JP2017017428A - 基地局、端末及びその通信方法 - Google Patents

基地局、端末及びその通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】伝送レートを維持したまま、制御信号の復号遅延を低減すること。【解決手段】制御信号生成部101は、サブキャリア選択部114から出力された選択サブキャリア情報を含む制御信号を生成する。パイロットシンボル生成部102は、パイロットシンボルを生成する。多重部104は、制御信号を送信する際に、所定の間隔のサブキャリアでパイロットシンボルが制御信号と同時刻に送信されるように、制御信号生成部101から出力された制御信号に、パイロットシンボル生成部102から出力されたパイロットシンボルを多重して多重信号を生成する。【選択図】図1

Description

本発明は、他システムと共用する周波数帯域の一部を用いて、時分割複信方式の無線通信を行う基地局、端末及びその通信方法に関する。
従来、テレビの生中継、緊急報道等の映像伝送を行う無線通信システムに用いる装置として、FPU(Field Pick-up Unit)が知られている。このFPUは、放送分野の素材伝送のために用いられ、中継現場側の移動局(端末)から放送局側の基地局へ本線情報のUL(Up Link)信号を伝送し、放送局側の基地局から中継現場側の移動局へ送り返し情報のDL(Down Link)信号を伝送する。カメラにより撮像された映像は、リアルタイムでファイル伝送され、移動局から基地局へUL信号として送信され、記憶メディアに格納され再生される。
FPUで最も高速化が望まれるのは、放送で使用されている映像情報等である本線情報のUL信号である。FPUでは、UL信号の伝送レートを高くするため、UL信号の送信区間をDL信号の送信区間よりも長くする時分割複信(TDD:Time Division Duplex)方式が採用されている。
FPUでは、トランシーバ等の他システムと共用する周波数帯域の一部を用いて無線通信を行うため、使用中の周波数帯域における干渉の有無を常時監視し、他のシステムとの干渉を防ぐ必要がある。FPUの基地局は、各サブキャリアの受信レベル(干渉量)を測定し、受信レベルが所定の閾値を越えた場合に、他のシステムが当該周波数帯域の使用を開始した(干渉が発生した)と判断し、当該サブキャリアの使用を中止して他のサブキャリアを使用するようにサブキャリアの変更を行う。
また、FPU等の無線システムにおいては、受信側の装置においてチャネル推定を行うために、送信側の装置が、特定時刻においてすべてのサブキャリアにパイロットシンボルを挿入して送信している(特許文献1、2参照)。受信側の装置は、受信データおよび制御信号について、その前後に挿入されたパイロットシンボルを用いてチャネル推定を行い、時間方向に補間したチャネル推定値を用いて受信信号のチャネル変動を補償し、復調、復号処理を行う。
特許4526977号公報 特許4841235号公報
しかしながら、従来の方式では、チャネル変動の補償を精度良く行うためには、制御信号の後に挿入されたパイロットシンボル受信してからチャネル推定及び補間の演算処理を行う必要があるため、即応性が求められる制御信号の復号遅延が大きくなり、サブキャリア変更等の制御処理が遅くなってしまう。サブキャリアの変更が遅くなると、干渉が発生したサブキャリアを用いてデータを送信する期間が長くなってしまい、通信品質が劣化してしまう。
また、復号遅延を抑えるために、送信側の装置において、単に特定のサブキャリアに常にパイロットシンボルを挿入するようにすると、当該サブキャリアでデータを送信することができず、伝送レートが低下してしまう。
本発明の目的は、伝送レートを維持したまま、制御信号の復号遅延を低減することができる基地局、端末及びその通信方法を提供することである。
本発明に係る基地局は、他システムと共用する周波数帯域の一部のキャリア周波数を用いて端末との間でOFDM信号を送受信する基地局であって、データの送受信に使用するサブキャリアを選択するサブキャリア選択部と、前記選択されたサブキャリアを示す情報を含む制御信号を生成する制御信号生成部と、第1区間の前記選択されたサブキャリアにおいて前記制御信号と同時刻にパイロットシンボルが送信されるように直交周波数分割多重処理を行い、OFDM信号を生成するOFDM信号生成部と、前記OFDM信号を送信する送信部と、を具備する。
本発明に係る端末は、他システムと共用する周波数帯域の一部のキャリア周波数を用いて基地局との間でOFDM信号を送受信する端末であって、前記基地局で選択されたサブキャリアを示す情報を受信する受信部と、制御信号を生成する制御信号生成部と、データを変調して送信信号を生成する変調部と、第1区間の前記選択されたサブキャリアにおいて前記制御信号と同時刻にパイロットシンボルが送信されるように直交周波数分割多重処理を行い、第2区間の前記選択されたサブキャリアにおいて前記送信信号とパイロットシンボルが時間多重されるように直交周波数分割多重処理を行い、OFDM信号を生成するOFDM信号生成部と、前記OFDM信号を送信する送信部と、を具備する。
本発明に係る通信方法は、他システムと共用する周波数帯域の一部のキャリア周波数を用いてOFDM信号を送受信する基地局と端末との通信方法であって、前記基地局が、データの送受信に使用するサブキャリアを選択し、前記選択したサブキャリアを示す情報を含む制御信号を生成し、第1区間の前記選択したサブキャリアにおいて前記制御信号と同時刻にパイロットシンボルが送信されるように直交周波数分割多重処理を行ってOFDM信号を生成し、前記OFDM信号を前記端末に送信し、前記端末が、前記OFDM信号を前記基地局から受信し、前記受信したOFDM信号に含まれる各制御信号について、当該制御信号と同時刻に他のサブキャリアで送信されたパイロットシンボルを用いて計算されたチャネル推定値を用いてチャネル変動を補償し、前記チャネル変動を補償した制御信号を復調して前記基地局で選択されたサブキャリアを示す情報を取り出し、データを変調して送信信号を生成し、前記基地局で選択されたサブキャリアにおいて、前記送信信号とパイロットシンボルが時間多重されるように直交周波数分割多重処理を行ってOFDM信号を生成し、前記OFDM信号を送信する。
本発明によれば、通信速度を維持したまま、制御信号の復号遅延を低減することができる。したがって、短時間でサブキャリアの変更を行うことができ、通信品質の劣化を防ぐことができる。
本発明の一実施の形態に係る基地局の構成を示すブロック図 本発明の一実施の形態に係る端末の構成を示すブロック図 本発明の一実施の形態に係る無線通信システムのフレームの構成を示す図 本発明の一実施の形態に係る基地局および端末の送信制御動作を示すフロー図
以下、図面を適宜参照して、本発明の一実施の形態について、詳細に説明する。
<基地局の構成>
図1は、本実施の形態に係る基地局100の構成を示すブロック図である。図1に示すように、基地局100は、制御信号生成部101と、パイロットシンボル生成部102と、プリアンブル生成部103と、多重部104と、変調部105と、タイミング制御部106と、切替部107と、S/P部108と、IFFT部109と、GI付加部110と、無線送信部111と、無線受信部112と、レベル測定部113と、サブキャリア選択部114と、シンセサイザ部115と、同期検波部116と、GI除去部117と、FFT部118と、チャネル推定部119と、チャネル補償部120と、P/S部121と、復調部122と、から主に構成されている。なお、タイミング制御部106、切替部107、S/P部108、IFFT部109およびGI付加部110により、OFDM信号生成部151が構成される。
制御信号生成部101は、サブキャリア選択部114から出力された選択サブキャリア情報を含む制御信号を生成して多重部104に出力する。なお、制御信号には、ガードタイムの長さを示す情報、Ack/Nack、リンクアダプテーション情報等が含まれる。
パイロットシンボル生成部102は、端末200(図2参照)が既知であるパイロットシンボルを生成して多重部104および切替部107に出力する。
プリアンブル生成部103は、端末200(図2参照)が既知であるプリアンブルを生成して切替部107に出力する。
多重部104は、制御信号を送信する際に、所定の間隔のサブキャリアでパイロットシンボルが制御信号と同時刻に送信されるように、制御信号生成部101から出力された制御信号に、パイロットシンボル生成部102から出力されたパイロットシンボルを多重して多重信号を生成し、切替部107に出力する。
変調部105は、送信データ(DLデータ)を変調し、送信信号を切替部107に出力する。なお、変調前の送信データには、誤り訂正符号化やインターリーブ等の符号化処理が行われる。
タイミング制御部106は、OFDM信号が所定のシンボル配置(図3参照)になるように、切替部107に対して、プリアンブル生成部103から出力されたプリアンブル、パイロットシンボル生成部102から出力されたパイロットシンボル、多重部104から出力された多重信号、変調部105から出力された送信信号の、S/P部108に出力するタイミングを制御する。
切替部107は、タイミング制御部106の制御に基づき、プリアンブル生成部103から出力されたプリアンブル、パイロットシンボル生成部102から出力されたパイロットシンボル、多重部104から出力された多重信号、変調部105から出力された送信信号の内一つをS/P部108に出力する。なお、切替部107は、ガードタイムおよびUL信号区間には、S/P部108に何も出力しない。
S/P部108は、切替部107から直列に出力された信号列をn個(nは2以上の整数)の並列な信号列に変換し(直列/並列)、IFFT部109に出力する。
IFFT部109は、S/P部108から出力された並列信号(周波数軸上の信号)に対してIFFT(逆フーリエ変換処理)を行うことにより、n個のサブキャリアに重畳されるOFDM信号(DL信号)を生成し、GI付加部110に出力する。
GI付加部110は、IFFT部109から出力されたOFDM信号に対して、有効シンボル波形の一部をコピーしたGI(ガードインターバル)を当該有効シンボルの先頭に付加し、無線送信部111に出力する。
無線送信部111は、GI付加部110から出力されたOFDM信号に対して増幅、フィルタリング等の無線送信処理を行う。そして、無線送信部111は、無線送信処理後の信号に対して、シンセサイザ部115から出力されたローカル信号を用いてアップコンバートし、無線信号を得る。そして、無線送信部111は、アンテナから無線信号(DL信号)を送信する。
無線受信部112は、アンテナに受信された無線信号(UL信号)に対して、増幅、フィルタリング等の無線受信処理を行う。さらに、無線受信部112は、無線受信処理後の信号に対して、シンセサイザ部115から出力されたローカル信号を用いてダウンコンバートし、ベースバンドのOFDM信号を得る。そして、無線受信部112は、OFDM信号をレベル測定部113および同期検波部116に出力する。
レベル測定部113は、ガードタイムの受信レベル(干渉量)を測定し、測定値をサブキャリア選択部114に出力する。
サブキャリア選択部114は、使用中のサブキャリアにおいて、ガードタイムの受信レベルの測定値が閾値以下の周波数を継続してサブキャリアとして選択する。また、サブキャリア選択部114は、ガードタイムの受信レベルの測定値が閾値を越えた周波数があった場合、他のシステムが当該周波数の使用を開始した(干渉が発生した)と判断し、当該周波数の使用を中止し、他のサブキャリアを使用するようにサブキャリアの変更を行う。そして、サブキャリア選択部114は、選択したサブキャリアを示す選択サブキャリア情報を制御信号生成部101及びシンセサイザ部115に出力する。
シンセサイザ部115は、サブキャリア選択部114が選択したサブキャリアの周波数のローカル信号を発生させて無線送信部111および無線受信部112に出力する。
同期検波部116は、無線受信部112から出力されたOFDM信号のプリアンブルを用いて同期検波処理を行い、所定のタイミングでOFDM信号をGI除去部117に出力する。
GI除去部117は、同期検波部116から出力されたOFDM信号の各シンボルからガードインターバルを除去し、FFT部118に出力する。
FFT部118は、GI除去部117から出力されたOFDM信号に対してFFT(フーリエ変換処理)を行うことにより、各サブキャリアに重畳されている信号列を取り出し、パイロットシンボルをチャネル推定部119に出力し、制御信号および受信信号(データシンボル)をチャネル補償部120に出力する。
チャネル推定部119は、FFT部118から出力されたパイロットシンボルと既知のパイロットパターンとの相関を計算することにより、サブキャリア毎のチャネル推定を行い、推定結果であるチャネル推定値をチャネル補償部120に出力する。
チャネル補償部120は、チャネル推定値を用いて制御信号および受信信号(データシンボル)のチャネル変動を補償し、制御信号および受信信号をP/S部121に出力する。ここで、チャネル補償部120は、各制御信号について、当該制御信号と同時刻に他のサブキャリアで送信されたパイロットシンボルを用いて計算されたチャネル推定値を用いてチャネル変動を補償する。また、チャネル補償部120は、各受信信号について、当該受信信号と同一のサブキャリアにおいて当該受信信号の前後に挿入されて送信されたパイロットシンボルを用いて計算されたチャネル推定値を用いてチャネル変動を補償する。
P/S部121は、チャネル補償部120から並列に出力されたn個の信号列を直列な信号列に変換し(並列/直列)、制御信号および受信信号を復調部122に出力する。
復調部122は、制御信号を復調して制御情報を得る。復調部122は、受信信号を復調して受信データ(ULデータ)を得る。なお、復調された受信データに対しては、デインターリーブ、誤り訂正復号および誤り検出等の復号処理が行われる。
<端末の構成>
図2は、本実施の形態に係る端末200の構成を示すブロック図である。図2に示すように、端末200は、無線受信部201と、同期検波部202と、GI除去部203と、FFT部204と、チャネル推定部205と、チャネル補償部206と、P/S部207と、復調部208と、シンセサイザ部210と、制御信号生成部211と、パイロットシンボル生成部212と、プリアンブル生成部213と、多重部214と、変調部215と、タイミング制御部216と、切替部217と、S/P部218と、IFFT部219と、GI付加部220と、無線送信部221と、から主に構成されている。なお、タイミング制御部216、切替部217、S/P部218、IFFT部219およびGI付加部220により、OFDM信号生成部251が構成される。
無線受信部201は、アンテナに受信された無線信号(DL信号)に対して、増幅、フィルタリング等の無線受信処理を行う。さらに、無線受信部201は、無線受信処理後の信号に対して、シンセサイザ部210から出力されたローカル信号を用いてダウンコンバートし、ベースバンドのOFDM信号を得る。そして、無線受信部201は、OFDM信号を同期検波部202に出力する。
同期検波部202は、無線受信部201から出力されたOFDM信号のプリアンブルを用いて同期検波処理を行い、所定のタイミングでOFDM信号をGI除去部203に出力する。
GI除去部203は、同期検波部202から出力されたOFDM信号の各シンボルからガードインターバルを除去し、FFT部204に出力する。
FFT部204は、GI除去部203から出力されたOFDM信号に対してFFT(フーリエ変換処理)を行うことにより、各サブキャリアに重畳されている信号列を取り出し、パイロットシンボルをチャネル推定部205に出力し、制御信号および受信信号(データシンボル)をチャネル補償部206に出力する。
チャネル推定部205は、FFT部204から出力されたパイロットシンボルと既知のパイロットパターンとの相関を計算することにより、サブキャリア毎のチャネル推定を行い、推定結果であるチャネル推定値をチャネル補償部206に出力する。
チャネル補償部206は、チャネル推定値を用いて制御信号および受信信号(データシンボル)のチャネル変動を補償し、制御信号および受信信号をP/S部207に出力する。ここで、チャネル補償部206は、各制御信号について、当該制御信号と同時刻に他のサブキャリアで送信されたパイロットシンボルを用いて計算されたチャネル推定値を用いてチャネル変動を補償する。また、チャネル補償部206は、各受信信号について、当該受信信号と同一のサブキャリアにおいて当該受信信号の前後に挿入されて送信されたパイロットシンボルを用いて計算されたチャネル推定値を用いてチャネル変動を補償する。
P/S部207は、チャネル補償部206から並列に出力されたn個の信号列を直列な信号列に変換し(並列/直列)、制御信号および受信信号を復調部208に出力する。
復調部208は、制御信号を復調して制御情報を得る。そして、復調部208は、制御情報の内、選択サブキャリア情報をシンセサイザ部210に出力する。また、復調部208は、受信信号を復調して受信データ(DLデータ)を得る。なお、復調された受信データに対しては、デインターリーブ、誤り訂正復号および誤り検出等の復号処理が行われる。
シンセサイザ部210は、復調部208から出力された選択サブキャリア情報が示すサブキャリアの周波数のローカル信号を発生させて無線受信部201および無線送信部221に出力する。
制御信号生成部211は、制御信号を生成して多重部214に出力する。なお、制御信号には、ガードタイムの長さを示す情報、Ack/Nack等が含まれる。
パイロットシンボル生成部212は、基地局100が既知であるパイロットシンボルを生成して多重部214および切替部107に出力する。
プリアンブル生成部213は、基地局100が既知であるプリアンブルを生成して切替部217に出力する。
多重部214は、制御信号を送信する際に、所定の間隔のサブキャリアでパイロットシンボルが制御信号と同時刻に送信されるように、制御信号生成部211から出力された制御信号に、パイロットシンボル生成部212から出力されたパイロットシンボルを多重して多重信号を生成し、切替部217に出力する。
変調部215は、送信データ(ULデータ)を変調し、送信信号を切替部217に出力する。なお、変調前の送信データには、誤り訂正符号化やインターリーブ等の符号化処理が行われる。
タイミング制御部216は、OFDM信号が所定のシンボル配置(図3参照)になるように、切替部217に対して、プリアンブル生成部213から出力されたプリアンブル、パイロットシンボル生成部212から出力されたパイロットシンボル、多重部214から出力された多重信号、変調部215から出力された送信信号の、S/P部218に出力するタイミングを制御する。
切替部217は、タイミング制御部216の制御に基づき、プリアンブル生成部213から出力されたプリアンブル、パイロットシンボル生成部212から出力されたパイロットシンボル、多重部214から出力された多重信号、変調部215から出力された送信信号の内一つをS/P部218に出力する。なお、切替部217は、ガードタイムおよびDL信号区間には、S/P部218に何も出力しない。
S/P部218は、切替部217から直列に出力された信号列をn個の並列な信号列に変換し(直列/並列)、IFFT部219に出力する。
IFFT部219は、S/P部218から出力された並列信号(周波数軸上の信号)に対してIFFT(逆フーリエ変換処理)を行うことにより、n個のサブキャリアに重畳されるOFDM信号(DL信号)を生成し、GI付加部220に出力する。
GI付加部220は、IFFT部219から出力されたOFDM信号に対して、有効シンボル波形の一部をコピーしたGI(ガードインターバル)を当該有効シンボルの先頭に付加し、無線送信部221に出力する。
無線送信部221は、GI付加部220から出力されたOFDM信号に対して増幅、フィルタリング等の無線送信処理を行う。そして、無線送信部221は、無線送信処理後の信号に対して、シンセサイザ部210から出力されたローカル信号を用いてアップコンバートし、無線信号を得る。そして、無線送信部221は、アンテナから無線信号(DL信号)を送信する。
<フレーム構成>
次に、本実施の形態の無線通信システムのフレームの構成(シンボル配置)について、図3を用いて詳細に説明する。図3に示すように、本実施の形態の無線通信システム(FPU)では、UL信号の伝送レートを高くするため、UL区間(UL信号の送信区間)をDL区間(DL信号の送信区間)よりも長くする時分割複信(TDD:Time Division Duplex)方式が採用されている。
UL区間とDL区間との間には、何も信号が送信されないガードタイム(GT)が設けられる。UL区間およびDL区間では、いずれも、最初にプリアンブルが送信され、次に制御信号が送信され(制御信号区間(第1区間))、その次にデータが送信される(データ区間(第2区間))。
UL区間およびDL区間の制御信号区間では、所定の間隔のサブキャリアでパイロットシンボルが制御信号に周波数多重されている。UL区間のデータ区間では、先頭と終端を含む所定の間隔のタイミングにおいてパイロットシンボルが全てのサブキャリアに渡って時間多重されている。DL区間のデータ区間では、先頭と終端のタイミングにおいてパイロットシンボルが全てのサブキャリアに渡って時間多重されている。
基地局100のタイミング制御部106は、DL区間において図3に示すフレーム構成となるように切替部107を制御する。また、端末200のタイミング制御部216は、UL区間において図3に示すフレーム構成となるように切替部217を制御する。
なお、FPUでは、DL区間において、データシンボルを送信しない(データ区間を設けない)場合もある。また、FPUでは、所定のフレームにおいて、DL信号を送信せず(DL区間を設けず)、UL信号のみを送信しても良い。
<基地局、端末の動作>
次に、本実施の形態に係る基地局100および端末200の送信制御動作について、図4を用いて詳細に説明する。
基地局100のタイミング制御部106は、制御信号またはデータを送信するタイミング(DL区間の制御信号区間あるいはデータ区間)ではない場合には(ST301:NO)、切替部107に対して、プリアンブル生成部103から出力されたプリアンブルをS/P部108に出力するように制御する、あるいは、S/P部108に何も出力しないように制御する(ST302)。
また、タイミング制御部106は、制御信号を送信するタイミング(DL区間の制御信号区間)では(ST301:YES、ST303:YES)、切替部107に対して、多重部104から出力された制御信号とパイロットシンボルの多重信号をS/P部108に出力するように制御する(ST304)。
また、タイミング制御部106は、データを送信するタイミング(DL区間のデータ区間)において(ST301:YES、ST303:NO)、切替部107に対して、パイロットシンボルの送信タイミングでは(ST305:YES)、パイロットシンボル生成部102から出力されたパイロットシンボルをS/P部108に出力するように制御し(ST306)、データの送信タイミングでは(ST305:NO)、変調部105から出力された送信信号をS/P部108に出力するように制御する(ST307)。
同様に、端末200のタイミング制御部216は、制御信号またはデータを送信するタイミング(UL区間の制御信号区間あるいはデータ区間)ではない場合には(ST301:NO)、切替部217に対して、プリアンブル生成部213から出力されたプリアンブルをS/P部218に出力するように制御する、あるいは、S/P部218に何も出力しないように制御する(ST302)。
また、タイミング制御部216は、制御信号を送信するタイミング(UL区間の制御信号区間)では(ST301:YES、ST303:YES)、切替部217に対して、多重部214から出力された制御信号とパイロットシンボルの多重信号をS/P部218に出力するように制御する(ST304)。
また、タイミング制御部216は、データを送信するタイミング(UL区間のデータ区間)において(ST301:YES、ST303:NO)、切替部217に対して、パイロットシンボルの送信タイミングでは(ST305:YES)、パイロットシンボル生成部212から出力されたパイロットシンボルをS/P部218に出力するように制御し(ST306)、データの送信タイミングでは(ST305:NO)、変調部215から出力された送信信号をS/P部218に出力するように制御する(ST307)。
このように、本実施の形態によれば、送信側の装置が、制御信号区間において、所定の間隔のサブキャリアでパイロットシンボルが制御信号と同時刻に送信されるように、制御信号にパイロットシンボルを多重して送信する。また、受信側の装置では、各制御信号について、当該制御信号と同時刻に他のサブキャリアで送信されたパイロットシンボルを用いて計算されたチャネル推定値を用いてチャネル変動を補償する。これにより、通信速度を維持したまま、制御信号の復号遅延を低減することができ、短時間でサブキャリアの変更を行うことができ、通信品質の劣化を防ぐことができる。
なお、一般に、制御信号は、情報量が少ないため、制御信号区間において、一部のサブキャリアにパイロットシンボルを多重しても、残りのサブキャリアにおいて必要な制御情報を送信することができる。
また、データは、制御信号に比べて即応性が求められないので、復号遅延が大きくなっても問題ない。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、その構成要素を同等の作用効果を奏するものに適宜置換する等、発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記実施の形態では、UL区間の制御信号区間およびDL区間の制御信号区間のそれぞれにパイロットシンボルを周波数多重する場合について説明したが、本発明はこれに限られず、DL区間の制御信号区間のみパイロットシンボルを周波数多重し、UL区間の制御信号区間にはパイロットシンボルを時間多重してもよい。これは、基地局100が、端末200に対してDLを用いて選択サブキャリア情報を送信するので、端末200の方が基地局100に比べて周波数を切り替えるための時間が短くなる、ことを考慮したものである。
また、上記実施の形態では、制御信号区間において、所定間隔のサブキャリアにパイロットシンボルを周波数多重する場合について説明したが、本発明はこれに限られず、制御信号区間において、スキャタードパイロット(パイロットを挿入するサブキャリアを時々刻々変化させるパイロット挿入方法)を多重しても良い。この場合、受信側の装置は、2次元補間したチャネル推定値を用いて受信信号および制御信号のチャネル変動を補償する。更に本発明においては、制御信号区間においてパイロットを挿入するサブキャリアを、通信状況等によって可変にしても良い。また、本発明においては、特定の時刻の制御信号区間や、特定の制御情報を送信する時刻(例えば、周波数の変更を行うために周波数情報を送信する時刻等)においてのみ、パイロットを挿入するサブキャリアを変えるようにしても良い。
本発明は、FPU等、他システムと共用する周波数帯域の一部を用いてOFDM信号を送受信する無線通信システムに用いるに好適である。なお、FPU以外においても、災害時、大規模イベント時、高速道路並びに一般道路において渋滞等が発生している場合、電車やバス等の公共の乗り物が混雑している場合、ロボット等の機械が通信を行う場合(一般にMtoM通信やDtoD通信と呼ばれる通信方法)等においては、通信トラフィックが複数することが予想される。したがって、このような場合においても、本発明は好適である。
100 基地局
101、211 制御信号生成部
102、212 パイロットシンボル生成部
103、213 プリアンブル生成部
104、214 多重部
105、215 変調部
106、216 タイミング制御部
107、217 切替部
108、218 S/P部
109、219 IFFT部
110、220 GI付加部
111、221 無線送信部
112、201 無線受信部
113 レベル測定部
114 サブキャリア選択部
115、210 シンセサイザ部
116、202 同期検波部
117、203 GI除去部
118、204 FFT部
119、205 チャネル推定部
120、206 チャネル補償部
121、207 P/S部
122、208 復調部
151、251 OFDM信号生成部
200 端末

Claims (4)

  1. 他システムと共用する周波数帯域の一部のキャリア周波数を用いて端末との間でOFDM信号を送受信する基地局であって、
    データの送受信に使用するサブキャリアを選択するサブキャリア選択部と、
    前記選択されたサブキャリアを示す情報を含む制御信号を生成する制御信号生成部と、
    第1区間の前記選択されたサブキャリアにおいて前記制御信号と同時刻にパイロットシンボルが送信されるように直交周波数分割多重処理を行い、OFDM信号を生成するOFDM信号生成部と、
    前記OFDM信号を送信する送信部と、
    を具備する基地局。
  2. データを変調して送信信号を生成する変調部をさらに有し、
    前記OFDM信号生成部は、第2区間の前記選択されたサブキャリアにおいて前記送信信号とパイロットシンボルが時間多重されるように直交周波数分割多重処理を行い、OFDM信号を生成する、
    請求項1に記載の基地局。
  3. 他システムと共用する周波数帯域の一部のキャリア周波数を用いて基地局との間でOFDM信号を送受信する端末であって、
    前記基地局で選択されたサブキャリアを示す情報を受信する受信部と、
    制御信号を生成する制御信号生成部と、
    データを変調して送信信号を生成する変調部と、
    第1区間の前記選択されたサブキャリアにおいて前記制御信号と同時刻にパイロットシンボルが送信されるように直交周波数分割多重処理を行い、第2区間の前記選択されたサブキャリアにおいて前記送信信号とパイロットシンボルが時間多重されるように直交周波数分割多重処理を行い、OFDM信号を生成するOFDM信号生成部と、
    前記OFDM信号を送信する送信部と、
    を具備する端末。
  4. 他システムと共用する周波数帯域の一部のキャリア周波数を用いてOFDM信号を送受信する基地局と端末との通信方法であって、
    前記基地局が、
    データの送受信に使用するサブキャリアを選択し、
    前記選択したサブキャリアを示す情報を含む制御信号を生成し、
    第1区間の前記選択したサブキャリアにおいて前記制御信号と同時刻にパイロットシンボルが送信されるように直交周波数分割多重処理を行ってOFDM信号を生成し、
    前記OFDM信号を前記端末に送信し、
    前記端末が、
    前記OFDM信号を前記基地局から受信し、
    前記受信したOFDM信号に含まれる各制御信号について、当該制御信号と同時刻に他のサブキャリアで送信されたパイロットシンボルを用いて計算されたチャネル推定値を用いてチャネル変動を補償し、
    前記チャネル変動を補償した制御信号を復調して前記基地局で選択されたサブキャリアを示す情報を取り出し、
    データを変調して送信信号を生成し、
    前記基地局で選択されたサブキャリアにおいて、前記送信信号とパイロットシンボルが時間多重されるように直交周波数分割多重処理を行ってOFDM信号を生成し、前記OFDM信号を送信する、
    通信方法。
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