JP2017015300A - 断熱開口部の結露防止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】断熱開口部の屋外側面部と開口部の開閉をする戸体の屋内側面部との両面部間のあいだに、両面部間に形成される隙間を閉塞するためのシール材およびその周辺部位が結露しない冷凍倉庫等を提供する。
【解決手段】シール材12は、樹脂製のシール材保持部10を介して面部に設けられるものとし、シール材保持部10は、凹陥状のヒーター保持溝10aが中央部に形成され、シール材の基部を保持するシール材保持溝10bがヒーター保持溝10aを挟んだ両側に形成される一方、ヒーター保持溝10aに内嵌される断面凵字形をした金属製のヒーター保持材13に電熱ヒーター11が組込まれ、該電熱ヒーター11からの放熱により結露防止をするようにした。
【選択図】図4

Description

本発明は、冷凍倉庫や冷蔵倉庫等の倉庫の出入り口である断熱開口部の結露防止装置の技術分野に関するものである。
一般に、冷蔵庫や冷凍庫のなかには業務用として倉庫形式にした大型の断熱倉庫があるが、このような断熱倉庫の出入り口である断熱開口部は、引き戸や開き戸のような戸体で開閉するようにしている。この場合に、断熱開口部を戸体で閉めたとき、断熱性を備えたものとして冷気が倉庫外に逃げないように対処することが要求される。例えば戸体が引き戸である場合、該戸体は、開閉移動を円滑にするため戸体の屋内側面と躯体の屋外側面とのあいだに隙間を設ける必要があり、この構成を断熱倉庫に採用した場合、戸体を閉めたとしても、戸枠部分と開口部との互いに対向する面部間のあいだの隙間から冷気が逃げてしまうという問題がある。そこで開口部の屋外側面部に開口部枠(化粧枠)を設け、戸体の屋内側面部に、先端部が開口部枠に当接するシール材を設けて、戸体を閉めたとき、両面部間の隙間を封止するようにして戸体の開閉移動の円滑性を可及的に妨げないようにしながら冷気が外に逃げないようにすることが試みられている。
このようなものにおいて、内外温度差によりシール材とその周辺部が結露することがあり、これが凍結すると、戸体の開閉作動に支障をきたすことになり、そこでシール材の保持部に電熱ヒーターを設けて凍結防止をするようにしたものが知られている(例えば特許文献1、2参照)。ところがこれらのものは、樹脂材で形成したシール材保持部に電熱ヒーター収容部を形成し、ここに電熱ヒーターを収容しているため、電熱ヒーターが直接樹脂製シール材保持部に接触することになり、この結果、電熱ヒーターの熱を直接受けて樹脂製シール材保持部の劣化が促進されてしまうだけでなく、シール材保持部が樹脂製であるが故に熱伝導率が悪く、電熱ヒーターの熱が結露部に効率よく届きづらく高い結露防止機能を発揮できないという問題がある。
そこで電熱ヒーターで結露防止をする場合には、アルミニウムのような金属材料でシール材保持部を形成し、該金属製シール材保持部に電熱ヒーター収容部を形成したものとして前記従来例のものが有する欠点を回避したものが知られている(例えば特許文献3の段落番号「0017」参照)。
特開平8−94233号公報 実公平7−870号公報 特開2001−304750号公報
ところがシール材保持部を金属製とし、ここに電熱ヒーターを収容できるようにした場合、外部に露出するシール材保持部自体が熱伝導率が良い金属製であるが故に、外部に露出する部位から外部への放熱が多くなってエネルギー効率が悪いという問題があり、ここに本発明の解決すべき課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、冷凍倉庫等の断熱開口部の屋外側面部と該開口部の開閉をする戸体の屋内側面部との両面部間のあいだに、該両面部間に形成される隙間を閉塞するためのシール材を設けるにあたり、該シール材は、両面部の何れか一方に取付けられるシール材保持部を介して設けられるものとし、該シール材保持部は、樹脂材からなり、凹陥状のヒーター保持溝が中央部に形成され、シール材の基部を保持するシール材保持溝がヒーター保持溝を挟んだ両側に形成される一方、ヒーター保持溝に内嵌される断面凵字形をした金属製のヒーター保持材に結露防止用の電熱ヒーターが組込まれていることを特徴とする断熱開口部の結露防止装置である。
請求項2の発明は、断面凵字形をしたヒーター保持材の開口を覆蓋する金属製の蓋体と、ヒーター保持溝を挟んで両側に取付けられるシール材と、該シール材の先端が当接する両面部のうちの何れか一方の面部とにより結露防止空間が囲撓形成されていることを特徴とする請求項1記載の断熱開口部の結露防止装置である。
請求項3の発明は、ヒーター保持材に組込まれる電熱ヒーターは余剰部をもってシートに被覆されるものとし、シール材保持部は、シートの余剰部、ヒーター保持材の底部およびシール材保持部の底部の順に通したビスによって前記両面部のうちの何れか一方の面部に取付け固定されるものであることを特徴とする請求項1または2記載の断熱開口部の結露防止装置である。
請求項4の発明は、電熱ヒーターは、電源コードに接続されて電源供給されるものであり、ヒーター保持材には、電源コードから引き回された延長コードに接続のサーモスタットが内装されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1記載の断熱開口部の結露防止装置である。
請求項1の発明とすることにより、電熱ヒーターが直接樹脂製のシール材保持部に接触することがないので、シール材保持部の劣化促進が低減されながら、シール材保持部に金属製のヒーター保持材が内嵌されることになる結果、ヒーター保持材から直接外部への放熱が防止される一方で、効率の良い放熱ができることになる。
請求項2の発明とすることにより、ヒーター保持材の開口を覆蓋する蓋体が金属製であるため、該蓋体、両側のシール材、該シール材の先端が当接する両面部のうちの何れか一方の面部により囲撓形成された結露防止空間への電熱ヒーターからの放熱が効率よく行われることになって高度の結露防止機能が発揮できることになる。
請求項3の発明とすることにより、シール材保持部を取付け固定するためのビスが、電熱ヒーター、ヒーター保持材を固定する部材に兼用できることになって、部品の低減と共に組み込み作業の簡略化が図れることになる。
請求項4の発明とすることにより、電熱ヒーターの温度管理がヒーター保持材を利用して簡単にできることになって、効率の良い結露防止ができることになる。
(A)(B)(C)は躯体開口部の正面図、横断面図、縦断面図である。 (A)(B)は躯体開口部の閉鎖状態を示す拡大横断面図、開放状態を示す拡大横断面図である。 (A)(B)は躯体開口部の開口部枠がある部位の拡大縦断面図、ない部位の拡大縦断面図である。 (A)(B)(C)は上枠部位の拡大縦断面図、縦枠部位の拡大横断面図、ヒーター保持材を取り除いた状態の縦枠部位の拡大横断面図である。 第二の実施の形態を示す躯体開口部の閉鎖状態を示す拡大横断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図面において、1は冷蔵または冷凍倉庫等の倉庫の壁体(壁)であって、該壁体1は断熱性がある素材を用いて構築されているが、壁体1に形成される開口部には両引き式引き戸の戸体2が左右方向開閉移動自在となるよう開口部上縁部に設けたガイドレール3に戸体2の上端縁に設けた走行ローラ4が転動自在に支承されている。そして戸体2は、本実施の形態では電動モータ5の正逆駆動により開口部の開閉ができるようになっていること等は何れも従来通りである。勿論、戸体2の開閉移動は電動式でなく手動式であってもよい。尚、戸体2の戸先側端には、左右の戸体2同士が閉鎖したときに互いに弾性変形する状態で当接して密閉するシール材2aが設けられている。
6は開口部屋外側面部1aの左右両側および上側に取付けられる三方の開口部枠(化粧枠)であって、該開口部枠6は、屋外側面部1aに当接してボルト7を介して壁体1に固定される第一枠材6aと、該第一枠材6aに屋外側から外嵌し、側面がビス7aを介して第一枠材6aに固定される第二枠材6bとで構成されるが、第一、第二枠材6a、6b内の空間には発泡硬質ポリ塩化ビニルや発泡硬質ポリウレタン等の発泡樹脂材からなる断熱材8が充填されていて断熱性を確保するようになっている。
また壁体1の左右両側および上側の開口端縁には端板9が空間を有するようにして設けられ、該空間には同じく断熱材(前記開口枠6に充填された断熱材と同質材であっても異質材であってもよい。)9aが充填されていて断熱性を確保するようになっている。
10は戸体2の屋内側面2bの戸尻側位置に取付けられるシール材保持部であって、該シール材保持部10は、戸体2が全閉したときに開口部枠6の屋外側面(第二枠材6bの屋外側面)に対向する位置(戸体2の上端側部位と戸尻側部位)に取付けられている。シール材保持部10は、ポリ塩化ビニル(PVC)等の可撓性を有する樹脂材によって形成されたものであるが、本実施の形態では長方体形状をし、屋内側面部10dの中央部位が凹陥状になっていて電熱ヒーター11を取付けるためのヒーター保持溝10aが形成され、該ヒーター保持溝10aを間に挟んだ両側面部には、シール材12の基部12aを無理嵌め嵌合して保持する蟻溝状のシール材保持溝10bが形成されるが、シール材保持溝10bは、倉庫内の設定温度(例えば0℃、−10℃、−50℃等)によって保持されるシール材12の数を調整することができるよう、本実施の形態ではヒーター保持溝10aを中央に挟む状態で両側に一対ずつ、都合4つが形成されている。
前記シール材12は、ポリ塩化ビニル(PVC)等の可撓性を有する高分子樹脂材によって形成され、前述したようにシール材保持溝10bに嵌合係止する基部12aと、該基部12aから平板状に延出したシール部12bとによって構成されているが、後述するようにシール材保持部10をビス10cを介して戸体2に取り付けた状態で戸体2を全閉したときに、シール部12bは、戸尻側に湾曲する状態で先端が開口部枠6の屋外側面部6cに当接して封止するようになっている。
前記ヒーター保持溝10aにはアルミニウム等の金属製で、屋内側が開口した断面略凵字形のヒーター保持材13が内嵌取り付けされ、該ヒーター保持材13に電熱ヒーター11が内装されるが、本実施の形態では、ヒーター保持材13の開口部端がシール材保持部10の屋内側面部10dよりも僅かに屋内側に突出し、該突出部位に開口部を覆蓋するべくステンレス等の金属素材からなる蓋体13aを係脱自在に係止するための係止部13bが形成されている。電熱ヒーター11は、一本状のものを折返した一対が不燃のシート14によって対向間隔を存する状態で被覆されたものをヒーター保持材13に組み込むことになるが、本実施の形態では都合4本の電熱ヒーター11を組み込むものであるため、最初の一対の電熱ヒーター11は、ヒーター保持材13の底部コーナー位置に位置する対向間隔を有する状態でシート14に被覆され、該シート14の電熱ヒーター11間の間隙部位は余剰部14aとなってヒーター保持材13の底部に積層する状態となり、次の一対の電熱ヒーター11は、前記最初に被覆された電熱ヒーター11に対して開口側に位置するよう対向間隔を存してシート14に被覆されるが、この場合のシート14の電熱ヒーター11間の間隙部位は次の余剰部14aとなって、前記積層した最初のシート余剰部14aに積層される設定になっている。
尚、シート14による電熱ヒーター11の被覆は、ヒーター保持材13内全長に亘って行ってもよいが、点在するビス10cの螺入部位周辺のみを行ってもよいものである。
因みに電熱ヒーター11は、戸体2の上端部、戸尻側端部だけでなく、戸先側端部、下端部を含めた四周に亘って連続する状態(直列接続される状態)で設けられているが、本実施の形態では戸先側端部および下端部の電熱ヒーターについての図示は省略している。
そしてシール材保持部10は、ヒーター保持溝10aにヒーター保持材13が組み込まれ、該ヒーター保持材13にシート14に被覆された電熱ヒーター11が組込まれた状態で戸体2の屋内側面部2bに当てがい、シート余剰部14a、ヒーター保持材13の底部、ヒーター保持溝10aの底部を通したビス10cを戸体2に螺入緊締することで戸体2に取付けられるようになっており、このようにすることで、電熱ヒーター11のヒーター保持材13への組み込み固定と、ヒーター保持材13のシール材保持部10への固定と、シール材保持部10の戸体2への取り付け固定とを同時的に行うことができるようになっている。
そしてこのようにして電熱ヒーター11、ヒーター保持材13、シール材保持部10の取り付け固定をした後、前記蓋体13aを係止部13bに係止することで電熱ヒーター11が組込まれたシール材保持部10の組込みが完了し、戸体2を全閉したときに、蓋体13aと、これを挟む両側のシール材12と、シール材12の先端が当接する開口部枠6の屋外側面6cとによって囲撓される空間が結露防止空間Sとして形成されるようになっている。
また15はサーモスタットであって、該サーモスタット15は、電熱ヒーター11及び電動モータ5に電源供給するための電源コード16から直列接続される状態で引き回された延長コード(図示せず)に接続されたものであり、このように接続されたサーモスタット15をヒーター保持材13内に収容することで、ヒーター保持材13内の温度コントロールができるよう電源のオン−オフをするものである。
一方、前記開口部枠6のシール材当接面、本実施の形態では第二枠材6bの屋外側面6cには、少なくともシール材12の先端が当接する範囲(本実施の形態では全幅)に線状の凹凸面6dが施されており、これにより戸体2が移動する際に、屋外側面6cとシール材12の先端部とのあいだの摺動抵抗を軽減して軽快な扉体2の開閉作動ができるように配慮している。
叙述の如く構成された本実施の形態において、戸体2の開閉により断熱倉庫への出入りと開口部の閉鎖とができることになるが、戸体2が閉鎖している状態では、壁体1の開口部屋外側面部1aと戸体2の屋内側面部2bとのあいだの隙間は、壁体1に取り付けられた開口部枠6と、戸体2に取り付けられたシール材保持部10と、該シール材保持部10に設けられ、先端が開口部枠6に当接するシール材12によって封止されることで気密性が維持されることになるが、シール材保持部10には、シール材12にあいだを挟まれる状態で電熱ヒーター11が設けられ、該電熱ヒーター11からの放熱によりシール材12およびその周辺部位の結露を防止することになる。
この場合に、電熱ヒーター11は、金属製のヒーター保持材13に組み込まれることになって、樹脂製のシール材保持部10に直接接触することがなく間接的なものになるので、電熱ヒーター11によるシール材保持部10の劣化促進が低減されながら、金属製のヒーター保持材13は樹脂製のシール材保持部10に保持された状態になって直接壁体1内及び外部に露出することがなく、この結果、ヒーター保持材13からの直接的な外部への放熱が防止されることになって熱効率に優れた結露防止ができることになる。
しかもこのものでは、ヒーター保持材13の開口を覆蓋する蓋体13aと、シール材12と、開口部枠屋外側面部6cとで結露防止空間Sが囲撓形成され、しかも該結露防止空間Sには、熱伝導率が良い金属製のヒーター保持材13の開口を覆蓋する同じく熱伝導率の良い金属製の蓋体13aが直接臨む状態となっているから、結露防止空間Sへは、電熱ヒーター11からの熱が効率よく伝達されることになって、より優れた結露防止が達成できることになる。
またこのものでは、ヒーター保持材13に組込まれる電熱ヒーター11は余剰部14aをもってシート14に被覆されることになり、そしてシール材保持部10は、このシート余剰部14a、ヒーター保持材13の底部、そしてシール材保持部10の底部の順に通したビス10cによって戸体2の屋内側面部2bに取付け固定されるため、このビス10cにより、電熱ヒーター11のヒーター保持材13への固定、ヒーター保持材13のシール材保持部10への固定、そしてシール材保持部10の戸体2への固定ができることになり、取付け固定作業の兼用化が図れ、組み付け作業の作業性が向上するだけでなく、戸体2の開閉時に発生する振動や衝撃により不用意に電熱ヒーター11が動いて断線する等の不具合発生も防止することができる。
しかも本実施の形態のように、ヒーター保持材13に収容される電熱ヒーター11が4本である場合に、2本ずつの電熱ヒーター11が間隙を存する状態でシート14に被覆され、そしてこの間隙部位のシート14がビス10cの通る余剰部14aとなるため、電熱ヒーター11の均等分割配置ができると共に、電熱ヒーター11がビス10cの螺入作業の邪魔になることを回避できることになる。
しかも本実施の形態のように、電熱ヒーター11を被覆するシート14が2枚(複数枚)ある場合、該2枚のシート14の余剰部14aが、ヒーター保持材13の底部に順次積層された状態になり、ここにビス10cが通されるものであるから、電熱ヒーター11がビス10cの螺入作業の邪魔になることを回避できながら、多数本の電熱ヒーター11のヒーター保持材13への取り付け固定が簡単にできることになる。
また電熱ヒーター11は、電源コード16に接続されて電源供給されることになるが、この場合において、ヒーター保持材13には、電源コード16から引き回された延長コードに接続のサーモスタット15が内装されている結果、前記結露防止をするための熱のコントロールが、熱伝導率の低い樹脂材からなるシール材保持部10によって囲撓されたヒーター保持材13内でできることになって、より効率の良い結露防止ができることになる。
尚、本発明は前記実施の形態に限定されるものでないことは勿論であって、両引き式でなく、片引き式の戸体であっても実施することができる。さらに庫内温度が変更されて電熱ヒーターが不要になった場合には、図4(C)に示す如く電熱ヒーター11も含めてヒーター保持部材13全体を除去したものとすることが容易にできる。またこの逆に、電熱ヒーターのない状態から電熱ヒーターがあるものへの変更も容易にできる。
また図5に示す第二の実施の形態のように、開口部枠6の屋外側面部6cにシール材保持部10を設けてもよく、この場合に、シール材12の先端部は、戸体2の屋内側面部2bに当接することになり、このようにしたとき、戸体2を開閉する過程で縦枠側に設けたシール材12の先端部が戸体2に当接し続けることになって開閉抵抗の軽減がなされなくなる。そこでこれを回避するため、扉体2を閉鎖したときにシール材12の先端部が当接する部位を屋内側に突出した構造にしておくか、戸体2が全閉姿勢から開放するときに、屋外側に僅かに移動する構成にしてシール材12の先端が戸体2から離間する構成にしておけば問題になることはない。
本発明は、冷凍倉庫や冷蔵倉庫等の断熱開口部における結露防止装置として利用することができる。
1 躯体
1a 屋外側面部
2 戸体
2b 屋内側面部
6 開口部枠
6c 屋外側面部
10 シール材保持部
10a ヒーター保持溝
10b シール材保持溝
10d 屋内側面部
11 電熱ヒーター
12 シール材
12a 基部
12b シール部
13 ヒーター保持材
13a 蓋体
14 シート
14a 余剰部
15 サーモスタット
16 電源コード
S 結露防止空間

Claims (4)

  1. 冷凍倉庫等の断熱開口部の屋外側面部と該開口部の開閉をする戸体の屋内側面部との両面部間のあいだに、該両面部間に形成される隙間を閉塞するためのシール材を設けるにあたり、該シール材は、両面部の何れか一方に取付けられるシール材保持部を介して設けられるものとし、該シール材保持部は、樹脂材からなり、凹陥状のヒーター保持溝が中央部に形成され、シール材の基部を保持するシール材保持溝がヒーター保持溝を挟んだ両側に形成される一方、ヒーター保持溝に内嵌される断面凵字形をした金属製のヒーター保持材に結露防止用の電熱ヒーターが組込まれていることを特徴とする断熱開口部の結露防止装置。
  2. 断面凵字形をしたヒーター保持材の開口を覆蓋する金属製の蓋体と、ヒーター保持溝を挟んで両側に取付けられるシール材と、該シール材の先端が当接する両面部のうちの何れか一方の面部とにより結露防止空間が囲撓形成されていることを特徴とする請求項1記載の断熱開口部の結露防止装置。
  3. ヒーター保持材に組込まれる電熱ヒーターは余剰部をもってシートに被覆されるものとし、シール材保持部は、シートの余剰部、ヒーター保持材の底部およびシール材保持部の底部の順に通したビスによって前記両面部のうちの何れか一方の面部に取付け固定されるものであることを特徴とする請求項1または2記載の断熱開口部の結露防止装置。
  4. 電熱ヒーターは、電源コードに接続されて電源供給されるものであり、ヒーター保持材には、電源コードから引き回された延長コードに接続のサーモスタットが内装されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1記載の断熱開口部の結露防止装置。
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