本明細書で開示されるは、限定加入者グループ(CSG)ベースのローカル/リモートIPトラフィックオフロードおよび選択的IPトラフィックオフロードを処理するためのシステムおよび方法である。一態様にしたがって、方法がユーザ機器(UE)において実施されてもよい。当該方法は、UEへのサービスが所定のサービス品質(QoS)を要求することを判定することを含んでもよい。当該方法はまた、UEへのサービスが所定のQoSを要求することを判定することに応答して、複数のゲートウェイの中から1つのゲートウェイを選択することを含んでもよい。
3GPPロングタームエボリューション(LTE)プログラムに対する現在の取り組みは、新たな技術、新たなアーキテクチャおよび新たな技法を新たなLTEセッティングおよび構成にもたらして、改善されたスペクトル効率、軽減された待ち時間、および無線リソースのよりよい利用を提供し、より高速のユーザ経験、ならびに、より少ないコストでより豊かなアプリケーションおよびサービスをもたらすことである。
これらの取り組みの一部として、3GPPは、LTEにおいて(また、場合により他のセルラ標準規格で)ホームNodeBまたはホーム拡張NodeB(HeNB)の概念を導入してきた。HeNBは、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)アクセスポイント(AP)と同等の物理デバイスを指してもよい。HeNBは、ユーザに、家庭または小規模オフィスなどの小規模サービスエリア上でのLTEサービスへのアクセスを提供してもよい。HeNBは、たとえばパブリックインターネット接続を使用することによって、オペレータのコアネットワークに接続することを意図されてもよい。このことは、LTEが展開されていないことがあり、および/または、レガシ3GPP無線アクセス技術(RAT)カバレージが既に存在していることがあるエリアにおいて特に有用である場合がある。このことはまた、たとえば地下鉄またはショッピングモールにいる間に発生する、無線伝送問題に対して、LTEカバレージが弱く、または、存在しないことがあるエリアにおいて有用である場合がある。
セルは、HeNBによって提供される無線カバレージが利用可能なエリアを指してもよい。HeNBによって展開されるセルは、当該セルのサービスへのアクセスを有する加入者のグループ(たとえば、家族)によってのみアクセスされる場合があり、および、そのようなセルは、HeNBセルまたはより一般的に限定加入者グループ(CSG)セルと称されてもよい。HeNBが使用されて、LTEカバレージが望まれるエリア上で1つまたは複数のCSGセルを展開してもよい。用語CSGセルは、LTEサービスに対してHeNBによって展開されるセル、または、WCDMA(登録商標)もしくは他のレガシ3GPP RATサービスに対してHNBによって展開されるセルに使用されてもよい。
HeNBは、ホームベースのネットワークに接続されたIP対応デバイスへのアクセスを提供するために、CSGメンバに対して、無線送信/受信ユニット(WTRU)またはユーザ機器(UE)から公衆交換電話網(PLMN)を介してホームベースのネットワークへのリモートアクセスをサポートしてもよい。ホームベースのネットワークへのアクセスは、加入者ごとをベースに制限されてもよい。さらに、HPLMNは、特定のユーザに対する情報(1)ユーザのIPトラフィックが、移動先ネットワークにおける選択的IPトラフィックオフロードにしたがうことになることを許可されるかのインジケーション、および、(2)選択的IPトラフィックオフロードが許可される定義されたIPを、移動先PLMN(VPLMN)に提供してもよい。ローカルネットワークにおけるローカルIPアクセス(LIPA)および選択的IPトラフィックオフロード(SIPTO)のアーキテクチャ的な態様は、UEがアタッチされるHeNBとは別々のスタンドアロンローカルゲートウェイを使用するローカルネットワークに位置するHeNBの間のLIPAに対するモビリティのサポートを含んでもよい。
上記説明した機能の態様を考慮すると、ユーザはおそらく、ホームネットワークまたは移動先ネットワークのどちらにいるのかにかかわりなく、自らのローカルデバイスにアクセスしたいと思うであろう。加えて、ユーザは、正確なもしくは最適のオフロードポイントの正確な判定に要求されるLIPAパラメータもしくはSIPTOパラメータを構成することができない場合があり、または、これらを構成しもしくは定義しようとしない場合がある。
図1Aは、1つまたは複数の開示される実施形態を実装することができる例示的な通信システム100のブロック図である。通信システム100は、音声、データ、ビデオ、メッセージング、ブロードキャストなどのコンテンツを複数の無線ユーザに提供する多元接続システムであってもよい。通信システム100は、複数の無線ユーザが、無線帯域幅を含むシステムリソースの共有を通じてそのようなコンテンツにアクセスすることを可能にしてもよい。たとえば、通信システム100は、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交FDMA(OFDMA)、および単一キャリアFDMA(SC-FDMA)などのうちの1つまたは複数のチャネルアクセス方法を採用してもよい。
図1Aに示されるように、通信システム100は、無線送信/受信ユニット(WTRU)102a、102b、102cおよび102d、無線アクセスネットワーク(RAN)104、コアネットワーク106、公衆交換電話網(PSTN)108、インターネット110、ならびに他のネットワーク112を含んでもよいが、開示される実施形態が、任意の数のWTRU、基地局、ネットワーク、および/またはネットワーク要素を企図することを理解されたい。WTRU102a、102b、102cおよび102dのそれぞれは、無線環境において動作し、および/または、通信するように構成された任意のタイプのデバイスであってもよい。たとえば、WTRU102a、102b、102cおよび102dは、無線信号を送信し、および/または、受信するように構成されてもよく、ならびに、WTRU102a、102b、102cおよび102dは、ユーザ機器(UE)、移動局、固定または移動加入者ユニット、ページャ、セルラ電話機、携帯情報端末(PDA)、スマートホン、ラップトップ、ネットブック、パーソナルコンピュータ、無線センサ、および家庭用電化製品などを含んでもよい。
通信システム100はまた、基地局114aおよび基地局114bを含んでもよい。基地局114aおよび114bのそれぞれは、WTRU102a、102b、102cおよび102dのうちの少なくとも1つと無線でインターフェース接続して、コアネットワーク106、インターネット110、および/またはネットワーク112などの1つまたは複数の通信ネットワークへのアクセスを容易にするように構成された任意のタイプのデバイスであってもよい。たとえば、基地局114aおよび114bは、ベーストランシーバ基地局(BTS)、NodeB、eNodeB、ホームNodeB、ホームeNodeB、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、および無線ルータなどであってもよい。基地局114aおよび114bは、それぞれ単一の要素として示されているが、基地局114aおよび114bが、任意の個数の相互接続された基地局および/またはネットワーク要素を含んでもよいことを理解されたい。
基地局114aは、RAN104の一部であってもよく、RAN104はまた、他の基地局および/または基地局コントローラ(BSC)、無線ネットワークコントローラ(RNC)、リレーノードなどのネットワーク要素(図示せず)を含んでもよい。基地局114aおよび/もしくは基地局114bは、セル(図示せず)と称されることもある特定の地理的領域内で無線信号を送信し、ならびに/または受信するように構成されてもよい。セルは、さらに、セルセクタに分割されてもよい。たとえば、基地局114aに関連付けられたセルは、3つのセクタに分割されてもよい。したがって、一実施形態では、基地局114aは、3つの送受信機を含んでもよく、すなわち、セルのセクタごとに1つの送受信機を含んでもよい。別の実施形態では、基地局114aは、多入力多出力(MIMO)技術を採用してもよく、したがって、セルのセクタごとに複数の送受信機を利用してもよい。
基地局114aおよび114bは、エアインターフェース116上でWTRU102a、102b、102cおよび102dのうちの1つまたは複数と通信してもよく、エアインターフェース116は、任意の適切な無線通信リンク(たとえば、無線周波数(RF)、マイクロ波、赤外線(IR)、紫外線(UV)、可視光など)であってもよい。エアインターフェース116は、任意の適切な無線アクセス技術(RAT)を使用して確立されてもよい。
より具体的には、上記述べたように、通信システム100は、多元接続システムであってもよく、ならびに、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、およびSC−FDMAなどの1つまたは複数のチャネルアクセス方式を採用してもよい。たとえば、RAN104における基地局114a、ならびに、WTRU102a、102bおよび102cは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)地上波無線アクセス(UTRA)などの無線技術を実装してもよく、UTRAは、広帯域CDMA(WCDMA)を使用してエアインターフェース116を確立してもよい。WCDMAは、高速パケットアクセス(HSPA)および/または発展型HSPA(HSPA+)などの通信プロトコルを含んでもよい。HSPAは、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)および/または高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA)を含んでもよい。
別の実施形態では、基地局114a、ならびに、WTRU102a、102bおよび102cは、発展型UMTS地上波無線アクセス(E-UTRA)などの無線技術を実装してもよく、E−UTRAは、ロングタームエボリューション(LTE)および/またはLTE−Advanced(LTE-A)を使用してエアインターフェース116を確立してもよい。
他の実施形態では、基地局114a、ならびに、WTRU102a、102bおよび102cは、IEEE802.16(すなわち、Worldwide Interoperability for Microwave Access(WiMAX))、CDMA2000、CDMA2000 1X、CDMA2000EV−DO、Interim Standard2000(IS-2000)、Interim Standard95(IS-95)、Interim Standard856(IS-856)、Global System for Mobile communications(GSM:登録商標)、Enhanced Data rates for GSM Evolution(EDGE)、およびGSM EDGE(GERAN)などの無線技術を実装してもよい。
図1Aにおける基地局114bは、たとえば無線ルータ、ホームNodeB、ホームeNodeB、またはアクセスポイントであってもよく、ならびに、事業所、家庭、車両、およびキャンパスなどの局所化されたエリアにおいて無線接続性を容易にするための任意の適切なRATを利用してもよい。一実施形態では、基地局114b、ならびに、WTRU102cおよび102dは、IEEE802.11などの無線技術を実装して、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)を確立してもよい。別の実施形態では、基地局114b、ならびに、WTRU102cおよび102dは、IEEE802.15などの無線技術を実装して、無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)を確立してもよい。さらなる別の実施形態では、基地局114b、ならびに、WTRU102cおよび102dは、セルラベースのRATを利用して(たとえば、WCDMA、CDMA2000、GSM、LTE、LTE−Aなど)、ピコセルまたはフェムトセルを確立してもよい。図1Aに示されるように、基地局114bは、インターネット110への直接接続を有してもよい。したがって、基地局114bは、コアネットワーク106を介してインターネット110にアクセスすることを要求されなくてもよい。
RAN104は、コアネットワーク106と通信していてもよく、コアネットワーク106は、音声、データ、アプリケーション、および/またはボイスオーバインターネットプロトコル(VoIP)サービスを、WTRU102a、102b、102cおよび102dのうちの1つまたは複数に提供するように構成された任意のタイプのネットワークであってもよい。たとえば、コアネットワーク106は、呼制御、課金サービス、モバイルロケーションベースサービス、プリペイドコーリング、インターネット接続性、ビデオ配信などを提供してもよく、ならびに/または、ユーザ認証などの高レベルのセキュリティ機能を実行してもよい。図1Aには示されていないが、RAN104および/またはコアネットワーク106が、RAN104と同一のRATまたは異なるRATを採用する他のRANと直接または間接に通信していてもよいことを理解されたい。たとえば、E−UTRA無線技術を採用することができるRAN104に接続されることに加えて、コアネットワーク106はまた、GSM無線技術を採用している別のRAN(図示せず)と通信していてもよい。
コアネットワーク106は、WTRU102a、102b、102c、102dがPSTN108、インターネット110、および/または他のネットワーク112にアクセスするためのゲートウェイとしてサービスしてもよい。PSTN108は、旧来の電話サービス(POTS)を提供する回線交換電話網を含んでもよい。インターネット110は、TCP/IPインターネットプロトコルスイートにおける伝送制御プロトコル(TCP)、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)、およびインターネットプロトコル(IP)などの共通通信プロトコルを使用する相互接続されたコンピュータネットワークおよびデバイスのグローバルシステムを含んでもよい。ネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有され、および/または運営される有線または無線通信ネットワークを含んでもよい。たとえば、ネットワーク112は、RAN104と同一のRATまたは異なるRATを採用することができる1つまたは複数のRANに接続された別のコアネットワークを含んでもよい。
通信システム100におけるWTRU102a、102b、102cおよび102dの一部またはすべては、マルチモード能力を含んでもよく、すなわち、WTRU102a、102b、102cおよび102dは、異なる無線リンク上で異なる無線ネットワークと通信する複数の送受信機を含んでもよい。たとえば、図1Aに示されたWTRU102cは、セルラベース無線施術を採用することができる基地局114a、および、IEEE802無線技術を採用することができる基地局114bと通信するように構成されてもよい。
図1Bは、例示的なWTRU102のシステム図である。図1Bに示されるように、WTRU102は、プロセッサ118、送受信機120、送信/受信要素122、スピーカ/マイクロホン124、キーパッド126、ディスプレイ/タッチパッド128、着脱不能メモリ130、着脱可能メモリ132、電源134、全地球測位システム(GPS)チップセット136、および他の周辺機器138を含んでもよい。WTRU102が、実施形態と一貫したままでありながら前述の要素の任意のサブコンビネーションを含んでもよいことを理解されたい。
プロセッサ118は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来型プロセッサ、ディジタルシグナルプロセッサ(DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに関連する1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)回路、任意の他のタイプの集積回路(IC)、および、状態機械などであってもよい。プロセッサ118は、信号符号化、データ処理、電力制御、入出力処理、および/またはWTRU102が無線環境内において動作することを可能にする任意の他の機能を実行してもよい。プロセッサ118は、送受信機120に結合されてもよく、送受信機120は、送信/受信要素122に結合されてもよい。図1Bは、別々のコンポーネントとしてプロセッサ118および送受信機120を示すが、プロセッサ118および送受信機120が、電子パッケージまたはチップにともに統合されてもよいことを理解されたい。
送信/受信要素122は、エアインターフェース116上で基地局(たとえば、基地局114a)へ信号を送信しまたは当該基地局から信号を受信するように構成されてもよい。たとえば、一実施形態では、送信/受信要素122は、RF信号を送信し、および/または、受信するように構成されたアンテナであってもよい。別の実施形態では、送信/受信要素122は、たとえばIR、UV、もしくは可視光信号を送信し、および/または、受信するように構成されたエミッタ/ディテクタであってもよい。さらなる別の実施形態では、送信/受信要素122は、RF信号と光信号との両方を送信し、および、受信するように構成されてもよい。送信/受信要素122は、無線信号の任意の組合せを送信し、および/または、受信するように構成されてもよいことを理解されたい。
加えて、送信/受信要素122は、図1Bでは単一の要素として示されるが、WTRU102は、任意の数の送信/受信要素122を含んでもよい。より具体的には、WTRU102は、MIMO技術を採用してもよい。したがって、一実施形態では、WTRU102は、エアインターフェース116上で無線信号を送信し、および、受信する複数の送信/受信要素122(たとえば、複数のアンテナ)を含んでもよい。
送受信機120は、送信/受信要素122によって送信される信号を変調し、および、送信/受信要素122によって受信される信号を復調するように構成されてもよい。上述したように、WTRU102は、マルチモード能力を有してもよい。したがって、送受信機120は、WTRU102が、例えば、UTRAおよびIEEE802.11などの複数のRATを介して通信することを可能にする複数の送受信機を含んでもよい。
WTRU102のプロセッサ118は、スピーカ/マイクロホン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128(たとえば、液晶ディスプレイ(LCD)ディスプレイユニットまたは有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイユニット)に結合されてもよく、ならびに、これらからユーザ入力データを受信してもよい。プロセッサ118はまた、ユーザデータをスピーカ/マイクロホン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128に出力してもよい。加えて、プロセッサ118は、着脱不能メモリ130および/または着脱可能メモリ132などの任意のタイプの適切なメモリからの情報にアクセスし、ならびに、そのメモリにデータを記憶してもよい。着脱不能メモリ130は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、ハードディスク、または任意の他のタイプのメモリストレージデバイスを含んでもよい。着脱可能メモリ132は、加入者識別カード(SIM)カード、メモリスティック、およびセキュアディジタル(SD)メモリカードなどを含んでもよい。他の実施形態では、プロセッサ118は、サーバ上またはホームコンピュータ(図示せず)上など、WTRU102上に物理的に位置しないメモリからの情報にアクセスし、および、そのメモリにデータを記憶してもよい。
プロセッサ118は、電源134から電力を受信してもよく、ならびに、WTRU102における他のコンポーネントに電力を分配し、および/または制御するように構成されてもよい。電源134は、WTRU102に電力を供給する任意の適切なデバイスであってもよい。たとえば、電源134は、1つまたは複数の乾電池(たとえば、ニッケルカドミウム(NiCd)、ニッケル亜鉛(NiZn)、ニッケル水素(NiMH)、リチウムイオン(Li−ion)など)、太陽電池、および燃料電池などを含んでもよい。
プロセッサ118はまた、GPSチップセット136に結合されてもよく、GPSチップセット136は、WTRU102の現在位置に関する位置情報(たとえば、経度および緯度)を提供するように構成されてもよい。GPSチップセット136からの情報に加えて、またはその代わりに、WTRU102は、基地局(たとえば、基地局114a、114b)からエアインターフェース116上で位置情報を受信してもよく、および/または、複数の近接の基地局から受信されている信号のタイミングに基づいて、その位置を判定してもよい。WTRU102が、実施形態と一貫したままで任意の適切な位置判定方法によって位置情報を獲得してもよいことを理解されたい。
プロセッサ118はさらに、他の周辺機器138に結合されてもよく、他の周辺機器138は、追加の特徴、機能性、および/または有線もしくは無線接続性を提供する1つまたは複数のソフトウェアモジュールおよび/またはハードウェアモジュールを含んでもよい。たとえば、周辺機器138は、加速度計、eコンパス、衛星トランシーバ、デジタルカメラ(写真またはビデオ用)、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート、振動デバイス、テレビジョン送受信機、ハンズフリーヘッドセット、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(FM)無線ユニット、ディジタル音楽プレイヤ、メディアプレイヤ、ビデオゲームプレイヤモジュール、およびインターネットブラウザなどを含んでもよい。
図1Cは、一実施形態にしたがった、RAN104およびコアネットワーク106aのシステム図である。上述したように、RAN104は、UTRA無線技術を採用して、エアインターフェース116上でWTRU102a、102bおよび102cと通信してもよい。RAN104はまた、コアネットワーク106aと通信していてもよい。図1Cに示されるように、RAN104は、NodeB140a、140bおよび140cを含んでもよく、このNodeB140a、140bおよび140cは、それぞれ、エアインターフェース116上でWTRU102a、102bおよび102cと通信する1つまたは複数の送受信機を含んでもよい。NodeB140a、140bおよび140cは、それぞれ、RAN104内の特定のセル(図示せず)に関連付けられてもよい。RAN104はまた、RNC142aおよび142bを含んでもよい。RAN104が、実施形態と一貫したまま任意の数のNodeBおよびRNCを含んでもよいことを理解されたい。
図1Cに示されるように、NodeB140aおよび140bは、RNC142aと通信していてもよい。加えて、NodeB140cは、RNC142bと通信していてもよい。NodeB140a、140bおよび140cは、Iubインターフェースを介してそれぞれのRNC142aおよび142bと通信してもよい。RNC142aおよび142bは、Iurインターフェースを介して互いに通信していてもよい。RNC142aおよび142bのそれぞれは、それが接続されるそれぞれのNodeB140a、140bおよび140cを制御するように構成されてもよい。加えて、RNC142aおよび142bのそれぞれは、アウターループ電力制御、負荷制御、アドミッション制御、パケットスケジューリング、ハンドオーバ制御、マクロダイバーシティ、セキュリティ機能、およびデータ暗号化などの他の機能を実行し、または、サポートするように構成されてもよい。
図1Cに示されたコアネットワーク106aは、メディアゲートウェイ(MGW)144、モバイルスイッチングセンタ(MSC)146、サービングGPRSサポートノード(SGSN)148、および/または、ゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)150を含んでもよい。前述した要素のそれぞれが、コアネットワーク106aの一部として示されているが、これらの要素の任意の1つが、コアネットワークオペレータ以外のエンティティによって所有され、および/または、運営されてもよいことを理解されたい。
RAN104におけるRNC142aは、IuCSインターフェースを介してコアネットワーク106aにおけるMSC146に接続されてもよい。MSC146は、MGW144に接続されてもよい。MSC146およびMGW144は、WTRU102a、102bおよび102cにPSTN108などの回線交換ネットワークへのアクセスを提供して、WTRU102a、102bおよび102cと従来型有線通信デバイスとの間の通信を容易にしてもよい。
RAN104におけるRNC142aはまた、IuPSインターフェースを介してコアネットワーク106aにおけるSGSN148に接続されてもよい。SGSN148は、GGSN150に接続されてもよい。SGSN148およびGGSN150は、WTRU102a、102bおよび102cにインターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスを提供して、WTRU102a、102bおよび102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にしてもよい。
上述したように、コアネットワーク106aはまた、ネットワーク112に接続されてもよく、ネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有され、および/または運営される他の有線ネットワークもしくは無線ネットワークを含んでもよい。
図1Dは、一実施形態にしたがったRAN104bおよびコアネットワーク106bのシステム図である。上述したように、RAN104bは、E−UTRA無線技術を採用して、エアインターフェース116上でWTRU102d、102eおよび102fと通信してもよい。RAN104bはまた、コアネットワーク106bと通信していてもよい。
RAN104bは、eNodeB140d、140eおよび140fを含んでもよいが、RAN104bが、実施形態と一貫したまま任意の数のeNodeBを含んでもよいことを理解されたい。eNodeB140d、140eおよび140fは、それぞれ、エアインターフェース116を上でWTRU102d、102eおよび102fと通信する1つまたは複数の送受信機を含んでもよい。一実施形態では、eNodeB140d、140eおよび140fは、MIMO技術を実装してもよい。したがって、eNodeB140dは、例えば、複数のアンテナを使用して、WTRU102dに無線信号を送信し、および、WTRU102dから無線信号を受信してもよい。
eNodeB140d、140eおよび140fのそれぞれは、特定のセル(図示せず)に関連付けられてもよく、ならびに、無線リソース管理決定、ハンドオーバ決定、アップリンクおよび/またはダウンリンクでのユーザのスケジューリングなどを処理するように構成されてもよい。図1Dに示されるように、eNodeB140d、140eおよび140fは、X2インターフェース上で互いに通信してもよい。
図1Dに示されたコアネットワーク106bは、モビリティ管理ゲートウェイ(MME)143、サービングゲートウェイ145、およびパケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ147を含んでもよい。前述の要素のそれぞれが、コアネットワーク106bの一部として示されるが、これらの要素の任意の1つが、コアネットワークオペレータ以外のエンティティによって所有され、および/または運営されてもよいことを理解されたい。
MME143は、S1インターフェースを介してRAN104におけるeNodeB142d、142eおよび142fのそれぞれに接続されてもよく、ならびに、制御ノードとしてサービスしてもよい。たとえば、MME143は、WTRU102d、102eおよび102fのユーザ認証、ベアラアクティブ化/非アクティブ化、ならびに、WTRU102d、102eおよび102fの初期アタッチ中の特定のサービングゲートウェイの選択などに関与してもよい。MME143はまた、RAN104bと、GSMまたはWCDMAなどの他の無線技術を採用する他のRAN(図示せず)との間で切り替えるための制御プレーン機能を提供してもよい。
サービングゲートウェイ145は、S1インターフェースを介してRAN104bにおけるeNodeB140d、140eおよび140fのそれぞれに接続されてもよい。サービングゲートウェイ145は、概して、WTRU102d、102e、102fへ/からユーザデータをルーティング、および、転送してもよい。サービングゲートウェイ145はまた、eNodeB間ハンドオーバ(inter-eNode B handovers)の間のユーザプレーンのアンカリング、ダウンリンクデータがWTRU102d、102eおよび102fに対して利用可能であるときのページングのトリガリング、ならびに、WTRU102d、102eおよび102fのコンテキストの管理および記憶などの、他の機能を実行してもよい。
サービングゲートウェイ145はまた、PDNゲートウェイ147に接続されてもよく、PDNゲートウェイ147は、WTRU102d、102eおよび102fにインターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスを提供して、WTRU102d、102eおよび102fとIP対応デバイスとの間の接続を容易にしてもよい。
コアネットワーク106bは、他のネットワークとの通信を容易にしてもよい。たとえば、コアネットワーク106bは、WTRU102d、102eおよび102fにPSTN108などの回線交換ネットワークへのアクセスを提供して、WTRU102d、102eおよび102fと、従来型有線通信デバイスとの間の通信を容易にしてもよい。たとえば、コアネットワーク106bは、コアネットワーク106bとPSTN108との間のインターフェースとしてサービスするIPゲートウェイ(たとえば、IPマルチメディアサブシステム(IMS)サーバ)を含んでもよく、または、これと通信してもよい。加えて、コアネットワーク106bは、WTRU102d、102eおよび102fにネットワーク112へのアクセスを提供してもよく、ネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有され、および/または運営される他の有線もしくは無線ネットワークを含んでもよい。
図1Eは、一実施形態にしたがったRAN104cおよびコアネットワーク106cのシステム図である。RAN104cは、IEEE802.16無線技術を採用して、エアインターフェース116を介してWTRU102g、102hおよび102iと通信するアクセスサービスネットワーク(ASN)であってもよい。以下でさらに述べるように、WTRU102g、102h、102iおよびRAN104c、ならびに、コアネットワーク106cの異なる機能エンティティの間の通信リンクは、基準ポイントとして定義されてもよい。
図1Eに示されるように、RAN104cは、基地局140g、140hおよび140i、ならびに、ASNゲートウェイ141を含んでもよいが、RAN104が、実施形態と一貫したまま任意の数の基地局およびASNゲートウェイを含んでもよいことを理解されたい。基地局140g、140hおよび140iは、それぞれ、RAN104cにおける特定のセル(図示せず)に関連付けられてもよく、ならびに、エアインターフェース116上でWTRU102g、102hおよび102iと通信する1つまたは複数の送受信機を含んでもよい。一実施形態では、基地局140g、140hおよび140iは、MIMO技術を実装してもよい。したがって、基地局140gは、例えば、複数のアンテナを使用して、WTRU102gに無線信号を送信し、および、WTRU102gから無線信号を受信してもよい。基地局140g、140hおよび140iはまた、ハンドオフトリガリング、トンネル確立、無線リソース管理、トラフィック分類、およびサービス品質(QoS)ポリシー実施などのモビリティ管理機能を提供してもよい。ASNゲートウェイ141は、トラフィックアグリゲーションポイントとしてサービスしてもよく、および、ページング、加入者プロファイルのキャッシュ、およびコアネットワーク106cへのルーティングなどに関与してもよい。
WTRU102g、102hおよび102iとRAN104cとの間のエアインターフェース116は、IEEE802.16仕様を実装するR1基準ポイントとして定義されてもよい。加えて、WTRU102g、102hおよび102iのそれぞれは、コアネットワーク106cとの論理インターフェース(図示せず)を確立してもよい。WTRU102g、102hおよび102iとコアネットワーク106cとの間の論理インターフェースは、R2基準ポイントとして定義されてもよく、R2基準ポイントは、認証、認可、IPホスト構成管理、および/またはモビリティ管理に使用されてもよい。
基地局140g、140hおよび140iのそれぞれの間の通信リンクは、WTRUハンドオーバおよび基地局間のデータの転送を容易にするプロトコルを含む、R8基準ポイントとして定義されてもよい。基地局140g、140hおよび140iとASNゲートウェイ141との間の通信リンクは、R6基準ポイントとして定義されてもよい。R6基準ポイントは、WTRU102g、102hおよび102iのそれぞれに関連付けられたモビリティイベントに基づいてモビリティ管理を容易にするプロトコルを含んでもよい。
図1Eに示されるように、RAN104は、コアネットワーク106cに接続されてもよい。RAN104cとコアネットワーク106cとの間の通信リンクは、たとえばデータ転送およびモビリティ管理能力を容易にするプロトコルを含む、R3基準ポイントとして定義されてもよい。コアネットワーク106cは、モバイルIPホームエージェント(MIP−HA)154、認証・認可・アカウンティング(AAA)サーバ156、およびゲートウェイ158を含んでもよい。前述の要素のそれぞれは、コアネットワーク106cの一部として示されるが、これらの要素の任意の1つが、コアネットワークオペレータ以外のエンティティによって所有、および/または運営されてもよいことを理解されたい。
MIP−HAは、IPアドレス管理に関与してもよく、ならびに、WTRU102g、102hおよび102iが異なるASN、および/または、異なるコアネットワークの間でローミングすることを可能にしてもよい。MIP−HA154は、WTRU102g、102hおよび102iに、インターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスを提供して、WTRU102g、102hおよび102iとIP対応デバイスとの間の通信を容易にしてもよい。AAAサーバ156は、ユーザ認証に関与してもよく、および、ユーザサービスをサポートすることに関与してもよい。ゲートウェイ158は、他のネットワークとのインターワーキングを容易にしてもよい。たとえば、ゲートウェイ158は、WTRU102g、102hおよび102iに、PSTN108などの回線交換ネットワークへのアクセスを提供して、WTRU102g、102hおよび102iと従来型有線通信デバイスとの間の通信を容易にしてもよい。加えて、ゲートウェイ158は、WTRU102g、102hおよび102iに、ネットワーク112へのアクセスを提供してもよく、ネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有され、および/または、運営される他の有線もしくは無線ネットワークを含んでもよい。
図1Eには示されないが、RAN104cは他のASNに接続されてもよく、および、コアネットワーク106cは他のコアネットワークに接続されてもよいことを理解されたい。RAN104cと他のASNとの間の通信リンクは、R4基準ポイントとして定義されてもよく、R4基準ポイントは、RAN104cと他のASNとの間でWTRU102g、102hおよび102iのモビリティを調節するためのプロトコルを含んでもよい。コアネットワーク106cと他のコアネットワークとの間の通信リンクは、R5基準ポイントとして定義されてもよく、R5基準ポイントは、ホームコアネットワークと移動先コアネットワークとの間のインターワーキングを容易にするためのプロトコルを含んでもよい。
一態様にしたがって、方法は、ハンドオーバに対するターゲットHeNBを選択するために使用されてもよい。無線送信/受信ユニット(WTRU)との接続が確立されてもよい。接続は、セッションであってもよく、セッションは、選択的IPトラフィックオフロード(SIPTO)セッション、または、ローカルIPアクセス(LIPA)セッションのいずれかを備えてもよい。ターゲットHeNBは、セッションをサポートするためのターゲットHeNBの能力に基づいて、ハンドオーバに対して選択されてもよい。例えば、WTRUがターゲットHeNBにアクセスすることを許可されることの判定は、CSGサブスクリプション情報に基づいて行われてもよい。ターゲットHeNBが、WTRUに対するセッションを提供するローカルゲートウェイ(LGW)に接続されることを検証してもよい。WTRUがターゲットHeNBからサービスを受信することを許可されることの判定がまた行われてもよい。別の例として、セッションがターゲットHeNB上でサポートされることのインジケーションをWTRUから受信することによって、ターゲットHeNBは、セッションをサポートするためのターゲットHeNBの能力に基づいて、ハンドオーバに対して選択されてもよい。別の例として、パケットデータネットワーク(PDN)を指定し、または、LGWを識別するターゲットHeNBからの識別子が使用されて、ターゲットHeNBを選択してもよい。加えて、情報がコアネットワークから受信されてもよく、または、ターゲットHeNBは、セッションをサポートすることを示す要素が使用されて、ターゲットHeNBを選択してもよい。
セッションは、ターゲットHeNBにハンドオーバされてもよい。例えば、LGWトランスポートレイヤアドレスおよびトンネルエンドポイントID(TEID)が判定されてもよい。LGWトランスポートレイヤアドレスおよびTEIDがターゲットHeNBに提供されて、ターゲットHeNBがセッションを継続することを可能にしてもよい。
別の態様にしたがって、WTRUは、LGWがSIPTOとLIPAとを区別することを可能にしてもよい。UIPトラフィックを1つまたは複数のアクティブインターフェースにまたがってルーティングするためのルールのセットを提供することができるインターアクセスポイントネーム(APN)ルーティングポリシー(IARP)は、たとえば、アクセスネットワーク発見・選択機能(ANDSF:access network discovery and selection function)から受信されてもよい。好ましいAPNは、IARPからのAPNの優先順位付けされたリストを使用して判定されてもよい。IPインターフェースが選択されて、好ましいAPNに基づいてIPフローをルーティングしてもよい。選択されたIPインターフェースは、専用パケットデータネットワーク(PDN)接続であってもよい。IPフローがSIPTOまたはLIPAであることのインジケーションは、ネットワークエンティティに送信されてもよい。ネットワークエンティティは、MME、SGW、LGW、またはPGWなどであってもよい。インジケーションは、たとえば、LGWがSIPTOまたはLIPAとしてIPフローを識別することを可能にするIPアドレス情報を含んでもよい。インジケーションは、LGWがSIPTOまたはLIPAとしてIPフローを識別することを可能にするAPN値を含んでもよい。IPフローは、選択されたIPインターフェースを使用して送信されてもよい。
別の態様にしたがって、ハンドオーバを提供する方法が使用されてもよい。HeNBは、ハンドオーバインジケーションを受信してもよい。セッションをサポートすることができる、WTRUヘの接続を確立することができるかに関する判定がされてもよく、セッションは、SIPTOセッションまたはLIPAセッションのいずれかを含んでもよい。パケットデータネットワーク(PDN)を指定し、または、LGWを識別する識別が送信されてもよい。情報がコアネットワークおよび/またはWTRUに送信されて、HeNBがセッションをサポートすることができることを示してもよい。LGWトランスポートレイヤアドレスおよびトンネルエンドポイントID(TEID:tunnel endpoint identification)が判定されてもよい。WTRUとの接続が確立されてもよい。セッションハンドオーバが受信されてもよい。
図2は、限定加入者グループ(CSG)ベースのローカルIPアクセス(LIPA)、リモートIPアクセス(RIP A)、および/または、選択的IPトラフィックオフロード(SIPTO)を提供することができる通信ネットワークのブロック図を示す。図2に示されるように、UE205は、CSG−Home220と通信してもよく、および、215においてCSG−Visit215と通信してもよい。このことは、たとえば、UE205がCSG−Home220からCSG−Visit215にハンドオーバすることを可能にするために行われてもよい。
CSG−Home220は、HNB225およびHNB230などの1つまたは複数のH(e)NBを含んでもよい。CSG−Home220はまた、SGWとして動作することができるLGW245を含んでもよい。LGW245は、ローカルネットワーク202、PGW265、HNB225、およびHNB230に動作可能に接続されてもよい。PGW265は、PDN285に動作可能に接続されてもよく、および、CSG−Home220がLGW245を介してPDN285と通信することを可能にしてもよい。PDN285は、CSG−Home220の一部でなくてもよい。
H(e)NB−GW250は、HNB225、HNB240、およびSGSN/MME270に動作可能に接続されてもよい。H(e)NB−GW250は、CSG−Home220の一部であってもよい。
CSG−Visit215は、H(e)NB235およびH(e)NB240などの1つまたは複数のH(e)NBを含んでもよい。CSG−Visit215はまた、SGWとして動作することができるLGW255を含んでもよい。LGW255は、ローカルネットワーク203、H(e)NB235、およびH(e)NB240に動作可能に接続されてもよい。
H(e)NB−GW260は、H(e)NB235、H(e)NB240、およびSGSN/MME275に動作可能に接続されてもよい。H(e)NB−GW260は、CSG−Visit215の一部であってもよい。
HHS/HLR280は、SGN/MME275およびSGNSN/MME270に動作可能に接続されてもよい。このことは、たとえば、CSG−Home220がCSG−Visit215と通信することを可能にするために行われてもよい。たとえば、CSG−Home220は、HHS−HLR280を使用して、CSG−Visit215と通信して、UE205をCSG−Home220からCSG−Visit215にハンドオーバしてもよい。
SIPTOサービスおよびLIPAサービスのアクティブ化または要求が提供されてもよい。加入者は、単純にそのようなサービスをサポートする利用可能なネットワークを選択することによって、自らのUEにおいてローカルIPアクセスを構成してもよい。UEがサポートすることができる多数の特徴を考慮すると、加入者は、加入者既知のCSGに同様の方法でネットワークを選択することができる。このことは、たとえば、加入者が新しいアイコンまたはメニューに慣れなければならないことを防ぐために行われてもよい。
加入者はまた、加入者が自らのホームネットワークまたは移動先ネットワークに接続されているか否かに関わらず、加入者ローカルGW(LGW)とすることができる特定のPDNゲートウェイ(PGW)を選択することを許可されてもよい。このことは、たとえば、ユーザが要求しているセッションが、特定のLGWに向けてセットアップされることを保証することができるCSGの集合から、同一のCSGまたは特定のCSGを選択することによって行われてもよい。
ネットワークは、ユーザによって選択されたCSGに関連付けられたLGWのグループから選択されてもよい。CSGのユーザによる手動選択を通じてトリガされる、LGWの選択は、CSGを特定のAPNと関連付けることに依存する必要がなくてもよい。
UEは、CSGとシームレスモビリティを可能にすることが望まれるサービスのタイプもしくはサービスのレベルとの間の関連付けのユーザセッティングまたは構成に基づいて、SIPTO/LIPAのアクティブ化/非アクティブ化を自律的に選択してもよい。たとえば、ユーザは、特定のCSGの傘下のNBまたはH(e)NBに接続されるときに、SIPTO機構の使用を手動でブラックリストに入れてもよい。加えて、ユーザは、SIPTOまたはLIPAを提供することができるCSGを手動で構成してもよい。ネットワークは、ユーザによって選択されたとしてのパーミッションが特定のCSGに対して有効とすることができる場合に、SIPTOサービスまたはLIPAサービスを提供することを試みてもよい。
サービス固有の選択的IPトラフィックオフロードが提供されてもよい。加入者は、自らが要求するサービスの特定の要件に適合するIPトラフィックオフロードポイントを使用してもよい。
現在のシステムでは、提供される粒度は、APNごとをベースにしているが、このことは、同一のAPNを使用してSIPTO固有の区別されたサービス能力を提供することを可能にしない。UEは、PDN接続性要求(PDN CONNECTIVITY REQUEST)メッセージを通じて、特定の接続に対する所望のQoSを提供することができる場合がある。しかし、現在のネットワークは、HSSにおける加入者レコードに格納されたAPNをいまだに使用して、パケットデータ接続性を提供するのにどのPGWが使用されるべきかを判定するであろう。
したがって、現在の解決策は、特定のAPNに接続するLGWを通じて何のサービスをサポートすることができるかに関わらず、選択をこのAPNに制限する。この制限は、ロケーションアウェアネス(awareness)アソシエーションおよび動的/オンザフライもしくは静的な課金制度など、特定のサービスの配信を保証する手段として、ユーザ構成可能なSIPTO/LIPA選択を可能にしない。ユーザによるLGWの選択は、必ずしも、ユーザがIPアドレスまたは任意の他のアドレッシング機構をサービス方式ごとに手動で構成することを意味しない。ユーザは、単に、サービスを選択してもよく、および、サービスロジック自体は、サービスの満足な配信を保証することができる、要求されるQoSを提供することによって、適切なLGW/PGWの選択をトリガしてもよい。
サービス固有の選択的IPトラフィックオフロードおよびローカルIPアクセスが提供されてもよい。本開示の実施形態にしたがって、サービスが特定のサービス品質(QoS)を要求するときに、UEは、どの論理ゲートウェイ(LGW)またはパケットデータネットワークゲートウェイ(PGW)が選択されて、このサービスを提供することができるかを指定してもよい。このことは、オペレータのネットワーク内の深いところにあるローカルゲートウェイまたはパケットデータネットワークゲートウェイであってもよい。したがって、UEは、本明細書で説明するように、その選択を複数の方法で指定してもよい。たとえば、UEは、特定のAPNおよびCSG IDの組合せを指定してもよく、これによって、同一のAPNによって提供されるサービスの異なるレベルの分離を可能にする。別の例では、UEは、CSG IDのみを指定してもよい。別の例では、UEは、ワイルドカードAPNなどのダミーAPNと、QoSクラスなどの要求されるQoSとを指定してもよい。QoSクラスは、会話、ストリーミング、対話、およびバックグラウンドであってもよい。別の例では、UEは、CSGタイプ(たとえば、ハイブリッドまたはクローズド(closed))を指定してもよい。CSGタイプが定義されて、課金モードを反映してもよい。CSGタイプがまた定義されて、QoSプリファレンスを反映してもよい。別の例では、UEは、ワイルドカードCSG IDを指定してもよい。たとえば、SLAアグリーメントに基づいて、未知の位置におけるユーザが、ユーザがそのメンバであってもよいCSG、または、ワイルドカードCSG IDと一致してもよいCSGを使用して、SIPTOを実行するようにそのUEを構成してもよい。ワイルドカードCSGは、特定の属性(たとえば、デフォルトQoS属性)を有するLGWまたはPGWに関連付けられてもよい。さらなる別の例では、たとえば、ホームUEは、特定のCSG IDに基づいてトラフィックをオフロードするように構成されてもよく、オフィスでは、UEはCSGタイプまたはワイルドカードCSGに基づいてトラフィックをオフロードするように構成されてもよいなど、UEは、前述の例のうちの1つまたは複数を指定してもよい。さらに、前述の例のうちの複数が同時に使用されてもよく、すなわち、SIPTOオプションが各アプリケーションに対してまたは各サービスに対して別々に構成されてもよい。たとえば、HeNBは複数のL−GWに接続されてもよく、L−GWは、同一のCSGまたは異なるCSGに関連付けられてもよい。そして、SIPTOは、LGWのプールからのLGWの動的選択で、ユーザセッティングまたは表されたプリファレンスに依存して実行されてもよい。
加入者固有の選択されたIPトラフィックおよびローカルIPアクセスが提供されてもよい。加入者は、たとえば特定のIPトラフィックオフロードポイント(たとえば、特定のLGWまたは特定のPGW)を選択することから生じる場合がある利点に起因して、特定のLGWまたはPGWを選択してもよい。この利点は、自らのホームオペレータプロバイダデータプランを使用して、データサービスにアクセスする可能性、または、企業ゲートウェイもしくは限定グループゲートウェイ(closed group gateway)にアクセスする可能性を含む、よりよい使用料金または特殊なサービスを提供されることを含んでもよい。
CSG IDは、UEによって選択され、および、使用されて、加入者の代わりに特定のゲートウェイにアクセスするようにネットワークにシグナリングしてもよい。CSGは、現在の3GPPプロシージャを使用してネットワークによってブロードキャストされるCSG ID、または、加入者が、UEが表示してもよいCSGの近隣にいるかに関わらず表示されるように、ホームオペレータによって構成された静的CSGのいずれかであってもよい。言い換えると、デフォルトCSG−Idは、ホームネットワークにおけるHeNB/LGWペアに対するホームCSG−Id、または、UEのホワイトリストにおける第1のCSG−Idであっってもよい。UEは、これがホームネットワークであるか、または、移動先ネットワークであるかに関わらず、ネットワークによってブロードキャストされたCSG−Idブロードキャストを表示してもよく、および、加入者ホームCSG−IdがブロードキャストCSG−Idの一部ではない場合であっても、ブロードキャストされた他のCSGとともに、加入者ホーム(e)NBによってブロードキャストCSG−Idを含んでもよい。
CSGが完全修飾ドメイン名(FQDN)として使用されて、LGWまたはPGWのアドレスを判定してもよい。したがって、トラフィックオフロードに対するCSGを選択することは、サービス要求プロシージャをトリガしてもよく、このサービス要求プロシージャは、選択されたCSGを含んでもよい。たとえば、PDN CONNECTIVITY REQUESTメッセージは、L−GWであれ他のPGWであれ、関連するPGWが存在するCSG−Idを搬送してもよい。メンバシップ検証プロシージャはまた、選択されたCSGをFQDNまたは関連するオフロードポイントIPアドレスへのキーとして使用して、オフロードポイントに対するルーティング可能アドレスの判定を含んでもよい。
CSGまたはCSGリストはまた、登録(たとえば、HSSへの格納)またはローミングのときに、ホームPLMNによって移動先PLMNに提供されてもよい。移動先PLMNは、たとえば登録アクセプトプロシージャの間に選択することができる特定のPGWまたはLGWに関連付けられた、利用可能なCSGのリストをUEに提供してもよい。UEは、このリストに含まれるCSG IDを表示してもよく、それによって、これらのCSG IDが手動で選択されて、PGWまたはLGWの再配置をトリガすることができる。UEおける選択プロシージャは、ユーザが、VPLMNがUEまたはユーザに提示したリスト内にない場合がある特定のCSG IDを入力することを可能にしてもよい。選択プロシージャは、入力されたCSG−Idに関連付けられたLGWの可用性または到達可能性をテストしてもよい。このことは、たとえば、VPLMNからHPTLMへの経路を使用して行われてもよい。調査(probe)が成功した場合は、テストされたCSG IDが次回に表示されてもよい。
ユーザがCSGを選択すると、CSGは、ルーティング可能アドレスに変換されてもよい。たとえば、CSGは、トラフィックを特定のPGWまたはLGWに対してルーティングするサービングシステムによって使用されるFQDNであってもよい。加えて、CSG−IdまたはQoS要件などの他の情報と組み合わされたAPNの選択は、PCRF機能によって使用されて、オペレータポリシーを通じて、特定のサービス要求をサポートするのに使用することができるLGWまたはPGWのタイプを判定してもよい。現在選択されているPGWが、関連するPCRFとコンタクトするときに、PCRFは、IP接続アクセスネットワーク(IP−CAN)セッション確立変更(Session Establishment Modification)プロシージャを通じて、新たなLGWもしくはPGWを提案し、または、提唱してもよい。現在のPGWは、セッション作成応答(Create Session Response)メッセージまたはこの目的に適する任意の他のメッセージを通じて、この情報を現在のSGWに中継してもよい。このことは、LGW/PGW再配置をトリガすることができる。
本明細書で説明されるシステムおよび方法の実施形態のいくつかを使用して、移動先システムは、加入者HSSから、加入者がアクセスすることを許可されてもよいCSGのリストを取得することができる。このことは、たとえば、HSSに格納された加入者プロファイル情報を使用して行われてもよい。CSGのリストは、特定のLGWまたはPGWの選択をトリガすることができるCSGを含んでもよい。たとえば、図2に示されるように、UE205は、CSG−Visit215の近隣をローミングしてもよく、このCSG−Visit215は、「CSG−VISIT」によって識別される限定加入者グループであってもよい。UE205は、「CSG−VISIT」名と「CSG−HOME」との両方を表示してもよい。このことは、加入者が、LGW245を使用することができることをネットワークに指示することができる「CSG−HOME」CSG−Idを選択することを可能にすることができる。
図2に示されように、LGW245またはLGW255などのLGWは、特定のセクションにアクセスする加入者に、PGW能力とSGW能力との両方を提供してもよい。UEは、同一のLGWに属するHeNBの間、または、H(e)NBと通常の(e)NBとの間で移動してもよい。たとえば、UE205は、HNB225からHNB230へ、H(e)NB235からH(e)NB240へ移動してもよく、または、同一のLGWに属する任意のH(e)NBと通常の(e)NBとの間で移動してもよい。LGWは、PGW機能性とSGW機能性との両方をハウジング(house)してもよく、最初から、UEが特定のCSGにアクセスする場合に、SGWの選択は、CSG−ID、要求されたAMBR、または提供されるLIPアドレスなどを考慮することができる。たとえば、LGW245は、PGW機能性とSGW機能性との両方をハウジングしてもよい。このことは、UE205が、CSG−Home220などの特定のCSGにアクセスし、または、選択することを可能にすることができる。UE205による選択は、ローカルIPトラフィックオフロードおよびパブリックIPトラフィックオフロードの両方へのアクセスを提供する、LGWとPDGとの両方に接続することができる特定のSGWの選択につながってもよい。たとえば、UE205がCSG−Home220を選択するときに、SGWは、LGW245およびPGW265に接続して、PDN285およびローカルネットワーク202へのアクセスを提供してもよい。
MMEにおけるSGWの選択は、SIPTOが許可されるか否かを考慮してもよい。MMEは、ユーザによって提供される1つまたは複数のCSG IDを考慮して、それによって、共通のSGWがパブリックトラフィックオフロードおよびローカルトラフィックオフロードの両方に対して選択されてもよい。選択されるSGWは、本明細書で提案される、同一位置に配置されたLGW/SGWであってもよい。共通のSGWのM選択は、異なるSGWへの再配置を必要とせずに、スタンドアロンLGW/SWに接続されたHeNBにまたがるユーザプレーン内のハンドオーバに対してサポートすることを可能にすることができる。
別の例の実施形態では、ユーザは、LIPAおよび/またはSIPTO PGW/LGW/SGWリソースの両方の同時セットアップ、ならびに、構成を可能にすることができる情報を提供してもよい。たとえば、ユーザは、SIPTOとLIPAとの両方に対するLGWとPGWとの両方に関連付けられたCSG−Idの集合を提供してもよい。このことは、UEによって提供されるCSG ID、またはQoS要件などの選択基準を使用して、これらのゲートウェイに対する複数同時接続のセットアップを可能にすることができる。一方はローカル、もう一方はリモート(または従来の)の2つのゲートウェイが、共通のSGWを使用してセットアップされるときに、NATまたはIP変換ポイントとして共通のSGWを使用することが可能であってもよい。加えて、IP保存およびハンドオーバ(HO)を容易にすることが可能であってもよい。
本明細書で開示されるLGW/SGWコンビネーションは、リモートLIPA(RIP A)をサポートしてもよい。たとえば、UEが、HeNBサブシステムの外へ移動するときに、UEのユーザプレーンは、同一のSGWにアンカリングされたままであってもよい。たとえば、UEは、LGWと同一位置に配置することができるSGWにおいてアンカリングされたままであってもよい。SGWが、NAT機能性を提供できる場合に、UEは、HeNBからマクロネットワークに移動するときに、そのLIPA PDN接続をティアダウン(tear down)する必要がない場合がある。加えて、UEは、ローカルネットワークにリモートに接続することが可能である場合がある。初期アタッチ中または別のPDN/PDP接続要求の間に、MMEは、SGWを選択するべきか、またはそのSGWを同一位置に配置されたLGW/SGWに再配置すべきかを決定してもよい。たとえば、MMEは、初期アタッチ中またはPDN/PDP接続要求中に、UEがローカルネットワークに接続したいことを示す場合に、SGWを選択するべきか、またはそのSGWを同一位置に配置されたLGW/SGWに再配置すべきかを決定してもよい。
本開示の実施形態にしたがって、MMEは、SGW選択機能の一部として、初期接続をセットアップするためのSGW能力を有するLGWを使用することを決定してもよく、および、SGW再配置を回避してもよい。
シームレスモビリティがサポートされてもよい。シームレスモビリティをサポートするために、自律的CSG選択は、CSGとL−GW/P−GWとの間の関連付けに基づいて、ユーザSIPTO/LIPAサービスプリファレンスを考慮してもよい。CSGホワイトリストは、本明細書で上記定義されたSIPTOサポートもしくはLIPAサポート、および、ユーザプリファレンスセッティングなどの追加エントリを含んでもよい。同様に、近接性インジケーションが更新されて、本明細書で上記定義されたLGWもしくはPGW、および、ユーザプリファレンスセッティングとの関連付けに基づいて、SIPTO/LIPAオフロードポイントに関して、ユーザプリファレンスについての情報を提供してもよい。
図3は、ローカルゲートウェイ(LGW)アーキテクチャにおけるSIPTOモビリティおよび/またはLIPAモビリティを提供することができる通信ネットワークのブロック図を示す。図3に示されるように、UE300は、H(e)NB305およびH(e)NB310など、1つまたは複数のH(e)NBと通信してもよい。H(e)NB305およびH(e)NB310は、お互いに動作可能に接続されてもよい。加えて、H(e)NB305および/またはH(e)NB310は、MME335、SGW323、LGW325、および/またはSGW315に動作可能に接続されてもよい。たとえば、MME335は、365におけるS1−MMEインターフェースを使用してH(e)NB305と通信してもよく、ならびに、380におけるS1−MMEインターフェースを使用してH(e)NB310と通信してもよい。
本明細書で説明されるのは、ローカルネットワークにおけるローカルIPアクセス(LIP A)および選択的IPトラフィックオフロード(SIPTO)に対するアーキテクチャ的態様である。本明細書で説明される実施形態は、ローカルネットワークに位置するH(e)NBの間のLIPAに対するモビリティをサポートすることができる。たとえば、UEがアタッチされるH(e)NBとは別のスタンドアロンLGWが使用されてもよい。加えて、モビリティを含むことができるローカルネットワークにおいてトラフィックオフローディングをサポートする機能性を説明することができる。
ローカルネットワークにおけるLIPAおよび/またはSIPTOに対するモビリティの導入、ならびに、本明細書で開示されるアーキテクチャ的変更は、スタンドアロンLGWが、コアネットワーク(CN)へのH(e)NBの接続を可能にすることができるプロシージャおよび/または概念における変更を課すことを可能にすることができる。
スタンドアロンLGWに加えて、LGW内にSGWをハウジングする能力(すなわち、同一位置に配置されたLGW/SGWエンティティ)ならびに/または、モビリティプロシージャおよび/もしくはEPSベアラ確立プロシージャに対するその影響などの能力が含まれてもよい。スタンドアロンLGWおよび/またはローカルネットワークにおけるモビリティ能力の導入はまた、追加の機能を提供することができる。
本明細書で説明されるシステム、方法、および装置は、LGWによるH(e)NBの発見、および/または、H(e)NBによるLGWの発見を可能にしてもよい。スタンドアロンLGWの導入は、H(e)NBとLGWとの間の接続に影響する場合がある。たとえば、LGWが、H(e)NBのIPアドレスを知らない場合があり、および/または、H(e)NBが、LGWのIPアドレスを知らない場合がある。
発見は、LGWおよび/またはH(e)NBが事前に構成されることを許可することによって、接続(たとえば、SxxまたはS1’)がオペレーションプロシージャおよび/または管理プロシージャを通じて確立されてもよい。
発見はまた、動的機構が使用されることを許可することによって、可能としてもよい。たとえば、3GPPの概念、または、たとえば3GPP仕様の範囲外でとなる場合があるITと同等(IT-like)な概念が使用されてもよい。ノード選択の目的に対して一般的に使用される3GPPベースの機構、たとえばPGW選択機能またはMME選択機能が、スタンドアロンLGWおよび/もしくはH(e)NBノードの相互発見または独立発見に使用されてもよい。これらの機構はまた、たとえばLIPA/SIPTOセッションの持続時間に、この2つの間の一時的接続を動的に確立するのに使用されてもよい。
H(e)NBは、スタンドアロンLGWを発見してもよい。たとえば、H(e)NBは、UEがEPSベアラを確立することを望む場合があるときに、LGWを動的に発見してもよい。UEは、たとえばアタッチ要求(Attach Request)および/またはPDP接続性要求(PDP Connectivity Request)などのNASプロシージャを支援し、適切なLGWの発見をトリガしてもよい。初期UEメッセージ(INITIAL UE MESSAGE)および/またはアップリンクNASトランスポート(UPLINK NAS TRANSPORT)メッセージがMMEで受信されるときに、MMEは、HSSに格納されたUEプロファイル内の情報を使用して、UEを要求するためにLGWを解決してもよい。このプロシージャは、特定のPGWのアドレスを与えることができる、APNのプロビジョニングに依存してもよい。トポロジ情報および/または地理的情報がHSSに提供されて、UEに対する適切なアドレスを判定してもよい。
アクセスネットワーク発見・選択機能(ANDSF:Access Network Discovery and Selection Function)が使用されて、UEの地理的アドレスおよび/またはトポロジアドレスにしたがって、UEにLGWのアドレスを提供してもよい。UEは、モバイルネットワークオペレータコアネットワーク(MNO CN)接続を使用することによって、ANDSFとコンタクトしてもよい。UEはまた、非3GPPアクセスを通じてANDSFとコンタクトしてもよい。
H(e)NBは、H(e)NB登録プロシージャの間にLGWを発見してもよい。このことは、H(e)NBがH(e)NB GWに登録することを可能にすることができる。この場合、LGWは、H(e)NB GWと同一位置に配置されていてもよく、または、同一位置に配置されていなくてもよい。H(e)NB GWはまた、LGWアドレスをプロビジョニングされてもよい。H(e)NB GWからの登録応答は、H(e)NBへのLGWアドレスを含んでもよい。
LGW選択プロシージャが提供されてもよい。たとえば、LGW選択プロシージャが、初期システム選択において、および/または、ハンドオーバにおいて提供されてもよい。
初期システム選択において、H(e)NBは、LGWのプールから、この接続をサービスするLGWを選択してもよい。H(e)NBは、選択されたLGWを使用するように、コアネットワークに要求してもよい。LGWは、H(e)NB GWを接続することができる複数のLGWのうちの1つであってもよい。
LGWが、H(e)NB GWと同一位置に配置されているときに、H(e)NB GWは、コアネットワーク(たとえば、MME、SGSNなど)にLGWトランスポートレイヤアドレス(たとえば、IPアドレス)を提供してもよい。たとえば、H(e)NB GWは、LGWトランスポートレイヤアドレスがH(e)NB GWトランスポートレイヤアドレスとは異なる場合に、コアネットワークにLGWトランスポートレイヤアドレスを提供してもよい。H(e)NB GWは、トンネルエンドポイントID(TEID:tunnel endpoint identification)または確立されているE−RAB/RABの相関IDをH(e)NBに中継してもよい。
APNは、LGWおよび/またはLGWのセットにマッピングされてもよい。同様に、LGWは、複数のAPNをサポートしてもよい。これらのシナリオの下では、ベアラ(たとえば、E−RAB、RAB)は、リアルタイムベースで、たとえばSIPTOゲートウェイおよび/または非SIPTOゲートウェイにマッピングされてもよい。SIPTOトラフィックに対する複数のLGWが、たとえば1つまたは複数のPDN接続の下にある、同一のまたは類似する動的SIPTOトラフィックオフロード決定が実行されてもよい。SIPTOトラフィックに対する複数のLGWが、1つのPDN接続の下にあるときに、H(e)NBは、個々のLGW負荷に基づいてLGWプールから選択してもよい。H(e)NBは、LGWをスケジューリングして、負荷状況を周期的に、または1回の報告ベースで報告してもよい。H(e)NBはまた、認可されたLGWのプールからLGWを動的に(たとえば、ベアラベース、GTP PDUベースなど)選択し、または認可されたLGWの間で利用可能なトラフィックを分割してもよい。同一または類似する方法が、複数のLGWがUEに割り当てられるときに使用されてもよい。LGWの各サブグループは、異なるIPアドレスをUEに提供してもよい。接続中にまたはオペレータポリシーに基づいて確立される異なるレベルのQoSターゲットベースでそれぞれ異なって管理することができる複数のSIPTO例があってもよい。ユーザは、たとえば、使用するLGWおよび/または関連するCSGを推奨してもよい。その場合に、複数のLGWトランスポートレイヤアドレス(たとえば、IPアドレス)は、たとえばH(e)NB GWを含むコアネットワークにH(e)NBによって、または代わりにH(e)NBにコアネットワークによって、提供されてもよい。各LGWトランスポートレイヤアドレスと各E_RAB/RABとの間でマッピングが作成されてもよく、または、コアネットワークとH(e)NBとの間で交換されてもよい。
LGW選択は、ハンドオーバ中に実行されてもよい。たとえば、LGW選択は、ターゲットH(e)NBによるハンドオーバの間に実行されてもよい。代わりに、ソースH(e)NBは、ターゲットがLGWを使用することを推奨してもよく、または、要求してもよい。LGWトランスポートレイヤアドレスおよび/またはアップリンクTEIDは、X2メッセージ上でなど、ターゲットH(e)NBに転送されてもよい。たとえば、図3に示されるように、H(e)NB305は、LGWトランスポートレイヤアドレスおよび/またはアップリンクTEIDを、350においてX2メッセージ上で転送してもよい。
ハンドオーバが、CNを介して実行されるときに、CNは、LGWトランスポートレイヤアドレスをターゲットH(e)NBに提供してもよい。そのような情報は、たとえば経路切替えのときに提供されてもよい。Sxx(またはたとえばS1’)プロシージャ(たとえば、初期確立)に対して、本明細書で説明される方法がまた使用されてもよい。
ハンドオーバにおいて実行されるLGW選択プロシージャは、たとえばS1インターフェースプロシージャであってもよい。初期セッション確立に対して説明されるプロシージャに加えて、以下のプロシージャが、モビリティのサポートにおいてSxxインターフェース上で定義されてもよい。たとえば、データバイキャスティング(bi-casting)は、ハンドオーバ/再配置の間に実行されてもよい。経路切替えプロシージャは、ハンドオーバ実行の一部として使用されてもよい。ターゲットH(e)NBは、DL TEID(各ベアラに対して、すなわちたとえばE−RAB/RAB)および/またはそのトランスポートレイヤアドレスをLGWと交換してもよい。LGWは、オプションで、代わりにアップリンクTEIDおよび/またはそのトランスポートレイヤアドレスを提供してもよい。たとえば、図3を参照すると、H(e)NB310は、DL TEIDおよび/またはそのトランスポートレイヤアドレスを、340でS1’を介してSGW315および/またはLGW325と交換してもよい。SGW315および/またはLGW325は、オプションで、アップリンクTEIDおよび/またはトランスポートレイヤアドレスを、340でS1’を介してH(e)NB310に提供してもよい。
ハンドオーバにおいて実行されるLGW選択プロシージャは、X2インターフェースプロシージャであってもよい。X2インターフェースプロシージャは、たとえばLGW内プロシージャ(intra-LGW procedure)および/またはLGW間プロシージャ(inter-LGW procedure)であってもよい。図3は、LGW内ハンドオーバプロシージャ(intra-LGW handover procedure)の一例を示す。図3を参照すると、LGW内ハンドオーバプロシージャの間に、UE300がH(e)NB305からH(e)NB310に移動するときに、X2ハンドオーバプロシージャが、350で使用されてもよい。相関IDが、通常のSGW TEIDの代わりに使用される場合に、H(e)NB310などのターゲットH(e)NBは、X2ハンドオーバ要求(X2 HANDOVER REQUEST)メッセージ中に、相関IDをSGW315およびLGW325などのSGW/LGWエンティティに提供してもよい。
LGW間ハンドオーバ(inter-LGW handover)が実行される場合に、H(e)NBは、ターゲットH(e)NBに対して十分な情報を提供して、サービングGW、ならびに/または、たとえばサービングLGWアドレス、相関id、および/もしくはSGW TEIDなどのユーザプレーン経路に関係する関連した詳細(details)を識別してもよい。ターゲットH(e)NBは、X2経路切替え要求(X2 PATH SWITCH REQUEST)メッセージを通じて経路切り替えを要求するときに、この情報を使用してもよい。ターゲットH(e)NBは、ターゲットH(e)NBアドレスおよびSxxに対するTEID、ならびに/または、LGW S5 TEIDを使用して、ターゲットLGWとの新たなセッションを作成してもよい。ソースH(e)NBはまた、変更ベアラ要求(Modify Bearer Request)メッセージを送信することによって、ソースLGWとのSxxユーザ経路を解放してもよい。
図3に示されるように、S1’などのSxxインターフェースプロシージャが提供されてもよい。たとえば、S1’インターフェースプロシージャは、340および345で提供されてもよい。Sxxインターフェースプロシージャは、たとえばH(e)NBの間および/またはH(e)NBとマクロネットワークとの間などの初期セッション確立、ベアラ変更、および/またはモビリティをサポートするものであってもよい。
H(e)NBとLGWとの間のトンネルは、たとえばハンドオーバの場合などに、確立され、変更され、解放され、および/または、再確立されてもよい。H(e)NBとLGWとの間のトンネルが確立され、変更され、解放され、および/もしくは、再確立されるときに、CNが関わってもよく、または、関わらなくてもよい。UEは、MNO CNおよびLIPA/SIPTOローカルネットワークへの同時接続を有してもよく、HOをそのような状況でどのように処理することができるのかを、本明細書で説明する。たとえば、メッセージが交換されてもよく、および、関連付けられたパラメータが定義されてもよい。これらのプロシージャは、H(e)NB GWにより、または、H(e)NB GWによらずに動作してもよい。
下記で説明するのは、図3でたとえば340および345に示されているように使用することができる、S1’プロシージャなどのSxxプロシージャである。制御プレーンシグナリングベアラは、LGWトランスポートレイヤアドレスを使用して作成されてもよい。H(e)NBは、所定のSCTP宛先ポート番号を有するLGWに対してSCTPアソシエーションを確立してもよい。H(e)NBは、ハンドシェークメッセージをLGWと交換して、両端がシグナリングを開始し、および/または、データパケット交換を実行する準備ができていることを保証してもよい。H(e)NBからLGWへのDL TEID転送に対するサポートがあってもよい。たとえば、UTRANでは、LGWおよびHNBは、たとえば初期化メッセージおよび/または必要なパラメータを含むIUPフレームプロトコル制御メッセージを交換してもよい。さらに、LGWは、H(e)NBトランスポートレイヤアドレスを獲得してもよい。トンネル確立/定義が完了されることになるために、H(e)NBは、LGWトランスポートレイヤアドレスおよび/またはTEID(アップリンクTEID)を知っていてもよい。H(e)NBトランスポートレイヤアドレスは、LGWに知られてもよい。これは、たとえばS1/Iu/IurhインターフェースまたはSxxインターフェースを上で交換されてもよい。
下記で説明するのは、図3でたとえば370および360に示されているように使用することができる、S1(Iu/Iurh)プロシージャである。LGWが、コアネットワークによって選択されるときに、LGWトランスポートレイヤアドレスIEが、E_RABセットアップ要求(E_RAB SETUP REQUEST)またはRAB割当要求(RAB ASSIGNMENT REQUEST)に含まれてもよい。複数のアドレスが、CNから提供されてもよい。たとえば初期UEメッセージ、初期コンテキストセットアップ応答(INITIAL Context setup response)、UL NASトランスポートメッセージ、または任意の他の同等のメッセージにおいて、H(e)NBは、CNに対するDL TEIDを提供してもよい。
下記で説明するのは、ベアラ変更プロシージャである。ベアラ変更プロシージャは、Sxx(たとえば、S1’)固有および/またはS1(Iu/Iub)固有であってもよい。たとえば、ベアラ変更プロシージャは、図3の340、345、および370で使用されてもよい。
Sxxプロシージャは、LGWとH(e)NBとの間でベアラ変更プロシージャをサポートしてもよい。Sxxプロシージャは、340および345で使用されてもよい。このことは、SGWおよび/またはMME(たとえば、H(e)NB GWの中央の)をバイパスする形式であってもよい。代わりに、LGWは、H(e)NBに直接に向かうベアラ調停プロシージャ(bearer mediation procedure)をトリガしてもよく、および、並列に、そのようなプロシージャの通知をサービングGWおよび/またはMMEに送信してもよい。そのようなプロシージャをサポートして、ベアラ変更要求/応答またはベアラ更新要求/応答などのメッセージが、H(e)NBとLGWとの間で交換されてもよい。
S1/Iu/Iubは、ベアラ変更プロシージャをサポートしてもよい。たとえば、初期セッション確立に対して説明されたプロシージャに加えて、以下のプロシージャが、モビリティをサポートしてSxxインターフェース上で定義されてもよい。E−RAB/RABが削除され、および/または、追加されるときに、MMEは、各E−RAB/RABに対する更新されたTEIDをH(e)NBに通信してもよい。代わりに、MMEは、新たに削除または追加されたE−RAB/RABのTEIDおよび/または相関IDをH(e)NBに示してもよい。たとえば、E−RAB変更要求/応答(E-RAB MODIFY REQUEST/RESPONSE)などのメッセージが使用されて、情報を交換してもよい。
アクセス制御プロシージャが提供されてもよい。アクセス制御プロシージャは、たとえば、CSG内(intra-CSG)またはCSG間(inter-CSG)であってもよい。
LIPA能力のブロードキャストが使用されて、LIPAハンドオーバを実行してもよい。CSG内および/またはCSG間では、モビリティの間に、ソースH(e)NBは、ターゲットH(e)NBがLIPAおよび/またはSIPTOをサポートすることを検証してもよい。LIPA能力は、たとえば、セルによってブロードキャストされてもよく、および/または、UE測定の一部としてソースH(e)NBに報告されてもよい。そのような能力はまた、350でなど、X2/Iurインターフェース上でセルの間で交換されてもよい。H(e)NB305などのソースH(e)NBは、メンバシップ情報検証の一部として、UE300などのUEが、H(e)NB310などのターゲットH(e)NBにおいてLIPA/SIPTOサービスを有することを許可されてもよいことを検証してもよい。H(e)NBはまた、たとえばハンドオーバ要求メッセージの初期コンテキストセットアップ要求メッセージまたは再配置要求メッセージの間などに、コアネットワークからこの情報を受信してもよい。複数のセル(たとえば、ソースH(e)NBおよび隣接H(e)NB)に関するメンバシップ情報は、H(e)NBとコアネットワークとの間で同時に交換されてもよい。LIPAおよび/またはSIPTOサービスをターゲットH(e)NBにおいて提供することができないソースH(e)NBによる判定のときに、ソースH(e)NBは、以下のアクションのうちの少なくとも1つを実行してもよい。たとえば、ソースH(e)NBは、LIPAおよび/もしくはSIPTOを非アクティブ化し、LIPA/SIPTOベアラをサービスすることを継続しながら非LIPA/SIPTOトラフィックをハンドオーバし、ハンドオーバを中断し、および、LIPA/SIPTO対応である別のH(e)NBの選択を行い、ならびに/またはCSG内LIPA/SIPTO対応モビリティがサポートされる場合にハンドオーバを中断してもよい。
下記で説明するのは、たとえばS1’、S1、X2、および/またはS5インターフェースなど、本明細書で説明されるインターフェースの間のさまざまなインタラクションである。
本明細書で説明される実施形態は、S1’、S1、X2、および/またはS5のインターフェースプロシージャに影響する場合がある。たとえば、説明される実施形態は、LGW選択がどのように実行されるのかに影響する場合がある。たとえばH(e)NBとLGWとの間のセッション管理およびモビリティ管理を可能にする、S1(Iu/Iuhインターフェース)インターフェースまたはX2(Iur、Iurh)インターフェースに対する影響がある場合がある。
LGW(またはたとえばGGSN)とSGW(またはたとえばSGSN)との間で、呼確立の間、ベアラ変更の間、および/またはハンドオーバの間に通信が存在してもよい。LGW(またはたとえばGGSN)とSGW(またはたとえばSGSN)との間にトンネル確立が存在してもよい。呼確立の間および/またはトンネル確立の間に通信が存在する場合に、コアネットワークを経由せずにセッションが確立されると、H(e)NBがLGWと直接に通信し、および/または、データを転送することができるように、S1インターフェースまたはX2インターフェースに影響がある場合がある。一例にしたがって、LGWアップリンクTEID/相関IDが、コアネットワーク(たとえば、MMEおよび/またはSGSN/MSC)によってH(e)NBに提供されてもよい。CNからH(e)NBに提供される他のパラメータが存在してもよい。この情報は、スタンドアロンLGWのコンテキストで使用されてもよい。
LGW(またはたとえばGGSN)とSGW(またはたとえばSGSN)との間にトンネル確立の必要がない場合には、コアネットワークを経由せずにセッションが確立されると、H(e)NBがLGWと直接に通信し、および/または、データを転送することできるように、S1インターフェースまたはX2インターフェースに対する影響がある場合がある。
LGWとSGW(またはたとえばSGGSN)との間の通信コンテキスト(たとえば、TEID/相関IDなど)が、H(e)NBに知られるようにしてもよい。たとえば、S1インターフェースプロシージャおよび/またはX2インターフェースプロシージャとSxx(図1ではS1’)インターフェースプロシージャとの間でインタラクションが存在してもよい。
S5プロシージャが提供されてもよい。S5プロシージャが、たとえば図3に示された375で使用されてもよい。S5プロシージャは、非LGW選択関連(non-LGW selection related)である他のプロシージャを含んでもよい。MMEは、それが通常のSGWであり、および/もしくは、TEID情報を取得したかのように、LGW/SGWエンティティとコンタクトし、または、既存の相関IDを提供するかのいずれかの選択が与えられてもよい。MMEは、特定のLGWアドレスが与えられるのか、または、キーが提供されるのかに基づいて、この判断を行ってもよい。このことは、MMEが、たとえばこのキーの特性に基づいてLGWを選択することを可能にすることができる。
IP保存プロシージャ(IP preservation procedure)はまた、本明細書で説明される。たとえば、IPアドレスは、加入者が中断されたサービスを有することなく、加入者がローカルネットワークの外に移動するときに保存されてもよい。IP保存は、異なるLGWに接続されたH(e)NBの間でのモビリティの間、または、H(e)NBとマクロネットワークとの間のモビリティの間に保証されてもよい。
一実施形態にしたがって、組み合わされたLGW/SGWエンティティは、IP保存のためにIP割当てを実行してもよい。たとえば、UEは、LGW/SGWエンティティからプライベートIPアドレスを割り当てられてもよい。このことは、MMEによって選択された(たとえば、上記で説明したプロシージャに基づいて)LGWに対応してもよい。このLGW/SGWエンティティがUEからメッセージを受信するときに、プライベートUE IPアドレスをルーティング可能なIPアドレスに置き換えてもよく、このことは、ネットワークアドレス変換(NAT)によって提供される機能に類似してもよい。MMEがLGW/SGWエンティティとコンタクトするときに、LGW/SGWエンティティは、MMEに、グローバルにルーティング可能なIPアドレスを提供してもよい。MMEは、ルーティング可能なIPアドレスを、HSSによって提供されたかのようにPGWに渡してもよい。このことは、たとえば、セッション作成要求(CREATE SESSION REQUEST)メッセージを使用して行われてもよい。LGW/SGWエンティティは、SGW能力とPGW能力との両方を有することができるので、パブリックIPアドレスを割り当てることができる可能性がある。
図3を参照すると、SGW315が、390のS5’インターフェースを通じてPGW330に接続される場合に、インバウンドハンドオーバプロシージャとアウトバウンドハンドオーバプロシージャとの両方が、LGW/SGWエンティティでユーザ経路をアンカリングすることによって実行されてもよい。たとえば、SGW315がLGW325に接続され、または、その一部であってもよいので、インバウンドハンドオーバプロシージャとアウトバウンドハンドオーバプロシージャとの両方が、SGW315およびLGW325でユーザ経路をアンカリングすることによって実行されてもよい。LGW325は、355のS5’インターフェースを通じてSGW315と通信してもよく、および、375のS5インターフェースを使用してSGW323と通信してもよい。SGW323は、385のS11インターフェースを使用してMME335と通信してもよい。
別の実施形態では、IP割当ては、PGW/LGWマスタ−スレーブ機構を通じて実行されてもよい。たとえば、マスタPGWおよびLGW選択が実行されてもよい。マスタLGWは、スレーブLGWを使用してIP割当てを制御してもよい。IPアドレス割当てプロシージャは、LGWとマスタPGWとの間で定義されてもよく、および/または、使用されてもよい。LGWの間でのモビリティの間に、LGW(またはたとえばコアネットワークPGWまたはMMEにおいて指定されたエンティティ)は、モビリティがマスタPGW内(intra-master PGW)とすることができ、および、別のIPアドレスを割り当ててはならないことを考慮してもよい。初期LGWによって割り当てられたIPアドレスは、ハンドオーバプロシージャの間に、LGWの間、ソースとH(e)NBとの間、またはLGWとH(e)NBとの間で交換されてもよい。
初期アタッチプロシージャの間に、デフォルトEPSベアラが確立されてもよく、および、IPアドレスが割り当てられてもよい。IPアドレスの割当てでは、UEは、静的IPアドレスをプロビジョニングされてもよい。静的IPアドレスは、たとえばLGWアドレスから導出されてもよい。UEは、セッション作成プロシージャの間に、スタンドアロンLGWによって動的に割り当てられたIPアドレスを割り当てられてもよい。
スタンドアロンLGWが、たとえばH(e)NB GW、企業GW、および/またはANDSFなどの他のノードとインタラクトするときに対し、シナリオおよびアーキテクチャが本明細書で説明される。たとえば、企業シナリオで、LGWは、コアネットワークエンティティ(たとえば、MME)に登録してもよい。企業GWは、オペレータではなくプライベートホストによって配置されてもよい。LGWは、CNに登録してもよく、および、それ自体を認証してもよい。
図4は、LGWの使用を通じてローカルIPネットワークへのアクセスを提供することができる通信ネットワークのブロック図を示す。図4に示されるように、LIPA接続は、パケットデータネットワークゲートウェイPDN GW(またはGGSN)に類似する機能を有するローカルゲートウェイ(LGW)の使用によって達成されてもよく、ここで、LGWは、HeNB上で同一位置に配置されてもよい。LGWがHeNBと同一位置に配置された状態で、UEがHeNBのカバレージの外に移動するときに(アイドルモードまたは接続モードのいずれかで)、LIPA接続は非アクティブ化されてもよい。UEが、接続モードであり、および、別のセルへのハンドオーバ(HO)を実行しようとしているときに、HeNBは、そのHOに関してLGWに通知してもよく、それによって、LGWを、LIPA PDN接続を非アクティブ化することができる。このシグナリングは、MMEに対して行われてもよい。LIPA PDN接続が非アクティブ化された後に、UEは、別のセルにハンドオーバされてもよい。HOの間に、MMEが、LIPAベアラ/PDN接続が非アクティブ化されなかったことを知る場合には、MMEは、HOをリジェクト(reject)してもよい。
図5は、LGWがH(e)NBと同一位置に配置される通信ネットワークのブロック図を示す。図6は、ユーザ機器(UE)が、H(e)NBにハンドオフされながらLGWヘの接続を維持することができる通信ネットワークのブロック図を示す。スタンドアロンLGWが使用されて、UEがHeNBの間を移動するときに、LIPA PDN接続の継続性を許可することができる。スタンドアロンLGWは、HeNB上で同一位置に配置されないLGWであってもよい。このことは、たとえば、LGWが、同一のLGWに接続できる複数のHeNBによって使用されることを許可するために行われてもよい。LIPA PDN接続を有するUEは、そのLIPA PDN接続を維持しながら、これらのHeNBにまたがって移動してもよく、これらのHeNBは、HeNBサブシステムと称される場合がある。UEがLGWに接続するすべてのHeNBのカバレージの外に移動するときなど、UEが、HeNBサブシステムから完全に外に移動する場合には、LIPAに対するUEのPDN接続が非アクティブ化されてもよい。
図7は、ネットワークオペレータがパブリックデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(GW)を選択して、トラフィックをオフロードすることができる通信ネットワークのブロック図を示す。図7に示されるように、SIPTO(選択的IPトラフィックオフロード)は、ネットワークオペレータが、トラフィックをインターネットにオフロードするのに使用することができるPDN GWを選択するときに、実行されてもよい。このことは、たとえば、UEの物理位置またはIPトポロジ位置がそれを行うのに好ましいものであるときに、コアネットワークの(CN)PDN GWとは異なるPDN GWを使用することを可能にするために行われてもよい。SIPTOは、UEの無線接続がeNBまたはHeNBを介して取得されるかに関わらず、実行されてもよい。別のPDN GWの選択は、UEに知られない場合があり、および、L−PGWへのUEのトラフィックのオフロードは、ユーザのサービス経験を悪化させる場合がある。インターネットへのユーザデータのオフロードは、下記で示すようにHeNBサブシステム上にあるLGWを介して行われてもよい。
図8は、LGWを使用してユーザデータをオフロードすることができる通信ネットワークのブロック図を示す。別の実施形態にしたがって、SIPTOおよびLIPAトラフィックは、LGWなどのH(e)NBサブシステムで区別されてもよい。図8に示されるように、SIPTOとLIPAとの両方は、H(e)NBサブシステムにおいて提供されてもよい。820では、UE805は、ローカル企業IPサービス840へのローカル接続を有してもよく、および、インターネット845への非ローカル接続を有してもよく、このインターネット845への非ローカル接続は、LGW825からトラフィックをオフロードすることによって使用可能とされてもよい。LGW825は、ローカルトラフィックをインターネットトラフィックから区別してもよい。LGW825は、1つのPDN接続をLIPトラフィックとインターネットトラフィック(すなわち、SIPTO)との両方に対して使用することができるときに、生じる可能性がある問題にも対処する。
下記で説明するのは、LGW825などのLGWでSIPTOをLIPAトラフィックから区別するためのさまざまな方法である。これらの方法は、任意の組合せで任意のシステムにおいて使用されてもよい。さらに、下記の例は、MME830およびSGW835などのMME/SGWを使用して与えられるが、これらは、たとえばRNCまたはH(e)NB GWなど、通信システムにおけるSGSNまたは他のノードに適用することができる。
LGW825は、SIPTOをLIPAトラフィックから区別するためにPDN接続を使用してもよい。UE805などのUEは、LIPAおよび/またはSIPTO対して専用PDN接続を使用してもよい。専用PDN接続を、APN値とともに使用することは、LGWがSIPTOをLIPAトラフィックから区別することを可能にする。たとえば、LGW825は、UE805によって使用される専用PDN接続およびAPN値を使用して、SIPTOをLIPAトラフィックから区別することができる。UE805が、APN値を含まない場合、または、UE805がSIPTOもしくはLIPAにつながるAPN値の情報を有しない場合には、MME830および/またはSGW835は、PDN接続がSIPTOまたはLIPAのいずれかについて確立されていることをLGW825に通知してもよい。このことは、たとえば、SGW835からLGW825に送信することができるセッション作成要求(Create Session Request)において行われてもよい。これは、MME830からSGW835に送信できるセッション作成要求におけるインジケーションによってトリガされてもよい。MME830が、LIPAまたはSIPTOに対してセットアップされることになるPDNを知っている場合には、MME830は、このインジケーションをSGW835に提供してもよい。SGW835は、当該インジケーションをLGW825に提供してもよい。LGW825に到着するトラフィックは、SIPTOまたはLIPAのいずれかに属することが知られていてもよい。MME830は、この情報を、両方のエンティティの間のシグナリングを介してLGW825に提供してもよい。
LGW825は、IPアドレッシング情報に基づいて、LIPAまたはSIPTOとしてトラフィックを識別してもよい。たとえば、宛先IPアドレスが、ローカル宛先のIPアドレス(たとえば、プライベートIPアドレス)である場合には、LGW825は、このトラフィックをLIPAトラフィックとして処理してもよく、および、このトラフィックをローカルネットワークにルーティングしてもよい。代わりに、宛先IPアドレスが、インターネットにおけるノードのアドレス(たとえば、パブリックIPアドレス)である場合には、LGWは、関連するIPパケットをインターネットにルーティングしてもよい(すなわち、トラフィックはSIPTOである)。たとえば、LGW825は、関連するIPパケットをインターネット845にルーティングしてもよい。
UE805は、IPトラフィックのフローがLIPAまたはSIPTOとすることができることを、MME830、SGW835、および/またはLGW825に示してもよい。このことは、トラフィックがたとえばLIPAまたはSIPTOになるように、確立されたベアラを変更してパケットフィルタをインストールすることによって行われてもよい。たとえば、パケットフィルタは、IPのあるフローがLIPAまたはSIPTOであることのインジケーションを、IPアドレスのタイプに基づいて作成してもよい。LIPAまたはSIPTOに対するインジケーションは、任意のNASセッション管理メッセージの一部であってもよい。たとえば、プロトコル構成オプションIE(Protocol Configuration Options IE)は、特定のフローがLIPAまたはSIPTOであるのかに関する情報を含んでもよい。UE805は、たとえば、各NASセッション管理シグナリングメッセージにおいてこの情報を提供してもよい。UE805は、たとえば宛先IPアドレスに関する情報を提供することができる、上位レイヤ(たとえば、アプリケーションレイヤ)との情報交換などによって、この情報を取得してもよい。宛先IPアドレスに関する情報は、たとえば、宛先アドレスがプライベートまたはパブリックであるかを示してもよい。UE805は、ANDSFからあるポリシーを使用して、あるフローがLIPAまたはSIPTOトラフィックとされることを示すかを知ることができる。このことは、期待されるQoS、アプリケーションのタイプ、またはアプリケーションの特性などのオペレータポリシーに基づいてもよい。たとえば、UE805は、リアルタイム対非リアルタイムトラフィックを使用してもよい。UE805からのインジケーションは、MME830および/またはSGW835によってLGW825に転送されてもよく、それによって、IPフローがLIPAまたはSIPTOとして識別されてもよい。
UE805は、異なるサービスに対する異なるベアラを使用してもよい。たとえば、UE805は、LIPAトラフィックに対する専用ベアラとSIPTOトラフィックに対する異なる専用ベアラとを使用してもよい。UE805は、LIPAトラフィックおよびSPITOトラフィックが同一のQoSレベルを要求する場合であっても、異なる専用ベアラを使用してもよい。ベアラが確立されると、UE805は、確立されており、または、変更されているベアラが、LIPAトラフィックまたはSIPTOトラフィックに対するものであることを示すことができるインジケーションを、NASセッション管理メッセージ(たとえば、EPSベアラリソース割当要求(EPS Bearer Resource Allocation Request)メッセージまたはEPSベアラ変更要求(EPS Bearer Modification Request)メッセージ)において提供してもよい。このインジケーションは、インタラクションに基づいてもよく、または、アプリケーションレイヤからの受信された情報に基づいてもよい(たとえば、特定のアプリケーション、または、アプリケーションが、ベアラまたはIPフローがLIPAトラフィックまたはSIPTOトラフィックに対して確立されていることを示してもよい)。MME830またはSGW835は、これを、変更ベアラ要求(Modify Bearer Request)メッセージなど、これらのノードの間で交換することができるメッセージにおいて、LGW825に転送してもよい。このインジケーションによって、LGW825は、IPフローまたはベアラを、ローカルに(すなわちLIPAトラフィック)またはインターネットへ(すなわち、SIPTOトラフィック)のいずれかでルーティングしてもよい。
上記で説明したように、図8は、LGWを使用してユーザデータをオフロードすることができる通信ネットワークのブロック図を示す。この通信ネットワークは、LIPAおよびSIPTOを許可してもよい。LGWが使用されて、ローカルIPネットワーク(LIPA)にアクセスしてもよく、および、同一のLGWを介してUEからのデータをインターネットにオフロードしてもよい。
下記の説明は、LIPAモビリティおよびSIPTOサービス継続性に関する。たとえば、下記の説明は、LIPAモビリティおよびSIPTOサービス継続性を達成する方法およびシステムを議論するものである。
LIPA PDN接続を有するUEに対して、ターゲットHeNBへのハンドオーバが発生することになる場合に、ソースHeNBは、同一のLGWに接続することができるターゲットHeNBを選択してもよく、当該LGWでは、LIPA PDN接続がセットアップされてもよい。さらに、UEは、UEが無線の観点からターゲットHeNBにアクセスすることを可能にする、CSGアクセスサブスクリプションを有してもよい。このことは、ターゲットセルによってブロードキャストすることができるCSG IDに基づいてもよい。このことはまた、UEがオペレータCSGリスト(OCL:Operator CSG List)または許可されたCSGリスト(ACL:Allowed CSG List)によってキャンプオン(camp on)することを許可することができる、潜在的なCSG(HeNB)のIDに基づいてもよい。したがって、ソースは、UEがターゲットHeNB上で許可され得るかどうかを判定する必要がある場合があり、および、LIPA PDN接続を提供することができる同一のLGWに接続することができるターゲットセルを判定する必要がある場合がある。このことはまた、SIPTOにも適用可能であってもよい。
UEが、ターゲットHeNBにアクセスすることを許可され、および、そのHeNBからLGWへの接続が存在してもよい場合に、UEは、サービスの観点から、そのHeNB(CSG)からLIPAサービスにアクセスすることを許可されない場合がある。これは、オペレータポリシーまたはUEのサブスクリプション情報によって定義されてもよい。そのような情報は、MMEに対して利用可能であってもよく、および、このノードは、LIPAモビリティ/SIPTOサービス継続性が発生し得ない場合に、あるHOが発生することを許可しなくてもよい。
ルールが確立されることによって、HeNBサブシステム内のHOが、LIPAモビリティ/SIPTOサービス継続性を保証しなければならない場合がある。ターゲットHeNBは、LGWに接続してもよく、および、UEは、そのセルからCSGおよびLIPAへのアクセスを有してもよい。しかし、ターゲットHeNBは、負荷状態に起因して、あるベアラを許可しない場合がある。許可されないベアラがLIPAベアラである場合には、HOは進行してもよく、または、取り消されてもよい。
ターゲットHeNBは、LIPAトラフィックと非LIPAトラフィックとの間で区別することができる。このことは、たとえば、非LIPAトラフィックがCNを介して提供される場合に、実行されてもよい。ターゲットHeNBがLIPAベアラを許可することができない場合には、ターゲットHeNBは、どのベアラがLIPA PDN接続に関係するのかを知る必要がある場合がある。これらのベアラは、ターゲットで維持されない場合がある。
MMEは、LIPA PDN接続が、HO開始の前に解放されない場合があることを知る場合に、HOをリジェクトしてもよい。MMEは、R11シナリオにおいてLIPAセッションに対するHOをリジェクトしないように、R10のLIPAモビリティシナリオとR11のLIPAモビリティシナリオとの間で区別することができる。
LIPA/SIPTOユーザプレーンおよびリソースは、HOの間に処理されてもよい。たとえば、LIPAサービスを維持することができるところから、ターゲットセルへのHOの後に、データ経路をLGWからターゲットHeNBに切り替える必要がある場合がある。さらに、HOの間に、LGWがいまだに、DLパケット(LIPA関連パケットまたはSIPTO関連パケット)を受信している場合がある。LGW、ソースHeNB、またはLGWとソースHeNBとの両方が、バッファリングを実行する場合がある。HOの後に、ノードが、LGWとソースHeNBとの間でリソースの解放を開始する場合がある。
HeNBサブシステムから外への接続されたモードのモビリティに対して、LGW(LIPAまたはSIPTO)からのダウンリンク(DL)パケットは、HOが進行中である間に処理されてもよい。たとえば、LGWなどのノードが、これらのパケットをバッファリングしてもよい。パケットは、ターゲットHeNBに転送されてもよい。
トンネルエンドポイントID(TEID:tunnel endpoint ID)は、LGWとHeNBとの間で使用されてもよい。TEIDは、2つのノードの間の(すなわち、LIPA/SIPTO@LGWトラフィックに対して)直接経路を提供してもよい。
複数のLGWおよびHeNBが存在する場合がある。UEが、アイドルモードである間にページングされる場合に、UEは、HeNBからのページングに応答してもよい。HeNBは、UEがLIPA PDN接続を有することができるLGWに接続されていなくてもよい。HeNBはまた、トラフィックをオフロードするのにUEが使用することができるLGWに接続されていなくてもよい。ユーザが、任意のLIPA/SIPTO@LGWトラフィック/セッションをアクセプトすることを望まない場合もある。
LIPAに対するRel−10展開において、LIPA PDN接続は、LIPAモビリティの欠如に起因してハンドオーバされない。Rel−10におけるハンドオーバでは、ソースMMEは、LIPA PDN接続が解放されているかをチェックする。それが解放されておらず、および、ハンドオーバがS1ベースのハンドオーバまたはRAT間ハンドオーバ(inter-RAT handover)である場合には、ソースMMEは、ハンドオーバをリジェクトしてもよい。LIPA PDNが解放されておらず、および、ハンドオーバがX2ベースのハンドオーバである場合には、MMEは、ターゲットHeNBに経路切替え要求障害(Path Switch Request Failure)メッセージを送信してもよい。MMEは、MMEによって開始されたデタッチプロシージャで説明されるように、UEの明示的デタッチを実行する。
Rel−10において、MMEは、LIPA PDN接続/ベアラが解放されていないことを検出する場合に、HOを常にリジェクトする。しかし、UEは、一方はLIPAに対し、他方は非LIPAセッションに対する2つのPDN接続を有する場合がある。したがって、HOをリジェクトすることは、特にX2ベースのHOに対して、UEのRRC接続のとり得る解放をすることを暗示することになるであろう。この場合に、非LIPAセッションおよび他のユーザ経験は、悪影響を受ける場合がある。
実施形態は、LIPAおよび/またはSIPTOモビリティを保証することができる。ソースHeNBは、LIPAセッションまたはSIPTOセッションが存在するときにはいつでも、ルールを使用することができる。これらのルールは、HeNBにおいて構成されてもよく、または、MMEによってもしくはO&Mプロシージャを介してのいずれかで提供されてもよい。これらのルールはまた、ユーザサブスクリプションによって促進(drive)されてもよい。たとえば、いくつかのユーザが、HeNBサブシステム内のターゲットHeNBに対するLIPAモビリティを保証することができるサブスクリプションを有してもよく、他のユーザは、そのHeNBサブシステム内の選択されたHeNBからのLIPAサービスにアクセスすることを許可されてもよい。実施形態では、HeNBは、HeNBサブシステム内でのLIPAおよび/またはモビリティを保証することができ、LIPAモビリティのみを保証することができ、SIPTOモビリティのみを保証することができ、または、その任意の組合せを保証することができる。ターゲットHeNBが、LGWに接続し、および、UEがそのHeNBにアクセスすることを許可される場合に、HeNBは、最初にSIPTOベアラを優先する(すなわち、許可する)ことができ、最初にLIPAベアラを優先する(すなわち、許可する)ことができ、または、ユーザ合意に基づいて、もしくは、サブスクリプション情報に基づいてSIPTOPベアラもしくはLIPAベアラのいずれかの優先順位を判定することができる。
ルールが、ソースHeNB、ターゲットHeNB、またはMMEによって実施されてもよい。MMEによって提供される場合に、プロビジョニングが、任意のS1−APメッセージを介して行われてもよい。さらに、既にソースHeNBで利用可能である場合に、ルールがプロビジョニングされて、ターゲットが任意の後続のHOをどのように処理するべきかを知るために、HOの間にターゲットに提供されてもよい。
LIPAモビリティを行うために、満たされる必要がある条件がある場合がある。たとえば、UEは、ターゲットHeNBにアクセスすることを許可される必要がある場合がある(CSGサブスクリプション情報に基づいて)。ターゲットHeNBは、該当のUEに対してLIPA PDN接続を提供する同一のLGWに接続することが必要である場合がある。UEは、ターゲットHeNBからLIPAサービスを取得することを許可される必要がある場合がある。この条件は、ソースHeNB、ターゲットHeNB、MME、またはLGWでチェックされてもよい。MMEは、識別された条件、ソースHeNB、LGW、およびターゲットHeNBに関連した情報などの情報を提供してもよい。LGWはまた、MMEの代わりにまたはこれとの組み合わせで、ソース/ターゲットHeNBにそのような情報を提供してもよい。
そのような情報のプロビジョニングは、システム上で許可することができるUEに対して行われてもよい。このことは、これらのUEのいくつかがまだ登録されていない場合であっても行うことができる。代わりに、そのような情報は、PDN接続が確立されるときに、または、UEがHeNBサブシステムに、もしくは当該サブシステムの外に移動するときに、あるノードから別のノードに提供されてもよい。
条件およびサービスルールは、ソースHeNBによって実施されてもよい。ソースHeNBは、利用可能な情報を使用して、ある条件を満たすことができるターゲットCSGを選択してもよい。たとえば、ソースHeNBは、ターゲットCSGを選択してもよく、それによって、UEがターゲットHeNBにアクセスできるようにしてもよく、ターゲットHeNBは、UEに対してLIPA PDN接続を提供する同一のLGWに接続してもよく、および、UEは、ターゲットHeHBからLIPAサービスを取得することを許可されてもよい。代わりに、ソースHeNBは、HOに対するトリガの時に、MMEまたはLGWを調査(probe)して、そのような情報を取得してもよい。したがって、ソースHeNBは、LlPAおよび/またはSIPTOサービス継続性を保証することができるターゲットHeNEBを選択してもよい。ソースHeNBはまた、ターゲットHeNBを選択するときに、サービスルールを考慮してもよい。加えて、ソースHeNBは、特定のHeNB上のUEから測定を要求して、無線接続がLIPAまたはSIPTOサービスを継続するのに十分であることを保証することができる。UEまたはネットワークは、LIPAおよび/またはSIPTOのサービス継続性を提供することができるターゲットHeNBへのHOを有利にするために、測定にバイアスを適用してもよい。したがって、ソースHeNBは、UEを別のHeNBにハンドオーバする前に、UEがターゲットCSGにアクセスすることを許可されてもよいことを考慮してもよく、ターゲットHeNBは、LIPA PDN接続が確立されるLGWと接続してもよく、および、UEは、ターゲットHeNBからのLIPAサービスを得ることを許可されてもよい。ソースはまた、ネットワークオペレータポリシーに基づいて、これらの条件のサブセットを考慮してもよく、または、検証してもよい。ソースHeNBは、これらの条件のすべてもしくはサブセットが満たされるHeNBセルを選択してもよい。代わりに、UEの無線状態が、HOが必要とされるものである場合に、ソースHeNBは、これらの状態のすべてもしくはサブセットを無視してもよい。さらに、ソースHeNBは、上記定義されたサービスルールに関わらず、非LIPAベアラのHOを実行すると決定してもよい。たとえば、サービスルールは、できる限りLIPAモビリティを達成するように定義されてもよいが、これが要求されるものでなくてもよい。ソースHeNBは、LGWまたはMMEを調査して、HO開始の際に検証される必要がある条件またはルールのサブセットについて発見してもよい。
サービスルールに依存して、ソースHeNBは、MMEまたは個々の潜在的なターゲットHeNBを調査して、ある条件に関する情報を要求してもよい。たとえば、ターゲットHeNBが調査されて、それが特定のLGWに接続されるかどうかを知ることができる。ターゲットHeNBは、特定のLGWへの接続が要求される場合であっても、それが接続されるLGWに関する情報を提供してもよい。そのような情報はまた、HOの間にHeNBの間で提供されてもよい。これは、MMEを介して行われてもよい。たとえば、ターゲットHeNBが、LIPA/SIPTO@LGWとすることができるベアラをリジェクトする場合であっても、ターゲットはいまだに、これらのLGWのアドレッシング情報とともに、それが接続するLGWに関する情報を提供してもよく、または、LIPA/SIPTO@LGWに関連するすべての他の情報を提供してもよい。
潜在的なターゲットHeNBがいかなる理由に対してLIPA/SIPTO@LGWサービス継続性を維持するのに使用されることがないことを、ソースが知る場合には、ソースHeNBは、LIPA/SIPTO@LGWベアラを含めずにHOを開始してもよい。R10とは異なり、一実施形態では、ソースHeNBは、HOに関して進行する前に、LIPA/SIPTO@LGWベアラ/PDN接続の解放を待つ必要がない場合がある。たとえば、HeNBは、UEに対する既存のIMS緊急呼出が存在する場合に、解放を待たなくてもよい。リソース(ベアラ/PDN接続)は、MME/SGWまたはソースHeNBのいずれかによるHOの後に解放されてもよい。リソース解放を、本明細書でさらに説明される。
既存のIMS緊急呼出またはUEに関する任意の緊急VoIP呼出が存在する場合に、ソース/ターゲットHeNBまたはMME/SGWは、サービスルールに関わらず、LIPA/SIPTO@LGWベアラをハンドオーバしなくてもよい。このことは、たとえば、HOに対する遅延および緊急呼出の潜在的なドロップ(drop)を回避するために行われてもよい
条件およびサービスルールは、ターゲットHeNBによって実施されてもよい。ソースHeNBは、いかなる条件に対してチェックしなくてもよく、および、UEからの測定報告に基づいて、最良のターゲットHeNBを選択してもよい。たとえば、ソースHeNBは、現在のHOプロシージャ、または、ある形式のバイアスされた測定に基づいて、ターゲットHeNBを選択してもよい。ソースHeNBは、条件のサブセットに対してチェックしてもよく、および、他の条件がターゲットHeNBによって実施されることにしてもよく、または、検証されることにすることができる。たとえば、ソースHeNBは、CSGアクセスチェックを実行してもよく、または、ターゲットがLGWに接続できるかを判定してもよい。任意の使用可能な情報を使用して、または、HO要求を受信した後にMMEを調査することによって、ターゲットHeNBは、LIPAベアラをHO時に転送することができるか否かをチェックしてもよい。ターゲットHeNBは、上記説明したものなど、すべての条件に対してチェックしてもよく、または、ソースHeNBがこれらの条件のいずれかに対するチェックを既に実行し終えている場合であっても、それらのサブセットをチェックしてもよい。ターゲットHeNBは、ソースHeNB、LGW、またはMMEを調査して、HO開始時に検証される必要がある可能性がある条件またはルールのサブセットについて発見してもよい。
条件およびサービスルールは、MMEによって実施されてもよい。たとえば、MMEは、ターゲットCSGを選択してもよく、それによってUEがターゲットHeNBへのアクセスを有することができ、ターゲットHeNBは、UEに対するLIPA PDN接続を提供する同一のLGWに接続してもよく、および、UEは、ターゲットHeNBからLIPAサービスを取得することを許可されてもよい。MMEは、条件のすべてまたはサブセットを実施してもよい。ターゲットHeNBまたはソースHeNBに関して説明される実施形態はまた、MMEに適用されてもよい。MMEは、条件およびサービスルールに基づいて、HO要求(S1 HOによる)または経路切替え要求(X2 HOによる)をリジェクトしてもよい。MMEは、LGWでのLIPAまたはSIPTOに対するPDN接続の登録時または確立時に、HSSからこの情報を取得することができる。LGWは、ノードのいずれかでこれらのルールを実施することができる。たとえば、ソースHeNB、ターゲットHeNB、またはMMEは、LGWが調査されて、サービスルールおよび条件を取得することができる。
あるHOのシナリオまたはサービスルールに対して、MMEは、所与のUEまたはユーザに対する要求されたルールまたはサブスクリプションに合致するHOメッセージを変更してもよい。たとえば、ルールまたはサブスクリプションが、ユーザが所与の選択されたターゲットHeNBからLIPA/SIPTO@LGWを受信することを許可されないことがある場合に、MMEは、HOメッセージを(たとえば、S1AP上で)変更して、許可されることになる要求されたベアラから、LIPAベアラを除去することができる。したがって、ターゲットHeNBは、それらが実際にソースによって含められたという事実を認識しない場合がある。MMEはまた、ターゲットからの応答を変更して、MMEがメッセージを変更した場合があることを示すことができる原因コードを含めることができる。原因コードはまた、LIPA/SIPTO@LGWベアラがターゲットにおいて含まれなかった、または、許可されなかった理由を示してもよい。MMEは、変更についてターゲットに通知することができ、および、ターゲットは、説明された適当な原因コードを含めることができる。
ソースHeNBおよび/またはターゲットHeNBは、スタートアップにおいて、HMSシステムから条件またはサービスルールに関する情報をダウンロードしてもよい。ソースおよび/またはターゲットが接続することができるLGWは、その情報に含まれてもよい。複数の方法が使用されて、H(e)NBの間でのこの情報の交換を可能にすることができる。H(e)NBは、X2セットアッププロシージャの間、ENB構成更新プロシージャの間、またはIurhライクなプロシージャの間に、この情報を交換することができる。H(e)NBは、LGWに登録することができ、その後、登録要求または登録応答など、登録プロシージャを通じて、同一のLGWに接続された他のHeNBのリストを取得することができる。H(e)NBは、隣接H(e)NBが発見されると、LGWとH(e)NBとの間の構成転送プロシージャなどのプロシージャを使用して情報を交換することができる。
HeNBは、LGWが接続するPDNを指定することができ、または、LGW自体を識別することができる識別をブロードキャストすることができる。すべてのHeNBが、少なくとも1つのLGWに接続されている場合に、そのようなIDをブロードキャストすることができる。さらに、HeNBが複数のLGWに接続する場合に、これらのLGWのそれぞれのIDがブロードキャストされてもよい。UEは、LGWまたはPDNに、隣接HeNBによってブロードキャストすることができるIDを報告することができる。このことは、たとえば、関係する所与のLGWに接続することができるターゲットHeNBを判定するために行われてもよい。UEは、LGWまたはPDNに、UEによって提供される測定報告またはスタンドアロンRRCメッセージにおいて、IDを報告することができる。UEがそのようなIDを報告する場合に、ソースHeNBは、このIDを使用して、LIPA/SIPTOサービス継続性を提供することができる潜在的なHOを決定することができる。代わりに、UEは、ブロードキャスト情報に基づいて、ターゲットが同一である少なくとも1つのLGWに接続されてもよいことをソースHeNBに示すことができる。これは、UEが、ソースおよびターゲットでブロードキャストされるLGW IDを比較することによって達成されてもよい。したがって、UEは、1ビット位置を介してこのインジケーションを提供することができ、ここで、たとえば、1の値は、ターゲットHeNBがソースによってブロードキャストされるものと同一のLGWに接続することを示してもよく、および、0の値は、ターゲットを問題のLGWに接続しないことを示してもよい。2ビット情報要素が使用されてもよい。たとえば、1の値は、ターゲットH(e)NBがソースによってブロードキャストされたものと同一のLGWに接続できることを示してもよく、2の値は、ターゲットH(e)NBがソースによってブロードキャストされたものとは異なるLGWに接続することを示してもよく、および、0の値は、どのターゲットLGWヘの接続もないことを示してもよい。
識別された条件またはサービスルールに関連する情報の任意のサブセットは、ANDSFを介してソースHeNBまたはターゲットHeNBに提供されてもよい。また、この方法が使用されて、その情報をソースHeNB、ターゲットHeNB、またはMMEなどに中継することができるUEに、そのような情報が提供されてもよい。これは、RRCメッセージまたはNASメッセージを介して行われてもよい。UEは、ハンドオーバの前またはハンドオーバプロセスの間に、この情報をHeNBに転送してもよい。
上記説明した実施形態に対して、ノードがHOをリジェクトする場合には、原因コードが、HOリジェクションに対する理由を示すために含まれてもよい。たとえば、原因コードは、ターゲットHeNBがLGWに接続できない理由を示してもよい。別の例として、原因コードは、サービスの観点から、LGWノードとターゲットHeNBノードとの両方が接続される場合であっても、ターゲットHeNBからLGWにアクセスすることをUEが許可されない理由を示してもよい。原因コードは、ターゲットHeNBとソースHeNBとの間で、ターゲットHeNBとMMEとの間で、またはMMEとソースHeNBとの間で交換することができる任意のS1関連またはX2関連のHOメッセージにあってもよい。
LIPAベアラまたはLIPA PDN接続をターゲットセルにおいて割り当てることができない場合であっても、ハンドオーバプロシージャは、たとえば少なくとも別の追加の非LIPA PDN接続が存在するときに、HOを処理しているノードによってリジェクトされなくてもよい。たとえば、S1/X2ハンドオーバプロシージャの間に、ターゲットMMEが、LIPAモビリティが許可されず、および、LIPベアラがHOの間に解放されなかったことを検出する場合に、MMEは、いまだに、HOプロシージャをアクセプトすることができるが、非LIPAベアラのみを許可することができる。さらに、MMEは、非LIPAベアラが許可されてもよいことをソース/ターゲットセルに通知することができる。ターゲットセルはまた、LIPAベアラが解放されてもよいことをソースに通知することができる。ターゲットはまた、ベアラが解放された理由に関して、CNから受信してもよい原因コードを含めてもよい。ターゲットセルは、UEコンテキスト解放(UE Context Release)メッセージ(X2メッセージ)、または、S1/X2 HOプロシージャに対して定義されてもよい(または既存の)任意の同等のメッセージを使用して、それを行ってもよい。ターゲットセルは、ターゲットで許可されなかったベアラのリストを含めてもよい。したがって、ソースは、このインジケーション(解放されたベアラおよび/または原因コード)を使用して、たとえば許可されなかったベアラをソースでのLIPAベアラ識別と比較することによって、LGWでのリソースを解放してもよい。加えて、MMEは、UEおよびLGWまたはLGWに接続されたソースセルに対するLIPA PDN接続を解放してもよい。そして、次に、LGWがLGWでのその接続/リソースを解放してもよい。
たとえば、LIPA PDN接続と、少なくとも追加の非LIPA PDN接続とを有するUEを考慮すると、MMEが、問題のUEに対するX2 HOプロシージャの間にターゲットセルから経路切替え要求(Path Switch Request)メッセージを受信する場合に、MMEは、LIPAベアラが解放されたかを検証してもよい。そうではない場合には、MMEは、HOをアクセプトしてもよいが、経路切替え要求肯定応答(Path Switch Request Acknowledge)メッセージにおいて、LIPAベアラが許可され(allowed)なくてもよいこと、または、認められ(admitted)なくてもよいことをターゲットセルに示してもよい。たとえば、MMEは、これらのベアラを非アクティブ化してもよく、および、これらのベアラを、解放されることになるIEのE−RABに含めてもよく、このE−RABは、これらのベアラがターゲットセルによって許可されなくてもよいことを通知してもよい。加えて、MMEは、LIPA PDN接続が解放されてもよいことを、LGWおよび/またはターゲットセルに通知してもよい。これらのノードは、LIPA PDN接続に対して使用されたリソースを解放してもよい。上記説明したように、ターゲットセルはまた、LIPAベアラなど、あるベアラの非アクティブ化に関してソースセルに通知してもよい。そのようなインジケーションを受信すると、ソースセルは、LGWでのリソースを解放してもよい。実施形態を、MMEを使用して説明されたが、同一のアクションが、他のノード、たとえばターゲットセル、またはLGWなどによって行われてもよい。
ターゲットHeNBは、LIPAベアラまたはSIPTOベアラに関して通知されてもよい。ソースHeNB(またはMME)は、ベアラのどれがLGWで確立されてもよいことに関するインジケーションを(潜在的な)ターゲットHeNBに提供してもよい。このインジケーションは、高レベルにあってもよく、そこでは、利用可能なベアラのサブセット(またはすべて)が、LGWで確立されるようにタグ付けされてもよい。たとえば、HeNBからLGWへの直接経路が存在してもよい。代わりに、このインジケーションは、より細かな粒度であってもよく、そこでは、各ベアラがLIPAトラフィック、SIPOトラフィック、非LIPAトラフィック、または非SIPOトラフィックになるようにタグ付けされてもよい。どのベアラにもタグ付けしないことは、ターゲットHeNBによって、サービングゲートウェイ(SGW)に対するS1−Uインターフェース上で転送されてもよいベアラと解釈されてもよい。
そのようなベアラのタグ付けが、複数の方法で行われてもよい。たとえば、すべてのアクティブベアラに対してビットマップが定義されてもよく、そこでは、1の値が、LGWに対するLIPAベアラまたはSIPTOベアラなど、ベアラがLGWに対して処理されてもよいことを示してもよい。0の値は、ベアラがSGWに対して処理されてもよいことを意味してもよい。たとえば、LGWに対する、対応するベアラに対する直接経路でなくてもよい。そのようなビットマップはまた、LIPAおよびSIPTOに対して、またはLIPAもしくはSIPTOに対して個別に、定義されてもよい。代わりに、すべてのベアラが、LIPA、SIPTO、またはCNベアラとしてそれを識別するためにそれ自体のビットマップを有してもよい。
ターゲットは、あるベアラを許可するときに、このインジケーション(識別またはタグ付け)を考慮してもよい。たとえば、ターゲットHeNBが、当該のLGWに接続しない場合に、ターゲットHeNBは、本明細書で提案される識別を使用して、IPA/SIPTO@LGWベアラを許可しなくてもよい。
代わりに、HeNBの無線負荷が、これらのベアラのサブセットのみが許可されてもよいものである場合に、ターゲットHeNBは、上記提案された識別を使用して、LIPA/SIPTOベアラを許可してもよいが、CNベアラを許可しなくてもよい。これは、たとえば、LIPA/SIPTOサービス継続性を保証することができるサービスルールに基づいて行われてもよい。
上記実施形態は、S1ハンドオーバまたはX2ハンドオーバ(または、UTRANにおける任意の同等のHOシグナリング/プロシージャ)に適用される。
識別またはタグ付けはまた、S1 HOの場合に、MMEによって実行されてもよい。MMEは、この情報を、MMEがターゲットセルに転送するHO要求メッセージ(S1AP)に含めてもよい。ターゲットはまた、許可され、または解放されてもよい任意のベアラに対して、このタグ付けを維持してもよい。したがって、MMEまたはソースHeNBは、たとえばサービスルールがこのUEに対して満たされない場合に、許可されるベアラに基づいてHOを継続してもよく、または、中断してもよい。
LGW内ハンドオーバ(intra-LGW handover)の場合に、PDN接続セットアップの間に受信される相関IDは、各LIPベアラに対して、ハンドオーバ要求メッセージまたは任意の他の同等のメッセージにおいてターゲットに渡されてもよい。ターゲットHNBは、ハンドオーバ要求メッセージにおける関連付けられた相関IDの存在に基づいて、ベアラがLIPAベアラまたは非LIPAベアラであるのかの判定を行ってもよい。LGW間ハンドオーバ(inter-LGW handover)の場合に、相関IDがまた使用されて、LIPAベアラを非LIPAベアラと区別してもよい。相関IDは、SGWを介する間接経路に、直接経路H(e)NB⇔LGWベアラを相関させることに関する意味を有してもよい。
LGWが、SIPTOトラフィックからLIPAトラフィックを区別することが有用である場合もある。LIPAベアラおよびSIPTOベアラは、TEID範囲の別個の範囲からのTEIDを割り当てられてもよい。LIPAベアラおよびSIPTOベアラのTEIDは、別個の登録された宛先TEID値が割り当てられてもよい。たとえば、LIPAベアラTEIDは、登録された宛先TEIDを使用してもよく、一方、SIPTOベアラは、別の特定の登録された宛先TEIDを使用してもよい。一方はLIPAベアラのマッピングに対し、他方はSIPTOベアラのマッピングに対する、2つの別個の相関IDが定義されてもよい。
MMEは、HOの間にLGW展開に関して通知されてもよい。ソースHeNB(S1 HOの場合)またはターゲットHeNB(X2 HOの場合)は、LIPA PDN接続を有する所与のUEに対して、HOが、R11展開/HOシナリオにしたがってもよいことを通知してもよい。たとえば、このHOは、スタンドアロンLGWでのシナリオ/展開に対するものであってもよい。したがって、このインジケーションで、MMEは、R10とR11とのLIPAモビリティシナリオを区別して、それによってR11 LIPA HOは、R10に対するケースであるかのようにリジェクトされてもよい。
インジケーションは、HOメッセージにおける新たなIEを追加するなど、明示的なインジケーションであってもよい。代わりに、MMEは、R10に含まれなくてもよい任意の追加情報を使用して、このLIPAモビリティがR11展開シナリオに対するものであると結論付けてもよい。そのような情報の例は、HOメッセージ(S1またはX2、たとえば、HO要求(HO Request)または経路切替え要求(Path Switch Request)に含めることができるLGWアドレスを含んでもよい。
図9は、ハンドオフの間のLGW展開に関してモビリティ管理エンティティ(MME)に通知するのに使用することができる方法を示す。LGW能力は、近接機能(proximity function)を使用してターゲット候補H(e)NBで提供されてもよい。UEが、H(e)NBのカバレージエリアに近接している場合があるときに、現在のモビリティプロシージャは、H(e)NBネットワークの存在をシグナリングするための近接性インジケーションメッセージの使用を含んでもよい。一実施形態では、同様のプロシージャが使用されて、H(e)NBの存在、および、そのLGW能力をシグナリングしてもよい。この情報は、ターゲットH(e)NBがソースと同一のLGWに属してもよいかを判定するために、ソースeNB/H(e)NBで有用であってもよい。
たとえば、図9の905に示されるように、ロケーションベースのプロシージャを使用して既知の位置に入ると、UEは、既知のLGWに関連付けられたCSGを検出するのに自律的検索機能を使用することができる。910では、UEは、システム情報ブロック(System Information Block)を読み込んで、特定のCSGに関連付けられたLGW id、またはその代わりに、SIBをブロードキャストするH(e)NBに関連付けられたLGW idを取り出してもよい。915で、UEが測定を報告することを求められるときに、UEは、現在のCSG情報とともに、その測定が報告される候補セルに関連付けられたLGWの識別を含めることができる。これによって、マクロeNBに接続されたUEについて近接(proximity)が使用される、現在のR10プロシージャとは異なり、近接機能の概念が、H(e)NBにも拡張されてもよい。したがって、UEは、近接インジケーションをH(e)NBにも提供して、それが接続できるLGWに関する周囲のH(e)NBの特性または能力をシグナリングすることができる。代わりとして、LGW idが、周囲のH(e)NBによってブロードキャストされる場合に、H(e)NB自体は、UEからの報告の必要なしに、周囲のH(e)NBのLGW能力を読みとることができる。しかし、これは、H(e)NBが、UEとH(e)NBとの両方にチューニングすることができる受信器を有することを仮定してもよい。加えて、H(e)NBが、H(e)NB GWに接続される場合に、H(e)NB GWは、LGW Id特性を取り出すことができる、セットアップされることになるリストのE−RABの一部として接続されたH(e)NBのLGW能力をコンパイルすることができる。これは、たとえば、INITIAL CONTEXT SETUPメッセージの受信時に行われてもよい。H(e)NBは、ターゲットH(e)NBからのLGW情報を使用して、SIPTOハンドオーバまたはLIPAハンドオーバを進行することができるかを判定することができる。
LIPA/SIPTOユーザプレーンデータおよびリソースは、HOの間に、および、HO後に処理されてもよく、すなわち、バッファリングし、経路を切り替え、ソースHeNBでリソースを解放することができる。DL LIPA/SIPTOトラフィックは、HOの間にバッファリングされてもよい。ソースHeNBは、HOの開始に関してLGWに通知してもよく、および、LGWは、所与のUEに対してDLパケットのバッファリングを開始してもよい。ソースHeNBは、選択されたターゲットHeNBに関して(たとえば、グローバルセルID、物理セルID、CSG ID、アクセスモードなど)LGWに通知してもよく、および、LGWは、その後、この情報を使用して、それ(すなわち、ターゲットHeNB)に対する経路を切り替えるためのターゲットHeNBからの要求を検証してもよい。これに加えて、ソースHeNBはまた、バッファリングがまたソースHeNBで行われる場合があるかどうかに関わらず、LIPA/SIPTOデータのバッファリングを実行してもよい。
HOの終了の後に、ソースHeNBは、SGW(間接転送経路)またはX2インターフェース(直接転送経路)のいずれかを介して、ターゲットにLIPA/SIPTOパケットを転送してもよい。これが行われる場合に、ソースHeNBは、LIPA/SIPTOになる転送されるパケットをタグ付けしてもよく、または、またはLGWからの直接経路上にある場合があるパケットとしてタグ付けしてもよい。ソースHeNBはまた、LGWから直接に入来しないパケットなど、HeNBでバッファリングされてもよい任意のCN転送されたパケットをタグ付けしてもよい。
ソースHeNBは、HOプロシージャの開始またはHOプロシージャの失敗またはHOプロシージャの中断についてLGWに通知してもよい。したがって、LGWは、パケットのバッファリングを停止することを決定してもよく、および、ソースHeNBへのパケットの転送を継続してもよい。これは、たとえば、UEがソースHeNBセルに返ってもよいHOの中断またはHOの失敗のときに行われてもよい。
LGWでのバッファリングの終了が、HOが完了した後に、ソースHeNBによって明示的にシグナリングされてもよい。代わりに、LGWは、ターゲットHeNB(またはMME、SGW、ソースHeNB)から要求を受信するときに、バッファリングの終了を完了して、データ経路をLGWに対して切り替えてもよい。
LGW(LIPAまたはSIPTO@LGパケット)に対して直接に進むベアラが、ターゲットで許可されない場合は、ソースHeNBは、いまだに、LGWからターゲットへの経路が作成されていない場合であっても、すべてのバッファリングされたパケットを転送することができる。これは、UEが、LGWに接続されていない場合がある別のHeNBに移動した場合であっても、LIPAまたはSIPTO@LGWセッション継続性を維持する方法としてSGWを介して行われてもよい。さらに、これは、UEがHeNBサブシステムからマクロセルにハンドオーバされてもよいアウトバウンドモビリティに使用されてもよい。転送は、SGWを介して行われてもよく、および、LIPA/SIPTO@LGWパケットは、UEのCN PDN接続のデフォルトベアラに対応するS1−Uおよび無線ベアラ上など、既存のCN PDN接続のデフォルトベアラ上で扱われてもよい。
データ経路は、HOの後にLGWから切り替われてもよい。経路切替えは、S1 HOで行われてもよい。ターゲットHeNBは、LGWに対する経路切替えを実行してもよい。これは、ターゲットHeNBとLGWとの間に接続が存在し、および、少なくとも1つのLIPAベアラまたはSIPTO@LGWベアラがターゲットHeNBにおいて許可されたことを仮定してもよい。経路切替えを開始するトリガは、HOの後の最初のRRCメッセージ、たとえばRRC接続再構成完了(RRC Connection Reconfiguration Complete)の受信であってもよい。ターゲットHeNBは、許可することができるベアラのリスト、および、解放することができるベアラのリストを、解放の原因とともに提供してもよい。LGWは、ターゲットHeNBによって解放されたものとしてタグ付けされたベアラを解放してもよい。経路切替えは、SxxインターフェースまたはLGWとHeNBとの間で定義されてもよい任意の他のインターフェースを介して行われてもよい。
代わりに、ターゲットHeNBは、許可することができ、または、解放することができるすべてのベアラを含むハンドオーバ通知(Handover Notify)(S1AP)メッセージを、MMEに送信してもよい。ターゲットHeNBは、LIPAまたはSIPTO@LGWであるものとしてこれらのベアラにタグ付けしてもよい。さらに、ターゲットHeNBは、LIPA/SIPTO@LGWサービスを維持するのに必要とされる場合がある任意の他のアドレッシング情報とともに、DL LIPA/SIPTO@LGWトラフィックを転送するためにLGWによって使用されてもよい、少なくとも1つのDL TEIDを含めてもよい。MMEは、変更ベアラ要求(Modify Bearer Request)メッセージをSGWに送信してもよい。このメッセージにおいて、MMEは、許可することができたLGWからのベアラと、解放することができたすべてのベアラとを示してもよい。MMEはまた、LIPAベアラまたはSIPTO@LGWベアラがあるかどうかを示してもよい。この情報で、SGWはまた、LGWへの変更ベアラ要求(Modify Bearer Request)メッセージを開始して、ターゲットHeNBに対する経路切替えに関してLGWに通知してもよい。LGWからのベアラのどれもが許可されないことが可能である場合がある。この場合には、MMEは、LGWに対するPDN接続の解放を開始してもよい。
LGWが、HOの後に経路切替え要求またはPDN接続の解放のインジケーションを受信するときに、LGWはまた、ソースHeNBに対するリソースの解放を開始してもよい。ソースHeNBはまた、ソースHeNBが、ターゲットによって許可されたベアラを知っている可能性がある場合に、LGWに対するリソースを解放してもよい。たとえば、HeNBは、解放されることになるベアラなど、S1APインターフェース上でHOコマンド(HO Command)メッセージを検証してもよい。ソースHeNBとLGWとの間のリソースは、任意のHO障害に対してHOが準備中である後に、解放されてもよく、それによって、UEがそのセルに帰る場合に、当該UEがソースHeNBからそのLIPA/SIPTO@LGWサービスを継続することを可能にする。これは、どのノードがソースHeNBとLGWとの間のリソースの解放を開始するのかに関わらず行われてもよい。
HOが完了した後に、LGWとソースHeNBとの間のリソースは、ソースHeNBまたはLGWのいずれかによって解放されてもよく、または、これは、MME/SGWによって開始されてもよい。ソースHeNBとLGWとの間のリソースは、Sxxインターフェースまたは両方のノードをともに接続することができる任意の他のインターフェースのいずれかの上のメッセージを使用して解放されてもよい。このインターフェースがS1またはX2である場合に、既存のメッセージまたは新たなメッセージが、この目的に対して定義されてもよく、または、使用されてもよい。
原因コードが、任意のリソースを解放することができる理由を説明するのみ含まれてもよい。たとえば「成功して完了したHO:HO completed successfully」と定義される原因コードは、HOの成功した完了の後、HeNB−LGWリソースを解放するときに使用されてもよい。
HOの任意のステージにおいて、たとえばLGWヘの接続の欠如に起因してLIPA/SIPTO@LGWベアラを許可することができないことをターゲットが示す場合に、ソースHeNBは、このUEまたは任意の他のUEに対する後続のHOでの使用のためにこの情報を保存してもよい。これはまた、X2ハンドオーバに適用されてもよい。
LGWが、任意のノードから(たとえば、ターゲットHeNBから)の経路を切り替えるインジケーションを受信するときに、LGWは、HOの完全性を検証してもよい。これは、たとえば、ソースHeNBが既に起こり得るHOのフラグをたてたかをチェックすることによって、または、ソースHeNBを調査して、HOが問題のUEに対して行われているかを検証することによって、行われてもよい。経路切替えを要求するノードは、ソースノード、および、問題のUEに対するLIPA/SIPTO@LGWサービスを識別するのに必要な情報を含めてもよい。提供される情報が、LGWの情報と一致しない場合には、LGWは、経路切替え要求をリジェクトし、および、HO障害に関してソースHeNBに通知してもよい。LGWはまた、HO障害または経路切替え障害に関してMME/SGWに通知してもよく、および、MMEは、HO障害についてソースHeNBに通知してもよい。HOは、必要な場合に再開始されてもよく、または、UEが、無線状態がそれを許可する場合に、ソースHeNBにおいて再開してもよい。上記説明された実施形態は、HOがX2インターフェースを介して実行される場合にも適用されてもよい。
データ経路は、HOの後にLGWから切り替わってもよい。経路切替えは、X2 HOで行われてもよい。ターゲットHeNBは、上記S1 HOの場合について説明されたように、経路切替えを実行するためにLGWに直接にコンタクトしてもよい。したがって、同一の実施形態が、X2 HOで使用されてもよい。代わりに、ターゲットHeNBからの経路切替え要求が、MMEに進んでもよい。これは、SGWに対する変更ベアラ要求(Modify Bearer Request)をトリガしてもよく、このSGWは、LGWに対する変更ベアラ要求メッセージを送信してもよい。上記S1 HOにおいて、受信側ノードのコンテンツおよびアクションに関して定義された実施形態は、X2ハンドオーバに適用されてもよい。
リソースは、HOの後にソースHeNBとLGWとの間で解放されてもよい。ソースHeNBとLGWとの間のリソースは、HO完了の後に解放されてもよい。リソースは、ソースHeNBまたはLGWのいずれかによって解放されてもよい。そのような解放は、SGWまたはMMEによってトリガされてもよい。たとえば、HOの間に、MME/SGWが、LGWに変更ベアラ要求(Modify Bearer Request)を送信して、ターゲットHeNBへのHOに起因してベアラのサブセットを解放する場合に、LGWは、このメッセージをターゲットに対するHOの完了と解釈してもよい。LIPA/SIPTO@LGWベアラがターゲットHeNBに転送されたか否かに関わらず、ターゲットへのHO完了が、ソースHeNBとLGWとの間のリソースセットアップを使用しない場合があるので、LGWは、このメッセージを、ソースHeNBに対するリソースの解放を開始するトリガとして使用してもよい。
LGWが、以前に提案されたように潜在的なHOに関して通知された場合に、LGWは、タイマを始動して、成功したHOの持続時間を保護してもよい。このタイマが、LGWで満了し、および、ノードのいずれか(ソースHeNB、ターゲット、またはMME/SGW)から経路切替え、サービスの解放、またはサービスの再開に関するいかなるインジケーションも受信しなかった場合には、LGWは、このUEに対してリソースを自律的に解放してもよい。LGWはまた、MMEに対するPDN接続の非アクティブ化を開始してもよく、および、ソースHeNBに対するリソースを解放してもよい。原因コードは、解放が開始された理由を説明するために、任意の受信側(MME/SGWまたはソース/ターゲットHeNB)に対する任意のメッセージに含まれてもよい。
図10は、ハンドオフの後にソースH(e)NBとLGWとの間のLIPAリソースおよび/またはSIPTOリソースの解放を処理することができる通信ネットワークを示す。UE送信元IPアドレスが、複数のLGW/PGWにまたがるHOの時に保存されてもよい。これは、たとえば、初期システムアタッチ(Initial System Attach)に関連付けられた初期PDN接続または後続の専用PDN接続の確立の間に行われてもよい。
MMEは、SGWを指示して、SGW自体または任意の他の選択されたPGWのいずれかに関連付けられた、異なるオフロードポイントをセットアップしてもよい。この指示は、たとえば、TAI、CSG、または任意の他のロケーションタグなどのロケーション情報に基づいてもよい。図10に示されるように、MME1000は、使用可能なアンカGW(AGW)のプールから、AGWまたはオフロードポイントを選択してもよく、および、この情報をセッション作成要求(CREATE SESSION REQUEST)メッセージを通じてPGWに通信してもよい。PGWは、セッション作成要求メッセージをAGWに中継してもよく、および、それ自体のアドレス(PGWアドレス)を提供してもよい。
別の実施形態では、MME1000は、セッション作成要求メッセージを通じて、SGW1005に関連付けることができるAGWを選択するように、SGW1005に要求してもよい。セッション作成要求メッセージを使用して、SGW1005は、AGWからのPDN接続(PDN Connection)を要求してもよく、および、それ自体のアドレス(SGW1005アドレス)を提供してもよい。
UE1010が、マクロネットワークに戻るHOになる必要がある場合に、SGWまたはPGWのアドレスが使用されてもよい。UE1010に提供されるIPアドレスは、AGWのIPアドレスであってもよい。UE1010が、H(e)NB1015およびH(e)NB1020などのH(e)NBの間で、または異なるLGWもしくはPGWに接続されたH(e)NBの間で移動するときに、データ経路は、関連するSGWまたは別のLGWのいずれかに対して確立されてもよい。
アドレッシング情報は、LGWとHeNBとの間で交換されてもよい。確立されたEPSベアラおよび関連付けられた直接経路(LIPA/SIPTO@LGWトラフィックに対して)の各々に対して、LGWとHeNBとの間で2つの関連付けられた有向トンネル、すなわち、LGWからHeNBへの直接経路DLトンネルと、HeNBからLGWへの有向経路トンネル(ULトンネル)とが存在してもよい。HeNBおよびLGWは、いくつかの方法でTEIDを交換してもよい。DL TEIDおよびUL TEIDの交換は、Sxx AP(アプリケーション)プロシージャ、および、GTPプロトコルが新たなSxxインターフェース上で使用されることを仮定しているGTP制御プレーン(GTP−C)におけるプロシージャ、を使用して、Sxxインターフェース上で行われてもよい。S1 APアプリケーション(H(e)NB⇔SGW)、RANAPプロシージャ(H(e)NB⇔SGW)もしくはGTP−Cプロシージャ(SGW⇔LGW)、または、それらの組合せを使用した、たとえば経路H(e)NB⇔SGW⇔LGW上などの、S1−S5インターフェース上で、DL TEIDおよびUL TEIDの交換、たとえば、H(e)NBは、S11インターフェース上でSGWに転送されてもよい(変更ベアラ要求(Modify Bearer request)メッセージ)MME(またはMSC/SGSN)への経路切替え要求(Path Switch Request)(または拡張再配置完了要求(Enhanced Relocation Complete Request))メッセージにおいてDL TEIDを提供してもよい。次に、これは、S5インターフェース(変更ベアラ要求メッセージ)上でLGWに従って渡されてもよい。
LGW内ハンドオーバ(intra-LGW handover)シナリオに対し、このプロシージャは、ハンドオーバ要求(Handover Request)または拡張再配置要求(Enhanced Relocation Request)をターゲットHNBに送信した後すぐに、ソースHeNBによって開始されてもよい。このメッセージを早期に送信することの1つの利点は、これが、ハンドオーバプロシージャが進行中であるという事実をLGWに通知することを可能にすることである。このことは、LGWが、DLトラフィックデータのバッファリングなど、アクションを行うことを可能にする。このプロシージャを、ハンドオーバの後のステージでソースによって開始されてもよい。このプロシージャはまた、ハンドオーバ要求(または拡張再配置要求)メッセージを受信するときに、ターゲットによって開始されてもよい。このプロシージャは、UE同期を検出するとき、または、RRC接続再構成完了(RRC Connection reconfiguration complete)メッセージを受信するときなど、ハンドオーバプロシージャの後の段階で開始されてもよい。LGW間ハンドオーバ(inter-LGW handover)シナリオに対し、このプロシージャが、LGW内の場合と同様の方法でターゲットHeNBによって開始されてもよい。
別の実施形態では、相関IDが、LGWによってSGWに提供されてもよく(変更ベアラ応答(Modify bearer response))、SGWは、情報をMMEに転送してもよい(変更ベアラ応答)。MMEは、この情報を、経路切替え肯定応答メッセージを使用してターゲットHMBに転送してもよい。相関IDが使用されて、H(e)NB⇔SGW⇔LGWトンネルを、H(e)NBとLGWとの間の直接経路トンネルに相関させてもよい。たとえば、相関IDが、H(e)NBとコアネットワークとの間で交換する後の経路管理またはベアラ管理について使用されてもよい。
UEは、DL LIPA/SIPTO@LGWトラフィックに対してページングされてもよい。UEは、アイドルモードでのページングがLIPA/SIPTO@LGWに起因する場合があることを通知されてもよい。このインジケーションに基づいて、UEは、LGWからのページングが存在することをユーザ/上位レイヤに表示してもよい。UEはまた、オプションで、サービスのタイプ、たとえばLIPAとSIPTOに関する詳細と、LGWによって提供され識別のいくつかのタイプなど、呼び出すエンティティに関する情報を表示してもよい。ユーザは、LGWからのセッションがLGWから継続することを許可する前に、ページングを受け入れまたはリジェクトしてもよい。
ダウンリンクパケットがHeNBに到着するときに、GW/LGW/SGWアンサンブル(単純さのために、HGWと称する)は、相関IDまたはDL TEID S1接続が存在するかを判定する。接続が存在しない場合には、HGWは、CSG IdまたはPLMNが、SIPTサービスまたはLIPAサービスを許可することができるHeNB(1つまたは複数)対するPAGEメッセージを生成してもよい。HGWは、HGWでの構成選択にしたがってPageメッセージを生成してもよい。LIPAまたはSIPTOを許可することができないCGS IdでのHeNBのページングは、その呼をセットアップすることができないので、浪費的である場合がある。接続が存在しない場合には、HGWは、MMEにダウンリンクデータ通知(DOWNLINK DATA NOTIFICATION)メッセージを送信して、ページングをトリガしてもよい。このことは、HGWがSGW機能性を提供することができ、および、現在のR10プロシージャによってSGWにダウンリンクデータを送信する必要がない場合があることを仮定してもよい。HGWが、SGWに第1のパケットを送信して、ページングプロシージャをトリガする場合に、このパケットは、最終的にHGWへのMMEからのPAGINGメッセージをトリガすることになる場合がある。MMEがUEをページングする前に、MMEは、SIPTOおよびLIPAが許可されないCSG Idを除去してもよい。代わりに、SGW機能性が、HGWまたはLGWによって提供されない場合に、MMEは、LGWに接続されていることを知っているHeNBに単にページングメッセージを送信してもよい。
図11は、LGWトラフィックにおいてLIPAおよび/またはSIPTOに対してUEをページングすることができる通信ネットワークを示す。MMEは、ページングがLIPA/SIPTOサービスをセットアップする(すなわち、LIPA/SIPTO PDN接続を確立する)ことを意図されているかどうかをHeNBに示してもよい。HeNBは、ページングメッセージにおいてこのフラグ/インジケータを送信してもよい。ページングメッセージ内で一緒に渡されているLIPA/SIPTOインジケータに基づいて、UEは、たとえば、呼がLIPA接続またはSIPTO接続をセットアップすることを意図されているかどうかを表示してもよい。UEはまた、発信者端末ID(Calling Line ID)情報を表示してもよい。ユーザは、呼/接続をリジェクトまたは許可する、自らの要望を示してもよい。
エリア内の複数のHGWまたはLGWが、HeNBまたはHeNB GWからのリソースを共有する場合に、UEが、同一のCSG IdでHeNBにおけるページングを回答してもよいが、オリジナルDLパケットが受信されたものとは異なるSGWに接続されてもよい。このシナリオに対処するために、初期S1APセットアップの間に、H(e)NBは、LGWのアドレスを取得してもよく、あるいは、UEは、RRC接続要求(RRC CONNECTION REQUEST)メッセージの間にLGW idをH(e)NBに提供してもよい。HeNBは、たとえばS1AP初期コンテキストセットアップ要求(S1AP INITIAL CONTEXT SETUP REQUEST)メッセージにおいてMMEによって提供された情報に基づいて、潜在的なLGWのリストを作成してもよい。ページングプロシージャの間に、HeNB/HeNBGWは、MMEに、パケットがS1−AP初期UEメッセージ(S1-AP INITIAL UE MESSAGE)内でルーティングされてもよいLGW/SGWのアドレスを提供してもよい。MMEは、この情報を使用して、ページが受信されたH(e)NBにサービスするSGW、または、オリジナルLGWにH(e)NBによって提供されるLGWのいずれかのアドレスを提供してもよい。MMEは、この情報を、セッション作成要求(CREATE SESSION REQUEST)メッセージを使用して、関連するSGWに対して中継してもよい。次に、SGWは、それ自体のアドレスを使用してもよく、または、LGW1200などのLGW−1に中継されるセッション作成要求メッセージ内のLGW1205などのLGW−2のアドレスを提供してもよい。
図11に示されるように、UE1210は、当初は、H(e)NB1215およびLGW1200に接続されてもよい。アイドルモードである間に、UE1210は、LGW1205に接続されてもよいH(e)NB1220のカバレージエリアに移動してもよい。ページングメッセージの受信時に、UE1210は、H(e)NB1220を通じてそのページングに応答してもよく、および、このプロセスは、上記説明したように継続してもよい。1240では、MME1225は、SGW1230のアドレスを提供してもよい。1235では、MME1225は、LGW1205のアドレスを提供してもよい。
複数のLGWの場合に、少なくとも、少なくとも2つのLGWの間で接続が存在してもよい。このことは、たとえば、HeNBが、所与のUEに対するLIPA/SIPTO@LGWを提供しているLGW1200に接続しない場合に、LGW1200からのパケットが1245(提案されるトンネル/接続)を介してLGW1205に転送されることを保証するために行われてもよい。LGW1205は、現在のサービングHeNBが接続するところであってもよい。これは、別のレベルのLIPA/SIPTO@LGWモビリティを提供してもよい。LGW1200に接続しない所与のHeNBの無線カバレージの下のUEに対するULまたはDLのいずれかのLIPA/SIPTO@LGWデータ交換に対し、MME1225は、LGW1200とLGW1205との間のトンネルの確立を調整してもよい。このことは、たとえば、所望のDLパケットが、1245でLGW1200からLGW1205へ、1235を介してHeNB1220へ転送され、および、最後にUE1210へ転送されることを保証するために行われてもよい。任意のULパケットは、逆の順序で転送されてもよい。トンネルの確立を調整するために、MMEは、現在のHeNBが接続するLGW、および問題のUEに対するLIPA/SIPTO@LGWを提供していたLGWに関する情報を使用してもよい。MMEは、たとえば、ベアラ変更要求などの既存のメッセージ、またはLGWへの新たなメッセージを使用して、SGWを介してこのトンネルの確立をトリガしてもよい。
LIPA/SIPTOパーミッションが、HOで使用されてもよい。実施形態は、H(e)NBターゲットでのSIPTO/LIPAパーミッションを考慮してもよい。たとえば、MMEまたはLGWは、ターゲットセル/HeNBがLIPA/SIPTOサービスをサポートしないかを決定してもよい。ターゲットH(e)NBにおけるSIPTOサービスに対するPLMNベースのパーミッションがまた、考慮してもよい。SIPTOパーミッションに関するCSGメンバシップがまた、考慮されてもよい。たとえば、UEがこのCSGのメンバである場合に、CSGは、SIPTOサービスを許可してもよい。
ハンドオーバ制限リストが、MMEによって、ハンドオーバ要求(HANDOVER REQUEST)メッセージ、初期コンテキストセットアップ(INITIAL CONTEXT SETUP)メッセージ、またはダウンリンクNASトランスポート(DOWNLINK NAS TRANSPORT)メッセージにおいてeNBに提供されてもよい。ハンドオーバ制限リストが使用されて、LIPAパーミッション構成またはSIPTOパーミッション構成に起因するHO制限を考慮してもよい。eNBは、この情報を使用して、測定報告を提供するときに、UEがよい無線状態を報告した場合であっても、候補隣接を除去してもよい。ターゲットeNBは、この情報を使用して、要求がリジェクトされるかを判定してもよい。
特徴および要素を、上では特定の組合せで説明したが、当業者は、各特徴または要素を、単独でまたは他の特徴および要素との任意の組合せで使用することができることを理解するであろう。さらに、本明細書で説明される方法は、コンピュータもしくはプロセッサによる実行のためにコンピュータ可読媒体に組み込まれたコンピュータプログラム、ソフトウェア、またはファームウェアで実装されてもよい。コンピュータ可読媒体の例は、電子信号(有線または無線接続上で伝送される)およびコンピュータ可読記憶媒体を含む。コンピュータ可読記憶媒体の例は、リードオンリメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、内蔵ハードディスクおよび着脱可能ディスクなどの磁気媒体、光学磁気媒体、ならびにCD−ROMディスクおよびディジタル多用途ディスク(DVD)などの光学媒体を含むが、これらに限定されない。ソフトウェアに関連するプロセッサが使用されて、WTRU、UE、端末、基地局、RNC、または任意のホストコンピュータでの使用のための無線周波数送受信機を実装してもよい。