JP2017020266A - Photovoltaic power generation device - Google Patents
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Abstract
Description
本開示は、太陽光発電装置に関する。 The present disclosure relates to a photovoltaic power generation apparatus.
従来、屋根に太陽電池モジュールを固定して太陽光発電装置を構築する際に用いられる種々の固定構造が知られている。例えば、特許文献1には、モジュールフレームの外側に張り出した鍔部を断面略U字形状の押え金具で押え付け、当該金具を屋根に設置された架台フレーム上にボルト止めして太陽電池モジュールを固定する構造が開示されている。
2. Description of the Related Art Conventionally, various fixing structures used when a solar power generation device is constructed by fixing a solar cell module to a roof are known. For example, in
太陽光発電装置では、架台フレームに対して太陽電池モジュールをしっかり固定できることはもとより、屋根上での固定作業が簡単で施工性に優れることが求められている。特許文献1に開示された技術は、例えば施工性について改良の余地がある。
In the solar power generation device, not only the solar cell module can be firmly fixed to the gantry frame, but also the fixing work on the roof is required to be simple and excellent in workability. The technique disclosed in
本開示の一態様である太陽光発電装置は、屋根上に配置される長尺状の架台フレームと、太陽電池パネルの端縁部に設けられたモジュールフレームを有し、架台フレーム上に載置される太陽電池モジュールと、架台フレーム上でモジュールフレームに係合し、架台フレームに太陽電池モジュールを固定するための固定金具とを備え、固定金具は、架台フレーム上に配置されるベース部と、ベース部から下方に延びて架台フレームの側壁部上に張り出し、当該側壁部に固定される脚部とを有する。 A photovoltaic power generation apparatus according to one embodiment of the present disclosure includes a long pedestal frame disposed on a roof and a module frame provided on an edge of the solar cell panel, and is placed on the pedestal frame. A solar cell module, and a fixing bracket for engaging the module frame on the gantry frame and fixing the solar cell module to the gantry frame, and the fixing bracket includes a base portion disposed on the gantry frame; A leg portion that extends downward from the base portion and projects onto the side wall portion of the gantry frame and is fixed to the side wall portion.
本開示の一態様によれば、架台フレームに対して太陽電池モジュールをしっかり固定でき、且つ屋根上での固定作業が簡単で施工性に優れた太陽光発電装置を提供することができる。 According to one aspect of the present disclosure, it is possible to provide a solar power generation device that can firmly fix a solar cell module to a gantry frame, and can be easily fixed on a roof and has excellent workability.
以下、図面を参照しながら、実施形態の一例について詳細に説明する。
実施形態において参照する図面は、模式的に記載されたものであり、図面に描画された構成要素の寸法比率などは、現物と異なる場合がある。具体的な寸法比率等は、以下の説明を参酌して判断されるべきである。本明細書において、「略**」との記載は、略同一を例に挙げて説明すると、完全に同一はもとより、実質的に同一と認められる場合を含む意図である。
Hereinafter, an example of an embodiment will be described in detail with reference to the drawings.
The drawings referred to in the embodiments are schematically described, and the dimensional ratios of the components drawn in the drawings may be different from the actual products. Specific dimensional ratios and the like should be determined in consideration of the following description. In the present specification, the description of “substantially **” is intended to include the case where substantially the same is recognized as substantially the same as the case where substantially the same is described as an example.
本明細書では、固定金具が架台フレームに取り付けられた状態で、屋根の桁方向(屋根の軒棟方向に垂直な方向)に沿う金具の方向を「横方向」、屋根の野地板に垂直な方向に沿う金具の方向を「上下方向」という。また、屋根の軒棟方向に沿う金具の方向を縦方向という場合がある。実施形態の説明で用いる図面には、屋根の軒棟方向・縦方向を矢印α、桁方向・横方向を矢印β、上下方向を矢印γで示す。 In this specification, with the fixing bracket attached to the gantry frame, the direction of the bracket along the roof girder direction (the direction perpendicular to the roof eaves direction) is the “lateral direction” and is perpendicular to the roof base plate. The direction of the metal fitting along the direction is referred to as “vertical direction”. Moreover, the direction of the metal fitting along the eaves direction of a roof may be called the vertical direction. In the drawings used in the description of the embodiment, the roof eaves direction / vertical direction is indicated by an arrow α, the girder / lateral direction is indicated by an arrow β, and the vertical direction is indicated by an arrow γ.
図1〜図17を参照しながら、実施形態の一例である太陽光発電装置10について以下詳細に説明する。
With reference to FIGS. 1-17, the solar
図1は、屋根に設置された太陽光発電装置10を示す図である。
図1に例示するように、太陽光発電装置10は、屋根上に配置された長尺状の架台フレーム30上に複数の太陽電池モジュール11を並べて設置することで構成されている。詳しくは後述するが、太陽光発電装置10は、架台フレーム30に太陽電池モジュール11を固定するための固定金具14として、第1金具50、第2金具60、及び第3金具70を備える(後述の図3参照)。各金具は、屋根の軒側に配置される太陽電池モジュール11a(第1の太陽電池モジュール)と、太陽電池モジュール11aの棟側に隣接配置される太陽電池モジュール11b(第2の太陽電池モジュール)との境界部分に取り付けられる。太陽光発電装置10の軒側端部には、軒側端部用金具80(後述の図12参照)が取り付けられ、棟側端部には、例えば別の固定金具(図示せず)が取り付けられる。
FIG. 1 is a diagram illustrating a solar
As illustrated in FIG. 1, the solar
太陽電池モジュール11a,11b(第1、第2の太陽電池モジュール)の用語は、2つの太陽電池モジュールについての相対的な位置関係を示すものである。即ち、太陽光発電装置10を構成する複数の太陽電池モジュール11のうち、軒棟方向に隣接する任意の2枚の太陽電池モジュール11について、軒側に配置される方が太陽電池モジュール11aとなり、棟側に配置される方が太陽電池モジュール11bとなる。
The terms of the
架台フレーム30は、その長手方向が屋根の軒棟方向に沿うように屋根上に配置される。架台フレーム30は、軒棟方向に複数の太陽電池モジュール11を配置可能な長さを有する。1枚の太陽電池モジュール11は、例えば屋根の桁方向に適当な間隔をあけて互いに略平行に配置された2本の架台フレーム30上に載置される。架台フレーム30は、例えば表面に保護被膜が形成された鋼材から構成される。
The
太陽電池モジュール11は、太陽電池パネル12と、当該パネルの端縁部に設けられたモジュールフレーム13(以下、「フレーム13」とする)とを有し、架台フレーム30上に載置される。太陽電池パネル12は、例えば複数の太陽電池セルがガラス板等の保護部材で挟持された略平坦なパネルである。図1に例示する太陽電池モジュール11及び太陽電池パネル12は、平面視で略長方形である。各太陽電池モジュール11は、短辺が軒棟方向に略平行であり、隣り合う太陽電池モジュール11の短辺同士が接触した状態で屋根上に配置されている。なお、太陽電池モジュール11は、長方形以外の平面視形状を有していてもよく、正方形等の他の形状であってもよい。
The
フレーム13は、太陽電池パネル12の端縁部を保護し、架台フレーム30に対する太陽電池モジュール11の固定に利用される。フレーム13は、例えばアルミニウム等の金属材料を押出成形して形成される長尺状の部材である。フレーム13は、太陽電池パネル12の各長辺及び各短辺に沿って取り付けられる複数の部材からなり、コーナーピース等を用いて互いに接続されて太陽電池パネル12の四方を囲むことが好適である。本実施形態では、後述する外溝24及び内鍔26が、太陽電池パネル12の長辺に沿って取り付けられるフレーム13、即ち架台フレーム30に略直交するフレーム13のみに設けられている。
The
図2は、太陽電池モジュール11の断面図(フレーム13の幅方向断面図)である。
図2に例示するように、フレーム13は、本体部20と、太陽電池パネル12の端縁部を収納する内溝22と、太陽電池パネル12と反対側に設けられる外溝24と、太陽電池モジュール11の内側に張り出した内鍔26とを有する。内溝22はフレーム13の幅方向一方側(内側)に開口した溝であって、外溝24は内溝22と反対側である幅方向他方側(外側)に開口した溝である。本実施形態では、内溝22及び外溝24の深さ方向、内鍔26の延出方向が屋根の軒棟方向に沿っている。また、内溝22はフレーム13の上部に形成され、外溝24及び内鍔26はフレーム13の下部に形成されている。本体部20の形状は特に限定されないが、剛性の向上、軽量化、材料コスト削減等の観点から、好ましくは中空の角柱形状を有する。
FIG. 2 is a cross-sectional view of the solar cell module 11 (a cross-sectional view in the width direction of the frame 13).
As illustrated in FIG. 2, the
フレーム13は、本体部20の上面に立設した鉤部21を有する。鉤部21は、本体部20の外側から上方に真っ直ぐ延び、内側に折れ曲がって断面略L字状に形成されている。本体部20の上面と鉤部21との間に、太陽電池パネル12を挿入可能な隙間である内溝22が形成されている。内溝22は、フレーム13の長手方向に沿って形成される。内溝22には太陽電池パネル12の端縁部が挿入され、太陽電池パネル12と内溝22の隙間には、例えば接着剤が充填される。
The
フレーム13は、本体部20の下面に立設した鉤部23を有する。鉤部23は、本体部20の内側から下方に真っ直ぐ延び、外側に折れ曲がって断面略L字状に形成されている。本体部20の下面と鉤部23との間に、固定金具14の挿嵌部を挿し込み可能な隙間である外溝24が形成される。外溝24は、固定金具14を取り付ける部分のみに形成されてもよいが、好ましくはフレーム13の長手方向に沿って連続的に形成される。底板25は、鉤部23の一部であって、フレーム13の底部を構成する部分である。
The
内鍔26は、フレーム13の下部から太陽電池モジュール11の内側(フレーム13の幅方向他方側)に向かって延出し、太陽電池モジュール11の内側に向いたフレーム13の内側壁に対して略垂直に設けられることが好ましい。本実施形態では、鉤部23のうちフレーム13の内側壁を構成する部分(上下方向に沿った部分)から内鍔26が延出し、内鍔26は底板25と共にフレーム13の底部を構成する。底板25の下面と内鍔26の下面は、連続した段差のない平坦な面(フレーム13の下面)を形成している。内鍔26は、固定金具14を取り付ける部分のみに形成されてもよいが、好ましくはフレーム13の長手方向に沿って連続的に形成される。
The
図3は、図1中のAA線断面の一部を示す図である。
図3では、軒棟方向に隣接配置される太陽電池モジュール11a,11bの各構成要素に、それぞれ「a」、「b」を付する。
FIG. 3 is a diagram showing a part of a cross section taken along line AA in FIG.
In FIG. 3, “a” and “b” are respectively attached to the constituent elements of the
図3に例示するように、太陽光発電装置10は、架台フレーム30上でフレーム13に係合し、架台フレーム30に太陽電池モジュール11を固定するための固定金具14として、第1金具50と、第2金具60と、第3金具70とを備える。各金具は、上記の通り軒棟方向に隣接配置される太陽電池モジュール11a,11bの境界部分に取り付けられている。本実施形態では、当該境界部分において、第1金具50が太陽電池モジュール11bの軒側端部に設けられたフレーム13bに取り付けられ、第2金具60と第3金具70が太陽電池モジュール11aの棟側端部に設けられたフレーム13aに取り付けられている。詳しくは後述するが(図4,5参照)、架台フレーム30は互いに略平行に対向配置された2つの側壁部32,33を有し、上方に向かって開口した断面略コの字状の部材である。
As illustrated in FIG. 3, the solar
太陽光発電装置10では、太陽電池モジュール11a,11bの境界部分において、第1金具50上にフレーム13bが載置され、第3金具70上にフレーム13aが載置される。第1金具50は、当該境界部分においてフレーム13bの外溝24bに挿し込まれる挿嵌部52(第1挿嵌部)を有する。第3金具70は、当該境界部分においてフレーム13aの外溝24aに挿し込まれる挿嵌部72を有する。第2金具60上にはフレーム13aが載置されず、第2金具60は当該境界部分においてフレーム13aの内鍔26aを押える押え部62を有する。
In the solar
第1金具50、第2金具60、及び第3金具70は、架台フレーム30上に配置されるベース部51,61,71と、当該ベース部から下方に延びた脚部54,64,74とをそれぞれ有する。各金具は、互いに略平行に対向配置された2つの脚部54,64,74をそれぞれ有し(後述の図6,8,10等参照)、各脚部が架台フレーム30の側壁部32,33上に張り出して当該側壁部に固定されることが好適である。即ち、各金具の各脚部同士の間隔は、側壁部32,33同士の間隔よりも広い。架台フレーム30の側壁部32,33及び各金具の脚部には、ボルト孔(後述の図4,5等参照)がそれぞれ形成されており、当該各ボルト孔に挿通されるボルト34を用いて側壁部32,33に各脚部が固定される。
The first metal fitting 50, the second metal fitting 60, and the third metal fitting 70 include
本実施形態では、第1金具50と第3金具70が1本のボルト34を用いて、また第2金具60が別の1本のボルト34を用いて架台フレーム30に固定されている。具体的には、第1金具50の脚部54の一部が、第3金具70の脚部74と架台フレーム30の側壁部32との間に配置され、ボルト34を用いて第3金具70と共に側壁部32,33にそれぞれ固定される。即ち、第3金具70の脚部74同士の間隔は、第1金具50の脚部54同士の間隔よりも広く形成されている。なお、第3金具70の脚部74の一部が、第1金具50の脚部54と架台フレーム30の側壁部32との間に配置され、ボルト34を用いて第1金具50と共に側壁部32,33にそれぞれ固定されてもよい。
In the present embodiment, the first metal fitting 50 and the third metal fitting 70 are fixed to the
図4及び図5は、各金具が載せられた架台フレーム30を示す図である。
架台フレーム30は、互いに略平行に対向配置された2つの側壁部32,33を有する。側壁部32,33は、上下方向長さ、長手方向長さ共に互いに略同一である。架台フレーム30は、側壁部32,33同士をつなぐ部分として上壁部31を有する断面略コの字状の部材であって、当該フレームの長手方向に沿って形成される開口部が下を向いた状態で屋根上に配置されている。側壁部32,33は上壁部31の幅方向両端部から下方に延び、上壁部31に対して略垂直に形成されている。架台フレームの形状等はこれに限定されず、例えばフレームの長手方向に沿った開口部を有さない角柱形状の架台フレームであってもよい。但し、施工性、材料コストなどを考慮すると、当該開口部を有することが好ましい。
4 and 5 are views showing the
The
架台フレーム30は、例えばアンカーを用いて屋根の野地板に固定される。アンカーは、野地板に固定される板状の固定部(図示せず)と、固定部に対して略垂直に設けられたアンカーボルト46(図5参照)とを有する。アンカーボルト46は、例えば屋根材に形成された貫通孔から屋根材の表側に突き出している。本実施形態では、フレーム受け金具40を介して架台フレーム30がアンカーボルト46に固定されている。フレーム受け金具40は、架台フレーム30と同様に断面略コの字状の部材であって、互いに略平行に対向配置された2つの側壁部42,43と、当該側壁部同士をつなぐ下壁部41とを有する。フレーム受け金具40の軒棟方向に沿った長さは架台フレーム30よりも短く、架台フレーム30及びアンカーボルト46との固定に支障のない長さであればよい。
The
フレーム受け金具40は、当該金具の長手方向に沿った開口部が上を向いた状態でアンカーボルト46に固定されることが好適である。フレーム受け金具40の下壁部41には、アンカーボルト46が挿通可能な貫通孔(図示せず)が形成されている。例えば、アンカーボルト46に取り付けたナット47の上に下壁部41を載せ、下壁部41の上からナット48を当該ボルトに取り付けることで当該ボルトに架台フレーム30を固定できる。図5に示す例では、側壁部42,43の上下方向長さが架台フレーム30の側壁部32,33の上下方向長さよりも短く、また側壁部42,43同士の間隔は側壁部32,33同士の間隔よりも広い。架台フレーム30の側壁部32,33は、フレーム受け金具40の側壁部42,43の間に配置され、ボルト44とナット45を用いて側壁部42,43に固定される。なお、側壁部32,33,42,43には、ボルト44が挿通される図示しないボルト孔がそれぞれ形成されている。
The
第1金具50、第2金具60、及び第3金具70は、ベース部51,61,71が架台フレーム30の上壁部31上に載せられ、脚部54,64,74が側壁部32,33に沿って延びるように、架台フレーム30上に跨って配置されている。上記の通り、脚部54,64,74は架台フレーム30の側壁部32,33上に張り出し、当該各側壁部にボルト34及びナット36を用いて固定される。
In the first metal fitting 50, the second metal fitting 60, and the third metal fitting 70, the
ボルト34は、第3金具70の脚部74同士の間隔よりも長く、第3金具70は、1本のボルト34を用いて架台フレーム30に固定されることが好適である(第2金具60についても同様)。即ち、側壁部32上に位置する一方の脚部74から側壁部33上に位置する他方の脚部74に亘ってボルト34が取り付けられる。2つの脚部74間に1本のボルト34を通すことで、例えば脚部74毎にボルトを取り付ける場合よりも施工が容易になる。ボルト34には、例えばフランジボルトが用いられる。側壁部32,33に形成されるボルト孔35は、バーリング加工されていることが好適である。
The
本実施形態では、第3金具70の脚部74同士の間隔が第1金具50の脚部54同士の間隔よりも広く、脚部54の外側に脚部74が重なった状態で各脚部が架台フレーム30の側壁部32,33に固定されている。ボルト34は、一方の脚部54の一部が一方の脚部74と側壁部32との間に配置され、他方の脚部54の一部が他方の脚部74と側壁部33との間に配置された状態で、脚部54,74のボルト孔55,75及び架台フレーム30のボルト孔35に挿通される。即ち、第1金具50と第3金具70は1本のボルト34を用いて側壁部32,33に固定される。
In the present embodiment, the distance between the
以下、図3〜5に加えて図6〜図11を参照しながら、第1金具50、第2金具60、及び第3金具70の構成について更に詳説する。ここでは、各金具が太陽電池モジュール11a,11bの境界部分に取り付けられるものとして説明する。
Hereinafter, the configurations of the first metal fitting 50, the second metal fitting 60, and the third metal fitting 70 will be described in more detail with reference to FIGS. 6 to 11 in addition to FIGS. Here, description will be given assuming that each metal fitting is attached to a boundary portion of the
図6及び図7は、第1金具50を示す図である。
第1金具50は、平坦な板状に形成され、フレーム13bが載せられるベース部51を有する。第1金具50は、ベース部51の横方向両端部から下方に延び、互いに略平行に対向配置された2つの脚部54を有する。第1金具50は、フレーム13bとの係合部として、フレーム13bの外溝24bに挿し込まれる挿嵌部52を有する。挿嵌部52は、ベース部51の軒側端部に形成されている。また、第1金具50は、ベース部51の棟側端部に形成された立壁部56を有する。
6 and 7 are views showing the
The first metal fitting 50 is formed in a flat plate shape and has a
挿嵌部52は、ベース部51との間にフレーム13bの底板25bを挿し込み可能な隙間が形成されるように、第1金具50の軒側部分を棟側に折り返して形成されている。挿嵌部52の外溝24bに挿し込まれる部分は、ベース部51上においてベース部51と略平行に形成される。挿嵌部52の下面には、フレーム13bの底板25bの上面に接触する凸部53が形成される。図6に示す例では、挿嵌部52の横方向両側に1つずつ凸部53が形成されている。
The
挿嵌部52は、下面に形成された凸部53が底板25bの上面に接触し、底板25bをベース部51に押し付ける。即ち、底板25bはベース部51と挿嵌部52によって上下から挟持されている。ベース部51と挿嵌部52との好適な間隔は、例えば底板25bの厚みの0.95〜1.05倍である。
As for the
脚部54は、架台フレーム30の側壁部32,33に固定される部分であって、ボルト34が挿通されるボルト孔55を有する。例えば、脚部54は略四角形状であり、ボルト孔55は略真円形状である。対向配置される2つの脚部54は、互いに略同一形状、同一寸法を有し、いずれもベース部51に対して略垂直に設けられている。脚部54の寸法は、側壁部32,33に対する脚部54の固定、また他の金具の取り付けに支障がない長さであればよい。脚部54の上下方向長さは、側壁部32,33の上下方向長さよりも短く、例えば側壁部32,33の上下方向長さの20%〜50%である。脚部54の縦方向長さは、ベース部51の縦方向長さと略同一、又はベース部51よりも短い。
The
各脚部54同士の間隔は、架台フレーム30の側壁部32,33同士の間隔よりも広く形成される。第1金具50は、一対の脚部54が架台フレーム30を幅方向両側から挟み、当該フレーム上に跨って配置される。このため、例えば架台フレーム30に対する第1金具50の固定作業において、金具の位置合わせが容易になり、また金具がフレーム上から落下することを抑制できる。第1金具50は、架台フレーム30上に跨って配置された状態で当該フレームの長手方向に沿ってスライド可能である。なお、第1金具50は、架台フレーム30に固定される前において当該フレームに拘束されていないので、例えば架台フレーム30の長手方向端部から固定位置までスライドさせる必要はなく、架台フレーム30の上から嵌めて固定位置に設置できる。
An interval between the
立壁部56は、第1金具50の棟側部分を上方に折り曲げて、ベース部51に対して略垂直に形成される。立壁部56は、フレーム13bの内鍔26bの先端に面する位置であって、ベース部51上にフレーム13bを配置する際に支障がない位置に設けられる。例えば、太陽電池モジュール11bに負圧が作用したときに、立壁部56によってフレーム13bの棟側への移動が防止される。
The standing
第1金具50の形状は、図6及び図7で図示する形状に限定されない。例えば、挿嵌部52の上面に凸部53が形成されていてもよく、或いは挿嵌部52に凸部53が形成されていなくてもよい。また、各脚部54は半円形状等であってもよく、互いに異なる形状、寸法で形成されていてもよい。脚部54は、ベース部51の軒側端部を超えて軒側に大きく延出していてもよい。また、第1金具50は立壁部56を有していなくてもよい。
The shape of the first metal fitting 50 is not limited to the shape illustrated in FIGS. 6 and 7. For example, the
図8及び図9は、第2金具60を示す図である。
第2金具60は、第1金具50と同様に、平坦な板状に形成されたベース部61と、ベース部61の横方向両端部から下方に延び、互いに略平行に対向配置された2つの脚部64とを有する。第2金具60は、フレーム13aとの係合部として、フレーム13aの内鍔26aを上から押え付ける押え部62を有する。押え部62は、ベース部61の棟側端部に形成されている。
8 and 9 are views showing the second metal fitting 60. FIG.
Similar to the first metal fitting 50, the second metal fitting 60 includes a
押え部62は、断面略L字形状を有し、ベース部61の棟側端部から延出している。押え部62は、架台フレーム30の上壁部31との間にフレーム13aの内鍔26a及び第3金具70のベース部61を挿し込み可能な隙間が形成されるように、第2金具60の棟側部分を折り曲げて形成される。具体的には、第2金具60の棟側部分を上方に折り曲げ再びベース部61と略平行となるように折り曲げて、押え部62が形成されている。押え部62は、凸部53のような突起を有さない。
The holding
脚部64は、架台フレーム30の側壁部32,33に固定される部分であって、ボルト34が挿通されるボルト孔65を有する。例えば、脚部64は略四角形状であり、ボルト孔65は略真円形状である。対向配置される2つの脚部64は、互いに略同一形状、同一寸法を有し、いずれもベース部61に対して略垂直に設けられている。脚部64の寸法は、側壁部32,33に対する脚部64の固定、また他の金具の取り付けに支障がない長さであればよい。脚部64の上下方向長さは、側壁部32,33の上下方向長さよりも短く、例えば側壁部32,33の上下方向長さの20%〜50%である。脚部64の縦方向長さは、ベース部61の縦方向長さと略同一、又はベース部61よりも短い。
The
各脚部64同士の間隔は、架台フレーム30の側壁部32,33同士の間隔よりも広く形成される。第2金具60は、第1金具50と同様に、一対の脚部64が架台フレーム30を幅方向両側から挟み、当該フレーム上に跨って配置される。このため、例えば架台フレーム30に対する第2金具60の固定作業において、金具の位置合わせが容易になり、また金具がフレーム上から落下することを抑制できる。第2金具60は、第1金具50と同様に、架台フレーム30に固定される前において当該フレームに拘束されていないので、例えば架台フレーム30の上から嵌めて目的とする固定位置に設置できる。
The interval between the
第2金具60の形状は、図8及び図9で図示する形状に限定されない。例えば、押え部62の下面には内鍔26aに接触する凸部が形成されていてもよい。また、各脚部64は半円形状等であってもよく、互いに異なる形状、寸法で形成されていてもよい。脚部64は、ベース部61の棟側端部を超えて棟側に大きく延出していてもよい。
The shape of the second metal fitting 60 is not limited to the shape illustrated in FIGS. 8 and 9. For example, a convex portion that contacts the
図10及び図11は、第3金具70を示す図である。
第3金具70は、第1金具50及び第2金具60と同様に、平坦な板状に形成されたベース部71と、ベース部71の横方向両端部から下方に延び、互いに略平行に対向配置された2つの脚部74とを有する。第3金具70は、フレーム13aとの係合部として、フレーム13aの外溝24aに挿し込まれる挿嵌部72を有する。挿嵌部72は、ベース部71の棟側端部に形成されている。
10 and 11 are views showing the
Similar to the first metal fitting 50 and the second metal fitting 60, the third metal fitting 70 extends downward from both lateral ends of the
挿嵌部72は、ベース部71との間にフレーム13aの底板25aを挿し込み可能な隙間が形成されるように、第3金具70の棟側部分を軒側に折り返して形成されている。挿嵌部72の外溝24aに挿し込まれる部分は、ベース部71上においてベース部71と略平行に形成される。挿嵌部72の下面には、底板25aの上面に接触する凸部73が形成される。図10に示す例では、挿嵌部72の横方向両側に1つずつ凸部73が形成されている。
The
挿嵌部72は、下面に形成された凸部73が底板25aの上面に接触し、底板25aをベース部71に押し付ける。即ち、底板25aはベース部61と挿嵌部72によって上下から挟持されている。ベース部71と挿嵌部72との好適な間隔は、例えば底板25aの厚みの0.95〜1.05倍である。
As for the
脚部74は、架台フレーム30の側壁部32,33に固定される部分であって、ボルト34が挿通されるボルト孔75を有する。本実施形態では、一方の脚部74と側壁部32との間に一方の脚部54を介在させた状態で、また他方の脚部74と側壁部33との間に他方の脚部54を介在させた状態で、各脚部54,74が1本のボルト34を用いて側壁部32,33に固定されている。各脚部74の縦方向長さは、ベース部71の縦方向長さよりも長く、ベース部71の棟側端部を超えて棟側に大きく延出している。脚部74の棟側に大きく延出した部分にボルト孔75が形成されており、当該延出部が第1金具50の脚部54の外側に配置される。即ち、各脚部74は、挿嵌部72がフレーム13aの外溝24aに挿し込まれた状態で、第1金具50の脚部54と重なる位置まで延びている。ボルト孔75は、第3金具70の固定位置の自由度を高めるため、縦方向に長い長孔に形成されている。
The
各脚部74同士の間隔は、第1金具50の脚部54同士の間隔よりも広く形成される。第3金具70は、各脚部74が各脚部54を介して架台フレーム30を幅方向両側から挟み、当該フレーム上に跨って配置される。このため、例えば架台フレーム30に対する第3金具70の固定作業において、金具の位置合わせが容易になり、また金具がフレーム上から落下することを抑制できる。第3金具70は、第1金具50及び第2金具60と同様に、架台フレーム30に固定される前において当該フレームに拘束されていないので、架台フレーム30の上から嵌めて目的とする固定位置に設置できる。
The interval between the
第3金具70の形状は、図10及び図11で図示する形状に限定されない。例えば、挿嵌部72の上面に凸部73が形成されていてもよく、或いは挿嵌部72に凸部73が形成されていなくてもよい。また、各脚部74は互いに異なる形状、寸法で形成されていてもよく、脚部54とは別に側壁部32,33に固定されてもよい。
The shape of the third metal fitting 70 is not limited to the shape illustrated in FIGS. 10 and 11. For example, the
図12は、太陽光発電装置10の軒側端部及びその近傍を示す断面図である。
図12に例示するように、太陽光発電装置10は、架台フレーム30の軒側端部に取り付けられるカバー90を備えることが好適である。カバー90は、軒側端部用金具80を用いて架台フレーム30に取り付けられている。カバー90は、太陽電池モジュール11の長辺に沿って設けられてもよく、架台フレーム30の軒側端部のみに設けられてもよい。いずれの場合も、軒側端部用金具80を用いて架台フレーム30にカバー90が取り付けられる。本実施形態では、太陽光発電装置10の最も軒側に配置される太陽電池モジュール11の軒側端部に第1金具50が取り付けられており、挿嵌部52が外溝24に挿し込まれている。
FIG. 12 is a cross-sectional view showing the eaves side end of the solar
As illustrated in FIG. 12, the solar
カバー90は、カバー本体91と、当該本体から延出したパネル部92とを有する。カバー本体91は架台フレーム30上において太陽電池モジュール11の軒側端部に近接配置され、パネル部92は架台フレーム30の軒側端部の開口部を覆って配置されている。即ち、パネル部92は架台フレーム30の当該開口部を隠蔽している。カバー90は、更に軒側端部用金具80との固定に利用される溝部93,94を有する。
The
カバー本体91は、例えば中空の略角柱形状を有する部分(角柱形状部)と、角柱形状部の下面に立設して断面略L字状に形成された鉤部とを有する。角柱形状部の下面と鉤部との間には溝部93が形成され、また角柱形状部の下面のパネル部92に近接する部分が上方に凹んで溝部94が形成されている。軒側端部用金具80は、カバー90の溝部93,94にそれぞれ挿し込まれる挿嵌部82,83を有する。なお、カバーの形状、取り付け構造等はこれに限定されず、例えばカバー90は軒側端部用金具80以外の金具を用いて架台フレーム30に固定されてもよい。
The cover
太陽光発電装置10は、カバー90と架台フレーム30との結束力を高めるために振れ止め金具95を備えることが好適である。振れ止め金具95は、下部が折り曲げられた断面略L字形状の金具であって、ビス96を用いてカバー本体91の棟側に向いた側面に固定されている。振れ止め金具95の下部は、軒側端部用金具80に形成された凹部86(後述の図13,14参照)に挿し込まれている。
The solar
図13及び図14は、軒側端部用金具80を示す図である。
軒側端部用金具80は、第3金具70と同様に、平坦な板状に形成されたベース部81と、ベース部81の横方向両端部から下方に延び、互いに略平行に対向配置された2つの脚部84とを有する。軒側端部用金具80は、ベース部81の軒側端部に形成された挿嵌部82,83を有する。図13に示す例では、ベース部81の軒側端部の横方向中央部に挿嵌部83が形成されており、挿嵌部83の横方向両側に挿嵌部82がそれぞれ形成されている。
13 and 14 are views showing the eaves side end fitting 80.
Similar to the third metal fitting 70, the eaves side metal fitting 80 extends downward from both lateral ends of the
挿嵌部82は、上記の通りカバー90の溝部93に挿し込まれる部分であって、軒側端部用金具80の軒側部分を棟側に折り返して形成されている。挿嵌部83は、カバー90の溝部94に挿し込まれる部分であって、軒側端部用金具80の軒側部分を上方に折り曲げて形成されている。また、軒側端部用金具80には、振れ止め金具95の下部が挿し込まれる凹部86が形成されている。
The
脚部84は、架台フレーム30の側壁部32,33に固定される部分であって、ボルト34が挿通されるボルト孔85を有する。各脚部84は、ベース部81の棟側端部を超えて棟側に大きく延出している。脚部84の棟側に大きく延出した部分にボルト孔85が形成されており、当該延出部が第1金具50の脚部54の外側に配置される。即ち、各脚部84は、挿嵌部82,83がカバー90の溝部93,94にそれぞれ挿し込まれた状態で、第1金具50の脚部54と重なる位置まで延びている。ボルト孔85は、軒側端部用金具80の固定位置の自由度を高めるため、縦方向に長い長孔に形成されている。各脚部84同士の間隔は、第1金具50の脚部54同士の間隔よりも広く形成される。軒側端部用金具80は、各脚部84が各脚部54を介して架台フレーム30を幅方向両側から挟み、当該フレーム上に跨って配置される。
The
図15及び図16に、上記構成を備えた太陽光発電装置10の施工手順の一例を示す。
太陽光発電装置10の施工は、例えば下記手順で行われる。工程(1)の第1金具50は、太陽電池モジュール11aの軒側端部を固定するために用いられ、工程(6)の第1金具50は、太陽電池モジュール11bの軒側端部を固定するために用いられる。
(1)架台フレーム30の軒側端部近傍に第1金具50を固定する工程。カバー90を取 り付ける場合は、第1金具50と共に軒側端部用金具80が架台フレーム30の側壁 部32,33に固定される。
(2)第1金具50のベース部51上に、太陽電池モジュール11aの軒側端部に設けら れたフレーム13aを配置する工程。
(3)押え部62が太陽電池モジュール11aの棟側端部に設けられたフレーム13aの 内鍔26aを押える位置に、第2金具60を固定する工程。
(4)フレーム13aの外溝24aに第3金具70の挿嵌部72を挿し込む工程。
(5)太陽電池モジュール11aの棟側端部よりも棟側に第1金具50を固定する工程で あって、脚部54と共に第3金具70の脚部74を固定する工程。
(6)第1金具50のベース部51上に、太陽電池モジュール11bの軒側端部に設けら れたフレーム13bを配置する工程であって、挿嵌部52をフレーム13bの外溝2 4bに挿し込む工程。
図15の(a)〜(d)は上記工程(1)〜(4)に、図16の(a)及び(b)は上記工程(5)及び(6)にそれぞれ対応している。
FIG. 15 and FIG. 16 show an example of a construction procedure of the solar
The construction of the solar
(1) The process of fixing the 1st metal fitting 50 to the eaves side edge vicinity of the
(2) A step of disposing the
(3) The process of fixing the 2nd metal fitting 60 in the position where the holding
(4) A step of inserting the
(5) A step of fixing the first metal fitting 50 closer to the ridge side than the ridge side end portion of the
(6) A step of disposing the
15A to 15D correspond to the steps (1) to (4), and FIGS. 16A to 16B correspond to the steps (5) and (6), respectively.
図15に示すように、架台フレーム30の軒側端部近傍の側壁部32,33に第1金具50を固定する(工程(1))。第1金具50の脚部54は、ボルト34を用いて軒側端部用金具80の脚部84と共に側壁部32,33に固定される。架台フレーム30に対する第1金具50の固定は、例えば軒側端部用金具80にカバー90及び振れ止め金具95を設置してから行われる。
As shown in FIG. 15, the 1st metal fitting 50 is fixed to the
続いて、第1金具50のベース部51上に太陽電池モジュール11aの軒側端部に設けられたフレーム13aを配置する(工程(2))。そして、第1金具50の挿嵌部52をフレーム13aの外溝24aに挿し込む。換言すると、フレーム13aの底板25aをベース部51と挿嵌部52の間に挿し込む。これにより、太陽電池モジュール11aの軒側端部が架台フレーム30にしっかり固定される。
Subsequently, the
続いて、押え部62が太陽電池モジュール11aの棟側端部に設けられたフレーム13aの内鍔26aを押える位置に第2金具60を固定する(工程(3))。第2金具60の脚部64は、ボルト34を用いて側壁部32,33に固定される。次に、フレーム13aの外溝24aに第3金具70の挿嵌部72を挿し込む(工程(4))。工程(4)では、フレーム13aの底板25aと架台フレーム30の上壁部31との間に、第3金具70のベース部71が挿し込まれると同時に、外溝24aに挿嵌部72が挿し込まれる。
Then, the 2nd metal fitting 60 is fixed to the position where the holding
続いて、図16に示すように、太陽電池モジュール11aの棟側端部よりも棟側に第1金具50を固定する(工程(5))。工程(5)では、第3金具70の脚部74と架台フレーム30の側壁部32,33との間に第1金具50の脚部54が挿し込まれ、脚部54はボルト34を用いて脚部74と共に側壁部32,33に固定される。これにより、太陽電池モジュール11aの棟側端部が架台フレーム30にしっかり固定される。
Then, as shown in FIG. 16, the 1st metal fitting 50 is fixed to the ridge side rather than the ridge side edge part of the
続いて、第1金具50のベース部51上に太陽電池モジュール11bの軒側端部に設けられたフレーム13bを配置する(工程(6))。そして、第1金具50の挿嵌部52をフレーム13bの外溝24bに挿し込む。換言すると、フレーム13bの底板25bをベース部51と挿嵌部52の間に挿し込む。これにより、太陽電池モジュール11bの軒側端部が架台フレーム30にしっかり固定される。
Subsequently, the
上記構成を備えた太陽光発電装置10は、上述の簡便な工程を経て容易に構築可能であり、施工性に優れている。太陽光発電装置10は、施工が簡単でありながら、太陽電池モジュール11を安定に固定可能な構造を有する。また、太陽光発電装置10によれば、太陽電池モジュール11a,11bの隙間を小さくすることが可能であり、省スペース化を図ることができる。
The solar
図17に、架台フレーム及び固定金具(第2金具)の変形例(架台フレーム30x及び第2金具60x)を示す。図17では、第2金具60xを例示しているが、他の固定金具にも同様の構成を適用できる。
FIG. 17 shows a modification of the gantry frame and the fixing metal fitting (second metal fitting) (the
図17に例示するように、架台フレーム30xの上面(上壁部31xの上面)には、当該フレームの長手方向に沿って略直線状に延びるフレーム側目印37が幅方向一端側(図17に示す例では、側壁部32側)に大きく偏って形成されている。フレーム側目印37は、例えば上壁部31xの幅方向中央部とフレームの幅方向一端との中間位置付近に形成されている。フレーム側目印37は、架台フレーム30xの全長に亘って形成されてもよく、第2金具60xの設置位置近傍のみに形成されてもよい。
As illustrated in FIG. 17, on the upper surface of the
第2金具60xの上面には、当該金具の縦方向に沿って略直線状に延びる金具側目印66が横方向一端側に大きく偏って形成されている。金具側目印66は、架台フレーム30xのフレーム側目印37と同様に、ベース部61xの横方向中央部と当該金具の横方向一端との中間位置付近に形成されている。図17に例示する形態では、金具側目印66がフレーム側目印37上に重なった状態で、第2金具60xが架台フレーム30x上に配置されている。図17に例示する形態によれば、第2金具60xの正しい向きを把握することが容易であり、第2金具60xが逆向きに取り付けられるという施工ミスを防止できる。各目印としては刻印が例示できるが、架台フレーム30x及び第2金具60xに印刷又は貼付されたライン表示であってもよい。
On the upper surface of the second metal fitting 60x, a
図18〜図23に、実施形態の他の一例である太陽光発電装置100を示す。
以下では、特に上記実施形態との相違点について詳細に説明する。
The solar
In the following, differences from the above embodiment will be described in detail.
図18は、太陽光発電装置100の断面図である。
太陽光発電装置100は、太陽光発電装置10と同様に、架台フレーム130上でフレーム13に係合し、架台フレーム130に太陽電池モジュール11を固定するための固定金具として、第1金具150と、第2金具160とを備える。一方、太陽光発電装置100は、第3金具を有さず、第1金具150が太陽電池モジュール11aの外溝24aに挿し込まれる挿嵌部157(第2挿嵌部)を有する点で太陽光発電装置10と異なる。本実施形態では、太陽電池モジュール11a,11bの境界部分において、第1金具150が太陽電池モジュール11bの軒側端部に設けられたフレーム13bに取り付けられている。第2金具160は、太陽電池モジュール11aの棟側端部に設けられたフレーム13aに取り付けられている。
FIG. 18 is a cross-sectional view of the solar
Similar to the solar
太陽光発電装置100では、太陽電池モジュール11a,11bの境界部分において、第1金具150上にフレーム13bが載置され、第2金具160上にフレーム13aが載置される。第1金具150は、当該境界部分においてフレーム13bの外溝24bに挿し込まれる挿嵌部152(第1挿嵌部)と、フレーム13aの外溝24aに挿し込まれる挿嵌部157(第2挿嵌部)とを有する。第2金具160は、当該境界部分においてフレーム13aの内鍔26aを押える押え部162を有する。
In the solar
第1金具150及び第2金具160は、架台フレーム130上に配置されるベース部151,161と、当該ベース部から下方に延びた脚部154,164とをそれぞれ有する。各金具は、互いに略平行に対向配置された2つの脚部154,164をそれぞれ有し(後述の図20,22等参照)、各脚部が架台フレーム130の側壁部132,133上に張り出して当該側壁部に固定されることが好適である。即ち、各金具の各脚部同士の間隔は、側壁部132,133同士の間隔よりも広い。本実施形態では、第1金具150及び第2金具160が、それぞれ1本のボルト34を用いて別々に架台フレーム130に固定されている。
The
図19は、第1金具150が載せられた架台フレーム130を示す断面図である。
架台フレーム130は、互いに略平行に対向配置された2つの側壁部132,133を有する。側壁部132,133は、上下方向長さ、長手方向長さ共に互いに略同一である。架台フレーム130は、側壁部132,133同士をつなぐ部分として下壁部131を有する断面略コの字状の部材であって、当該フレームの長手方向に沿って形成される開口部が上を向いた状態で屋根上に配置されている。側壁部132,133は、下壁部131の幅方向両端部から上方に延び、下壁部131に対して略垂直に形成されている。安全性等の観点から、側壁部132,133の上部はフレームの内側に折り曲げられていることが好適である。架台フレーム130は、上記の通り開口部が上を向いているので、例えばボルト34の状態を見ながらボルト止め作業をすることが可能であり、ボルト34を取り付け易い。
FIG. 19 is a cross-sectional view showing the
The
架台フレーム130は、架台フレーム30と同様に、アンカーを用いて屋根の野地板に固定される。本実施形態では、アンカーボルト46が架台フレーム130に直接取り付けられており、フレーム受け金具40は不要である。架台フレーム130の下壁部131には、アンカーボルト46が挿通可能な貫通孔(図示せず)が形成されている。アンカーボルト46に取り付けたナット47の上に下壁部131を載せ、下壁部131の上からナット48を当該ボルトに取り付けることで当該ボルトに架台フレーム130を固定できる。
Similarly to the
第1金具150及び第2金具160は、ベース部151,161が架台フレーム130の側壁部132,133上に載せられ、脚部154,164が側壁部132,133に沿って延びるように、架台フレーム130上に跨って配置されている。上記の通り、脚部154,164は側壁部132,133上に張り出し、当該各側壁部にボルト34及びナット36を用いて固定される。ボルト34は、脚部154同士の間隔よりも長く、第1金具150は、1本のボルト34を用いて架台フレーム130に固定されることが好適である(脚部164についても同様)。
The
図19に示す例では、架台フレーム130の側壁部132,133の間に補強金具137が設けられている。補強金具137は、例えば側壁部132,133の内面にそれぞれ接触する断面四角形状の部材であって、ボルト34が挿通されるボルト孔138を有する。図19に示す例では、ボルト34が架台フレーム130のボルト孔135、第1金具150のボルト孔155、及び補強金具137のボルト孔138に挿通される。そして、補強金具137が側壁部132,133の間に挟まれた状態で、第1金具150の脚部154が側壁部132,133にボルト止めされる。即ち、ボルト34は、補強金具137を側壁部132,133の間に挟んだ状態で、第1金具150の脚部154を側壁部132,133に固定する。補強金具137を設けることにより、当該ボルト止めの際に大きな荷重が側壁部132,133及び脚部154に作用した場合においても、これらの変形を抑制することができる。なお、第2金具160の固定にも補強金具137を用いることが好適である。
In the example shown in FIG. 19, a reinforcing metal fitting 137 is provided between the
以下、図18,19に加えて図20〜図23を参照しながら、第1金具150及び第2金具160の構成について更に詳説する。ここでは、各金具が太陽電池モジュール11a,11bの境界部分に取り付けられるものとして説明する。
Hereinafter, the configurations of the
図20及び図21は、第1金具150を示す図である。
第1金具150は、平坦な板状に形成され、フレーム13bが載せられるベース部151を有する。第1金具150は、ベース部151の横方向両端部から下方に延び、互いに略平行に対向配置された2つの脚部154を有する。第1金具150は、フレーム13a,13bの外溝24a,24bにそれぞれ挿し込まれる複数の挿嵌部(挿嵌部152、挿嵌部157)を有する。挿嵌部152,157は、ベース部151の軒側端部に形成されている。また、第1金具150は、第1金具150の棟側部分を上方に折り曲げて、ベース部151に対して略垂直に形成された立壁部156を有する。図20に示す例では、ベース部151の横方向中央部に挿嵌部152が形成されており、挿嵌部152の横方向両側に挿嵌部157がそれぞれ形成されている。
20 and 21 are views showing the
The first metal fitting 150 is formed in a flat plate shape and has a
挿嵌部152は、ベース部151との間にフレーム13bの底板25bを挿し込み可能な隙間が形成されるように、第1金具150の軒側部分を棟側に折り返して形成されている。挿嵌部152の外溝24bに挿し込まれる部分は、ベース部151上においてベース部151と略平行に形成される。挿嵌部152の下面には、フレーム13bの底板25bの上面に接触する凸部153が横方向両側に1つずつ形成されている。ベース部151と挿嵌部152との好適な間隔は、例えば底板25bの厚みの0.95〜1.05倍である。
The
挿嵌部157は、ベース部151の軒側端部から挿嵌部152と反対側(軒側)に延出し、フレーム13aの外溝24aに挿し込まれる部分はベース部151と略平行な板状に形成される。挿嵌部157は、架台フレーム130との間にフレーム13aの底板25a及び第2金具160のベース部161を挿し込み可能な隙間が形成されるように、第1金具150の棟側部分を折り曲げて形成される。各挿嵌部157の下面には、フレーム13aの底板25aの上面に接触する凸部158が1つずつ形成されている。
The
脚部154は、ボルト34が挿通されるボルト孔155を有する。例えば、脚部154は略四角形状であり、ボルト孔155は略真円形状である。対向配置される2つの脚部154は、互いに略同一形状、同一寸法を有し、いずれもベース部151に対して略垂直に設けられている。脚部154の寸法は、側壁部132,133に対する脚部154の固定、また他の金具の取り付けに支障がない長さであればよい。脚部154の縦方向長さは、ベース部151の縦方向長さと略同一、又はベース部151よりも短い。
The
各脚部154同士の間隔は、架台フレーム130の側壁部132,133同士の間隔よりも広く形成される。第1金具150は、一対の脚部154が架台フレーム130を幅方向両側から挟み、当該フレーム上に跨って配置される。このため、例えば架台フレーム130に対する第1金具150の固定作業において、金具の位置合わせが容易になり、また金具がフレーム上から落下することを抑制できる。
An interval between the
図22及び図23は、第2金具160を示す図である。
第2金具160は、平坦な板状に形成され、フレーム13aが載せられるベース部161と、ベース部161の横方向両端部から下方に延び、互いに略平行に対向配置された2つの脚部164とを有する。第2金具160は、フレーム13aの内鍔26aを上から押え付ける押え部162を有する。押え部162は、ベース部161の軒側端部に形成されている。
22 and 23 are views showing the second metal fitting 160. FIG.
The second metal fitting 160 is formed in a flat plate shape, and includes a
押え部162は、ベース部161との間にフレーム13aの内鍔26aを挿し込み可能な隙間が形成されるように、第2金具160の軒側部分を棟側に折り返して形成されている。押え部162の内鍔26aを押える部分は、ベース部161上においてベース部161と略平行に形成される。押え部162は、凸部153のような突起を有さない。ベース部161と押え部162との好適な間隔は、例えば内鍔26aの厚みの0.95〜1.05倍である。
The
脚部164は、ボルト34が挿通されるボルト孔165を有する。ボルト孔165は、第2金具160の固定位置の自由度を高めるため、縦方向に長い長孔に形成されている。対向配置される2つの脚部164は、互いに略同一形状、同一寸法を有し、いずれもベース部161に対して略垂直に設けられている。脚部164の寸法は、側壁部132,133に対する脚部164の固定、また他の金具の取り付けに支障がない長さであればよい。脚部164の縦方向長さは、ベース部161の縦方向長さと略同一、又はベース部161よりも短い。
The
各脚部164同士の間隔は、架台フレーム130の側壁部132,133同士の間隔よりも広く形成される。第2金具160は、第1金具150と同様に、一対の脚部164が架台フレーム130を幅方向両側から挟み、当該フレーム上に跨って配置される。このため、例えば架台フレーム130に対する第2金具160の固定作業において、金具の位置合わせが容易になり、また金具がフレーム上から落下することを抑制できる。
An interval between the
上記構成を備えた太陽光発電装置100の施工には、第3金具の固定作業がない点で太陽光発電装置10の場合と異なる。太陽光発電装置100では、第1金具150がフレーム13a,13bの外溝24a,24bに挿し込まれる。また、太陽電池モジュール11aの棟側端部に設けられるフレーム13aは、第2金具160のベース部161上に配置され、第2金具160によって内鍔26aが押えられる。なお、太陽光発電装置100の軒側端部にはカバー90を取り付けることができ、例えば軒側端部用金具80の代わりに別の金具(例えば、挿嵌部157を有さない以外は第1金具150と同じ形状の金具)が用いられる。
The construction of the solar
上記構成を備えた太陽光発電装置100は、太陽光発電装置10と同様に、簡便な工程を経て容易に構築可能であり、施工が簡単でありながら、太陽電池モジュール11を安定に固定可能な構造を有する。太陽光発電装置100は、太陽光発電装置10に比べて部品点数が少ないため、例えば材料コストの削減、施工性の更なる向上に寄与する。
Similar to the solar
図24〜図29に、実施形態の他の一例である太陽光発電装置200を示す。
以下では、特に上記実施形態との相違点について詳細に説明する。
24 to 29 show a photovoltaic
In the following, differences from the above embodiment will be described in detail.
図24は、太陽光発電装置200の断面図である。
太陽光発電装置200は、太陽光発電装置10,100と同様に、架台フレーム230上でフレーム13に係合し、架台フレーム230に太陽電池モジュール11を固定するための固定金具として、第1金具250と、第2金具260とを備える。第1金具250は、太陽電池モジュール11aの外溝24aに挿し込まれる挿嵌部257(第2挿嵌部)を有する。本実施形態では、太陽電池モジュール11a,11bの境界部分において、第1金具250が太陽電池モジュール11bの軒側端部に設けられたフレーム13bに取り付けられている。第2金具260は、太陽電池モジュール11aの棟側端部に設けられたフレーム13aに取り付けられている。詳しくは後述するが、第1金具250及び第2金具260は架台フレーム230の側壁部232にボルト止めされる脚部をそれぞれ1つずつ有する。
FIG. 24 is a cross-sectional view of the solar
Similar to the photovoltaic
太陽光発電装置200では、太陽光発電装置100と同様に、太陽電池モジュール11a,11bの境界部分において、第1金具250上にフレーム13bが載置され、第2金具260上にフレーム13aが載置される。第1金具250は、当該境界部分においてフレーム13bの外溝24bに挿し込まれる挿嵌部252(第1挿嵌部)と、フレーム13aの外溝24aに挿し込まれる挿嵌部257(第2挿嵌部)とを有する。第2金具260は、当該境界部分においてフレーム13aの内鍔26aを押える押え部262を有する。
In the solar
第1金具250及び第2金具260は、架台フレーム230上に配置されるベース部251,261と、当該ベース部から下方に延びた脚部254,264とをそれぞれ有する。脚部254,264は、それぞれベース部251,261の横方向一端側に設けられている。第1金具250及び第2金具260は、ベース部251,261の横方向他端側に設けられ、架台フレーム230の上壁部231に引っ掛けられる係止部259,266をそれぞれ有する。本実施形態では、第1金具250及び第2金具260が、それぞれ1本のボルト234を用いて別々に架台フレーム230に固定されている。
The
図25は、第1金具250が載せられた架台フレーム230を示す断面図である。
架台フレーム230は、当該フレームの幅方向一方側に設けられた側壁部232と、側壁部232の上端部から幅方向他方側に延びる上壁部231と、側壁部232の下端部から幅方向他方側に延びる下壁部233とを有する。架台フレーム230は、幅方向他方側に向かって開口した断面略コの字状の部材である。即ち、架台フレーム230は、当該フレームの長手方向に沿って形成される開口部が横方向を向いた状態で屋根上に配置されている。上壁部231及び下壁部233は、側壁部232に対して略垂直に形成されている。架台フレーム230は、上記の通り開口部が横方向を向いているので、例えばボルト234の状態を見ながらボルト止め作業をすることが可能であり、ボルト234を取り付け易い。
FIG. 25 is a cross-sectional view showing the
The
架台フレーム230は、架台フレーム30,130と同様に、アンカーを用いて屋根の野地板に固定される。本実施形態では、アンカーボルト46が架台フレーム230に直接取り付けられており、フレーム受け金具40は不要である。架台フレーム230の下壁部233には、アンカーボルト46が挿通可能な貫通孔(図示せず)が形成されている。アンカーボルト46に取り付けたナット47の上に下壁部233を載せ、下壁部233の上からナット48を当該ボルトに取り付けることで当該ボルトに架台フレーム230を固定できる。
Similarly to the gantry frames 30 and 130, the
第1金具250及び第2金具260は、ベース部251,261が架台フレーム230の上壁部231に載せられる。そして、脚部254,264が側壁部232上に沿って延び、係止部259,266が上壁部231の端部に引っ掛けられた状態で、架台フレーム230上に配置される。脚部254,264は、架台フレーム230の側壁部232上に張り出し、当該各側壁部にボルト234及びナット236を用いて固定される。ボルト234は、架台フレーム230の幅よりも短く、例えば側壁部232の内側からボルト孔235、及び脚部254のボルト孔255に挿通される(脚部264についても同様)。
In the
以下、図24,25に加えて図26〜図29を参照しながら、第1金具250及び第2金具260の構成について更に詳説する。ここでは、各金具が太陽電池モジュール11a,11bの境界部分に取り付けられるものとして説明する。
Hereinafter, the configurations of the
図26及び図27は、第1金具250を示す図である。
第1金具250は、平坦な板状に形成され、フレーム13bが載せられるベース部251と、ベース部251の横方向一端部から下方に延びた脚部254と、ベース部251の横方向他端側に設けられた係止部259とを有する。また、第1金具250は、フレーム13a,13bの外溝24a,24bにそれぞれ挿し込まれる複数の挿嵌部(挿嵌部252,257)と、第1金具50の棟側部分を上方に折り曲げ、ベース部251に対して略垂直に形成された立壁部256とを有する。挿嵌部252,257はベース部251の軒側端部に、立壁部256はベース部251の棟側端部にそれぞれ形成される。図26に示す例では、ベース部251の横方向中央部に挿嵌部252が形成されており、挿嵌部252の横方向両側に挿嵌部257がそれぞれ形成されている。挿嵌部252,257は、第1金具150の挿嵌部152,157と同様の形態を有し、各々の下面には凸部253,258が形成されている。
26 and 27 are views showing the
The first metal fitting 250 is formed in a flat plate shape, and includes a
脚部254は、ボルト234が挿通されるボルト孔255を有し、ボルト234及びナット236を用いて架台フレーム230の側壁部232に固定される。例えば、脚部254は略四角形状であり、ボルト孔255は略真円形状である。脚部254の寸法は、側壁部232に対する脚部254の固定、また他の金具の取り付けに支障がない長さであればよい。脚部254の縦方向長さは、ベース部251の縦方向長さと略同一、又はベース部251よりも短い。
The
係止部259は、ベース部251との間に架台フレーム230の上壁部231を挿し込み可能な隙間が形成されるように、第1金具250の横方向他端側部分を横方向一端側、即ち脚部254側に折り返して形成されている。係止部259の先端側部分は、ベース部251の下面上においてベース部251と略平行に形成され、ベース部251と共に上壁部231の端部を挟持している。係止部259の上面には、上壁部231の下面に当接する凸部270が形成されることが好適である。第1金具250は、係止部259が架台フレーム230から容易に外れることなく、且つ当該フレームに沿ってスライド可能な設計とすることが好ましい。ベース部251と係止部259との好適な間隔は、例えば上壁部231の厚みの1.0〜1.1倍である。
The other end portion in the horizontal direction of the first metal fitting 250 is positioned at one end side in the horizontal direction so that the locking
第1金具250は、脚部254と係止部259が架台フレーム230を幅方向両側から挟み、当該フレーム上に跨って配置される。このため、例えば架台フレーム130に対する第1金具250の固定作業において、金具の位置合わせが容易になり、また金具がフレーム上から落下することを抑制できる。第1金具250は、係止部259が上壁部231の端部に引っ掛けられた状態で架台フレーム230の長手方向に沿ってスライド可能である。なお、上壁部231の先端側に係止部259が嵌る寸法の切欠き部を形成して、当該切欠き部から第1金具250を取り付け可能としてもよい。
In the first metal fitting 250, the
図28及び図29は、第2金具260を示す図である。
第2金具260は、平坦な板状に形成され、フレーム13aが載せられるベース部261と、ベース部261の横方向一端部から下方に延びた脚部264と、ベース部261の横方向他端側に設けられた係止部266とを有する。また、第2金具260は、フレーム13aの内鍔26aを上から押え付ける押え部262を有する。押え部262は、ベース部261の軒側端部に形成されている。押え部262は、第2金具160の押え部162と同様の形態を有する。
28 and 29 are views showing the second metal fitting 260. FIG.
The second metal fitting 260 is formed in a flat plate shape, and includes a
脚部264は、ボルト234が挿通されるボルト孔265を有し、ボルト234及びナット236を用いて架台フレーム230の側壁部232に固定される。ボルト孔265は、第2金具260の固定位置の自由度を高めるため、縦方向に長い長孔に形成されている。脚部264の寸法は、側壁部232に対する脚部264の固定、また他の金具の取り付けに支障がない長さであればよい。脚部264の縦方向長さは、ベース部261の縦方向長さと略同一、又はベース部261よりも短い。
The
係止部266は、第1金具250と同様の形態を有し、係止部266の上面には上壁部231の下面に当接する凸部267が形成されている。第2金具260は、係止部266が架台フレーム230から容易に外れることなく、且つ当該フレームに沿ってスライド可能な設計であって、脚部264と係止部266が架台フレーム230を幅方向両側から挟み、当該フレーム上に跨って配置される。このため、例えば架台フレーム230に対する第2金具260の固定作業において、金具の位置合わせが容易になり、また金具がフレーム上から落下することを抑制できる。
The locking
上記構成を備えた太陽光発電装置200の施工手順は、太陽光発電装置100の場合と同様である。但し、第1金具250及び第2金具260を架台フレーム230上に配置する際に、係止部259,266を上壁部231に引っ掛け、目的とする固定位置まで金具をスライドさせる点が太陽光発電装置100の場合と異なる。また、各金具はそれぞれ1つの脚部254,264が架台フレーム230の側壁部232に固定される。
The construction procedure of the solar
上記構成を備えた太陽光発電装置200は、太陽光発電装置10,100と同様に、簡便な工程を経て容易に構築可能であり、施工が簡単でありながら、太陽電池モジュール11を安定に固定可能な構造を有する。太陽光発電装置200は、架台フレーム230の長手方向に沿った開口部が横方向に向いており、また短いボルト234を使用するため、例えば太陽光発電装置10,100に比べてボルト234の固定作業が容易である。
The solar
なお、上記各実施形態の構成要素を組み合わせた形態、或いは組み替えた形態としてもよい。例えば、図30に例示する形態では、フレームの長手方向に沿って形成される開口部が上を向いた状態で屋根上に配置される架台フレーム130に、3つの金具(第1金具50、第2金具60、及び第3金具70)を含む固定金具14を適用している。この場合も、各金具の一対の脚部の間に補強部材137(図30では図示せず)を設けることができる。
In addition, it is good also as a form which combined the component of said each embodiment, or the form rearranged. For example, in the form illustrated in FIG. 30, three metal fittings (the first metal fitting 50, the first metal fitting 50, the first metal fitting 50, the first metal fitting 50, and the first metal fitting 50) The fixing
図31に例示する形態では、フレームの長手方向に沿って形成される開口部が横方向を向いた状態で屋根上に配置される架台フレーム230に、3つの金具(第1金具50y、第2金具60y、及び第3金具70y)を含む固定金具14yを適用している。第1金具50yは、1つの脚部54に代えて、架台フレーム230の上壁部231に引っ掛けられる係止部54yを有する点で、第1金具50と異なる。即ち、第1金具50yは、ベース部51の横方向一端側に設けられた脚部54と、ベース部51の横方向他端側に設けられた係止部54yとを有する。同様に、第2金具60y及び第3金具70yは、脚部64,74と、係止部64y,74yとをそれぞれ有する。
In the form illustrated in FIG. 31, three metal fittings (first metal fitting 50 y, second metal fitting 50 y, and second metal fitting) are mounted on the
10 太陽光発電装置、11,11a,11b 太陽電池モジュール、12,12a,12b 太陽電池パネル、13,13a,13b モジュールフレーム(フレーム)、14 固定金具、20 本体部、21,23 鉤部、22,22a,22b 内溝、24,24a,24b 外溝、25,25a,25b 底板、26,26a,26b 内鍔、30,30x 架台フレーム、31,31x 上壁部、32,33 側壁部、34 ボルト、35 ボルト孔、36 ナット、37 フレーム側目印、40 フレーム受け金具、41 下壁部、42,43 側壁部、44 ボルト、45 ナット、46 アンカーボルト、47,48 ナット、50 第1金具、51 ベース部、52 挿嵌部、53 凸部、54 脚部、55 ボルト孔、56 立壁部、60,60x 第2金具、61,61x ベース部、62 押え部、64 脚部、65 ボルト孔、66 金具側目印、70 第3金具、71 ベース部、72 挿嵌部、73 凸部、74 脚部、75 ボルト孔、80 軒側端部用金具、81 ベース部、82,83 挿嵌部、84 脚部、85 ボルト孔、86 凹部、90 カバー、91 カバー本体、92 パネル部、93,94 溝部、95 振れ止め金具、96 ビス、100 太陽光発電装置、130 架台フレーム、131 下壁部、132,133 側壁部、135 ボルト孔、137 補強金具、138 ボルト孔、150 第1金具、151 ベース部、152,157 挿嵌部、153,158 凸部、154 脚部、155 ボルト孔、156 立壁部、160 第2金具、161 ベース部、162 押え部、164 脚部、165 ボルト孔、200 太陽光発電装置、230 架台フレーム、231 上壁部、232 側壁部、233 下壁部、234 ボルト、235 ボルト孔、236 ナット、250 第1金具、251 ベース部、252,257 挿嵌部、253,258 凸部、254 脚部、255 ボルト孔、256 立壁部、259 係止部、270 凸部、260 第2金具、261 ベース部、262 押え部、264 脚部、265 ボルト孔、266 係止部、267 凸部 DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 Photovoltaic power generation device, 11, 11a, 11b Solar cell module, 12, 12a, 12b Solar cell panel, 13, 13a, 13b Module frame (frame), 14 Fixing bracket, 20 Main body part, 21, 23 collar part, 22 22a, 22b Inner groove, 24, 24a, 24b Outer groove, 25, 25a, 25b Bottom plate, 26, 26a, 26b Inner collar, 30, 30x Mounting frame, 31, 31x Upper wall part, 32, 33 Side wall part, 34 Bolt, 35 Bolt hole, 36 Nut, 37 Frame side mark, 40 Frame bracket, 41 Lower wall, 42, 43 Side wall, 44 Bolt, 45 Nut, 46 Anchor bolt, 47, 48 Nut, 50 First bracket, 51 Base part, 52 Insertion part, 53 Convex part, 54 Leg part, 55 Bolt hole, 56 Standing wall part, 60, 6 0x 2nd metal fitting, 61, 61x base part, 62 holding part, 64 leg part, 65 bolt hole, 66 metal fitting side mark, 70 third metal fitting, 71 base part, 72 insertion part, 73 convex part, 74 leg part, 75 bolt holes, 80 eaves side end metal fittings, 81 base part, 82, 83 insertion part, 84 leg part, 85 bolt hole, 86 recessed part, 90 cover, 91 cover body, 92 panel part, 93, 94 groove part, 95 steady rest metal fitting, 96 screw, 100 solar power generation device, 130 frame, 131 lower wall portion, 132, 133 side wall portion, 135 bolt hole, 137 reinforcement fitting, 138 bolt hole, 150 first fitting, 151 base portion, 152,157 Insertion part, 153,158 Convex part, 154 Leg part, 155 Bolt hole, 156 Standing wall part, 160 Second metal fitting, 161 Base part, 16 Presser part, 164 leg part, 165 bolt hole, 200 photovoltaic power generation device, 230 frame, 231 upper wall part, 232 side wall part, 233 lower wall part, 234 bolt, 235 bolt hole, 236 nut, 250 first fitting, 251 Base part, 252 and 257 Insertion part, 253 and 258 Convex part, 254 Leg part, 255 Bolt hole, 256 Standing wall part, 259 Locking part, 270 Convex part, 260 Second metal fitting, 261 Base part, 262 Holding part 264 Leg part, 265 Bolt hole, 266 Locking part, 267 Convex part
Claims (10)
太陽電池パネルの端縁部に設けられたモジュールフレームを有し、前記架台フレーム上に載置される太陽電池モジュールと、
前記架台フレーム上で前記モジュールフレームに係合し、前記架台フレームに前記太陽電池モジュールを固定するための固定金具と、
を備え、
前記固定金具は、前記架台フレーム上に配置されるベース部と、前記ベース部から下方に延びて前記架台フレームの側壁部上に張り出し、当該側壁部に固定される脚部とを有する、太陽光発電装置。 An elongated frame placed on the roof;
A solar battery module having a module frame provided at an edge of the solar battery panel and placed on the frame;
A fitting for engaging the module frame on the gantry frame and fixing the solar cell module to the gantry frame;
With
The fixing bracket includes a base portion disposed on the gantry frame, and a leg portion that extends downward from the base portion and projects onto a side wall portion of the gantry frame, and is fixed to the side wall portion. Power generation device.
前記固定金具は、前記ベース部及び前記脚部をそれぞれ有する第1及び第2金具を含み、当該第1金具は前記外溝に挿し込まれる第1挿嵌部を有し、当該第2金具は前記内鍔を押える押え部を有する、請求項2に記載の太陽光発電装置。 The module frame includes an inner groove that accommodates an edge of the solar cell panel, an outer groove that is provided on the opposite side of the solar cell panel, and an inner flange that protrudes inside the solar cell module. ,
The fixing metal fitting includes first and second metal fittings each having the base portion and the leg portion, the first metal fitting has a first insertion portion to be inserted into the outer groove, and the second metal fitting is The solar power generation device according to claim 2, further comprising a pressing portion that presses the inner collar.
前記固定金具は、前記ベース部、前記脚部、及び前記第1の太陽電池モジュールの前記外溝に挿し込まれる挿嵌部を有する第3金具を含み、
前記第1金具の前記第1挿嵌部は、前記第2の太陽電池モジュールの前記外溝に挿し込まれ、前記第2金具の前記押え部は、前記第1の太陽電池モジュールの前記内鍔を押える、請求項3に記載の太陽光発電装置。 The solar cell module includes first and second solar cell modules each having the module frame, and the first solar cell module is disposed adjacent to the eaves side of the second solar cell module,
The fixing bracket includes a third bracket having an insertion portion to be inserted into the outer groove of the base portion, the leg portion, and the first solar cell module,
The first insertion portion of the first metal fitting is inserted into the outer groove of the second solar cell module, and the holding portion of the second metal fitting is the inner flange of the first solar cell module. The solar power generation device according to claim 3, wherein the solar power generation device is pressed.
又は、
前記第3金具の前記脚部は、前記第1金具の前記脚部と前記架台フレームの前記側壁部との間に配置され、前記ボルトを用いて前記第1金具と共に前記側壁部に固定される、請求項4に記載の太陽光発電装置。 The leg portion of the first metal fitting is disposed between the leg portion of the third metal fitting and the side wall portion of the gantry frame, and is fixed to the side wall portion together with the third metal fitting using the bolt. ,
Or
The leg portion of the third metal fitting is disposed between the leg portion of the first metal fitting and the side wall portion of the mount frame, and is fixed to the side wall portion together with the first metal fitting using the bolt. The solar power generation device according to claim 4.
前記固定金具は、前記架台フレームの前記各側壁部上に張り出して当該各側壁部に固定される、互いに略平行に対向配置された2つの前記脚部を有する、請求項2〜6のいずれか1項に記載の太陽光発電装置。 The gantry frame has two side wall portions arranged to face each other substantially parallel to each other,
The said fixing metal fitting has the two said leg parts which are arranged on the said side wall part of the said mount frame, and are fixed to the said side wall part, and are mutually opposingly arranged substantially parallel. The solar power generation device according to item 1.
前記固定金具は、1本の当該ボルトを用いて前記架台フレームの前記各側壁部に固定されている、請求項7に記載の太陽光発電装置。 The bolt is longer than the interval between the leg portions arranged opposite to each other, and is inserted into the bolt hole of each leg portion,
The solar power generation apparatus according to claim 7, wherein the fixing bracket is fixed to each side wall portion of the gantry frame using one bolt.
前記架台フレームの前記各側壁部の間に設けられた、前記ボルトが挿通されるボルト孔を有する補強金具を備え、
前記ボルトは、前記架台フレームの前記ボルト孔、前記固定金具の前記ボルト孔、及び前記補強金具の前記ボルト孔に挿通され、前記補強金具を前記各側壁部の間に挟んだ状態で、前記固定金具の前記脚部を前記各側壁部に固定する、請求項8に記載の太陽光発電装置。 The gantry frame has a lower wall portion connecting the side wall portions, and is open upward.
Provided between the respective side wall portions of the gantry frame, and a reinforcing metal fitting having a bolt hole through which the bolt is inserted,
The bolt is inserted into the bolt hole of the gantry frame, the bolt hole of the fixing bracket, and the bolt hole of the reinforcing bracket, and the fixing bracket is sandwiched between the side wall portions. The solar power generation device according to claim 8, wherein the leg portion of the metal fitting is fixed to each side wall portion.
前記各固定金具は、前記ベース部の横方向一端側に設けられた前記脚部と、前記ベース部の横方向他端側に設けられ、前記架台フレームの前記上壁部に引っ掛けられる係止部とを有する、請求項2〜6のいずれか1項に記載の太陽光発電装置。 The gantry frame includes the side wall portion provided on one side in the width direction of the frame, an upper wall portion extending from the upper end portion of the side wall portion to the other side in the width direction, and the other side in the width direction from the lower end portion of the side wall portion. A lower wall portion extending to the side, and opening toward the other side in the width direction,
Each of the fixing brackets is provided with the leg portion provided on one end side in the lateral direction of the base portion, and a locking portion provided on the other end side in the lateral direction of the base portion and hooked on the upper wall portion of the gantry frame. The solar power generation device of any one of Claims 2-6 which has these.
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2015
- 2015-07-13 JP JP2015139461A patent/JP2017020266A/en active Pending
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