JP2017022668A - ウェアラブルディスプレイ - Google Patents

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Naoki Tajima
直樹 田島
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Abstract

【課題】表示装置の位置調整を容易にする。【解決手段】ウェアラブルディスプレイ1Aは、表示部材71を介して装着者の瞳孔に画像光を導光する表示光学装置70と、表示光学装置を支持するフレキシブル支持アーム30(50)とを備える。フレキシブル支持アーム30は、左右位置調整用で、その一端の逆端に対する変位であって、当該一端におけるアーム中心軸に直交する一方向Xについての変位が、当該一端におけるアーム中心軸に直交する他の方向Zのそれに比較して容易に生じること、当該変位が生じても前記一端におけるアーム中心軸と前記逆端におけるアーム中心軸との平行を保つこと可能に支持する。フレキシブル支持アーム50は、フレキシブル支持アーム30と同構成であるが、上下位置調整用に配置転換して中間連結部40を介して直列的に連結したものである。【選択図】図2

Description

本発明は、ウェアラブルディスプレイ(wearable display)に関する。
近年、ウェアラブルディスプレイが上市されるようになり、新たな表示装置として数多くの活用事例が紹介されている。特に、シースルータイプの表示装置或いは視野の一部に画像を表示する表示装置では、視野内で眼前に見える画像情報と表示装置から得られる画像情報の二つの全く違う画像情報を同時に得ることが可能であることから、その利便性故にその活用範囲に大きな広がりを見せている。
ところが、ホログラムを使用した表示装置では画像表示においてホログラムの角度依存性のため上下左右方向に精度よく表示装置を配置しておく必要がある。換言すれば、ホログラムから出射する主光線の軸上に観察者の瞳を精度良く配置しておく必要がある。観察者の瞳に入る主光線の入射角度が変わると虚像として観察される表示画像の位置が変わるため入射角度を維持した状態で主光線が観察者の瞳に入るように表示装置の上下方向及び左右方向の位置調整を行うことが肝要となる。そのため、表示装置を観察者の瞳に対して上下方向と左右方向とに個別に移動可能で、所望の方向にのみ移動可能な支持方法が求められる。
表示装置の上下方向及び左右方向の位置調整を行うことができるウェアラブルディスプレイとして、特許文献1には、上下回動と左右回動とを可能に一端が支持された変形しないリジットアームと、このリジットアームの他端に、一端が連結され、他端に表示装置が固定されたフレキシブルアームとを有し、このフレキシブルアームは、3次元的な変形とねじれ変形が可能なものが適用されている。
また、特許文献2には、球状ジョイントによって3軸回りに回動可能に要素を連結したフレキシブルアームや、回動軸が90度異なるジョイントを両端に有した要素を連結したフレキシブルアームによって表示装置を支持したウェアラブルディスプレイが記載されている。
特開2008−22236号公報 特開2013−239813号公報
以上の特許文献1,2に記載のウェアラブルディスプレイでも、たしかに表示装置の上下方向及び左右方向の位置調整を行うことができる。しかし、特許文献1に記載のものにあっては、表示装置の左右位置は適切で上下方向にずれがある場合に表示装置の上下位置のみの調整しようとするとき、リジットアームを上下回動させると、それと同時に左右回動も発生してずれてしまうおそれがあり、調整が容易でない。さらに、リジットアームを上下回動させると、表示装置も上下回動してしまうため、これをキャンセルするためにフレキシブルアームを変形させる必要があり、調整操作が煩雑である。そのフレキシブルアームも変形の自由度が高く、上下回動角のキャンセル量のみを生じさせるように変形させることが困難であり、他の方向についてのずれが生じ、さらにそのずれを直す調整操作が必要となって著しく調整困難となり得る。表示装置の左右位置のみの調整しようとするときも同様である。特許文献2に記載のものにあっても、アームの一端は、その他端に対して上下方向のみならず、左右方向にも移動するので同様に調整が容易でない。
本発明は以上の従来技術における問題に鑑みてなされたものであって、ウェアラブルディスプレイにおいて、表示装置の位置調整を容易にすることを課題とする。
以上の課題を解決するための請求項1記載の発明は、表示部材を介して装着者の瞳孔に画像光を導光する表示光学装置と、前記表示光学装置を支持する支持アームとを備え、
前記支持アームは、その一端の逆端に対する変位であって、当該一端におけるアーム中心軸に直交する一方向についての変位が、当該一端におけるアーム中心軸に直交する他の方向の変位に比較して容易に生じること、当該変位が生じても前記一端におけるアーム中心軸と前記逆端におけるアーム中心軸との平行を保つこと可能に支持することを特徴とするウェアラブルディスプレイである。
請求項2記載の発明は、前記支持アームを2本と、当該2本の支持アームを直列的に連結する中間連結部とを備え、
各支持アームの前記一方向についての変位の方向を容易変位方向と称するとして、
前記中間連結部は、アーム中心軸の方向を略90度転換するとともに、当該中間連結部との連結端における両アーム中心軸と平行な面に対して、一方の支持アームの容易変位方向を略平行に、他方の支持アームの容易変位方向を略垂直にして連結することを特徴とする請求項1に記載のウェアラブルディスプレイである。
請求項3記載の発明は、前記中間連結部にカメラが設置され、前記中間連結部から前記表示光学装置までの間の支持アームの容易変位方向が上下方向であることを特徴とする請求項2に記載のウェアラブルディスプレイである。
請求項4記載の発明は、前記表示光学装置と前記支持アームとは、当該表示光学装置との連結端におけるアーム中心軸回りに回動自在に連結していることを特徴とする請求項1から請求項3のうちいずれか一に記載のウェアラブルディスプレイである。
請求項5記載の発明は、前記支持アームの中に電気配線が通されて設置されたことを特徴とする請求項1から請求項4のうちいずれか一に記載のウェアラブルディスプレイである。
請求項6記載の発明は、前記支持アームが、眼鏡型のフレームのテンプルに着脱可能に連結されることを特徴とする請求項1から請求項5のうちいずれか一に記載のウェアラブルディスプレイである。
請求項記7載の発明は、前記支持アームは、眼鏡型のフレームの左右いずれのテンプルにも着脱可能に連結されるとともに、前記表示光学装置に着脱可能に連結され、左のテンプルに支持されて装着者の左目前に配置される前記表示光学装置を支持すること、及び右のテンプルに支持されて装着者の右目前に配置される前記表示光学装置を支持することに共用可能に構成されたことを特徴とする請求項1から請求項5のうちいずれか一に記載のウェアラブルディスプレイである。
請求項8記載の発明は、前記支持アームは、アーム中心軸及び容易変位方向に平行な面に直交する軸回りに回動する1軸継手により連結される複数の要素からなることを特徴とする請求項1から請求項7のうちいずれか一に記載のウェアラブルディスプレイである。
請求項9記載の発明は、前記複数の要素のそれぞれは、一端に形成されたオス嵌合部と、その逆端に形成され、隣接する他の要素における前記オス嵌合部と嵌合し前記1軸継手を構成するメス嵌合部とを一体に有する一部品であることを特徴とする請求項8に記載のウェアラブルディスプレイである。
請求項10記載の発明は、前記複数の要素のそれぞれは、前記オス嵌合部の先端面から前記メス嵌合部に貫通するトンネルを有し、
隣接するいずれの2つの前記要素も、一方の要素の前記オス嵌合部と他方の要素の前記メス嵌合部との嵌合に伴い、両者の前記トンネルを連結させる請求項9に記載のウェアラブルディスプレイである。
請求項11記載の発明は、前記複数の要素のそれぞれは、容易変位方向の寸法に比較して、アーム中心軸及び容易変位方向に垂直な方向の寸法が長く形成された扁平形状である請求項8から請求項10のうちいずれか一に記載のウェアラブルディスプレイである。
請求項12記載の発明は、前記支持アームは、容易変位方向を厚み方向としアーム中心軸方向に延びる板状であることを特徴とする請求項1から請求項7のうちいずれか一に記載のウェアラブルディスプレイである。
本発明によれば、ウェアラブルディスプレイにおいて、表示光学装置を支持する支持アームの一端は一方向に変位容易であり他の方向に変位困難であるため、当該一方向についての調整操作に特化することができ、他の方向についてのずれが抑えられるから、表示装置の位置調整を容易にすることができる。
本発明の第1実施形態に係るウェアラブルディスプレイの装着状態を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るウェアラブルディスプレイの斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るウェアラブルディスプレイのフレキシブル支持アームを含む一部を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るウェアラブルディスプレイの中間連結部の左側面の一部を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るウェアラブルディスプレイの装着状態を示す正面図であり、フレキシブル支持アームが直線状にされた状態を示す。 本発明の第1実施形態に係るウェアラブルディスプレイのフレキシブル支持アームを含む一部を示すアーム中心軸方向断面図であり、フレキシブル支持アームが直線状にされた状態を示す。 本発明の第1実施形態に係るウェアラブルディスプレイの装着状態を示す正面図であり、フレキシブル支持アームがS字状にされた状態を示す。 本発明の第1実施形態に係るウェアラブルディスプレイのフレキシブル支持アームを含む一部を示すアーム中心軸方向断面図であり、フレキシブル支持アームがS字状にされた状態を示す。 本発明の第1実施形態に係るウェアラブルディスプレイの装着状態を示す斜視図であり、左右共用の形態に係る。 本発明の第1実施形態に係るウェアラブルディスプレイの装着状態を示す斜視図であり、左右共用の形態に係り、右用から左用に切り替える様子を示す。 本発明の第2実施形態に係るウェアラブルディスプレイの装着状態を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るウェアラブルディスプレイのフレキシブル支持アームを含む一部を示す斜視図である。 本発明の第1,第2実施形態にかかるウェアラブルディスプレイを含んだウェアラブルコンピューター全体の主要回路のブロック図である。 本発明の第1,第2実施形態に係るウェアラブルディスプレイの表示光学装置の光軸方向断面図である。
以下に本発明の一実施形態につき図面を参照して説明する。以下は本発明の一実施形態であって本発明を限定するものではない。
〔第1実施形態〕
まず、本発明の第1実施形態につき図1から図10を参照して説明する。
(概要)
図示するように本実施形態のウェアラブルディスプレイ1Aは、テンプル固定部10と、アーム基端部20と、フレキシブル支持アーム30と、中間連結部40と、フレキシブル支持アーム50と、アーム先端部60と、表示光学装置70と備え、以上の順序で直列的に連結した構成であり、眼鏡型のフレーム80のテンプル(右テンプル81R又は左テンプル81L)に取り付けられて使用される。
アーム基端部20から、表示光学装置70まで内部空洞を連続させており、内部にデバイス、回路基板や電気配線が設置され、特に中間連結部40にはカメラ41及び照度センサー42が設置され、アーム基端部20から延び出したケーブル21を介してモバイルコンピューターに接続可能である(電気回路系の詳細を後述する。)。
表示光学装置70は、表示部材71を介して装着者の瞳孔に画像光を導光するものである。表示部材71は筐体72から突設され、外界の光を透過させて装着者の瞳に入射させることが可能なシースルー型の表示部材を構成する(表示光学系の詳細を後述する。)。装着者は、外界の実観察像と、その実観察像の一部に重畳して表示部材71を介して導光される画像光による表示画像(虚像)を視覚することができ、その表示画像の範囲でも表示部材71を透過して実観察像を視覚することができる。
(機械的構成)
表示光学装置70の表示部材71を装着者の眼前に配置して支持し、またその位置を調整するための支持機構につき説明する。なお、装着者の左右方向をX、前後方向をY、上下方向をZとした直交3軸XYZを図中に示す。図1,2に示すように、右テンプル81Rに支持される形態を基本に説明する。左用に構成する場合は、適宜に左右を読み替える。
テンプル固定部10が右テンプル81Rに固定される。テンプル固定部10は、その下端部11がテンプル81を挟持することでテンプル81に固定され、着脱可能である。テンプル固定部10の上端部12にアーム基端部20が固定される。図1,2には、テンプル固定部10の上端部12とアーム基端部20とが一体に形成された形態のものを示す。アーム基端部20の前端にフレキシブル支持アーム30の後端が連結される。フレキシブル支持アーム30の前端に中間連結部40が連結される。中間連結部40の左端にフレキシブル支持アーム50の右端が連結される。フレキシブル支持アーム50の左端にアーム先端部60の右端が連結される。アーム先端部60の左端に表示光学装置70の右端が連結される。
表示光学装置70に近い方から1本目のフレキシブル支持アーム50は、表示光学装置70の上下方向位置の調整用に設けられている。フレキシブル支持アーム50は、複数の要素51,51,・・・の連結により構成されたものである。本実施形態では、その数は6つで、個々の区別のために図3,6,8において51a、51b.51c,51d,51e,51fの符号を付す。各要素51は、一端に形成されたオス嵌合部51mと、その逆端に形成されたメス嵌合部51nとを一体に有する一部品である。このオス嵌合部51m(メス嵌合部51n)は、隣接する他の要素におけるメス嵌合部51n(オス嵌合部51m)と嵌合し、Y軸回りに回動する1軸継手を構成する。したがって、フレキシブル支持アーム50は、その一端(51f)の逆端(51a)に対する変位であって、当該一端(51f)におけるアーム中心軸に直交する一方向(Z方向)についての変位が、当該一端(51f)におけるアーム中心軸に直交する他の方向(Y方向)のそれに比較して容易に生じることを可能にして表示光学装置70を支持する。ここで、アーム中心軸は、図3,5,6に示す状態で、全要素51a−51fに亘ってX方向に直線状に存在し、図7,8に示す状態で屈曲するが、XZ面に存在する。支持アームの容易変位方向は、Z方向となる。オス嵌合部51mとメス嵌合部51nとによる1軸継手は、アーム中心軸及び容易変位方向に平行なXZ面に直交するY軸回りに回動するように連結する継手となっている。
フレキシブル支持アーム50の一端(51f)に所定以上の外力を加えるとき、5組のオス嵌合部51mとメス嵌合部51nとによる5つの1軸継手という機械機構により、例えば、図5,6に示す形態と図7,8に示す形態との間で相互に、当該一端(51f)はZ方向に容易に変位し、他の方向に関しては機械機構による変位は生じない。オス嵌合部51mとメス嵌合部51nとは互いの接触面に一定の圧力を生じさせて嵌合し摩擦係合しており、互いに接触面で摺動して1軸継手における回動を可能にするとともに、外力が無くなっても、その形態(回動角)を維持する。また、各要素51はそのオス嵌合部51mとメス嵌合部51nを含めて、Z方向に比較してY方向に長く形成された扁平形状にされている。したがって、Y方向に機械機構による変位が生じないにしても、部材の変形等によるY方向の撓みは生じにくくされている。したがって、フレキシブル支持アーム50の一端(51f)にZ方向の外力を加えてZ方向の変位を一定量得てその外力を取り除いた時にもその変位量を維持することは比較的容易に可能であるが、これに対して、他の方向については不可能ないし困難である。
また、フレキシブル支持アーム50は、図7,8に示すように、Z方向の変位が生じても一端(51f)におけるアーム中心軸と逆端(51a)におけるアーム中心軸との平行を保つこと可能に支持する。これは、上述した複数の1軸継手が互いに相殺するように回動し、フレキシブル支持アーム50の全体のアーム中心軸をS字状に変形させることにより実現している。したがって、1軸継手の数を複数とする。1軸継手の数は本実施形態では5つであるが、これは一例であってアーム全長や必要な変位量等に応じて適宜に設計される。
中間連結部40と、要素51aとの連結は、中間連結部40の左端に突出するように形成されたオス嵌合部51mに、要素51aのメス嵌合部51nを嵌合させることによる。なお、中間連結部40と、要素51aとの連結部には回動しろを設けていない。要素51fと、アーム先端部60との連結は、アーム先端部60の右端から凹むように形成されたメス嵌合部51nに、要素51fのオス嵌合部51mを嵌合させることによる。なお、アーム先端部60と、要素51fとの連結部には回動しろを設けていない。フレキシブルな部分(可変部分)のみを指して「フレキシブル支持アーム30,50」と呼ぶ。固定端(テンプル固定部10)から可動端(アーム先端部60)までの支持アーム全体のうち、一の区間をフレキシブル支持アーム30により、他の一の区間をフレキシブル支持アーム50により可変部分として構成するものである。
表示光学装置70とフレキシブル支持アーム50とは、アーム中心軸回りに回動自在に連結している。この回動を実現するために、例えば、図6,8に示すようにアーム先端部60と筐体72の接続開口部72aとがアーム中心軸(図6,8においてX方向の軸)回りに回動自在に嵌合する。この回動機構により、表示部材71のX軸回りの角度(煽り角)が調整可能である。煽り角を調整すると、表示光学装置70による表示画像を装着者からの見た目で上下に位置調整することができ、装着者は、視界内における表示画像の上下位置を所望の位置に調整することができる。また、大きく煽ると視界内から表示画像を外すことができ、これにより実観察像のみを視界に入れることができる。
複数の要素51のそれぞれは、オス嵌合部51mの先端面からメス嵌合部51nに貫通するトンネル51tを有する。そのため、隣接するいずれの2つの要素(例えば51aと51b)も、一方の要素(51a)のオス嵌合部51mと他方の要素(51b)のメス嵌合部51nとの嵌合に伴い、両者のトンネル(51a−tと51b−t)を連結させる。中間連結部40のオス嵌合部51mの先端面に開口する内部空洞から、各要素51のトンネル51t及びアーム先端部60のトンネル60tを介して筐体72内の内部空洞までが連通し、その中に電気配線90が通されて設置され、電気配線90の終端のコネクタ90aが、アーム先端部60に回転自由にアーム軸方向に支持されて、筐体72に設置されるコネクタ72bに接続する。なお、アーム先端部60と表示光学装置70とを回転自在に連結しない場合は、アーム先端部60とコネクタ90aとを一体的に固定し、コネクタ90aとコネクタ72bとに備わる機械的接続機構をもってアーム先端部60と表示光学装置70とを連結することとしてもよい。
ユーザーによる上下方向位置調整方法の例としては、以下を挙げる。一方の手で中間連結部40を摘まんで、他方の手で表示光学装置70を摘まんで上又は下に移動させる。又は、一方の手で中間連結部40を摘まんで、他方の手で要素51f及びアーム先端部60をともに摘まんで上又は下に移動させる。
なお、煽り角の調整方法は以下の例を挙げる。一方の手で要素51f及びアーム先端部60をともに摘まんで、他方の手で表示光学装置70を摘まんでX軸回りに回動させる。
表示光学装置70に近い方から2本目のフレキシブル支持アーム30は、表示光学装置70の左右方向位置の調整用に設けられている。フレキシブル支持アーム30もフレキシブル支持アーム50と同様の機械機構であり、適用される要素51も同じパーツであるが、以下の点で異なる。フレキシブル支持アーム30は、上述したようにアーム基端部20と中間連結部40とを繋ぐものである。また、フレキシブル支持アーム30はY方向に長く延在し、構成する各要素はX方向に比較してZ方向に長く形成された扁平形状にされており、容易変位方向はX方向である。したがって、フレキシブル支持アーム30の一端にX方向の外力を加えてX方向の変位を一定量得てその外力を取り除いた時にもその変位量を維持することは比較的容易に可能であるが、これに対して、他の方向については不可能ないし困難である。
図示しないが、アーム基端部20とフレキシブル支持アーム30との連結は、中間連結部40とフレキシブル支持アーム50とのオスメス嵌合と同様であり、フレキシブル支持アーム30と中間連結部40との連結は、フレキシブル支持アーム50とアーム先端部60とのオスメス嵌合と同様である。アーム基端部20から、フレキシブル支持アーム30を介して中間連結部40までも、内部空洞が連通し、そこに電気配線90等が設置される。
ユーザーによる左右方向位置調整方法の例としては、以下を挙げる。一方の手でアーム基端部20を摘まんで、他方の手で中間連結部40を摘まんで右又は左に移動させる。
以上の説明からもわかるように、中間連結部40は、アーム中心軸の方向を略90度転換する。すなわち、中間連結部40に接続するフレキシブル支持アーム30の前端におけるアーム中心軸が図1,2の状態でY方向であるのに対し、中間連結部40に接続するフレキシブル支持アーム50の右端におけるアーム中心軸が図1,2の状態でX方向であり、90度に交わる。この転換角度は、中間連結部40の構造によるものであり、フレキシブル支持アーム30,50が直線状でない他の形態に変わっても変わらない。本実施形態のウェアラブルディスプレイ1Aは、この90度の転換角度をZ軸回りに適用することにより、装着者のこめかみ付近から眉付近までの頭部表面に沿わせて配置されるようになっている。
それとともに、中間連結部40は、中間連結部40との連結端における両アーム中心軸と平行な面(図1,2でXY平面)に対して、一方のフレキシブル支持アーム30の容易変位方向を略平行に、他方のフレキシブル支持アーム50の容易変位方向を略垂直にして連結する。すなわち、この2本のフレキシブル支持アーム30,50が中間連結部40で延出方向を互いに直交するように配置すると共に、それぞれのフレキシブル支持アーム30,50の回動する回動面も互いに直交するように配置する。
以上により、2本のフレキシブル支持アーム30,50の連結構造において、フレキシブル支持アーム30に左右方向に限定された調整機構を、フレキシブル支持アーム50に上下方向に限定された調整機構を分担させることができる。なお、他方のフレキシブル支持アーム50の容易変位方向をXY平面に平行にしてしまうと、フレキシブル支持アーム50の回動する回動面がフレキシブル支持アーム30の回動する回動面と同じくXY面ととなり、フレキシブル支持アーム50が前後方向の位置調整用になる。
表示光学装置70に近い方から1本目のフレキシブル支持アーム50が、表示光学装置70の上下方向位置の調整用に設けられていることで、表示光学装置70の重量を含めた支持重量が小さく抑えられ、従って支持重量、又は支持重量に装着者の運動等に伴う外乱が加わることによるフレキシブル支持アーム50の変位が抑えらえる。また、フレキシブル支持アーム50は、装着者から見て薄いので、より前方に近い範囲において視界を妨げる面積を小さくすることができる。
ここで、図9,10を参照して、支持アームを左右共用にする形態につき説明する。 図9に示すウェアラブルディスプレイ1Bにあっては、図1,2に示した形態と異なり、テンプル固定部10の上端部12とアーム基端部20とが着脱自在に連結される。例えば、図示するように上下方向の相対移動させることにより嵌合して連結するものが好ましい。図9に示す状態から、アーム先端部60を筐体72の接続開口部72aから引き抜いて取り外し、アーム基端部20をテンプル固定部10から取り外し、テンプル固定部10を右テンプル81Rから取り外す。図10に示すように、テンプル固定部10を左テンプル81Lに、アーム基端部20との嵌合部分が外側を向くように取り付け、アーム先端部60からアーム先端部60までの一連のアームを左右対称に反転し、アーム先端部60を筐体72の左側面に設けられた接続開口部72aに挿し込んで連結し、アーム基端部20をテンプル固定部10に連結する。
以上のように、ウェアラブルディスプレイ1Bにあっては、支持アームは、その基端側が眼鏡型のフレームの左右いずれのテンプルにも着脱可能に連結されるとともに、その先端側が表示光学装置70に着脱可能に連結され、左テンプル81Lに支持されて装着者の左目前に配置される表示光学装置を支持すること、及び右テンプル81Rに支持されて装着者の右目前に配置される表示光学装置70を支持することに共用可能に構成されたものである。これにより資材を効率的に利用できる。
さらに、表示光学装置70をも左右両用にする場合には、左右両側面に接続開口部72a,72aを形成し、コネクタ72bを左右の接続開口部72a,72aのそれぞれに設ける。これにより、新たなパーツ、モジュールを追加することなく左右両用に構成することができる。すなわち、図9に示されるウェアラブルディスプレイ1Bの1セットがあれば、左眼用にも右眼用にも構成することができる。2セットあれば、左眼及び右眼の両方に表示光学装置70を設置できる。
この左右両用の表示光学装置70の場合、コネクタ90aが左右のいずれか一方のコネクタ72bに接続すると、電気的接続が確立するように電気回路を構成する。接続しない方のコネクタ72bが配置される接続開口部72aは、絶縁キャップ部材が挿し込まれ封止される。
なお、フレキシブル支持アーム30と中間連結部40の上面、下面の高さ位置はほぼ一致している。ウェアラブルディスプレイ1Bにあっては、中間連結部40とフレキシブル支持アーム50との連結位置を、中間連結部40の上下方向の中央として、左用と右用とで形態が異ならないようにされている。図1〜図8に示したウェアラブルディスプレイ1Aにあっては、中間連結部40の上面に、フレキシブル支持アーム50の上面が段差なく連続するように、中間連結部40の上下方向の中央より上方の位置にフレキシブル支持アーム50を連結した。フレキシブル支持アーム50をより上方に配置して装着者の視界を、より妨げないようにするためである。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態につき図11及び図12を参照して説明する。本実施形態のウェアラブルディスプレイ1Cは、上記第1実施形態の機械機構によるフレキシブル支持アーム30を、フレキシブル支持アーム30Cに置き換え、上記第1実施形態の機械機構によるフレキシブル支持アーム50を、フレキシブル支持アーム50Cに置き換えたものであり、その他は、容易変位方向等も同じであり、同様に実施するものである。
フレキシブル支持アーム30Cの容易変位方向はX方向であり、フレキシブル支持アーム50Cの容易変位方向はZ方向である。フレキシブル支持アーム30C,50Cはそれぞれ、容易変位方向を厚み方向としアーム中心軸方向に長く延びる板状である。すなわち、アーム中心軸方向を長手方向とした長い板状であり、アーム中心軸に垂直な断面における一方向が厚み方向で短く、当該一方向に直交する方向が幅方向で長くされている。
フレキシブル支持アーム30C,50Cは、弾性領域をほぼ持たず塑性変形し易い特性を持った材料が適用され、その断面形状により厚み方向には変形容易で、幅方向には変形し難い支持部材を構成する。表示光学装置70の上下方向はフレキシブル支持アーム50Cで、表示光学装置70の左右方向はフレキシブル支持アーム30Cの塑性変形により上下左右で独立して移動調整を行うので所望の位置に容易に調整が可能となる。
フレキシブル支持アーム30C,50Cは、FPC等のフレキシブル基板の上下に鉛を主とする塑性変形し易い金属などを貼り合わせることで構成することができる。このように構成すると、フレキシブル支持アーム30C,50Cが表示部支持部材と電気的配線部材を兼ねることができ、別途配線を行う必要が無いので装置のスリム化が図れる。フレキシブル支持アーム30C,50Cの表面は、PCV等の絶縁保護膜で覆うとよい。
(電気回路系の詳細)
図13は、ウェアラブルコンピューター(1A,1B,1C共通)の主要回路のブロック図である。表示光学装置70の筐体72内に設置される回路基板72c上には、表示素子73e(図14)を駆動するための駆動回路である表示パネルドライバー72d、光源73a(図14)を駆動するための回路である光源駆動回路72e、電源回路203が設けられている。
中間連結部40内に設置される回路基板43上には、カメラ41と、周辺環境の明るさを検知する照度センサー42が設けられている。照度センサー42は、ジェスチャー入力のために近接センサーの機能を有したものを適用することが好ましい。また、照度センサー42とは別に、近接センサーを中間連結部40に設けてもよい。
照度センサー42からの出力に基づいて、光源駆動回路72eや表示パネルドライバー72dを制御して、表示部材71に表示される画像の輝度を調整することで、ユーザーが見やすい画像にすることができる。アーム基端部20内に設置される中継回路基板22には、ジャイロ22a、電子コンパス22b、スピーカ22c、マイク22dに加えて、各種情報を記憶するEEPROM22e及び電源回路202が設けられている。電源回路202は、中継回路基板22上の各部への給電を行うとともに、後段の表示光学装置70、中間連結部40への電力供給を中継する。中間連結部40の電源回路を図示省略する。
モバイルコンピューター100内に設置される回路基板110には、全体の制御を司るCPU101、プログラムや各種情報を記憶するROM102、RAM103、無線通信デバイス104、105、システム全体の電源のオンオフや各種の指示を行うための操作部106、フラッシュメモリなどのストレージデバイス107や外部機器との接続を行うためのインターフェース108、着脱可能とされたバッテリー200に接続される電源回路201を備えている。制御信号や各種の情報をやり取りするための信号伝送路、及び、電力供給を行うための電力伝送路がコネクタ109を介して、ケーブル21に接続されるように構成されている。表示光学装置70の回路基板72cと、アーム基端部20の中継回路基板22との間の信号伝送路と電力伝送路は電気配線90で接続されている。なお、アーム基端部20の中継回路基板22と中間連結部40の回路基板43とを繋ぐ電気配線44は、フレキシブル支持アーム30内に通される。
以上説明したように、ケーブル21に接続されるユニット(モバイルコンピューター100)と、表示光学装置70との間の信号及び電力の伝送路が、ケーブル21、中継回路基板22及び電気配線90により形成される。ケーブル21に接続されるユニット(モバイルコンピューター100)と、アーム基端部20内のデバイスとの間の信号及び電力の伝送路が、ケーブル21及び中継回路基板22により形成される。ケーブル21に接続されるユニット(モバイルコンピューター100)と、中間連結部40内のデバイスとの間の信号及び電力の伝送路が、ケーブル21、中継回路基板22、電気配線44及び回路基板43により形成される。
(表示光学系の詳細)
図14は、表示光学装置70における表示光学系の概略の構成を示す断面図である。光源73aからの光を、照明ミラー73bによって反射し、横方向のみ拡散する1方向拡散板73cと偏光板73dを貼り合わせた素子を介して、偏光ビームスプリッタ(Polarizing Beam Splitter: PBS)73fに入射させる。光源73aとしては、RGBの3つの発光点を1パッケージ内に持つLEDが2つ(中心軸に対称に配置)使われる。
偏光板73dを透過した偏光はPBS73fで反射されるように方向が揃えてある。PBS73fで反射された光は、反射型液晶表示素子73eによって変調され、画像信号がONの時には偏光方向が回転し、PBS73fを透過する。PBS73fを透過した光は接眼プリズム71aに入射し、2つの平行な全反射面で1回ずつ反射したのち、ホログラム素子(HOE)71bに入射する。HOE71bは特定の波長(RGBに対応する3つの波長)の光のみを回折し、装着者の瞳Bに向けるように設けられている。偏向プリズム71cと接眼プリズム71aとはHOE71bが設置される傾斜面で接合し平行平板状に表示部材71を形成する。これにより、装着者が表示部材71を介して観察する外界像に歪みが生じるのを防止する。
(作用効果その他)
以上の実施形態のウェアラブルディスプレイによれば、テンプル固定部10から表示光学装置70までの支持アーム全体において、表示部材71の左右方向の位置調整、上下方向の位置調整、さらには煽り角調整を、異なる区間に特化して設けることができ、ユーザーは表示部材71の左右方向の位置調整、上下方向の位置調整、さらには煽り角調整を順に行うことができるから、表示装置の位置調整を容易にすることができる。
カメラ41や照度センサー42、近接センサーが中間連結部40に設けられ、中間連結部40を支持するフレキシブル支持アーム50が左右位置調整用であるので、表示光学装置70が煽られても、カメラ41や照度センサー42、近接センサーを常に正面に向けさせておくことが容易である。
モバイルコンピューター100が装着者の衣服、バッグなどに任意の向きで収められても、ジャイロ22a、電子コンパス22bはアーム基端部20に配置されているので、正確に、装着者の頭部の運動や姿勢を検出することができる。GPSもアーム基端部20に配置してもよい。また、スピーカ22c、マイク22dは、アーム基端部20に配置されているので、モバイルコンピューター100の配置によらず、スピーカ22c、マイク22dを装着者の頭蓋近くに配置しておくことができる。
なお、以上の実施形態では、フレキシブル支持アーム30とフレキシブル支持アーム50を連結して上下左右の位置調整可能な構成としたが、どちらか一方の調整が必要ない場合は、該当するフレキシブル支持アームのみを備えた構成を実施してもよい。以上の実施形態では、フレキシブル支持アーム30は、眼鏡型のフレーム80のテンプルに対して着脱可能としている。これは、装着者個々の眼鏡に取付可能とするためである。なお、テンプル固定部10はテンプルの延在方向(略前後方向)に沿ってその取付位置を調整可能である。本ウェアラブルディスプレイに専用の眼鏡型のフレームを用いる場合は、その専用の眼鏡型のフレームとフレキシブル支持アームとが着脱不可の構成を実施してもよい。以上の実施形態では、中間連結部40にカメラ41を配置しているが、カメラ不要の場合は配置する必要はなく、カメラを配置しない分中間連結部40をよりコンパクトにすることができる。以上の実施形態では、電気配線をフレキシブル支持アーム30,50の中に通したが、電気配線を通さずフレキシブル支持アーム30,50の外に配置して実施してもよい。
1A ウェアラブルディスプレイ
1B ウェアラブルディスプレイ
1C ウェアラブルディスプレイ
10 テンプル固定部
20 アーム基端部
21 ケーブル
30 フレキシブル支持アーム(左右調整用)
30C フレキシブル支持アーム(左右調整用)
40 中間連結部
41 カメラ
42 照度センサー
50 フレキシブル支持アーム(上下調整用)
50C フレキシブル支持アーム(上下調整用)
51 フレキシブル支持アームの要素
51m オス嵌合部
51n メス嵌合部
51t トンネル
60 アーム先端部
70 表示光学装置
71 表示部材
72 筐体
72a 接続開口部
72b コネクタ
80 眼鏡型のフレーム
81L 左テンプル
81R 右テンプル
90 電気配線
90a コネクタ
100 モバイルコンピューター

Claims (12)

  1. 表示部材を介して装着者の瞳孔に画像光を導光する表示光学装置と、前記表示光学装置を支持する支持アームとを備え、
    前記支持アームは、その一端の逆端に対する変位であって、当該一端におけるアーム中心軸に直交する一方向についての変位が、当該一端におけるアーム中心軸に直交する他の方向の変位に比較して容易に生じること、当該変位が生じても前記一端におけるアーム中心軸と前記逆端におけるアーム中心軸との平行を保つこと可能に支持することを特徴とするウェアラブルディスプレイ。
  2. 前記支持アームを2本と、当該2本の支持アームを直列的に連結する中間連結部とを備え、
    各支持アームの前記一方向についての変位の方向を容易変位方向と称するとして、
    前記中間連結部は、アーム中心軸の方向を略90度転換するとともに、当該中間連結部との連結端における両アーム中心軸と平行な面に対して、一方の支持アームの容易変位方向を略平行に、他方の支持アームの容易変位方向を略垂直にして連結することを特徴とする請求項1に記載のウェアラブルディスプレイ。
  3. 前記中間連結部にカメラが設置され、前記中間連結部から前記表示光学装置までの間の支持アームの容易変位方向が上下方向であることを特徴とする請求項2に記載のウェアラブルディスプレイ。
  4. 前記表示光学装置と前記支持アームとは、当該表示光学装置との連結端におけるアーム中心軸回りに回動自在に連結していることを特徴とする請求項1から請求項3のうちいずれか一に記載のウェアラブルディスプレイ。
  5. 前記支持アームの中に電気配線が通されて設置されたことを特徴とする請求項1から請求項4のうちいずれか一に記載のウェアラブルディスプレイ。
  6. 前記支持アームが、眼鏡型のフレームのテンプルに着脱可能に連結されることを特徴とする請求項1から請求項5のうちいずれか一に記載のウェアラブルディスプレイ。
  7. 前記支持アームは、眼鏡型のフレームの左右いずれのテンプルにも着脱可能に連結されるとともに、前記表示光学装置に着脱可能に連結され、左のテンプルに支持されて装着者の左目前に配置される前記表示光学装置を支持すること、及び右のテンプルに支持されて装着者の右目前に配置される前記表示光学装置を支持することに共用可能に構成されたことを特徴とする請求項1から請求項5のうちいずれか一に記載のウェアラブルディスプレイ。
  8. 前記支持アームは、アーム中心軸及び容易変位方向に平行な面に直交する軸回りに回動する1軸継手により連結される複数の要素からなることを特徴とする請求項1から請求項7のうちいずれか一に記載のウェアラブルディスプレイ。
  9. 前記複数の要素のそれぞれは、一端に形成されたオス嵌合部と、その逆端に形成され、隣接する他の要素における前記オス嵌合部と嵌合し前記1軸継手を構成するメス嵌合部とを一体に有する一部品であることを特徴とする請求項8に記載のウェアラブルディスプレイ。
  10. 前記複数の要素のそれぞれは、前記オス嵌合部の先端面から前記メス嵌合部に貫通するトンネルを有し、
    隣接するいずれの2つの前記要素も、一方の要素の前記オス嵌合部と他方の要素の前記メス嵌合部との嵌合に伴い、両者の前記トンネルを連結させる請求項9に記載のウェアラブルディスプレイ。
  11. 前記複数の要素のそれぞれは、容易変位方向の寸法に比較して、アーム中心軸及び容易変位方向に垂直な方向の寸法が長く形成された扁平形状である請求項8から請求項10のうちいずれか一に記載のウェアラブルディスプレイ。
  12. 前記支持アームは、容易変位方向を厚み方向としアーム中心軸方向に延びる板状であることを特徴とする請求項1から請求項7のうちいずれか一に記載のウェアラブルディスプレイ。
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