JP2017014915A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】フィルタに捕捉された粒子状物質の堆積量如何によらず、要求された大きさのエンジントルクを出力できるようにする。【解決手段】排気通路に粒子状物質を捕集するためのフィルタを設けている内燃機関を制御するものであって、少なくともエンジン回転数及び燃料噴射量に基づいて単位時間あたり粒子状物質がフィルタに堆積する量を推測し、それを積算して現在フィルタに堆積している粒子状物質の量を求め、現在フィルタに堆積している粒子状物質の量の多寡に応じて燃料噴射量を補正する内燃機関の制御装置を構成した。【選択図】図3

Description

本発明は、排気通路に粒子状物質を捕集するためのフィルタを設けている内燃機関を制御する制御装置に関する。
ディーゼルエンジンに代表される圧縮着火式の内燃機関から排出される排気ガス中には、粒子状物質(Particulate Matter)が含まれる。このため、PMを捕集するフィルタを排気通路に設置して、PMの大気中への放散を抑止することが通例となっている(例えば、下記特許文献を参照)。
特開2009−062966号公報
フィルタに捕捉されたPMの堆積量が増加すると、フィルタが目詰まりを起こしているような状態となり、排気通路を流れる排気ガスに対する抵抗(圧力損失)が増して背圧が増大する。その分だけ、内燃機関が出力することのできるエンジントルクが低減する。
アクセル開度即ち運転者によるアクセルペダルの踏込量と燃料噴射量との関係が恒常的に一定であるとすると、フィルタにPMが堆積しているか否かによって、アクセル開度に対するエンジントルクの大きさが変化し、車両の加速度が変動することになる。つまりは、PMの堆積量が車両のドライブフィーリングに影響を与えてしまう。
本発明は、フィルタに捕捉されたPMの堆積量如何によらず、要求された大きさのエンジントルクを出力できるようにすることを所期の目的としている。
上述した課題を解決するべく、本発明では、排気通路にPMを捕集するためのフィルタを設けている内燃機関を制御するものであって、少なくともエンジン回転数及び燃料噴射量に基づいて単位時間あたりPMがフィルタに堆積する量を推測し、それを積算して現在フィルタに堆積しているPMの量を求め、現在フィルタに堆積しているPMの量の多寡に応じて燃料噴射量を補正する内燃機関の制御装置を構成した。
本発明によれば、フィルタに捕捉されたPMの堆積量如何によらず、要求された大きさのエンジントルクを出力することが可能となる。
本発明の一実施形態の車両用内燃機関及び制御装置の構成を示す図。 内燃機関の運転条件と単位時間あたり発生しフィルタに捕集されるPMの量との関係を示す図。 フィルタに堆積したPMの量と燃料噴射量の補正量との関係を示す図。 同実施形態の内燃機関の制御装置が実行する処理の手順例を示す図。 同実施形態の制御における、アクセル開度と燃料噴射量との関係を示す図。
本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。図1に、本実施形態における車両用内燃機関の概要を示す。本実施形態の内燃機関は、例えばディーゼルエンジンやHCCI(Homogeneous−Charge Compression Ignition)エンジン等のような圧縮着火式の4ストロークエンジンであり、複数の気筒1(図1には、そのうち一つを図示している)を具備している。各気筒1の燃焼室の天井部には、当該気筒1の燃焼室内に直接に燃料を噴射するインジェクタ11を設置している。また、各気筒1の吸気ポート近傍に、グロープラグ(余熱プラグ)12及びスワールコントロールバルブ13を設けている。
吸気を供給するための吸気通路3は、外部から空気を取り入れて各気筒1の吸気ポートへと導く。吸気通路3上には、エアクリーナ31、排気ターボ過給機5のコンプレッサ51、排気ターボ過給機6のコンプレッサ61、水冷式インタクーラ35、電子スロットルバルブ32、サージタンク33及び吸気マニホルド34を、上流からこの順序に配置している。
排気を排出するための排気通路4は、気筒1内で燃料を燃焼させた結果発生した排気を各気筒1の排気ポートから外部へと導く。この排気通路4上には、排気マニホルド42、排気ターボ過給機6の排気タービン62、排気ターボ過給機5の排気タービン52及び排気浄化装置41を配置している。排気浄化装置41は、排気ガス中に含まれるPMを漉し取るフィルタ(Diesel Praticulate Filter)及び有害物質の酸化/還元を促す三元触媒を包含する。
排気ターボ過給機5、6は、排気タービン52、62とコンプレッサ51、61のインペラとをシャフトを介して同軸で連結し、連動するように構成したものである。そして、タービン52、62及びコンプレッサ51、61のインペラを排気のエネルギを利用して回転駆動し、その回転力を以てコンプレッサにポンプ作用を営ませることにより、吸入空気を加圧圧縮(過給)して気筒1に送り込む。
図示例の内燃機関は、排気ターボ過給機5、6を二基備える、いわゆる2ステージターボ(シーケンシャルターボ)エンジンである。排気ターボ過給機5は、エンジン回転数が比較的高い運転領域で仕事をする高速用ターボ過給機である。他方、排気ターボ過給機6は、エンジン回転数が比較的低い運転領域で仕事をする低速用ターボ過給機である。低速用ターボ過給機6の容量は、高速用ターボ過給機5の容量と比較して小さい。
吸気通路3においては、低速用ターボ過給機6のコンプレッサ61を迂回する吸気バイパス通路36を設け、かつこの吸気バイパス通路36の出口を開閉するバルブ37を設置している。吸気バイパスバルブ37は、吸気バイパス通路36を流通する吸気の流量を制御する。高速用ターボ過給機5のコンプレッサ51を迂回する吸気バイパス通路は、存在しない。
さらに、排気通路4においても、低速用ターボ過給機6のタービン62を迂回する排気バイパス通路43、及び高速用ターボ過給機5のタービン52を迂回する排気バイパス通路44を設けており、かつこれら排気バイパス通路43、44のそれぞれの入口を開閉する排気バイパスバルブ45、46を設置している。バルブ45は排気バイパス通路43を流通する排気の流量を制御し、バルブ46は排気バイパス通路44を流通する排気の流量を制御する。排気バイパスバルブ45、46は、WGV(Waste Gate Valve)と呼称されることもある。
バルブ37、46は、負圧アクチュエータ371、461を使用したVSV(Vacuum Switching Valve)である。負圧アクチュエータ371、461はダイヤフラム式アクチュエータであり、そのダイヤフラムの一方の面には負圧及び内蔵のスプリングによる弾性付勢力が、他方の面には大気圧が加わる。負圧は、バキュームポンプ91から供給される。バキュームポンプ91は、一定の大きさの負圧を発生させる。ダイヤフラム式アクチュエータ371、461とバキュームポンプ91とを接続する管路上にはそれぞれ、電磁ソレノイドバルブ372、462を設置している。ダイヤフラム式アクチュエータ371、461のダイヤフラムの一方の面に実際に作用する負圧の大きさは、電磁ソレノイドバルブ372、462の開度に応じて変化する。そして、バルブ37、46の開度は、ダイヤフラムの両面に作用する負圧及び大気圧の差圧と、ダイヤフラムを弾性付勢するスプリングの弾性付勢力との差に応じて変化する。つまり、電磁ソレノイドバルブ372、462の開度の操作を通じて、バルブ37、46の開度を操作することが可能である。
これに対し、バルブ45は、電磁バルブであるEVRV(Electronic Vacuum Regulating Valve)である。
外部EGR(Exhaust Gas Recirculation)装置2、7は、排気通路4を流れる排気の一部を吸気通路3に還流して吸気に混交せしめるものである。本実施形態の内燃機関は、EGR装置2、7を二基備える。EGR装置2は、いわゆる低圧ループEGRを実現するものであり、排気通路4における排気浄化装置41の下流側を吸気通路3における高速用ターボ過給機5のコンプレッサ51の上流側に連通させるEGR通路21と、当該EGR通路21を開閉するEGRバルブ22とを要素に含む。EGRバルブ22は、EGR通路21を流通する低圧ループEGRガスの流量を制御する。
EGR装置7は、いわゆる高圧ループEGRを実現するものであり、排気通路4における低速用ターボ過給機6のタービン62の上流側を吸気通路3におけるインタクーラ35の下流側に連通させるEGR通路71と、当該EGR通路71を開閉するEGRバルブ72とを要素に含む。EGRバルブ72は、EGR通路71を流通する高圧ループEGRガスの流量を制御する。
加えて、排気通路4における、低圧ループEGR通路21の接続箇所よりも下流の箇所に、排気絞りバルブ47を設置している。低圧ループEGR通路21が接続している吸気通路のコンプレッサ51の上流側の圧力は、当該コンプレッサ51による過給の度合いに応じて変動する。その結果として、低圧ループEGR通路21を流れるEGRガスの流量が変化する。排気絞りバルブ47は、EGRバルブ22とともに、低圧ループEGRガスの流量、ひいては気筒1に充填される吸気に占めるEGRガスの割合であるEGR率を目標値に収束させるために機能する。
本実施形態の内燃機関の制御装置たるECU(Electronic Control Unit)0は、プロセッサ、メモリ、入力インタフェース、出力インタフェース等を有したマイクロコンピュータシステムである。
ECU0の入力インタフェースには、車両の実車速を検出する車速センサから出力される車速信号a、クランクシャフトの回転角度及びエンジン回転数を検出するエンジン回転センサから出力されるクランク角信号b、アクセルペダルの踏込量またはスロットルバルブ32の開度をアクセル開度(いわば、要求されるエンジントルクまたは負荷)として検出するセンサから出力されるアクセル開度信号c、吸気通路3のサージタンク33内の(即ち、気筒1に流入する)吸気の温度及び圧力(過給圧)を検出する吸気温・吸気圧センサから出力される吸気温・吸気圧信号d、大気圧を検出する大気圧センサから出力される大気圧信号e、吸気通路3の最上流即ちエアクリーナ31の下流かつ低圧ループEGR通路21の接続箇所の上流における新気の流量及び温度を検出するエアフローメータ・新気温センサから出力される新気流量・温度信号f、吸気通路3のコンプレッサ51の下流かつコンプレッサ61の上流における吸気の圧力(高速用ターボ過給機5による過給圧)を検出する吸気圧センサから出力される吸気圧信号g、内燃機関の温度を示唆する冷却水温を検出するセンサから出力される冷却水温信号h等が入力される。
ECU0の出力インタフェースからは、インジェクタ11に対して燃料噴射信号i、スロットルバルブ32に対して開度操作信号j、EGRバルブ22に対して開度操作信号k、EGRバルブ72に対して開度操作信号l、VSV37の開閉駆動を司る電磁ソレノイドバルブ372に対して開度操作信号m、EVRV45に対して開度操作信号n、VSV46の開閉駆動を司る電磁ソレノイドバルブ462に対して開度操作信号o、排気絞りバルブ47に対して開度操作信号p等を出力する。
ECU0のプロセッサは、予めメモリに格納されているプログラムを解釈、実行し、運転パラメータを演算して内燃機関の運転を制御する。ECU0は、内燃機関の運転制御に必要な各種情報a、b、c、d、e、f、g、hを入力インタフェースを介して取得し、エンジン回転数を知得するとともに、気筒1に充填される吸気(新気)量に見合った燃料噴射量を推算する。また、それとともに、燃料噴射タイミング(一度の燃焼に対する燃料噴射の回数を含む)、燃料噴射圧、要求EGR率(または、EGR量)、排気ターボ過給機5、6による過給の目標過給圧等といった各種運転パラメータを決定する。ECU0は、運転パラメータに対応した各種制御信号i、j、k、l、m、n、o、pを出力インタフェースを介して印加する。
しかして、本実施形態のECU0は、少なくともエンジン回転数及び燃料噴射量に基づいて単位時間あたりPMがDPF41に堆積する量を推測し、それを積算して現在DPF41に堆積しているPMの量を求め、現在DPF41に堆積しているPMの量の多寡に応じて燃料噴射量を増減補正する。
図2に、内燃機関の運転条件即ち実際の燃料噴射量及びエンジン回転数と、単位時間あたり発生しDPF41に捕集されるPMの量との関係を示す。PMの単位時間あたりの堆積量は、当然ながらエンジン回転数が高いほど多くなる。一方で、燃料噴射量との関係では、燃料噴射量がある程度の量未満の領域では燃料噴射量が多いほど単位時間あたりの堆積量が多くなるが、燃料噴射量がある程度の量以上の領域では燃料噴射量が多いほど単位時間あたりの堆積量が少なくなる傾向にある。
図3に、DPF41に捕集されたPMの累積の堆積量と、燃料噴射量の補正量との関係を示す。DPF41に堆積したPMの量が多くなるほど、排気通路4を流れる排気ガスに対する流路抵抗即ち圧力損失が増して背圧が増大する。その分だけ、内燃機関が出力することの可能なエンジントルクが低減する。そこで、ECU0は、DPF41に堆積したPMの量が多いほど燃料噴射量を増し、逆にそのPMの量が少ないほど燃料噴射量を減らすことにより、PMの堆積に起因した圧力損失を相殺して常に要求された大きさのエンジントルクを出力できるようにする。
図4に、ECU0が燃料噴射量の補正量を決定するにあたり実行する処理の手順例を示す。まず、ECU0は、現在の燃料噴射量及びエンジン回転数を参照して、単位時間あたりのPMの発生量を推測する(ステップS1)。ECU0のメモリには予め、燃料噴射量及びエンジン回転数と、単位時間あたりのPMの発生量との関係を規定したマップデータが格納されている。ECU0は、現在の燃料噴射量及びエンジン回転数をキーとして当該マップを検索し、単位時間あたりのPMの発生量を知得する。さらに、知得した単位時間あたりの発生量を、現在の内燃機関の温度(冷却水温)や吸気温、大気圧等に応じて補正しても構わない。
並びに、ECU0は、現在の燃料噴射量及びエンジン回転数を参照して、DPF41の入口即ち上流側における排気温を推測する(ステップS2)。DPF41に流入する排気ガスの温度は、DPF41に現に堆積しているPMの量に影響を与える。つまり、高温の排気がDPF41に流入する場合、PMの酸化または燃焼が促進されて、PMの堆積量が減少するということである。ECU0のメモリには予め、燃料噴射量及びエンジン回転数と、DPF41の上流側の排気温との関係を規定したマップデータが格納されている。ECU0は、現在の燃料噴射量及びエンジン回転数をキーとして当該マップを検索し、DPF41の上流側の排気温を知得する。さらに、知得した排気温を、現在の内燃機関の温度や吸気温、大気圧等に応じて補正しても構わない。なお、DPF41の上流側の排気温を検出する排気温センサが排気通路4に設置されているならば、ステップS2においてDPF41の上流側の排気温を実測することができる。
そして、DPF41の上流側の排気温を参照して、単位時間あたりのPMの減少量を推測する(ステップS3)。ECU0のメモリには予め、DPF41の上流側の排気温と、単位時間あたりのPMの減少量との関係を規定したマップデータが格納されている。ECU0は、DPF41の上流側の排気温をキーとして当該マップを検索し、単位時間あたりのPMの減少量を知得する。
ステップS1で得た単位時間あたりのPMの発生量から、ステップS3で得た単位時間あたりのPMの減少量を減算したものが、DPF41に堆積するPMの単位時間あたりの増減量となる。ECU0は、この単位時間あたりの増減量を積算(時間積分)することにより、現在DPF41に堆積しているPMの量を得る(ステップS4)。
その上で、ECU0は、現在DPF41に堆積しているPMの量を参照して、燃料噴射量の補正量を決定する(ステップS5)。ECU0のメモリには予め、PMの堆積量と、燃料噴射量の増量補正量との関係を規定したマップデータが格納されている。燃料噴射量の増量補正量は、アクセル開度が大きいほど多くなる燃料噴射量の基本量に乗算する補正係数であることもあれば、その基本量に加算するオフセット量であることもある。DPF41にPMが全く堆積していない場合、補正係数は1となり、オフセット量は0となる。そして、DPF41に堆積しているPMの量が増すほど、補正係数またはオフセット量が大きくなる。ECU0は、現在のDPF41へのPMの堆積量をキーとして当該マップを検索し、燃料噴射量の増量補正量を知得する。
最終的に、ECU0は、ステップS5で得た燃料噴射量の増量補正量を燃料噴射量の基本量に加味して、インジェクタ11から噴射する燃料の量を決定する(ステップS6)。これにより、図5に示すように、DPF41に堆積しているPMの量が少ない場合(実線にて表す)と多い場合(破線にて表す)とで燃料噴射量が変化し、PMの堆積に起因した圧力損失が相殺されて、アクセル開度に応じた大きさのエンジントルクを常時出力できるようになる。なお、燃料噴射量を、現在の内燃機関の温度や吸気温、大気圧等に応じて補正しても構わない。
ECU0は、上述したステップS1ないしS6を反復的に実行する。但し、意図的にDPF41の再生処理が行われたときには、現在DPF41に堆積しているPMの量を所定値(0であることがある)にリセットする。DPF41の再生処理とは、DPF41に堆積したPMを積極的に酸化または燃焼させる処理であり、例えば、敢えてポスト噴射を実行して高温の排気ガスをDPF41に送り込んだり、DPF41に通電したりする処理がこれに当たる。
本実施形態では、排気通路4にPMを捕集するためのフィルタ41を設けている内燃機関を制御するものであって、少なくともエンジン回転数及び燃料噴射量に基づいて単位時間あたりPMがフィルタ41に堆積する量を推測し、それを積算して現在フィルタ41に堆積しているPMの量を求め、現在フィルタ41に堆積しているPMの量の多寡に応じて燃料噴射量を補正する内燃機関の制御装置0を構成した。
本実施形態によれば、フィルタ41に捕捉されたPMの堆積量如何によらず、運転者が要求した大きさのエンジントルクを出力することが可能となり、運転者が意図した通りのドライブフィーリングを得られるようになる。
また、排気圧センサ(背圧センサ)を排気通路4に設置する必要がなく、排気圧センサの設置に伴うコストの増大を抑えられる。
なお、本発明は以上に詳述した実施形態に限られるものではない。例えば、単位時間あたりのPMの減少量を求めるステップ(S2及びS3)において、DPF41の上流側の排気温という中間変数を介在させず、現在の燃料噴射量及びエンジン回転数から直接的に単位時間あたりのPMの減少量を得るようにしてもよい。その場合、内燃機関の制御装置たるECU0のメモリには予め、燃料噴射量及びエンジン回転数と、単位時間あたりのPMの減少量との関係を規定したマップデータが格納される。そして、ECU0は、現在の燃料噴射量及びエンジン回転数をキーとして当該マップを検索し、単位時間あたりのPMの減少量を知得する。さらに、知得した単位時間あたりの減少量を、現在の内燃機関の温度や吸気温、大気圧等に応じて補正しても構わない。
あるいは、DPF41に堆積するPMの単位時間あたりの増減量、即ち発生量と減少量との合算を求めるステップ(S1ないしS4)において、現在の燃料噴射量及びエンジン回転数から直接的に単位時間あたりのPMの増減量を得るようにしてもよい。その場合、内燃機関の制御装置たるECU0のメモリには予め、燃料噴射量及びエンジン回転数と、単位時間あたりのPMの増減量との関係を規定したマップデータが格納される。そして、ECU0は、現在の燃料噴射量及びエンジン回転数をキーとして当該マップを検索し、DPF41に堆積するPMの単位時間あたりの増減量を知得する。さらに、知得した単位時間あたりの増減量を、現在の内燃機関の温度や吸気温、大気圧等に応じて補正しても構わない。
その他、各部の具体的構成や具体的な処理の手順は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明は、車両等に搭載される内燃機関の制御に適用することができる。
0…制御装置(ECU)
1…気筒
11…インジェクタ
4…排気通路
41…フィルタ(DPF)
b…クランク角信号
c…アクセル開度信号
i…燃料噴射信号

Claims (1)

  1. 排気通路に粒子状物質を捕集するためのフィルタを設けている内燃機関を制御するものであって、
    少なくともエンジン回転数及び燃料噴射量に基づいて単位時間あたり粒子状物質がフィルタに堆積する量を推測し、それを積算して現在フィルタに堆積している粒子状物質の量を求め、
    現在フィルタに堆積している粒子状物質の量の多寡に応じて燃料噴射量を補正する内燃機関の制御装置。
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