JP2017015210A - 流体伝動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】動吸振器が備えられた流体伝動装置において、軸方向にコンパクトに構成することが可能である流体伝動装置を提供する。【解決手段】駆動源に連結されたケース10内に、ケース10と一体回転するポンプシェル21とポンプシェル21の駆動源側に対向配置されるタービンシェル31とが備えられ、流体を介してポンプシェル21とタービンシェル31との間で動力が伝達される流体伝動装置1において、ケース10内に、揺動可能な揺動体82を有して駆動源による振動を低減する動吸振器80が備えられ、動吸振器80は、ポンプシェル21及びタービンシェル31の外周側においてポンプシェル21及びタービンシェル31の少なくとも一方と軸方向にオーバーラップして配置される。【選択図】図1

Description

本発明は、車両に搭載される変速機の流体伝動装置、特に動吸振器を備えた流体伝動装置に関し、車両用変速機の技術分野に属する。
車両に搭載される自動変速機や無段変速機等の変速機に組み込まれて、エンジン出力を変速機構に伝達する流体伝動装置は、エンジンの出力軸に連結されたケース内に、ケースと一体的に回転するポンプシェルと、該ポンプシェルに対向配置されて流体を介して該ポンプシェルとの間で動力が伝達されるタービンシェルとを有している。
前記流体伝動装置では、エンジンの燃費性能を向上させるために、ポンプシェル側とタービンシェル側とを直結するロックアップクラッチを備えたものが一般に知られている。
前記流体伝動装置ではまた、エンジンのトルク変動に起因する駆動系のねじり振動を低減させるために、振動を低減する動吸振器として遠心式の振り子ダンパを備えたものが知られている。例えば特許文献1には、エンジン出力を変速機構側へ伝達する出力部材に遠心式の振り子ダンパが固定された流体伝動装置が開示されている。
特開2012−077827号公報
しかしながら、前記特許文献1に記載される流体伝動装置では、動吸振器としての遠心式の振り子ダンパは、ポンプシェル及びタービンシェルのエンジン側に配置されていることから、軸方向寸法が大きな構成とされ、軸方向寸法を短縮してコンパクトに構成することが望まれる。
特に、軸心が車体幅方向に延びる横置き式の変速機に組み込まれる流体伝動装置では、軸方向寸法が大きく構成されると変速機全体の軸方向寸法が増大して車体のフレーム部材などとの干渉が問題となりやすく、軸方向寸法を短縮してコンパクトに構成することが望まれる。
そこで、本発明は、動吸振器が備えられた流体伝動装置において、軸方向にコンパクトに構成することが可能である流体伝動装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る流体伝動装置は、次のように構成したことを特徴とする。
まず、本願の請求項1に記載の発明は、駆動源に連結されたケース内に、該ケースと一体回転するポンプシェルと該ポンプシェルの前記駆動源側に対向配置されるタービンシェルとが備えられ、流体を介して前記ポンプシェルと前記タービンシェルとの間で動力が伝達される流体伝動装置であって、前記ケース内に、揺動可能な揺動体を有して前記駆動源による振動を低減する動吸振器が備えられ、前記動吸振器は、前記ポンプシェル及び前記タービンシェルの外周側において前記ポンプシェル及び前記タービンシェルの少なくとも一方と軸方向にオーバーラップして配置されていることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の流体伝動装置において、前記タービンシェルの最外周部に、前記ポンプシェルの最外周部の外周側に延びる延設部が設けられ、前記動吸振器は、前記延設部に該延設部の外周側において連結されていることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、前記請求項1に記載の流体伝動装置において、前記ポンプシェルの最外周部に、前記タービンシェルの最外周部の外周側に延びる延設部が設けられ、前記動吸振器は、前記延設部に該延設部の外周側において連結されていることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、前記請求項1から請求項3の何れか1項に記載の流体伝動装置において、前記ケースは、前記ポンプシェルにおける該ポンプシェルの最外周部から内周側に向かうにつれて反駆動源側へ膨出する部分に連結されていることを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、前記請求項1から請求項4の何れか1項に記載の流体伝動装置において、前記ポンプシェル側と前記タービンシェル側とを直結するロックアップクラッチと、前記ロックアップクラッチの締結時に前記駆動源による振動を低減するダンパスプリングと、が備えられ、前記ダンパスプリングは、前記ロックアップクラッチと軸方向にオーバーラップして前記ロックアップクラッチの外周側に配置されると共に、前記動吸振器と径方向にオーバーラップして前記動吸振器の駆動源側に配置されていることを特徴とする。
上記の構成により、本願の請求項1に記載の発明によれば、流体伝動装置に駆動源による振動を低減する動吸振器が備えられ、動吸振器は、ポンプシェル及びタービンシェルの外周側においてポンプシェル及びタービンシェルの少なくとも一方と軸方向にオーバーラップして配置されることにより、動吸振器を備えた流体伝動装置において、動吸振器をポンプシェル及びタービンシェルと軸方向にオーバーラップさせない場合に比べて、流体伝動装置の軸方向寸法が短縮され、流体伝動装置を軸方向にコンパクトに構成することが可能である。
また、請求項2に記載の発明によれば、タービンシェルの最外周部にポンプシェルの最外周部の外周側に延びる延設部が設けられ、動吸振器は、延設部に延設部の外周側において連結されることにより、ポンプシェル及びタービンシェルの少なくとも一方と軸方向にオーバーラップして配置される動吸振器を安定して支持させることができ、動吸振器による振動低減を有効に得ることができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、ポンプシェルの最外周部にタービンシェルの最外周部の外周側に延びる延設部が設けられ、動吸振器は、延設部に延設部の外周側において連結されることにより、ポンプシェル及びタービンシェルの少なくとも一方と軸方向にオーバーラップして配置される動吸振器を安定して支持させることができ、動吸振器による振動低減を有効に得ることができる。
また、請求項4に記載の発明によれば、ケースは、ポンプシェルにおける該ポンプシェルの最外周部から内周側に向かうにつれて反駆動源側へ膨出する部分に連結されることにより、ポンプシェル及びタービンシェルの外周側に配置される動吸振器の配置空間を確保することができ、前記効果を有効に得ることができる。
また、請求項5に記載の発明によれば、ダンパスプリングは、ロックアップクラッチと軸方向にオーバーラップしてロックアップクラッチの外周側に配置されると共に動吸振器と径方向にオーバーラップして動吸振器の駆動源側に配置されることにより、ロックアップクラッチとダンパスプリングとが備えられた流体伝動装置において、ロックアップクラッチとダンパスプリングとを軸方向にコンパクトに構成することができると共にダンパスプリングと動吸振器とを径方向にコンパクトに構成することができ、流体伝動装置をコンパクトに構成することができる。
本発明の第1実施形態に係る流体伝動装置の断面図である。 図1に示す流体伝動装置の要部を拡大した断面図である。 本発明の第2実施形態に係る流体伝動装置の断面図である。 本発明の第3実施形態に係る流体伝動装置の断面図である。 本発明の第4実施形態に係る流体伝動装置の断面図である。
以下、本発明を自動変速機のトルクコンバータに適用した実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る流体伝動装置の断面図であり、図2は、図1に示す流体伝動装置の要部を拡大した断面図である。本発明の実施形態に係る流体伝動装置としてのトルクコンバータ1は、自動変速機に組み込まれ、図1に示すように、その外殻を形成するケース10を有している。
ケース10は、その駆動源側であるエンジン側の面を構成するフロントカバー11の外周部に固設された複数のスタッドボルト16と該スタッドボルト16に螺合されるナットAとによりエンジンのクランクシャフトBの端部にクランクボルトCを用いて取り付けられたドライブプレートDの外周部に取り付けられている。これにより、トルクコンバータ1の全体がクランクシャフトBに連結されて、エンジンにより駆動されるようになっている。なお、以下の説明では、便宜上、エンジン側(図の右側)を前方、反エンジン側(図の左側)を後方とする。
トルクコンバータ1は、主たる構成要素として、ポンプ20、タービン30、ステータ40、ワンウェイクラッチ50、ロックアップクラッチ60及びダンパスプリング70を有し、これらがケース10内に収納されていると共に、ケース10内には動力伝達用流体としてのオイルが充満されるようになっている。
ポンプ20は、ケース10の反エンジン側の面を構成するリアカバー13に結合されたポンプシェル21と、ポンプシェル21の外周部に設けられた後方へ膨出する湾曲部21aの内部に周方向に所定間隔を隔てて配設された多数のブレード22とで構成されている。なお、リアカバー13は、ポンプシェル21における該ポンプシェル21の最外周部から内周側に向かうにつれて反駆動源側へ膨出する部分に連結されている。
そして、ケース10と一体的に回転することにより、ケース10内に充満されているオイルをブレード22と湾曲部21aの内面とで案内して、該オイルに軸心回りに旋回しながら後方から前方へ向う流れaを発生させるようになっている。
また、ポンプ20には、具体的にはポンプシェル21の内周端部には変速機構側に延びるポンプスリーブ23が結合されており、ポンプスリーブ23の先端がトルクコンバータ1の後方に配設されたギヤ式オイルポンプEのインナギヤE´に係合されることにより、クランクシャフトBの回転によってケース10、ポンプシェル21及びポンプスリーブ23を介して、オイルポンプEが駆動されるようになっている。
タービン30は、外周部にポンプシェル21の湾曲部21aと反対側に湾曲する湾曲部31aを有するタービンシェル31と、タービンシェル31の湾曲部31aの内部に周方向に所定間隔を隔てて配設された多数のブレード32と、タービンシェル31の内周端部にリベットにより結合されたタービンハブ33とで構成されており、ポンプ20の前方に対向配置されて、ケース10内に回転自在に収納されている。
そして、タービンシェル31のブレード32が配設された湾曲部31aと、ポンプシェル21のブレード22が配設された湾曲部21aとが対向配置されていることにより、ポンプ20の回転によって生じた流れaがタービンシェル31の湾曲部31a内に導入されて、該湾曲部31aの内面とブレード32とによって内方へ向う流れbが形成され、この流れbがブレード32を押圧することにより、タービン30が周方向に力を受け、ポンプ20と同方向に駆動されるようになっている。
この駆動力は、タービン30に連結された自動変速機の変速機構側に延びるタービンシャフト24により、変速機構へ伝達されるようになっている。タービン30は、タービンハブ33の内周端部がタービンシャフト24にスプライン嵌合されることによりタービンシャフト24に連結されている。
ステータ40は、ポンプ20とタービン30との対向部の内側に配設されており、内輪部41と外輪部42との間に放射方向に延びる多数のブレード43を周方向に所定間隔を隔てて全体を一体化した構成とされ、ブレード43が、ポンプ20におけるブレード22の内周側の端部とタービン30におけるブレード32の内周側の端部との間に位置するように配置されていることにより、タービン30を駆動した流体の流れbがタービン30側から導入されて、各ブレード43の間を通過する流れcが形成されるようになっている。
そして、この流れcがポンプシェル21の湾曲部21aの内周側から導入されて流れaとなることにより、ポンプ20、タービン30及びステータ40の各ブレード22、32、43の間を通過して循環する流れが形成され、トルクコンバータ1の全体として、この循環路が形成されるドーナツ状の空間、即ちトーラスTが形成されるようになっている。
ワンウェイクラッチ50は、ステータ40を支持してステータ40によるトルク増大作用を実現させるものであり、ステータ40の内側に配設されている。ワンウェイクラッチ50は、アウタレース51と、インナレース52と、両レース51、52の間に介設された複数のスプラグ53とを有し、アウタレース51の外周面にステータ40の内輪部41の内周面が圧入でスプライン嵌合されていると共に、インナレース52は、内周面が自動変速機の変速機ケースGから延びるステータシャフト25にスプライン嵌合されることによりステータシャフト25に組み付けられるようになっている。
なお、ワンウェイクラッチ50は、その前方に位置するタービンハブ33との間、及び後方に位置するポンプシェル21に結合されたポンプスリーブ23との間にそれぞれ配設されたスラストベアリング54、55により軸方向の位置が規制されており、これにより、ステータ40がポンプ20及びタービン30に対して軸方向に位置決めされている。
そして、ステータ40は、流れcにより、ブレード43の一方の面に押圧力が作用して一方向の回転力を受けたときに、ワンウェイクラッチ50が空転することにより自由に回転し、また、ブレード43の他方の面に押圧力が作用して他方向の回転力を受けたときには、ワンウェイクラッチ50がロックすることにより固定される。このとき、トルク増大作用が発生し、エンジンからポンプ20に入力されたトルクが増大されて、タービン30からタービンシャフト24に出力される。
トーラスT内に供給されるオイルは、ステータシャフト25とタービンシャフト24との間に形成された油路25aを通じてケース10内に供給され、タービンハブ33に設けられた油路33aを通じてロックアップクラッチ60が配置される空間部に供給されると共にポンプシェル21とタービンシェル31との間からトーラスTに供給される。
そして、トーラスTに供給されたオイルは、ポンプ20、タービン30及びステータ40の各ブレード22、32、43の間を通過して循環すると共に、その一部が、ポンプスリーブ23とステータシャフト25との間に形成された油路23aを通じてケース10内から排出される。
ロックアップクラッチ60は、ポンプシェル21側とタービンシェル31側とを直結するものであり、同心状に配置されたクラッチハブ61及びクラッチドラム62と、クラッチハブ61とクラッチドラム62との間に配設され、これらに交互に係合された複数の摩擦板63と、複数の摩擦板63を押圧するピストン64とを有し、クラッチハブ61が、フロントカバー11の内面に溶接により固着されている。
フロントカバー11にはまた、該フロントカバー11の内周側に油路構成部材65が溶接により固着され、油路構成部材65は、クランクシャフトBに連結される連結部材12の外周側、且つクラッチハブ61の内周側においてフロントカバー11に沿って径方向に延びている。ピストン64は、油路構成部材65とクラッチハブ61との間に摺動自在に篏合されている。なお、油路構成部材65とフロントカバー11との溶接は例えば周方向の複数箇所において行われる。
ロックアップクラッチ60はまた、ピストン64の後方に連結部材12に固着されたプレート部材66を備えており、ピストン64とプレート部材66との間にロックアップクラッチ60の締結用油圧が供給される油圧室4が形成されている。
油圧室4に、図2に示すように、タービンシャフト24の内部に設けられた油路24aから、連結部材12に設けられた油路12a等を通って所定の締結用油圧でオイルが供給されたとき、ピストン64により複数の摩擦板63がフロントカバー11側に押し付けられ、ロックアップクラッチ60が締結される。
ロックアップクラッチ60にはまた、ピストン64とケース10、具体的にはフロントカバー11との間にバランス室6が形成されている。バランス室6は、ピストン64を挟んで油圧室4の反対側に形成され、バランス室6に導入されるオイルに作用する遠心力によって油圧室4内のオイルに作用する遠心力をキャンセルするようになっている。
バランス室6には、ステータシャフト25とタービンシャフト24との間に形成された油路25aからタービンハブ33に設けられた油路33aを通じて供給されるオイルの一部が、連結部材12に設けられた軸方向に延びる油路12bを通じて導入されるようになっている。油路12bには、油路12b内に挿入された円柱体15によって形成された環状隙間絞りが設けられている。
バランス室6はまた、連結部材12に設けられた径方向に延びる油路12c及びタービンシャフト24に設けられた径方向に貫通する連通孔24cを介して、タービンシャフト24の内部の外側の油路24bに連通し、バランス室6内のオイルは油路12c及び連通孔24cを通じて排出されるようになっている。
タービンシャフト24の内部には、軸方向に貫通する油穴27が設けられており、油穴27は、該油穴27に内嵌されたパイプ部材28によって、油圧室4に連通する内側の油路24aと、バランス室6に連通する外側の油路24bとに仕切られている。
ダンパスプリング70は、ロックアップクラッチ60の締結時に回転方向にたわんで駆動源による振動を低減するものであり、ロックアップクラッチ60と軸方向にオーバーラップしてロックアップクラッチ60の外周側に配置されている。ダンパスプリング70は、周方向に等間隔に複数配置されている。
ダンパスプリング70は、クラッチドラム62に一体的に形成されてクラッチドラム62から外方に延びるスプリング受け部材71に設けられたスプリング受け部71aに周方向に支持されると共に、ダンパスプリング70の外周側を保持するスプリング保持プレート73に設けられたスプリング受け部73aに周方向に支持され、スプリング受け部材71とスプリング保持プレート73とを回転方向に弾性的に連結する。
そして、スプリング保持プレート73の内周端部がリベットによりタービンハブ33に結合され、ロックアップクラッチ60が締結されたときには、ポンプシェル21側の回転、すなわちクランクシャフトBの回転がロックアップクラッチ60を介してスプリング受け部材71に入力され、ダンパスプリング70を介して、スプリング保持プレート73からタービンシェル側、具体的にはタービンハブ33に伝達されるようになっている。ダンパスプリング70として、好ましくはねじり角度が広く低剛性化したものが用いられる。
トルクコンバータ1はまた、ケース10内に揺動可能な揺動体を有して駆動源による振動を低減する動吸振器として遠心式の振り子ダンパ80を備えている。振り子ダンパ80は、ポンプシェル21及びタービンシェル31の外周側においてポンプシェル21及びタービンシェル31と軸方向にオーバーラップして配置されている。振り子ダンパ80は、周方向に複数配置されている。
振り子ダンパ80は、支持体として環状に形成されたプレート部材81と支持体に対して揺動可能な揺動体としてプレート部材81に対して揺動可能に支持される質量部材82とを有し、質量部材82は、プレート部材81に周方向に延びるように設けられた円弧状のガイド穴81aに揺動可能に支持されている。
質量部材82は、円盤状に形成された2つのプレート部82aと該2つのプレート部82aを連結する略円柱状の連結部82bとを有し、プレート部材81が2つのプレート部82aの間に配置された状態で連結部82bがプレート部材81のガイド穴81aに挿入されることによりプレート部材81に揺動可能に支持されている。
トルクコンバータ1はまた、タービンシェル31の最外周部にポンプシェル21の最外周部の外周側に延びる延設部31bが設けられている。振り子ダンパ80は、プレート部材81の内周端部に設けられた軸方向に延びる環状のフランジ部81bがタービンシェル31の延設部31bに溶接により結合されることにより延設部31bに延設部31bの外周側において連結されている。
このようにして、振り子ダンパ80がタービンシェル31に結合されることにより、ケース10から、タービンシェル31に結合されたタービンハブ33を介して動力が伝達される際、振り子ダンパ80は、エンジンによる振動を低減することができるようになっている。振り子ダンパ80は、質量部材82の揺動によって所定の共振周波数に対応するエンジン回転数だけでなく全エンジン回転数に亘って振動を低減することができるようになっている。
前述したように、振り子ダンパ80は、ポンプシェル21及びタービンシェル31の外周側においてポンプシェル21及びタービンシェル31と軸方向にオーバーラップして配置されている。ダンパスプリング70は、振り子ダンパ80と径方向にオーバーラップして振り子ダンパ80の前方に配置されている。
ここで、トルクコンバータ1の作用を説明すると、ロックアップクラッチ60の非締結時には、エンジン出力は、エンジンのクランクシャフトBと一体的に回転するケース10に結合されたポンプシェル21から、トーラスT内で循環するオイルを介してタービンシェル31へ伝達され、タービンハブ33及びタービンシャフト24を介して変速機構に伝達されることになる。その場合に、ステータ40のトルク増大作用が得られる変速比においては、エンジンの出力トルクが増大されて変速機構へ出力される。
また、ロックアップクラッチ60の油圧室4に所定の締結用油圧が供給されたロックアップクラッチ60の締結時には、ポンプシェル21側とタービンシェル31側とがロックアップクラッチ60を介して連結されることにより、エンジン出力は、エンジンのクランクシャフトBと一体的に回転するケース10のフロントカバー11から、ロックアップクラッチ60、ダンパスプリング70、及びタービンシェル31に結合されたタービンハブ33に伝達され、タービンシャフト24を介して変速機構に伝達されることになる。この場合、オイルを介することなく変速機構へ伝達されることにより、ロックアップクラッチ60の非締結時よりトルク伝達効率が向上し、エンジンの燃費性能が向上する。
振り子ダンパ80は、エンジンからの動力が伝達されるタービンハブ33に結合されたタービンシェル31に取り付けられ、ロックアップクラッチ60の非締結時及び締結時の何れにおいても、エンジンによる振動を低減するように構成されている。
本実施形態では、ポンプシェル21及びタービンシェル31の外周側に配置される振り子ダンパ80が、ポンプシェル21及びタービンシェル31の両方と軸方向にオーバーラップされているが、ポンプシェル21及びタービンシェル31の少なくとも一方と軸方向にオーバーラップするようにしてもよい。
このように、本実施形態に係る流体伝動装置1では、駆動源による振動を低減する動吸振器80が備えられ、動吸振器80は、ポンプシェル21及びタービンシェル31の外周側においてポンプシェル21及びタービンシェル31の少なくとも一方と軸方向にオーバーラップして配置されることにより、動吸振器をポンプシェル及びタービンシェルと軸方向にオーバーラップさせない場合に比べて、流体伝動装置の軸方向寸法が短縮され、流体伝動装置を軸方向にコンパクトに構成することが可能である。
また、タービンシェル31の最外周部にポンプシェル21の最外周部の外周側に延びる延設部31bが設けられ、動吸振器80は、延設部31bに延設部31bの外周側において連結されることにより、ポンプシェル21及びタービンシェル31の少なくとも一方と軸方向にオーバーラップして配置される動吸振器80を安定して支持させることができ、動吸振器による振動低減を有効に得ることができる。
また、ケース10は、ポンプシェル21における該ポンプシェル21の最外周部から内周側に向かうにつれて反駆動源側へ膨出する部分に連結されることにより、ポンプシェル21及びタービンシェル31の外周側に配置される動吸振器80の配置空間を確保することができる。
また、ダンパスプリング70は、ロックアップクラッチ60と軸方向にオーバーラップしてロックアップクラッチ60の外周側に配置されると共に動吸振器80と径方向にオーバーラップして動吸振器80の駆動源側に配置されることにより、ロックアップクラッチ60とダンパスプリング70を軸方向にコンパクトに構成することができると共にダンパスプリング70と動吸振器80とを径方向にコンパクトに構成することができ、流体伝動装置1をコンパクトに構成することができる。
図3は、本発明の第2実施形態に係る流体伝動装置の断面図である。第2実施形態に係る流体伝動装置101は、第1実施形態に係る流体伝動装置1と、動吸振器が異なること以外は同様であるので、同様の構成については同一符号を付して説明を省略する。
第2実施形態に係る流体伝動装置としてのトルクコンバータ101においても、図3に示すように、ポンプ20、タービン30、ステータ40、ワンウェイクラッチ50、ロックアップクラッチ60及びダンパスプリング70を有し、これらがケース10内に収納されていると共に、ケース10内にはオイルが充満されるようになっている。
トルクコンバータ101では、ケース10内に揺動可能な揺動体を有して駆動源による振動を低減する動吸振器としてダイナミックダンパ180が備えられている。ダイナミックダンパ180は、ポンプシェル21及びタービンシェル31の外周側においてポンプシェル21及びタービンシェル31と軸方向にオーバーラップして配置されている。
ダイナミックダンパ180は、支持体として環状に形成されたプレート部材181と、プレート部材181の前方及び後方にそれぞれ固定されると共に環状に形成された例えばゴム製の弾性部材182と、支持体に対して揺動可能な揺動体としてプレート部材181及び弾性部材182を覆うように断面略コ字状に形成されて弾性部材182に固定された環状の質量部材183とを有している。質量部材183は、弾性部材182を介してプレート部材181に揺動可能に支持されている。
トルクコンバータ101についても、タービンシェル31の最外周部にポンプシェル21の最外周部の外周側に延びる延設部31bが設けられ、ダイナミックダンパ180は、プレート部材181の内周端部に設けられた軸方向に延びる環状のフランジ部181aがタービンシェル31の延設部31bに溶接により結合されることにより延設部31bに延設部31bの外周側において連結されている。
このようにして、ダイナミックダンパ180がタービンシェル31に結合されることにより、ケース10から、タービンシェル31に結合されたタービンハブ33を介して動力が伝達される際、ダイナミックダンパ180は、エンジンによる振動を低減することができるようになっている。ダイナミックダンパ180は、質量部材183の揺動によって所定の共振周波数に対応するエンジン回転数における振動を低減することができるようになっている。
本実施形態においても、ダイナミックダンパ180は、ポンプシェル21及びタービンシェル31の外周側においてポンプシェル21及びタービンシェル31の少なくとも一方と軸方向にオーバーラップして配置されている。ダンパスプリング70は、ダイナミックダンパ180と径方向にオーバーラップしてダイナミックダンパ180の前方に配置されている。
このように、本実施形態に係る流体伝動装置101においても、駆動源による振動を低減する動吸振器180が備えられ、動吸振器180は、ポンプシェル21及びタービンシェル31の外周側においてポンプシェル21及びタービンシェル31の少なくとも一方と軸方向にオーバーラップして配置されることにより、動吸振器をポンプシェル及びタービンシェルと軸方向にオーバーラップさせない場合に比べて、流体伝動装置の軸方向寸法が短縮され、流体伝動装置を軸方向にコンパクトに構成することが可能である。
図4は、本発明の第3実施形態に係る流体伝動装置の断面図である。第3実施形態に係る流体伝動装置201は、第1実施形態に係る流体伝動装置1と、動吸振器が異なること以外は同様であるので、同様の構成については同一符号を付して説明を省略する。
第3実施形態に係る流体伝動装置としてのトルクコンバータ201においても、図4に示すように、ポンプ20、タービン30、ステータ40、ワンウェイクラッチ50、ロックアップクラッチ60及びダンパスプリング70を有し、これらがケース10内に収納されていると共に、ケース10内にはオイルが充満されるようになっている。
トルクコンバータ201では、ケース10内に揺動可能な揺動体を有して駆動源による振動を低減する動吸振器としてビスカスダンパ280が備えられている。ビスカスダンパ280は、ポンプシェル21及びタービンシェル31の外周側においてポンプシェル21及びタービンシェル31と軸方向にオーバーラップして配置されている。
ビスカスダンパ280は、支持体として環状に形成された略断面矩形状のケーシング281と、支持体に対して揺動可能な揺動体としてケーシング281内に収納されると共に環状に形成された質量部材282とを有し、ケーシング281と質量部材282との間の隙間283にシリコンオイル等の粘性流体が封入されている。質量部材282は、粘性流体を介してケーシング281に揺動可能に支持されている。
トルクコンバータ201についても、タービンシェル31の最外周部にポンプシェル21の最外周部の外周側に延びる延設部31bが設けられ、ビスカスダンパ280は、ケーシング281の内周端部に設けられた軸方向に延びる環状のフランジ部281aがタービンシェル31の延設部31bに溶接により結合されることにより延設部31bに延設部31bの外周側において連結されている。
このようにして、ビスカスダンパ280がタービンシェル31に結合されることにより、ケース10から、タービンシェル31に結合されたタービンハブ33を介して動力が伝達される際、ビスカスダンパ280は、エンジンによる振動を低減することができるようになっている。ビスカスダンパ280は、質量部材282の揺動によって所定の共振周波数に対応するエンジン回転数における振動を低減することができるようになっている。
本実施形態においても、ビスカスダンパ280は、ポンプシェル21及びタービンシェル31の外周側においてポンプシェル21及びタービンシェル31の少なくとも一方と軸方向にオーバーラップして配置されている。ダンパスプリング70は、ビスカスダンパ280と径方向にオーバーラップしてビスカスダンパ280の前方に配置されている。
このように、本実施形態に係る流体伝動装置201においても、駆動源による振動を低減する動吸振器280が備えられ、動吸振器280は、ポンプシェル21及びタービンシェル31の外周側においてポンプシェル21及びタービンシェル31の少なくとも一方と軸方向にオーバーラップして配置されることにより、動吸振器をポンプシェル及びタービンシェルと軸方向にオーバーラップさせない場合に比べて、流体伝動装置の軸方向寸法が短縮され、流体伝動装置を軸方向にコンパクトに構成することが可能である。
図5は、本発明の第4実施形態に係る流体伝動装置の断面図である。第4実施形態に係る流体伝動装置301は、第1実施形態に係る流体伝動装置1と、駆動源からタービンハブ33に動力が伝達される際に更なるダンパスプリングを介して伝達されること以外は同様であるので、同様の構成については同一符号を付して説明を省略する。
第4実施形態に係る流体伝動装置としてのトルクコンバータ301においても、図5に示すように、ポンプ20、タービン30、ステータ40、ワンウェイクラッチ50、ロックアップクラッチ60及びダンパスプリング70を有し、これらがケース10内に収納されていると共に、ケース10内にはオイルが充満されるようになっている。
トルクコンバータ301はまた、ケース10内に揺動可能な揺動体を有して駆動源による振動を低減する動吸振器として遠心式の振り子ダンパ80を備え、振り子ダンパ80は、ポンプシェル21及びタービンシェル31の外周側においてポンプシェル21及びタービンシェル31と軸方向にオーバーラップして配置されている。振り子ダンパ80は、周方向に複数配置されている。
トルクコンバータ301では、ダンパスプリング70とタービンハブ33との間にダンパスプリング70と直列に設けられダンパスプリング70に対してより高いねじりばね剛性を有するダンパスプリング370が更に備えられている。ダンパスプリング370は、ダンパスプリング70と軸方向にオーバーラップしてダンパスプリング70の内周側に配置されている。トルクコンバータ301では、ダンパスプリング70に加えてダンパスプリング370が設けられ、ダンパスプリング70のみの場合に比してねじり作動角度をさらに広くした広角化が図られ、エンジンのトルク変動に起因する駆動系の振動がさらに低減されるようになっている。
トルクコンバータ301では、スプリング保持プレート73の内周側に前方へ膨出するスプリング保持部73bが設けられ、スプリング保持部73bの後方に、該スプリング保持部73bに対向して後方に膨出するスプリング保持部374aを有するスプリング保持プレート374が配置されている。
前方のスプリング保持プレート73と後方のスプリング保持プレート374の間にダンパスプリング370が配置され、ダンパスプリング370の両端部がそれぞれ前方及び後方のスプリング保持プレート73、374に支持されている。そして、前方及び後方のスプリング保持プレート73、374は、タービンシェル31と共にリベット376により結合されている。
前方及び後方のスプリング保持プレート73、374の間には保持プレート375が配置されている。保持プレート375は、外周側にダンパスプリング370を受け止めるスプリング受け部375aが設けられると共に内周側に周方向に延びる円弧状のガイド穴375bが設けられ、ガイド穴375bにリベット376が挿入されている。そして、保持プレート375の内周端部がリベットによりタービンハブ33に結合されている。
このようにして構成されるトルクコンバータ301では、ロックアップクラッチ60が締結されたときには、ポンプシェル21側とタービンシェル31側とがロックアップクラッチ60を介して連結されることにより、エンジン出力は、エンジンのクランクシャフトBと一体的に回転するケース10のフロントカバー11から、ロックアップクラッチ60、ダンパスプリング70、370、保持プレート375を介してタービンハブ33に伝達され、タービンシャフト24を介して変速機構に伝達されることとなる。
また、ロックアップクラッチ60の非締結時には、エンジン出力は、エンジンのクランクシャフトBと一体的に回転するケース10に結合されたポンプシェル21から、トーラスT内で循環するオイルを介してタービンシェル31へ伝達され、ロックアップクラッチ60を介することなくタービンハブ33、タービンシャフト24を介して変速機構に伝達されることとなる。
本実施形態では、振り子ダンパ80は、エンジンからの動力が伝達されるタービンハブ33に連結されたタービンシェル31に取り付けられており、ロックアップクラッチ60の非締結時及び締結時の何れにおいても、エンジンによる振動を低減するように構成されている。
このように、本実施形態に係る流体伝動装置301においても、駆動源による振動を低減する動吸振器80が備えられ、動吸振器80は、ポンプシェル21及びタービンシェル31の外周側においてポンプシェル21及びタービンシェル31と軸方向にオーバーラップして配置されることにより、動吸振器をポンプシェル及びタービンシェルの少なくとも一方と軸方向にオーバーラップさせない場合に比べて、流体伝動装置の軸方向寸法が短縮され、流体伝動装置を軸方向にコンパクトに構成することが可能である。
本実施形態では、タービンシェル31の最外周部にポンプシェル21の最外周部の外周側に延びる延設部31bが設けられ、動吸振器80、180、280は、延設部31bの外周側に連結されているが、ポンプシェル21の最外周部にタービンシェル31の最外周部の外周側に延びる延設部を設けて、動吸振器80、180、280を、ポンプシェル21の最外周部に設けられた延設部に該延設部の外周側において連結させるようにすることも可能である。
このように、ポンプシェル21の最外周部にタービンシェル31の最外周部の外周側に延びる延設部が設けられ、動吸振器は、前記延設部に該延設部の外周側において連結される場合においても、ポンプシェル21及びタービンシェル31の少なくとも一方と軸方向にオーバーラップして配置される動吸振器を安定して支持させることができる。
本実施形態では、ポンプシェル21及びタービンシェル31の外周側においてポンプシェル21及びタービンシェル31と軸方向にオーバーラップして配置される動吸振器として振り子ダンパ80、ダイナミックダンパ180、ビスカスダンパ280が用いられているが、その他の動吸振器を用いることも可能である。
本発明は、例示された実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計上の変更が可能である。
以上のように、本発明によれば、動吸振器が備えられた流体伝動装置において、軸方向にコンパクトに構成することが可能となるから、流体伝動装置ないしこれを搭載する車両の製造技術分野において好適に利用される可能性がある。
1、101、201、301 トルクコンバータ
10 ケース
20 ポンプ
21 ポンプシェル
21a ポンプシェルの湾曲部
30 タービン
31 タービンシェル
31a タービンシェルの湾曲部
31b タービンシェルの延設部
60 ロックアップクラッチ
70、370 ダンパスプリング
80、180、280 動吸振器

Claims (5)

  1. 駆動源に連結されたケース内に、該ケースと一体回転するポンプシェルと該ポンプシェルの前記駆動源側に対向配置されるタービンシェルとが備えられ、流体を介して前記ポンプシェルと前記タービンシェルとの間で動力が伝達される流体伝動装置であって、
    前記ケース内に、揺動可能な揺動体を有して前記駆動源による振動を低減する動吸振器が備えられ、
    前記動吸振器は、前記ポンプシェル及び前記タービンシェルの外周側において前記ポンプシェル及び前記タービンシェルの少なくとも一方と軸方向にオーバーラップして配置されている、
    ことを特徴とする流体伝動装置。
  2. 前記タービンシェルの最外周部に、前記ポンプシェルの最外周部の外周側に延びる延設部が設けられ、
    前記動吸振器は、前記延設部に該延設部の外周側において連結されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の流体伝動装置。
  3. 前記ポンプシェルの最外周部に、前記タービンシェルの最外周部の外周側に延びる延設部が設けられ、
    前記動吸振器は、前記延設部に該延設部の外周側において連結されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の流体伝動装置。
  4. 前記ケースは、前記ポンプシェルにおける該ポンプシェルの最外周部から内周側に向かうにつれて反駆動源側へ膨出する部分に連結されている、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の流体伝動装置。
  5. 前記ポンプシェル側と前記タービンシェル側とを直結するロックアップクラッチと、
    前記ロックアップクラッチの締結時に前記駆動源による振動を低減するダンパスプリングと、が備えられ、
    前記ダンパスプリングは、前記ロックアップクラッチと軸方向にオーバーラップして前記ロックアップクラッチの外周側に配置されると共に、前記動吸振器と径方向にオーバーラップして前記動吸振器の駆動源側に配置されている、
    ことを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項に記載の流体伝動装置。
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