以下、図面を用いて、本発明に係る遊技台(例えば、パチンコ機100等の弾球遊技機やスロット機等の回胴遊技機)について詳細に説明する。
<全体構成>
まず、図1を用いて、本発明の第1実施形態に係るパチンコ機100の全体構成について説明する。なお、同図はパチンコ機100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。
パチンコ機100は、所定条件が成立すると遊技者が利益を獲得することができる遊技台であって、外枠102と、本体104と、前面枠扉106と、球貯留皿付扉108と、発射装置110と、遊技盤200と、をその前面(遊技者側)に備える。
外枠102は、遊技機設置営業店に設けられた設置場所(島設備等)へと固定させるための縦長方形状から成る木製の枠部材である。
本体104は、外枠102の内部に備えられ、施錠機能付きで且つ、ヒンジ部112を介して外枠102に回動自在に装着された縦長方形状の遊技機基軸体となる扉部材である。また、本体104は、枠状に形成され、内側に空間部114を有している。このパチンコ機100を設置した店舗(遊技店)の店員は、この本体104を開閉操作することが可能であり、本体104が開いたことを検出する本体開放センサ1041が設けられている。
前面枠扉106は、施錠機能付きで且つ開閉自在となるようにパチンコ機100の前面側となる本体104の前面に対しヒンジ部112を介して装着され、枠状に構成されることでその内側を開口部116とした扉部材である。遊技店の店員は、この前面枠扉106も開閉操作することが可能であり、前面枠扉106が開いたことを検出する前面枠扉センサも設けられている。なお、この前面枠扉106には、開口部116にガラス製又は樹脂製の透明板部材118が設けられ、前面側には、スピーカ120や枠ランプ122が取り付けられている。前面枠扉106の後面と遊技盤200の前面とで遊技領域124が設けられる空間を区画形成する。なお、本実施形態では、光源をLEDとするものもランプと称する。
球貯留皿付扉108は、パチンコ機100の前面において本体104の下側に対して、施錠機能付きで且つ開閉自在となるように装着された扉部材である。この球貯留皿付扉108は、前面枠扉106を開放した状態で操作可能となる不図示の開放レバーを押すことによって開く。なお、球貯留皿付扉108が開いたことを検出する球貯留皿付扉センサを設けてもよい。球貯留皿付扉108は、複数の遊技球(以下、単に「球」と称する場合がある)が貯留可能で且つ発射装置110へと遊技球を案内させる通路が設けられている上皿126と、上皿126に貯留しきれない遊技球を貯留する下皿128と、遊技者の操作によって上皿126に貯留された遊技球を下皿128へと排出させる球抜ボタン130と、遊技者の操作によって下皿128に貯留された遊技球を遊技球収集容器(俗称、ドル箱)へと排出させる球排出レバー132と、遊技者の操作によって発射装置110へと案内された遊技球を遊技盤の遊技領域124へと打ち出す球発射ハンドル134と、遊技者の操作によって各種演出装置206(図3参照)の演出態様に変化を与える演出ボタン136と、演出ボタン136に内蔵され、その演出ボタン136を発光させるチャンスボタンランプ138と、遊技店に設置されたカードユニット(CRユニット)に対して球貸し指示を行う球貸操作ボタン140と、カードユニットに対して遊技者の残高の返却指示を行う返却操作ボタン142と、遊技者の残高やカードユニットの状態を表示する球貸表示部(不図示)と、を備える。また、図1に示すパチンコ機100には、下皿128が遊技球によって満タンになったことを検知する下皿満タン検知センサ(不図示)が設けられている。さらに、操作キーユニット137も備えている。
発射装置110は、本体104の下方に取り付けられ、球発射ハンドル134が遊技者に操作されることによって回動する発射杆146と、遊技球を発射杆146の先端で打突する発射槌148と、を備える。この発射装置110は、遊技者に球発射ハンドル134が継続的に発射操作されている間は、所定の発射期間(例えば0.6秒)の経過ごとに遊技球を遊技盤の遊技領域124へ向けて発射し、発射手段の一例に相当する。なお、球発射ハンドル134が操作された状態で押下操作されることにより発射強度を最大にすることが可能な右打ちボタンを備えてもよい。
遊技盤200は、前面に遊技領域124を有し、本体104の空間部114に臨むように、所定の固定部材を用いて本体104に着脱自在に装着されている。遊技領域124は、遊技盤200を本体104に装着した後、開口部116から観察することができる。なお、図1では遊技領域124の具体的構成は図示省略してあり、その具体的構成は図3に示す。
図2は、図1のパチンコ機100を背面側から見た外観図である。
パチンコ機100の背面上部には、上方に開口した開口部を有し、遊技球を一時的に貯留するための球タンク150と、この球タンク150の下方に位置し、球タンク150の底部に形成した連通孔を通過して落下する球を背面視右側に位置する払出装置152に導くためのタンクレール154とを配設している。
払出装置152は、筒状の部材からなり、その内部には、不図示の払出モータとスプロケットと払出センサとを備えている。この払出装置152は、着脱自在なものであり、所定位置に装着されると、タンクレール154の下流端に接続する。
スプロケットは、払出モータによって回転可能に構成されており、タンクレール154を通過して払出装置152内に流入した遊技球を一時的に滞留させると共に、払出モータを駆動して所定角度だけ回転することにより、一時的に滞留した遊技球を払出装置152の下方へ1個ずつ送り出すように構成している。すなわち、払出装置152は、遊技球に駆動力を与えてその遊技球を搬送する球送り装置の一種である。
払出センサは、スプロケットが送り出した遊技球の通過を検知するためのセンサであり、遊技球が通過しているときにハイまたはローの何れか一方の信号を、遊技球が通過していないときはハイまたはローの何れか他方の信号を払出制御部600へ出力する。この払出センサを通過した遊技球は、不図示の球レールを通過してパチンコ機100の前面側に配設した上皿126に到達するように構成しており、パチンコ機100は、所定の付与条件が成立したことに基づいて遊技者にその付与条件に応じた量の遊技価値(遊技球)をこの構成により付与する(払い出す)。
払出装置152の図中左側には、遊技全般の制御処理を行う主制御部300(図4参照)を構成する主基板156を収納する主基板ケース158、主制御部300が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第1副制御部400(図4参照)を構成する第1副基板160を収納する第1副基板ケース162、第1副制御部400が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第2副制御部500(図4参照)を構成する第2副基板164を収納する第2副基板ケース166、遊技球の払出に関する制御処理を行う払出制御部600(図4参照)を構成するとともに遊技店員の操作によってエラーを解除するエラー解除スイッチ168を備える払出基板170を収納する払出基板ケース172、遊技球の発射に関する制御処理を行う発射制御部630(図4参照)を構成する発射基板174を収納する発射基板ケース176、各種電気的遊技機器に電源を供給する電源制御部660(図4参照)を構成するとともに遊技店員の操作によって電源をオンオフする電源スイッチ178と電源投入時に操作されることによってRAMクリア信号を主制御部300に出力するRAMクリアスイッチ180とを備える電源基板182を収納する電源基板ケース184、および払出制御部600とカードユニットとの信号の送受信を行うCRインターフェース部186を配設している。
図3は、遊技盤200を正面から見た略示正面図である。
遊技盤200には、外レール202と内レール204とを配設し、遊技球が転動可能な遊技領域124を区画形成している。
遊技領域124の略中央には、演出装置206を配設している。この演出装置206には、略中央に装飾図柄表示装置208を配設し、その周囲に、普通図柄表示装置210と、第1特別図柄表示装置212と、第2特別図柄表示装置214と、普通図柄保留ランプ216と、第1特別図柄保留ランプ218と、第2特別図柄保留ランプ220と、高確中ランプ222を配設している。なお、以下、普通図柄を「普図」と称する場合があり、特別図柄、第1特別図柄、第2特別図柄のうちの一つまたは複数を「特図」と称する場合がある。
演出装置206は、演出可動体224を動作して演出を行うものであり、詳細については後述する。
装飾図柄表示装置208は、装飾図柄ならびに演出に用いる様々な表示を行うための表示装置であり、本実施形態では液晶表示装置(Liquid Crystal Display)によって構成する。この装飾図柄表示装置208は、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cおよび演出表示領域208dの4つの表示領域に分割し、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208bおよび右図柄表示領域208cはそれぞれ異なった装飾図柄を表示し、演出表示領域208dは演出に用いる画像を表示する。さらに、各表示領域208a、208b、208c、208dの位置や大きさは、装飾図柄表示装置208の表示画面内で自由に変更することを可能としている。なお、装飾図柄表示装置208として液晶表示装置を採用しているが、液晶表示装置でなくとも、種々の演出や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、ドットマトリクス表示装置、7セグメント表示装置、有機EL(Electro−Luminescence)表示装置、リール(ドラム)式表示装置、リーフ式表示装置、プラズマディスプレイ、プロジェクタを含む他の表示デバイスを採用してもよい。
普図表示装置210は、普図の表示を行うための表示装置であり、本実施形態では7セグメントLEDによって構成する。第1特図表示装置212および第2特図表示装置214は、特図の表示を行うための表示装置であり、本実施形態では7セグメントLEDによって構成する。これらの第1特図表示装置212および第2特図表示装置214は、所定の図柄表示手段である。なお、装飾図柄表示装置208に表示される装飾図柄は、第1特図表示装置212や第2特図表示装置214に表示される図柄を、演出を高めた形で表す図柄であり、装飾図柄表示装置208も、所定の図柄表示手段としてもよい。
普図保留ランプ216は、保留している所定の第1の変動遊技(詳細は後述する普図変動遊技)の数を示すためのランプであり、本実施形態では、普図変動遊技を所定数(例えば、4つ)まで保留することを可能としている。
第1特図保留ランプ218および第2特図保留ランプ220は、保留している所定の第2の変動遊技(詳細は後述する特図変動遊技)の数を示すためのランプであり、本実施形態では、特図変動遊技を所定数(例えば、4つ、第1特図用と第2特図用を合わせると8つ)まで保留することを可能としている。ここにいう保留とは、後述する始動情報に基づく各種判定処理(抽選処理等)の開始を保留することを意味する。
高確中ランプ222は、現在の図柄制御状態を示す報知を行なうためのランプ(報知手段)である。この高確中ランプ222は、電源が投入されてから大当り遊技の開始まで、現在の図柄制御状態を示す報知を行ない、それ以降は、現在の図柄制御状態を示す報知をしないように構成している。また図柄制御状態では、電源が再投入された場合には、電源が遮断される直前の図柄制御状態に復帰する。この図柄制御状態については後述するが、ここでの図柄制御状態として、通常状態、時短状態(電サポ状態)、および確変状態のうちのいずれの状態としてもよいし、特図確変ありの状態および特図確変なしの状態のうちの一方の状態としてもよい。
なお、本明細書では制御状態という遊技台(パチンコ機100)の内部における状態をさす文言を用いて説明するが、この制御状態という文言にはいわゆる遊技状態の概念が含まれる。
また、この演出装置206の周囲には、一般入賞口226と、普図始動口228と、第1特図始動口230と、第2特図始動口232と、可変入賞口234を配設している。
一般入賞口226は、本実施形態では遊技盤200に複数配設しており、この一般入賞口226への入球を所定の球検出センサ(図示省略)が検出した場合(一般入賞口226に入賞した場合)、図2に示す払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、10個)の球を賞球として図1に示す上皿126に排出する。上皿126に排出した球は遊技者が自由に取り出すことが可能であり、これらの構成により、入賞に基づいて賞球を遊技者に払い出すようにしている。なお、一般入賞口226に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。本実施形態では、入賞の対価として遊技者に払い出す球を「賞球」、遊技者に貸し出す球を「貸球」と区別して呼ぶ場合があり、「賞球」と「貸球」を総称して「球(遊技球)」と呼ぶ。
普図始動口228は、ゲートやスルーチャッカーと呼ばれる、遊技領域124の所定の領域を球が通過したか否かを判定するための装置で構成しており、本実施形態では遊技盤200の左側に1つ配設している。普図始動口228を通過した球は一般入賞口226に入球した球と違って、遊技島側に排出することはない。球が普図始動口228を通過したことを所定の球検出センサが検出した場合、パチンコ機100は、普図表示装置210による普図変動遊技を開始する。
第1特図始動口230は、本実施形態では遊技盤200の中央に1つだけ配設している。この第1特図始動口230は、遊技球が進入する入り口の大きさが変化しない第一の始動領域である。第1特図始動口230への入球を所定の球検出センサが検出した場合、図2に示す払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、3個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第1特図表示装置212による特図変動遊技を開始する。なお、第1特図始動口230に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。この第1特図始動口230は、始動領域の一つであり、自身の大きさが変化しない固定始動領域の一例に相当する。
第2特図始動口232は、本実施形態では普図始動口228の下側に1つだけ配設している。すなわち、第2特図始動口232は、遊技盤200の右側に設けられている。この第2特図始動口232の近傍には、ソレノイドによって左右に開閉自在な一対の羽根部材2321が設けられており、一対の羽根部材2321と第2特図始動口232を併せたものが、可変始動手段に相当し、一般には、電動チューリップ(電チュー)と呼ばれる。一対の羽根部材2321は、第2特図始動口232への入賞の難易度を変更する部材である。すなわち、一対の羽根部材2321が閉じたままでは第2特図始動口232への入球は不可能であり、一対の羽根部材2321が閉じた態様は入賞困難な開閉態様である。一方、普図変動遊技に当選し、普図表示装置210が当り図柄を停止表示した場合に一対の羽根部材2321が所定の時間間隔、所定の回数で開閉し、第2特図始動口232への球の入球が可能(入賞容易状態)になり、一対の羽根部材2321が開いた開状態は入賞容易な状態である。すなわち、第2特図始動口232は、入り口(遊技球の進入口)の大きさが小サイズ(第1の大きさに相当)と大サイズ(第2の大きさに相当)のうちのいずれか一方のサイズからいずれか他方のサイズに変化する、遊技球の進入のしやすさが可変の可変始動領域であって、第二の始動領域の一例に相当する。この大サイズの大きさは、第1特図始動口230の入り口の大きさよりも大きい。一対の羽根部材2321が開いた状態では、遊技領域124に進入した遊技球のうち、固定始動領域である第1特図始動口230に進入する遊技球よりも、可変始動領域である第2特図始動口232に進入する遊技球の方が多い。一方、小サイズの大きさは、第1特図始動口230の入り口の大きさよりも小さいか、あるいは第1特図始動口230の入り口の大きさ以下である。第2特図始動口232への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、4個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第2特図表示装置214による特図変動遊技を開始する。なお、第2特図始動口232に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
可変入賞口234は、本実施形態では遊技盤200の中央部下方に1つだけ配設している。この可変入賞口234は、可変入賞開口と、ソレノイドによってその可変入賞開口を開閉自在な扉部材2341とを備えている。可変入賞開口は大入賞口と呼ばれることがあり、可変入賞口234はアタッカと呼ばれることがある。扉部材2341は、所定の閉状態およびその閉状態よりも遊技球の、可変入賞開口への進入が容易な開状態のうちのいずれか一方の状態からいずれか他方の状態に状態変更する。閉状態および開状態はともに静止状態であり、閉状態は所定の第1の静止状態であり、本実施形態の可変入賞口234における閉状態は、扉部材2341が遊技盤200の遊技者側の面と一致した静止状態である。一方、開状態は所定の第2の静止状態であり、本実施形態の可変入賞口234における開状態は、扉部材2341が遊技盤200に対して略垂直になるまで遊技者側に回動した静止状態である。可変入賞口234は、後述する大当り遊技が開始されるまでは閉状態を維持し、大当り遊技が開始されると、開状態と閉状態との間で状態変更を繰り返す。なお、閉状態には、完全に閉塞してしる状態の他、遊技球の進入が実質的に不可能な程度に少し開いている状態であってもよい。また、可変入賞口は、遊技球が通過したり入り込んだりすること等によって遊技球の入賞となるものであればよく、図3に示すものに限定されない。特図変動遊技に当選して第1特図表示装置212あるいは第2特図表示装置214が大当り図柄を停止表示した場合に扉部材2341が所定の時間間隔、所定の回数で開閉する。可変入賞口234への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、15個)の球を賞球として上皿126に排出する。なお、可変入賞口234に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
さらに、これらの入賞口や始動口の近傍には、風車と呼ばれる円盤状の打球方向変換部材236や、遊技釘238を複数個、配設していると共に、内レール204の最下部には、いずれの入賞口や始動口にも入賞しなかった球をパチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出するためのアウト口240を設けている。
上皿126に収容されている球は発射レールの発射位置に供給される。このパチンコ機100では、遊技者の球発射ハンドル134の操作量に応じた強度で発射モータを駆動し、発射杆146および発射槌148によって外レール202、内レール204を通過させて遊技領域124に打ち出す。そして、遊技領域124の上部に到達した球は、打球方向変換部材236や遊技釘238等によって進行方向を変えながら下方に落下し、入賞口(一般入賞口226、可変入賞口234)や始動口(第1特図始動口230、第2特図始動口232)に入賞するか、いずれの入賞口や始動口にも入賞することなく、または普図始動口228を通過するのみでアウト口240に到達する。
<演出装置206>
次に、パチンコ機100の演出装置206について説明する。
この演出装置206の前面側には、遊技球の転動可能な領域にワープ装置242およびステージ244を配設し、遊技球の転動不可能な領域に演出可動体224を配設している。また、演出装置206の背面側には、装飾図柄表示装置208および遮蔽装置246(以下、扉と称する場合がある)を配設している。すなわち、演出装置206において、装飾図柄表示装置208および遮蔽装置246は、ワープ装置242、ステージ244、および演出可動体224の後方に位置することとなる。
ワープ装置242は、演出装置206の左上方に設けたワープ入口242aに入った遊技球を演出装置206の前面下方のステージ244にワープ出口242bから排出する。
ステージ244は、ワープ出口242bから排出された球や遊技釘238などによって乗り上げた球などが転動可能であり、ステージ244の中央部には、通過した球が第1特図始動口230へ入球し易くなるスペシャルルート244aを設けている。
演出可動体224は、本実施形態では人間の右腕の上腕と前腕を模した上腕部224aと前腕部224bとからなり、肩の位置に上腕部224aを回動させる不図示の上腕モータと肘の位置に前腕部224bを回動させる不図示の前腕モータを備える。演出可動体224は、上腕モータと前腕モータによって装飾図柄表示装置208の前方を移動する。
遮蔽装置246は、格子状の左扉246aおよび右扉246bからなり、装飾図柄表示装置208および前面ステージ244の間に配設する。左扉246aおよび右扉246bの上部には、不図示の2つのプーリに巻き回したベルトをそれぞれ固定している。すなわち、左扉246aおよび右扉246bは、モータによりプーリを介して駆動するベルトの動作に伴って左右にそれぞれ移動する。遮蔽装置246は、左扉246aおよび右扉246bを閉じた状態ではそれぞれの内側端部が重なり、遊技者が装飾図柄表示装置208を視認し難いように遮蔽する。左扉246aおよび右扉246bを開いた状態ではそれぞれの内側端部が装飾図柄表示装置208の表示画面の外側端部と若干重なるが、遊技者は装飾図柄表示装置208の表示の全てを視認可能である。また、左扉246aおよび右扉246bは、それぞれ任意の位置で停止可能であり、例えば、表示した装飾図柄がどの装飾図柄であるかを遊技者が識別可能な程度に、装飾図柄の一部だけを遮蔽するようなことができる。なお、左扉246aおよび右扉246bは、格子の孔から後方の装飾図柄表示装置208の一部を視認可能にしてもよいし、格子の孔の障子部分を半透明のレンズ体で塞ぎ、後方の装飾図柄表示装置208による表示を漠然と遊技者に視認させるようにしてもよいし、格子の孔の障子部分を完全に塞ぎ(遮蔽し)、後方の装飾図柄表示装置208を全く視認不可にしてもよい。
図1に示すスピーカ120や枠ランプ122等の装飾ランプ、図3に示す装飾図柄表示装置208、演出可動体224、および遮蔽装置246は、演出手段に相当し、これらの中でも装飾図柄表示装置208は装飾図柄表示手段の一例に相当する。
さらに、遊技盤200には、この遊技台のスペックを表すスペックシール290が、遊技者から見える位置に貼り付けられている。
次に、図4を用いて、このパチンコ機100の制御部の回路構成について詳細に説明する。なお、同図は制御部の回路ブロック図を示したものである。パチンコ機100の制御部は、大別すると、遊技の中枢部分を制御する主制御部300と、主制御部300が送信するコマンド信号(以下、単に「コマンド」という)に応じて主に演出の制御を行う第1副制御部400と、第1副制御部400より送信されたコマンドに基づいて各種機器を制御する第2副制御部500と、主制御部300が送信するコマンドに応じて主に遊技球の払出しに関する制御を行う払出制御部600と、遊技球の発射制御を行う発射制御部630と、パチンコ機100に供給される電源を制御する電源制御部660とを備えて構成されている。
まず、パチンコ機100の主制御部300について説明する。主制御部300は、主制御部300の全体を制御する基本回路302を備えている。基本回路302には、CPU304と、制御プログラムや各種データを記憶するためのROM306と、一時的にデータを記憶するためのRAM308と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O310と、時間や回数等を計測するためのタイマ回路312と、プログラム処理の異常を監視するWDT314と、を搭載している。なお、ROM306やRAM308については他の記憶装置を用いてもよく、この点は後述する第1副制御部400や第2副制御部500についても同様である。この基本回路302のCPU304は、水晶発振器316bが出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。
また、基本回路302には、水晶発振器316aが出力するクロック信号を受信する度に0〜65535の範囲で数値を変動させるハードウェア乱数カウンタとして使用している乱数値生成回路(カウンタ回路)318(この回路には2つのカウンタを内蔵しているものとする)と、所定の球検出センサ、例えば各始動口、入賞口、可変入賞口を通過する遊技球を検出するセンサや、前面枠扉開放センサや内枠開放センサや下皿満タンセンサを含む各種センサ320が出力する信号を受信し、増幅結果や基準電圧との比較結果を乱数値生成回路318および基本回路302に出力するためのセンサ回路322と、所定の図柄表示装置、例えば第1特図表示装置212や第2特図表示装置214の表示制御を行うための駆動回路324と、所定の図柄表示装置、例えば普図表示装置210の表示制御を行うための駆動回路326と、各種状態表示部328(例えば、普図保留ランプ216、特図1保留ランプ218、特図2保留ランプ220、高確中ランプ222等)の表示制御を行うための駆動回路330と、所定の可動部材、例えば特図2始動口232の羽根部材2321や可変入賞口234の扉部材2341等を開閉駆動する各種ソレノイド332を制御するための駆動回路334と、を接続している。本例では水晶発振器316aと乱数値生成回路318とが別に設けられているが、水晶発振器316aは乱数値生成回路318に含まれていてもよい。
なお、特図1始動口230に球が入賞したことを球検出センサ320が検出した場合には、センサ回路322は球を検出したことを示す信号を乱数値生成回路318に出力する。この信号を受信した乱数値生成回路318は、特図1始動口230に対応するカウンタのそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、特図1始動口230に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶する。また、乱数値生成回路318は、特図2始動口232に球が入賞したことを示す信号を受信した場合も同様に、特図2始動口232に対応するカウンタのそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、特図2始動口232に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶する。
さらに、基本回路302には、情報出力回路336を接続しており、主制御部300は、この情報出力回路336を介し、外部端子板349を経由して、外部のホールコンピュータ(図示省略)等が備える情報入力回路350にパチンコ機100の遊技情報(例えば、遊技状態)を出力する。
また、主制御部300には、電源制御部660から主制御部300に供給している電源の電圧値を監視する電圧監視回路338を設けており、この電圧監視回路338は、電源の電圧値が所定の値(本例では9V)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を基本回路302に出力する。
また、主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けており、CPU304は、この起動信号出力回路340から起動信号を入力した場合に、遊技制御を開始する(後述する主制御部メイン処理を開始する)。
また、主制御部300は、第1副制御部400にコマンドを送信するための出力インタフェースと、払出制御部600にコマンドを送信するための出力インタフェースとをそれぞれ備えており、この構成により、第1副制御部400および払出制御部600との通信を可能としている。なお、主制御部300と第1副制御部400および払出制御部600との情報通信は一方向の通信であり、主制御部300は第1副制御部400および払出制御部600にコマンド等の信号を送信できるように構成しているが、第1副制御部400からは主制御部300にコマンド等の信号を送信できないように構成している。ただし、主制御部300と第1副制御部400との情報通信が双方向通信により行われるように構成してもよい。また、払出制御部600は、主制御部300にコマンド等の信号を送信できるように構成しているが、払出制御部600から主制御部300にコマンド等の信号を送信できないように構成してもよい。
次に、パチンコ機100の第1副制御部400について説明する。第1副制御部400は、主に主制御部300が送信したコマンド等に基づいて第1副制御部400の全体を制御する基本回路402を備えている。基本回路402には、CPU404と、一時的にデータを記憶するためのRAM408と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O410と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ412とを搭載している。この基本回路402のCPU404は、水晶発振器414が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。また、基本回路402には、制御プログラムや各種演出データを記憶するためのROM406が設けられている。なお、ROM406は、制御プログラムと各種演出データとを別々のROMに記憶させてもよい。
また、基本回路402には、スピーカ120(およびアンプ)の制御を行うための音源IC(S−ROM)416と、各種ランプ418(例えば、チャンスボタンランプ138)の制御を行うための駆動回路420と、遮蔽装置246の駆動制御を行うための駆動回路432と、遮蔽装置246の現在位置を検出する遮蔽装置センサ430と、チャンスボタン136の押下を検出するチャンスボタンセンサ426と、スピーカ120から出力される音量を調整する音量調整スイッチ(不図示)と、設定操作部137の各ボタンの押下を検出する操作部センサ(不図示)と、これらのセンサからの検出信号を基本回路402に出力するセンサ回路428と、CPU404からの信号に基づいてROM406に記憶された画像データ等を読み出してVRAM436のワークエリアを使用して表示画像を生成して装飾図柄表示装置208に画像を表示するVDP(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサ)434と、を接続している。
次に、パチンコ機100の第2副制御部500について説明する。第2副制御部500は、第1副制御部400が送信した制御コマンドを入力インタフェースを介して受信し、この制御コマンドに基づいて第2副制御部500の全体を制御する基本回路502を備えている。基本回路502は、CPU504と、一時的にデータを記憶するためのRAM508と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O510と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ512とを搭載している。基本回路502のCPU504は、水晶発振器514が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。また、基本回路502には、第2副制御部500の全体を制御するための制御プログラムおよびデータ、画像表示用のデータ等が記憶されたROM506が設けられている。
また、基本回路502には、演出可動体224の駆動制御を行うための駆動回路516と、演出可動体224の現在位置を検出する演出可動体センサ424と、演出可動体センサ424からの検出信号を基本回路502に出力するセンサ回路518と、遊技盤用ランプ532の制御を行うための遊技盤用ランプ駆動回路530と、遊技台枠用ランプ542の制御を行うための遊技台枠用ランプ駆動回路540と、遊技盤用ランプ駆動回路530および遊技台枠用ランプ駆動回路540との間でシリアル通信による点灯制御を行うシリアル通信制御回路520と、を接続している。
次に、パチンコ機100の払出制御部600、発射制御部630、電源制御部660について説明する。払出制御部600は、主に主制御部300が送信したコマンド等の信号に基づいて払出装置152の払出モータ602を制御するとともに、払出センサ604が出力する制御信号に基づいて賞球または貸球の払出しが完了したか否かを検出する。また払出制御部600は、インタフェース部606を介して、パチンコ機100とは別体で設けられたカードユニット608との通信を行う。また、払出制御部600は、所定個数(例えば、10個)の賞球の払出しが行われたことを示す賞球情報や、所定個数(例えば、25個)の貸球の払出しが行われたことを示す貸球情報等を、外部端子板349を経由して、情報入力回路350に出力する。また、払出制御部600には、枠センサ605が接続されている。枠センサ605は、前面枠扉106が開放されている場合にこれを検知し、開放信号を出力するものである。払出制御部600は、枠センサ605からの開放信号を出力すると、主制御部300に扉開放情報を出力する。
発射制御部630は、払出制御部600が出力する、発射許可または停止を指示する制御信号や、球発射ハンドル134内に設けた発射強度出力回路が出力する、遊技者による球発射ハンドル134の操作量に応じた発射強度を指示する制御信号に基づいて、発射杆146および発射槌148を駆動する発射モータ632の制御や、上皿126から発射装置110に球を供給する球送り装置634の制御を行う。
電源制御部660は、パチンコ機100に外部から供給される交流電源を直流化し、所定の電圧に変換して主制御部300、第1副制御部400等の各制御部や払出装置152等の各装置に供給する。さらに、電源制御部660は、外部からの電源が断たれた後も所定の部品(例えば主制御部300のRAM308等)に所定の期間(例えば10日間)電源を供給するための蓄電回路(例えば、コンデンサ)を備えている。なお、本実施形態では、電源制御部660から払出制御部600と第2副制御部500に所定電圧の電源を供給し、払出制御部600から主制御部300と第2副制御部500と発射制御部630に所定電圧の電源を供給しているが、各制御部や各装置に他の電源経路で所定電圧の電源を供給してもよい。
次に、図5(a)〜(d)を用いて、パチンコ機100の第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、装飾図柄表示装置208、普図表示装置210が停止表示する特図および普図の種類について説明する。
特図1始動口230に球が入球したことを球検出センサである第1始動口センサが検出したことを条件として特図1変動遊技が開始され、特図2始動口232に球が入球したことを球検出センサである第2始動口センサが検出したことを条件として特図2変動遊技が開始される。特図1変動遊技が開始されると、第1特図表示装置212は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図1の変動表示」(特図変動遊技)を行う。また、特図2変動遊技が開始されると、第2特図表示装置214は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図2の変動表示」(特図変動遊技)を行う。そして、特図1の変動開始前に決定した変動時間が経過すると、第1特図表示装置212は特図1の停止図柄態様を停止表示し、特図2の変動開始前に決定した変動時間が経過すると、第2特図表示装置214は特図2の停止図柄態様を停止表示する。以下、この「特図1又は2の変動表示」を開始してから特図1又は2の停止図柄態様を停止表示するまでの変動表示を特図の変動表示と称することがある。この特図の変動表示は複数回、連続して行われることがある。
図5(a)は、特図1の停止図柄態様の一例を示したものである。この図5(a)には、「特図A」から「特図I」の9種類の特図が示されている。図5(a)においては、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。
本実施形態では、特図の停止図柄態様として、7種類の大当り図柄(「特図A」から「特図G」)が用意されている。「特図A」は15ラウンド(R)大当り図柄であって、15ラウンドのうちの全てのラウンドで出玉の獲得が期待できる15R確変大当り図柄であり、「特図B」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの5つのラウンドで出玉の獲得が期待できる一方、残りのラウンドでは出玉の獲得が期待できない実質5R確変大当り図柄であり、「特図C」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの全てのラウンドで出玉の獲得が期待できる15R−ランクアップボーナス(RUB)図柄であり、「特図D」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの8つのラウンドで出玉の獲得が期待できる一方、残りのラウンドでは出玉の獲得が期待できない実質8R−RUBであり、「特図E」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの4つのラウンドで出玉の獲得が期待できる一方、残りのラウンドでは出玉の獲得が期待できない実質4R−RUBであり、「特図F」は5R通常大当り図柄であり、「特図G」は2R大当り図柄であって、いずれのラウンドにおいても出玉の獲得が期待できない潜伏確変あるいは隠れ確変と称される2R確変大当り図柄である。ここで、ランクアップボーナスとは、例えば、大当りの開始時には出玉の獲得が期待できるラウンドがいつまで続くのかが遊技者に特定困難な態様で演出する大当りであり、特定のラウンド(例えば、5ラウンド目や9ラウンド目)となったときに、出玉の獲得が期待できるラウンドが継続するか否かを遊技者に煽る態様で演出する大当りである。
本実施形態のパチンコ機100では、特図変動遊技における大当りか否かの決定はハードウェア乱数の抽選によって行い、特別大当りか否かの決定はソフトウェア乱数の抽選によって行う。通常大当りと確変大当りの違いは、次回の特図変動遊技で、大当りに当選する確率が高い(確変大当り)か低い(通常大当り)かの違いである。以下、この大当りに当選する確率が高い状態のことを特図高確率状態(以下、「特図確変」または単に「確変」という場合がある)と称し、その確率が低い状態のことを特図低確率状態と称する。また、大当り遊技の終了後に時短状態(電サポ状態)に移行する場合がある。ここで、電サポ状態とは、特図変動遊技における大当りを終了してから、次の大当りを開始するまでの時間を短くする等して、遊技者の有利度が非電サポ状態より高い所定状態のことをいう。時短については詳しくは後述するが、時短状態のことを普図高確率状態(以下、「普図確変」という場合がある)と称し、時短状態でない状態のことを普図低確率状態と称する。このように、電サポ状態(時短状態)は、大当り遊技の終了を条件に開始される。なお、厳密にいえば、「電サポ状態」はあくまでも普図がらみの状態であり、「時短状態」は特図がらみの状態または普図および特図がらみの状態である。主制御部300のRAM308には時短フラグが用意されており、その時短フラグがオンに設定されていると、電サポ状態であり、普図高確率状態である。普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、普図変動遊技に当選しやすくなる(普図確変)。例えば、普図変動遊技の当選確率が、普図低確率状態(非電サポ状態)では1/100であるのに対し、普図高確率状態(電サポ状態)では99/100に上昇する。また、電サポ状態の方が、非電サポ状態に比べて普図変動遊技の変動時間は短くなる(普図変短)。例えば、非電サポ状態では10秒の普図変動遊技の変動時間が電サポ状態では2秒に短縮される。また、電サポ状態では、非電サポ状態に比べて、特図2始動口232の羽根部材2321の1回の開放における開放時間が長くなりやすい(電チュー開放期間延長)。例えば、非電サポ状態では0.5秒の電チュー開放期間が電サポ状態では2秒に延長される。さらに、電サポ状態では非電サポ状態に比べて、羽根部材2321は多く開きやすい(電チュー開放回数増加)。例えば、普図始動口228への1回の入賞につき非電サポ状態では1回しか開かない羽根部材2321が、電サポ状態では2回開く(2秒開放して1秒閉鎖してまた2秒開放)。電チュー開放期間延長や電チュー開放回数増加により、特図2始動口232に入球する確率が高まる。なお、時短フラグは、大当り遊技中にはオフに設定される。したがって、大当り遊技中には、非電サポ状態が維持される。これは、特に大当り遊技において賞球数の少ない電チューに遊技球が拾われてしまい、可変入賞口(アタッカ)234への遊技球の入賞が減ってしまうと遊技者に不利益が生じる場合があるからである。なお、本実施形態では、電サポ状態(時短状態)では、普図確変、普図変短、電チュー開放期間延長、および電チュー開放回数増加の総てが行われるが、これらのうちの少なくともいずれか一つが行われれば、遊技者の有利度が高い状態になり、電サポ状態(時短状態)としてもよい。あるいは、特図2始動口232に入球する確率が高まる、電チュー開放期間延長または電チュー開放回数増加のうちのいずか一方が行われれば、電サポ状態(時短状態)としてもよい。非電サポ状態では、電サポ状態よりも遊技球が特図2始動口232に進入し難い。上述のごとく、特図2始動口232は、遊技球が進入し難い入賞困難状態と遊技球が進入しやすい入賞容易状態とに変化するものである。この特図2始動口232は、入り口が、電サポ状態では非電サポ状態よりも長期間にわたって入賞容易状態となる。本実施形態では、「特図A」〜「特図E」が停止表示されると、その後に行われる大当り遊技終了後、次に大当り遊技が開始されるまで電サポ状態(普図高確率状態)が維持され、「特図F」が停止表示されると、その後に行われる大当り遊技終了後、特図変動遊技が100回行われる間、電サポ状態が維持され、101回目には非電サポ状態(普図低確率状態)に移行する。一方、電サポ無しの大当り(「特図G」)に当選した場合には、大当り遊技終了後に電サポ状態に移行しない。
このように、本実施形態では、「特図A」〜「特図E」が停止表示されると、大当り遊技が終了した後、制御状態が特図高確率普図高確率状態になる。また、「特図F」が停止表示されると、大当り遊技が終了した後、制御状態が特図低確率普図高確率状態になる。また、「特図G」が停止表示されると、大当り遊技が終了した後、制御状態が特図高確率普図低確率状態になる。
また、本実施形態では、大当り図柄の他に小当り図柄として1種類の停止図柄が用意されている。小当り遊技では、可変入賞口234の扉部材2341が所定回(例えば2回)作動し、その扉部材2341は、1回の作動につき開状態を最大で0.1秒間しか維持しない。なお、小当りにおける扉部材2341の開放では、例えば、1回目の開放で、遊技球が所定球数(例えば10球)進入してしまうと、あるいは所定量の遊技価値(所定球数)を獲得してしまうと、2回目以降の開放は行われない。小当り遊技中には、特図低確率普図低確率状態へ移行する。小当りは、小当り遊技前後で制御状態が変化しない当りであり、小当り遊技終了後には小当り遊技開始前の制御状態に復帰する。図5(a)に示す、「特図H」は小当り図柄である。本実施形態では、小当り遊技における可変入賞口234の開閉態様(開閉回数及び開放時間)と、「特図G」が停止表示されて移行される大当り遊技における可変入賞口234の開閉態様(開放回数及び開放時間)とを略同じにしたが、異ならせるようにしてもよく、例えば、開放回数及び開放時間の少なくともいずれか一方が異なっていてもよい。
さらに、本実施形態では、ハズレ図柄として1種類の停止図柄が用意されている。「特図I」はハズレ図柄である。
図5(b)は、特図2の停止図柄態様の一例を示したものである。この図5(b)には、「特図a」〜「特図f」の6種類の特図が示されており、そのうち5種類の特図が大当り図柄(「特図a」〜「特図e」)となっている。「特図a」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの全てのラウンドで出玉の獲得が期待できる15R確変大当り図柄であり、「特図b」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの全てのラウンドで出玉の獲得が期待できる15R−RUB図柄であり、「特図c」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの8つのラウンドで出玉の獲得が期待できる一方、残りのラウンドでは出玉の獲得が期待できない実質8R−RUBであり、「特図d」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの4つのラウンドで出玉の獲得が期待できる一方、残りのラウンドでは出玉の獲得が期待できない実質4R−RUBであり、「特図e」は2R通常大当り図柄である。
さらに、本実施形態では、ハズレ図柄として1種類の停止図柄が用意されている。「特図f」はハズレ図柄である。
図5(c)は装飾図柄の一例を示したものである。本実施形態の装飾図柄には、「装飾1」〜「装飾10」の10種類がある。特図1始動口230または特図2始動口232に球が入賞したこと、すなわち、特図1始動口230に球が入球したことを第1始動口センサが検出したこと、あるいは特図2始動口232に球が入球したことを第2始動口センサが検出したことを条件にして、装飾図柄表示装置208の左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cの各図柄表示領域に、「装飾1」→「装飾2」→「装飾3」→・・・・「装飾9」→「装飾10」→「装飾1」→・・・の順番で表示を切り替える「装飾図柄の変動表示」を行う。すなわち、装飾図柄表示装置208は、第1特図表示装置212および第2特図表示装置214とは別に、装飾図柄を変動表示するものである。そして、装飾図柄の組合せである停止図柄態様を停止表示する。
実質5R確変大当り(「特図B」)、5R通常大当り(「特図F」)、2R通常大当り(「特図e」)を報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに、「装飾3−装飾3−装飾3」及び「装飾7−装飾7−装飾7」以外の同じ数字の装飾図柄が3つ並んだ装飾図柄の組み合わせ(例えば、「装飾1−装飾1−装飾1」や「装飾4−装飾4−装飾4」等)を停止表示する。また、15R確変大当り(「特図A」及び「特図a」)を報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに、「装飾3−装飾3−装飾3」又は「装飾7−装飾7−装飾7」を停止表示する。さらに、15R−RUB、実質8R−RUB及び実質4R−RUBを報知する場合には、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cに同じ数字の装飾図柄であり、中図柄表示領域208bが殿様の装飾図柄である装飾図柄の組み合わせ(例えば、「装飾1−殿様−装飾1」や「装飾4−殿様−装飾4」等)を停止表示する。また、2Rの大当りである隠れ確変(「特図G」)、あるいは小当り(「特図H」)を報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに、「装飾1−装飾2−装飾3」といった装飾図柄の組合せを停止表示する。「装飾1−装飾2−装飾3」といった装飾図柄の組合せは、チャンス目と称することがある。また、「特図I」や「特図f」のハズレ図柄を報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに、これまで説明した装飾図柄の組合せ以外の装飾図柄の組合せ(例えば、ばらけ目)を停止表示する。
以下、装飾図柄表示装置208において、この「装飾図柄の変動表示」を開始してから装飾図柄の停止図柄態様を停止表示するまでの表示を装飾図柄の変動表示と称することがある。装飾図柄の変動表示は、第1副制御部400が制御することによって行われる。
図5(d)は普図の停止図柄態様の一例を示したものである。本実施形態の普図の停止表示態様には、当り図柄である「普図A」と、はずれ図柄である「普図B」の2種類がある。普図始動口228を球が通過したことを球検出センサであるゲートセンサが検出したことに基づいて、普図表示装置210は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「普図の変動表示」(普図変動遊技)を行う。そして、変動時間が経過した後に、当り図柄である「普図A」とはずれ図柄である「普図B」の内のいずれか一方の図柄を停止表示する。この図5(d)においても、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。
以下、この「普図の変動表示」を開始してから普図の停止図柄態様を停止表示するまでの表示を普図の変動表示と称することがある。
<主制御部メイン処理>
次に、図6を用いて、図4に示す主制御部300のCPU304が実行する主制御部メイン処理について説明する。なお、同図は主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。
図4に示す主制御部300のRAM308には、特図乱数値、特図ラウンド決定乱数値、特図電サポ決定乱数値、および特図図柄決定乱数が記憶される。また、このRAM308には、これら各種の乱数値を生成する乱数カウンタが設けられている。さらに、RAM308には、特図の保留数、特図当選乱数値、および各種の判定(抽選)結果等が記憶される。以下、RAM308における特図の保留数を記憶する領域を特図保留数記憶領域と称することがある。またさらに、RAM308には、当否判定(抽選)の開始を保留することができる最大数(この例では4つ)の領域に区分けされた特図用の始動情報記憶部が用意されているとともに、普図用の乱数値記憶領域も用意されている。特図用の始動情報記憶部には、後述するように、複数種類の始動情報を1セットにしてこれらの始動情報が入賞順(保留順)に1セットずつ1領域ごとに格納される。
上述したように、図4に示す主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けている。この起動信号を入力した基本回路302のCPU304は、リセット割込によりリセットスタートしてROM306に予め記憶している制御プログラムに従って図6に示す主制御部メイン処理を実行する。
ステップS101では、初期設定1を行う。この初期設定1では、CPU304のスタックポインタ(SP)へのスタック初期値の設定(仮設定)、割込マスクの設定、I/O310の初期設定、RAM308に記憶する各種変数の初期設定、WDT314への動作許可及び初期値の設定等を行う。なお、本実施形態では、WDT314に、初期値として32.8msに相当する数値を設定する。
ステップS103では、WDT314のカウンタの値をクリアし、WDT314による時間計測を再始動する。
ステップS105では、低電圧信号がオンであるか否か、すなわち、電圧監視回路338が、電源制御部660が第2副制御部500を介して主制御部300に供給している電源の電圧値が所定の値(本実施形態では9v)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を出力しているか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(CPU304が電源の遮断を検知した場合)にはステップS103に戻り、低電圧信号がオフの場合(CPU304が電源の遮断を検知していない場合)にはステップS107に進む。なお、電源が投入された直後で未だ上記所定の値(9V)に達しない場合にもステップS103に戻り、供給電圧がその所定の値以上になるまで、ステップS105は繰り返し実行される。
ステップS107では、初期設定2を行う。この初期設定2では、後述する主制御部タイマ割込処理を定期毎に実行するための周期を決める数値をタイマ回路312に設定する処理、I/O310の所定のポート(例えば試験用出力ポート、第1副制御部400への出力ポート)からクリア信号を出力する処理、RAM308への書き込みを許可する設定等を行う。
ステップS109では、電源の遮断前(電断前)の状態に復帰するか否かの判定を行い、電断前の状態に復帰しない場合(主制御部300の基本回路302を初期状態にする場合)には初期化処理(ステップS113)に進む。
具体的には、最初に、図2に示す電源基板182に設けたRAMクリアスイッチ180を遊技店の店員などが操作した場合に送信されるRAMクリア信号がオン(操作があったことを示す)であるか否か、すなわちRAMクリアが必要であるか否かを判定し、RAMクリア信号がオンの場合(RAMクリアが必要な場合)には、基本回路302を初期状態にすべくステップS113に進む。一方、RAMクリア信号がオフの場合(RAMクリアが必要でない場合)には、RAM308に設けた電源ステータス記憶領域に記憶した電源ステータスの情報を読み出し、この電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報であるか否かを判定する。そして、電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報でない場合には、基本回路302を初期状態にすべくステップS113に進み、電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報である場合には、RAM308の所定の領域(例えば全ての領域)に記憶している1バイトデータを初期値が0である1バイト構成のレジスタに全て加算することによりチェックサムを算出し、算出したチェックサムの結果が特定の値(例えば0)であるか否か(チェックサムの結果が正常であるか否か)を判定する。そして、チェックサムの結果が特定の値(例えば0)の場合(チェックサムの結果が正常である場合)には電断前の状態に復帰すべくステップS111に進み、チェックサムの結果が特定の値(例えば0)以外である場合(チェックサムの結果が異常である場合)には、パチンコ機100を初期状態にすべくステップS113に進む。同様に電源ステータスの情報が「サスペンド」以外の情報を示している場合にもステップS113に進む。
ステップS111では、復電時処理を行う。この復電時処理では、電断時にRAM308に設けられたスタックポインタ退避領域に記憶しておいたスタックポインタの値を読み出し、スタックポインタに再設定(本設定)する。また、電断時にRAM308に設けられたレジスタ退避領域に記憶しておいた各レジスタの値を読み出し、各レジスタに再設定した後、割込許可の設定を行う。以降、CPU304が、再設定後のスタックポインタやレジスタに基づいて制御プログラムを実行する結果、パチンコ機100は電源断時の状態に復帰する。すなわち、電断直前にタイマ割込処理(後述)に分岐する直前に行った(ステップS115内の所定の)命令の次の命令から処理を再開する。また、図2に示す主制御部300における基本回路302に搭載されているRAM308には、送信情報記憶領域が設けられている。このステップS111では、その送信情報記憶領域に、復電コマンドをセットする。この復電コマンドは、電源断時の状態に復帰したことを表すコマンドであり、後述する、主制御部300のタイマ割込処理におけるステップS233において、第1副制御部400へ送信される。
ステップS113では、初期化処理を行う。この初期化処理では、割込禁止の設定、スタックポインタへのスタック初期値の設定(本設定)、RAM308の全ての記憶領域の初期化などを行う。さらにここで、主制御部300のRAM308に設けられた送信情報記憶領域に正常復帰コマンドをセットする。この正常復帰コマンドは、主制御部300の初期化処理(ステップS113)が行われたことを表すコマンドであり、復電コマンドと同じく、主制御部300のタイマ割込処理におけるステップS233において、第1副制御部400へ送信される。
ステップS115では、割込禁止の設定を行った後、基本乱数初期値更新処理を行う。この基本乱数初期値更新処理では、普図当選乱数カウンタ、および特図乱数値カウンタの初期値をそれぞれ生成するための2つの初期値生成用乱数カウンタを更新する。例えば、普図当選乱数値として取り得る数値範囲が0〜20とすると、RAM308に設けた普図当選乱数値を生成するための乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が21であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。他の初期値生成用乱数カウンタ、乱数カウンタもそれぞれ同様に更新する。主制御部300は、所定の周期ごとに開始するタイマ割込処理を行っている間を除いて、このステップS115の処理を繰り返し実行する。
<主制御部タイマ割込処理>
次に、図7を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部タイマ割込処理について説明する。なお、同図は主制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。
図4に示す主制御部300は、所定の周期(本実施形態では約4msに1回)でタイマ割込信号を発生するタイマ回路312を備えており、このタイマ割込信号を契機として主制御部タイマ割込処理を所定の周期で開始する。
ステップS201では、タイマ割込開始処理を行う。このタイマ割込開始処理では、CPU304の各レジスタの値をスタック領域に一時的に退避する処理などを行う。
ステップS203では、WDT314のカウント値が初期設定値(本実施形態では32.8ms)を超えてWDT割込が発生しないように(処理の異常を検出しないように)、WDT314を定期的に(本実施形態では、主制御部タイマ割込の周期である約2msに1回)リスタートを行う。
ステップS205では、入力ポート状態更新処理を行う。この入力ポート状態更新処理では、I/O310の入力ポートを介して、各種の球検出センサを含む図4に示す各種センサ320の検出信号を入力して検出信号の有無を監視し、RAM308に各種センサ320ごとに区画して設けた信号状態記憶領域に記憶する。球検出センサの検出信号を例にして説明すれば、前々回のタイマ割込処理(約4ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前回検出信号記憶領域から読み出し、この情報をRAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前々回検出信号記憶領域に記憶し、前回のタイマ割込処理(約2ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた今回検出信号記憶領域から読み出し、この情報を上述の前回検出信号記憶領域に記憶する。また、今回検出した各々の球検出センサの検出信号を、上述の今回検出信号記憶領域に記憶する。
また、ステップS205では、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記領域の各記憶領域に記憶した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を比較し、各々の球検出センサにおける過去3回分の検出信号の有無の情報が入賞判定パターン情報と一致するか否かを判定する。一個の遊技球が一つの球検出センサを通過する間に、約2msという非常に短い間隔で起動を繰り返すこの主制御部タイマ割込処理は何回か起動する。このため、主制御部タイマ割込処理が起動する度に、上述のステップS205では、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号を確認することになる。この結果、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記憶領域それぞれに、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号が記憶される。すなわち、遊技球が球検出センサを通過し始めたときには、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りになる。本実施形態では、球検出センサの誤検出やノイズを考慮して、検出信号無しの後に検出信号が連続して2回記憶されている場合には、入賞があったと判定する。図4に示す主制御部300のROM306には、入賞判定パターン情報(本実施形態では、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)が記憶されている。このステップS205では、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、予め定めた入賞判定パターン情報(本実施形態では、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)と一致した場合に、一般入賞口226、可変入賞口234、第1特図始動口230、および第2特図始動口232への入球、または普図始動口228の通過があったと判定する。すなわち、これらの入賞口234,226やこれらの始動口230,232,228への入賞があったと判定する。例えば、第1特図始動口230への入球を検出する第1始動口センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致した場合には、第1特図始動口230へ入賞があった、すなわち所定領域を通過する遊技媒体を検出したと判定し、以降の第1特図始動口230への入賞に伴う処理を行うが、過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致しなかった場合には、以降の第1特図始動口230への入賞に伴う処理を行わずに後続の処理に分岐する。なお、主制御部300のROM306には、入賞判定クリアパターン情報(本実施形態では、前々回検出信号有り、前回検出信号無し、今回検出信号無しであることを示す情報)が記憶されている。入賞が一度あったと判定した後は、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、その入賞判定クリアパターン情報に一致するまで入賞があったとは判定せず、入賞判定クリアパターン情報に一致すれば、次からは上記入賞判定パターン情報に一致するか否かの判定を行う。
ステップS207およびステップS209では、基本乱数初期値更新処理および基本乱数更新処理を行う。これらの基本乱数初期値更新処理および基本乱数更新処理では、上記ステップS115で行った初期値生成用乱数カウンタの値の更新を行い、次に主制御部300で使用する、普図当選乱数値および特図乱数値それぞれを生成するための乱数カウンタを更新する。例えば、普図当選乱数値として取り得る数値範囲が0〜100とすると、RAM308に設けた普図当選乱数値を生成するための乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が101であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。また、取得した値に1を加算した結果、乱数カウンタが一周していると判定した場合にはそれぞれの乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタの値を取得し、乱数カウンタの記憶領域にセットする。例えば、0〜100の数値範囲で変動する普図当選乱数値生成用の乱数カウンタから値を取得し、取得した値に1を加算した結果が、RAM308に設けた所定の初期値記憶領域に記憶している前回設定した初期値と等しい値(例えば7)である場合に、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタから値を初期値として取得し、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタにセットすると共に、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタが次に1周したことを判定するために、今回設定した初期値を上述の初期値記憶領域に記憶しておく。また、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタが次に1周したことを判定するための上述の初期値記憶領域とは別に、特図乱数生成用の乱数カウンタが1周したことを判定するための初期値記憶領域をRAM308に設けている。
ステップS211では、演出乱数更新処理を行う。この演出乱数更新処理では、主制御部300で使用する演出用乱数値を生成するための乱数カウンタを更新する。
ステップS213では、タイマ更新処理を行う。このタイマ更新処理では、普通図柄表示装置210に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための普図表示図柄更新タイマ、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための特図表示図柄更新タイマ、所定の入賞演出時間、所定の開放時間、所定の閉鎖時間、所定の終了演出期間などを計時するためのタイマなどを含む各種タイマを更新する。
ステップS215では、入賞口カウンタ更新処理を行う。この入賞口カウンタ更新処理では、入賞口234,226や始動口230,232に入賞があった場合に、RAM308に各入賞口ごと、あるいは各始動口ごとに設けた賞球数記憶領域の値を読み出し、1を加算して、元の賞球数記憶領域に設定する。
また、ステップS217では、入賞受付処理を行う。入賞受付処理では、所定の条件が満足されていれば、複数種類の始動情報を取得する。ここで取得された複数種類の始動情報は、RAM308に設けた始動情報記憶部の、入賞順(保留順)に応じた空いている領域に、1セットの始動情報として記憶される。
ステップS217に続いて実行されるステップS219では、払出要求数送信処理を行う。図4に示す払出制御部600に出力する出力予定情報および払出要求情報は1バイトで構成しており、ビット7にストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット6に電源投入情報(オンの場合、電源投入後一回目のコマンド送信であることを示す)、ビット4〜5に暗号化のための今回加工種別(0〜3)、およびビット0〜3に暗号化加工後の払出要求数を示すようにしている。
ステップS221では、普図状態更新処理を行う。この普図状態更新処理は、普図の状態に対応する複数の処理のうちの1つの処理を行う。例えば、普図変動表示の途中(上述する普図表示図柄更新タイマの値が1以上)における普図状態更新処理では、普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、普通図柄表示装置210は普図の変動表示(普図変動遊技)を行う。
また、普図変動表示時間が経過したタイミング(普図表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、当りフラグがオンの場合には、当り図柄の表示態様となるように普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、当りフラグがオフの場合には、ハズレ図柄の表示態様となるように普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行う。また、主制御部300のRAM308には、普図状態更新処理に限らず各種の処理において各種の設定を行う設定領域が用意されている。ここでは、上記点灯・消灯駆動制御を行うとともに、その設定領域に普図停止表示中であることを示す設定を行う。この制御を行うことで、普通図柄表示装置210は、当り図柄(図5(c)に示す普図A)およびハズレ図柄(図5(c)に示す普図B)いずれか一方の図柄の確定表示を行う。さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500m秒間)、その表示を維持するためにRAM308に設けた普図停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により、確定表示された図柄が所定期間停止表示され、普図変動遊技の結果が遊技者に報知される。
また、普図変動遊技の結果が当りであれば、後述するように、普図当りフラグがオンされる。この普図当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図作動中を設定するとともに、所定の開放期間(例えば2秒間)、第2特図始動口232の羽根部材2321の開閉駆動用のソレノイド(332)に、羽根部材2321を開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(羽根開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば500m秒間)、羽根部材2321の開閉駆動用のソレノイド(332)に、羽根部材2321を閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。
また、所定の閉鎖期間が終了したタイミング(羽根閉鎖時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。さらに、普図変動遊技の結果がハズレであれば、後述するように、普図ハズレフラグがオンされる。この普図ハズレフラグがオンの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理でも、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。普図非作動中の場合における普図状態更新処理では、何もせずに次のステップS223に移行するようにしている。
ステップS223では、普図関連抽選処理を行う。この普図関連抽選処理では、普図変動遊技および第2特図始動口232の開閉制御を行っておらず(普図の状態が非作動中)、且つ、保留している普図変動遊技の数が1以上である場合に、上述の乱数値記憶領域に記憶している普図当選乱数値に基づいた乱数抽選により普図変動遊技の結果を当選とするか、不当選とするかを決定する当り判定をおこない、当選とする場合にはRAM308に設けた当りフラグにオンを設定する。不当選の場合には、当りフラグにオフを設定する。なお、当り判定の結果に関わらず、所定の乱数カウンタの値を普図タイマ乱数値として取得し、取得した普図タイマ乱数値に基づいて複数の変動時間のうちから普図表示装置210に普図を変動表示する時間を1つ選択し、この変動表示時間を、普図変動表示時間として、RAM308に設けた普図変動時間記憶領域に記憶する。なお、保留している普図変動遊技の数は、RAM308に設けた普図保留数記憶領域に記憶するようにしており、当り判定をするたびに、保留している普図変動遊技の数から1を減算した値を、この普図保留数記憶領域に記憶し直すようにしている。また当り判定に使用した乱数値を消去する。
続いて、特図先読み処理(ステップS224)が実行される。特図先読み処理の詳細については後述する。次いで、特図1および特図2それぞれについての特図状態更新処理を行うが、最初に、特図2についての特図状態更新処理(特図2状態更新処理)を行う(ステップS225)。この特図2状態更新処理では、特図2の状態に応じて、次の複数の処理のうちの1つの処理を行う。
例えば、特図2変動表示の途中(上述の特図2表示図柄更新タイマの値が1以上)における特図2状態更新処理では、特図2表示装置214を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、特図2表示装置214は特図2の変動表示(特図2変動遊技)を行う。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で回転開始設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶してから処理を終了する。
また、主制御部300のRAM308には、15R大当りフラグ、5R大当りフラグ、2R大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグ、および普図確率変動フラグ等のフラグが用意されている。これらのフラグは、後述する特図2関連抽選処理において、決定した停止図柄に基づいてオンまたはオフに設定される。特図2変動表示時間が経過したタイミング(特図2表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、例えば、15R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグもオン、普図確率変動フラグもオンの場合には図5(a)に示す特図a、特図b、特図c、特図dのいずれか、2R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグはオフ、普図確率変動フラグはオンの場合には特図e、ハズレフラグがオンの場合には特図fそれぞれの態様となるように、特図2表示装置214を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、RAM308の設定領域に特図2停止表示中であることを表す設定を行う。この制御を行うことで、特図2表示装置214は、15R特別大当り図柄(特図a,特図b,特図c,特図d)、2R通常大当り図柄(特図e)、ハズレ図柄(特図f)のいずれか一つの図柄の確定表示を行う。
さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500ms)その表示を維持するために、RAM308に設けた特図2停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により、確定表示された特図2が所定期間停止表示され、特図2変動遊技の結果が遊技者に報知される。また、RAM308に設けられた時短回数記憶部に記憶された時短回数が1以上であれば、その時短回数から1を減算し、減算結果が1から0となった場合は、特図確率変動中でなければ、時短フラグをオフにする。さらに、大当り遊技中(特別遊技状態中)にも、時短フラグをオフにする。
また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で回転停止設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶するとともに、変動表示を停止する図柄が特図2であることを示す特図2識別情報を、後述するコマンドデータに含める情報としてRAM308に追加記憶してから処理を終了する。
また、特図2変動遊技の結果が大当りであれば、大当りフラグがオンにされる。大当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図2停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における特図2状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2作動中を設定するとともに、所定の入賞演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置208による大当りを開始することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するために、RAM308に設けた特図2待機時間管理用タイマの記憶領域に入賞演出期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で入賞演出設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の入賞演出期間が終了したタイミング(特図2待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、所定の開放期間(例えば29秒間、または可変入賞口234に所定球数(例えば10球)の遊技球の入賞を検出するまで)可変入賞口234の扉部材の開閉駆動用のソレノイド(各種ソレノイド332の一部)に、扉部材を開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた扉開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で大入賞口開放設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(扉開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば1.5秒間)可変入賞口234の扉部材の開閉駆動用のソレノイド(各種ソレノイド332の一部)に、扉部材を閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた扉閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で大入賞口閉鎖設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、扉部材の開放・閉鎖制御を所定回数(本例示形態では、15ラウンド、5ラウンド又は2ラウンド)繰り返し、終了したタイミングで開始する特図2状態更新処理では、所定の終了演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置208による大当りを終了することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するように設定するために、RAM308に設けた演出待機時間管理用タイマの記憶領域に演出待機期間を示す情報を設定する。また、普図確率変動フラグがオンに設定されていれば、この大当り遊技の終了と同時に、RAM308に設けられた時短回数記憶部に時短回数(例えば、100回)をセットするともに、RAM308に設けられた時短フラグをオンにする。なお、その普図確率変動フラグがオフに設定されていれば、時短回数記憶部に時短回数をセットすることもなく、また時短フラグをオンにすることもない。
ここにいう時短とは、特図変動遊技における大当りを終了してから、次の大当りを開始するまでの時間を短くするため、パチンコ機が遊技者にとって有利な状態になることをいう。時短フラグがオンに設定されていると、普図高確率状態(普図確変)である。普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、普図変動遊技で当りになる確率が高い。また、普図高確率状態の方が、普図低確率状態に比べて普図変動遊技の変動時間は短くなる(普図変短)。さらに、普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、特図2始動口232の一対の羽根部材2321の1回の開放における開放時間が長くなり易い(電チュー開延)。加えて、普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、一対の羽根部材2321は多く開き易い。これらの普図確変、普図変短、電チュー開延のいずれかが設定される状態を電サポ(電動チューリップによる始動口入賞サポート)状態という。
また、上述のごとく、時短フラグは、大当り遊技中(特別遊技状態中)にはオフに設定される。したがって、大当り遊技中には、普図低確率状態が維持される。これは、大当り遊技中に普図高確率状態であると、大当り遊技中に可変入賞口234に所定の個数、遊技球が入球するまでの間に特図2始動口232に多くの遊技球が入球し、大当り中に獲得することができる遊技球の数が多くなってしまい射幸性が高まってしまうという問題があり、これを解決するためのものである。
さらに、コマンド設定送信処理(ステップS233)で終了演出設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の終了演出期間が終了したタイミング(演出待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。
さらに、特図2変動遊技の結果がはずれであれば、はずれフラグがオンにされる。このはずれフラグがオンの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図2停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における特図2状態更新処理でも、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。特図2非作動中の場合における特図2状態更新処理では、何もせずに次のステップS227に移行するようにしている。
続いて、特図1についての特図状態更新処理(特図1状態更新処理)を行う(ステップS227)。この特図1状態更新処理では、特図1の状態に応じて、上述の特図2状態更新処理で説明した各処理を行う。この特図1状態更新処理で行う各処理は、上述の特図2状態更新処理で説明した内容の「特図2」を「特図1」と読み替えた処理と同一であるため、その説明は省略する。なお、特図2状態更新処理と特図1状態更新処理の順番は逆でもよい。
ステップS225およびステップS227における特図状態更新処理が終了すると、今度は、特図1および特図2それぞれについての特図関連抽選処理を行う。ここでも先に、特図2についての特図関連抽選処理(特図2関連抽選処理)を行い(ステップS229)、その後で、特図1についての特図関連抽選処理(特図1関連抽選処理)を行う(ステップS231)。特図2関連抽選処理は、特図1および特図2の変動遊技を行っておらず、特図1および特図2の状態がいずれも非作動中であり、かつ保留している特図2変動遊技の数が1以上であることを開始条件として、特図2乱数値記憶領域内の最先の特図2当選乱数値および特図2乱数値を用いて実行される。特図1関連抽選処理は、特図1および特図2の変動遊技を行っておらず、特図1および特図2の状態がいずれも非作動中であり、かつ保留している特図1変動遊技の数が1以上であることを開始条件として、特図1乱数値記憶領域内の最先の特図1当選乱数値および特図1乱数値を用いて実行される。
これらの特図関連抽選処理についても、主制御部300が特図2関連抽選処理を特図1関連抽選処理よりも先に行うことで、特図2変動遊技の開始条件と、特図1変動遊技の開始条件が同時に成立した場合でも、特図2変動遊技が先に変動中となるため、特図1変動遊技は変動を開始しない。また、特図2変動遊技の保留数が1以上の場合には、特図1変動遊技の保留に関する抽選処理や変動遊技は行われない。また、装飾図柄表示装置208による、特図変動遊技の当否判定の結果の報知は、第1副制御部400によって行われ、特図2始動口232への入賞に基づく抽選の抽選結果の報知が、特図1始動口230への入賞に基づく抽選の抽選結果の報知よりも優先して行われる。本例示形態では、有利度の高い特図変動遊技(本例では特図2変動遊技)が有利度の低い特図変動遊技(本例では特図1変動遊技)よりも優先して行われる。このため、遊技状態の有利度に差を持たせ易くなる場合がある。
ステップS229の特図2関連抽選処理の場合には、主制御部300は、特図2乱数値記憶領域内の最先の(最も過去に記憶された)保留位置から特図2始動情報(特図2当選乱数値および特図2乱数値の組)を取得し、取得した特図2始動情報内の特図2当選乱数値およびRAM308内の特図確率変動フラグの値などに基づいて、ROM306に記憶された当否判定用テーブルを用いて大当りとするか、小当りとするか、あるいははずれとするかの決定(当否判定)を行う。次いで、主制御部300は、取得した特図2始動情報内の特図2乱数値および決定した当否判定結果などに基づいて、ROM306に記憶された特図決定用テーブルを用いて特図2の変動表示後に停止表示する図柄(停止図柄)の決定を行う。次いで、主制御部300は、例えば、決定した当否判定結果、停止図柄、当該当否判定時の特図2保留数、取得した特図変動時間決定用乱数値等に基づいて、ROM306に記憶された各種テーブルを用いて特図2の変動表示時間(タイマ番号)の決定を行う。
主制御部300は、特図2乱数値記憶領域から最先の特図2始動情報を取り出した後、当該最先の特図2始動情報を特図2乱数値記憶領域から消去するとともに、特図2保留数記憶領域の特図2保留数を1減算する。このとき、特図2乱数値記憶領域から取り出した特図2始動情報をRAM308に設けた一時領域に記憶し、この一時領域に記憶している特図2始動情報に基づいて上述の決定を行うようにしてもよい。
以上のような特図2関連抽選処理(ステップS229)の後に、特図1関連抽選処理(ステップS231)が同様にして行われる。なお、特図1関連抽選処理と特図2関連抽選処理の順番は逆でもよい。
以上の説明では、有利度の高い特図2変動遊技が有利度の低い特図1変動遊技よりも優先して開始され、特図2の保留が特図1の保留よりも優先して消化される特図2優先変動を例に挙げたが、有利度の低い特図1変動遊技が有利度の高い特図2変動遊技よりも優先して開始され、特図1の保留が特図2の保留よりも優先して消化される特図1優先変動であってもよい。また、有利度の高い特図2変動遊技および有利度の低い特図1変動遊技のいずれを優先することもなく、特図1および特図2それぞれの保留に係る特図変動遊技を始動口入賞順に開始する始動口入賞順変動であってもよい。始動口入賞順変動では、保留の上限数が特図1および特図2に関わらず8つになるため、特図1および特図2のそれぞれにおいて保留の上限数が4つとなる優先変動と比較して、保留数の上限を上げることができる場合がある。
また以上の説明では、一方の特図の状態に応じて他方の特図の保留に関する抽選処理や変動遊技を行わないものとしたが、これに限定されるものではなく、前述の特図状態更新処理および特図関連抽選処理を特図1および特図2でそれぞれ独立して行うことで、複数の特図を同時に変動させるように構成してもよい。また、このように複数の特図を同時に変動させる場合には、装飾図柄表示装置208にそれぞれの特図の抽選結果を表示する複数の領域を設けるか、またはそれぞれの特図の抽選結果を表示する複数の装飾図柄表示装置を設けて、それぞれの抽選結果を別箇に表示しても良いし、1の表示が複数の特図の抽選結果を表示するように構成していても良い。また、複数の特図に関する変動が同時に行われている場合に、先に変動を停止した特図の抽選結果が後に変動を停止する特図の抽選結果に影響を与えても良い。
ステップS231の次のステップS233では、コマンド設定送信処理を行う。このコマンド設定送信処理では、各種のコマンドが第1副制御部400に送信される。なお、第1副制御部400に送信する出力予定情報は例えば16ビットで構成しており、ビット15はストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット11〜14はコマンド種別(本例示形態では、基本コマンド、図柄変動開始コマンド、図柄変動停止コマンド、入賞演出開始コマンド、終了演出開始コマンド、大当りラウンド数指定コマンド、復電コマンド、RAMクリアコマンド、先読み結果情報コマンドなどコマンドの種類を特定可能な情報)、ビット0〜10はコマンドデータ(コマンド種別に対応する所定の情報)で構成している。
具体的には、ストローブ情報は上述のコマンド送信処理でオンまたはオフになるようにしている。また、コマンド種別が図柄変動開始(回転開始)コマンドの場合であればコマンドデータに、各種大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグの値、特図関連抽選処理で選択したタイマ番号などを示す情報を含み、図柄変動停止(回転停止)コマンドの場合であれば、各種大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグの値などを含み、入賞演出開始コマンドおよび終了演出開始コマンドの場合であれば、特図確率変動フラグの値などを含み、大当りラウンド数指定コマンドの場合であれば特図確率変動フラグの値、大当りラウンド数などを含むようにしている。コマンド種別が基本コマンドを示す場合は、コマンドデータにデバイス情報、特図1始動口230への入賞の有無、特図2始動口232への入賞の有無、可変入賞口234、235への入賞の有無などを含む。先読み結果情報コマンドの場合であれば、特図1および特図2の種別、後述する先読み数記憶領域に記憶された先読み数、先読み結果記憶部に記憶された停止図柄等の情報をコマンドデータに含む。
また、上述の回転開始設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、各種大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグの値、特図1関連抽選処理および特図2関連抽選処理で選択したタイマ番号、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の回転停止設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、各種大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグの値などを示す情報を設定する。
上述の入賞演出設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、入賞演出期間中に装飾図柄表示装置208・各種ランプ418・スピーカ120に出力する演出制御情報、特図確率変動フラグの値、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の終了演出設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、演出待機期間中に装飾図柄表示装置208・各種ランプ418・スピーカ120に出力する演出制御情報、特図確率変動フラグの値、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の大入賞口開放設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している大当りラウンド数、特図確率変動フラグの値、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の大入賞口閉鎖設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している大当りラウンド数、特図確率変動フラグの値、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。
また、このステップS233では一般コマンド特図保留増加処理も行われる。この一般コマンド特図保留増加処理では、コマンドデータにRAM308の送信用情報記憶領域に記憶している特図識別情報(特図1または特図2を示す情報)、予告情報(事前予告情報、偽事前予告情報、または事前予告無情報のいずれか)を設定する。
第1副制御部400では、受信した出力予定情報に含まれるコマンド種別により、主制御部300における遊技制御の変化に応じた演出制御の決定が可能になるとともに、出力予定情報に含まれているコマンドデータの情報に基づいて、演出制御内容を決定することができるようになる。
ステップS233の次のステップS235では、外部出力信号設定処理を行う。この外部出力信号設定処理では、RAM308に記憶している遊技情報を、情報出力回路336を介してパチンコ機100とは別体の情報入力回路350に出力する。
ステップS235の次のステップS237では、デバイス監視処理を行う。このデバイス監視処理では、ステップS205において信号状態記憶領域に記憶した各種センサの信号状態を読み出して、所定のエラーの有無、例えば前面枠扉開放エラーの有無または下皿満タンエラーの有無などを監視する。前面枠扉開放エラーまたは下皿満タンエラーを検出した場合には、第1副制御部400に送信すべき送信情報に、前面枠扉開放エラーの有無または下皿満タンエラーの有無を示すデバイス情報を設定する。また、各種ソレノイド332を駆動して特図2始動口232や、可変入賞口234の開閉を制御したり、駆動回路324、326、330を介して普図表示装置210、特図1表示装置212、特図2表示装置214、各種状態表示部328などに出力する表示データを、I/O310の出力ポートに設定する。また、払出要求数送信処理(ステップS219)で設定した出力予定情報をI/O310の出力ポートを介して払出制御部600に出力する。
ステップS237の次のステップS239では、低電圧信号がオンであるか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(電源の遮断を検知した場合)にはステップS243に進み、低電圧信号がオフの場合(電源の遮断を検知していない場合)にはステップS241に進む。ステップS241では、タイマ割込終了処理を行う。このタイマ割込終了処理では、ステップS201で一時的に退避した各レジスタの値を元の各レジスタに設定したり、割込許可の設定などを行い、その後、図6に示す主制御部メイン処理に復帰する。一方、ステップS243では、復電時に電断時の状態に復帰するための特定の変数やスタックポインタを復帰データとしてRAM308の所定の領域に退避し、入出力ポートの初期化等の電断処理を行い、その後、HALT状態となる。
図8は、主制御部タイマ割込処理の特図先読み処理(ステップS224)の流れの一例を示すフローチャートである。特図先読み処理では、主制御部300は、特図1および特図2のそれぞれにおいて増加した始動情報を先読みして、当否判定処理よりも前に停止図柄を事前判定し、事前判定結果(特図先読み結果)をRAM308内の先読み結果記憶部(図9(a)〜(c)参照)に記憶する。
ここで、RAM308内には、特図1の先読み結果を記憶する特図1用先読み結果記憶部と、特図1用先読み結果記憶部に記憶されている特図1先読み結果の数を特図1先読み数として記憶する特図1先読み数記憶領域とが設けられている。特図1用先読み結果記憶部は、本例では4個まで先読み結果を格納できるようになっている。特図1用先読み結果記憶部では、特図1先読み数が1つ減るごとに順位が最上位(最先)の特図1先読み結果のデータが消去されるとともに、残余の特図1先読み結果のデータの順位が1ずつ繰り上がるように処理される。また、特図1先読み数が1つ増えるごとに、順位が最下位(最後)の特図1先読み結果のデータの次の順位に新たな特図1先読み結果のデータが書き込まれる。
またRAM308内には、特図2の先読み結果を記憶する特図2用先読み結果記憶部と、特図2用先読み結果記憶部に記憶されている特図2先読み結果の数を特図2先読み数として記憶する特図2先読み数記憶領域とが設けられている。特図2用先読み結果記憶部は、本例では4個まで先読み結果を格納できるようになっている。特図2用先読み結果記憶部では、特図2先読み数が1つ減るごとに順位が最上位の特図2先読み結果のデータが消去されるとともに、残余の特図2先読み結果のデータの順位が1ずつ繰り上がるように処理される。また、特図2先読み数が1つ増えるごとに、順位が最下位の特図2先読み結果のデータの次の順位に新たな特図2先読み結果のデータが書き込まれる。
特図先読み処理において、まず主制御部300は、特図2の始動情報が増加しているか否かを判定する(ステップS301)。特図2の始動情報が増加しているか否かの判定は、例えば、特図2保留数記憶領域に記憶されている特図2保留数と、特図2先読み数記憶領域に記憶されている特図2先読み数とを比較して行う。主制御部300は、特図2保留数が特図2先読み数よりも大きい場合には特図2の始動情報が増加していると判定し、特図2保留数が特図2先読み数と等しい場合には特図2の始動情報は増加していないと判定する。特図2の始動情報が増加していると判定した場合にはステップS303に進み、特図2の始動情報が増加していないと判定した場合にはステップS307に進む。
ステップS303では、増加した特図2始動情報(特図2当選乱数値および特図2乱数値の組)を、特図2関連抽選処理(ステップS229)での当否判定処理よりも前に、特図2乱数値記憶領域から先読みする。そして、先読みした特図2始動情報と、例えば当否判定時に用いる当否判定用テーブルおよび特図決定用テーブルを用いて、当該始動情報に係る特図2変動遊技の停止図柄を、特図2関連抽選処理(ステップS229)での当否判定処理よりも前に事前判定する。なお、この事前判定処理は、当否判定時に用いるテーブルではなく事前判定用の特別のテーブルを用いて行ってもよい。
ステップS303の次のステップS305では、事前判定で得られた特図2先読み結果としての停止図柄情報をRAM308内の特図2用先読み結果記憶部の最先の空き領域に記憶する。その後、ステップS307に移行する。
ステップS307では、主制御部300は、特図1の始動情報が増加しているか否かを判定する。特図1の始動情報が増加しているか否かの判定は、例えば特図2と同様に、特図1保留数記憶領域に記憶されている特図1保留数と、特図1先読み数記憶領域に記憶されている特図1先読み数とを比較して行う。特図1の始動情報が増加していると判定した場合にはステップS309に進み、特図1の始動情報が増加していないと判定した場合には特図先読み処理を終了して主制御部タイマ割込処理に復帰する。
ステップS309では、RAM308内の各種フラグに基づいて、非電サポ中であるか否かを判定する。非電サポ中であると判定した場合にはステップS311に進み、非電サポ中でない(電サポ中(普図高確率状態)である)と判定した場合にはステップS315に進む。なお、本例では非電サポ中であるか否かを判定しているが、特図1先読み予告報知の実行条件を満たしているか否かを判定するようにしてもよい。例えば特図1先読み予告報知の実行条件としては、非電サポ中であること以外に、大当り遊技中でないこと等の条件が含まれる。
ステップS311では、増加した特図1始動情報(特図1当選乱数値および特図1乱数値の組)を、特図1関連抽選処理(ステップS231)での当否判定処理よりも前に、特図1乱数値記憶領域から先読みする。そして、先読みした特図1始動情報と、例えば当否判定時に用いる当否判定用テーブルおよび特図決定用テーブルを用いて、当該始動情報に係る特図1変動遊技の停止図柄を、特図1関連抽選処理(ステップS231)での当否判定処理よりも前に事前判定する。なお、この事前判定処理は、当否判定時に用いるテーブルではなく事前判定用の特別のテーブルを用いて行ってもよい。
ステップS311の次のステップS313では、事前判定で得られた特図1先読み結果としての停止図柄情報をRAM308内の特図1用先読み結果記憶部の最先の空き領域に記憶する。その後、特図先読み処理を終了して主制御部タイマ割込処理に復帰する。
ステップS315では、増加した特図1始動情報を先読みせずに、始動情報を先読みしていないことを示す「未判定」情報を、停止図柄情報に代えてRAM308内の特図1用先読み結果記憶部の最先の空き領域に記憶する。その後、特図先読み処理を終了して主制御部タイマ割込処理に復帰する。
本実施の形態では、増加した始動情報のみを先読みして事前判定しているが、全ての始動情報を先読みして事前判定するようにしてもよい。また、上述のコマンド設定送信処理(ステップS233)において、増加分の始動情報の先読み結果のみを第1副制御部400に送信してもよいし、特図1用および特図2用先読み結果記憶部内の全ての先読み結果を第1副制御部400に送信してもよい。
また、図8に示すフローチャートでは、増加した特図2の始動情報については必ず先読みを実行し、増加した特図1の始動情報については電サポ中を除き必ず先読みを実行するようになっているが、増加した特図1および特図2の始動情報を先読みするか否かを抽選で決定するようにしてもよい。あるいは、主制御部300から先読み結果を受信した第1副制御部400において、例えば保留毎に先読み報知を実行するか否かを抽選で決定するようにしてもよい。また、遊技状態(例えば、非電サポ中であるか否か)等に関わらず、始動情報が増加した場合には必ず先読みを実行して先読み結果を先読み結果記憶部に記憶するとともに、該先読み結果を第1副制御部400に送信するように構成し、該第1副制御部400が該先読み結果を用いた抽選および演出を実行するか否かを判断するように構成してもよい。
図9は、RAM308内の先読み結果記憶部に先読み結果情報等が記憶された状態を例示している。図9(a)は、特図1用先読み結果記憶部に特図1先読み結果情報が記憶された状態の一例を示している。図9(a)に示すように、特図1用先読み結果記憶部は、例えば特図1変動遊技の保留可能数と同数(本実施の形態では、4つ)の記憶領域を有している。各記憶領域は、特図1乱数値記憶領域の保留順序(保留1〜保留4)に対応付けられている。各記憶領域のそれぞれには、特図1の停止図柄情報が記憶されるようになっている。図9(a)に示す例において、記憶領域「保留1」には停止図柄情報として「特図I」(はずれ)が記憶され、記憶領域「保留2」には停止図柄情報として「特図I」(はずれ)が記憶され、記憶領域「保留3」には停止図柄情報として「特図A」(15R確変大当り)が記憶され、記憶領域「保留4」には停止図柄情報として「特図I」(はずれ)が記憶されている。
図9(b)は、特図2用先読み結果記憶部に特図2先読み結果情報が記憶された状態の一例を示している。図9(b)に示すように、特図2用先読み結果記憶部は、例えば特図2変動遊技の保留可能数と同数(本実施の形態では、4つ)の記憶領域を有している。各記憶領域は、特図2乱数値記憶領域の保留順序(保留1〜保留4)に対応付けられている。各記憶領域のそれぞれには、特図2の停止図柄情報が記憶されるようになっている。図9(b)に示す例において、記憶領域「保留1」には停止図柄情報として「特図f」(はずれ)が記憶され、記憶領域「保留2」〜「保留4」には、停止図柄情報が記憶されていない。なお、図9(b)において、停止図柄情報が記憶領域に記憶されていない状態を「なし」と表記している。
図9(c)は、電サポ中における特図1用先読み結果記憶部の例を示している。図9(c)に示すように、記憶領域「保留1」には、停止図柄情報に代えて「未判定」情報が記憶されている。記憶領域「保留2」〜「保留4」には、停止図柄情報も「未判定」情報も記憶されていない。
本実施形態では、上述した停止図柄情報の他、当否判定結果や変動タイマ番号(変動時間)、後述するタイマグループ等を事前判定し、それらの情報を先読み結果記憶部に記憶するとともに、先読み結果情報として第1副制御部400に送信することができる。
次に、図7に示される主制御部タイマ割込処理における特図2関連抽選処理(ステップS229)及び特図1関連抽選処理(ステップS231)で用いられる当否判定用テーブルについて、図10を参照しながら説明する。ここで、図10(a)は、当否判定用高確率テーブルの一例を示した図であり、図10(b)は、当否判定用低確率テーブルの一例を示した図である。特図1の当否判定を行う場合には、特図高確率状態である場合には、図10(a)に示す当否判定用高確率テーブルを参照し、特図低確率状態である場合には、図10(b)に示す当否判定用低確率テーブルを参照する。そして、参照した当否判定用テーブルの示す数値範囲と取得した乱数値とに基づいて、特図1変動遊技の当否判定結果を選択する。本実施形態では、特図1変動遊技の場合には、当否判定結果として大当り、小当り又ははずれが選択される。
また、特図2の当否判定を行う場合も同様に、特図高確率状態である場合には、図10(a)に示す当否判定用高確率テーブルを参照し、特図低確率状態である場合には、図10(b)に示す当否判定用低確率テーブルを参照する。そして、参照した当否判定用テーブルの示す数値範囲と取得した乱数値とに基づいて、特図2変動遊技の当否判定結果を選択する。本実施形態では、特図2変動遊技の場合には、当否判定結果として大当り又ははずれが選択される。
図10(c)は、小当り判定用テーブルの一例を示した図である。大当りの当否判定結果がはずれとなった場合には、図10(c)に示す小当り判定用テーブルを参照し、参照した小当り判定用テーブルの示す数値範囲と取得した乱数値とに基づいて、特図小当り抽選の当否判定結果を選択する。本実施形態では、特図当り抽選の当否判定結果(抽選結果)が特図1の場合には、当否判定結果として2000/65536の確率で小当りが選択され、63536/65536の確率でハズレが選択されるが、特図当り抽選の当否判定結果(抽選結果)が特図2の場合には、小当りが選択されることはない。
次に、図7に示される主制御部タイマ割込処理における特図2関連抽選処理(ステップS229)及び特図1関連抽選処理(ステップS231)において決定した当否判定結果などに基づいて行われる停止図柄の決定に用いられる特図決定用テーブルについて、図11を参照しながら説明する。ここで、図11(a)は特図1図柄決定用テーブルの一例を示した図であり、図11(b)は特図2図柄決定用テーブルの一例を示した図である。特図1の停止図柄を決定する場合には、図11(a)に示す特図1図柄決定用テーブルを参照し、特図1の当否結果と、乱数値の数値範囲に基づいて、特図1の停止図柄を選択する。本実施形態では、特図1の当否結果が大当りの場合には、特図A〜特図Gのうちからいずれか一つが選択され、特図1の当否判定結果が小当りの場合には、特図Hが選択され、特図1の当否結果がハズレの場合には、特図Iが選択される。
また、特図2の停止図柄を決定する場合には、図11(b)に示す特図2図柄決定用テーブルを参照し、特図2の当否結果と、乱数値の数値範囲に基づいて、特図2の停止図柄を抽選する。本実施形態では、特図2の当否結果が大当りの場合には、特図a〜特図eのうちからいずれか一つが選択され、特図2の当否結果がハズレの場合には、特図fが選択される。停止表示される図柄が決定された後、特図表示装置に停止表示される図柄データが設定される。
次に、第1副制御部400の処理について説明する。図12(a)は、第1副制御部400のCPU404が実行するメイン処理のフローチャートである。まず、図12(a)のステップS401では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずステップS401で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM408内の記憶領域の初期化処理等を行う。
ステップS401の次のステップS403では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS405の処理に移行する。ステップS405では、タイマ変数に0を代入する。
ステップS405の次のステップS407では、コマンド処理を行う。第1副制御部400のCPU404は、主制御部300からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップS407の次のステップS409では、演出制御処理を行う。例えば、ステップS407で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データをROM406から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。演出制御処理については、後述する。
ステップS409の次のステップS411では、チャンスボタン制御処理を行う。チャンスボタン制御処理では、演出ボタン136の押下を検出していた場合、ステップS409で更新した演出データを演出ボタン136の押下に応じた演出データに変更する処理を行う。
ステップS411の次のステップS413では、画像制御処理を行う。画像制御処理では、ステップS409で読み出した演出データの中にVDP434への命令がある場合には、この命令をVDP434に出力する(詳細は後述)。
ステップS413の次のステップS415では、音制御処理を行う。音制御処理では、ステップS409で読み出した演出データの中に音源IC416への命令がある場合には、この命令を音源IC416に出力する。
ステップS415の次のステップS417では、ランプ制御処理を行う。ランプ制御処理では、ステップS409で読み出した演出データの中に各種ランプ418への命令がある場合には、この命令を駆動回路420に出力する。
ステップS417の次のステップS419では、シャッタ制御処理を行う。シャッタ制御処理では、ステップS409で読み出した演出データの中に遮蔽装置246への命令がある場合には、この命令を駆動回路432に出力する。
ステップS419の次のステップS421では、情報送信処理を行う。情報送信処理では、ステップS409で読み出した演出データの中に第2副制御部500に送信する制御コマンドがある場合には、この制御コマンドを出力する設定を行う。その後、ステップS403に戻る。
図12(b)は、第1副制御部400のCPU404が実行する第1副制御部コマンド受信割込処理(ストローブ割込処理)のフローチャートである。このコマンド受信割込処理は、第1副制御部400が主制御部300からのストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS501では、主制御部300から受信したコマンドを未処理コマンドとしてRAM408に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
図12(c)は、第1副制御部400のCPU404が実行する第1副制御部タイマ割込処理のフローチャートである。第1副制御部400は、所定の周期(本実施形態では2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。第1副制御部タイマ割込処理のステップS601では、第1副制御部メイン処理のステップS403において説明したRAM408のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。したがって、ステップS403において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。
ステップS601の次のステップS603では、第1副制御部メイン処理の情報送信処理(ステップS421)で設定された第2副制御部500への制御コマンドの送信や、その他演出用乱数値の更新処理等を行う。
図12(d)は、第1副制御部メイン処理のステップS413における画像制御処理のフローチャートである。ステップS701では、画像データ(後述するムービーデータやテクスチャデータ)の転送指示を行う。ここでは、CPU404は、まず、VRAM436のフレームバッファ1とフレームバッファ2の描画領域の指定をスワップする。これにより、描画領域に指定されていないフレームバッファに記憶された1フレームの画像が装飾図柄表示装置208に表示される。次に、CPU404は、VDP434のアトリビュートレジスタに、位置情報等テーブルに基づいてROM座標(ROM406の転送元アドレス)、VRAM座標(VRAM436の転送先アドレス)などを設定した後、ROM406からVRAM436への画像データの転送開始を指示する命令を設定する。VDP434は、アトリビュートレジスタに設定された命令に基づいて画像データをROM406からVRAM436に転送する。その後、VDP434は、転送終了割込信号をCPU404に対して出力する。
ステップS701の次のステップS703では、VDP434からの転送終了割込信号が入力されたか否かを判定し、転送終了割込信号が入力された場合は(ステップS703:Yes)、ステップS705に進み、そうでない場合は(ステップS703:No)、転送終了割込信号が入力されるのを待つ。
ステップS705では、演出シナリオ構成テーブルおよびアトリビュートデータなどに基づいて、パラメータ設定を行う。ここでは、CPU404は、ステップS701でVRAM436に転送した画像データに基づいてVRAM436のフレームバッファ1または2に表示画像を形成するために、表示画像を構成する画像データの情報(VRAM436の座標軸、画像サイズ、VRAM座標(配置座標)など)をVDP434に指示する。VDP434は、アトリビュートレジスタに格納された命令に基づいてアトリビュートに従ったパラメータ設定を行う。
ステップS705の次のステップS707では、描画指示を行う。この描画指示では、CPU404は、VDP434に画像の描画開始を指示する。VDP434は、CPU404の指示に従ってフレームバッファにおける画像描画を開始する。
ステップS707の次のステップS709では、画像の描画終了に基づくVDP434からの生成終了割込み信号が入力されたか否かを判定し、生成終了割込み信号が入力された場合は、(ステップS709:Yes)、ステップS711に進み、そうでない場合は(ステップS709:No)、生成終了割込み信号が入力されるのを待つ。
ステップS711では、RAM408の所定の領域に設定され、何シーンの画像を生成したかをカウントするシーン表示カウンタをインクリメント(+1)して処理を終了する。
次に、第2副制御部500の処理について説明する。図13(a)は、第2副制御部500のCPU504が実行するメイン処理のフローチャートである。まず、図13(a)のステップS801では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずステップS801で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM508内の記憶領域の初期化処理等を行う。
ステップS801の次のステップS803では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS805の処理に移行する。ステップS805では、タイマ変数に0を代入する。
ステップS805の次のステップS807では、コマンド処理を行う。第2副制御部500のCPU504は、第1副制御部400からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップS807の次のステップS809では、演出制御処理を行う。例えば、ステップS807で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データ(演出可動体224による演出データやランプによる演出データ)をROM506から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。
ステップS809の次のステップS811では、ランプ制御処理を行う。例えば、第1副制御部400からの遊技盤用ランプ532や遊技台枠用ランプ542への命令がある場合には、この命令をシリアル通信制御回路520に出力する。
ステップS811の次のステップS813では、可動体制御処理を行う。例えば、第1副制御部400からの演出可動体224への命令がある場合には、この命令を駆動回路516に出力する。その後、ステップS803に戻る。
図13(b)は、第2副制御部500のCPU504が実行するコマンド受信割込処理のフローチャートである。このコマンド受信割込処理は、第2副制御部500が第1副制御部400からのストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS901では、第1副制御部400から受信したコマンドを未処理コマンドとしてRAM508に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
図13(c)は、第2副制御部500のCPU504が実行するタイマ割込処理のフローチャートである。第2副制御部500は、所定の周期(本実施形態では2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。タイマ割込処理のステップS1001では、第2副制御部メイン処理のステップS803において説明したRAM508のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。したがって、ステップS803において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。ステップS1001の次のステップS1003では、演出用乱数値の更新処理等を行う。
次に、本実施形態に係るパチンコ機100において実行される演出の具体例について説明する。
図14は、本実施形態のパチンコ機の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図である。
図14には、装飾図柄表示装置208、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普通図柄表示装置210、特図1保留ランプ218、特図2保留ランプ220、および普図保留ランプ216が示されている。
図14(a)に示す装飾図柄表示装置208には、「装飾4−装飾1−装飾7」の装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。なお、ここでの背景は非表示であるが、後述するデフォルトの背景画像が表示されている。以下の説明においても、背景が非表示の場合には、特に断らない限り、デフォルトの背景画像が表示されている。なお、デフォルトの背景画像とは異なる様々な背景画像(例えば、モードに応じた背景画像等)を表示してもよい。
装飾図柄表示装置208には、右上隅に、第4図柄表示領域284が設けられている。第4図柄表示領域284は、図柄変動中(あるいは図柄停止中)か否かを報知するための領域であり、上から、普図の図柄変動中報知領域、特図1の図柄変動中報知領域、特図2の図柄変動中報知領域になる。普図の図柄停止中には、四角形の図形が点灯表示されるが、普図の図柄変動中には、その四角形の図形が点滅表示、あるいは消灯される。特図1の図柄停止中には、丸形の図形が点灯表示されるが、特図1の図柄変動中には、その丸形の図形が点滅表示、あるいは消灯される。特図2の図柄停止中には、三角形の図形が点灯表示されるが、特図2の図柄変動中には、その三角形の図形が点滅表示、あるいは消灯される。このように、第4図柄は、表示位置が異なるばかりでなく、表示態様(ここでは形状)も異なっており、遊技者が一目見ただけで判別がつくようになっている。なお、第4図柄の表示態様や点灯態様や点滅態様を変化させることで、先読み予告を行ってもよい。
また、装飾図柄表示装置208には、演出表示領域208dの中央下部に変動アイコン表示領域280が設けられている。
さらに、図14に示す制御状態(遊技状態)は、非電サポ状態(非時短状態)である。この非電サポ状態における装飾図柄表示装置208には、変動アイコン表示領域280の左横に特図1の保留アイコン表示領域281が設けられている。また、非電サポ状態における装飾図柄表示装置208の右端には、特図2の保留アイコン表示領域282が設けられる。
特図1の保留アイコン表示領域281には、特図1の保留を表す保留アイコンが表示され、特図2の保留アイコン表示領域282には、特図2の保留を表す保留アイコンが表示される。特図1の保留数は、特図1保留ランプ218の点灯数の他、特図1の保留アイコンの数によっても表され、特図2の保留数は、特図2保留ランプ220の点灯数の他、特図2の保留アイコンの数によっても表されている。すなわち、保留アイコンは、主制御部300のRAM308に記憶されている始動情報に対応したものである。以下、最も古い始動情報(最も古い入賞)に対応した保留アイコンを第一の保留アイコン、2番目に古い始動情報に対応した保留アイコンを第二の保留アイコン・・・と称する場合がある。特図1の保留アイコン表示領域281では、保留アイコンが横並びに表示され、右側の保留アイコンほど入賞が古い保留アイコンになり、特図2の保留アイコン表示領域282では、保留アイコンが縦並びに表示され、下側の保留アイコンほど入賞が古い保留アイコンになる。
図14(a)には、特図1の保留アイコン表示領域281に2つの特図1の保留アイコンh11,h12が表示されており、これら2つの特図1の保留アイコンh11,h12はいずれも、デフォルトの表示態様(丸形の無模様かつ白色の表示態様)で表示されている。すなわち、特図1のデフォルトの保留アイコンは、丸形の保留アイコンである。なお、図14(a)では、特図1の保留アイコン表示領域281に4つの保留アイコンが表示されることをわかりやすくするために、実際には表示されていない保留アイコンも点線で示してある。
一方、特図2の保留アイコン表示領域282には、一つも保留アイコンが表示されていない。これは、上述のごとく、図14に示す制御状態(遊技状態)は、非電サポ状態(非時短状態)であるため、電チューが開きにくく特図2始動口232への入賞が困難な状態であるためである。なお、特図2の保留アイコン表示領域282、すなわち装飾図柄表示装置208の右端に設けられる保留アイコン表示領域は、実際には領域を画定する線は表示されないが、図14(a)では、領域をわかりやすくするために点線で示してある。なお、領域を画定する線が設けられていてもよいし、保留アイコンが表示される場合に領域を画定する線も表示されるようにしてもよい。また、特図2の保留アイコン表示領域282に4つの保留アイコンが表示されることをわかりやすくするために、実際には表示されていない保留アイコンも点線で示してある。
本実施形態のパチンコ機100では、制御状態(遊技状態)に応じて、特図1と特図2で入賞しやすい方の特図の保留アイコン表示領域が、変動アイコン表示領域280の左横(演出表示領域208d)に表示され、もう一方の特図の保留アイコン表示領域は右端に表示される。すなわち、制御状態が非電サポ状態である場合には、図14(a)に示すように、特図1の保留アイコン表示領域281が演出表示領域208dに表示され、特図2の保留アイコン表示領域282が右端に表示される。制御状態が電サポ状態である場合には、反対に、特図2の保留アイコン表示領域282が演出表示領域208dに表示され、特図1の保留アイコン表示領域281が右端に表示される。
ここでは不図示であるが、特図2の保留アイコンのデフォルトの表示態様は、四角形の無模様かつ白色の表示態様であり、特図1の保留アイコンと表示位置が異なるばかりか、表示態様(ここでは形状)も異なっており、遊技者が一目見ただけで判別がつくようになっている。なお、特図1の保留アイコンのデフォルトの表示態様と、特図2の保留アイコンのデフォルトの表示態様とが同じであってもよい。
本実施形態では、特図の図柄変動表示の開始は、特図表示装置における変動開始→第4図柄の点滅開始又は消灯→保留アイコンの移動アニメーション開始又は消去→装飾図柄の変動開始の順で行われるが、この順番は前後してもよい。
図14(b)では、特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動が開始され、さらに第4図柄の消灯までが行われているが、保留アイコンや装飾図柄に変化は未だ生じていない。
図14(c)では、特図1の保留アイコンh11,h12の移動アニメーションが開始されている。ここでの移動アニメーションは、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象保留アイコン)が変動アイコン表示領域280に向けて移動を開始するとともに、第二の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが特図1の第一の保留アイコンh11の表示位置へ向けて移動を開始する。この段階では、装飾図柄の変動表示は開始されていない。
図14(d)では、移動アニメーションが続き、同図(e)では、変動開始前まで第一の保留アイコンh11であった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に到達し、変動アイコンh0として表示されるとともに、変動開始前まで第二の保留アイコンh12であった保留アイコンが第一の保留アイコンh11の表示位置に到達し、第一の保留アイコンh11として表示されているが、この段階でも依然として、装飾図柄の変動表示は開始されていない。なお、第1特図表示装置212における図柄変動が開始された時点で、それまで第一の保留アイコンh11であった保留アイコンを変動アイコンh0として見てもよいし、それまで第二の保留アイコンh12であった保留アイコンを第一の保留アイコンh11として見てもよい。
そして、図14(f)で装飾図柄の変動表示が開始される。
装飾図柄の変動表示が開始された装飾図柄表示装置208には、図14(g)に示すように、演出ボタン136を有効期間内に押下することを促す操作促進報知画像136Pが表示される。この操作促進報知画像136Pでは、主人公のキャラクタ画像の右横に、演出ボタン136の画像136P1と、上記有効期間の残時間を表す残時間表示バー136P2が表示されている。装飾図柄の変動表示は、操作促進報知画像136Pによって隠されてしまっているが、遊技者は、第4図柄284等によって特図が変動中であることを認識することができる。なお、装飾図柄が隠されないように、装飾図柄の表示位置を操作促進報知画像136Pとは重ならない位置に移動させるようにしてもよい。
図14(h)に示す残時間表示バー136P2では、上記有効期間が減っており、同図(i)では、遊技者が、演出ボタン136を押下している。演出ボタン136が上記有効期間内に押下されると、図14(j)に示すように、装飾図柄表示装置208には、操作促進報知画像136Pに代えてリーチ状態突入予告画像2071が表示される。リーチ状態突入予告画像2071では、主人公のキャラクタ画像の右横に、「チャンスだ」という文字表示がなされている。
図14(k)では、リーチ状態突入予告画像2071が消え、装飾図柄の変動表示が視認可能になり、その後、同図(l)に示すようにリーチ状態に突入する。なお、リーチ状態突入予告画像207が表示されても、リーチ状態に突入しない場合もあるが、必ず突入するようにしてもよい。
以上説明したように、操作促進報知画像136Pの出現は、現在行われている図柄変動表示に関する予告の契機となる演出に相当する。
図14(m)では、背景画像が、デフォルトの背景画像から非表示に切り替わり、変動アイコン表示領域280や特図1の保留アイコン表示領域281が消えている。なお、第4図柄表示領域284は表示されている。また、これまで左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cそれぞれで行われていた装飾図柄の変動表示が、右下隅に移動し、縮小表示され、図14(n)では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展している。図14(n)に示す装飾図柄表示装置208には、敵役の剣豪の画像が大きく表示され、続く同図(o)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが表示されている。
なお、リーチ状態突入予告画像2071は、リーチ状態に突入することの予告に留まらず、スーパーリーチまで発展することの予告であってもよい。
図15は、図14に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。
図14(o)から続く図15(p)では、決闘シーンのアニメーションが継続しており、このアニメーションは、図15(s)まで続く。図15(s)では、主人公の殿様が敵役の剣豪に勝利し、同図(t)では、第4図柄表示領域284を残して一旦全てが非表示になる。なお、非表示に代えてこれまでとは異なる背景画像を表示してもよい。やがて、同図(u)に示すように、「装飾7−装飾7−装飾7」の装飾図柄の組み合わせの揺れ変動が表示される。ここでの背景は、非表示であってもよいし、これまでとは異なる背景画像であってもよい。また、変動アイコン表示領域280や特図1の保留アイコン表示領域281の表示は消えたままであり、第4図柄表示領域284のみ表示されている。
図15(v)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾7−装飾7」の15R確変大当り確定の装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。また、図15(v)に示す特図1の第4図柄(丸形の図形)は点灯している。この図15(v)では、背景は非表示になっているが、実際には、デフォルトとは異なる背景画像が表示されている。やがて、図15(w)では、大当り遊技開始演出として、大当りを祝う背景画像(ここでは省略)とともに「確変大当り」の文字表示がなされている。
一方、図14(l)で異なる装飾図柄(実質5R確変大当り、5R通常大当り、2R通常大当りとなる図柄組合せ)でリーチ状態となった場合、図15(t)から続く、別の場合の図15(u´)では、「装飾6−装飾6−装飾6」の装飾図柄の組み合わせの揺れ変動が表示され、図15(u´)に続く図15(v´)では、「装飾6−装飾6−装飾6」の大当りの装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。そして、図15(v´)に続く図15(w´)では、大当り遊技開始演出として、大当りを祝う背景画像(ここでは省略)とともに「大当り」の文字表示がなされている。
図16は、図15(q)に続く別の場合の演出の一例を段階的に示す図である。
図16(a)では、図14(o)で開始された決闘シーンのアニメーションが継続しており、このアニメーションは、図16(b)まで続く。図16(b)では、主人公の殿様が敵役の剣豪に敗れ、同図(c)では、図15(t)と同じく、第4図柄表示領域284を残して一旦全てが非表示になる。やがて、図16(d)では、「装飾7−装飾6−装飾7」の装飾図柄の組み合わせの揺れ変動が開始される。ここでは、変動アイコン表示領域280や特図1の保留アイコン表示領域281の表示が復活し、変動アイコンh0と特図1の第一の保留アイコンh11が表示されている。
図16(e)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の第4図柄(丸形の図形)が点灯し、「装飾7−装飾6−装飾7」のハズレの装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。次いで、特図1の確定表示の期間中に、変動アイコン表示領域280では、変動アイコンh0の消去アニメーションが実行される。同図(f)では、変動アイコンh0の消去アニメーションが開始され、同図(g)でもその消去アニメーションは継続し、同図(h)で変動アイコンh0が完全に消えている。なお、特図1の確定表示が行われる前に、変動アイコンh0の消去アニメーションを実行してもよい。
次に、本実施形態において表示される予告アイコンについて図17及び図18を参照しながら説明する。ここで、図17(a)は、予告アイコンの表示例について説明する図であり、同図(b)は、RAM408に記憶されている予告アイコン表示領域情報記憶領域について説明する図であり、同図(c)は、予告アイコンの消化タイミングの一例について説明する図であり、同図(d)は、予告アイコンの増加タイミングの一例について説明する図である。また、図18(a)は、変化前の予告アイコンの一例について説明する図であり、同図(b)は、変化後の予告アイコンの一例について説明する図である。
本実施形態では、図17(a)に示すように、装飾図柄表示装置208の上部に、予告アイコン表示領域285が表示される場合がある。この予告アイコン表示領域285は、例えば、6つの領域に区画されており、左から予告アイコン第1表示領域YA1、予告アイコン第2表示領域YA2、予告アイコン第3表示領域YA3、予告アイコン第4表示領域YA4、予告アイコン第5表示領域YA5、予告アイコン第6表示領域YA6が列方向に並んで配置されている。本実施形態では、特図1の保留アイコン表示領域281に表示可能な保留アイコンの数は4つ(あるいは、特図2の保留アイコン表示領域をさらに表示する場合には表示可能な保留アイコンの数は合計で8つ)であるので、予告アイコン表示領域285において表示可能な予告アイコンの数と保留アイコン表示領域において表示可能な保留アイコンの数とは異なるということができる。なお、表示可能な予告アイコンの数と保留アイコンの数とが同じであってもよい。また、予告アイコン表示領域285を構成する領域の数は6つに限定されず、1つであってもよいし、2以上の任意の数に設定してもよい。また、遊技進行に応じて領域の数が変更されるようにしてもよい。
予告アイコン表示領域285には、1つの領域について1つの予告アイコンが表示される場合がある。例えば、図17(a)に示すように、予告アイコン第1表示領域YA1には、帽子の図柄からなる帽子の予告アイコンI6が表示されており、予告アイコン第2表示領域YA2には、千両箱の図柄からなる千両箱の予告アイコンI9が表示されており、予告アイコン第3表示領域YA3には、扇の図柄からなる扇の予告アイコンI10が表示されており、予告アイコン第4表示領域YA4には、手裏剣の図柄からなる手裏剣の予告アイコンI7が表示されており、予告アイコン第5表示領域YA5には、リボンの図柄からなるリボンの予告アイコンI8が表示されており、予告アイコン第6表示領域YA6はブランクとなっている。予告アイコン表示領域285における各領域にいずれの予告アイコンを表示するかについては、図17(b)に示されるRAM408に記憶されている予告アイコン表示領域情報記憶領域に記憶されている情報に基づいて決定される。なお、本実施形態では、1つの領域につき1つの予告アイコンを表示する形態としたが、1つの領域につき2以上の予告アイコンを表示するようにしてもよい。
図17(a)に示すように、装飾図柄表示装置208の予告アイコン表示領域285の各領域(YA1〜YA5)に表示された各予告アイコンは、例えば、図17(c)に示すタイミングで消化されるように制御される。この制御情報は、遊技の進行に応じて、例えば、副制御部400のRAM408に記憶され、適宜読み出されて実行される。すなわち、図17(a)に示される装飾図柄の変動表示(当該変動)が開始されてから8秒が経過すると、リボンの予告アイコンI8が消化され、その後、消化されたリボンの予告アイコンI8に対応する演出が実行される場合がある。その後、当該変動が終了すると、特図1の保留アイコンh11が変動アイコン表示領域280に向けて移動を開始するとともに、装飾図柄の変動表示(保留1に対応する図柄変動)が開始されると、その図柄変動が開始されてから12秒が経過すると、手裏剣の予告アイコンI7が消化され、その後、消化された手裏剣の予告アイコンI7に対応する演出が実行される場合がある。その後、保留1に対応する図柄変動が終了すると、特図1の保留アイコンh11(図17(a)において、保留アイコンh12が保留アイコンh11に移動したもの)が変動アイコン表示領域280に向けて移動を開始するととともに、装飾図柄の変動表示(保留2に対応する図柄変動)が開始されると、その図柄変動が開始されてから4秒が経過すると、帽子の予告アイコンI6が消化され、その後、消化された帽子の予告アイコンI6に対応する演出が実行される場合がある。また、SPリーチが開始されてから10秒が経過すると、千両箱の予告アイコンI9が消化され、その後、消化された千両箱の予告アイコンI9に対応する演出が実行される場合がある。その後、全ての装飾図柄が仮停止状態となってから2秒が経過すると、扇の予告アイコンI10が消化され、その後、消化された扇の予告アイコンI10に対応する演出が実行される場合がある。このように、予告アイコンの消化は、予告や演出が実行されることを遊技者に事前に報知するものであるということができる。
また、図17(a)に示すように、装飾図柄表示装置208の予告アイコン表示領域285の各領域(YA1〜YA5)に表示された各予告アイコンは、例えば、図17(d)に示すタイミングで増加されるように制御される。この制御情報は、遊技の進行に応じて、例えば、副制御部400のRAM408に記憶され、適宜読み出されて実行される。すなわち、図17(a)に示される装飾図柄の変動表示(当該変動)が開始されてから4秒が経過すると、装飾図柄表示装置208に殿様が出現して予告アイコンを増加させる殿様演出が実行される。この殿様演出では、帽子の予告アイコンI6、リボンの予告アイコンI8及び手裏剣の予告アイコンI7を予告アイコン表示領域285に増加して表示する演出が行われる。その後、当該変動が終了して、保留1に対応する図柄変動が開始されると、装飾図柄表示装置208にDJが出現して予告アイコンを増加させるDJ演出が実行される。このDJ演出では、千両箱の予告アイコンI9を予告アイコン表示領域285に増加して表示する演出が行われる。その後、保留1に対応する図柄変動が終了して、保留2に対応する図柄変動が開始された後、2回目の疑似連演出の開始から4秒が経過すると、殿様演出が実行されて、扇の予告アイコンI10が予告アイコン表示領域285に増加して表示する演出が行われる。ここで、疑似連演出とは、装飾図柄の変動開始及び仮停止表示を1回の特図の変動表示において複数回実行する装飾図柄の変動表示態様である。
なお、本実施形態において、大当りとなる図柄変動表示において増加する予告アイコンの数をはずれとなる図柄変動表示において増加する予告アイコンの数よりも多くなるように構成してもよい。例えば、はずれとなる図柄変動表示においては増加する予告アイコンの数を最大1つとし、大当りとなる図柄変動表示において増加する予告アイコンの数を少なくとも2以上とするようにしてもよい。
次に、本実施形態において表示される予告アイコンの種類と対応する演出内容について、図18を参照しながら説明する。予告アイコンには、図18(a)に示すように、対応する演出の内容が明らかでないものと、図18(b)に示すように、対応する演出の内容が明らかなものとがある。
対応する演出の内容が明らかでない予告アイコン(変化前の予告アイコン)には、例えば、図18(a)に示すように、第1の殿様の予告アイコンI1と、第2の殿様の予告アイコンI2と、第3の殿様の予告アイコンI3と、第1のボタン予告アイコンI4とがある。第1の殿様の予告アイコンI1は、殿様の顔のシルエットを白色で表した予告アイコンであり、大当りの信頼度は弱程度となっている。また、第2の殿様の予告アイコンI2は、殿様の顔のシルエットを緑色で表した予告アイコンであり、大当りの信頼度は中程度となっている。また、第3の殿様の予告アイコンI3は、殿様の顔のシルエットを赤色で表した予告アイコンであり、大当りの信頼度は強程度である。また、第1のボタン予告アイコンI4は、演出ボタン136を模した予告アイコンであり、大当りの信頼度は弱程度から強程度のいずれかである。第1の殿様の予告アイコンI1、第2の殿様の予告アイコンI2及び第3の殿様の予告アイコンI3は、所定の変化表示のタイミング(例えば、当該予告アイコンの増加表示のタイミング)になると、図18(b)に示される変化後の予告アイコンのいずれかに変化する。また、第1のボタン予告アイコンI4は、遊技者により演出ボタン136が操作されたタイミングで、図18(b)に示される変化後の予告アイコンのいずれかに変化する。なお、第1のボタン予告アイコンI4は、遊技者により演出ボタン136が操作されたタイミングで、変化前の予告アイコンのいずれかに変化してもよい。
このように、第1の殿様の予告アイコンI1、第2の殿様の予告アイコンI2、第3の殿様の予告アイコンI3及び第1のボタン予告アイコンI4は、先読みの対象である図柄変動が開始されるよりも前に表示される場合があり、先読み予告として機能する場合がある。また、本実施の形態では、後述するが、予告アイコンが予告アイコン表示領域285に表示される際に、文字表記が付随して表示される場合があり、第1の殿様の予告アイコンI1、第2の殿様の予告アイコンI2及び第3の殿様の予告アイコンI3が表示される場合には、「クエスチョンマーク」が付記されて表示される場合がある。
一方、対応する演出の内容が明らかな予告アイコン(変化後の予告アイコン)には、例えば、図18(b)に示すように、帽子の予告アイコンI6と、手裏剣の予告アイコンI7と、リボンの予告アイコンI8と、千両箱の予告アイコンI9と、扇の予告アイコンI10と、第2のボタン予告アイコンI11とがある。
帽子の予告アイコンI6は、番長のキャラクタが被る帽子を模した予告アイコンであり、大当りの信頼度は強程度又は弱程度となっている。1つの帽子の予告アイコンI6が消化されると、疑似連演出が1回だけ行われる場合がある。ここで、疑似連演出には、強パターン、弱パターン及びガセパターンがある。強パターンの疑似連演出は、例えば、後述するように、疑似連演出が開始するときに番長のキャラクタが出現するが、その番長のキャラクタの表示態様が通常とは異なる(例えば、番長がオーラに包まれた表示態様となる)ことにより、信頼度が強程度であることを報知する。なお、例えば、2回目の疑似連演出であるにもかかわらず、3回目の疑似連演出であることを報知して信頼度が強程度であることを示すようにしてもよい。また、弱パターンの疑似連演出は、出現する番長のキャラクタが通常の表示態様で表示されることにより、信頼度が弱程度であることを報知する。また、ガセパターンの疑似連演出は、後述するように、疑似連演出を行うと見せかけておいて、はずれ表示を行う演出である。また、本実施形態において、帽子の予告アイコンI6に付随して文字表記が表示される場合には、信頼度が強程度であれば、Aパターンとして、赤文字または黒文字で「継続」と表示される場合がある。あるいは、Bパターンとして、「クエスチョンマーク」が付記されて表示される場合もあり、その後、Aパターンの付記表示に変化する場合もある。また、信頼度が弱程度であれば、Aパターンとして、黒文字で「継続」や「クエスチョンマーク」を伴って「継続」と表示される場合がある。あるいは、Bパターンとして、「クエスチョンマーク」が付記されて表示される場合もあり、その後、Aパターンの付記表示に変化する場合もある。なお、帽子の予告アイコンI6が消化された場合には、必ず疑似連演出が行われるようにしてもよい。また、Bパターンの付記表示が行われた後、Aパターンの付記表示に変化しないようにしてもよい。
手裏剣の予告アイコンI7は、御庭番(忍者)のキャラクタが投げる手裏剣を模した予告アイコンであり、大当りの信頼度は強程度又は弱程度となっている。1つの手裏剣の予告アイコンI7が消化されると、大当りの信頼度が強程度であれば、実行中の予告演出がフリーズ演出を経て信頼度の高い強予告演出に切り替わる演出が実行される場合がある(フリーズ予告)。一方、大当りの信頼度が弱程度であれば、装飾図柄の停止図柄の一部又は全部を事前に報知する停止図柄予告が行われる場合がある。また、本実施形態において、手裏剣の予告アイコンI7に付随して文字表記が表示される場合には、信頼度が強程度であれば、Aパターンとして、「フリーズ」と表示される場合がある。あるいは、Bパターンとして、「クエスチョンマーク」が付記されて表示される場合もあり、その後、Aパターンの付記表示に変化する場合もある。また、信頼度が弱程度であれば、Aパターンとして、「チャン目」と表示される場合がある。あるいは、Bパターンとして、「クエスチョンマーク」が付記されて表示される場合もあり、その後、Aパターンの付記表示に変化する場合もある。なお、手裏剣の予告アイコンI7が消化された場合には、フリーズ予告と停止図柄予告のいずれか一方が必ず実行されるようにしてもよい。また、Bパターンの付記表示が行われた後、Aパターンの付記表示に変化しないようにしてもよい。
リボンの予告アイコンI8は、チビ姫のキャラクタが身に着けているリボンを模した予告アイコンであり、大当りの信頼度は強程度又は弱程度となっている。1つのリボンの予告アイコンI8が消化されると、大当りの信頼度が強程度であれば、背景が先読みモードあるいは当該変動予告モードといった特殊ステージに移行する演出が実行される場合がある(ステージチェンジ強演出)。一方、大当り信頼度が弱程度であれば、表示されている背景を、通常の遊技状態において用いられている複数種類の背景からいずれかに変更する演出が実行される場合がある(ステージチェンジ弱演出)。また、本実施形態において、リボンの予告アイコンI8に付随して文字表記が表示される場合には、信頼度が強程度であれば、Aパターンとして、赤文字または黒文字で「ステチェン」と表示される場合がある。あるいは、Bパターンとして、「クエスチョンマーク」が付記されて表示される場合もあり、その後、Aパターンの付記表示に変化する場合もある。また、信頼度が弱程度であれば、Aパターンとして、黒文字で「ステチェン」と表示される場合がある。あるいは、Bパターンとして、「クエスチョンマーク」が付記されて表示される場合もあり、その後、Aパターンの付記表示に変化する場合もある。なお、リボンの予告アイコンI8が消化された場合には、ステージチェンジ強演出とステージチェンジ弱演出のいずれか一方が必ず実行されるようにしてもよい。また、Bパターンの付記表示が行われた後、Aパターンの付記表示に変化しないようにしてもよい。
千両箱の予告アイコンI9は、殿様のキャラクタが百姓に向けて投げる千両箱を模した予告アイコンであり、大当りの信頼度は大当り確定、強程度又は弱程度となっている。1つの千両箱の予告アイコンI9が消化されると、大当りの信頼度が強程度であれば、千両箱の予告アイコンI9は、信頼度の低い弱リーチ演出の実行中に消化され、リーチ移行演出を経た後に、信頼度の高い強リーチ演出に移行(昇格)する演出が行われる(リーチ移行演出)。一方、大当り信頼度が弱程度であれば、千両箱の予告アイコンI9は、信頼度の低い弱カットイン予告の実行後に消化され、その後、信頼度の高い強カットイン予告が実行される(予告昇格演出)。また、大当り確定であれば、リーチ移行演出か予告昇格演出のいずれかが実行される。また、本実施形態において、千両箱の予告アイコンI9に付随して文字表記が表示される場合には、大当り確定であれば、Aパターンとして、「大盤振舞」と表示される場合がある。あるいは、Bパターンとして、「クエスチョンマーク」が付記されて表示される場合もあり、その後、Aパターンの付記表示に変化する場合もある。また、信頼度が強程度であれば、Aパターンとして、赤文字または黒文字で「昇格」と表示される場合がある。あるいは、Bパターンとして、「クエスチョンマーク」が付記されて表示される場合もあり、その後、Aパターンの付記表示に変化する場合もある。また、信頼度が弱程度であれば、Aパターンとして、黒文字で「昇格」と表示される場合がある。あるいは、Bパターンとして、「クエスチョンマーク」が付記されて表示される場合もあり、その後、Aパターンの付記表示に変化する場合もある。なお、千両箱の予告アイコンI9が消化された場合には、確定演出、リーチ移行演出及び予告昇格演出からいずれかが必ず実行されるようにしてもよい。また、Bパターンの付記表示が行われた後、Aパターンの付記表示に変化しないようにしてもよい。
扇の予告アイコンI10は、姫のキャラクタが身に着けている扇を模した予告アイコンであり、大当りの信頼度は大当り確定となっている。1つの扇の予告アイコンI10が消化されると、大当りが確定であることを事前に報知するプレミア予告の出現、あるいは、大当りが確定となるプレミアリーチが実行される(プレミア演出)。あるいは、扇の予告アイコンI10がリーチはずれが表示された後に消化されて、大当りとなる復活演出が実行される(復活演出)。また、本実施形態において、扇の予告アイコンI10に付随して文字表記が表示される場合には、「祝福」と表示される場合がある。なお、扇の予告アイコンI10が消化された場合には、プレミア演出と復活演出のいずれか一方が必ず実行されるようにしてもよい。また、本実施形態では、扇の予告アイコンI10が消化されるタイミングによって演出する内容が異なっているが、消化タイミングが同じであってもよい。
第2のボタン予告アイコンI11は、演出ボタン136を模した予告アイコンであり、大当りの信頼度は最弱〜大当り確定のいずれかとなっている。1つの第2のボタン予告アイコンI11が消化されると、遊技者に演出ボタン136の操作を促すボタン演出が行われる。このとき、操作受付期間が開始され、当該操作受付期間中に演出ボタン136が操作されると、第2のボタン予告アイコンI11の消化表示が、帽子の予告アイコンI6、手裏剣の予告アイコンI7、リボンの予告アイコンI8、千両箱の予告アイコンI8及び扇の予告アイコンI10のいずれか1つの消化表示に変化し、対応する演出が実行される場合がある。あるいは、いずれの予告アイコンにも変化することなく消去表示される場合もある。
なお、本実施形態では、上述した変化前の予告アイコンが変化後の予告アイコンに変化する際に予告アイコンの変化表示が行われるが、変化前の予告アイコンから予告アイコンの変化表示を経由して予告アイコンを消去する表示を行うことも可能である(図18(b)の項目5に示される予告アイコン「なし」:消去演出)。この演出では、当該変動においてははずれとなること報知している。すなわち、はずれ確定パターンであることを示すガセ予告となっている。当然、信頼度は最弱である。なお、消去演出が実行されても大当りとなる場合があってもよい。
次に、本実施形態に係るパチンコ機100において実行される演出の具体例について説明する。
図19は、本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図である。
図19には、装飾図柄表示装置208、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aが示されている。ここで、第4図柄表示装置284aは、図14に示される第4図柄表示領域284の表示と同様の機能を有する表示装置であり、例えば、LEDの発光態様により第4図柄の表示結果を表示することが可能となっている。なお、第4図柄表示装置284aをLCDやEL等の画像表示装置によって構成されていてもよい。第4図柄表示装置284aは、例えば、遊技盤200の所定位置に設けられており、第1副制御部400により駆動制御される。第4図柄表示装置284aは、上から、普図の図柄変動中報知領域、特図1の図柄変動中報知領域、特図2の図柄変動中報知領域になる。普図の図柄停止中には、四角形の図形が表示された領域のLEDが点灯表示されるが、普図の図柄変動中には、点滅表示あるいは消灯される。特図1の図柄停止中には、丸形の図形が表示された領域のLEDが点灯表示されるが、特図1の図柄変動中には、点滅表示あるいは消灯される。特図2の図柄停止中には、三角形の図形が表示された領域のLEDが点灯表示されるが、特図2の図柄変動中には、点滅表示あるいは消灯される。このように、第4図柄は、表示位置が異なるばかりでなく、表示態様(ここでは形状)も異なっており、遊技者が一目見ただけで判別がつくようになっている。なお、第4図柄の表示態様や点灯態様や点滅態様を変化させることで、先読み予告を行ってもよい。なお、第4図柄は、図柄変動中に点灯表示し、図柄停止中に消灯表示されるようにしてもよい。
また、図19(1)に示す装飾図柄表示装置208には、上述した予告アイコン表示領域285が上部に表示されている。なお、図19(1)では、予告アイコン表示領域285のいずれの領域にも予告アイコンは表示されていない。また、図19(1)に示すように、第1特図表示装置212では、図柄変動表示が行われており、これに応じて、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われているとともに、第4図柄表示装置284aでは、特図1に対応する第4図柄の変動表示が行われている。なお、予告アイコン表示領域285は、常時表示されるようにしてもよいし、必要に応じて表示したりしなかったりする場合があってもよい。
また、図19(1)には、変動アイコン表示領域280に変動アイコンh0が表示されるとともに、特図1の保留アイコン表示領域281に2つの特図1の保留アイコンh11,h12が表示されており、これら2つの特図1の保留アイコンh11,h12及び変動アイコンh0はいずれも、デフォルトの表示態様(丸形の無模様かつ白色の表示態様)で表示されている。なお、この演出例では、特図2の保留アイコン表示領域282の表示を省略しているが、第2の保留アイコン表示領域282を表示するようにしてもよい。
続いて、図19(2)に示されるタイミングで、第1特図始動口230に遊技球が入賞すると、第1特図保留ランプ218における点灯数が1つ増加して3つになり、保留数が3つになったことが示されている。また、特図1の保留アイコン表示領域281にも3つ目の特図1の保留アイコンh13が表示される。3つ目の保留は、先読みの対象となった保留であり、後述するように、予告アイコンを表示させるか否かのトリガーとなる保留である。なお、説明の便宜のため、先読みの対象である3つ目の特図1の保留アイコンh13にハッチングを施して示したが、実際には、他の特図1の保留アイコンh11,h12と同じ表示態様(丸形の無模様かつ白色の表示態様)となっている。以下の説明でも同様である。
その後、図19(3)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、「装飾6−装飾2−装飾7」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
そして、図19(4)では、第1特図表示装置212における図柄変動が開始され、さらに第4図柄の消灯までが行われているが、保留アイコンや装飾図柄に変化は未だ生じていない。
図19(5)では、特図1の保留アイコンh11,h12,h13がそれぞれ移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが特図1の第1の保留アイコンh11となり、第3の保留アイコンh13の表示位置にあった保留アイコンが特図1の第2の保留アイコンh12となる。その後、装飾図柄の変動表示が開始される。
図19(6)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタYMが装飾図柄表示装置208の右下枠外から出現し、殿様演出が開始される。これは、先読みされた結果に基づき、予告アイコンの表示を行うことが決定された場合に実行される演出である。ここで、殿様のキャラクタYMは、帽子の予告アイコンI6を所持している。
そして、図19(7)に示すタイミングで、殿様のキャラクタYMが所定の投てき位置まで移動表示した後、図19(8)に示すタイミングで、所持している帽子の予告アイコンI6を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われる。
すると、図19(9)に示すタイミングで、投げられた帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示され、その後、図19(10)に示すように、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタYMが予告アイコンの表示に成功して嬉しい表情をする演出表示が行われる。これにより、遊技者は、将来、帽子の予告アイコンI6に対応する演出が実行されることを期待する。すなわち、帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285に表示されることで、将来、疑似連演出が実行されることを予告しているということができる。
その後、図19(11)〜同図(12)に示すように、殿様のキャラクタYMが装飾図柄表示装置208の表示領域の下方に向けてフレームアウトする表示が行われる。その後、図19(13)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、「装飾1−装飾4−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
図20は、図19に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。
図19(13)から続く図20(14)では、第1特図表示装置212における図柄変動が開始され、さらに第4図柄の消灯までが行われているが、保留アイコンや装飾図柄に変化は未だ生じていない。
図20(15)では、特図1の保留アイコンh11,h12がそれぞれ移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが特図1の第1の保留アイコンh11となる。その後、装飾図柄の変動表示が開始される。
図20(16)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタYMが装飾図柄表示装置208の右下枠外から出現し、殿様演出が開始される。これも、第1の保留アイコンh11に対応する保留が先読みされた結果に基づき、予告アイコンの表示を行うことが決定された場合に実行される演出である。ここで、殿様のキャラクタYMは、帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9及び扇の予告アイコンI10を所持している。
そして、図20(17)に示すタイミングで、殿様のキャラクタYMが所定の投てき位置まで移動表示した後、図20(18)に示すタイミングで、所持している帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9及び扇の予告アイコンI10を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われる。
すると、図20(19)に示すタイミングで、投げられた帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第2表示領域YA2に表示され、千両箱の予告アイコンI9が予告アイコン第3表示領域YA3に表示され、扇の予告アイコンI10が予告アイコン第4表示領域YA4に表示される。その後は、図19(10)〜同図(12)と同様の演出表示が行われる。
その後、図20(20)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾6−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が報知される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
そして、図20(21)では、第1特図表示装置212における図柄変動が開始され、さらに第4図柄の消灯までが行われているが、保留アイコンや装飾図柄に変化は未だ生じていない。
図20(22)では、特図1の保留アイコンh11が移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となる。その後、装飾図柄の変動表示が開始される。
すると、装飾図柄の変動表示が開始してから、例えば、4秒が経過したとき、図20(23)に示すように、装飾図柄表示装置208では、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた帽子の予告アイコンI6が消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた帽子の予告アイコンI6が予告アイコン第1表示領域YA1から装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動する表示が行われる。本実施形態では、このようにして予告アイコンを消化する予告アイコン消化演出が行われる。なお、図20(23)に示すように、帽子の予告アイコンI6が2つ表示される等、同一の予告アイコンが予告アイコン表示領域285に2以上表示されている場合には、例えば、左側に表示されている予告アイコンを優先して消化するように予め設定されているが、予告アイコンの信頼度に応じて消化する順序を決めるようにしてもよい。また、いずれの予告アイコンを使用するかをランダムに決定するようにしてもよいし、右側に表示されている予告アイコンを優先して消化するように設定されていてもよい。すなわち、予告アイコンを消化する順序は上述したものに限定される適宜に設定することができる。
その後、帽子の予告アイコンI6が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、図20(24)に示すタイミングで拡大表示された後、図20(25)に示すように、拡大表示された帽子の予告アイコンI6の下方に、疑似連演出が行われることを予告する「継続」の文字表示が付記表示される。なお、この文字表示は、帽子の予告アイコンI6が拡大表示されたのと同時に行われてもよいし、拡大表示されるよりも前に行われてもよいし、拡大表示された後に行われてもよい。また、帽子の予告アイコンI6が拡大表示された際に、例えば、変動アイコンh0の表示をデフォルトの表示態様から先読み予告の表示態様等、変動アイコンh0の表示態様を変更してもよい。また、保留アイコンが表示されている場合に、保留アイコンの表示態様を変更するようにしてもよい。
その後、所定時間(例えば、3秒)が経過した後、図20(26)のタイミングで、帽子の予告アイコンI6が「継続」の文字表示とともに消去し、その後、図20(27)に示すように、左図柄と右図柄が停止表示する。このとき、左図柄には「装飾1」が表示され、右図柄には「装飾2」が表示されている。すなわち、非リーチ状態であることが示されている。
図21は、図20に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。
図20(27)から続く図21(28)では、帽子の予告アイコンI6の消化に対応して、番長のキャラクタBCが装飾図柄表示装置208の右下枠外から出現し、停止表示されている右図柄を突き上げる演出表示が行われ、疑似連演出が開始される可能性があることを遊技者に報知している。なお、本実施形態では、番長のキャラクタBCが右図柄を突き上げた後、同一の装飾図柄が再び停止表示されるようにしたが、例えば、右図柄が左図柄と同一の装飾図柄(例えば、「装飾1」)となってリーチ状態を形成し、リーチ演出が開始されるようにしてもよい。
その後、図21(29)に示すように、装飾図柄表示装置208では、左図柄と右図柄が引き続き停止表示されるとともに、中図柄表示領域208bでは、殿様のキャラクタが表された疑似連図柄が上方から下方に向けて低速で移動する表示が行われている。
そして、装飾図柄表示装置208では、図21(30)のタイミングで疑似連図柄が中図柄表示領域208bで停止表示された後、図21(31)に示すように、殿様のキャラクタと「継続」の文字表示とからなるカットイン表示が行われる。本実施形態では、このようにして、疑似連図柄が停止表示されることにより、疑似連が実行されることを報知する。なお、疑似連図柄が停止表示されることなく、下方にフレームアウトした場合には、疑似連が開始されず、そのままはずれの装飾図柄の組み合わせが停止表示されることとなる。また、本実施形態において、帽子の予告アイコンI6が消化されない場合でも疑似連演出が実行される場合があってもよい。
その後、図21(32)に示されるタイミングで、装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b及び右図柄表示領域208cにおいて、装飾図柄の変動表示が開始される。このとき、装飾図柄表示装置208の表示領域の左上には、疑似連演出による2回目の装飾図柄の変動表示が開始されたことを示す「疑似×2」が表示されている。
その後、図21(33)に示すように、装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cにそれぞれ「装飾1」の装飾図柄が停止表示されてリーチ状態が形成される。なお、このとき、リーチ演出は開始されていない。
その後、装飾図柄表示装置208では、図21(34)に示すタイミングで、予告アイコン第2表示領域YA2に表示されていた帽子の予告アイコンI6が消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第2表示領域YA2に表示されていた帽子の予告アイコンI6が予告アイコン第2表示領域YA2から装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動する表示が行われる。
その後、帽子の予告アイコンI6が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、図21(35)に示すタイミングで拡大表示された後、図21(36)に示すように、拡大表示された帽子の予告アイコンI6の下方に、疑似連演出が行われることを予告する「継続」の文字表示が付記表示される。
その後、所定時間(例えば、3秒)が経過した後、図21(37)のタイミングで、帽子の予告アイコンI6が「継続」の文字表示とともに消去し、その後、図21(38)では、帽子の予告アイコンI6の消化に対応して、番長のキャラクタBCが装飾図柄表示装置208の右下枠外から出現し、停止表示されている右図柄を突き上げる演出表示が行われ、2回目の疑似連演出が開始される可能性があることを遊技者に報知している。
その後、図21(39)に示すように、装飾図柄表示装置208では、番長のキャラクタBCが右図柄を突き上げた後、右図柄表示領域208cに表示されていた装飾図柄が「装飾1」から「装飾2」に変更され、非リーチ状態が形成されるとともに、中図柄表示領域208bでは、疑似連図柄が上方から下方に向けて低速で移動する表示が行われている。このとき、疑似連図柄が表示されている間は「疑似×2」の文字情報を消去するようにしたが、表示を継続させるようにしてもよい。また、疑似連図柄が表示されている間、「疑似×2」の文字情報を他の領域に表示するようにしてもよい。また、疑似連図柄が表示されている間、「疑似×2」の文字情報の表示態様を変化させるようにしてもよい。なお、この演出例において、番長のキャラクタBCが右図柄を突き上げた後、同一の装飾図柄が再び停止表示されてリーチ状態が維持され、リーチ演出が開始されるようにしてもよい。
そして、装飾図柄表示装置208では、図21(40)のタイミングで疑似連図柄が中図柄表示領域208bで停止表示された後、図21(41)に示すように、殿様のキャラクタと「継続」の文字表示とからなるカットイン表示が行われ、疑似連が実行されることを報知している。本実施形態では、1回の図柄変動表示において、帽子の予告アイコンI6が消化されるほど、大当りとなりやすいように構成されている。すなわち、帽子の予告アイコンI6が1つだけ消化されて疑似連演出が1回だけ行われる場合と、帽子の予告アイコンI6が2つ消化されて疑似連演出が2回行われる場合とでは、帽子の予告アイコンI6が2つ消化された方が大当りとなりやすく、帽子の予告アイコンI6が2つだけ消化されて疑似連演出が2回だけ行われる場合と、帽子の予告アイコンI6が3つ消化されて疑似連演出が3回行われる場合とでは、帽子の予告アイコンI6が3つ消化された方が大当りとなりやすいということが言える。
その後、図21(42)に示されるタイミングで、装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b及び右図柄表示領域208cにおいて、装飾図柄の変動表示が開始される。このとき、装飾図柄表示装置208の表示領域の左上には、疑似連演出による3回目の装飾図柄の変動表示が開始されたことを示す「疑似×3」が表示されている。
図22は、図21に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。
図21(42)から続く図22(43)では、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cにそれぞれ「装飾1」の装飾図柄が停止表示されてリーチ状態が形成される。ここでは、リーチ演出が開始されることとなる。
その後、図22(44)に示すタイミングで、上述したスーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展する。なお、これまで左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cそれぞれで行われていた装飾図柄の変動表示が、装飾図柄表示装置208の表示領域の右下隅に移動し、縮小表示される。図22(44)に示す装飾図柄表示装置208には、敵役の剣豪の画像が大きく表示され、続く図22(45)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーション表示が開始される。
その後、装飾図柄表示装置208では、図22(46)に示すタイミングで、予告アイコン第3表示領域YA3に表示されていた千両箱の予告アイコンI9が消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第3表示領域YA3に表示されていた千両箱の予告アイコンI9が予告アイコン第3表示領域YA3から装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動する表示が行われる。
その後、千両箱の予告アイコンI9が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、図22(47)に示すタイミングで拡大表示されるとともに、拡大表示された千両箱の予告アイコンI9の上方に、信頼度のより高い演出に移行することを予告する「昇格」の文字表示が付記表示される。なお、この文字表示は、千両箱の予告アイコンI9が拡大表示されたのと同時に行われてもよいし、拡大表示されるよりも前に行われてもよいし、拡大表示された後に行われてもよい。
その後、所定時間(例えば、3秒)が経過した後、装飾図柄表示装置208では、図22(48)のタイミングで、千両箱の予告アイコンI9が「昇格」の文字表示とともに消去し、その後、図22(49)のタイミングで、上述したリーチ移行演出が開始される。リーチ移行演出が開始されると、図22(49)に示すように、装飾図柄表示装置208では、実行されていたリーチ演出表示がやや暗くなるとともに、殿様のキャラクタがカットイン表示で現れて、実行中のリーチ演出表示を切りつける表示が行われ、その後、図22(50)に示すように、背景が暗転する。
その後、図22(51)に示すように、装飾図柄表示装置208では、信頼度の高い強リーチ演出(ボタンリーチ演出)が開始される。ボタンリーチ演出が開始されると、図22(51)に示すように、装飾図柄表示装置208では、暗転した背景に「熱すぎなのか」という文字表示が行われた後、図22(52)に示すタイミングで、「否」という文字表示が行われる。その後、図22(53)に示すように、「一撃」という文字表示が行われ、ボタン演出が行われることを報知する。
その後、図22(54)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ボタン受付時間メーターとともにボタン画像136aが表示されて演出ボタン136の操作の受け付けが可能であることを報知し、遊技者に演出ボタン136の操作を促進する。
そして、図22(55)に示すタイミングで、遊技者により演出ボタン136が操作されると、図22(56)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ボタン画像136aが消去することで、ボタンリーチ演出に失敗した様子が示されている。
やがて、図22(57)では、「装飾1−装飾2−装飾1」の装飾図柄の組み合わせで左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cが拡大表示される。
図23は、図22に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。
図22(57)から続く図23(58)では、予告アイコン表示領域285も含めて一旦すべてが非表示になる。やがて、図23(59)では、「装飾1−装飾2−装飾1」の装飾図柄の組み合わせの揺れ変動(仮図柄停止表示)が開始される。このとき、予告アイコン表示領域285の表示も再開される。
その後、例えば、仮図柄停止表示から2秒が経過すると、図23(60)に示すタイミングで、予告アイコン第4表示領域YA4に表示されていた扇の予告アイコンI10が消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第4表示領域YA4に表示されていた扇の予告アイコンI10が予告アイコン第4表示領域YA4から装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動する表示が行われる。
その後、扇の予告アイコンI10が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、図23(61)に示すタイミングで拡大表示される。このとき、例えば、拡大表示された扇の予告アイコンI10の下方に、大当りが確定すること報知する「祝福」の文字表示を付記してもよい。なお、文字表示を付記する場合、当該文字表示の付記表示が扇の予告アイコンI10が拡大表示されたのと同時に行われてもよいし、拡大表示されるよりも前に行われてもよいし、拡大表示された後に行われてもよい。
その後、所定時間(例えば、3秒)が経過した後、装飾図柄表示装置208では、図23(62)のタイミングで、扇の予告アイコンI10が消去し、予告アイコン表示領域285が上方へフレームアウトする表示が行われる。その後、図23(63)のタイミングで左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cでそれぞれ揺れ変動していた装飾図柄の変動表示が再開して再変動演出が開始される。このとき、予告アイコン表示領域285は、完全にフレームアウトされている。なお、再変動演出が開始された後も予告アイコン表示領域285を引き続き表示させたままとしてもよい。
再変動演出では、図23(64)に示すように、姫のキャラクタが扇を持って踊る演出表示が行われる。これまで左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cそれぞれで行われていた装飾図柄の変動表示が、装飾図柄表示装置208の表示領域の右下隅に移動し、縮小表示される。
やがて、図23(65)に示すように、「装飾1−装飾1−装飾1」の装飾図柄の組み合わせの揺れ変動が表示される。
そして、図23(66)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾1−装飾1−装飾1」の大当り確定の装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。このとき、第1特図表示装置212では、15R確変大当りである「特図A」が停止表示されるとともに、第4図柄表示装置284aでは、特図1の第4図柄(丸形の図形)が点灯している。その後は、図示をしないが、上述した大当り遊技開始演出が実行された後に、大当り遊技が開始される。
本実施の形態では、予告アイコン表示領域285に表示された扇の予告アイコンI10が消化されることにより、再変動演出が実行されて大当りとなったが、扇の予告アイコンI10が予告アイコン表示領域285に表示されていない場合には、再変動演出が行われずに、はずれの表示結果が導出される場合もある。すなわち、千両箱の予告アイコンI9が消化されて実行されるリーチ移行演出が行われてはずれとなる場合、このリーチ移行演出は偽の予告演出ということができる。すなわち、千両箱の予告アイコンI9が一つ消化された場合に、消化された千両箱の予告アイコンI9に対応する種類の偽の予告としてのリーチ移行演出が実行された場合には、図柄変動表示の結果がはずれとなるということができる。このことは、帽子の予告アイコンI6に対応する予告演出、手裏剣の予告アイコンI7に対応する予告演出、リボンの予告アイコンI8に対応する予告演出についても同様である。
このように、本実施形態では、予告アイコン表示領域285に表示された予告アイコンの数に応じて予告演出が実行され得るということができる。換言すれば、予告アイコンは、予告が実行される可能性がある回数に応じた数が表示されるように構成されているということができる。
なお、本実施形態では、先読み予告の対象である図柄変動表示の実行中においてのみ予告アイコンを消化し、消化した予告アイコンに対応する演出を実行するものについて説明したが、先読み予告の対象である図柄変動表示よりも前に実行される図柄変動表示においても予告アイコンを消化して当該予告アイコンに対応する演出を実行するようにしてもよい。この場合において、先読み予告の対象となる図柄変動表示において消化する予告アイコンの数と先読み予告の対象である図柄変動表示よりも前に実行される図柄変動表示において消化する予告アイコンの数を異ならせるようにしてもよいし、同じであってもよい。
次に、上述した予告アイコンの増加演出の他の演出例について、図24〜図26を参照しながら説明する。ここで、図24〜図26は、予告アイコンの増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。なお、図24〜図26では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。
図24(8a)〜同図(10a)は、図19(8)〜同図(10)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図24(8a)では、帽子の予告アイコンI6ではなく、第1の殿様の予告アイコンI1を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われている。
すると、図24(9a−1)に示すタイミングで、投げられた第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示される。すると、図24(9a−2)に示すように、予告アイコン表示領域285に表示されていた第1の殿様の予告アイコンI1が爆発する表示が行われた後、図24(10a)に示すタイミングで、爆発した第1の殿様の予告アイコンI1が帽子の予告アイコンI6に変化し、殿様のキャラクタYMが予告アイコンの増加表示に成功して嬉しい表情をする演出表示が行われる。この演出例によっても、遊技者は、将来、帽子の予告アイコンI6に対応する演出が実行されることを期待する。
図24(8b)〜同図(9b)は、図19(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図24(8b)では、帽子の予告アイコンI6ではなく、第1のボタン予告アイコンI4を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われている。
すると、図24(9b)に示すタイミングで、投げられた第1のボタン予告アイコンI4が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示される。この第1のボタン予告アイコンI4が予告アイコン表示領域285に表示されてから、当該第1のボタン予告アイコンI4が消化されるまでの間に演出ボタン136が操作されると、第1の殿様の予告アイコンI1、第2の殿様の予告アイコンI2及び第3の殿様の予告アイコンI3のいずれかに変化する。このように、この演出例では、演出ボタン136が操作されるまでは、予告アイコンの示す大当りの信頼度が認識困難であるので、大当りの信頼度を知るために演出ボタン136を操作するというインセンティブが働き、演出効果を高めることができる場合がある。なお、第1のボタン予告アイコンI4が予告アイコン表示領域285に表示されてから消化されるまでの期間が、演出ボタン136の操作の有効期間であってもよい。ここで、複数回の図柄変動表示に跨って第1のボタン予告アイコンI4が表示される場合には、図柄停止表示期間中は演出ボタン136の操作が無効となるようにしてもよいし、図柄停止表示期間中も演出ボタン136の操作が有効となるようにしてもよい。また、第1のボタン予告アイコンI4が消化されるまで演出ボタン136が操作されなかった場合は、予告アイコンの消化演出時に演出ボタン136が操作された際に表示される予定であった予告アイコンに対応する演出表示が行われてもよいし、第1のボタン予告アイコンI4が消化されるときにボタン演出が行われ、演出ボタン136の操作有効期間内に演出ボタン136が操作された場合に、表示される予定であった予告アイコンに対応する演出表示が行われてもよいし、演出ボタン136が操作されることなく演出ボタン136の操作有効期間が終了すると、表示される予定であった予告アイコンに対応する演出表示が行われてもよい。また、第1のボタン予告アイコンI4が消化されてボタン演出が開始された後、演出ボタン136の操作有効期間内に演出ボタン136が操作された場合にのみ、表示される予定であった予告アイコンに対応する演出表示が行われてもよい。また、ボタン演出が行われる場合に演出ボタン136の操作有効期間を設けないようにしてもよい。この場合、ボタン演出が開始された後で表示される予定であった予告アイコンに対応する演出表示が行われるようにしてもよい。また、第1のボタン予告アイコンI4が消化されるまでは、演出ボタン136を操作しても、第1のボタン予告アイコンが他の予告アイコンに変化しないように構成されてもよい。
図24(8c)〜同図(9c)は、図19(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図24(8c)では、図19(8)と同様、帽子の予告アイコンI6を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われている。
ところが、図24(9c)の場合では、帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285に到達せず、表示領域の左からフレームアウトしてしまう様子が示されている。すなわち、本実施形態では、予告アイコンの増加に失敗するガセ増加演出も実行可能である。なお、帽子の予告アイコンI6以外の予告アイコンを用いたガセ増加演出が行われてもよく、例えば、大当りの信頼度が高い予告アイコンほど、ガセ増加演出が実行されにくいようにしてもよい。
図24(7d)〜同図(9d)は、図19(7)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図24(7d)では、図19(7)と同様、帽子の予告アイコンI6を持った殿様のキャラクタYMが所定の投てき位置まで移動表示された様子が示されている。その後、図24(8d)では、帽子の予告アイコンI6が1つだけではなく、3つの帽子の予告アイコンI6を同時に予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われている。なお、同時でなく、1つずつ順次投げつける演出表示であってもよい。
すると、図24(9d)に示すタイミングで、投げられた3つの帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1、予告アイコン第2表示領域YA2及び予告アイコン第3表示領域YA3にそれぞれ表示される。このように、この演出例では、複数の予告アイコンの増加を1回の増加演出で実行することができる。したがって、予告アイコンが一度に複数増えることで予告の実行回数の増加に対する期待感が向上し、演出効果を高めることができる場合がある。なお、例えば、図24(9d)に示すように、同じ予告アイコン(例えば、帽子の予告アイコンI6)が予告アイコン表示領域285に所定数(例えば、3つ)以上表示されることで、疑似連演出が3回実行されることが保障されることから大当りが確定することを予告するようにしてもよい。また、信頼度の高い予告アイコンは、予告アイコン表示領域285に表示されにくく(ストックされにくく)、信頼度の低い予告アイコンは、予告アイコン表示領域285に表示されやすい(ストックされやすい)ようにしてもよいし、その逆であってもよい。
なお、この場合において、図24(9d´)に示すように、投げられた3つの帽子の予告アイコンI6のうちの一部又は全部が予告アイコン表示領域285に到達せず、表示領域の左からフレームアウトしてしまう一部ガセ増加演出又は全部ガセ増加演出を実行するようにしてもよい。
図24(7e)〜同図(9e)は、図19(7)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図24(7e)では、図19(7)に示す演出例とは異なり、1つの帽子の予告アイコンI6の他、千両箱の予告アイコンI9及び扇の予告アイコンI10を持った殿様のキャラクタYMが所定の投てき位置まで移動表示された様子が示されている。なお、このとき、3つの予告アイコンのうちの1つあるいは2つの予告アイコンのみを表示するようにしてもよい。ここで、大当りの信頼度の最も低い予告アイコンのみを表示するようにしてもよいし、大当りの信頼度の最も高い予告アイコンのみを表示するようにしてもよいし、ランダムに選択された予告アイコンのみを表示するようにしてもよい。その後、図24(8e)では、帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9及び扇の予告アイコンI10を同時に予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われている。なお、同時でなく、1つずつ順次投げつける演出表示であってもよい。また、上述したように、3つの予告アイコンがそれぞれ異なっていなくてもよく、例えば、同じ予告アイコンが複数含まれてもよい。
すると、図24(9e)に示すタイミングで、投げられた3つの予告アイコンが予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1、予告アイコン第2表示領域YA2及び予告アイコン第3表示領域YA3にそれぞれ表示される。このように、この演出例でも、複数種類の予告アイコンの増加を1回の増加演出で実行することができる。したがって、予告アイコンが一度に複数増えることで予告の実行回数の増加に対する期待感が向上し、また、複数種類の予告の実行に対する期待感を高めることができるので、演出効果をさらに高めることができる場合がある。
なお、この場合においても、図24(9e´)に示すように、投げられた3つの予告アイコンのうちの一部又は全部が予告アイコン表示領域285に到達せず、装飾図柄表示装置208の表示領域の左からフレームアウトしてしまう一部ガセ増加演出又は全部ガセ増加演出を実行するようにしてもよい。
図24(12f−1)〜同図(12f−2)は、図19(12)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図24(12f−1)では、図19(12)と同様、帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示されている状態で装飾図柄の変動表示が行われている。その後、図24(12f−2)に示すように、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cにそれぞれ「装飾6」の装飾図柄が停止表示されてリーチ状態が形成され、リーチ演出が開始される。このように、本実施形態では、予告アイコンが表示された状態でもリーチ演出を実行することができる。なお、このリーチ演出の結果、大当りとなってもよい。この場合、予告アイコン表示領域285に表示されていた予告アイコンは、大当りの終了後に消去されるようにしてもよい。
図25(8g)は、図19(8)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図25(8g)では、先読み予告の表示態様(サボハニのキャラクタによる表示態様)で保留アイコンh12が表示されているときに、殿様のキャラクタYMが帽子の予告アイコンI6を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われている。このように、本実施形態では、保留アイコンによる先読み予告の実行中においても予告アイコンの増加演出を実行可能である。なお、予告アイコンの増加演出と保留アイコンによる先読み予告とが同時に行われないようにしてもよい。
図25(8h)は、図19(8)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図25(8h)では、装飾図柄表示装置208において変動アイコン表示領域280及び特図1の保留アイコン表示領域281を表示せず、演出用保留ランプ286を遊技盤200の所定位置(例えば、装飾図柄表示装置208の近傍)に設け、これにより保留数表示を行うようにしてもよい。この演出用保留ランプ286は、例えば、フルカラーLEDを備えており、第1副制御部400により駆動制御され、例えば、デフォルトの発光態様による点灯(例えば、白色で点灯)の他、先読み予告の発光態様(例えば、7色を切り替えながら点灯)による駆動制御が可能である。なお、図25(8h)では、説明の便宜のため、先読みの対象である2つ目の特図1の保留ランプにハッチングを施して示したが、実際には、1つ目の特図1の保留ランプと同様に、2つ目の特図1の保留ランプもデフォルトの発光態様によって点灯されている。
図25(8i)〜同図(9i−2)は、図19(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図25(8i)では、図19(8)と同様、帽子の予告アイコンI6を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われている。
ところが、図25(9i−1)の場合では、帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285に到達せず、表示領域の下方に落下してしまう様子が示されている。そして、図25(9i−2)に示すように、帽子の予告アイコンI6が特図1の保留アイコン表示領域281に表示されている特図1の保留アイコンh11に作用して先読み予告の表示態様に変化する演出表示(保留変化演出)が行われている。すなわち、本実施形態では、帽子の予告アイコンI6が予告アイコンとして予告アイコン表示領域285に表示されず、保留アイコンによる先読み予告の開始の契機として登場する場合もある。なお、帽子の予告アイコンI6以外の予告アイコンを用いて保留変化演出が行われてもよく、例えば、大当りの信頼度が高い予告アイコンほど、保留変化演出が実行されにくいようにしてもよい。
なお、図26(9i−2´)に示すように、装飾図柄表示装置208において変動アイコン表示領域280及び特図1の保留アイコン表示領域281を表示せず、演出用保留ランプ286を用いて保留数を表示する場合において、帽子の予告アイコンI6が表示領域の下方に落下した後に、1つ目の特図1の保留ランプの発光態様を先読み予告の発光態様に変更するようにしてもよい。
図25(8j)〜同図(9j)は、図19(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図19(8)に示す演出例では、殿様のキャラクタYMが登場して予告アイコンを予告アイコン表示領域285に投げつけていたが、図25(8j)では、図19(8)とは異なり、殿様のキャラクタYMではなく、予告アイコンを持ったDJのキャラクタBYが空飛ぶ絨毯に乗って表示領域の右側から出現する様子が示されている(DJ演出)。図25(8j)に示す例では、DJのキャラクタは、帽子の予告アイコンI6を持って現れている。その後、図25(9j)に示すように、DJのキャラクタBYは、左上隅に向かって飛んでいきながら、持っている帽子の予告アイコンI6を予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に置いていく演出表示が行われる。なお、DJのキャラクタBYが予告アイコン表示領域285に置いていく予告アイコンの数は1つのみに限らず2つ以上であってもよい。また、1回のDJのキャラクタBYによる予告アイコンの増加演出において、複数種類の予告アイコンを予告アイコン表示領域285に置いていくようにしてもよい。このように、予告アイコンの増加演出を複数種類(例えば、殿様のキャラクタYMによる第一の予告アイコン増加演出、DJのキャラクタBYによる第二の予告アイコン増加演出)用意してもよく、このように構成することにより、演出が多様化して演出効果を高めることができる場合がある。
図25(8k)〜同図(9k)は、図19(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図19(8)に示す演出例では、殿様のキャラクタYMが登場して予告アイコンを予告アイコン表示領域285に投げつけていたが、図25(8k)では、さらに、予告アイコンを持ったDJのキャラクタBYが空飛ぶ絨毯に乗って表示領域の右側から出現する様子が示されている。図25(8k)に示す例では、DJのキャラクタは、千両箱の予告アイコンI9を持って現れている。その後、図25(9k)に示すタイミングで、殿様のキャラクタYMによって投げられた帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示されるとともに、DJのキャラクタが、左上隅に向かって飛んでいきながら、持っている千両箱の予告アイコンI9を予告アイコン表示領域285の予告アイコン第2表示領域YA2に置いていく演出表示が行われる。なお、DJのキャラクタは、予告アイコン表示領域285に表示されている予告アイコンよりも前面側のレイヤーに配置されており、予告アイコンの前面側を通過しているように表示されている。ここで、図25(9k´)に示すように、DJのキャラクタが、予告アイコン表示領域285に表示されている予告アイコンよりも背面側のレイヤーに配置することにより、予告アイコンの背面側を通過しているように表示してもよい。また、図25(9k´´)に示すように、殿様のキャラクタYMによって投げられて予告アイコン第1表示領域YA1に表示された帽子の予告アイコンI6に重ねるように、DJのキャラクタBYが千両箱の予告アイコンI9を予告アイコン第1表示領域YA1に置いていく演出表示を行うようにしてもよい。すなわち、予告アイコンの上書き演出を行うようにしてもよい。このように、複数種類の予告アイコンの増加演出の実行時期が重なってもよく、これにより演出効果をより高めることができる場合がある。
図25(12l)は、図19(12)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図25(12l)に示す演出例では、予告アイコン表示領域285に表示されている予告アイコンにそれぞれ対応する文字表記を付随して表示されている。例えば、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されている帽子の予告アイコンI6には「継続」の文字が付記表示されており、予告アイコン第2表示領域YA2に表示されている千両箱の予告アイコンI9には「昇格」の文字が付記表示されており、予告アイコン第3表示領域YA3に表示されている扇の予告アイコンI10には「祝福」の文字が付記表示されており、予告アイコン第4表示領域YA4に表示されている手裏剣の予告アイコンI7には「チャン目」の文字が付記表示されており、予告アイコン第5表示領域YA5に表示されているリボンの予告アイコンI8には「ステチェン」の文字が付記表示されており、予告アイコン第6表示領域YA6に表示されている帽子の予告アイコンI6には「継続」とともに「クエスチョンマーク」の文字が付記表示されている。これにより、その後に実行が予告されている予告演出の内容がよりわかりやすくなる場合がある。
なお、図25(12l´)や同図(12l´´)に示すように、予告アイコンに付記表示されている文字のうちの一部又は全部を「クエスチョンマーク」にし、対応する予告演出を明確に表示しないようにしてもよい。これにより、表示された予告アイコンに対応する予告が実行されるか否かについて期待感を持たせることができ、興趣が向上する場合がある。
また、予告アイコン表示領域285に表示された複数の予告アイコンの組み合わせや表示された予告アイコンの数により大当りが確定する演出表示が実行されることを予告するようにしてもよく、例えば、図25(12l´´´)に示すように、「継続」の文字表記が付記された帽子の予告アイコンI6が3つ予告アイコン表示領域285に表示された場合には、大当りが確定する4回の疑似連演出を含む演出表示が行われることを予告するようにしてもよい。なお、予告アイコンに付記表示された文字が、その予告アイコンに対応していない場合(例えば、帽子の予告アイコンI6に「昇格」の文字が付記表示されている場合)は、帽子の予告アイコンI6が消化されたときにおける図柄変動表示の結果が大当り確定であること(または、保留内に大当りとなるものがあること)を予告するプレミア予告表示であってもよい。
上述した演出例では、殿様のキャラクタYMやDJのキャラクタBYが登場することにより予告アイコンを増加させるものであるが、図26に示す演出例では、装飾図柄の表示により予告アイコンを増加させる演出を行うものである。
図26(A1)では、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cにそれぞれ「装飾6」の装飾図柄が停止表示されてリーチ状態が形成され、リーチ演出が開始される。このリーチ演出は、例えば、ノーマルリーチである。
リーチ演出が開始した後、図26(A2)に示されるタイミングで、中図柄表示領域208bにおいて、予告アイコンを模した予告アイコン図柄が停止表示される。図26(A2)に示す例では、帽子の予告アイコンI6を模した帽子の予告アイコン図柄が停止表示されている。この帽子の予告アイコン図柄の下方近傍には「ストック」の文字表記が付記されており、予告アイコン図柄が停止表示されることにより、予告アイコン表示領域285に予告アイコンが増加表示されることを報知している。
その後、図26(A3)に示すように、帽子の予告アイコン図柄が帽子の予告アイコンI6に変化して予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に移動する表示が行われ、図26(A4)に示すように、予告アイコン図柄の背面側に配置されていた「装飾5」の装飾図柄が停止表示され、はずれの表示結果であることが報知される。本実施形態では、このようにして予告アイコンを増加する演出を行うようにしてもよい。
図26(B1)では、図26(A1)に示す演出例と同様に、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cにそれぞれ「装飾6」の装飾図柄が停止表示されてリーチ状態が形成され、ノーマルリーチの演出が開始される。
リーチ演出が開始した後、図26(B2)に示されるタイミングで、中図柄表示領域208bにおいて、第1の殿様の予告アイコンI1を模した第1の殿様の予告アイコン図柄が停止表示される。図26(B2)に示す演出例では、この第1の殿様の予告アイコン図柄に重ねて「ストック」の文字表記が付記されており、予告アイコン図柄が停止表示されることにより、予告アイコン表示領域285に予告アイコンが増加表示されることを報知している。
その後、図26(B3)に示すように、第1の殿様の予告アイコン図柄が第1の殿様の予告アイコンI1に変化して予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に移動する表示が行われ、図26(B4)に示すように、予告アイコン図柄の背面側に配置されていた「装飾5」の装飾図柄が停止表示され、はずれの表示結果であることが報知される。このとき、第1の殿様の予告アイコンI1は、帽子の予告アイコンI6に変化している。なお、変化後の予告アイコンが帽子の予告アイコンI6に限定されず、他の種類の予告アイコンであってもよいことは言うまでもない。また、予告アイコンが変化するタイミングは、当該図柄変動表示が実行されている期間に限定されず、例えば、次回以降の図柄変動表示の実行中に予告アイコンが変化するようにしてもよいし、予告アイコンが消化するタイミングまで変化しないようにしてもよい。本実施形態において、このようにして予告アイコンを増加する演出を行うようにしてもよい。
次に、上述した予告アイコン消化演出の他の演出例について、図27〜図30を参照しながら説明する。ここで、図27〜図30は、予告アイコン消化演出の他の演出例を段階的に示す図である。なお、図27〜図30では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。
図27(38m)〜同図(40m−3)は、図21(38)〜同図(40)に示される演出の他の演出例を示している。図27(38m)〜同図(39m)は、図21(38)〜同図(39)と同様の演出が行われるが、図27(40m−1)では、中図柄表示領域208bで低速で変動表示して疑似連図柄が出現するが、その後、図27(40m−2)に示すように、疑似連図柄が装飾図柄の停止表示位置となる直前で、変動表示が高速となり、疑似連図柄が表示領域の下方へスクロールアウトされ、図27(40m−3)に示すように、「装飾1−装飾2−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで仮停止表示して揺れ変動が表示され、その後、停止表示してはずれの結果であることが報知される。このように、本実施形態において、帽子の予告アイコンI6が消化されても、疑似連演出が行われない場合があってもよい。
図27(23n)〜同図(24n)は、図20(23)〜同図(24)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図27(23n)に示すように、帽子の予告アイコンI6が消化する表示が開始されるが、図27(24n)に示すように、消化された帽子の予告アイコンI6が拡大表示することなくそのまま消去される表示が行われ、消化された演出が行われないことを報知する場合があってもよい。
図27(23o)〜同図(24o−2)は、図20(23)〜同図(24)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図27(23o)に示すように、帽子の予告アイコンI6が消化する表示が開始され、図27(24o−1)に示すタイミングで帽子の予告アイコンI6が拡大表示されるが、そのまま帽子の予告アイコンI6が消去され、図27(24o−2)に示すように、疑似連演出が開始することなくはずれの装飾図柄の組み合わせ(図27(24o−2)では、「装飾1−装飾2−装飾2」の装飾図柄の組み合わせ)で仮停止表示して揺れ変動が表示され、その後、停止表示してはずれの結果であることが報知される。このように、本実施形態において、帽子の予告アイコンI6が消化されても、疑似連演出が行われない場合があってもよい。
図27(22p)〜同図(23p)は、図20(22)〜同図(23)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図27(22p)に示すように、装飾図柄の変動表示が開始してから、例えば、4秒が経過すると、図27(23p)では、予告アイコン表示領域285の一番左側(予告アイコン第1表示領域YA1)に表示された帽子の予告アイコンI6ではなく、それ以外の予告アイコンが消化される演出が行われてもよい。図27(23p)に示される演出例では、予告アイコン第3表示領域YA3に表示されている千両箱の予告アイコンI9が消化される演出が行われている。このように、本実施形態において、予告アイコンを左から順番に消化しない場合があってもよい。また、本実施形態では、予告アイコン表示領域285に表示された順序(換言すれば、ストックされた順序)で予告アイコンを消化するようにしたが、後にストックされた予告アイコンが先に消化される場合があってもよい。例えば、後にストックされた予告アイコンが先に消化された場合には、大当りとなりやすくしてもよいし、逆に、大当りとなりにくくなるようにしてもよい。また、ストックの順序に関係なく、予告アイコンの消化順序を決定してもよく、この場合、大当りの信頼度に影響しないようにしてもよいし、予告アイコンの消化順序によって大当りの信頼度が変化するようにしてもよい。また、予告アイコン表示領域285に表示されている複数の予告アイコンを特定の順番で消化することにより、大当りが確定することを予告するようにしてもよく、例えば、帽子の予告アイコンI6、手裏剣の予告アイコンI7、帽子の予告アイコンI6、手裏剣の予告アイコンI7、帽子の予告アイコンI6、手裏剣の予告アイコンI7の順で消化された場合には大当りが確定するといった法則が設定されていてもよい。これにより、遊技者に、大当りとなる予告アイコンの消化順序の法則を見つけたいというインセンティブが働き、遊技意欲を向上させることができる場合がある。
図27(24q−1)〜同図(24q−2)は、図20(24)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図27(24q−1)に示すように、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた帽子の予告アイコンI6が消化されて、予告アイコン第1表示領域YA1に空きが生じた後、図27(24q−2)に示すように、予告アイコン第2表示領域YA2〜予告アイコン第4表示領域YA4に表示されている予告アイコンの表示位置をそれぞれ左側に移動させるようにしてもよい。このとき、例えば、予告アイコンの表示位置を左側に移動させる移動アニメーションを行ってもよいし、アニメーションを行うことなく表示位置を変更するようにしてもよい。予告アイコン表示領域285に表示されている予告アイコンの表示位置を変更するタイミングは、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた予告アイコンの消化演出が開始されるのと同時であってもよいし、予告アイコンの消化演出が開始された後であってもよいし、予告アイコンの消化演出が終了した後であってもよい。
図28(Aa)〜同図(Ae)は、予告アイコンの消化演出が行われた後で予告アイコンの増加演出が行われた場合の演出例を示している。すなわち、図28(Aa)に示すように、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第3表示領域YA3に表示されている手裏剣の予告アイコンI7が消化された後、停止図柄予告が実行されて、図28(Ab)に示されるタイミングで、「装飾1−装飾4−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果であることが報知される。その後、図28(Ac)に示すように、保留が消化されて装飾図柄の変動表示が開始された後、図28(Ad)に示すように、殿様のキャラクタYMによる予告アイコンの増加演出が行われて、千両箱の予告アイコンI9が予告アイコン表示領域285に向けて投げつけられると、図28(Ae)に示すように、手裏剣の予告アイコンI7が消化されることにより空欄となった予告アイコン第3表示領域YA3に投げつけられた千両箱の予告アイコンI9が表示される。このように、予告アイコンが消化されたことに伴って空欄となった予告アイコン表示領域に増加する予告アイコンを表示するようにしてもよい。
図28(B)は、予告アイコンが複数消化されたことに伴って予告アイコン表示領域に複数の空欄が生じた後に、予告アイコンを増加する場合の演出例を示している。すなわち、図28(B)に示すように、予告アイコン表示領域285では、予告アイコン第2表示領域YA2及び予告アイコン第3表示領域YA3に表示された予告アイコンが消化された後、殿様のキャラクタYMによる予告アイコンの増加演出が行われて、帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285に向けて投げつけられると、空欄となっている予告アイコン第2表示領域YA2及び予告アイコン第3表示領域YA3のうち、左側から順に表示される。このようにして予告アイコンを増加する表示を行うようにしてもよい。なお、予告アイコン表示領域285に複数の空欄がある場合において、増加する予告アイコンを表示させる表示領域の順序は上述したものに限定されず、他の順序であってもよく、第1副制御部400において予め設定しておいてもよい。また、この演出例では、予告アイコンが表示される場所により、大当りの信頼度や予告アイコンが表示される数に変化を持たせないようにしたが、予告アイコンが表示される場所により、大当りの信頼度や予告アイコンが表示される数が異なることを示唆するようにしてもよい。例えば、予告アイコン表示領域285において空欄となっている表示領域のうち、最も右側である予告アイコン第6表示領域YA6に増加する予告アイコンが表示された場合には、少なくとも6つの予告アイコンが予告アイコン表示領域285に表示されることを示唆するようにしてもよく、また、大当りの信頼度が最も高いことを示唆するようにしてもよい。
図28(C)は、予告アイコンの消化演出と予告アイコンの増加演出とが1回の図柄変動表示の実行中において実行される場合の演出例を示している。すなわち、図28(C)に示すように、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示されている帽子の予告アイコンI6が消化される演出が行われている間に、殿様のキャラクタYMによる予告アイコンの増加演出が行われて、帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9及び扇の予告アイコンI10が予告アイコン表示領域285に向けて投げつけられている様子が表示されている。ここで、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されている帽子の予告アイコンI6は当該図柄変動表示が実行される前に実行された図柄変動表示において増加した予告アイコンである。このように、予告アイコンの消化演出と予告アイコンの増加演出が1回の図柄変動表示の実行中において実行されるようにしてもよい。このとき、予告アイコンの消化演出が行われる期間と予告アイコンの増加演出が行われる期間とが重なる場合があってもよい。また、予告アイコンの消化演出が開始された後に予告アイコンの増加演出が開始されてもよいし、予告アイコンの増加演出が開始された後に予告アイコンの消化演出が開始されてもよいし、予告アイコンの消化演出と予告アイコンの増加演出とが同時に開始されてもよい。ここで、増加する予告アイコンが表示される領域が、図柄変動表示の開始の時点で空欄となっている領域であってもよいし、図柄変動表示が開始された後、予告アイコンの増加演出が開始される前に空欄となる予定の領域であってもよい。
図28(59r)は、図23(59)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図28(59r)に示す演出例では、予告アイコンの消化演出が開始される前に、予告アイコンが消化されるか否かを煽る演出が行われている。具体的には、例えば、予告アイコン表示領域285に表示されている予告アイコンのうち、消化の対象となった予告アイコンが揺れ変動を開始する等して、予告アイコンが消化されるか否かを煽るようにしている。その後、図23(60)に示すように、扇の予告アイコンI10が消化される場合もあるし、扇の予告アイコンI10が消化されない場合もある。消化されない場合には、消化されることなく予告アイコンが消去されてもよいし、予告アイコンの表示を維持して予告アイコンの消化が保留された状態となってもよい。なお、図28(59r)に示す演出例において、扇の予告アイコンI10が消化されることなく消去された場合には、その後、はずれの装飾図柄の組み合わせで停止表示してはずれの表示結果であることを報知してもよい。
図28(59s)〜同図(60s)は、図23(59)〜同図(60)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図28(59s)では、予告アイコン表示領域285に、2つの帽子の予告アイコンI6と、千両箱の予告アイコンI9と、扇の予告アイコンI10が表示されている点で、図23(59)とは異なっており、「装飾1−装飾2−装飾1」の装飾図柄の組み合わせで揺れ変動が開始した後、予告アイコン表示領域285に表示されているこれらの予告アイコンのうち、扇の予告アイコンI10が消化された場合に、大当りとなることの予告報知となり、図28(60s)に示すように、その他の予告アイコン(例えば、帽子の予告アイコンI6)が消化された場合には、そのままはずれの装飾図柄の組み合わせで停止表示されてはずれとなることを報知するようにしてもよい。
図28(23t)〜同図(32t)は、図20(23)〜図21(32)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図28(23t)に示すように、この演出例では、予告アイコン表示領域285において、消化された予告アイコンを表示する消化中予告アイコン表示領域YA0が追加されている。図28(23t)〜同図(25t)に示すように、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた帽子の予告アイコンI6の消化演出が開始されると、消化された帽子の予告アイコンI6が消化中予告アイコン表示領域YA0に表示される。消化中予告アイコン表示領域YA0に表示された帽子の予告アイコンI6は、図28(28t)〜同図(32t)に示すように、消化された後も引き続き表示され、対応する演出(疑似連演出)が終了するまで継続して表示される。なお、消化中予告アイコン表示領域YA0における予告アイコンの表示が開始されるタイミングは、予告アイコンの消化演出が開始した後であってもよいし、予告アイコンの消化演出が開始する前であってもよいし、予告アイコンの消化演出の開始と同時であってもよい。また、消化中予告アイコン表示領域YA0に表示された予告アイコンが消去するタイミングは、予告アイコンの消化演出が終了した後であってもよいし、予告アイコンの消化演出が終了する前であってもよいし、予告アイコンの消化演出の終了と同時であってもよいし、消化した予告アイコンに対応する演出が開始した後であってもよいし、消化した予告アイコンに対応する演出が終了した後であってもよいし、消化した予告アイコンに対応する演出の開始と同時であってもよいし、消化した予告アイコンに対応する演出が開始する前であってもよいし、消化した予告アイコンに対応する演出の終了と同時であってもよいし、予告アイコンが消去される図柄変動の終了時(例えば、特図の図柄停止タイミング)に消去されてもよいし、消化中予告アイコン表示領域YA0が消去されるタイミング(例えば、図22(44)で予告アイコン表示領域285および消化中予告アイコン表示領域YA0が消去される、または消化中予告アイコン表示領域YA0のみが消去されるなど)で消去されてもよい。なお、一回の図柄変動表示中に複数個の予告アイコンが消化される場合、最初に消化された予告アイコンAに対応する消化中予告アイコン表示領域YA0の予告アイコンaは、予告アイコンAの消化演出が終了した後または終了と共に消去され、消化中予告アイコン表示領域YA0に予告アイコンが何も表示されていない状態であってもよいし、次に消化される予告アイコンBの消化演出が開始されたと同時または開始された後に消去されてもよいし、次に消化される予告アイコンBに対応する消化中予告アイコン表示領域に表示される予告アイコンbが表示されたと同時または表示された後に消去されてもよいし、予告アイコンBの消化演出中も、例えば、履歴として予告アイコンaを残しておいてもよいし、予告アイコンAおよび予告アイコンBが消化される図柄変動の終了時(例えば、特図の図柄停止タイミング)で消去するようにしてもよい。なお、予告アイコン表示領域285が特定の演出表示(例えば、スーパーリーチ演出や大当り演出中、島一斉演出など)が行われる際に消去される場合、予告アイコン表示領域285のみ消去され、消化中予告アイコン表示領域YA0はそのまま表示されるようにしてもよいし、その逆に消化中予告アイコン表示領域YA0のみが消去され、予告アイコン表示領域285はそのまま表示されるようにしてもよく、予告アイコン表示領域285および消化中予告アイコン表示領域YA0の両方が消去されるようにしてもよい。
図29(Aa)〜同図(Ae)は、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが同時期に複数消化される演出例を示している。すなわち、図29(Aa)では、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1及び予告アイコン第2表示領域YA2に帽子の予告アイコンI6が表示されており、予告アイコン第3表示領域YA3にリボンの予告アイコンI8が表示されており、予告アイコン第4表示領域YA4に扇の予告アイコンI10が表示されている。そして、これらの予告アイコンのうち、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されている帽子の予告アイコンI6と予告アイコン第3表示領域YA3に表示されているリボンの予告アイコンI8についてそれぞれ予告アイコンの消化演出が開始される。ここで、各予告アイコンの消化演出の開始タイミングは同時であってもよいし、異なっていてもよい。この場合、予告アイコンの消化順序を演出の実行順序に対応した順序としてもよい。
その後、帽子の予告アイコンI6とリボンの予告アイコンI8が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、図29(Ab)に示すように、拡大表示されてそれぞれ文字表示が付記表示される。具体的には、拡大表示された帽子の予告アイコンI6の下方近傍に「継続」の文字表示が付記表示され、拡大表示されたリボンの予告アイコンI8の下方近傍に「ステチェン」の文字表示が付記表示される。
その後、装飾図柄表示装置208では、リボンの予告アイコンI8の消化に対応して、ステージチェンジ演出が開始される。具体的には、図29(Ac)に示すように、障子が閉じるとともに、その前面側にチビ姫のキャラクタCHが出現した後、図29(Ad)に示すように、障子が開いて、月面から宇宙を見た様子を示す背景(月面背景)の表示が開始される。なお、ステージチェンジ演出の実行中、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cそれぞれで行われていた装飾図柄の変動表示が、装飾図柄表示装置208の表示領域の右下隅に移動し、縮小表示される。
その後、図29(Ae)に示すように、縮小表示されていた装飾図柄は、表示領域の中央で拡大して表示された後、帽子の予告アイコンI6の消化に対応して、番長のキャラクタBCが装飾図柄表示装置208の右下枠外から出現し、停止表示された右図柄を突き上げる演出表示が行われ、その後に疑似連演出が実行される可能性があることを遊技者に報知している。
なお、この演出例では、消化した予告アイコンに対応する複数の演出を開始タイミングをそれぞれ異ならせるようにしたが、同時に開始されるようにしてもよい。
図29(66u−1)〜同図(66u−3)は、図23(66)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図29(66u−1)では、「装飾1−装飾1−装飾1」の装飾図柄の組み合わせで停止表示し、大当りであることが報知されているが、予告アイコン表示領域285が引き続き表示されており、しかも、未消化の予告アイコンがあることが示されている。その後、図29(66u−2)に示すように、大当り開始演出が行われた後、図29(66u−3)に示すように、大当りのラウンド遊技が開始された後も引き続き、未消化の予告アイコンが表示されている。なお、この演出例では、大当り遊技の実行中において予告アイコン表示領域285を表示領域の下方に表示するようにしたが、表示領域の上方に表示してもよい。また、この演出例において、未消化の予告アイコンは、例えば、大当り中における昇格演出(例えば、確変大当り確定であることを報知する演出等)で用いるようにしてもよく、例えば、図29(66u−3)に示す例において、大当り遊技の実行中に、帽子の予告アイコンI6が消化された場合には、確変大当り確定であることの報知を行い、扇の予告アイコンI10が消化された場合には、15R大当り確定であることの報知を行うようにしてもよい。また、その他の予告アイコンが消化された場合には、例えば、昇格する可能性があることを示唆する意味を持たせるようにしてもよい。このように、同じ予告アイコンでも、大当り遊技の実行中に消化された場合にあっては、別の意味を持たせるといった演出が行われるようにしてもよい。また、この演出例において、大当り遊技の実行中に表示される予告アイコンと図柄変動表示の実行中に表示される予告アイコンとが異なっていてもよい。すなわち、大当り中特有の予告アイコンを用意してもよい。また、大当り遊技の実行中に表示される予告アイコンと図柄変動表示の実行中に表示される予告アイコンとが同じであってもよいし、一部の予告アイコンだけ共通に使用されていてもよい。
図29(Ba)〜同図(Bc)は、ステージチェンジの前後における表示例である。すなわち、図29(Ba)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾6−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示されており、その後、保留が消化されて図柄変動表示が開始されると、図29(Bb)に示すように、ステージチェンジ演出が開始される。ステージチェンジ演出が開始されると、装飾図柄表示装置208に表示されていた予告アイコンが予告アイコン表示領域285とともに非表示となる。その後、ステージチェンジ演出が終了すると、図29(Bc)に示すように、図示はしないが、背景が変更されて図柄変動表示が継続して行われる。このとき、予告アイコン表示領域285が再び表示されるが、予告アイコン表示領域285に表示されていた予告アイコンは、ステージチェンジが行われると全て消去される場合がある。なお、ステージチェンジが行われた後は、予告アイコンを必ず消去するようにしてもよいし、複数の予告アイコンのうちの一部だけ消去するようにしてもよいし、消去されない場合があってもよい。
図29(22v−1)〜同図(23v)は、図20(22)〜同図(23)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図29(22v−1)に示すように、図柄変動表示が開始されると、図29(22v−2)に示すように、プラカードを持った殿様のキャラクタYM2が出現し、消化される予告アイコンの種類を事前に報知する。その後、図29(23v)に示すように、事前報知された種類の予告アイコン(帽子の予告アイコンI6)が消化される予告アイコンの消化演出が開始される。なお、消化される予告アイコンの種類の事前報知が行われた場合であっても、予告アイコンが消化されない場合があってもよいし、事前報知された予告アイコンとは異なる種類の予告アイコンが消化されてもよい。事前報知された予告アイコンとは異なる種類の予告アイコンが消化された場合には、大当りの信頼度が高いことを示唆するようにしてもよい。
図29(22w)は、図20(22)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図29(22w)に示すように、図柄変動表示が開始された後、消化される可能性のある予告アイコンを強調表示する等して遊技者に予告アイコンの消化について注目させるようにしてもよい。
上述した実施形態では、例えば、帽子の予告アイコンI6が消化されることにより、番長のキャラクタBCが出現して疑似連演出が実行され、それ以外の演出は実行されないといったように、消化した予告アイコンに対応する演出が実行され、それ以外の演出は実行されないように構成したが、例えば、帽子の予告アイコンI6が消化したのに番長のキャラクタBCが出現せず、姫のキャラクタが出現されることにより大当りが確定するといったように、消化した予告アイコンに対応しない演出が実行された場合(いわゆる、法則崩れ)には大当りが確定するように構成されてもよい。
また、上述した実施形態では、消化する予告アイコンが決まっており、遊技者により選択することができないように構成されているが、例えば、演出ボタン136等を操作することにより、消化する予告アイコンを選択できるようにしてもよい。
また、予告アイコン表示領域285に予告アイコンが表示された状態で大当りとなった場合には、大当り遊技が開始されると消去され、確変状態や時短状態へ移行する場合には予告アイコンを持ち越されないように構成されてもよい。また、予告アイコン表示領域285に予告アイコンが表示された状態で大当りとなった場合には、大当り遊技が開始されると一旦非表示とされ、確変状態や時短状態が終了した後で復帰表示するように構成されてもよい。また、確変状態や時短状態が終了した後も持ち越しされないように構成されてもよい。
次に、消化される予告アイコンの種類によってその後に移行するリーチ演出の内容を予告する演出例について説明する。
図30(Aa)に示すように、左図柄表示領域208aと右図柄表示領域208aにそれぞれ「装飾1」が停止表示してリーチ状態となると、予告アイコン表示領域285に表示されている予告アイコンが消化される場合がある。例えば、図30(Ab−1)に示すように、帽子の予告アイコンI6が消化された場合には、その後、図30(Ac−1)に示すように、拡大表示された番長のキャラクタBC2が出現し、その後、出現したキャラクタに対応する番長リーチに移行する。また、図30(Ab−2)に示すように、千両箱の予告アイコンI9が消化された場合には、その後、図30(Ac−2)に示すように、拡大表示された殿様のキャラクタYM3が出現し、その後、出現したキャラクタに対応する殿様リーチに移行する。また、図30(Ab−3)に示すように、扇の予告アイコンI10が消化された場合には、その後、図30(Ac−3)に示すように、拡大表示された姫のキャラクタHMが出現し、その後、出現したキャラクタに対応する姫リーチに移行する。なお、この演出例では、予告アイコンの意味する大当りの信頼度に対応しており、これらのリーチ演出の大当りの信頼度は、姫リーチ>殿様リーチ>番長リーチの順となるように構成されている。なお、消化した予告アイコンに対応するキャラクタ以外のキャラクタが出現(例えば、帽子の予告アイコンI6が消化した後に拡大表示された殿様のキャラクタが出現)した場合(いわゆる、法則崩れが発生した場合)には、大当りが確定するように構成されてもよい。また、複数の予告アイコンが複合して消化され、これに対応して複数のキャラクタが出現することにより複合予告が実行されるようにしてもよい。また、複数の予告アイコンを消化するための特有の演出(複数消化専用演出)を実行するようにしてもよく、1つの予告アイコンが消化されるよりも複数の予告アイコンが消化された方が大当りの信頼度が高くなるように構成されてもよい。
次に、第2のボタン予告アイコンI11が消化された後に実行されるボタン演出について説明する。
図30(Ba)に示すように、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1には、第2のボタン予告アイコンI11が表示されており、図柄変動表示が開始された後、図30(Bb)に示すタイミングで、第2のボタン予告アイコンI11が消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた第2のボタン予告アイコンI11が予告アイコン第1表示領域YA1から装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動する表示が行われる。その後、第2のボタン予告アイコンI11が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、図30(Bc)に示すように、ボタン受付時間メーターとともにボタン画像136aが表示されて演出ボタン136の操作の受け付けが可能であることを報知し、遊技者に演出ボタン136の操作を促進する。
次に、第2のボタン予告アイコンI11が消化された後に実行されるボタン演出の他の演出例について説明する。
図30(Ca)に示すように、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1には、第2のボタン予告アイコンI11が表示されている。また、装飾図柄表示装置208では上述したボタンリーチ演出が行われており、ボタン受付時間メーターとともにボタン画像136aが表示されて演出ボタン136の操作の受け付けが可能であることが報知されている。その後、図30(Cb)のタイミングで、第2のボタン予告アイコンI11が消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた第2のボタン予告アイコンI11が予告アイコン第1表示領域YA1から装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動する表示が行われる。その後、第2のボタン予告アイコンI11が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、既に、装飾図柄表示装置208に表示されているボタン画像136aに重なり、図30(Cc)に示されるように、演出ボタン136が突出した態様で表している突出ボタン画像136bに変化する。すなわち、大当りの信頼度がより高いボタンリーチ演出に昇格したことが示されている。
次に、本実施形態に係るパチンコ機100において実行される演出の他の具体例について説明する。
図31は、本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図であり、図32は、図31に示す演出の一例の続きを段階的に示す図であり、図33は、図32に示す演出の一例の続きを段階的に示す図であり、図34は、図33に示す演出の一例の続きを段階的に示す図であり、図35は、図34に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。
なお、図31(1)〜図32(14)は、予告アイコンの増加演出において用いられていた予告アイコンが帽子の予告アイコンI6であったのが第1の殿様の予告アイコンI1に変更された点を除いて図19(1)〜図20(14)と同様であるので、ここでの説明は省略する。また、図32(14)と図32(20)との間で行われる演出についても、予告アイコンの増加演出において用いられていた予告アイコンが全て第1の殿様の予告アイコンI1に変更された点を除いて図20(15)〜同図(19)と同様である。
図32(20)では、「装飾7−装飾6−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの結果が確定表示されている。このとき、変動アイコンh0も消去されている。
そして、図32(21)では、第1特図表示装置212における図柄変動が開始され、さらに第4図柄の消灯までが行われているが、保留アイコンや装飾図柄に変化は未だ生じていない。
図32(22)では、特図1の保留アイコンh11が移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となる。その後、装飾図柄の変動表示が開始される。
すると、装飾図柄の変動表示が開始してから、例えば、4秒が経過したとき、図32(23)に示すように、装飾図柄表示装置208では、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた第1の殿様の予告アイコンI1が消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコン第1表示領域YA1から装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動する表示が行われる。なお、図32(23)に示すように、第1の殿様の予告アイコンI1が4つ表示される等、同一の予告アイコンが予告アイコン表示領域285に複数表示されている場合には、例えば、最も左側に表示されている予告アイコンを優先して消化するように予め設定されているが、予告アイコンの信頼度に応じて消化する順序を決めるようにしてもよい。また、いずれの予告アイコンを使用するかをランダムに決定するようにしてもよいし、最も右側に表示されている予告アイコンを優先して消化するように設定されていてもよい。すなわち、予告アイコンを消化する順序は上述したものに限定されず適宜に設定することができる。
その後、第1の殿様の予告アイコンI1が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、図32(24)に示すタイミングで帽子の予告アイコンI6に変化するとともに拡大表示され、その後、図32(25)に示すように、拡大表示された帽子の予告アイコンI6の下方に、疑似連演出が行われることを予告する「継続」の文字表示が付記表示される。なお、この文字表示は、帽子の予告アイコンI6が拡大表示されたのと同時に行われてもよいし、拡大表示されるよりも前に行われてもよいし、拡大表示された後に行われてもよい。
その後、所定時間(例えば、3秒)が経過した後、図32(26)に示すタイミングで、帽子の予告アイコンI6に付記されていた「継続」の文字表示が消去するとともに、帽子の予告アイコンI6が縮小表示された後、元の表示位置、すなわち、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に移動する表示が行われる。このように、本実施形態において、消化済みの予告アイコンを元の位置に再表示するようにしてもよい。なお、消化済みの予告アイコンが元の位置に再表示された場合に、消化済みであることを認識可能に表示するようにしてもよく、例えば、消化済みの予告アイコンが表示された表示領域をグレーアウト表示にしてもよいし、「済」という文字情報を付記してもよい。また、消化済みの予告アイコンが予告アイコン表示領域285に表示された後に消去するようにしてもよい。
その後、図32(27)〜図33(33)に示される演出内容は、予告アイコン第1表示領域YA1に消化済みの帽子の予告アイコンI6が表示され、予告アイコン第2表示領域YA2〜予告アイコン第4表示領域YA4に表示されている予告アイコンが全て第1の殿様の予告アイコンI1に変更された点を除いて、図20(27)〜図21(33)と同様であるので、ここでの説明は省略する。
装飾図柄表示装置208では、図33(34)に示すタイミングで、予告アイコン第2表示領域YA2に表示されていた第1の殿様の予告アイコンI1が消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第2表示領域YA2に表示されていた第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコン第2表示領域YA2から装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動する表示が行われる。
その後、第1の殿様の予告アイコンI1が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、図33(35)に示すタイミングで帽子の予告アイコンI6に変化するとともに拡大表示され、その後、図33(36)に示すように、拡大表示された帽子の予告アイコンI6の下方に、疑似連演出が行われることを予告する「継続」の文字表示が付記表示される。
その後、所定時間(例えば、3秒)が経過した後、図33(37)に示すタイミングで、帽子の予告アイコンI6に付記されていた「継続」の文字表示が消去するとともに、帽子の予告アイコンI6が縮小表示された後、元の表示位置、すなわち、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第2表示領域YA2に移動する表示が行われる。
その後、図33(38)〜同図(45)に示される演出内容は、予告アイコン第1表示領域YA1及び予告アイコン第2表示領域YA2に消化済みの帽子の予告アイコンI6がそれぞれ表示され、予告アイコン第3表示領域YA3及び予告アイコン第4表示領域YA4に表示されている予告アイコンがいずれも第1の殿様の予告アイコンI1に変更された点を除いて、図21(38)〜図22(45)と同様であるので、ここでの説明は省略する。
装飾図柄表示装置208では、図33(46)に示すタイミングで、予告アイコン第3表示領域YA3に表示されていた第1の殿様の予告アイコンI1が消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第3表示領域YA3に表示されていた第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコン第3表示領域YA3から装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動する表示が行われる。
その後、第1の殿様の予告アイコンI1が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、図33(47)に示すタイミングで千両箱の予告アイコンI9に変化するとともに拡大表示され、さらに、拡大表示された千両箱の予告アイコンI9の上方に、信頼度のより高い演出に移行することを予告する「昇格」の文字表示が付記表示される。なお、この文字表示は、千両箱の予告アイコンI9が拡大表示されたのと同時に行われてもよいし、拡大表示されるよりも前に行われてもよいし、拡大表示された後に行われてもよい。
その後、装飾図柄表示装置208では、千両箱の予告アイコンI9に付記されていた「昇格」の文字表示が消去するとともに、千両箱の予告アイコンI9が縮小表示された後、図33(48)に示すように、元の表示位置、すなわち、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第3表示領域YA3に移動する表示が行われる。
その後、図34(49)のタイミングで、上述したリーチ移行演出が開始される。本演出例ではリーチ移行演出が開始されると、図34(49)に示すように、装飾図柄表示装置208では、停電が発生したような演出表示が行われた後、信頼度の高い強リーチ演出(ボタンリーチ演出)が開始される。本演出例でのボタンリーチ演出が開始されると、図33(50−1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、暗転した背景に「チャンスなのか」という文字表示が行われた後、図34(50−2)に示すタイミングで、「否」という文字表示が行われる。その後、図34(51)に示すように、「熱すぎなのか」という文字表示が行われた後、図34(52)に示すタイミングで、「否」という文字表示が行われる。その後、図34(53)に示すように、「一撃」という文字表示が行われ、ボタン演出が行われることを報知する。
その後、図34(54)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ボタン受付時間メーターとともにボタン画像136aが表示されて演出ボタン136の操作の受け付けが可能であることを報知し、遊技者に演出ボタン136の操作を促進する。
そして、図34(55)に示すタイミングで、遊技者により演出ボタン136が操作されると、図34(56)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ボタン画像136aが消去することで、ボタンリーチ演出に失敗した様子が示されている。
やがて、図34(57)では、「装飾1−装飾2−装飾1」の装飾図柄の組み合わせで左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cが拡大表示される。
図34(58)では、予告アイコン表示領域285も含めて一旦すべてが非表示になる。やがて、図34(59)では、「装飾1−装飾2−装飾1」の装飾図柄の組み合わせの揺れ変動(仮図柄停止表示)が開始される。このとき、予告アイコン表示領域285の表示も再開される。
その後、例えば、仮図柄停止表示から2秒が経過すると、図34(60)に示すタイミングで、予告アイコン第4表示領域YA4に表示されていた第1の殿様の予告アイコンI1が消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第4表示領域YA4に表示されていた第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコン第4表示領域YA4から装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動する表示が行われる。
その後、第1の殿様の予告アイコンI1が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、図34(61)に示すタイミングで扇の予告アイコンI10に変化するとともに拡大表示される。このとき、例えば、拡大表示された扇の予告アイコンI10の下方に、大当りが確定すること報知する「祝福」の文字表示を付記してもよい。なお、文字表示を付記する場合、当該文字表示の付記表示が扇の予告アイコンI10が拡大表示されたのと同時に行われてもよいし、拡大表示されるよりも前に行われてもよいし、拡大表示された後に行われてもよい。
その後、装飾図柄表示装置208では、扇の予告アイコンI10が縮小表示された後、図35(62)に示すように、元の表示位置、すなわち、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第4表示領域YA4に移動する表示が行われる。その後、図35(63)のタイミングで左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cでそれぞれ揺れ変動していた装飾図柄の変動表示が再開して再変動演出が開始される。このとき、予告アイコン表示領域285は、引き続き表示されたままとなっている。
再変動演出では、図35(64)に示すように、姫のキャラクタが扇を持って踊る演出表示が行われる。これまで左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cそれぞれで行われていた装飾図柄の変動表示が、装飾図柄表示装置208の表示領域の右下隅に移動し、縮小表示される。
やがて、図35(65)に示すように、「装飾1−装飾1−装飾1」の装飾図柄の組み合わせの揺れ変動が表示される。
そして、図35(66)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾1−装飾1−装飾1」の大当り確定の装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。このとき、第1特図表示装置212では、15R確変大当りである「特図A」が停止表示されるとともに、第4図柄表示装置284aでは、特図1の第4図柄(丸形の図形)が点灯している。その後は、図示をしないが、上述した大当り遊技開始演出が実行された後に、大当り遊技が開始される。
次に、上述した予告アイコンの増加演出の他の演出例について、図36〜図38を参照しながら説明する。ここで、図36〜図38は、予告アイコンの増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。なお、図36〜図38では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。
図36(8a)〜同図(9a)は、図31(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図36(8a)では、第1の殿様の予告アイコンI1ではなく、第3の殿様の予告アイコンI3を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われている。なお、第2の殿様の予告アイコンI2についても同様にして行うことができる。すると、図35(9a)に示すタイミングで、投げられた第3の殿様の予告アイコンI3が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示される。
図36(8b)〜同図(9b)は、図31(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図36(8b)では、図31(8)と同様、第1の殿様の予告アイコンI1を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われている。
ところが、図36(9b)の場合では、第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコン表示領域285に到達せず、装飾図柄表示装置208の表示領域の左からフレームアウトしてしまう様子が示されている。すなわち、本実施形態では、殿様の予告アイコンを用いたガセ増加演出も実行可能である。
図36(8c)〜同図(9c)は、図31(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図36(8c)では、第1の殿様の予告アイコンI1が1つだけではなく、3つの第1の殿様の予告アイコンI1を同時に予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われている。なお、同時でなく、1つずつ順次投げつける演出表示であってもよい。
すると、図36(9c)に示すタイミングで、投げられた3つの第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1、予告アイコン第2表示領域YA2及び予告アイコン第3表示領域YA3にそれぞれ表示される。このように、この演出例では、複数の予告アイコンの増加を1回の増加演出で実行することができる。したがって、予告アイコンが一度に複数増えることで予告の実行回数の増加に対する期待感が向上し、演出効果を高めることができる場合がある。また、信頼度の高い予告アイコン(例えば、第3の殿様の予告アイコンI3)は、予告アイコン表示領域285に表示されにくく(ストックされにくく)、信頼度の低い予告アイコン(例えば、第1の殿様の予告アイコンI1)は、予告アイコン表示領域285に表示されやすい(ストックされやすい)ようにしてもよいし、その逆であってもよい。なお、この演出例では、同じ予告アイコン(第1の殿様の予告アイコンI1)を3つ増加させるようにしたが、信頼度の異なる複数種類の予告アイコンを同時に増加させるようにしてもよく、例えば、第1の殿様の予告アイコンI1と第3の殿様の予告アイコンI3を同時に増加させるようにしてもよい。
なお、この場合において、図36(9c´)に示すように、投げられた3つの第1の殿様の予告アイコンI1のうちの一部又は全部が予告アイコン表示領域285に到達せず、装飾図柄表示装置208の表示領域の左からフレームアウトしてしまう一部ガセ増加演出又は全部ガセ増加演出を実行するようにしてもよい。
図36(8e)は、図31(8)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図36(8e)では、先読み予告の表示態様(サボハニのキャラクタによる表示態様)で保留アイコンh12が表示されているときに、殿様のキャラクタYMが第1の殿様の予告アイコンI1を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われている。このように、本実施形態では、保留アイコンによる先読み予告の実行中においても予告アイコンの増加演出を実行可能である。なお、予告アイコンの増加演出と保留アイコンによる先読み予告とが同時に行われないようにしてもよい。
図36(8f)は、図31(8)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図36(8f)では、装飾図柄表示装置208において変動アイコン表示領域280及び特図1の保留アイコン表示領域281を表示せず、演出用保留ランプ286により保留数表示が行われている。なお、図36(8f)では、説明の便宜のため、先読みの対象である2つ目の特図1の保留ランプにハッチングを施して示したが、実際には、1つ目の特図1の保留ランプと同様に、2つ目の特図1の保留ランプもデフォルトの発光態様によって点灯されている。
図36(8g)〜同図(9g−2)は、図31(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図36(8g)では、図31(8)と同様、第1の殿様の予告アイコンI1を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われている。
ところが、図36(9g−1)の場合では、第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコン表示領域285に到達せず、表示領域の下方に落下してしまう様子が示されている。そして、図36(9g−2)に示すように、第1の殿様の予告アイコンI1が特図1の保留アイコン表示領域281に表示されている特図1の保留アイコンh11に作用して先読み予告の表示態様に変化する演出表示(保留変化演出)が行われている。すなわち、本実施形態では、第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコンとして予告アイコン表示領域285に表示されず、保留アイコンによる先読み予告の開始の契機として登場する場合もある。なお、第1の殿様の予告アイコンI1以外の予告アイコンを用いて保留変化演出が行われてもよく、例えば、大当りの信頼度が高い予告アイコンほど、保留変化演出が実行されにくいようにしてもよい。
図36(12h−1)〜同図(12h−2)は、図31(12)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図36(12h−1)では、図31(12)と同様、第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示されている状態で装飾図柄の変動表示が行われている。その後、図36(12h−2)に示すように、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cにそれぞれ「装飾6」の装飾図柄が停止表示されてリーチ状態が形成され、リーチ演出が開始される。このように、本実施形態では、予告アイコンが表示された状態でもリーチ演出を実行することができる。なお、このリーチ演出の結果、大当りとなってもよい。この場合、予告アイコン表示領域285に表示されていた予告アイコンは、大当りの終了後に消去されるようにしてもよい。
図37(8i)〜同図(9i)は、図31(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図31(8)に示す演出例では、殿様のキャラクタYMが登場して予告アイコンを予告アイコン表示領域285に投げつけていたが、図37(8i)では、図31(8)とは異なり、殿様のキャラクタYMではなく、予告アイコンを持ったDJのキャラクタBYが空飛ぶ絨毯に乗って装飾図柄表示装置208の表示領域の右側から出現する様子が示されている。図37(8i)に示す例では、DJのキャラクタBYは、第1の殿様の予告アイコンI1を持って現れている。その後、図37(9i)に示すように、DJのキャラクタBYは、左上隅に向かって飛んでいきながら、持っている第1の殿様の予告アイコンI1を予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に置いていく演出表示が行われる。なお、DJのキャラクタBYが予告アイコン表示領域285に置いていく予告アイコンの数は1つのみに限らず2つ以上であってもよい。また、1回のDJのキャラクタBYによる予告アイコンの増加演出において、複数種類の予告アイコンを予告アイコン表示領域285に置いていくようにしてもよい。このように、予告アイコンの増加演出を複数種類(例えば、殿様のキャラクタYMによる第一の予告アイコン増加演出、DJのキャラクタBYによる第二の予告アイコン増加演出)用意してもよく、このように構成することにより、演出が多様化して演出効果を高めることができる場合がある。
図37(8j)〜同図(9j)は、図31(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図31(8)に示す演出例では、殿様のキャラクタYMが登場して予告アイコンを予告アイコン表示領域285に投げつけていたが、図37(8j)では、さらに、予告アイコンを持ったDJのキャラクタBYが空飛ぶ絨毯に乗って表示領域の右側から出現する様子が示されている。図37(8j)に示す例では、DJのキャラクタBYは、第1の殿様の予告アイコンI1を持って現れている。その後、図37(9j)に示すタイミングで、殿様のキャラクタYMによって投げられた第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示されるとともに、DJのキャラクタBYが、左上隅に向かって飛んでいきながら、持っている第1の殿様の予告アイコンI1を予告アイコン表示領域285の予告アイコン第2表示領域YA2に置いていく演出表示が行われる。なお、DJのキャラクタBYは、予告アイコン表示領域285に表示されている予告アイコンよりも前面側のレイヤーに配置されており、予告アイコンの前面側を通過しているように表示されている。ここで、図37(9j´)に示すように、DJのキャラクタBYが、予告アイコン表示領域285に表示されている予告アイコンよりも背面側のレイヤーに配置することにより、予告アイコンの背面側を通過しているように表示してもよい。
図37(8k)〜同図(9k)は、図31(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図31(8)に示す演出例では、殿様のキャラクタYMが登場して予告アイコンを予告アイコン表示領域285に投げつけていたが、図37(8k)では、さらに、予告アイコンを持ったDJのキャラクタBYが空飛ぶ絨毯に乗って表示領域の右側から出現する様子が示されている。図37(8k)に示す例では、DJのキャラクタBYは、第3の殿様の予告アイコンI3を持って現れている。その後、図37(9k)に示すタイミングで、殿様のキャラクタYMによって投げられた第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示された後、DJのキャラクタBYが、左上隅に向かって飛んでいきながら、持っている第3の殿様の予告アイコンI3を、殿様のキャラクタYMによって投げられて予告アイコン第1表示領域YA1に表示された第1の殿様の予告アイコンI1に重ねるように、DJのキャラクタBYが第3の殿様の予告アイコンI3を予告アイコン第1表示領域YA1に置いていく演出表示が行われる。すなわち、大当りの信頼度の低い予告アイコンを大当りの信頼度の高い予告アイコンに上書きすることで昇格する演出を行うようにしてもよい。このように、複数種類の予告アイコンの増加演出の実行時期が重なってもよく、これにより演出効果をより高めることができる場合がある。なお、この昇格演出は、同一図柄変動表示の実行中において行われてもよいし、複数回の図柄変動表示で行われてもよい。また、疑似連演出が行われるごとに昇格演出が実行されるようにしてもよい。
図37(12l)は、図31(12)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図37(12l)に示す演出例では、予告アイコン表示領域285に表示されている予告アイコンにそれぞれ「クエスチョンマーク」の文字表記を付随して表示されている。例えば、予告アイコン第1表示領域YA1には第1の殿様の予告アイコンI1が表示され、予告アイコン第2表示領域YA2には第2の殿様の予告アイコンI2が表示され、予告アイコン第3表示領域YA3には第1の殿様の予告アイコンI1が表示され、予告アイコン第4表示領域YA4には第2の殿様の予告アイコンI2が表示され、予告アイコン第5表示領域YA5には第3の殿様の予告アイコンI3が表示され、予告アイコン第6表示領域YA6には第1の殿様の予告アイコンI1が表示されており、それぞれ「クエスチョンマーク」の文字表記が付記されている。この演出例によれば、変化後の予告アイコンについて期待感を持たせることができる場合がある。
また、図37(12l´)に示すように、一部の変化前の予告アイコンについて、変化後の予告アイコンの種類を文字表記にて予告するようにしてもよい。例えば、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されている第1の殿様の予告アイコンI1と、予告アイコン第2表示領域YA2に表示されている第2の殿様の予告アイコンI2と、予告アイコン第4表示領域YA4に表示されている第2の殿様の予告アイコンI2は、「クエスチョンマーク」の文字表記が付記されていて変化後の予告アイコンを認識することができいないが、予告アイコン第3表示領域YA3に表示されている第1の殿様の予告アイコンI1には、「チャン目」の文字表記が付記されて手裏剣の予告アイコンI7に変化することが予告され、予告アイコン第5表示領域YA5に表示されている第3の殿様の予告アイコンI3には、「継続」の文字表記が付記されて帽子の予告アイコンI6に変化することが予告され、予告アイコン第6表示領域YA6に表示されている第1の殿様の予告アイコンI1には、「継続」とともに「クエスチョンマーク」の文字表記が付記されて帽子の予告アイコンI6に変化することが予告されている。これらの文字表記は、全部または一部の予告アイコンについて一度に報知するようにしてもよいし、経時的に徐々に報知するようにしてもよい。
また、図37(12l´´)に示すように、予告アイコン表示領域285に表示されている全部または一部の予告アイコンを変化後の予告アイコンにして、変化後の予告アイコンが表示されているものについてのみ対応する文字表記を付記するようにしてもよい。
図38(8m−1)〜同図(9m)は、図31(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図31(8)に示す演出例では、殿様のキャラクタYMが登場して予告アイコンを予告アイコン表示領域285に投げつけていたが、図38(8m−1)では、さらに、予告アイコンを持ったDJのキャラクタBYが空飛ぶ絨毯に乗って装飾図柄表示装置208の表示領域の右側から出現する様子が示されている。図38(8m−1)に示す例では、DJのキャラクタBYは、千両箱の予告アイコンI9を持って現れている。その後、図38(8m−2)に示すタイミングで、殿様のキャラクタYMによって投げられた第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示された後、図38(9m)に示すように、DJのキャラクタBYが、左上隅に向かって飛んでいきながら、持っている千両箱の予告アイコンI9を、殿様のキャラクタYMによって投げられて予告アイコン第1表示領域YA1に表示された第1の殿様の予告アイコンI1に重ねるように、DJのキャラクタBYが千両箱の予告アイコンI9を予告アイコン第1表示領域YA1に置いていく演出表示が行われる。この演出例により、変化前の予告アイコンから変化後の予告アイコンへの上書きを行うようにしてもよい。このように、複数種類の予告アイコンの増加演出の実行時期が重なってもよく、これにより演出効果をより高めることができる場合がある。なお、この上書き演出は、同一図柄変動表示の実行中において行われてもよいし、複数回の図柄変動表示で行われてもよい。また、疑似連演出が行われるごとに上書き演出が実行されるようにしてもよい。
図38(8n−1)〜同図(9n)は、図31(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図31(8)に示す演出例では、殿様のキャラクタYMが登場して予告アイコンを予告アイコン表示領域285に投げつけていたが、図38(8n−1)では、さらに、予告アイコンを持ったDJのキャラクタBYが空飛ぶ絨毯に乗って装飾図柄表示装置208の表示領域の右側から出現する様子が示されている。図38(8n−1)に示す例では、DJのキャラクタBYは、第1の殿様の予告アイコンI1を持って現れている。その後、図38(8n−2)に示すタイミングで、殿様のキャラクタYMによって投げられた千両箱の予告アイコンI9が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示された後、図38(9n)に示すように、DJのキャラクタBYが、左上隅に向かって飛んでいきながら、持っている第1の殿様の予告アイコンI1を、殿様のキャラクタYMによって投げられて予告アイコン第1表示領域YA1に表示された千両箱の予告アイコンI9に重ねるように、DJのキャラクタBYが第1の殿様の予告アイコンI1を予告アイコン第1表示領域YA1に置いていく演出表示が行われる。このように、変化後の予告アイコンから変化前の予告アイコンへの上書きを行うようにしてもよい。このように、複数種類の予告アイコンの増加演出の実行時期が重なってもよく、これにより演出効果をより高めることができる場合がある。なお、この上書き演出は、同一図柄変動表示の実行中において行われてもよいし、複数回の図柄変動表示で行われてもよい。また、疑似連演出が行われるごとに上書き演出が実行されるようにしてもよい。また、上書き後の変化前の予告アイコン(例えば、第1の殿様の予告アイコンI1)が消化されたときに、変化後の予告アイコンが上書き前の予告アイコン(例えば、千両箱の予告アイコンI9)とは別の予告アイコンであってもよい。このとき、上書き前の予告アイコンが消化されるよりも上書き後の予告アイコンが消化された方が大当りの信頼度が高いように構成されてもよいし、大当りの信頼度が低いように構成されてもよいし、大当りの信頼度が変化しないように構成されてもよい。
次に、予告アイコンが変化する演出例について、図39を参照しながら説明する。ここで、図39は、予告アイコンが変化する演出例を段階的に示す図である。図39では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。
図39(A)に示すように、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている。そして、特図1の保留アイコン表示領域281には、2つの保留アイコン(特図1の保留アイコンh11,h12)が表示されており、2つの図柄変動の開始が保留されていることが示されている。なお、これらの2つの保留アイコンはいずれもデフォルトの表示態様となっている。なお、2つ目の保留に対応する保留アイコンh12は、先読みの対象である保留であり、説明の便宜のため、ハッチングを施しているが、1つ目の保留に対応する保留アイコンh11と表示態様は同じである。また、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1には、第1の殿様の予告アイコンI1が表示されており、予告アイコン第2表示領域YA2には、第3の殿様の予告アイコンI3が表示されている。
そして、図39(A)に示すように、装飾図柄の変動表示中にプラカードを持った殿様のキャラクタYM2が出現している。このプラカードには、「変わるよ」との文字表記が付されており、予告アイコン及び保留アイコンのいずれかについて表示態様が変化することを予告している。
その後、所定のエフェクトが表示された後、予告アイコンの表示態様が変化する場合には、図39(B1)に示すように、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第2表示領域YA2に表示されていた第3の殿様の予告アイコンI3が千両箱の予告アイコンI9に変化する。なお、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されている第1の殿様の予告アイコンI1の表示態様が変化してもよいし、両方の予告アイコンが変化してもよい。一方、保留アイコンの表示態様が変化する場合には、図39(B2)に示すように、デフォルトの表示態様で表示されていた1つ目の保留に対応する保留アイコンh11が先読み予告の表示態様に変化する。なお、2つ目の保留に対応する保留アイコンh12の表示態様が変化してもよいし、2つの保留アイコンh11,h12のいずれの表示態様も変化してもよいし、変動アイコンh0の表示態様が変化してもよい。このように、本演出例は、ある演出が行われた結果、保留アイコンを変化させずに予告アイコンを変化させる場合があり、前記ある演出が行われた結果、予告アイコンを変化させずに保留アイコンを変化させる場合があるものということができる。なお、この演出により保留アイコンと予告アイコンの両方の表示態様が変化する場合があってもよい。
また、39(C)に示すように、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われているが、右下に縮小して表示されている。そして、特図1の保留アイコン表示領域281には、2つの保留アイコン(特図1の保留アイコンh11,h12)が表示されており、2つの図柄変動の開始が保留されていることが示されている。なお、これらの2つの保留アイコンはいずれもデフォルトの表示態様となっている。なお、2つ目の保留に対応する保留アイコンh12は、先読みの対象である保留であり、説明の便宜のため、ハッチングを施しているが、1つ目の保留に対応する保留アイコンh11と表示態様は同じである。また、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1には、第1の殿様の予告アイコンI1が表示されており、予告アイコン第2表示領域YA2には、第3の殿様の予告アイコンI3が表示されている。
そして、図39(C)に示すように、装飾図柄表示装置208では、チビ姫チャンス演出が行われている。チビ姫チャンス演出は、上述した普図変動遊技が実行された場合に開始される場合がある演出である。チビ姫チャンス演出は、あみだくじを模した演出であって、チビ姫のキャラクタが5つのスタート地点からいずれかを選択し、選択されたスタート地点からあみだのルートに沿って移動し、ゴール地点に示されているアイコンに対応する演出が実行されることを予告するものである。例えば、チビ姫のキャラクタが二重丸のアイコンの示されたゴール地点に到達した場合には、第2特図始動口232の羽根部材2321がロング開放することを予告し、「激アツ」の文字表記が示されたゴール地点に到達した場合には、実行中の図柄変動表示の結果が大当りとなる可能性が高いことを示唆し、バツ印のアイコンが示されたゴール地点に到達した場合には、普図の変動表示結果がはずれであることを予告する。
さらに、本演出例では、殿様の予告アイコンが示されたゴール地点に到達した場合には、図39(D1)に示すように、予告アイコン表示領域285に表示された変化前の予告アイコンのうちの少なくとも1つが変化後の予告アイコンに変化する。例えば、図39(D1)に示される例では、予告アイコン第2表示領域YA2に表示されていた第3の殿様の予告アイコンI3が千両箱の予告アイコンI9に変化している。なお、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されている第1の殿様の予告アイコンI1の表示態様が変化してもよいし、両方の予告アイコンが変化してもよい。
また、サボハニのキャラクタが示されたゴール地点に到達した場合には、図39(D2)に示すように、特図1の保留アイコン表示領域281におけるデフォルトの表示態様の保留アイコンのうちの少なくとも1つが先読み予告の表示態様に変化する。例えば、図39(D2)に示される例では、デフォルトの表示態様である1つ目の保留に対応する保留アイコンh11が先読み予告の表示態様に変化している。なお、2つ目の保留に対応する保留アイコンh12の表示態様が変化してもよいし、2つの保留アイコンh11,h12のいずれの表示態様も変化してもよいし、変動アイコンh0の表示態様が変化してもよい。
このように、本演出例は、ある演出が行われた結果、保留アイコンを変化させずに予告アイコンを変化させる場合があり、前記ある演出が行われた結果、予告アイコンを変化させずに保留アイコンを変化させる場合があるものということができる。なお、この演出により保留アイコンと予告アイコンの両方の表示態様が変化する場合があってもよい。
次に、予告アイコンの表示中に電断・復電した場合の表示例について、図40を参照しながら説明する。ここで、図40は、予告アイコンの表示中に電断・復電した場合の表示例を段階的に示す図である。
図40(A)に示すように、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている。そして、特図1の保留アイコン表示領域281には、2つの保留アイコン(特図1の保留アイコンh11,h12)が表示されており、2つの図柄変動の開始が保留されていることが示されている。なお、これらの2つの保留アイコンのうち、1つ目の保留に対応する保留アイコンh11は、先読み予告の表示態様となっており、2つ目の保留に対応する保留アイコンh12は、デフォルトの表示態様となっている。また、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1及び予告アイコン第2表示領域YA2には、それぞれ帽子の予告アイコンI6が表示されており、予告アイコン第3表示領域YA3には、千両箱の予告アイコンI9が表示されており、予告アイコン第4表示領域YA4には、扇の予告アイコンI10が表示されている。
図40(B)では、何らかの理由により電断が発生し、図40(C)には、瞬時に復電した直後の装飾図柄表示装置208が示されている。この図40(C)に示す装飾図柄表示装置208には、復帰表示である「復旧中 しばらくお待ちください」という文字表示がなされている。このとき、第1特図表示装置212は変動表示を再開し、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220及び普図保留ランプ216は、電断前の状態に復帰している。その後、図40(D)に示すように、図柄変動表示が終了し、第1特図表示装置212ははずれの表示結果である「特図I」が停止表示される。装飾図柄表示装置208では、図柄変動表示が終了すると、はずれに対応した装飾図柄の組み合わせである「装飾6−装飾2−装飾7」で停止表示される。そして、電断・復電した場合には、予告アイコン表示領域285に表示されていた予告アイコンはいずれも消去される。また、電断・復電した場合には、先読み予告の表示態様であった1つ目の保留に対応する保留アイコンh11もデフォルトの表示態様となる。なお、本実施形態において、電断・復電した場合は、RAM308内の特図1用先読み結果記憶部または特図2用先読み結果記憶部に記憶されている先読み結果情報が「未判定」情報となるように構成してもよい。ここで、主制御部300から第1副制御部へ送信される先読み結果情報を含むサブコマンドに「未判定」情報が含まれた保留が1つでもある場合は、「未判定」情報が含まれた保留が全て消化されるまでは予告アイコンの消化演出および増加演出を含む先読み予告を行わないようにしてもよい。また、電断・復電後に新たに増加した保留(先読み結果が保存された保留)についても先読み予告を行わず、「未判定」情報が含まれた保留が全て消化されてから先読み予告を行うようにしてもよいが、電断・復電後に新たに増加した保留については「未判定」情報が含まれた保留が消化される前に先読み予告を行えるようにしてもよい。
次に、上述した実施形態の変形例について、図41及び図42を参照しながら説明する。ここで、図41は、本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208において実行可能な演出の一例を段階的に示す図であり、図42は、予告アイテム関係の抽選テーブルについて説明する図である。
図41には、装飾図柄表示装置208、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、第1特図保留ランプ218及び第2特図保留ランプ220が示されている。なお、普図表示装置210、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては図示を省略している。
図41(a)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留アイコン表示領域281Aと特図2の保留アイコン表示領域282Aとが、装飾図柄表示装置208の表示領域の下方において左右に隣接するようにして表示されている。図41(a)では、特図1及び特図2のいずれも保留数は0である。そして、装飾図柄表示装置208では、はずれに対応した装飾図柄の組み合わせである「装飾2−装飾3−装飾4」で停止表示されている。また、特図2の保留アイコン表示領域282Aの上方には、予告アイコン表示領域285Aが配置されており、姫の予告アイコンIhが表示されている。なお、予告アイコン表示領域285Aにおいて、予告アイコンは左詰めで表示されているが、予告アイコンの表示位置はこれに限定されない。また、予告アイコン表示領域285は、常時表示されるようにしてもよいし、必要に応じて表示したりしなかったりする場合があってもよい。
図41(b)では、第1特図始動口230に2つの遊技球が入賞した様子が示されている。特図1の保留アイコン表示領域281Aでは、1つ目の保留に対応する保留アイコンh11と、2つ目の保留に対応する保留アイコンh12が左詰めで並んで表示されている。これらの保留アイコンh11,h12はいずれもデフォルトの表示態様となっている。
その後、図41(c)に示すタイミングで、特図1の図柄変動表示が開始される。特図1の保留アイコン表示領域281Aでは、1つ目の保留が消化されたため、2つ目の保留に対応する保留アイコンh12が左側に移動して1つ目の保留に対応する保留アイコンh11として表示される。また、このとき、第2特図始動口232に遊技球が入賞したため、特図2の保留アイコン表示領域282Aでは、1つ目の保留に対応する保留アイコンh21が左詰めで表示されている。この保留アイコンh21はデフォルトの表示態様となっている。
そして、図41(d)に示すタイミングとなったときに、特図1の1つ目の保留に対応する保留アイコンh11の表示態様が先読み予告の表示態様(「熱」と表示された表示態様)に変化する。
保留アイコンh11の表示態様が変化した後、図41(e)に示すタイミングとなったときに、予告アイコン表示領域285Aに、殿様の予告アイコンItと姫の予告アイコンIhとが追加して表示される。すなわち、予告アイコンが増加する表示が行われている。
その後、図41(f)に示すように、左図柄表示領域208aに「装飾4」が停止表示されるとともに、2つの姫の予告アイコンIhのうちの後で増加した姫の予告アイコンIhが消化され、「アタリ」と「クエスチョンマーク」の文字表記の吹き出しを伴う姫のキャラクタHIが出現する。なお、姫のキャラクタHIの出現のタイミングは、左図柄の停止表示タイミングよりも前であってもよいし、後であってもよいし、同時であってもよい。
その後、図41(g)に示すように、右図柄表示領域208cに「装飾2」が停止表示した後、中図柄表示領域208bに「装飾3」が停止表示されて、はずれの結果であることが報知される。
本実施形態では、特図2の図柄変動表示が、特図1の図柄変動表示に優先して実行されるので、図41(h)に示すタイミングでは、特図2の図柄変動表示が開始される。本実施形態では、特図2の図柄変動表示が特図1の図柄変動表示に割り込んで実行された場合には、当該特図2の図柄変動表示の結果がはずれとなる場合には、予告アイコンの消化は行われないし、予告アイコンの増加表示も行われない。そのため、特図2の図柄変動表示が行われている間は、予告アイコンを表示せず、あるいは、予告アイコン表示領域285Aを表示しないようにしてもよい。なお、当該特図2の図柄変動表示の結果が大当りとなる場合には、予告アイコンの消化及び増加表示のいずれも行わないようにしてもよいし、予告アイコンの消化及び増加表示が行われる場合があってもよい。一方、保留アイコン表示領域281A,282Aは引き続き表示されるようにしてもよいし、いずれの保留アイコン表示領域281A,282Aも非表示とされるようにしてもよいし、特図2の保留アイコン表示領域282Aのみ表示されるようにしてもよい。なお、特図2の図柄変動表示が割り込んで行われる場合には、背景を専用の背景に変更するようにしてもよい。専用の背景が表示される場合には、予告アイコン表示領域285Aを非表示にし、保留アイコン表示領域281A,282Aだけ表示するようにしてもよい。
その後、図41(i)に示すように、「装飾3−装飾2−装飾3」の装飾図柄の組み合わせで停止表示し、特図2の図柄変動表示の結果がはずれであることが報知される。
続いて、図41(j)に示すタイミングとなって、保留されている特図1の図柄変動表示が開始された後、殿様の予告アイコンItが消化され、「アタリ」と「クエスチョンマーク」の文字表記の吹き出しを伴う殿様のキャラクタYIが出現する。なお、殿様のキャラクタYIの出現のタイミングは、装飾図柄の図柄変動表示の開始よりも前であってもよいし、後であってもよいし、同時であってもよい。また、図41(j)では、予告アイコン表示領域285Aに、悪代官の予告アイコンIdが追加して表示される。すなわち、予告アイコンが増加する表示が行われている。ここで、悪代官の予告アイコンIdが追加して表示されるタイミングは、殿様の予告アイコンItの消化表示が開始されるよりも前であってもよいし、後であってもよいし、同時であってもよい。
その後、図41(k)に示すように、装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208aにおいて「装飾3」の装飾図柄が停止表示されるとともに、姫の予告アイコンIh及び悪代官の予告アイコンIdが消化され、姫のキャラクタHI及び悪代官のキャラクタDIが出現する。なお、姫のキャラクタHIの出現のタイミングは、左図柄の停止表示タイミングよりも前であってもよいし、後であってもよいし、同時であってもよい。また、姫のキャラクタHIの出現のタイミングは、悪代官のキャラクタDIの出現のタイミングよりも前であってもよいし、後であってもよいし、同時であってもよい。
そして、図41(m)のタイミングとなると、装飾図柄表示装置208では、右図柄表示領域208cに「装飾3」が停止表示した後、中図柄表示領域208bに「装飾3」が停止表示されて、大当りとなったことが報知される。
続いて、この演出例における予告アイコンの増加表示及び消化表示を実行するか否かを決定するための予告アイコン関係の抽選テーブルの構成について説明する。
図42(A)に示すように、特図1の図柄変動表示の開始に伴って実行される大当り判定結果が大当りである場合には、特図1の保留の先読みの結果にかかわらず、4/50の確率で殿様の予告アイコンの増加表示を実行し、3/50の確率で姫の予告アイコンの増加表示を実行し、2/50の確率で悪代官の予告アイコンの増加表示を実行する。また、一方で、40/50の確率で殿様の予告アイコンの消化表示を実行し、35/50の確率で姫の予告アイコンの消化表示を実行し、25/50の確率で悪代官の予告アイコンの消化表示を実行する。なお、これらの増加表示及び消化表示の実行抽選は、各予告アイコンごとに行われるので、2以上の予告アイコンについて同時に増加表示が行われたり、2以上の予告アイコンについて同時に消化表示が行われる場合がある。
また、特図1の図柄変動表示の開始に伴って実行される大当り判定の結果がはずれである場合には、図1の保留の先読みの結果、大当りとなる図柄変動表示が保留されている場合には、3/50の確率で殿様の予告アイコンの増加表示を実行し、2/50の確率で姫の予告アイコンの増加表示を実行し、1/50の確率で悪代官の予告アイコンの増加表示を実行する。また、一方で、1/50の確率で殿様の予告アイコンの消化表示を実行し、10/50の確率で姫の予告アイコンの消化表示を実行し、15/50の確率で悪代官の予告アイコンの消化表示を実行する。
一方、図42(B)に示すように、特図2の図柄変動表示の開始に伴って実行される大当り判定結果が大当りである場合には、特図1の保留の先読みの結果に関わらず、25/50の確率で殿様の予告アイコンの増加表示を実行し、20/50の確率で姫の予告アイコンの増加表示を実行し、7/50の確率で悪代官の予告アイコンの増加表示を実行する。また、一方で、20/50の確率で殿様の予告アイコンの消化表示を実行し、15/50の確率で姫の予告アイコンの消化表示を実行し、5/50の確率で悪代官の予告アイコンの消化表示を実行する。なお、例えば、通常の遊技状態(非電サポ状態)において、第2特図始動口232に入賞することを想定していないパチンコ機にあっては、大当り判定結果が大当りであっても、いずれの予告アイコンについても増加表示を行わず、いずれの予告アイコンについても消化表示を行わないようにしてもよい。
また、特図2の図柄変動表示の開始に伴って実行される大当り判定結果がはずれである場合には、特図1の保留の先読みの結果に関わらず、いずれの予告アイコンについても増加表示を行わず、いずれの予告アイコンについても消化表示を行わない。
なお、例えば、電サポ状態が終了し、特図2の図柄変動表示について1又は複数の保留が残っている場合に、特図2の保留についての先読み予告として予告アイコンの消化表示を行わないようにしてもよく、また、特図2の図柄変動表示の開始に伴って実行される大当り判定結果に応じて予告アイコンの増加表示及び消化表示を行うようにしてもよい。
以上の記載では、
『画像表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]と、
図柄変動表示を実行可能な図柄表示手段[例えば、第1特図表示装置212,第2特図表示装置214,装飾図柄表示装置208等]と、
複数種類の予告を実行可能な予告手段[例えば、装飾図柄表示装置208、スピーカ120、遮蔽装置246、演出可動体224、各種ランプ418、遊技盤用ランプ532、遊技台枠用ランプ542等]と、
を備えた遊技台であって、
前記画像表示手段は、保留表示[例えば、保留アイコン等]を表示可能な表示手段であり、
前記画像表示手段は、複数種類の予告アイコンを表示可能な表示手段であり、
前記保留表示は、前記画像表示手段における保留表示領域[例えば、特図1の保留アイコン表示領域281、特図2の保留アイコン表示領域、変動アイコン表示領域280等]に表示される表示であり、
前記保留表示とは、前記図柄変動表示の作動が保留されている数(以下、「保留数」という。)に応じた表示のことであり[例えば、特図1の保留アイコン表示領域281には、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数の保留アイコンが表示される等]、
前記図柄変動表示は、保留が消化された場合に、開始可能な表示であり、
前記予告アイコンは、前記画像表示手段における予告アイコン表示領域[例えば、予告アイコン表示領域285等]に表示されるアイコンであり、
前記予告アイコンは、前記保留表示とは異なるアイコンであり、
前記予告アイコン表示領域は、前記保留表示領域とは異なる領域であり、
前記予告アイコン表示領域は、一または複数の前記予告アイコンを表示可能な領域であり[例えば、予告アイコン表示領域285には、予告アイコン第1表示領域YA1〜予告アイコン第6表示領域YA6によって構成され、各領域にそれぞれ予告アイコンを表示可能に構成されている]、
前記予告手段は、前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された該予告アイコンの種類に対応する種類の前記予告を実行可能な手段であり[例えば、帽子の予告アイコンI6が消化された場合には、疑似連演出が実行される場合があり、千両箱の予告アイコンI9が消化された場合には、リーチ移行演出が実行される場合がある等]、
一回の前記図柄変動表示が実行されている期間において、前記複数種類の予告アイコンのうちの第一の予告アイコン[例えば、帽子の予告アイコンI6等]が第一の数[例えば、2つ等]消化された場合よりも、該第一の数よりも大きい第二の数[例えば、3つ等]消化された場合の方が大当りとなりやすいように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台によれば、画像表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、画像表示手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
また、この遊技台によれば、演出のバリエーションを増やすことができる場合がある。
また、この遊技台によれば、予告アイコンが表示されていることで、予告アイコンが消化される可能性のある変動があることを認識しやすくなるので、遊技者が保留内の表示に注目し、予告アイコンに対応する予告表示を見逃すのを防ぐことができる場合がある。
また、この遊技台によれば、遊技者が予告アイコンの増加や消化に注目し、遊技の興趣を向上させることができる場合がある。
ここで、図柄表示手段は、図柄変動表示のみ実行可能なものであってもよいし、図柄変動表示以外にも実行可能なものがあってもよい。また、図柄表示手段は、図柄変動表示を必ず実行するものであってもよいし、図柄変動表示を実行しない場合があってもよい。
また、予告手段は、複数種類の予告のみ実行可能なものであってもよいし、複数種類の予告以外にも実行可能なものがあってもよい。また、予告手段は、複数種類の予告を必ず実行するものであってもよいし、複数種類の予告を実行しない場合があってもよい。
また、画像表示手段は、保留表示のみ表示可能なものであってもよいし、保留表示以外にも表示可能なものがあってもよい。また、画像表示手段は、保留表示を必ず表示するものであってもよいし、保留表示を表示しない場合があってもよい。
また、画像表示手段は、複数種類の予告アイコンのみ表示可能なものであってもよいし、複数種類の予告アイコン以外にも表示可能なものがあってもよい。また、画像表示手段は、複数種類の予告アイコンを必ず表示するものであってもよいし、複数種類の予告アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、保留表示は、画像表示手段における保留表示領域にのみ表示されるものであってもよいし、画像表示手段における保留表示領域以外にも表示されるものであってもよい。
また、保留表示は、保留アイコンであってもよいし、保留アイコンでなくてもよく、例えば、文字や数字や記号で表すものであってもよい。
また、保留表示は、保留数のみを表示するものであってもよいし、保留数以外にも表示するものであってもよい。
また、図柄変動表示は、保留が消化された場合にのみ開始されるものであってもよいし、保留が消化された場合以外にも開始可能なものであってもよい。また、図柄変動表示は、保留が消化された場合に必ず開始されるものであってもよいし、保留が消化された場合に開始されない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、画像表示手段における予告アイコン表示領域にのみ表示されるものであってもよいし、画像表示手段における予告アイコン表示領域以外にも表示されるものであってもよい。また、予告アイコンは、画像表示手段における予告アイコン表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、画像表示手段における予告アイコン表示領域に表示されない場合があってもよい。
また、予告アイコン表示領域は、一または複数の予告アイコンのみ表示可能なものであってもよいし、一または複数の予告アイコン以外のものも表示可能なものであってもよい。また、予告アイコン表示領域は、一または複数の予告アイコンを必ず表示するものであってもよいし、一または複数の予告アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、予告手段は、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の予告のみを実行可能なものであってもよいし、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の予告以外の予告も実行可能なものであってもよい。また、予告手段は、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の予告を必ず実行するものであってもよいし、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の予告を実行しない場合があってもよい。
また、『前記予告アイコンは、前記予告が実行される可能性がある回数に応じた数が表示されるように構成されている[例えば、予告アイコン表示領域285に表示された予告アイコンの数だけ当該表示された予告アイコンに対応する予告が実行される場合がある等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示された変動から消化される変動までに表示される予告を実行する回数を期待させることができるので、遊技者に予告表示を見逃させないように遊技をさせることができる場合がある。
ここで、予告アイコンは、予告が実行される可能性がある回数に応じた数のみが表示されるものであってもよいし、予告が実行される可能性がある回数に応じた数以外のものも表示されるものであってもよい。また、予告アイコンは、予告が実行される可能性がある回数に応じた数を必ず表示するものであってもよいし、予告が実行される可能性がある回数に応じた数を表示しない場合があってもよい。
また、『前記予告手段は、前記予告の態様[例えば、大当りとなる疑似連演出やリーチ移行演出等]と同じ態様の偽の予告[例えば、はずれとなる疑似連演出やリーチ移行演出等]を実行可能な手段であり、
前記予告手段は、前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコン[例えば、帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9等]が一つ消化された場合に、消化された該予告アイコンの種類に対応する種類の前記偽の予告[例えば、はずれとなる疑似連予告やリーチ移行演出等]を実行可能な手段であり、
前記偽の予告が実行された後に、前記図柄変動表示の結果がはずれとなるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが消化されて予告が実行されるまで、遊技者に緊張感を持たせることができる場合がある。
ここで、予告手段は、予告の態様と同じ態様の偽の予告のみを実行可能なものであってもよいし、予告の態様と同じ態様の偽の予告以外のものも実行可能なものであってもよい。また、予告手段は、予告の態様と同じ態様の偽の予告を必ず実行するものであってもよいし、予告の態様と同じ態様の偽の予告を実行しない場合があってもよい。
また、予告手段は、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の偽の予告のみを実行可能なものであってもよいし、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の偽の予告以外のものも実行可能なものであってもよい。また、予告手段は、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の偽の予告を必ず実行するものであってもよいし、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の偽の予告を実行しない場合があってもよい。
また、偽の予告が実行された後に、図柄変動表示の結果が必ずはずれとなるように構成されてもよいし、偽の予告が実行された後に、図柄変動表示の結果が大当りとなる場合があってもよい。
なお、偽の予告が実行された後に、図柄表示手段に大当り図柄が表示される可能性が高い予告が実行される場合があってもよい。
また、『前記一回の図柄変動表示が実行されている期間において、前記予告アイコン表示領域に表示開始される前記予告アイコンの数が第三の数[例えば、1つ等]よりも、該第三の数よりも大きい第四の数[例えば、3つ等]の方が大当りとなりやすいように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、図柄変動表示において予告アイコンが表示される数に注目させることができる場合がある。
また、『前記保留数に応じた表示を実行可能な保留表示手段[例えば、第1特図保留ランプ218,第2特図保留ランプ220,演出用保留ランプ286等]を備え、
前記保留表示手段は、前記画像表示手段とは別の表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、保留表示と予告アイコンの表示を明確に区別できる場合がある。
ここで、保留表示手段は、保留数に応じた表示のみを実行可能なものであってもよいし、保留数に応じた表示以外のものも実行可能なものであってもよい。また、保留表示手段は、保留数に応じた表示を必ず実行するものであってもよいし、保留数に応じた表示を実行しない場合があってもよい。
また、『前記保留表示手段は、発光手段[例えば、ランプやLED等]を含む表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。
この遊技台によれば、保留表示を明確に認識することができる場合がある。
ここで、保留表示手段は、発光手段のみにより構成されたものであってもよいし、発光手段以外(例えば、画像表示手段)を含んで構成されたものであってもよい。
なお、発光手段は、複数のLEDを含んで構成されたものであってもよい。また、発光手段は、複数色のLEDにより構成されたものであってもよく、例えば、フルカラーLEDのように1つのパッケージで複数のLEDが含まれ手要るものであってもよい。また、単色のLEDにより構成されたものであってもよい。
また、保留表示手段の他、第4図柄表示手段、普通図柄表示手段、発射操作手段の操作に関する報知を行う発射操作報知手段についても発光手段により実現するようにしてもよい。
また、『先読み予告を実行可能な先読み予告手段[例えば、装飾図柄表示装置208、スピーカ120、遮蔽装置246、演出可動体224、各種ランプ418、遊技盤用ランプ532、遊技台枠用ランプ540等]を備え、
前記先読み予告手段は、前記予告アイコン表示領域に前記予告アイコンを表示することにより前記先読み予告を実行可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示されることにより、大当りへの期待感を高めることができる場合がある。
ここで、先読み予告手段は、先読み予告のみを実行可能なものであってもよいし、先読み予告以外のものも実行可能なものであってもよい。また、先読み予告手段は、先読み予告を必ず実行するものであってもよいし、先読み予告を実行しない場合があってもよい。
また、先読み予告手段は、予告アイコン表示領域に予告アイコンを表示することのみにより先読み予告を実行可能なものであってもよいし、予告アイコン表示領域に予告アイコンを表示すること以外のものによっても先読み予告を実行可能なものであってもよい。また、先読み予告手段は、予告アイコン表示領域に予告アイコンを表示することにより先読み予告を必ず実行するものであってもよいし、予告アイコン表示領域に予告アイコンを表示することにより先読み予告を実行しない場合があってもよい。
また、『先読みの対象となる前記図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示[例えば、図19(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留に基づく図柄変動表示等]」という。)が実行されている期間において、前記予告アイコンが第五の数[例えば、3つ等]消化される場合があり、
前記第二の図柄変動表示が実行されるよりも前に実行される前記図柄変動表示(以下、「第一の図柄変動表示[例えば、図19(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留よりも前に保留された保留に基づく図柄変動表示等]」という。)が実行されている期間において、前記予告アイコンが第六の数[例えば、1つ等]消化される場合があり、
前記第六の数は、前記第五の数とは異なる数であり、
前記保留表示は、前記第一の図柄変動表示が実行されている期間において、前記第二の図柄変動表示の作動が保留されていることを報知する表示である[例えば、図19(4)に示される先読みの対象である2つ目の保留よりも前に保留された保留に基づく図柄変動表示が実行されている期間において、先読みの対象である2つ目の保留に対応する保留アイコンh12が特図1の保留アイコン表示領域281に表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、先読みの対象となる図柄変動表示中の場合と、先読みの対象となる図柄変動表示よりも前に実行される図柄変動表示の場合とで、予告アイコンの消化数が異なるので、遊技者が注目すべき図柄変動表示をわかりやすくすることができる場合がある。
ここで、第二の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第五の数でのみ消化されるように構成されてもよいし、第二の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第五の数とは異なる数消化される場合があってもよい。また、第二の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第五の数で必ず消化されるように構成されてもよいし、第二の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第五の数で消化されない場合があってもよい。
また、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第六の数でのみ消化されるように構成されてもよいし、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第六の数とは異なる数消化される場合があってもよい。また、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第六の数で必ず消化されるように構成されてもよいし、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第六の数で消化されない場合があってもよい。
また、保留表示は、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、第二の図柄変動表示の作動が保留されていることのみを報知可能なものであってもよいし、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、第二の図柄変動表示の作動が保留されていること以外のものも報知可能であってもよい。また、保留表示は、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、第二の図柄変動表示の作動が保留されていることを必ず報知するものであってもよいし、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、第二の図柄変動表示の作動が保留されていることを報知しない場合があってもよい。
また、『前記予告アイコンが消化される前記図柄変動表示(以下、「第四の図柄変動表示」という。)が実行されている期間において、該予告アイコンが表示開始される場合がある[例えば、図28(C)に示すように、帽子の予告アイコンI6の消化表示と、帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9及び扇の予告アイコンI10の増加表示とが1回の図柄変動表示において行われている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが消化される図柄変動表示においても予告アイコンが増加する場合があるので、予告アイコンが全て消化されるまで遊技者に期待を持たせることができる場合がある。
ここで、第四の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが必ず表示開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが表示開始されない場合があってもよい。また、第四の図柄変動表示が実行されている期間にのみ予告アイコンが表示開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が実行されている期間以外の期間にも予告アイコンが表示開始される場合があってもよい。
なお、予告アイコンが消化する図柄変動表示において予告アイコンが増加しないように構成されてもよい。
また、『前記第四の図柄変動表示が実行されるよりも前に実行される前記図柄変動表示(以下、「第三の図柄変動表示」という。)が実行されている期間において、該第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される前記予告アイコンが表示開始される場合がある[例えば、図28(C)に示すタイミングで消化される帽子の予告アイコンI6は当該図柄変動表示よりも前に実行される図柄変動表示の実行中に増加表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第三の図柄変動表示が実行されている期間においてのみ、第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される予告アイコンが表示開始されるように構成されてもよいし、第三の図柄変動表示が実行されている期間以外の期間においても、第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される予告アイコンが表示開始されるように構成されてもよい。また、第三の図柄変動表示が実行されている期間において、第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される予告アイコンが必ず表示開始されるように構成されてもよいし、第三の図柄変動表示が実行されている期間において、第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される予告アイコンが表示開始されない場合があってもよい。
なお、第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される予告アイコンが第三の図柄変動表示が実行されている期間において表示開始しなくてもよい。
また、『前記保留表示領域は、前記保留表示を第七の数[例えば、4つあるいは8つ等]まで表示可能な領域であり、
前記予告アイコン表示領域は、前記予告アイコンを第八の数[例えば、6つ等]まで表示可能な領域であり、
前記第七の数は、前記第八の数とは異なる数である、
ことを特徴とする。』
についても説明した。
この遊技台によれば、保留表示の表示可能数と予告アイコンの表示可能数とが異なるので、予告アイコンの表示を明確に区別することができる場合がある。
ここで、保留表示領域は、保留表示を第七の数まで必ず表示するものであってもよいし、保留表示を第七の数まで表示しない場合があってもよい。
また、予告アイコン表示領域は、予告アイコンを第八の数まで必ず表示するものであってもよいし、予告アイコンを第八の数まで表示しない場合があってもよい。
なお、保留表示の表示可能最大数と予告アイコンの表示可能最大数とが同じであってもよい。
また、特図1の保留表示の表示可能最大数よりも予告アイコンの表示可能最大数の方が多くてもよいし、少なくともよいし、同じであってもよい。
また、特図2の保留表示の表示可能最大数よりも予告アイコンの表示可能最大数の方が多くてもよいし、少なくともよいし、同じであってもよい。
また、特図1及び特図2の保留表示の表示可能最大数の合計よりも予告アイコンの表示可能最大数の方が多くてもよいし、少なくともよいし、同じであってもよい。
また、『複数種類の演出を実行可能な演出手段[例えば、装飾図柄表示装置208、スピーカ210、遮蔽装置246、演出可動体224、各種ランプ418、遊技盤用ランプ532、遊技台枠用ランプ542等]を備え、
前記複数種類の予告のうちの一つは、第一の予告[例えば、図22(49)〜同図(50)や、図34(49)に示されるリーチ移行演出等]であり、
前記複数種類の予告のうちの一つは、第二の予告[例えば、図29(Ac)や同図(Bb)に示されるステージチェンジ演出等]であり、
前記第一の予告は、前記第二の予告とは別の予告であり、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第一の演出[例えば、図22(51)〜同図(57)や、図34(50−1)〜同図(57)に示される強リーチ演出等]であり、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第二の演出[例えば、月面背景の表示等]であり、
前記第一の演出は、前記第二の演出とは別の演出であり、
前記第一の予告は、前記第一の演出が実行されることを報知する予告であり、
前記第二の予告は、前記第二の演出が実行されることを報知する予告である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、実行する演出の内容を事前に知ることができるので、遊技者に期待感を持たせることができる場合がある。
ここで、演出手段は、複数種類の演出のみを実行可能なものであってもよいし、複数種類の演出以外のものも実行可能なものであってもよい。また、演出手段は、複数種類の演出を必ず実行するものであってもよいし、複数種類の演出を実行しない場合があってもよい。
また、予告手段は、第一の予告と第二の予告のみを実行可能なものであってもよいし、第一の予告と第二の予告以外の予告も実行可能であってもよい。また、予告手段は、第一の予告と第二の予告を必ず実行するものであってもよいし、第一の予告と第二の予告を実行しない場合があってもよい。
また、演出手段は、第一の演出と第二の演出のみを実行可能なものであってもよいし、第一の演出と第二の演出以外の演出も実行可能なものであってもよい。また、演出手段は、第一の演出と第二の演出を必ず実行するものであってもよいし、第一の演出と第二の演出を実行しない場合があってもよい。
また、第一の予告は、第一の演出が実行されることのみを報知するものであってもよいし、第一の演出以外の演出が実行されることも報知するものであってもよい。また、第一の予告は、第一の演出が実行されることを必ず報知するものであってもよいし、第一の演出が実行されることを報知しない場合があってもよい。
また、第二の予告は、第二の演出が実行されることのみを報知するものであってもよいし、第二の演出以外の演出が実行されることも報知するものであってもよい。また、第二の予告は、第二の演出が実行されることを必ず報知するものであってもよいし、第二の演出が実行されることを報知しない場合があってもよい。
また、『前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコンは必ず消化されるように構成されている[例えば、例えば、図19(1)〜図23(66)や、図31(1)〜図35(66)に示すように、増加された予告アイコンは、全て消化されている等]、ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示されたことにより表示された予告アイコンに対応する予告が必ず実行されるので、遊技者の期待感を向上させることができる場合がある。
また、『前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『図柄変動表示を実行可能な第一の表示手段[例えば、第1特図表示装置212,第2特図表示装置214等]と、
第二の表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208や、装飾図柄表示装置208と第1特図保留ランプ218および第2特図保留ランプ220あるいは演出用保留ランプ286を併せたもの等]と、
を備えた遊技台であって、
前記第二の表示手段は、複数種類の予告アイコンを表示可能な表示手段であり、
前記第二の表示手段は、複数種類の予告表示[例えば、疑似連演出、フリーズ演出、停止図柄予告、ステージチェンジ演出、リーチ移行演出、プレミア予告演出、再変動演出等]を表示可能な表示手段であり、
前記第二の表示手段は、前記図柄変動表示の作動が保留されている数(以下、「保留数」という。)に応じた表示を保留表示領域[例えば、特図1の保留アイコン表示領域281、特図2の保留アイコン表示領域、変動アイコン表示領域280、演出用保留ランプ286における保留表示領域等]に表示可能な表示手段であり[例えば、特図1の保留アイコン表示領域281には、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数の保留アイコンが表示される等]、
前記図柄変動表示は、保留が消化されると開始される表示であり、
前記予告アイコンは、前記第二の表示手段における予告アイコン表示領域[例えば、予告アイコン表示領域285等]に表示されるアイコンであり、
前記予告アイコンは、表示されている数によって前記保留数を表示するものではないアイコンであり、
前記予告アイコン表示領域は、前記保留表示領域とは異なる領域であり、
前記予告アイコン表示領域は、一または複数の前記予告アイコンを表示可能な領域であり[例えば、予告アイコン表示領域285には、予告アイコン第1表示領域YA1〜予告アイコン第6表示領域YA6によって構成され、各領域にそれぞれ予告アイコンを表示可能に構成されている]、
前記第二の表示手段は、前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された該予告アイコンの種類に対応する種類の前記予告表示を表示可能な表示手段であり[例えば、帽子の予告アイコンI6が消化された場合には、疑似連演出が実行される場合があり、千両箱の予告アイコンI9が消化された場合には、リーチ移行演出が実行される場合がある等]、
一回の前記図柄変動表示が実行されている期間において、前記予告アイコンが第一の数消化された場合よりも、該第一の数よりも大きい第二の数[例えば、3つ等]消化された場合の方が大当りとなりやすいように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台によれば、画像表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、画像表示手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
また、この遊技台によれば、演出のバリエーションを増やすことができる場合がある。
また、この遊技台によれば、予告アイコンが表示されていることで、予告アイコンが消化される可能性のある変動があることを認識しやすくなるので、遊技者が保留内の表示に注目し、予告アイコンに対応する予告表示を見逃すのを防ぐことができる場合がある。
また、この遊技台によれば、遊技者が予告アイコンの増加や消化に注目し、遊技の興趣を向上させることができる場合がある。
ここで、第一の表示手段は、図柄変動表示のみ実行可能なものであってもよいし、図柄変動表示以外にも実行可能なものがあってもよい。また、第一の表示手段は、図柄変動表示を必ず実行するものであってもよいし、図柄変動表示を実行しない場合があってもよい。
また、第二の表示手段は、複数種類の予告アイコンのみ表示可能なものであってもよいし、複数種類の予告アイコン以外にも表示可能なものがあってもよい。また、第二の表示手段は、複数種類の予告アイコンを必ず表示するものであってもよいし、複数種類の予告アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、第二の表示手段は、複数種類の予告表示のみ表示可能なものであってもよいし、複数種類の予告表示以外にも表示可能なものがあってもよい。また、第二の表示手段は、複数種類の予告表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の予告表示を表示しない場合があってもよい。
また、第二の表示手段は、保留数に応じた表示を保留表示領域にのみ表示可能なものであってもよいし、保留数に応じた表示を保留表示領域以外にも表示可能なものであってもよい。まだ、第二の表示手段は、保留数に応じた表示を保留表示領域に必ず表示するものであってもよいし、保留数に応じた表示を保留表示領域に表示しない場合があってもよい。
また、図柄変動表示は、保留が消化された場合にのみ開始可能なものであってもよいし、保留が消化された場合以外の場合にも開始可能なものがあってもよい。また、図柄変動表示は、保留が消化されると必ず開始されるものであってもよいし、保留が消化されても開始されない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、第二の表示手段における予告アイコン表示領域にのみ表示されるものであってもよいし、第二の表示手段における予告アイコン表示領域以外にも表示されるものであってもよい。また、予告アイコンは、第二の表示手段における予告アイコン表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、第二の表示手段における予告アイコン表示領域に表示されない場合があってもよい。
また、予告アイコン表示領域は、一または複数の予告アイコンのみ表示可能なものであってもよいし、一または複数の予告アイコン以外のものも表示可能なものであってもよい。また、予告アイコン表示領域は、一または複数の予告アイコンを必ず表示するものであってもよいし、一または複数の予告アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、第二の表示手段は、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の予告表示のみを表示可能なものであってもよいし、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の予告表示以外の予告表示も表示可能なものであってもよい。また、第二の表示手段は、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の予告表示を必ず表示するものであってもよいし、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の予告表示を表示しない場合があってもよい。
また、『前記予告アイコンは、前記予告表示が表示される可能性がある回数に応じた数が表示されるように構成されている[例えば、予告アイコン表示領域285に表示された予告アイコンの数だけ当該表示された予告アイコンに対応する予告表示が表示される場合がある等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示された変動から消化される変動までに表示される予告表示を表示する回数を期待させることができるので、遊技者に予告表示を見逃させないように遊技をさせることができる場合がある。
ここで、予告アイコンは、予告表示が表示される可能性がある回数に応じた数のみが表示されるものであってもよいし、予告表示が表示される可能性がある回数に応じた数以外のものも表示されるものであってもよい。また、予告アイコンは、予告表示が表示される可能性がある回数に応じた数を必ず表示するものであってもよいし、予告表示が表示される可能性がある回数に応じた数を表示しない場合があってもよい。
また、『前記第二の表示手段は、前記予告表示の態様[例えば、大当りとなる疑似連演出やリーチ移行演出等]と同じ態様の偽の予告表示[例えば、はずれとなる疑似連演出やリーチ移行演出等]を表示可能な表示手段であり、
前記第二の表示手段は、前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコン[例えば、帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9等]が一つ消化された場合に、消化された該予告アイコンの種類に対応する種類の前記偽の予告表示[例えば、はずれとなる疑似連予告やリーチ移行演出等]を表示可能な表示手段であり、
前記偽の予告表示が表示された後に、前記図柄変動表示の結果がはずれとなるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが消化されて予告表示が表示されるまで、遊技者に緊張感を持たせることができる場合がある。
ここで、第二の表示手段は、予告表示の態様と同じ態様の偽の予告表示のみを表示可能なものであってもよいし、予告表示の態様と同じ態様の偽の予告表示以外のものも表示可能なものであってもよい。また、第二の表示手段は、予告表示の態様と同じ態様の偽の予告表示を必ず表示するものであってもよいし、予告表示の態様と同じ態様の偽の予告表示を表示しない場合があってもよい。
また、第二の表示手段は、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の偽の予告表示のみを表示可能なものであってもよいし、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の偽の予告表示以外のものも表示可能なものであってもよい。また、第二の表示手段は、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の偽の予告表示を必ず表示するものであってもよいし、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の偽の予告表示を表示しない場合があってもよい。
また、偽の予告表示が表示された後に、図柄変動表示の結果が必ずはずれとなるように構成されてもよいし、偽の予告表示が表示された後に、図柄変動表示の結果が大当りとなる場合があってもよい。
なお、偽の予告表示が表示された後に、図柄表示手段に大当り図柄が表示される可能性が高い予告表示が表示される場合があってもよい。
また、『前記一回の図柄変動表示が実行されている期間において、前記予告アイコン表示領域に表示開始される前記予告アイコンの数が第三の数[例えば、1つ等]よりも、該第三の数よりも大きい第四の数[例えば、3つ等]の方が大当りとなりやすいように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、図柄変動表示において予告アイコンが表示される数に注目させることができる場合がある。
また、『前記第二の表示手段は、複数の表示手段により構成された表示手段であり、
前記複数の表示手段のうちの一の表示手段は、画像表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]であり、
前記複数の表示手段のうちの一の表示手段は、保留表示手段[例えば、第1特図保留ランプ218,第2特図保留ランプ220,演出用保留ランプ286等]であり、
前記保留表示手段は、前記保留表示領域を含んで構成された表示手段であり、
前記保留表示手段は、前記保留数に応じた表示を前記保留表示領域に表示可能な表示手段であり[例えば、保留数に応じた数の保留ランプを点灯させる等]、
前記画像表示手段は、装飾図柄の変動表示を表示可能な表示手段であり、
前記保留表示手段は、前記画像表示手段とは別の表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、保留表示と予告アイコンの表示を明確に区別できる場合がある。
ここで、第二の表示手段は、2つの表示手段により構成されたものであってもよいし、3以上の表示手段により構成されたものであってもよい。
また、第二の表示手段は、画像表示手段と保留表示手段のみで構成されたものであってもよいし、画像表示手段と保留表示手段以外のものも含んで構成されてもよい。また、第二の表示手段は、画像表示手段と保留表示手段が必ず構成されたものであってもよいし、画像表示手段と保留表示手段の少なくともいずれかを構成しない場合があってもよい。
また、保留表示手段は、保留表示領域のみを含んで構成されたものであってもよいし、保留表示領域以外のものも含んで構成されたものであってもよい。また、保留表示手段は、保留表示領域を必ず含んで構成されたものであってもよいし、保留表示領域を含まない場合があってもよい。
また、保留表示手段は、保留数に応じた表示を保留表示領域にのみ表示可能なものであってもよいし、保留数に応じた表示を保留表示領域以外にも表示可能なものであってもよい。また、保留表示手段は、保留数に応じた表示を保留表示領域に必ず表示するものであってもよいし、保留数に応じた表示を保留表示領域に表示しない場合があってもよい。
また、画像表示手段は、装飾図柄の変動表示のみを表示可能なものであってもよいし、装飾図柄の変動表示以外にも表示可能なものであってもよい。また、画像表示手段は、装飾図柄の変動表示を必ず表示するものであってもよいし、装飾図柄表示装置を表示しない場合があってもよい。
また、『前記保留表示手段は、発光手段[例えば、ランプやLED等]を含む表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、保留表示を明確に認識することができる場合がある。
ここで、保留表示手段は、発光手段のみにより構成されたものであってもよいし、発光手段以外(例えば、画像表示手段)を含んで構成されたものであってもよい。
なお、発光手段は、複数のLEDを含んで構成されたものであってもよい。また、発光手段は、複数色のLEDにより構成されたものであってもよく、例えば、フルカラーLEDのように1つのパッケージで複数のLEDが含まれ手要るものであってもよい。また、単色のLEDにより構成されたものであってもよい。
また、保留表示手段の他、第4図柄表示手段、普通図柄表示手段、発射操作手段の操作に関する報知を行う発射操作報知手段についても発光手段により実現するようにしてもよい。
また、『前記第二の表示手段とは、画像表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]のことであり、
前記画像表示手段は、装飾図柄の変動表示を表示可能な表示手段であり、
前記保留数に応じて、前記保留表示領域に保留アイコンが表示される、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、装飾図柄の変動表示と保留アイコンが同じ画像表示手段に表示されるので、装飾図柄の変動表示を視認しながら保留数の確認を容易に行うことができる場合がある。
ここで、画像表示手段は、装飾図柄の変動表示のみを表示可能なものであってもよいし、装飾図柄の変動表示以外にも表示可能なものがあってもよい。また、画像表示手段は、装飾図柄の変動表示を必ず表示するものであってもよいし、装飾図柄の変動表示を表示しない場合があってもよい。
また、『先読み予告を実行可能な先読み予告手段[例えば、装飾図柄表示装置208、スピーカ120、遮蔽装置246、演出可動体224、各種ランプ418、遊技盤用ランプ532、遊技台枠用ランプ540等]を備え、
前記先読み予告手段は、前記予告アイコン表示領域に前記予告アイコンを表示することにより前記先読み予告を実行可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示されることにより、大当りへの期待感を高めることができる場合がある。
ここで、先読み予告手段は、先読み予告のみを実行可能なものであってもよいし、先読み予告以外のものも実行可能なものであってもよい。また、先読み予告手段は、先読み予告を必ず実行するものであってもよいし、先読み予告を実行しない場合があってもよい。
また、先読み予告手段は、予告アイコン表示領域に予告アイコンを表示することのみにより先読み予告を実行可能なものであってもよいし、予告アイコン表示領域に予告アイコンを表示すること以外のものによっても先読み予告を実行可能なものであってもよい。また、先読み予告手段は、予告アイコン表示領域に予告アイコンを表示することにより先読み予告を必ず実行するものであってもよいし、予告アイコン表示領域に予告アイコンを表示することにより先読み予告を実行しない場合があってもよい。
また、『先読みの対象となる前記図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示[例えば、図19(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留に基づく図柄変動表示等]」という。)が実行されている期間において、前記予告アイコンが第五の数[例えば、3つ等]消化される場合があり、
前記第二の図柄変動表示が実行されるよりも前に実行される前記図柄変動表示(以下、「第一の図柄変動表示[例えば、図19(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留よりも前に保留された保留に基づく図柄変動表示等]」という。)が実行されている期間において、前記予告アイコンが第六の数[例えば、1つ等]消化される場合があり、
前記第六の数は、前記第五の数とは異なる数であり、
前記保留数に応じた表示は、前記第一の図柄変動表示が実行されている期間において、前記第二の図柄変動表示の作動が保留されていることを報知する表示である[例えば、図19(4)に示される先読みの対象である2つ目の保留よりも前に保留された保留に基づく図柄変動表示が実行されている期間において、先読みの対象である2つ目の保留に対応する保留アイコンh12が特図1の保留アイコン表示領域281に表示されている等]、ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、先読みの対象となる図柄変動表示中の場合と、先読みの対象となる図柄変動表示よりも前に実行される図柄変動表示の場合とで、予告アイコンの消化数が異なるので、遊技者が注目すべき図柄変動表示をわかりやすくすることができる場合がある。
ここで、第二の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第五の数でのみ消化されるように構成されてもよいし、第二の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第五の数とは異なる数消化される場合があってもよい。また、第二の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第五の数で必ず消化されるように構成されてもよいし、第二の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第五の数で消化されない場合があってもよい。
また、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第六の数でのみ消化されるように構成されてもよいし、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第六の数とは異なる数消化される場合があってもよい。また、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第六の数で必ず消化されるように構成されてもよいし、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第六の数で消化されない場合があってもよい。
また、保留数に応じた表示は、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、第二の図柄変動表示の作動が保留されていることのみを報知可能なものであってもよいし、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、第二の図柄変動表示の作動が保留されていること以外のものも報知可能であってもよい。また、保留数に応じた表示は、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、第二の図柄変動表示の作動が保留されていることを必ず報知するものであってもよいし、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、第二の図柄変動表示の作動が保留されていることを報知しない場合があってもよい。
また、『前記予告アイコンが消化される前記図柄変動表示(以下、「第四の図柄変動表示」という。)が実行されている期間において、該予告アイコンが表示開始される場合がある[例えば、図28(C)に示すように、帽子の予告アイコンI6の消化表示と、帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9及び扇の予告アイコンI10の増加表示とが1回の図柄変動表示において行われている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが消化される図柄変動表示においても予告アイコンが増加する場合があるので、予告アイコンが全て消化されるまで遊技者に期待を持たせることができる場合がある。
ここで、第四の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが必ず表示開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが表示開始されない場合があってもよい。また、第四の図柄変動表示が実行されている期間にのみ予告アイコンが表示開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が実行されている期間以外の期間にも予告アイコンが表示開始される場合があってもよい。
なお、予告アイコンが消化する図柄変動表示において予告アイコンが増加しないように構成されてもよい。
また、『前記第四の図柄変動表示が実行されるよりも前に実行される前記図柄変動表示(以下、「第三の図柄変動表示」という。)が実行されている期間において、該第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される前記予告アイコンが表示開始される場合がある[例えば、図28(C)に示すタイミングで消化される帽子の予告アイコンI6は当該図柄変動表示よりも前に実行される図柄変動表示の実行中に増加表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第三の図柄変動表示が実行されている期間においてのみ、第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される予告アイコンが表示開始されるように構成されてもよいし、第三の図柄変動表示が実行されている期間以外の期間においても、第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される予告アイコンが表示開始されるように構成されてもよい。また、第三の図柄変動表示が実行されている期間において、第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される予告アイコンが必ず表示開始されるように構成されてもよいし、第三の図柄変動表示が実行されている期間において、第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される予告アイコンが表示開始されない場合があってもよい。
なお、第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される予告アイコンが第三の図柄変動表示が実行されている期間において表示開始しなくてもよい。
また、『前記保留表示領域は、前記保留数に応じた表示を第七の数[例えば、4つあるいは8つ等]まで表示可能な領域であり、
前記予告アイコン表示領域は、前記予告アイコンを第八の数[例えば、6つ等]まで表示可能な領域であり、
前記第七の数は、前記第八の数とは異なる数である、
ことを特徴とする。』
についても説明した。
この遊技台によれば、保留数に応じた表示の表示可能数と予告アイコンの表示可能数とが異なるので、予告アイコンの表示を明確に区別することができる場合がある。
ここで、保留表示領域は、保留数に応じた表示を第七の数まで必ず表示するものであってもよいし、保留数に応じた表示を第七の数まで表示しない場合があってもよい。
また、予告アイコン表示領域は、予告アイコンを第八の数まで必ず表示するものであってもよいし、予告アイコンを第八の数まで表示しない場合があってもよい。
なお、保留数に応じた表示の表示可能最大数と予告アイコンの表示可能最大数とが同じであってもよい。
また、特図1の保留数に応じた表示の表示可能最大数よりも予告アイコンの表示可能最大数の方が多くてもよいし、少なくともよいし、同じであってもよい。
また、特図2の保留数に応じた表示の表示可能最大数よりも予告アイコンの表示可能最大数の方が多くてもよいし、少なくともよいし、同じであってもよい。
また、特図1及び特図2の保留数に応じた表示の表示可能最大数の合計よりも予告アイコンの表示可能最大数の方が多くてもよいし、少なくともよいし、同じであってもよい。
また、『複数種類の演出を実行可能な演出手段[例えば、装飾図柄表示装置208、スピーカ210、遮蔽装置246、演出可動体224、各種ランプ418、遊技盤用ランプ532、遊技台枠用ランプ542等]を備え、
前記複数種類の予告表示のうちの一つは、第一の予告表示[例えば、図22(49)〜同図(50)や、図34(49)に示されるリーチ移行演出等]であり、
前記複数種類の予告表示のうちの一つは、第二の予告表示[例えば、図29(Ac)や同図(Bb)に示されるステージチェンジ演出等]であり、
前記第一の予告表示は、前記第二の予告表示とは別の予告表示であり、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第一の演出[例えば、図22(51)〜同図(57)や、図34(50−1)〜同図(57)に示される強リーチ演出等]であり、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第二の演出[例えば、月面背景の表示等]であり、
前記第一の演出は、前記第二の演出とは別の演出であり、
前記第一の予告表示は、前記第一の演出が実行されることを報知する予告表示であり、
前記第二の予告表示は、前記第二の演出が実行されることを報知する予告表示である、ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、実行する演出の内容を事前に知ることができるので、遊技者に期待感を持たせることができる場合がある。
ここで、演出手段は、複数種類の演出のみを実行可能なものであってもよいし、複数種類の演出以外のものも実行可能なものであってもよい。また、演出手段は、複数種類の演出を必ず実行するものであってもよいし、複数種類の演出を実行しない場合があってもよい。
また、第二の表示手段は、第一の予告表示と第二の予告表示のみを表示可能なものであってもよいし、第一の予告表示と第二の予告表示以外の予告表示も表示可能であってもよい。また、第二の表示手段は、第一の予告表示と第二の予告表示を必ず表示するものであってもよいし、第一の予告表示と第二の予告表示を表示しない場合があってもよい。
また、演出手段は、第一の演出と第二の演出のみを実行可能なものであってもよいし、第一の演出と第二の演出以外の演出も実行可能なものであってもよい。また、演出手段は、第一の演出と第二の演出を必ず実行するものであってもよいし、第一の演出と第二の演出を実行しない場合があってもよい。
また、第一の予告表示は、第一の演出が実行されることのみを報知するものであってもよいし、第一の演出以外の演出が実行されることも報知するものであってもよい。また、第一の予告表示は、第一の演出が実行されることを必ず報知するものであってもよいし、第一の演出が実行されることを報知しない場合があってもよい。
また、第二の予告表示は、第二の演出が実行されることのみを報知するものであってもよいし、第二の演出以外の演出が実行されることも報知するものであってもよい。また、第二の予告表示は、第二の演出が実行されることを必ず報知するものであってもよいし、第二の演出が実行されることを報知しない場合があってもよい。
また、『前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコンは必ず消化されるように構成されている[例えば、例えば、図19(1)〜図23(66)や、図31(1)〜図35(66)に示すように、増加された予告アイコンは、全て消化されている等]、ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示されたことにより表示された予告アイコンに対応する予告が必ず実行されるので、遊技者の期待感を向上させることができる場合がある。
また、『前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。
なお、以上説明した実施形態において、予告アイコンは、先読み予告として機能したが、先読み予告とは別途に表示可能であってもよい。あるいは、予告アイコンの表示は、先読みモードで表示されるものとは異なるものであってもよい。例えば、通常の背景表示においても予告アイコンが増加したり、消化したりする場合があり、先読み用の特殊な背景モードの実行中においても予告アイコンが増加したり、消化したりする場合があってもよい。
また、例えば、予告アイコンAが表示されると、予告表示aが必ず表示され、予告アイコンBが表示されると、予告表示bまたは予告表示cが表示され、予告アイコンCが表示されると、予告表示b、予告表示cまたは予告表示dが表示され、予告アイコンDが表示されると、予告cが必ず表示されるように構成された場合において、予告表示aは、予告アイコンAが消化された場合に表示される表示であり、他の予告アイコン(B、C、D)が消化されても表示されない予告表示であり、「予告表示b、予告表示cまたは予告表示dが表示された図柄変動表示」が行われるよりも、「予告表示aが表示された図柄変動表示」が行われた方が大当り図柄が確定表示されやすくなるように構成されていてもよい。また、予告表示bは、予告アイコンBまたは予告アイコンCを消化した場合に表示される表示であり、予告表示cは、予告アイコンB、予告アイコンCまたは予告アイコンDを消化した場合に表示される表示であり、「予告表示cが表示された図柄変動表示」が実行されるよりも、「予告表示bが表示された図柄変動表示」が実行された方が大当り図柄が確定表示されやすくなるように構成されていてもよい。また、予告表示dは、予告アイコンCが表示された場合に表示される表示であり、他の予告アイコン(A、B、D)が消化されても表示されない予告表示であり、予告アイコンCが消化されると、予告表示b、予告表示cまたは予告表示dのいずれかが表示される。「予告アイコンCが消化される図柄変動表示」が実行されるよりも「予告アイコンA、予告アイコンBまたは予告アイコンDが消化される図柄変動表示」が実行される方が大当り図柄が確定表示されやすくなるように構成されていてもよい。また、「予告表示dが表示される図柄変動表示」が実行されるよりも、「予告表示a、予告表示bまたは予告表示cが表示される図柄変動表示」が実行される方が大当り図柄が確定表示されやすくなるように構成されていてもよい。
また、以上の記載では、
『 図柄変動表示を実行可能な第一の表示手段[例えば、第1特図表示装置212,第2特図表示装置214等]と、
第二の表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208や、装飾図柄表示装置208と第1特図保留ランプ218および第2特図保留ランプ220あるいは演出用保留ランプ286を併せたもの等]と、
を備えた遊技台であって、
前記第二の表示手段は、予告アイコンを表示可能な表示手段であり、
前記第二の表示手段は、複数種類の予告表示[例えば、疑似連演出、フリーズ演出、停止図柄予告、ステージチェンジ演出、リーチ移行演出、プレミア予告演出、再変動演出等]を表示可能な表示手段であり、
前記第二の表示手段は、前記図柄変動表示の作動が保留されている数(以下、「保留数」という。)に応じた表示を保留表示領域[例えば、特図1の保留アイコン表示領域281、特図2の保留アイコン表示領域、変動アイコン表示領域280、演出用保留ランプ286における保留表示領域等]に表示可能な表示手段であり[例えば、特図1の保留アイコン表示領域281には、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数の保留アイコンが表示される等]、
前記図柄変動表示は、保留が消化されると開始される表示であり、
前記予告アイコンは、前記第二の表示手段における予告アイコン表示領域[例えば、予告アイコン表示領域285等]に表示されるアイコンであり、
前記予告アイコンは、表示されている数によって前記保留数を表示するものではないアイコンであり、
前記予告アイコン表示領域は、前記保留表示領域とは異なる領域であり、
前記予告アイコン表示領域は、複数の前記予告アイコンを表示可能な領域であり[例えば、予告アイコン表示領域285には、予告アイコン第1表示領域YA1〜予告アイコン第6表示領域YA6によって構成され、各領域にそれぞれ予告アイコンを表示可能に構成されている]、
前記第二の表示手段は、前記予告アイコン表示領域の前記予告アイコンが消化された場合に、消化された該予告アイコンの種類に対応する種類の前記予告表示を表示可能な表示手段であり[例えば、帽子の予告アイコンI6が消化された場合には、疑似連演出が実行される場合があり、千両箱の予告アイコンI9が消化された場合には、リーチ移行演出が実行される場合がある等]、
一回の前記図柄変動表示が実行されている期間において、前記予告アイコンが第一の数[例えば、1つ等]消化された場合よりも、該第一の数よりも大きい第二の数[例えば、3つ等]消化された場合の方が大当りとなりやすいように構成されており、
前記第二の表示手段は、先読みの対象である前記図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示[例えば、図19(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留に基づく図柄変動表示等]」という。)が開始されるよりも前に、先読み予告表示として前記予告アイコン表示領域に前記予告アイコンを表示可能な表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
また、『 前記予告アイコンは、前記予告表示が表示される可能性がある回数に応じた数が表示されるように構成されている[例えば、予告アイコン表示領域285に表示された予告アイコンの数だけ当該表示された予告アイコンに対応する予告表示が表示される場合がある等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記第二の表示手段は、前記予告表示の態様[例えば、大当りとなる疑似連演出やリーチ移行演出等]と同じ態様の偽の予告表示[例えば、はずれとなる疑似連演出やリーチ移行演出等]を表示可能な表示手段であり、
前記第二の表示手段は、前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコン[例えば、帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9等]が一つ消化された場合に、消化された該予告アイコンの種類に対応する種類の前記偽の予告表示[例えば、はずれとなる疑似連予告やリーチ移行演出等]を表示可能な表示手段であり、
前記偽の予告表示が表示された後に、前記図柄変動表示の結果がはずれとなるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記第二の表示手段は、複数の表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208と、第1特図保留ランプ218,第2特図保留ランプ220,演出用保留ランプ286等]により構成された表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記複数の表示手段のうちの一の表示手段は、画像表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]であり、
前記複数の表示手段のうちの一の表示手段は、保留表示手段[例えば、第1特図保留ランプ218,第2特図保留ランプ220,演出用保留ランプ286等]であり、
前記保留表示手段は、前記保留表示領域を含んで構成された表示手段であり、
前記保留表示手段は、前記保留数に応じた表示を前記保留表示領域に表示可能な表示手段であり[例えば、保留数に応じた数の保留ランプを点灯させる等]、
前記画像表示手段は、装飾図柄の変動表示を表示可能な表示手段であり、
前記画像表示手段は、前記予告アイコンを前記予告アイコン表示領域に表示可能な表示手段であり[例えば、図19(9)〜図20(20)に示すように、先読み予告としての予告アイコンの表示は、装飾図柄表示装置208によって行われている等]、
前記保留表示手段は、前記画像表示手段とは別の表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記保留表示手段は、発光手段[例えば、ランプやLED等]を含む表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記第二の表示手段とは、画像表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]のことであり、
前記画像表示手段は、装飾図柄の変動表示を表示可能な表示手段であり、
前記保留数に応じて、前記保留表示領域に保留アイコンが表示される、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記第二の図柄変動表示[例えば、図19(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留に基づく図柄変動表示等]が実行されている期間において、前記予告アイコンが第五の数[例えば、3つ等]消化される場合があり、
前記第二の図柄変動表示が実行されるよりも前に実行される前記図柄変動表示(以下、「第一の図柄変動表示[例えば、図19(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留よりも前に保留された保留に基づく図柄変動表示等]」という。)が実行されている期間において、前記予告アイコンが第六の数[例えば、1つ等]消化される場合があり、
前記第六の数は、前記第五の数とは異なる数であり、
前記保留数に応じた表示は、前記第一の図柄変動表示が実行されている期間において、前記第二の図柄変動表示の作動が保留されていることを報知する表示である[例えば、図19(4)に示される先読みの対象である2つ目の保留よりも前に保留された保留に基づく図柄変動表示が実行されている期間において、先読みの対象である2つ目の保留に対応する保留アイコンh12が特図1の保留アイコン表示領域281に表示されている等]、ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコンが、先読みの対象となる前記図柄変動表示の終了までの間に必ず消化されるように構成されている[例えば、図19(1)〜図23(66)や、図31(1)〜図35(66)に示すように、増加された予告アイコンは、先読みの対象となった図柄変動表示の終了までの間に全て消化されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記予告アイコンが消化される前記図柄変動表示(以下、「第四の図柄変動表示」という。)が実行されている期間において、該予告アイコンが表示開始される場合がある[例えば、図28(C)に示すように、帽子の予告アイコンI6の消化表示と、帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9及び扇の予告アイコンI10の増加表示とが1回の図柄変動表示において行われている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記第四の図柄変動表示が実行されるよりも前に実行される前記図柄変動表示が実行されている期間において、該第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される前記予告アイコンが表示開始される場合がある[例えば、図28(C)に示すタイミングで消化される帽子の予告アイコンI6は当該図柄変動表示よりも前に実行される図柄変動表示の実行中に増加表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記保留表示領域は、前記保留数に応じた表示を第七の数[例えば、4つあるいは8つ等]まで表示可能な領域であり、
前記予告アイコン表示領域は、前記予告アイコンを第八の数[例えば、6つ等]まで表示可能な領域であり、
前記第七の数は、前記第八の数とは異なる数である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 複数種類の演出を実行可能な演出手段[例えば、装飾図柄表示装置208、スピーカ210、遮蔽装置246、演出可動体224、各種ランプ418、遊技盤用ランプ532、遊技台枠用ランプ542等]を備え、
前記予告アイコンとして、第一の予告アイコン[例えば、図22(47)や図33(47)に示される千両箱の予告アイコンI9等]を表示可能に構成されており、
前記予告アイコンとして、第二の予告アイコン[例えば、図29(Ab)に示されるリボンの予告アイコンI8等]を表示可能に構成されており、
前記第一の予告アイコンは、前記第二の予告アイコンとは別の予告アイコンであり、
前記複数種類の予告表示のうちの一つは、第一の予告表示[例えば、図22(49)〜同図(50)や、図34(49)に示されるリーチ移行演出等]であり、
前記複数種類の予告表示のうちの一つは、第二の予告表示[例えば、図29(Ac)や同図(Bb)に示されるステージチェンジ演出等]であり、
前記第一の予告表示は、前記第二の予告表示とは別の予告表示であり、
前記第一の予告アイコンが消化されると、前記第一の予告表示が表示されるように構成されており、
前記第二の予告アイコンが消化されると、前記第二の予告表示が表示されるように構成されており、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第一の演出[例えば、図22(51)〜同図(57)や、図34(50−1)〜同図(57)に示される強リーチ演出等]であり、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第二の演出[例えば、月面背景の表示等]であり、
前記第一の演出は、前記第二の演出とは別の演出であり、
前記第一の予告表示は、前記第一の演出が実行されることを報知する予告表示であり、
前記第二の予告表示は、前記第二の演出が実行されることを報知する予告表示である、ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 主制御手段[例えば、主制御部300等]と、
演出制御手段[例えば、第1副制御部400と第2副制御部500とを併せたもの等]と、
を備え、
前記主制御手段は、前記演出制御手段にコマンドを送信可能な手段であり、
前記演出制御手段は、前記主制御手段からの前記コマンドに応じた制御を実行可能な手段であり、
前記主制御手段は、前記第一の表示手段[例えば、第1特図表示装置212,第2特図表示装置214等]の制御を実行可能な手段であり、
前記演出制御手段は、前記第二の表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]の制御を実行可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『 複数種類の表示を表示可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、予告アイコンであり、
第一の図柄変動表示[例えば、図19(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留よりも前に保留された保留に基づく図柄変動表示等]の表示中において、前記予告アイコンとして第一の予告アイコン[例えば、帽子の予告アイコンI6等]の表示が開始される場合があり[例えば、図19(9)に示すように、帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285に表示される等]、
前記第一の図柄変動表示の表示中に表示開始された前記第一の予告アイコンが、該第一の図柄変動表示の表示中において消化されない場合があり[例えば、図19(9)〜図20(14)に示すように、図19(9)に示すタイミングで表示開始した帽子の予告アイコンI6が図20(14)に示すタイミングで次の図柄変動表示が開始されても消化されていない等]、
前記第一の図柄変動表示よりも後に表示される図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示[例えば、図19(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留に基づく図柄変動表示等]」という。)において、該第一の図柄変動表示の表示中において消化されなかった前記第一の予告アイコンが消化される場合があるように構成されている[例えば、図19(9)〜図20(25)に示すように、図19(9)に示すタイミングで表示開始した帽子の予告アイコンI6が、図20(23)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示において消化される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
また、『 前記第一の図柄変動表示の表示中に表示開始された前記第一の予告アイコンが、該第一の図柄変動表示の表示中において消化される場合がある[例えば、帽子の予告アイコンI6の表示が開始された図柄変動表示でこの帽子の予告アイコンI6が消化される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記第二の図柄変動表示の先読み予告として、前記第一の予告アイコンが前記第一の図柄変動表示の表示中において表示開始される場合がある[例えば、図19(9)〜図20(25)に示すように、図19(9)に示すタイミングで表示開始した帽子の予告アイコンI6が図20(23)に示されるタイミングで消化されるように、先読みの対象である図柄変動表示の先読み予告として帽子の予告アイコンI6が表示される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 一回の図柄変動表示の表示中において、第一の数[例えば、1つ等]の前記第一の予告アイコンが消化された場合よりも、第二の数[例えば、3つ等]の該第一の予告アイコンが消化された場合の方が大当りとなりやすく、
前記第二の数は、前記第一の数よりも大きい数である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記予告アイコンとして第二の予告アイコン[例えば、扇の予告アイコンI10等]が表示可能に構成されており、
前記第二の予告アイコンが消化された図柄変動表示で大当りとなるように構成されている[例えば、図23(60)〜同図(66)に示すように、扇の予告アイコンI10が消化されると、当該図柄変動表示の結果が大当りとなる等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一つは、予告表示[例えば、疑似連演出、フリーズ演出、停止図柄予告、ステージチェンジ演出、リーチ移行演出、プレミア予告演出、再変動演出等]であり、
前記第一の予告アイコン[例えば、帽子の予告アイコンI6等]が消化された場合に、前記予告表示として第一の予告表示[例えば、図21(28)〜同図(31)に示される疑似連演出等]が表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一つは、偽の予告表示[例えば、はずれとなる疑似連演出やリーチ移行演出等]であり、
前記第一の予告アイコン[例えば、帽子の予告アイコンI6等]が消化された場合に、前記偽の予告表示として第一の偽予告表[例えば、はずれとなる疑似連演出等]示が表示される場合があり、
前記第一の偽予告表示の表示態様は、前記第一の予告表示の表示態様と同じ表示態様であり、
前記第一の偽予告表示が表示された図柄変動表示ではずれとなるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一つは、先読み演出表示[例えば、図18(b)に示される、特殊ステージに移行する演出である先読みモードの演出等]であり、
前記予告アイコンとして第三の予告アイコン[例えば、リボンの予告アイコンI8等]が表示可能に構成されており、
前記第三の予告アイコンが消化された場合に、前記先読み演出表示が開始される場合がある[例えば、1つのリボン予告アイコンI8が消化されると、大当りの信頼度が強程度であれば、背景が先読みモードに移行する演出が行われる等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記表示手段は、複数の表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208と、第1特図保留ランプ218,第2特図保留ランプ220,演出用保留ランプ286等]により構成された手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一つは、装飾図柄変動表示[例えば、図19(1)に示すように、装飾図柄表示装置208では装飾図柄の変動表示が行われている等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記第一の図柄変動表示の表示中に表示開始された前記第一の予告アイコン[例えば、図19(9)に示される先読みの対象である保留よりも3つ前の保留に基づく図柄変動表示中に表示が開始された帽子の予告アイコンI6等]が、前記第二の図柄変動表示の表示終了までに必ず消化されるように構成されている[例えば、先読みの対象である保留に基づく図柄変動表示中に帽子の予告アイコンI6が消化されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記予告アイコンは、前記表示手段における予告アイコン表示領域[例えば、予告アイコン表示領域285等]に表示されるアイコンであり、
前記予告アイコン表示領域は、複数の前記予告アイコンを表示可能な領域である[例えば、予告アイコン表示領域285には、予告アイコン第1表示領域YA1〜予告アイコン第6表示領域YA6によって構成され、各領域にそれぞれ予告アイコンを表示可能に構成されている]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 演出制御手段[例えば、第1副制御部400と第2副制御部500とを併せたもの等]を備え、
前記演出制御手段は、前記表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]の制御を実行可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 主制御手段[例えば、主制御部300等]と、
図柄変動表示を表示可能な図柄表示手段[例えば、第1特図表示装置212,第2特図表示装置214等]と、
を備え、
前記主制御手段は、前記演出制御手段にコマンドを送信可能な手段であり、
前記演出制御手段は、前記主制御手段からの前記コマンドに応じた制御を実行可能な手段であり、
前記主制御手段は、前記図柄表示手段の制御を実行可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
以下、これまでに説明したことも含めて付記する。
(付記1)
画像表示手段と、
図柄変動表示を実行可能な図柄表示手段と、
複数種類の予告を実行可能な予告手段と、
を備えた遊技台であって、
前記画像表示手段は、保留表示を表示可能な表示手段であり、
前記画像表示手段は、複数種類の予告アイコンを表示可能な表示手段であり、
前記保留表示は、前記画像表示手段における保留表示領域に表示される表示であり、
前記保留表示とは、前記図柄変動表示の作動が保留されている数(以下、「保留数」という。)に応じた表示のことであり、
前記図柄変動表示は、保留が消化された場合に、開始可能な表示であり、
前記予告アイコンは、前記画像表示手段における予告アイコン表示領域に表示されるアイコンであり、
前記予告アイコンは、前記保留表示とは異なるアイコンであり、
前記予告アイコン表示領域は、前記保留表示領域とは異なる領域であり、
前記予告アイコン表示領域は、一または複数の前記予告アイコンを表示可能な領域であり、
前記予告手段は、前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された該予告アイコンの種類に対応する種類の前記予告を実行可能な手段であり、
一回の前記図柄変動表示が実行されている期間において、前記複数種類の予告アイコンのうちの第一の予告アイコンが第一の数消化された場合よりも、該第一の数よりも大きい第二の数消化された場合の方が大当りとなりやすいように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2)
付記1に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンは、前記予告が実行される可能性がある回数に応じた数が表示されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3)
付記1又は2に記載の遊技台であって、
前記予告手段は、前記予告の態様と同じ態様の偽の予告を実行可能な手段であり、
前記予告手段は、前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された該予告アイコンの種類に対応する種類の前記偽の予告を実行可能な手段であり、
前記偽の予告が実行された後に、前記図柄変動表示の結果がはずれとなるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記4)
付記1乃至3のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記一回の図柄変動表示が実行されている期間において、前記予告アイコン表示領域に表示開始される前記予告アイコンの数が第三の数よりも、該第三の数よりも大きい第四の数の方が大当りとなりやすいように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記5)
付記1乃至4のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記保留数に応じた表示を実行可能な保留表示手段を備え、
前記保留表示手段は、前記画像表示手段とは別の表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記6)
付記5に記載の遊技台であって、
前記保留表示手段は、発光手段を含む表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記7)
付記1乃至6のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
先読み予告を実行可能な先読み予告手段を備え、
前記先読み予告手段は、前記予告アイコン表示領域に前記予告アイコンを表示することにより前記先読み予告を実行可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記8)
付記7に記載の遊技台であって、
先読みの対象となる前記図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示」という。)が実行されている期間において、前記予告アイコンが第五の数消化される場合があり、
前記第二の図柄変動表示が実行されるよりも前に実行される前記図柄変動表示(以下、「第一の図柄変動表示」という。)が実行されている期間において、前記予告アイコンが第六の数消化される場合があり、
前記第六の数は、前記第五の数とは異なる数であり、
前記保留表示は、前記第一の図柄変動表示が実行されている期間において、前記第二の図柄変動表示の作動が保留されていることを報知する表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記9)
付記1乃至8のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンが消化される前記図柄変動表示(以下、「第四の図柄変動表示」という。)が実行されている期間において、該予告アイコンが表示開始される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記10)
付記9に記載の遊技台であって、
前記第四の図柄変動表示が実行されるよりも前に実行される前記図柄変動表示(以下、「第三の図柄変動表示」という。)が実行されている期間において、該第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される前記予告アイコンが表示開始される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記11)
付記1乃至10のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記保留表示領域は、前記保留表示を第七の数まで表示可能な領域であり、
前記予告アイコン表示領域は、前記予告アイコンを第八の数まで表示可能な領域であり、
前記第七の数は、前記第八の数とは異なる数である、
ことを特徴とする。
(付記12)
付記1乃至11のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
複数種類の演出を実行可能な演出手段を備え、
前記複数種類の予告のうちの一つは、第一の予告であり、
前記複数種類の予告のうちの一つは、第二の予告であり、
前記第一の予告は、前記第二の予告とは別の予告であり、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第一の演出であり、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第二の演出であり、
前記第一の演出は、前記第二の演出とは別の演出であり、
前記第一の予告は、前記第一の演出が実行されることを報知する予告であり、
前記第二の予告は、前記第二の演出が実行されることを報知する予告である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記13)
付記1乃至12のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコンは必ず消化されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記14)
付記1乃至13のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記R1−1)
図柄変動表示を実行可能な第一の表示手段と、
第二の表示手段と、
を備えた遊技台であって、
前記第二の表示手段は、予告アイコンを表示可能な表示手段であり、
前記第二の表示手段は、複数種類の予告表示を表示可能な表示手段であり、
前記第二の表示手段は、前記図柄変動表示の作動が保留されている数(以下、「保留数」という。)に応じた表示を保留表示領域に表示可能な表示手段であり、
前記図柄変動表示は、保留が消化されると開始される表示であり、
前記予告アイコンは、前記第二の表示手段における予告アイコン表示領域に表示されるアイコンであり、
前記予告アイコンは、表示されている数によって前記保留数を表示するものではないアイコンであり、
前記予告アイコン表示領域は、前記保留表示領域とは異なる領域であり、
前記予告アイコン表示領域は、複数の前記予告アイコンを表示可能な領域であり、
前記第二の表示手段は、前記予告アイコン表示領域の前記予告アイコンが消化された場合に、消化された該予告アイコンの種類に対応する種類の前記予告表示を表示可能な表示手段であり、
一回の前記図柄変動表示が実行されている期間において、前記予告アイコンが第一の数消化された場合よりも、該第一の数よりも大きい第二の数消化された場合の方が大当りとなりやすいように構成されており、
前記第二の表示手段は、先読みの対象である前記図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示」という。)が開始されるよりも前に、先読み予告表示として前記予告アイコン表示領域に前記予告アイコンを表示可能な表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記R1−2)
付記R1−1に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンは、前記予告表示が表示される可能性がある回数に応じた数が表示されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記R1−3)
付記R1−1又はR1−2に記載の遊技台であって、
前記第二の表示手段は、前記予告表示の態様と同じ態様の偽の予告表示を表示可能な表示手段であり、
前記第二の表示手段は、前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された該予告アイコンの種類に対応する種類の前記偽の予告表示を表示可能な表示手段であり、
前記偽の予告表示が表示された後に、前記図柄変動表示の結果がはずれとなるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記R1−4)
付記R1−1乃至R1−3のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の表示手段は、複数の表示手段により構成された表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記R1−5)
付記R1−4に記載の遊技台であって、
前記複数の表示手段のうちの一の表示手段は、画像表示手段であり、
前記複数の表示手段のうちの一の表示手段は、保留表示手段であり、
前記保留表示手段は、前記保留表示領域を含んで構成された表示手段であり、
前記保留表示手段は、前記保留数に応じた表示を前記保留表示領域に表示可能な表示手段であり、
前記画像表示手段は、装飾図柄の変動表示を表示可能な表示手段であり、
前記画像表示手段は、前記予告アイコンを前記予告アイコン表示領域に表示可能な表示手段であり、
前記保留表示手段は、前記画像表示手段とは別の表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記R1−6)
付記R1−5に記載の遊技台であって、
前記保留表示手段は、発光手段を含む表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記R1−7)
付記R1−1乃至R1−3のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の表示手段とは、画像表示手段のことであり、
前記画像表示手段は、装飾図柄の変動表示を表示可能な表示手段であり、
前記保留数に応じて、前記保留表示領域に保留アイコンが表示される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記R1−8)
付記R1−1乃至R1−7のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の図柄変動表示が実行されている期間において、前記予告アイコンが第五の数消化される場合があり、
前記第二の図柄変動表示が実行されるよりも前に実行される前記図柄変動表示(以下、「第一の図柄変動表示」という。)が実行されている期間において、前記予告アイコンが第六の数消化される場合があり、
前記第六の数は、前記第五の数とは異なる数であり、
前記保留数に応じた表示は、前記第一の図柄変動表示が実行されている期間において、前記第二の図柄変動表示の作動が保留されていることを報知する表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記R1−9)
付記R1−1乃至R1−7のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコンが、先読みの対象となる前記図柄変動表示の終了までの間に必ず消化されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記R1−10)
付記R1−1乃至R1−9のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンが消化される前記図柄変動表示(以下、「第四の図柄変動表示」という。)が実行されている期間において、該予告アイコンが表示開始される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記R1−11)
付記R1−10に記載の遊技台であって、
前記第四の図柄変動表示が実行されるよりも前に実行される前記図柄変動表示が実行されている期間において、該第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される前記予告アイコンが表示開始される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記R1−12)
付記R1−1乃至R1−11のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記保留表示領域は、前記保留数に応じた表示を第七の数まで表示可能な領域であり、
前記予告アイコン表示領域は、前記予告アイコンを第八の数まで表示可能な領域であり、
前記第七の数は、前記第八の数とは異なる数である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記R1−13)
付記R1−1乃至R1−12のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
複数種類の演出を実行可能な演出手段を備え、
前記予告アイコンとして、第一の予告アイコンを表示可能に構成されており、
前記予告アイコンとして、第二の予告アイコンを表示可能に構成されており、
前記第一の予告アイコンは、前記第二の予告アイコンとは別の予告アイコンであり、
前記複数種類の予告表示のうちの一つは、第一の予告表示であり、
前記複数種類の予告表示のうちの一つは、第二の予告表示であり、
前記第一の予告表示は、前記第二の予告表示とは別の予告表示であり、
前記第一の予告アイコンが消化されると、前記第一の予告表示が表示されるように構成されており、
前記第二の予告アイコンが消化されると、前記第二の予告表示が表示されるように構成されており、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第一の演出であり、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第二の演出であり、
前記第一の演出は、前記第二の演出とは別の演出であり、
前記第一の予告表示は、前記第一の演出が実行されることを報知する予告表示であり、
前記第二の予告表示は、前記第二の演出が実行されることを報知する予告表示である、ことを特徴とする遊技台。
(付記R1−14)
付記R1−1乃至R1−13のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
主制御手段と、
演出制御手段と、
を備え、
前記主制御手段は、前記演出制御手段にコマンドを送信可能な手段であり、
前記演出制御手段は、前記主制御手段からの前記コマンドに応じた制御を実行可能な手段であり、
前記主制御手段は、前記第一の表示手段の制御を実行可能な手段であり、
前記演出制御手段は、前記第二の表示手段の制御を実行可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記R1−15)
付記R1−1乃至R1−14のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
上述した実施形態では、パチンコ機100を例示して説明するものであったが、例えば、遊技球をパチンコ機の本体枠に封入し、封入した球をパチンコ機本体内で循環させて使用する封入式ぱちんこ機にも本発明を適用することができ、この封入式ぱちんこ機は、封入した球を発射球として使用し、球の払出しはクレジットによって実行されるものであってもよい。
また、本発明の実施の形態に記載された作用および効果は、本発明から生じる最も好適な作用および効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用および効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。なお、以上説明した実施形態や変形例や付記の記載それぞれにのみ含まれている構成要件であっても、その構成要件を他の、実施形態や変形例や付記に適用してもよい。