JP2017015284A - 空冷ヒートポンプおよび熱供給設備 - Google Patents

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義信 藤田
Yoshinobu Fujita
義信 藤田
陽介 北村
Yosuke Kitamura
陽介 北村
毅 野間
Takeshi Noma
毅 野間
佐智雄 友納
Sachio Tomono
佐智雄 友納
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Abstract

【課題】導入コストおよびランニングコストの増加を抑制でき、かつ熱効率を安定させることができる空冷ヒートポンプおよび熱供給設備を提供する。
【解決手段】空冷ヒートポンプ10は、熱交換器13を持つ。熱交換器13は、外気と熱交換するように構成される。熱交換器13は、熱保持体2を通過した外気と熱交換を行う。外気導入ファン4を駆動し、矢印Aで示すように、外気を外気通流路20内に導入し、土壌2と熱交換を行う。土壌2の温度は、外気温と比較して、年間を通じて変動が小さくなっている。夏季等の外気温が高い時期には、外気を外気よりも低温な土壌2内に形成された外気通流路20内に導入することで、導入された外気の温度を低下させることができる。また、冬季等の外気温が低い時期には、外気を外気よりも高温な土壌2内に形成された外気通流路20内に導入することで、導入された外気の温度を上昇させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、空冷ヒートポンプおよび熱供給設備に関する。
土壌等の熱保持体内に熱媒流体用の配管を敷設して熱交換を行う熱源システムがある。前記熱源システムにおいては、熱保持体内への配管の敷設に伴って、導入コストが増加する場合があった。また、配管内の熱媒流体を搬送するためのポンプ動力が必要となる。
また、外気を熱源とする空冷ヒートポンプがある。空冷ヒートポンプは、外気温によって熱交換の効率が変動し、熱効率が低下する場合があった。
特開2014−228238号公報
本発明が解決しようとする課題は、導入コストおよびランニングコストの増加を抑制でき、かつ熱効率を安定させることができる空冷ヒートポンプおよび熱供給設備を提供することである。
実施形態の空冷ヒートポンプは、熱交換器を持つ。熱交換器は、空気と熱交換するように構成される。熱交換器は、熱保持体を通過した空気と熱交換を行う。
第1の実施形態の熱供給設備の構成を示す部分断面図。 第1の実施形態の第1の変形例の熱供給設備の構成を示す部分断面図。 第1の実施形態の第2の変形例の熱供給設備の構成を示す部分断面図。 第2の実施形態の熱供給設備の平面図。 第2の実施形態の熱供給設備の構成を示す部分断面図。
以下、実施形態の空冷ヒートポンプおよび熱供給設備を、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態の熱供給設備の構成を示す部分断面図である。
図1に示すように、第1の実施形態の熱供給設備1は、複数の空冷ヒートポンプ10(以下、単に「ヒートポンプ10」という。)と、土壌2内に形成された外気通流路20と、を備えている。
外気通流路20は、土壌2内、すなわち地中に形成され、空気が通流する。外気通流路20は、土壌2を平面視矩形状に掘削することで形成された地下溝3に設けられている。地下溝3は、水平方向に沿って平坦に形成された底部3aと、上下方向に沿って平坦に形成された側壁部3bと、上部開口を閉塞するように配置された基礎5と、により囲まれている。基礎5は、例えば鉄板や鉄筋コンクリート等により板状に形成された部材である。基礎5の上面は、水平方向に沿うように設けられている。土壌2は、外気と比較して優れた断熱性と蓄熱性とを有しており、熱保持体として機能する。このため、土壌2の温度は、外気温と比較して、年間を通じて変動が小さくなっている。
複数のヒートポンプ10は、間隔をあけて土壌2の外側、すなわち地上に並んで配置されている。具体的に、複数のヒートポンプ10は、基礎5上において等間隔で一列に配置されている。ヒートポンプ10は、冷水または温水を生成し、例えば屋内に設置された図示しない水熱交換器に通水して屋内を冷暖房するのに用いられる。ヒートポンプ10は、略下半分に設けられた機械部11と、機械部11の上部に設けられた熱交換部13と、を有している。隣り合うヒートポンプ10同士の間の空間は、熱交換部13の内部に取り込まれる空気が通流する通気空間Sとなっている(詳細は後述)。ヒートポンプ10は、上下方向から見て矩形状に形成されている。以下の説明では、ヒートポンプ10が等間隔で配置された方向を並設方向という。また、並設方向および上下方向に直交する方向を奥行方向という。
熱交換部13は、奥行方向から見て、上方から下方に向かって並設方向における寸法が漸次小さくなるように形成されている。熱交換部13は、一対の熱交換器15と、天板部14と、送風機17と、を有している。熱交換器15は、複数の放熱板を備えている。熱交換器15は、空気と熱交換するように構成されている。一対の熱交換器15は、熱交換部13における並設方向の両側に配置されている。熱交換器15は、通気空間Sに面するように配置されている。熱交換器15は、上下方向に対して、下方に向かって傾斜するように配置されている。すなわち熱交換器15は、後述する開口部6に向かって傾斜するように配置されている。天板部14は、ヒートポンプ10の筐体の一部であって、熱交換部13の上部に配置されている。天板部14には、円筒状の吹出口14aが設けられている。送風機17は、天板部14の吹出口14a内に配置されている。送風機17は、吹出口14a内に配置されたプロペラファン(不図示)と、このプロペラファンを回転させるファンモータ(不図示)と、を備えている。
熱交換部13は、送風機17により内部が負圧にされることで、熱交換器15を通して空気を取り込む。この際、熱交換部13は、熱交換器15において空気と熱交換を行う。熱交換部13の内部に取り込まれた空気は、送風機17により上方に向かって外部へ排出される。
機械部11は、奥行方向から見て、下方から上方に向かって並設方向における寸法が漸次大きくなるように形成されている。機械部11の上端部は、奥行方向から見て、熱交換部13の下端部と同等の幅になっている。機械部11の下端部は、奥行方向から見て、熱交換部13の天板部14と同等の幅となっている。これにより、ヒートポンプ10は、奥行方向から見て、上下方向の中間部分がくびれた形状に形成されている。機械部11は、筐体12内に、冷凍サイクルユニットや電装部品等を備えている。
通気空間Sの周囲には、通気空間Sを覆う壁部30が配置されている。壁部30は、通気空間Sの奥行方向の両側に配置された一対の側壁31と、通気空間Sの上方に配置された天壁32と、を有する。なお、図1では、通気空間Sの奥行方向の両側に配置された一対の側壁31のうち、紙面手前側の側壁31のみを図示するとともに、紙面手前側の側壁31を2点鎖線で示している。
各側壁31は、奥行方向から見て矩形状に形成されている。各側壁31は、奥行方向に直交する面方向に沿って延びている。各側壁31は、奥行方向から見て、通気空間Sよりも並設方向に広くなるように形成されている。各側壁31の上端縁の位置は、ヒートポンプ10の天板部14の位置と一致している。各側壁31は、ヒートポンプ10の奥行方向に面する側面10aに沿うように配置され、隣り合うヒートポンプ10の側面10a同士を接続している。
天壁32は、上下方向から見て矩形状に形成されている。天壁32は、並設方向および奥行方向に沿って延びている。天壁32は、上下方向から見て、通気空間Sよりも並設方向に広くなるように形成されている。天壁32の奥行方向における寸法は、ヒートポンプ10の奥行方向における寸法と同等となっている。天壁32は、ヒートポンプ10の天板部14に沿うように配置され、隣り合うヒートポンプ10の天板部14同士を接続している。
基礎5における隣り合うヒートポンプ10同士の間には、開口部6が形成されている。開口部6は、通気空間Sと、外気通流路20と、を連通している。開口部6は、上下方向から見て矩形状に形成されている。開口部6の並設方向における開口寸法は、隣り合うヒートポンプ10の離間距離と同等となっている。開口部6の奥行方向における開口寸法は、ヒートポンプ10の奥行方向における寸法と同等となっている。
基礎5における並設方向の両端に配置された一対のヒートポンプ10の外側には、それぞれ空気導入口7が形成されている。空気導入口7は、並んで配置された複数のヒートポンプ10よりも外側の空間と、外気通流路20と、を連通している。空気導入口7は、上下方向から見て例えば矩形状に形成されている。一対の空気導入口7には、それぞれ外気導入ファン4が配置されている。各外気導入ファン4は、並んで配置された複数のヒートポンプ10よりも外側の空間の空気(外気)を外気通流路20内に導入する。
以下、本実施形態の熱供給設備1およびヒートポンプ10の作用について説明する。
熱供給設備1の運転は、外気導入ファン4を駆動し、矢印Aで示すように、外気を外気通流路20内に導入する。外気通流路20内に導入された外気は、土壌2と熱交換を行う。ここで一般に、土壌2の温度は、外気温と比較して、年間を通じて変動が小さくなっている。具体的に、夏季では土壌2の温度は外気温よりも低く、冬季では土壌2の温度は外気温よりも高い。このため、例えば夏季等の外気温が高い時期には、外気を外気よりも低温な土壌2内に形成された外気通流路20内に導入することで、導入された外気の温度を低下させることができる。また、例えば冬季等の外気温が低い時期には、外気を外気よりも高温な土壌2内に形成された外気通流路20内に導入することで、導入された外気の温度を上昇させることができる。
ここで、ヒートポンプ10は、上述のように冷水または温水を生成する。冷水生成時のヒートポンプ10は、熱交換部13において熱交換器15と空気とを熱交換させ、熱交換器15から空気へ放熱する。また、温水生成時のヒートポンプ10は、熱交換部13において熱交換器15と空気とを熱交換させ、熱交換器15に空気から吸熱させる。
最初に、夏季等の外気温が高い環境下における冷水生成時の運用について説明する。
外気通流路20内において温度が低下した外気(以下、「冷却空気」という。)は、開口部6を通って、矢印Bが指向する方向に沿って通気空間Sに送り込まれる。すると、冷却空気は、送風機17による負圧によって、矢印Cが指向する方向に沿ってヒートポンプ10の熱交換部13内に取り込まれる。この際、冷却空気は、熱交換器15を通ることにより、熱交換器15と熱交換が行われる。ここで、一般にヒートポンプの特性として、冷水生成時では、熱交換器を通過する空気の温度が低いほど冷水生成の効率が向上する。通気空間S内の冷却空気は、外気温と比較して低温となっているため、熱交換器15における熱交換を効率よく行くことができる。最後に、熱交換部13内に取り込まれた冷却空気は、送風機17により上方に向かって外部へ放出される。
次に、冬季等の外気温が低い環境下における温水生成時の運用について説明する。
外気通流路20内において温度が上昇した外気(以下、「加熱空気」という。)は、開口部6を通って、矢印Bが指向する方向に沿って通気空間Sに送り込まれる。すると、加熱空気は、送風機17による負圧によって、矢印Cが指向する方向に沿ってヒートポンプ10の熱交換部13内に取り込まれる。この際、加熱空気は、熱交換器15を通ることにより、熱交換器15と熱交換が行われる。ここで、一般にヒートポンプの特性として、温水生成時では、熱交換器を通過する空気の温度が高いほど温水生成の効率が向上する。通気空間S内の加熱空気は、外気温と比較して高温となっているため、熱交換器15における熱交換を効率よく行くことができる。最後に、熱交換部13内に取り込まれた加熱空気は、送風機17により上方に向かって外部へ放出される。
以上説明した第1の実施形態によれば、ヒートポンプ10が土壌2を通過した空気と熱交換を行う熱交換器15を持つことにより、夏季には外気温よりも低温の空気と熱交換を行うことができ、冬季には外気温よりも高温の空気と熱交換を行うことができる。これにより、熱交換器15における熱交換の効率を向上させることができる。しかも、熱交換器15は空気と熱交換を行うため、熱媒流体用の配管等を敷設する必要がなく、配管内を搬送するためのポンプ動力も必要がない。したがって、導入コストおよびランニングコストの増加を抑制でき、かつ熱効率を安定させることができるヒートポンプ10とすることができる。
さらに、冬季等の外気温が低い時には、熱交換器15に霜が付着する場合がある。この場合には、熱交換器15に付着した霜を溶かすデフロスト運転を行うが、デフロスト運転中は熱交換器15において熱交換を行えず温水生成の効率が低下する。
本実施形態によれば、冬季等の外気温が低い時期においては、外気通流路20を通過して温度が上昇した加熱空気が熱交換器15を通過するため、熱交換器15への霜の付着を低減させることができる。これにより、温水生成の効率の低下を抑制できる。
さらに、熱保持体が土壌2であるため、年間を通して温度変化の小さい熱保持体を容易に得ることができる。したがって、ヒートポンプ10の導入コストの増加をより一層抑制できる。
さらに、熱供給設備1では、ヒートポンプ10の熱交換器15が通気空間Sに面するように配置され、外気通流路20と通気空間Sとが開口部6を通じて連通している。これにより、ヒートポンプ10が、熱交換器15において、土壌2と熱交換を行った空気との熱交換を容易に行うことができる。したがって、土壌2を通過した空気と熱交換を行うヒートポンプ10を備える熱供給設備1を、簡素な構成で実現でき、導入コストおよびランニングコストの増加を抑制できる。
さらに、通気空間Sを覆う壁部30を備えているため、通気空間S内の空気が外部へ漏出することを防止できる。これにより、ヒートポンプ10は、熱交換器15において、外気通流路20を通過した空気と確実に熱交換を行うことができる。したがって、ヒートポンプ10の熱効率をより安定させることができる。
さらに、熱交換器15が開口部6に向かって傾斜するように配置されているため、開口部6から通気空間Sに送り込まれた空気を、スムーズに熱交換器15に通すことができる。これにより、外気通流路20を通過した空気の通流がスムーズになり、熱交換器15における熱交換の効率を向上させることができる。したがって、ヒートポンプ10の熱効率をより安定させることができる。
図2は、第1の実施形態の第1の変形例の熱供給設備の構成を示す部分断面図である。
なお、図1に示す第1の実施形態では、外気通流路20(地下溝3)の底部3aおよび側壁部3bは、平坦に形成されていたが、これに限定されるものではない。図2に示すように、外気通流路120(地下溝103)の底部103aおよび側壁部103bには、凹凸部108が形成されていてもよい。具体的に、凹凸部108は、例えば奥行方向から見た断面視で波状に形成されている。
本変形例によれば、外気通流路120の内面(底部103aおよび側壁部103b)に凹凸部108が形成されているため、外気通流路120内における土壌2の表面積を大きくすることができる。このため、外気通流路120に導入された外気と土壌2との熱交換の効率を向上させることができる。これにより、通気空間Sに対して、夏季には土壌2の温度により近い低温の空気を送り込むことができ、冬季には土壌2の温度により近い高温の空気を送り込むことができる。したがって、ヒートポンプ10の熱効率をより安定させることができる。
図3は、第1の実施形態の第2の変形例の熱供給設備の構成を示す部分断面図である。
また、図3に示すように、外気通流路20には、放熱フィン109が設けられていてもよい。放熱フィン109は、例えば金属材料等により形成されている。放熱フィン109は、その一部が土壌2内に埋設されている。これにより、外気通流路20内の空気は、放熱フィン109を介して土壌2と効率よく熱交換することが可能となっている。
本変形例によれば、外気通流路20には、放熱フィン109が設けられているため、外気通流路20に導入された外気と土壌2との熱交換の効率を向上させることができる。これにより、通気空間Sに対して、夏季には土壌2の温度により近い低温の空気を送り込むことができ、冬季には土壌2の温度により近い高温の空気を送り込むことができる。したがって、ヒートポンプ10の熱効率をより安定させることができる。
(第2の実施形態)
図4は、第2の実施形態の熱供給設備の平面図である。図5は、第2の実施形態の熱供給設備の構成を示す部分断面図である。
図1に示す第1の実施形態では、ヒートポンプ10が上下方向から見て矩形状に形成されている。これに対して、図4に示す第2の実施形態では、空冷ヒートポンプ210(以下、単に「ヒートポンプ210」という。)が上下方向から見て六角形状に形成されている点で、第1の実施形態と異なっている。また、図1に示す第1の実施形態では、ヒートポンプ10が奥行方向から見て並設方向における寸法が上方から下方に向かって漸次小さくなるように形成されている。これに対して、図5に示す第2の実施形態では、ヒートポンプ210が奥行方向から見て並設方向における寸法が上下方向に略一様となるように形成されている点で、第1の実施形態と異なっている。なお、図1に示す第1の実施形態と同様の構成については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
図4および図5に示すように、第2の実施形態の熱供給設備201は、複数のヒートポンプ210と、外気通流路20と、を備えている。
ヒートポンプ210は、六角柱状に形成されている。ヒートポンプ210は、上下方向から見て奥行方向に長い六角形状に形成された天板部214と、天板部214の外周縁から下方に向かって延びる外壁部216と、を有する。天板部214および外壁部216の内側には、第1の実施形態のヒートポンプ10における機械部11と同様に、冷凍サイクルユニットや電装部品等が配置されている。
図4に示すように、天板部214は、並設方向に沿う一対の側辺214aと、並設方向および奥行方向に交差する4つの側辺214bと、を有する。一対の側辺214aの寸法は、互いに同等となっている。4つの側辺214bの寸法は、互いに同等であって、一対の側辺214aよりも長くなっている。天板部214には、円筒状の吹出口214cが奥行方向に沿って等間隔で3個形成されている。各吹出口214cの内側には、送風機17が配置されている。
図5に示すように、ヒートポンプ210の外壁部216のうち、天板部214の4つの側辺214bから下方に延びる面には、それぞれ熱交換器215が設けられている。熱交換器215は、上下方向に沿うように配置されている。熱交換器215は、第1の実施形態のヒートポンプ10における熱交換器15と同様に、複数の放熱板を備え、空気と熱交換するように構成されている。
ヒートポンプ210は、送風機17により内部が負圧にされることで、熱交換器215を通して空気を取り込む。この際、ヒートポンプ210は、熱交換器215において空気と熱交換を行う。ヒートポンプ210の内部に取り込まれた空気は、送風機17により上方に向かって外部へ排出される。
隣り合うヒートポンプ210同士の間の通気空間Sの周囲には、通気空間Sを覆う壁部230が配置されている。壁部230は、通気空間Sの奥行方向の両側に配置された一対の側壁231(図4参照)と、通気空間Sの上方に配置された天壁232と、を有する。なお、図4では、天壁232を2点鎖線で示している。また、図5では、通気空間Sの奥行方向の両側に配置された一対の側壁231のうち、紙面手前側の側壁231のみを図示するとともに、紙面手前側の側壁231を2点鎖線で示している。
以上説明した第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様に、ヒートポンプ210が土壌2を通過した空気と熱交換を行う熱交換器215を持つことにより、熱交換器215における熱交換の効率を向上させることができる。しかも、熱交換器215は空気と熱交換を行うため、熱媒流体用の配管等を敷設する必要がなく、配管内を搬送するためのポンプ動力も必要がない。したがって、導入コストおよびランニングコストの増加を抑制でき、かつ熱効率を安定させることができるヒートポンプ210とすることができる。
ただし、熱交換器215は、上下方向に沿うように配置されている。これに対して、第1の実施形態におけるヒートポンプ10の熱交換器15は、開口部6に向かって傾斜するように配置されている。このため、開口部6から通気空間Sに送り込まれた空気をスムーズに熱交換器に通すという点では、第1の実施形態におけるヒートポンプ10のほうがより効果的である。
なお、上記各実施形態では、外気通流路20の空気導入口7に外気導入ファン4が配置されていたが、これに限定されず、外気導入ファン4が配置されない構成であってもよい。
また、上記各実施形態では、複数のヒートポンプ10,210が並設方向に沿って一列に配置されていたが、これに限定されず、複数のヒートポンプ10,210が奥行方向に複数列に配置されていてもよい。
また、上記各実施形態では、熱保持体が土壌2であったが、これに限定されるものではない。熱保持体は、外気温と比較して、年間を通じて温度の変動が小さければよく、例えば海水等であってもよい。この場合には、海水中に空洞の容器等を沈めて、容器内を外気通流路とする。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、ヒートポンプが土壌を通過した空気と熱交換を行う熱交換器を持つことにより、夏季には外気温よりも低温の空気と熱交換を行うことができ、冬季には外気温よりも高温の空気と熱交換を行うことができる。これにより、熱交換器における熱交換の効率を向上させることができる。しかも、熱交換器は空気と熱交換を行うため、熱媒流体用の配管等を敷設する必要がなく、配管内を搬送するためのポンプ動力も必要がない。したがって、導入コストおよびランニングコストの増加を抑制でき、かつ熱効率を安定させることができるヒートポンプとすることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1,201…熱供給設備、2…土壌(熱保持体)、3a…地下溝の底部(外気通流路の内面)、3b…地下溝の側壁部(外気通流路の内面)、6…開口部、10,210…空冷ヒートポンプ、15,215…熱交換器、20…外気通流路、108…凹凸部、109…放熱フィン、S…通気空間

Claims (7)

  1. 空気と熱交換するように構成される熱交換器を備え、
    前記熱交換器は、熱保持体を通過した空気と熱交換を行う空冷ヒートポンプ。
  2. 前記熱保持体は、土壌である請求項1に記載の空冷ヒートポンプ。
  3. 請求項1または2に記載の複数の空冷ヒートポンプと、
    前記熱保持体に形成され、空気が通流する外気通流路と、
    を備え、
    前記複数の空冷ヒートポンプは、間隔をあけて前記熱保持体の外側に並んで設置され、
    前記熱交換器は、隣り合う前記空冷ヒートポンプ同士の間の通気空間に面するように配置され、
    前記外気通流路と前記通気空間とは、隣り合う前記空冷ヒートポンプ同士の間に形成された開口部を通じて連通している熱供給設備。
  4. 前記通気空間を覆う壁部を備える請求項3に記載の熱供給設備。
  5. 前記外気通流路の内面の少なくとも一部には、凹凸部が形成されている請求項3または4に記載の熱供給設備。
  6. 前記外気通流路には、前記熱保持体と空気との間で熱交換を行う放熱フィンが設けられている請求項3から5のいずれか1項に記載の熱供給設備。
  7. 前記熱交換器は、前記開口部に向かって傾斜するように配置されている請求項3から6のいずれか1項に記載の熱供給設備。
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