JP2017011448A - モータ - Google Patents
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Abstract
【課題】光源から射出された光が回転するカラーホイールを通過する時に乱反射することを抑制したプロジェクタを提供する。
【解決手段】モータ1であって、上下方向を向く中心軸を中心として回転する回転部3と、静止部2と、静止部に対して回転部を回転可能に支持するスリーブ24と、を備える。回転部は、中心軸に沿って配置されるシャフト31と、マグネット34と、シャフトの周囲において環状に拡がるロータハブ32と、ロータハブに固定されるフライホイール部35とを有する。ロータハブの外側に向く面の少なくとも一部は、金属面である。金属面は、フライホイール部の外周面よりも径方向内側に位置する。フライホイール部の外周面の反射率は、金属面の反射率よりも低い。
【選択図】図2
【解決手段】モータ1であって、上下方向を向く中心軸を中心として回転する回転部3と、静止部2と、静止部に対して回転部を回転可能に支持するスリーブ24と、を備える。回転部は、中心軸に沿って配置されるシャフト31と、マグネット34と、シャフトの周囲において環状に拡がるロータハブ32と、ロータハブに固定されるフライホイール部35とを有する。ロータハブの外側に向く面の少なくとも一部は、金属面である。金属面は、フライホイール部の外周面よりも径方向内側に位置する。フライホイール部の外周面の反射率は、金属面の反射率よりも低い。
【選択図】図2
Description
本発明は、モータに関する。
従来、DLP(Digital Light Processing)方式の単板式プロジェクタでは、光源から射出された光は、回転するカラーホイールを通過する。カラーホイールを通過した光は、RGBいずれかの周波数帯の光となって、デジタルマイクロミラーデバイスに照射される。そして、デジタルマイクロミラーデバイスからの反射光が所定のスクリーンに導かれ、画像が表示される。このようなプロジェクタでは、カラーホイール回転用のスピンドルモータが用いられる。
特開2005−278309公報
このようなプロジェクタ内では、光源から射出された光がカラ−ホイール以外の部分で反射すると、プロジェクタ内で乱反射が起こる。乱反射した光は、デジタルマイクロミラーデバイスからの反射光にノイズ成分として反映され、所定のスクリーンに表示される画像に歪みが生じる等の不具合を引き起こす可能性がある。特に、特許文献1ではロータハブの表面が金属の部材により構成される。光源から射出された光がロータハブの金属面に反射することで、プロジェクタ内で光の乱反射が発生し、映像が正しく表示されない虞がある。
本発明の目的は、光源から射出された光が乱反射することを抑制することである。
本願の例示的な第1発明は、モータであって、上下方向を向く中心軸を中心として回転する回転部と、静止部と、静止部に対して回転部を回転可能に支持する軸受と、を備える。回転部は、中心軸に沿って配置されるシャフトと、マグネットと、シャフトの周囲において環状に拡がるロータハブと、ロータハブに固定されるフライホイール部とを有する。ロータハブの外側に向く面の少なくとも一部は、金属面である。金属面は、フライホイール部の外周面よりも径方向内側に位置する。フライホイール部の外周面の反射率は、金属面の反射率よりも低い。
本願の例示的な第2発明は、モータであって、上下方向を向く中心軸を中心として回転する回転部と、静止部と、静止部に対して回転部を回転可能に支持する軸受とを備える。回転部は、中心軸に沿って配置されるシャフトと、環状に配置されるマグネットと、シャフトの周囲において環状に拡がるロータハブと、ロータハブに固定されるフライホイール部と、を有する。フライホイール部は、ロータハブの外周面の全てを覆う。
本願の例示的な第3発明は、モータであって、上下方向を向く中心軸を中心として回転する回転部と、静止部と、静止部に対して回転部を回転可能に支持する軸受とを備える。回転部は、中心軸に沿って配置されるシャフトと、環状に配置されるマグネットと、シャフトの周囲において環状に拡がるロータハブと、ロータハブに固定されるフライホイール部と、を有する。ロータハブの径方向外側に向く面の少なくとも一部は、フライホイール部の反射率よりも高い反射率を有する金属面である。静止部は、金属面より径方向外側に位置する筒状部を有する。筒状部は、金属面の少なくとも一部を覆う。筒状部の表面の反射率は、金属面の反射率よりも低い。
本願の例示的な第1発明によれば、光源から射出された光が乱反射することを抑制できる。
以下に、モータの例を開示する。なお、本開示では、モータの中心軸と平行な方向を「軸方向」、モータの中心軸に直交する方向を「径方向」、モータの中心軸を中心とする円弧に沿う方向を「周方向」、とそれぞれ称する。また、本開示では、軸方向を上下方向とし、ロータハブに対してフライホイール部側を上として、各部の形状および位置関係を説明する。ただし、この上下方向の定義により、モータの製造時および使用時の向きを限定する意図はない。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係るモータ1Aの縦断面図である。図1に示すように、モータ1Aは、ステータ23Aを有する静止部2Aと回転部3Aとを有する。回転部3Aは、静止部2Aに対して、中心軸9Aの周りに回転可能に支持される。
図1は、第1実施形態に係るモータ1Aの縦断面図である。図1に示すように、モータ1Aは、ステータ23Aを有する静止部2Aと回転部3Aとを有する。回転部3Aは、静止部2Aに対して、中心軸9Aの周りに回転可能に支持される。
回転部3Aは、シャフト31Aと、ロータハブ32Aと、マグネット34Aと、フライホイール部35Aとを有する。シャフト31Aは、中心軸9Aに沿って配置される。ロータハブ32Aは、シャフト31Aの周囲において環状に拡がる。マグネット34Aは、ステータ23Aと径方向に対向する磁極面を有し、略円筒状である。フライホイール部35Aは、ロータハブ32Aの上面または側面に固定される。
静止部2Aは、シャフト部31Aを回転可能に支持するスリーブ24Aを有する。ロータハブ32Aの表面の少なくとも一部は、フライホイール部35Aの外周面よりも径方向内側に位置する金属面321Aを有する。
図1に示すように、フライホイール部35Aの外周面の反射率は、金属面321Aの反射率よりも低い。これにより、光源から射出された光がロータハブ32Aの金属面321Aに反射し、筐体内で乱反射することが抑制できる。
<第2実施形態>
図2は、第2実施形態に係るモータ1の縦断面図である。図2に示すように、モータ1は、静止部2と回転部3とを有する。回転部3は、静止部2に対して、上下に延びる中心軸9の周りに回転可能に支持される。
図2は、第2実施形態に係るモータ1の縦断面図である。図2に示すように、モータ1は、静止部2と回転部3とを有する。回転部3は、静止部2に対して、上下に延びる中心軸9の周りに回転可能に支持される。
静止部2は、取付板21、ステータホルダ22、ステータ23、およびスリーブ24を有する。
取付板21は、ステータホルダ22を支持する板状の部材である。取付板21の材料には、例えばステンレス等の金属が用いられる。取付板21は、中心軸9に対して略垂直に配置される。また、取付板21は、ステータホルダ22の下端部が嵌る円形の貫通孔210を有する。モータ1の使用時には、機器の枠体に取付板21がねじ止め等で固定される。なお、後述するステータ23のコイル42に駆動電流を供給するための回路基板が、取付板21の表面に配置されていてもよい。
ステータホルダ22は、軸方向に延びる円筒状の部材である。ステータホルダ22の下端部は、取付板21の貫通孔210内に挿入され、取付板21に対してかしめにより固定される。ただし、取付板21に対するステータホルダ22の固定方法は、溶接等の他の方法であってもよい。また、取付板21とステータホルダ22とが、一繋がりの部材となっていてもよい。
ステータ23は、ステータコア41と複数のコイル42とを有する。ステータコア41には、例えば、磁性体である積層鋼板が用いられる。ステータコア41は、円環状のコアバック411と、複数のティース412とを有する。コアバック411は、ステータホルダ22の外周面に固定される。複数のティース412は、コアバック411から径方向外側へ向けて突出する。各ティース412の表面には、絶縁塗装が施される。また、各ティース412の周囲に導線が巻き付けられることにより、コイル42が形成される。なお、ティース412とコイル42との間に、樹脂製のインシュレータが介在していてもよい。
スリーブ24は、後述するシャフト31を回転可能に支持する部材である。スリーブ24は、シャフト31の周囲において、軸方向に円筒状に延びる。スリーブ24の下部は、ステータホルダ22の径方向内側に挿入され、例えば接着剤で、ステータホルダ22に固定される。スリーブ24の上端部は、ステータホルダ22の上端部およびステータ23の上端部よりも、軸方向上側に位置する。また、スリーブ24の下端部の開口は、円板状のキャップ25によって塞がれている。
回転部3は、シャフト31、ロータハブ32、ヨーク33、マグネット34、およびフライホイール部35を有する。
シャフト31は、中心軸9に沿って配置される円柱状の部材である。シャフト31の材料には、例えばステンレス等の金属が用いられる。シャフト31の下部は、スリーブ24の径方向内側に配置される。一方、シャフト31の上端部311は、スリーブ24の上端部よりも軸方向上側に位置する。シャフト31の外周面と、スリーブ24の内周面とは、僅かな隙間を介して径方向に対向する。
また、シャフト31の下端部には、円環状のスラストプレート37が固定されている。スラストプレート37は、シャフト31の下端から径方向外側へ拡がる。スラストプレート37の上面とスリーブ24の下面とは、僅かな隙間を介して軸方向に対向する。また、スラストプレート37の下面とキャップ25の上面とは、僅かな隙間を介して軸方向に対向する。
ロータハブ32は、シャフト31の周囲において環状に拡がる。ロータハブ32の材料には、例えば、アルミニウム合金等の金属が用いられる。ロータハブ32の内周面は、シャフト31の外周面に固定される。モータ1では、シャフト31とロータハブ32とが、圧入および接着剤38によって、互いに固定される。ただし、シャフト31とロータハブ32とは、圧入のみまたは接着剤38のみで固定されていてもよい。また、シャフト31とロータハブ32とが、焼き嵌め等の他の方法で固定されていてもよい。
ロータハブ32は、円筒部322、およびフランジ部323を有する。ロータハブ32の円筒部322は、シャフト31とロータハブ32との締結部よりも径方向外側に位置し、軸方向に円筒状に延びる。フランジ部323は、円筒部322の下端部から径方向外側へ拡がる。
ヨーク33は、マグネット34を保持する円筒状の部材である。ヨーク33の内周面には、マグネット34の外周面が固定される。ヨーク33は、中心軸9と同軸上に配置される。ヨーク33の材料には、鉄などの磁性体が用いられる。ヨーク33の上端部は、ロータハブ32のフランジ部323の下面に、例えば接着剤またはかしめ工法によって固定される。
マグネット34は、ヨーク33の内周面に、例えば接着剤により固定される。このモータ1では、マグネット34に、円環状の永久磁石が用いられている。マグネット34は、略円筒形状であり、ステータ23の径方向外側に配置される。マグネット34の内周面には、N極とS極とが、周方向に交互に着磁されている。また、マグネット34の内周面は、複数のティース412の径方向外側の端面と、僅かな間隙を介して径方向に対向する。すなわち、マグネット34は、ステータ23と径方向に対向する磁極面を有する。ただし、円環状のマグネット34に代えて、複数のマグネットを用いてもよい。複数のマグネットを用いる場合には、N極とS極とが周方向に交互に並ぶように、複数のマグネット34を、ヨーク33の内周面に配置すればよい。
ステータ23のコイル42に駆動電流を供給すると、ステータコア41の複数のティース412に回転磁界が生じる。そして、ティース412とマグネット34との間の磁束の作用によって、周方向のトルクが発生する。これにより、マグネット34を含む回転部3が、中心軸9の周りを回転する。
フライホイール部35は、ロータハブ32の上面または側面の少なくとも一方に配置される。フライホイール部35は、例えば接着剤で、ロータハブ32に固定される。したがって、フライホイール部35は、ロータハブ32とともに回転する。フライホイール部35の材料には、例えば、熱可塑性樹脂であるABS樹脂が用いられる。ただし、ABS樹脂に代えて、熱硬化性樹脂や金属等の他の材料を用いてもよい。フライホイール部35を樹脂製にすれば、金属製とする場合よりもフライホイール部35を軽量化できる。したがって、モータ1の回転時の負荷を減らすことができる。
また、このモータ1では、軸方向に見たときのフライホイール部35の外形が、中心軸9を中心とする円形となっている。このため、フライホイール部35が円形でない場合よりも、モータ1の駆動時における回転部3の振れを抑制できる。
続いて、モータ1に含まれる流体動圧軸受5について説明する。スリーブ部24およびキャップ25と、シャフト部31およびスラストプレート37との間には、潤滑オイル50が介在する。潤滑流体の液面は、シャフト31とスリーブ24との間に位置する。潤滑オイル50には、例えば、ポリオールエステル系オイルやジエステル系オイルが使用される。シャフト31は、スリーブ24およびキャップ25に対して、潤滑オイル50を介して、回転可能に支持される。
すなわち、本実施形態では、静止部2側の部材であるスリーブ24およびキャップ25と、回転部3側の部材であるシャフト31、ロータハブ32、およびスラストプレート37と、これらの間に介在する潤滑オイル50とで、流体動圧軸受5が構成されている。回転部3は、流体動圧軸受に支持され、中心軸9を中心として回転する。なお、回転部3は、ボール軸受けやすべり軸受けなどの他の構成の軸受によって、静止部2に対して回転可能に支持されてもよい。
図3は、第2実施形態に係るモータ1の部分断面図である。ロータハブ32の径方向外側を向く面の少なくとも一部は、フライホイール部35の外周面よりも径方向内側に位置する金属面321を有する。金属面321は、好ましくは表面処理加工が行われていない切削加工面である。ロータハブ32の径方向外側を向く面は、ロータハブ32の径方向外側に位置し、下面、上面、傾斜面および外周面を含む。ロータハ32のシャフト31と対向する面およびスリーブと対応する面は含まない。
フライホイール部35の外周面の反射率は、金属面321の反射率よりも低い。本実施形態においては、フライホイール部35の材料が樹脂により形成され、金属面321がアルミにより形成されることで、フライホイール部35の外周面の反射率は、金属面321の反射率よりも低くなる。さらに、ロータハブ32の表面の少なくとも一部は、フライホイール部35の外周面よりも径方向内側に位置する金属面321を有する。本実施形態においては、金属面321は、ロータハブ35の側面に位置する。ただし、金属面321は、ロータハブ32の上面または側面に位置してもよい。また、金属面321がフライホイール部35よりも径方向内側に位置していればよく、金属面321でないロータハブ32の表面がフライホイール部35と径方向位置が同じまたは、フライホイール部35よりも径方向外側に位置してもよい。
フライホイール部の上部には、光源から射出された光が入射するカラーディスク(図示省略)が固定される。カラーディスク(図示省略)は、モータ1の回転により高速回転可能である。カラーディスク(図示省略)は、例えば、R,G,B等の色を有しており、光源からの光がカラーディスク(図示省略)を通過することで、マイクロミラーデバイスを介して、所定のスクリーンに照射される。
モータ1が搭載される筐体内において、モータ1の下方光源から射出された光は、モータ1の側方を通過し、中心軸9に対し略平行な角度でカラーディスク(図示省略)に入射する。しかしながら、反射率の高い金属製のロータハブ32の外周面が露出していると、光源から射出された光の一部は、ロータハブ32の外周面で反射する。ロータハブ32で反射した光は、中心軸9に対し角度を有した状態でカラーディスク(図示省略)を通過する、または/および、筐体内で乱反射が起こる。よって、中心軸9に対し略平行な角度でカラーディスクを通過する光と、中心軸9に対し角度を有した状態でカラーディスク(図示省略)を通過する光が混在することとなり、所定のスクリーンに表示される画像に歪みは生じる可能性がある。
当該発明では、フライホイール部35の外周面の反射率が、金属面321の反射率よりも低く、且つ、ロータハブ32の表面の少なくとも一部は、フライホイール部35の外周面よりも径方向内側に位置する金属面321を有する。これにより、光源から射出された光は、径方向内側に位置するロータハブ32の金属面321に入射し辛い。また、ロータハブ32の金属面321に入射した場合においても、その入射光は、金属面321よりも径方向外側に位置するフライホイール部35に反射することで、筐体内に乱反射することを抑制できる。
また、筐体内で反射した光が軸方向上方から入射した場合においても金属面321は、フライホイール部35に遮られ、入射光が金属面321に到達することを抑制できる。したがって、光源から射出された光がロータハブ32の金属面321に反射し、筐体内で乱反射が起こることを抑制できる。
フライホイール部35が金属により形成される場合、フライホイール部35の外周面は、金属面321よりも反射率が低い材料により形成される。より好ましくは、フライホイール部35の外周面は、ステンレス等の金属の表面にメッキ加工を行なった後に酸化処理を行った黒色色材からなる。なお、ヨーク33は黒色である必要はなく、例えば灰色、緑等の色であってもよい。本実施形態において、酸化黒色メッキ加工は、電気メッキである。電気メッキにより加工することにより、めっき層の厚膜を厚くすることができ、より入射光の反射を抑制できる。なお、電気メッキ加工に代えて、無電解ニッケルメッキにより加工されてもよい。
フライホイール部35に、メッキ加工を行なった後に酸化処理を行うことで、フライホイール部35の外周面の反射率が、金属面321の反射率よりも低くなる。したがって、フライホイール部35の径方向外側から入射した光は金属面321よりも先にフライホイール部35の外周面に当たることとなり、入射光が金属面321で反射することを抑制できる。したがって、光源から射出された光がロータハブ32の金属面321に反射し、筐体内で乱反射が起こることを抑制できる。
さらに、金属面321に入射光が当たり、周囲へ乱反射することを抑制するためには、フライホイール部35の外周面は粗面化されていることが望ましい。粗面化の方法としては、切削加工やプレス加工により外周面に加工跡をつける方法、外周面に砂などの研磨剤を吹き付けるショット・ブラスト加工を行う方法、微粒子を分散させた樹脂を塗布し樹脂を硬化させる方法、外周面に化学溶剤を塗布して表面を溶かす方法、外周面に化学溶剤をスプレーで噴霧する方法等を適用できる。また、フライホイール部35に、メッキ加工および酸化処理を行った後に粗面化する加工を行なってもよい。
なお、フライホイール部35の外周面に金属面の反射率よりも低い反射率の塗料を塗布してもよい。また、フライホイール部35の外周面に反射率の低い材料のテープを貼付してもよい。
図2において、金属面321は、ヨーク33の外周面よりも径方向内側に位置する。さらに、ヨーク33の外周面の反射率は、金属面321の反射率よりも低い。ヨーク33の外周面の反射率がロータハブ32の外周面の反射率よりも低いことにより、モータ1に入射した光は、反射率の低いヨーク33の外周面によって吸収されることにより、筐体内での光の乱反射を抑制できる。なお、ヨーク33はメッキ加工を行なった後に酸化処理を行った黒色色材からなる。なお、ヨーク33は黒色である必要はなく、例えば灰色、緑等の色であってもよい。ヨーク33に、メッキ加工を行なった後に酸化処理を行うことで、フライホイール部35の外周面の反射率が、金属面321の反射率よりも低くなる。また、金属面321は、ヨーク33の外周面よりも径方向内側に位置することで、ロータハブ32の外周側から入射した光は、金属面321よりも先にフライホイール部35の外周面に当たるため、入射光が金属面321で反射することを抑制できる。
ヨーク33の外周面は、メッキ加工を行なった後に酸化処理を行う工程に代えて粗面化されてもよい。粗面化の方法としては、切削加工やプレス加工により外周面に加工跡をつける方法、外周面に砂などの研磨剤を吹き付けるショット・ブラスト加工、微粒子を分散させた樹脂を塗布し樹脂を硬化させる方法、外周面に化学溶剤を塗布して表面を溶かす方法、化学溶剤をスプレーで噴霧する方法等を適用できる。また、ヨーク33の外周面には、外周面の反射率が金属面321の反射率よりも低い金属性または樹脂性の円筒状の部材を固定してもよい。
なお、ヨーク33の外周面に金属面の反射率よりも低い反射率の塗料を塗布してもよい。また、フライホイール部35の外周面に反射率の低い材料のテープを貼付してもよい。
図3は、図2の丸で示した要部を拡大した図である。図3に示すように、フライホイール部35は、金属面321の少なくとも一部を覆う壁部353を有する。壁部353は、径方向外端から下側へ向けて延び、円筒状である。壁部353は、金属面321よりも径方向外側に位置し、一部が金属面321と径方向に重なる。壁部353を有することで、フライホイール部35の径方向外側から入射した光が壁部353により遮られる。よって、入射光が金属面321で反射することを抑制でき、筐体内で乱反射が起こることを抑制できる。
金属面321は中心軸9に対し角度を有する傾斜面である。ロータハブ32が傾斜面を有さない場合、中心軸9に略垂直な方向から入射した光は、ロータハブ32の中心軸9に平行な外周面に反射し、筐体内の光が入射してきた方向に放出される。ロータハブ32に反射した光は筐体内で乱反射する。
本発明は、金属面321が中心軸9に対し傾斜していることで、中心軸9に略垂直な方向から入射した光は、金属面321に反射した後、フライホイール部35または、ヨーク33に反射し、その後筐体内に放出される。フライホイール部35およびヨーク33は、ロータハブ32よりも反射率が低いため、中心軸9に略垂直な方向から入射した光が直接外周側に反射して放出されることが防止でき、筐体内で乱反射することを抑制できる。
なお、金属面321は中心軸9に対し角度を有していればよい。本実施形態において、金属面321は、軸方向上方に向かうにつれて径方向内方に傾斜する。金属面321が上方に向かうにつれて径方向内側に傾斜していることにより、中心軸9に略垂直な方向から入射した光は、金属面321に反射した後、フライホイール部35に反射する。つまり、ロータハブ32よりも反射率が低いフライホイール部35に反射し、その後、筐体内に放出されるため、筐体内で乱反射することを抑制できる。また、金属面321が上方に向かうにつれて径方向外側に傾斜していた場合は、入射した光は、金属面321に反射した後、ヨーク33に反射する。つまり、ロータハブ32よりも反射率が低いヨーク33に反射し、その後、筐体内に放出されるため、筐体内で乱反射することを抑制できる。
<第3実施形態>
図4は、第3実施形態に係るモータの部分断面図である。フライホイール部35Bは、フライホイール本体351Bとイナーシャ352Bとを有する。イナーシャ352Bは、フライホイール本体351Bの下端から下側に延び、金属製である。本実施形態において、フライホイール本体351Bの材料は樹脂が用いられ、イナーシャ352Bは、例えばステンレス等の金属が用いられる。イナーシャ352Bを設けると、イナーシャ352Bが無い場合に比べ、モータ1Bの駆動時における回転部3Bの慣性力が増加する。したがって、回転部3Bの姿勢を安定させることができる。特に、このモータ1Bでは、イナーシャ352B全体の質量が、フライホイール本351B全体の質量よりも大きい。これにより、回転部3Bの姿勢をより安定させることができる。ただし、イナーシャ352B全体の質量は、必ずしもフライホイール本体351Bの質量より大きくなくてもよい。すなわち、イナーシャ352B全体の質量は、フライホイール本体351Bの質量より小さくてもよい。
図4は、第3実施形態に係るモータの部分断面図である。フライホイール部35Bは、フライホイール本体351Bとイナーシャ352Bとを有する。イナーシャ352Bは、フライホイール本体351Bの下端から下側に延び、金属製である。本実施形態において、フライホイール本体351Bの材料は樹脂が用いられ、イナーシャ352Bは、例えばステンレス等の金属が用いられる。イナーシャ352Bを設けると、イナーシャ352Bが無い場合に比べ、モータ1Bの駆動時における回転部3Bの慣性力が増加する。したがって、回転部3Bの姿勢を安定させることができる。特に、このモータ1Bでは、イナーシャ352B全体の質量が、フライホイール本351B全体の質量よりも大きい。これにより、回転部3Bの姿勢をより安定させることができる。ただし、イナーシャ352B全体の質量は、必ずしもフライホイール本体351Bの質量より大きくなくてもよい。すなわち、イナーシャ352B全体の質量は、フライホイール本体351Bの質量より小さくてもよい。
イナーシャ352Bの外周面の反射率は、金属面321Bの反射率よりも低い。より詳細には、フライホイール本体351Bの外周面およびイナーシャ352Bの外周面の反射率は、金属面321Bの反射率よりも低い。このため、光源から射出された光は、径方向内側に位置する金属面321に届きにくくなる。また、ロータハブ32の金属面321に反射しても、その後反射した光は、金属面321よりも径方向外側に位置するイナーシャ352に当たることで吸収され、筐体内で乱反射することを抑制できる。
フライホイール部35Bは、フライホイール本体351Bとイナーシャ352Bとを有する構造は、第2実施形態において、フライホイール部35が金属により形成されている場合に該当する。したがって、前述のとおりイナーシャ352Bの外周面は酸化黒色メッキ加工を行なってもよく、また、イナーシャ352Bの外周面を粗面化してもよい。
フライホイール部35Bは、イナーシャ352Bをインサート部品とする樹脂成型品であってもよい。すなわち、金型内にイナーシャ352Bを配置した状態で、金型内の空洞へ溶融樹脂を流し込み、当該樹脂を固化させることで、フライホイール部35Bを製造する。このようにすれば、フライホイール部35Bの成型と、イナーシャ352Bに対するフライホイール部35Bの固定とを、同時に行うことができる。したがって、モータ1Bの製造時の工数を低減できる。また、フライホイール本体351Bとイナーシャ352Bとを、より強固に固定できる。ただし、フライホイール本体351Bとイナーシャ352Bとは、例えば接着剤により固定されていてもよい。
第3実施形態においては、イナーシャ352Bは、外端から軸方向下側へ向けて延びる円筒状の壁部353Bを有する。壁部353Bは、金属面321Bの少なくとも一部を覆う。したがって、モータ1Bの上方から差し込んできた入射光を遮ることができる。また、中心軸9Bに略垂直な方向から入射してきた光に対しても、金属面321Bを覆う領域を有することで、反射を抑制できる。さらに、モータ1Bの下方からの入射光は金属面321Bにあたったとしても、その後イナーシャ352Bに反射するため、乱反射による筐体への影響を抑えられる。
<第4実施形態>
図5は、第4実施形態に係るモータ1Cの部分断面図である。ヨーク33Cは、ヨーク円筒部331Cとヨーク上板部332Cとを有する。マグネット34Cは、ヨーク円筒部331Cの内周面に固定される。ヨーク円筒部331Cは、マグネット34Cの下端部よりも下側まで延びていてもよい。
図5は、第4実施形態に係るモータ1Cの部分断面図である。ヨーク33Cは、ヨーク円筒部331Cとヨーク上板部332Cとを有する。マグネット34Cは、ヨーク円筒部331Cの内周面に固定される。ヨーク円筒部331Cは、マグネット34Cの下端部よりも下側まで延びていてもよい。
金属面321Cは、ヨーク円筒部331Cの外周面よりも径方向内側に位置する。さらに、ヨーク円筒部331Cの外周面の反射率は、金属面321Cの反射率よりも低い。ヨーク円筒部331Cの外周面の反射率が金属面321Cの外周面の反射率よりも低いことにより、ヨーク33Cの外周側から入射した光は、反射率の低いヨーク円筒部331Cの外周面によって吸収され、金属面321Cで反射することを抑制できる。なお、ヨーク33は酸化メッキ黒色色材により、形成されていてもよい。ヨーク33に、酸化黒色メッキ加工を行うことで、ヨーク円筒部331Cの外周面の反射率が、金属面321Cの反射率よりも低くなる。また、金属面321Cは、ヨーク円筒部331Cの外周面よりも径方向内側に位置することで、ロータハブ32Cの外周側から入射した光は、金属面321よりも先にヨーク33Cの外周面に当たるため、入射光が金属面321で反射することを抑制できる。
ヨーク上板部332Cは、ヨーク円筒部331Cの上端から径方向内側に拡がる円環状
の部位である。ヨーク上板部332Cの下面は、ロータハブ部32Cのフランジ部323
Cの上面に接する。モータ1Cの製造時には、例えば、ヨーク円筒部331Cの径方向内
側に、ロータハブ部32Cのフランジ部323Cを、下側から圧入する。その後、ヨーク
円筒部331Cの径方向内側にマグネット34Cを挿入して、ヨーク円筒部331Cの内
周面とマグネット34Cの外周面とを、接着剤で固定する。
の部位である。ヨーク上板部332Cの下面は、ロータハブ部32Cのフランジ部323
Cの上面に接する。モータ1Cの製造時には、例えば、ヨーク円筒部331Cの径方向内
側に、ロータハブ部32Cのフランジ部323Cを、下側から圧入する。その後、ヨーク
円筒部331Cの径方向内側にマグネット34Cを挿入して、ヨーク円筒部331Cの内
周面とマグネット34Cの外周面とを、接着剤で固定する。
ヨーク33Cは、金属面321Cの少なくとも一部およびマグネット34Cの外周面の全てを覆う。より詳細には、ヨーク上板部332Cは、ロータハブ部32Cの金属面321Cと径方向に重なる。
ヨーク33Cのヨーク上板部331Cが金属面321Cの少なくとも一部を覆うことにより、フライホイール部35Cの径方向外側から入射した光がヨーク33Cにより遮られる。よって、入射光が金属面321で反射することを抑制でき、筐体内で乱反射が起こることを抑制できる。
ヨーク33Cの外周面は、酸化黒色メッキ加工に代えて粗面化されていてもよい。粗面化の方法としては、切削加工やプレス加工により外周面に加工跡をつける方法、外周面に砂などの研磨剤を吹き付けるショット・ブラスト加工、微粒子を分散させた樹脂を塗布し樹脂を硬化させる方法、外周面に化学溶剤を塗布して表面を溶かす方法、化学溶剤をスプレーで噴霧する方法等を適用できる。また、ヨーク33Cの外周面には、外周面の反射率が金属面321Cの反射率よりも低い金属性または樹脂性の円筒状の部材を固定してもよい。
ヨーク上板部332Cとフライホイール部35Cとは、接触していてもよく、非接触であってもよい。第4実施形態では、ヨーク上板部332Cとフライホイール部35Cとが、互いに非接触となっている。すなわち、ヨーク上板部332Cの上面とフライホイール部35Cの下面との間に、軸方向の空隙が介在する。このようにすれば、フライホイール部35Cによってヨーク33Cが変形することはない。したがって、ヨーク33Cの変形によりマグネット34Cが傾き、磁気回路に影響を与えることを抑制できる。
<第5実施形態>
図6は、第5実施形態に係るモータ1Dの部分縦断面図である。図6のフライホイール部35Dは、外周部から軸方向下側へ向けて延びる円筒状の壁部351Dを有する。フライホイール部35Dは、ロータハブ32Dの外周面の全てを覆う。換言すると、壁部351Dは、ロータハブ32Dの金属面321Dの少なくとも上端から下端までを覆う。なお、壁部351Dは、ロータハブ32Dの外周面の上端から下端およびヨーク33Dの外周面の少なくとも一部分を覆ってもよい。このようにすれば、ロータハブ32Dの金属面321Dを全て覆うことができ、ロータハブ32D外周側から入射した光が金属面32Dに反射することを防止できる。また、壁部351Dは、ロータハブ32Dの外周面の上端から下端およびヨーク33Dの外周面の少なくとも一部分を覆うことにより、ロータハブ32D外周側から入射した光がヨーク33Dに反射することも抑制できる。
図6は、第5実施形態に係るモータ1Dの部分縦断面図である。図6のフライホイール部35Dは、外周部から軸方向下側へ向けて延びる円筒状の壁部351Dを有する。フライホイール部35Dは、ロータハブ32Dの外周面の全てを覆う。換言すると、壁部351Dは、ロータハブ32Dの金属面321Dの少なくとも上端から下端までを覆う。なお、壁部351Dは、ロータハブ32Dの外周面の上端から下端およびヨーク33Dの外周面の少なくとも一部分を覆ってもよい。このようにすれば、ロータハブ32Dの金属面321Dを全て覆うことができ、ロータハブ32D外周側から入射した光が金属面32Dに反射することを防止できる。また、壁部351Dは、ロータハブ32Dの外周面の上端から下端およびヨーク33Dの外周面の少なくとも一部分を覆うことにより、ロータハブ32D外周側から入射した光がヨーク33Dに反射することも抑制できる。
壁部351Dの外周面の反射率は、ヨーク33Dの反射率よりも低い。壁部351Dの外周面の反射率がヨーク33Dの外周面の反射率よりも低いことにより、光源からの光は、反射率の低い壁部351Dの外周面によって吸収されることにより、筐体内で乱反射することを抑制できる。
<6.変形例>
図7は、変形例に係るモータ1Eの部分縦断面図である。取付板21Eは、ステータ23Eよりも軸方向下側に位置し、環状に拡がる下側平板部211Eと、下側平板部211Eの外端から上方に延びる筒状部212Eと、筒状部212Eの上端から径方向外方に拡がる上側平板部213E有する。筒状部212Eは、金属面321Eよりも径方向外側に位置し、ヨーク33Eの外周面の全部および金属面321Eの少なくとも一部を覆う。筒状部212Eの外周面の反射率は、金属面321Eの反射率よりも低い。
図7は、変形例に係るモータ1Eの部分縦断面図である。取付板21Eは、ステータ23Eよりも軸方向下側に位置し、環状に拡がる下側平板部211Eと、下側平板部211Eの外端から上方に延びる筒状部212Eと、筒状部212Eの上端から径方向外方に拡がる上側平板部213E有する。筒状部212Eは、金属面321Eよりも径方向外側に位置し、ヨーク33Eの外周面の全部および金属面321Eの少なくとも一部を覆う。筒状部212Eの外周面の反射率は、金属面321Eの反射率よりも低い。
上側平板部213Eは、軸方向に貫通する取付板孔部214Eを有する。光源からの光は、矢印で示す通り、取付板孔部214Eを通過し、軸方向上方に照射される。したがって、光源から射出された光は、取付板214Eよりも軸方向下側では、モータ1Eの表面に反射することは無い。取付板孔部214Eより軸方向上側においては、筒状部212Eが金属板321Eの少なくとも一部を覆うため、光源から射出された光が金属面321Eに反射し、乱反射することを抑制できる。なお、ロータハブ35Eは、金属面321Eよりも反射率が低い樹脂等の材料により形成されていることが望ましい。
図8は、他の変形例に係るモータ1Fの縦断面図である。図8の例では、回転部3Fがミラー40Fを有する。ミラー40Fは、フライホイール部35Fに支持されている。モータ1Fを駆動させると、フライホイール部35Fとともに、ミラー40Fも回転する。したがって、ミラー40Fに入射される光を、一定の周期で偏向させながら反射することができる。
以上、本発明の例示的な実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態には限定されない。
なお、モータの細部の形状は、本願の各図に示された構成および形状と、相違していてもよい。また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
本発明は、各種モータに利用できる。
1 モータ
2 静止部
3 回転部
5 流体動圧軸受
9 中心軸
2 取付板
22 ステータホルダ
23 ステータ
24 スリーブ
25 キャップ
31 シャフト
32 ロータハブ
33 ヨーク
34 マグネット
35 フライホイール部
36 イナーシャ
37 スラストプレート
38 接着剤
40 ミラー
50 潤滑オイル
322 円筒部
323 フランジ部
324 環状部
331 ヨーク円筒部
332 ヨーク上板部
351 壁部
2 静止部
3 回転部
5 流体動圧軸受
9 中心軸
2 取付板
22 ステータホルダ
23 ステータ
24 スリーブ
25 キャップ
31 シャフト
32 ロータハブ
33 ヨーク
34 マグネット
35 フライホイール部
36 イナーシャ
37 スラストプレート
38 接着剤
40 ミラー
50 潤滑オイル
322 円筒部
323 フランジ部
324 環状部
331 ヨーク円筒部
332 ヨーク上板部
351 壁部
Claims (13)
- モータであって、
上下方向を向く中心軸を中心として回転する回転部と、
静止部と、
前記静止部に対して前記回転部を回転可能に支持する軸受と、
を備え、
前記回転部は、
前記中心軸に沿って配置されるシャフトと、
マグネットと、
前記シャフトの周囲において環状に拡がるロータハブと、
前記ロータハブに固定されるフライホイール部と、
を有し、
前記ロータハブの外側に向く面の少なくとも一部は、金属面であり、
前記金属面は、前記フライホイール部の外周面よりも径方向内側に位置し、
前記フライホイール部の外周面の反射率は、前記金属面の反射率よりも低い、
モータ。 - 請求項1に記載のモータであって、
前記フライホイール部は、前記金属面の外方を少なくとも一部を覆う壁部を
有する、
モータ。 - 請求項1または2に記載のモータであって、
前記フライホイール部の外周面は、酸化めっき加工が施されている、
モータ。 - 請求項1から3のいずれかに記載のモータであって、
前記フライホイール部の外周面は、粗面化加工が施されている、
モータ。 - 請求項1から4のいずれかに記載のモータであって、
前記フライホイール部は、フライホイール本体と、前記フライホイール本体の下端から下側に延びる金属のイナーシャとを有し、
前記イナーシャの外周面の反射率は、前記金属面の反射率よりも低い、
モータ。 - 請求項1から5のいずれかに記載のモータであって、
前記回転部は、前記マグネットが固定されるヨークをさらに有し、
前記金属面の外周面は、ヨークの外周面よりも径方向内側に位置し、
前記ヨークの外周面の反射率は、前記金属面の反射率よりも低い、
モータ。 - 請求項6に記載のモータであって、
前記ヨークは、前記金属面の少なくとも一部および前記マグネットの外周面の全てを覆う、ヨーク円筒部を有する、
モータ。 - 請求項7に記載のモータであって、
前記ヨークは、前記ヨーク円筒部の上端から径方向内側に拡がる円環状のヨーク上板部を有し、
前記ヨーク上板部は、前記ロータハブの上面の上に位置する、
モータ。 - 請求項6から8のいずれかに記載のモータであって、
前記ヨークは、黒色材料のめっき処理が施されている、
モータ。 - 請求項1から9のいずれかに記載のモータであって、
前記金属面は前記中心軸に対し角度を有する傾斜面である、
モータ。 - モータであって、
上下方向を向く中心軸を中心として回転する回転部と、
静止部と、
前記静止部に対して前記回転部を回転可能に支持する軸受と、
を備え、
前記回転部は、
前記中心軸に沿って配置されるシャフトと、
環状に配置されるマグネットと、
前記シャフトの周囲において環状に拡がるロータハブと、
前記ロータハブに固定されるフライホイール部と、
を有し、
前記フライホイール部は、前記ロータハブの外周面の全てを覆う、
モータ。 - 請求項11に記載のモータであって、
前記回転部は、前記マグネットの外周面が固定される内周面を有する、ヨークをさらに有し、
前記フライホイール部は、さらに前記ヨークの外周面の少なくとも一部を覆う、
モータ。 - モータであって、
上下方向を向く中心軸を中心として回転する回転部と、
静止部と、
前記静止部に対して前記回転部を回転可能に支持する軸受と、
を備え、
前記回転部は、
前記中心軸に沿って配置されるシャフトと、
環状に配置されるマグネットと、
前記シャフトの周囲において環状に拡がるロータハブと、
前記ロータハブに固定されるフライホイール部と、
を有し、
前記ロータハブの径方向外側に向く面の少なくとも一部は、前記フライホイール部の反射率よりも高い反射率を有する金属面であり、
前記静止部は、
前記金属面より径方向外側に位置する筒状部を有し、
前記筒状部は、前記金属面の外方の少なくとも一部を覆い、
前記筒状部の表面の反射率は、前記金属面の反射率よりも低い、
モータ。
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