JP2017023425A - ストリングス - Google Patents

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Abstract

【課題】低コストで実現でき、更に、ストリングス自体の耐久性や使用感(打球感)を変化させることがなく、更に、ストリングス張設時においても脱落し難い凹凸付与剤を備えることで被打体との摩擦係数を高めたストリングスの提供。【解決手段】ストリングス10の表面に、凹凸付与剤として、長さLが直径Dよりも短くならない程度に細断した繊維材20を貼付する。この場合、繊維材20の長さLは、繊維材20の直径Dの4倍以上である。また、繊維材20の長手方向が、ストリングス10の長手方向に沿うように貼付されている。【選択図】図1

Description

本発明は、バドミントン、テニス及びスカッシュ等のラケットに使用されるストリングス(ガット)の技術分野に関する。
バドミントン、テニス及びスカッシュ等においては、ラケットでボールやシャトルなどの被打体を打ち返す際、単に打ち返すだけでなく、被打体にスピンをかけることによって、ボールをコントロールする行為が広く行われている。
被打体に強いスピンをかけるには、被打体とストリングス表面との摩擦係数が高い程望ましいので、これを実現する為に、様々な発明が提案されている。
例えば、特許文献1においては、ストリングス表面にダイヤモンド粒子を接着し、摩擦係数を高めるという技術が提案されている。
また、特許文献2においては、ストリングス表面に円錐型の突起物を設け、摩擦係数を高めるという技術が提案されている。
また、特許文献3においては、ストリングス自体が、順次、太幅と細幅となるように構成され、この凹凸によって摩擦係数を高めるという技術が提案されている。
また、特許文献4においては、ストリングス表面に複数の凹部を設け、この凹部によって摩擦係数を高めるという技術が提案されている。
また、特許文献5においては、ストリングス内に、ガラス粉末やシリカ粉末を混入し、表面に露出したこれらガラス粉末やシリカ粉末によって、摩擦係数を高めるという技術が提案されている。
特開平5−64670号公報 実用新案登録第3089550号公報 特開2000−210396号公報 実用新案登録第3155973号公報 実開昭48−110056号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、確かに摩擦係数を高めることはできるであろうと思われるが、ダイヤモンド粒子を使用するため、極めて高いコストを要する。更に、グロメットを通したり、既設ストリングスの間を通してストリングスを張り上げる場面で、自らの抵抗によって擦れて脱落しやすいという問題もあった。
また、特許文献2に記載の技術も、確かに摩擦係数を高めることはできるであろうと思われるが、グロメットに通したり、既に張ってあるストリングスと交差方向のストリングスを張る際に、引っ掛かって張設性が著しく低下してしまう。更に、グロメットを通したり、既設ストリングスの間を通してストリングスを張り上げる場面で、自らの抵抗によって擦れて脱落しやすいという問題もあった。
また、特許文献3に記載の技術も、確かに摩擦係数を高めることはできるであろうと思われるが、グロメットに通したり、既に張ってあるストリングスと交差方向のストリングスを張る際に、引っ掛かって張設性が著しく低下してしまう。
また、特許文献4に記載の技術も、確かに摩擦係数を高めることはできるであろうと思われるが、ストリングス自体に凹部を設けるので、耐久性や使用感(打球感)が大きく異なってしまうという問題がある。
また、特許文献5に記載の技術も、確かに摩擦係数を高めることはできるであろうと思われるが、摩擦係数を高める為に実際に影響しているのは、ストリングス表面に露出したガラス粉末やシリカ粉末に限られるが、ストリングス全体に混入する必要があり、ストリングスの耐久性や使用感(打球感)が大きく異なってしまうという問題がある。更に、グロメットを通したり、既設ストリングスの間を通してストリングスを張り上げる場面で、自らの抵抗によって擦れて脱落しやすいという問題もあった。
そこで本発明は、こういった問題点を解決するべくなされたものであって、低コストで実現でき、更に、ストリングス自体の耐久性や使用感(打球感)を変化させることがなく、更に、ストリングス張設時においても脱落し難い凹凸付与剤を備えることで被打体との摩擦係数を高めたストリングスを提供する事をその課題としている。
上記課題を解決するべく、本願発明は、ストリングスの表面に、凹凸付与剤として、長さが直径よりも短くならない程度に細断した繊維材を貼付したことを特徴とする。
ここで凹凸付与剤として使用する繊維材は、特に限定されるものではないが、例えば、パラ系アラミド繊維、ポリアリレート繊維、PBO繊維、超高分子量ポリエチレン繊維等を、単独で、又は、複数種類の繊維を組み合わせて使用することができる。こういった繊維材を、繊維材の長さが当該繊維剤の直径よりも短くならない程度に細断し、ストリングス表面に凹凸付与剤として貼付することによって、ストリングス自体の耐久性や使用感(打球感)に影響を与えることなく、低コストで、被打体との摩擦係数を高めたストリングスを実現しているのである。なお、本発明を適用することによって、ストリングスを張設した際の縦ストリングスと横ストリングスのズレ(移動)を防止するという効果も発揮することができる。
また、前記繊維材の長さは、前記繊維材の直径の4倍以上であることを特徴とする。
このように、繊維材の長さを、当該繊維材の直径の4倍以上とすることで、凹凸高さに比較してストリングス表面との貼付面積(接着面積)を稼ぐことができるので、脱落し難く且つ耐久性のある状態で、繊維材をストリングス表面に固定することが可能となっている。
また、前記繊維材の長手方向が、前記ストリングスの長手方向に沿うように貼付されていることを特徴とする。
このように、繊維材の長手方向とストリングスの長手方向を揃えることによって、ストリングスをラケットに張り上げる際に凹凸付与剤としての繊維材が、摩擦によって脱落することを防止できる。即ち、ストリングスを張り上げる際にかかる摩擦はストリングスの長さ方向に発生する摩擦であるから、繊維材をその方向に沿って配置することで(摩擦がかかる方向に向いているのは繊維材の太さ(直径)の面でしかないため)、摩擦自体を受け難くし、脱落を防止しているのである。即ち、見方を変えれば、ストリングスの長さ方向への抵抗は大きく増大しないため、ストリングスの張設性の低下を、最低限に抑えている。
また、前記繊維材の長さは、前記ストリングスがラケットに張られる際の、縦ストリングスと横ストリングスで形成される格子の間隔より短いことを特徴とする。
このように構成することによって、繊維材の少なくとも一端面(即ち凹凸)が必ず格子間隔の間に位置することとなるため、貼付された繊維材によって確実に被打体との摩擦係数を高めることが可能となる。
本発明を適用することで、低コストで実現でき、更に、ストリングス自体の耐久性や使用感(打球感)を変化させることがなく、更に、ストリングス張設時においても脱落し難い凹凸付与剤を備えることで被打体との摩擦係数を高めたストリングスを提供することができる。
本発明を適用したストリングスの第1の例を示した概略図である。 本発明を適用したストリングスの第2の例を示した概略図である。 ラケットに張設されたストリングスの格子の一部を示した図である。 本発明を適用したストリングス表面の拡大写真である。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の実施形態の一例であるストリングス10のについて説明を加える。なお、図面理解容易の為、各部の大きさや寸法を誇張して表現している部分があり、実際の製品と必ずしも一致しない部分があることを付記しておく。また各図面は符号の向きに見るものとし、当該向きを基本に上下左右、手前、奥と表現する。
〈ストリングスの構成〉
図1に示しているように、本発明の実施形態の一例として示したストリングス10は、その表面に、凹凸付与材として機能する複数の繊維材20が貼付されている。この繊維材20は、例えば、パラ系アラミド繊維、ポリアリレート繊維、PBO繊維、超高分子量ポリエチレン繊維等を、単独で、又は、複数種類の繊維が組み合わされた形で使用されている。なお、繊維材20のストリングス10表面への貼付方法は、接着剤を用いて接着してもよいし、ストリングス10の表面をコーティングするコーティング剤で、繊維材20と共にコーティングして固定するなど、種々の方法で貼付することが可能である。
また、図1に示しているように、繊維材20の長さLは、繊維材20の直径Dよりも短くならないように構成されており、望ましくは、繊維材20の長さLが、繊維材20の直径Dの4倍以上とすることが望ましい。このように、繊維材20の長さLが当該繊維剤20の直径Dよりも短くならない程度に細断し、ストリングス10の表面に凹凸付与剤として貼付することによって、ストリングス10自体の耐久性や使用感(打球感)に影響を与えることなく、低コストで、被打体との摩擦係数を高めたストリングス10を実現しているのである。
また、繊維材20の長さLを、当該繊維材10の直径Dの4倍以上とすることで、凹凸高さに比較して繊維材20とストリングス10表面との貼付面積(接着面積)を稼ぐことができるので、脱落し難く且つ耐久性のある状態で、繊維材20をストリングス10表面に固定することが可能となっている。
また、図1に示しているように、繊維材20の長手方向が、ストリングス10の長手方向に沿うように貼付されるのが望ましい。このように、繊維材20の長手方向とストリングス10の長手方向を揃えることによって、ストリングス10をラケットに張り上げる際に凹凸付与剤としての繊維材20が、摩擦によって脱落することを防止できる。即ち、ストリングス10を張り上げる際にかかる摩擦はストリングスの長さ方向に発生する摩擦であるから、繊維材20をその方向に沿って配置することで(摩擦が係る方向に向いているのは繊維材20の太さ(直径D)の面でしかないため)、摩擦自体を受け難くし、脱落を防止しているのである。即ち、見方を変えれば、ストリングス10の長さ方向への抵抗は大きく増大しないため、ストリングス10の張設性の低下を、最低限に抑えている。
但し、図2に示しているように、繊維材20の方向が、必ずしもストリングス10の長手方向に沿っていない場合でも、ストリングス10の耐久性や使用感(打球感)に影響を与えることなく、被打体との摩擦係数を向上させ、スピン等のボールコントロールを行い易いストリングスを実現することができる。
また、繊維材20の長さLは、ストリングス10がラケットに張られる際の、縦ストリングス10aと横ストリングス10bで形成される格子の間隔d(図3参照)より短く構成することが望ましい。このように構成することによって、繊維材20の少なくとも一端面(即ち凹凸)が必ず格子間隔の間に位置することとなるため、貼付された繊維材20によって確実に被打体との摩擦係数を高めることが可能となる。
10・・・ストリングス(ガット)
10a・・・縦ストリングス
10b・・・横ストリングス
20・・・繊維材(凹凸付与材)
L・・・繊維材の長さ
D・・・繊維材の直径
d・・・縦ストリングスと横ストリングスとで形成された格子の間隔

Claims (4)

  1. ストリングスの表面に、凹凸付与剤として、長さが直径よりも短くならない程度に細断した繊維材を貼付した
    ことを特徴とするストリングス。
  2. 請求項1において、
    前記繊維材の長さは、前記繊維材の直径の4倍以上である
    ことを特徴とするストリングス。
  3. 請求項1又は2において、
    前記繊維材の長手方向が、前記ストリングスの長手方向に沿うように貼付されている
    ことを特徴とするストリングス。
  4. 請求項1〜3のいずれかにおいて、
    前記繊維材の長さは、前記ストリングスがラケットに張られる際の、縦ストリングスと横ストリングスで形成される格子の間隔より短い
    ことを特徴とするストリングス。

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