JP2017023283A - 心電図検査装置 - Google Patents

心電図検査装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017023283A
JP2017023283A JP2015143197A JP2015143197A JP2017023283A JP 2017023283 A JP2017023283 A JP 2017023283A JP 2015143197 A JP2015143197 A JP 2015143197A JP 2015143197 A JP2015143197 A JP 2015143197A JP 2017023283 A JP2017023283 A JP 2017023283A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waveform
arrhythmia
waveforms
pace map
similarity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015143197A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6646372B2 (ja
Inventor
弘誠 高橋
Hiromasa Takahashi
弘誠 高橋
拓 村上
Hiroshi Murakami
拓 村上
宏行 大月
Hiroyuki Otsuki
宏行 大月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fukuda Denshi Co Ltd
Original Assignee
Fukuda Denshi Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fukuda Denshi Co Ltd filed Critical Fukuda Denshi Co Ltd
Priority to JP2015143197A priority Critical patent/JP6646372B2/ja
Publication of JP2017023283A publication Critical patent/JP2017023283A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6646372B2 publication Critical patent/JP6646372B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Electrotherapy Devices (AREA)
  • Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)

Abstract

【課題】心臓の異常部位を検査するための検査時間を短縮できる、心電図検査装置を提供すること。【解決手段】類似度算出部204は、ユーザーにより指定された1つの不整脈波形又は1つのペースマップ波形を基準波形にして、その基準波形に対する複数のペースマップ波形又は複数の不整脈波形の類似度を算出する。順位付け部205は、類似度算出部204によって得られた類似度に基づいて、複数のペースマップ波形又は複数の不整脈波形を順位付けする。表示制御部203は、順位付け部205によって順位付けされた順にペースマップ波形又は不整脈が並んで表示されるようにディスプレイ20を制御する。【選択図】図9

Description

本発明は、不整脈波形と電気刺激を与えたときのペースマップ波形とを同一画面に同時に表示する、心電図検査装置に関する。
現在、心室頻拍(VT)や多発する心室期外収縮(VPC)等の頻脈性不整脈に対して、心筋を焼灼(アブレーション)して頻脈性不整脈の発生を抑えるという治療が行われている。この際、心臓の各部位を電気刺激し、自然発生した頻脈性不整脈の心電波形である不整脈波形と、各部位を電気刺激したときに現れる心電波形であるペースマップ波形(ペーシング波形と言ってもよい)とを比較し、不整脈波形と同一又は似たペースマップ波形が得られた電気刺激部位をアブレーションする部位として選択する。因みに、心電波形としては、例えば体表面12誘導心電図が用いられる。
このような、不整脈波形とペースマップ波形とを利用した例を、図1を用いて説明する。ディスプレイの同一画面上に不整脈波形W1とペースマップ波形W2とを同時に表示する。不整脈波形W1とペースマップ波形W2が似ていると判断したときに、医師は電気刺激した部位がVPC等の起源であると判断し、その部位をアブレーションする。また、装置により算出された不整脈波形W1とペースマップ波形W2との類似度がディスプレイに表示され(図1の「94.3」、「96.1」………)、医師はこの類似度を参照してその部位をアブレーションするか否かの判断を行う。このような不整脈波形とペースマップ波形とを利用した技術については、例えば特許文献1に記載されている。
特開2006−025836号公報
ところで、心臓の異常部位の検査は、心臓の各刺激部位に応じた複数のペースマップ波形を不整脈波形と比較することで行う。このため、比較に要する時間が長くなり、結果として検査時間が長くなる欠点がある。加えて、心臓の異常部位が複数箇所存在する場合には、複数種類の不整脈波形が存在することとなり、このような場合には比較対象も増えるため、一層検査時間が長くなる。
本発明は、以上の点を考慮してなされたものであり、心臓の異常部位を検査するための検査時間を短縮できる、心電図検査装置を提供する。
本発明の心電図検査装置の一つの態様は、
基準となる不整脈波形に対する複数のペースマップ波形の類似度、及び又は、基準となるペースマップ波形に対する複数の不整脈波形の類似度を算出する類似度算出部と、
前記類似度の順に前記複数のペースマップ波形を並べて表示する、及び又は、前記類似度の順に前記不整脈波形を並べて表示する表示部と、
を備える。
本発明によれば、医療従事者に、不整脈波形とペースマップ波形との類似度の関係を一括して見易い形で提供でき、この結果、医療従事者は心臓の異常部位を把握し易くなり、心臓の異常部位を検査するための検査時間を短縮できるようになる。
従来の不整脈波形とペースマップ波形の表示例を示す図 実施の形態に係るポリグラフの全体構成を示す概略図 実施の形態における不整脈波形とペースマップ波形の表示例を示す図 実施の形態における不整脈波形とペースマップ波形の表示例を示す図 不整脈波形の取り込み画面を示す図 不整脈波形の取り込み画面を示す図 ペースマップ波形の取り込み画面を示す図 ペースマップ波形の取り込み画面を示す図 実施の形態による表示を実現するための構成を示すブロック図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
<ポリグラフの全体構成>
図2は、本実施の形態によるポリグラフ100の全体構成を示す外観図である。本実施の形態のポリグラフ100は、心臓カテーテル用検査装置として用いられるポリグラフである。また、ポリグラフ100は、体表面心電図及び心内心電図を計測及び解析する機能を有する。このため、ポリグラフ100は心電図検査装置と呼ぶこともできる。
ポリグラフ100は、本体ユニット200と、インターフェースユニット300と、EPS(Electrophysiological Study:電気生理学的検査)ユニット400と、を有する。本体ユニット200とインターフェースユニット300はケーブルL1によって接続されており、インターフェースユニット300とEPSユニット400はケーブルL2によって接続されている。なお、図では、インターフェースユニット300を介して本体ユニット200とEPSユニット400を接続した例を示しているが、本体ユニット200とEPSユニット400をケーブルL2によって直接接続してもよい。
本体ユニット200には、専用キーボード11、キーボード12、マウス13等の入力装置10と、複数のディスプレイ20(21、22、23)と、サーマルレコーダ30等の記録装置と、が接続されている。また、本体ユニット200には、インターフェースユニット300が接続されている。本体ユニット200は、ポリグラフ100の中央処理ユニットとしての機能を有する。本体ユニット200は、インターフェースユニット300を介して入力した各生体情報に対してプログラムに従った演算処理や解析処理を施すことにより、各生体情報を所望の表示形態でディスプレイ20に表示する。また、本体ユニット200は、入力装置10から入力された操作信号に基づいて、各生体情報の表示形態や、インターフェースユニット300及びEPSユニット400、並びにそれらに接続される各装置の動作を制御するようになっている。
インターフェースユニット300は、ECG(心電図)用入力端子、非観血血圧用入力端子、SpO用入力端子及び体温用入力端子などからなる生体情報入力端子群310を有する。また、インターフェースユニット300は、ECG用出力端子311及び観血血圧用出力端子312を有する。また、インターフェースユニット300は、専用キーボードを接続するための入力端子313等を有する。
インターフェースユニット300には、アンプが内蔵されており、生体情報入力端子群310から入力された所定の信号はアンプによって増幅された後に本体ユニット200に出力される。
EPSユニット400は、刺激用のケーブルが接続される端子411、アブレーター用のケーブルが接続される端子412を有し、EPSユニット400は、これらの端子411、412を介して刺激装置(図示せず)及びアブレーター装置(図示せず)と接続される。また、EPSユニット400は、体表面心電図用入力端子413を有し、この端子413には被検者の体表に装着された電極が接続される。これにより、刺激装置によって心臓の所定部位に刺激を与えたときの体表面心電図を得ることができる。本実施の形態の場合には、体表面心電図用入力端子413には12誘導心電図を得るための電極が接続される。
さらに、EPSユニット400は、中継ボックス500、510が接続される端子414、415を有する。各中継ボックス500、510には、電極カテーテルに設けられた各電極に対応する端子を接続するための多数の端子600が設けられている。
本実施の形態の場合には、1つの中継ボックス500(510、520、530)に双極で40チャネル(つまり80個の端子600)が設けられている。EPSユニット400は2つの中継ボックス500、510を接続できるようになっており、従ってEPSユニット400は80(=2×40)チャネル分の心内心電波形を入力可能とされている。
さらに、EPSユニット400には、拡張用のEPSユニット410が接続可能とされている。拡張用EPSユニット410も2つの中継ボックス520、530を接続できるようになっており、従ってEPSユニット400は拡張用EPSユニット410を接続すれば、160(=4×40)チャネル分の心内心電波形の信号を入力することができる。
EPSユニット400および拡張用のEPSユニット410には、アンプが内蔵されており、中継ボックス500、510、520、530から入力された心内心電波形はアンプによって増幅された後、インターフェースユニット300を介して本体ユニット200に送出される。また、刺激用のケーブルが接続される端子411から入力された刺激装置(図示せず)からの刺激信号は中継ボックス500(510、520、530)を介して電極カテーテル(図示せず)に出力される。さらに、電極カテーテルから心臓へと実際に与えられた刺激信号に基づく刺激波形は、心内心電波形と共にEPSユニット400および拡張用のEPSユニット410のアンプによって増幅された後、インターフェースユニット300を介して本体ユニット200に送出される。また、EPSユニット400は、ECG用出力端子416、スピーカ417を有する。
<不整脈波形及びペースマップ波形の表示>
図3は、本実施の形態による不整脈波形及びペースマップ波形の表示例を示す図である。図3の画像は、ディスプレイ20(つまりディスプレイ21、22、23のいずれか)に表示される。因みに、不整脈波形とは患者に電気刺激を与えない状態で得られる異常興奮の体表面心電波形であり、ペースマップ波形とは患者の心臓の所定部位に電気刺激を与えて意図的に異常興奮を発生させたときに得られる異常興奮の体表面心電波形である。不整脈波形及びペースマップ波形は、EPSユニット400の体表面心電図用入力端子413に接続された電極を用いて計測される。なおこれに限らず、不整脈波形をインターフェースユニット300の生体情報入力端子群310の中のECG(心電図)用入力端子に接続された電極を用いて計測してもよい。
図3に示すように、本実施の形態では、同一画面内に、複数の不整脈波形表示領域F1、F2、F3、F4と、複数のペースマップ波形表示領域P1、P2、P3、P4とを、配置するようになっている。より詳細には、不整脈波形表示領域FAと、ペースマップ波形表示領域PAとが横方向に並んで配置され、不整脈波形表示領域FAには複数の不整脈波形表示領域F1、F2、F3、F4が表示され、ペースマップ波形表示領域PAには複数のペースマップ波形表示領域P1、P2、P3、P4が配置される。
加えて、画面には並べ替えボタンSBが表示される。本実施の形態の場合、並べ替えボタンSBとして、スコア順並べ替えボタンS1、S2、時系列順並べ替えボタンS3が表示される。
図3に示すように、ユーザーによってスコア順並べ替えボタンS1が選択操作されると(この選択操作は、例えば、カーソルをスコア順並べ替えボタンS1に合わせてマウスをクリックする操作でもよいし、ディスプレイ20がタッチパネル構成の場合には、スコア順並べ替えボタンS1をタッチする操作でもよい)、不整脈波形表示領域F1の不整脈波形#5を基準に、ペースマップ波形#8、#5、#3、#2が類似度の高い順に並べて表示される。図3の例では、不整脈波形表示領域F1の不整脈波形#5と、各ペースマップ波形#8、#5、#3、#2の類似度は#8→#5→#3→#2の順に高いので、ペースマップ波形表示領域P1、P2、P3、P4には、この順にペースマップ波形が表示されている。
因みに、類似度は完全に一致したときを「100」とし、正負反対のものは「−」で表される。12誘導心電波形の各波形間で類似度が算出され、12個の類似度の平均値が不整脈波形#5に対する各ペースマップ波形#8、#5、#3、#2の類似度スコアとされる。図3の例では、不整脈波形#5に対する各ペースマップ波形#8、#5、#3、#2の類似度スコアは、それぞれ、「87」、「32」、「31」、「31」となっている。
図4に示すように、ユーザーによってスコア順並べ替えボタンS2が選択操作されると、ペースマップ波形表示領域P1のペースマップ波形#12を基準に、不整脈波形#9、#5、#4、#3が類似度の高い順に並べて表示される。図4の例では、ペースマップ波形表示領域P1のペースマップ波形#12と、各不整脈波形#9、#5、#4、#3の類似度は#9→#5→#4→#3の順に高いので、不整脈波形表示領域F1、F2、F3、F4には、この順に不整脈波形が表示されている。図4の例では、ペースマップ波形#12に対する各不整脈波形#9、#5、#4、#3の類似度スコアは、それぞれ、「100」、「33」、「32」、「32」となっている。
また、ユーザーによって時系列順並べ替えボタンS3が選択操作されると、複数の不整脈波形及び複数のペースマップ波形が、計測された時間順に表示されるようになっている(図示せず)。このように不整脈波形及びペースマップ波形を時間順に並べることもできるようにしたことにより、例えば、医療従事者は、不整脈波形及びペースマップ波形の時間的な前後関係を見ながら、異常箇所の判断や、基準となる不整脈波形、ペースマップ波形の選択を行うことができるようになる。
次に、類似度を算出する対象の不整脈波形及びペースマップ波形を取り込んでから、図3及び図4に示すような表示を行うまでの動作について説明する。
まず、不整脈1が発生すると、その不整脈波形を取り込む。具体的には、図5のような画面において、ユーザーが画面右側の12誘導心電波形中で不整脈が発生していると判断した時点を指定すると、その時点の波形(例えば指定された時点を含む1秒幅の波形)が不整脈波形#1として本体ユニット200に記憶される。図5の例では、この取り込まれた不整脈波形#1が画面左側に表示される。
次に、不整脈2が発生すると、その不整脈波形を取り込む。具体的には、図6のような画面において、ユーザーが画面右側の12誘導心電波形中で不整脈が発生していると判断した時点を指定すると、その時点の波形(例えば指定された時点を含む1秒幅の波形)が不整脈波形#2として本体ユニット200に記憶される。図6の例では、この取り込まれた不整脈波形#2が画面左側に表示される。
以降同様にして、不整脈が発生したら、本体ユニット200に不整脈波形#3、#4、………を取り込んで記憶する。
次に、カテーテルを心臓内に留置し、刺激装置によるペーシングを行い、ペースマップ波形1を取り込む。具体的には、図7のような画面において、ユーザーが画面右側の12誘導心電波形中でペースマップ波形が現れていると判断した時点を指定すると、その時点の波形(例えば指定された時点を含む1秒幅の波形)がペースマップ波形#1として本体ユニット200に記憶される。図7の例では、この取り込まれたペースマップ波形#1が画面左側に表示される。
次に、刺激装置による刺激位置を変えたペーシングを行い、ペースマップ波形2を取り込む。具体的には、図8のような画面において、ユーザーが画面右側の12誘導心電波形中でペースマップ波形が現れていると判断した時点を指定すると、その時点の波形(例えば指定された時点を含む1秒幅の波形)がペースマップ波形#2として本体ユニット200に記憶される。図7の例では、この取り込まれたペースマップ波形#2が画面左側に表示される。
以降同様にして、刺激装置による刺激位置を変えながら、本体ユニット200にペースマップ波形#3、#4、………を取り込んで記憶する。
このように、不整脈波形及びペースマップ波形を取り込むと、次にユーザーは、図3及び図4に示したようなテンプレートマッチング一覧画面を表示する。
図3は、不整脈波形(#5)を基準にして、ペースマップ波形が類似度スコア順に並べて表示されたものであり、医療従事者は、ペースマップ波形(#8)が類似度スコア87でマッチングが良い波形だと判断できる。この結果、医療従事者は、ペースマップ波形(#8)が得られた刺激位置を、異常興奮の発生部位と判断し、アブレーションの対象と判断する。
図4は、ペースマップ波形(#12)を基準にして、不整脈波形が類似度スコア順に並べて表示されたものであり、医療従事者は、不整脈波形(#9)が類似度スコア100でマッチングが良い波形だと判断できる。
なお、ユーザーは、基準となる不整脈波形、基準となるペースマップ波形を、選択することができる。具体的には、本実施の形態の場合には、不整脈波形表示領域F1に配置した不整脈波形を基準となる不整脈波形とし、ペースマップ波形表示領域P1に配置したペースマップ波形を基準となるペースマップ波形としているので、ユーザーはこの不整脈波形表示領域F1及びペースマップ波形表示領域P1に配置する不整脈波形及びペースマップ波形を選択することで、基準波形を選択できるようになっている。
具体的には、ユーザーが不整脈波形表示領域F1の上方に表示された波形選択ボタンR1を操作すると、候補となる不整脈波形の名前(#1、#2………)が表示され、ユーザーがその中から所望の不整脈波形の名前(#1、#2………)を選択すると、選択した不整脈波形が不整脈波形表示領域F1に配置され、それが基準の不整脈波形とされる。
同様に、ユーザーがペースマップ波形表示領域P1の上方に表示された波形選択ボタンR2を操作すると、候補となるペースマップ波形の名前(#1、#2………)が表示され、ユーザーがその中から所望のペースマップ波形の名前(#1、#2………)を選択すると、選択したペースマップ波形がペースマップ波形表示領域P1に配置され、それが基準のペースマップ波形とされる。
図9に、図3及び図4に示したような本実施の形態による表示を実現するための構成を示す。
不整脈波形記憶部201、ペースマップ波形記憶部202、表示制御部203、類似度算出部204及び順位付け部205は、本体ユニット200に設けられている。
不整脈波形記憶部201には、VPCなどの心臓異常時の心電波形が不整脈波形として記憶されている。ペースマップ波形記憶部202には、刺激装置によって心臓の各検査部位に電気刺激を与えたときの心電波形がペースマップ波形として記憶されている。図2のポリグラフ100では、EPSユニット400に接続された12誘導心電図用電極からの電気信号に基づいて得た12誘導心電波形が、不整脈波形及びペースマップ波形としてそれぞれ不整脈波形記憶部201及びペースマップ波形記憶部202に記憶される。なお、不整脈波形記憶部201に記憶される不整脈波形は、ポリグラフ100によって測定されたものに限らず、他の心電計によって予め測定された心臓異常時の心電波形であってもよい。
不整脈波形記憶部201には、1つ以上の不整脈波形が記憶される。つまり、異常部位が異なると心電波形が異なるので、異常部位が複数ある場合には、それぞれの異常部位に対応した複数の心電波形が不整脈波形として記憶される。同様に、ペースマップ波形記憶部202には、1つ以上のペースマップ波形が記憶される。つまり、電気刺激を与える部位が異なると心電波形が異なるので、電気刺激を与えた部位が複数ある場合には、それぞれの刺激部位に対応した複数の心電波形がペースマップ波形として記憶される。
なお、本実施の形態では、12誘導心電波形の12個の波形は、誘導にかかわらず、1つの不整脈波形、1つのペースマップ波形と定義しており、12個の波形と定義しているのではないので注意されたい。
類似度算出部204は、ユーザーにより指定された1つの不整脈波形又は1つのペースマップ波形を基準波形にして、その基準波形に対する複数のペースマップ波形又は複数の不整脈波形の類似度を算出する。
順位付け部205は、類似度算出部204によって得られた類似度に基づいて、複数のペースマップ波形又は複数の不整脈波形を順位付けする。
表示制御部203は、順位付け部205によって順位付けされた順にペースマップ波形又は不整脈波形が並んで表示されるようにディスプレイ20を制御する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、基準となる不整脈波形に対する複数のペースマップ波形の類似度又は基準となるペースマップ波形に対する複数の不整脈波形の類似度を算出し、類似度の順に複数のペースマップ波形を並べて表示する又は類似度の順に不整脈波形を並べて表示するようにしたことにより、医療従事者に、不整脈波形とペースマップ波形との類似度の関係を一括して見易い形で提供でき、この結果、医療従事者は心臓の異常部位を把握し易くなり、心臓の異常部位を検査するための検査時間を短縮できるようになる。
例えば不整脈波形とペースマップ波形とを1つずつ比較しながら異常部位を判断する場合と比較して、検査時間を短縮することができる。また、臨床の現場では、比較する対象が複数表示されていた方が比べ易いといったメリットもある。
さらに、順位付けされた複数のペースマップ波形又は不整脈波形が表示されるので、医療従事者は、異常部位か否かの判断をよりし易くなる。例えば、順位付けされたペースマップ波形のうち、最も類似度の高いペースマップ波形の類似度が100であり、次に類似度が高いペースマップ波形の類似度が20といったように、急激に類似度が下がっている場合には、最も類似度の高いペースマップ波形が得られた刺激位置を、その不整脈の起源であると確信をもって判断できるようになる。これに対して、最も類似度の高いペースマップ波形の類似度が50であり、次に類似度が高いペースマップ波形の類似度が40といったように、類似度にあまり差が無い場合には、最も類似度の高いペースマップ波形が得られた刺激位置を、その不整脈の起源と断定するのは早急であると判断できるようになる。例えば、順位付けされたペースマップ波形の類似度の差が小さい場合には、複数の異常部位を起源とする不整脈のおそれがあると判断できる。
また、図3に示したように、類似度の最も高いペースマップ波形#8を基準となる不整脈波形#5に隣接して表示し、図4に示したように、類似度の最も高い不整脈波形#9を基準となるペースマップ波形#12に隣接して表示したことにより、複数の波形のうち重要度が最も高い類似度の最も高い波形を、基準波形と容易に見比べて比較できるようになるので、より異常部位を把握し易くなる。
なお、上述の実施の形態では、同一画面上に同時に表示する不整脈波形及びペースマップ波形を4つずつとした場合について述べたが、勿論これに限らない。例えば不整脈波形を2つ、ペースマップ波形を5つ同一画面上に同時に表示するようにしてもよい。また、類似度の基準となる不整脈波形又はペースマップ波形は1つのみ表示してもよい。
また、上述の実施の形態では、本発明の心電図検査装置における表示方法をポリグラフ100に適用した場合について述べたが、ポリグラフ100以外の心電図検査装置にも広く適用可能である。
また、上述の実施の形態では、本発明をハードウェアで実現する場合を例にとって説明したが、本発明はハードウェアとの連携においてソフトウェアでも実現することも可能である。
上述の実施の形態は、本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することの無い範囲で、様々な形で実施することができる。
本発明は、心臓異常時の不整脈波形と電気刺激を与えたときのペースマップ波形とを同一画面に同時に表示する、心電図検査装置に適用し得る。
10 入力装置
20 ディスプレイ
100 ポリグラフ
200 本体ユニット
201 不整脈波形記憶部
202 ペースマップ波形記憶部
203 表示制御部
204 類似度算出部
205 順位付け部
300 インターフェースユニット
400 EPS(Electrophysiological Study:電気生理学的検査)ユニット
500、510、520、530 中継ボックス
F1、F2、F3、F4、FA 不整脈波形表示領域
P1、P2、P3、P4、PA ペースマップ波形表示領域

Claims (5)

  1. 基準となる不整脈波形に対する複数のペースマップ波形の類似度、及び又は、基準となるペースマップ波形に対する複数の不整脈波形の類似度を算出する類似度算出部と、
    前記類似度の順に前記複数のペースマップ波形を並べて表示する、及び又は、前記類似度の順に前記不整脈波形を並べて表示する表示部と、
    を備える心電図検査装置。
  2. 前記表示部は、前記類似度の最も高い前記ペースマップ波形を前記基準となる前記不整脈波形に隣接して表示し、及び又は、前記類似度の最も高い前記不整脈波形を前記基準となる前記ペースマップ波形に隣接して表示する、
    請求項1に記載の心電図検査装置。
  3. 前記基準となる不整脈波形、又は、前記基準となるペースマップ波形は、ユーザーによって選択可能である、
    請求項1又は請求項2に記載の心電図検査装置。
  4. 前記類似度の順に前記複数のペースマップ波形を並べて表示するか、前記類似度の順に前記不整脈波形を並べて表示するかを切り替え可能である、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の心電図検査装置。
  5. コンピュータに、
    基準となる不整脈波形に対する複数のペースマップ波形の類似度、及び又は、基準となるペースマップ波形に対する複数の不整脈波形の類似度を算出する類似度算出ステップと、
    前記類似度の順に前記複数のペースマップ波形を並べて表示する、及び又は、前記類似度の順に前記不整脈波形を並べて表示させる表示制御ステップと、
    を実行させるプログラム。
JP2015143197A 2015-07-17 2015-07-17 心電図検査装置 Active JP6646372B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015143197A JP6646372B2 (ja) 2015-07-17 2015-07-17 心電図検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015143197A JP6646372B2 (ja) 2015-07-17 2015-07-17 心電図検査装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017023283A true JP2017023283A (ja) 2017-02-02
JP6646372B2 JP6646372B2 (ja) 2020-02-14

Family

ID=57945214

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015143197A Active JP6646372B2 (ja) 2015-07-17 2015-07-17 心電図検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6646372B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109938695A (zh) * 2019-03-08 2019-06-28 度特斯(大连)实业有限公司 一种基于异质度指标的人体疾病风险预测方法及设备
JP2021106902A (ja) * 2019-07-29 2021-07-29 株式会社カルディオインテリジェンス 心電図表示装置、心電図表示方法及びプログラム
WO2022134472A1 (zh) * 2020-12-25 2022-06-30 平安科技(深圳)有限公司 一种检测心电信号的方法、装置、终端及存储介质

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006025836A (ja) * 2004-07-12 2006-02-02 C R Bard Inc 重ね焼きされた複合性を有する心電図信号を処理するための方法
US20080188765A1 (en) * 2007-01-11 2008-08-07 Silvia Stolarski Automated pace-mapping for identification of cardiac arrhythmic conductive pathways and foci
JP2010057615A (ja) * 2008-09-02 2010-03-18 Fukuda Denshi Co Ltd 波形解析装置、波形解析方法及び波形解析プログラム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006025836A (ja) * 2004-07-12 2006-02-02 C R Bard Inc 重ね焼きされた複合性を有する心電図信号を処理するための方法
US20080188765A1 (en) * 2007-01-11 2008-08-07 Silvia Stolarski Automated pace-mapping for identification of cardiac arrhythmic conductive pathways and foci
JP2008237882A (ja) * 2007-01-11 2008-10-09 Biosense Webster Inc 心不整脈伝導性経路および病巣を特定する自動ペースマッピング
JP2010057615A (ja) * 2008-09-02 2010-03-18 Fukuda Denshi Co Ltd 波形解析装置、波形解析方法及び波形解析プログラム

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
AZEGAMI, KOJI ET AL.: "Spatial Resolution of Pacemapping and Activation Mapping in Patients with Idiopathic Right Ventricul", JOURNAL OF CARDIOVASCULAR ELECTROPHYSIOLOGY, vol. 16, no. 8, JPN6019016873, 2005, pages 823 - 829, ISSN: 0004032322 *

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109938695A (zh) * 2019-03-08 2019-06-28 度特斯(大连)实业有限公司 一种基于异质度指标的人体疾病风险预测方法及设备
JP2021106902A (ja) * 2019-07-29 2021-07-29 株式会社カルディオインテリジェンス 心電図表示装置、心電図表示方法及びプログラム
WO2022134472A1 (zh) * 2020-12-25 2022-06-30 平安科技(深圳)有限公司 一种检测心电信号的方法、装置、终端及存储介质

Also Published As

Publication number Publication date
JP6646372B2 (ja) 2020-02-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Jackson et al. Decrement evoked potential mapping: basis of a mechanistic strategy for ventricular tachycardia ablation
Hutchinson et al. Endocardial unipolar voltage mapping to detect epicardial ventricular tachycardia substrate in patients with nonischemic left ventricular cardiomyopathy
Vallès et al. ECG criteria to identify epicardial ventricular tachycardia in nonischemic cardiomyopathy
Narayan et al. Panoramic electrophysiological mapping but not electrogram morphology identifies stable sources for human atrial fibrillation: stable atrial fibrillation rotors and focal sources relate poorly to fractionated electrograms
Al’Aref et al. Differentiation of papillary muscle from fascicular and mitral annular ventricular arrhythmias in patients with and without structural heart disease
Berruezo et al. Combined endocardial and epicardial catheter ablation in arrhythmogenic right ventricular dysplasia incorporating scar dechanneling technique
Bogun et al. Isolated potentials during sinus rhythm and pace-mapping within scars as guides for ablation of post-infarction ventricular tachycardia
Arenal et al. Tachycardia-related channel in the scar tissue in patients with sustained monomorphic ventricular tachycardias: influence of the voltage scar definition
Haqqani et al. Layered activation of epicardial scar in arrhythmogenic right ventricular dysplasia: possible substrate for confined epicardial circuits
Derval et al. Distinctive left ventricular activations associated with ECG pattern in heart failure patients
Koutalas et al. Contemporary mapping techniques of complex cardiac arrhythmias–identifying and modifying the arrhythmogenic substrate
Venlet et al. Unipolar Endocardial Voltage Mapping in the Right Ventricle: Optimal Cutoff Values Correcting for Computed Tomography–Derived Epicardial Fat Thickness and Their Clinical Value for Substrate Delineation
Plesinger et al. Ventricular electrical delay measured from body surface ECGs is associated with cardiac resynchronization therapy response in left bundle branch block patients from the MADIT-CRT trial (Multicenter automatic defibrillator implantation-cardiac resynchronization therapy)
Lin et al. Simultaneous amplitude frequency electrogram transformation (SAFE-T) mapping to identify ventricular tachycardia arrhythmogenic potentials in sinus rhythm
Zhou et al. Prospective assessment of an automated intraprocedural 12-lead ECG-based system for localization of early left ventricular activation
JP6646372B2 (ja) 心電図検査装置
JP6466273B2 (ja) 心電図解析装置
Nigolian et al. Diagnostic accuracy of multi-lead ECGs obtained using a pocket-sized bipolar handheld event recorder
Hsieh et al. A novel noninvasive surface ECG analysis using interlead QRS dispersion in arrhythmogenic right ventricular cardiomyopathy
JP6562444B2 (ja) 心電図検査装置の表示部の作動方法、及び心電図検査装置
JP6118229B2 (ja) 心電図測定装置、導出心電図生成方法および導出心電図生成プログラム
JP6499911B2 (ja) 心電図検査装置、及び心電図検査装置における表示方法
JP2016063854A (ja) 電気生理学的検査システム
US20200054233A1 (en) Method for determining a plurality of action potentials in the heart
US20210401348A1 (en) Signal color morphology

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180615

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190416

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190514

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20190704

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190712

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20191107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191217

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200110

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6646372

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250