JP2017010799A - 蓄電デバイス - Google Patents

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Abstract

【課題】容易にサイズおよび容量を変更できる蓄電デバイスを提供する。
【構成】蓄電デバイス1の外装体30を構成する第一外装材10は第一耐熱性樹脂層12、第一接着剤層15、第一金属箔11、第三接着剤層16、第一熱可塑性樹脂層13からなるラミネート材であり、第二外装材20は第二耐熱性樹脂層22,第二接着剤層25、第二金属箔21、第四接着剤層26、第二熱可塑性樹脂層23からなるラミネート材であり、それぞれ複数個の金属箔内側露出部14,24を有し、正極活物質層61、負極活物質層63が積層され周囲を熱封止して複数の電池要素室40が形成されている。電池要素室40間の熱封止部51において、第一外装材10は第一金属箔11と第一耐熱性樹脂層12との間に第一接着剤層15が存在しない第一非接着部17aを有し、第二外装材20は第二金属箔21と第二耐熱性樹脂層22との間に第二接着剤層25が存在しない第二非接着部27aを有する。
【選択図】図1B

Description

本発明は、各種装置に搭載する蓄電デバイスに関する。
なお、本明細書において、「アルミニウム」の語は、AlおよびAl合金を含む意味で用い、「銅」の語は、CuおよびCu合金を含む意味で用い、「ニッケル」の語は、NiおよびNi合金を含む意味で用い、「チタン」の語は、TiおよびTi合金を含む意味で用いている。また、本明細書において、「金属」の語は、単体の金属および合金を含む意味で用いる。
ハイブリッド自動車や電気自動車の電池、家庭用または工業用の定置用蓄電池に使用されるリチウムイオン二次電池やリチウムポリマー二次電池は小型化、軽量化に伴い、従来使用されていた金属製の外装に代えて、金属箔の両面に樹脂フィルムを貼り合わせたラミネート外装材が用いられることが多くなっている。また、ラミネート外装材を使用した電気二重層コンデンサやリチウムイオンキャパシタ等も自動車やバスに搭載することが検討されている(特許文献1参照)。
蓄電デバイスのサイズや容量は、電池メーカーにおいて蓄電デバイス単独で設計される。このため、装置メーカーで蓄電デバイスを搭載した装置を設計する場合、装置内に効率良く組み込んだり装置に必要な容量を得るために専用の蓄電デバイスを改めて設計するか、あるいは既存の蓄電デバイスに合わせて装置内の装填スペースを設計するという工程で作業が進められている。
特開2013−161674号公報
上記のような装置設計は無駄が多く、蓄電デバイスの組み込んだ装置の効率的な設計が求められている。
本発明は、かかる技術的背景に鑑みてなされたものであって、容易にサイズおよび容量を変更できる蓄電デバイスを提供することを目的とする。
即ち、本発明は下記[1]〜[6]に記載の構成を有する。
[1]第一金属箔の一方の面に第一接着剤層を介して第一耐熱性樹脂層が積層され、他方の面に第三接着剤層を介して第一熱可塑性樹脂層が積層され、前記第一熱可塑性樹脂層側の面に第一金属箔が露出する第一金属箔内側露出部を有する第一外装材と、
第二金属箔の一方の面に第二接着剤層を介して第二耐熱性樹脂層が積層され、他方の面に第四接着剤層を介して第二熱可塑性樹脂層が積層され、前記第二熱可塑性樹脂層側の面に第二金属箔が露出する第二金属箔内側露出部を有する第二外装材と、
第一金属箔内側露出部に積層された正極活物質層と、第二金属箔内側露出部に積層された負極活物質層と、これらの間に配置されるセパレーターとを有する電池要素とを備え、
前記第一外装材の第一熱可塑性樹脂層と第二外装材の第二熱可塑性樹脂層とが向かい合い、第一熱可塑性樹脂層と第二熱可塑性樹脂層とが融着した熱封止部に囲まれることによって、室内に第一金属箔内側露出部および第二金属箔内側露出部が臨む複数の電池要素室を有する外装体が形成され、
前記電池要素室内に電解質とともに封入された電池要素は、正極活物質層が第一金属箔内側露出部に導通するとともに負極活物質層が第二金属箔内側露出部に導通し、
隣接する電池要素室間の熱封止部において、第一外装材は第一金属箔と第一耐熱性樹脂層との間に第一接着剤層が存在しない第一非接着部を有し、第二外装材は第二金属箔と第二耐熱性樹脂層との間に第二接着剤層が存在しない第二非接着部を有することを特徴とする蓄電デバイス。
[2]前記第一外装材が、第一非接着部に臨む第一耐熱性樹脂層が無く第一金属箔が露出する第一金属箔外側露出部を有し、前記第二外装材が、第二非接着部に臨む第二耐熱性樹脂層が無く第二金属箔が露出する第二金属箔外側露出部を有する前項1に記載の蓄電デバイス。
[3]前記第一金属箔外側露出部および第二金属箔外側露出部が絶縁シートで覆われている前項2に記載の蓄電デバイス。
[4]前記第一外装材が、第一非接着部に臨む第一金属箔の一部が除去された第一金属箔除去部を有し、前記第二外装材が、第二非接着部に臨む第二金属箔の一部が除去された第二金属箔除去部を有し、かつ、第一外装材と第二外装材の積層方向において、前記第一金属箔除去部および第二金属箔除去部は第一金属箔と第二金属箔とが重ならない位置に形成されている前項1〜3のうちのいずれか1項に記載の蓄電デバイス。
[5]前記第一外装材が第一金属箔を挟んで第一非接着部の対称位置に第三接着剤層が存在しない第三非接着部を有し、前記第二外装材が第二金属箔を挟んで第二非接着部の対称位置に第四接着剤層が存在しない第四非接着部を有している前項1〜4のうちのいずれか1項に記載の蓄電デバイス。
[6]前記第一非接着部と第二非接着部との間に、第一熱可塑性樹脂層と第二熱可塑性樹脂層とが融着していない未融着部を有する前項1〜5のうちのいずれか1項に記載の蓄電デバイス。
上記[1]に記載の蓄電デバイスは、電極である第一金属箔および第二金属箔が全電極要素室で繋がり、かつ全電極要素室はそれぞれに封止されているので、電池要素室間の任意の熱封止部で切断して任意のサイズに分割することができる。また、前記熱封止部には第一接着剤層の無い第一非接着部および第二接着剤層の無い第二非接着部が形成されているので、分割した蓄電デバイスの切断端において、第一非接着部に臨む第一耐熱性樹脂層を除去して第一金属箔外側露出部を形成するとともに、第二非接着部に臨む第二耐熱性樹脂層を除去して第二金属箔外側露出部を形成し、これらを正極端子および負極端子として利用できる。従って、分割によって得た複数個の蓄電デバイスはそれらの電極要素室数に応じた寸法と容量のデバイスとして使用でき、容量および寸法の異なる蓄電デバイスを容易に作製することができる。これにより、一つの蓄電デバイスを容量および収納スペースの異なる複数種の装置に搭載するデバイスとして供給できる。
上記[2]に記載の蓄電デバイスは、第一非接着部に臨む第一耐熱性樹脂層が無く第一金属箔が露出する第一金属箔外側露出部、および第二非接着部に臨む第二耐熱性樹脂層が無く第二金属箔が露出する第二金属箔外側露出部を有しているので、分割した蓄電デバイスは第一金属箔外側露出部および第二金属箔外側露出部を電極端子としてそのまま使用することができる。
上記[3]に記載の蓄電デバイスは、第一金属箔外側露出部および第二金属箔外側露出部が絶縁シートで覆われているので、絶縁性を保つとともに溶媒付着等による劣化を防止することができる。
上記[4]に記載の蓄電デバイスは、第一非接着部の第一金属箔除去部と第二非接着部の第一金属箔除去部とが、第一外装材および第二外装材の積層方向において第一金属箔と第二金属箔とが重ならない位置に形成されているので、蓄電デバイスを熱封止部で切断する際、あるいは切断面において第一金属箔と第二金属箔の不本意な接触を防ぎ短絡を防止することができる。
上記[5]および[6]に記載の蓄電デバイスは、分割した蓄電デバイスの切断端において、正極端子である第一金属箔および負極端子である第二金属箔をそれぞれに独立した任意の角度に曲げることができるので、装置への装填姿勢や他のデバイスとの接続姿勢の制限が少なくなる。
本発明にかかる第1の蓄電デバイスの平面図である。 図1Aの1B−1B線断面図である。 図1Aの蓄電デバイスを分割した蓄電デバイスの断面図である。 本発明にかかる第2の蓄電デバイスの部分断面図である。 本発明にかかる第3の蓄電デバイスの部分断面図である。 本発明にかかる第4の蓄電デバイスの平面図である。 図5Aの5B−5B線断面図である。 本発明にかかる第5の蓄電デバイスの部分断面図である。 図6の蓄電デバイスを分割した蓄電デバイスの断面図である。 本発明にかかる第6の蓄電デバイスの部分断面図である。
図1A〜図2に本発明の蓄電デバイスの基本形態を示し、図3〜8にその変形例の蓄電デバイスを示す。
以下の説明において同一の符号は同一物を示すものとして重複する説明を省略する。
[第1の蓄電デバイス]
図1Aおよび図1Bに示す蓄電デバイス1は、外装体30が第一外装材10と第二外装材20とにより構成され、熱封止部50、51によって5×4に区画された20個の電池要素室40を有している。各電池要素室40内に電池要素60と電解質(符号なし)とが封入されている。前記熱封止部50は蓄電デバイス1の外周部に位置する熱封止部であり、熱封止部51は隣接する電池要素室40間に位置する熱封止部であり、複数本の熱封止部51が格子状に形成されている。なお、図1B中の部分拡大図は熱封止部51の構造を説明するために熱封止部51を他の部分よりも拡大して表した図であり、一定の拡大比率で表した図ではない。また、他の断面図も同様である。
前記第一外装材10は、第一金属箔11の一方の面に第一接着剤層15を介して第一耐熱性樹脂層12が積層され、他方の面に第三接着剤層16を介して第一熱可塑性樹脂層13が積層されたラミネート材である。前記第一外装材10は、第一熱可塑性樹脂層13側の面の電池要素室40に対応する部分に、第一熱可塑性樹脂層13が除去されかつ第三接着剤層16も無く第一金属箔11が露出する第一金属箔内側露出部14が形成されている。また、熱封止部51に対応する部分は、熱封止部51の幅方向における中間部に第一接着剤層15が存在せず、第一金属箔11と第一耐熱性樹脂層12とが接着されていない第一非接着部17aが形成されている。
前記第二外装材20は、第二金属箔21の一方の面に第二接着剤層25を介して第二耐熱性樹脂層22が積層され、他方の面に第四接着剤層26を介して第二熱可塑性樹脂層23が積層されたラミネート材である。前記第二外装剤20は、第二熱可塑性樹脂層23側の面の電池要素室40に対応する部分に、第二熱可塑性樹脂層23が除去されかつ第四接着剤層26も無く第二金属箔21が露出する第二金属箔内側露出部24が形成されている。また、熱封止部51に対応する部分は、熱封止部51の幅方向における中間部に第二接着剤層25が存在せず、第二金属箔21と第二耐熱性樹脂層22とが接着されていない第二非接着部27aが形成されている。前記第一非接着部17aと第二非接着部27aとは、蓄電デバイス1の平面視において同一位置に形成されている。
前記電池要素60は正極活物質層61、セパレーター62、負極活物質層63およびこれらに付随する層によって構成されている。正極活物質層61は第一外装材10の第一金属箔内側露出部14にバインダー層64を介して積層され、負極活物質層63は第二外装材20の第二金属箔内側露出部24にバインダー層65を介して積層されている。
前記電池要素室40は、第一外装材10の第一熱可塑性樹脂層13と第二外装材20の第二熱可塑性樹脂層23とをセパレーター62を挟んで向かい合わせて組み立て、前記電池要素室40は電解質を注入した状態で周囲を熱封止して第一熱可塑性樹脂層13と第二熱可塑性樹脂層23とが融着した熱封止部50、51を形成することにより封止されている。前記電池要素室40は、バインダー層64、正極活物質層61、セパレーター62、負極活物質層63、バインダー層65および電解質が占める空間である。前記セパレーター62は正極活物質層61と負極活物質層63とを確実に隔離するために少なくとも第一金属箔内側露出部14および第二金属箔内側露出部24を覆う寸法が必要であり、好ましくは熱封止部50、51に重なる寸法に拡大されていることが好ましい。また、本実施形態のように複数の電池要素室40を有する蓄電デバイス1では、電池要素室40ごとに別々のセパレーターを用いるのではなく、熱封止部50、51を跨いで複数の電池要素室40をカバーできる大きい寸法のセパレーター62を用いることができる。前記蓄電デバイス1は20個の電池要素室40に対して1枚のセパレーター62を使用し、熱封止部50、51の全領域にもセパレーター62が挟み込まれている。
前記電池要素60を構成する正極活物質層61は第一金属箔内側露出部14に積層され、負極活物質層63は第二金属箔内側露出部24に積層されているので、正極活物質層61を付与した第一外装材10、負極活物質層63を付与した第二外装材20およびセパレーター62の3つの部材を組み立て、電解質を注入して熱封止する工程により、外装体30と電池要素60とが一体化した状態で蓄電デバイス1が作製される。
前記蓄電デバイス1において、前記第一外装材10の第一金属箔11が正極となり、第二外装材20の第二金属箔21が負極となり、これらは各電池要素室40内においてセパレーター62で隔離されている。
前記蓄電デバイス1は、電極である第一金属箔11および第二金属箔21が全電極要素室40で繋がり、かつ全電極要素室40はそれぞれに封止されているので、任意の熱封止部51で切断して分割することができる。切断は鋏やカッターで容易に行える。
図2に示すように、分割された蓄電デバイス1aは切断端の第一非接着部17aおよび第二非接着部27aを利用して電極端子を形成する。前記第一非接着部17aは第一接着剤15が存在せず第一耐熱性樹脂層12と第一金属箔11は接合されていないので、第一非接着部17aに臨む第一耐熱性樹脂層12は簡単に切除することができる。第一耐熱性樹脂層12の除去により第一金属箔11を露出させて第一金属箔外側露出部18を形成し、この第一金属箔外側露出部18を正極端子として利用する。同様に、第二非接着部27aに臨む第二耐熱性樹脂層22を除去して形成した第二金属箔外側露出部28を負極端子として利用する。蓄電デバイス1aの全ての切断端に第一非接着部17aおよび第二非接着部27aが存在しているので、これらのうちの任意の位置に第一金属箔外側露出部18および第二金属箔外側露出部28を形成することができる。第一金属箔外側露出部18と第二金属箔外側露出部28は同じ辺に形成することも異なる辺に形成することもできる。前記第一非接着部17aは第一耐熱性樹脂層12を除去しない限り第一金属箔11は第一耐熱性樹脂層12に覆われて保護されているので、絶縁性が保たれ溶媒付着等による劣化が防止される。第二非接着部27aにおいても同様である。
以上のように、分割によって得た複数個の蓄電デバイス1aはそれらの電極要素室40数に応じた寸法と容量のデバイスとして使用できる。これにより、容量および寸法の異なる蓄電デバイスを容易に作製することができ、一つの蓄電デバイスを容量および収納スペースの異なる複数種の装置に搭載するデバイスとして供給できる。
[第2の蓄電デバイス]
前記第一耐熱性樹脂層12および第二耐熱性樹脂層22の除去は蓄電デバイス1の分割前に行うこともできる。
図3に示す蓄電デバイス2は、第一非接着部層17aに臨む第一耐熱性樹脂層12が無く第一金属箔外側露出部18が形成されている。同様に、第二非接着部27aに臨む第二耐熱性樹脂層22が無く第二金属箔外側露出部28が形成されている。
前記蓄電デバイス2は、分割前から第一金属箔外側露出部18および第二金属箔外側露出部28が形成されているので、分割すればそのまま使用でき、分割後の作業が簡単である。また、分割前でも通電可能であるから分割前のサイズの蓄電デバイスとして使用することもできる。また、電極端子として使用しない第一金属箔外側露出部18および第二金属箔外側露出部28は絶縁シートを貼り付ける等の簡単な方法で絶縁性を保つとともに劣化を防止できる。
[第3の蓄電デバイス]
図4の蓄電デバイス3は、図3の蓄電デバイス2の両面に絶縁シート70を貼り付けたデバイスである。前記絶縁シート70により第一金属箔外側露出部18および第二金属箔外側露出部28を保護し、絶縁性を保つとともに溶媒付着等による劣化を防止することができる。前記蓄電デバイス3は所要サイズに分割した後に、電極端子として利用する部分の絶縁シート70を剥がして第一金属箔外側露出部18および第二金属箔外側露出部28を露出させる。電極端子として利用しない部分は絶縁シート70を残しておくことにより、絶縁性を保つとともに劣化を防止できる。
前記絶縁シート70は第一金属箔外側露出部18上および第二金属箔外側露出部28上にのみ貼り付けても良いし、全面に貼り付けても良い。
[第4の蓄電デバイス]
図5Aおよび図5Bの蓄電デバイス4において、第一外装材10は、第一非接着部17aに臨む第一金属箔11の一部が除去されて形成された第一金属箔除去部19を有し、第一非接着部17aには第一金属箔外側露出部18と第一金属箔除去部19が臨んでいる。同様に、第二外装材20は、第二非接着部27aに臨む第二金属箔21の一部が除去されて形成された第二金属箔除去部29を有し、第二非接着部27aには第二金属箔外側露出部28と第一金属箔除去部29が臨んでいる。前記第一金属箔除去部19および第二金属箔除去部29は、第一外装材10と第二外装材20の積層方向において、第一金属箔外側露出部18(第一金属箔11)と第二金属箔外側露出部28(第二金属箔21)とが重ならない位置に形成されている。
上記構成により、蓄電デバイス4を熱封止部51で切断する際、あるいは切断面において第一金属箔11と第二金属箔21の不本意な接触を防いで短絡を防止することができる。
なお、前記第一金属箔外側露出部18および第二金属箔外側露出部28は電極端子として利用できる面積が残っている限り除去面積は限定されない。従って、図5Aおよび図5Bに示されているように、第一金属箔除去部19と第二金属箔除去部29とが部分的に重なる位置に形成され、第一金属箔11および第二金属箔21の両方が除去された部分が存在しても不都合は無い。
[第5の蓄電デバイス]
図6の蓄電デバイス5において、前記第一外装材10は、第一金属箔11を挟んで第一非接着部17aの対称位置に第一金属箔11と第一熱可塑性樹脂層13との間に第三接着剤層16が存在しない第三非接着部17bを有している。同様に、前記第二外装材20は、第二金属箔21を挟んで第二非接着部27aの対称位置に第二金属箔21と第二熱可塑性樹脂層23との間に第四接着剤層26が存在しない第四非接着部27bを有している。第三非接着部17bにおいては第一金属箔11と第一熱可塑性樹脂層13とが接着されておらず、第四非接着部27bにおいては第二金属箔21と第二熱可塑性樹脂層23とが背着されていない。
図7は、前記蓄電デバイス5を分割した蓄電デバイス5aにおいて、第一非接着部17aに臨む第一耐熱性樹脂層12および第二非接着部27aに臨む第二耐熱性樹脂層22を除去して、第一金属箔外側露出部18および第二金属箔外側露出部28を形成した状態を示している。第一金属箔外側露出部18の第一金属箔11および第二金属箔外側露出部28の第二金属箔21は第一熱可塑性樹脂層13および第二熱可塑性樹脂層23に接着されていないので、第一金属箔11および第二金属箔21をそれぞれに独立した任意の角度に曲げることができる。このため、装置への装填姿勢や他のデバイスとの接続姿勢の制限が少なくなる。
[第6の蓄電デバイス]
図8の蓄電デバイス6は、熱封止部51において、第一非接着部17aと第二非接着部27aの間にある第一熱可塑性樹脂層13と第二熱可塑性樹脂層23とが熱融着しておらず、電池要素室40に接する部分のみが熱融着している。図8において、太実線L1で示した部分が未融着部であり、波線L2で示した部分が融着部である。なお、本実施形態の蓄電デバイス6は第一外装材10と第二外装材20の合わせ面の全域にスペーサー62が介在し、第一熱可塑性樹脂層13、第二熱可塑性樹脂層23およびスペーサー62の三者が熱融着している。
前記蓄電デバイス6を分割すると、第一金属箔外側露出部18の第一金属箔11は第一熱融着性樹脂層13とともに任意の角度に曲げることができ、第二金属箔外側露出部28の第二金属箔21は第二熱融着性樹脂層23とともに任意の角度に曲げることができる。第一金属箔11と第二金属箔21をそれぞれに独立した任意の角度に曲げることができるので、装置への装填姿勢や他のデバイスとの接続姿勢の制限が少なくなる。
[第一外装材および第二外装材の材料および作製]
第一外装材10は、第一金属箔11の一方の面に第一接着剤層15を介して第一耐熱性樹脂層12が貼り合わされ、他方の面に第三接着剤層16を介して第一熱可塑性樹脂層13が貼り合わされている。第二外装材20は、第二金属箔21の一方の面に第二接着剤層25を介して第二耐熱性樹脂層22が貼り合わされ、他方の面に第四接着剤層26を介して第二熱可塑性樹脂層23が貼り合わされている。各層の好ましい材料は以下のとおりである。
前記第一金属箔11の好ましい材料は軟質のアルミニウム箔であり、厚さは7〜150μmが好ましい。成形性やコストの点で特に30〜80μmの軟質アルミニウム箔が好ましい。一方、第二金属箔21の好ましい材料は、軟質または硬質のアルミニウム箔、ステンレス箔、ニッケル箔、銅箔、チタン箔である。これらの箔の好ましい厚さは7〜150μmであり、耐衝撃性や曲げ耐性、コストの点で15〜100μmが好ましい。
また、前記第一金属箔11および第二金属箔21はメッキ処理箔やクラッド箔も用いることができる。例えば、第二金属箔21にとして、銅にニッケルメッキを施したメッキ処理箔や、ステンレスとニッケルのクラッド箔を用いることができる。
さらに、前記第一金属箔層11、第二金属箔層21に化成皮膜が形成されているのが好ましい。前記化成皮膜は、金属箔の表面に化成処理を施すことによって形成される皮膜であり、このような化成処理が施されていることによって、内容物(電解質等)による金属箔表面の腐食を十分に防止できるし、電気の取出し窓となる露出部でも、デバイスを作製する際電解質が付着しても変色や劣化することがなく、大気中の水分などによる腐食の影響も低減できる。化成処理層自体の導電性はほとんどないが、塗膜厚が極めて少ないので通電抵抗もほとんどない。例えば、次のような処理を行うことによって、金属箔に化成処理を施す。即ち、脱脂処理を行った金属箔の表面に、
1)リン酸と、
クロム酸と、
フッ化物の金属塩およびフッ化物の非金属塩からなる群より選ばれる少なくとも1種の化合物と、を含む混合物の水溶液
2)リン酸と、
アクリル系樹脂、キトサン誘導体樹脂およびフェノール系樹脂からなる群より選ばれる少なくとも1種の樹脂と、
クロム酸およびクロム(III)塩からなる群より選ばれる少なくとも1種の化合物と、を含む混合物の水溶液
3)リン酸と、
アクリル系樹脂、キトサン誘導体樹脂およびフェノール系樹脂からなる群より選ばれる少なくとも1種の樹脂と、
クロム酸およびクロム(III)塩からなる群より選ばれる少なくとも1種の化合物と、
フッ化物の金属塩およびフッ化物の非金属塩からなる群より選ばれる少なくとも1種の化合物と、を含む混合物の水溶液
上記1)〜3)のうちのいずれかの水溶液を金属箔の表面に塗工した後、乾燥することにより、化成処理を施す。
前記化成皮膜は、クロム付着量(片面当たり)として0.1mg/m〜50mg/mが好ましく、特に2mg/m〜20mg/mが好ましい。
前記第一耐熱性樹脂層12および第二耐熱性樹脂層22を構成する耐熱性樹脂としては、外装材をヒートシールする際のヒートシール温度で溶融しない耐熱性樹脂を用いる。前記耐熱性樹脂としては、熱可塑性樹脂層13、23を構成する熱可塑性樹脂の融点より10℃以上高い融点を有する耐熱性樹脂を用いるのが好ましく、熱可塑性樹脂の融点より20℃以上高い融点を有する耐熱性樹脂を用いるのが特に好ましい。例えば、ポリエステルフィルムやポリアミドフィルムの他、ポリエチレンナフタレートフィルム、ポリブチレンナフタレートフィルム、ポリカーボネートフィルム等の延伸フィルムが好ましい。また、厚さは9〜50μmの範囲が好ましい。
前記第一熱可塑性樹脂層13および第二熱可塑性樹脂層23としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、オレフィン系共重合体、これらの酸変性物およびアイオノマーからなる群より選ばれた少なくとも1種の熱可塑性樹脂からなる未延伸フィルムが好ましく、厚さは20〜80μmの範囲が好ましい。
前記第一接着剤層15および第二接着剤層25を構成する接着剤は二液硬化型のポリエステルポリウレタン系やポリエーテルポリウレタン系の接着剤が好ましく、第三接着剤層16および第四接着剤層26を構成する接着剤は耐電解質性を考慮してポリオレフィン系の接着剤が好ましい。それぞれの接着剤の好ましい塗布量は1〜5g/mである。
前記第一外装材10および第二外装材20は、各層の貼り合わせの工程で金属箔内側露出部を形成した後に極物質層を形成する、あるいは各層の貼り合わせの工程で金属箔に極活物質層を形成することによって作製することができる。また、第一非接着部17a、第二非接着部27a、第三非接着部17b、第四非接着部27bも貼り合わせの工程で形成する。詳細には以下のとおりである。
(I)貼り合わせ工程で金属箔内側露出部を形成し、その後極活物質層を形成する方法
例えば、ドライラミネート法による金属箔と樹脂層とを貼り合わせる工程で、接着剤を付着させない部分が彫刻されたグラビアロールを用い接着剤を塗布して接着剤未塗布部を形成し、金属箔と樹脂層を貼り合わせる。
第一外装材10は、上記の手法で、第一金属箔内側露出部14、要すればさらに第三非接着部17bに対応する位置に接着剤未塗布部を形成して第一金属箔11と第一熱可塑性樹脂層13とを貼り合わせる。第一金属箔内側露出部14は所定位置に形成した接着剤未塗布部上の第一熱可塑性樹脂層13を切除することにより形成される。また、第三非接着部17bは所定位置に形成した接着剤未塗部上の第一熱可塑性樹脂層13を切除することなく残すことで形成される。第一金属箔11の反対側の面は、上記の手法で、第一非接着部17aに対応する位置に接着剤未塗布部を形成して第一金属箔11と第一耐熱性樹脂層12とを貼り合わせる。第一非接着部17aは所定位置に形成した接着剤未塗部上の第一耐熱性樹脂層12を切除することなく残すことで形成され、第一耐熱性樹脂層12を切除することで第一金属箔外側露出部18が形成される。なお、第一耐熱性樹脂層12の切除は任意の時期に行うことができる。
上記の第一耐熱性樹脂層12と第一熱可塑性樹脂層13の貼り合わせ順序は問わず、どちらを先に貼り合わせても良い。また、貼り合わせた第一耐熱性樹脂層12の表面に、切断可能である第一非接着部17aの位置をマーキングしておくことが好ましい。
上記の工程により形成した第一金属箔内側露出部14の周囲を易剥離性粘着テープ等でマスキングし、バインダー層64用組成物および正極活物質層61用組成物を順次塗工し、乾燥させる。乾燥により正極活物質層61が完成した後にマスキングを剥がす。
第二外装材20についても、同様の手順で、第二金属箔21、第二耐熱性樹脂層22、第二熱可塑性樹脂層23の貼り合わせ、第二金属箔内側露出部24、第二金属箔外側露出部28、第二非接着部27aおよび第四非接着部27bの形成、切断可能位置のマーキング、バインダー層65および負極活物質層63の積層を行う。
(II)極活物質層の塗工後に各層を貼り合わせる方法
第一金属箔11の第一金属箔内側露出部14となる部分にバインダー層64用組成物および正極活物質層61用組成物を順次塗布し乾燥させて、バインダー層64および正極活物質層61を積層し、前記正極活物質層61の表面を易剥離性粘着テープ等でマスキングする。第三接着剤を用い、要すれば第三非接着部17bに対応する位置に接着剤未塗布部を形成して第一金属箔11と第一熱可塑性樹脂層13とを貼り合わせる。そして、正極活物質層61上の第一熱可塑性樹脂層13を切除する。易剥離性粘着テープと第一熱可塑性樹脂層13とは第二接着剤で強く接着されているので、易剥離性粘着テープは第一熱可塑性樹脂層13とともに除去され、正極活物質層61が露出する。前記正極活物質層61は第一金属箔内側露出部14上に積層されている。
さらに、上記の手法で第一非接着部17aに対応する位置に接着剤未塗布部を形成して第一金属箔11と第一耐熱性樹脂層12とを貼り合わせる。第一非接着部17aは所定位置に形成した接着剤未塗部上の第一耐熱性樹脂層12を切除することなく残すことで形成され、第一耐熱性樹脂層12を切除することで第一金属箔外側露出部18が形成される。また、貼り合わせた第一耐熱性樹脂層12の表面に、切断可能である第一非接着部17aの位置をマーキングしておくことが好ましい。
第二外装材20についても、同様の手順で、第二金属箔21、第二耐熱性樹脂層22、第二熱可塑性樹脂層23の貼り合わせ、第二金属箔内側露出部24、第二金属箔外側露出部28、第二非接着部27aおよび第四非接着部27bの形成、切断可能位置のマーキング、バインダー層65および負極活物質層63の積層を行う。
上記の工程で作製した第一外装材10および第二外装材20に第一金属箔除去部19および第二金属箔除去部29を形成する場合は、第一金属箔11ならびに第二金属箔21のそれぞれの除去予定部以外を耐腐食性フィルムやレジストインキによるプリントでマスキングした後にエッチングすることにより形成することができる。
[電池要素の構造と材料]
電池要素としての電池要素60は、第一金属箔内側露出部14に積層される正極活物質層61、セパレーター62、第二金属箔内側露出部24に積層される負極活物質層63およびこれらに付随する層によって構成されている。バインダー層64、65は必須の層ではないが、金属箔と極活物質層との密着性を高めるためにこれらの間に介在させることが好ましい層である。電池要素60の各層および電池要素60とともに封入する電解質の好ましい組成および厚みは以下のとおりである。なお、以下に説明する組成等は一例であり、本発明はこれらに限定するものではない。
前記正極活物質層61は、例えば、PVDF(ポリフッ化ビニリデン)、SBR(スチレンブタジエンゴム)、CMC(カルボキシメチルセルロースナトリウム塩)、PAN(ポリアクリロニトリル)、直鎖型多糖類等のバインダーに、リチウム塩(例えば、コバルト酸リチウム、ニッケル酸リチウム、リン酸鉄リチウム、マンガン酸リチウム等)を添加した混合組成物などで形成される。前記正極活物質層61の厚さは、2μm〜300μmに設定されるのが好ましい。前記正極活物質層61には、カーボンブラック、CNT(カーボンナノチューブ)等の導電補助剤をさらに含有せしめてもよい。
前記負極活物質層63は、例えば、PVDF、SBR、CMC、PAN、直鎖型多糖類等のバインダーに、添加物(例えば、黒鉛、チタン酸リチウム、Si系合金、スズ系合金等)を添加した混合組成物等で形成される。前記負極活物質層63の厚さは、1μm〜300μmに設定されるのが好ましい。前記負極活物質層63には、カーボンブラック、CNT(カーボンナノチューブ)等の導電補助剤をさらに含有せしめてもよい。
前記セパレーター62は、例えば、ポリエチレン製セパレーター、ポリプロピレン製セパレーター、ポリエチレンフィルムとポリプロピレンフィルムとからなる複層フィルムで形成されるセパレーター、あるいはこれの樹脂製セパレーターにセラミック等の耐熱無機物を塗布した湿式または乾式の多孔質フィルムで構成されるセパレーター等が挙げられる。前記セパレーター62の厚さは、5μm〜100μmに設定されるのが好ましい。
なお、前記セパレーター62は確実に絶縁するために電池要素室40の各辺より2〜5mm大きいサイズのものを使用することが好ましい。また、耐熱無機物を塗布していないセパレーターであれば熱封止時に第一熱可塑性樹脂層13および第二熱可塑性樹脂層23と融合するので、複数の電池要素室とともに熱封止部を覆う大サイズのセパレーターも使用できる。図1Bの蓄電デバイス1は1枚のセパレーター62で全ての電池要素室60を覆っている。
前記バインダー層64は、例えば、PVDF、SBR、CMC、PAN、直鎖型多糖類等で形成された層が挙げられる。また、前記バインダー層64には、第一金属箔11と正極活物質層61の間の導電性を向上させるために、カーボンブラック、CNT(カーボンナノチューブ)等の導電補助剤がさらに添加されていてもよい。前記バインダー層64の厚さは、0.2μm〜10μmに設定されるのが好ましい。バインダー層64を10μm以下とすることで、導電性を持たないバインダーによるコアセル60の内部抵抗の増大を極力抑制することができる。
前記バインダー層65は、例えば、PVDF、SBR、CMC、PANで形成された層が挙げられる。前記バインダー層65には、第二金属箔21と負極活物質層63の間の導電性を向上させるために、カーボンブラック、CNT等の導電補助剤がさらに添加されていてもよい。前記バインダー層の厚さは、0.2μm〜10μmに設定されるのが好ましい。前記バインダー層を10μm以下とすることで、導電性を持たないバインダーによる電池要素60の内部抵抗の増大を極力抑制することができる。
前記電解質としては、水、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ジメチルカーボネート、エチルメチルカーボネート、ジエチルカーボネートおよびジメトキシエタンからなる群より選ばれる少なくとも1種の溶媒と、リチウム塩とを含む電解質を挙示できる。前記リチウム塩としては、特に限定されるものではないが、例えば、ヘキサフルオロリン酸リチウム、テトラフルオロホウ酸リチウム、テトラフルオロホウ酸4級アンモニウム塩等が挙げられる。前記4級アンモニウム塩としては、例えば、テトラメチルアンモニウム塩などが挙げられる。また、前述の電解質が、PVDF、PEO(ポリエチレンオキサイド)等とゲル化したものを用いてもよい。
[蓄電デバイスの製造方法]
前記蓄電デバイス1は、第一外装材10および第二外装材20で外装体30を組み立てる工程でセパレーター62を挟み、電解質を注入して熱封止する。ここで説明する第一外装材10および第二外装材20は、既に正極活物質層61および負極活物質層63が積層されている。
(1)第一外装体10と第二外装体20を向かい合わせる。このとき、正極活物質層61と負極活物質層63の間にセパレーター62を挟むとともに、注射針を各正極活物質層61および負極活物質層63の位置に達するように挟んで両者を重ねて外装体30を組み立てる。前記注射針の端部は外装体30外に引き出しておく。
(2)注射針を挟んだままで、各正極活物質層61および負極活物質層63の周囲を熱封止して熱封止部50,51を形成する。
(3)前記注射針を通じて電解質を注入し、その後注射針に封をする。
(4)予備充電を行い、100℃の恒温槽に8時間入れてガス抜きを行う。
(5)注射針を抜き、抜き跡の穴を熱封止して完全に閉じる。この熱封止により、室内に電池要素60および電解質が封入される。
(6)要すれば、第一非接着部17a上の第一耐熱性樹脂層12を切除して第一金属箔外側露出部18を形成するとともに、第二非接着部27a上の第二耐熱性樹脂層22を切除して第二金属箔外側露出部28を形成する。さらに要すれば、第一金属箔除去部19および第二金属箔除去部を形成する。
上記製造方法は、その一例を挙げたものに過ぎず、特にこのような製造方法に限定されるものではない。
本発明にかかる組電池用途は限定されないが、電気が必要な自動車、自転車、二輪車、電車、飛行機、船舶などの電源、具体的にはハイブリッド車や電気自動車、工業用・家庭用蓄電池等の容量が大きなリチウム2次電池(リチウムイオン電池、リチウムポリマー電池等)、固体電池、同用途のリチウムイオンキャパシタ、同上用途の電気2重層コンデンサに用いることができる。
次に、本発明の具体的実施例について説明するが、本発明はこれら実施例のものに特に限定されるものではない。
〈実施例〉
図1Aおよび図1Bに示す構造の蓄電デバイスを1を作製した。
前記蓄電モジュール1の外装体30を構成する第一外装材10および第二外装材20は、上述した2つの方法のうちの「(II)極活物質層の塗工後に各層を貼り合わせる方法」に基づいて作製した。
(第一外装材の作製)
第一金属箔11は、JIS H4160で分類されるA8079の厚さ40μmの軟質のアルミニウム箔であり、両面に化成処理を施した。第一耐熱性樹脂層12は厚さ25μmの二軸延伸ポリアミドフィルムであり、第一接着剤層15用接着剤は二液硬化型のポリエステルポリウレタン接着剤である。第一熱可塑性樹脂層13は厚さ40μmの未延伸ポリプロピレンフィルムであり、第三接着剤層16用接着剤は二液硬化型のオレフィン系接着剤である。正極活物質層61用ペーストとして、コバルト酸リチウムを主成分とする正極活物質100重量部と導電材としてのアセチレンブラック5重量部、結着剤兼電解液保持剤としてのフッ化ビニリデン10重量部として有機溶媒に混練分散させたペーストを用いた。バインダー層64用接着剤としてジメチルホルムアミドに溶かしたPVDFを用いた。
第一金属箔内側露出部14の寸法は45mm×81mmであり、5×4で20個形成した。
前記第一金属箔11の一方の面において、第一金属箔内側露出部14となる20カ所に、熱封止部51の幅となるP1:20mm間隔でバインダー層64用接着剤を塗布した。バインダー層64の1カ所の塗布部は45mm×81mmであり、塗布厚みは0.5μmである。前記バインダー層64上に正極活物質層61用ペーストを塗布し乾燥させて、厚みが30μmの正極活物質層61を形成した。前記正極活物質層61上にマスキング用のポリエステル粘着テープを貼り付た。
前記第一金属箔11の他方の面に、第一非接着部17aに対応する部分に接着剤未塗布部を形成して第一接着剤層15用接着剤を塗布し、ドライラミネート法により第一耐熱性樹脂層12を貼り合せた。前記第一非接着部17aの幅Q1、即ち接着剤未塗布部の幅は10mmであり、幅P1が20mmの熱封止部51となる部分の中心に形成されている。貼り合わせ後、50℃のエージング炉で3日間養生し、エージング後の第一接着剤層15の厚みは3μmである。貼り合わせた第一耐熱性樹脂層15の表面の第一非接着部17aの中心に対応する位置にマーキングした。
次に、前記第一金属箔11の一方の面に、第三接着剤層16用接着剤を用いたドライラミネート法により第一熱可塑性樹脂層13を貼り合わせ、50℃のエージング炉で3日間養生した。養生後、ポリエステル粘着テープ貼付部分の第一熱可塑性樹脂層13をレーザー刀で切除して正極活物質層61を露出させた。
前記第一外装材10はトリミングして平面寸法が335mm×415mmとなるようにに裁断した。
(第二外装材)
第二金属箔21はJIS H3100で分類されるC1100Rの厚さ15μmの硬質銅箔であり、両面に化成処理を施した。第二耐熱性樹脂層22は厚さ12μmの二軸延伸ポリエステルフィルムであり、第二接着剤25層用接着剤は二液硬化型のポリエステルポリウレタン接着剤である。第二熱可塑性樹脂層23は厚さ40μmの未延伸ポリプロピレンフィルムであり、第四接着剤層26用接着剤は二液硬化型のオレフィン系接着剤である。負極活物質層63用ペーストとして、カーボン粉末を主成分とする負極活物質57質量部、結着剤兼電解液保持剤としてのPVDF5質量部、ヘキサフルオロプロピレンと無水マレイン酸の共重合体10質量部、アセチレンブラック(導電材)3質量部、N−メチル―2−ピロリドン(有機溶媒)25質量部が混練分散されてなるペーストを用いた。バインダー層65用接着剤としてジメチルホルムアミドに溶かしたPVDFを用いた。
前記第二金属箔21の一方の面において、第二金属箔内側露出部24となる20カ所に、P2(=P1):20mm間隔でバインダー層65用接着剤を塗布した。バインダー層65の1カ所の塗布部は45mm×81mmであり、塗布厚みは0.5μmである。また、前記間隔P2は熱封止部51の幅となる寸法である。前記バインダー層65上に負極活物質層63用ペーストを塗布し乾燥させて、厚みが30μmの負極活物質層63を形成した。前記正極活物質層63上にマスキング用のポリエステル粘着テープを貼り付た。
前記第二金属箔21の他方の面に、第二非接着部27aに対応する部分に接着剤未塗布部を形成して第二接着剤層25用接着剤を塗布し、ドライラミネート法により第二耐熱性樹脂層22を貼り合せた。前記第二非接着部27aの幅Q2、即ち接着剤未塗布部の幅は10mmであり、幅P2が10mmの熱封止部51となる部分の中心に形成されている。貼り合わせ後、50℃のエージング炉で3日間養生し、エージング後の第二接着剤層25の厚みは3μmである。
次に、前記第二金属箔21の一方の面に、第四接着剤層26用接着剤を用いたドライラミネート法により第二熱可塑性樹脂層23を貼り合わせ、50℃のエージング炉で3日間養生した。養生後、ポリエステル粘着テープ貼付部分の第二熱可塑性樹脂層23をレーザー刀で切除して負極活物質層61を露出させた。
前記第二外装材10はトリミングして平面寸法が335mm×415mmとなるようにに裁断した。
(蓄電モジュールの作製)
セパレーター62は、ポリプロピレンからなり、335mm×415mmで厚さ8μmの多孔質の湿式セパレーターを用いた。前記セパレーター62は20個の電池要素室40の正極活物質層61と負極活物質層63を1枚のセパレーター62で絶縁できる寸法に設定されている。電解質として、エチレンカーボネート(EC)、ジメチルカーボネート(DMC)、エチルメチルカーボネート(EMC)が等量体積比で配合された混合溶媒に、ヘキサフルオロリン酸リチウム(LiPF)が濃度1モル/Lで溶解された電解液を用いた。
(1)第一外装体10と第二外装体20を向かい合わせた。このとき、正極活物質層61と負極活物質層63の間にセパレーター62を挟むとともに、注射針を各正極活物質層61および負極活物質層63の位置に達するように挟んで両者を重ねて外装体30を組み立てた。また、前記注射針の端部は外装体30外に引き出しておいた。
(2)各正極活物質層61および負極活物質層63の周囲を熱封止して熱封止部50,51を形成した。
(3)前記各注射針を通じて1mLの電解質を注入し、注射針に封をした。
(4)第一非接着部17a上の一カ所で第一耐熱性樹脂層12を切除して第一金属箔外側露出部18を形成してこれを仮正極端子とし、第二非接着部27a上の一カ所で第二耐熱性樹脂層22を切除して第二金属箔外側露出部28を形成してこれを仮負極端子とし、正負の端子にクリップを装着して4.2Vの電池電圧が発生するまで予備充電を行い、100℃の恒温槽に8時間入れて電池要素室40内のガス抜きを行った。
(5)ガス抜き後注射針を抜き、抜き跡の穴を、3.0Vの放電状態で且つ0.086MPaの減圧下で200℃の熱板で0.3MPaの圧力で挟み付けて3秒間熱封止を行った。この熱封止により、電池要素室40内にコアセルおよび電解質が封入された。
〈評価〉
上記のようにして得られた実施例の蓄電デバイス1を4.2Vにフル充電した。その後、電池要素室40数が1、2、5、12となるように切断して4個の蓄電デバイス1aに分割した。分割した蓄電デバイス1aは、切断端に臨む第一非接着部17aの一カ所で第一耐熱性樹脂層12を切除して第一金属箔外側露出部18を形成して正極端子とし、同様に第二非接着部27aの一カ所で第二耐熱性樹脂層22を切除して第二金属箔外側露出部28を形成して負極端子とした。正極端子および負極端子以外の切断端にビニールテープを貼って短絡を防止した。
4個の蓄電デバイス1aは、18℃室温下で1Cの充放電(1時間で充電、1時間で放電)を100回繰り返し、再度フル充電したときの電圧と容量を測定した。測定値を表1に示す。
上記の放充電試験後、切断端のビニールテープを剥がし、目視にて液漏れの有無を観察した。観察結果を表1に示す。
Figure 2017010799
表1に示したとおり、分割した蓄電デバイス1aはサイズに応じた電池容量が得られ、切断による液漏れも生じないことを確認した。
1、2、3、4、5、6…蓄電デバイス
1a、5a…分割した蓄電デバイス
10…第一外装材
11…第一金属箔
12…第一耐熱性樹脂層
13…第一熱可塑性樹脂層
14…第一金属箔内側露出部
15…第一接着剤層
16…第三接着剤層
17a…第一非接着部
17b…第三非接着部
18…第一金属箔外側露出部
19…第一金属箔除去部
20…第二外装材
21…第二金属箔
22…第二耐熱性樹脂層
23…第二熱可塑性樹脂層
24…第二金属箔内側露出部
25…第二接着剤層
26…第四接着剤層
27a…第二非接着部
27b…第四非接着部
28…第二金属箔外側露出部
29…第二金属箔除去部
30…外装体
40…電池要素室
50、51…熱封止部
60…電池要素
61…正極活物質層
62…セパレーター
63…負極活物質層
70…絶縁シート

Claims (6)

  1. 第一金属箔の一方の面に第一接着剤層を介して第一耐熱性樹脂層が積層され、他方の面に第三接着剤層を介して第一熱可塑性樹脂層が積層され、前記第一熱可塑性樹脂層側の面に第一金属箔が露出する第一金属箔内側露出部を有する第一外装材と、
    第二金属箔の一方の面に第二接着剤層を介して第二耐熱性樹脂層が積層され、他方の面に第四接着剤層を介して第二熱可塑性樹脂層が積層され、前記第二熱可塑性樹脂層側の面に第二金属箔が露出する第二金属箔内側露出部を有する第二外装材と、
    第一金属箔内側露出部に積層された正極活物質層と、第二金属箔内側露出部に積層された負極活物質層と、これらの間に配置されるセパレーターとを有する電池要素とを備え、
    前記第一外装材の第一熱可塑性樹脂層と第二外装材の第二熱可塑性樹脂層とが向かい合い、第一熱可塑性樹脂層と第二熱可塑性樹脂層とが融着した熱封止部に囲まれることによって、室内に第一金属箔内側露出部および第二金属箔内側露出部が臨む複数の電池要素室を有する外装体が形成され、
    前記電池要素室内に電解質とともに封入された電池要素は、正極活物質層が第一金属箔内側露出部に導通するとともに負極活物質層が第二金属箔内側露出部に導通し、
    隣接する電池要素室間の熱封止部において、第一外装材は第一金属箔と第一耐熱性樹脂層との間に第一接着剤層が存在しない第一非接着部を有し、第二外装材は第二金属箔と第二耐熱性樹脂層との間に第二接着剤層が存在しない第二非接着部を有することを特徴とする蓄電デバイス。
  2. 前記第一外装材が、第一非接着部に臨む第一耐熱性樹脂層が無く第一金属箔が露出する第一金属箔外側露出部を有し、前記第二外装材が、第二非接着部に臨む第二耐熱性樹脂層が無く第二金属箔が露出する第二金属箔外側露出部を有する請求項1に記載の蓄電デバイス。
  3. 前記第一金属箔外側露出部および第二金属箔外側露出部が絶縁シートで覆われている請求項2に記載の蓄電デバイス。
  4. 前記第一外装材が、第一非接着部に臨む第一金属箔の一部が除去された第一金属箔除去部を有し、前記第二外装材が、第二非接着部に臨む第二金属箔の一部が除去された第二金属箔除去部を有し、かつ、第一外装材と第二外装材の積層方向において、前記第一金属箔除去部および第二金属箔除去部は第一金属箔と第二金属箔とが重ならない位置に形成されている請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載の蓄電デバイス。
  5. 前記第一外装材が第一金属箔を挟んで第一非接着部の対称位置に第三接着剤層が存在しない第三非接着部を有し、前記第二外装材が第二金属箔を挟んで第二非接着部の対称位置に第四接着剤層が存在しない第四非接着部を有している請求項1〜4のうちのいずれか1項に記載の蓄電デバイス。
  6. 前記第一非接着部と第二非接着部との間に、第一熱可塑性樹脂層と第二熱可塑性樹脂層とが融着していない未融着部を有する請求項1〜5のうちのいずれか1項に記載の蓄電デバイス。
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