JP2017024509A - 自動二輪車の車体フレーム構造 - Google Patents
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Abstract
Description
また、この発明に係る車体フレーム構造においては、一対のフレーム板部材(20i,20o)をフランジ部(20i−f,20o−f)で互いに接合して閉断面のメインフレーム(6L,6R)が構成され、そのメインフレーム(6L,6R)の前端部がダウンフレーム(5)の下端部に溶接される。このため、車体フレーム(F)をプレス成形と溶接等によって容易に製造することができる。また、メインフレーム(6L,6R)が、一対のフレーム板部材(20i,20o)を車幅方向左右から相互に接合して構成されるため、メインフレーム(6L,6R)の前端部をダウンフレーム(5)の外周面の広い範囲に当接させて、ダウンフレーム(5)に容易に、かつ強固に溶接することができる。
この場合、車幅方向左側のメインフレーム(6L)とダウンフレーム(5)の間に作用する応力と、車幅方向右側のメインフレーム(6R)とダウンフレーム(5)の間に作用する応力がほぼ均等になる。このため、ダウンフレーム(5)の下端と車幅方向左右のメインフレーム(6L,6R)の間に大きな荷重が入力されても、車両左右で応力の偏りが生じにくくなり、車両の乗り心地が良好になる。
この場合、一対のフレーム板部材(20i,20o)の各前端部に一体に形成された各当接片(21i,21o)がダウンフレーム(5)の外周面に沿って当接し、その状態で各当接片がダウンフレーム(5)に溶接される。このため、メインフレーム(6L,6R)をダウンフレーム(5)に安定的に当接させて、メインフレーム(6L,6R)を容易にかつ強固にダウンフレーム(5)に溶接することができる。
例えば、サスペンションのクッションの配置等により、車幅方向左右のメインフレーム(6L,6R)に作用する荷重のかかり方が車体前後方向の同一位置で異なることがあるが、この場合、荷重のかかり方に応じて車幅方向左右のメインフレーム(6L,6R)の断面の面積を異ならせることにより、メインフレーム(6L,6R)全体の重量や容積の増大を招くことなく必要な強度や剛性を得ることができる。特に、断面略ハット状の一対のフレーム板部材(20i,20o)を接合して構成するメインフレーム(6L,6R)においては、断面積を増大させるに際して別途部材を追加する必要がない。このため、製造コストの高騰を招くことなく、メインフレーム(6L,6R)の断面積を部分的に増減させることができる。
この場合、フロアフレーム部(7)のステップフロア(3)の下方に位置される部位の少なくとも一部の断面の面積が、ダウンフレーム(5)との溶接部の断面の面積や湾曲部(8)の断面の面積よりも小さく設定されているため、フロアフレーム部(7)の前後の剛性や強度を充分に確保しつつ、ステップフロア(3)の下方でのフロアフレーム部(7)の占有スペースを小さくすることができる。したがって、ステップフロア(3)の下方のスペースを他の部材の配置等に有効利用することができる。
フロアフレーム部(7)はダウンフレーム(5)に近接した位置にあることから、上下左右の大きな荷重が入力されるが、フロアフレーム部(7)の内部には荷重支持面(23a)を有する断面補強部材(23)が配置されているため、断面補強部材(23)によって大きな入力荷重を効率良く受け止めることができる。
この実施形態に係る自動二輪車1は、スクータ型の自動二輪車であり、シート2の前部側下方に運転者の足を載せ置くステップフロア3が配置されている。車体フレームFは、図示しないステアリングシャフトを回動可能に支持するヘッドパイプ4と、ヘッドパイプ4から下方に延出するダウンフレーム5と、ダウンフレーム5の下部から車体後方側に向かって延出する左右一対のメインフレーム6L,6Rと、を備えている。
この実施形態に係る自動二輪車1の場合、パワーユニットPの動力伝達装置17は車両の左側部に配置されており、後輪Wrは、車体の左側部に配置された動力伝達装置17によって片持ち支持されている。
左右のメインフレーム6L,6Rは、断面略ハット状の一対のフレーム板部材20i,20oが、互いの上部のフランジ部20i−f同士と下部のフランジ部20o−f同士を車幅方向左右から接合して構成されている。フレーム板部材20i,20oは、一定厚みの鋼鈑や軽合金板等の板部材から成り、例えば、プレス成形によって前端部から後端部に亘る全域の縦断面が略ハット状になるように加工されている。一対のフレーム板部材20i,20oは、それぞれの上下のフランジ部20i−f,20o−f同士がスポット溶接等によって接合され、それにより、延出方向の全域の縦断面が閉断面とされている。
この対策として、左右のメインフレーム6L,6Rは、ダウンフレーム5の下端に接合されるフロアフレーム部7の前部領域と、センタークロスパイプ10を支持する湾曲部8と、を除く領域の縦断面の面積を左右で異ならせている。具体的には、フロアフレーム部7の前部領域と湾曲部8を除く領域においては、左側のメインフレーム6Lの縦断面の面積が右側のメインフレーム6Rの縦断面の面積よりも大きく設定されている。
左側のメインフレーム6Lの湾曲部8においては、一対のフレーム板部材20i,20oの間に補強板22が配置されている。補強板22は、左側のメインフレーム6Lの湾曲部8のほぼ全域を前後方向に跨ぐように配置され、上縁部と下縁部が、一対のフレーム板部材20i,20oの上下のフランジ部20i−f,20o−fに挟み込まれた状態において、これらの上下のフランジ部20i−f,20o−fにレーザー溶接等によって接合されている。また、補強板22は、湾曲部8の車幅方向の湾曲形状に略沿うように左右方向に湾曲している。
なお、この実施形態においては、比較的大きな荷重の入力される左側のメインフレーム6Lの湾曲部8にのみ補強板22が介装されているが、右側のメインフレーム6Rにも同様に補強板22を介装するようにしても良い。
この実施形態に係る車体フレーム構造は、左右の各メインフレーム6L,6Rが一対のフレーム板部材20i,20oを接合して構成されているため、別途部材を追加することなく、フレーム板部材20i,20oをプレス成形等によって予め加工する際に、延出方向の部分的な断面形状の変化を容易に作ることができる。したがって、この構造を採用することにより、製造コストの高騰を招くことなく、メインフレーム6L,6Rの断面積を増減させることができる。
なお、この実施形態においては、フロアフレーム部7の前部領域と湾曲部8を除く領域の縦断面の面積が左側のメインフレーム6Lと右側のメインフレーム6Rで異ならせているが、左右のメインフレーム6L,6Rで縦断面の面積を異ならせる部位は、部品の取付け態様等に応じて適宜変更可能である。
3…ステップフロア
4…ヘッドパイプ
5…ダウンフレーム
6L,6R…メインフレーム
7…フロアフレーム部
8…湾曲部
20i,20o…フレーム板部材
20i−f,20i−o…フランジ部
21i,21o…当接片
23…断面補強部材
23a…荷重支持面
F…車体フレーム
Claims (6)
- 前輪を操向可能に支持するヘッドパイプ(4)と、
該ヘッドパイプ(4)から下方に延出するダウンフレーム(5)と、
該ダウンフレーム(5)の下部から車体後方側に向かって延出するメインフレーム(6L,6R)と、を備えた自動二輪車の車体フレーム構造において、
前記メインフレーム(6L,6R)は、断面略ハット状の一対のフレーム板部材(20i,20o)が、互いのフランジ部(20i−f,20o−f)同士で車幅方向左右から接合されて構成されるとともに、前端部が前記ダウンフレーム(5)の下端部に溶接されていることを特徴とする自動二輪車の車体フレーム構造。 - 前記メインフレーム(6L,6R)は車幅方向左右に一対設けられ、
車幅方向左側の前記メインフレーム(6L)と車幅方向右側の前記メインフレーム(6R)とは、前記ダウンフレーム(5)に対する溶接部の近傍部の断面が略同一面積に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車の車体フレーム構造。 - 前記メインフレーム(6L,6R)を構成する左右の前記フレーム板部材(20i,20o)の各前端部には、前記ダウンフレーム(5)の外周面に沿って当接する当接片(21i,21o)が一体に形成され、
該当接片(21i,21o)が前記ダウンフレーム(5)に溶接される溶接部とされていることを特徴とする請求項1または2に記載の自動二輪車の車体フレーム構造。 - 前記メインフレーム(6L,6R)は車幅方向左右に一対設けられ、
車幅方向左側の前記メインフレーム(6L)と車幅方向右側の前記メインフレーム(6R)は、車体前後方向の同一位置において互いに断面の面積が異なる部分を有していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の自動二輪車の車体フレーム構造。 - 前記メインフレーム(6L,6R)は、前記ダウンフレーム(5)との溶接部から車体のステップフロア(3)に略沿って車体後方に向かって延出するフロアフレーム部(7)と、該フロアフレーム部(7)の後部から後部上方に向かって湾曲する湾曲部(8)と、を有し、
前記フロアフレーム部(7)の前記ステップフロア(3)の下方に位置される部位の少なくとも一部は、前記ダウンフレーム(5)との溶接部、及び、前記湾曲部(8)に比較して断面の面積が小さいことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の自動二輪車の車体フレーム構造。 - 前記フロアフレーム部(7)の内部には、前記一対のフレーム板部材(20i,20o)の合わせ面と略直角な荷重支持面(23a)を有する断面補強部材(23)が配置されていることを特徴とする請求項5に記載の自動二輪車の車体フレーム構造。
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2016
- 2016-07-19 BR BR102016016640A patent/BR102016016640A2/pt active Search and Examination
Patent Citations (3)
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