JP2017022062A - リチウムイオン二次電池の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】正極合材ペーストの溶媒として水を用いる場合において、初期の反応抵抗を小さくすることができるリチウムイオン二次電池の製造方法の提供。【解決手段】スピネル構造のリチウムニッケルマンガン酸化物からなる正極活物質を乾燥させる乾燥工程(ステップS1)と、乾燥させた正極活物質をフッ素ガスに晒すことで、フッ素ガスにより正極活物質を表面処理する表面処理工程(ステップS2)と、表面処理をした正極活物質とバインダーと溶媒である水とを混合して、正極合材ペーストを作製する正極合材ペースト作製工程(ステップS3)と、正極合材ペーストを集電部材の表面に塗布し、乾燥させて、集電部材の表面に正極合材層を備えた正極を作製する工程(ステップS4)とを備える。【選択図】図5

Description

本発明は、リチウムイオン二次電池の製造方法に関する。
特許文献1には、スピネル構造のリチウムニッケルマンガン酸化物からなる正極活物質を備えるリチウムイオン二次電池が開示されている。正極活物質として、スピネル構造のリチウムニッケルマンガン酸化物を用いることで、高電圧でも安定して作動し、高出力なリチウムイオン二次電池となる。
特開2014−103098号公報
さらに、特許文献1には、次のようなリチウムイオン二次電池の製造方法が開示されている。具体的には、スピネル構造のリチウムニッケルマンガン酸化物からなる正極活物質と、アセチレンブラックからなる導電材と、リン酸リチウムからなる添加剤と、PVDFからなるバインダーとを、NMPからなる有機溶媒に混合して、正極合材ペーストを作製する。その後、前記正極合材ペーストを集電部材の表面に塗布し、乾燥させて、前記集電部材の表面に正極合材層を備えた正極を作製する。次いで、前記正極と、負極と、フッ素元素を有する化合物を含有する非水電解液とを、電池ケース内に収容してリチウムイオン二次電池を組み立てる。その後、このリチウムイオン二次電池を初期充電等して、リチウムイオン二次電池を完成させる。
ところで、特許文献1では、正極合材ペーストの溶媒として有機溶媒を用いているが、近年、環境への配慮やコスト削減のために、正極合材ペーストの溶媒として、水を用いる方法が検討されている。
ところが、特許文献1の製造方法において、水を溶媒に用いて正極合材ペーストを作製し、この正極合材ペーストを用いて作製した正極を備えるリチウムイオン二次電池を作製すると、電池の初期の反応抵抗が上昇してしまった。
本発明者が鋭意研究した結果、水を溶媒に用いて正極合材ペーストを作製した場合には、正極活物質の表面部分において、MnとNiとのatomic%比(Mnのatomic%/Niのatomic%)が低下し、電池の初期の反応抵抗が上昇することが判明した。MnとNiとのatomic%比が低下する理由は、次のように考えている。
まず、正極合材ペーストの溶媒として水を用いることで、正極活物質の表面に水が付着(吸着)する。この正極合材ペーストを集電部材の表面に塗布した後、乾燥させることで、溶媒である水を蒸発させるが、正極活物質の表面の水分を十分に除去(蒸発)することができない。なお、正極活物質の表面の水分を確実に除去するために、乾燥エネルギーを高くすると、バインダー等に悪影響を与えてしまうので、正極合材ペースト(正極合材層)に対する乾燥エネルギーを高めて正極活物質の表面の水分を確実に除去する方法を採用することはできない。
そして、作製したリチウムイオン二次電池内において、正極活物質の表面の水分が、非水電解液中のフッ素元素と接触すると、フッ酸(HF)が発生し、このフッ酸の作用により、正極活物質の表面部分からMnが溶出する。これが原因で、正極活物質の表面部分において、MnとNiとのatomic%比(Mnのatomic%/Niのatomic%)が低下し、電池の初期の反応抵抗が上昇すると考えている。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、正極合材ペーストの溶媒として水を用いる場合において、初期の反応抵抗を小さくすることができるリチウムイオン二次電池の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、スピネル構造のリチウムニッケルマンガン酸化物からなる正極活物質を乾燥させる乾燥工程と、乾燥させた前記正極活物質をフッ素ガスに晒すことで、フッ素ガスにより前記正極活物質を表面処理する表面処理工程と、表面処理をした前記正極活物質とバインダーと溶媒である水とを混合して、正極合材ペーストを作製する正極合材ペースト作製工程と、前記正極合材ペーストを集電部材の表面に塗布し、乾燥させて、前記集電部材の表面に正極合材層を備えた正極を作製する工程と、前記正極と、負極と、フッ素元素を有する化合物を含有する非水電解液とを、電池ケース内に収容して前記リチウムイオン二次電池を組み立てる工程と、前記リチウムイオン二次電池を初期充電する工程と、を備えるリチウムイオン二次電池の製造方法である。
上述の製造方法は、正極合材ペースト作製工程の前に、スピネル構造のリチウムニッケルマンガン酸化物からなる正極活物質を乾燥させる乾燥工程と、乾燥させた前記正極活物質をフッ素ガスに晒すことで、フッ素ガスにより前記正極活物質を表面処理する表面処理工程とを備えている。
まず、乾燥工程において、スピネル構造のリチウムニッケルマンガン酸化物からなる正極活物質を乾燥させることで、正極活物質に付着している水分を除去(蒸発)させることができる。その後、表面処理工程において、乾燥させた正極活物質をフッ素ガスで表面処理することで、正極活物質の表面にフッ素元素を含む被膜(例えば、フッ素化合物を含む被膜)を形成して、正極活物質の表面に撥水性を付与することができる。
これにより、その後、正極合材ペースト作製工程において、表面処理をした前記正極活物質とバインダーと溶媒である水とを混合して、正極合材ペーストを作製したとき、正極活物質表面に水が付着(吸着)するのを抑制することができる。これにより、その後、正極合材ペーストを集電部材の表面に塗布し、乾燥させて、前記集電部材の表面に正極合材層を備えた正極を作製したとき、当該正極に含まれる正極活物質表面の水分量を低減することができる。
その結果、作製したリチウムイオン二次電池内において、正極活物質の表面の水分と非水電解液中のフッ素元素との反応により発生するフッ酸(HF)の量を低減することができ、フッ酸の作用により正極活物質の表面部分から溶出するMnの量を低減することができる。これにより、リチウムイオン二次電池の初期の反応抵抗を小さくすることができる。
実施形態にかかるリチウムイオン二次電池の平面図である。 同電池の製造方法を説明する図である。 正極の構成を示す図である。 負極の構成を示す図である。 実施形態にかかるリチウムイオン二次電池の製造方法の流れを示すフローチャートである。 正極活物質におけるF/O(フッ素元素のモル数/酸素元素のモル数)の値とMn/Ni(マンガン元素のatomic%/ニッケル元素のatomic%)の値との相関図である。
次に、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施形態にかかるリチウムイオン二次電池100の平面図である。本実施形態のリチウムイオン二次電池100は、図1に示すように、平面視矩形状の電池ケース110と、電池ケース110の内部から外部に延出する正極端子120と、電池ケース110の内部から外部に延出する負極端子130とを備えている。
電池ケース110は、電池ケース110の最も内側に位置する内側樹脂フィルム111、この内側樹脂フィルム111の外側(図2において紙面奥側)に隣り合って位置する金属フィルム112、及びこの金属フィルム112の外側に隣り合って位置する外側樹脂フィルム113が積層されたラミネートフィルム101で形成されている(図2参照)。この電池ケース110は、図2に示すように、収容部119内に電極体150を配置させたラミネートフィルム101が、折り返し位置110gで折り返され、図1に示すように、略矩形環状の溶着封止部115(電池ケース110の周縁部)が熱溶着により封止されて、平面視矩形状に成形されている。
さらに、図2に示すように、電池ケース110の内部には、電極体150が収容されている。この電極体150は、断面長円状をなし、長尺シート状の正極155と負極156とセパレータ157を扁平形状に捲回してなる扁平型の捲回体である。
正極155は、図3に示すように、長手方向DAに延びる帯状で、アルミニウム箔からなる正極集電部材151と、この正極集電部材151の両面に、それぞれ長手方向DAに延びる帯状に配置された2つの正極合材層152とを有している。
正極155のうち、正極合材層152が塗工されている部位を、正極合材層塗工部155cという。一方、正極合材層152を有することなく、正極集電部材151のみからなる部位を、正極合材層未塗工部155bという。正極合材層未塗工部155bは、正極155の一方長辺に沿って、正極155の長手方向DAに帯状に延びている。この正極合材層未塗工部155bは、捲回されて渦巻き状をなし、電極体150の軸線方向(図2において左右方向)一方端部(図2において左端部)に位置している。正極合材層未塗工部155bには、正極端子120が溶接されている。
また、負極156は、図4に示すように、長手方向DAに延びる帯状で、銅箔からなる負極集電部材158と、この負極集電部材158の両面に、それぞれ長手方向DAに延びる帯状に配置された2つの負極合材層159とを有している。
負極156のうち、負極合材層159が塗工されている部位を、負極合材層塗工部156cという。一方、負極合材層159を有することなく、負極集電部材158のみからなる部位を、負極合材層未塗工部156bという。負極合材層未塗工部156bは、負極156の一方長辺に沿って、負極156の長手方向DAに帯状に延びている。この負極合材層未塗工部156bは、捲回されて渦巻き状をなし、電極体150の軸線方向他方端部(図2において右端部)に位置している。負極合材層未塗工部156bには、負極端子130が溶接されている。
セパレータ157は、電気絶縁性を有する樹脂フィルムからなるセパレータである。このセパレータ157は、正極155と負極156との間に介在して、これらを離間させている。なお、セパレータ157には、非水電解液140を含浸させている。
また、本実施形態では、非水電解液140として、フッ素元素(F)を有する化合物を含有する非水電解液を用いている。具体的には、EC(エチレンカーボネート)とEMC(エチルメチルカーボネート)とを混合した非水溶媒に、フッ素元素を有する化合物である六フッ化燐酸リチウム(LiPF6)を溶解した非水電解液を用いている。
次に、本実施形態にかかるリチウムイオン二次電池の製造方法について説明する。
図5は、本実施形態にかかるリチウムイオン二次電池の製造方法の流れを示すフローチャートである。まず、ステップS1(乾燥工程)において、正極活物質14を乾燥させる。具体的には、正極活物質14を真空乾燥装置内に配置し、150℃の温度で所定時間(例えば2時間)、正極活物質14を乾燥させる。これにより、正極活物質14に付着している水分を除去(蒸発)させることができる。なお、本実施形態では、正極活物質14として、スピネル構造のリチウムニッケルマンガン酸化物(具体的には、LiNi0.5Mn1.54)を用いている。
次に、ステップS2(表面処理工程)に進み、前述のようにして乾燥させた正極活物質14をフッ素ガスに晒すことで、フッ素ガスにより正極活物質14を表面処理する。具体的には、常温(25℃)環境下でチャンバー内に正極活物質14を配置し、このチャンバー内にフッ素ガスを供給し、チャンバー内の気圧を1kPaにした状態で、所定時間(30分以上)放置する。これにより、正極活物質14の表面にフッ素元素を含む被膜(例えば、フッ素化合物を含む被膜)を形成して、正極活物質14の表面に撥水性を付与することができる。
次に、ステップS3(正極合材ペースト作製工程)に進み、正極合材ペースト10を作製する。具体的には、まず、溶媒である水(本実施形態では、イオン交換水)中に増粘材であるCMC(カルボキシメチルセルロース)を添加し、これらをプラネタリーミキサーによって混練して、CMCペーストを作製する。次いで、このCMCペーストに、前述のように表面処理をした正極活物質14と導電材であるアセチレンブラックと添加剤であるリン酸リチウムを添加し、これらをプラネタリーミキサーによって混練する。その後、さらにポリアクリル酸バインダーを添加して、プラネタリーミキサーによって混練することで、正極合材ペースト10を作製する。
次いで、ステップS4(正極作製工程)に進み、正極155を作製する。具体的には、上述のようにして作製した正極合材ペーストを、正極集電部材151(アルミニウム箔)の表面(両面)に塗布し、乾燥させた後、プレス加工を施した。これにより、正極集電部材151の表面(両面)に正極合材層152を備えた正極155を得た(図3参照)。なお、正極合材層152は、正極合材ペーストを乾燥させて、プレス(圧縮)したものである。本実施形態では、140℃の温度で正極合材ペーストを乾燥させて、溶媒であるイオン交換水を除去(蒸発)させている。
ところで、本実施形態では、正極合材ペースト作製工程(ステップS3)に先立って、乾燥工程(ステップS1)において、正極活物質14に付着している水分を除去(蒸発)し、さらに、表面処理工程(ステップS2)において、フッ素ガスにより正極活物質14を表面処理することで、正極活物質14の表面に撥水性を付与している。これにより、正極合材ペースト作製工程(ステップS3)において、溶媒として水(イオン交換水)を用いて正極合材ペーストを作製したとき、正極活物質表面に水が付着(吸着)するのを抑制することができる。
これにより、正極作製工程(ステップS4)において、正極合材層152を備えた正極155を作製したとき、正極155に含まれる正極活物質14の表面の水分量を低減することができる。その結果、後述するように、作製したリチウムイオン二次電池100内において、正極活物質14の表面の水分と非水電解液140中のフッ素元素との反応により発生するフッ酸(HF)の量を低減することができ、フッ酸の作用により正極活物質14の表面部分(正極活物質14の表面をなす部位、例えば、正極活物質14のうち表面から30nm以内の部位)から溶出するMnの量を低減することができる。これにより、リチウムイオン二次電池100の初期の反応抵抗を小さくすることができる。
また、これとは別に、負極156を作製する。具体的には、溶媒中に、負極活物質とバインダー(PVDF)とを添加し、高速分散機によって混練して、負極合材ペーストを作製する。次いで、この負極合材ペーストを、銅箔からなる負極集電部材158の表面(両面)に塗布し、乾燥させた後、プレス加工を施した。これにより、負極集電部材158の表面(両面)に負極合材層159を備えた負極156を得た(図4参照)。なお、本実施形態では、負極活物質として、炭素材料(具体的には、グラファイト)を用いている。
次に、ステップS5(電極体作製工程)に進み、電極体150を作製した。具体的には、上述のようにして作製した正極155と負極156との間に、セパレータ157が介在するようにして、これらを捲回し、電極体150を作製した。詳細には、正極155の正極合材層未塗工部155bと負極156の負極合材層未塗工部156bとが、幅方向(図2〜図4において左右方向)について互いに反対側に位置するようにして、正極155、負極156、及びセパレータ157を扁平形状に捲回して、電極体150を形成した。
次に、ステップS6(組み立て工程)に進み、リチウムイオン二次電池100の組み立てを行った。具体的には、まず、電極体150の正極合材層未塗工部155bに、正極端子120を接合(溶接)する。さらに、電極体150の負極合材層未塗工部156bに、負極端子130を接合(溶接)する。次いで、図2に示すように、正極端子120及び負極端子130を溶接した電極体150を、ラミネートフィルム101の収容部119内に配置する。次いで、ラミネートフィルム101を、その折り返し位置110gで折り返し、電極体150を内部に収容する。
その後、溶着封止部115を、その厚み方向に加圧しつつ加熱して、内側樹脂フィルム111同士を熱溶着させて、電池ケース110を形成する。次いで、電池ケース110に設けられている図示しない注液口を通じて、電池ケース110内に非水電解液140を注入した後、注液口を封止する。これにより、リチウムイオン二次電池100の組み立てが完了する。
次に、ステップS7(初期充電工程)に進み、上述のようにして組み立てられたリチウムイオン二次電池100について、初期充電を行う。具体的には、リチウムイオン二次電池100のSOCが100%になるまで(電池電圧値が4.9Vに達するまで)、1/3Cの一定電流値で充電を行う。なお、1Cは、定格容量値(公称容量値)の容量を有する電池を定電流放電して、1時間で放電終了となる電流値であり、1/3Cはその1/3倍の大きさの電流値である。
その後、所定の処理を行うことで、リチウムイオン二次電池100が完成する。
(実施例1)
実施例1では、ステップS1(乾燥工程)において、正極活物質14の乾燥時間を2時間とした。すなわち、正極活物質14を、150℃の真空乾燥装置内に2時間配置して、乾燥させた。さらに、ステップS2(表面処理工程)において、正極活物質14をフッ素ガスに晒す時間を30分とした。すなわち、常温(25℃)環境下でチャンバー内に正極活物質14を配置し、このチャンバー内にフッ素ガスを供給し、チャンバー内の気圧を1kPaにした状態で、30分放置した。その後、ステップS3〜S7の処理を行い、リチウムイオン二次電池100を作製した。
なお、実施例1の条件でステップS1(乾燥工程)の処理を行った後の正極活物質14について、公知のカールフィッシャー水分計を用いて含有水分量を測定したところ、40ppmであった。
さらに、その後、実施例1の条件でステップS2(表面処理工程)の処理を行った後の正極活物質14の表面部分について、公知のX線光電子分光法(XPS)により分析を行い、FとOのモル比=F/O(フッ素元素のモル数/酸素元素のモル数)の値を求めたところ、F/O=0.02であった。なお、F/Oの値が大きいほど、正極活物質の表面にフッ素元素を含む被膜(例えば、フッ素化合物を含む被膜)が多量に(厚く)形成されているといえる。
また、ステップS4(正極作製工程)において作製した正極155について、公知のカールフィッシャー水分計を用いて含有水分量を測定したところ、90ppmであった。
(実施例2〜4)
実施例2〜4では、実施例1と比較して、ステップS2(表面処理工程)において、正極活物質14をフッ素ガスに晒す時間のみを異ならせ、その他(ステップS1,S3〜S7)は実施例1と同様にして、リチウムイオン二次電池100を作製した。実施例2〜4において、ステップS1(乾燥工程)の処理を行った後の正極活物質14について含有水分量を測定したところ、いずれも40ppmであった。
実施例2では、ステップS2(表面処理工程)において正極活物質14をフッ素ガスに晒す時間を、45分とした。そして、ステップS2(表面処理工程)の処理を行った後の正極活物質14の表面部分について、実施例1と同様にして、F/O(フッ素元素のモル数/酸素元素のモル数)の値を求めたところ、F/O=0.1であった。
また、本実施例2のステップS4(正極作製工程)において作製した正極155について、含有水分量を測定したところ、50ppmであった。
実施例3では、ステップS2(表面処理工程)において正極活物質14をフッ素ガスに晒す時間を、55分とした。そして、ステップS2(表面処理工程)の処理を行った後の正極活物質14の表面部分について、実施例1と同様にして、F/O(フッ素元素のモル数/酸素元素のモル数)の値を求めたところ、F/O=0.15であった。
また、本実施例3のステップS4(正極作製工程)において作製した正極155について、含有水分量を測定したところ、45ppmであった。
実施例4では、ステップS2(表面処理工程)において正極活物質14をフッ素ガスに晒す時間を、65分とした。そして、ステップS2(表面処理工程)の処理を行った後の正極活物質14の表面部分について、実施例1と同様にして、F/O(フッ素元素のモル数/酸素元素のモル数)の値を求めたところ、F/O=0.2であった。
また、本実施例4のステップS4(正極作製工程)において作製した正極155について、含有水分量を測定したところ、40ppmであった。
(比較例1)
比較例1では、実施例1と比較して、ステップS2(表面処理工程)を行わない点が異なり、その他(ステップS1,S3〜S7)は実施例1と同様にして、リチウムイオン二次電池100を作製した。
本比較例1において、ステップS1(乾燥工程)の処理を行った後の正極活物質14について含有水分量を測定したところ、40ppmであった。また、ステップS3(正極合材ペースト作製工程)の処理を行う前の正極活物質14の表面部分について、実施例1と同様にして、F/O(フッ素元素のモル数/酸素元素のモル数)の値を求めたところ、F/O=0であった。また、ステップS4(正極作製工程)において作製した正極について、含有水分量を測定したところ、120ppmであった。
(初期反応抵抗測定試験)
上述のようにして作製した実施例1〜4及び比較例1のリチウムイオン二次電池について、公知の交流インピーダンス測定を行い、各々の電池について反応抵抗値を求めた。そして、比較例1のリチウムイオン二次電池の反応抵抗値を基準(=1)として、各々のリチウムイオン二次電池について反応抵抗比を算出した。すなわち、各々のリチウムイオン二次電池の反応抵抗値を、比較例1の反応抵抗値で除して、比の値(反応抵抗比)を算出した。その結果を表1に示す。
なお、表1では、ステップS1(乾燥工程)の処理を行った後で、フッ素ガスによる表面処理工程(ステップS2)を行う前の正極活物質14について測定した含有水分量(ppm)を、「F処理前水分量(ppm)」と表記している。また、ステップS4(正極作製工程)において作製した正極155について測定した含有水分量(ppm)を、「電極水分量」と表記している。
Figure 2017022062
表1に示すように、実施例1〜4のリチウムイオン二次電池100は、いずれも、初期反応抵抗比の値が1より小さくなった。具体的には、初期反応抵抗比の値は、実施例1では0.99、実施例2では0.96、実施例3では0.96、実施例4では0.99となった。すなわち、実施例1〜4のリチウムイオン二次電池100は、いずれも、比較例1のリチウムイオン二次電池よりも、初期の反応抵抗が小さくなった。
その理由は、以下のように考えられる。実施例1〜4では、まず、乾燥工程(ステップS1)において、正極活物質14を乾燥させることで、正極活物質14に付着している水分を除去し(蒸発させ)、正極活物質14の含有水分量を40ppmとした。その後、表面処理工程(ステップS2)において、乾燥させた正極活物質14をフッ素ガスで表面処理することで、正極活物質14の表面にフッ素元素を含む被膜(例えば、フッ素化合物を含む被膜)を形成して、正極活物質14の表面に撥水性を付与した。具体的には、F/O(フッ素元素のモル数/酸素元素のモル数)の値を0.02〜0.2の範囲内の値とした。
これにより、その後、正極合材ペースト作製工程(ステップS3)において、表面処理をした正極活物質14とバインダーと溶媒である水とを混合して、正極合材ペーストを作製したとき、正極活物質14の表面に水が付着(吸着)するのを抑制することができる。これにより、その後、ステップS4(正極作製工程)において、正極合材ペーストを正極集電部材151の表面に塗布し、乾燥させて、正極155を作製したとき、当該正極155に含まれる正極活物質14の表面の水分量を低減することができる。
その結果、作製したリチウムイオン二次電池100内において、正極活物質14の表面の水分と非水電解液140中のフッ素元素との反応により発生するフッ酸(HF)の量を低減することができ、フッ酸の作用により正極活物質14の表面部分から溶出するMnの量を低減することができる。これにより、リチウムイオン二次電池100の初期の反応抵抗を小さくすることができたと考えられる。
なお、実施例1〜4のリチウムイオン二次電池100では、正極活物質14の表面部分におけるMnとNiのatomic%比=Mn/Ni(マンガン元素のatomic%/ニッケル元素のatomic%)の値は、順に、0.5、0.9、1.0、1.1であった(表1参照)。Mn/Niの値が大きいほど、正極活物質14の表面部分からのMnの溶出量が少ないといえる。
また、正極活物質14の表面部分におけるMn/Niの値は、次のようにして求めている。具体的には、各々のリチウムイオン二次電池に含まれている正極活物質14について、公知のXRD(X線回折法)により、正極活物質14の表面部分の分析を行い、その分析結果に基づいて、Mn/Niの値を算出した。
一方、比較例1では、表面処理工程(ステップS2)を行っていないので、正極活物質14の表面にフッ素元素を含む被膜(例えば、フッ素化合物を含む被膜)を形成しておらず、正極活物質14の表面に撥水性を付与していない。このため、正極合材ペースト作製工程(ステップS3)において正極合材ペーストを作製したとき、実施例1〜4に比べて、正極活物質14の表面に多量の水が付着(吸着)してしまう。その後、この正極合材ペーストを集電部材の表面に塗布した後、乾燥させることで、溶媒である水を蒸発させるが、正極活物質14の表面に付着(吸着)している水分を十分に除去(蒸発)することができない。
その結果、作製した比較例1のリチウムイオン二次電池内において、正極活物質14の表面の水分と非水電解液140中のフッ素元素との反応により発生するフッ酸(HF)の量が、実施例1〜4に比べて多くなり、このために、フッ酸の作用により正極活物質14の表面部分から溶出するMnの量が多くなったといえる。なお、比較例1のリチウムイオン二次電池では、Mn/Niの値は、0.3となり、実施例1〜4に比べて小さくなった(表1参照)。
また、図6に、正極活物質14におけるF/O(フッ素元素のモル数/酸素元素のモル数)の値とMn/Ni(マンガン元素のatomic%/ニッケル元素のatomic%)の値との相関図を示す。なお、図6は、比較例1及び実施例1〜4の測定結果(表1参照)に基づいて作成している。
図6からわかるように、正極活物質14において、F/O(フッ素元素のモル数/酸素元素のモル数)の値が大きいほど、Mn/Ni(マンガン元素のatomic%/ニッケル元素のatomic%)の値が大きくなる。
ここで、F/Oの値が大きいほど、正極活物質14の表面にフッ素元素を含む被膜(例えば、フッ素化合物を含む被膜)が多く(厚く)形成されているといえる。従って、F/Oの値が大きいほど、撥水性が高くなり、水を溶媒とした正極合材ペーストを用いて作製した正極(正極合材層)に含まれる正極活物質14の表面の水分量を低減することができるといえる。なお、F/Oの値は、ステップS2(表面処理工程)において、正極活物質14をフッ素ガスに晒す時間を長くするほど大きくなる。
また、Mn/Ni(マンガン元素のatomic%/ニッケル元素のatomic%)の値が大きいほど、正極活物質14の表面の水分と非水電解液140中のフッ素元素との反応により発生するフッ酸(HF)の量を低減することができ、フッ酸の作用により正極活物質14の表面部分から溶出するMnの量を低減することができたといえる。
従って、図6に示す結果より、ステップS3(正極合材ペースト作製工程)において正極活物質14を溶媒である水に接触させる前に、ステップS1(乾燥工程)において正極活物質14を乾燥させた後、ステップS2(表面処理工程)において、乾燥させた正極活物質14をフッ素ガスにより表面処理しておくことで、その後、電池内において正極活物質14の表面に非水電解液140が接触したときの、正極活物質14の表面部分から溶出するMnの量を低減することができるといえる。その理由は、乾燥させた正極活物質14をフッ素ガスにより表面処理しておくことで、正極(正極合材層)に含まれる正極活物質14の表面の水分量を低減することができるからである。
さらには、ステップS2(表面処理工程)において、正極活物質14をフッ素ガスに晒す時間を長くして、正極活物質14の表面部分におけるF/O(フッ素元素のモル数/酸素元素のモル数)の値を大きくするほど、正極活物質14の表面部分から溶出するMnの量を低減することができるといえる。その理由は、正極活物質14をフッ素ガスに晒す時間を長くするほど、正極活物質14の撥水性が高くなり、正極(正極合材層)に含まれる正極活物質14の表面の水分量を低減することができるからである。
但し、正極活物質14をフッ素ガスに晒す時間を長くして、正極活物質14の表面部分におけるF/Oの値を大きくするほど、正極活物質14の表面に形成されるフッ素元素を含む被膜(例えば、フッ素化合物を含む被膜)は厚くなり、この被膜によって反応抵抗が増加すると考えられる。具体的には、表1に示すように、F/Oの値を0.02以上とすることで、初期反応抵抗比を小さくすることができるが、F/Oの値が0.15を上回ると次第に初期反応抵抗比が上昇してゆき、F/Oの値を0.2にすると、初期反応抵抗比の値は、F/Oの値を0.02としたときと同等になる。この結果より、F/Oの値は、0.02以上0.2以下とするのが好ましく、0.1以上0.15以下とするのがより好ましいといえる。
(実施例5)
実施例5では、実施例2と比較して、ステップS1(乾燥工程)における正極活物質14の乾燥時間のみを異ならせ、その他(ステップS2〜S7)は実施例2と同様にして、リチウムイオン二次電池100を作製した。具体的には、本実施例5では、ステップS1(乾燥工程)における正極活物質14の乾燥時間を3時間として、ステップS1の処理を行った後の正極活物質14の含有水分量を、20ppmとした。なお、ステップS2(表面処理工程)の処理を行った後の正極活物質14の表面部分におけるF/Oの値は、実施例2と同等で0.1であった。
本実施例5のリチウムイオン二次電池100について、実施例2と同様にして、初期反応抵抗比の値を算出したところ、0.95となり、実施例2(初期反応抵抗比=0.96)よりも小さな値となった。その理由は、本実施例5では、ステップS1の処理を行った後の正極活物質14の含有水分量を、実施例2(含有水分量=40ppm)よりも少ない20ppmとしたためであると考えられる。これにより、正極(正極合材層)に含まれる正極活物質14の表面の水分量を、実施例2よりも低減することができ、その結果、電池内において正極活物質14の表面に非水電解液140が接触したときの、正極活物質14の表面部分から溶出するMnの量を低減することができたと考えられる。
(実施例6)
実施例6では、実施例4と比較して、ステップS1(乾燥工程)における正極活物質14の乾燥時間のみを異ならせ、その他(ステップS2〜S7)は実施例4と同様にして、リチウムイオン二次電池100を作製した。具体的には、本実施例6では、ステップS1(乾燥工程)における正極活物質14の乾燥時間を3時間として、ステップS1の処理を行った後の正極活物質14の含有水分量を、20ppmとした。なお、ステップS2(表面処理工程)の処理を行った後の正極活物質14の表面部分におけるF/Oの値は、実施例4と同等で0.2であった。
本実施例6のリチウムイオン二次電池100について、実施例4と同様にして、初期反応抵抗比の値を算出したところ、0.98となり、実施例4(初期反応抵抗比=0.99)よりも小さな値となった。その理由は、本実施例6では、ステップS1の処理を行った後の正極活物質14の含有水分量を、実施例4(含有水分量=40ppm)よりも少ない20ppmとしたためであると考えられる。これにより、正極(正極合材層)に含まれる正極活物質14の表面の水分量を、実施例4よりも低減することができ、その結果、電池内において正極活物質14の表面に非水電解液140が接触したときの、正極活物質14の表面部分から溶出するMnの量を低減することができたと考えられる。
以上の結果より、フッ素ガスによる表面処理工程(ステップS2)を行う前の、正極活物質14における含有水分量は、40ppm以下とするのが好ましく、20ppm以下とするのがより好ましいといえる。すなわち、正極活物質14の含有水分量が40ppm以下(より好ましくは20ppm以下)となるように、ステップS1(乾燥工程)において正極活物質14を乾燥させるのが好ましいといえる。
さらには、フッ素ガスによる表面処理工程(ステップS2)を行った後の正極活物質14の表面部分におけるF/Oの値は、0.02以上0.2以下とするのが好ましく、0.1以上0.15以下とするのがより好ましいといえる。すなわち、正極活物質14の表面部分におけるF/Oの値が0.02以上0.2以下(より好ましくは、0.1以上0.15以下)となるように、表面処理工程(ステップS2)を行うのが好ましいといえる。
以上において、本発明を実施形態(実施例1〜6)に即して説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、実施形態(実施例1〜6)では、ラミネートフィルム101からなる電池ケース110を用いて、リチウムイオン二次電池を作製した。しかしながら、電池ケースは、これに限定されることはなく、例えば、金属製(例えば、アルミニウム製)のハードケースを用いるようにしても良い。また、電池ケースの形状も、角形(直方体形状)、円筒形状など、いずれの形状としても良い。
14 正極活物質
100 リチウムイオン二次電池
110 電池ケース
140 非水電解液
150 電極体
151 正極集電部材
152 正極合材層
155 正極
156 負極
157 セパレータ
158 負極集電部材
159 負極合材層

Claims (1)

  1. スピネル構造のリチウムニッケルマンガン酸化物からなる正極活物質を乾燥させる乾燥工程と、
    乾燥させた前記正極活物質をフッ素ガスに晒すことで、フッ素ガスにより前記正極活物質を表面処理する表面処理工程と、
    表面処理をした前記正極活物質とバインダーと溶媒である水とを混合して、正極合材ペーストを作製する正極合材ペースト作製工程と、
    前記正極合材ペーストを集電部材の表面に塗布し、乾燥させて、前記集電部材の表面に正極合材層を備えた正極を作製する工程と、
    前記正極と、負極と、フッ素元素を有する化合物を含有する非水電解液とを、電池ケース内に収容して前記リチウムイオン二次電池を組み立てる工程と、
    前記リチウムイオン二次電池を初期充電する工程と、を備える
    リチウムイオン二次電池の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023037775A1 (ja) * 2021-09-13 2023-03-16 パナソニックIpマネジメント株式会社 被覆活物質、被覆活物質の製造方法、正極材料、および電池

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