JP2017024618A - 車両室内の長尺物体収納構造 - Google Patents

車両室内の長尺物体収納構造 Download PDF

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Abstract

【課題】長尺物体を容易に収納でき、部品点数の増加を防止でき、かつ長尺物体を効率的かつ安定的に収納することができる車両室内の長尺物体収納構造を提供する。【解決手段】本発明は、乗員の着座を可能とするように構成される着座部分6,7を有する車両用のシートクッション2と、傘U等の長尺物体を保持可能とするように構成される溝部8を有する保持部分4とを備え、溝部8が車両上方に開口する上側開口8aを有すると共に車両上方から下方に凹むように形成されており、さらに、溝部8がシートクッション2における車両前後方向の前端部分2aの一部を構成するように、保持部分4がシートクッション2に固定されている、車両室内の長尺物体収納構造に関する。【選択図】図1

Description

本発明は、傘等の長尺物体を収納可能とするように構成される車両室内の長尺物体収納構造に関する。
自動車等の車両の室内には、傘等の長尺物体を収納可能とする構造(以下、「長尺物体収納構造」という)が設けられることがある。しかしながら、車両室内のスペースは限られているので、長尺物体を車両室内にて乗員の邪魔にならないように収納することが難しくなっている。そこで、長尺物体を効率的かつ安定的に収納するために、様々な長尺物体収納構造が提案されている。
このような長尺物体収納構造の一例としては、車両室内のインストルメントパネルに、傘の長手方向先端部を受け入れ可能な凹形状の部材(排水キャップ、受部)と、傘の長手方向中間部を保持可能なアーム部材(回動アーム、フック)とを取り付けて、アーム部材を、インストルメントパネルに収容する収容位置と、傘の中間部を保持するようにインストルメントパネルから突出させる保持位置との間で移動可能に構成した長尺物体収納構造が挙げられる。(例えば、特許文献1及び特許文献2を参照。)
また、長尺物体収納構造の別の一例としては、車両室内のシートクッションの外周面に、傘の長手方向基端部を受け入れ可能とするようにU字形状に形成された切欠部を有するブラケットを取り付けて、ブラケットを、シートクッションの外周面に沿って収容した収容位置と、傘のグリップ部を切欠部により保持するようにシートクッションから突出させた保持位置との間で移動可能に構成した長尺物体収納構造が挙げられる。(例えば、特許文献3を参照。)
特開2003−237482号公報 実開昭63−34644号公報 実開平1−145861号公報
しかしながら、長尺物体収納構造の一例では、傘等の長尺物体を収納する際には、アーム部材を収容位置から長尺物体の保持位置に移動させる操作を行う必要があり、長尺物体収納構造の別の一例では、長尺物体を収納する際には、ブラケットを収容位置から長尺物体の保持位置に移動させる操作を行う必要がある。このような操作は乗員にとって煩雑なものであるので、長尺物体の収納を容易にすることが求められる。さらに、長尺物体収納構造の一例では、長尺物体を収納するためにアーム部材を別途設ける必要があり、長尺物体収納構造の別の一例では、長尺物体を収納するためにブラケットを別途設ける必要がある。そのため、部品点数が増加するという問題もまたある。
このような長尺物体収納構造においては、上述のように、長尺物体を効率的かつ安定的に収納することもまた重要である。付随的には、長尺物体に加えて、飲料容器、小物等の物体を効率的に収納することもまた望まれ、長尺物体として傘を収納する場合には防水性が要求される。その一方で、長尺物体収納構造が乗員の座り心地を悪くしないこともまた必要となる。
本発明は、上述の課題を解決すべく成されたものであり、本発明の目的は、長尺物体を容易に収納でき、部品点数の増加を防止でき、かつ長尺物体を効率的かつ安定的に収納することができる車両室内の長尺物体収納構造であって、付随的には、長尺物体に加えて、飲料容器、小物等の物体を効率的に収納することができ、長尺物体として傘を収納した場合に防水効果を得ることができ、かつ乗員の座り心地を悪くすることを防ぐことができる車両室内の長尺物体収納構造を提供することにある。
課題を解決するために、本発明の一態様に係る車両室内の長尺物体収納構造によれば、乗員の着座を可能とするように構成される着座部分を有する車両用のシートクッションと、長尺物体を保持可能とするように構成される溝部を有する保持部分とを備え、前記溝部が車両上方に開口する上側開口を有すると共に車両上方から下方に凹むように形成される、車両室内の長尺物体収納構造であって、前記溝部が前記シートクッションにおける車両前後方向の前端部分の一部を構成するように、前記保持部分が前記シートクッションに固定されている。そのため、保持部分の溝部が、シートクッションの前端部分の一部を構成するように効率的に配置されるので、かかる溝部によって傘等の長尺物体を効率的に保持することができて、長尺物体を効率的に収納することができる。シートクッションに安定的に固定された保持部分に溝部が設けられるので、かかる溝部によって長尺物体を安定的に保持することができて、長尺物体を安定的に収納することができる。また、溝部がシートクッションの前端部分の一部を構成するように、保持部分がシートクッションに固定されるので、本発明の一態様に係る車両室内の長尺物体収納構造は、従来のように収納位置と長尺物体の保持位置との間で移動可能な部材を別途設けた場合と比較して、部品点数を削減することができる。さらに、長尺物体を収納する際に、保持部分を従来のように収納位置から長尺物体の保持位置に移動させる必要がないので、長尺物体を容易に収納することができる。
本発明の一態様に係る車両室内の長尺物体収納構造によれば、前記保持部分の車両前後方向の前端部が弾性変形可能に構成され、前記溝部が前記保持部分の前端部に形成され、前記溝部の上側開口が、該上側開口に対して車両下方に位置する前記溝部の本体よりも幅狭となるように形成されている。このような構成においては、長尺物体を車両上方から下方に向かって溝部に押し込む際に、弾性変形可能な保持部分の前端部における上側開口が広がるように変形して、さらに、長尺物体が広がった上側開口を通過した後、上側開口が狭まって元の状態に復帰する。そのため、保持部分に長尺物体を容易に収納することができる。また、長尺物体が溝部によって保持された状態においては、長尺物体を上側開口の開口周縁部によって車両上下方向にて安定的に支持することができ、その結果、特に、車両に上下方向の振動が発生した場合において、長尺物体を安定的に保持することができる。付随的には、乗員がシートクッションに着座した際には、弾性変形可能な保持部分の前端部はシートクッションと一体的に変形するので、乗員の座り心地を悪くすることを防ぐことができる。
本発明の一態様に係る車両室内の長尺物体収納構造によれば、前記シートクッションの着座部分が車両前後方向にスライド移動可能に構成され、前記溝部が車両前後方向に沿って延びている。そのため、長尺物体が、車両前後方向に沿って配置された保持部分の溝部によって保持されるので、シートクッションが車両前後方向にスライド移動する際に、長尺物体がシートクッションのスライド移動にスムーズに追従することができる。その結果、シートクッションが車両前後方向にスライド移動する場合においても、長尺物体を保持部分の溝部によって安定的に保持することができる。
本発明の一態様に係る車両室内の長尺物体収納構造によれば、前記保持部分が、車両上方から下方に向かって凹むと共に前記溝部よりも幅広に形成される収納部をさらに有し、前記収納部が、前記溝部に対して車両後方に配置され、かつ前記溝部と一緒に凹形状の空間を形成している。この場合、複数の前記収納部が車両前後方向に並んで配置されていてもよい。そのため、溝部と一緒に凹形状の空間を形成する収納部にも、長尺物体の一部を収納できるので、長尺物体を効率的に収納することができる。付随的には、車両上方から下方に向かって凹むと共に溝部よりも幅広に形成される保持部分の収納部が溝部近傍に配置されるので、かかる収納部によって、飲料容器、小物等の物体もまた効率的に収納することができる。
本発明の一態様に係る車両室内の長尺物体収納構造によれば、前記保持部分が、前記保持部分の外表面として配置される表皮をさらに有し、前記表皮が防水材を用いて形成されている。そのため、防水性を有する表皮が前記保持部分の外表面として配置されるので、長尺物体として傘を収納した場合に防水効果を得ることができる。
本発明の一態様に係る車両室内の長尺物体収納構造によれば、複数の前記着座部分が車両幅方向に並んで配置され、前記保持部分が隣り合う前記着座部分間に位置している。そのため、シートクッション内にて保持部分に対して車両幅方向の両側にそれぞれ位置する着座部分を減少させることなく、保持部分を効率的に配置することができ、かかる保持部分を用いて長尺物体を効率的に収納することができる。乗員が保持部分に対して車両幅方向両側に隣り合う着座部分にそれぞれ着座する場合、各乗員が保持部分に長尺物体を容易に収納することができる。
本発明の一態様に係る車両室内の長尺物体収納構造によれば、前記シートクッションに対して車両前方にて対向するように配置されるインストルメントパネルと、前記長尺物体を保持可能とするように構成される追加溝部を有する追加保持部分とをさらに備え、前記追加保持部分が前記インストルメントパネルに配置され、前記追加溝部が、車両上方から下方に凹むように形成され、かつ前記保持部分の溝部に対して車両下方に位置し、前記保持部分の溝部が前記長尺物体の長手方向一端部を保持し、かつ前記追加保持部分の追加溝部が前記長尺物体の長手方向他端部を保持するように構成されている。そのため、例えば、運転席周辺に長尺物体が収納されて、その結果、ドライバーの動作により長尺物体が外乱を受け易くなっている状態においても、保持部分の溝部及び追加保持部分の追加溝部によって長尺物体の長手方向両端部を確実に保持することができる。その結果、長尺物体を効率的かつ安定的に保持することができる。付随的には、長尺物体として傘を収納した場合、傘の基端部を保持部分の溝部により保持し、かつ傘の先端部を、溝部に対して車両下方に位置する追加保持部分の追加溝部により保持するので、傘に付着した水滴が追加保持部分に向かって流れて、かかる水滴を追加保持部分によって受けることができる。その結果、車両室内のフロアが傘の水滴により濡れることを防ぐことができる。よって、長尺物体として傘を収納した場合に防水効果を得ることができる。
本発明の一態様に係る車両室内の長尺物体収納構造によれば、前記追加保持部分が、車両上方から下方に向かって凹むと共に前記追加溝部よりも幅広に形成される追加収納部をさらに有し、前記追加収納部が、前記追加溝部に対して車両前方に配置され、かつ前記追加溝部と一緒に凹形状の空間を形成している。そのため、追加溝部と一緒に凹形状の空間を形成する追加収納部にも、長尺物体の一部を収納できるので、長尺物体を効率的に収納することができる。付随的には、車両上方から下方に向かって凹むと共に溝部よりも幅広に形成される追加保持部分の追加収納部が溝部近傍に配置されるので、かかる追加収納部によって、飲料容器、小物等の物体もまた効率的に収納することができる。
本発明の一態様に係る車両室内の長尺物体収納構造によれば、長尺物体を容易に収納でき、部品点数の増加を防止でき、かつ長尺物体を効率的かつ安定的に収納することができ、付随的には、長尺物体に加えて、飲料容器、小物等の物体を効率的に収納することができ、長尺物体として傘を収納した場合に防水効果を得ることができ、かつ乗員の座り心地を悪くすることを防ぐことができる。
本発明の第1実施形態に係る長尺物体収納構造を設けた車両室内を概略的に示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る長尺物体収納構造の保持部分及び追加保持部分を図1のA−A線に沿って切断して概略的に示す図である。 本発明の第1実施形態にて用いられるインストルメントパネルを車両室内側から見て概略的に示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る長尺物体収納構造の保持部分を概略的に示す平面図である。 本発明の第1実施形態に係る長尺物体収納構造の保持部分を車両前方から見て概略的に示す正面図である。 本発明の第1実施形態に係る長尺物体収納構造の追加保持部分を図3のB−B線に沿って切断して概略的に示す図である。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態に係る車両室内の長尺物体収納構造について以下に説明する。なお、本実施形態に係る長尺物体収納構造には、長尺物体として傘が収納されるものとして説明する。しかしながら、本発明はこれに限定されず、長尺物体は、略長尺形状に形成された物体であればよく、例えば、長尺物体は杖等であってもよい。
図1に示すように、本実施形態に係る長尺物体収納構造を設けた車両室内には、シート1が配置されている。シート1は、実質的に車両室内の幅全体に延びるように配置されるシートクッション2を有している。また、車両室内には、シート1(又はシートクッション2)に対して車両前方に対向するようにインストルメントパネル3が配置されている。車両室内のフロアFは、シートクッション2とインストルメントパネル3との間にて、車両室内の幅全体に渡って略平坦に延びるように形成されており、車両前後方向にてシートクッション2とインストルメントパネル3との間に位置する空間が、車両室内の幅全体に渡って略直線状に延びている。すなわち、本実施形態では、シート1は、運転席及び助手席を構成するベンチシートとなっている。
図2に示すように、長尺物体収納構造は、仮想線により示した傘Uを収納するように構成されており、かかる長尺物体収納構造は、傘Uを保持可能に構成された保持部分4及び追加保持部分5を有している。詳細には、保持部分4は、長尺物体の長手方向一端部、具体的には、傘Uの長手方向基端部u1を保持可能に構成され、追加保持部分5は、長尺物体の長手方向他端部、具体的には、傘Uの長手方向先端部u2を保持可能に構成されている。再び図1に示すように、保持部分4は、シートクッション2に配置され、追加保持部分5は、インストルメントパネル3に配置されている。そのため、追加保持部分5は、保持部分4に対して車両前方に位置している。
ここで、シート1の詳細について説明する。図1に示すように、シートクッション2は、車両進行方向の右側及び左側にそれぞれ独立して位置する右側及び左側着座部分6,7を有する。しかしながら、本発明はこれに限定されず、右側及び左側着座部分が一体に構成されていてもよい。乗員は右側及び左側着座部分6,7上にそれぞれ着座することができる。このような右側及び左側着座部分6,7は車両幅方向に並んで配置されている。特に図示はしないが、右側及び左側着座部分6,7に対して車両下方には、それぞれ、シートスライド機構が配置されており、シートスライド機構は、右側又は左側着座部分6,7を車両前後方向に沿って延びるレール等に沿ってスライド移動可能とするように構成されている。
インストルメントパネル3の詳細について説明する。図1及び図3に示すように、インストルメントパネル3の上側領域3aにおける車両進行方向右側部分には、ステアリングホイールSが配置されており、本実施形態では、車両が右ハンドル仕様となっている。インストルメントパネル3の上側領域3aにおける車両幅方向の中央部分には、シフトレバー又はセレクターとして構成されるレバーLが配置されている。
なお、本発明はこれに限定されず、インストルメントパネルが以下のように構成されていてもよい。例えば、インストルメントパネルの上側領域における車両進行方向左側領域に、ステアリングホイールが配置されて、車両が左ハンドル仕様となっていてもよい。また、シフトレバー又はセレクターとして構成されるレバーは、ステアリングコラムに取り付けられてもよく、さらに、かかるレバーが、パドルシフト方式のものであってもよい。
保持部分4の詳細について説明する。図1に示すように、保持部分4は、車両前後方向に延びるように形成されている。保持部分4は、隣り合う右側及び左側着座部分6,7間に位置し、かつシートクッション2に固定されている。具体的には、保持部分4は、右側着座部分6に対して車両幅方向中央側にて隣接して位置し、かつ右側着座部分6と一体になるように固定されている。特に、保持部分4は、左側着座部分7と車両幅方向にて実質的に接していると好ましい。また、保持部分4における車両前後方向の前端部4aの内部には、クッション材等の弾性変形可能な材料が設けられており、保持部分4の前端部4aは弾性変形可能に構成されている。
図1、図2、及び図4に示すように、保持部分4には、傘Uの基端部u1を保持可能とするように構成される溝部8が設けられている。図4及び図5に示すように、保持部分4の溝部8は、車両上方から下方に凹むように形成されており、かかる溝部8が、保持部分4の前端部4aにて車両前後方向に沿って延びている。図1に示すように、溝部8は、シートクッション2における車両前後方向の前端部分2aの一部を構成している。
図4及び図5に示すように、溝部8は、車両上方に開口する上側開口8aと、この上側開口8aに対して車両下方に位置する溝部本体8bとを有している。溝部本体8bは、保持部分4の前端部4aを貫通するように形成されている。図5に示すように、上側開口8aの幅(すなわち、車両幅方向の長さ)は溝部本体8bの幅よりも狭くなっている。特に、上側開口8aの幅が傘Uの基端部u1の太さよりも小さくなっていると好ましく、さらに、溝部本体8bが傘Uの基端部u1を保持可能とするように、溝部本体8bの横断面が傘Uにおける基端部u1の太さに対応していると好ましい。傘Uの基端部u1が溝部8に収納された状態では、傘Uの基端部u1における車両上下方向の移動が、上側開口8aに対して車両幅方向両側に位置する開口周縁部8cによって規制され、かつ傘Uの基端部u1における車両幅方向の移動が、溝部本体8bに対して車両幅方向両側に位置する本体周縁部8dによって規制されるようになっている。
図1、図2、及び図4に示すように、保持部分4には、車両上方から下方に向かって凹む2つの収納部9が設けられている。2つの収納部9の幅は溝部8の幅よりも広くなっており、各収納部9の周面9aは略筒形状に形成されている。このような2つの収納部9は、溝部8に対して車両後方にて車両前後方向に並んで配置されている。各収納部9は、飲料容器、小物等を収納可能とするように構成されており、特に、各収納部9の周面9aは、ペットボトル、飲料缶、コップ等の飲料容器の外周形状に対応して形成されると好ましい。すなわち、各収納部9がカップホルダとして構成されると好ましい。図2においては、2つの収納部9の底面9bが溝部8の底面8eに対して車両下方に位置している。
図4に示すように、保持部分4には、これら2つの収納部9を連結する連結凹部10が設けられている。連結凹部10は、車両上方から下方に向かって凹むように形成され、かつ連結凹部10は車両前後方向に沿って延びている。図2に示すように、連結凹部10の底面10aは2つの収納部9の底面9bと一緒に略同一の平面を形成している。図4に示すように、連結凹部10の幅は溝部8の上側開口8aの幅と略一致しており、さらに、連結凹部10の幅は2つの収納部9の幅よりも狭くなっている。溝部8及び連結凹部10は、2つの収納部9の車両幅方向の略中央区域を通るように延びる中心線(図4にて一点鎖線により示す)P上に並んで配置されている。図2に示すように、このような溝部8、2つの収納部9、及び連結凹部10は一緒になって凹形状の空間を形成している。傘Uの基端部u1はまた、連結凹部10に収納可能になっており、傘Uの基端部u1における車両幅方向の移動は連結凹部10によって規制されるようになっている。
さらに、図1、図4、及び図5に示すように、保持部分4は、その外表面として配置される保持部分表皮4bを有しており、保持部分表皮4bは保持部分4の内部の部材を覆っている。保持部分表皮4bは防水材を用いて形成されており、防水材は、表皮としての使用に適するように可撓性を有すると好ましい。また、あくまでも一例であるが、防水材は、合成高分子を主原料とする均質シート、合成高分子を主原料とする層とその他の層とを重ねて形成した複合シート等であると好ましい。また、防水材は、加硫ゴム系、非加硫ゴム系、塩化ビニル樹脂系、エチレン酢酸ビニル樹脂系、熱可塑性エラストマー系、ブチルゴム系、ポリウレタン系、ポリサルファイド系、ポリイソブチレン系、変成シリコーン系、シリコーン系等の材料を用いて形成されると好ましい。さらに、このような保持部分表皮4bは、保持部分4の外表面以外のシートクッション2の外表面として配置されるシートクッション表皮2bとは異なっていると好ましく、さらに、シートクッション表皮2bと保持部分4の保持部分表皮4bとが接続されると好ましい。本実施形態では、シートクッション2の右側及び左側着座部分6,7が互いに独立しているので、保持部分表皮4bは、右側着座部分6の外表面として配置されるシートクッション表皮2bの一部と接続される。
追加保持部分5の詳細について説明する。図1及び図2に示すように、追加保持部分5は、保持部分4に対して車両前方かつ車両下方にて、保持部分4に対向するように配置されている。具体的には、図1及び図3に示すように、かかる追加保持部分5は、インストルメントパネル3の下側領域3bにおける車両幅方向の中央部分に設けられている。
図2、図3及び図6に示すように、追加保持部分5には、傘Uの先端部u2を保持可能とするように構成される追加溝部11が設けられている。図2及び図3に示すように、追加保持部分5の追加溝部11は、車両上方から下方に凹むように形成されており、かかる追加溝部11が、保持部分4の前端部4aにて車両前後方向に沿って延びている。追加溝部11はまた、保持部分4の溝部8に対して車両下方に位置している。傘Uの先端部u2における車両幅方向の移動は追加溝部11によって規制されるようになっている。
図2及び図6に示すように、追加保持部分5には、車両上方から下方に向かって凹む1つの追加収納部12が設けられている。追加収納部12の幅は追加溝部11の幅よりも広くなっており、追加収納部12の周面12aは略筒形状に形成されている。かかる追加収納部12は、追加溝部11に対して車両前方に配置されている。上述の収納部9と同様に、追加収納部12もまた、飲料容器、小物等を収納可能とするように構成されており、特に、追加収納部12の周面12aは、ペットボトル、飲料缶、コップ等の飲料容器の外周形状に対応して形成されると好ましい。すなわち、追加収納部12がカップホルダとして構成されると好ましい。図2においては、追加収納部12の底面12bが追加溝部11の底面11aに対して車両下方に位置している。
図2及び図6に示すように、追加保持部分5には、追加収納部12を挟んで追加溝部11に対向する追加凹部13が設けられている。追加凹部13は、追加収納部12の周面12aから凹むように形成されており、かつ車両上下方向にて追加収納部12の底面12bから追加収納部12に対して上方の位置まで延びている。図2に示すように、追加凹部13の底面13aは追加収納部12の底面12bと一緒に略同一の平面を形成している。図6に示すように、追加凹部13の幅は追加溝部11の幅と略一致しており、さらに、追加凹部13の幅は追加収納部12の幅よりも狭くなっている。追加溝部11及び追加凹部13は、追加収納部12の車両幅方向の略中央区域を通るように延びる中心線(図6にて一点鎖線により示す)Q上に並んで配置されている。さらに、図2に示すように、保持部分4の溝部8の底面と、追加保持部分5の追加溝部11の底面11a及び追加凹部13の底面13aとが、車両前方から後方に向かって車両下方から上方に傾斜する傘Uの長手方向軸線u3に沿って並んで配置されている。図2及び図6に示すように、このような追加溝部11、追加収納部12、及び追加凹部13は一緒になって凹形状の空間を形成している。傘Uの先端部u2における車両幅方向の移動はまた追加凹部13によって規制されるようになっている。
なお、本発明はこれに限定されず、上述の保持部分及び追加保持部分が以下のように構成されていてもよい。例えば、保持部分は、左側着座部分に対して車両幅方向中央側にて隣接して位置し、かつ左側着座部分と一体になるように固定されてもよく、この場合、保持部分は、右側着座部分と車両幅方向にて実質的に接すると好ましい。また、かかる左側着座部材と一体の保持部分、及び上述の右側着座部材と一体の保持部分の両方が設けられてもよく、この場合、両保持部分が車両幅方向にて実質的に接すると好ましく、これら2つの保持部分に対応する2つの追加保持部分が、インストルメントパネルの下側領域における車両幅方向の中央部分に設けられるとよい。さらに、保持部分が、右側及び左側着座部分の少なくとも一方に対して車両幅方向外側に隣接して位置し、かつ当該右側及び左側着座部分の少なくとも一方と一体になるように固定されてもよく、この場合、かかる保持部分に対応する追加保持部分が、インストルメントパネルの下側領域における車両進行方向の右側端部分又は左側端部分に設けられるとよい。
さらに、保持部分の溝部、収納部、及び連結凹部、並びに追加保持部分の追加溝部、追加収納部、及び追加凹部が以下のように構成されていてもよい。溝部、連結凹部、追加溝部、及び追加凹部が、車両前後方向に対して車両幅方向に傾斜した直線に沿って延びていてもよい。溝部及び連結凹部は、2つの収納部の車両幅方向の一方側区域を通るように延びる直線上に並んで配置されてもよい。追加溝部及び追加凹部は、追加収納部の車両幅方向車両幅方向の一方側区域を通るように延びる直線上に並んで配置されてもよい。また、1つ又は3つ以上の収納部が設けられていてもよい。溝部の底面と収納部の底面とが実質的に同一の平面を形成するか、又は収納部の底面が溝部の底面に対して車両上方に位置してもよい。溝部及び連結凹部が、収納部の車両幅方向の外側区域を通るように延びる直線上に並んで配置されてもよい。連結凹部の底面が、2つの収納部の底面に対して車両上方及び下方のいずれかに位置してもよい。連結凹部の幅は溝部の上側開口の幅と異なっていてもよい。追加溝部の底面と追加収納部の底面とが実質的に同一の平面を形成するか、又は追加収納部の底面が追加溝部の底面に対して車両上方に位置してもよい。追加凹部の底面が、追加収納部の底面に対して車両上方及び下方のいずれかに位置してもよい。追加凹部の幅が追加溝部の幅と異なっていてもよい。
本実施形態に係る長尺物体収納構造に、傘Uを収納する作業について説明する。傘Uの先端部u2を追加保持部分5の追加凹部13に挿入する。傘Uの先端部u2を、追加凹部13によりガイドしながら車両上方から下方に向かって移動させ、その後、追加溝部11内に収容する。傘Uの基端部u1を、保持部分4の溝部8の上側開口8aから溝部本体8b内に向かって押し込む。このとき、弾性変形可能な保持部分4の前端部4aに形成された上側開口8aが広がるように変形する。さらに、傘Uの基端部u1を広がった上側開口8aを通過させた後、上側開口8aが狭まって元の状態に復帰すると共に、傘Uの基端部u1が溝部本体8b内に収容される。このような作業によって、傘Uが長尺物体収納構造に収納されることとなる。
以上、本実施形態に係る長尺物体収納構造によれば、保持部分4の溝部8が、シートクッション2の前端部分2aの一部を構成するように効率的に配置されるので、かかる溝部8によって傘Uを効率的に保持することができて、傘Uを効率的に収納することができる。シートクッション2に安定的に固定された保持部分4に溝部8が設けられるので、かかる溝部8によって傘Uを安定的に保持することができて、傘Uを安定的に収納することができる。また、溝部8がシートクッション2の前端部分2aの一部を構成するように、保持部分4がシートクッション2に固定されるので、本実施形態に係る長尺物体収納構造は、従来のように収納位置と傘の保持位置との間で移動可能な部材を別途設けた場合と比較して、部品点数を削減することができる。さらに、傘Uを収納する際に、保持部分4を従来のように収納位置から長尺物体の保持位置に移動させる必要がないので、傘Uを容易に収納することができる。
本実施形態に係る長尺物体収納構造によれば、傘Uの基端部u1を車両上方から下方に向かって溝部8に押し込む際に、弾性変形可能な保持部分4の前端部4aにおける上側開口8aが広がるように変形して、さらに、傘Uが広がった上側開口8aを通過した後、上側開口8aが狭まって元の状態に復帰する。そのため、保持部分4に傘Uを容易に収納することができる。また、傘Uが溝部8によって保持された状態においては、傘Uを上側開口8aの開口周縁部8cによって車両上下方向にて安定的に支持することができ、その結果、特に、車両に上下方向の振動が発生した場合において、傘Uを安定的に保持することができる。付随的には、乗員がシートクッション2に着座した際には、弾性変形可能な保持部分4の前端部4aはシートクッション2と一体的に変形するので、乗員の座り心地を悪くすることを防ぐことができる。
本実施形態に係る長尺物体収納構造によれば、傘Uが、車両前後方向に沿って配置された保持部分4の溝部8によって保持されるので、シートクッション2が車両前後方向のスライド移動する際に、傘Uがシートクッション2のスライド移動にスムーズに追従することができる。その結果、シートクッション2が車両前後方向にスライド移動する場合においても、傘Uを保持部分4の溝部8によって安定的に保持することができる。
本実施形態に係る長尺物体収納構造によれば、溝部8と一緒に凹形状の空間を形成する収納部9にも、傘Uの一部を収納できるので、傘Uを効率的に収納することができる。付随的には、車両上方から下方に向かって凹むと共に溝部8よりも幅広に形成される保持部分4の収納部9が溝部8近傍に配置されるので、かかる収納部9によって、飲料容器、小物等の物体もまた効率的に収納することができる。
本実施形態に係る長尺物体収納構造によれば、保持部分表皮4bが保持部分4の外表面として配置されるので、傘Uを収納した場合に防水効果を得ることができる。
本実施形態に係る長尺物体収納構造によれば、シートクッション2にて保持部分4に対して車両幅方向の両側にそれぞれ位置する右側及び左側着座部分6,7を減少させることなく、保持部分4を効率的に配置することができ、かかる保持部分4を用いて傘Uを効率的に収納することができる。乗員が保持部分4に対して車両幅方向両側に隣り合う右側及び左側着座部分6,7にそれぞれ着座する場合、各乗員が保持部分4に傘Uを容易に収納することができる。
本実施形態に係る長尺物体収納構造によれば、運転席周辺に、傘Uが収納されて、その結果、ドライバーの動作により傘Uが外乱を受け易くなっている状態においても、保持部分4の溝部8及び追加保持部分5の追加溝部11によって傘Uの長手方向両端部u1,u2を確実に保持することができる。その結果、傘Uを効率的かつ安定的に保持することができる。付随的には、傘Uを収納した場合、傘Uの基端部u1を保持部分4の溝部8により保持し、かつ傘Uの先端部u2を、溝部8に対して車両下方に位置する追加保持部分5により保持するので、傘Uに付着した水滴が追加保持部分5に向かって流れて、かかる水滴を追加保持部分5、特に、追加溝部11と繋がる追加収納部12によって受けることができる。その結果、車両室内のフロアFが傘Uの水滴により濡れることを防止できる。よって、傘Uを収納した場合に防水効果を得ることができる。
本実施形態に係る長尺物体収納構造によれば、追加溝部11と一緒に凹形状の空間を形成する追加収納部12にも、傘Uの一部を収納できるので、傘Uを効率的に収納することができる。付随的には、車両上方から下方に向かって凹むと共に溝部8よりも幅広に形成される追加保持部分5の追加収納部12が追加溝部11近傍に配置されるので、かかる追加収納部12によって、飲料容器、小物等の物体もまた効率的に収納することができる。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態に係る車両室内の長尺物体収納構造について以下に説明する。本実施形態に係る長尺物体収納構造は、基本的には第1実施形態に係る長尺物体収納構造と同様の構成を有し、かつ第1実施形態に係る長尺物体収納構造と同様の効果をもたらすようになっている。特に図示はしないが、本実施形態に係る長尺物体収納構造が第1実施形態に係る長尺物体収納構造と異なる点は以下のようになっている。
本実施形態においては、シートにおけるシートクッションが、第1実施形態と同様の構造を有する右側及び左側着座部分に加えて、これらの右側及び左側着座部分の間に位置する少なくとも1つの中間着座部分を備えており、右側及び左側着座部分と、少なくとも1つの中間着座部分とが車両幅方向に並んで配置されている。すなわち、本実施形態では、シートは、運転席、助手席、並びに運転席及び助手席間の少なくとも1つの補助席を構成するベンチシートとなっている。本実施形態においてもまた、右側及び左側着座部分と同様に、中間着座部分に対して車両下方にシートスライド機構が配置されてもよく、中間着座部分は、右側及び左側着座部分から独立して車両前後方向に移動可能に構成されてもよい。しかしながら、本発明はこれに限定されず、中間着座部分が、右側及び左側着座部分の少なくとも一方と一体に構成されてもよい。
また、第1実施形態の保持部分と同様の構造を有する保持部分が、中間着座部分の車両幅方向の少なくとも一方側に隣接して配置され、かつ中間着座部分と一体となるように固定されている。このような保持部分に対応して、第1実施形態の追加保持部分と同様の構造を有する追加保持部分が、インストルメントパネルの下側領域に設けられている。しかしながら、本発明はこれに限定されず、中間着座部分と一体に固定された保持部分が設けられずに、右側及び左側着座部分の少なくとも一方のみと一体に固定された保持部分が設けられ、かつ当該保持部材に対応する追加保持部分のみが設けられてもよい。
[第3実施形態]
特に図示はしないが、本発明の第3実施形態に係る車両室内の長尺物体収納構造として、第1又は第2実施形態のシートと同様の構造を有するシートを、運転席及び助手席に対して車両後方に位置するリアシートとして用いることも可能である。また、本実施形態に係る長尺物体収納構造によれば、追加保持部分に関連する効果を除き、第1又は第2実施形態に係る長尺物体収納構造と同様の効果を得ることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明は、その技術的思想に基づいて変形及び変更可能である。
1 シート
2 シートクッション
2a 前端部分
3 インストルメントパネル
4 保持部分
4a 前端部
4b 保持部分表皮
5 追加保持部分
6 右側着座部分
7 左側着座部分
8 溝部
8a 上側開口
8b 溝部本体
9 収納部
11 追加溝部
12 追加収納部
13 追加凹部
U 傘
u1 基端部
u2 先端部
u3 軸線
F フロア
S ステアリングホイール
L レバー
P,Q 中心線

Claims (9)

  1. 乗員の着座を可能とするように構成される着座部分を有する車両用のシートクッションと、
    長尺物体を保持可能とするように構成される溝部を有する保持部分と
    を備え、
    前記溝部が車両上方に開口する上側開口を有すると共に車両上方から下方に凹むように形成される、車両室内の長尺物体収納構造であって、
    前記溝部が前記シートクッションにおける車両前後方向の前端部分の一部を構成するように、前記保持部分が前記シートクッションに固定されている、車両室内の長尺物体収納構造。
  2. 前記保持部分の車両前後方向の前端部が弾性変形可能に構成され、
    前記溝部が前記保持部分の前端部に形成され、
    前記溝部の上側開口が、該上側開口に対して車両下方に位置する前記溝部の本体よりも幅狭となるように形成されている、請求項1に記載の車両室内の長尺物体収納構造。
  3. 前記シートクッションの着座部分が車両前後方向にスライド移動可能に構成され、
    前記溝部が車両前後方向に沿って延びている、請求項1又は2に記載の車両室内の長尺物体収納構造。
  4. 前記保持部分が、車両上方から下方に向かって凹むと共に前記溝部よりも幅広に形成される収納部をさらに有し、
    前記収納部が、前記溝部に対して車両後方に配置され、かつ前記溝部と一緒に凹形状の空間を形成している、請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両室内の長尺物体収納構造。
  5. 複数の前記収納部が車両前後方向に並んで配置されている、請求項4に記載の車両室内の長尺物体収納構造。
  6. 前記保持部分が、前記保持部分の外表面として配置される表皮をさらに有し、
    前記表皮が防水材を用いて形成されている、請求項1〜5のいずれか一項に記載の車両室内の長尺物体収納構造。
  7. 複数の前記着座部分が車両幅方向に並んで配置され、
    前記保持部分が隣り合う前記着座部分間に位置している、請求項1〜6のいずれか一項に記載の車両室内の長尺物体収納構造。
  8. 前記シートクッションに対して車両前方にて対向するように配置されるインストルメントパネルと、
    前記長尺物体を保持可能とするように構成される追加溝部を有する追加保持部分と
    をさらに備え、
    前記追加保持部分が前記インストルメントパネルに配置され、
    前記追加溝部が、車両上方から下方に凹むように形成され、かつ前記保持部分の溝部に対して車両下方に位置し、
    前記保持部分の溝部が前記長尺物体の長手方向一端部を保持し、かつ前記追加保持部分の追加溝部が前記長尺物体の長手方向他端部を保持するように構成されている、請求項1〜7のいずれか一項に記載の車両室内の長尺物体収納構造。
  9. 前記追加保持部分が、車両上方から下方に向かって凹むと共に前記追加溝部よりも幅広に形成される追加収納部をさらに有し、
    前記追加収納部が、前記追加溝部に対して車両前方に配置され、かつ前記追加溝部と一緒に凹形状の空間を形成している、請求項8に記載の車両室内の長尺物体収納構造。
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