JP2017024417A - 書類収納具 - Google Patents

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Yasumitsu Mizukami
康光 水上
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【課題】簡素な構造で手軽に携帯することができる書類収納具を提供する。【解決手段】四角形状の表シート1と裏シート2が重合され、左縁3において任意の手段にて接続され、表シートと裏シートが上縁5および下縁6の双方または一方において任意の手段かつ任意の幅にて部分的に接続され、このとき、上縁における表シートと裏シートの部分的な接続は左縁と上縁の交点と上縁の中央点に挟まれる区間内の任意の箇所にて行われ、また、下縁における表シートと裏シートの部分的な接続は左縁と下縁の交点と下縁の中央点に挟まれる区間内の任意の箇所にて行われ、そして、左縁が閉鎖縁とされ、右縁が開放縁とされ、上縁および下縁が半開放縁または開放縁とされ、表シートと裏シートの間に形成されるポケット部17が書類等の収納箇所とされ、表シートと裏シートの右縁寄りの部分が開閉自在とされ、開放縁と半開放縁の開放部が書類等の出し入れ口とされる。【選択図】図1

Description

本発明は、簡素な構造で手軽に携帯することができる書類収納具に関する。
斯かる書類収納具にあってはクリアホルダーが定番化した文房具として広く普及している。ここでいうクリアホルダーとは、長方形状のプラスチックシートが縦方向中央部に引かれた中央線を折り目として二つ折りにされ(以降、折り目とされる縁を左縁と呼称し、他の三縁をそれらの位置により右縁、上縁、下縁と呼称し、また、中央線により二分されるプラスチックシートのうち一方を表シート、他方を裏シートと呼称する)、表シートと裏シートが下縁において溶着にて接続され、そして、左縁と下縁が閉鎖縁とされ、右縁と上縁が開放縁とされ、表シートと裏シートの間に形成されるポケット部が書類等の収納箇所とされ、表シートと裏シートの右上側の部分が開閉自在とされ、開放縁が書類等の出し入れ口とされることを特徴とする書類収納具を指すものである。
クリアホルダーの長所は、書類等の収納および取出しの円滑性に優れること、携帯性に優れることなどである。一方、クリアホルダーの短所は、収納する書類等の外部へのはみ出し、脱落が起こりがちであること、すなわち、書類等の収納の安定性に劣ることなどである。
本発明の目的は、クリアホルダーの長所を伸長し、短所を改善し、新たな特性を付加し、利便性に一層優れる書類収納具を提供することである。本発明は、この目的を達成するため、クリアホルダーとは別の構造を有する新たな書類収納具を提案するものである。そして、この新たな書類収納具は、以下に示す五つの課題を解決しようとするものである。すなわち、第一の課題は、クリアホルダーに較べ書類等の収納および取出しの円滑性に優れること、第二の課題は、クリアホルダーに較べ携帯性に優れること、第三の課題は、クリアホルダーに較べ書類等の収納の安定性に優れること、第四の課題は、クリアホルダーにはない多様性という特性を備えること(ここでいう多様性の意味については後述する)、第五の課題は、クリアホルダーにはない融通性という特性を備えること(ここでいう融通性の意味については後述する)である。さらに、この新たな書類収納具を提案するにあたっては、これが簡素な構造になるように努める。
請求項1に記載の発明は、第一の課題、第二の課題、第四の課題を解決するための手段であり、以下に示す特徴を有する。すなわち、請求項1に記載の発明は、プラスチックシート等の柔軟な素材よりなる四角形状の表シートと裏シートが重合され、かつ、表シートと裏シートが任意の一縁すなわち接続縁において任意の手段にて接続され(以降、接続縁を左縁と呼称し、他の三縁をそれらの位置によりそれぞれ右縁、上縁、下縁と呼称する)、かつ、表シートと裏シートが上縁および下縁の双方または一方において任意の手段かつ任意の幅にて部分的に接続され、このとき、上縁における表シートと裏シートの部分的な接続は左縁と上縁の交点と上縁の中央点に挟まれる区間内の任意の箇所にて行われ、また、下縁における表シートと裏シートの部分的な接続は左縁と下縁の交点と下縁の中央点に挟まれる区間内の任意の箇所にて行われ、そして、左縁が閉鎖縁とされ、右縁が開放縁とされ、上縁および下縁が半開放縁または開放縁とされ、表シートと裏シートの間に形成されるポケット部が書類等の収納箇所とされ、表シートと裏シートの右縁寄りの部分が開閉自在とされ、開放縁と半開放縁の開放部が書類等の出し入れ口とされることを特徴とする書類収納具である。
請求項2に記載の発明は、第三の課題を解決するための手段であり、以下に示す特徴を有する。すなわち、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の要件に加え、プラスチックシート等の柔軟な素材よりなる任意の形状のガードが表シートの右縁および裏シートの右縁の双方または一方に任意の手段にて接続され、かつ、ガードが表シートと裏シートに重合されることを特徴とする書類収納具である。
請求項3に記載の発明は、第五の課題を解決するための手段であり、以下に示す特徴を有する。すなわち、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の要件に加え、繰り返し使用することができる接着剤を用いたテープが上縁または下縁における表シートと裏シートの部分的な接続の手段とされることを特徴とする書類収納具である。
請求項4に記載の発明は、書類等の収納および取り出しの円滑性のさらなる向上を図るための手段であり、以下に示す特徴を有する。すなわち、請求項4に記載の発明は、請求項1または2または3に記載の要件に加え、任意の形状かつ任意の個数の切欠部が表シートの右縁および裏シートの右縁の双方または一方に設けられることを特徴とする書類収納具である。
請求項5に記載の発明は、書類等の収納および取り出しの円滑性のさらなる向上を図るための手段であり、以下に示す特徴を有する。すなわち、請求項5に記載の発明は、請求項1または2または3または4に記載の要件に加え、任意の形状かつ任意の個数の突出部が表シートの右縁および裏シートの右縁の双方または一方に設けられることを特徴とする書類収納具である。
請求項1に記載の書類収納具は、クリアホルダーにはない多様性という特性を備える書類収納具である。ここでいう多様性とは、上縁または下縁における表シートと裏シートの部分的な接続の箇所および有無を様々に変化させることにより、様々な書類収納具を作り出すことができるという意味である。そして、これらの書類収納具は、それぞれ固有の「接続箇所由来の特徴」を有するものである。「接続箇所由来の特徴」とは、前記の部分的な接続の箇所および有無が異なることに由来する特徴のことであり、例えば、前記の部分的な接続が左縁に近い箇所において行われた場合には、表シートと裏シートの開閉自在な部分の面積が広くなるので、「接続箇所由来の特徴」は書類等の収納および取出しの円滑性に優れるというものになる。また、前記の部分的な接続が上縁または下縁の中央点に近い箇所において行われた場合には、ポケット部の奥行きが深くなるので、「接続箇所由来の特徴」は書類等の収納の安定性に優れるというものになる。また、前記の部分的な接続が上縁または下縁において行われなかった場合には、その縁は開放縁となるので、「接続箇所由来の特徴」は書類等の収納および取出しの円滑性に優れるというものになる。
請求項1に記載の書類収納具は、クリアホルダーに較べ書類等の収納および取出しの円滑性に優れる書類収納具である。なぜなら、請求項1に記載の書類収納具は、同じサイズのクリアホルダーに較べて、表シートと裏シートの開閉自在な部分の面積が広く、かつ、書類等の出し入れ口の総延長が長いからである。ただし、例外も存在する(この例外については後述する)。
請求項1に記載の書類収納具は、クリアホルダーに較べ携帯性に優れる書類収納具である。ここでいう携帯性に優れるとは、クリアホルダーは、筒状に丸めて携帯することができないが、請求項1に記載の書類収納具は、筒状に丸めて携帯することができるという意味である。請求項1に記載の書類収納具は、筒状に丸めて携帯することにより、コンパクトな状態で携帯することができるとともに、収納する書類等の外部へのはみ出し、脱落に対する心配をすることなく携帯することができる。一方、クリアホルダーは、筒状に丸めて携帯することができないので、コンパクトな状態で携帯することができないだけでなく、携帯時には収納する書類等の外部へのはみ出し、脱落が起こらないように気をつけなければならない。
請求項2に記載の書類収納具は、クリアホルダーに較べ書類等の収納の安定性に優れる書類収納具である。なぜなら、請求項2に記載の書類収納具においては、請求項2に記載するようにガードが接続されており、このガードは、収納する書類等をしっかりと包み込むという働きをするからである。一方、クリアホルダーは、このようなガードを持たないので、書類等の収納の安定性に劣る。
請求項3に記載の書類収納具は、クリアホルダーにはない融通性という特性を備える書類収納具である。ここでいう融通性とは、利用者の任意によって、上縁または下縁における表シートと裏シートの部分的な接続の箇所および有無を自由自在に変更し、書類収納具の「接続箇所由来の特徴」を時々の要望に合致したものに変更することができるという意味である。この融通性は、上縁または下縁における表シートと裏シートの部分的な接続の手段が繰り返し使用することができる接着剤を用いたテープであることによりもたらされる。
請求項4に記載の書類収納具は、書類等の収納および取出しの円滑性により一層優れる書類収納具である。なぜなら、請求項4に記載の書類収納具においては、請求項4に記載するように切欠部が設けられており、この切欠部は、利用者の指先が収納する書類等に掛かりやすくするという働きをするからである。
請求項5に記載の書類収納具は、書類等の収納および取出しの円滑性により一層優れる書類収納具である。なぜなら、請求項5に記載の書類収納具においては、請求項5に記載するように突出部が設けられており、この突出部は、利用者の指先が表シートあるいは裏シートに掛かりやすくするという働きをするからである。また、この突出部は、見出し等を設ける箇所としても利用することもできる。
実施例1(請求項1に記載の発明の実施例)の斜視図である。 実施例1〜5(請求項1に記載の発明の実施例)の正面図である。 実施例6(請求項1に記載の発明の実施例)の斜視図である。 実施例7(請求項2に記載の発明の実施例)の斜視図である。 実施例8(請求項2に記載の発明の実施例)の斜視図である。 実施例9(請求項3に記載の発明の実施例)の正面図である。 実施例10(請求項4、5に記載の発明の実施例)の正面図である。 実施例11(請求項1〜5に記載の発明のすべての要件を盛り込んだ実施例)の斜視図である。
請求項1に記載の書類収納具について、実施例1、図1に基づいて説明する。実施例1(サイズはA4)は、請求項1に記載の書類収納具の実施例であり、図1は、実施例1の斜視図である。実施例1の主材料は、長方形のプラスチック製のシート(横44cm、縦31cm)である。まず、このシートが二つ折りにされ、次に、表シート1と裏シート2が上縁の接続部9および下縁の接続部14において溶着にて部分的に接続される。そして、左縁3が閉鎖縁とされ、右縁4が開放縁とされ、上縁5と下縁6が半開放縁とされ、表シート1と裏シート2の間に形成されるポケット部17が書類等の収納箇所とされ、表シート1と裏シート2の右縁4寄りの部分が開閉自在とされ、右縁4と上縁の開放部10と下縁の開放部15が書類等の出し入れ口とされる。
請求項1に記載の書類収納具は、前述したように、クリアホルダーにはない多様性という特性を備える書類収納具である。この多様性について、実施例1〜5、図2、表1に基づいて説明する。実施例1〜5(サイズはA4)は、請求項1に記載の書類収納具の実施例であり、図2は、実施例1〜5の正面図であり、表1は、実施例1〜5の上縁の接続部9の幅などの具体的な数値を示したものである。請求項1に記載の書類収納具においては、上縁の接続部9は、左縁と上縁の交点7と上縁の中央点8に挟まれる区間内の任意の箇所に設けられ、下縁の接続部14は、左縁と下縁の交点12と下縁の中央点13に挟まれる区間内の任意の箇所に設けられる。実施例1〜5においては、上縁の接続部9および下縁の接続部14の箇所および有無がそれぞれ異なり、したがって、「接続箇所由来の特徴」もそれぞれ異なる。
Figure 2017024417
実施例1は、図2の(1)、表1に示すように、ポケット部17の上縁5側および下縁6側の奥行きが7cm、上縁の開放部10および下縁の開放部15の幅が15cmという構成である。実施例1は、書類等の収納および取出しの円滑性と書類等の収納の安定性のバランスに優れるという「接続箇所由来の特徴」を有する。したがって、実施例1に対してはバランス型もしくは標準型という位置づけがなされる。
実施例2は、図2の(2)、表1に示すように、ポケット部17の上縁5側および下縁6側の奥行きが11cm、上縁の開放部10および下縁の開放部15の幅が11cmという構成である。実施例2は、実施例1に較べ書類等の収納の安定性に優れるが、一方で実施例1に較べ書類等の収納および取出しの円滑性には劣るという「接続箇所由来の特徴」を有する。
実施例3は、図2の(3)、表1に示すように、ポケット部17の上縁5側および下縁6側の奥行きが2cm、上縁の開放部10および下縁の開放部15の幅が20cmという構成である。実施例3は、書類等の収納および取出しの円滑性に優れるという「接続箇所由来の特徴」を有するが、ポケット部17の奥行きが極端に浅いので、一見すると実用性に乏しいように見える。しかし、実施例3には、収納する書類等を左縁3の外側から手指で挟んで表シート1と裏シート2を外側に開くと、収納する書類等を書類収納具に収納したままの状態で閲覧できるという長所が存在する。収納する書類のサイズをA4に限定するという使い方をすれば、この長所を生かすことができる。
実施例4は、図2の(4)、表1に示すように、上縁の接続部9の箇所が実施例1と同様、下縁の接続部14の箇所が実施例2と同様という構成である。したがって、実施例4は、実施例1と実施例2の中間的な「接続箇所由来の特徴」を有する。
実施例5は、図2の(5)、表1に示すように、上縁5において表シート1と裏シート2の部分的な接続が行われず、下縁の接続部14の箇所が実施例2と同様という構成である。実施例5は、上縁5が開放縁になるので、クリアホルダーに似た「接続箇所由来の特徴」を有する。
請求項1に記載の書類収納具は、前述したように、クリアホルダーに較べ書類等の収納および取出しの円滑性に優れる書類収納具である。この円滑性について、実施例1〜5、表2に基づいて説明する。表2は、実施例1〜5の表シート1と裏シート2の開閉自在な部分の面積、書類等の出し入れ口の総延長などの数値を示したものである。さらに、参考としてクリアホルダー(サイズはA4)の数値も示している。実施例1、3〜5は、クリアホルダーに較べて、表シート1と裏シート2の開閉自在な部分の面積が広く、かつ、書類等の出し入れ口の総延長が長い。したがって、実施例1、3〜5は、クリアホルダーに較べ書類等の収納および取出しの円滑性に優れるということができる。ただし、実施例2は、上記の数値に関してクリアホルダーと同等となる。したがって、実施例2は、例外となるものである。
Figure 2017024417
請求項1に記載の書類収納具は、前述したように、クリアホルダーよりも携帯性に優れる書類収納具である。ここでいう携帯性に優れるとは、クリアホルダーは、筒状に丸めて携帯することができないが、請求項1に記載の書類収納具は、筒状に丸めて携帯することができるという意味である。筒状に丸めるとは、上縁5および下縁6を湾曲させて、左縁3と右縁4を接近もしくは接触させた状態をいう。請求項1に記載の書類収納具が筒状に丸められるのは、請求項1に記載の書類収納具においては上縁5または下縁6における表シート1と裏シート2の接続が部分的に行われ、したがって、これを筒状に丸めたとしても、表シート1と裏シート2の間にヨレが発生しないからである。一方、クリアホルダーは、筒状に丸めることができない。なぜなら、クリアホルダーにおいては表シート1と裏シート2の接続が下縁において全体的に行われ、したがって、これを筒状に丸めると、表シートと裏シートの間にヨレが発生するからである。特に、書類等を収納している場合においては、このヨレは大きなものになる。なお、上縁の接続部9、下縁の接続部14の幅は、狭ければ狭いほど望ましいものである。なぜなら、この幅が狭ければ狭いほど、請求項1に記載の書類収納具を容易に筒状に丸められるからである。ただし、十分な強度が確保される幅は必要である。
請求項1に記載の書類収納具の別の実施例について、実施例6、図3に基づいて説明する。実施例6(サイズはA4)は、請求項1に記載の書類収納具の実施例であり、図3は、実施例6の斜視図である。実施例6の主材料は、プラスチック製の同じサイズの二枚のシート(横22cm、縦31cm)であり、一方が表シート1になり、他方が裏シート2になる。まず、表シート1と裏シート2が重合されて左縁3において溶着にて接続される。次に、表シート1と裏シート2が上縁の接続部9および下縁の接続部14において溶着にて部分的に接続される。以上が実施例6の構成である。実施例6は、以下に示す長所を持つ。その長所とは、溶着にて接続された部分すなわち左縁3の内面側において、収納する書類等を挟み付けるという作用が発生することである。これは、書類等の収納の安定性の向上に少なからず貢献するものである。
請求項2に記載の書類収納具について、実施例7、図4に基づいて説明する。実施例7(サイズはA4)は、請求項2に記載の書類収納具の実施例であり、図4は、実施例7の斜視図である。実施例7の主材料は、柔軟なプラスチック製のシート(横54cm、縦31cm)である。まず、このシートが巻き三つ折りにされ、次に、表シート1と裏シート2が上縁の接続部9および下縁の接続部14において溶着にて部分的に接続され、ガード18が表シート1と裏シート2の間に重合される。以上が実施例7の構成である。
請求項2に記載の書類収納具は、前述したように、クリアホルダーに較べ書類等の収納の安定性に優れる書類収納具である。この安定性について、実施例7、図4に基づいて説明する。実施例7は、図4に示すように、裏シート2の右縁4にガード18が接続されている。このガード18で書類等を包み込むようにして収納すれば、収納する書類等の外部へのはみ出し、脱落を防ぐことができる。しかも、ガード18は表シート1と裏シート2の間に重合されているので、表シート1とガード18による相乗的な作用(ガード18が書類等にかぶって書類等を押さえ、表シート1がガード18にかぶってガード18を押さえる)によって、書類等の収納の安定性がより一層向上する。
請求項2に記載の書類収納具の別の実施例について、実施例8、図5に基づいて説明する。実施例8(サイズはA4)は、請求項2に記載の書類収納具の実施例であり、図5は、実施例8の斜視図である。実施例8の主材料は、プラスチック製の異なるサイズ三枚のシートである。それぞれのシートのサイズは、一枚目のシートが横21cm、縦31cm、二枚目のシートが横22cm、縦31cm、三枚目のシートが横10cm、縦31cmである。一枚目のシートは表シート1になり、二枚目のシートは裏シート2になり、三枚目のシートはガード18になる。まず、表シート1と裏シート2が重合されて、左縁3において溶着にて接続され、次に、ガード18が表シート1と裏シート2に重合されて、裏シート2の右縁4において溶着にて接続される。さらに、表シート1と裏シート2が上縁の接続部9および下縁の接続部14において溶着にて部分的に接続される。以上が実施例8の構成である。実施例8は、以下に示す長所を持つ。その長所とは、溶着にて接続された部分すなわち左縁3および右縁4の内面側において、収納する書類等を挟み付けるという作用が発生することである。これは、書類等の収納の安定性の向上に少なからず貢献するものである。また、実施例8においては、表シート1の横幅を裏シート2より1cm短くしているので、表シート1の右縁4側を裏シート2とガード18との間に挿入することができる。このようにした場合においては、前述した長所によって、表シート1の右縁4側が裏シート2とガード18によって挟み付けられることなるので、書類等の収納の安定性がより一層向上する。
請求項3に記載の書類収納具について、実施例9、図6に基づいて説明する。実施例9(サイズはA4)は、請求項3に記載の書類収納具の実施例であり、図6は、実施例9の正面図である。実施例9においては、上縁の接続部9および下縁の接続部14における表シート1と裏シート2の部分的な接続の手段が繰り返し使用することができる接着剤を用いたテープ19である。そして、このテープ19以外は実施例1と同様である。
請求項3に記載の書類収納具は、前述したように、クリアホルダーにはない融通性という特性を備える書類収納具である。この融通性について、実施例9、図6に基づいて説明する。実施例9においては、上縁の接続部9および下縁の接続部14における表シート1と裏シート2の部分的な接続の手段は繰り返し使用することができる接着剤を用いたテープ19である。したがって、利用者は、このテープ19を別の箇所に貼り直して、書類収納具の「接続箇所由来の特徴」を時々の要望に合致したものに変更することができる。
請求項4、5に記載の書類収納具は、前述したように、書類等の収納および取出しの円滑性のさらなる向上を図った書類収納具である。この円滑性について、実施例10、図7に基づいて説明する。実施例10(サイズはA4)は、請求項4、5に記載の書類収納具の実施例であり、図7は、実施例10の正面図である。実施例10においては、切欠部20が表シート1の右縁4および裏シート2の右縁4に設けられている。切欠部20は、利用者の指先が収納する書類等に掛かりやすくするという働きをする。したがって、書類等の収納および取出しの円滑性がより一層向上する。さらに、実施例10においては、突出部21が表シート1の右縁4および裏シート2の右縁4に設けられている。突出部21は、利用者の指先が表シート1および裏シート2に掛かりやすくするという働きをする。したがって、書類等の収納および取出しの円滑性がより一層向上する。また、この突出部21は、見出し等を設ける箇所として利用することもできる。一般的に言って、書類収納具においては収納する書類等の内容を的確に示す見出し等を表示することが望ましい。この突出部21は、見出し等を設けるのに最適な箇所を提供する。
図8に示す実施例11(サイズはA4)は、請求項1〜5に記載の発明のすべての要件を盛り込んだ書類収納具の実施例である。この実施例11は、裏シート2の右縁4にガード18が接続され、上縁の接続部9および下縁の接続部14における接続の手段が繰り返し使用することができる接着剤を用いたテープ19とされ、表シート1の右縁4に切欠部20、突出部21が設けられている。
以上、本発明の書類収納具について詳細に記述してきたが、若干の補足説明を付け加える。本発明の書類収納具の素材は、実施例1〜11においては柔軟なプラスチックシートとしたが、例えば、厚紙や和紙などの紙類、紙類とプラスチックの混合物などであってもよい。本発明の書類収納具のサイズは、実施例1〜11においてはA4としたが、例えば、B4、A5あるいは変則的なサイズであってもよい。ガード18の形状は、実施例1〜11においては長方形としたが、例えば、半円形、富士山形などであってもよい。
ところで、小サイズの書類等(上縁の開放部10などの隙間からすり抜ける程の小サイズの書類等)は、本発明の書類収納具に安定的に収納することはできない。しかし、以下に示す方策を講じることにより、小サイズの書類等も本発明の書類収納具に安定的に収納することができるようになる。その方策とは、封筒状の袋を別途用意し、まず、小サイズの書類等を封筒状の袋に収納し、次に、封筒状の袋を袋ごと本発明の書類収納具に収納するというものである。この方策においては、小サイズの書類等と大サイズの書類等が分別されることになるので、小サイズの書類等が大サイズの書類等に紛れるという不都合も回避することができる。封筒状の袋のサイズについては、上縁の開放部10、下縁の開放部15などの隙間をすり拔けない程度の大きさを有することが望ましく、また、封筒状の袋の出し入れ口付近のフラップについては、ガードを有する書類収納具においてはこれがない方が望ましく、ガードを有さない書類収納具においてはこれがあった方が望ましい。
1 表シート
2 裏シート
3 左縁
4 右縁
5 上縁
6 下縁
7 左縁と上縁の交点
8 上縁の中央点
9 上縁の接続部
10 上縁の開放部
11 上縁の間隙部
12 左縁と下縁の交点
13 下縁の中央点
14 下縁の接続部
15 下縁の開放部
16 下縁の間隙部
17 ポケット部
18 ガード
19 繰り返し使用することができる接着剤を用いたテープ
20 切欠部
21 突出部

Claims (5)

  1. プラスチックシート等の柔軟な素材よりなる四角形状の表シートと裏シートが重合され、かつ、表シートと裏シートが任意の一縁すなわち接続縁において任意の手段にて接続され(以降、接続縁を左縁と呼称し、他の三縁をそれらの位置によりそれぞれ右縁、上縁、下縁と呼称する)、かつ、表シートと裏シートが上縁および下縁の双方または一方において任意の手段かつ任意の幅にて部分的に接続され、このとき、上縁における表シートと裏シートの部分的な接続は左縁と上縁の交点と上縁の中央点に挟まれる区間内の任意の箇所にて行われ、また、下縁における表シートと裏シートの部分的な接続は左縁と下縁の交点と下縁の中央点に挟まれる区間内の任意の箇所にて行われることを特徴とする書類収納具。
  2. プラスチックシート等の柔軟な素材よりなる任意の形状のガードが表シートの右縁および裏シートの右縁の双方または一方に任意の手段にて接続され、かつ、ガードが表シートと裏シートに重合されることを特徴とする請求項1に記載の書類収納具。
  3. 繰り返し使用することができる接着剤を用いたテープが上縁または下縁における表シートと裏シートの部分的な接続の手段とされることを特徴とする請求項1または2に記載の書類収納具。
  4. 任意の形状かつ任意の個数の切欠部が表シートの右縁および裏シートの右縁の双方または一方に設けられることを特徴とする請求項1または2または3に記載の書類収納具。
  5. 任意の形状かつ任意の個数の突出部が表シートの右縁および裏シートの右縁の双方または一方に設けられることを特徴とする請求項1または2または3または4に記載の書類収納具。
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