JP2017014685A - 開口建材 - Google Patents

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Abstract

【課題】溶接することなく躯体と枠を固定できる開口建具を提供する。
【解決手段】本発明にかかる開口建材1は、躯体に固定した躯体側固定具13と、枠3aに固定した枠側固定具15と、連結材17とを備え、連結材17は互いに角度を形成する一の下面19と他の下面21を有し、躯体側固定具13は連結材17の一の下面19に当接する傾斜した上面25を有し、枠側固定具15は連結材17の他の下面21に当接する傾斜した上面33を有し、連結材17を躯体側固定具13及び枠側固定具15の上面25、33間に接着剤23を介して載置することで、連結材17の各下面19、21を躯体側固定具13及び枠側固定具15の上面25、33に接着固定してある。
【選択図】図1

Description

本発明は、躯体開口部に取り付ける開口建材に関する。
特許文献1には、枠と躯体との締結に溶接を用いることが開示されている。
特開2008−133702号公報
しかし、溶接による締結は、火花の飛散による火災の危険性や資材の損傷があることや、専門の溶接技術が必要となることから、溶接によらない締結方法が求められていた。
そこで、本発明は、溶接することなく躯体と枠を固定できる開口建具の提供を目的とする。
請求項1に記載の発明は、躯体に固定した躯体側固定具と、枠に固定した枠側固定具と、連結材とを備え、連結材は互いに角度を形成する一の下面と他の下面を有し、躯体側固定具は連結材の一の下面に当接する傾斜した上面を有し、枠側固定具は連結材の他の下面に当接する傾斜した上面を有し、連結材を躯体側固定具及び枠側固定具の上面間に接着剤を介して載置することで、連結材の各下面を躯体側固定具及び枠側固定具の上面に接着固定してあることを特徴とする開口建材である。
請求項1に記載の発明によれば、連結材を躯体側固定具及び枠側固定具間に接着剤を介して載置するだけで、躯体と枠を接着固定できる。
図4に示す本実施の形態にかかる開口建材において、躯体と右縦枠との固定部分を室内側から見た正面図であり、(a)は連結材を躯体側固定具及び枠側固定具に載置する前の状態を示し、(b)は連結材を躯体側固定具及び枠側固定具に載置して接着固定した状態を示す図である。 図4に示す本実施の形態にかかる開口建材において、躯体と上枠との固定部分を室内側から見た正面図であり、(a)は連結材を躯体側固定具及び枠側固定具に載置する前の状態を示し、(b)は連結材を躯体側固定具及び枠側固定具に載置して接着固定した状態を示す図である。 図4に示す本実施の形態にかかる開口建材において、躯体と下枠との固定部分を室内側から見た正面図であり、(a)は躯体側固定具と枠側固定具を接着固定する前の状態を示し、(b)は躯体側固定具と枠側固定具を接着固定した状態を示す図であり、(c)は躯体側固定具の取り付け位置を変えた一例を示す図であり、抜き出して示すF部は(b)におけるF−F断面である。 本発明の実施の形態にかかる開口建材であって、サッシを躯体に取り付けた状態を室内側から見た正面図であり、抜き出して示すA部はサッシの仮固定部分の拡大図、B部は仮固定部分のB−B断面図である。 図4に示す開口建材において、躯体と枠との間にモルタルを充填した状態を示す縦断面である。 図4に示す開口建材において、躯体と枠との間にモルタルを充填した状態を示す横断面である。 躯体と下枠との固定部分の他の実施の形態であって、躯体と下枠との固定部分を室内側から見た正面図であり、抜き出して示すC部はC−C断面図、E部はE−E断面図である。
以下に、添付図面の図1〜図6を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図4に示すように、本発明の実施の形態にかかる開口建材1は、躯体開口部2に取り付けたサッシであり、サッシの枠3は左右の縦枠3a、3aと、上枠3bと、下枠3cを枠組みしてあり、枠3内には、引き違い障子5が設けてある。尚、図4に示す開口建材1では、枠3と躯体6との間にモルタルを充填する前の状態を示している。
左右の各縦枠3aと対向する躯体縦面(躯体)6aとは、各々縦固定部7により固定してあり、上枠3bと躯体上面(躯体)6bとは上固定部9により固定してあり、下枠3cと躯体下面(躯体)6cとは下固定部11により固定してある。
図4に符号A及びBで抜き出して示すように、各縦固定部7、上固定部9及び下固定部11により、枠3と躯体6とを固定する前に、枠3は、その四周において所定の箇所で楔10により躯体6に対して仮固定してある。
以下に左右の縦固定部7、上固定部9及び下固定部11について各々説明するが、左右の各縦固定部7は左右で同じ構成であるから、右縦枠3aの縦固定部7について説明する。
図1(a)(b)に示すように、縦枠(枠)3aと躯体縦面(躯体)6aを固定した縦固定部7は、躯体縦面6aに固定した躯体縦面側固定具(躯体側固定具)13と、縦枠3aに固定した縦枠側固定具(枠側固定具)15と、縦連結材(連結材)17とを備えている。各躯体縦面側固定具13、縦枠側固定具15及び縦連結材17はスチール製である。
縦連結材17はアングル材であり、互いに角度Rを形成する一の下面19と他の下面21を有し、各下面19及び21には、接着剤23が塗布してある。この実施の形態では、縦連結材17の一の下面19の巾L1と他の下面21の巾L2とは略同じ寸法としてある。接着剤23は、構造用接着剤であり、例えば、二液性アクリル系接着剤や二液性エポキシ系接着剤が用いられる。
躯体縦面側固定具13は、躯体縦面6aに固定する固定部13aと、固定部13aから連続して躯体縦面6aから下方ほど離れるように傾斜した傾斜部13bとを有し、傾斜部13bの上面25が縦連結材17の一の下面19との当接面としてある。固定部13aはアンカーネジ27で躯体縦面6aに固定してある。
図6に示すように、縦枠側固定具15は、縦枠3aの外周面に当接するベース15aと、縦枠3aの被係止部29に係止する係止部15bと、図1に示すように、ベース15aから斜め下方に傾斜した傾斜部15cとを有し、傾斜部15cの上面33が、縦連結材17の他の下面21との当接面としてある。
図1(b)に示すように、躯体縦面側固定具13の傾斜部13bの先端と縦枠側固定具15の傾斜部15cとの間には隙間dが形成してあり、隙間dには縦連結材17のコーナー部17aが配置してある。
次に、上固定部9について説明する。図2(a)(b)に示すように、上枠3bと躯体上面(躯体)6bを固定した上固定部9は、躯体上面6bに固定した躯体上面側固定具(躯体側固定具)35と、上枠(枠)3bに固定した上枠側固定具(枠側固定具)37と、上連結材39とを備えている。各躯体上面側固定具35、上枠側固定具37、上連結材39はスチール製である。
上連結材39はアングル材であり、互いに角度Rを形成する一の下面19と他の下面21を有し、各下面19及び21には、接着剤23が塗布してある。上連結材39の一の下面19の巾L1は他の下面21の巾L2よりも長くしてある。接着剤23は、縦固定部7と同様に構造用接着剤である。
躯体上面側固定具35は、躯体上面6bに固定する固定部35aと、固定部35aから連続して躯体上面6bから下方ほど離れるように傾斜した傾斜部35bとを有し、傾斜部35bの上面41が上連結材39の一の下面19との当接面としてある。固定部35aはアンカーネジ27で躯体上面6bに固定してある。
図5に示すように、上枠側固定具37は、上枠3bの外周面に当接するベース37aと、上枠3bの被係止部29に係止する係止部37bと、図2に示すように、ベース37aから斜め上方に傾斜した傾斜部37cとを有し、傾斜部37cの上面43が、上連結材39の他の下面21との当接面としてある。
図2(b)に示すように、上固定部9では、躯体上面側固定具35の傾斜部35bの先端と上枠側固定具37の傾斜部37cの基端部との間に隙間dを形成してあり、この隙間dに対応して、上連結材39の一の下面19に塗布する接着剤23は、躯体上面側固定具35の上面41に重なる領域にのみ塗布してある。
次に、下固定部11について説明する。図3(b)に示すように、下固定部11は、下枠3cに固定した下枠側固定具47と、躯体下面6cに固定した躯体下面側固定具49を備えている。
図5に示すように、下枠側固定具47は、下枠3cの下面に設けてある被係止部51に係止する係止部53を有する本体55と、図3(b)に示すように、本体55に係合する軸部材57と、軸部材57に係合する連結プレート59とを備えている。図5に示すように、本体55は縦断面が上側を開口したコ字形状を成しており、コ字の下壁55aには雌ネジ孔56が形成してある。
図3(b)に示すように、軸部材57には雄ネジが形成してあり、本体55の下壁55aに形成された雌ネジ孔56に螺合して進退自在としてある。
連結プレート59は、軸部材57に挿通する水平壁部59aと、軸部材57の軸方向に沿って設けた垂直壁部59bとを有し、水平壁部59aと垂直壁部59bとで縦断面が略L字形状を成している。
躯体下面側固定具49は、躯体下面に配置する本体61と、本体61を躯体に固定する固定部材63と、下連結材65とを備えている。躯体下面側固定具49の本体61はプレートであり、軸部材57の下端が当接する受け部61aと、固定部材63により躯体下面6cに固定される被固定部61bとが設けてある。
固定部材63は、アンカーネジ27と、荷重受け部材69とを有し、アンカーネジ27は荷重受け部材69に螺合して本体61の被固定部61bを躯体下面6cに固定している。
荷重受け部材69は円柱状の本体部69aと本体部69aの上部に形成した鍔部69bが一体に形成してあり、鍔部69bの外径は本体部69aよりも大きく形成してある。鍔部69bの下面は面内方向荷重受け面68であり、図3(b)に符号Fで抜き出して示すように、本体部69aの周面は見込方向荷重受け面70である。
下連結材65は、断面略L字形状を成し、L字の外側の一面65aと他面65bとに各々接着剤23が塗布してあり、一面65aを連結プレート59の垂直壁部59bに当接した連結プレート当接面としてあり、連結プレート当接面65aは接着剤23で連結プレート59の垂直壁部59bに固定してあり、他面65bを躯体下面側固定具49の本体61に接着して固定してある。
次に、開口建材1の施工方法について説明する。
図4に示すように、躯体開口部2において、躯体縦面6aに躯体縦面側固定具13をアンカーネジ27で固定し(図1(a)参照)、躯体上面6bに躯体上面側固定具35をアンカーネジ27で固定し(図2(a)参照)、躯体下面6cに躯体下面側固定具49を荷重受け部材69と共にアンカーネジ27で固定する(図3(a)参照)。
躯体開口部2の内周側にサッシを枠3と共に配置して、枠3の四周において躯体6との間を楔10で仮固定する。
次に、縦固定部7、上固定部9、下固定部11を各々施工するが、これらの固定部の順序はいずれから施工するものでも良いが、まず縦固定部7について説明する。
縦固定部7の施工は、図6に示すように、まず、縦枠3aの被係止部29に縦枠側固定具15の係止部15bを係止して縦枠側固定具15を取り付けるが、図1(a)に示すように、縦枠側固定具15は、その傾斜部15cが躯体縦面側固定具13の傾斜部13bと隙間dを挟んで略V字を形成するようにして取り付ける。次に、縦連結材17の一の下面19と他の下面21とに接着剤23を塗布した後、図1(b)に示すように、一の下面19を躯体縦面側固定具13の上面25に重ね、他の下面21を縦枠側固定具15の上面33に重ねるように、縦連結材17を躯体縦面側固定具の上面25と縦枠側固定具15の上面33との間に載置して、そのまま縦連結材17の自重で縦連結材17の一の下面19と躯体縦面側固定具13の上面25、縦連結材17の他の下面21と縦枠側固定具15の上面33を接着剤23を介して圧着した状態を所定時間保持することで、接着固定する。
上固定部9の施工は、図5に示すように、上枠3bの被係止部29に上枠側固定具37の係止部37bを係止して上枠側固定具37を取り付けるが、図2(a)に示すように、上枠側固定具37は、その傾斜部37cが躯体上面側固定具35の傾斜部35bと隙間dを挟んで略V字を形成するようにして取り付ける。次に、上連結材39の一の下面19と他の下面21とに接着剤23を塗布した後、図2(b)に示すように、一の下面19を躯体上面側固定具35の上面41に重ね、他の下面21を上枠側固定具37の上面43に重ねるように、上連結材39を躯体上面側固定具35の上面41と上枠側固定具37の上面43との間に載置して、そのまま上連結材39の自重で上連結材39の一の下面19と躯体上面側固定具35の上面41、上連結材39の他の下面21と上枠側固定具37の上面43を圧着した状態を所定時間保持することで、接着固定する。
下固定部11の施工は、図5に示すように、下枠側固定具47の本体55を、その係止部53を下枠3cの被係止部51に係止して下枠3cに取り付ける。次に、図3(a)に示すように、下枠側固定具47の本体55において、下壁55aの雌ネジ孔56に連結プレート59の水平壁部59aを挿通した軸部材57を螺合して軸部材57を垂直軸方向に移動して位置を調整し、軸部材57の下端を躯体下面側固定具49の本体61の受け部61aに当接させる。その後、下連結材65の一面65aと他面65bとに各々接着剤23を塗布して、一面65aを連結プレート59の垂直壁部59bに重ね、他面65bを躯体下面側固定具49の本体61に重ねて、その状態を所定時間保持することで、接着固定する。
そして、各縦固定部7、上固定部9及び下固定部11を施工した後、各仮止めの楔10を外し、図5及び図6に示すように、躯体6と枠3との間にモルタルを充填する。
次に、本実施の形態にかかる開口建材1の作用及び効果について説明する。
図1に示すように、開口建材1において、縦固定部7では、縦連結材(連結材)17を躯体縦面側固定具(躯体側固定具)13及び縦枠側固定具(枠側固定具)15間に接着剤23を介して載置するだけで、躯体縦面6aと縦枠(枠)3aを接着固定できる。即ち、接着剤23が硬化するまで、縦連結材を躯体縦面側固定具(躯体側固定具)13及び縦枠側固定具(枠側固定具)15に押さえ続けることなく、手を放すことができる。
縦連結材17は、その自重で、躯体縦面側固定具13の上面25と縦連結材17の一の下面19との間及び縦枠側固定具15の上面33と縦連結材17の他の下面21との間を接着剤23介して圧するから、接着強度を高めることができる。
縦連結材17は一の下面19の巾L1と他の下面21の巾L2や、躯体縦面側固定具13の上面25の巾、縦枠側固定具15の上面33の巾を変えることにより、枠の大きさや、縦枠3aと躯体縦面6aとの間隔等の施工条件に応じて容易に対応できる。
図1(b)に示すように、躯体縦面側固定具13の傾斜部13bの先端と縦枠側固定具15の傾斜部15cとの間には隙間dが形成してあり、隙間dには縦連結材17のコーナー部17aが配置することで、縦連結材17の一の下面19と躯体縦面側固定具13の上面25、他の下面21と縦枠側固定具15の上面33とを確実に密着できる。
躯体縦面側固定具13は、アンカーネジ27で躯体縦面6aに固定してあり、縦連結材17を介して縦枠側固定具15に接着固定しているので、躯体縦面6aが雨等で濡れていても施工できる。
同様に、図2に示すように、上固定部9においても、上連結材(連結材)39を躯体上面側固定具(躯体側固定具)35及び上枠側固定具(枠側固定具)37間に接着剤23を介して載置するだけで、躯体上面6bと上枠(枠)3bを接着固定できる。
また、上連結材39は、その自重で、躯体上面側固定具35の上面41と上連結材39の一の下面19との間及び上枠側固定具37の上面43と上連結材39の他の下面21との間を接着剤23介して圧するから、接着強度を高めることができる。
上連結材39も、一の下面19の巾L1と他の下面21の巾L2や、躯体上面側固定具35の上面41の巾、上枠側固定具37の上面43の巾を変えることにより、枠の大きさや、上枠3bと躯体上面6bとの間隔等の施工条件に応じて容易に対応できる。
躯体上面側固定具35は、アンカーネジ27で躯体上面6bに固定してあり、上連結材39を介して上枠側固定具37に接着固定しているので、躯体上面6bが雨等で濡れていても施工できる。
図3に示すように、下固定部11では、下枠側固定具(枠側固定具)47の連結プレート59は垂直軸回りを回動自在で且つ上下動自在であるから、図5に示すように躯体下面6cが傾斜(傾斜角度T)している等の施工条件に応じて、傾斜方向と直交する位置に固定部材63を固定する等の最適な位置に調整して、下枠側固定具47を躯体下面側固定具(躯体側固定具)49に接着固定できる。この場合、図5に示すように、躯体下面側固定具49の本体61を躯体下面6cの傾斜に沿って設けると共に下連結材65の他の面65bも躯体下面6cの傾斜に沿って接着固定する。
また、図3(c)に示すように、躯体下面側固定具49を躯体下面の状態に応じて図3(b)の取り付け位置とは180度異なる位置で固定したり、360度の任意の位置に変えて固定できる。
躯体下面側固定具49は、別体の下連結材65を有する構成であるから、下連結材65を施工条件に応じて任意に取り付け位置を変えたりずらしたりして、最適な位置で連結プレート59の垂直壁部59bに接着固定することができる。
下枠側固定具47には軸部材57を設けており、軸部材57で枠3及び障子5(サッシ)の自重を受けつつ下枠側固定具47と躯体下面側固定具49を強固に接着固定できる。
図3(b)に示すように、躯体下面側固定具49は、見込方向の荷重受け面70を有しているので、図5に示すようにモルタルを充填した状態では、枠3に風圧がかかった時に、枠3が見込方向の力を受けて躯体6からずれたり、外れるのを防止できる。
同様に、躯体下面側固定具49は、面内方向の荷重受け面68を有しているので、図5に示すようにモルタルを充填した状態では、枠3に風圧がかかった時に、枠3が面内方向の力を受けて躯体6からずれたり、外れるのを防止できる。
躯体下面側固定具49は、アンカーネジ27で躯体下面6cに固定してあり、連結プレート59を介して下枠固定具47に接着固定しているので、躯体下面6cが雨等で濡れていても施工できる。
以下に本発明の他の実施の形態について説明するが、以下に説明する実施の形態において、上述した実施の形態と同一の作用効果を奏する部分には、同一の符号を付することによりその部分の詳細な説明を省略する。
図7に下固定部11における他の実施の形態を示す。上述した実施の形態では、躯体下面側固定具49の躯体下面6cに載置する本体部61と別体に荷重受け部材69を設けて、荷重受け部材69をアンカーネジ27で躯体下面6cに固定したが、この実施の形態では、躯体下面側固定具49の本体61には2つの荷重受け部71、73を一体に形成してあり、躯体下面側固定具49の本体61は直接アンカーネジ27で躯体下面6cに固定してある。
一方の荷重受け部71は下枠3c側へ立ち上がる立上がり部75と立上がり部75の下枠側で見込方向の一方側に屈曲した一方の見込部77が形成してあり、立上がり部75と一方の見込部77とで断面略L字形状を形成している。
他方の荷重受け部73は下枠3c側へ立ち上がる立上がり部75と立上がり部75の下枠側で見込方向の他方側に屈曲した他方の見込部79が形成してあり、立上がり部75と他方の見込部79とで断面略L字形状を形成している。
図7に示す他の実施の形態では、図5に示すようにモルタルを充填した状態では、一方及び他方の荷重受け部71、73の各立上がり部75が見込方向の力を受ける見込方向荷重受け面として作用し、一方の見込部77と他方の見込部79とが面内方向の荷重受け部として作用する。
更に、図7に示す他の実施の形態によれば、上述した実施の形態における下固定部11と同様の作用効果を奏すると共に、荷重受け部71、73を躯体下面側固定具49の本体61に一体に形成しているので、部品点数を少なくできる。
本発明は、上述した実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。
例えば、枠3は、サッシ枠のほかに、ドア枠、点検口枠等の他の枠であっても良い。
上固定部9は縦固定部7に換えて縦枠3aと躯体縦面6aとの間に用いたり、下固定部11に換えて下枠3cと躯体下面6cとの間に用いても良いし、同様に、縦固定部7を上固定部9に換えて上枠3と躯体上面6bとの間に用いても良いし、下固定部11に換えて下枠3cと躯体下面6cとの間に用いても良い。また、下固定部11を縦固定部7に換えて縦枠3aと躯体縦面6aとの間に用いたり、上固定部9に換えて上枠3bと躯体上面6bとの間に用いても良い。
縦連結材17及び上連結材39は、一の下面の巾L1や、他の下面の巾L2が異なる長さであっても良いし、各巾L1、L2は物件に応じて種々変形可能である。また、各連結材17、39の一の下面19及び他の下面21は平面に限らず、湾曲面であっても良く、この場合には躯体縦面側固定具13の上面25、縦枠側固定具15の上面33、躯体上面側固定具35の上面41、上枠側固定具37の上面43は、一の下面19及び他の下面21の湾曲面に重なる湾曲面とする。
図1(b)に示すように、躯体縦面側固定具13の傾斜部13bの先端と、縦枠側固定具15の傾斜部15cの先端との間には、隙間dを形成することに限らず、隙間dは無くても良いし、躯体縦面側固定具13の傾斜部13bの上面25に縦枠側固定具15の傾斜部15cの先端が対向して位置するものであっても良いし、縦枠側固定具15の傾斜部15cの上面33に躯体縦面側固定具13の傾斜部13bの先端が対向して位置するものであっても良い。
開口建材1を施工するときには、障子5を取り付けた枠3を仮固定して施工しても良いし、枠3のみを仮固定して施工後に障子5を枠3に取り付けても良い。
躯体下面側固定具49には、下連結材(連結材)65を別体に設けたが、これに限らず一体の構成としても良い。また、下連結材65は固定部材63に突き当てて設けることに限らず固定部材63から離れて配置しても良い。
1 開口建材
3a 縦枠(枠)
3b 上枠(枠)
6a 躯体縦面(躯体)
6b 躯体上面(躯体)
13 躯体縦面側固定具(躯体側固定具)
15 縦枠側固定具(枠側固定具)
17 縦連結材(連結材)
19 一の下面
21 他の下面
23 接着剤
25 上面(躯体側固定具の上面)
33 上面(枠側固定具の上面)
35 躯体上面側固定具(躯体側固定具)
37 上枠側固定具(枠側固定具)
39 上連結材(連結材)

Claims (1)

  1. 躯体に固定した躯体側固定具と、枠に固定した枠側固定具と、連結材とを備え、連結材は互いに角度を形成する一の下面と他の下面を有し、躯体側固定具は連結材の一の下面に当接する傾斜した上面を有し、枠側固定具は連結材の他の下面に当接する傾斜した上面を有し、連結材を躯体側固定具及び枠側固定具の上面間に接着剤を介して載置することで、連結材の各下面を躯体側固定具及び枠側固定具の上面に接着固定してあることを特徴とする開口建材。
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