JP2017015993A - 光源装置及びこれを用いた照明装置、投射型表示装置 - Google Patents

光源装置及びこれを用いた照明装置、投射型表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】より小型な光源装置及びこれを用いた照明装置、投射型表示装置を提供する。
【解決手段】光源装置が、複数のLD光源10と、複数のセルを有し、複数のLD光源10からの光束を圧縮する偏光合成素子100を備える。複数のセルは、内部に偏光分離膜102を有する第1のセルと、内部に反射膜101を有する第2のセルとを含み、反射膜101は、第2のセルに入射した光束を第1のセルに導くように設けられている。さらに、複数のセルのそれぞれが複数のLD光源10からの複数の光束の各々を受光する。
【選択図】図2

Description

本発明は光源装置及びこれを用いた照明装置、投射型表示装置に関し、特にレーザーダイオードなどの固体光源を備えた光源装置と蛍光体を用いた照明装置およびこれを用いたプロジェクターに関する。
近年、プロジェクターには投射画像の明るさだけではなく、より寿命が長いことも求められている。そこで、水銀ランプの代わりにLEDやレーザーダイオード(LD)などの固体光源を用いたプロジェクターが開発されている。
LD光源を用いたプロジェクターにおいて投射画像の明るさをより高めるようとすると、LD光源の個数を増やすことが考えられるが、LD光源の個数を単純に増やすと、LD光源群よりも後段の光学素子が大型化してしまうおそれがある。
このような問題を解決する光源装置として、特許文献1に記載の構成がある。
特許文献1には、複数のLD光源と、偏光ビームスプリッター(PBS)及びミラーからなる光学素子とを組み合わせた構成が開示されている。具体的には、複数のLD光源からの光束のうち半分はPBSに入射してPBSを透過する。残り半分は1/2波長板を用いて偏光方向を90°回転された後にミラーに入射し、ミラー及びPBSで反射されてPBSを透過した半分の光束と合流することで光束が圧縮される。
特開平7−301764号公報
LD光源を用いたプロジェクターに前述の特許文献1に記載の構成を適用してLD光源群からの光束を圧縮することで、前述の光学素子の大型化を抑制することが可能となる。
ここで、プロジェクターには前述の寿命の長さに加えて、より小型なことも求められている。このため、LD光源群からの光束を圧縮する光学素子もより小型であることが望ましい。
そこで、本発明の目的は、より小型な光源装置及びこれを用いた照明装置、投射型表示装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の光源装置は、
複数の固体光源と、
複数の光学素子を有し、前記複数の固体光源からの光束を圧縮する光学素子アレイと、を備え、
前記複数の光学素子は、内部に偏光分離手段を有する第1の光学素子と、内部に反射手段を有する第2の光学素子と、を含み、
前記反射手段は、前記第2の光学素子に入射した光束を前記第1の光学素子に導くように設けられており、
前記複数の光学素子のそれぞれが前記複数の固体光源からの複数の光束の各々を受光する、
ことを特徴とする。
本発明によれば、より小型な光源装置及びこれを用いた照明装置、投射型表示装置を提供することができる。
本発明の第1実施例における照明装置の構成図。 本発明の第1実施例における光源装置の構成図。 本発明の第2実施例における光源装置の構成図。 本発明の第3実施例における光源装置の構成図。 本発明の第4実施例における光源装置の構成図。 本発明の第5実施例における光源装置の構成図。 本発明の第6実施例における照明装置の構成図。 本発明の第7実施例における照明装置の構成図。 本発明の第8実施例における投射型表示装置の構成図。
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の相対配置などは、この発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。すなわち、構成部品の相対位置などは、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨で規定されたものではない。
〔第1実施例〕
図1及び図2を用いて、本発明の第1実施例で示す光源装置1及び照明装置2の構成について説明する。
図1に示すように、光源装置1は複数のLD光源(固体光源)10と、コリメータレンズ11と、偏光合成素子(光学素子アレイ)100とを備える。照明装置2は、光源装置1と、ダイクロイックミラー(光路変換素子)13と、コンデンサーレンズユニット(集光光学系)20と、蛍光体(波長変換素子)30と、を備える。
LD光源10からの光束は発散光束であるために、そのままでは後段の光学素子が大型化してしまう。このため、本実施例ではLD光源10の直後にコリメータレンズ11を設けることで、LD光源10からの発散光束を平行光束へ変換している。
ただし、コリメータレンズ11はLD光源10からの発散光束を完全な平行光束へ変換する必要はなく、使用に耐えうる範囲で若干発散していても、若干収斂していても良い。
また、本実施例においてLD光源10からの光束は青色光であり、S偏光光である。ここで、S偏光光とはx軸方向に振動する偏光光であり、P偏光光とはy軸方向に振動する偏光光である。ただし、偏光合成素子100からの光束の進行方向をz軸とし、z軸と直交し、偏光合成素子100のセルが配列されている方向をy軸とし、z軸及びy軸と直交する方向をx軸としている。
コリメータレンズ11からの平行光束は偏光合成素子100へ入射する。偏光合成素子100の構成及び機能を、図2を用いて説明する。
図2に示すように偏光合成素子100は、反射膜(反射手段)101と、偏光分離膜(偏光分離手段)102と、1/2波長板12と、を備えている。さらに、偏光合成素子100は、反射膜101を有する1段目のセル(光学素子)、反射膜101を有する2段目のセル、偏光分離膜102を有する3段目のセルで構成されている。
言い換えれば、3段目のセル内には、複数のLD光源からの複数の光束のうち所定の偏光方向の光束を反射して所定の偏光方向と異なる偏光方向の光束を透過させる偏光分離手段が設けられている。また、1段目及び2段目のセル内には、複数の固体光源からの光束を偏光方向に依らずに反射する反射手段が設けられている。
すなわち、複数の光学素子のうち少なくとも一部の光学素子内には、偏光分離手段及び反射手段のうち一方が設けられている。
反射膜101は偏光方向によらずに光束を反射し、偏光分離膜102はS偏光光を反射し、P偏光光を透過させる。なお、反射膜101は、少なくともLD光源10からの光束を反射する構成であれば、LD光源10からの光束と波長が異なる光束を透過させても良い。また、偏光分離膜102はLD光源10からの光束の偏光方向に合わせて、適宜反射する偏光方向を変えても良い。
LD光源10からの光束のうち1段目のセルに入射する光束B1(s)は反射膜101によって反射され、2段目のセルに入射する。なお、図2において括弧内の記号はその光束の偏光方向を意味する。
1段目のセルから2段目のセルに入射した光束は2段目のセルの反射膜101にも反射されて、偏光合成素子100から出射する。すなわち、複数のセルのうち、偏光分離膜102が設けられたセルを第1のセルとし、第1のセルに隣接するセルを第2のセルとする。
このとき、第2のセルには第2のセルに入射した光束を第1のセルに導くように反射膜101が設けられている。
次に、LD光源10からの光束のうち2段目のセルに入射する光束B2(s)は反射膜101によって反射され、3段目のセルに入射する。2段目のセルから3段目のセルに入射した光束はS偏光光であるために、3段目のセルの偏光分離膜102で反射されて、偏光合成素子100から出射する。
最後に、LD光源10からの光束のうち3段目のセルに入射する光束B3(s)は、まず1/2波長板12に入射してS偏光光からP偏光光へ変換される。1/2波長板12からの光束B3(p)はP偏光光であるために、3段目のセルの偏光分離膜102を透過して偏光合成素子100から出射する。
つまり、本実施例で示す光源装置は、複数のLD光源10と偏光合成素子100を備える。そして、偏光合成素子100は、複数のLD光源10からの複数の光束を受光する複数のセルを備える。さらに、複数のセル内に設けられ、複数のLD光源10からの複数の光束のうち所定の偏光方向の光束を反射して所定の偏光方向と異なる偏光方向の光束を透過させる偏光分離膜102を備える。さらに、複数のセル内に設けられ、複数のLD光源10からの光束を偏光方向に依らずに反射する反射膜101を備える。
そして、複数のセルのうち、偏光分離膜102が設けられたセルを第1のセルとし、第1のセルに隣接するセルを第2のセルとする。このとき、複数のLD光源10から第2のセルに入射する光束は、第2のセルを介して第1のセルに入射し、第1のセルからの光束は複数の偏光方向の光束を含む。
そして、偏光合成素子100から出射する光束は、複数のセルのうち連続したセルから出射する光束であり、複数のセルは、複数のLD光源と同数設けられている。
また、本実施例においては、第1のセルとしての3段目のセルに入射する光束の偏光方向と、第2のセルとしての2段目のセルに入射する光束の偏光方向とが互いに異なる。
そして、3段目のセルに入射する光束を出射する第1の固体光源としての3段目のLD光源と第1のセルとしての3段目のセルとの間には1/2波長板12が設けられている。
このように、本実施例によれば、光源装置1は、複数のLD光源10と、複数のセルを有し、複数のLD光源10からの光束を圧縮する偏光合成素子100と、を備える。
そして、複数のセルは、内部に偏光分離膜102を有する第1のセルと、内部に反射膜101を有する第2のセルと、を含み、反射膜101は、第2のセルに入射した光束を第1のセルに導くように設けられている。さらに、複数のセルのそれぞれが複数のLD光源10からの複数の光束の各々を受光する。
すなわち、本実施例によれば、偏光合成素子100から出射した複数の光束全体は偏光合成素子100に入射した複数の光束全体よりも細くなっていることがわかる。
これにより、より小型な光源装置及びこれを用いた照明装置、投射型表示装置を提供することができる。特に、前述の特許文献1の構成と比較してLD光源からの光束の進行方向に光学素子アレイをより小型にすることが可能となる。
偏光合成素子100からの光束はダイクロイックミラー13へ入射する。ダイクロイックミラー13の中心部はLD光源10からの光束と波長が同じ光束を透過させ、LD光源10からの光束と波長が異なる光束を反射するように構成されている。一方、ダイクロイックミラー13の周辺部は波長によらず光束を反射するように構成されている。
つまり、ダイクロイックミラー13は、偏光合成素子100からの光束を蛍光体30に導くとともに、蛍光体30からの光束を、偏光合成素子100とは異なる方向に導く。
ダイクロイックミラー13の中心部は、偏光合成素子100からの光束のほとんどが入射可能な大きさをしている。このため、偏光合成素子100からの光束のほとんどはダイクロイックミラー13を透過して、コンデンサーレンズユニット20を介して蛍光体30へ入射する。
また、複数のLD光源10と偏光合成素子100は、複数のLD光源10の中心と偏光合成素子100の中心とが同一線上に位置するように設けられている。しかし、xy断面においてはダイクロイックミラー13の重心が、偏光合成素子100の重心からずれた位置に位置している。これは、ダイクロイックミラー13が、偏光合成素子100の2段目のセル及び3段目のセルからの光束を受光できるようにするためである。
なお、本実施例においてコンデンサーレンズユニット20は、ダイクロイックミラー13側から第1レンズ21、第2レンズ22の合計2枚のレンズで構成されている。
コンデンサーレンズユニット20を構成するレンズ枚数は蛍光体30への集光および蛍光体30からの光の取り込み効率の設定によって変わる。このため、コンデンサーレンズユニット20のレンズ枚数は1枚であってもよいし、3枚以上であってもよい。
蛍光体30は、LD光源10からの光束の一部をLD光源10からの光束と波長が異なる変換光束に変換するとともに、LD光源10からの光束と波長が同じ非変換光束と変換光束とを出射する波長変換素子である。
すなわち、蛍光体30からの光束はLD光源10からの光束と波長が同じ青色光束と、蛍光体30によって変換された緑色光束及び赤色光束である。蛍光体30からの光束はコンデンサーレンズユニット20によって発散光束から平行光へ変換されて、コンデンサーレンズユニット20を介してダイクロイックミラー13に入射する。
つまり、コンデンサーレンズユニット20は、ダイクロイックミラー13からの光束を蛍光体30に導くとともに、蛍光体30からの光束をダイクロイックミラー13に導く。
蛍光体30からの光束のうち、ダイクロイックミラー13の周辺部に入射した光束はダイクロイックミラー13で反射されて、後段の照明光学系に導かれる。
一方、蛍光体30からの光束のうち、ダイクロイックミラー13の中心部に入射した光束に含まれる青色光束はダイクロイックミラー13を透過するが、緑色光束及び赤色光束はダイクロイックミラー13で反射されて後段の照明光学系に導かれる。
〔第2実施例〕
図3を用いて、本発明の第2実施例で示す光源装置1の構成について説明する。
前述の第1実施例と本実施例との違いは、LD光源10からの光束がS偏光光ではなくP偏光光である点と、1/2波長板12が設けられている位置と、膜の構成である。
複数のLD光源10からの光束のうち、偏光合成素子100の1段目のセルに入射する光束B1(P)は、まず1/2波長板12によってP偏光光からS偏光光に変換されて、反射膜101で反射されて2段目のセルに入射する。
すなわち、本実施例においては、複数の偏光方向の光束を含む光束が出射する第1のセルとしての2段目のセルと隣接する第2のセルとしての1段目のセルと、1段目のLD光源との間に1/2波長板12が設けられている。
1段目のセルから2段目のセルに入射した光束はS偏光光であるために、偏光分離膜102で反射されて、偏光合成素子100から出射する。
次に、複数のLD光源10からの光束のうち、偏光合成素子100の2段目のセルに入射する光束B2(p)はP偏光光であるために偏光分離膜102を透過して、偏光合成素子100から出射する。
最後に、複数のLD光源10からの光束のうち、偏光合成素子100の3段目のセルに入射する光束B3(p)はP偏光光のまま、透過膜(透過手段)103へ入射する。透過膜103は偏光方向によらずに光束を透過させるように構成されている。このため、3段目のセルに入射する光束は透過膜103を透過して偏光合成素子100から出射する。
すなわち、本実施例においては、複数の光学素子内には、偏光分離手段と、反射手段と、透過手段とのうちいずれかが設けられている。
このように、本実施例によれば、偏光合成素子100から出射した複数の光束全体は偏光合成素子100に入射した複数の光束全体よりも細くなっていることがわかる。
これにより、より小型な光源装置及びこれを用いた照明装置、投射型表示装置を提供することができる。特に、前述の特許文献1の構成と比較してLD光源からの光束の進行方向に光学素子アレイをより小型にすることが可能となる。
なお、透過膜103は、少なくともLD光源10からの光束を透過する構成であれば、LD光源10からの光束と波長が異なる光束を反射させても良い。
また、図3に示すように、本実施例においては反射膜101で反射する光束がS偏光光であり、透過膜103を透過する光束がP偏光光である。一般にS偏光光は反射率が高く、P偏光光は透過率が高いために、本実施例で示す偏光合成素子100によって、光の利用効率を高めることが可能となる。
〔第3実施例〕
図4を用いて本発明の第4実施例で示す光源装置1の構成について説明する。
前述の実施例と本実施例との違いは、偏光合成素子100が合計4個のセルで構成されている点と、それに伴って1/2波長板12を複数設けている点である。なお、本実施例において、複数のLD光源10からの光束は全てS偏光光である。
最初に、複数のLD光源10からの光束のうち、偏光合成素子100の1段目のセルに向かう光束B1(s)は、まず1/2波長板12によってS偏光光からP偏光光に変換されて、反射膜101で反射されて2段目のセルに入射する。
1段目のセルから2段目のセルに入射した光束はP偏光光であるため、偏光分離膜102を透過して、3段目のセルに入射する。2段目のセルから3段目のセルに入射した光束は、反射膜101で反射されて3段目からP偏光光として偏光合成素子100から出射する。
次に、複数のLD光源10からの光束のうち、偏光合成素子100の2段目のセルに向かう光束B2(s)はS偏光光であるために、偏光分離膜102で反射されて3段目のセルに入射する。2段目のセルから3段目へ入射した光束は、反射膜101で反射されて、S偏光光として偏光合成素子100から出射する。
次に、複数のLD光源10からの光束のうち、偏光合成素子100の3段目のセルに向かう光束B3(s)は反射膜101で反射されて4段目のセルに入射する。3段目のセルから4段目のセルに入射した光束はS偏光光であるために、偏光分離膜102で反射されて、S偏光光として偏光合成素子100から出射する。
最後に、複数のLD光源10からの光束のうち、偏光合成素子100の4段目のセルに向かう光束B4(s)は、まず1/2波長板12によってS偏光光からP偏光光に変換される。この光束はP偏光光であるために、偏光分離膜102を透過して偏光合成素子100からP偏光光として出射する。
このように、本実施例においても、偏光合成素子100から出射した複数の光束全体は、偏光合成素子100に入射した複数の光束全体よりも細くなっていることがわかる。
より具体的には、偏光合成素子100に入射した複数の光束は4つのセル全てに入射しているが、偏光合成素子100から出射するときに、3段目のセル及び4段目のセルからのみとなっている。
これにより、より小型な光源装置及びこれを用いた照明装置、投射型表示装置を提供することができる。特に、前述の特許文献1の構成と比較してLD光源からの光束の進行方向に光学素子アレイをより小型にすることが可能となる。
〔第4実施例〕
図5を用いて本発明の第4実施例で示す光源装置1の構成について説明する。
前述の第3実施例と本実施例との違いは、1/2波長板12を設けている位置と、膜の構成である。
最初に、複数のLD光源10からの光束のうち、偏光合成素子100の1段目のセルに向かう光束B1(s)は反射膜101で反射されて2段目のセルに入射する。
1段目のセルから2段目のセルに入射した光束はS偏光光であるため、偏光分離膜102で反射されて、偏光合成素子100からS偏光光として出射する。
次に、複数のLD光源10からの光束のうち、偏光合成素子100の2段目のセルに向かう光束B2(s)は、まず1/2波長板12でS偏光光からP偏光光へ変換される。この光束はP偏光光であるために、偏光分離膜102を透過してP偏光光として偏光合成素子100から出射する。
次に、複数のLD光源10からの光束のうち、偏光合成素子100の3段目に向かう光束B3(s)は、前述のB2(s)と同様に、1/2波長板12及び偏光分離膜102を介して偏光合成素子100から出射する。
最後に、複数のLD光源からの光束のうち、偏光合成素子100の4段目のセルに向かう光束B4(s)は反射膜101で反射されて4段目のセルから3段目のセルに向かう。4段目のセルから3段目のセルに入射した光束はS偏光光であるために、偏光分離膜102で反射されて偏光合成素子100から出射する。
ここで、本実施例において偏光合成素子100の1段目と2段目のセルの構成は、3段目のセルと4段目のセルまでの構成と同様になっている。具体的には、偏光合成素子100は、複数のセルを4個以上かつ偶数個有する。さらに、複数のセルが配列されている方向と直交し、かつ、偏光合成素子100が有する複数のセルのうち偏光合成素子100の重心に最も近い2つの光学素子間(セル間)を通る断面を基準断面とする。このとき、偏光合成素子100が有する複数のセルの構成は、基準断面AAを対称面として対称である。
このように、本実施例においても、偏光合成素子100から出射した複数の光束全体は、偏光合成素子100に入射した複数の光束全体よりも細くなっていることがわかる。
より具体的には、偏光合成素子100に入射した複数の光束は4つのセル全てに入射しているが、偏光合成素子100から出射するときに、2段目のセル及び3段目のセルからのみとなっている。
これにより、より小型な光源装置及びこれを用いた照明装置、投射型表示装置を提供することができる。特に、前述の特許文献1の構成と比較してLD光源からの光束の進行方向に光学素子アレイをより小型にすることが可能となる。
〔第5実施例〕
図6を用いて本発明の第5実施例で示す光源装置1の構成について説明する。
前述の実施例と本実施例との違いは、偏光合成素子100が合計8個のセルで構成されている点と、それに伴って1/2波長板12を複数設けている点である。なお、本実施例において、複数のLD光源10からの光束は全てS偏光光である。
複数のLD光源10からの光束のうち、偏光合成素子100の各セルに入射する光束をそれぞれB1(s)、B2(s)、B3(s)、B4(s)、B5(s)、B6(s)、B7(s)、B8(s)とする。
B1(s)は1/2波長板12によってP偏光光へ変換されて、偏光合成素子100の1段目のセルに入射する。1段目のセルには反射膜101が設けられているため、1/2波長板12を介して1段目のセルに入射した光束は、反射膜101によって反射されて2段目のセルに入射する。
2段目のセルには偏光分離膜102が設けられており、1段目のセルから2段目のセルに入射する光束はP偏光光であるために偏光分離膜102を透過して3段目のセルに入射する。
3段目のセルには反射膜101が設けられているため、2段目のセルから3段目のセルに入射する光束は反射膜101で反射されてP偏光光B1(p)として偏光合成素子100から出射する。
B2(s)は1/2波長板12を介さずに2段目のセルに入射し、偏光分離膜102で反射されて3段目のセルに入射する。2段目のセルから3段目のセルに入射したB2(s)は3段目のセルに設けられている反射膜101で反射されて偏光合成素子100から出射する。
B3(s)もB2(s)と同様に1/2波長板12を介さずに3段目にセルに入射し、3段目のセルに設けられている反射膜101で反射されて4段目のセルに入射する。4段目のセルには偏光分離膜102が設けられているため、3段目のセルから4段目のセルに入射したB3(s)は偏光分離膜102で反射されて偏光合成素子100から出射する。
B4(s)はB1(s)と同様に1/2波長板12を介してP偏光光に変換されてから4段目のセルに入射し、偏光分離膜102を透過してP偏光光B4(p)として偏光合成素子100から出射する。
以上が、偏光合成素子100の1段目のセルから4段目のセルから出射する光束についての説明である。すなわち、本実施例によれば、偏光合成素子100の4段のセルに入射した光束が2段のセルから出射するように圧縮することが可能である。
ここで、本実施例において偏光合成素子100の5段目から8段目のセルの構成は、1段目のセルから4段目のセルまでの構成と同様になっている。具体的には、偏光合成素子100は、複数のセルを4個以上かつ偶数個有する。さらに、複数のセルが配列されている方向と直交し、かつ、偏光合成素子100が有する複数のセルのうち偏光合成素子100の重心に最も近い2つの光学素子間(セル間)を通る断面を基準断面とする。このとき、偏光合成素子100が有する複数のセルの構成は、基準断面AAを対称面として対称である。
このように、本実施例においては、偏光合成素子100の8段分のセルに入射した光束を、4段分のセルから出射するように圧縮することが可能となる。
なお、本実施例においては8段からなる光を4段へと圧縮する例について説明したが、必要な光源数に応じて、図6における1段目と2段目、あるいは7段目と8段目を省略したような6段からなる偏光合成素子100および複数のLD光源10としてもよい。
さらには、圧縮で得られる効果は薄れるが1段目から3段目、あるいは6段目から8段目を省略したような5段からなる偏光合成素子100および複数のLD光源10としてもよい。
さらには、これまで複数のLD光源10がy軸方向に並列し、複数の段からなる例について説明したが、y軸方向への段数を変化させずにそれと直交するx軸方向へとレーザ光源の個数を増やしてもよい。ただし、このような構成においては、x軸方向に光束を圧縮することはできない。
このように、本実施例によれば、偏光合成素子100から出射した複数の光束全体は偏光合成素子100に入射した複数の光束全体よりも細くなっていることがわかる。
これにより、より小型な光源装置及びこれを用いた照明装置、投射型表示装置を提供することができる。特に、前述の特許文献1の構成と比較してLD光源からの光束の進行方向に光学素子アレイをより小型にすることが可能となる。
〔第6実施例〕
図7を用いて、本発明の第6実施例で示す照明装置2の構成について説明する。
前述の第2実施例と本実施例との違いは、偏光合成素子100の3段目のセルの出射側に反射型偏光板16をさらに設けた点である。
偏光合成素子100の2段目のセルからS偏光光とP偏光光が出射するまでは、前述の第2実施例と同様である。
前述の第2実施例においては、複数のLD光源10から偏光合成素子100の3段目のセルへ入射した光束B3(p)はセルを通過してそのまま偏光合成素子100から出射した。しかし、本実施例において光束B3(p)は3段目のセルに入射し、透過膜103を透過したのちに、反射型偏光板16を透過して偏光合成素子100から出射する。なお、本実施例において反射型偏光板16は、P偏光光を透過させてS偏光光を反射するワイヤーグリッド偏光板である。
偏光合成素子100から出射した光束B1(s)、B2(p)、B3(p)は、ダイクロイックミラー13の中心部13aを透過し、コンデンサーレンズユニット20を介して蛍光体30へ導かれる。なお、中心部13aはLD光源10からの光束を透過させるとともに、LD光源10からの光束とは波長の異なる光束を反射する。
つまり、ダイクロイックミラー13は、偏光変換素子100からの光束を蛍光体30に導く特性の第1の領域としての中心部13aと、蛍光体30からの光束を偏光合成素子100とは異なる方向に導く特性の第2の領域としての周辺部13bを備える。
蛍光体30は、LD光源10からの光束の一部をLD光源10からの光束と波長が異なる変換光束に変換するとともに、LD光源10からの光束と波長が同じ非変換光束と変換光束とを出射する波長変換素子である。
さらに、蛍光体30からの光束は偏光方向が乱れた状態で蛍光体30から出射され、コンデンサーレンズ20を介してダイクロイックミラー13へ入射する。
蛍光体30からダイクロイックミラー13へ入射した光束のうち、周辺部13bに入射した光束は波長に依らず反射されて後段の光学系に導かれる。一方、中心部13aに入射した光束のうち、LD光源10からの光束と波長が異なる光束は中心部13bで反射されて、前述の周辺部13bに入射した光束と同世に後段の光学系に導かれる。
中心部13bに入射した光束のうち、LD光源10からの光束と波長が同じ光束B30(p)及びB30(s)は中心部13aを透過して偏光合成素子100へ向かう。B30(p)及びB30(s)のうち、偏光合成素子100の2段目のセルに入射する光束は偏光分離膜102で分離されてLD光源10へ戻る。
一方、B30(p)及びB30(s)のうち、偏光合成素子100の3段目へ向かう光束は反射型偏光板16に入射する。反射型偏光板16はP偏光光を透過させて、S偏光光を反射するため、反射型偏光板16に入射した光束のうち、B30(p)は反射型偏光板16及び透過膜103を透過してLD光源10へ戻る。
しかしながら、反射型偏光板16に入射した光束のうち、B30(s)は反射型偏光板16で反射されてダイクロイックミラー13及びコンデンサーレンズユニット20を介して蛍光体30へ戻り、再び変換光に変換される。
このように、本実施例においては蛍光体30からの非変換光の一部を再び蛍光体30へ導くことができるために、より光の利用効率の良い光源装置及びこれを用いた投射型表示装置を実現することが可能となる。
〔第7実施例〕
図8を用いて、本発明の第7実施例で示す照明装置2の構成について説明する。
前述の第7実施例と本実施例との違いは、偏光合成素子100と蛍光体30が一直線上に並んでいない点と、光路変換素子の構成である。
前述の第6実施例において、光路変換素子としてのダイクロイックミラー13の中心部13aは偏光合成素子100からの光束を透過して蛍光体30に導く特性を有している。一方、本実施例においては、光路変換素子としてのダイクロイックミラー60の中心部60aは偏光合成素子100からの光束を反射して蛍光体30に導く特性を有している。
複数のLD光源10及び偏光合成素子100の構成は、前述の第6実施例と同様である。偏光合成素子100の2段目及び3段目から出射した光束B1(s)、B2(p)、B3(p)はダイクロイックミラー60で反射され、コンデンサーレンズユニット20を介して蛍光体30に入射する。
蛍光体30からは、偏光合成素子100からの光束が波長変換された蛍光光RG30と、蛍光体30で波長変換されない非変換光B30とが射出される。
図8に示すように、ダイクロイックミラー60のコンデンサーレンズユニット20の光軸と直交する方向の寸法は、コンデンサーレンズユニット20の最大径よりも小さい。このため、蛍光体30からの蛍光光RG30及び非変換光B30のうち、ダイクロイックミラー30よりも外側を通る光束は不図示の照明光学系に導かれる。
一方、蛍光光RG30のうちダイクロイックミラー60に入射する光束は、ダイクロイックミラー60を透過して不図示の照明光学系に導かれる。
また、非変換光B30のうちダイクロイックミラー60に入射する光束は、ダイクロイックミラー60に反射されて偏光合成素子100へ導かれる。
蛍光体30からダイクロイックミラー60を介して偏光合成素子100へ戻る非変換光のうち、偏光合成素子100の3段目のセルへ向かう光束は、反射型偏光板16に入射する。
反射型偏光板16はP偏光光を透過させてS偏光光を反射するため、非変換光B30に含まれるP偏光光B30(p)は反射型偏光板16を透過して複数のLD光源10へ向かう。一方、S偏光光B30(s)は反射型偏光板16に反射されて再び蛍光体30へ入射する。
すなわち、本実施例によれば、蛍光体30からの非変換光の一部を再び蛍光体30に導くことができるため、光の利用効率を高めることが可能となる。さらに、光源へ戻る非変換光の量を減らすことができるため、熱の影響でLD光源の発光効率が低下することを抑制することが可能となる。
なお、図8に示すように、yz断面におけるダイクロイックミラー60の中心は、コンデンサーレンズユニット20の光軸と、偏光合成素子100の2段目と3段目のセルの境界線との交点に位置している。
また、図9に示すように、ダイクロイックミラー60は、偏光合成素子100からの光束を反射して蛍光体30へ導くとともに、蛍光光を透過させる特性を有する中心部60aを備える。さらに、蛍光体30からの光束を波長に依らずに透過させる特性を有する周辺部60bを備える。
なお、コンデンサーレンズユニット20からの光束の進行方向と直交する断面でのダイクロイックミラー60の長手方向において、ダイクロイックミラー60の寸法はコンデンサーレンズユニット20からの光束の径よりも大きい。さらに、コンデンサーレンズユニット20からの光束の進行方向と直交する断面において、中心部60aの面積は、偏光合成素子100からの光束が中心部60aを照明する領域の面積よりも大きい。
これにより、ダイクロイックミラー60は、偏光合成素子100からの光束を蛍光体30に導くとともに、蛍光体30からの光束を偏光合成素子100とは異なる方向に導くことができる。
〔第8実施例〕
前述の第1実施例から第7実施例では、光源装置1あるいは照明装置2の構成について説明したが、本実施例では図9を用いて前述の第3実施例で示す照明装置2を用いたプロジェクター2の構成について説明する。
本実施例で示すプロジェクター2は、光源装置1、照明光学系14、色分離合成系15、液晶パネル(光変調素子)40、投射レンズ50を備える。
光源装置1からの光束はP偏光光とS偏光光が混在した光束となっており、照明光学系14に含まれる偏光変換素子でP偏光光に揃えられて色分離合成系15に入射する。
なお、照明光学14は、光源装置1側から順に、第1のフライアイレンズ、第2のフライアイレンズ、偏光変換素子、コンデンサーレンズを備えている。
色分離合成系15に入射した光束は波長ごとに分解されて、各色光を変調するための液晶パネルに導かれる。液晶パネル40によって変調されて光束はPBSを介して合成プリズムで合成されて、投射レンズ50へ導かれる。
そして、投射レンズ50が不図示のスクリーンに画像を表示する。
なお、色分離合成系15は、ダイクロイックミラー、複数の偏光ビームスプリッター、合成プリズムを備えており、液晶パネル40は合計3枚設けられている。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はこれらの実施の形態に限定されず、その要旨の範囲内で様々な変形及び変更が可能である。
〔他の実施形態〕
前述した実施例では、1/2波長板12を透過させることで偏光合成素子100へ入射する光束の偏光を異ならせる構成を例示した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、1/2波長板12を使用する代わりにLD光源をz軸が回転軸となるように配置方向を90度回転させることで、LD光源から出力される偏光方向を回転させてもよい。あるいは異なる偏光を射出するLD光源を用いてもよい。
すなわち、複数のLD光源10のうち、第1のセルに入射する光束を出射するLD光源を第1の固体光源とし、第2のセルに入射する光束を出射するLD光源を第2の固体光源とする。このとき、第1のLD光源からの光束の偏光方向と、第2のLD光源からの光束の偏光方向とが互いに異なる構成であってもよい。
また、前述した実施例ではLD光源とセルとの間に1/2波長板を設ける構成を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、セルとセルとの間に1/2波長板を設ける構成であってもよい。
また、前述した実施例においては、LD光源を2次元的に配置してもよい。言い換えれば、複数のLD光源は、複数のセルが配列されている方向と、複数のセルが配列されている方向及び偏光合成素子10から出射する光束の進行方向に直交する方向とに配列されていてもよい。
また、前述した実施例においては、LD光源とセルとが同数設けられている構成を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、光学素子アレイを固定するためにセルがLD光源よりも多く設けられている構成などであってもよい。
10 レーザーダイオード(固体光源)
100 偏光合成素子(光学素子アレイ)
101 反射膜(反射手段)
102 偏光分離膜(偏光分離手段)

Claims (14)

  1. 複数の固体光源と、
    複数の光学素子を有し、前記複数の固体光源からの光束を圧縮する光学素子アレイと、を備え、
    前記複数の光学素子は、内部に偏光分離手段を有する第1の光学素子と、内部に反射手段を有する第2の光学素子と、を含み、
    前記反射手段は、前記第2の光学素子に入射した光束を前記第1の光学素子に導くように設けられており、
    前記複数の光学素子のそれぞれが前記複数の固体光源からの複数の光束の各々を受光する、
    ことを特徴とする光源装置。
  2. 前記光学素子アレイは前記光学素子アレイから出射する光束が前記複数の光学素子のうち隣接した光学素子から出射する光束となるように構成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
  3. 前記複数の固体光源からの光束のうち、前記第1の光学素子に入射する光束の偏光方向と、前記複数の固体光源からの光束のうち、前記第2の光学素子に入射する光束の偏光方向とが互いに異なる、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の光源装置。
  4. 前記複数の固体光源からの複数の光束の偏光方向は互いに同じであって、
    前記複数の固体光源のうち、前記第1の光学素子に入射する光束を出射する固体光源を第1の固体光源とし、前記第2の光学素子に入射する光束を出射する固体光源を第2の固体光源とするとき、
    前記第1の固体光源と前記第1の光学素子との間、あるいは、前記第2の固体光源と前記第2の光学素子との間に1/2波長板をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項3に記載の光源装置。
  5. 前記複数の固体光源のうち、前記第1の光学素子に入射する光束を出射する固体光源を第1の固体光源とし、前記第2の光学素子に入射する光束を出射する固体光源を第2の固体光源とするとき、
    前記第1の固体光源からの光束の偏光方向と、前記第2の固体光源からの光束の偏光方向とが互いに異なる、
    ことを特徴とする請求項3に記載の光源装置。
  6. 前記第1の光学素子あるいは前記第2の光学素子に隣接する第3の光学素子をさらに備え、
    前記複数の固体光源からの光束のうち、前記第3の光学素子に入射する光束の偏光方向は、前記第3の光学素子に隣接する光学素子に入射する光束の偏光方向と等しい、
    ことを特徴とする請求項3に記載の光源装置。
  7. 前記第1の光学素子と、前記第2の光学素子と、前記第3の光学素子とを光学素子ユニットとするとき、前記光学素子アレイは前記光学素子ユニットを複数個有しており、
    前記複数の光学素子が配列されている方向と直交し、かつ、前記光学素子アレイが有する前記複数の光学素子のうち前記光学素子アレイの重心に最も近い2つの光学素子間を通る断面を基準断面とするとき、
    前記光学素子アレイが有する前記複数の光学素子の構成は、前記基準断面を対称面として対称である、
    ことを特徴とする請求項6に記載の光源装置。
  8. 前記光学素子アレイは、前記複数の光学素子を4個以上かつ偶数個有し、
    前記複数の光学素子が配列されている方向と直交し、かつ、前記光学素子アレイが有する前記複数の光学素子のうち前記光学素子アレイの重心に最も近い2つの光学素子間を通る断面を基準断面とするとき、
    前記光学素子アレイが有する前記複数の光学素子の構成は、前記基準断面を対称面として対称である、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の光源装置。
  9. 前記第1の光学素子と前記第2の光学素子との間に1/2波長板をさらに備え、
    前記複数の固体光源からの光束のうち、前記第1の光学素子に入射する光束の偏光方向と、前記複数の固体光源からの光束のうち、前記第2の光学素子に入射する光束の偏光方向とが互いに同じである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
  10. 前記複数の固体光源は、前記複数の光学素子が配列されている方向と、前記複数の光学素子が配列されている方向及び前記光学素子アレイから出射する光束の進行方向に直交する方向とに配列されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の光源装置。
  11. 請求項1乃至10のいずれか1項に記載の光源装置と、
    前記光学素子からの光束を波長の異なる変換光に変換するとともに、前記変換光と、前記光学素子からの光束と波長が同じ非変換光とを射出する波長変換素子と、
    前記光学素子からの光束を前記波長変換素子に導くとともに、前記波長変換素子からの光束を、前記光学素子とは異なる方向に導く光路変換素子と、を備える、
    ことを特徴とする照明装置。
  12. 前記光路変換素子は前記光学素子からの光束を前記波長変換素子に導く特性の第1の領域と、前記前記波長変換素子からの光束を前記光学素子とは異なる方向に導く特性の第2の領域と、を備える、
    ことを特徴とする請求項11に記載の照明装置。
  13. 前記第1の領域は前記光学素子からの光束を反射して前記波長変換素子に導くとともに、前記変換光を透過させる特性を有し、
    前記第2の領域は前記波長変換素子からの光束を波長に依らず透過させる特性を有する、
    ことを特徴とする請求項12に記載の照明装置。
  14. 請求項11乃至13のいずれか1項に記載の照明装置と、
    光変調素子と、
    前記光源装置からの光束を受光する照明光学系と、
    前記照明光学系からの光束を前記光変調素子に導くとともに、前記光変調素子からの光束を合成する色分離合成系と、を備える、
    ことを特徴とする投射型表示装置。
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