JP2017021697A - 移動体、自動搬送装置、自動車および移動体の位置情報生成方法 - Google Patents

移動体、自動搬送装置、自動車および移動体の位置情報生成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】設備負担を軽減しつつ、自動走行(自立移動)することができる移動体、自動搬送装置、自動車および移動体の位置情報生成方法を提供すること。【解決手段】本発明の自動搬送装置は、X軸方向での加速度を受けて第1信号を出力する第1加速度センサー51と、Y軸方向での加速度を受けて第2信号を出力する第2加速度センサー52と、計時情報を生成するタイマー65と、基準位置情報、第1信号、第2信号および計時情報を用いて、位置情報を生成する制御部64と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、移動体、自動搬送装置、自動車および移動体の位置情報生成方法に関するものである。
例えばAGV(Automatic Guided Vehicle)と呼ばれる無人搬送車のような自動走行可能な移動体が知られている(例えば、特許文献1参照)。
例えば、特許文献1に記載の無人搬送車は、走行ラインに設けたマーカーを検出する位置検出センサーを有し、この位置検出センサーの検出結果に基づいて走行ラインに対する横ずれ量を検出する。このような横ずれ量の検出結果を用いて走行することで、走行ラインに沿った走行が可能となる。
特開2015−22451号公報
しかし、特許文献1に記載の無人搬送車では、走行ラインに多数のマーカーを設置しなければならず、そのため、設備負担が大きいという問題がある。
本発明の目的は、設備負担を軽減しつつ、自動走行(自立移動)することができる移動体、自動搬送装置、自動車および移動体の位置情報生成方法を提供することにある。
このような目的は、下記の本発明により達成される。
本発明の移動体は、水平面に沿っている第1方向での加速度を受けて第1信号を出力する第1加速度センサーと、
前記水平面に沿っていて前記第1方向と交差する第2方向での加速度を受けて第2信号を出力する第2加速度センサーと、
計時情報を生成する計時情報生成部と、
前記第1信号、前記第2信号および前記計時情報を用いて、自身の位置情報を生成する位置情報生成部と、
を備えることを特徴とする。
このような移動体によれば、第1加速度センサーおよび第2加速度センサーからの信号を用いて位置情報を生成するため、例えば、位置情報を取得するためのマーカーを外部に設置しなくても、位置情報を得ることができ、また、そのようなマーカーを設置する場合においても、マーカーの数が少なくて済む。そのため、移動体の使用環境に設置するマーカー等の設備を省略または簡単化して設備負担を軽減しつつ、自動走行(自立移動)を行うことができる。
本発明の移動体では、前記位置情報生成部は、前記計時情報に基づく時間を用いて前記第1信号および前記第2信号のそれぞれを2回積分する処理を行うことが好ましい。
これにより、比較的簡単な演算により、第1信号および第2信号を用いて位置情報を生成することができる。
本発明の移動体では、外部に設置されたマーカーを検出するマーカーセンサーを備え、
前記位置情報生成部は、前記マーカーセンサーの検出結果を用いて、前記位置情報を生成する際に用いる基準位置情報を補正することが好ましい。
これにより、位置情報生成部が生成する位置情報の実際の位置に対するずれ量が大きくなることを低減することができる。
本発明の移動体では、鉛直方向に沿っている第3方向での加速度を受けて第3信号を出力する第3加速度センサーを備え、
前記位置情報生成部は、前記基準位置情報、前記第1信号、前記第2信号、前記第3信号および前記計時情報を用いて、前記位置情報を生成することが好ましい。
これにより、移動体が3次元的に移動する場合において、位置情報生成部が移動体の3次元的な位置情報を生成することができる。
本発明の移動体では、走行ルートに関する情報を記憶する記憶部を備え、
前記位置情報と前記記憶部に記憶されている前記走行ルートに関する情報とを照合して、走行方向に関する情報を含む信号を出力する制御部と、
を備えることが好ましい。
これにより、走行ルートに従って自動的に移動する移動体を提供することができる。
本発明の自動搬送装置は、水平面に沿っている第1方向での加速度を受けて第1信号を出力する第1加速度センサーと、
前記水平面に沿っていて前記第1方向と交差する第2方向での加速度を受けて第2信号を出力する第2加速度センサーと、
計時情報を生成する計時情報生成部と、
前記第1信号、前記第2信号および前記計時情報を用いて、自身の位置情報を生成する位置情報生成部と、
を備えることを特徴とする。
このような自動搬送装置によれば、設備負担を軽減しつつ、自動走行(自立移動)を行うことができる。
本発明の自動車は、水平面に沿っている第1方向での加速度を受けて第1信号を出力する第1加速度センサーと、
前記水平面に沿っていて前記第1方向と交差する第2方向での加速度を受けて第2信号を出力する第2加速度センサーと、
計時情報を生成する計時情報生成部と、
基準位置情報、前記第1信号、前記第2信号および前記計時情報を用いて、位置情報を生成する位置情報生成部と、を備えることを特徴とする。
このような自動車によれば、設備負担を軽減しつつ、自動走行(自立移動)を行うことができる。
本発明の移動体の位置情報生成方法は、水平面に沿っている第1方向での加速度情報を含む第1信号と、
前記水平面に沿っていて前記第1方向と交差する第2方向での加速度情報を含む第2信号と、
計時情報生成部から出力される計時情報と、
を用いて自身の位置情報を生成することを特徴とする。
このような移動体の位置情報生成方法によれば、設備負担を軽減しつつ、自動走行(自立移動)を行うことができる。
本発明の実施形態に係る自動搬送装置(移動体)を用いた自動走行システムを示す概略図である。 図1に示す自動走行システムに用いる自動搬送装置の斜視図である。 図2に示す自動搬送装置の制御系(自動走行装置)を示すブロック図である。 図1に示す自動走行システムに用いるマーカーの一例を示す図である。 図2に示す自動搬送装置における位置情報生成を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施形態に係る自動車(移動体)を示す斜視図である。
以下、本発明の移動体、自動搬送装置、自動車および移動体の位置情報生成方法を添付図面に示す好適な実施形態について説明する。なお、以下では、本発明の移動体を自動搬送装置および自動車にそれぞれ適用した場合を例に説明する。
1.自動搬送装置
まず、本発明の自動搬送装置(移動体の一例)の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る自動搬送装置(移動体)を用いた自動走行システムを示す概略図である。
図1に示す自動走行システム10は、通路Pに沿って自動搬送装置1を自動走行させるシステムである。この自動走行システム10において、自動搬送装置1は、管理装置12から走行ルートRの指示を受け取り、その走行ルートRに従って通路Pの所定経路を走行する。また、自動搬送装置1は、自身が受ける加速度を検出可能に構成されており、その検出した加速度と、事前に設定された基準位置情報とを用いて、自身の位置情報を生成し、その生成した位置情報を用いて走行ルートRに従った走行制御を行う。すなわち、基準位置情報とは、自動搬送装置1の位置情報を算出するための基準となる情報のことである。本実施形態では、自動搬送装置1は、自動搬送装置1の外部となる通路Pまたはその近傍に設置されたマーカー11を検出し、その検出結果に基づいて、基準位置情報を取得可能である。
図2は、図1に示す自動走行システムに用いる自動搬送装置の斜視図である。
図2に示す自動搬送装置1は、車体2と、車体2に取り付けられた1対の前輪31および1対の後輪32と、車体2が受ける加速度を検出する加速度センサー5と、マーカー11を検出する3つのマーカーセンサー41と、これらのセンサーの検出結果を用いて車体2の走行制御を行う制御ユニット6と、を備えている。
車体2の上部には、荷物Cを載置可能な荷台21が設けられている。一方、車体2の下部には、前方側に左右1対の前輪31、後方側に左右1対の後輪32が設けられている。
1対の前輪31は、操舵可能に構成されている。このような操舵可能な1対の前輪31は、図示しない操舵機構(図3に示す操舵機構34)により操舵される。これにより、車体2の走行方向を変更することができる。なお、1対の後輪32が操舵可能に構成されていてもよいし、1対の前輪31および1対の後輪32のすべてが操舵可能に構成されていてもよい。
また、1対の後輪32は、図示しないモーター、エンジン等の駆動源(図3に示す駆動源33)により駆動力を受けて駆動する。これにより、車体2を前方または後方へ走行させることができる。なお、1対の前輪31が駆動可能に構成されていてもよいし、1対の前輪31および1対の後輪32のすべてが駆動可能に構成されていてもよい。
また、車体2の前方部、右側方部および左側方部には、それぞれ、マーカーセンサー41が設けられている。車体2の前方部に設けられたマーカーセンサー41(41a)は、車体2に対して前方側に位置するマーカー11を検出可能に構成されている。また、車体2の右側方部に設けられたマーカーセンサー41(41b)は、車体2に対して右側方側に位置するマーカー11を検出可能に構成されている。また、車体2の左側方部に設けられたマーカーセンサー41(41c)は、車体2に対して左側方側に位置するマーカー11を検出可能に構成されている。
各マーカーセンサー41は、例えば、2次元カメラまたは3次元カメラである。すなわち、各マーカーセンサー41は、例えば、1つまたは2つ以上の撮像素子を有して構成されている。このような構成のマーカーセンサー41によれば、マーカー11として画像パターンのようなものを用いることができ、その結果、マーカー11の設置負担を軽減することができる。また、マーカーセンサー41が有する撮像素子としては、特に限定されず、例えば、電荷結合素子(CCD:Charge Coupled Device)、C−MOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の固体撮像素子、撮像管等を用いることができる。
また、各マーカーセンサー41は、水平面に沿った方向にあるマーカー11を検出可能に構成されている。これにより、マーカーを通路Pの通路面上に設置する場合のようなマーカーの損傷の問題が少ない。そのため、例えば、マーカーの補修や交換等の手間を低減することができ、この点でも、設置負担を軽減することができる。
なお、マーカー11の形態については、後に詳述する。また、マーカーセンサー41の設置位置および数は、マーカー11の位置を検出可能であれば、前述したものに限定されない。例えば、マーカーセンサー41は、車体2の後方部、底面部等に設けられていてもよいし、前述した3つのマーカーセンサー41のうちの1つまたは2つを省略してもよい。
また、車体2内には、加速度センサー5が設けられている。この加速度センサー5は、互いに直交する3つの検出軸を有するいわゆる3軸タイプの加速度センサーであって、各検出軸に沿った方向の加速度を検出可能に構成されている。
また、車体2内には、制御ユニット6が設けられている。制御ユニット6は、マーカーセンサー41および加速度センサー5の検出結果を用いて、車体2の走行制御を行う機能を有する。
図3は、図2に示す自動搬送装置の制御系(自動走行装置)を示すブロック図である。
図3に示すように、制御ユニット6は、無線通信部61と、記憶部62と、方位センサー63と、制御部64と、タイマー65と、を有している。この制御ユニット6は、マーカーセンサー41および加速度センサー5の検出結果を用いて、1対の前輪31を操舵可能な操舵機構34および1対の後輪32を駆動可能な駆動源33を制御する。ここで、マーカーセンサー41、加速度センサー5、駆動源33、操舵機構34および制御ユニット6を含む構成は、自動走行装置100を構成している。
無線通信部61は、無線通信(送信および受信)機能を有する。より具体的には、無線通信部61は、図1に示す管理装置12から送信された情報を受信する機能を有する。これにより、自動搬送装置1を遠隔で操作することができる。受信する情報としては、例えば、走行ルートRに関する情報、基準位置情報等が挙げられる。
また、無線通信部61は、車体2に関する情報を無線送信する機能を有する。これにより、使用者は、自動搬送装置1の状況を離れた位置でも知ることができ、また、無線通信部61から無線送信された情報を、例えば、パーソナルコンピューター等のホスト(図示せず)で受信して利用することができる。送信する情報としては、例えば、走行状況や不具合等に関する情報等が挙げられる。
このような無線通信部61は、アンテナ611および通信回路612を有する。
アンテナ611は、特に限定されないが、例えば、金属材料、カーボン等で構成され、巻線、薄膜等の形態をなす。なお、アンテナ611は、送信および受信に共通して1つのアンテナで構成されていてもよいし、送信および受信のそれぞれに対応して2つのアンテナで構成されていてもよい。
通信回路612は、例えば、電磁波を送信するための送信回路と、送信する信号を変調する機能を有する変調回路と、電磁波を受信するための受信回路と、受信する信号を復調する機能を有する復調回路とを有する。なお、通信回路612は、信号の周波数を小さく変換する機能を有するダウンコンバータ回路、信号の周波数を大きく変換する機能を有するアップコンバータ回路、信号を増幅する機能を有する増幅回路等を有していてもよい。
また、無線通信部61は、例えば、Bluetooth(「Bluetooth」は登録商標)のような近距離無線通信規格を用いることができる。
方位センサー63は、方位を検出する機能を有する。これにより、自動搬送装置1の向きを検出することができる。具体的には、例えば、方位センサー63は、地磁気を2軸または3軸で検出する磁気センサーを有し、この磁気センサーの検出結果に用いて方位を検出する。この磁気センサーは、例えば、磁気を検知するホール素子とその信号処理回路とを含んで構成されている。
タイマー65は、計時情報(クロック信号)を生成する機能を有する、すなわち計時情報生成部である。これにより、基準位置情報を取得または生成したときからの経過時間を計測することができる。このタイマー65は、特に限定されないが、例えば、水晶振動子を利用した発振回路を有して構成されている。
記憶部62は、各種センサーの検出結果またはそれを用いた情報や、制御部64の制御に用いる情報およびプログラム等を記憶する機能を有する。特に、記憶部62は、無線通信部61で受信した走行ルートRに関する情報(以下、単に「走行ルート情報」ともいう)や、マーカーセンサー41の検出結果を用いて得られた基準位置情報を記憶する。
このような記憶部62としては、特に限定されないが、例えば、不揮発性メモリ、揮発性メモリを用いることができる。
制御部64は、制御ユニット6内の各部や、1対の後輪32を駆動可能な駆動源33、1対の前輪31を操舵可能な操舵機構34等を制御したり、マーカーセンサー41や加速度センサー5等から入力される情報を用いて演算を行ったりする機能を有する。
このような制御部64は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(read only memory)、RAM(Random Access Memory)、I/O(input/output)ポート等を含んで構成されている。
このような制御部64は、基準位置情報、加速度センサー5からの信号およびタイマー65の計時情報を用いて、位置情報を生成する「位置情報生成部」としての機能を有する。ここで、加速度センサー5は、X軸(第1検出軸)に沿った方向の加速度を検出する第1加速度センサー51と、X軸に直交(交差)するY軸(第2検出軸)に沿った方向の加速度を検出する第2加速度センサー52と、X軸およびY軸に直交(交差)するZ軸に沿った方向の加速度を検出する第3加速度センサー53と、を有する。例えば、X軸およびY軸は、水平面に対して平行、Z軸は、水平面に対して垂直(鉛直)に設定されている。
このような第1加速度センサー51は、X軸方向(第1方向)での加速度を受けて第1信号を出力する。また、第2加速度センサー52は、Y軸方向(第2方向)での加速度を受けて第2信号を出力する。また、第3加速度センサー53は、Z軸方向(第3方向)での加速度を受けて第3信号を出力する。なお、X軸、Y軸およびZ軸は、水平面に対して傾斜していてもよい。この場合、水平面に対する各検出軸の傾斜角を考慮して、各加速度センサーの検出結果を用いて水平面に沿った方向の加速度を算出することができる。また、自動搬送装置1の移動経路が水平面に沿っていて、かつ、路面に凹凸がないような場合には、第3加速度センサー53を省略してもよい。
また、制御部64は、マーカーセンサー41の検出結果を用いて基準位置情報を生成する機能を有する。ここで、マーカーセンサー41は、マーカー11(マーカー11a、11b、11cのいずれか)を画像認識し、制御部64は、その画像情報に基づいて、自動搬送装置1の基準となる正確な位置(以下、「基準位置」ともいう)に関する情報である基準位置情報を求める。すなわち、基準位置情報とは、自動搬送装置1の位置情報を算出するための基準となる情報のことである。
図4は、図1に示す自動走行システムに用いるマーカーの一例を示す図である。
例えば、マーカー11は、図4に示すように、被検出面110上に互いに離間して配置された複数の図柄111、112、113、114が形成されている。図示では、図柄111、112、113、114は、互いに異なる形状をなしている。これらの図柄111、112、113、114は、マーカー11が設置される位置ごとに異なっている。これにより、図柄111、112、113、114に基づいて、マーカー11の位置を検出することができる。また、マーカーセンサー41でマーカー11を画像認識した際、図柄111、112、113、114の互いの大きさ、図柄間の離間距離等に基づいて、マーカー11と自動搬送装置1との位置関係を求めることができる。例えば、画像認識した図柄111、112、113、114は、マーカー11と自動搬送装置1との位置関係(距離や角度等)によって歪んだり大きさが変化したりする。そのため、その歪や大きさの変化の程度に基づいて、マーカー11と自動搬送装置1との間の距離や、マーカー11に対する自動搬送装置1の方向を求めることができる。このように求めたマーカー11と自動搬送装置1との位置関係と、マーカー11の位置とを用いて、自動搬送装置1の正確な位置情報として基準位置情報を得ることができる。なお、図示した図柄111、112、113、114の形状や位置等は、一例であって、これに限定されるものではない。
以下、本発明の移動体の位置情報生成方法の一例として、自動搬送装置1における位置情報の生成について詳述する。
図5は、図2に示す自動搬送装置における位置情報生成を説明するためのフローチャートである。
まず、基準位置情報を設定する(ステップS1)。より具体的には、例えば、自動搬送装置1が管理装置12から走行ルートRの指示を受け取る際に管理装置12から走行ルート情報とともに受け取ったり、自動搬送装置1の近くにあるマーカー11を検出した結果から生成したりした基準位置情報を記憶部62に記憶する。また、このとき、タイマー65を用いて、基準位置情報を取得または生成したときからの経過時間の測定を開始する。
次に、加速度センサー5で加速度を検出する(ステップS2)。そして、加速度センサー5の検出結果を用いて自動搬送装置1の移動量および移動方向を算出する(ステップS3)。より具体的には、例えば、加速度センサー5で検出された加速度を時間(基準位置情報を取得または生成したときからの経過時間)で2回積分することで、基準位置からの移動距離および移動方向を算出する。
このように求めた基準位置からの移動距離および移動方向を用いて、自動搬送装置1の位置情報を生成する(ステップS4)。
このようなステップS2〜ステップS4を、マーカー11を検出するまで繰り返し(ステップS5)、マーカー11を検出した場合、その検出結果に基づいて基準位置情報を更新する(ステップS6)。
以上のように、マーカー11が検出不可能な場合、加速度センサー5の検出結果を用いて、基準位置情報を補完して位置情報を生成し、マーカー11が検出可能な場合、マーカー11の検出結果を用いて、基準位置情報を更新して、加速度センサー5の検出結果に基づく位置情報のずれを修正する。
このように、自動搬送装置1が自身の位置情報を生成しながら、その位置情報と走行ルート情報とを照らし合わせながら、駆動源33および操舵機構34を制御することで、走行ルートRに従った自動走行を行うことができる。ここで、制御部64は、位置情報と走行ルートとを照合して、走行方向に関する情報(駆動源の駆動量、操舵機構の操舵角等)を含む信号を出力する。このような制御部64を設けることにより、事前に設定された走行ルートに従って自動的に移動する自動搬送装置1を提供することができる。
以上説明したような自動搬送装置1によれば、加速度センサー5からの信号を用いて位置情報を生成するため、例えば、位置情報を取得するためのマーカー11を外部に設置しなくても、位置情報を得ることができ、また、そのようなマーカー11を設置する場合においても、マーカー11の数が少なくて済む。そのため、自動搬送装置1の使用環境に設置するマーカー11等の設備を省略または簡単化して設備負担を軽減しつつ、自動走行(自立移動)を行うことができる。
ここで、自動搬送装置1が備える制御部64(位置情報生成部)がタイマー65を用いた計時情報に基づく時間で加速度センサー5からの信号を2回積分する処理を行うことにより、比較的簡単な演算により、加速度センサー5からの信号を用いて位置情報を生成することができる。
また、制御部64がマーカーセンサー41の検出結果を用いて基準位置情報を補正するため、制御部64が生成する位置情報の実際の位置に対するずれ量が大きくなることを低減することができる。
また、水平方向に沿った検出軸を有する第1加速度センサー51および第2加速度センサー52だけでなく、鉛直方向に沿った検出軸を有する第3加速度センサー53を用いて、位置情報を生成するため、自動搬送装置1が3次元的に移動する場合において、制御部64が自動搬送装置1の3次元的な位置情報を生成することができる。
2.自動車
図6は、本発明の実施形態に係る自動車(移動体)を示す斜視図である。
図6に示す自動車1500は、車体1501と、4つの車輪1502と、を有しており、車体1501に設けられた図示しない駆動源(エンジン)によって車輪1502を回転させるように構成されている。このような自動車1500には、自動走行装置100(図3参照)が内蔵されている。そして、自動走行装置100の作用により、自動車1500は、自動走行可能となっている。なお、4つの車輪1502は、図2に示す1対の前輪31および1対の後輪32に対応している。
以上、本発明の移動体、自動搬送装置、自動車および移動体の位置情報生成方法を図示の各実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、他の任意の構成物が付加されていてもよい。
前述した実施形態では、本発明の移動体を自動搬送装置および自動車に適用した場合を例に説明したが、本発明の移動体は、これに限定されず、例えば、自立移動型ロボット、自動車以外の車両、船舶、航空機等にも適用可能である。
また、前述した実施形態では、マーカーセンサーとして画像認識を用いたものを例に説明したが、これに限定されず、例えば、GPS受信機等を用いて基準位置情報を取得することも可能である。
1…自動搬送装置、2…車体、5…加速度センサー、6…制御ユニット、10…自動走行システム、11…マーカー、11a〜11c…マーカー、12…管理装置、21…荷台、31…前輪、32…後輪、33…駆動源、34…操舵機構、41…マーカーセンサー、41a〜41c…マーカーセンサー、51…第1加速度センサー、52…第2加速度センサー、53…第3加速度センサー、61…無線通信部、62…記憶部、63…方位センサー、64…制御部、65…タイマー、100…自動走行装置、110…被検出面、111〜114…マーカーセンサー、611…アンテナ、612…通信回路、1500…自動車、1501…車体、1502…車輪、C…荷物、P…通路、R…走行ルート

Claims (8)

  1. 水平面に沿っている第1方向での加速度を受けて第1信号を出力する第1加速度センサーと、
    前記水平面に沿っていて前記第1方向と交差する第2方向での加速度を受けて第2信号を出力する第2加速度センサーと、
    計時情報を生成する計時情報生成部と、
    前記第1信号、前記第2信号および前記計時情報を用いて、自身の位置情報を生成する位置情報生成部と、
    を備えることを特徴とする移動体。
  2. 前記位置情報生成部は、前記計時情報に基づく時間を用いて前記第1信号および前記第2信号のそれぞれを2回積分する処理を行う請求項1に記載の移動体。
  3. 外部に設置されたマーカーを検出するマーカーセンサーを備え、
    前記位置情報生成部は、前記マーカーセンサーの検出結果を用いて、前記位置情報を生成する際に用いる基準位置情報を補正する請求項1または2に記載の移動体。
  4. 鉛直方向に沿っている第3方向での加速度を受けて第3信号を出力する第3加速度センサーを備え、
    前記位置情報生成部は、前記基準位置情報、前記第1信号、前記第2信号、前記第3信号および前記計時情報を用いて、前記位置情報を生成する請求項3に記載の移動体。
  5. 走行ルートに関する情報を記憶する記憶部を備え、
    前記位置情報と前記記憶部に記憶されている前記走行ルートに関する情報とを照合して、走行方向に関する情報を含む信号を出力する制御部と、
    を備える請求項1ないし4のいずれか1項に記載の移動体。
  6. 水平面に沿っている第1方向での加速度を受けて第1信号を出力する第1加速度センサーと、
    前記水平面に沿っていて前記第1方向と交差する第2方向での加速度を受けて第2信号を出力する第2加速度センサーと、
    計時情報を生成する計時情報生成部と、
    前記第1信号、前記第2信号および前記計時情報を用いて、自身の位置情報を生成する位置情報生成部と、
    を備えることを特徴とする自動搬送装置。
  7. 水平面に沿っている第1方向での加速度を受けて第1信号を出力する第1加速度センサーと、
    前記水平面に沿っていて前記第1方向と交差する第2方向での加速度を受けて第2信号を出力する第2加速度センサーと、
    計時情報を生成する計時情報生成部と、
    基準位置情報、前記第1信号、前記第2信号および前記計時情報を用いて、位置情報を生成する位置情報生成部と、を備えることを特徴とする自動車。
  8. 水平面に沿っている第1方向での加速度情報を含む第1信号と、
    前記水平面に沿っていて前記第1方向と交差する第2方向での加速度情報を含む第2信号と、
    計時情報生成部から出力される計時情報と、
    を用いて自身の位置情報を生成することを特徴とする移動体の位置情報生成方法。
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