光と映像光の光軸が一致する必要はなく、赤外光の光束と映像光の光束とが一部重なった状態を含む。このことは他の実施の形態でも同様である。
赤外光で照明された運転者150は、別途備えるイメージセンサの一例である赤外光カメラ180によって顔が撮影されて、図示しない画像処理回路にて運転者150の顔の向きや視線を算出し、例えば虚像160の表示位置補正や画面位置調整に反映される。
(プロジェクタ)
図3は、本開示のプロジェクタ110の内部構成の一例を示す図である。
(プロジェクタ)
図3は、本開示のプロジェクタ110の内部構成の一例を示す図である。
プロジェクタ110は、赤色光Rと緑色光Gと青色光Bの各色光を出射する、赤色LED光源112R、緑色LED光源112G、青色LED光源112Bを備える。各LED光源の出射側には、LED光源出射光を略平行光化するコリメータレンズ113R、113G、113Bが設けられる。各色光を同一光路上に合成するため、ミラー114B及びダイクロイックミラー114G、114Rで構成される合成装置114が設けられる。
合成装置114で得られた合成光を画像変調素子であるDMD116に均一に照明するため、レンズ115A、ロッドインテグレータ115B、レンズ115C、ミラー115Dによって照明光学系115が構成される。DMD116で入力画像情報に応じて変調された映像光は投写光として、投写レンズ118によって投写面上に拡大投写される。赤色LED光源112R、緑色LED光源112G、青色LED光源112B、及びDMD116は、それぞれヒートシンク111及びヒートシンク117により発熱が冷却される。
プロジェクタ110を出射した映像光は、ミラー119で反射して、透過型の拡散板で構成されるスクリーン120に中間像を形成する。スクリーン120に結像した光は、スクリーン120の有する拡散効果により拡散されてスクリーン120の出射側より出射し、虚像光学系130にて拡大投写されて、図4に示すアイボックス151内で結像する。
なお、映像光を生成する投写映像光源装置は、図2に開示のプロジェクタ方式に限らず、画像変調素子として液晶パネルを用いるものや、レーザー光源を用いる光源方式や、レーザー光源を走査により画像を描画する方式でもよい。一例として、各色カラーフィルタを備えた液晶パネルを使用する場合であれば、白色を出射する白色LEDと、白色LEDを均一に照明する拡散板と、入出射の偏光板を有する液晶パネルとを備え、出射偏光板の近接する位置にスクリーンとして透過型の拡散板を備える。
(運転者位置における照明状態)
図4を用いて、運転者位置における照明状態を説明する。
(運転者位置における照明状態)
図4を用いて、運転者位置における照明状態を説明する。
アイボックス151は、運転者150がスクリーン120上にある中間像の全画面を視認できる範囲を示す。スクリーン120上の中間像の各点で拡散した光は、虚像光学系130とウィンドシールド140により、運転者150の位置に拡散される。例えば、スクリーン120の中心点で拡散した映像光は、運転者位置では拡散結像範囲154の破線で示す範囲に結像し、一方、スクリーン120の1つの角で拡散した映像光は、運転者位置では、拡散結像範囲155の破線で示す範囲に結像する。アイボックス151は、これらスクリーン120上のすべての点より算出される拡散結像範囲が重なる領域であり、スクリーン120の拡散角度が大きくなるとアイボックス151の運転者150の位置におけるサイズは拡大し、拡散角度が小さくなると縮小する。
また、運転者150の着座位置(高さ)に起因する座高位置調整を行う場合では、例えば着座位置が高い場合には、すべての虚像光線が運転者150位置にて垂直上方に移動するように虚像光学系130の凹面ミラー130Bが回転し、拡散結像範囲もそれと共に移動するため、アイボックス151は座高上位置におけるアイボックス152位置となる。反対に、着座位置が低い場合には、座高下位置におけるアイボックス153位置となる。
(赤外光照明装置、赤外光カメラ)
図5に、本開示の赤外光照明装置210の内部構成の一例を示す。
(赤外光照明装置、赤外光カメラ)
図5に、本開示の赤外光照明装置210の内部構成の一例を示す。
赤外光照明装置210は、赤外光(IR)を発光するIRLED光源212と、IRLED光源212を出射する赤外光を略平行光化するコリメートレンズ213とで構成され、IRLED光源212はヒートシンク211で冷却される。
なお、赤外光を生成する赤外光照明装置は、図5に開示するIRLED光源212に限らず、赤外光を出射するレーザー光源を用いる方法でもよい。
赤外光照明装置210を出射する検出照明光である赤外光は、赤外光反射ミラー220によって、映像光と同一光路に合成されて、映像光とともにスクリーン120を照明する。また、透過型の拡散板であるスクリーン120を透過する赤外光は、映像光とともに虚像光学系130に入射し、ウィンドシールド140での反射を介して、運転者150を照明する。
スクリーン120を照明する赤外光は、スクリーンの中心を含む領域を照明し、中間像の画素より大きいことが好ましい。スクリーン120を出射する赤外光は、スクリーン120の中心を出射する映像光の主光線と略同一の光路に重畳されて、運転者150を照明する。
例えば図4において、スクリーン120の中心に表示される一画素相当のφXの画像が虚像として観察される結像範囲を拡散結像範囲154であるとすると、スクリーン120における赤外光の照明サイズがφXの1.1倍である場合には、運転者150位置における赤外光の照明範囲は、拡散結像範囲154の約1.1倍の面積を有する二点鎖線で示す拡散照明範囲156となる。
(赤外光カメラの設置位置)
イメージセンサの一例である赤外光カメラ180は、ヘッドアップディスプレイ100の筐体外に備えられることが望ましい。また、撮像系の光軸は、虚像系の光軸と異なることが望ましい。具体的には、赤外光カメラ180の光軸Aは、スクリーン120から出射する虚像光線の光路と一致しないようにする。さらに、赤外光カメラ180による顔座標の検出精度を高くするためには、赤外光カメラ180と運転者150が着座する位置との相対関係が固定されていることが好ましい。例えば、ダッシュボード11やステアリングコラム13のように、運転者150の顔が十分に観察できて、かつ、車室内で固定されている場所が好ましい。
(効果)
検出用赤外光を映像光とともに、中間像を拡散するスクリーン120を介して運転者150に照明することで、赤外光照明装置210の照明範囲を小さくすることが可能となり、構成を単純化、小型化することが可能となる。
(赤外光カメラの設置位置)
イメージセンサの一例である赤外光カメラ180は、ヘッドアップディスプレイ100の筐体外に備えられることが望ましい。また、撮像系の光軸は、虚像系の光軸と異なることが望ましい。具体的には、赤外光カメラ180の光軸Aは、スクリーン120から出射する虚像光線の光路と一致しないようにする。さらに、赤外光カメラ180による顔座標の検出精度を高くするためには、赤外光カメラ180と運転者150が着座する位置との相対関係が固定されていることが好ましい。例えば、ダッシュボード11やステアリングコラム13のように、運転者150の顔が十分に観察できて、かつ、車室内で固定されている場所が好ましい。
(効果)
検出用赤外光を映像光とともに、中間像を拡散するスクリーン120を介して運転者150に照明することで、赤外光照明装置210の照明範囲を小さくすることが可能となり、構成を単純化、小型化することが可能となる。
また、検出用赤外光を、虚像光学系130を介して運転者150に照明することで、運転者150への赤外光照明が虚像表示の座高調整に追随可能となり、検出用赤外光で照明するべき範囲を狭くすることが可能となり、赤外光の利用効率が改善し、光源の低出力化による小型化が可能となる。
[実施の形態2]
図6は、本開示の実施の形態2に係るヘッドアップディスプレイ101の構成を示す図である。以下においては、実施の形態1に対する相違点について、主として説明する。
[実施の形態2]
図6は、本開示の実施の形態2に係るヘッドアップディスプレイ101の構成を示す図である。以下においては、実施の形態1に対する相違点について、主として説明する。
実施の形態1では、顔検出用の赤外光は、スクリーン120を透過して拡散されたのち、運転者150に導かれる。これに対し、本開示の実施の形態2では、赤外光を反射するスクリーン121を有し、顔検出用の赤外光は、スクリーン121を反射して拡散されたのち、運転者150に導かれる。
(全体構成)
ヘッドアップディスプレイ101は、プロジェクタ110から出射した映像光(図6中で映像光の光路を点線で示す)を入射して中間像を形成し中間像を虚像光線として出射するスクリーンとして、赤外光(図6中で赤外光の光路を破線で示す)を反射して拡散するスクリーン121を備える。例えばスクリーン121は、映像光を透過する一方、顔検出光である赤外光を反射するコーティングがなされた拡散板である。
(全体構成)
ヘッドアップディスプレイ101は、プロジェクタ110から出射した映像光(図6中で映像光の光路を点線で示す)を入射して中間像を形成し中間像を虚像光線として出射するスクリーンとして、赤外光(図6中で赤外光の光路を破線で示す)を反射して拡散するスクリーン121を備える。例えばスクリーン121は、映像光を透過する一方、顔検出光である赤外光を反射するコーティングがなされた拡散板である。
運転者150の顔検出手段として、検出光を出射する赤外光照明装置210をスクリーン121に対してプロジェクタ110と反対側に備える。赤外光照明装置210を出射する赤外光は、スクリーン121を出射する虚像光の中心主光線に対して、スクリーン121の法線300(一点鎖線で示す)を挟んで対称となるように、スクリーン121に対する赤外光の主光線の入射角度301と虚像光の中心主光線の出射角度である反射角度302が等しくなるように配置される。スクリーン121で虚像光と同一光路となるよう、反射し拡散された赤外光は、虚像光学系130により虚像光とともに運転者150に導かれる。
(効果)
検出用の赤外光をスクリーン121に対して反射して虚像光に重ねることで、スクリーン121以前の光学構成を小型化することが可能となる。例えばカラーフィルタを備える液晶パネルを投写映像光源装置とする場合において、ヘッドアップディスプレイの小型化、薄型化を実現する。
[実施の形態3]
図7は、本開示の実施の形態3に係るヘッドアップディスプレイの構成を示す図である。以下においては、実施の形態1に対する相違点について、主として説明する。
(効果)
検出用の赤外光をスクリーン121に対して反射して虚像光に重ねることで、スクリーン121以前の光学構成を小型化することが可能となる。例えばカラーフィルタを備える液晶パネルを投写映像光源装置とする場合において、ヘッドアップディスプレイの小型化、薄型化を実現する。
[実施の形態3]
図7は、本開示の実施の形態3に係るヘッドアップディスプレイの構成を示す図である。以下においては、実施の形態1に対する相違点について、主として説明する。
実施の形態1では、赤外光照明装置210はプロジェクタ110と別体として、プロジェクタ110の投写映像光の光路中に、赤外光反射ミラー220によって赤外光が同一光路に合成されるようにした。これに対し、本開示の実施の形態3では、赤外光照明装置である赤外光を発光する赤外LED光源を内部に備え、投写光に映像光に加え、赤外光を出射するプロジェクタ230を備える。
(全体構成)
ヘッドアップディスプレイ102は、プロジェクタ230から出射した映像光を入射して中間像を形成し、中間像を虚像光線として出射するスクリーン120を備えてなる(図7で映像光と虚像光の光路を点線で示す)。プロジェクタ230は、投写映像光を構成する各色LED光源に加えて、第4の光源として赤外光LEDを備え、投写映像光とともにLEDからの赤外光(図7で赤外光の光路を破線で示す)によって、スクリーン120に中間像を形成する。第4の光源である赤外光LEDは、例えば、投写映像光を発光する各色LEDと時間順次に点灯する。
(効果)
赤外光照明装置である赤外光LEDをプロジェクタの内部に配備することによって、ヘッドアップディスプレイの更なる小型化が図れる。
(全体構成)
ヘッドアップディスプレイ102は、プロジェクタ230から出射した映像光を入射して中間像を形成し、中間像を虚像光線として出射するスクリーン120を備えてなる(図7で映像光と虚像光の光路を点線で示す)。プロジェクタ230は、投写映像光を構成する各色LED光源に加えて、第4の光源として赤外光LEDを備え、投写映像光とともにLEDからの赤外光(図7で赤外光の光路を破線で示す)によって、スクリーン120に中間像を形成する。第4の光源である赤外光LEDは、例えば、投写映像光を発光する各色LEDと時間順次に点灯する。
(効果)
赤外光照明装置である赤外光LEDをプロジェクタの内部に配備することによって、ヘッドアップディスプレイの更なる小型化が図れる。
なお、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
本開示は、車両に使用されるヘッドアップディスプレイに適用可能である。
10 車両
11 ダッシュボード
13 ステアリングコラム
100、101、102 ヘッドアップディスプレイ
110、230 プロジェクタ
111、117、211 ヒートシンク
112、212 LED光源
113、115A、115C レンズ
114B、119 ミラー
114G、114R ダイクロイックミラー
115B ロッドインテグレータ
115D ミラー
116 DMD
118 投写レンズ
120、121 スクリーン
130 虚像光学系
140 ウィンドシールド
150 運転者
151、152、153 アイボックス
154、155 拡散結像範囲
156 拡散照明範囲
160 虚像
180 赤外光カメラ
210 赤外光照明装置
213 コリメートレンズ
11 ダッシュボード
13 ステアリングコラム
100、101、102 ヘッドアップディスプレイ
110、230 プロジェクタ
111、117、211 ヒートシンク
112、212 LED光源
113、115A、115C レンズ
114B、119 ミラー
114G、114R ダイクロイックミラー
115B ロッドインテグレータ
115D ミラー
116 DMD
118 投写レンズ
120、121 スクリーン
130 虚像光学系
140 ウィンドシールド
150 運転者
151、152、153 アイボックス
154、155 拡散結像範囲
156 拡散照明範囲
160 虚像
180 赤外光カメラ
210 赤外光照明装置
213 コリメートレンズ
Claims (5)
- 虚像光線をコンバイナによって運転者に導くヘッドアップディスプレイであって、
映像光を出射する投写映像光源装置と、
前記投写映像光源装置から出射した映像光を入射して中間像を形成し、前記中間像を虚像光線として出射するスクリーンと、
前記スクリーンより出射した虚像光線の光路を変更し、この虚像光線を前記コンバイナに導く光路変更部材と、
赤外光を出射する赤外光照明装置と、
前記赤外光によって照明される前記運転者の顔を撮像するイメージセンサと、
を備え、
前記赤外光は前記スクリーンで拡散され、前記拡散した赤外光の光路が、前記投写映像光源装置から前記運転者までの光路と同じ光路上になるように前記赤外光照明装置が配置された、ヘッドアップディスプレイ。 - 前記投写映像光源装置から出射される映像光の光路上に赤外光反射部材を有し、
前記スクリーンは前記投写映像光源装置から出射した映像光が一方の面に入射して中間像を形成し、他方の面から虚像光線を出射する透過型スクリーンであり、
前記赤外光反射部材は、前記赤外光照明装置を出射する赤外光を前記映像光と同一光路に重畳し、前記スクリーンを照明するよう配置された、請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ。 - 前記スクリーンは前記赤外光を反射する反射手段を有し、
前記赤外光照明装置の出射光は前記中間像を出射する虚像光線の中心主光線角度と法線対象になるように配置され、前記スクリーンを照明する、請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ。 - 前記投写映像光源装置からの投写光に、前記映像光に加え、前記赤外光が含まれるように前記赤外光照明装置が、前記投写映像光源装置内に配備された、請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ。
- 前記イメージセンサの光軸は、前記スクリーンから出射する前記虚像光線の光路と一致しない、請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015142198A JP2017026675A (ja) | 2015-07-16 | 2015-07-16 | ヘッドアップディスプレイ |
Applications Claiming Priority (1)
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- 2015-07-16 JP JP2015142198A patent/JP2017026675A/ja active Pending
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