JP2017025932A - アライメント調整用治具、及びアライメント調整方法 - Google Patents

アライメント調整用治具、及びアライメント調整方法 Download PDF

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Abstract

【課題】蛇行制御プーリの蛇行制御機能を確保するとともに、伝動ベルト装置の長寿命化を図る。
【解決手段】アライメント調整用治具40に、蛇行制御プーリ4のプーリ軸10に嵌合する嵌合凹部45と、嵌合凹部45を蛇行制御プーリ4のプーリ軸10に嵌合させた取付け状態で蛇行制御プーリ4のプーリ本体5の揺動を規制する対向面43a及び差込部44と、取付け状態でミスアライメントがない場合に駆動プーリ20及び従動プーリ30の端面と面一をなす平坦面41aとを設ける。
【選択図】図8

Description

本発明は、ベルト伝動装置において、伝動ベルトの蛇行制御機能を備えた蛇行制御プーリのアライメント調整用治具、及びアライメント調整方法に関する。
特許文献1には、駆動プーリ及び従動プーリ間に、蛇行制御プーリを介して伝動ベルトを巻き掛けて、上記駆動プーリの動力を上記従動プーリに伝達するベルト伝動装置のアライメント調整方法が開示されている。このアライメント調整方法では、上記蛇行制御プーリの取付部位にアライメント調整用治具を取り付け、当該アライメント調整用治具の端面が駆動プーリ及び従動プーリの端面と平行になるように、蛇行制御プーリの取付部位を調整する。
特開2015−14313号公報
しかし、上記特許文献1では、蛇行制御プーリの取付部位の調整後に、蛇行制御プーリの取付けにより取付部位が撓んだり、走行開始時の伝動ベルトへの張力付与により駆動プーリ、従動プーリ及び蛇行制御プーリのプーリ軸が傾いたりすることでミスアライメントが生じ、蛇行制御プーリの蛇行制御機能が確保されなくなるおそれがある。
また、使用開始後しばらくは蛇行制御機能を確保できたとしても、上記ミスアライメントより生じた蛇行の制御に制御能力の大部分が使われると、ベルトの劣化に起因する蛇行等、その後使用に伴って生じる蛇行に対する制御能力が不足し、伝動ベルト装置の寿命が短くなるおそれもある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、蛇行制御プーリの蛇行制御機能を確保するとともに、伝動ベルト装置の長寿命化を図ることを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明は、アライメント調整用治具に、蛇行制御プーリのプーリ軸に取り付けられた状態で蛇行制御プーリのプーリ本体の揺動を規制する機能を持たせたことを特徴とする。
具体的には、本発明は、駆動プーリ及び従動プーリ間に、蛇行制御プーリを介して伝動ベルトを巻き掛けて、上記駆動プーリの動力を上記従動プーリに伝達するベルト伝動装置において、上記駆動プーリ、従動プーリ及び蛇行制御プーリのアライメントを調整するために用いるアライメント調整用治具を対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、本発明は、上記蛇行制御プーリは、上記伝動ベルトが巻き掛けられるプーリ本体と、上記プーリ本体を回転軸周りに回転自在に、かつ、枢軸周りに揺動自在に支持するプーリ軸とを有し、上記枢軸は、上記プーリ軸方向に沿って見て、軸荷重の方向に対して上記プーリ本体の回転方向前側に所定の傾斜角で傾倒しており、上記アライメント調整用治具は、上記蛇行制御プーリのプーリ軸に係合する係合部と、上記係合部を上記蛇行制御プーリのプーリ軸に係合させた取付け状態で上記蛇行制御プーリのプーリ本体の揺動を規制する規制部と、上記取付け状態でミスアライメントがない場合に上記駆動プーリ及び従動プーリの端面と所定の位置関係をなす基準部とを備えていることを特徴とする。
これにより、蛇行制御プーリの取付け時、及び伝動ベルトの走行開始時にミスアライメントが生じても、その後、上記取付け状態で伝動ベルトを走行させ、上記アライメント調整用治具の基準部が上記駆動プーリ及び従動プーリの端面と所定の位置関係となるように調整することで、上記ミスアライメントを解消できる。したがって、蛇行制御プーリの蛇行制御機能を確保できなくなることが防止される。
また、上記取付け状態、すなわち規制部により蛇行制御プーリのプーリ本体の揺動を規制した状態で伝動ベルトを走行させ、かかる場合にでも蛇行制御が正常に行われるようにアライメントを調整することにより、アライメント調整用治具を蛇行制御プーリから外した状態でのベルト走行時における蛇行制御能力に余裕を持たせることができる。したがって、伝動ベルトの劣化に起因する蛇行等、使用に伴って生じる蛇行に対する制御能力を確実に確保し、伝動ベルト装置を長寿命化できる。
また、上記アライメント調整用治具の基準部は、上記取付け状態でミスアライメントがない場合に上記駆動プーリ及び従動プーリの端面と面一をなす平坦面であってもよい。
これにより、取付け状態でアライメント調整用治具の基準部が、駆動プーリ及び従動プーリの端面と面一をなすように調整すればよいので、長尺やレーザー等を用いて容易にアライメントの調整を行える。
また、上記アライメント調整用治具は、上記取付け状態で上記蛇行制御プーリのプーリ軸に吸着するマグネットをさらに備えていてもよい。
これにより、取付け状態でアライメント調整用治具のマグネットと蛇行制御プーリのプーリ軸との吸着によりアライメント調整用治具の落下が防止されるので、落下防止用の別部材を取り付けたり、手で押さえたりする必要がなく、使い勝手が良い。
また、上記規制部は、上記取付け状態で上記蛇行制御プーリのプーリ本体の端面に当接又は微小な間隔を空けて対向する対向面を有していてもよい。
また、上記蛇行制御プーリのプーリ軸は、上記枢軸周りに上記プーリ本体と共に揺動する軸部材と、支持部材とを有し、上記軸部材と支持部材との間には、上記軸部材の揺動を許容する隙間が形成され、上記規制部は、上記取付け状態で上記プーリ軸の隙間に差し込まれる差込部を有していてもよい。
また、上記規制部は、上記蛇行制御プーリのプーリ本体の揺動可能な範囲が25〜50%狭くなるようにプーリ本体の揺動を規制してもよい。
本発明によれば、蛇行制御プーリの蛇行制御機能を確保するとともに、伝動ベルト装置を長寿命化できる。
ファンの概略斜視図である。 蛇行制御プーリの正面図である。 本発明の実施形態に係るアライメント調整用治具を蛇行制御プーリに取り付けた状態を示す図2のIII-III線における断面図である。 蛇行制御プーリの使用状態における支持ロッド周りの概略斜視図である。 蛇行制御プーリの使用状態における概略平面図である。 図2のVI矢視図である。 アライメント調整用治具の平面図である。 アライメント調整時における図1のVIII−VIII線における概略断面図である。 実施形態の変形例の図3相当図である。 実施形態の変形例の図3相当図である。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
図1は、伝動ベルト装置としてのファン1を示す。このファン1は、ファンモータ6と、ファンロータ(図示せず)を内部に収容するファンハウジング7と、上記ファンモータ6により駆動される駆動プーリ20と、上記ファンロータに連結された従動プーリ30とを備えている。上記駆動プーリ20及び従動プーリ30は、それぞれ、平ベルトである伝動ベルト3が巻き掛けられるプーリ本体21,31と、プーリ本体21,31を回転軸J1,J2周りに回転自在に支持するプーリ軸22,32とを備えている。駆動プーリ20及び従動プーリ30間には、金属製の蛇行制御プーリ4を介して伝動ベルト3が巻き掛けられ、駆動プーリ20の動力が従動プーリ30に伝達される。ここで、駆動プーリ20、従動プーリ30及び蛇行制御プーリ4の各回転軸J1、J2、J3は、互いに平行になるようにアライメント調整されている。また、蛇行制御プーリ4は、ブラケット8に取り付けられた付勢アーム16に取り付けられ、伝動ベルト3に押し付けられることによって伝動ベルト3に張力を付与している。
蛇行制御プーリ4は、図2及び図3にも示すように、伝動ベルト3が巻き掛けられるプーリ本体5と、プーリ本体5を回転軸J3周りに回転自在に支持するプーリ軸10とを備えている。
プーリ軸10は、プーリ本体5をベアリング12によって支持する軸部材11と、支持部材としての支持ロッド13と、枢軸Cを構成するピン17とを備えている。
上記軸部材11は、平面視長孔状で軸方向に貫通する挿入孔11’を有し、該挿入孔11’の内周面には、平坦かつ互いに平行な摺動面11a,11aと、これら摺動面11a,11aを両側で接続する円弧面11b,11bとが形成されている。また、各摺動面11aの略中央部には、支持孔11cが貫通形成されている。
支持ロッド13は、付勢アーム16に締結された取付部13aと、軸部材11の挿入孔11’に挿入された支持部13bとからなる。支持部13bには、図2に示すように、互いに平行かつ平坦な摺動面13c,13cが、軸部材11の摺動面11a,11aに対向して摺動自在に接触するように形成されている。また、支持部13bの摺動面11a,11aの両側には、円弧面13d,13dが形成されている。また、支持部13bには、上記摺動面13c,13cの略中央部で開口する貫通孔13eが形成されている。
プーリ軸10のピン17は、支持ロッド13の支持部13bに形成された貫通孔13eに嵌められ、ピン17の両端は軸部材11に形成された支持孔11cに嵌められている。したがって、ピン17は、プーリ本体5の幅方向中央付近に位置し、支持ロッド13の摺動面13c,13cに直交している。
軸部材11の円弧面11b,11bと、支持ロッド13の円弧面13d,13dとの間には、ピン17を軸として軸部材11がプーリ本体5と共に揺動することを許容する隙間15,15が形成されている。従って、プーリ本体5は、回転軸J3周りに回転自在に、かつ回転軸J3に直交する枢軸C周りに揺動自在に支持されている。
蛇行制御プーリ4は、図2及び図4に示すように、軸荷重(伝動ベルト3の張力によって軸部材11にかかる荷重)Lの方向を基準として、ピン17をベルト走行方向Aの手前側に、角度αだけ傾倒させて使用される。
図5において実線で示すように、プーリ本体5の幅方向中央付近に掛かっていた伝動ベルト3が、鎖線で示す如くプーリ本体5の中央からその片側へ寄ると、軸荷重はピン17の位置からプーリ本体5の片側にずれて軸部材11に作用するようになる。これにより、軸部材11にピン17を中心とする(枢軸C周りの)回転モーメントが働き、軸部材11がプーリ本体5と共にピン17の周りを回転変位する。
すなわち、図4に示すように、軸荷重の方向がピン17と平行であるとき(L0のとき)には、ピン17周りの回転モーメントは発生しない。これに対して、軸荷重の方向がピン17の方向に対して角度αだけ傾いたLになると、その分力L1によって、ピン17周りの回転モーメントが発生し、軸部材11は回転変位することになる。
軸荷重Lによって、プーリ本体5が傾倒したピン17周りに回転変位することにより、プーリ本体5は、図5において鎖線で示すように、伝動ベルト3が片寄ってきた側がベルト走行方向Aの先端となるようにこの伝動ベルト3に対して斜交い状態になり、また、図6(図2のVI矢視図)の鎖線に示すように、伝動ベルト3が片寄ってきた側が低く、反対側が高くなるように軸荷重Lの方向において傾斜する。
従って、伝動ベルト3には、プーリ本体5が斜交い状態になることによる戻し力(片寄りを戻す力)と、プーリ本体5が傾斜することによる戻し力とが働き、これによって、伝動ベルト3の片寄りが防止される。すなわち、伝動ベルト3は、プーリ本体5が斜交いになり、かつ傾斜することによる戻し力と、ファン1全体の特性によって伝動ベルト3に作用する片寄り力とがつり合う位置で走行することになる。このように、蛇行制御プーリ4は、伝動ベルト3の走行位置を一定に規制することができる。
次に、上述のように構成されたファン1の駆動プーリ20、従動プーリ30及び蛇行制御プーリ4のアライメントを調整する手順を説明する。
アライメント調整に際し、図3、図7及び図8に示すように、本発明の実施形態に係るアライメント調整用治具40を用意する。
アライメント調整用治具40は、円形板状の円盤部41と、該円盤部41の一方の面の中央部から一体に膨出する略円柱状の膨出部42と、該膨出部42の先端面の外周部に全周に亘って一体に突設された円筒状の突出部43と、該突出部43の先端面の内周端部に全周に亘って一体に突設された円筒状の差込部44とを備え、上記突出部43及び差込部44の内側には、平面視円形状の係合部としての嵌合凹部45が形成されている。また、上記膨出部42の先端面の中央部には、平面視円形状の凹所46が形成され、該凹所46には、円形板状のマグネット47が内嵌めされている。上記円盤部41の外周部には、膨出部42側に全周に亘って環状リブ48が一体に突設され、これにより円盤部41の強度が高められている。また、上記円盤部41の反膨出部42側の面は、基準部としての平坦面41aを構成している。
そして、アライメント調整用治具40の嵌合凹部45に蛇行制御プーリ4のプーリ軸10を嵌合させることにより、アライメント調整用治具40を蛇行制御プーリ4に取り付ける。この取付け状態で、アライメント調整用治具40の平坦面41aが、蛇行制御プーリ4のプーリ軸10と直交し、マグネット47が蛇行制御プーリ4のプーリ軸10に吸着している。また、アライメント調整用治具40の突出部43の先端面における差込部44形成箇所(内周端部)を除く領域が、プーリ本体5の軸部材11の端面に当接又は微小な間隔を空けて対向する対向面43aを構成している。さらに、差込部44が軸部材11と支持ロッド13との間の隙間15,15に差し込まれている。アライメント調整用治具40を蛇行制御プーリ4に取り付けていない状態では、軸部材11及びプーリ本体5は、約4°の範囲で揺動が可能であるが、上記取付け状態では、上記対向面43a及び差込部44より軸部材11及びプーリ本体5の揺動が規制されることで、軸部材11及びプーリ本体5の揺動可能な範囲は、1〜2°(25〜50%)狭くなり、2〜3°(50〜75%)となる。したがって、上記対向面43a及び差込部44が規制部を構成している。上記アライメント調整用治具40は、上記取付け状態でミスアライメントがない場合に、平坦面41aと駆動プーリ20及び従動プーリ30のプーリ本体21,31の端面とが面一をなすように構成されている。ミスアライメントがない場合とは、駆動プーリ20、従動プーリ30、及び蛇行制御プーリ4のプーリ軸10,22,32が互いに平行で、かつ駆動プーリ20、従動プーリ30、及び蛇行制御プーリ4の軸方向(オフセット方向)の位置が一致している場合である。
次いで、上記取付け状態で伝動ベルト3を走行させ、蛇行制御が正常に行われるか否かを確認する。このとき、上記対向面43a及び差込部44により軸部材11及びプーリ本体5の揺動が規制される分、軸部材11及びプーリ本体5の揺動可能な範囲が低減し、蛇行制御能力が低くなっている。そして、蛇行制御が正常に行われない場合には、駆動プーリ20及び従動プーリ30のプーリ本体21,31の端面と、アライメント調整用治具40の平坦面41aとに長尺50を当てて、長尺50と、駆動プーリ20及び従動プーリ30のプーリ本体21,31の端面、及びアライメント調整用治具40の平坦面41aとの隙間がなくなるように、駆動プーリ20、従動プーリ30、及び蛇行制御プーリ4のプーリ軸10,22,32の向きを調整する。蛇行制御が正常に行われた場合には、アライメントの調整を終了する。
このように、上記取付け状態で伝動ベルト3を走行させたときに駆動プーリ20及び従動プーリ30のプーリ本体21,31の端面と、アライメント調整用治具40の平坦面41aとが面一をなすようにアライメントの調整を行うので、蛇行制御プーリ4の取付け時、及び伝動ベルト3の走行開始時に生じたミスアライメントを解消できる。例えば、蛇行制御プーリ4の軸荷重の反力によるブラケット8の撓みや、伝動ベルト3の張力による各プーリ20,30,4のプーリ軸10,22,32の傾きによるミスアライメントを解消できる。したがって、蛇行制御プーリ4の蛇行制御機能を確保できなくなることが防止される。
また、アライメント調整用治具40の対向面43a及び差込部44により蛇行制御プーリ4のプーリ本体5の揺動を規制した状態で伝動ベルト3を走行させ、かかる場合にでも蛇行制御が正常に行われるようにアライメントを調整するので、アライメント調整用治具40を蛇行制御プーリ4から外した状態でのベルト走行時における蛇行制御能力に余裕を持たせることができる。したがって、伝動ベルト3の劣化に起因する蛇行等、使用に伴って生じる蛇行に対する制御能力を確実に確保し、ファン1を長寿命化できる。
また、取付け状態でアライメント調整用治具40の平坦面41aが、駆動プーリ20及び従動プーリ30の端面と面一をなすように調整すればよいので、上述の如く、長尺50を用いて容易にアライメントの調整を行える。
さらに、取付け状態でアライメント調整用治具40のマグネット47と蛇行制御プーリ4のプーリ軸10との吸着によりアライメント調整用治具40の落下が防止されるので、落下防止用の別部材を取り付けたり、手で押さえたりする必要がなく、使い勝手が良い。
なお、図9に示すように、アライメント調整用治具40に、差込部44を形成しなくてもよい。つまり、規制部を対向面43aだけで構成してもよい。
また、図10に示すように、アライメント調整用治具40に、突出部43の内周端部を除く部分を形成しなくてもよい。つまり、規制部を差込部44だけで構成してもよい。
また、上記実施形態では、アライメントの調整に長尺50を用いたが、レーザー式アライメント器を用いてもよい。
また、上記実施形態では、アライメント調整用治具40の嵌合凹部45に蛇行制御プーリ4のプーリ軸10を嵌合により係合させたが、アライメント調整用治具40に凸部を設けるとともに蛇行制御プーリ4のプーリ軸10に凹部を設け、これら凸部及び凹部を互いに嵌合(係合)させてもよい。
また、上記実施形態では、ミスアライメントがない状態で上記駆動プーリ20及び従動プーリ30の端面と面一をなす平坦面41aを基準部としたが、基準部は、これに限らず、ミスアライメントがない状態で上記駆動プーリ20及び従動プーリ30の端面と所定の位置関係をなすものであればよい。また、基準部の形状も平坦面に限られない。
また、上記実施形態では、伝動ベルト3を平ベルトとしたが、シンクロベルトとしてもよい。
また、上記実施形態では、伝動ベルト装置をファン1としたが、空調機等、他の産業機械としてもよい。
本発明は、ベルト伝動装置において、伝動ベルトの蛇行制御機能を備えた蛇行制御プーリのアライメント調整用治具、及びアライメント調整方法として有用である。
1 ファン(ベルト伝動装置)
3 伝動ベルト
4 蛇行制御プーリ
5 プーリ本体
10 プーリ軸
11 軸部材
13 支持ロッド(支持部材)
15 隙間
20 駆動プーリ
30 従動プーリ
40 アライメント調整用治具
41a 平坦面(基準部)
43a 対向面(規制部)
44 差込部(規制部)
45 嵌合凹部(係合部)
47 マグネット
C 枢軸
J1、J2、J3 回転軸

Claims (7)

  1. 駆動プーリ及び従動プーリ間に、蛇行制御プーリを介して伝動ベルトを巻き掛けて、上記駆動プーリの動力を上記従動プーリに伝達するベルト伝動装置において、上記駆動プーリ、従動プーリ及び蛇行制御プーリのアライメントを調整するために用いるアライメント調整用治具であって、
    上記蛇行制御プーリは、上記伝動ベルトが巻き掛けられるプーリ本体と、上記プーリ本体を回転軸周りに回転自在に、かつ、枢軸周りに揺動自在に支持するプーリ軸とを有し、上記枢軸は、上記プーリ軸方向に沿って見て、軸荷重の方向に対して上記プーリ本体の回転方向前側に所定の傾斜角で傾倒しており、
    上記アライメント調整用治具は、上記蛇行制御プーリのプーリ軸に係合する係合部と、上記係合部を上記蛇行制御プーリのプーリ軸に係合させた取付け状態で上記蛇行制御プーリのプーリ本体の揺動を規制する規制部と、上記取付け状態でミスアライメントがない場合に上記駆動プーリ及び従動プーリの端面と所定の位置関係をなす基準部とを備えていることを特徴とするアライメント調整用治具。
  2. 請求項1に記載のアライメント調整用治具において、
    上記アライメント調整用治具の基準部は、上記取付け状態でミスアライメントがない場合に上記駆動プーリ及び従動プーリの端面と面一をなす平坦面であることを特徴とするアライメント調整用治具。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のアライメント調整用治具において、
    上記アライメント調整用治具は、上記取付け状態で上記蛇行制御プーリのプーリ軸に吸着するマグネットをさらに備えていることを特徴とするアライメント調整用治具。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のアライメント調整用治具において、
    上記規制部は、上記取付け状態で上記蛇行制御プーリのプーリ本体の端面に当接又は微小な間隔を空けて対向する対向面を有していることを特徴とするアライメント調整用治具。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のアライメント調整用治具において、
    上記蛇行制御プーリのプーリ軸は、上記枢軸周りに上記プーリ本体と共に揺動する軸部材と、支持部材とを有し、上記軸部材と支持部材との間には、上記軸部材の揺動を許容する隙間が形成され、
    上記規制部は、上記取付け状態で上記プーリ軸の隙間に差し込まれる差込部を有していることを特徴とするアライメント調整用治具。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のアライメント調整用治具において、
    上記規制部は、上記蛇行制御プーリのプーリ本体の揺動可能な範囲が25〜50%狭くなるようにプーリ本体の揺動を規制することを特徴とするアライメント調整用治具。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のアライメント調整用治具を用いたアライメント調整方法であって、
    上記取付け状態で伝動ベルトを走行させたときに、上記基準部が上記駆動プーリ及び従動プーリの端面と上記所定の位置関係をなし、かつ上記蛇行制御プーリによる蛇行制御が正常に行われるように上記駆動プーリ、従動プーリ及び蛇行制御プーリのアライメントを調整することを特徴とするアライメント調整方法。
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