JP2017023306A - インソール - Google Patents

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JP2017023306A JP2015143559A JP2015143559A JP2017023306A JP 2017023306 A JP2017023306 A JP 2017023306A JP 2015143559 A JP2015143559 A JP 2015143559A JP 2015143559 A JP2015143559 A JP 2015143559A JP 2017023306 A JP2017023306 A JP 2017023306A
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厚志 杉浦
直治 境
Naoji Sakai
直治 境
幹雄 小川原
Mikio Ogawara
幹雄 小川原
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Abstract

【課題】ハイヒールの靴底に装着することによって、足裏が靴底に対して前方にずれることを効果的に抑制できるインソールを提供すること。【解決手段】このインソール10は、可撓性材料からなる。インソール10の上面には、踵前隆起部11が設けられる。踵前隆起部11は、足の踵部の前側部分に当接するように、且つ、インソール10の横方向の両端部間を連続して横断するように隆起した隆起部である。インソール10には、踵周囲隆起部12、内側縦アーチ隆起部13、外側縦アーチ隆起部14、及び、前側横アーチ隆起部15も設けられているが、踵前隆起部11は、これらの隆起部とは孤立している。インソール10における「隆起部が形成されていない全ての部分」の厚さは2mm以下と極めて薄い。従って、インソール10における「足の踵部の荷重を受ける部分」(=隆起部が形成されていない部分)も極めて薄い。【選択図】図3

Description

本発明は、インソールに関する。「インソール」とは、「履物用の中敷きパッド」を指す。
従来より、履物内部の脱臭作用の発揮に加え、「履き心地」及び「歩き心地」の向上、並びに、足の骨格矯正等を目的として、種々のインソールが開発されてきている(例えば、特許文献1、2を参照)。
特許第5319179号公報 特許第5390834号公報
以下、本明細書では、ヒール高さ(足の爪先部が接触する面と、足の踵部が接触する面と、の高低差)が40mm以上の履物を「ハイヒール」と定義する。なお、ハイヒールのうち「履き口である足の甲部分が大きく開き、且つ、足の爪先部及び踵部の少なくとも一方が覆われたもの」を、特に、「パンプス」と呼ぶこともある。
近年、特に婦人靴として、ハイヒールの人気が高まってきている。一般に、ハイヒールを履く場合、足の踵部が足の爪先部に対して高い位置にあるため、足裏が靴底に対して前方にずれ易い。足裏が靴底に対して前方にずれると、「ハイヒールにおける爪先部の周囲を覆う部分」と「足の爪先部」との間の接触圧力が増大し易い。この結果、足の爪先部に痛みが生じ易いなどの種々の問題が生じ得る。
本発明者は、この問題に対処するため、ハイヒール用のインソールについて、種々の研究・実験を行った。その結果、本発明者は、ハイヒールの靴底に装着することによって、足裏が靴底に対して前方にずれることを効果的に抑制できるインソールの開発に成功した。
即ち、本発明の目的は、ハイヒールの靴底に装着することによって、足裏が靴底に対して前方にずれることを効果的に抑制できるインソールを提供することにある。
本発明に係る「可撓性材料からなるインソール」の特徴は、「前記インソールの上面に、足の踵部の前側部分に当接するように、且つ、前記インソールの横方向の両端部間を連続して横断するように隆起した踵前隆起部を備えた」点(特徴1)、並びに、「前記インソールにおける前記踵前隆起部の後側であって足の踵部の荷重を受ける部分の最小厚さが2mm以下である」点(特徴2)にある。
上記特徴1によれば、本発明に係るインソールをハイヒールの靴底に装着した状態にてハイヒールを履くと、足の踵部の前側部分が「踵前隆起部」に当接する。従って、足裏が靴底に対して前方にずれようとしても、足の踵部の前側部分が「踵前隆起部」からこの「ずれ」を阻害する方向の力(後向きの力)を受け得る。この結果、足裏が靴底に対して前方にずれることが効果的に抑制され得る。
加えて、上記特徴2によれば、インソールにおける「足の踵部の荷重を受ける部分」(厚さが2mm以下)が非常に薄い。通常、ハイヒールにおける足の踵部の周囲を覆う部分の高さは低い。従って、「足の踵部の荷重を受ける部分」が厚い(例えば、厚さが5mm以上の)インソールを装着したハイヒールを履くと、足の踵部が靴底から浮いた状態に見え易くなることによって、見栄えが悪くなる、という問題が生じ得る。この点、上記のように、「足の踵部の荷重を受ける部分」が非常に薄い本発明に係るインソールを装着したハイヒールを履いた場合、足の踵部が靴底から浮いた状態には見え難くなる。この結果、見栄えが悪くなるという問題が発生し難い。
上記本発明に係る可撓性材料からなるインソールでは、ハイヒールの靴底の湾曲した形状に沿うように、足の踵部に対応する部分の下面が、足の爪先部に対応する部分の下面に対して、40mm以上高い位置にあることが好適であるが、インソールの下面の全体が平坦(即ち、足の踵部に対応する部分の下面と、足の爪先部に対応する部分の下面と、の高低差がゼロ)であってもよい。インソールの下面の全体が平坦である場合であっても、インソールが可撓性材料で構成されているので、インソールをハイヒールの靴底の湾曲した形状に沿うように撓ませた状態で使用することができる。
上記本発明に係るインソールでは、前記インソールを上方からみたとき、前記踵前隆起部が、横方向に直線状に延びる形状、又は、前記横方向の中央部分が後側に突出するように湾曲した形状を有していてもよいが、前記踵前隆起部が、前記横方向の中央部分が前側に突出するように湾曲した形状を有することが好適である。
人の足を上方からみたとき、足の踵部の前側部分は、横方向の中央部分が前側に突出するように湾曲した形状を有している。従って、上記構成によれば、上方からみたときの「踵前隆起部」の形状を、上方からみたときの足の踵部の前側部分の形状に近づけることができる。これにより、足の踵部の前側部分と「踵前隆起部」との接触面積が広くなり、接触面圧を下げることができる。この結果、足の踵部の前側部分に痛みが生じ難くなる。
上記本発明に係るインソールの上面には、「踵前隆起部」以外にも、種々の隆起部が、他の隆起部とは孤立して設けられていてもよい。具体的には、例えば、「足の踵部の周囲を取り囲むように隆起した踵周囲隆起部」、「足裏のアーチ部を構成する内側縦アーチ部と当接するように隆起した内側縦アーチ隆起部」、「足裏のアーチ部を構成する外側縦アーチ部と当接するように隆起した外側縦アーチ隆起部」、及び、「足裏のアーチ部を構成する前側横アーチ部と当接するように隆起した前側横アーチ隆起部」のうちの1つ以上の隆起部が設けられ得る。
上記本発明に係るインソールでは、前記インソールにおける前記各隆起部が形成されている部分の最大厚さが4mmより大きく、前記インソールにおける前記隆起部が形成されていない全ての部分の厚さが2mm以下であることが好適である。
これによれば、インソールにおける前記隆起部が形成されていない部分(厚さが2mm以下)が全域に亘って極めて薄い。従って、このインソールを装着したハイヒールを履いた場合、足の踵部のみならず足裏の全域が靴底から浮いた状態には見え難くなる。この結果、見栄えがより一層良くなる。
上記本発明に係るインソールの全体は、単一の前記可撓性材料によって一体に形成され得る。或いは、上記本発明に係るインソールは、「インソール本体」と「隆起部材」とで構成され得る。「インソール本体」とは、「全ての部分の厚さが2mm以下で一定であり、且つ、前記各隆起部が形成されている部分の下面には対応する前記隆起部の隆起形状に対応する形状の窪みが形成された、前記可撓性材料からなる部材」である。「隆起部材」とは、「前記インソール本体の下面の前記各窪みに接合された、対応する前記隆起部の隆起形状を有する部材」である。
前記隆起部材は、前記インソール本体を構成する前記可撓性材料より可撓性が小さい(即ち、硬い、又は、気泡率が小さい)材料からなることが好適である。前記隆起部材は、可撓性材料で構成されていても、それ以外の材料で構成されていてもよい。前記隆起部材は、前記インソール本体の下面の前記窪みに、脱着可能に、又は、脱着不能に接合され得る。
本発明の実施形態に係るインソールの全体の斜視図である。 図1に示すインソールをハイヒールの靴底に装着した状態を示す斜視図である。 図1に示すインソールの上面図である。 図1に示すインソールの左側面図である。 図3のA−A断面図、B−B断面図、C−C断面図、D−D断面図、及び、E−E断面図である。 足裏のアーチ部を構成する、内側縦アーチ部、外側縦アーチ部、及び、前側横アーチ部を説明するための図である。 図1に示すインソールの変形例に係るインソールの図5に対応する図である。
以下、本発明の実施形態であるインソール10について図面を参照しつつ説明する。
(形状)
図1に示すように、インソール10は、ハイヒール用であるため、ハイヒールの靴底の湾曲した形状に沿うように、足の踵部(図6を参照)に対応する部分の下面が足の爪先部(図6を参照)に対応する部分の下面に対して高い位置にある。図2は、インソール10をハイヒールの靴底に装着した状態を示す斜視図である(ハイヒールにおける足の周囲を覆う部分の記載は省略してある)。なお、インソール10は、左足用であるが、右足用のインソールは、インソール10に対して横方向に対称の形状を有している。
インソール10の全体は、単一の可撓性材料によって一体に形成されている。このため、インソールの下面の全体が平坦な形状を有していてもよい。この場合、インソールをハイヒールの靴底の湾曲した形状に沿うように撓ませることによって、ハイヒール用として使用することができる。
図3〜図5に示すように、インソール10の上面には、踵前隆起部11、踵周囲隆起部12、内側縦アーチ隆起部13、外側縦アーチ隆起部14、及び、前側横アーチ隆起部15が設けられている。各隆起部はそれぞれ、他の隆起部と孤立している。踵前隆起部11は必須であるが、それ以外の隆起部はなくてもよい。
インソール10における「隆起部」が形成されていない全ての部分の厚さ(図4及び図5の寸法Tを参照)は、2mm以下で一定である。インソール10における足の踵部に対応する部分の下面と、インソール10における足の爪先部に対応する部分の下面と、の高低差(図4の寸法Hを参照)は、40mm以上である。
以下、ある隆起部の「隆起高さ」を、「隆起部が形成されていない部分の上面からその隆起部が突出する高さの最大値」と定義し、上面のある箇所における「厚さ」を、「上面のその箇所を通り且つ下面に垂直な直線におけるインソールの内部に対応する範囲の長さ」と定義する。
踵前隆起部11は、足の踵部の前側部分に当接するように、且つ、インソール10の横方向の両端部間を連続して横断する隆起部である。図3から理解できるように、インソール10を上方からみたとき、踵前隆起部11は、横方向の中央部分が前側に突出するように湾曲した形状を有している。踵前隆起部11の隆起高さは2mmより大きい。インソール10における踵前隆起部11が形成されている部分の最大厚さは3mmより大きい。
踵前隆起部11の後側にある「足の踵部の荷重を(最も)受ける部分」(図3の点P付近を参照)は、「隆起部」が形成されていない部分に相当する。従って、「足の踵部の荷重を受ける部分」の最小厚さは、2mm以下である。
踵周囲隆起部12は、インソール10の上面の後端部周縁に、足の踵部の周囲を取り囲むように隆起した隆起部である。踵周囲隆起部12の隆起高さは2mmより大きい。インソール10における踵周囲隆起部12が形成されている部分の最大厚さは3mmより大きい。
内側縦アーチ隆起部13は、足裏のアーチ部を構成する内側縦アーチ部(図6を参照)と当接するように隆起した隆起部である。内側縦アーチ隆起部13の隆起高さは4mmより大きい。インソール10における内側縦アーチ隆起部13が形成されている部分の最大厚さは3mmより大きい。
外側縦アーチ隆起部14は、足裏のアーチ部を構成する外側縦アーチ部(図6を参照)と当接するように隆起した隆起部である。外側縦アーチ隆起部14の隆起高さは2mmより大きい。インソール10における外側縦アーチ隆起部14が形成されている部分の最大厚さは3mmより大きい。
前側横アーチ隆起部15は、足裏のアーチ部を構成する前側横アーチ部(図6を参照)と当接するように隆起した隆起部である。前側横アーチ隆起部15の隆起高さは2mmより大きい。インソール10における前側横アーチ隆起部15が形成されている部分の最大厚さは3mmより大きい。
(材質)
上述のように、インソール10の全体は、単一の可撓性材料で構成されている。可撓性材料としては、典型的には、EVA樹脂(エチレン・酢酸ビニル共重合樹脂)が挙げられる。その他、ラバー、ポリウレタン、ポリエチレン等が挙げられる。また、緩衝性が高い発泡性素材からなることが好ましい。発泡素材の気泡率(全体積に対する、多数の気泡が占める体積の総和の割合)は限定されない。
(製造方法)
インソール10の製造方法としては、切削加工、型成形、その他の周知の加工方法が任意に選択され得る。特に、切削加工の場合、各個人の足裏の三次元形状や荷重分布等を測定し、それらの測定データを利用して各個人専用のインソール(所謂、カスタムインソール)を作成することができる。
切削加工によってカスタムインソールを作成する手順の一例は以下のとおりである。先ず、カスタムインソールの作成を希望されるお客様が既に使用している履物に使用されているインソールをその履物から取り出し、そのインソールから、カスタムインソールの作成に必要となる各種寸法等を事前に測定・記憶しておく。
次に、そのお客様に、履物を脱いだ状態で「足裏の三次元形状や荷重分布等を測定する機械」の上に乗ってもらい、そのお客様の足裏の三次元形状及び荷重分布等を測定・記憶する。続いて、測定・記憶された足裏の三次元形状や荷重分布等を表すデータを利用して、専用のソフト等を用いて、そのお客様専用のカスタムインソールを設計する。
次に、専用のソフト等を利用して、設計されたカスタムインソールの三次元形状等に基づいて、インソール用材料の加工用データを作成する。この加工用データを、切削機を制御する制御盤に入力する。そして、切削機に、加工に供されるインソール用材料をセットして、切削機を用いてインソール用材料の切削加工を行う。これにより、カスタムインソールが成形され得る。切削機による切削には、エンドミル等が使用され得る。
カスタムインソールの下面の全体が平坦な場合、インソール用材料の上面側(及び側面側)のみをエンドミル等によって切削加工することによって、カスタムインソールが成形され得る。また、図1に示すインソール10のように、インソールの下面が屈曲している場合、インソール用材料の上面側、側面側、及び下面側の全てをエンドミル等によって切削加工することによって、カスタムインソールが成形され得る。
(作用・効果)
以下、本発明の実施形態であるインソール10の作用・効果について述べる。
(1)
インソール10の上面には、踵前隆起部11が設けられている。従って、インソール10をハイヒールの靴底に装着した状態にてハイヒールを履くと、足の踵部の前側部分が踵前隆起部11に当接する。従って、足裏が靴底に対して前方にずれようとしても、足の踵部の前側部分が踵前隆起部11からこの「ずれ」を阻害する方向の力(後向きの力)を受け得る。この結果、足裏が靴底に対して前方にずれることが効果的に抑制され得る。
(2)
インソール10における「足の踵部の荷重を受ける部分」(図3の点P付近を参照)の最小厚さが2mm以下である。従って、インソール10における「足の踵部の荷重を受ける部分」が非常に薄い。通常、ハイヒールにおける足の踵部の周囲を覆う部分の高さは低い。従って、「足の踵部の荷重を受ける部分」が厚い(例えば、厚さが5mm以上の)インソールを装着したハイヒールを履くと、足の踵部が靴底から浮いた状態に見え易くなることによって、見栄えが悪くなる。この点、インソール10では、「足の踵部の荷重を受ける部分」が非常に薄いので、インソール10を装着したハイヒールを履いた場合、足の踵部が靴底から浮いた状態には見え難くなる。この結果、見栄えが悪くなるという問題が発生し難い。
(3)
インソール10では、インソール10を上方からみたとき、踵前隆起部11が、横方向の中央部分が前側に突出するように湾曲した形状を有している。ここで、人の足を上方からみたとき、足の踵部の前側部分は、横方向の中央部分が前側に突出するように湾曲した形状を有している。従って、この構成によれば、上方からみたときの踵前隆起部11の形状を、上方からみたときの足の踵部の前側部分の形状に近づけることができる。これにより、足の踵部の前側部分と踵前隆起部11との接触面積が広くなり、接触面圧を下げることができる。この結果、足の踵部の前側部分に痛みが生じ難くなる。
(4)
インソール10では、踵周囲隆起部12が設けられている。従って、インソール10を装着したハイヒールを履いた場合、足の踵部の全体がより一層サポートされるので、足の踵部の疲労度合が軽減され得る。同様に、インソール10では、内側縦アーチ隆起部13、外側縦アーチ隆起部14、及び、前側横アーチ隆起部15が設けられている。従って、足裏のアーチ部の全体がより一層サポートされるので、足裏の疲労度合が軽減され得る。
(5)
インソール10では、種々の「隆起部」が形成されていない部分(厚さが2mm以下)が全域に亘って極めて薄い。従って、インソール10を装着したハイヒールを履いた場合、足の踵部のみならず足裏の全域が靴底から浮いた状態には見え難くなる。この結果、見栄えがより一層良くなる。
本発明は上記実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用することができる。例えば、上記実施形態では、インソール10の全体が単一の可撓性材料によって一体に形成されており、インソール10が単層構造のインソールとなっている。これに対し、インソール10の上面の全域に亘って、インソール10とは物性(材料の種類、硬さ、気泡率等)が異なる薄膜を接着・積層して、2層構造のインソールを作成してもよい。このとき、この薄膜は、インソール10を構成する可撓性材料より可撓性が大きい(即ち、柔らかい、又は、気泡率が大きい)材料からなることが好適である。この薄膜は、可撓性材料で構成されていても、それ以外の材料で構成されていてもよい。
また、上記実施形態では、インソール10の全体が単一の可撓性材料によって一体に形成されているが(図5を参照)、図5に対応する図7に示すように、インソールが、「インソール10に相当するインソール本体20」と、「隆起部材21〜25」と、で構成され得る。
インソール本体20では、全ての部分の厚さが2mm以下で一定である。加えて、隆起部11〜15が形成されている部分の下面には対応する隆起部の隆起形状に対応する形状の窪みが形成されている。インソール本体20は、インソール10と同様、可撓性材料で構成される。
各隆起部材21〜25は、それぞれ、隆起部11〜15の隆起形状を有する。各隆起部材21〜25は、インソール本体20の下面の対応する窪みにそれぞれ接合されている。隆起部材21〜25をインソール本体20の下面の対応する窪みにそれぞれ接合することによって、図1〜図5に示すインソール10と同じ全体形状のインソールが得られる。
隆起部材21〜25は、インソール本体20を構成する可撓性材料より可撓性が小さい(即ち、硬い、又は、気泡率が小さい)材料からなることが好適である。隆起部材21〜25は、可撓性材料で構成されていても、それ以外の材料で構成されていてもよい。
隆起部材21〜25は、インソール本体20の下面の前記窪みに、脱着可能に、又は、脱着不能に接合され得る。隆起部材21〜25を脱着可能に接合する場合、例えば、インソール本体20の下面の窪みと、隆起部材21〜25の上面(隆起部分)と、にループ−フック式の接着テープ(典型的には、マジックテープ(登録商標))を設ける構造が採用され得る。
10…インソール、11…踵前隆起部、12…踵周囲隆起部、13…内側縦アーチ隆起部、14…外側縦アーチ隆起部、15…前側横アーチ隆起部、20…インソール本体、21〜25…隆起部材

Claims (9)

  1. 可撓性材料からなるインソールであって、
    前記インソールの上面に、足の踵部の前側部分に当接するように、且つ、前記インソールの横方向の両端部間を連続して横断するように隆起した踵前隆起部を備え、
    前記インソールにおける前記踵前隆起部の後側であって足の踵部の荷重を受ける部分の最小厚さが2mm以下である、インソール。
  2. 請求項1に記載のインソールにおいて、
    前記インソールを上方からみたとき、前記踵前隆起部は、前記横方向の中央部分が前側に突出するように湾曲した形状を有する、インソール。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のインソールであって、
    前記インソールの上面の後端部周縁に、他の隆起部とは孤立して、足の踵部の周囲を取り囲むように隆起した踵周囲隆起部を備えた、インソール。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載のインソールであって、
    前記インソールの上面に、他の隆起部とは孤立して、足裏のアーチ部を構成する内側縦アーチ部と当接するように隆起した内側縦アーチ隆起部、前記足裏のアーチ部を構成する外側縦アーチ部と当接するように隆起した外側縦アーチ隆起部、及び、前記足裏のアーチ部を構成する前側横アーチ部と当接するように隆起した前側横アーチ隆起部、のうちの1つ以上の隆起部を備えた、インソール。
  5. 請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載のインソールにおいて、
    前記インソールにおける前記各隆起部が形成されている部分の最大厚さが3mmより大きく、前記インソールにおける前記隆起部が形成されていない全ての部分の厚さが2mm以下である、インソール。
  6. 請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載のインソールにおいて、
    前記インソールの全体が単一の前記可撓性材料によって一体に形成された、インソール。
  7. 請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載のインソールにおいて、
    全ての部分の厚さが2mm以下で一定であり、且つ、前記各隆起部が形成されている部分の下面には対応する前記隆起部の隆起形状に対応する形状の窪みが形成された、前記可撓性材料からなるインソール本体と、
    前記インソール本体の下面の前記各窪みに接合された、対応する前記隆起部の隆起形状を有する1つ又は複数の隆起部材と、
    を備えたインソール。
  8. 請求項7に記載のインソールにおいて、
    前記各隆起部材は、前記インソール本体を構成する前記可撓性材料より可撓性が小さい材料からなる、インソール。
  9. 請求項1乃至請求項8の何れか一項に記載のインソールにおいて、
    前記インソールにおける足の踵部に対応する部分の下面が、前記インソールにおける足の爪先部に対応する部分の下面に対して、40mm以上高い位置にある、インソール。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021205681A1 (ja) * 2020-04-07 2021-10-14 株式会社ラシーヌ インソール

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